JP2001165728A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2001165728A
JP2001165728A JP35074299A JP35074299A JP2001165728A JP 2001165728 A JP2001165728 A JP 2001165728A JP 35074299 A JP35074299 A JP 35074299A JP 35074299 A JP35074299 A JP 35074299A JP 2001165728 A JP2001165728 A JP 2001165728A
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Japan
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gas
flow rate
receiving
detecting means
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JP35074299A
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English (en)
Inventor
Tomiisa Yamashita
富功 山下
Isao Masuda
功 増田
Toshihiro Harada
鋭博 原田
Norio Niimura
紀夫 新村
Kazutaka Asano
一高 浅野
Koichi Ueki
浩一 植木
Yasushi Fujii
裕史 藤井
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Yazaki Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の消費に合致したガス使用量の積算が可
能になるガスメータを提供すること。 【解決手段】 ガス流路中の信号伝搬時間を測定する伝
搬時間測定手段Aと、伝搬時間測定手段Aからの伝搬時
間データに基づいて流量を求めると共に、求めた流量を
積算する流量演算手段17と、ガスの信号伝搬時間を予
め記憶する伝搬時間記憶手段18と、伝搬時間測定手段
Aからの伝播時間データを伝搬時間記憶手段18からの
伝搬時間値と比較して、伝搬時間データが伝搬時間値と
一致するか否かを判定する判定手段19とからなり、流
量演算手段17は、判定手段19により伝搬時間データ
が上記伝搬時間値と一致すると判定された場合にのみ積
算を行うように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば超音波を
使用してガス流路を流れるガスの流量を計測するガスメ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガスメータは、たとえば特
開平4−32823号公報に開示されており、図4に示
す構成を備えている。
【0003】図4において、ガスメータは、管路1、第
1超音波プローブ2、第2超音波プローブ3、切替器
4、受信回路5、送信回路6、伝搬時間差回路7および
流量演算回路8とからなる。
【0004】切替器4は、超音波の管路1内伝搬方向を
切り替える。たとえば、送信回路6からの送信波により
第1超音波プローブ2を付勢し、管路1内ガスの流れ
(矢印方向)の逆方向へ伝搬した超音波は、第2超音波
プローブ3で受波され、再び切替器4を経て受信回路5
に加わり、受信波を得る。伝搬時間差回路7は、この受
信波に基づいて逆方向の超音波伝搬時間を計測する。次
いで、切替器4の切り替えによって、送信回路6からの
送信波により第2超音波プローブ2を付勢し、管路1内
ガスの流れ(矢印方向)の順方向へ伝搬した超音波は、
第1超音波プローブ3で受波され、再び切替器4を経て
受信回路5に加わり、受信波を得る。伝搬時間差回路7
は、この受信波に基づいて順方向の超音波伝搬時間を計
測する。伝搬時間差回路7は、逆方向超音波伝搬時間と
順方向超音波伝搬時間の差を求める。流量演算回路8
は、伝搬時間差回路7で求められた伝搬時間差に基づき
流量を算出する。
【0005】また、同様に超音波を使用した流量計とし
て、特開平10−318811号公報に開示されている
ものがあり、図5に示す構成を備えている。図5におい
て、流量計は、流速計測手段9、伝搬時間差計測手段1
6、流量演算手段17、伝搬時間記憶手段18、判定手
段19および表示手段20からなる。
【0006】流速計測手段9は、第1の流速検出手段1
0、第2の流速検出手段11、第1の受信手段12、第
2の受信手段13、第1の送信手段14および第2の送
信手段15から構成されている。
【0007】第1の流速検出手段10は、管路1の上流
側に設けられた第2超音波プローブ3に接続されるかま
たは直接管路1の上流側に設けられ、超音波信号を出力
または受信できる素子から構成され、第1の受信手段1
2および第1の送信手段14が接続されている。
【0008】第2の流速検出手段11は、管路1の下流
側に設けられた第1超音波プローブ2に接続されるかま
たは直接管路1の上流側に設けられ、超音波信号を出力
