JP2001168291A - 半導体集積回路およびそれを備えたデジタルカメラ - Google Patents

半導体集積回路およびそれを備えたデジタルカメラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模マクロセル部の省面積化を実現するこ
と。 【解決手段】 CPUなどのマクロセル部1は、配線層
5を5層化することにより、マクロセル部1内の配線形
成の余裕度を高め、主電源電位線27や主接地電位線2
8をマクロセル部1の領域内に配置することにより、回
路の省面積化を図る。更に、基本セル領域3上の主電源
電位線27cと主接地電位線28cを複数に細分化する
ことにより、基本セル領域3の内部配線6の配線効率を
向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
およびそれを備えたデジタルカメラに関し、より特定的
には、CPUなどの大規模マクロセル部を含む半導体集
積回路およびそれを備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD(Computer Ai
ded Design)を使用して特定用途向けのデバ
イスを簡単に実現するASIC(Applicatio
n Specific Integrated Cir
cuit)が知られている。このASICの設計手法と
して、ゲートアレイ、スタンダードセルおよびエンベデ
ッドアレイの各方式が、セミカスタムLSIを効率よく
設計するものとして従来から知られている。
【0003】ゲートアレイ方式は、トランジスタをアレ
イ状に敷き詰めた基本セルを配列しておき、この基本セ
ルに配線を施して論理回路を形成する方式である。この
ゲートアレイ方式では、製造工程が配線工程だけで済む
ので、設計完了からサンプル試作までの期間であるTA
T(Turn Around Time)が短くなると
いう長所がある。
【0004】スタンダードセル方式は、最適設計した検
証済みの論理回路セルやマクロセル部をCADの設計デ
ータベースに予め登録しておき、この論理回路セルやマ
クロセル部をCADを使用して任意に組み合わせて構成
する方式である。このスタンダードセル方式では、トラ
ンジスタ形成工程から品種固有のマスクを使うため、設
計が完了するまで製造が開始できないという欠点があ
る。このため、このスタンダードセル方式では、ゲート
アレイ方式に比べてTATが長くなるという不都合があ
る。その一方、このスタンダードセル方式では、CPU
やメモリなどの大規模なマクロセル部を設計しやすいと
いう長所がある。
【0005】エンベデッドアレイ方式は、ゲートアレイ
方式とスタンダードセル方式との両方の長所を取り入れ
たものである。すなわち、このエンベデッドアレイは、
ゲートアレイのランダムロジック部に、スタンダードセ
ルのマクロセル部を埋め込んだ構造を有する。エンベデ
ッドアレイは、ランダムロジック部のゲート数や、内蔵
するマクロセル部の種類を決定した後、直ちにウェーハ
の製造を開始して配線工程の前まで製造を進めておく。
この状態で、論理設計の完成を待つ。論理シミュレーシ
ョン終了後は、ランダムロジック部に配線を施すだけで
完成する。
【0006】つまり、このエンベデッドアレイ方式で
は、スタンダードセルのマクロセル部は予め登録されて
いるので、マクロセル部以外の部分が設計対象となる。
このため、スタンダードセルの各マクロセル部をトラン
ジスタ単位のレベルまで具体化する必要がないので、ス
タンダードセルに対してTATを短縮することができ
る。また、ランダムロジック部の回路を変更する場合は
配線工程のみで対応することができる。
【0007】上記のような従来のASICの設計におい
ては、回路中の信号線を電源電位や接地電位に固定する
ために、電源配線(電源電位線および接地電位線)が必
要である。たとえば、特開平8−125025号公報で
は、ASICマイコンの設計において、マクロセル部と
してのマイコンコアを取り囲むようにリング状に、主た
る電源配線である主電源電位線(電源幹線)および主接
地電位線(接地線幹線)を設けている。そして、このよ
うなマイコンコアの領域以外に設置された主電源電位線
および主接地電位線と、マイコンコア内の素子とを電気
的に接続するために、マイコンコア内に補助的な電源電
位線(電源配線)および接地電位線(接地線配線)を設
けている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、マクロセル部としてのマイコンコア
の領域外に主電源電位線および主接地電位線が存在する
ので、回路の省面積化を阻害するという問題点があっ
た。特に、マイコンコア全体に電源電位と接地電位とを
供給するための主電源電位線および主接地電位線には、
多くの電流が流れる。このため、エレクトロマイグレー
ションと、配線抵抗に起因する電圧降下の発生とを防止
するために、主電源電位線および主接地電位線の幅を太
くする必要がある。このような幅の太い主電源配線(主
電源電位線および主接地電位線)を、従来ではマイコン
コアの領域外に設置していたため、回路面積が増大する
という問題点があった。
【0009】この発明の一つの目的は、省面積化を実現
することが可能な半導体集積回路を提供することであ
る。この発明のもう一つの目的は、半導体集積回路のマ
クロセル部内の配線の余裕度を向上させることである。
