JP2001167936A - 回路モジュール及び回路モジュールの実装方法 - Google Patents

回路モジュール及び回路モジュールの実装方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的な実装が可能な回路モジュールを提供
する。 【解決手段】 平板部と支持部を有するカバー部材を、
電子部品を装着した回路基板に、支持部を用いて平板部
が平行になるように取付ける。 【効果】 親回路基板に回路モジュールを実装する際
に、吸着ノズルに対して平板部の傾きが小さく、また、
十分な吸着面積を確保でき、回路モジュールの吸着搬送
を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信機器等に搭載す
る回路モジュール、特に、表面実装の可能なDC−DC
コンバータ等の回路モジュールに関し、また、回路モジ
ュールを通信機器等の親回路基板に搭載する回路モジュ
ールの実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、通信機器の回路基板には、各種の
電子部品と共に回路モジュールが搭載されている。電子
部品等の実装には、作業効率の観点から自動化が望まし
い。このため、電子部品は、吸着ノズルを用いた吸着搬
送に適した形に形成される。例えば、特開平8−107
024号公報に記載されているように、導線を巻回して
形成したトランスのような単体の部品は、吸着ノズルに
よる吸着が容易となるように特別なカバーを設けてい
る。
【0003】この内容を図13を用いて説明する。コイ
ルを巻回するボビン部材1の軸方向両端下部には、夫々
一体化した端子支持板2,2を設け、端子支持板2,2
からはリード端子3,3を水平方向に導出している。ボ
ビン部材1には導線を巻回してトランスコイルを形成す
ると共に、その中央開口には、水平方向から一対のE型
コア4,4の中央突片が嵌合されてE型コア4,4が装
着されている。そして、これらの上から、表面が平坦な
上板6を有するカバー5を被せている。このカバー5に
は、一対のE型コア4,4を組合せ保持するために、上
板6の対向し合う二辺から屈曲降下したコア挟圧片7,
7を設け、更に、他の対向し合う二辺から屈曲降下した
ボビン圧着片8を設けて、ボビン部材1及びE型コア
4,4をガタ付きなく保持している。回路基板への実装
は、吸着用ノズルでカバー5の上面中央部を吸着して行
っている。
【0004】しかしながら、回路モジュールのように、
小型の回路基板に電子部品を高密度に実装した場合に
は、これらの電子部品が回路基板に凹凸を形成するた
め、回路モジュールを吸着ノズルで吸着して持ち上げる
ことができない。例えば、通信機器には、電力を得るた
めの電源が用いられるが、通信機器の親回路基板に、別
個に作ったDC−DCコンバータを搭載している。この
DC−DCコンバータは、表面だけでなく層間にも回路
配線を設けた多層回路基板に、トランス、整流器、スイ
ッチングトランジスタ、IC、コンデンサ、等を装着し
ている。このような回路モジュールは、重さが5〜10
gあるため、個々の電子部品に比べて格段に重く、上述
の如き構成のトランスを用いたとしても、これらの電子
部品の上部表面の面積では、吸着力が不足し回路モジュ
ールを持ち上げて搬送することができない。
【0005】また、通信機器の親回路基板に実装するた
めに、DC−DCコンバータ等の回路モジュールは、可
能な限り軽量化、低背化が要求される。DC−DCコン
バータに実装される電子部品は、その高さが各々異な
り、これらの内、最も背の高いのは、コアを必要とする
トランスである。このため、発明者は、低背化を実現す
ために、上述のようなトランスではなく、DC−DCコ
ンバータの回路基板に多層回路基板を用い、多層回路基
板の表面及び層間を利用してリング状や渦巻き状のコイ
ルパターンを形成し、これらのコイルパターンをビアホ
ールで連結して必要な巻回数の2つのコイルを形成して
いる。そして、コイルの中心部及び周辺部に多層回路基
板を貫通して透孔を形成し、この透孔にコアの脚部を挿
入しコアを金具等で基板に取付けてトランスを形成して
いる。
【0006】このような構成でも、多層回路基板に金具
止めしたコアが他の電子部品に比べて最も背高になる。
そこで、発明者は、このような回路モジュールを吸着ノ
ズルで吸着可能とするため、背の高いコアと次に背高な
