JP2001169248A - デジタル音声レベル可変装置 - Google Patents

デジタル音声レベル可変装置

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JP2001169248A
JP2001169248A JP34777899A JP34777899A JP2001169248A JP 2001169248 A JP2001169248 A JP 2001169248A JP 34777899 A JP34777899 A JP 34777899A JP 34777899 A JP34777899 A JP 34777899A JP 2001169248 A JP2001169248 A JP 2001169248A
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Tsutomu Kyono
勉 京野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急激なレベル変化に起因するノイズの除去。 【解決手段】 レベル設定手段1で設定された音声レベ
ル設定情報を主周期毎にサンプリング手段2でサンプリ
ングし、その主周期サンプリング出力のレベルに応じた
デジタル音声出力をデジタル音声出力手段4から出力す
る際に、主周期サンプリング出力の変化を円滑化手段5
により円滑化することで、主周期サンプリング出力の急
激な変化を抑えたデジタル音声レベル可変装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルVTR等
に用いられるデジタル音声レベル可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、デジタルVTRに組み込まれる
従来のデジタル音声レベル可変装置の構成を示すブロッ
ク図である。図5において、このデジタル音声レベル可
変装置は、使用者が音声レベルを設定するための操作ツ
マミ(図示省略)を有する可変抵抗器100で設定され
た音声レベル設定情報Iをエンコーダ101でA/D変
換する。そして、このデジタル音声レベル設定情報DI
を、制御部102を介してレベル演算処理部103に入
力する。レベル演算処理部103では、乗算器(図示省
略)が設けられており、制御部102から入力されるデ
ジタル音声レベル設定情報DI'に応じて、デジタル音
声信号DAを乗算したうえで(レベル調整したうえ
で)、その乗算出力DA'を出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来のデジタル音声レベル可変装置にお
いては、音声レベル設定情報Iを増減調整するとノイズ
が発生するという課題があった。これは次のような理由
によっている。
【0004】可変抵抗器100で設定される音声レベル
設定情報Iは連続的に変化する形態で設定される。しか
しながら、デジタル音声レベル可変装置の組み込み対象
の一つであるデジタルVTRにおいては、主として画像
フレーム周期に同期して装置全体の信号制御が行われて
おり、エンコーダ101で行う音声レベル設定情報Iの
A/D変換処理する周期(サンプリング周期)やデジタ
ル音声レベルをレベル演算処理部103に供給する周期
も画像フレーム周期に同期して行われている。
【0005】そのため、音声レベル設定情報Iは、可変
抵抗器100から連続的にかつ円滑に変化する信号形態
で出力されるものの、画像フレーム周期でサンプリング
されることで、レベル演算処理部103に供給される際
(デジタル音声レベル設定情報DI')には、階段状に
変化する不連続な離散的データとなる。
【0006】レベル演算処理部103は、離散的データ
となったデジタル音声レベル設定情報DI'に基いてデ
ジタル音声信号DAのレベル調整を行うために、そのレ
ベル変化も不連続なものとなる結果、その調整形態も画
像フレーム周期毎に急激にレベル変化するものとなる。
このような急激なレベル変化が音声出力に生じるため
に、聴取者にはノイズとして聞き取られてしまう。
【0007】したがって、本発明の主たる目的は、ノイ
ズが生じないデジタル音声レベル可変装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明は、音声レベルを設定するレベル設定
手段と、前記レベル設定手段で設定された音声レベル設
定情報を主周期毎にサンプリングするサンプリング手段
と、前記サンプリング手段から出力される主周期サンプ
リング出力のレベルに応じたデジタル音声出力を出力す
るデジタル音声出力手段とを有するデジタル音声レベル
可変装置であって、前記主周期サンプリング出力の変化
を円滑化する円滑化手段を備えることに特徴を有してい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、音声レベルを設定するレベル設定手段と、前記レベ