この発明のさらにもう一つの目的は、半導体集積回路の
マクロセル部における内部配線のレイアウトの自由度を
増加させて内部配線の配線効率を向上させることであ
る。
【0010】この発明の他の目的は、上記したような半
導体集積回路を備えるデジタルカメラを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明の一の局面における半導体集積回路は、複数の配線層
を有するマクロセル部と、マクロセル部の配線層によっ
て形成されたマクロセル部の内部配線と、マクロセル部
の配線層によって形成され、マクロセル部の領域内に配
置された主電源配線とを備えている。この一の局面によ
る半導体集積回路では、このようにマクロセル部の領域
内に主電源配線を配置することによって、マクロセル部
の領域外に主電源配線が配置されている従来の場合に比
べて、回路の省面積化を図ることができる。
【0012】上記一の局面による半導体集積回路におい
て、好ましくは、主電源配線は、同一の配線層から形成
された複数の第1主電源配線を含む。この場合、主電源
配線は、各第1主電源配線間を接続する第2主電源配線
を含むのが好ましい。また、上記一の局面による半導体
集積回路において、好ましくは、マクロセル部は、多層
配線構造を有し、主電源配線は、マクロセル部における
多層配線の任意の配線層によって形成されている。そし
て、さらに、マクロセル部における多層配線の他の配線
層によって形成され、主電源配線と電気的に接続される
接続配線層を備える。このようにマクロセル部を多層配
線構造にすれば、マクロセル部内の配線の余裕度を向上
させることができる。その結果、マクロセル部の領域内
に容易に主電源配線を配置することができる。
【0013】この場合、主電源配線と接続配線層とは、
接続孔配線によって接続されているのが好ましい。さら
に、好ましくは、主電源配線と、接続配線層とは、少な
くとも2つの接続孔配線によって接続されている。この
ように主電源配線と、接続配線層とを少なくとも2つの
接続孔配線によって接続すれば、1つの接続孔配線によ
って接続する場合に比べて、主電源配線と接続配線層と
の間の抵抗が低減されるので、主電源配線と接続配線層
との間での電圧降下を低減することができる。
【0014】また、接続配線層の幅は、主電源配線の幅
とほぼ等しくするのが好ましい。このようにすれば、幅
の大きい主電源配線とほぼ同じ幅を有する接続配線層
と、主電源配線との間に容易に2つ以上の接続孔配線を
形成することができる。その結果、主電源配線と接続配
線層との間での電圧降下を容易に低減することができ
る。
【0015】また、この場合、好ましくは、マクロセル
部は、半導体素子を有するセル列を含み、主電源配線の
下方には、その半導体素子を有するセル列が配置されて
いる。上記のようにマクロセル部を多層配線構造にすれ
ば、このように、主電源配線の下方に、半導体素子を有
するセル列を配置することが可能となる。その結果、各
セル列間の信号線の接続を、主電源配線に阻害されるこ
となく、容易に行うことができる。さらに、この場合、
好ましくは、マクロセル部は、複数のセル列からなるセ
ル領域を含み、主電源配線には、接続配線層を介して補
助電源配線が接続されており、補助電源配線は、セル領
域のセル列の長手方向に延びるように形成されている。
【0016】また、好ましくは、主電源配線は、第1配
線層から形成された複数の第1主電源配線と、第2配線
層から形成され、各第1主電源配線間を接続するための
第2主電源配線とを含む。この場合、マクロセル部は、
3層以上の配線層を有し、第1主電源配線および第2主
電源配線のいずれか一方を最上の配線層によって形成
し、他方を上から2番目の配線層によって形成するのが
好ましい。このようにすれば、上から3番目より下の配
線層を用いて、各セル列間の信号線の接続を、主電源配
線に阻害されることなく、容易に行うことができる。
【0017】また、上記一の局面による半導体集積回路
において、好ましくは、主電源配線は、高電位側の主電
源配線および低電位側の主電源配線の少なくとも一方を
含む。この場合、好ましくは、高電位側の主電源配線
は、主電源電位線を含み、低電位側の主電源配線は、主
接地電位線を含む。また、上記一の局面による半導体集
積回路において、好ましくは、主電源配線の少なくとも
一部は、細分化されている。このように、主電源配線の
少なくとも一部を細分化すれば、その主電源配線が細分
化された領域において、主電源配線の幅が細くなる。こ
れにより、主電源配線の幅が太い場合に比べて、その領
域におけるマクロセル部の内部配線のレイアウトの自由
度が増加する。その結果、主電源配線が細分化された領
域におけるマクロセル部の内部配線の配線効率を向上さ
せることができる。
【0018】この場合、細分化された複数の主電源配線
には、それぞれ、接続配線層が接続されているのが好ま
しい。また、細分化された複数の主電源配線には、接続
配線層を介して補助電源配線が共通接続されているのが
好ましい。このように、細分化された複数の主電源配線
に、接続配線層を介して補助電源配線を共通接続すれ
ば、主電源配線が細分化されていない場合に比べて、隣
接する主電源配線間に接続されている補助電源配線の長
さが短くなる。それにより、各主電源配線間において、
補助電源配線の抵抗が小さくなる。その結果、各主電源
配線間における電圧降下を低減することができる。
【0019】また、細分化された複数の主電源配線は、
