JP2001168853A - 調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路 - Google Patents

調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路

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JP2001168853A
JP2001168853A JP35444399A JP35444399A JP2001168853A JP 2001168853 A JP2001168853 A JP 2001168853A JP 35444399 A JP35444399 A JP 35444399A JP 35444399 A JP35444399 A JP 35444399A JP 2001168853 A JP2001168853 A JP 2001168853A
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bit
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Katsuya Fujimura
克也 藤村
Mutsumi Fujiwara
睦 藤原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送速度が大きく変化した場合でも、
データの取りこぼしをなくすことができ、しかも消費電
力を少なくする。 【解決手段】 一連のシリアルデータの先頭に位置する
特定キャラクタのスタートビットのビット幅のみを受信
クロックを用いて測定することにより、一連のシリアル
データのデータ転送速度を自動的に認識し、認識したデ
ータ転送速度に対応した分周値で受信クロックを分周し
てボーレートクロックを生成し、ボーレートクロックの
所定個数毎に1回サンプルクロックを発生するATコマ
ンド/スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部
1を備え、サンプルクロックで一連のシリアルデータを
サンプリングするようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調歩同期式シリア
ルデータ転送装置のデータ受信回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のシリアルデータ受信回路のブロック図を示
す。この調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受
信回路は、図8に示すように、分周回路101と、分周
値設定レジスタ102と、ビット幅検出部103と、デ
ータ転送速度設定部104と、ビット幅比較部105
と、サンプルクロック位置調整部106と、ビット格納
部107とで構成されている。
【0003】分周回路101は、分周値設定レジスタ1
02に予め設定された分周値(分周比)で受信クロック
を分周してボーレートクロックを生成する機能を有す
る。
【0004】ビット幅検出部103は、シリアルデータ
入力において、例えば“0”値を有する1ビットの期間
の中に受信クロックが何個入るかを計数することによっ
てシリアルデータのビット幅を検出する機能を有する。
【0005】データ転送速度設定部104は、シリアル
データが所定の転送速度で伝送されるときに、シリアル
データの1ビットの期間の中に入る受信クロックの個数
をデータとして格納する機能を有する。
【0006】ビット幅比較部105は、ビット幅検出部
103により検出したシリアルデータのビット幅と、所
定の転送速度で伝送されるシリアルデータのビット幅と
を比較する機能を有する。具体的には、ビット幅検出部
103によって計数された受信クロックの個数とデータ
転送速度設定部104に格納されている数値とを比較す
ることになる。
【0007】サンプルクロック位置調整部106は、分
周回路101から出力されるボーレートクロックの何発
目をサンプルクロックとするかを、ビット幅比較部10
5の、比較結果に応じて決める、つまり、ビット幅を比
較した結果にもとづいてサンプリングするタイミングの
補正をかける機能を有する。
【0008】ビット格納部107は、サンプルクロック
位置調整部106から出力されるサンプルクロックに応
答して、ビット幅検出部103を通して得られるシリア
ルデータを各ビット毎に格納する機能を有する。
【0009】上記した従来の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路では、ビット幅検出部103
において、受信クロックを基に常にシリアルデータのビ
ット幅を測定し、測定したビット幅とビット幅比較部1
05で予め設定されているビット幅との比較を行ってい
た。
【0010】この場合、測定したシリアルデータのビッ
ト幅がデータ転送速度設定部104に設定されている値
より小さければ、実際に受信しているシリアルデータの
データ転送速度が予め設定されているデータ転送速度よ
り速いので、サンプルクロック位置調整部106にて、
1ビットのデータをサンプリングするタイミングがずれ
ないように補正して早くする。つまり、より早いタイミ
ングのボーレートクロックをサンプルクロックとする。
【0011】また、測定したビット幅がデータ転送速度
設定部104に設定されている値より大きければ、実際
に受信しているデータ転送速度が予め設定されているデ
ータ転送速度より遅いので、サンプルクロック位置調整
部106にて、1ビットのデータをサンプリングするタ
イミングがずれないように補正して遅くする。つまり、
より遅いタイミングのボーレートクロックをサンプルク
ロックとする。
【0012】結局、シリアルデータの各キャラクタを受
信する際に、スタートビット(値“0”を有する)のビ
ット幅、およびデータビットにおける“0”のビット幅
を受信クロックで常時測定し、実際に1ビット分のデー
タを格納するサンプルクロックがずれないように、サン
プリングするタイミングを調整していた。つまり、予め
設定されているデータ転送速度、データビット長に従っ
て、1ビット分のデータに対し受信クロックが何発入る
かを想定し、実際に1ビット分カウントされた値と比較
してボーレートクロックの何発目をサンプルクロックと
するかを調整していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の調
歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路で
は、データ伝送中にデータ転送速度が変化しても、分周
回路101の分周値は最初に設定したまま変更せず、つ
まりボーレートクロック自体はデータ転送速度の変化に
対応して変更することはしないで、ボーレートクロック
の何発目をサンプルクロックとするかを調整することに
よってデータ転送速度の変化に対応していた。
【0014】そのため、データ転送速度が大きく異なっ
た場合には、サンプルクロックとして選択するボーレー
トクロックの位置の調整では対応しきれず、データを取
りこぼしたり、あるいは同じビットを2回サンプルし、
確実にデータをサンプルできないという問題があった。
【0015】さらに、常時受信データのビット幅を1ビ
ットごとに常に最大周波数の受信クロックで測定するた
め、消費電力が多いという問題もあった。
【0016】したがって、本発明の目的は、データ転送
速度が大きく変化した場合でも、確実にデータを受信す
ることができる調歩同期式シリアルデータ転送装置のデ
ータ受信回路を提供することである。
【0017】また、本発明の他の目的は、消費電力を少
なくできる調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ
受信回路を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の調歩同期式シリ
アルデータ転送装置のデータ受信回路は、シリアルデー
タの最初の特定キャラクタを受信する際に、特定キャラ
クタのスタートビット幅のみ、あるいはスタートビット
(値“0”)およびそれに続く値“0”のデータビット
の幅を受信クロックで測定し、前記シリアルデータのデ
ータ転送速度を自動的に認識した後は、受信クロックを
分周してボーレートクロックを生成する際の受信クロッ
クの分周値を自動で調整する機構を持つことを特徴とす
る。
【0019】また、シリアルデータの最初の特定キャラ
クタからデータキャラクタのビット構成を認識し、受信
するデータキャラクタの構成を変更する機構を持つこと
を特徴とする。
【0020】上記構成により、受信クロックで常にビッ
ト幅を測定する必要がなくなり、またデータ転送速度に
対応したボーレートクロックを生成することができる。
その結果、データ転送速度が大きく変化した場合でも、
データを確実に受信することができるとともに、消費電
力を少なくすることができる。また、転送プロトコルの
異なるシリアルデータを自動的に適切な状態で受信する
ことができる。
【0021】以下、請求項毎に説明する。
【0022】請求項1記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、少なくともスタートビッ
ト、データビットおよびストップビットで構成される複
数個のキャラクタからなる一連のシリアルデータを受信
する調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回
路であって、一連のシリアルデータの先頭に位置する特
定キャラクタのスタートビットのビット幅のみを受信ク
