JP2001167931A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JP2001167931A
JP2001167931A JP34903099A JP34903099A JP2001167931A JP 2001167931 A JP2001167931 A JP 2001167931A JP 34903099 A JP34903099 A JP 34903099A JP 34903099 A JP34903099 A JP 34903099A JP 2001167931 A JP2001167931 A JP 2001167931A
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grooves
coil component
coil
flange
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JP34903099A
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Satoshi Murata
諭 村田
Hideyuki Mihara
秀幸 三原
Etsuji Yamamoto
悦司 山本
Minoru Tamada
稔 玉田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコイルと、この複数のコイルに接続さ
れる端子の構成が明確に規定されたコイル部品を提供す
る。 【解決手段】 鍔3、4を有するコア2の表面に、導体
膜を設ける。鍔3の導体膜に、第1の分割溝7a、7
b、第2の分割溝8a、8bおよび連結溝9a、9bを
設け、第1の端子10a〜10cを形成する。鍔4につ
いても同様の分割溝12a、12b、13a、13bお
よび連結溝14a、14bを設け、第2の端子11a〜
11cを形成する。各分割溝に連続し、互いに交差しな
い第1〜第4の周回溝15a〜15dを設け、各端子に
接続された第1〜第4のコイル16〜19を形成する。
第2のコイル17と第3のコイル18は、第2の端子1
0bおよび第5の端子11bを介して、電気的に並列に
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタ、チョ
ークコイル、LCフィルタ、トランスおよびバルントラ
ンス等を構成するコイル部品に関し、特にコアの表面に
設けられた導体の一部がレーザ光線により除去され、コ
イルが規定されるコイル部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル部品として、特開平5−4
1324号公報に開示されたものを例に取り、図13を
用いて説明する。
【0003】同図において、100はソレノイドコイル
であり、フェライト等の絶縁性の磁性体からなる円柱状
のボビン101を備える。ボビン101の表面には、導
体膜102が形成されており、この導体膜102に、レ
ーザ光線等で螺旋状の周回溝103が形成される。この
導体膜102の残余部分によりコイル104が形成され
る。
【0004】また、同公報には、同一ボビン上に、上記
と同様に導体膜を切削することにより、2組あるいはそ
れ以上のコイルを形成することも可能であるとの記載が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、特
に複数のコイルを形成する場合、各コイルを規定する周
回溝をどのように設けるのか、あるいは、各コイルを接
続する端子をどのように設けるのかについて、具体的に
開示されたものがなく、実際にソレノイドコイル等のコ
イル部品を製造することができなかった。
【0006】そこで、本発明においては、上記問題点を
解決するため、複数のコイルと、この複数のコイルに接
続される端子の構成が規定されたコイル部品を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、略柱状のコアの表面に設けられ
た導体膜の一部が除去されることにより、コイルが形成
されてなるコイル部品において、前記コアの一端部で、
前記導体膜に第1の分割溝および第2の分割溝が、それ
ぞれ二つまたはそれ以上形成されることにより、互いに
絶縁された三つまたはそれ以上の端子が形成され、前記
コアの他端部で、前記導体膜に第3の分割溝および第4
の分割溝が、それぞれ二つ以上形成されることにより、
互いに絶縁された三つまたはそれ以上の端子が形成さ
れ、前記第1、第2の分割溝のそれぞれから、前記第
3、第4の分割溝のいずれかに連続して、前記導体膜
に、互いに交差しない四つまたはそれ以上の周回溝が形