ほぼ均等の間隔で配置されているのが好ましい。このよ
うに主電源配線をほぼ均等に配置すれば、その主電源配
線が細分化された領域の全体に渡って、電圧降下による
電位のバラツキを少なく抑えることができる。その結
果、局所的な電圧降下に起因する誤動作の発生を抑制す
ることができる。
【0020】また、この場合、好ましくは、マクロセル
部は、スタンダードセル方式のセル領域を含み、主電源
配線は、スタンダードセル方式のセル領域において細分
化されている。また、マクロセル部は、ゲートアレイ方
式のセル領域を含み、主電源配線は、ゲートアレイ方式
のセル領域において細分化されていてもよい。また、好
ましくは、主電源配線は、同一の配線層から形成された
複数の第1主電源配線を含む。この場合、主電源配線
は、各第1主電源配線間を接続する第2主電源配線を含
むのが好ましい。また、主電源配線は、主電源配線の細
分化された複数の部分を接続するための第3主電源配線
を含んでいてもよい。
【0021】また、好ましくは、マクロセル部は、多層
配線構造を有し、主電源配線は、マクロセル部における
多層配線の任意の配線層によって形成されている。そし
て、さらに、マクロセル部における多層配線の他の配線
層によって形成され、主電源配線と電気的に接続される
接続配線層を備える。このようにマクロセル部を多層配
線構造にすれば、マクロセル部内の配線の余裕度を向上
させることができる。その結果、マクロセル部の領域内
に容易に主電源配線を配置することができる。
【0022】この場合、好ましくは、主電源配線と接続
配線層とは、接続孔配線によって接続されている。ま
た、好ましくは、マクロセル部は、半導体素子を有する
セル列を含み、主電源配線の下方には、その半導体素子
を有するセル列が配置されている。上記のようにマクロ
セル部を多層配線構造にすれば、このように、主電源配
線の下方に、半導体素子を有するセル列を配置すること
が可能となり、その結果、各セル列間の信号線の接続
を、主電源配線に阻害されることなく、容易に行うこと
ができる。さらに、この場合、好ましくは、マクロセル
部は、複数のセル列からなるセル領域を含み、主電源配
線は、セル領域において細分化されており、細分化され
た主電源配線には、接続配線層を介して補助電源配線が
共通接続されており、補助電源配線は、セル領域のセル
列の長手方向に延びるように形成されている。
【0023】また、この場合、好ましくは、主電源配線
は、第1配線層から形成された複数の第1主電源配線
と、第2配線層から形成され、各第1主電源配線間を接
続するための第2主電源配線とを含む。この場合、マク
ロセル部は、3層以上の配線層を有し、第1主電源配線
および第2主電源配線のいずれか一方を最上の配線層に
よって形成し、他方を上から2番目の配線層によって形
成するのが好ましい。このようにすれば、上から3番目
より下の配線層を用いて、各セル列間の信号線の接続
を、主電源配線に阻害されることなく、容易に行うこと
ができる。
【0024】また、好ましくは、主電源配線は、高電位
側の主電源配線および低電位側の主電源配線の少なくと
も一方を含む。この場合、好ましくは、高電位側の主電
源配線は、主電源電位線を含み、低電位側の主電源配線
は、主接地電位線を含む。この発明の他の局面における
デジタルカメラは、複数の配線層を有するマクロセル部
と、マクロセル部の配線層によって形成されたマクロセ
ル部の内部配線と、マクロセル部の配線層によって形成
され、マクロセル部の領域内に配置された主電源配線と
を含む半導体集積回路を備えている。この他の局面によ
るデジタルカメラでは、このように、マクロセル部の領
域内に主電源配線が配置された半導体集積回路を備える
ことによって、マクロセル部の領域外に主電源配線が配
置されている従来の場合に比べて、デジタルカメラの回
路の省面積化を図ることができる。
【0025】この発明のさらに他の局面によるデジタル
カメラは、複数の配線層を有するマクロセル部と、マク
ロセル部の配線層によって形成されたマクロセル部の内
部配線と、マクロセル部の配線層によって形成され、マ
クロセル部の領域内に配置されるとともに、少なくとも
一部が細分化された主電源配線とを含む半導体集積回路
を備えている。このさらに他の局面によるデジタルカメ
ラでは、このように、マクロセル部の領域内に配置され
る主電源配線の少なくとも一部を細分化することによっ
て、その主電源配線が細分化された領域において、主電
源配線の幅が細くなる。これにより、主電源配線の幅が
太い場合に比べて、その領域におけるマクロセル部の内
部配線のレイアウトの自由度が増加する。その結果、主
電源配線が細分化された領域におけるマクロセル部の内
部配線の配線効率を向上させることができる。それによ
り、高い配線効率を有するマクロセル部を含むデジタル
カメラを提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態)まず、図1および図2を参照して、こ
の第1実施形態による半導体集積回路のマクロセル部1
は、半導体チップ上に搭載されるRISC−CPU、C
ISC−CPU、RAM、ROMなどの大規模集積回路
のことを意味する。このマクロセル部1は、方形のハー
ドマクロ領域2と、方形の基本セル領域3とからなる長
方形状に構成されている。基本セル領域3は、スタンダ
ードセル方式で設計された複数の基本セル列3aが複数