ロックを用いて測定することにより、一連のシリアルデ
ータのデータ転送速度を自動的に認識する転送速度認識
手段と、この転送速度認識手段により認識したデータ転
送速度に対応した分周値で受信クロックを分周し受信ク
ロックの分周パルスをボーレートクロックとして出力す
る分周手段と、ボーレートクロックのp個(pは正整
数)毎に1個サンプルクロックを発生するサンプルクロ
ック生成手段を備え、サンプルクロックで一連のシリア
ルデータをサンプリングするようにしたことを特徴とす
る。
【0023】この構成によれば、シリアルデータの最初
の特定キャラクタを受信する際に、特定キャラクタのス
タートビット幅を受信クロックで測定し、シリアルデー
タのデータ転送速度を自動的に認識した後は、受信クロ
ックを分周してボーレートクロックを生成する際の受信
クロックの分周値を自動で調整するので、受信クロック
の最大周波数のボーレートクロックで常にビット幅を測
定する必要がなくなり、データ転送速度に対応したボー
レートクロックを生成することができる。その結果、デ
ータ転送速度が大きく変化した場合でも、シリアルデー
タを確実に受信することができる。また、受信クロック
で常にビット幅を測定する必要がなく、消費電力を少な
くできる。
【0024】請求項2記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、少なくともスタートビッ
ト、データビットおよびストップビットで構成される複
数個のキャラクタを一連のシリアルデータとして受信す
る調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路
であって、一連のシリアルデータの先頭に位置する特定
キャラクタを構成する複数のデータビットにおいて値が
最初にスタートビット(“0”の値を有する)と異なる
値(例えば“1”)になるビット位置情報を格納するレ
ジスタと、特定キャラクタのスタートビットとこのスタ
ートビットと連続しかつ同じ値(“0”)をもったビッ
トの合計のビット幅のみを受信クロックを用いて測定す
ることにより、一連のシリアルデータのデータ転送速度
を自動的に認識する転送速度認識手段と、この転送速度
認識手段により認識したデータ転送速度に対応した分周
値で受信クロックを分周し受信クロックの分周パルスを
ボーレートクロックとして出力する分周手段と、ボーレ
ートクロックのp個(pは正整数)毎に1個サンプルク
ロックを発生するサンプルクロック生成手段とを備え、
サンプルクロックで一連のシリアルデータをサンプリン
グするようにしたことを特徴とする。
【0025】この構成によれば、シリアルデータの最初
の特定キャラクタを受信する際に、特定キャラクタのス
タートビットとこのスタートビットと連続しかつ同じ値
(“0”)をもったビットの合計のビット幅のみを受信
クロックで測定し、シリアルデータのデータ転送速度を
自動的に認識した後は、受信クロックを分周してボーレ
ートクロックを生成する際の受信クロックの分周値を自
動で調整するので、受信クロックの最大周波数のボーレ
ートクロックで常にビット幅を測定する必要がなくな
り、データ転送速度に対応したボーレートクロックを生
成することができる。その結果、データ転送速度が大き
く変化した場合でも、シリアルデータを確実に受信する
ことができる。
【0026】また、受信クロックで常にビット幅を測定
する必要がなく、消費電力を少なくできる。しかも、値
が最初にスタートビットと異なる値(“1”)になるビ
ット位置情報を格納するレジスタを設けているので、こ
のレジスタに位置情報を予め設定しておくことにより、
ATコマンド以外の任意のデータビット構成を有する特
定キャラクタであっても、シリアルデータのデータ転送
速度を認識することが可能となる。
【0027】請求項3記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、請求項1または2記載の
調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路に
おいて、受信したデータがあらかじめ設定された複数個
の特定キャラクタのいずれかに対応する値かどうかを判
定することにより特定キャラクタを認識する判定手段
と、判定手段によって認識されたm個(mは2以上の整
数)の特定キャラクタを格納するm個のキャラクタ値レ
ジスタと、m個のキャラクタ値レジスタに格納されたm
個の特定キャラクタの最終ビットの値をそれぞれ格納す
るmビットの最終ビット値レジスタと、受信したデータ
のキャラクタ構成を設定するコントロールレジスタと、
mビットの最終ビット値レジスタに格納された値から複
数のキャラクタ構成のいずれかを選択し、選択したキャ
ラクタ構成に対応してコントロールレジスタに設定する
値を自動的に変更するコントロールレジスタ値選択手段
と、コントロールレジスタに格納された値に基づき、m
個の特定キャラクタの組み合わせに対応したキャラクタ
構成に従って受信したデータを補正する補正手段とをさ
らに備えている。
【0028】この構成によれば、シリアルデータの最初
の特定キャラクタからデータキャラクタのビット構成を
認識し、受信したデータのキャラクタ構成を検知し、検
知したキャラクタ構成に従って受信したデータを補正す
るので、転送プロトコルの異なるシリアルデータを自動
的に適切な状態で受信することができる。
【0029】請求項4記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、請求項1または2記載の
調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路に
おいて、分周手段は、受信クロックの分周値が、認識し
たデータ転送速度に対応した値1/n(nは整数)に設
定されることによって、ボーレートクロックを一連のシ
リアルデータの1ビットにp個(pは正整数)の割合に
より近い個数だけ発生するようにしている。例えば、シ
リアルデータの1ビットについて、ボーレートクロック
は16回発生し、シリアルデータの各ビットの略中央位
置に対応する8回目のボーレートクロックのタイミング
でサンプルクロックが発生する。
【0030】この構成によれば、請求項1または2の調
歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路と同
様の作用を有する。
【0031】請求項5記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、請求項4記載の調歩同期
式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路において、
分周手段は、シリアルデータの1ビット期間に入る分周
パルスの個数qがp個以上となるように分周値が設定さ
れている。そして、分周手段による分周パルスの通過・
遮断を切り替えるクロックゲート手段と、シリアルデー
タの1ビット期間に入るq個の分周パルスのうち、p個
を超える分周パルスを遮断することによりq個の分周パ
ルスのうちp個の分周パルスをクロックゲート手段から
ボーレートクロックとして出力させるクロック抑制手段
とをさらに備えている。
【0032】この構成によれば、q個の分周パルスのう
ち、p個を超える分周パルスを抑制、つまりマスクする
ので、シリアルデータの転送速度が変化しても、シリア
ルデータのビット幅内に発生するボーレートクロックの
個数を常にp個にすることが可能であり、シリアルデー
タを確実に受信できる。
【0033】請求項6記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、請求項1または2記載の
調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路に
おいて、一連のシリアルデータを受信している際に、最
後のキャラクタであることを示す他の特定キャラクタを
検出する比較手段をさらに備え、転送速度認識手段は比
較手段の出力に応答して一連のシリアルデータの受信が
完了したと認識し、次の一連のシリアルデータの受信に
応答してデータ転送速度の認識を再開することを特徴と
する。
【0034】この構成によれば、一連のシリアルデータ
の受信が終わる毎に、シリアルデータのデータ転送速度
を再認識することができるので、一連のシリアルデータ
毎にデータ転送速度が変化した場合でも、各シリアルデ
ータを確実に受信することができる。
【0035】請求項7記載の調歩同期式シリアルデータ
転送装置のデータ受信回路は、請求項1または2記載の
調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路に
おいて、転送されるシリアルデータのキャラクタが、デ
ータ転送速度の自動調整が必要なキャラクタか、予め決
められたデータ転送速度で送られてきたキャラクタかを
指定するレジスタをさらに備え、転送速度認識手段はレ
ジスタの設定値に基づき、転送されてきたシリアルデー
タのキャラクタが、データ転送速度の自動調整が必要な
キャラクタであるときにのみ一連のシリアルデータのデ
ータ転送速度を自動的に認識するようにしたことを特徴
とする。
【0036】この構成によれば、データ転送速度が任意
に変化するシリアルデータについて選択的に転送速度認
識手段にて対応することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施の形態
の調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路
のブロック図を示す。この調歩同期式シリアルデータ転
