JP2001167816A - 端子台 - Google Patents

端子台

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JP2001167816A
JP2001167816A JP35181799A JP35181799A JP2001167816A JP 2001167816 A JP2001167816 A JP 2001167816A JP 35181799 A JP35181799 A JP 35181799A JP 35181799 A JP35181799 A JP 35181799A JP 2001167816 A JP2001167816 A JP 2001167816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電線接続状態の解除操作を確実に行える端子台
を提供する。 【解決手段】ケース1の内部には、電線の芯線と当接す
る当接片及び当接片との間に芯線を弾性挟持する鎖錠片
からなる速結部を有する速結端子板が複数収納される。
カバー3の上面3aには、各速結端子板の速結部に対応
する部位に電線挿入口10が形成される。また、カバー
3の上面3aに切り溝3cを形成することによって、カ
バー3に基部が結合されカバー3に揺動自在に支持され
た解除アーム17が複数形成されており、解除アーム1
7の押圧部17aを押圧すると、解除アーム17によっ
て鎖錠片が当接片から遠ざかる向きに押し撓められる。
ここで、押圧部17aの先端部と対向する切り溝3cの
端面には押圧部17a側に突出する突起3dが突設され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具などに用
いられる端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の端子台としては、図5乃至図7
に示されるように、ケース1の内部に複数個の速結端子
板4を収納して構成されるものがあった(例えば特開平
3−59924号公報参照)。
【0003】ケース1は、絶縁性を有する合成樹脂から
それぞれ形成されたボディ2とカバー3とを結合して構
成される。ボディ2は上面が開口した略箱状であって、
ボディ2には複数個の速結端子板4が一列に並べて取り
付けられる。一方、カバー3は下面が開口した略箱状で
あって、速結端子板4a〜4cを覆うようにしてボディ
2に被着される。
【0004】カバー3の上面3aには電線挿入口10が
複数形成され、この電線挿入口10に臨むようにして速
結端子板4がケース1の内部に配設されており、この電
線挿入口10に被覆の剥かれた電線の芯線を挿入する
と、速結端子板4の鎖錠片24及び接触片33と当接片
22との間に芯線の導体が挟持され、鎖錠片24の先端
が芯線の導体に食い込むことによって、電線の脱落が防
止されるようになっている。
【0005】ここで、速結端子板4による電線接続状態
を解除するため、カバー3の上面3aに切り溝3cを形
成することによって、基部がカバー3に結合されカバー
3に揺動自在に支持された略T字状の解除アーム17が
形成されており、解除アーム17の先端部には速結端子
板4の解除片24aに対向配置され、解除アーム17の
揺動に応じて鎖錠片24を当接片22から遠ざかる向き
に押圧する解除片17cが設けられている。而して、マ
イナスドライバーなどの工具の先端で解除アーム17の
押圧部17aをボディ2側に押し込むと、解除アーム1
7の解除片17cによって速結端子板4の解除片24a
がボディ2側に押圧され、鎖錠片24が当接片22から
遠ざかる向きに押し撓められるので、電線の接続状態が
解除され、当接片22と鎖錠片24との間に接続された
電線を容易に引き抜くことが出来る(図6参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の端子台で
は、解除アーム17が押圧されていない場合(初期状
態)、解除アーム17の押圧部17a表面とカバー3の
上面3aとが略平行になっているので、電線の接続状態
を解除する際に例えばマイナスドライバー90の先端で
解除アーム17の押圧部17aをボディ2側に押圧する
と、解除アーム17がカバー3との連結部を支点として
揺動し、押圧部17aがボディ2側に傾くため、押圧部
17aの先端部と切り溝3cの端面との間の隙間が広く
なっていた。ここで、図6に示す状態からマイナスドラ
イバー90をさらに押し下げていくと、解除アーム17
の押圧部17a表面の傾きと、マイナスドライバー90
の押し込み力とによって、マイナスドライバー90が押
圧部17aと切り溝3cの端面との間の隙間に入り込む
と共に、解除アーム17の押圧部17aが図7中に破線
で示すような状態に変形して、電線接続状態を解除でき
なくなるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、電線接続状態の解除
操作を確実に行える端子台を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、電線の導体と当接する当接片
及び前記当接片との間に電線の導体を弾性挟持する鎖錠
片からなる速結部を備える速結端子板と、絶縁性を有す
る合成樹脂から形成され内部に速結端子板が納装される
ケースとを具備し、ケースの表面に切り溝を形成するこ
とによって、基部がケースに結合されケースに揺動自在
に支持された解除アームを形成し、解除アームの先端部
に鎖錠片に対向配置され解除アームの揺動に応じて鎖錠
片を当接片から遠ざかる向きに押圧する解除片を設け、
解除アームの押圧時に解除アームの先端部を押圧する工
具が解除アームの先端部と対向する切り溝の端面側に移
動するのを規制する規制手段を設けたことを特徴とし、
速結部に接続された電線を取り外す際に、解除アームの
先端部を工具で押圧した場合、規制手段によって工具が
切り溝の端面側に移動するのを規制しているので、解除
アームの先端部と切り溝の端面との間の隙間に工具が入
り込むことはなく、工具によって解除アームの先端部を
確実に押圧させ、解除アームの解除片によって鎖錠片を
当接片から遠ざかる向きに押圧させることができ、速結
部に接続された電線の接続状態を確実に解除することが
できる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記規制手段は、解除アームの先端部に対向する
切り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に突出す
る突起からなることを特徴とし、解除アームの先端部に
対向する切り溝の端面には、解除アームの先端部側に突
出する突起が形成されているので、速結部に接続された
電線を取り外す際に、解除アームの先端部を工具で押圧
した場合、工具が突起に当たることによって、工具が切
り溝の端面側に移動するのを規制することができるか
ら、請求項1の発明と同様、解除アームの先端部と切り
溝の端面との間の隙間に工具が入り込むことはなく、工
具によって解除アームの先端部を確実に押圧させ、解除
アームの解除片によって鎖錠片を当接片から遠ざかる向
きに押圧させることができるので、速結部に接続された
電線の接続状態を確実に解除することができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記規制手段は、解除アームの先端部に形成さ
れ、基部側から先端部側に行くに従ってケースの表面側
への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面からなる
ことを特徴とし、速結部に接続された電線を取り外す際
に、解除アームの先端部を工具で押圧した場合、解除ア
ームを押圧する工具は、解除アームに形成された傾斜面
に沿って解除アームの基部側に移動するから、請求項1
の発明と同様、解除アームの先端部と切り溝の端面との
間の隙間に工具が入り込むことはなく、工具によって解
除アームの先端部を確実に押圧させ、解除アームの解除
片によって鎖錠片を当接片から遠ざかる向きに押圧させ
ることができるので、速結部に接続された電線の接続状
態を確実に解除することができる。しかも、解除アーム
を押圧する工具が、解除アームの傾斜面に沿って基部側
へ移動すると、解除アームの先端部において工具の力が
加えられる力点が、解除アームの支点側に移動し、鎖錠
片の変位する方向に近付くため、鎖錠片を変位させるの
に要する力を低減することができる。
【0011】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記規制手段は、解除アームの先端部に対向する
切り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に突出す
る突起と、解除アームの先端部に形成され、基部側から
先端部側に行くに従ってケースの表面側への突出量が大
きくなるように傾斜する傾斜面とからなることを特徴と
し、速結部に接続された電線を取り外す際に、解除アー
ムの先端部を工具で押圧した場合、工具が突起に当たる
ことによって、工具が切り溝の端面側に移動するのを規
制することができ、且つ、解除アームを押圧する工具
は、解除アームに形成された傾斜面に沿って解除アーム
の基部側に移動するから、請求項1の発明と同様、解除
アームの先端部と切り溝の端面との間の隙間に工具が入
り込むことはなく、工具によって解除アームの先端部を
確実に押圧させ、解除アームの解除片によって鎖錠片を
当接片から遠ざかる向きに押圧させることができるの
で、速結部に接続された電線の接続状態を確実に解除す
ることができる。しかも、解除アームを押圧する工具
が、解除アームの傾斜面に沿って基部側へ移動すると、
解除アームの先端部において工具の力が加えられる力点
が、解除アームの支点側に移動し、鎖錠片の変位する方
向に近付くため、鎖錠片を変位させるのに要する力を低
減することができる。
【0012】請求項5の発明では、請求項2又は4の発
明において、前記突起と対向する解除アームの部位に凹
所を設けたことを特徴とし、突起と対向する解除アーム
の部位に凹所を設けているので、解除アームの先端部と
突起が干渉するのを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本実施形態の端子台について図1
乃至図4を参照して説明する。この端子台は例えば天井
面に取着される照明器具に取り付けられ、屋内配線され
た給電線と器具内の電線とを接続するために用いられ
る。この端子台のケース1は、絶縁性を有する合成樹脂
からそれぞれ形成されたボディ2とカバー3とを結合し
て構成され、内部に3個の速結端子板4a〜4cが納装
される。尚、3個の速結端子板4a〜4cの内、2個の
速結端子板4a,4bは電源線接続用の端子板であり、
速結端子板4cはアース線接続用の端子板である。
【0014】ボディ2は上面が開口した略箱状であっ
て、底面2aには速結端子板4a〜4cを位置決めする
ためのリブ5が複数突設されており、ボディ2のリブ5
に速結端子板4a〜4cを嵌め込むと、3個の速結端子
板4a〜4cは一列に配置される。一方、カバー3は下
面が開口した略箱状であって、速結端子板4a〜4cを
覆うようにしてボディ2に被着される。
【0015】カバー3の上面3a及び一側面3bには、
外部より電線の芯線を挿入するための電線挿入口10,
13が開口し、電線挿入口13が形成されたカバー3の
側面3bと対向するボディ2の側面2bには、電線挿入
口13に連通する電線挿入口12が開口しており、この
電線挿入口10,13に臨むようにして速結端子板4a
〜4cがケース1の内部に収納されている。尚、上面3
aに設けた電線挿入口10には屋内配線された給電線が
接続され、側面3bに設けた電線挿入口13には器具内
の電線が接続される。
【0016】ここで、速結端子板4a〜4cの配列方向
と略直交する方向において対向するカバー3の一対の側
面3bにはそれぞれ複数個の係止孔8が穿設され、係止
孔8の設けられたカバー3の側面3bと対向するボディ
2の側面2bには、係止孔8に対応する部位に外側に向
かって突出する係止突起7が突設されている。而して、
ボディ2に速結端子板4a〜4cを取り付けた状態で、
カバー3の開口をボディ2側にしてカバー3をボディ2
に押し込むと、ボディ2の係止突起7がカバー3の側面
3b内面に当接し、係止突起7によって側面3bが外側
に押し撓められ、さらにカバー3をボディ2側に押し込
むと、カバー3の側面3bが係止突起7を乗り越えて、
側面3bに形成された係止孔8と係止突起7とが凹凸嵌
合し、ボディ2とカバー3とが結合される。係止突起7
は、カバー3の上面3aから遠ざかるにつれて外方への
突出量が大きくなるような断面形状に形成されており、
係止突起7の表面はカバー3の上面3a側から遠ざかる
につれて外方への突出量が大きくなるように傾斜してい
るので、ボディ2とカバー3とを結合する際に、カバー
3の開口縁が係止突起7の表面に沿って案内され、係止
突起7と係止孔8との嵌合をスムーズに行うことができ
る。
【0017】また、ボディ2の側面2bには下方に突出
する係止爪14が突設されており、照明器具の取付板
(被固定部)100に設けられた取付孔101に係止爪
14を係止させることによって、ケース1は取付板10
0に取り付けられる。尚、ボディ2の底面2aには下方
に突出する位置決め用の突起15が設けられており、ケ
ース1を取付板100に取り付ける際に、突起15を取
付板100に設けた孔102に挿入することにより、ケ
ース1の位置決めが行われる。
【0018】次にケース1の内部に収納される速結端子
板4a〜4cの構造について簡単に説明する。先ず電源
線接続用の速結端子板4a,4bについて説明する。速
結端子板4a,4bは、それぞれ、2個の導電部材2
0,30をかしめ固定して形成され、速結端子板4aと
速結端子板4bとは左右対称な形状に形成される。導電
部材20は導電性を有する板金を折曲加工して形成さ
れ、略矩形状の中央片21と、中央片21の長手方向に
おける両側辺に突設された断面略円弧状の当接片22,
22と、中央片21の短幅方向における一側辺から中央
片21と略直交する方向に突出する突出片23と、突出
片23の両側縁からそれぞれ当接片22,22側に向か
って突出する鎖錠片24,24と、中央片21の短幅方
向における他側辺に一端が結合された器具線接続部25
とで構成され、導電部材20は、器具線接続部25が結
合された中央片21の側辺をボディ2の底面2a側と
し、中央片21をボディ2の底面2aに対して略直交さ
せた状態でボディ2に固定される。尚、鎖錠片24の先
端は当接片22に近付くにつれてボディ2の底面2a側
に近付く向きに傾斜しており、鎖錠片24の先端には鎖
錠片24よりも幅狭の解除片24aが連続一体に形成さ
れている。
【0019】器具線接続部25は、ボディ2の底面2a
と略平行に配置され連結片26aを介して中央片21に
連結される当接片26と、当接片26の端縁から当接片
26と略直交する方向に突出する突出片27と、突出片
27の一部を切り起こして形成され当接片26との間に
電線の芯線を弾性挟持する一対の鎖錠片28とで構成さ
れる。ここに、当接片26と鎖錠片28とで構成される
速結部はカバー3の側面3bに設けた電線挿入口13に
臨むように配置されている。
【0020】また、導電部材30は導電性を有する板金
を折曲加工して形成され、導電部材20の中央片21に
かしめ固定される固定片31と、固定片31と一体に形
成され固定片31と略直交する方向に突出する突出片3
2と、突出片32の両側縁から当接片22,22側に向
かってそれぞれ突出する接触片33,33とで構成され
る。尚、接触片33は当接片22に近付くにつれてボデ
ィ2の底面2a側に近付く向きに傾斜しており、接触片
33の先端の断面形状は当接片22側に凸となるような
円弧状に形成されている。而して、導電部材30の固定
片31を導電部材20の中央片21にかしめ固定する
と、導電部材20と導電部材30とが電気的に接続さ
れ、導電部材20の当接片22に導電部材30の接触片
33が対向配置され、当接片22と鎖錠片24と接触片
33とで構成される速結部はカバー3の上面3aに設け
た電線挿入口10に臨むように配置される。
【0021】一方、アース用の速結端子板4cは、導電
性を有する板金を折曲加工して形成された導電部材40
を有し、この導電部材40は、略矩形状の中央片41
と、中央片41の長手方向における両側辺に突設された
断面略円弧状の当接片42,42と、中央片41の短幅
方向における一側辺から中央片41と略直交する方向に
突出する突出片43と、突出片43の両側縁からそれぞ
れ当接片42,42側に向かって突出する鎖錠片44,
44とで構成され、導電部材40は、突出片43が結合
される中央片41の一側辺をカバー3の上面3a側と
し、中央片41をボディ2の底面2aに対して略直交さ
せた状態でボディ2に固定される。尚、鎖錠片44は当
接片42に近付くにつれてボディ2の底面2a側に近付
く向きに傾斜しており、鎖錠片44の先端には鎖錠片4
4よりも幅狭の解除片44aが連続一体に形成される。
また、当接片42,42に対向配置され、当接片42,
42との間で電線の芯線を保持する接触片(図示せず)
が中央片41の一部を切り起こして形成されており、こ
の接触片と当接片42と鎖錠片44とで構成される速結
部は、カバー3の上面に設けた電線挿入口10に臨むよ
うに配置される。
【0022】また、ボディ2の底面2aにはアース端子
6が裏面から取り付けられており、アース端子6の弾接
片6aはボディ2の底面2aに設けた開口(図示せず)
からボディ2の内部に挿入され、導電部材40の中央片
41に弾接し、速結端子板4cとアース端子6とが電気
的に接続される。尚、ケース1を照明器具の取付板10
0に固定すると、アース端子6は金属板からなる取付板
100に電気的に接続され、取付板100が接地され
る。
【0023】速結端子板4a〜4cに給電用の電線を接
続する際は、カバー3の上面3aに設けた電線挿入口1
0に被覆の剥かれた電線の芯線を挿入すると、鎖錠片2
4,44のばね力によって鎖錠片24,44及び接触片
33と当接片22,42との間に芯線の導体が挟持さ
れ、鎖錠片24,44の先端が芯線の導体に食い込むこ
とによって、芯線の脱落が防止されるようになってい
る。
【0024】ここで、カバー3の上面3aに切り溝3c
を形成することによって、基部がカバー3に結合されカ
バー3に揺動自在に支持された略T字状の解除アーム1
7が形成されており、解除アーム17の先端部には、速
結端子板4a〜4cの解除片24a,44aに対向配置
され、解除アーム17の揺動に応じて鎖錠片24,44
を当接片22,42から遠ざかる向きに押圧する解除片
17cが設けられている。而して、例えばマイナスドラ
イバー90の先端で解除アーム17の先端部に設けた押
圧部17aをボディ2側に押し込むと、解除アーム17
によって解除片24a,44aがボディ2側に押圧さ
れ、鎖錠片24,44が当接片22,42から遠ざかる
向きに押し撓められるので、電線80の接続状態が解除
され、当接片22,42と鎖錠片24,44との間に接
続された電線80を容易に引き抜くことが出来る。
【0025】ところで、本実施形態では、押圧部17a
の先端面に対向する切り溝3cの端面に押圧部17a側
に突出する突起3dを突設している。また、押圧部17
aの表面を解除アーム17の基部側から先端側に行くに
従って、カバー3の上面3a側への突出量が大きくなる
ように形成しており、解除アーム17が押圧されていな
い初期状態では、押圧部17aの表面は、基部側から先
端側に行くに従ってカバー3の上面3aに近付くように
傾斜している。
【0026】したがって、電線80の接続状態を解除す
る際に、例えばマイナスドライバー90の先端で解除ア
ーム17の押圧部17aをボディ2側に押圧して、解除
アーム17をボディ2側に押し込んだ場合でも、マイナ
スドライバー90の先端が切り溝3cの端面に突設され
た突起3dと当接し、切り溝3c側へ移動するのを防止
でき、押圧部17aと切り溝3cの端面との間の隙間内
にマイナスドライバー90が入り込むことはない。しか
も押圧部17aの表面は基部側から先端側に行くに従っ
てカバー3の上面3aに近付くように傾斜しているの
で、マイナスドライバー90の先端で押圧部17aを押
圧すると、押圧部17a表面の傾斜によってマイナスド
ライバー90の先端が押圧部17aの先端側から基部側
に移動するから、マイナスドライバー90が押圧部17
aと切り溝3cの端面との間の隙間に入り込むのを確実
に防止できる。さらに、マイナスドライバー90の先端
が押圧部17aの先端側から基部側に移動すると、押圧
部17aにおいてマイナスドライバー90の力が加えら
れる力点が解除アーム17の支点側に移動し、解除片2
4a,44aの変位する方向(図3中の矢印A)にマイ
ナスドライバー90の力が加えられるから、鎖錠片2
4,44を変位させるのに要する力を低減できる。尚、
突起3dに対応する押圧部17aの部位には凹所17b
を形成しているので、解除アーム17が揺動する際に、
解除アーム17の押圧部17aと突起3dとが干渉する
のを防止できる。
【0027】また、速結端子板4a,4bに器具内の電
線を接続する際は、ボディ2及びカバー3に形成された
電線挿入口12,13に被覆の剥かれた電線の芯線を挿
入すると、鎖錠片28のばね力によって当接片26と鎖
錠片28との間に芯線の導体が挟持され、鎖錠片28の
先端が芯線の導体に食い込むことによって、芯線の脱落
が防止されるようになっている。
【0028】ここで、カバー3の側面3bにおける鎖錠
片28の略中央に対応する部位には側面3bを貫通する
貫通孔16が穿設されており、この貫通孔16に棒状の
工具を挿入して鎖錠片28を押圧すると、鎖錠片28の
先端が当接片26から遠ざかる方向に鎖錠片28が押し