配列されることによって構成されている。マクロセル部
1のうち、ハードマクロ領域2は、RISC−CPU、
CISC−CPU、RAM、ROMなどのコア部分に相
当する。また、マクロセル部1のうち、基本セル領域3
は、データパスや制御部などのランダムロジック部に相
当する。
【0027】マクロセル部1の断面構造としては、図2
に示すように、まず、セル基板101の表面に、トラン
ジスタ1a〜1cなどの各種能動素子が形成されてい
る。そして、セル基板101上には、5層の配線層5
a、5b、5c、5dおよび5eが形成されている。セ
ル基板101と1層目配線層5aとの間には、層間絶縁
膜4aが形成されており、1層目配線層5aと2層目配
線層5bとの間には、層間絶縁膜4bが形成されてい
る。また、2層目配線層5bと3層目配線層5cとの間
には、層間絶縁膜4cが形成されており、3層目配線層
5cと4層目配線層5dとの間には、層間絶縁膜4dが
形成されている。4層目配線層5dと5層目配線層5e
との間には、層間絶縁膜4eが形成されている。
【0028】各配線層5a〜5eには、それぞれ、内部
配線6a〜6eが設けられている。この内部配線6a〜
6eを適宜接続して論理を完成させることによって、マ
クロセルとしての機能を実現させている。具体的には、
2層目の内部配線6bと3層目の内部配線6cとは、コ
ンタクトプラグ10cによって接続されており、4層目
の内部配線6dと5層目の内部配線6eとは、コンタク
トプラグ10eによって接続されている。
【0029】マクロセル部1における4層目配線層5d
の短手方向左端部(図1の左端部)には、主電源配線と
しての主電源電位線(高電位側電源配線)7aと、主接
地電位線(低電位側電源配線)8aとが、互いに平行に
長手方向に延びるように配置されている。また、4層目
配線層5dの短手方向右端部(図1の右端部)にも、同
様に、主電源電位線7aと主接地電位線8aとが、互い
に平行に長手方向に延びるように配置されている。ま
た、1層目配線層5a、2層目配線層5bおよび3層目
配線層5cには、それぞれ、主電源電位線7aおよび主
接地電位線8aの各電位を、それぞれ、1層目の補助電
源電位線11および補助接地電位線12に伝達するため
の接続配線層9a、9bおよび9c(図2参照)が設け
られている。
【0030】また、4層目の主電源電位線7aと、3層
目の接続配線9cとは、3つのコンタクトプラグ(接続
孔配線)10dによって接続されている。3層目の接続
配線9cと2層目の接続孔配線9bとは、3つのコンタ
クトプラグ10cによって接続されている。また、2層
目の接続配線9bと1層目の接続配線9aとは、3つの
コンタクトプラグ10bによって接続されている。な
お、コンタクトプラグ10b、10cおよび10dが、
本発明の「接続孔配線」に相当する。
【0031】また、1層目の接続配線9aから分岐する
ように、補助電源電位線11が設けられている。また、
1層目の接続配線9aおよび補助電源電位線11は、そ
れぞれ、セル基板101とコンタクトプラグ10aによ
って接続されている。トランジスタ1bと1cとは、内
部配線6bによって接続されている。ここで、図2に示
した断面構造において、主電源電位線7aと接続配線9
cとを接続するためのコンタクトプラグ10dと、接続
配線9cと接続配線9bとを接続するためのコンタクト
プラグ10cと、接続配線9bと接続配線9aとを接続
するためのコンタクトプラグ10bとは、4層目の主電
源電位線7aの電位を1層目の補助電源電位線11に、
損失を少なく伝達するために、少しでも多く設けること
が好ましい。そのために、第1実施形態では、接続配線
9a〜9cの幅は、幅の大きい主電源電位線7aの幅と
ほぼ同じ幅に設定されている。これにより、主電源電位
線7aと接続配線9cとの接続、接続配線9cと接続配
線9bとの接続、および、接続配線9bと接続配線9a
との接続を、それぞれ、3つのコンタクトプラグ10
d、10cおよび10bによって行うことが可能とな
る。それにより、各コンタクトプラグが1つずつの場合
に比べて、主電源電位線7aから補助電源電位線11に
至る経路での電位の損失を少なくすることができる。そ
の結果、この経路における電圧降下を低減することがで
きる。
【0032】なお、図2では、切断箇所の関係上、主接
地電位線8aに対応する接続配線およびコンタクトプラ
グは図示されていない。この場合、この主接地電位線8
aに対応する接続配線およびコンタクトプラグの断面構
造は、図2に示した主電源電位線7aに対応する接続配
線9a〜9cおよびコンタクトプラグ10b〜10dと
同様の構造を有する。
【0033】また、マクロセル部1における最上(5層
目)配線層5eの長手方向両端部(図1の上端部および
下端部)には、4層目配線層5dに設けられた2本の電
源電位線7a、7aを接続するための電源電位線7b、
7bが設けられている。また、4層目の2本の接地電位
線8a、8aを接続するための5層目の接地電位線8
b、8bが、5層目の長手方向両端部(図1の上端部お
よび下端部)に設けられている。なお、主電源電位線7
aおよび主接地電位線8aが、本発明における「第1主
電源配線」に相当し、主電源電位線7bおよび主接地電
位線8bが、本発明における「第2主電源配線」に相当
する。
【0034】また、1層目配線層5aにおける各基本セ
ル列3aの長手方向(図1の左右方向)に沿って、主電
源電位線7aに電気的に接続された1層目の接続配線9