送装置のデータ受信回路は、スタートビット、データビ
ット、パリティビットおよびストップビットで構成され
る複数個のキャラクタからなる一連のシリアルデータを
受信するものであり、図1に示すように、コマンドスタ
ートビット幅検出・サンプルクロック生成部1と、サン
プルクロック制御部2と、分周値設定レジスタ3と、A
T値比較部4と、キャラクタ構成補正部5と、モード設
定レジスタ6と、ATコマンド外認識制御部7と、従来
のUART(ユニバーサル・アシンクロナス・レシーバ
・トランスファ)シリアル受信部8と、リターンコード
値比較部9と、マルチプレクサ10と、コントロールレ
ジスタ11と、マルチプレクサ12と、パラレル受信部
13とから構成されている。
【0038】コマンドスタートビット幅検出・サンプル
クロック生成部1は、一連のシリアルデータの最初の特
定キャラクタであるATコマンドのコマンドスタートビ
ット幅検出を行うことによって、一連のシリアルデータ
のデータ転送速度を検出し、検出したスタートビット
幅、つまりデータ転送速度に応じた分周値で受信クロッ
クを分周することでボーレートクロックを発生させ、さ
らにボーレートクロックのp個(この例では16個であ
るが、その値は任意である)毎にサンプルクロックを発
生する機能を有する。この場合、スタートビット幅は、
スタートビットの期間内に入る受信クロックの個数をカ
ウントすることによって検出する。
【0039】サンプルクロック制御部2は、コマンドス
タートビット幅検出・サンプルクロック生成部1の出力
信号に応じて受信クロックをカウント開始・停止を制御
することで、サンプルクロックの発生を制御する。
【0040】分周値設定レジスタ3は、コマンドスター
トビット幅検出・サンプルクロック生成部1によって、
検出されたシリアルデータのデータ転送速度に対応した
分周値が設定される。この分周値設定レジスタ3の設定
値に従ってコマンドスタートビット幅検出・サンプルク
ロック生成部1が内蔵の分周回路の分周値を設定してボ
ーレートクロックを生成し、さらにサンプルクロックを
生成することになる。
【0041】上記したコマンドスタートビット幅検出・
サンプルクロック生成部1と、サンプルクロック制御部
2と、分周値設定レジスタ3とで、一連のシリアルデー
タの先頭に位置する特定キャラクタのスタートビットの
ビット幅のみを受信クロックを用いて測定することによ
り、一連のシリアルデータのデータ転送速度を自動的に
認識し、認識したデータ転送速度に対応した分周値で受
信クロックを分周してボーレートクロックを生成し、ボ
ーレートクロックのp個(pは正整数で、例えば16)
数毎に1個サンプルクロックを発生する転送速度認識ク
ロック制御手段が構成されることになる。
【0042】AT値比較部4は、マルチプレクサ10を
通して与えられる一連のシリアルデータをサンプリング
し、スタートビットの後の8ビット分のデータがATコ
マンドのa(61h)もしくはA(41h)キャラクタ
かどうかを比較検出する。同様に、さらに続く8ビット
分のデータがATコマンドのt(74h)もしくはT
(54h)キャラクタかどうかを比較検出する。そし
て、ATコマンドを検出した時点でATコマンドの検出
動作を終了する。また、このときに検出した2個のコマ
ンドキャラクタ(特定キャラクタ、つまりATコマン
ド)の7ビット目の各々が“1”か“0”かを比較検出
し、その値の組み合わせによってシリアルデータ中のキ
ャラクタ構造(7ビットノンパリティ、7ビット奇数パ
リティ、7ビット偶数パリティ、または8ビットノンパ
リティ)を判別する。
【0043】キャラクタ構成補正部5は、AT値比較部
4の検出結果に基づいて、シリアルデータの転送プロト
コル、つまりキャラクタ構造に対応したデータを8ビッ
トのコントロールレジスタ11にセットし、さらにコン
トールレジスタ11にセットされた値に基づき、受信し
たデータのキャラクタ構成に対応して、受信したデータ
の補正(エラービットの付加、ビット長の補正(例えば
7ビット長のデータであれば、ビット7を“0”に変更
する補正))を行う。
【0044】コントロールレジスタ11は、シリアルデ
ータの転送プロトコル、つまりキャラクタ構成に対応し
たデータを格納する。つまり、受信したデータのキャラ
クタ構成を設定する。そして、コントロールレジスタ1
1の内容に従って、キャラクタ構成補正部5にて、キャ
ラクタ構成が認識され、キャラクタ構成に応じた適切な
状態でデータが補正され、パラレル受信部13で受信さ
れることになる。
【0045】上記のAT値比較部4と、キャラクタ構成
補正部5と、コントロールレジスタ11とが、特定キャ
ラクタを構成する複数のビットの状態により、次に続く
任意のキャラクタの転送プロトコルを認識し、受信すべ
きデータのキャラクタ構成を自動で変更するキャラクタ
構成変更手段に相当する。このキャラクタ構成変更手段
の具体的な構成については図5に関連して後述する。
【0046】ATコマンド外認識制御部7は、コマンド
モードにおいて、ATコマンド以外のコマンドキャラク
タで最初にスタートビットとは異なる値“1”をとるビ
ットの位置を設定するレジスタ機能を有しており、この
レジスタに格納された情報は、スタートビット幅検出・
サンプルクロック生成部1へ与えられる。
【0047】上記のATコマンド外認識制御部7が、一
連のシリアルデータの先頭に位置する特定キャラクタを
構成する複数のデータビットにおいて値が最初に“1”
になるビット位置情報を格納するレジスタに相当するこ
とになる。この場合には、特定キャラクタのスタートビ
ット(値“0”を有する)とこのスタートビットと連続
しかつ値がスタートビットと同じ値(“0”)のビット
の合計のビット幅のみを受信クロックを用いて測定する
ことにより、一連のシリアルデータのデータ転送速度を
自動的に認識することになる。結局、スタートビット幅
検出・サンプルクロック生成部1において、シリアルデ
ータのデータ転送速度の算出の際に、上記のビット位置
情報を参照することになる。
【0048】モード設定レジスタ6は、シリアルデータ
の通信モードがコマンドモードとデータモードのいずれ
であるかを設定する。このモード設定レジスタ6の内容
によって、スタートビット幅検出・サンプルクロック生
成部1におけるコマンドモードとデータモードの切り替
えが行われる。
【0049】従来のUART(ユニバーサル・アシンク
ロナス・レシーバ・トランスファ)シリアル受信部8
は、データ転送速度が一定のデータモードで伝送される
シリアルデータを受信するものである。
【0050】上記のモード設定レジスタ6が、転送され
るシリアルデータのキャラクタが、データ転送速度の自
動調整が必要なキャラクタか、予め決められたデータ転
送速度で送られてきたキャラクタかを指定するレジスタ
に相当し、また、UARTシリアル受信部8が、予め決
められたデータ転送速度で送られてきたキャラクタをサ
ンプリングする通常のシリアル受信回路に相当する。
【0051】この場合、転送速度認識手段はモード設定
レジスタ6の設定値に基づき、転送されてきたシリアル
データのキャラクタが、データ転送速度の自動調整が必
要なキャラクタであるときにのみ一連のシリアルデータ
のデータ転送速度を自動的に認識し、認識したデータ転
送速度に対応したサンプルクロックを発生させるように
する。
【0052】また、UARTシリアル受信部8はモード
設定レジスタ6の設定値に基づき、転送されてきたシリ
アルデータのキャラクタが、予め決められたデータ転送
速度で送られてきたキャラクタであるときには、転送さ
れてきたシリアルデータのキャラクタをサンプリングす
ることになる。
【0053】リターンコード値比較部9は、コマンドモ
ードで伝送される一連のシリアルデータ中のATコマン
ドとは別の特定キャラクタであるリターンコードを検出
する。このリターンコードは、コマンドモードにおいて
一連のシリアルデータの最後であること、つまりコマン
ドモードの終了を示すものである。
【0054】上記のリターンコード値比較部9が、一連
のシリアルデータを受信している際に、最後のキャラク
タであることを示す他の特定キャラクタを検出する比較
手段に相当し、スタートビット幅検出・サンプルクロッ
ク生成部1は、リターンコード値比較部9の出力に応答
して一連のシリアルデータの受信が完了したと認識し、
再度次の一連のシリアルデータの受信を待つことにな
る。そして、次の一連のシリアルデータを受信すると、
シリアルデータのデータ転送速度の測定以降の動作が始
まることになる。
【0055】パラレル受信部13は、コマンドモードに
おいて受信された一連のシリアルデータをAT値比較部
4、キャラクタ構成補正部5およびマルチプレクサ12
を通して、もしくはUARTシリアル受信部8で受信さ
れたシリアルデータをマルチプレクサ12を通してキャ
ラクタ毎にパラレルデータとして取り込む。
【0056】図2はATコマンドを受信する際のサンプ
ルクロックの同期方式を示したタイミング図である。図
2において、(a)はシリアルデータ入力を示し、記号
a/A(61h/41h)を付している値“1”のビッ
トは、キャラクタaもしくはAの先頭ビットを示し、記
号^M(0dh)を示している値“0”のビットは、リ
ターンコードの最後のビットを示している。
【0057】(b)は受信クロックを示し、図中では2
個の受信クロックを1個のパルスで示している。
【0058】(c)はサンプルクロック制御部2から出
力されるカウント開始信号を示している。
【0059】(d)はサンプルクロック制御部2から出
力されるカウント停止信号を示している。
【0060】(e)は初期値を1とし、コマンドスター
トビット幅検出・サンプルクロック生成部1に内蔵され