電子部品に、粘度の高い接着剤を数十ミリグラム塗布し
て吸着板を固定し、吸着面を形成した回路モジュールを
試作した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層回
路基板に載置した電子部品の高さが個々に相違するた
め、多層回路基板の表面に対する平行度を確保すること
は難しく、吸着板が多層回路基板に対し傾いて取付けら
れる場合があり、例えば、吸着板が多層回路基板に角度
にして2゜以上傾いて取付けられると、回路モジュール
を吸着ノズルで吸着し搬送することができなかった。
【0008】また、金具止めされたコアは、多層回路基
板の透孔内でガタ付くため、吸着板をコアと他の電子部
品に架け渡して接着固定するとき、吸着板の多層回路基
板に対する平行度を確保することが難しく、作業性が悪
かった。
【0009】更に、吸着板を電子部品に接着する接着剤
の粘度が高く、数十ミリグラムの少量の接着剤を塗布す
ることは難しく、加熱硬化時に接着剤が軟化し吸着板が
自然に移動したり、接着剤塗布時の接着力が弱く、加熱
硬化のために回路モジュールを硬化炉へ搬送するとき、
吸着板が移動して予め定めた所定の位置に設置できない
場合があった。
【0010】更にまた、回路基板に電子部品を表面実装
部品として固定するリフロー工程とは別に、手動の接着
剤塗布工程及び加熱硬化工程を必要とするので、工程数
が増えると共に自動組立工程を中断しなければならず、
加工精度が悪く、作業効率が低下する欠点があった。
【0011】本発明の目的は、自動的な実装が可能な回
路モジュールを提供することである。
【0012】本発明のもう1つの目的は、親回路基板に
回路モジュ−ルを実装する実装方法を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、第1の発明の回路モジュールは、平板部と支持部
を有するカバー部材と、電子部品を装着した回路基板と
を備え、支持部を用いて平板部を回路基板の表面に平行
に取付けたことである。
【0014】この手段によれば、カバー部材の吸着面と
なる平板部の表面は平坦であり、また、カバー部材の平
板部は回路基板の表面に対し正確に平行となるから、通
信機器等の親回路基板に回路モジュールを実装する際
に、吸着ノズルの先端に対して平板部の表面が傾くこと
がなく、回路モジュールを吸着して持上げ搬送すること
ができる。また、カバー部材は、その支持部で回路基板
に自立して支持されるから、回路基板に搭載されている
電子部品の高さに拘わりなく設けることができる。な
お、回路基板にはリード端子が設けられるので、これら
を通信機器等の親回路基板の回路配線に半田付けして接
続することができる。
【0015】上述の回路モジュールとして、回路基板に
は回路基板を穿孔して貫通孔を設け、カバー部材は支持
部を平板部から直角方向に伸張して設けると共に、支持
部の先端部分に係合部を設けて、この係合部を貫通孔に
固定した構成を採用できる。貫通孔と支持部は夫々1個
でも良く、貫通孔の形状は角形または円形の何れでも良
い。取付け強度及び安定性の観点から、貫通孔と支持部
は、夫々複数、例えば、2つ設けられる。
【0016】上述の発明に於いて、回路基板は層間に配
線パターンを有する多層回路基板に構成し、この多層回
路基板に形成したコイルパターンを用いて作ったコイル
と、コイルの中心部と周辺部に位置決めした貫通孔に脚
部を挿入して磁路を形成するコアとからトランスを構成
するものでは、単体のトランスを多層回路基板に載置す
る場合に比べて、回路モジュール全体が軽くなり、ま
た、その厚みも薄くなる。コイルパターンは、配線パタ
ーンの形成時に一緒に作製することができ、多層回路基
板の表面及び層間に、導電部材で渦巻状、リング状、円
弧状等必要な形態に形成され、ビアホールで結合されて
2つのコイルとなる。即ち、トランスの一次コイルと二
次コイルである。2つのコイルは、多層回路基板の厚み
方向に配置される。コアは、2つのコイルの磁路を形成
すために用いられる。2つのコアを多層回路基板の表裏
面側から装着して閉磁路を形成し、弾力の有る金具でコ
アの結合を保持している。この構成によりトランス部分
は低背化すると共に簡略な構成になる。
【0017】多層回路基板の貫通孔の部分にはコアが装
着されるが、2つのコアを回路基板の表裏面側から組立
てて金具で固定すると共に、一方のコアをカバー部材の
平板部と多層回路基板の間に不動に保持することが好ま
