JP2001168293A - メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器 - Google Patents

メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器

Info

Publication number
JP2001168293A
JP2001168293A JP34953399A JP34953399A JP2001168293A JP 2001168293 A JP2001168293 A JP 2001168293A JP 34953399 A JP34953399 A JP 34953399A JP 34953399 A JP34953399 A JP 34953399A JP 2001168293 A JP2001168293 A JP 2001168293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
memory device
layer
linear
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34953399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3606367B2 (ja
Inventor
Kazunori Sakurai
和徳 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP34953399A priority Critical patent/JP3606367B2/ja
Publication of JP2001168293A publication Critical patent/JP2001168293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3606367B2 publication Critical patent/JP3606367B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各線状電極間距離が小さく、大容量メモリ
及び小型化が実現できると共に、精度よく確実に周辺回
路へ接続が可能な単純マトリクス構造のメモリデバイス
及びその製造技術を提供する。 【解決手段】 第1の線状電極と、前記第1の線状電極
上に形成されたメモリ層と、前記メモリ層上に形成さ
れ、前記第1の線状電極に直交する第2の線状電極とを
備えており、前記第1の線状電極と前記第2の線状電極
が積層方向に重なる各交差部にメモリセルが形成される
単純マトリクス構造のメモリデバイスであって、前記第
1の線状電極及び前記第2の線状電極それぞれに、周辺
回路と接続するための接続端子を設け、該接続端子の少
なくとも1つを、前記メモリセル間に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単純マトリクス構
造のメモリデバイス及びその製造技術に関わる。
【0002】
【従来の技術】メモリデバイスとして、メモリ層に種々
の材料を用いたものが開発されている。例えば、強誘電
体材料は比誘電率が数百から数千と極めて大きく、キャ
パシタの材料に用いれば大規模集積回路に好適な小面
積、大容量のキャパシタが得られる。強誘電体材料は自
発分極を持ち、外部電場の作用により分極方向を反転さ
せることができるため、この特性を用いて不揮発性メモ
リを製造することができる。
【0003】強誘導体材料の分極特性は図11に示すよ
うなヒステリシス特性を示す。強誘電体材料に電圧Eを
印加して分極させた場合、電圧を“0”に戻しても、点
100または点102で示される残留分極値±Prの状
態が保持されるという特性があるため、点100または
点102で示される残留分極値の各々にデジタル信号の
“1”,“0”を対応させることで、不揮発性メモリと
して機能させることができる。
【0004】具体的には、閾値電圧Vcを越える充分な
大きさの電圧V(飽和電圧)を印加することによって、
“0”を記録し、また、閾値電圧−Vc を越える充分な
大きさの電圧−V(飽和電圧)を印加し、“1”の状態
を記録する。この“1”の状態が記録されている場合
に、電圧V を印加すると、分極状態が点100から点
102に転移する。この時、両分極差2Prに相当する
電荷が放出される。一方、“0”の状態にあるときは、
点102→点101→点102と分極状態が変化するの
で両分極差は“0”である。従って、電圧Vの印加によ
って発生する電荷量を検出することにより、記憶状態が
“1”か“0”かを読出すことができる。
【0005】この他、メモリ層の材料に誘電体又は電荷
移動錯体を用いることができる。
【0006】図12は、前述の分極を利用したメモリデ
バイスのうち、単純マトリクス構造の具体的な構成を示
す図〔図では、マトリクス構造の一部(3×3の部分)
を拡大して図示〕である。このメモリデバイスは、支持