る24進カウンタのオーバーフロー回数をカウントする
カウンタのカウント値を示している。
【0061】(f)は同図(e)のカウント値を保持す
るためのカウントラッチ信号を示している。
【0062】(g)は、同図(e)のカウントラッチ信
号によって分周値設定レジスタ3で保持されるカウント
値つまり、分周値を示している。
【0063】(h)は受信クロックを分周値設定レジス
タ3に設定された分周値で分周して生成したボーレート
クロックを示し、図中では2個のボーレートクロックを
1個のパルスで示している。分周値が1の期間はボーレ
ートクロックは、受信クロックと同じ周波数であるが、
分周値が2の期間は受信クロックの1/2の周波数とな
る。
【0064】(i)はボーレートクロックが16個発生
する毎に1個生成されるサンプルクロックを示してい
る。
【0065】(j)はリターンコード値比較部9のリタ
ーンコード検出信号を示している。
【0066】つぎに、本実施の形態の調歩同期式シリア
ルデータ転送装置のデータ受信回路の動作を、図1、図
2に基づいて説明する。
【0067】シリアルデータの通信モードには、コマン
ドモードとデータモードの2種類のモードがあり、コマ
ンドモードはATコマンド(a,A,tまたはT)で始
まり、任意のデータキャラクタを転送した後はリターン
コード(^M)で転送を終了する。ATコマンド以外の
コマンドが入力される場合もあるが、コマンドモードの
終了は必ずリターンコードが入力されるものとする。
【0068】データモードでは転送速度は必ず一定であ
り、データビット長等のキャラクタ構成も予め設定して
おく。一方、コマンドモードはATコマンドのようなコ
マンドキャラクタで始まり、その後任意のデータキャラ
クタが続き、最後にリターンコードのコマンドキャラク
タを受信することによりコマンドモードの終了を認識す
る。リターンコードを受信するまではデータ転送速度は
一定で、次のATコマンドから始まるデータにおいては
転送速度が変わる場合がある。ATコマンドは、a(6
1h)もしくはA(41h)と、t(74h)もしくは
T(54h)のキャラクタで構成され、リターンコード
は^M(0dh)のキャラクタで構成される。また、デ
ータモードとコマンドモードの切り替えはアプリケーシ
ョンソフトで対応するものとする。
【0069】まず、モード設定レジスタ6にホストイン
ターフェース(IF)を介してコマンドモードの設定を
行い、シリアルデータとしてATコマンドが入力される
のを待つ。また、分周値設定レジスタ3には初期値とし
て分周値1を設定し、受信クロックの最大周波数がボー
レートクロックとなるようにする。この場合、シリアル
データの1ビットのデータ幅は、ボーレートクロック1
6発が相当するものとし、データ転送速度は1ビット当
たり最大周波数の受信クロック16発以上の転送速度と
する。
【0070】受信開始時は、マルチプレクサ10により
スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部1にシ
リアルデータが入力され、サンプルクロック制御部2に
よるカウント開始・停止の制御によって、最初の特定キ
ャラクタであるATコマンドのスタートビット幅の検出
が行われる。
【0071】その手順は以下のとおりである。すなわ
ち、スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部1
は、受信クロックの立ち上がりタイミング毎に、入力さ
れるシリアルデータのレベルを検出し、受信クロックの
立ち上がりタイミングでシリアルデータのレベルが
“0”となっていることが3回連続して検出された時点
でトリガパルスを発生し、これがサンプルクロック制御
部2へ与えられる。その結果、サンプルクロック制御部
2からカウント開始信号が出力されてスタートビット幅
検出・サンプルクロック生成部1に与えられる。これに
よって、スタートビット幅検出・サンプルクロック生成
部1は、受信クロックのカウントを開始する。
【0072】その後、スタートビット幅検出・サンプル
クロック生成部1は、受信クロックの立ち上がりタイミ
ングでシリアルデータのレベルが“1”となっているこ
とが3回連続して検出された時点でトリガパルスを発生
し、これがサンプルクロック制御部2へ与えられる。そ
の結果、サンプルクロック制御部2からカウント停止信
号が出力されてスタートビット幅検出・サンプルクロッ
ク生成部1に与えられる。これによって、スタートビッ
ト幅検出・サンプルクロック生成部1は、受信クロック
のカウントを停止する。
【0073】受信クロックのカウント値は24進カウン
タで計数され、24進カウンタのオーバーフローが発生
した回数を初期値を1とするカウンタでカウントするこ
とによって、分周値を求める。このオーバーフロー回数
をカウントするカウンタのカウント値は、カウント停止
信号と同じタイミングで発生するカウントラッチ信号に
よって、分周値設定レジスタ3に格納される。この場
合、分周値設定レジスタ3にセットされる分周値は、2
4進カウンタのオーバーフロー回数に1を加えた値とな
る。図2では、カウントラッチ信号が発生するまでは、
分周値が1であり、受信クロックと同じ周波数のボーレ
ートクロックが発生しているが、カウントラッチ信号が
発生した後は、分周値が2となり、ボーレートクロック
の周波数は受信クロックの1/2となる。
【0074】たとえば、スタートビット幅が受信クロッ
ク20発分であれば、オーバーフローはしないので、分
周値は1のままである。40発分であれば、1回オーバ
ーフローするので、分周値は2となる。つまり、受信ク
ロック16発分を基準に次の8発分までは同じ分周値
で、9発目以降は1を足した分周値に設定する。
【0075】これは、受信クロックが17発分の場合分
周値を2に設定すると次の1ビットの受信の際に1ビッ
トのビット幅がボーレートクロック16発分に満たなく
なり、サンプルクロックがずれる可能性があるからであ
る。つまり、次の8発分までは同じ分周値とすることで
サンプリングするタイミングが大きくずれないようにし
ている。受信クロックのカウント値から算出された分周
値をカウントラッチ信号によって分周設定レジスタ3に
設定した後は、ボーレートクロック16発中8発目に1
回のタイミングでサンプルクロックを生成し、順に1ビ
ットのデータをレジスタに格納していく。
【0076】また、スタートビットの後の8ビット分の
データがATコマンドのa(61h)もしくはA(41
h)キャラクタかどうかを、AT値比較部4で検出し、
さらに続く8ビット分のデータがATコマンドのt(7
4h)もしくはT(54h)キャラクタかどうかを検出
し、ATコマンドの受信を認識する。
【0077】その後は、同様にデータキャラクタの受信
がビットごとにサンプルクロックにて確認され、続く8
ビット分のデータがリターンコード比較部9にて、リタ
ーンコードと一致していることが確認された場合はリタ
ーンコードを受信したものとしてコマンドモードの終了
を認識する。コマンドモードの終了を認識した時点で、
受信クロックの最大周波数にて次のATコマンドのスタ
ートビットの入力を待つ。
【0078】なお、データキャラクタの中にも、ATコ
マンドと同じものが含まれることがあるが、このデータ
キャラクタに含まれるATコマンドと同じものを、AT
コマンドと誤認しないため、ATコマンドを一度認識し
た後リターンコードが検出されるまでの期間は、データ
転送速度の検出およびそれに伴うATコマンドの検出動
作をマスクし、データ中のAT値を無視するようにして
いる。
【0079】つぎに、コマンドモードにおいて、ATコ
マンド以外のコマンドが入力される場合の動作について
説明する。この場合、予めマルチプレクサ10を通して
ATコマンド外認識制御部7に、コマンドの最初の
“1”が何ビット目にあるかを示すデータが格納されて
おり、このデータを参照することにより、現在シリアル
データの何ビット分のデータの幅を測定しているかが判
り、このデータを分周値の算出に用いる。
【0080】ATコマンド外認識制御部7においてコマ
ンドの最初の“1”が2ビット目にある場合は、“0”
の期間がスタートビットと1ビット目の2ビット分とな
る。受信開始時は、マルチプレクサ10によりコマンド
スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部1にシ
リアルデータが入力され、スタートビット幅の検出が行
われる。
【0081】上述したように、受信クロックの立ち上が
りタイミングでシリアルデータの入力が“0”のレベル
を3回検出した時点で、サンプルクロック制御部2から
カウント開始信号を出力し、これによってコマンドスタ
ートビット幅検出・サンプルクロック生成部1が受信ク
ロックのカウントを開始する。
【0082】その後、受信クロックの立ち上がりタイミ
ングで次に“1”のレベルを3回検出した時点でサンプ
ルクロック制御部2からカウント停止信号を出力し、こ
れによってコマンドスタートビット幅検出・サンプルク
ロック生成部1が受信クロックのカウントを停止する。
このときの受信クロックのカウント値は2ビット分の値
となるため、24進カウンタのオーバーフローが発生し
た回数の1/2に1を足した値が分周値設定レジスタ3
に設定される分周値となる。それ以外の動作は、ATコ
マンドのスタートビットのみを計測する場合と同様であ
る。
【0083】つぎに、ATコマンドのビットの状態によ
り、次に続くデータキャラクタの構成の認識方法につい
て説明する。図3はATコマンドのキャラクタを認識す
る際のタイミング図である。
【0084】図3において、(a)はシリアルデータ
で、a/A(61h/41h)、t/T(74/54
h)はATコマンドを示し、^M(0dh)はリターン