aから分岐した補助電源電位線11と、主接地電位線8
aに電気的に接続された1層目の接続配線9a(図示せ
ず)から分岐した補助接地電位線12とが延びるように
形成されている。また、補助電源電位線11と補助接地
電位線12とは、基本セル列3aを挟むように交互に配
列されている。なお、この補助電源電位線11および補
助接地電位線12が本発明における「補助電源配線」に
相当する。
【0035】第1実施形態では、上記のように、マクロ
セル部1の領域内に主電源電位線7a、7bおよび主接
地電位線8a、8bを配置することによって、マクロセ
ル部1の領域外に主電源電位線7a、7bおよび主接地
電位線8a、8bが配置されている従来の場合に比べ
て、回路の省面積化を図ることができる。また、マクロ
セル部1を、5層の配線層5a〜5eを有する多層配線
構造に構成することによって、マクロセル部1内の配線
の余裕度を向上させることができる。その結果、マクロ
セル部1の領域内に容易に電源電位線7a、7bおよび
主接地電位線8a、8bを配置することができる。
【0036】すなわち、主電源電位線7bおよび主接地
電位線8bを、最上の配線層である5層目配線層5eに
よって形成し、主電源電位線7aおよび主接地電位線8
aを上から2番目の4層目配線層5dによって形成する
ことによって、主電源電位線7a、7bおよび主接地電
位線8a、8bの下方に、トランジスタ1a〜1cを含
む基本セル列3aを配置することが可能となる。これに
より、各基本セル列3a間の信号線の接続を、主電源電
位線7a、7bおよび主接地電位線8a、8bに阻害さ
れることなく、1層目配線層5aおよび2層目配線層5
bを利用して効率的に行うことができる。
【0037】(第2実施形態)次に、図3および図4を
参照して、第2実施形態のマクロセル部について説明す
る。この第2実施形態では、上記した第1実施形態と異
なり、基本セル領域上に位置する主電源電位線と主接地
電位線とを細分化している。その他の構造は第1実施形
態の構造と基本的に同様である。以下、詳細に説明す
る。
【0038】この第2実施形態では、図3に示すよう
に、基本セル領域23上に位置する主電源電位線27c
と主接地電位線28cとを細分化している。具体的に
は、主電源電位線27cと主接地電位線28cとを、ハ
ードマクロ領域22上に位置する主電源電位線27aお
よび主接地電位線28aの配線幅の1/20の配線幅と
し、本数を20本にしている。そして、その細分化され
た各主電源電位線27cと主接地電位線28cとを、基
本セル領域3の全体に渡ってほぼ均等間隔で配列してい
る。なお、図3では、図面を簡略化するために、主電源
電位線27cと主接地電位線28cとが、それぞれ3本
ずつのみ示している。また、主電源電位線27cおよび
主接地電位線28cの本数は多ければ多いほどよいが、
配線レイアウトの関係によって適宜決定すればよい。
【0039】また、細分化された主電源電位線27cと
主接地電位線28cとに対応して、接続配線29a〜2
9c(図4参照)が設けられている。主電源電位線27
cと接続配線29cとは、1つのコンタクトプラグ30
dによって接続されており、接続配線29cと接続配線
29bとは、1つのコンタクトプラグ30cによって接
続されている。また、接続配線29bと接続配線29a
とは、1つのコンタクトプラグ30bによって接続され
ている。なお、このコンタクトプラグ30b、30cお
よび30dが、本発明の「接続孔配線」に相当する。ま
た、接続配線29aから分岐するように補助電源電位線
31が設けられている。
【0040】ここで、この第2実施形態においては、接
続配線29a〜29cの幅は、細分化された幅の小さい
主電源電位線7cおよび主接地電位線8cの幅とほぼ同
じ幅に設定されている。このため、接続配線29a〜2
9cの幅が細くなるので、上記したように、主電源電位
線27cと接続配線29cとの接続、接続配線29cと
接続配線29bとの接続、および、接続配線29bと接
続配線29aとの接続は、それぞれ、1つのコンタクト
プラグ20d、20cおよび20bのみによって行われ
る。この場合、この第2実施形態では、第1実施形態に
比べて、主電源電位線27cおよび主接地電位線28c
の本数が多いので、1本の主電源電位線27cおよび主
接地電位線28cに接続されるコンタクトプラグ数が少
なかったとしても、主電源電位線27aから補助電源電
位線31に至る経路、および、主接地電位線28cから
補助接地電位線32に至る経路において、電位の損失が
増加する心配はない。
【0041】また、マクロセル部20の長手方向上端部
(図3の上端部)には、細分化された各主電源電位線2
7cの一端が接続された主電源電位線27bと、各主接
地電位線28cの一端が接続された主接地電位線28b
とが設けられている。また、ハードマクロ領域22と基
本セル領域23との境界部分には、各主電源電位線27
cの一端が接続された主電源電位線27dと、各主接地
電位線28cの一端が接続された主接地電位線28dと
が設けられている。なお、この主電源電位線27dおよ
び主接地電位線28dが、本発明における「第3主電源
配線」に相当する。また、マクロセル部20の長手方向
下端部(図3の下端部)には、ハードマクロ領域22上
に位置する2本の主電源電位線27aの一端が接続され
た主電源電位線27bと、ハードマクロ領域22上に位
置する2本の主接地電位線28aの一端が接続された主