または受信できる素子から構成され、第2の受信手段1
3および第2の送信手段15が接続されている。
【0009】第1の受信手段12と第2の受信手段13
の各出力は、伝搬時間差計測手段16に接続されてい
る。流量演算手段17は、伝搬時間差計測手段16で求
められた伝搬時間差に基づいて管路1内を流れるガスの
流量を求める。
【0010】伝搬時間記憶手段18は、媒体内の超音波
信号の伝搬時間、たとえばLPガスの成分状態の伝搬時
間、特に空気等混入した場合の伝搬時間データを予め記
憶している。
【0011】判定手段19は、伝搬時間記憶手段18と
第1の受信手段12および第2の受信手段13とから計
測しようとする媒体内の伝搬時間より、他媒体の混入判
定、たとえばLPガス中の空気混入等の判定を行う。
【0012】表示手段20は、判定手段19で他媒体混
入と判定されれば、警告表示を行う。
【0013】次に、上記構成の動作を説明する。管路1
内で、流速検出手段9は、第1の流速検出手段10と第
2の流速検出手段11とが対向して取り付けられる。ま
ず、第1の流速検出手段10に接続された第1の受信手
段12が、第2の流速手段を介し第2の送信手段15よ
り発射された信号を受信する。送信開始後受信までの信
号の伝搬時間を伝搬時間差計測手段16で求める。次
に、第2の流速検出手段11に接続された第2の受信手
段13が、第1の流速検出手段10を介し第1の送信手
段14より発射された信号を受信する。同様に、送信開
始後受信までの信号の伝搬時間を伝搬時間差計測手段1
6で求める。
【0014】通常、流量がない状態では、伝搬時間差は
ゼロである。計測媒体、たとえばガス等が流れ流量が多
くなるにつれて、下流側の第2の流速検出手段11から
上流側の第1の流速検出手段10へ送出した信号の伝搬
時間が長くなる。逆に、上流側の第1の流速検出手段1
0から第2の流速検出手段11への信号伝搬時間は短く
なる。すなわち、流量値の大きさは、信号伝搬時間差に
比例する。
【0015】対向し合う流速検出手段10,11より超
音波信号を受信すると、伝搬時間差計測手段16は、伝
搬時間差を演算し、求めた伝搬時間差に基づいて流量演
算手段17で流量を求める。
【0016】一方、伝搬時間記憶手段18は、水や機械
油等の液体中での伝搬時間、LPガスや都市ガス等の気
体中の伝搬時間、さらに、LPガス、都市ガス等に空気
等の異媒体が混入した時の伝搬時間が予め記憶されてい
る。空気とガスの混合比率に応じた伝搬時間、また空気
100%時の伝搬時間も記憶されている。
【0017】そこで、判定手段19は、伝搬時間記憶手
段18に記憶されている各種媒体中での伝搬時間値と、
第1の受信手段12および第2の受信手段13で得た伝
搬時間値とを比較判定し、記憶時間値よりも受信した時
間の方が遅い場合、計測媒体中に他の異媒体、たとえば
LPガスや都市ガス等の中に空気等の混入があることを
検出する。その結果、判定手段19が混入と判定した場
合、表示手段20で警告表示を行う。
【0018】特に、ガスメータとして流量計を設置した
場合、管路1中に多量の空気が残存している。使用開始
時、空気が残ったままガス器具が使用されると、異常燃
焼、あるいはガス器具の未着火状態より派生して未燃ガ
スの排出という危険な状態が発生するが、通常使用の媒
体すなわちLPガスや都市ガス中に混入した空気を伝搬
時間値の差で検出し、利用者あるいはガスメータの設置
業者に報知でき、安全性が向上し、かつガスメータとし
ての流量計の設置が早くなる。このようにして異媒体の
混入を検出し、かつ警告することによりガス販売業者ま
たはガス利用者に通知し、ガス器具の使用での異常状態
を素早く判別できるようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス配管を
新設したりガスメータを交換したりする場合は、ガスを
使用する前に配管またはガスメータ内に存在する空気を
供給ガス(LPガス、都市ガス等)に置換するエアーパ
ージ作業を行う必要がある。
【0020】しかしながら、図4の構成例のようなガス
メータは、通常、ガス種類の区別をせずに、単に流れた
ガス流量を積算するだけである。したがって、エアーパ
ージの間は、実際にはガスを使用していないにもかかわ
らず、ガスを消費した場合と同様にガス流量を積算す
る。その結果、エアーパージの間に流れた空気量もガス
料金として課金してしまうという問題がある。
【0021】また、図5の構成例のようなガスメータ
は、ガス種類を判定することができるが、異媒体混入時
に警告表示を行うだけであり、エアーパージの間に不要
な流量積算が行われるという上述の問題点が解決されて
いない。
【0022】さらに、特開平11−51727号公報に
は、ガス種類判別手段を備え、他種類のガス流量を計測
することができるガスメータが開示されているが、同様
に、上述の問題点が解決されていない。
【0023】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、実際の消費に合致したガス使用量の積算が可能に
なるガスメータを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記した目的にかんがみ