ル設定手段で設定された音声レベル設定情報を主周期毎
にサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリ
ング手段から出力される主周期サンプリング出力のレベ
ルに応じたデジタル音声出力を出力するデジタル音声出
力手段とを有するデジタル音声レベル可変装置であっ
て、前記主周期サンプリング出力の変化を円滑化する円
滑化手段を備えており、これにより、次のような作用を
有する。すなわち、主周期サンプリング出力を円滑化す
るので、円滑化された主周期サンプリング出力のレベル
の変化に応じた音声出力が出力されて、音声出力の変化
も円滑になる。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
に係るデジタル音声レベル可変装置であって、前記円滑
化手段は、前記主周期サンプリング出力を前記主周期よ
り短い副周期毎にサンプリングして得られる副周期サン
プリング出力の出力変化を検出する検出手段と、前記検
出手段段の検出結果に応じて前記主周期サンプリング出
力を副周期毎に調整するレベル調整手段とを有してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、主
周期より短い副周期毎に主周期サンプリング出力を細か
く設定することが可能となる結果、音声レベルは円滑に
変化することになる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に係るデジタル音声レベル可変装置であって、前記レ
ベル調整手段は、前記主周期サンプリング出力もしくは
このレベル調整手段の出力を、予め設定しておいた所定
レベルだけ前記副周期毎に増減調整するとともに、その
増減方向を、前記検出結果の増減方向に一致させるもの
であり、これにより次のような作用を有する。すなわ
ち、前記検出結果の増減方向に沿って、音声レベル設定
情報を副周期毎に細かく調整することができるようにな
る。
【0012】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに係るデジタル音声レベル可変装置
であって、このデジタル音声レベル可変装置は、映像処
理装置に用いられるものであり、前記主周期は、前記映
像処理装置における画像フレーム周期であり、前記副周
期は、前記映像処理装置のオーディオサンプリング周期
に同期した周期であることに特徴を有しており、これに
より次のような作用を有する。すなわち、画像フレーム
周期は、通常30Hzといった比較的低い周期に設定さ
れているため、音声レベル設定情報をこの画像フレーム
周期に基いてサンプリングすると、音声レベル情報は段
階的に変化する不連続な離散的データとなる結果、デジ
タル音声信号のレベル設定においても、そのレベル変化
は、画像フレーム周期毎に急激にレベル変化するものと
なる。しかしながら、映像処理装置のオーディオサンプ
リング周期は、通常、48KHzといった画像フレーム
周期に比べて格段に高い周期に設定されているので、オ
ーディオサンプリング周期に同期した周期で音声レベル
設定情報のサンプリング出力を取り出してその出力変化
を検出手段で検出したうえで、その検出結果に応じてレ
ベル調整手段で前記音声レベルのサンプリング出力を増
減処理すれば、音声レベル設定情報は細かく設定するこ
とが可能となり、音声レベルは円滑に変化することにな
る。
【0013】以下、本発明の一実施形態であるデジタル
音声レベル可変装置を説明する。このデジタル音声レベ
ル可変装置は、デジタルVTRに組み込まれるのに最適
なものであって、このデジタル音声レベル可変装置は、
図1に示すように、使用者が音声レベルを設定するため
の操作ツマミ(図示省略)を有する可変抵抗器1と、可
変抵抗器1で設定された音声レベル設定情報IをA/D
変換するエンコーダ2と、エンコーダ2で作成されたデ
ジタル音声レベル設定情報DIを取り込む制御部3と、
制御部3からデジタル音声レベル設定情報DI'が供給
されるレベル演算処理部4とを有している。レベル演算
処理部4は、乗算器(図示省略)が設けられており、入
力されるデジタル音声レベル設定情報DIに応じて、デ
ジタル音声DAを乗算処理したうえで(レベル調整した
うえで)出力している。
【0014】次に、このデジタル音声レベル可変装置の
特徴となる構成を説明する。このデジタル音声レベル可
変装置は円滑化処理部5を備えている。円滑化処理部5
は請求項における円滑化手段に相当するものであり、制
御部3とレベル演算処理部4との間に設けられており、
制御部3の出力(デジタル音声レベル設定情報DI')
を円滑化処理したうえでレベル演算処理部4に供給して
いる。
【0015】次に、このデジタル音声レベル可変装置の
動作を説明する。可変抵抗器1の操作ツマミ(図示省
略)を操作することにより、使用者が音声レベルを設定
すると、その音声レベル設定情報Iはエンコーダ2でA
/D変換される。このとき、可変抵抗器1で設定される