接地電位線28bとが設けられている。
【0042】また、この第2実施形態においては、5層
の配線層20a〜20eが、層間絶縁膜24a〜24e
によって絶縁されている。そして、内部配線26bと2
6cとはコンタクトプラグ30cによって接続されてお
り、内部配線26dと26eとはコンタクトプラグ30
eによって接続されている。また、接続配線29aおよ
び補助電源電位線31は、セル基板101に、それぞれ
コンタクトプラグ30aを介して接続されている。セル
基板101の表面には基本セル列23aを構成するトラ
ンジスタ21a〜21cなどの各種能動素子が形成され
ている。トランジスタ21bと21cとは内部配線26
bによって接続されている。
【0043】補助電源電位線31と補助接地電位線32
とは、基本セル列23aの長手方向(図3の左右方向)
に沿って延びるように形成されている。また、補助電源
電位線31と補助接地電位線32とは、基本セル列23
aを挟むように交互に配列されている。第2実施形態で
は、上記のように、基本セル領域23上に位置する主電
源電位線27cと主接地電位線28cとを細分化するこ
とによって、その細分化された領域において、主電源電
位線27cおよび主接地電位線28cの幅が細くなる。
これにより、主電源電位線27cおよび主接地電位線2
8cの幅が太い場合に比べて、基本セル領域23の内部
配線のレイアウトの自由度が増加する。その結果、基本
セル領域23における内部配線の配線効率を向上させる
ことができる。
【0044】具体的には、たとえば、図4において、セ
ル基板101上の2個のトランジスタ21bおよび21
cを、2層目の内部配線26bによって接続する場合を
考える。その場合、トランジスタ21bおよび21cが
2層目の接続配線29bの近傍に位置していても、接続
配線29bが細いので、接続配線29bが邪魔になるこ
とはない。そのため、図4において、点線で示される内
部配線26bによって、トランジスタ21bと21cと
を短い配線距離で接続することができる。これに対し
て、図2に示した第1実施形態では、主電源電位線7a
の幅が太いので、これに対応して2層目の接続配線9b
の幅も太くなる。この場合、トランジスタ1bと1cと
を接続する2層目の内部配線6bは、図2の点線で示す
ように、接続配線9bとの接触を避けるために、大きく
迂回させる必要がある。そのため、配線効率が悪くな
る。上記のように、図4に示した第2実施形態では、図
2に示した第1実施形態の比べて、内部配線の配線効率
を高めることができる。
【0045】また、第2実施形態では、細分化された複
数の主電源電位線27cに、接続配線29a〜29cを
介して、補助電源電位線31を共通接続することによっ
て、主電源電位線27cが細分化されていない場合に比
べて、隣接する主電源電位線27c間に接続されている
補助電源電位線31の長さが短くなる。それにより、各
主電源電位線27c間において、補助電源電位線31の
抵抗が低くなる。その結果、各主電源電位線27c間に
おける電圧降下を低減することができる。このことは、
主接地電位線28bと補助接地電位線32とにおいても
同様である。
【0046】また、第2実施形態では、主電源電位線2
7cおよび主接地電位線28cは、主電源電位線27a
および主接地電位線28aに比べて幅が細いので、主電
源電位線27cおよび主接地電位線28cの抵抗が高く
なる。しかし、1本の主電源電位線27cおよび主接地
電位線28cに流れる電流量は少ないので、電圧降下は
それほど大きくないので、問題はない。
【0047】また、図3に示した第2実施形態では、主
電源電位線27cおよび主接地電位線28cが、基本セ
ル列23aの長手方向(図3の左右方向)にほぼ均等の
間隔で配列されているので、基本セル領域3全体で見た
場合に、電圧降下による電位のバラツキを少なく抑える
ことができる。その結果、局所的な電圧降下に起因する
誤動作の発生を抑制することができる。すなわち、図1
に示した第1実施形態の場合では、主電源電位線7aお
よび主接地電位線8aがセル領域3の端部にのみ配置さ
れており、セル領域3の中央部には配置されていないた
め、基本セル領域3の中央部では電圧降下が大きくな
る。これに対して、図3に示した第2実施形態では、主
電源電位線27cおよび主接地電位線28cが基本セル
領域23の全体に渡って均等に配置されているため、基
本セル領域23の全体に渡って電圧降下のバラツキが少
ないという利点がある。
【0048】また、ハードマクロ領域22は、ほとんど
の場合、その周囲に、主電源電位線27aおよび主接地
電位線28aに接続するための端子が設けられている。
この場合、第2実施形態では、ハードマクロ領域22上
の主電源電位線27aおよび主接地電位線28aは、複
数に細分化されていないので、上記端子との接続が行い
やすい。
【0049】(第3実施形態)図5を参照して、次に、
第3実施形態について説明する。この第3実施形態で
は、上記した第1実施形態または第2実施形態のマクロ
セル部を含むASIC部を備えたデジタルカメラについ
て説明する。図5を参照して、まず、このデジタルカメ
ラのASIC部150は、カメラ信号処理部61と、M
JPEG部62と、ビデオ出力部63と、ビデオD/A
変換器64と、シグナルバス65と、RISC部66
と、バスブリッジ67と、SDRAMコントロール部6
8と、PCMCIAコントロール部69と、CPUバス