しい。コアとしては、U型、E型等既知のコアを用い、
金具としては、燐青銅、ステンレス等のバネ材が使用さ
れる。また、貫通孔は、コアの脚部断面よりも大きく、
余裕を持った広さを有している。このため、コアは、コ
ア脚部を貫通孔に挿入し多層回路基板を挟んで金具止め
しても、貫通孔の中で動き磁気的条件を変化させるの
で、カバー部材の平板部により金具の上からコアを多層
回路基板面に押圧し、コアのガタ付きやコアの位置ずれ
を防止する。
【0018】また、カバー部材に、コアの脚部を貫通孔
の内壁に圧接する圧接片を設けることが好ましい。圧接
片でコアの側面を押すことにより、コアの脚部は、圧接
片と反対側の貫通孔の内壁に圧接し、上述同様にコアの
ガタ付きやコアの位置ずれを防止する。
【0019】第2の発明の回路モジュールは、複数の電
子部品を装着した多層回路基板を備え、多層回路基板に
形成したコイルパターンを用いて作ったコイルと、コイ
ルの中心部と周辺部に多層回路基板を貫通して形成した
貫通孔と、貫通孔に脚部を挿入して閉磁路を形成するコ
アとからトランスを構成するものであり、特徴として
は、支持部と平板部を有するカバー部材を備え、支持部
を貫通孔に係合させ、平板部を多層回路基板の表面と平
行に配置したことである。
【0020】この手段によれば、回路モジュールには、
カバー部材に対し吸着ノズルが吸着する平板部を設けて
いるので、回路モジュールを通信機器等の親回路基板に
実装するとき、十分な吸引力を得ることができる。即
ち、カバー部材の平板部は、その表面が平坦であり且つ
十分な面積を確保することができるので、回路モジュー
ルの重量に対応して吸着ノズルの口径を大きくすること
が可能となる。また、カバー部材の平板部は、多層回路
基板の表面に対し平行に設けられているから、回路モジ
ュールの実装工程において、吸着ノズルの先端が平板部
の表面に傾斜して対向することはなく、吸着許容角度、
例えば、水平からの角度が2°以内の平行度を維持でき
る。更に、カバー部材は、その支持部がトランスのコア
の脚部を挿入する貫通孔を共用して取付けられるので、
多層回路基板に支持部用の貫通孔を設ける余分なスペー
スを確保する必要がなく、電子部品を密集して配置する
ことが可能となる。多層回路基板表面からのカバー部材
の平板部の高さは、コアの高さを考慮して定められる。
なお,多層回路基板とカバー部材は、耐熱性の合成樹脂
材料を用いて作るが、多層回路基板には、例えば、ガラ
ス繊維入りエポキシ樹脂が用いられ、また、カバー部材
には、例えば、ガラス繊維入りポリエステル系樹脂が用
いられる。
【0021】この発明に於いて、支持部には、その先端
部分に係合部を設けると共に、該係合部は、多層回路基
板の一方の表面に当接する段部と、他方の表面側の貫通
孔の縁に係止する鉤部とから構成することができる。こ
のようにすると、段部と鉤部とで多層回路基板を表面と
裏面の両方から狭持する構成になるので、カバー部材は
多層回路基板に堅固に固定される。また、支持部に設け
た段部は、その端面を平板部の上面と平行に形成してい
るので、カバー部材の平板部を多層回路基板の表面に対
し平行に維持するこの場合に於いて、2つのコアを多層
回路基板の表裏面側から組立てて金具で固定することが
好ましい。トランスのコイル部分にコアを用いて閉磁路
を構成するため、貫通孔にコアの脚部を挿入して2つの
コアを接合し、これに金具を掛けて固定する。コアは、
公知のE型コア、U型コア等でよい。また、金具はバネ
材で作るので、その弾力により、コア組立バラ付きを吸
収することができる。なお、金具はU型形状でよい。
【0022】しかし、2つのコアを金具で止めただけで
は、コアは貫通孔の中で動きガタ付きが発生する。この
ため、カバー部材の支持部を、平板部によりコアを多層
回路基板の表面に押圧する寸法に構成することが好まし
い。このように構成すると、コアはカバー部材の平板部
下面で金具の上から押されるので、コアが多層回路基板
の表面と密着し、ガタ付きがなくなる。特に、多層回路
基板の表面に垂直な方向のコア移動を防止できる。ま
た、カバー部材に2つの貫通孔と係合する2つの支持部
を設けた場合には、コアを2つの支持部の間に配置し、
コアの2つの脚部側を金具の上から支えるように構成す
ると、コア脚部配列方向のコアのガタ付きを防止でき
る。
【0023】また、コアのガタ付きをなくするため、更
に、カバー部材に、コアの脚部を貫通孔の内壁に圧接す