成され、前記周回溝により、互いに交差しない四つまた
はそれ以上のコイルが形成されたことを特徴とする。
【0008】また、前記コイルのうち、少なくとも一対
のコイルが、前記コアの一端側または他端側の前記端子
のいずれかを介して互いに接続されたことを特徴とす
る。
【0009】また、前記コアの一端部で、前記導体膜
に、前記第1、第2の分割溝を一対ずつ互いに連結させ
る第1の連結溝が複数形成され、前記コアの一端部の前
記端子が、それぞれ前記コアの一端に延在していること
を特徴とする。
【0010】また、前記コアの他端部で、前記導体膜
に、前記第3、第4の分割溝を一対ずつ互いに連結させ
る第2の連結溝が複数形成され、前記コアの他端部の前
記端子が、それぞれ前記コアの他端に延在していること
を特徴とする。
【0011】また、前記第1〜第4の分割溝の幅寸法
が、前記周回溝の幅寸法より大きいことを特徴とする。
【0012】また、前記コアの一端部および他端部に、
それぞれ前記コアの径方向に突出した鍔が形成されたこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記第1〜第4の分割溝と前記周回
溝との境界が、前記鍔の前記コアの表面に連続する面に
あることを特徴とする。
【0014】また、前記鍔の前記コアの表面に連続する
面が、前記コアの径方向に対して傾斜していることを特
徴とする。
【0015】また、前記鍔が、前記コアの径方向に平行
な矩形状の端面を有することを特徴とする。
【0016】また、前記コアがフェライトからなり、前
記コアの表面に被覆膜が設けられ、前記被覆膜の上に前
記導体膜が設けられてなることを特徴とする。
【0017】また、前記被覆膜がガラスからなることを
特徴とする。
【0018】また、前記コアの前記鍔に挟まれた部分に
外装膜が設けられ、前記外装膜の表面が、前記鍔の表面
に連続した面、または、前記鍔の表面より前記コアの軸
心側に窪んだ面を構成していることを特徴とする。
【0019】また、前記コアの一端部または他端部に、
方向性を示す凹部または凸部が形成されたことを特徴と
する。
【0020】本発明にかかるコイル部品によれば、複数
のコイルと、この複数のコイルを接続する端子の構成が
明確に規定されたコイル部品が得られる。
【0021】また、本発明にかかるコイル部品によれ
ば、複数のコイルを互いに並行となるように形成すれ
ば、コイル間の結合度が高くなり、しかも、コイル間の
分布容量が均等に発生し、分布定数型のコイル部品が実
現される。
【0022】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設ける分割溝の幅寸法が、周回溝の幅寸法よ
り大きいため、分割溝に連続させて周回溝を形成する
際、レーザ光線の照射位置がずれても、一定の範囲内の
ずれであれば、周回溝を確実に分割溝に連続させること
ができる。
【0023】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアが磁性体または誘電体からなる場合、コアの表
面にガラス等の被覆膜が設けられる。これにより、コア
に周回溝を設ける際、レーザ光線により、磁性体または
誘電体が変質し、コアの絶縁抵抗が低下しても、被覆膜
の絶縁抵抗により、絶縁抵抗が確保される。これによ
り、一対のコイル間の絶縁抵抗を所望の値に設定するこ
とが可能である。
【0024】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設けた鍔の端面が矩形状、特に長方形である
ことにより、電気的な方向性の識別が容易であり、各周
回溝を形成する工程において、コアを加工機に供給する
際、確実に精度よく方向性が識別できる。また、プリン
ト基板への実装時においても方向性の識別が容易であ
る。さらに、コアの一端部または他端部に、方向性を示
す凹部または凸部を形成することでも、電気的な方向性
の識別が容易となる。
【0025】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設けられる分割溝と周回溝との境界が、コア
から突出した一対の鍔の傾斜面にある。このため、コア
の鍔に挟まれた部分に外装膜が充填されることにより、
周回溝により規定されるコイルは、一端から他端までの
全体が実装面に露出することなく、外装膜により被覆さ
れ、保護される。
【0026】また、本発明にかかるコイル部品において
は、前記コアの前記鍔に挟まれた部分に外装膜が設けら
れ、前記外装膜の表面が、前記鍔の表面に連続した面、
または、前記鍔の表面より前記コアの軸心側に窪んだ面
を構成しているため、低背化が可能である。