体となる基板110の両面上に互いに交差した一対の線
状の下部電極111、上部電極112が配置され、この
両電極111、112間にメモリ層113が設けられ
て、上下線状電極111、112が積層方向に重なる交
差部にメモリセルが構成される。ここで、積層方向と
は、基板/下部電極/メモリ層/上部電極のように、製
造過程において積層される方向を意味し、図では垂直方
向に相当する。図13に、単純マトリクス構造の等価回
路を示す。図13(a)はメモリセル配置図、同図
(b)は、メモリセル125に電圧を印加する場合の等
価回路図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したような単純マ
トリクス構造のメモリデバイスは、持ち運びが容易にな
るように小型化されると同時に、メモリ容量を増大する
開発がなされてきている。この単純マトリクス構造のメ
モリデバイスのメモリ容量は、マトリクス配線における
各隣り合う線状電極間距離に大きく依存している。即
ち、電極間距離が小さくなればなる程、メモリセルサイ
ズが小さくなり、メモリ容量が大きくなるという傾向に
ある。従って、大容量メモリを実現するためには、マト
リクス配線における電極間距離を縮小する必要がある。
【0008】ところで、従来の単純マトリクス構造のメ
モリデバイスにおいては、マトリクス配線の電極とドラ
イバー、センサーといった外部周辺回路とを繋ぐための
接続端子はマトリクス平面(メモリセルを含むエリア)
外に配置した構造となっている。そのような構造の例と
しては、例えば、図14に示すように、マトリクス平面
の外部に接続端子を一列に配置した構造がある。かかる
構造では、電極間距離dがそのまま接続端子間の距離
に等しくなるため、前記のように電極間距離を縮小すれ
ばそれだけ接続端子間距離も小さくなる。接続端子間距
離が小さくなると、電極と周辺回路とを繋ぐ際に隣の電
極(接続端子)とショートを起こし易くなる等、周辺回
路への接続が不安定になるという問題があった。
【0009】この問題を回避するため、例えば、図15
に示すように、電極から接続端子までの長さを各電極に
より変化させることにより、接続端子間距離dを大き
くすることも考えられた。しかし、この場合、接続端子
の配置に必要なエリアが増加し、メモリデバイスの小型
化を図ることができない。
【0010】そこで、本発明は、各線状電極間距離が小
さく、大容量メモリ及び小型化が実現できると共に、精
度よく確実に周辺回路へ接続が可能な単純マトリクス構
造のメモリデバイス及びその製造技術を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリデバイス
は、第1の線状電極と、前記第1の線状電極上に形成さ
れたメモリ層と、前記メモリ層上に形成され、前記第1
の線状電極に直交する第2の線状電極とを備えており、
前記第1の線状電極と前記第2の線状電極が積層方向に
重なる各交差部にメモリセルが形成される単純マトリク
ス構造のメモリデバイスであって、前記第1の線状電極
及び前記第2の線状電極それぞれに、周辺回路と接続す
るための接続端子が設けられ、該接続端子の少なくとも
1つが、前記メモリセル間に配置されていることを特徴
とする。
【0012】また、本発明のメモリデバイスは、好まし
くは、前記第1線状電極及び/又は前記第2線状電極の
各接続端子の全部が、前記メモリセル間に配置されてい
る。
【0013】また、本発明のメモリデバイスは、好まし
くは、少なくとも1組の隣合う前記接続端子同士の距離
が、隣合う前記第1の線状電極間距離及び隣合う前記第
2の線状電極間距離の何れよりも大きい。
【0014】また、本発明のメモリデバイスは、好まし
くは、全組の隣合う前記接続端子同士の距離が、隣合う
前記第1の線状電極間距離及び隣合う前記第2の線状電
極間距離の何れよりも大きい。
【0015】本発明のメモリデバイスにおいて、メモリ
層はゾル・ゲル法、MOD法、スパッタ法又は印刷法に
より形成することができる。また、メモリ層は、強誘電
体からなることができ、好ましくはチタン酸鉛(PbT
iO)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)
)、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ラ
ンタン((Pb,La),TiO)、ジルコン酸チタ
ン酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O
又は、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛
(Pb(Zr,Ti)(Mg,Nb)O)のうち何れ
かの強誘電体からなる。また、メモリ層は、電荷移動錯
体からなることもできる。
【0016】本発明のメモリデバイスは、これを積層方
向に複数重ね合わせて、メモリデバイス積層体とするこ
とができる。
【0017】本発明のメモリデバイスは、電子機器のメ
モリとして使用することができる。情報処理機器とは、