撓められ、電線の接続状態が解除されるので、当接片2
6と鎖錠片28との間に接続された電線を容易に引き抜
くことが出来る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、電線
の導体と当接する当接片及び前記当接片との間に電線の
導体を弾性挟持する鎖錠片からなる速結部を備える速結
端子板と、絶縁性を有する合成樹脂から形成され内部に
速結端子板が納装されるケースとを具備し、ケースの表
面に切り溝を形成することによって、基部がケースに結
合されケースに揺動自在に支持された解除アームを形成
し、解除アームの先端部に鎖錠片に対向配置され解除ア
ームの揺動に応じて鎖錠片を当接片から遠ざかる向きに
押圧する解除片を設け、解除アームの押圧時に解除アー
ムの先端部を押圧する工具が解除アームの先端部と対向
する切り溝の端面側に移動するのを規制する規制手段を
設けたことを特徴とし、速結部に接続された電線を取り
外す際に、解除アームの先端部を工具で押圧した場合、
規制手段によって工具が切り溝の端面側に移動するのを
規制しているので、解除アームの先端部と切り溝の端面
との間の隙間に工具が入り込むことはなく、工具によっ
て解除アームの先端部を確実に押圧させ、解除アームの
解除片によって鎖錠片を当接片から遠ざかる向きに押圧
させることができ、速結部に接続された電線の接続状態
を確実に解除できるという効果がある。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記規制手段は、解除アームの先端部に対向する切
り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に突出する
突起からなることを特徴とし、解除アームの先端部に対
向する切り溝の端面には、解除アームの先端部側に突出
する突起が形成されているので、速結部に接続された電
線を取り外す際に、解除アームの先端部を工具で押圧し
た場合、工具が突起に当たることによって、工具が切り
溝の端面側に移動するのを規制することができるから、
請求項1の発明と同様、解除アームの先端部と切り溝の
端面との間の隙間に工具が入り込むことはなく、工具に
よって解除アームの先端部を確実に押圧させ、解除アー
ムの解除片によって鎖錠片を当接片から遠ざかる向きに
押圧させることができるので、速結部に接続された電線
の接続状態を確実に解除できるという効果がある。
【0031】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記規制手段は、解除アームの先端部に形成され、
基部側から先端部側に行くに従ってケースの表面側への
突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面からなること
を特徴とし、速結部に接続された電線を取り外す際に、
解除アームの先端部を工具で押圧した場合、解除アーム
を押圧する工具は、解除アームに形成された傾斜面に沿
って解除アームの基部側に移動するから、請求項1の発
明と同様、解除アームの先端部と切り溝の端面との間の
隙間に工具が入り込むことはなく、工具によって解除ア
ームの先端部を確実に押圧させ、解除アームの解除片に
よって鎖錠片を当接片から遠ざかる向きに押圧させるこ
とができるので、速結部に接続された電線の接続状態を
確実に解除できるという効果がある。しかも、解除アー
ムを押圧する工具が、解除アームの傾斜面に沿って基部
側へ移動すると、解除アームの先端部において工具の力
が加えられる力点が、解除アームの支点側に移動し、鎖
錠片の変位する方向に近付くため、鎖錠片を変位させる
のに要する力を低減できるという効果がある。
【0032】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記規制手段は、解除アームの先端部に対向する切
り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に突出する
突起と、解除アームの先端部に形成され、基部側から先
端部側に行くに従ってケースの表面側への突出量が大き
くなるように傾斜する傾斜面とからなることを特徴と
し、速結部に接続された電線を取り外す際に、解除アー
ムの先端部を工具で押圧した場合、工具が突起に当たる
ことによって、工具が切り溝の端面側に移動するのを規