【0027】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアまたは外装膜を構成する材料として、どのよう
な誘電率のものを選択するかで、異なる容量値が実現さ
れるため、コイル部品の分布定数を所望の値に設定する
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例にかかるコ
イル部品の構成を説明する。
【0029】図1において、1はコイル部品であり、フ
ェライトからなるコア2と、コア2の一部を被覆する外
装膜21とを備える。
【0030】ここで、図2に示すように、コア2は略四
角柱状をなし、四つの側面2a、2b、2c、2dを有
する。また、コア2の一端部および他端部には、それぞ
れコア2の径方向に突出する略鼓状の鍔3、4が形成さ
れる。このうち、鍔3は、端面3a、コア2の各側面に
平行な各一対の側面3b1、3b2、および、コア2の
各側面に連続し、コア2の径方向に対して傾斜する各一
対の傾斜面3c1、3c2を備える。鍔4も同様に、端
面4a、側面4b1、4b2および傾斜面4c1、4c
2を備える。
【0031】そして、鍔3においては、第1の分割溝7
a、7b、第2の分割溝8a、8bおよび第1の連結溝
9a、9bがそれぞれ設けられることにより、第1の端
子10a、第2の端子10bおよび第3の端子10cが
形成される。鍔4においては、第3の分割溝12a、1
2b、第4の分割溝13a、13bおよび第2の連結溝
14a、14bが、それぞれ設けられることにより、第
4の端子11a、第5の端子11bおよび第6の端子1
1cが形成される。また、コア2の鍔3、4に挟まれた
部分においては、第1〜第4の周回溝15a〜15dが
設けられることにより、第1〜第4のコイル16〜19
が形成される。
【0032】また、図3に示すように、コア2の表面に
は、ガラスからなる被覆膜5が設けられ、さらに、被覆
膜5の上に導体膜6が設けられる。ここで、導体膜6
は、コア2の表面全体に形成された第1の導体膜6a
と、鍔3、4に、第1の導体膜6aに重ねて形成された
第2の導体膜6bとからなる。
【0033】第1の導体膜6aは、無電界メッキ法によ
り、銅メッキまたはニッケルメッキが設けられ、その上
に電解メッキ法により、銅メッキが設けられてなる。こ
のように2層重ねてメッキが設けられるのは、一定の厚
みを確保するためである。したがって、一定の厚みのメ
ッキが形成されるのであれば、2層重ねる必要はなく、
例えば、電解メッキ法により、銅メッキを一度に所望の
厚みまで形成してもよい。
【0034】また、第2の導体膜6bは、第1の導体膜
6aの上に、無電解メッキ法によるニッケルメッキが設
けられ、さらに、その上に電解メッキ法により、錫メッ
キが設けられてなる。
【0035】導体膜6の予め設定された部分には、レー
ザ光線が照射され、その部分が除去されることにより、
各種の溝が形成される。以下、図2、図4を参照し、そ
れぞれの溝の構成を説明する。なお、図4は理解を容易
にするため、コア2を展開して示したものであり、鍔
3、4の凹凸は図示せず、コアと面一なものとして図示
している。
【0036】まず、鍔3の対向する一対の側面3b1か
ら一対の傾斜面3c1にかけて、第2の導体膜6bに第
1の分割溝7a、7bおよび第2の分割溝8a、8b
が、それぞれ形成され、端面3aには、これらの分割溝
を連結する連結溝9a、9bが形成される。これらの分
割溝および連結溝により、鍔3において互いに絶縁され
た第1〜第3の端子10a〜10cが形成される。
【0037】また、鍔4の対向する一対の側面4b1か
ら一対の傾斜面4c1にかけて、第2の導体膜6bに第
3の分割溝12a、12bおよび第4の分割溝13a、
13bが、それぞれ形成され、端面4aには、これらの
分割溝を連結する連結溝14a、14bが形成される。
これらの溝により、鍔4において互いに絶縁された第4
〜第6の端子11a〜11cが形成される。
【0038】さらに、コア2の各側面上の第1の導体膜
6aに、互いに交差せずにコア2上を周回する第1〜第
4の周回溝15a〜15dが形成される。ここで、第1
の周回溝15aは、鍔3の傾斜面3c1上の、第1の分
割溝7aの端部から、コア2の側面2aに伸び、コア2
の側面2aと側面2dの接線上の点pを経由し、側面2
d、2c、2bを通って側面2aに戻り、鍔4の傾斜面
4c1上で、第3の分割溝12aに連続している。ま
た、第2の周回溝15bは、鍔3の傾斜面3c1上の、
第1の分割溝7bの端部から、コア2の側面2aを通
り、点qを経由し、側面2d、2c、2bを通って、鍔
4の傾斜面4c1上で、第3の分割溝12bに連続して
いる。
【0039】また、第3の周回溝15cは、鍔3の傾斜
面3c1上の、第2の分割溝8aの端部から、コア2の