コンピュータ、プリンタ等のCPU、メモリ、データの
入出力装置を備えたものをいう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照して説明する。
【0019】(メモリデバイス製造工程)図1は、本発
明のメモリデバイスの製造工程を示す図である。本実施
形態ではメモリ層としての強誘電体層を形成する工程を
備えている。 1)下部電極形成工程(図1(a)) 基板10上に下部電極層11を形成する。基板10は、
メモリ層の成形プロセスに対する耐熱性および耐食性を
備えている。例えば、耐熱性については、メモリ層の成
形プロセスによって、例えば400℃〜900℃以上と
なることがあるため、これらの温度に耐えられる性質を
備えていることが好ましい。基板が耐熱性に優れていれ
ば、メモリ層の成形条件において、温度設定が自由に行
えるからである。このような材料としては、例えば、石
英ガラス、ソーダガラス、コーニング7059、日本電
気ガラスOA―2等の耐熱性ガラスがある。特に、石英
ガラスは、耐熱性に優れる。その歪点は、通常のガラス
が400℃〜600℃であるのに対し、1000℃であ
る。
【0020】下部電極層11は、直流スパッタ法、電子
ビーム蒸着法等で白金を成膜することで得られる。白金
の他に好適な電極として、パラジウム等の貴金属電極、
IrO,RuO,ReO等の導電性化合物があ
る。但し、下部電極に多結晶シリコンを使用すると、多
結晶シリコンがメモリ層に酸化されてしまい、界面に低
誘電率のシリコン酸化物が形成されるため、キャパシタ
の特性が劣化してしまう。従って、下部電極層の材料の
選択には注意を要する。
【0021】下部電極層11の成膜後、レジスト(図示
せず)を塗布し、線状にパターニングを行い、これをマ
スクとしてドライエッチングを施す。かかる工程によ
り、線状の複数の下部電極11が形成されることにな
る。なお、図では、左右方向に線状となっている。 2)メモリ層形成工程(図1(b)) 下部電極11上に強誘電体からなるメモリ層12を成膜
する。本実施の形態ではゾル・ゲル法で強誘電体層をメ
モリ層12として成膜する場合について説明する。メモ
リ層12としての強誘電体層は、キャパシタに使用でき
るものあれば、その組成は任意のものを適用することが
できる。例えば、PZT系圧電性材料の他、ニオブや酸
化ニッケル、酸化マグネシウム等の金属酸化物を添加し
たもの等が適用できる。具体的には、チタン酸鉛(Pb
TiO)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr,T
i)O)、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸
鉛ランタン((Pb,La),TiO)、ジルコン酸
チタン酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O
)又は、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸
鉛(Pb(Zr,Ti)(Mg,Nb)O)等を適用
することができる。
【0022】ゾル・ゲル法で成膜する場合は、強誘電体
層を形成可能な金属成分の水酸化物の水和錯体、即ち、
ゾルを下部電極11及び基板10上に塗布・乾燥・脱脂
処理して強誘電体膜前駆体とし、この前駆体をRTA処
理で結晶化して強誘電体薄膜を得る。
【0023】また、上述したゾル・ゲル法に限らず、高
周波スパッタ、MOD法(Metal Organic Decomposit
ion Process)、印刷法等でもメモリ層12としての強
誘電体層を成膜することができる。スパッタ成膜法に関
しては、特開平8−277195号公報や、Japanese
Journal of Applied Physics Vol.32 pp4122-4125
“Preparation and Characterrization of Pb(ZrxT
i1-x)O3 Thin Filmsby Reactive Sputtering Usin
g an Alloy Target”等の文献に詳細に記述されてい
る。
【0024】また、印刷法による強誘電体層の成膜に関
しては、特開平3−128681号公報等に詳細に開示
されている。
【0025】強誘電体層の成膜後、レジスト(図示せ
ず)を塗布し、表面が平滑になるように、これをマスク
としてドライエッチングを施す。
【0026】メモリ層12としては、上述した強誘電体
層に代えて、電荷移動錯体層を形成することもできる。
この電荷移動錯体層を形成する具体的な材料としては、
7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(TCN
Q)をベースとし、Cu等をドナーとして用いた有機金
属電荷錯体を好適に用いることができる。その他、メモ
リ層12として、誘電体層を形成することもでき、この
誘電体層を形成する材料も所望の材料を適宜選択して用
いることができる。 3)上部電極形成工程(図1(c)) 上部電極層13は、直流スパッタ法、電子ビーム蒸着法