る圧接片を設けた構成を採用できる。この圧接片は、カ
バー部材から支持部と同じ方向に延ばして設けられる。
即ち、平板部と直角に垂下し、コアを側面方向から押圧
する。この構成により、一方のコアは、多層回路基板と
2つの支持部と圧接片に囲まれて3方向からの狭持が可
能となり、コアの側面が圧接片で押され、コアの脚部は
圧接片と反対方向の貫通孔の内壁に圧接され、コアには
三次元の何れの方向のガタ付きもなくなる。なお、圧接
片は、2つの支持部に設けてもよい。
【0024】回路モジュ−ル、例えば、DC−DCコン
バータ等に搭載する電子部品の配置によっては、カバー
部材を多層回路基板の中央部に設けることができない。
この場合には、カバー部材の平板部を多層回路基板の中
央部まで延長して設ける必要がある。吸着ノズルによる
回路モジュ−ルの吸着は、重心で行うのが望ましいから
である。
【0025】しかしながら、カバー部材の支持部を多層
回路基板の中央部から離して設けると、カバー部材の平
板部が傾き平行度を維持できない場合がある。特に、平
板部の厚みが薄いと、吸着ノズルによる平板部の吸着の
とき、延長した自由端側が上または下に傾いて吸着ノズ
ルとの間に隙間ができ、吸着エラーが発生することがあ
る。このような懸念に対し、カバー部材の平板部には、
その下面に、トランス以外の他の電子部品の頂部と当接
する突台部を設けることが好ましい。これにより、突台
部は支持台となる電子部品とコアの高さとの差を補うの
で、カバー部材の平板部の平行度を確保できる。
【0026】第3の発明の回路モジュールの実装方法
は、親回路基板を備え、子回路基板に電子部品を搭載し
て回路モジュールを構成すると共に、子回路基板に係合
してカバー部材を設置し、吸着板を吸着ノズルを用いて
吸着して回路モジュールを搬送し、回路モジュールを親
回路基板に実装することである。
【0027】この発明に於いて、親回路基板は、通信機
器などに収納されている回路基板で、通信機器の回路機
能を実現する電子部品及ぶ回路モジュールが搭載されて
いる。子回路基板は、通信機器の親回路基板に搭載され
る回路モジュール、例えば、DC−DCコンバータ等の
電源モジュールの回路基板である。子回路基板には、電
力系回路と制御系回路が形成され、片面または両面に電
子部品、例えば、トランス、整流器、スイッチング素
子、コンデンサ、IC等が実装されている。カバー部材
は、子回路基板と係合する支持部と、この支持部により
子回路基板の表面と平行に支持される平板部を有してい
る。この平板部は、吸着ノズルに対し、ほぼ直角で且つ
十分な広さの吸着面を提供するので、回路モジュールの
重量に適合した吸着ノズルの口径を選択でき、個々の電
子部品に比べて重い回路モジュールを吸着ノズルで吸着
して持上げ、親回路基板の位置まで搬送することができ
る。また、平板部は、その一部または全部が子回路基板
の中心、即ち、重心の位置に設置され、回路モジュ−ル
を吸着ノズルで持上げたときのバランス維持に有用であ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本発明の回路モジュ−ルの平面図
で、図面を簡単にするため殆どの電子部品を省略してい
る。図2は図1の部分図で一部を断面で示している。回
路モジュ−ル10は、共に四辺形の多層回路基板11と
カバー部材12を備えている。多層回路基板112は、
耐熱性を考慮してガラス繊維入りエポキシ樹脂が用いら
れ、また、カバー部材12には、ガラス繊維入りポリエ
ステル系樹脂が用いられる。多層回路基板11は、層間
に図示しない配線パターンを有し、その表裏面に形成し
た図示しない配線パターンとビアホールで接続され、所
定の回路配線を形成している。また、多層回路基板11
には、その表裏面及び層間を利用してコイルパターン1
3が形成され、複数のビアホール13aで接続されて2
つのコイルに形成されている。この2つのコイルは、多
層回路基板11の層間を利用して上下に配置されてい
る。コイルパターンの形状は、コイルの巻回数やインダ
クタンスを考慮して螺旋、円、円弧等必要に応じて選択
される。多層回路基板11の端部には、配線パターンに
接続した複数のリード端子16,16が設けられてい
る。更に、多層回路基板11には、コイルの中心部分1
3bと周辺部分13cに多層回路基板11を貫通する貫
通孔11a,11b,11cが設けられている。
【0029】カバー部材12は、その平板部12aが多