コードを示している。
【0085】(b)はキャラクタ構造を検出するための
ATコマンドの比較タイミングを示しており、リターン
コート値が検出された後アクティブになり、ATコマン
ドが検出されると非アクティブとなる。
【0086】(c)はAコマンドを格納するAキャラク
タ値レジスタの内容を示している。
【0087】(d)はTコマンドを格納するTキャラク
タ値レジスタの内容を示している。
【0088】(e)はATコマンドが検出された後、A
Tコマンドの種類、つまり、2個のATコマンドの7ビ
ット目の状態を検出するキャラクタ認識信号を示してい
る。
【0089】(f)はATコマンドの各7ビット目の値
を示している。
【0090】(g)はデータキャラクタとは別にAT値
を保持するレジスタの内容を示している。
【0091】(h)はコントロールレジスタ11の内容
を示している。
【0092】(i)はサンプルクロックのカウント開始
信号を示している。
【0093】(j)はサンプルクロックをカウントする
カウンタのカウント値を示している。
【0094】(k)はAキャラクタ値レジスタのロード
信号を示している。
【0095】(l)はTキャラクタ値レジスタのロード
信号を示している。
【0096】表1は7ビットノンパリティ,7ビット奇
数パリティ,7ビット偶数パリティ,8ビットノンパリ
ティにおけるATコマンドの値を示し、表2はATコマ
ンドのビット7に対応したキャラクタ構造を示す。
【0097】
【表1】
【0098】
【表2】 aビット7値 tビット7値 7ビットノンパリティ: 1 1 7ビット奇数パリティ: 1 0 7ビット偶数パリティ: 0 1 8ビットノンパリティ: 0 0 スタートビットの後の8ビット分のデータがATコマン
ドのa(61h)もしくはA(41h)キャラクタかど
うかをAT値比較部4で検出し、この値をAキャラクタ
値レジスタに格納する。同様に、さらに続く8ビット分
のデータがATコマンドのt(74h)もしくはT(5
4h)キャラクタかどうかをAT値比較部4で検出し、
この値を別のTキャラクタ値レジスタに格納する。
【0099】このとき、ATコマンドのそれぞれの7ビ
ット目の“1/0”の組み合わせにより,、あとに続く
データキャラクタの構成を認識する。この際、キャラク
タのLSBからシリアルデータとして受信するので、a
(61h)キャラクタはビット0から順に“10000
110”となり、t(74h)キャラクタはビット0か
ら順に“00101110”となる。
【0100】データのキャラクタ構成がデータビット長
が7ビットでパリティなしの場合は、表1,表2に示し
たように、a(61h)キャラクタとt(74h)キャ
ラクタの7ビット目はなくなり、替わりにストップビッ
ト“1”が詰めて入力され、結果的にはそれぞれビット
0から順に“10000111”、“0010111
1”となる。つまり、7ビット目だけに注目すると“1
1”の場合はデータビット長が7ビットでパリティなし
のキャラクタ構成であると認識できる。
【0101】データのキャラクタ構成がデータビット長
が7ビットで奇数パリティの場合は、a(61h)キャ
ラクタの7ビット目はなくなり“1”の個数が奇数個な
ので替わりにパリティビット“1”が入力されビット0
から順に“10000111”となる。t(74h)キ
ャラクタは“1”の個数が偶数個なので、7ビット目の
替わりにパリティビット“0”が入力されビット0から
順に“00101110”となる。つまり、7ビット目
だけに注目すると“10”の場合はデータビット長が7
ビットで奇数パリティのキャラクタ構成であると認識で
きる。
【0102】同様に“01”の場合はデータビット長が
7ビットで偶数パリティのキャラクタ構成であり、“0
0”の場合はデータビット長が8ビットでパリティなし
のキャラクタ構成であると認識できる。
【0103】よって、ATコマンドを認識した時点で、
AT値比較部4でATコマンドの7ビット目の比較を行
い、その組み合わせがどのようになっているかを判定
し、その判定結果にしたがって、キャラクタ構成補正部
5がデータのビット長およびパリティビットの偶数/奇
数/なしの情報をコントロールレジスタ11に設定す
る。
【0104】また、受信するシリアルデータが予め決め
られたデータ転送速度、キャラクタ構成の場合は、モー
ド設定レジスタ6に通信モードの設定を行っておく。受
信開始時は、マルチプレクサ10により従来UARTシ
リアル受信部8にシリアルデータが入力されキャラクタ
の受信が行われる。
【0105】なお、データキャラクタについては、AT
値比較部4およびキャラクタ構成補正部5を通るデータ
も、UARTシリアル受信部8も、いずれもマルチプレ
クサ12を通してパラレル受信部13へ送られる。
【0106】ここで、図4を参照して、スタートビット
幅検出・サンプルクロック生成部1の具体的な構成を説
明する。図4において、101はスタートビット開始/
終了検出部、102,103,104はAND回路、1
05は24進カウンタ、106は初期値を1として24
進カウンタのオーバーフロー値を保持するカウンタ値レ
ジスタ、107はカウントラッチ生成部であり、以上は
転送速度認識手段に相当する。108は分周手段に相当
する分周回路、109はサンプルクロック生成手段に相
当するサンプルクロック生成部である。
【0107】以下、図4の回路の動作を図2を参照しな
がら説明する。スタートビット開始/終了検出部101
には、一連のシリアルデータ(図2(a))が入力され
るとともに、リターンコード検出信号(リターンコード
が検出されたときに“H”になり、ATコマンドが検出
されたときに“L”になる。図2(j))と受信クロッ
ク(図2(b))の論理積信号とが入力される。これに
よって、前回のリターンコードが検出された後、スター
トビット開始/終了検出部101は、受信クロックの立
ち上がりタイミングでシリアルデータの入力が“0”の
レベルを3回検出した時点で、スタートビット開始検出
信号(トリガパルス)を発生し、これがサンプルクロッ
ク制御部2へ与えられることで、サンプルクロック制御
部2からカウント開始信号(図2(c))を出力する。
その後、受信クロックの立ち上がりタイミングで次に
“1”のレベルを3回検出した時点で、スタートビット
終了信号(トリガパルス)を発生し、これがサンプルク
ロック制御部2へ与えられることで、サンプルクロック
制御部2からカウント停止信号(図2(d)を出力す
る。
【0108】カウント開始信号がサンプルクロック制御
部2から与えられると、AND回路103の出力が
“H”となり、受信クロックがAND回路104を通し
て24進カウンタ105に入力される。その結果、24
進カウンタ105が受信クロックの計数を開始する。そ
して、24進カウンタ105がオーバーフローする毎に
カウンタ値レジスタ106の値が1を初期値として1ず
つ増加していく(図2(e))。
【0109】その後、カウント停止信号がサンプルクロ
ック制御部2から与えられると、AND回路103の出
力が“L”となり、受信クロックの24進カウンタ10
5への入力が停止する。このとき同時にカウント停止信
号に応答してカウントラッチ生成部107が動作し、カ
ウントラッチ信号(図2(f))が分周値設定レジスタ
3へ与えられる。これによって、カウンタ値レジスタ1
06の値が分周値として設定される(図2(g))。
【0110】分周値設定レジスタ3は、初期値として値
1が設定されている。したがって、分周回路108は、
最初分周値(分周比)が1の状態で分周動作を行い、受
信クロックと同じ周波数のボーレートクロック(図2
(h))を出力し、サンプルクロック生成部109は、
ボーレートクロックが16個発生する毎に1個サンプル
クロック(図2(i))を発生する。
【0111】ところが、カウント停止信号が与えられる
と、つまりデータ転送速度の測定が終了すると、新しく
分周値設定レジスタ3に設定された分周値に従って分周
動作を行うことになる。分周値が例えば2の場合に、ボ
ーレートクロックの周波数は受信クロックの1/2とな
る。
【0112】なお、モード設定レジスタ6およびATコ
マンド外認識制御部7の出力信号がスタートビット幅検
出・サンプルクロック生成部1に供給されており、モー
ド設定レジスタ6の出力信号に応じてスタートビット開
始/終了検出部101の動作が制御される。具体的に
は、コマンドモードのときにのみ、スタートビット幅の
検出動作が行われ、ATコマンドが検出された後リター
ンコードが検出されるまでの期間は、スタートビット幅
の検出動作を行わないように制御される。その理由は、
データキャラクタ中にATコマンドと同じキャラクタが
存在したときに誤動作を起こさないためである。
【0113】また、ATコマンド外認識制御部7の出力
信号がカウンタ値レジスタ106に与えられることによ
り、カウンタ値レジスタ106の演算動作が制御され
る。例えば、データビットの2ビット目が最初の“1”
の位置であるとすると、スタートビット開始からスター
トビット終了までの期間は2ビット分に相当するため、
24進カウンタ105のオーバーフロー回数は、1ビッ
トのビット幅測定の場合の2倍となる。そこで、カウン
タ値レジスタ106で24進カウンタ105のオーバー
フロー回数を累積する際に、オーバーフロー回数を1/
2に除算して累積することが必要となる。そのときの演
算のために、ATコマンド外認識制御部7の出力信号が
使用される。
【0114】つぎに、図5を参照してAT値比較部4お
よびキャラクタ構成補正部5の具体的な構成を説明す
る。図5において、201はスタートビット検出部、2
02は8進カウンタ、203は受信シフトレジスタ、2
04は比較部、205はAT値設定部、206はAキャ