側面2cに伸び、側面2b、2aを通り、側面2aと側
面2dの接線上の点xを経由し、側面2dを通って側面
2cに戻り、鍔4の傾斜面4c1上で、第4の分割溝1
3aに連続している。また、第5の周回溝15dは、第
2の分割溝8bの端部から、コア2の側面2c、2b、
2aを通り、点yを経由し、第4の分割溝13bに連続
している。
【0040】また、第1〜第4の分割溝7a、7b、8
a、8b、12a、12b、13a、13bの幅寸法
は、第1〜第4の周回溝15a〜15dの幅寸法より大
きく設定されている。このため、各周回溝を形成するレ
ーザ加工工程において、レーザの照射位置がずれても、
一定の範囲内のずれであれば、周回溝を確実に分割溝に
連続させることができる。
【0041】第1〜第4の周回溝15a〜15dによ
り、互いに交差しない第1〜第4のコイル16〜19が
形成される。図4においては、第1〜第4のコイル16
〜19の識別を容易にするため、各コイルに斜線を施し
た。ここで、第1のコイル16は、一端が第1の端子1
0aに接続されており、コア2の側面2dから側面2
c、2bを経由して周回し、側面2a上で、他端が第4
の端子11aに接続されている。また、第2のコイル1
7は、一端が第2の端子10bに接続されており、コア
2の側面2c、2b、2aを周回し、側面2dを経由し
て側面2cに戻り、他端が第5の端子11bに接続され
ている。また、第3のコイル18は、一端が第3の端子
10cに接続されており、コア2の側面2b、2a、2
d、2cを周回し、他端が第6の端子11cに接続され
ている。さらに、第4のコイル19は、一端が第2の端
子10bに接続されており、コア2の側面2a、2d、
2c、2bを周回して側面2aに戻り、他端が第5の端
子11bに接続されている。ここで、第2のコイル17
と第4のコイル19は、第2の端子10bおよび第5の
端子10eを介して互いに両端が接続され、一体に形成
されている。
【0042】図5に、コイル部品1の等価回路を示す。
同図において、第1〜第3のコイル16〜18は、それ
ぞれ独立したコイルを形成しており、第4のコイル19
は、第2のコイル17に並列に接続されている。
【0043】コイル部品1においては、第1〜第4のコ
イル16〜19が互いに並行となるように形成されてい
るため、コイル間の結合度が高くなり、しかも、コイル
間の分布容量が均等に発生し、分布定数型のコイル部品
が実現される。
【0044】また、一体に形成された第2のコイル17
および第4のコイル19においては、例えば、コイルの
幅寸法を2分の1にしても同じ電流容量が得られるた
め、コア2における導体の占有面積を小さくでき、コイ
ル部品1の小型化が可能である。また、コイルの幅寸法
を変えなければ、2倍の電流容量が得られることとな
る。
【0045】なお、レーザ光線の照射により、第1、第
2の導体膜6a、6bにのみ溝を形成すれば、第1〜第
4のコイル16〜19が形成されることとなるが、実際
の製造作業においては、溝の底部が被覆膜5またはコア
2の表面まで達する場合がある。このように、コアの表
面部分がレーザ光線により除去された場合、コアを構成
するフェライトの絶縁抵抗が低下するが、被覆膜5を構
成するガラスの絶縁抵抗により、低下した絶縁抵抗が補
償される。これにより、コイル部品1の特性を所望の値
に設定することが可能である。
【0046】そして、コア2の鍔3、4に挟まれた部分
に、樹脂からなる外装膜21が設けられ、第1〜第4の
コイル16〜19が保護される。外装膜21の表面は、
鍔3、4の表面、すなわち鍔3、4に設けられた第2の
導体膜6bの表面と連続した面を構成しており、コイル
部品1全体としては、鍔3、4とコア2との段差が埋め
られ、四角柱状をなしている。
【0047】コイル部品1は表面実装型部品であり、鍔
3の第1の分割溝7a、7bが形成された側面3b1、
および、鍔4の第3の分割溝12a、12bが形成され
た側面4b1を実装面として実装される。また、鍔3の
第2の分割溝8a、8bが形成された側面3b2、およ
び、鍔4の第4の分割溝13a、13bが形成された側
面4b2を実装面とすることもできる。
【0048】ここで、鍔3、4の端面3a、4aが矩形
状(長方形)であることにより、電気的な方向性の識別
が容易であり、各周回溝を形成するレーザ加工工程にお
いて、コア2を加工機に供給する際、確実に精度よく方
向性が識別できる。また、プリント基板への実装時にお
いても方向性の識別が容易である。さらに、電気的な方
向性の識別のために、コア2の一端部または他端部、す
なわち、鍔3または鍔4に、凹部または凸部(図示せ
ず)を形成してもよい。
【0049】また、第1〜第4の分割溝7a、7b、8