等で白金を成膜することで得られる。白金の他に好適な
電極として、パラジウム等の貴金属電極、IrO,R
uO,ReO等の導電性化合物がある。但し、下部
電極と同様に、上部電極の材料の選択には注意を要す
る。
【0027】上部電極層13の成膜後、レジスト(図示
せず)を塗布し、下部電極11と直交する方向(Y方
向)に線状にパターニングを行い、これをマスクとして
ドライエッチング等を施す。 4)絶縁体層形成工程(図1(d)) 前記1)〜3)の工程を経た後、上部電極層13上に、
通常の方法、例えば、PSGやSiO又はSi
等を用いて、常圧CVDやプラズマCVD等により、絶
縁体層14を形成する。この絶縁体層14の形成によ
り、隣接するメモリセル間に該絶縁体層14が入り込
み、クロストークの軽減が図られている。 5)接続端子形成工程(図2〜4) 接続端子16の形成については、図2(a)の平面図に
示すように、上部電極13の接続端子16を形成する場
合と、図2(b)の平面図に示すように、下部電極11
の接続端子16を形成する場合のそれぞれがある。メモ
リセル間に上部電極13又は下部電極11の各接続端子
16を配置する位置に、レーザー光を照射、あるいはレ
ジストマスクを用いてドライエッジングすること等によ
り、それぞれ積層方向にスルーホール15を形成する
(図3(a)、(b))。ここで形成されたスルーホー
ル15内に、無電界メッキあるいは蒸着等により、C
u、Ni、Au、Pt等の金属を充填し、上下導通をと
る。次に、一般に電気配線において電線同士の接続に用
いられる嵌合型接続端子等に施される錫めっきや金めっ
きを施して外部との接続部を設けることにより、接続端
子16を形成する(図4(a)、(b))。なお、図2
(a)は、上部電極13の接続端子16が配置された例
の模式図(平面図)であり、図3(a)及び図4(a)
は、上部電極13の接続端子16を形成するときの工程
図(図2(a)のA−A線断面図)である。また、図2
(b)は、下部電極11の接続端子16が配置された例
の模式図(平面図)であり、図3(b)及び図4(b)
は、下部電極11の接続端子16を形成するときの工程
図(図2(b)のB−B線断面図)である。
【0028】(構造の説明)図4は、本発明のメモリデ
バイスの構造の例の一部を拡大して示す概略断面図であ
り、図5及び6は、本発明のメモリデバイスの構造の例
を示す概略平面図である。各例において、メモリデバイ
ス1は、図4に示すように、基板10、下部電極11、
メモリ層12、上部電極13、絶縁体層14、接続端子
16を備えている(図5では、下部電極11、上部電極
13及び接続端子16のみ示し、他は省略する)。下部
電極11は基板10上に形成されており、メモリ層12
は下部電極11上に形成されている。上部電極13はメ
モリ層12上に形成され、下部電極11に直交するよう
に配置されている。絶縁体層14は上部電極13上に形
成されている。また、下部電極11と上部電極13が積
層方向に重なる各交差部には、メモリセルが形成され
る。そして、下部電極11及び上部電極13それぞれ
に、周辺回路と接続するための接続端子16a、16b
が設けられ、該接続端子16a、16bの少なくとも1
つが、前記メモリセル間に配置されている。
【0029】なお、各例はデコーダ等の周辺回路を示し
ていないが、メモリデバイスは、メモリを駆動するため
の種々の周辺回路を基板上に備えており、これらの周辺
回路の形成は、通常の半導体ICプロセスを用いること
によって容易に形成することができる。
【0030】図5に示す例では、電極間距離が同程度で
ある下部電極11及び上部電極13の各接続端子16
a、16bの全部が、前記メモリセル間に配置されてい
る。
【0031】また、本例では、全組の隣合う前記接続端
子16a、16b同士の距離lが、隣合う下部電極11
間距離m及び隣合う上部電極13間距離nの何れよりも
大きい(各距離l、m及びnは、同一でも異なっていて
も良い)。ここで、接続端子同士の距離とは、下部電極
11の接続端子16a同士の距離、上部電極13の接続
端子16b同士の距離、及び下部電極11の接続端子1
6aと上部電極13の接続端子16bとの距離の何れの
こともいう。
【0032】図5に示す例の構造であると、接続端子1
6a、16b同士の距離lが大きいため、電極11,1
3と周辺回路とを繋ぐ際に隣の電極11,13(接続端
子16a、16b)とショートを起こす可能性が減少す
る。これにより、周辺回路への接続の安定化を図ること
ができる。また、接続端子の配置に必要なエリアを増加
させる必要もない。従って、大容量メモリの実現と小型
化と周辺回路の接続の安定化とを同時に達成できる。
【0033】なお、本発明においては、接続端子16
a、16bの少なくとも1つが、前記メモリセル間に配
置されている限り、接続端子16a、16b同士の距離
lに特に制限はないが、少なくとも1組の隣合う接続端
子16a、16b同士の距離lが、隣合う下部電極11
間距離及び隣合う上部電極13間距離の何れよりも大き
