JP3473402B2 - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JP3473402B2
JP3473402B2 JP13947598A JP13947598A JP3473402B2 JP 3473402 B2 JP3473402 B2 JP 3473402B2 JP 13947598 A JP13947598 A JP 13947598A JP 13947598 A JP13947598 A JP 13947598A JP 3473402 B2 JP3473402 B2 JP 3473402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流量計測装
置、特に都市ガス、LPガスなど一般家庭内で使用され
る流体流量を計測する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の計測装置のうち、家庭内に
ガスを供給するものについては、ガスの使用量を計測す
る計測機能と、その計測結果を基にガスの使用状態を監
視して、危険を察知した場合には、開閉弁を閉じてガス
の供給を停止する安全機能を備えたものが一般的であ
る。これらの装置の計測機能に着目した場合、膜式メー
タと呼ばれているものが主流であった。これは、装置内
の膜を通過するガス流量を計測するものであるが、ガス
の使用容量に比例して、膜の容量も大きくなり、その結
果装置自体の大型化を招く結果となっていた。そこで、
流量計測部を従来の膜から電子式に置き換えて小型化を
狙ったものが、近年、提案されており、例えば、特開平
8−75511号公報に示されるような構成となってい
た。図17を用いて動作を説明する。
【0003】ガス配管1から供給されたガスは遮断弁
2、流量計測部3を経て、家屋内の器具に供給される。
流量計測部3は流体発振を検出する圧電膜センサ(図示
せず)と流速を検出するフローセンサ(図示せず)を用
いている。流量演算部4では流量計測部3からの電気信
号を基に通過ガスの流量を求める。すなわち、流体発振
の困難な低流量域ではフローセンサからの電気信号を、
中、大流量域では圧電膜センサからの電気信号を基に流
量演算を行っている。
【0004】従来の膜式メータが一定流量(例えば1リ
ットル程度の値)のガスが通過しない限り、センサ出力
が得られなかったが、圧電膜センサ、フローセンサのい
れを用いても、極めて短時間でセンサ出力が選られる
という特徴がある。弁制御部5には予めガスの使用方法
として適正と判断される限界値が記憶されている。この
限界値とは、例えば、複数の器具を用いた時の合計流量
の最大許容量や、同一の流量が継続して検出された場合
の最大許容時間等である。前者は配管系統の異常による
ガスの大量流出を想定し、後者は器具の消し忘れを想定
しており、事故防止のために設定した値である。
【0005】そして、流量演算部4で求めた流量は、弁
制御部5に入力され、ここで記憶している限界値を越え
る使用状況が検出された場合には、遮断弁2を作動さ
せ、ガスの供給を停止させるとともに、表示装置6に遮
断を判断した理由を表示する。このようにして、ガス事
故を未然に防止することが可能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の流量計測装置は、流体の圧力に抗して弁を動作させる
ため、大電流を必要とする。そのため、電源の電圧降下
をもたらし、その結果、流量計測値が不安定となり、計
測精度の点で課題があった。
【0007】また、流体の物理量の瞬時変化に反応する
構成であるため、弁動作を伴う様な場合には、等流分布
の乱れに反応し計測値が不安定となり、計測精度の点で
課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため制御手段が、開閉手段の動作中は瞬時流量計測
手段の動作または出力を停止、あるいは瞬時流量計測手
段の出力に基づく計測を停止している。
【0009】上記発明によれば、大電流を必要とする開
閉手段の動作時には、計測がなされないため、電圧変動
が及ぼす計測動作への悪影響を回避することができ、計
測値の信頼性を向上することができる。
【0010】また、制御手段が、前記開閉弁の動作後所
定時間は前記瞬時流量計測手段の動作または出力を停
止、あるいは瞬時流量計測手段の出力に基づく計測を停
止している。
【0011】上記発明によれば、流体の流れに乱れの生
じる弁動作後、乱れの収まる所定時間が経過するまで
は、計測しないため、流れの変化が及ぼす計測動作への