a、8b、12a、12b、13a、13bは、それぞ
れ鍔3、4の傾斜面3c1、4c1に延在しており、こ
れら分割溝と第1〜第4の周回溝15a〜15dとの境
界は、この傾斜面3c1、4c1にある。したがって、
第1〜第4のコイル17〜19は、それぞれ、一端から
他端までの全体が実装面に露出することなく、外装膜2
1により被覆され、保護される。
【0050】なお、図6(a)に示すように、鍔3にお
いて、側面3b1、3b2および傾斜面3c1、3c2
にのみ導体膜6を設け、第1の分割溝7a、7bおよび
第2の分割溝8a、8bを設けた後、図6(b)に示す
ように、鍔3の端面3aに、メッキ法等により帯状の導
体60を設けてもよい。これにより、鍔3の端面3aに
延在しない第1の端子10aおよび第3の端子10c、
ならびに、鍔3の端面3aに延在する第2の端子10b
が形成される。また、特に図示しないが、鍔4に設ける
第4〜第6の端子11a〜11cについても、同様の構
成とすることができる。
【0051】次に、本発明の第2の実施例にかかるコイ
ル部品の構成を、図7、図8、図9を用いて説明する。
なお、各図において、図1乃至図4と同一もしくは相当
する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0052】図7において、1aはコイル部品であり、
コア2と、コア2の一部を被覆する外装膜21とを備え
る。
【0053】図8に示すように、コア2は略四角柱状を
なし、四つの側面2a、2b、2c、2dを有する。ま
た、コア2には略鼓状の鍔3、4が形成される。このう
ち、鍔3は、端面3a、各一対の側面3b1、3b2お
よび各一対の傾斜面3c1、3c2を備える。鍔4も同
様に、端面4a、各一対の側面4b1、4b2および各
一対の傾斜面4c1、4c2を備える。
【0054】そして、鍔3においては、第1の分割溝2
7a、27b、27c、第2の分割溝28a、28b、
28cおよび第1の連結溝29a、29b、29cがそ
れぞれ設けられることにより、第1の端子30a、第2
の端子30b、第3の端子30cおよび第4の端子30
dが形成される。鍔4においては、第3の分割溝32
a、32b、32c、第4の分割溝33a、33b、3
3cおよび第2の連結溝34a、34b、34cが、そ
れぞれ設けられることにより、第5の端子31a、第6
の端子31b、第7の端子31cおよび第8の端子31
dが形成される。また、コア2の鍔3、4に挟まれた部
分においては、第1〜第6の周回溝35a〜35fが設
けられることにより、第1〜第6のコイル36〜41が
形成される。
【0055】また、特に図示しないが、コア2の表面に
は、ガラスからなる被覆膜が設けられ、その上に導体膜
が設けられる。この導体膜は、コア2の表面全体に形成
された第1の導体膜と、鍔3、4に、第1の導体膜に重
ねて形成された第2の導体膜6bとからなる。
【0056】導体膜の予め設定された部分には、レーザ
光線が照射され、その部分が除去されることにより、各
種の溝が形成される。以下、図8、図9を参照し、それ
ぞれの溝の構成を説明する。なお、図9は理解を容易に
するため、コア2を展開して示したものであり、鍔3、
4の凹凸は図示せず、コアと面一なものとして図示して
いる。
【0057】まず、鍔3の対向する一対の側面3b1か
ら一対の傾斜面3c1にかけて、導体膜に第1の分割溝
27a〜27cおよび第2の分割溝28a〜28cが、
それぞれ形成され、端面3aには、これらの分割溝を連
結する連結溝29a〜29cが形成される。これらの分
割溝および連結溝により、鍔3において互いに絶縁され
た第1〜第4の端子30a〜30dが形成される。
【0058】また、鍔4の対向する一対の側面4b1か
ら一対の傾斜面4c1にかけて、導体膜に第3の分割溝
32a〜32cおよび第4の分割溝33a〜33cが、
それぞれ形成され、端面4aには、これらの分割溝を連
結する連結溝34a〜34cが形成される。これらの溝
により、鍔4において互いに絶縁された第5〜第8の端
子31a〜31dが形成される。
【0059】さらに、コア2の各側面上の導体膜に、互
いに交差せずにコア2上を周回する第1〜第6の周回溝
35a〜35fが形成される。ここで、第1の周回溝3
5aは、鍔3の傾斜面3c1上の、第1の分割溝27a
の端部から、コア2の側面2aに伸び、コア2の側面2
aと側面2dの接線上の点Pを経由し、側面2d、2
c、2bを通って側面2aに戻り、鍔4の傾斜面4c1
上で、第3の分割溝32aに連続している。また、第2
の周回溝35bは、鍔3の傾斜面3c1上の、第1の分
割溝27bの端部から、点Qを経由し、側面2d、2
c、2bを通って、鍔4の傾斜面4c1上で、第3の分
割溝32bに連続している。また、第3の周回溝35c