いことが好ましい。
【0034】図6に示す例では、下部電極11及び上部
電極13のうち、一方の各接続端子の全部が、前記メモ
リセル間に配置されている構造で、それ以外は図5に示
す例の構造と同様である。具体的には、上部電極13の
接続端子16bの全部が前記メモリセル間に配置れてお
り、下部電極11の接続端子16aの全部が外部に一列
に配置している構造である。このような構造では、下部
電極11の各接続端子16aは通常のものと同様である
が、上部電極13の接続端子16bは他の接続端子から
一層離間して配置することができる。このため、上部電
極13の接続端子16bに関しては、図5に示す例以上
の効果を発現することができる。本発明のメモリデバイ
スは、図5及び6に示す例の他、種々の変更形態とする
ことが可能である。例えば、図5に示す例において、接
続端子16a、16bの配置パターンを代えたものとし
て、接続端子16a、16bそれぞれが四隅にジグザグ
状をとるような配置パターン(図7参照)や、接続端子
16a、16bそれぞれが斜めのある領域を形作るよう
な配置パターン(図8参照)とすることもでき、その配
置パターンには特に制限されない。また、図5及び6に
示す例では、下部電極11間距離と上部電極13間距離
とが同程度のものを用いたが、それらが異なるものを用
いることもできる。
【0035】以上の各例では、単層構造の単純マトリク
ス構造型メモリデバイス(以下、単層体ともいう)を説
明したが、このようなメモリデバイスを積層方向に複数
重ね合わせたメモリデバイス積層体とすることができ
る。メモリデバイス積層体の例としては、図9に示すよ
うな、3層体等が挙げられる。このような積層体は、単
層体を積層方向に接続端子16が連続するように構成す
ることが必要であり、また、同一の接続端子の配置を有
する単層構造のメモリデバイスを用いて重ね合わせる構
造とすることが必要である。かかる構成により、前記の
単層構造のメモリデバイスと同様に本発明の効果を発現
することができる。
【0036】尚、図9に示す構造では、各単層体の下部
電極11が連続する接続端子により短絡されている。ま
た、同時に各単層体の上部電極13についても連続する
接続端子によりメモリセル間又はメモリセル間以外の領
域外(周辺領域)で短絡されていてもよい。この場合、
各層に層選択電極を設け(例えば、単層体の下部電極1
1に対して絶縁体を介して設け)、これに選択的に電圧
を印加することで各単層体のセルの書込み・読み出しの
選択を行うことができるようにする。
【0037】(強誘電体メモリデバイス書込み・読み出
し動作)以下、強誘電体材料を用いた場合を例にしての
メモリデバイスの書込み・読み出し動作について説明す
る。
【0038】図10に本発明のメモリデバイスの全体構
成図を示す。下部電極、上部電極には、それぞれX方向
デコーダの行線91、Y方向デコーダの列線92が接続
されている。かかる図に基づいて、メモリデバイスの書
込み・読み出し動作を説明する。なお、強誘電体の残留
分極値が−Prとなる場合を”1”、Prとなる場合
を”0”として説明を行う。
【0039】最初に、書込み動作について説明する。外
部から供給されるアドレス信号に基づいて、前記X方向
デコーダ、Y方向デコーダにより、書き込み対象となる
メモリセル93が選択される。各デコーダには電圧発生
器より±1/2Vの電圧信号が供給され、かかる電圧信
号は選択されたメモリセル93に対応する行線、列線に
出力される。なお、Vはヒステリシス特性における飽和
電圧であり、自発分極を生じさせるためのしきい値電圧
は1/2以上であるとする。
【0040】ここで、X方向デコーダとY方向デコーダ
では、供給される電圧信号の極性は常に互いに逆極性と
なっている。すなわち、選択したメモリセル93に”
1”を書き込む場合は、X方向デコーダには−1/2
V、Y方向デコーダには+1/2Vが供給され、”0”
を書き込む場合は、X方向デコーダには+1/2V、Y
方向デコーダには−1/2Vが供給されることになる。
【0041】その結果、選択したメモリセル93に電圧
+V(もしくは−V)が印加されることとなり、メモリ
セル内の強誘電体層が分極する。分極した後は、電圧V
が印加されない状態においても残留分極値−Prが保持
されるため、”1”を記憶することができる。
【0042】なお、選択したメモリセル93と同じ行
線、列線に接続される非選択メモリセルに対しては、印
加される電圧が1/2となるため、自発分極は生じず、
書込みは行われない。
【0043】次に読み出し動作について説明する。読み
出し時においては、常に、X方向デコーダには+1/2
Vが、Y方向デコーダには−1/2Vが供給される。そ
の結果、選択したメモリセルには電圧+Vが印加され、
記録状態が”1”、すなわち残留分極値が−Prの場合
には、分極状態が−PrからPrに分極反転することに
なる。一方、記憶状態が”0”、すなわち残留分極値が
Prの場合には、分極状態はPrから一旦増加した後ま
たPrに戻るため、残留分極値はPrのままとなる。