ラクタ値レジスタ、207はTキャラクタ値レジスタ、
208はATビット7値レジスタ、209はコントロー
ルレジスタ値選択部、210はエラー検出部、211は
マルチプレクサである。
【0115】以上の構成において、スタートビット検出
部201と8進カウンタ202と受信シフトレジスタ2
03と比較部204とAT値設定部205とが、データ
を受信し、受信したデータがあらかじめ設定された複数
個の特定キャラクタのいずれかに対応する値かどうかを
判定することにより特定キャラクタを認識する判定手段
に対応する。
【0116】また、Aキャラクタ値レジスタ206とT
キャラクタ値レジスタ207とが判定手段によって認識
されたm個(mは2以上の整数)の特定キャラクタを格
納するm個のキャラクタ値レジスタに対応する。
【0117】また、ATビット7値レジスタ208がm
個のキャラクタ値レジスタに格納されたm個の特定キャ
ラクタの最終ビットの値をそれぞれ格納するmビットの
最終ビット値レジスタに対応する。
【0118】また、コントロールレジスタ値選択部20
9がmビットの最終ビット値レジスタに格納された値か
ら複数のキャラクタ構成のいずれかを選択し、選択した
キャラクタ構成に対応してコントロールレジスタに設定
する値を自動的に変更するコントロールレジスタ値選択
手段に対応する。
【0119】また、エラー検出部210とマルチプレク
サ211とがコントロールレジスタに格納された値に基
づき、m個の特定キャラクタの組み合わせに対応したキ
ャラクタ構成に従って受信したデータ(キャラクタデー
タだけでなくATコマンドデータも)を補正する補正手
段に対応する。
【0120】以下、図5の回路の動作を図3を参照しな
がら説明する。マルチプレクサ10を通して送られる一
連のシリアルデータ(図3(a))は、サンプルクロッ
クに従って受信シフトレジスタ203に取り込まれ、8
ビットのパラレル信号として出力される。
【0121】このとき、シリアルデータはスタートビッ
ト検出部201にも入力される。スタートビット検出部
201には、ボーレートクロックも入力され、ボーレー
トクロックの入力毎に、シリアルデータのレベルを検出
し、シリアルデータの値が“1”から“0”に変わった
ときに、各キャラクタのスタートビットであると検出
し、8進カウンタ202にカウント開始信号(図3
(i))を与える。その結果、8進カウンタ202は、
サンプルクロックをカウントし、8個数えたときに比較
部204に比較信号(図3(j))を与える。
【0122】このとき、受信シフトレジスタ203は最
初のキャラクタの8ビットのデータビットの値をちょう
どパラレルに出力する状態となり、比較部204はAT
値設定部205に設定されているa,A,t,Tのデー
タと受信シフトレジスタ203のデータとを比較し、受
信したデータがa,A,t,Tのどれであるかを判定す
る。判定の結果、aもしくはAである場合には、Aキャ
ラクタロード信号(図3(k))をAキャラクタ値レジ
スタ206に与え、受信シフトレジスタ203から出力
される8ビットのデータをAキャラクタ値レジスタ20
6に格納する。
【0123】以下同様にして、スタートビット検出部2
01は、ボーレートクロックの入力毎に、シリアルデー
タのレベルを検出し、シリアルデータの値が“1”から
“0”に変わったときに、各キャラクタのスタートビッ
トであると検出し、8進カウンタ202にカウント開始
信号を与える。その結果、8進カウンタ202は、サン
プルクロックをカウントし、8個数えたときに比較部2
04に比較信号を与える。
【0124】このとき、受信シフトレジスタ203はつ
ぎのキャラクタの8ビットのデータビットの値をちょう
どパラレルに出力する状態となり、比較部204はAT
値設定部205に設定されているa,A,t,Tのデー
タと受信シフトレジスタ203のデータとを比較し、受
信したデータがa,A,t,Tのどれであるかを判定す
る。判定の結果、tもしくはTである場合には、Tキャ
ラクタロード信号(図3(l))をTキャラクタ値レジ
スタ207に与え、受信シフトレジスタ203から出力
される8ビットのデータをTキャラクタ値レジスタ20
7に格納する。
【0125】そして、2個目の特定キャラクタであるT
キャラクタが検出されたときに、キャラクタ認識信号
(図3(e))が出力され、これによってAキャラクタ
値レジスタ206に格納されたAキャラクタ(図3
(c))の7ビット目と、Tキャラクタ値レジスタ20
7に格納されたTキャラクタ(図3(d))の7ビット
目とがATビット7値レジスタ208に各々格納され、
その2ビットのデータ(図3(f))の状態によって、
コントロールレジスタ値選択部209が所定のデータ
(図3(h))をコントロールレジスタ11にセットす
ることになる。
【0126】上記のように、コントロールレジスタ11
をセットした後、コントロールレジスタ11の設定に従
ってマルチプレクサ211の選択動作およびエラー検出
部210を制御することで、まずAキャラクタ値レジス
タ206からaもしくはAのキャラクタがマルチプレク
サ211を通してエラー検出部210へ直接送られ、つ
ぎにTキャラクタ値レジスタ207からtもしくはTの
キャラクタがマルチプレクサ211を通してエラー検出
部210へ直接送られる。
【0127】その後、コントロールレジスタ11の設定
に従って、受信したデータ(キャラクタデータだけでな
く、ATキャラクタも含む)に対して、エラー検出部2
10にて、エラービットの付加およびビット長の補正
(7ビット長のデータであれば、ビット7を“0”に変
更する補正)を行い、パラレルデータとして取り出さ
れ、レジスタに格納される。
【0128】この場合、Aキャラクタは、エラー検出部
210において、エラービットの付加およびビット長の
補正等が行われて、例えば11ビットのパラレルデータ
となり、図示しないAレジスタに格納される(図3
(g))。また、Tキャラクタは、エラー検出部210
において、エラービットの付加およびビット長の補正等
が行われて、例えば11ビットのパラレルデータとな
り、図示しないTレジスタに格納される。
【0129】なお、ATキャラクタに関する、エラー検
出部210での処理およびパラレルデータの格納は、T
キャラクタの次のキャラクタを受信する前に完了する。
【0130】この実施の形態の調歩同期式シリアルデー
タ転送装置のデータ受信回路によれば、シリアルデータ
の最初の特定キャラクタを受信する際に、特定キャラク
タのスタートビットのみ、あるいはスタートビットとこ
のスタートビットと連続しかつ同じ値(“0”)をもっ
たビットの合計のビット幅のみを受信クロックで測定
し、シリアルデータのデータ転送速度を自動的に認識し
た後は、受信クロックを分周してボーレートクロックを
生成する際の受信クロックの分周値を自動で調整するの
で、受信クロックの最大周波数のボーレートクロックで
常にビット幅を測定する必要がなくなり、データ転送速
度に対応したボーレートクロックを生成することができ
る。その結果、データ転送速度が大きく変化した場合で
も、シリアルデータを確実に受信することができる。
【0131】しかも、値が最初にスタートビットと異な
る値(“1”)になるビット位置情報を格納するレジス
タ、つまりATコマンド外認識制御部7を設けているの
で、このATコマンド外認識制御部7に位置情報を予め
設定しておくことにより、ATコマンド以外の任意のデ
ータビット構成を有する特定キャラクタであっても、シ
リアルデータのデータ転送速度を認識することが可能と
なる。
【0132】また、シリアルデータの最初の特定キャラ
クタからデータキャラクタのビット構成を認識し、受信
したデータのキャラクタ構成を検知し、検知したキャラ
クタ構成に従って受信したデータを補正するので、転送
プロトコルの異なるシリアルデータを自動的に適切な状
態で受信することができる。
【0133】また、一連のシリアルデータの受信が終わ
る毎に、シリアルデータのデータ転送速度を再認識する
ことができるので、一連のシリアルデータ毎にデータ転
送速度が変化した場合でも、各シリアルデータを確実に
受信することができる。
【0134】また、データ転送速度が任意に変化するシ
リアルデータについては転送速度認識手段にて対応する
ことができる他、予め決められたデータ転送速度で送ら
れてきたシリアルデータは通常のシリアル受信回路で受
信することが可能となる。
【0135】つぎに、本発明の第2の実施の形態につい
て図6を参照して説明する。先に説明した第1の実施の
形態では、データ転送速度の測定のために、24進カウ
ンタを用い、そのオーバーフロー回数に対応して分周回
路108の受信クロックの分周値を、認識したデータ転
送速度に対応した値1/n(nは整数)に調整すること
によって、ボーレートクロックを一連のシリアルデータ
の1ビットにp個(pは整数、例えば16個)の割合に
より近い状態で発生させ、ボーレートクロックがp個発
生する毎に1個のみサンプルクロックを発生させるよう
にしていたが、この実施の形態では、データ転送速度の
測定のために、16進カウンタ110を用い、そのオー
バーフロー回数を分周値(転送クロックはシリアルデー
タの1ビット期間に必ず16以上入るものとする)と設
定することで、シリアルデータの1ビット期間に入る分
周クロックの個数qがp個より多くなるように分周比を
設定している。
【0136】また、分周回路108による分周パルスの
通過・遮断を切り替えるクロックゲート回路115と、
シリアルデータの1ビット期間に入るq個の分周パルス
のうち、p個を超える分周パルスを遮断することにより
q個の分周パルスのうちp個の分周パルスをクロックゲ
ート回路115からボーレートクロックとして出力させ