て、請求項1記載の発明のガスメータは、図1の基本構
成図に示すように、ガス流路中の信号伝搬時間を測定す
る伝搬時間測定手段Aと、上記伝搬時間測定手段Aから
の伝搬時間データに基づいて流量を求めると共に、求め
た流量を積算する流量演算手段17と、上記ガスの信号
伝搬時間を予め記憶する伝搬時間記憶手段18と、上記
伝搬時間測定手段Aからの伝播時間データを上記伝搬時
間記憶手段18からの伝搬時間値と比較して、上記伝搬
時間データが上記伝搬時間値と一致するか否かを判定す
る判定手段19とからなり、上記流量演算手段17は、
上記判定手段19により上記伝搬時間データが上記伝搬
時間値と一致すると判定された場合にのみ積算を行うよ
うに動作する、ことを特徴とする。
【0025】請求項1記載の発明においては、伝搬時間
測定手段Aは、ガス流路中の信号伝搬時間を測定する。
流量演算手段17は、伝搬時間測定手段Aからの伝搬時
間データに基づいて流量を求めると共に、求めた流量を
積算する。伝搬時間記憶手段18は、ガスの信号伝搬時
間を予め記憶する。判定手段19は、伝搬時間測定手段
Aからの伝播時間データを伝搬時間記憶手段18からの
伝搬時間値と比較して、伝搬時間データが伝搬時間値と
一致するか否かを判定する。そして、流量演算手段17
は、判定手段19により伝搬時間データが伝搬時間値と
一致すると判定された場合にのみ積算を行うように動作
する。
【0026】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガスメータにおいて、前記伝搬時間測定手段Aは、
ガス流路の上流側に設けられ、超音波信号を出力または
受信する第1の流速検出手段10と、ガス流路の下流側
に設けられ、超音波信号を出力または受信する第2の流
速検出手段11と、上記第1の流速検出手段10に接続
され、上記第2の流速検出手段より発せられる超音波信
号を受信する第1の受信手段12と、上記第2の流速検
出手段11に接続され、上記第1の流速検出手段より発
せられる超音波信号を受信する第2の受信手段13と、
上記第1の流速検出手段10に超音波信号を供給する第
1の送信手段14と、上記第2の流速検出手段11に超
音波信号を供給する第2の送信手段15と、上記第1の
受信手段12で受信した超音波信号の伝搬時間と上記第
2の受信手段13で受信した超音波信号の伝搬時間との
伝搬時間差を求める伝搬時間差計測手段16とからなる
ことを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明においては、伝搬時間
測定手段Aは、第1の流速検出手段10と、第2の流速
検出手段11と、第1の受信手段12と、第2の受信手
段13と、第1の送信手段14と、第2の送信手段15
と、伝搬時間差計測手段16とからなる。第1の流速検
出手段10は、ガス流路の上流側に設けられ、超音波信
号を出力または受信する。第2の流速検出手段11は、
ガス流路の下流側に設けられ、超音波信号を出力または
受信する。第1の受信手段12は、第1の流速検出手段
10に接続され、第2の流速検出手段より発せられる超
音波信号を受信する。第2の受信手段13は、第2の流
速検出手段11に接続され、第1の流速検出手段より発
せられる超音波信号を受信する。第1の送信手段14
は、第1の流速検出手段10に超音波信号を供給する。
第2の送信手段15は、第2の流速検出手段11に超音
波信号を供給する。伝搬時間差計測手段16は、第1の
受信手段12で受信した超音波信号の伝搬時間と第2の
受信手段13で受信した超音波信号の伝搬時間との伝搬
時間差を求める。
【0028】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のガスメータにおいて、前記伝搬時間記憶手
段18は、LPガスまたは都市ガスの信号伝搬時間を予
め記憶していることを特徴とする。
【0029】請求項3記載の発明においては、伝搬時間
記憶手段18は、LPガスまたは都市ガスの信号伝搬時
間を予め記憶している。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図2は、本発明によるガス
メータの実施の形態を示すブロック図である。図2にお
いて、ガスメータは、伝搬時間測定手段A、流量演算手
段17、伝搬時間記憶手段18、判定手段19および表
示手段20からなる。
【0031】伝搬時間測定手段Aは、流速計測手段9お
よび伝搬時間差計測手段16からなる。
【0032】流速計測手段9は、第1の流速検出手段1
0、第2の流速検出手段11、第1の受信手段12、第
2の受信手段13、第1の送信手段14および第2の送
信手段15から構成されている。
【0033】第1の流速検出手段10は、管路1の上流
側に設けられた第2超音波プローブ3に接続されるかま
たは直接管路1の上流側に設けられ、超音波信号を出力
または受信できる素子から構成され、第1の受信手段1
2および第1の送信手段14が接続されている。
【0034】第2の流速検出手段11は、管路1の下流
側に設けられた第1超音波プローブ2に接続されるかま
たは直接管路1の上流側に設けられ、超音波信号を出力
または受信できる素子から構成され、第2の受信手段1
3および第2の送信手段15が接続されている。