音声レベル設定情報Iは、図2(b)に示すように、連
続的に変化するアナログデータである。
【0016】これに対して、エンコーダ2のサンプリン
グ周期や、制御部3のデータ取り込み周期、レベル演算
処理部4での信号処理周期(これらの周期は、請求項に
おける主周期に対応しており、以下、主周期と称す)
は、このデジタル音声レベル可変装置の組み込み対象で
あるデジタルVTRの画像フレーム周期F(図2(a)
参照)に同期している。通常、画像フレーム周期Fは、
例えば、30Hzといった比較的低い周期に設定されて
いる。
【0017】そのため、音声レベル設定情報Iをエンコ
ーダ2でサンプリングしたデジタル音声レベル設定情報
DI(請求項における主周期サンプリング出力に相当す
る)は、図2(c)に示すように、主周期毎に段階的に
変化する不連続な離散データとなり、このままの形態の
デジタル音声レベル設定情報DIに基いてデジタル音声
信号DAのレベル設定を実施すれば、そのレベル変化
は、主周期(=画像フレーム周期F毎)毎に急激にレベ
ル変化するものとなり、ノイズを生じさせる。
【0018】そこで、このデジタル音声レベル可変装置
では、エンコーダ2でA/D変換されたのち制御部3か
ら出力されるデジタル音声レベル設定情報DI'を、円
滑化処理部5で円滑化処理している。これにより、段階
的に変化する不連続な離散的データとして制御部5から
出力されるデジタル音声レベル設定情報DI'を、図2
(d)に示すように連続的に変化すると見なせるデータ
DIsmに変換したうえでレベル演算処理部4に供給し
ている。したがって、このような円滑化処理部5の出力
DIsmに基いてレベル演算処理部4でデジタル音声信
号DAのレベル調整を実施することで、デジタル音声信
号DA'は連続的に変化する信号形態となり、画像フレ
ームF毎にデジタル音声信号DAが急激にレベル変化す
ることがなくなって、上記したノイズは発生しなくな
る。
【0019】次に、円滑化処理部5の具体的な構成の一
例について、図3を参照して説明する。円滑化処理部5
は、デジタル音声レベル設定情報DIのレベル変化をオ
ーディオサンプリング周期S毎に検出するレベル比較器
10と、レベル比較器10の比較結果に基いてデジタル
音声レベル設定情報DIのレベル調整を行うレベル加減
算器11と、レベル変動前の安定した状態のデジタル音
声レベル設定情報DIを保持する前データ保持部12
と、レベル比較器10の出力に応じて前デーダ保持部1
2で保持するデジタル音声レベル設定情報DIを選択す
るアンド回路13と、デジタル音声レベル設定情報DI
と、レベル加減算器11の出力との切換操作を行う信号
切換部14とを備えている。
【0020】レベル比較器10と前データ保持部12と
アンド回路13とは、請求項における検出手段の一例を
構成している。レベル加減算器11と信号切換部14と
は、請求項におけるレベル調整手段の一例を構成してい
る。オーディオサンプリング周期は、請求項における副
周期の一例を構成している。
【0021】次に、各構成の動作を図4のタイムチャー
トを参照して説明する。なお、図4において、(a)は
画像フレーム周期Fを示し、(b)は音声レベル設定情
報Iを示し、(c)は、デジタル音声レベル設定情報D
Iを示し、(d)は制御部3のデータ取り込み周期Eを
示し、(e)は制御部から出力されるデジタル音声レベ
ル設定情報DI'を示し、(f)は前データ処理部12
の保持データKを示し、(g)はレベル比較器10の比
較結果Cを示し、(h)は円滑化処理部5の出力データ
DIsmを示している。
【0022】なお、制御部3のデータ取り込み周期E
は、画像フレーム周期F(例えば、30Hz)に同期し
ているものの、画像フレーム周期Fから若干遅延したタ
イミングを有する周期となっており、このデータ取り込
み周期Eに基いて制御部3に取り込まれて、円滑化処理
部5に供給されるデジタル音声レベル設定情報DI'
も、もとの情報DIからみて所定タイミングだけ遅延し
たものとなっている。
【0023】動作を説明する。動作は、オーディオサン
プリング周期(例えば、48KHz)の各タイミングに
おいて、先のタイミングに比べてデジタル音声レベル設
定情報DI'に変化がない場合の動作と、オーディオサ
ンプリング周期の各タイミングにおいて、先のタイミン
グに比べてデジタル音声レベル設定情報DI'に変化が
ある場合の動作とに分けられる。
【0024】オーディオサンプリング周期の各タイミン
グにおいて、先のタイミングに比べてデジタル音声レベ
ル設定情報DI'に変化がない場合の動作 この場合を具体的にいえば、デジタル音声レベル設定情
報DI'が安定してレベル変化がない場合と、レベル変
化していたデジタル音声レベル設定情報DI'のレベル
変化が収束して安定する場合とがある。いずれの場合で
も以下のように動作する。
【0025】まず、各オーディオサンプリング周期Sそ
れぞれにおいて、レベル比較器10は、前データ保持部
12の保持データK(図4(f)参照)とデジタル音声