るクロック数調整手段としてのクロック数調整部120
とをさらに設けている。
【0137】上記のクロック数調整部120は、カウン
ト初期値算出部111と、5ビットカウンタ112と、
“16”値比較部113と、クロック抑制部114とで
構成されている。
【0138】これによって、シリアルデータの1ビット
について、16個以上の分周クロックのうち、16個を
超える分周クロックをマスクし、16個の分周クロック
のみボーレートクロックとしてクロックゲート回路11
5より出力させるので、シリアルデータの転送速度が変
化しても、シリアルデータのビット幅内に発生するボー
レートクロックの個数を常に16個にすることが可能で
あり、したがってサンプルクロックがシリアルデータの
ビット幅内で必ず1個発生することになり、シリアルデ
ータを確実に受信できる。
【0139】以下、シリアルデータ1ビットにつき常に
16個の割合でボーレートクロックを出力させるための
クロック数調整部120およびクロックゲート回路11
5を内蔵した第2の実施の形態におけるスタートビット
幅検出・サンプルクロック生成部1の構成および動作に
ついて、詳しく説明する。
【0140】受信開始時は、マルチプレクサ10により
スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部1にデ
ータが入力され、スタートビット幅の検出が行われる。
受信クロックの立ち上がりタイミングでシリアルデータ
の入力が“0”のレベルを3回検出した時点で、サンプ
ルクロック制御部2からカウント開始信号を出力し、受
信クロックのカウントを開始する。受信クロックの立ち
上がりタイミングで次に“1”のレベルを3回検出した
時点でサンプルクロック制御部2からカウント停止信号
を出力し、受信クロックのカウントを停止する。
【0141】上記した第1の実施の形態では、24進カ
ウンタを用いることで、受信クロック16発分を基準に
次の8発分までは同じ分周値で、9発目以降は1を足し
た分周値に設定していた。この構成ではデータ転送速度
が受信クロック16発の整数k倍であればボーレートク
ロックを生成する分周値が整数倍になる。しかし、整数
倍であるとは限らず、例えばスタートビット幅が受信ク
ロックの20発分であれば分周値を1に設定しても、つ
ぎのデータビットから4発ずつずれることになり、次の
2ビット目は8発ずれ、4ビット目では16発ずれ、完
全に1ビットのデータをサンプリングできなくなる。
【0142】ここで、第2の実施の形態におけるスター
トビット幅検出・サンプルクロック生成部1の具体的な
構成および動作を図6および図7を用いて説明する。図
6は第2の実施の形態におけるスタートビット幅検出・
サンプルクロック生成部1の構成を示すブロックであ
り、図7は図6の動作を示すタイミング図である。
【0143】図6において、110はカウント開始信号
の発生後カウント停止信号が発生するまでの期間受信ク
ロックを計数する16進カウンタで、第1の実施の形態
の24進カウンタ105に代わるものである。
【0144】カウント初期値算出部111では、16進
カウンタ110のオーバーフロー信号と16進カウンタ
110のカウント値とを入力として、16進カウンタ1
10のカウント値を16進カウンタ110のオーバーフ
ロー値で割った数が16に加算される。例えば、スター
トビット幅を受信クロック40発分で検出した場合は、
16進カウンタ110のオーバーフロー値は2、カウン
ト値は8となる。これらの値を入力として、カウント初
期値算出部111では、 16+(8÷2)=20 が計算され、カウンタ112の初期値となる。結局、シ
リアルデータの例えば1ビット幅内に入る受信クロック
の個数を分周値で除算した値を算出することになる。ボ
ーレートクロックは16発までは出力され、残りはマス
クされる。
【0145】分周パルスを計数する5ビットのカウンタ
112は、最初は初期値として値0がセットされてい
て、分周パルスが入力される毎にオーバーフロー信号を
発生しているが、スタートビット幅の測定動作によっ
て、シリアルデータの例えば1ビット幅内に入る受信ク
ロックの個数を分周値で除した値がカウント初期値算出
部111で算出され、その値がカウントラッチ信号に応
答して初期値としてロードされると、分周パルスを設定
された初期値(31以下)だけ計数する毎にオーバーフ
ロー信号を発生することになる。
【0146】“16”値比較部113は、32進カウン
タ112のカウント値が値16と一致すると一致検出信
号を発生する。
【0147】クロックゲート回路115は分周回路10
8の出力信号の通過・遮断を切り替える機能を有する。
【0148】クロック抑制部114はクロック抑制手段
に相当し、“16”値比較部113から一致検出信号が
入力されると、クロック停止信号をアクティブ(“L”
レベル)とし、32進カウンタ112からオーバーフロ
ー信号が入力されるとクロック停止信号を非アクティブ
(“H”レベル)とする。
【0149】カウンタ値レジスタ116は初期値を0と
して、16進カウンタ110のオーバーフロー信号の発
生回数を保持し、初期値が0である以外は第1の実施の
形態におけるカウンタ値レジスタ106と同じである。
【0150】図7において、(a)はシリアルデータを
示し、(b)は受信クロックを示し、(c)はカウント
開始信号を示し、(d)はカウント停止信号を示し、
(e)は16進カウンタ110のオーバーフローの回数
を示し、(f)はカウントラッチ生成部107から出力
されるカウントラッチ信号を示し、(g)は分周値設定
レジスタ3に設定された分周値を示し、(h)は5ビッ
トカウンタ112の初期値を示し、(i)はマスクされ
たボーレートクロックを示し、(j)はクロック抑制部
114から出力されるクロック停止信号を示し、(k)
は“16”値比較部113から出力される一致検出信号
を示し、(l)は5ビットカウンタ112のオーバーフ
ロー信号を示し、(m)はサンプルクロックを示してい
る。
【0151】以上のような構成において、例えばシリア
ルデータ(図7(a))の1ビット幅内に30個の受信
クロック(図7(b))が入る場合は、16進カウンタ
110は、カウント開始信号(図7(c))が発生して
からカウント停止信号(図7(d))が発生するまでに
オーバーフロー信号が1回だけ発生し、カウンタ値レジ
スタ116の出力(図7(e))は1であり、カウント
停止信号が発生したときに、そのカウント値14となっ
ている。また、分周値レジスタ3には、カウントラッチ
信号(図7(f))によって分周値として値1が設定さ
れている(図7(g))。
【0152】このとき、カウント初期値算出部111
は、16進カウンタ110のカウント値とオーバーフロ
ー信号とを基にカウント初期値として値30が算出され
(図7(h))、その値が5ビットカウンタ112に初
期値として30がロードされ、受信クロックを計数す
る。このとき分周回路108は分周値が1であるので、
受信クロックと同じ周波数の信号を出力し、その信号を
クロックゲート回路115はそのまま通過させる。
【0153】ところが、5ビットカウンタ112が受信
クロックを16個計数した時点で“16”比較部113
が一致検出信号(図7(k))を発生し、クロック抑制
部114のクロック停止信号(図7(j))がアクティ
ブとなる。その結果、クロックゲート回路115は分周
回路108の出力信号を遮断することになる。
【0154】その後、5ビットカウンタ112が受信ク
ロックを30個計数した時点で5ビットカウンタ112
からオーバーフロー信号(図7(l))が発生し、分周
回路108の出力信号を再び通過させることになる。結
局、5ビットカウンタ112が受信クロックを30個数
える間において、16個を数えるまではクロックゲート
回路115は分周回路108の出力を通過させ、その後
14個数えるまでは分周回路108の出力を遮断し、以
後その動作を繰り返すことになる。結果的に、シリアル
データの1ビット幅内の分周回路108の出力信号が何
個入っても、シリアルデータの1ビット幅内に発生する
ボーレートクロック(図7(i))の個数を16個に制
限することができる。したがって、16個のボーレート
クロックの内の8個目のボーレートクロックのタイミン
グでサンプルクロック(図7(m))を発生させるよう
に構成したときに、サンプル位置がシリアルデータの前
のビットと後のビットとでずれることがなくなり、シリ
アルデータを確実にサンプリングすることができる。
【0155】この実施の形態によれば、分周の結果、シ
リアルデータの1ビット幅内に16個以上、例えば30
個の分周パルスが発生する場合において、30個の分周
パルスのうち、16個を超える分周パルスをマスクする
ので、シリアルデータの転送速度が変化しても、常にボ
ーレートクロックをシリアルデータのビット幅内に発生
する個数を16個にすることが可能であり、シリアルデ
ータを確実に受信できる。
【0156】その他の効果は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0157】なお、上記の各実施の形態では、個数pが
16の例を説明したが、その個数は、任意に設定でき
る。また、特定キャラクタの種類、個数も、上記の実施
の形態に限られることはない。
【0158】
【発明の効果】以上のように、本発明はシリアルデータ
の最初の特定キャラクタを受信する際に、その特定キャ
ラクタのスタートビット幅のみを受信クロックで測定
し、シリアルデータのデータ転送速度を自動的に認識す
ることにより、シリアルデータの転送速度を認識した後
は、自身の受信クロックの分周値を調整し、以降は1ビ
ットのデータに対しボーレートクロック16発中に1回