【0044】従って、記録状態が”1”の場合にのみ、
分極状態が−PrからPrに反転し、電荷が放出されて
反転電流が生じる。なお、記録状態が”0”の場合に
も、少量の電流が生じるが、前記反転電流に比べ充分に
小さいものとなる。前記反転電流は電圧変換された後セ
ンスアンプにおいて基準電圧と比較され、基準電圧より
大きい場合に記録状態”1”として読み出されることに
なる。記録状態が”1”だった場合には再度書き込みを
行い、Prから−Prに戻す。
【0045】(その他変形例)本発明のメモリデバイス
は、メモリを備える全ての電子機器、例えばコンピュー
タの内部記憶装置、メモリスティック、メモリカードな
どに用いることができる。
【0046】なお、本発明は上述したような実施例に限
定されることなく、種々に変形して適用することが可能
である。本発明は、例えば、前述したように、メモリ層
として、強誘電体層の代わりに、誘電体層を設けること
もできる。また、本発明は、前述したように、メモリ層
として、強誘電体層の代わりに、電圧によりインピーダ
ンスが変化し2値をとる電荷移動錯体材料を用いて電荷
移動錯体層を設けことにより、単純マトリクス構造の不
揮発メモリとして適用することもできる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、前記単純マトリクス構
造内に、接続端子が配置したことにより、各線状電極間
距離が小さく、大容量メモリが実現できると共に、精度
よく確実に、安定した端子の接続ができ、特に積層した
場合にも端子エリアが拡大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリデバイスの製造工程を示す。
【図2】メモリデバイスの製造工程において形成される
接続端子の位置を示す概略平面図である。
【図3】メモリデバイスの製造工程において形成される
スルーホールの形状の例を示す概略断面図である。
【図4】メモリデバイスの構造の例の一部を拡大して示
す(メモリデバイスの製造工程において形成される接続
端子の形状の例を示す)概略断面図である。
【図5】本発明のメモリデバイスの構造を説明するため
の概略平面図である。
【図6】本発明のメモリデバイスの構造を説明するため
の概略平面図である。
【図7】本発明のメモリデバイスの構造を説明するため
の概略平面図である。
【図8】本発明のメモリデバイスの構造を説明するため
の概略平面図である。
【図9】本発明のメモリデバイス積層体の構造を説明す
るための概略断面図である。
【図10】本発明のメモリデバイスの全体構成を示す概
略図である。
【図11】強誘電体材料のヒステリシス特性を説明する
ための図である。
【図12】単純マトリクス構造のメモリデバイスを説明
するための概略斜視図である。
【図13】単純マトリクス構造のメモリデバイスの等価
回路を示す図である。
【図14】従来の単純マトリクス構造のメモリデバイス
を示す概略平面図である。
【図15】従来の単純マトリクス構造のメモリデバイス
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10、110 基板 11、111 下部電極 12、112 メモリ層 13、113 上部電極 14 絶縁体層 15 スルーホール 16、16a、16b 接続端子 91 行線 92 列線 93 メモリセル l 接続端子間距離 m 下部電極間距離 n 上部電極間距離

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の線状電極と、前記第1の線状電極
    上に形成されたメモリ層と、前記メモリ層上に形成さ
    れ、前記第1の線状電極に直交する第2の線状電極とを
    備えており、前記第1の線状電極と前記第2の線状電極
    が積層方向に重なる各交差部にメモリセルが形成される
    単純マトリクス構造のメモリデバイスであって、 前記第1の線状電極及び前記第2の線状電極それぞれ
    に、周辺回路と接続するための接続端子が設けられ、該
    接続端子の少なくとも1つが、前記メモリセル間に配置
    されていることを特徴とするメモリデバイス。
  2. 【請求項2】 前記第1線状電極及び/又は前記第2線
    状電極の各接続端子の全部が、前記メモリセル間に配置
    されていることを特徴とする請求項1記載のメモリデバ
    イス。
  3. 【請求項3】 少なくとも1組の隣合う前記接続端子同
    士の距離が、隣合う前記第1の線状電極間距離及び隣合
    う前記第2の線状電極間距離の何れよりも大きいことを
    特徴とする請求項1又は2記載のメモリデバイス。
  4. 【請求項4】 全組の隣合う前記接続端子同士の距離
    が、隣合う前記第1の線状電極間距離及び隣合う前記第
    2の線状電極間距離の何れよりも大きいことを特徴とす
    る請求項3記載のメモリデバイス。
  5. 【請求項5】 前記メモリ層が、強誘電体からなる請求
    項1〜4の何れかに記載のメモリデバイス。