70と、オーディオD/A・A/D変換器71と、DM
Aコントロール部72と、SIO/PIO部73と、U
ART/IrDA部74と、DRAMコントロール部7
5とを備えている。
【0050】ここで、上記したASIC部150のう
ち、RISC部66が、第1実施形態または第2実施形
態に示したマクロセル部1または20に相当する部分で
ある。図5に示したデジタルカメラでは、ASIC部1
50の外部に、CCD50と、SDRAM(EDO−D
RAM)51と、PCカードソケット52と、DRAM
53と、フラッシュメモリ54とが配置されている。
【0051】上記のような構成を有するデジタルカメラ
の撮影時の動作について以下に説明する。デジタルカメ
ラの写る仕組み(信号の流れ)としては、撮影時は、C
CD50からの映像がカメラ信号処理部61で電気信号
に変換される。このカメラ信号処理部61では、撮影し
た画像がきれいに見えるように輪郭を強調したり、色の
バランスを調整したり、焦点を合わせたりするなどの処
理が行われる。そして、このような処理が施された画像
データは、外付けのSDRAM51に蓄積される。ま
た、この画像データはNTSCエンコーダを通して液晶
モニタに表示される。
【0052】デジタルカメラのシャッターが押される
と、画像データは、MJPEG部62にも転送されて圧
縮される。この圧縮符号データは、RISC部(マクロ
セル部)66に送られて静止画ファイルに変換された
後、フラッシュメモリ54に記憶される。動画再生で
は、QVGAの画像を1秒間に15枚高速処理すること
で動画を再現する。再生時には、これと逆の経路で静止
画や動画が液晶に映し出される。これら全体の制御と音
声処理とが、32ビットRISC−CPUを含むRIS
C部66によってリアルタイムで処理される。動画と一
緒に再生される音声は、マイクから受けた音声をRIS
C部66でデータ処理し、画像データと一緒に1つのフ
ァイルに記録される。これらの動作をワンチップLSI
(ASIC部150)の中ですべて行っており、このA
SIC部150は、デジタルカメラの頭脳の役割を果た
している。
【0053】第3実施形態によるデジタルカメラのAS
IC部150のRISC部66に、図1に示した第1実
施形態のマクロセル部の構成を適用すれば、RISC部
66の領域内に、主電源電位線および主接地電位線を配
置することができる。これにより、デジタルカメラの回
路の省面積化を図ることができる。また、第3実施形態
のデジタルカメラのASIC部150のRISC部66
に、図3に示した第2実施形態のマクロセル部の構成を
適用すれば、RISC部66の領域内に配置される主電
源電位線および主接地電位線の一部を細分化することが
できる。これにより、その主電源電位線および主接地電
位線が細分化された領域において、主電源電位線および
主接地電位線の幅が細くなる。これにより、主電源電位
線および主接地電位線の幅が太い場合に比べて、その領
域におけるRISC部66の内部配線のレイアウトの自
由度が増加する。その結果、内部配線の配線効率を向上
させることができる。それにより、高い配線効率を有す
るRISC部66を含むデジタルカメラを提供すること
ができる。
【0054】なお、今回開示された実施形態はすべての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。たとえば、上記実施形態では、スタンダード
セル方式を用いて基本セル列を設計したが、本発明はこ
れに限らず、ゲートアレイ方式(マスタースライス方式
を含む)で設計した基本セル列を用いてもよい。
【0055】また、第2実施形態において、主電源電位
線27bおよび主接地電位線28bを複数に細分化して
もよい。さらに、上記実施形態において、マクロセル部
を5層以外の配線構造にしてもよい。また、低電位側の
主電源配線として、主接地電位線に代えて、正電位また
は負電位の配線を用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体集積回路の
マクロセル部の概略構成を示した平面図である。
【図2】図1に示した第1実施形態のマクロセル部の1
00−100線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態による半導体集積回路の
マクロセル部の概略構成を示した平面図である。
【図4】図3に示した第2実施形態のマクロセル部の2
00−200線に沿った断面図である。
【図5】第1または第2実施形態のマクロセル部を含む
半導体集積回路を備えたデジタルカメラの構成を説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
1,20 マクロセル部 2 ハードマクロ領域 3 基本セル領域 4a〜4e 層間絶縁層 5a〜5e 配線層 6a〜6e 内部配線 7a,7b,27a〜27d 主電源電位線 8a,8b,28a〜28d 主接地電位線 9 コンタクト電極 10 接続孔配線 11,31 補助電源電位線 12,32 補助接地電位線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H01L 21/82 B // H04N 101:00 M 27/04 U

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の配線層を有するマクロセル部と、