サンプリングすることにより1ビットデータを格納する
ことにより、データ転送速度の自動認識を可能とし、か
つ低消費電力化が図れる。
【0159】また、シリアルデータの最初の特定キャラ
クタからデータキャラクタのビット構成を認識し、受信
したデータのキャラクタ構成を検知し、検知したキャラ
クタ構成に従って受信したデータを補正するので、転送
プロトコルの異なるシリアルデータを自動的に適切な状
態で受信することができる。
【0160】また、分周パルスのマスク数を調整してボ
ーレートクロックの個数を常に同一の数に調整すること
によりデータ転送速度の異なるシリアルデータを確実に
受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の調歩同期式シリア
ルデータ転送装置のデータ受信回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の調歩同期式シリアルデータ転送装置のデ
ータ受信回路のデータ転送速度検出動作を示すタイミン
グ図である。
【図3】図1の調歩同期式シリアルデータ転送装置のデ
ータ受信回路のデータ構造検出動作を示すタイミング図
である。
【図4】スタートビット幅検出・サンプルクロック生成
部の具体構成を示すブロック図である。
【図5】AT値比較部およびキャラクタ構成補正部の具
体構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるスタートビ
ット幅検出・サンプルクロック生成部の具体構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6の回路の動作を示すタイミング図である。
【図8】従来の調歩同期式シリアルデータ転送装置のデ
ータ受信回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スタートビット幅検出・サンプルクロック生成部 2 サンプルクロック制御部 3 分周値設定レジスタ 4 AT値比較部 5 キャラクタ構成補正部 6 モード設定レジスタ 7 ATコマンド外認識制御部 8 UARTシリアル受信部 9 リターンコード比較部 10 マルチプレクサ 11 コントロールレジスタ 12 マルチプレクサ 13 パラレル受信部 101 スタートビット開始/終了検出部 105 24進カウンタ 106 カウンタ値レジスタ 107 カウントラッチ生成部 108 分周回路 109 サンプルクロック生成部 110 16進カウンタ 111 カウント初期値算出部 112 5ビットカウンタ 113 “16”値比較部 114 クロック抑制部 115 クロックゲート回路 116 カウンタ値レジスタ 120 クロック数調整部 201 スタートビット検出部 202 カウンタ 203 受信シフトレジスタ 204 比較部 205 AT値設定部 206 Aキャラクタ値レジスタ 207 Tキャラクタ値レジスタ 208 ATビット7値レジスタ 209 コントロールレジスタ値選択部 210 エラー検出部 211 マルチプレクサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともスタートビット、データビッ
    トおよびストップビットで構成される複数個のキャラク
    タからなる一連のシリアルデータを受信する調歩同期式
    シリアルデータ転送装置のデータ受信回路であって、 前記一連のシリアルデータの先頭に位置する特定キャラ
    クタのスタートビットのビット幅のみを受信クロックを
    用いて測定することにより、前記一連のシリアルデータ
    のデータ転送速度を自動的に認識する転送速度認識手段
    と、この転送速度認識手段により認識したデータ転送速
    度に対応した分周値で前記受信クロックを分周し前記受
    信クロックの分周パルスをボーレートクロックとして出
    力する分周手段と、前記ボーレートクロックのp個(p
    は正整数)毎に1個サンプルクロックを発生するサンプ
    ルクロック生成手段を備え、前記サンプルクロックで前
    記一連のシリアルデータをサンプリングするようにした
    ことを特徴とする調歩同期式シリアルデータ転送装置の
    データ受信回路。
  2. 【請求項2】 少なくともスタートビット、データビッ
    トおよびストップビットで構成される複数個のキャラク
    タを一連のシリアルデータとして受信する調歩同期式シ
    リアルデータ転送装置のデータ受信回路であって、 前記一連のシリアルデータの先頭に位置する特定キャラ
    クタを構成する複数のデータビットにおいて値が最初に
    前記スタートビットと異なる値になるビット位置情報を
    格納するレジスタと、前記特定キャラクタのスタートビ
    ットとこのスタートビットと連続しかつ同じ値をもった
    ビットの合計のビット幅のみを受信クロックを用いて測
    定することにより、前記一連のシリアルデータのデータ
    転送速度を自動的に認識する転送速度認識手段と、この
    転送速度認識手段により認識したデータ転送速度に対応
    した分周値で前記受信クロックを分周し前記受信クロッ
    クの分周パルスをボーレートクロックとして出力する分
    周手段と、前記ボーレートクロックのp個(pは正整
    数)毎に1個サンプルクロックを発生するサンプルクロ
    ック生成手段とを備え、前記サンプルクロックで前記一
    連のシリアルデータをサンプリングするようにしたこと
    を特徴とする調歩同期式シリアルデータ転送装置のデー
    タ受信回路。
  3. 【請求項3】 受信したデータがあらかじめ設定された
    複数個の特定キャラクタのいずれかに対応する値かどう
    かを判定することにより特定キャラクタを認識する判定
    手段と、前記判定手段によって認識されたm個(mは2
    以上の整数)の特定キャラクタを格納するm個のキャラ
    クタ値レジスタと、前記m個のキャラクタ値レジスタに
    格納された前記m個の特定キャラクタの最終ビットの値
    をそれぞれ格納するmビットの最終ビット値レジスタ
    と、受信したデータのキャラクタ構成を設定するコント
    ロールレジスタと、前記mビットの最終ビット値レジス
    タに格納された値から複数のキャラクタ構成のいずれか
    を選択し、選択したキャラクタ構成に対応して前記コン
    トロールレジスタに設定する値を自動的に変更するコン
    トロールレジスタ値選択手段と、前記コントロールレジ
    スタに格納された値に基づき、m個の特定キャラクタの
    組み合わせに対応したキャラクタ構成に従って前記受信
    したデータを補正する補正手段とをさらに備えた請求項
    2記載の調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受
    信回路。
  4. 【請求項4】 分周手段は、受信クロックの分周値が、
    認識したデータ転送速度に対応した値1/n(nは整
    数)に設定されることによって、前記ボーレートクロッ
    クを一連のシリアルデータの1ビットにp個(pは正整
    数)の割合により近い個数だけ発生するようにした請求
    項1または2記載の調歩同期式シリアルデータ転送装置
    のデータ受信回路。
  5. 【請求項5】 分周手段は、シリアルデータの1ビット
    期間に入る分周パルスの個数qがp個以上となるように
    分周値が設定され、 前記分周手段による分周パルスの通過・遮断を切り替え
    るクロックゲート手段と、前記シリアルデータの1ビッ
    ト期間に入るq個の分周パルスのうち、p個を超える分
    周パルスを遮断することにより前記q個の分周パルスの
    うちp個の分周パルスを前記クロックゲート手段からボ
    ーレートクロックとして出力させるクロック数調整手段
    とをさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の調歩
    同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路。
  6. 【請求項6】 一連のシリアルデータを受信している際
    に、最後のキャラクタであることを示す他の特定キャラ
    クタを検出する比較手段をさらに備え、転送速度認識手
    段は前記比較手段の出力に応答して前記一連のシリアル
    データの受信が完了したと認識し、次の一連のシリアル
    データの受信に応答してデータ転送速度の認識を再開す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の調歩同期式
    シリアルデータ転送装置のデータ受信回路。
  7. 【請求項7】 転送されるシリアルデータのキャラクタ
    が、データ転送速度の自動調整が必要なキャラクタか、
    予め決められたデータ転送速度で送られてきたキャラク
    タかを指定するレジスタをさらに備え、転送速度認識手
    段は前記レジスタの設定値に基づき、転送されてきたシ
    リアルデータのキャラクタが、データ転送速度の自動調
    整が必要なキャラクタであるときにのみ一連のシリアル
    データのデータ転送速度を自動的に認識するようにした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の調歩同期式シ
    リアルデータ転送装置のデータ受信回路。
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