  6. 【請求項6】 前記メモリ層が、チタン酸鉛(PbTi
    )、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O
    )、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ラン
    タン((Pb,La),TiO)、ジルコン酸チタン
    酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O)又
    は、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛(P
    b(Zr,Ti)(Mg,Nb)O)のうち何れかの
    強誘電体からなることを特徴とする請求項5記載のメモ
    リデバイス。
  7. 【請求項7】 前記メモリ層は、電荷移動錯体からなる
    請求項1〜4の何れかに記載のメモリデバイス。
  8. 【請求項8】 前記メモリ層は、ゾル・ゲル法、MOD
    法、スパッタ法又は印刷法により形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のメモリ
    デバイス。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載のメモリデ
    バイスを積層方向に複数重ね合わせてなることを特徴と
    するメモリデバイス積層体。
  10. 【請求項10】 2つの線状電極が積層方向に重なる各
    交差部にメモリセルが形成される単純マトリクス構造の
    メモリデバイスの製造方法であって、 基板上に第1の線状電極を複数形成する第1工程と、 前記第1の線状電極上にメモリ層を形成する第2の工程
    と、 前記メモリ層上に第2の線状電極を複数形成する第3の
    工程と、 前記第1の線状電極及び前記第2の線状電極それぞれの
    接続端子を、前記メモリセル間に形成する第4の工程と
    を備えることを特徴とするメモリデバイス製造方法。
  11. 【請求項11】 前記メモリ層が、強誘電体からなる請
    求項10記載のメモリデバイス製造方法。
  12. 【請求項12】 前記メモリ層が、チタン酸鉛(PbT
    iO)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr,Ti)
    )、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ラ
    ンタン((Pb,La),TiO)、ジルコン酸チタ
    ン酸鉛ランタン((Pb,La)(Zr,Ti)O
    又は、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛
    (Pb(Zr,Ti)(Mg,Nb)O)のうち何れ
    かの強誘電体からなることを特徴とする請求項11記載
    のメモリデバイス製造方法。
  13. 【請求項13】 前記メモリ層が、電荷移動錯体からな
    る請求項10記載のメモリデバイス製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜8の何れかに記載のメモリ
    デバイスをメモリとして備えた電子機器。
JP34953399A 1999-12-08 1999-12-08 メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器 Expired - Fee Related JP3606367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34953399A JP3606367B2 (ja) 1999-12-08 1999-12-08 メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34953399A JP3606367B2 (ja) 1999-12-08 1999-12-08 メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001168293A true JP2001168293A (ja) 2001-06-22
JP3606367B2 JP3606367B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=18404376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34953399A Expired - Fee Related JP3606367B2 (ja) 1999-12-08 1999-12-08 メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3606367B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003243625A (ja) * 2002-02-19 2003-08-29 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ装置およびその製造方法