は、第1の分割溝27cの端部から、点Rを経由し、側
面2d、2c、2bを通って、第3の分割溝32cに連
続している。
【0060】また、第4の周回溝35dは、鍔3の傾斜
面3c1上の、第2の分割溝28aの端部から、コア2
の側面2cに伸び、側面2b、2aを通り、側面2aと
側面2dの接線上の点Xを経由し、側面2dを通って側
面2cに戻り、鍔4の傾斜面4c1上で、第4の分割溝
33aに連続している。また、第5の周回溝35eは、
第2の分割溝28bの端部から、コア2の側面2c、2
b、2aを通り、点Yを経由し、第4の分割溝33bに
連続している。また、第6の周回溝35fは、点Zを経
由し、第4の分割溝33cに連続している。
【0061】第1〜第6の周回溝35a〜35fによ
り、互いに交差しない第1〜第6のコイル36〜41が
形成される。図9においては、第1〜第6のコイル36
〜41の識別を容易にするため、各コイルに斜線を施し
た。
【0062】第1のコイル36は、一端が第1の端子3
0aに接続されており、コア2の側面2d、2c、2
b、2aを周回し、他端が第5の端子31aに接続され
ている。また、第2のコイル37は、一端が第2の端子
30bに接続されており、コア2の側面2a、2d、2
c、2bを経由して側面2aに戻り、他端が第6の端子
31bに接続されている。また、第3のコイル38は、
一端が第3の端子30cに接続されており、コア2の側
面2a、2d、2c、2bを経由して側面2aに戻り、
他端が第7の端子31cに接続されている。また、第4
のコイル38は、一端が第3の端子30dに接続されて
おり、コア2の側面2b、2a、2d、2cを経由して
側面2bに戻り、他端が第8の端子31dに接続されて
いる。
【0063】また、第5のコイル40は、一端が第2の
端子30bに接続されており、コア2の側面2c、2
b、2a、2dを経由して側面2cに戻り、他端が第6
の端子31bに接続されている。また、第6のコイル4
1は、一端が第3の端子30cに接続されており、コア
2の側面2c、2b、2a、2dを経由して側面2cに
戻り、他端が第7の端子31cに接続されている。
【0064】ここで、第2のコイル37と第5のコイル
40は、第2の端子30bおよび第6の端子31bを介
して互いに両端が接続され、一体に形成されている。ま
た、第3のコイル38と第6のコイル41は、第3の端
子30cおよび第7の端子31cを介して互いに両端が
接続され、一体に形成されている。
【0065】図10に、コイル部品1aの等価回路を示
す。同図において、第1〜第3のコイル16〜18は、
それぞれ独立したコイルを形成しており、第5のコイル
40は、第2のコイル37に並列に接続され、第6のコ
イル41は、第3のコイル38に並列に接続されてい
る。
【0066】このように、一体に形成された2組のコイ
ルにおいては、例えば、コイルの幅寸法を2分の1にし
ても同じ電流容量が得られるため、コア2における導体
の占有面積を小さくでき、コイル部品1aの小型化が可
能である。また、コイルの幅寸法を変えなければ、2倍
の電流容量が得られることとなる。
【0067】コイル部品1aにおいては、上記の他、コ
イル部品1と同様の効果が得られる。
【0068】なお、上記各実施例においては、コアの導
体に設ける周回溝およびコイルの各両端が、コアの同一
側面にある場合について説明したが、互いに対向する側
面に、周回溝およびコイルの各一端と各他端を形成して
もよい。
【0069】また、コアに設ける鍔の形状は、上記各実
施例に示したものに限定されるものではない。例えば、
図11に示す鍔301のような形状でもよく、図12に
示す鍔302のような形状でもよい。また、コアに鍔が
なくともよい。
【0070】また、特に図示しないが、外装膜の表面
は、鍔の表面より前記コアの軸心側に窪んだ面を構成し
ていてもよい。
【0071】さらに、コアを構成する材料はフェライト
以外の磁性体でもよい。また、ガラス、誘電体、プラス
チック、アルミナ等の絶縁体でコアを構成してもよい。
ここで、ガラスまたはアルミナを用いてコアを構成する
場合には、レーザ加工により絶縁抵抗が低下する恐れが
ないため、コアの表面に設ける被覆膜は、必ずしも必要
ではない。また、コアの形状は角柱状に限らず、円柱状
その他の形状でもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明にかかるコイル部品によれば、複
数のコイルと、この複数のコイルを接続する端子の構成
が明確に規定されたコイル部品が得られる。
【0073】また、本発明にかかるコイル部品によれ
ば、複数のコイルを互いに並行となるように形成すれ
ば、コイル間の結合度が高くなり、しかも、コイル間の