悪影響を回避することができ、計測値の信頼性を向上す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における流量
計測装置は、流体流れる流路と、前記流路を流れる流
体の瞬時流量を計測し出力する瞬時流量計測手段と、前
記流路を開閉する開閉手段と、前記瞬時流量計測手段
よび開閉手段の動作を制御する制御手段を備え、前
開閉手段の動作中は、前記制御手段が前記瞬時流量計
測手段の動作または出力を停止、あるいは瞬時流量計測
手段の出力に基づく計測を停止する構成としている。
【0013】そして、開閉手段の状態が開から閉に変化
する際に、電源電圧が一時的に降下しても、計測を停止
するので、誤計測の可能性が小さくなり、その結果計測
値の信頼性が向上する。
【0014】また、制御手段は、前記開閉手段動作
後所定時間は前記瞬時流量計測手段の動作または出力を
停止、あるいは瞬時流量計測手段の出力に基づく計測を
停止する構成としている。
【0015】そして、開閉手段の状態が開から閉に変化
する際に、流体の流れが一時的に不安定になっても、計
測を停止するので、誤計測の可能性が小さくなり、その
結果計測値の信頼性が向上する。
【0016】また、制御手段は、開閉手段の動作を制御
する開閉制御手段を備え、前記開閉制御手段は少なくと
も瞬時流量計測手段の出力から流体の使用状況を判断
し、異常が認められれば前記開閉手段を閉とする遮断判
定手段と、前記遮断判定手段により前記開閉手段を閉と
した後に外部からの指示により前記開閉手段を開とする
復帰判定手段と、前記復帰判定手段により前記開閉制御
手段を開とした後に前記瞬時流量計測手段の出力が所定
の値を越えた場合には再度前記開閉手段を閉とし 、所定
の値を越えなければ再度前記遮断判定手段に前記開閉手
段の動作判定を委ねる復帰確認手段とを備えた構成とし
ている。
【0017】そして、開閉手段が開となった時に生じる
一時的な流体の乱れの影響を受けずに、流量を計測し
て、開閉弁動作後の安全確認ができるので、安全性の向
上を図ることができる
【0018】さらに、瞬時流量計測手段は、流体流量と
相関のある物理量を検出して電気信号として出力する物
理量検出手段と、前記物理量検出手段の出力を基に瞬時
流量を演算する演算手段とからなり、前記演算手段は、
前記開閉手段が閉の時の前記物理量検出手段の出力を基
に計測値のオフセットを求めるオフセット手段と、前記
オフセット手段が求めたオフセット量を用いて流量演算
を行う流量演算手段とを備えた構成としている。
【0019】そして、開閉手段が閉となった時に生じる
一時的な流体の乱れの影響を受けずに、物理量を検出
し、その結果をオフセットと定めるので、計測精度の向
上を図ることができる
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0021】(実施例1) 図1は本発明の実施例1の流量計測装置の構成図であ
る。また、図2は瞬時流量計測手段の構成図、図3は流
量計測装置の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【0022】図1において、7は流体の流れる流路、8
は流体の流量を計測する瞬時流量計測手段で、流体の音
速を検出する音速検出手段9と音速検出手段9の出力か
ら流体の流量を求める演算手段10とで構成される。1
1は流路7を開閉する開閉手段、12は瞬時流量計測手
段8と開閉手段11の動作を制御する制御手段で、瞬時
流量計測手段8の動作を制御する計測制御手段13と、
開閉手段11の動作を制御する開閉制御手段14とで構
成される。また、15は電源となる電池であり、瞬時流
量計測手段8、開閉手段11に対して、制御手段12を
介して動作電源を供給する。
【0023】図2は瞬時流量計測手段の構成図である。
音速検出手段9は具体的には流路7に対して超音波を送
受信する第1超音波振動子16、第2超音波振動子17
および送受信回路18とで構成される。すなわち、第1
超音波振動子16が流れの上流側、第2超音波振動子1
7が流れの下流側に配置されていて、第1超音波振動子
16から送信された超音波が第2超音波振動子17に到
達する伝搬時間T1と、第2超音波振動子17から送信
された超音波が第1超音波振動子16に到達する伝搬時
間T2が送受信回路18で計測される。送受信回路18
で計測した時間T1、T2を演算手段10で読み取り流
体流量が演算で求められる。
【0024】次に、動作について説明する。はじめに、
流量の計測原理について説明する。静止流体中の音速を
C、流体の流速をV、第1超音波振動子16と第2超音波
振動子17の距離をL、両振動子の中心を結ぶ軸と、流
路の中心軸とのなす角度をθ、第1超音波振動子16か
ら第2超音波振動子17への超音波の伝搬時間をT1、
第2超音波振動子17から第1超音波振動子16への超
音波の伝搬時間をT2とすれば、T1、T2はそれぞれ
次のような値となる。
【0025】T1=L/(C+Vcosθ)(1) T2=L/(C−Vcosθ)(2) したがって、式(1)および(2)を用いて、下記のよ
うに流速Vが求まる。
【0026】V=(1/T1−1/T2)×(1/2c
osθ)(3) さらに、流路の断面積をSとすれば、流量Qは式(4)
を用いて求めることができる。
【0027】Q=S×V(4) したがって、送受信回路18では、T1とT2を検出
し、この結果を用いて、演算手段10では、式(3)お
よび(4)を用いて流量Qを求めている。本実施例で
は、T1およびT2を直接計測する方式としているが、
検出精度を高めるため、超音波の送受信を複数回繰り返
してその平均値を用いる方法などもあり、その場合であ
っても同様な考え方で、流量を求めることが可能であ
る。
【0028】次に、図3を用いて瞬時流量計測手段8と
開閉手段11の動作の関係について説明する。計測制御
手段13は、図3の(X)に示す如く、通常動作におい
ては、t秒毎に、瞬時流量計測手段8による計測動作を
行う。すなわち、(a)で第1超音波振動子16から超音
波を送信し、(b)において第2超音波振動子17でこれ
を受信する。この時の伝搬時間T1を送受信回路18で
検出する。次に、(c)で第2超音波振動子17から超音
波を送信し、(d)において第1超音波振動子16でこれ
を受信する。この時の伝搬時間T2を送受信回路18で検
出する。送受信回路18で検出された伝搬時間T1、T
2は(e)で演算手段10に転送され(f)ではこれらの値を
用いて、流量演算処理が施される。
【0029】また、図3の(Y)を用いて、開閉手段11
が動作した場合について説明する(g)で開閉制御手段
14から開閉手段11に対して、駆動司令が発せられ
る。開閉手段11に開閉司令が発せられるのは、例え
ば、開閉手段11の固着防止のために定期的に駆動する
場合、流量調整のため、流路7の開口面積を変化させる
場合等が考えられる。図3の(Y)においては、流量調整
のため、開閉手段11の開度を全開から半開の状態に変
化する場合を示す。
【0030】この時、流路7中に流れが生じている時に
は、それを遮る形で、開閉手段11を動作させることに
なるため、大きなパワーを必要とする。よって、電池1
5からは、通常より大きな電流が供給されることにな
り、一時的に電池端子の電圧降下が生じ、その結果、電
池15により駆動されている瞬時流量計測手段8の動作
に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0031】したがって、これを事前に回避するため
に、(g)の開閉手段11の駆動タイミングが(a)〜(e)の
瞬時流量計測手段8の計測タイミングと重なった場合に
は、計測制御手段13により、即座に、(a)〜(e)の一連
の動作もしくは出力を停止する。または(e)の出力に基
づく計測を停止する。
【0032】(実施例2) 図4は本発明の実施例2における流量計測装置の動作を
説明するタイミングチャートである。
【0033】本実施2において、実施例1と異なるの点
は、開閉手段11が動作した後の所定時間の間も、瞬時
流量計測手段8が出力を停止している点である。
【0034】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0035】次に動作、作用を説明する。図4におい
て、(g)で開閉手段11に動作司令がなされた後、一時
的に流体の流れが不安定になる。そこで、計測制御手段
13では、流れが安定するまでtw秒間待機する。もし
も、この待機時間中に瞬時流量計測手段8の駆動開始タ
イミング(a')が来た場合であっても、送受信回路18は
超音波の送信は行わず、待機時間が終了する(h)の時点
で送信を開始し、以後、通常のt秒周期の計測に戻して
いる。
【0036】(実施例3) 図5は本発明の実施例3の流量計測装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0037】本実施例3において実施例1と異なるの
は、開閉手段11の状態が閉から開に変化した場合にの
み、瞬時流量計測手段8が出力を停止している点であ
る。
【0038】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0039】次に、動作、作用を説明する。図5におい
て、(g)で開閉手段11が閉から開になるタイミングが
(a)〜(e)の瞬時流量計測手段8の計測タイミングと重な
った場合には、計測制御手段13により、即座に、(a)
〜(e)の一連の動作または出力を停止あるいは(e)の出力
に基づく計測を停止する。
【0040】(実施例4) 図6は本発明の実施例4の流量計測装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0041】本実施例4において実施例1と異なるの
は、開閉手段11の状態が閉から開に変化した後の、所
定時間の間、瞬時流量計測手段8の出力を停止している
点である。
【0042】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0043】次に、動作、作用について説明する。図6
において、(g)で開閉手段11に開司令がなされた後、
一時的に流体の流れが不安定になる。そこで、計測制御
手段13では、流れが安定するまでtw秒の間待機する。
もしも、この待機時間中に瞬時流量計測手段8の駆動開
始タイミング(a')が来た場合であっても、送受信回路1
8は超音波の送信は行わず、待機時間が終了する(h)の
時点で送信を開始し、以後、通常のt秒周期の計測に戻
している。
【0044】(実施例5) 図7は本発明の実施例5の流量計測装置の構成図、図8
は流量計測装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0045】本実施例5において実施例1と異なるの
は、開閉制御手段14が、瞬時流量計測手段8の出力に
異常が認められれば、開閉手段11を閉とする遮断判定
手段19を備えている点、開閉手段11の閉動作によ
り、流体の供給が遮断された後に、再び、開閉手段11
を開とするための復帰スイッチ20を備えている点、復
帰スイッチ20の入力を受けて、開閉手段11に開司令
を出力する復帰判定手段21を備えている点、更に、開
閉手段11を開にした後の、瞬時流量計測手段8の出力
が所定の値を越えれば、開閉手段11を閉とし、所定の
値を越えなければ、開のまま維持する復帰確認手段22
を備えている点である。
【0046】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0047】次に、動作、作用を図8のフローチャート
を用いて説明する。23〜24で、瞬時流量計測手段8
によりt秒毎の計測を行った後、25で、遮断判定手段
19が瞬時流量がQ1を越えたかどうかの判定を行う。
ここで、Q1とは、通常の考えられるガスの使用状況か
ら考えて有り得ない程大きな流量であり、例えば、ガス
供給用のホースが外れて、大量のガスが流出しているケ
ースを想定している。この場合は、ガス爆発の危険性が
あるため、26では、遮断判定手段19により即座に開
閉手段11を閉として、ガスの供給を停止する。
【0048】次に27〜31で、通常の使用状態に復帰
させる場合の動作を示す。通常は、一旦、開閉手段11
によりガスの供給が停止された後は、使用者または、ガ
ス供給業者により、ホース外れ等の有無を確認(図示せ
ず)した後、原因を除去して、流量計測装置の下流側の
ガス元栓を閉栓(図示せず)し、再び、ガスが使用でき
るようにするために、復帰スイッチ20を操作する。2
7では、復帰判定手段21が復帰スイッチ20の操作の
有無を確認し、操作が認められれば、28で開閉手段1
1を開とする。次に、開閉手段11が動作してから、2
9で、ガスの流れが安定するまでの時間tw秒の間待機し
た後、30で瞬時流量計測手段8による流量計測を行
う。
【0049】31では、復帰確認手段22により30で
計測した瞬時流量がQ2を越えたかどうかの判定を行
う。ここで、Q2とは、異常確認後、原因除去が完全か
どうかを確認するためのものであり、Q2を越えていれ
ば、流量計測装置から、ガス器具までの配管系統の異常
(亀裂の発生、元栓閉め忘れ等)があると考えられる。
この場合、32で開閉手段11を閉として、再度、ガス
供給を停止している。一方、31で、流量がQ2を越え
ていなければ、異常除去されたものとみなして、23〜
25に戻り、t秒毎に計測を行う。
【0050】(実施例6) 図9は本発明の実施例6の流量計測装置の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0051】本実施例6において実施例1と異なるの
は、開閉手段11の状態が開から閉に変化した場合にの
み、瞬時流量計測手段8が出力を停止している点であ
る。
【0052】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0053】次に、動作、作用を説明する。図9におい
て、(g)で開閉手段11がからになるタイミングが