CN103378073A (zh) * 2012-04-12 2013-10-30 旺宏电子股份有限公司 半导体结构及其制造方法
JP2014146413A (ja) * 2001-11-30 2014-08-14 Thin Film Electronics Asa 受動マトリクス・アドレス指定可能素子の読み取り方法並びにその方法を実施するための素子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014146413A (ja) * 2001-11-30 2014-08-14 Thin Film Electronics Asa 受動マトリクス・アドレス指定可能素子の読み取り方法並びにその方法を実施するための素子
JP2003243625A (ja) * 2002-02-19 2003-08-29 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ装置およびその製造方法
CN103378073A (zh) * 2012-04-12 2013-10-30 旺宏电子股份有限公司 半导体结构及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3606367B2 (ja) 2005-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6727536B2 (en) Ferroelectric memory device
US20060046344A1 (en) Organic electronic circuit and method for making the same
KR100505445B1 (ko) 반도체 소자의 강유전체 캐패시터 및 그 형성방법
JP2002026277A (ja) メモリデバイス及びその駆動方法
US20070095653A1 (en) Method for manufacturing conductive complex oxide layer, and method for manufacturing laminated body having ferroelectric layer
JP3620041B2 (ja) メモリデバイス及びその製造方法、並びに電子機器
JP3622598B2 (ja) 不揮発性メモリ素子の製造方法
JP4297605B2 (ja) 半導体装置の製造方法
TWI228821B (en) Method of producing semiconductor device
JP2007281373A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6617627B2 (en) Memory cell array having ferroelectric capacitors, method of fabricating the same, and ferroelectric memory device.
JP2007103722A (ja) キャパシタおよびその製造方法、強誘電体メモリ装置、アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド
US7176509B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2004296929A (ja) 強誘電体キャパシタの製造方法、強誘電体キャパシタ、記憶素子、電子素子、メモリ装置及び電子機器
JP2009054785A (ja) 圧電素子およびその製造方法、アクチュエータ、液体噴射ヘッド、並びに、強誘電体メモリ
JP4811551B2 (ja) 強誘電体膜の製造方法および強誘電体キャパシタの製造方法
JP3606367B2 (ja) メモリデバイス及びその製造方法並びに電子機器
JP2001156263A (ja) メモリデバイス及びその製造方法、並びに電子機器
JP2003243632A (ja) 強誘電体メモリ装置およびその製造方法
JP2002198496A (ja) 強誘電体キャパシタおよびその製造方法ならびに強誘電体メモリ装置
JP4124010B2 (ja) 強誘電体メモリおよびその製造方法
JP2003282838A (ja) 強誘電体キャパシタおよびその製造方法、メモリセルアレイ、誘電体キャパシタの製造方法、ならびに、メモリ装置
JP2004296919A (ja) キャパシタ製造方法、メモリ装置、及び電子機器
JP2005045281A (ja) メモリデバイス及びその製造方法、並びに電子機器
JPH113976A (ja) 誘電体素子、強誘電体メモリおよびその動作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees