JP2001167915A - 磁石の製造方法 - Google Patents

磁石の製造方法

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JP2001167915A
JP2001167915A JP2000298781A JP2000298781A JP2001167915A JP 2001167915 A JP2001167915 A JP 2001167915A JP 2000298781 A JP2000298781 A JP 2000298781A JP 2000298781 A JP2000298781 A JP 2000298781A JP 2001167915 A JP2001167915 A JP 2001167915A
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智実 山本
Akira Fukuno
亮 福野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で高性能な希土類窒化磁石を実現する。 【解決手段】 ノズルから合金溶湯を吐出して冷却ロー
ル周面に衝突させることにより急冷する単ロール法を用
いて薄帯状の急冷合金を得る急冷工程と、真空中または
不活性ガス雰囲気中において前記急冷合金に結晶化のた
めの熱処理を施す熱処理工程と、熱処理後の急冷合金に
窒化処理を施す窒化工程とを有し、前記急冷工程におい
て、冷却ロールの周速度を45m/s 以上とし、合金溶湯
の温度を1300〜1600℃とし、合金溶湯の吐出速
度を0.01〜0.15リットル/分とする磁石の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として樹脂ボン
ディッド磁石としてモータ等に適用される希土類窒化磁
石を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高性能希土類磁石としては、Sm−Co
系磁石やNd−Fe−B系磁石が実用化されているが、
近年、新規な希土類磁石の開発が盛んに行なわれてい
る。
【0003】例えば、Sm2 Fe17結晶にNが侵入型に
固溶したSm−Fe−N系の希土類窒化磁石が提案され
ている。希土類窒化磁石(以下、Sm−Fe−N系磁
石)は、理論的にはNd−Fe−B系磁石を超える特性
が期待されるため、様々な提案がなされている。
【0004】Sm−Fe−N系磁石は、例えば特開平1
0−163056号公報に記載されており、単ロール法
等の急冷法により合金溶湯を冷却して得られた急冷合金
を、熱処理により結晶化させた後、窒素雰囲気中で熱処
理を施すことにより製造される。その組織構造は、希土
類−鉄−窒素系組成をもつ硬質磁性相と、α−Feを主
体とする軟質磁性相とが組み合わさったものであり、こ
れにより高い磁石特性が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−16
3056号公報では、Sm−Fe−N系磁石の組織構造
を制御するために、合金溶湯の急冷条件を制御する提案
がなされている。具体的には、R(Rは希土類元素の1
種以上であり、R中のSm比率は50原子%以上であ
る)、T(TはFe、またはFeおよびCoである)、
NおよびM(Mは、Zrであるか、Zrの一部をTi、
V、Cr、Nb、Hf、Ta、Mo、W、Al、Cおよ
びPから選択される少なくとも1種の元素で置換したも
のである)を含有し、Rの含有量が4〜8原子%、Nの
含有量が10〜20原子%、Mの含有量が2〜10原子
%であって残部が実質的にTである組成の磁石を製造す
るに際し、急冷工程において冷却ロールの周速度を50
m/s 以上とし、合金溶湯の吐出圧力を0.3〜2kgf/cm
2としている。これにより、磁石全体のR含有量が少な
いにもかかわらず、高保磁力を得ている。すなわち、安
価で高性能な磁石を得ている。
【0006】また、特開平11−54307号公報で
も、合金溶湯噴射時の平均溶湯流速を0.2〜5m/sと
する提案がなされている。同公報に記載された発明の効
果は、磁気特性ばらつきの少ない磁石合金薄帯が高い収
率で得られる、というものである。
【0007】しかし、合金溶湯の吐出圧力または流速が
一定であっても、合金溶湯を射出するノズルの径が異な
れば、ノズルからの吐出速度(単位時間当たりの吐出
量)が異なってしまう。吐出速度の変化は、冷却ロール
と溶湯との接触面積の変化を招き、その結果、合金溶湯
を冷却する能力も変化してしまう。したがって、合金溶
湯の吐出圧力または流速が所定範囲内となるように制御
するだけでは、所望の組織構造をもつ急冷合金を安定し
て得ることは難しい。Sm−Fe−N系磁石の磁気特性
は、急冷合金の組織状態に大きく依存し、特に、保磁力
(HcJ)、残留磁束密度(Br)、角形比(Hk/Hc
J)および最大エネルギー積((BH)max)は、組成が一定
であっても組織状態に大きく左右される。
【0008】前記特開平10−163056号公報で
は、微細で均一な組織構造とするために、磁石中の含有
量が2〜10原子%となるように元素Mを添加した合金
溶湯を用いている。元素Mは組織構造制御に必要ではあ
るが、元素M自体は磁気特性を下げる働きをもつので、
同等の組織構造が得られるのであれば元素M含有量が少
ないほど磁気特性を高くできる。しかし、従来の製造方
法において、磁石中の含有量が2原子%未満となるよう
に元素Mを添加した場合、合金溶湯を均一に急冷するこ
とができず、その結果、元素M量の低減に見合う磁気特
性向上を実現することができなかった。
【0009】本発明の目的は、安価で高性能な希土類窒
化磁石を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)および(2)の本発明により達成される。 (1) R(Rは希土類元素の1種以上であり、R中の
Sm比率は50原子%以上である)、T(TはFe、ま
たはFeおよびCoである)、NおよびM(Mは、Z
r、Ti、V、Cr、Nb、Hf、Ta、Mo、W、A
l、CおよびPから選択される少なくとも1種の元素で
ある)を含有し、Rの含有量が4〜9原子%、Nの含有
量が10〜20原子%、Mの含有量が1〜10原子%で
あって残部が実質的にTであり、硬質磁性相と軟質磁性
相とを有し、硬質磁性相がR、TおよびNを主体とし、
かつTbCu7型結晶相を含み、軟質磁性相がbcc構
造のT相からなる磁石を製造する方法であり、ノズルか
ら合金溶湯を吐出して冷却ロール周面に衝突させること
により急冷する単ロール法を用いて薄帯状の急冷合金を
得る急冷工程と、真空中または不活性ガス雰囲気中にお
いて前記急冷合金に結晶化のための熱処理を施す熱処理
工程と、熱処理後の急冷合金に窒化処理を施す窒化工程
とを有し、前記急冷工程において、冷却ロールの周速度
を45m/s 以上とし、合金溶湯の温度を1300〜16
00℃とし、合金溶湯の吐出速度を0.01〜0.15
リットル/分とする磁石の製造方法。 (2) 前記Mに、Zr、NbおよびHfから選択され
る少なくとも1種の元素が含まれる上記(1)の磁石の
製造方法。
【0011】
【作用および効果】本発明により製造される磁石の組織
構造は、前記特開平10−163056号公報に記載さ
れた磁石と同様である。すなわち、本発明により製造さ
れる磁石は、TbCu7型結晶からなる硬質磁性相と、
α−Fe相等のbcc構造T相とが分散した構造のSm
−Fe−N系磁石である。TbCu7型結晶相中におい
て、希土類元素Rおよび元素Mは主としてTbサイトに
存在し、元素TはCuサイトに存在する。本発明により
製造される磁石では、前記特開平10−163056号
公報に記載された磁石と同様に、磁石全体のR含有量が
少ないにもかかわらず高特性が得られる。
【0012】本発明では、合金溶湯を急冷するに際し、
冷却ロールの周速度、合金溶湯の温度および合金溶湯の
吐出速度を上記した範囲内となるように制御する。
【0013】冷却ロールの周速度を制御する理由は、ア
モルファス相を含む微結晶状態の急冷合金を得るためで
ある。
【0014】合金溶湯の温度および吐出速度を制御する
のは、冷却ロールと溶湯との接触面積の変化を抑制する
ことにより、合金溶湯を冷却する能力の変化を抑えると
共に、合金回収率を向上させるためである。なお、合金
回収率とは、ノズルから吐出した合金溶湯の量に対する
急冷合金の比率である。溶湯温度が低すぎると、合金溶
湯が冷却ロールの周面に乗りにくい。一方、溶湯温度が
高すぎると、合金溶湯が冷却ロール周面にはじかれやす
い。吐出速度が速すぎると、合金溶湯が冷却ロール周面
ではじかれやすくなる。一方、吐出速度が遅すぎると、
合金溶湯が冷却ロール周面で滑りやすくなる。その結
果、これらいずれの場合でも、合金溶湯が冷却ロール周
面から飛散して合金回収率が低くなってしまうと共に、
安定した急冷が難しくなって均一性の良好な組織構造を
安定して得ることが困難となる。
【0015】ところで、ノズルからの合金溶湯の吐出圧
力を一定とした場合において、溶湯温度が低いと、溶湯
の粘度が高くなると共に吐出速度が遅くなるのでノズル
詰まりが生じやすくなり、溶湯温度が高いと、溶湯粘度
が低くなると共に吐出速度が速くなるので合金回収率が
低くなりやすい。そこで、本発明では、溶湯温度を上記
範囲内において低温側に設定した場合には、吐出速度を
上記範囲内において高速側となるように設定する。一
方、溶湯温度を上記範囲内において高温側に設定した場
合には、吐出速度を上記範囲内において低速側となるよ
うに設定する。これにより、ノズル詰まりを防ぐことが
でき、かつ、合金回収率を高くすることができる。
【0016】また、本発明では、合金溶湯を均一に急冷
することが可能となるので、元素Mの含有量を、前記特
開平10−163056号公報記載の磁石よりも少なく
できる。TbCu7型結晶からなる硬質磁性相と、α−
Fe相等のbcc構造T相とが分散した構造のSm−F
e−N系磁石の特性は、熱処理後(窒化前)におけるT
bCu7型結晶相とbcc構造T相との比率に大きく影
響を受ける。そして、急冷合金に熱処理を施してTbC
7型結晶相とbcc構造T相を所定の比率で析出させ
るためには、急冷直後の合金の組織構造を、アモルファ
スまたはアモルファスを含む微細結晶構造とする必要が
あり、かつ、このような微細結晶構造を合金全体にわた
って均一に存在させる必要がある。前述したように、前
記特開平10−163056号公報では、微細で均一な
組織構造とするために、磁石中の含有量が2〜10原子
%となるように元素Mを添加した合金溶湯を用いる必要
があった。これに対し本発明では、合金溶湯の温度およ
び吐出速度を制御することにより、元素Mの磁石中での
含有量を1原子%まで下げても、微細で均一な組織構造
を有する急冷合金を安定して得ることができるので、従
来よりも特性の高い磁石が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】磁石の組織構造 本発明により製造される磁石は、R、T、NおよびMを
含み、主相である硬質磁性相と微細な軟質磁性相とを含
む複合組織を有する。
【0018】硬質磁性相はR、TおよびNを主体とし、
六方晶系のTbCu7型結晶構造をもち、この結晶構造
に窒素が侵入した構造である。Rは主としてTbサイト
に、Tは主としてCuサイトに存在する。Mは、元素に
よっても異なるが、主としてTbサイトに存在し、Cu
サイトに存在する場合もある。また、Mは、軟質磁性相
であるbcc構造T相に固溶することもあるが、MとT
とで別の化合物を形成することもある。
【0019】軟質磁性相はbcc構造のT相であり、実
質的にα−Fe相であるか、α−Fe相のFeの一部が
Co、M、R等で置換されたものであると考えられる。
【0020】高保磁力を得るためには、軟質磁性相の平
均結晶粒径が5〜60nmであることが好ましい。磁石中
には結晶磁気異方性が高い硬質磁性相と飽和磁化が高い
軟質磁性相とが存在し、軟質磁性相が微細であるため両
相の界面が多くなって交換相互作用の効果が大きくな
り、高保磁力が得られると考えられる。軟質磁性相の平
均結晶粒径が小さすぎると飽和磁化が低くなってしま
い、大きすぎると保磁力および角形性が低くなってしま
う。なお、軟質磁性相の平均結晶粒径は、5〜40nmで
あることがより好ましい。
【0021】軟質磁性相は一般に不定形であり、このこ
とは透過型電子顕微鏡により確認することができる。軟
質磁性相の平均結晶粒径は、磁石断面の画像解析により
算出する。まず、磁石断面の測定対象領域中に含まれて
いる軟質磁性相について、結晶粒の数nおよび各結晶粒
の断面積の合計Sを、画像解析により算出する。そし
て、軟質磁性相の結晶粒1個あたりの平均断面積S/n
を算出し、面積がS/nである円の直径Dを平均結晶粒
径とする。すなわち、平均結晶粒径Dは、 式 π(D/2)2 =S/n から求める。なお、測定対象領域は、nが50以上とな
るように設定することが好ましい。
【0022】硬質磁性相の平均結晶粒径は、好ましくは
5〜500nm、より好ましくは5〜100nmである。硬
質磁性相の平均結晶粒径が小さすぎる場合には結晶性が
不十分であり、高保磁力が得られにくい。一方、硬質磁
性相の平均結晶粒径が大きすぎると、窒化処理に要する
時間が長くなる傾向がある。硬質磁性相の平均結晶粒径
は、軟質磁性相の平均結晶粒径と同様にして算出する。
【0023】磁石中における軟質磁性相の割合は、好ま
しくは10〜60体積%、より好ましくは10〜36体
積%である。軟質磁性相の割合が低すぎても高すぎても
良好な磁石特性が得られなくなり、特に最大エネルギー
積が低くなる。軟質磁性相の割合は、磁石断面の透過型
電子顕微鏡写真を用いて、いわゆる面積分析法により求
める。この場合、断面積比が体積比となる。
【0024】なお、磁石中には、上記した硬質磁性相お
よび軟質磁性相以外の相が含まれていてもよい。本発明
において元素Mとして用いられるZrは、硬質磁性相で
あるTbCu7 型相のTbサイトに存在するが、Fe3
Zr等の別の化合物を生成することも可能である。しか
し、Fe3 Zr相等の異相は永久磁石として好ましくな
いので、Zrを含む異相は磁石中の5体積%以下である
ことが好ましい。
【0025】磁石の組成限定理由 次に、磁石の組成限定理由を説明する。
【0026】Rの含有量は4〜9原子%、好ましくは4
〜8原子%である。Nの含有量は10〜20原子%、好
ましくは12〜18原子%、より好ましくは15原子%
超18原子%以下、さらに好ましくは15.5〜18原
子%である。Mの含有量は1〜10原子%、好ましくは
1〜5原子%である。そして、残部が実質的にTであ
る。
【0027】Rの含有量が少なすぎると、保磁力が低く
なる。一方、Rの含有量が多すぎるとbcc構造T相の
量が少なくなって磁石特性が低くなり、また、高価なR
を多量に使用することになるため、安価な磁石が得られ
なくなる。Sm以外のRとしては、Y、La、Ce、P
r、Nd、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb、Lu等の1種以上を用いることができる。硬
質磁性相はTbCu7 型の結晶構造に窒素が侵入した構
成であり、このような硬質磁性相ではRがSmであると
きに最も高い結晶磁気異方性を示す。Smの比率が低い
と結晶磁気異方性が低下し保磁力も低下するため、R中
のSm比率は50原子%以上、好ましくは70原子%以
上とする。
【0028】N含有量が少なすぎると、キュリー温度の
上昇、保磁力の向上、角形比の向上、飽和磁化の向上お
よび最大エネルギー積の向上が不十分となり、N含有量
が多すぎると、残留磁束密度が低下する傾向を示すと共
に角形比が低くなって最大エネルギー積も低くなる。N
含有量はガス分析法などにより測定することができる。
【0029】元素Mは、前述した微細な複合組織を実現
するために添加される。元素Mが含まれないと、合金製
造時に軟質磁性相の粗大な結晶粒が析出するため、最終
的に軟質磁性相の平均結晶粒径が比較的小さくなったと
しても、高保磁力が得られなくなる。Mの含有量が少な
すぎると、軟質磁性相の平均結晶粒径が小さい磁石が得
られにくくなる。一方、Mの含有量が多すぎると、飽和
磁化が低くなってしまう。Mは、Zr、Ti、V、C
r、Nb、Hf、Ta、Mo、W、Al、CおよびPか
ら選択される少なくとも1種の元素である。元素Mのう
ちZr、NbおよびHfは、Sm−Fe結晶格子のSm
サイトに存在するため、磁気特性を向上させる効果を示
す。なお、Zr、NbおよびHfがSmサイトに存在す
ることは、X線回折および熱磁気測定により確認するこ
とができる。一方、元素MのうちZr、NbおよびHf
以外のものは、Feと微量の異相を形成しやすい。した
がって、Mとしては、少なくとも、Zr、NbおよびH
fから選択される少なくとも1種の元素を用いることが
好ましく、MがZr、NbおよびHfの少なくとも1種
だけからなることがより好ましい。なお、磁石中におけ
るZr、NbおよびHfの合計含有量は、好ましくは1
〜4.5原子%である。これは、MとしてZr、Nbお
よびHfの少なくとも1種だけを用いる場合でも、これ
ら以外の元素を併用する場合でも同様である。Zr、N
bおよびHfの合計含有量が少ないと高保磁力と高角形
比とが共には得られず、また、Zr、NbおよびHfの
合計含有量が多すぎると飽和磁化および残留磁束密度が
低くなってしまう。
【0030】本発明では、前記特開平10−16305
6号公報記載の磁石に比べM含有量を少なくしても、同
等の微細な組織構造が得られる。そのため、元素M量の
低減に見合う磁気特性向上を実現できる。前記特開平1
0−163056号公報ではMを2原子%以上添加して
いるが、本発明ではM含有量を2原子%未満、好ましく
は1.8原子%以下とすることにより、より高い磁石特
性、特に、より高い角形比が得られる。
【0031】上記各元素を除いた残部が実質的にTであ
る。Tは、Feであるか、あるいはFeおよびCoであ
る。Coの添加は特性を向上させるが、T中のCoの比
率は50原子%以下であることが好ましい。Coの比率
が50原子%を超えると残留磁束密度が低くなってしま
う。
【0032】なお、磁石中には、不可避的不純物として
酸素が含まれていてもよい。磁石は希土類−遷移金属間
化合物を基本とすることから、取り扱いの際や各工程に
おける処理の際に不可避的に酸化が生じ得る。例えば、
急冷や粉砕、後述する組織構造制御のための熱処理など
をAr雰囲気中で行った場合、雰囲気Ar中の1ppm程
度の酸素は不可避であり、その結果、磁石中には酸素が
6000ppm 程度以下含まれる。また、不可避的不純物
として、有機物由来の炭素が500ppm 程度以下含まれ
る。また、空気中の水分と磁石との反応により生成する
水酸化物に由来するHが100ppm 程度以下含まれる。
また、坩堝材質からのAl、Si、Mgなどが5000
ppm 程度以下含まれる。
【0033】製造方法 次に、製造方法を説明する。
【0034】この方法では、R、TおよびMを含む急冷
合金を単ロール法により製造し、この急冷合金に組織構
造制御のための熱処理を施した後、窒化処理を施して磁
石化する。
【0035】単ロール法では、合金溶湯をノズルから吐
出して冷却ロール周面に衝突させることにより、合金溶
湯を急速に冷却し、薄帯状の急冷合金を得る。単ロール
法は、他の液体急冷法に比べ、量産性が高く、急冷条件
の再現性が良好である。冷却ロールの材質は特に限定さ
れないが、通常、CuまたはCu合金を用いることが好
ましい。
【0036】本発明では、冷却ロールの周速度を、45
m/s以上、好ましくは50m/s 以上、より好ましくは6
0m/s 以上とする。ロール周速をこのように高くするこ
とにより、アモルファス相を含む微結晶状態の急冷合金
を得ることができるため、その後の熱処理により任意の
結晶粒径が実現可能となり、窒化も容易となる。また、
薄帯状急冷合金が薄くなるため、より均質な急冷合金が
得られる。したがって、高保磁力、高残留磁束密度、高
角形比、高最大エネルギー積の磁石が得られる。なお、
ロール周速は、通常、120m/s 以下とすることが好ま
しい。ロール周速が速すぎると、合金溶湯とロール周面
との密着性が悪くなって熱移動が効果的に行なわれなく
なる。このため、実効冷却速度が遅くなってしまう。
【0037】ノズルから吐出される合金溶湯の温度は、
1300〜1600℃、好ましくは1350〜1550
℃、さらに好ましくは1400〜1500℃である。ま
た、ノズルからの合金溶湯の吐出速度は、0.01〜
0.15リットル/分、好ましくは0.03〜0.08
リットル/分である。溶湯温度および吐出速度の限定理
由は、前述したとおりである。なお、吐出速度は、吐出
圧力の制御やノズル径の選択により変更することができ
る。
【0038】急冷合金の組織構造は、TbCu7 型の微
細結晶およびアモルファス相を含む複合組織であり、b
cc構造T相を含んでいてもよい。bcc構造T相は、
X線回折による同相のピークの存在や、熱分析において
α−Fe相のキュリー点に相当する温度で生じる磁化の
消滅により、その存在を確認できる。
【0039】急冷合金には、組織構造制御のための熱処
理を施す。この熱処理は、所定の平均結晶粒径を有する
bcc構造T相を析出させるためのものである。この熱
処理における処理温度は、好ましくは600〜800
℃、より好ましくは650〜775℃であり、処理時間
は処理温度にもよるが、通常、10分間〜4時間程度と
する。この熱処理は、Ar、He等の不活性雰囲気中や
真空中で行なうことが好ましい。この熱処理により、微
細なbcc構造T相が析出し、また、TbCu7型結晶
相がさらに析出することもある。熱処理温度が低すぎる
とbcc構造T相の析出量が不十分となり、熱処理温度
が高すぎると、MとTとが例えばFe3 Zrのような化
合物を生成し、特性低下の原因となる。
【0040】組織構造制御のための熱処理後、急冷合金
に窒化処理を施す。窒化処理では、窒素ガス雰囲気中で
急冷合金に熱処理を施す。この処理により、TbCu7
型結晶中に窒素原子が侵入して侵入型の固溶体が形成さ
れ、硬質磁性相となる。窒化処理の際の処理温度は、好
ましくは350〜700℃、より好ましくは350〜6
00℃であり、処理時間は、好ましくは0.1〜300
時間である。窒素ガスの圧力は、0.1気圧程度以上と
することが好ましい。なお、窒化処理に高圧窒素ガスを
用いたり、窒素ガス+水素ガスを用いたり、アンモニア
ガスを用いたりすることもできる。
【0041】磁石の形状に特に制限はなく、薄帯状や粒
状等のいずれであってもよい。ボンディッド磁石等の磁
石製品に適用する場合には、所定の粒径にまで粉砕して
磁石粒子とする。粉砕工程は、急冷後、組織構造制御の
ための熱処理後、窒化処理後のいずれに設けてもよく、
粉砕工程を複数段に分けて設けてもよい。
【0042】ボンディッド磁石に適用する場合、磁石粒
子の平均粒子径は、通常、10μm以上とすることが好
ましいが、十分な耐酸化性を得るためには、平均粒子径
を好ましくは30μm以上、より好ましくは50μm以
上、さらに好ましくは70μm以上とすることがよい。
また、この程度の粒子径とすることにより、高密度のボ
ンディッド磁石とすることができる。平均粒子径の上限
は特にないが、通常、1000μm程度以下であり、好
ましくは250μm以下である。なお、この場合の平均
粒子径とは、篩別により求められた重量平均粒子径D50
を意味する。重量平均粒子径D50は、径の小さな粒子か
ら重量を加算していって、その合計重量が全粒子の合計
重量の50%となったときの粒子径である。
【0043】ボンディッド磁石は、磁石粒子をバインダ
で結合して作製される。本発明により製造される磁石
は、プレス成形を用いるコンプレッションボンディッド
磁石、あるいは射出成形を用いるインジェクションボン
ディッド磁石のいずれにも適用することができる。バイ
ンダとしては、各種樹脂を用いることが好ましいが、金
属バインダを用いてメタルボンディッド磁石とすること
もできる。樹脂バインダの種類は特に限定されず、エポ
キシ樹脂やナイロン等の各種熱硬化性樹脂や各種熱可塑
性樹脂から目的に応じて適宜選択すればよい。金属バイ
ンダの種類も特に限定されない。また、磁石粒子に対す
るバインダの含有比率や成形時の圧力等の各種条件にも
特に制限はなく、通常の範囲から適当に選択すればよ
い。ただし、結晶粒の粗大化を防ぐために、高温の熱処
理が必要な方法は避けることが好ましい。
【0044】
【実施例】実施例1:M量による比較 下記表1に示す組成(残部はFe)の磁石粉末を、以下
の手順で作製した。
【0045】まず、合金インゴットを溶解により製造
し、各インゴットを小片に砕いた。得られた小片を石英
ノズルに入れて高周波誘導加熱により溶解して合金溶湯
とし、単ロール法により急冷して、薄帯状の急冷合金と
した。冷却ロールにはBe−Cuロールを用いた。冷却
ロールの周速度VS、合金溶湯の温度Tおよび合金溶湯
の吐出速度VMを、表1に示す。
【0046】X線回折および透過型電子顕微鏡による観
察の結果、急冷合金は、TbCu7型結晶相とbcc構
造α−Fe相とを含む多結晶複合組織であり、さらにア
モルファス相も含むものであることが確認された。
【0047】次に、Arガス雰囲気中で、急冷合金に組
織構造制御のための熱処理を施した。熱処理は、700
℃にて1時間行なった。熱処理後にX線(Cu−Kα
線)回折および透過型電子顕微鏡による観察を行なった
ところ、TbCu7型結晶相とbcc構造α−Fe相と
を含む多結晶複合組織となっており、アモルファス相は
実質的に消失していた。
【0048】次に、結晶化した合金を約150μm以下
の径まで粉砕し、1気圧の窒素ガス雰囲気中で425℃
にて窒化処理を施し、磁石粉末とした。各磁石粉末の窒
化処理時間は、20時間とした。
【0049】これらの磁石粉末の組成、保磁力(Hc
J)、角形比(Hk/HcJ)、残留磁束密度(Br)お
よび最大エネルギー積((BH)max)を測定した。組成は
蛍光X線分析により求めた。ただし、N量はガス分析に
より求めた。結果を表1に示す。
【0050】なお、Hk/HcJにおけるHkは、磁気ヒ
ステリシスループの第2象限において磁束密度が残留磁
束密度の90%になるときの外部磁界強度である。Hk
が低いと高い最大エネルギー積が得られない。Hk/H
cJは、磁石性能の指標となるものであり、磁気ヒステリ
シスループの第2象限における角張りの度合いを表わ
す。HcJが同等であってもHk/HcJが大きいほど磁石
中のミクロ的な保磁力の分布がシャープとなるため、着
磁が容易となり、かつ着磁ばらつきも少なくなり、ま
た、最大エネルギー積が高くなる。そして、磁石使用時
の外部からの減磁界や自己減磁界の変化に対する磁化の
安定性が良好となり、磁石を含む磁気回路の性能が安定
したものとなる。
【0051】
【表1】
【0052】表1に示される結果から、冷却ロールの周
速度VS、合金溶湯の温度Tおよび合金溶湯の吐出速度
Mを本発明範囲内となるように制御することにより、
M含有量を1.5原子%以下と少なくして高磁気特性を
実現できることがわかる。
【0053】実施例2:合金溶湯の吐出速度による比較 表2に示す組成(残部はFe)の磁石粉末を作製した。
この組成は、上記表1の磁石粉末No.102と同じであ
る。これらの磁石粉末を製造する際の条件は、合金溶湯
の吐出速度VMを表2に示す値としたほかは実施例1と
同じとした。
【0054】これらの磁石粉末について、実施例1と同
様な測定を行なった。また、合金溶湯の急冷に際して、
前記した合金回収率を測定した。結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】表2から、元素Mを少なくして高磁気特性
を得るためには、合金溶湯の吐出速度VMを本発明範囲
内とする必要があることがわかる。また、吐出速度VM
を本発明範囲内とすることにより、合金回収率を高くで
きることがわかる。