    前記マクロセル部の配線層によって形成された前記マク
    ロセル部の内部配線と、前記マクロセル部の配線層によ
    って形成され、前記マクロセル部の領域内に配置された
    主電源配線とを備えたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 前記主電源配線の少なくとも一部は、細
    分化されていることを特徴とした請求項1に記載の半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記細分化された複数の主電源配線に
    は、それぞれ、接続配線層が接続されていることを特徴
    とした請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記細分化された複数の主電源配線に
    は、前記接続配線層を介して補助電源配線が共通接続さ
    れていることを特徴とした請求項3に記載の半導体集積
    回路。
  5. 【請求項5】 前記主電源配線は、同一の配線層から形
    成された複数の第1主電源配線を含むことを特徴とした
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記主電源配線は、前記各第1主電源配
    線間を接続する第2主電源配線を含むことを特徴とした
    請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記マクロセル部は、多層配線構造を有
    し、前記主電源配線は、前記マクロセル部における多層
    配線の任意の配線層によって形成され、前記マクロセル
    部における多層配線の他の配線層によって形成され、前
    記主電源配線と電気的に接続される接続配線層をさらに
    備えることを特徴とした請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記主電源配線と、前記接続配線層と
    は、接続孔配線によって接続されていることを特徴とし
    た請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記主電源配線と、前記接続配線層と
    は、少なくとも2つの接続孔配線によって接続されてい
    ることを特徴とした請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記接続配線層の幅は、前記主電源配
    線の幅とほぼ等しいことを特徴とした請求項7〜9のい
    ずれか1項に記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記マクロセル部は、半導体素子を有
    するセル列を含み、前記主電源配線の下方には、前記半
    導体素子を有するセル列が配置されていることを特徴と
    した請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体集積
    回路。
  12. 【請求項12】 前記マクロセル部は、複数の前記セル
    列からなるセル領域を含み、前記主電源配線には、前記
    接続配線層を介して補助電源配線が接続されており、前
    記補助電源配線は、前記セル領域のセル列の長手方向に
    延びるように形成されていることを特徴とした請求項1
    1に記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記主電源配線は、第1配線層から形
    成された複数の第1主電源配線と、第2配線層から形成
    され、前記各第1主電源配線間を接続するための第2主
    電源配線とを含むことを特徴とした請求項7〜12のい
    ずれか1項に記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 前記マクロセル部は、3層以上の配線
    層を有し、前記第1主電源配線および前記第2主電源配
    線のいずれか一方を最上の配線層によって形成し、他方
    を上から2番目の配線層によって形成することを特徴と
    した請求項13に記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記細分化された複数の主電源配線
    は、ほぼ均等の間隔で配置されていることを特徴とした
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 前記主電源配線は、前記主電源配線の
    細分化された複数の部分を接続するための第3主電源配
    線を含むことを特徴とした請求項2,3,4又は15に
    記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 前記マクロセル部は、スタンダードセ
    ル方式又はゲートアレイ方式のセル領域を含み、前記主
    電源配線は、前記セル領域において細分化されているこ
    とを特徴とした請求項1〜16のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項に記載
    の半導体集積回路を備えたことを特徴とするデジタルカ
    メラ。
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