制することができ、且つ、解除アームを押圧する工具
は、解除アームに形成された傾斜面に沿って解除アーム
の基部側に移動するから、請求項1の発明と同様、解除
アームの先端部と切り溝の端面との間の隙間に工具が入
り込むことはなく、工具によって解除アームの先端部を
確実に押圧させ、解除アームの解除片によって鎖錠片を
当接片から遠ざかる向きに押圧させることができるの
で、速結部に接続された電線の接続状態を確実に解除で
きるという効果がある。しかも、解除アームを押圧する
工具が、解除アームの傾斜面に沿って基部側へ移動する
と、解除アームの先端部において工具の力が加えられる
力点が、解除アームの支点側に移動し、鎖錠片の変位す
る方向に近付くため、鎖錠片を変位させるのに要する力
を低減できるという効果がある。
【0033】請求項5の発明は、請求項2又は4の発明
において、前記突起と対向する解除アームの部位に凹所
を設けたことを特徴とし、突起と対向する解除アームの
部位に凹所を設けているので、解除アームの先端部と突
起が干渉するのを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の端子台を示し、(a)は上面図、
(b)は要部拡大図である。
【図2】同上の側断面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】従来の端子台を示し、(a)は上面図、(b)
は要部拡大図である。
【図6】同上の側断面図である。
【図7】同上の側断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 カバー 3a 上面 3c 切り溝 3d 突起 10 電線挿入口 17 解除アーム 17a 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 昇 大阪府東大阪市吉田下島1番55号 朝日ナ ショナル照明株式会社内 Fターム(参考) 5E086 DD03 DD22 DD34 DD49 JJ05 JJ13 JJ15 LL08 LL16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線の導体と当接する当接片及び前記当接
    片との間に電線の導体を弾性挟持する鎖錠片からなる速
    結部を備える速結端子板と、絶縁性を有する合成樹脂か
    ら形成され内部に速結端子板が納装されるケースとを具
    備し、ケースの表面に切り溝を形成することによって、
    基部がケースに結合されケースに揺動自在に支持された
    解除アームを形成し、解除アームの先端部に鎖錠片に対
    向配置され解除アームの揺動に応じて鎖錠片を当接片か
    ら遠ざかる向きに押圧する解除片を設け、解除アームの
    押圧時に解除アームの先端部を押圧する工具が解除アー
    ムの先端部と対向する切り溝の端面側に移動するのを規
    制する規制手段を設けたことを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】上記規制手段は、解除アームの先端部に対
    向する切り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に
    突出する突起からなることを特徴とする請求項1記載の
    端子台。
  3. 【請求項3】上記規制手段は、解除アームの先端部に形
    成され、基部側から先端部側に行くに従ってケースの表
    面側への突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面から
    なることを特徴とする請求項1記載の端子台。
  4. 【請求項4】上記規制手段は、解除アームの先端部に対
    向する切り溝の端面に形成され解除アームの先端部側に
    突出する突起と、解除アームの先端部に形成され、基部
    側から先端部側に行くに従ってケースの表面側への突出
    量が大きくなるように傾斜する傾斜面とからなることを
    特徴とする請求項1記載の端子台。
  5. 【請求項5】前記突起と対向する解除アームの部位に凹
    所を設けたことを特徴とする請求項2又は4記載の端子
    台。
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