層回路基板11の中心部まで伸びて、その上面は凹凸の
ない平坦面になっている。平板部12aの面積は多層回
路基板11の面積よりも小さいが、吸着ノズルによる吸
着に必要な十分な面積を有している。平板部12aの対
向する2辺(短手方向の両端)には、平板部12aのも
う1つの対向する2辺(長手方向の両端)の一方側に変
位して、後述する支持部12b,12cが設けられてい
る。また、平板部12aの支持部12b,12cを設け
た長手方向の一端側には、圧接片12dが設けられてい
る。平板部12a、支持部12b,12c及び圧接片1
2dは一体成型で作られる。コア14は、2つの支持部
12b,12cの間に配置され、また圧接片12dに当
接している。コア14の脚部14c,14eは、支持部
12b,12cと同じ貫通孔11a,11cに挿入さ
れ、もう1つの貫通孔11bには、コア14の脚部14
dのみが挿入されている。点線で示す電子部品17は、
図示しない配線パターンに接続され且つ多層回路基板1
1の表面にハンダ付けされている。
【0030】図4は図1の回路モジュ−ルの1部を圧接片
側から見た図面で、2つの支持部12b,12cは、カ
バー部材12の平板部12aから直角に垂下して形成さ
れており、その先端部分には、係合部となる鉤部12
d,12eが外向に設けられている。平板部12aの下
面には支持部12b,12cの根本部分に肉厚部12
f、12gが設けられている。支持部12b,12c
は、板状の舌片で、平板部12aの短手方向に若干の弾
力を備えており、少し曲げることができる。支持部12
b,12cの先端部分は、多層回路基板11に設けた貫
通孔11a,11cに多層回路基板11の表面側11d
から挿入され、鉤部12d,12eが多層回路基板11
の裏面側11eにおける貫通孔11a,11cの縁に引
掛けられている。圧接片12dは、支持部同様にカバー
部材12の平板部12aから直角に垂下して設けられ、
その先端は多層回路基板11の表面11dには接触して
いない。平板部12aと2つの支持部12b,12cで
囲まれた空間には、図3(a)に示す一対E型コア14
が金具15で締め付けられて配置されている。
【0031】図5は多層回路基板11にE型コア14を
装着した部分の断面図で、多層回路基板11とカバー部
材12による囲みの内側に、金具止めしたコア14を狭
持した様子を示す。一対のE型コア14a、14bは、
多層回路基板11に設けた3つの貫通孔11a,11
b,11cに脚部14c,14d,14eを挿入して、
多層回路基板11の表裏面11d,11eから組立られ
衝合されて閉磁路を形成している。上のコア14aと下
のコア14bは、U字型の金具15、例えば、板バネに
より締め付けられてコア組体24となっている。
【0032】金具15はバネ材で作られており、静止時
には、図10(a)に示すように、2つの足部15a,
15bは平行であり、これらを繋ぐ横梁部15cは中央
を凹型に折り曲げて凹部15dを設けた形状であり、ま
た、足部15a、15bの自由端は対向方向(内側)に
折り曲げられてフック15e、15fが設けられてい
る。この金具15をコア組体24に装着したときには、
金具15は、矢印方向の力を受けて図5のように変形
し、2つのコア14a,14bを締付け狭持している。
即ち、金具15は、横梁部15cが2つの凸部15g,
15hを連ねる如く変形し、また、足部15a,15b
の自由端側は相互に接近するように内側に傾斜して、フ
ック15e,15fを下のコア14bの角部に引っ掛
け、2つのコア15,15が分離しないように保持して
いる。金具15の凸部15g,15hが、図5のよう
に、平板部12aの下面と肉厚部12f、12gにより
下方向に押されるので、コア組体24は、上のコア14
aの腹部14fが多層回路基板11の表面に圧接され、
また、金具15の足部15a,15bが支持部12b,
12cにより支えられている。これにより、コア組体2
4は、多層回路基板11に対する上下方向及び水平方向
の2方向に於いてコア組体24の移動が規制され、ガタ
付きがなくなる。
【0033】図6は図1の回路モジュ−ルの1部を一方の
支持部側から見た図面で、カバー部材12の平板部12
aの上面は、多層回路基板11の表面と平行に配置にな
っている。カバー部材12に設けた支持部12b,12
cには、圧接片12dの側に段部12hが形成されて、
この段部12hは多層回路基板11の表面に圧接してい
る。即ち、支持部12b,12cの係合部となる段部1
2hの先端面と上述の鉤部12d,12eとで多層回路
基板11を狭持することによりカバー部材12を多層回
路基板11に固定している。この構成により、段部12
hの先端面は、平板部12aの上面と平行となっている
ので、カバー部材12を多層回路基板11に固定するこ
とにより、平板部12aの上面は多層回路基板11の表
面と平行になる。また、平板部12aが吸着ノズルで吸
着されて平板部12aの自由端側に矢印で示す上方向の
力が加わっても、平板部12aは平行に維持される。多
層回路基板11の中央まで伸びた平板部12aの下面に
は、僅かに突出した突台部12iが設けられ、多層回路
基板11の中央付近に位置する電子部品17の頂部に接
触させている。吸着ノズルによる平板部12aの吸着時
に、吸着ノズルが平板部12aを押圧して、平板部12
aが傾く虞がある場合には、突台部12iの高さを選択
することにより、電子部品17を支持台としてトランス
のコア部分との高さ調整を行い、平板部12aを多層回
路基板11に対し平行に支持する。ここに吸着ノズルに
対し平板部12aを傾きなく維持できるので吸着エラー
は発生しない。また、平板部12aを細長く形成しても
支持部12b,12cと電子部品17の両方で支えるの
で支持部12b、12cに対する応力が軽減される。
【0034】図7は図1の短手方向中央部の一部断面図
で、圧接片12dは、コア14aの側面に圧接し、コア
の反対側の側面を貫通孔11a、11b、11cの壁面
に押しつけている。従って、貫通孔11a、11b、1
1cの範囲に於けるコア組体24の平板部12aの長手
方向のガタ付きや移動もなくなる。
【0035】図8はカバー部材の第2の実施の態様を示
す。カバー部材22の支持部22cには、2つの段部2
2h、22jが設けられ、支持部22cの先端には、図
4と同様に鉤部22dが設けられている。支持部22c
の先端部分を多層回路基板11の貫通孔11aに挿入
し、段部22h、22jを多層回路基板11の表面に圧
接すると共に鉤部22dを多層回路基板11の裏面に於
ける貫通孔11aの縁に引っ掛け、段部22h、22j
と鉤部22dで多層回路基板11を狭持している。この
構成により、平板部22aは電子部品を支持台として用
いることなく多層回路基板11に対し平行に維持でき
る。この場合には、図6のような突台部12iを必要と
しない。
【0036】図9はカバー部材の第3の実施の態様を示
す。 図7に示す圧接片の中央部分から舌片32dが延
長して設けられている。この舌片32dは、多層回路基
板11の中央の貫通孔11bにコア14の中央脚部14
dと一緒に挿入され、コアのガタ付きを防止する。
【0037】図11はカバー部材の第4の実施の態様を
示す。図4とは異なり、カバー部材42の支持部42
b、42cに圧接片42d,42eが設けられている。
この圧接片42d,42eも図4の場合と同様にコア側
面を押圧する。
【0038】図12はカバー部材とコア組体の他の実施
の態様を示す。2つのE型コアは、多層回路基板11の
3つの貫通孔11a,11b,11cの中で脚部14
c,14d,14eの端面34aを、相互に、接着剤、
例えば、瞬間接着剤で貼り合わせ接合してコア組体34
としている。カバー部材52の平板部52aの下面に
は、突出して弾片部52dを設けている。この弾片部5
2dは、薄い肉厚で円弧状に形成され、若干の弾力を有
し変形可能になっている。支持部52b、52c、及び
鉤部52e,52fの構成及び機能は図4〜図9と同様
である。カバー部材52は、コア組体34の上から多層
回路基板11に装着され、弾片部52dの弾力でコア1
4aを多層回路基板11の表面に圧接している。これに
より、コアのガタ付きやコア移動がなくなる。
【0039】上述の実施の態様の説明では、多層回路基
板11に2つのコイルを上下に配置した場合について説
明したが、2つのコイルは、多層回路基板11の表面及
び層間を利用して並べて配置してもよい。この場合は、
貫通孔は2つのコイルの中心に開けられ、図3(b)に
示すような、U型のコアが装着される。チョークコイル
のように1個のコイルの場合は、コアの中心と周辺に貫
通孔を設けU型のコアまたはE型のコアが装着される。
また、上述の実施の態様の説明では、E型のコア14を
2個用いた場合について説明したが、1個のE型コアと
図3(c)に示すI型のコアを組合せてもよい。U型の
場合も同様である。更に、金具としては、図10に示す
ように、横梁部25cを円弧に形成することができる。
この金具25をコアに装着すると金具15には矢印方向
の力がかかるので、足部25a、25bの先端側は相互
に接近し、フック25e、25fと横梁部25cでコア
を締付けることができる。
【0040】
【発明の効果】第1の発明の回路モジュ−ルによれば、
カバー部材を回路基板に直接装着してカバー部材の平板
部を回路基板に対し平行に支持するので、吸着ノズルで
回路モジュ−ルを吸着して持ち上げるとき、平板部の傾
きは小さく且つ十分な吸着面積を確保でき、吸着ノズル
による回路モジュ−ルの吸着搬送を確実に行うことがで
きる。
【0041】また、回路基板に設けた貫通孔とカバー部
材に設けた支持部の係合部でカバー部材を回路基板に固
定するので、カバー部材の取付作業を極めて簡単に行う
ことができ、作業性が良くなる。そして、コア組体は、
支持部で支持されると共にカバー部材の平板部で多層回
路基板の表面に圧接されるので、コアは所定の位置に保
持され、コアのガタ付きやコアずれがなくなる。また、
これらと一緒に、コアを貫通孔の内壁に圧接する圧接片
を設ければ、コアは、三次元の何れの方向のガタ付き及
ぶコアずれもなくなり、トランスの磁気的条件が安定す
る。
【0042】第2の発明の回路モジュ−ルによれば、カ
バー部材を多層回路基板に直接係合して設けているの
で、多層回路基板に実装した電子部品に被さる如く設置
して多層回路基板に対する平板部の平行度及び吸着面積
を確保することができる。これにより、吸着ノズルに対
するカバー部材の傾きはなくなり、個々の電子部品に比
べて格段に重い回路モジュ−ルを、吸着ノズルにより確
実に吸着搬送できる。また、カバー部材の平板部を多層
回路基板の中心部に位置させることができるので、回路
モジュ−ルの重心部分を吸着ノズルでバランスよく持ち
上げ搬送することができる。
【0043】また、カバー部材に設けた係合部の段部と
鉤部でカバー部材を多層回路基板に固定するので、多層
回路基板に対するカバー部材の取付作業が極めて簡単に
なり作業性を改善できる。更に、トランスのコイルを多
層回路基板の配線パターン形成時に設けるので、多層回
路基板にはコアを装着するだけで良く、また、コア組体
をカバー部材を用いて固定するので、多層回路基板に対
するコアのガタ付きやコアずれ防止が簡単に実現でき
る。これにより、回路モジュ−ルの製造工程が少なくな
り、また、製造工程を自動化できるので、作業効率が増
大する。
【0044】更にまた、カバー部材の平板部の下面に突
台部を形成して他の電子部品で支持する構成にすれば、
平板部が薄く且つ細長くても平板部の平行度を確保する
ことができる。従って、平板部に加わる振動や衝撃の強
さが分散され、また、支持部に対する過剰な応力を緩和
できる。
【0045】第3の発明の回路モジュ−ル実装方法によ
れば、子回路基板に電子部品を用いて形成した回路モジ
ュ−ルは、個々の電子部品に比べて格段に重いにも拘わ
らず回路基板に吸着坂を設置することにより個々の電子
部品と同様に吸着ノズルを用いて親回路基板に実装する
ことができる。従って、通信機器などの回路基板の製造
工程が自動化でき作業効率が著しく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける回路モジュールの一部を除いた
平面図である。
【図2】図1の一部平面断面図である。
【図3】本発明に於ける回路モジュールに用いるコアの
実施例を示す側面図である。
【図4】本発明に於ける回路モジュールの背面図であ
る。
【図5】本発明に於ける回路モジュールのコア装着部分
の断面図である。
【図6】本発明に於ける回路モジュールのカバー部材部
分の一部断面側面図である。
【図7】図6の要部の一部断面側面図である。
【図8】本発明に於ける回路モジュールの他の実施の態
様を示す一部断面側面図である。
【図9】本発明に於ける回路モジュールに用いるカバー
部材の他の実施の態様を示す一部断面側断面図である。
【図10】本発明に於ける回路モジュールに用いる金具
の側面図である。
【図11】本発明に於ける回路モジュールに用いるカバ
ー部材の他の実施の態様を示す背面図である。
【図12】本発明に於ける回路モジュールのコア装着部
分の他の実施の態様を示す断面図である。
【図13】従来のトランスを示す分解側面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 11a,11b,11c 貫通孔 12,22,32,42 カバー部材 12a,22a,42a 平板部 12b,12c,22c 支持部 14 コア 24,34 コア組体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E070 AA11 AB01 AB10 BA08 DA02 DA20 DB02 DB06 5E336 AA04 AA16 BC04 CC51 5H730 AA15 BB21 ZZ11 ZZ12 ZZ16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板部と支持部を有するカバー部材と、
    電子部品を装着した回路基板とを備え、前記支持部を用
    いて前記平板部を前記回路基板の表面に平行に取付けた
    ことを特徴とする回路モジュール。
  2. 【請求項2】 回路基板には回路基板を穿孔して貫通孔
    を設け、カバー部材は支持部を平板部から直角方向に伸
    張して設けると共に、前記支持部の先端部分に係合部を
    設けて、該係合部を前記貫通孔に固定したことを特徴と
    する請求項1に記載の回路モジュ−ル。
  3. 【請求項3】 回路基板は層間に配線パターンを有する
    多層回路基板に構成し、該多層回路基板に形成したコイ
    ルパターンを用いて作ったコイルと、該コイルの中心部
    と周辺部に位置決めした貫通孔に脚部を挿入して磁路を
    形成するコアとからトランスを構成したことを特徴とす
    る請求項2に記載の回路モジュ−ル。
  4. 【請求項4】 2つのコアを回路基板の表裏面側から組
    立てて弾力性を有する金具で固定すると共に、一方のコ
    アをカバー部材の平板部と多層回路基板の間に不動に保
    持したことを特徴とする請求項3に記載の回路モジュ−
    ル。
  5. 【請求項5】 カバー部材に、コアの脚部を貫通孔の内
    壁に圧接する圧接片を設けたことを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の回路モジュ−ル。
  6. 【請求項6】 複数の電子部品を装着した多層回路基板
    を備え、該基板に形成したコイルパターンを用いて作っ
    たコイルと、該コイルの中心部と周辺部に前記基板を貫
    通して形成した貫通孔と、該貫通孔に脚部を挿入して閉
    磁路を形成するコアとからトランスを構成した回路モジ
    ュールに於いて、支持部と平板部を有するカバー部材を
    備え、前記支持部を前記貫通孔に係合させ、前記平板部
    を前記多層回路基板と平行に配置したことを特徴とする
    回路モジュール。
  7. 【請求項7】 支持部には、その先端部分に係合部を設
    けると共に、該係合部は、多層回路基板の一方の表面に
    当接する段部と、他方の表面側の貫通孔の縁に係止する
    鉤部とから構成することを特徴とする請求項6に記載の
    回路モジュール。
  8. 【請求項8】 2つのコアを多層回路基板の両側から組
    立てて弾力性を有する金具で固定すると共に、カバー部
    材の支持部を、平板部によりコアを多層回路基板の表面
    に押圧する寸法に構成したことを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載の回路モジュール。
  9. 【請求項9】 カバー部材に、コアの脚部を貫通孔の内
    壁に圧接する圧接片を設けたことを特徴とする請求項6
    または請求項7または請求項8に記載の回路モジュ−
    ル。
  10. 【請求項10】 カバー部材の平板部には、その下面
    に、トランス以外の他の電子部品の頂部と当接する突台
    部を設けたことを特徴とする請求項6乃至請求項9のい
    ずれかに記載の回路モジュ−ル。
  11. 【請求項11】 親回路基板を備え、子回路基板に電子
    部品を搭載して回路モジュールを構成すると共に、前記
    子回路基板に係合してカバー部材を設置し、該カバー部
    材を吸着ノズルを用いて吸着して前記回路モジュールを
    搬送し、前記回路モジュールを前記親回路基板に実装す
    ることを特徴とする回路モジュールの実装方法。
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