(a)〜(e)の瞬時流量計測手段8の計測タイミングと重な
った場合には、計測制御手段13により、即座に、(a)
〜(e)の一連の動作または出力を停止あるいは(e)の出力
に基づく計測を停止する。
【0054】(実施例7) 図10は本発明の実施例7の流量計測装置の動作を説明
するタイミングチャートである。
【0055】本実施例7において実施例1と異なるの
は、開閉手段11の状態が開から閉に変化した後の、所
定時間の間、瞬時流量計測手段8の出力を停止している
点である。
【0056】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0057】次に、動作、作用について説明する。図1
0において、(g)で開閉手段11に閉司令がなされた
後、一時的に流体の流れが不安定になる。そこで、計測
制御手段13では、流れが安定するまでtw秒の間待機す
る。もしも、この待機時間中に瞬時流量計測手段8の駆
動開始タイミング(a')が来た場合であっても、送受信回
路18は超音波の送信は行わず、待機時間が終了する
(h)の時点で送信を開始し、以後、通常のt秒周期の計
測に戻している。
【0058】(実施例8) 図11は本発明の実施例8の流量計測装置の構成図、図
12は瞬時流量計測手段および開閉手段の動作を説明す
るフローチャートである。
【0059】本実施例8において実施例1と異なるの
は、演算手段10の内部構成である。演算手段10は、
送受信回路18の出力から、流速Vを求める流速演算手
段33、開閉手段11の状態より演算処理を切り替える
切替手段34、切替手段34の判定結果に従い、オフセ
ットを求めるオフセット手段35、オフセット手段35
で求めたオフセットの値により流速演算手段33で求め
た流速を補正する補正演算手段36、補正演算手段36
で求めた流速を基に流量を求める流量演算手段37によ
り構成されている。
【0060】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0061】次に、動作、作用を図12のフローチャー
トを用いて説明する。電源投入後、最初に、39で開閉
手段を閉とした後、流れが安定するまで、twの間待機し
ている。待機時間終了後、40で送受信回路18によ
り、この時T1、T2を計測した後、41で、流速演算手段
33によりこの時の流速V0を求める。
【0062】この時、開閉手段11の働きにより、ガス
の流れは発生していないので、理論的にはV0=0となる
はずである。しかし、実際には、送受信回路18での計
測誤差等により0とはならず、オフセット分を生じる。
このオフセット分は計測流量が小さくなるにしたがっ
て、計測精度に対する影響が大きくなる。そこで、42
では、41で求めたV0をオフセット手段35にオフセッ
トとして記憶しておく。
【0063】その後、43で、開閉手段11を開とし
て、通常の計測動作に入る。44でt秒毎に計測のタイ
ミングを判定し、46でまず、流速Vを求める。46
で、求めたVはオフセット分を含んでいるので、47で
は、42で求めたオフセットをVから差し引くゼロ点補
正演算を補正演算手段36で実行している。そして、4
8では、ここで求めたVに断面積を乗ずる演算を流量演
算手段37で実行することにより流量Qを求めている。
【0064】なお、本実施例では、オフセット量を流速
として定義しているが、流量そのものと定義しても良
い。その場合には、開閉手段11が閉の時に計測した流
量Q0をオフセットとして、以後、オフセットを無視し
て求めた流量QからQ0を差し引くことにより流量の真
値が求められる。この場合も、流速をオフセット量とし
た場合と同等の効果が得られる。
【0065】(実施例9) 図13は本発明の実施例9の流量計測装置の構成図、図
14は流量計測装置の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【0066】本実施例9において、実施例1と異なる点
は、制御手段12に瞬時流量計測手段8への電源供給を
制御する電源制御手段49を備えている点、開閉手段1
1の動作中には、電源制御手段49により瞬時流量計測
手段8への電源供給を停止することにより瞬時流量の計
測を停止している点である。
【0067】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0068】次に動作、作用を説明する。計測制御手段
13は、図14の(X)に示す如く、通常動作において
は、t秒毎に、瞬時流量計測手段8による計測動作を行
う。(A)において、電源制御手段49により瞬時流量計
測手段8に対する電源供給を開始し、(a)〜(f)の一連の