レベル設定情報DI'(図4(e)参照)とを比較して
いる。ここで、データ保持部12は、レベルが安定して
変化のない状態のデジタル音声レベル設定情報DI'を
記憶している。そのため、デジタル音声レベル設定情報
DI'に変化がない場合では、レベル比較器10の比較
結果C(図4(g)参照)は変化なしを示す比較結果C
offとなる。この比較結果Coffは、信号切換部14とア
ンド回路13とに供給される。
【0026】すると、信号切換部14は、出力端子14
aと、デジタル音声レベル設定情報DI'の入力端子1
4bとを接続するように切換動作する。これにより、デ
ジタル音声レベル設定情報DI'は、円滑化処理部5で
信号処理されることなく、無処理の状態で出力データD
Ismとして円滑化処理部5から出力される結果、出力
データDIsmは一定のレベルを維持することになる。
【0027】一方、アンド回路13には比較結果Coff
が入力される同時に信号切換部14から円滑化処理部5
の出力データDIsm(図4(h)参照)が入力され
る。アンド回路13は比較結果Coffが入力されると、
前データ保持部12に対する出力データDIsmの供給
を許容する。そのため、前データ保持部12は保持デー
タKを更新する。このようにして、前データ保持部12
は、そのレベルが安定して変化がない状態のデジタル音
声レベル設定情報DI'をオーディオサンプリング周期
S毎に更新しつつ保持する。
【0028】オーディオサンプリング周期の各タイミン
グにおいて、先のタイミングに比べてデジタル音声レベ
ル設定情報DI'に変化がある場合の動作 この場合を具体的にいえば、デジタル音声レベル設定情
報DI'に変化がない状態から変化が生じた場合と、連
続的に変化している場合とがあるが、いずれの場合でも
次のように動作する。
【0029】オーディオサンプリング周期Sのいずれか
のタイミングにおいて、先のタイミングに比べてデジタ
ル音声レベル設定情報DI'にレベル変化が生じると、
レベル比較器10の比較結果Cは変化有りを示す比較結
果Conとなる。比較結果Conは、信号切換部14とアン
ド回路13とに供給される。すると、信号切換部14
は、出力端子14aと、加減算器11の出力を受ける入
力端子14cとを接続するように切換動作する。
【0030】このとき、レベル比較器10は比較結果C
onと共に、比較情報CIを加減算器11に出力する。比
較情報CIは次のような情報となっている。すなわち、
保持データKとデジタル音声レベル設定情報DI'との
レベルを比較し、デジタル音声レベル設定情報DI'が
保持データKより大きい場合(K>DI')には、増加
情報CIuを出力する。反対にデジタル音声レベル設定
情報DI' が保持データKより小さい場合(K<D
I')には、減少情報CIdを出力する。
【0031】このような比較情報CIを供給された加減
算器11は、次のように動作する。すなわち、増加情報
CIuが供給されると、加減算器11はデジタル音声レ
ベル設定情報DI'に対して増加調整が行われたと判断
する。そして、先のオーディオサンプリング周期Sのタ
イミングにおいて、信号切換部14を介して入力された
出力データDIsmに対して、所定のレベル調整量αを
加算したのち、その加算結果DIsm+αを信号切換部
14に出力する。加算結果DIsm+αが入力された信
号切換部14はその加算結果DIsm+αを円滑化処理
部5の出力データDIsmとして出力する。
【0032】一方、減少情報CIdが供給されると、加
減算器11はデジタル音声レベル設定情報DI'に対し
て減少調整が行われたと判断する。そして、先のオーデ
ィオサンプリング周期Sのタイミングにおいて、信号切
換部14を介して入力された出力データDIsmに対し
て、所定のレベル調整量αだけ減算処理したのち、その
減算結果DIsm−αを信号切換部14に出力する。減
算結果DIsm−αが入力された信号切換部14はその
減算結果DIsm−αを円滑化処理部5の出力データD
Ismとして出力する。
【0033】加算、減算いずれの処理においても、アン
ド回路13には比較結果Conが入力されると同時に信号
切換部14から円滑化処理部5の出力データDIsmが
入力される。アンド回路13は比較結果Conが入力され
ると、前データ保持部12に対する出力データDIsm
の供給を阻止する。そのため、前データ保持部12は保
持データKを更新することなく、先に保持した保持デー
タKを維持する。
【0034】このように、前データ保持部12はオーデ
ィオサンプリング周期Sの各タイミングにおいて、出力
DIsmにレベル変化がない場合には保持データKの更
新操作を行い、出力DIsmにレベル変化がある場合に
は保持データKの更新操作を行わないようにしている。
これにより、変化のない安定したレベルの出力DIsm
を選択的に保持するようになっている。
【0035】以上のような各動作を行うことで、円滑化
処理部5からは、レベル変化を円滑化した出力データD