【0035】第1の受信手段12と第2の受信手段13
の各出力は、伝搬時間差計測手段16に接続されてい
る。流量演算手段17は、伝搬時間差計測手段16で求
められた伝搬時間差に基づいて管路1内を流れるガスの
流量を求める。
【0036】伝搬時間記憶手段18は、ガス内の超音波
信号の伝搬時間、たとえばLPガスおよび都市ガスの伝
搬時間値を予め記憶している。
【0037】判定手段19は、伝搬時間記憶手段18か
らの伝搬時間値と第1の受信手段12および第2の受信
手段13で受信した超音波信号の伝搬時間データとを比
較し、伝搬時間データが伝搬時間値と一致するか否かを
判定する。
【0038】表示手段20は、判定手段19で伝搬時間
データが伝搬時間値と一致していないと判定されれば、
警告表示を行う。
【0039】次に、上記構成の動作を説明する。まず、
第1の流速検出手段10に接続された第1の受信手段1
2が、第2の流速手段を介し第2の送信手段15より発
射された信号を受信する。送信開始後受信までの信号の
伝搬時間t1を伝搬時間差計測手段16で求める。
【0040】ここで、管路1において対向する第1の流
速検出手段10と第2の流速検出手段11間の距離をL
とし、音速をCとし、ガスの流速をVとし、超音波伝搬
方向(すなわち、第1の流速検出手段10と第2の流速
検出手段11とを結ぶ線)と管路1の中心軸とのなす角
度をθとすれば、伝搬時間t1は次式で求められる。 t1=L/(C−Vcosθ) (1)
【0041】次に、第2の流速検出手段11に接続され
た第2の受信手段13が、第1の流速検出手段10を介
し第1の送信手段14より発射された信号を受信する。
同様に、送信開始後受信までの信号の伝搬時間t2を次
式に基づいて伝搬時間差計測手段16で求める。 t2=L/(C+Vcosθ) (2)
【0042】次いで、伝搬時間差計測手段16は、上述
の(1)および(2)式に基づいて伝搬時間t1と伝搬
時間t2の伝搬時間差を演算し、求めた伝搬時間差に基
づいて流量演算手段17で流速を求め、続いて流量を演
算する。すなわち、上述の(1)および(2)式より、
流速Vは、 V=L/2cosθ(1/t1−1/t2) (3) となる。
【0043】したがって、流量Qは、管路1の断面積を
Sとすると、 Q=SV (4) となり、瞬時流量が求められる。次いで、流量演算手段
17は、求められた瞬時流量を積算し、課金の対象とな
る積算流量を求める。
【0044】一方、伝搬時間記憶手段18は、LPガス
および都市ガス中の超音波信号の伝搬時間が予め記憶さ
れている。
【0045】そこで、判定手段19は、伝搬時間記憶手
段18に記憶されている伝搬時間値と、第1の受信手段
12および第2の受信手段13で受信した超音波信号に
基づいて得た伝搬時間データとを比較し、伝搬時間デー
タが伝搬時間値と一致するか否かを判定する。
【0046】たとえば、使用するガスがLPガスの場合
は、判定手段19は、伝搬時間記憶手段18に記憶され
ているLPガスの伝搬時間値(たとえば、Tとする)
と、第1の受信手段12および第2の受信手段13で実
測して得た伝搬時間データtとを比較し、伝搬時間デー
タが伝搬時間値と一致する(T=t)か否かを判定す
る。
【0047】伝搬時間データtが伝搬時間値Tと一致し
ていないと判定した場合、判定手段19は、流量演算手
段17に制御信号を供給しその流量積算処理を禁止す
る。
【0048】一方、伝搬時間データtが伝搬時間値Tと
一致していると判定した場合は、判定手段19は、流量
演算手段17に制御信号を供給せず、流量演算手段17
は、流量積算処理を継続する。
【0049】このようにして、流量演算手段17は、判
定手段19により伝搬時間データtが伝搬時間値Tと一
致すると判定された場合にのみ積算を行うように動作す
る。したがって、たとえばガスメータの設置時のエアー
パージ作業時等において、判定手段19にて完全にLP
ガスに置換したことを検出するまでは、管路1内に流れ
が生じてもガス流量を積算せず、LPガスを検出以後ガ
ス流量を積算するので、実際の消費に合致したLPガス
使用量の積算が可能となる。
【0050】次に、上述の動作を図3に示すフローチャ
ートで説明する。まず、ステップS1で、第1の受信手
段12および第2の受信手段13で受信した超音波信号
に基づいてLPガスの伝搬時間データtを得る。次いで
ステップS2で、判定手段19は、伝搬時間記憶手段1
8に記憶されているLPガスの伝搬時間値Tと、上述の
伝搬時間データtとを比較し、伝搬時間データが伝搬時
間値と一致する(T=t)か否かを判定する。
【0051】T=tでなければステップS1に戻り、T
=tならばステップS3に進む。ステップS3で、流量
演算手段17は、流量積算処理を行う。
【0052】一方、使用するガスが都市ガスの場合は、
判定手段19は、伝搬時間記憶手段18に記憶されてい
る都市ガスの伝搬時間値(たとえば、T′とする)と、
第1の受信手段12および第2の受信手段13で実測し
て得た伝搬時間データtとを比較し、伝搬時間データが
伝搬時間値と一致する(T′=t)か否かを判定する。
【0053】伝搬時間データtが伝搬時間値T′と一致
していないと判定した場合、判定手段19は、流量演算