動作が終了した後、(B)で電源供給を停止する。また、
(Y)を用いて、開閉手段11が動作した場合について説
明する。(g)で開閉制御手段14から開閉手段11に対
して、駆動司令が発せられる。
【0069】この時、流路中に流れが生じている時に
は、それを遮る形で、開閉手段11を動作させることに
なるため、大きなパワーを必要とする。よって、電池1
5からは、通常より大きな電流が供給されることにな
り、一時的に電池端子の電圧降下が生じるが、この時、
瞬時流量計測手段8が同時に動作していれば、開閉手段
11を駆動するために必要なパワーが、瞬時流量計測手
段8に分散し、その結果、電池15の電圧降下が更に大
きくなり、その結果、開閉手段12の動作そのものが保
証できなくなる。
【0070】したがって、これを事前に回避するため
に、(g)の開閉手段11の駆動タイミングが(a)〜(e)の
瞬時流量計測手段8の計測タイミングと重なった場合に
は、即座に、電源制御手段49が瞬時流量計測手段8へ
の電源供給を停止して、(a)〜(e)の一連の動作を停止し
ている。
【0071】(実施例10) 図15は本発明の実施例10の流量計測装置を示す構成
図、図16は流量計測装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0072】本実施例10において、実施例1と異なる
点は、開閉制御手段14に対して、外部より開/閉の切
り替えを指示する遠隔もしくは手動の切り替えスイッチ
50を備えている点である。
【0073】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0074】次に、動作作用について説明する。図16
において(I)での切り替えスイッチの操作が、瞬時流量
計測手段8の動作中であった場合には、(a)〜(f)の動作
が終了するまで、開閉手段11の動作を保留し、演算手
段10による演算処理が終了した後、(g)で、開閉制御
手段14から開閉手段11に対して、駆動司令が発せら
れる。
【0075】なお、本実施例では、開閉手段11の開閉
を外部スイッチ50により実現する構成としたが、制御
手段内部の判断、例えば、一定時間毎に駆動する場合
等、でも同等の効果が得られる。
【0076】以上のように、各実施例によれば次の効果
が得られる。
【0077】開閉手段が動作して、電源電圧が一時的に
降下しても、瞬時流量計測手段が動作または出力を停
止、あるいは瞬時流量計測手段の出力に基づく計測を停
止するので、誤計測の可能性が小さくなり、その結果計
測値を信頼性できるという効果がある。
【0078】また、開閉手段が動作して、流体の流れが
一時的に不安定になっても、瞬時流量計測手段が動作ま
たは出力を停止、あるいは瞬時流量計測手段の出力に基
づく計測を停止するので、誤計測の可能性が小さくな
り、その結果計測値の信頼性を向上できるという効果が
ある。
【0079】また、開閉手段の状態が閉から開に変化す
る際に、電源電圧が一時的に降下しても、瞬時流量計測
手段が動作または出力を停止、あるいは瞬時流量計測手
段の出力に基づく計測を停止するので、誤計測の可能性
が小さくなり、その結果計測値の信頼性を向上できると
いう効果がある。
【0080】また、開閉手段の状態が閉から開に変化す
る際に、流体の流れが一時的に不安定になっても、瞬時
流量計測手段が動作または出力を停止、あるいは瞬時流
量計測手段の出力に基づく計測を停止するので、誤計測
の可能性が小さくなり、その結果計測値の信頼性を向上
できるという効果がある。
【0081】また、開閉手段が開となった時に生じる一
時的な流体の乱れの影響を受けずに、流量を計測して、
開閉弁動作後の安全確認ができるので、安全性を向上で
きるという効果がある。
【0082】また、開閉手段の状態が開から閉に変化す
る際に、電源電圧が一時的に降下しても、瞬時流量計測
手段が動作または出力を停止、あるいは瞬時流量計測手
段の出力に基づく計測を停止するので、誤計測の可能性
が小さくなり、その結果計測値の信頼性を向上できると
いう効果がある。
【0083】また、開閉手段の状態が開から閉に変化す
る際に、流体の流れが一時的に不安定になっても、瞬時
流量計測手段が動作または出力を停止、あるいは瞬時流
量計測手段の出力に基づく計測を停止するので、誤計測
の可能性が小さくなり、その結果計測値の信頼性を向上
できるという効果がある。
【0084】また、開閉手段が閉となった時に生じる一
時的な流体の乱れの影響を受けずに、物理量を検出し、
その結果をオフセットと定めるので、計測精度が向上す
るという効果がる。
【0085】また、開閉手段の動作時には、電源制御手