分布容量が均等に発生し、分布定数型のコイル部品が実
現される。
【0074】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設ける分割溝の幅寸法が、周回溝の幅寸法よ
り大きいため、分割溝に連続させて周回溝を形成する
際、レーザ光線の照射位置がずれても、一定の範囲内の
ずれであれば、周回溝を確実に分割溝に連続させること
ができる。
【0075】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアが磁性体または誘電体からなる場合、コアの表
面にガラス等の被覆膜が設けられる。これにより、コア
に周回溝を設ける際、レーザ光線により、磁性体または
誘電体が変質し、コアの絶縁抵抗が低下しても、被覆膜
の絶縁抵抗により、絶縁抵抗が確保される。これによ
り、一対のコイル間の絶縁抵抗を所望の値に設定するこ
とが可能である。
【0076】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設けた鍔の端面が矩形状、特に長方形である
ことにより、電気的な方向性の識別が容易であり、各周
回溝を形成する工程において、コアを加工機に供給する
際、確実に精度よく方向性が識別できる。また、プリン
ト基板への実装時においても方向性の識別が容易であ
る。さらに、コアの一端部または他端部に、方向性を示
す凹部または凸部を形成することでも、電気的な方向性
の識別が容易となる。
【0077】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアに設けられる分割溝と周回溝との境界が、コア
から突出した一対の鍔の傾斜面にある。このため、コア
の鍔に挟まれた部分に外装膜が充填されることにより、
周回溝により規定されるコイルは、一端から他端までの
全体が実装面に露出することなく、外装膜により被覆さ
れ、保護される。
【0078】また、本発明にかかるコイル部品において
は、前記コアの前記鍔に挟まれた部分に外装膜が設けら
れ、前記外装膜の表面が、前記鍔の表面に連続した面、
または、前記鍔の表面より前記コアの軸心側に窪んだ面
を構成しているため、低背化が可能である。
【0079】また、本発明にかかるコイル部品において
は、コアまたは外装膜を構成する材料として、どのよう
な誘電率のものを選択するかで、異なる容量値が実現さ
れるため、コイル部品の分布定数を所望の値に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるコイル部品を示
す斜視図である。
【図2】図1のコイル部品の一部透視斜視図であり、
(a)は、コイル部品の長手方向の一方の端部側から見
たもの、(b)は他方の端部側から見たものである。
【図3】図1のコイル部品の切断線A−Aによる断面図
である。
【図4】図1のコイル部品を展開した模式図である。
【図5】図1のコイル部品の等価回路図である。
【図6】図1のコイル部品の変形例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例にかかるコイル部品を示
す斜視図である。
【図8】図7のコイル部品の一部透視斜視図であり、
(a)は、コイル部品の長手方向の一方の端部側から見
たもの、(b)は他方の端部側から見たものである。
【図9】図7のコイル部品を展開した模式図である。
【図10】図7のコイル部品の等価回路図である。
【図11】本発明の他の実施例にかかるコイル部品を構
成するコアの一部を示す斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例にかかるコイル部
品を構成するコアの一部を示す斜視図である。
【図13】従来のコイル部品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コイル部品 2 コア 3、4 鍔 5 被覆膜 6 導体膜 7a、7b 第1の分割溝 8a、8b 第2の分割溝 12a、12b 第3の分割溝 13a、13b 第4の分割溝 9a、9b 第1の連結溝 14a、14b 第2の連結溝 15a〜15d 周回溝 16〜19 コイル 21 外装膜
フロントページの続き (72)発明者 玉田 稔 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E070 AA01 AB01 BA07 CC03 CC10 DA15 EA01 EB03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略柱状のコアの表面に設けられた導体膜
    の一部が除去されることにより、コイルが形成されてな
    るコイル部品において、 前記コアの一端部で、前記導体膜に第1の分割溝および
    第2の分割溝が、それぞれ二つまたはそれ以上形成され
    ることにより、互いに絶縁された三つまたはそれ以上の
    端子が形成され、 前記コアの他端部で、前記導体膜に第3の分割溝および
    第4の分割溝が、それぞれ二つ以上形成されることによ
    り、互いに絶縁された三つまたはそれ以上の端子が形成
    され、 前記第1、第2の分割溝のそれぞれから、前記第3、第
    4の分割溝のいずれかに連続して、前記導体膜に、互い
    に交差しない四つまたはそれ以上の周回溝が形成され、 前記周回溝により、互いに交差しない四つまたはそれ以
    上のコイルが形成されたことを特徴とするコイル部品。
  2. 【請求項2】 前記コイルのうち、少なくとも一対のコ
    イルが、前記コアの一端側または他端側の前記端子のい
    ずれかを介して互いに接続されたことを特徴とする請求
    項1に記載のコイル部品。
  3. 【請求項3】 前記コアの一端部で、前記導体膜に、
    前記第1、第2の分割溝を一対ずつ互いに連結させる第
    1の連結溝が複数形成され、前記コアの一端部の前記端
    子が、それぞれ前記コアの一端に延在していることを特
    徴とする請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 【請求項4】 前記コアの他端部で、前記導体膜に、前
    記第3、第4の分割溝を一対ずつ互いに連結させる第2
    の連結溝が複数形成され、前記コアの他端部の前記端子
    が、それぞれ前記コアの他端に延在していることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のコイル部品。
  5. 【請求項5】 前記第1〜第4の分割溝の幅寸法が、前
    記周回溝の幅寸法より大きいことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のコイル部品。
  6. 【請求項6】 前記コアの一端部および他端部に、それ
    ぞれ前記コアの径方向に突出した鍔が形成されたことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコイル部
    品。
  7. 【請求項7】 前記第1〜第4の分割溝と前記周回溝と
    の境界が、前記鍔の前記コアの表面に連続する面にある
    ことを特徴とする請求項6に記載のコイル部品。
  8. 【請求項8】 前記鍔の前記コアの表面に連続する面
    が、前記コアの径方向に対して傾斜していることを特徴
    とする請求項7に記載のコイル部品。
  9. 【請求項9】 前記鍔が、前記コアの径方向に平行な矩
    形状の端面を有することを特徴とする請求項6〜8のい
    ずれかに記載のコイル部品。
  10. 【請求項10】 前記コアがフェライトからなり、前記
    コアの表面に被覆膜が設けられ、前記被覆膜の上に前記
    導体膜が設けられてなることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載のコイル部品。
  11. 【請求項11】 前記被覆膜がガラスからなることを特
    徴とする請求項10に記載のコイル部品。
  12. 【請求項12】 前記コアの前記鍔に挟まれた部分に外
    装膜が設けられ、前記外装膜の表面が、前記鍔の表面に
    連続した面、または、前記鍔の表面より前記コアの軸心
    側に窪んだ面を構成していることを特徴とする請求項6
    〜11のいずれかに記載のコイル部品。
  13. 【請求項13】 前記コアの一端部または他端部に、方
    向性を示す凹部または凸部が形成されたことを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかに記載のコイル部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010093183A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Tdk Corp バルントランス
JP2011003637A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Tdk Corp コイル部品
CN107045925A (zh) * 2016-02-09 2017-08-15 株式会社村田制作所 线圈部件

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