手段17に制御信号を供給しその流量積算処理を禁止す
る。
【0054】一方、伝搬時間データtが伝搬時間値T′
と一致していると判定した場合は、判定手段19は、流
量演算手段17に制御信号を供給せず、流量演算手段1
7は、流量積算処理を継続する。
【0055】このようにして、流量演算手段17は、判
定手段19により伝搬時間データtが伝搬時間値T′と
一致すると判定された場合にのみ積算を行うように動作
する。したがって、たとえばガスメータの設置時のエア
ーパージ作業時等において、判定手段19にて完全に都
市ガスに置換したことを検出するまでは、管路1内に流
れが生じてもガス流量を積算せず、都市ガスを検出以後
ガス流量を積算するので、実際の消費に合致した都市ガ
ス使用量の積算が可能となる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、使用する
ガス以外の流れがあっても流量積算せず、実際のガス消
費に合致したガス使用量の積算が可能となる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、記憶伝搬時
間値と比較すべき伝搬時間データを、ガス流路内を順方
向および逆方向に伝搬する超音波信号に基づいて得るこ
とができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、LPガスま
たは都市ガスの実際の消費に合致したガス使用量の積算
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスメータの基本構成図を示す。
【図2】本発明によるガスメータの実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のガスメータの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】従来の超音波式ガスメータの構成例を示す。
【図5】従来の超音波式ガスメータの他の構成例を示
す。
【符号の説明】
A 伝搬時間測定手段 17 流量演算手段 18 伝搬時間記憶手段 19 判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 功 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 原田 鋭博 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 新村 紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 浅野 一高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植木 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 裕史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F035 DA14 DA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路中の信号伝搬時間を測定する伝
    搬時間測定手段と、 上記伝搬時間測定手段からの伝搬時間データに基づいて
    流量を求めると共に、 求めた流量を積算する流量演算手段と、 上記ガスの信号伝搬時間を予め記憶する伝搬時間記憶手
    段と、 上記伝搬時間測定手段からの伝播時間データを上記伝搬
    時間記憶手段からの伝搬時間値と比較して、上記伝搬時
    間データが上記伝搬時間値と一致するか否かを判定する
    判定手段とからなり、 上記流量演算手段は、上記判定手段により上記伝搬時間
    データが上記伝搬時間値と一致すると判定された場合に
    のみ積算を行うように動作する、ことを特徴とするガス
    メータ。
  2. 【請求項2】 前記伝搬時間測定手段は、 ガス流路の上流側に設けられ、超音波信号を出力または
    受信する第1の流速検出手段と、 ガス流路の下流側に設けられ、超音波信号を出力または
    受信する第2の流速検出手段と、 上記第1の流速検出手段に接続され、上記第2の流速検
    出手段より発せられる超音波信号を受信する第1の受信
    手段と、 上記第2の流速検出手段に接続され、上記第1の流速検
    出手段より発せられる超音波信号を受信する第2の受信
    手段と、 上記第1の流速検出手段に超音波信号を供給する第1の
    送信手段と、 上記第2の流速検出手段に超音波信号を供給する第2の
    送信手段と、 上記第1の受信手段で受信した超音波信号の伝搬時間と
    上記第2の受信手段で受信した超音波信号の伝搬時間と
    の伝搬時間差を求める伝搬時間差計測手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記伝搬時間記憶手段は、LPガスまた
    は都市ガスの信号伝搬時間を予め記憶していることを特
    徴とする請求項1または2記載のガスメータ。
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