段が、瞬時流量計測手段への電源供給を停止しているの
で、電源電圧の降下を低減し、開閉手段の動作を確実に
保証できるという効果がある
【0086】また、瞬時流量計測手段の動作時には、開
閉手段が動作を停止するので、計測中の電源電圧降下を
低減できるので、誤計測の可能性が小さくなり、その結
果計 測値の信頼性を向上できるという効果がる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源電圧が一時的に降下しても、計測を停止するので、誤
計測の可能性が小さくなり、その結果計測値の信頼性が
向上する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における流量計測装置の構成
【図2】同実施例1における瞬時流量計測手段の構成図
【図3】(X)(Y)は同実施例1における流量計測装置の動
作を説明するタイミングチャート
【図4】本発明の実施例2における流量計測装置の動作
を説明するタイミングチャート
【図5】本発明の実施例3における流量計測装置の動作
を説明するタイミングチャート
【図6】本発明の実施例4における流量計測装置の動作
を説明するタイミングチャート
【図7】本発明の実施例5における流量計測装置の構成
【図8】同実施例5における流量計測装置の動作を説明
するフローチャート
【図9】本発明の実施例6における流量計測装置の動作
を説明するタイミングチャート
【図10】本発明の実施例7における流量計測装置の動
作を説明するタイミングチャート
【図11】本発明の実施例8における流量計測装置の構
成図
【図12】同実施例8における流量計測手段および開閉
手段の動作を説明するフローチャート
【図13】本発明の実施例9における流量計測装置の構
成図
【図14】(X)(Y)は同実施例9における流量計測装置の
動作を説明するタイミングチャート
【図15】本発明の実施例10における流量計測装置の
構成図
【図16】同実施例10における流量計測装置の動作を
説明するタイミングチャート
【図17】従来の流量計測装置の構成図
【符号の説明】
7 流路 8 瞬時流量計測手段 11 開閉手段 12 制御手段 14 開閉制御手段 15 電池 19 遮断判定手段 21 復帰判定手段 22 復帰確認手段 35 オフセット手段 37 流量演算手段 50 電源制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流れる流路と、前記流路を流れる流
    体の瞬時流量を計測し出力する瞬時流量計測手段と、前
    記流路を開閉する開閉手段と、前記瞬時流量計測手段
    よび開閉手段の動作を制御する制御手段を備え、前
    開閉手段の動作中は、前記制御手段が前記瞬時流量計
    測手段の動作または出力を停止、あるいは瞬時流量計測
    手段の出力に基づく計測を停止する流量計測装置。
  2. 【請求項2】制御手段は、前記開閉手段動作後所定
    時間は前記瞬時流量計測手段の動作または出力を停止、
    あるいは瞬時流量計測手段の出力に基づく計測を停止す
    る請求項1記載の流量計測装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、開手段の動作を制御する開
    閉制御手段を備え、前記開閉制御手段は少なくとも瞬
    流量計測手段の出力から流体の使用状況を判断し、異常
    が認められば前記開閉手段を閉とする遮断判定手段
    と、前記遮断判定手段により前記開閉手段を閉とした後
    に外部からの指示により前記開閉手段を開とする復帰判
    定手段と、前記復帰判定手段により前記開制御手段を
    開とした後に前記瞬時流量計測手段の出力が所定の値を
    越えた場合には再度前記開閉手段を閉とし、所定の値を
    越えなければ再度前記遮断判定手段に前記開閉手段の動
    作判定を委ねる復帰確認手段とを備えた請求項1または
    2記載の流量計測装置。
  4. 【請求項4】瞬時流量計測手段は、流体流量と相関のあ
    る物理量を検出して電気信号として出力する物理量検出
    手段と、前記物理量検出手段の出力を基に瞬時流量を演
    算する演算手段とからなり、前記演算手段は、前記開閉
    手段が閉の時の前記物理量検出手段の出力を基に計測値
    のオフセットを求めるオフセット手段と、前記オフセッ
    ト手段求めたオフセット量を用いて流量演算を行う流
    量演算手段とを備えた請求項1ないしのいずれか1項
    記載の流量計測装置。
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