Ismが出力される。そのため、このような出力データ
DIsmに基いて、レベル演算処理部4がデジタル音声
信号DAを乗算処理すれば、その乗算出力DA'に急激
なレベル変化は生じず、ノイズが発生しなくなる。
【0036】なお、加減算器11において、出力データ
DIsmに対して加減算処理する所定のレベル調整量α
の値を大きく設定すれば出力データは急激に収束する一
方、小さな値に設定すれば緩慢に収束する。レベル調整
量αは、以上の留意点を考慮して任意に設定することが
できる。
【0037】また、上述した実施の形態では、円滑化処
理部5において、デジタル音声レベル設定情報DI'の
レベル調整する周期(副周期)はオーディオサンプリン
グ周期S(例えば、48KHz)としたが、これはその
一例にすぎず、X×S周期(X:任意の整数)であって
もよいのはいうまでもない。上記したレベル調整周期
(副周期)を長く設定すれば出力データはより段階的に
変化して収束する一方、短く設定すればより円滑に変化
して収束する。要は、このレベル調整周期(副周期)
を、主周期である画像フレーム周期Fより短い周期に設
定すれば、本発明の効果を奏することができる。
【0038】なお、上述した実施形態では、本発明をデ
ジタルVTRに実施していたが、本発明は、このような
ものに限定されるものではないのはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタル音声レベル情報を円滑化処理することで、ノイ
ズが生じることなく、スムーズに音量変化させることで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデジタル音量レベル可変
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のデジタル音声レベル可変装置の動作
の説明に供するタイムチャートである。
【図3】実施形態のデジタル音声レベル可変装置の要部
の構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態のデジタル音声レベル可変装置の動作
の詳細説明に供するタイムチャートである。
【図5】従来例のデジタル音声レベル可変装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 可変抵抗器 2 エンコーダ
3 制御部 4 レベル演算処理部 5 円滑化処理部
10 レベル比較器 11 レベル加減算器 12 前データ保持部
13 アンド回路 14 信号切換部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声レベルを設定するレベル設定手段
    と、前記レベル設定手段で設定された音声レベル設定情
    報を主周期毎にサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段から出力される主周期サンプリン
    グ出力のレベルに応じたデジタル音声出力を出力するデ
    ジタル音声出力手段とを有するデジタル音声レベル可変
    装置であって、 前記主周期サンプリング出力の変化を円滑化する円滑化
    手段を備えることを特徴とするデジタル音声レベル可変
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタル音声レベル可変
    装置であって、 前記円滑化手段は、 前記主周期サンプリング出力を前記主周期より短い副周
    期毎にその出力変化を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて前記主周期サンプリン
    グ出力を副周期毎に調整するレベル調整手段と、 を有することを特徴とするデジタル音声レベル可変装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデジタル音声レベル可変
    装置であって、 前記レベル調整手段は、前記主周期サンプリング出力も
    しくはこのレベル調整手段の出力を、予め設定しておい
    た所定レベルだけ前記副周期毎に増減調整するととも
    に、その増減方向を、前記検出結果の増減方向に一致さ
    せるものであることを特徴とするデジタル音声レベル可
    変装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載のデジ
    タル音声レベル可変装置であって、 このデジタル音声レベル可変装置は、映像処理装置に用
    いられるものであり、前記主周期は、前記映像処理装置
    における画像フレーム周期であり、前記副周期は、前記
    映像処理装置のオーディオサンプリング周期に同期した
    周期であることを特徴とするデジタル音声レベル可変装
    置。
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