【0057】各磁石粉末およびその製造に用いた急冷合
金について、X線および透過型電子顕微鏡により組織構
造を解析した。No.201の製造に用いた急冷合金はア
モルファス化が不十分であり、その結果、No.201で
は、α−Fe相と硬質磁性相とからなる組織構造が均一
で微細なものとはならず、特にα−Fe相の粗大化が進
んでいた。また、No.206の製造に用いた急冷合金は
アモルファス化が進みすぎており、その結果、熱処理に
より結晶化させた後の組織構造が、均一で微細なものと
はならなかった。
【0058】実施例3:合金溶湯の温度による比較 表3に示す組成(残部はFe)の磁石粉末を作製した。
この組成は、上記表1の磁石粉末No.102と同じであ
る。これらの磁石粉末を製造する際の条件は、合金溶湯
の温度Tを表3に示す値としたほかは実施例1と同じと
した。
【0059】これらの磁石粉末について、実施例2と同
様な測定を行なった。結果を表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】表3から、元素Mを少なくして高磁気特性
を得るためには、合金溶湯の温度Tを本発明範囲内とす
る必要があることがわかる。また、温度Tを本発明範囲
内とすることにより、合金回収率を高くできることがわ
かる。
【0062】各磁石粉末の製造に用いた急冷合金につい
て、実施例2と同様にして組織構造を解析した。No.3
01に用いた急冷合金は、実施例2のNo.201の場合
と同様にアモルファス化が不十分であった。一方、No.
306の製造に用いた急冷合金は、実施例2のNo.20
6の場合と同様にアモルファス化が進みすぎていた。
【0063】実施例4:ボンディッド磁石 実施例1〜3で作製した磁石粉末をエポキシ樹脂と混合
した後、プレス成形し、さらに硬化のための熱処理を施
してコンプレッションボンディッド磁石とした。エポキ
シ樹脂は磁石粉末100重量部に対し2〜3重量部とし
た。プレス成形時の圧力保持時間は10秒間とし、印加
圧力は10000kgf/cm2 とした。樹脂硬化のための熱
処理は、150℃にて1時間行なった。
【0064】これらのボンディッド粉末では、使用した
磁石粉末の磁気特性に対応した磁気特性が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R(Rは希土類元素の1種以上であり、
    R中のSm比率は50原子%以上である)、T(TはF
    e、またはFeおよびCoである)、NおよびM(M
    は、Zr、Ti、V、Cr、Nb、Hf、Ta、Mo、
    W、Al、CおよびPから選択される少なくとも1種の
    元素である)を含有し、Rの含有量が4〜9原子%、N
    の含有量が10〜20原子%、Mの含有量が1〜10原
    子%であって残部が実質的にTであり、硬質磁性相と軟
    質磁性相とを有し、硬質磁性相がR、TおよびNを主体
    とし、かつTbCu7型結晶相を含み、軟質磁性相がb
    cc構造のT相からなる磁石を製造する方法であり、 ノズルから合金溶湯を吐出して冷却ロール周面に衝突さ
    せることにより急冷する単ロール法を用いて薄帯状の急
    冷合金を得る急冷工程と、真空中または不活性ガス雰囲
    気中において前記急冷合金に結晶化のための熱処理を施
    す熱処理工程と、熱処理後の急冷合金に窒化処理を施す
    窒化工程とを有し、 前記急冷工程において、冷却ロールの周速度を45m/s
    以上とし、合金溶湯の温度を1300〜1600℃と
    し、合金溶湯の吐出速度を0.01〜0.15リットル
    /分とする磁石の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記Mに、Zr、NbおよびHfから選
    択される少なくとも1種の元素が含まれる請求項1の磁
    石の製造方法。
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