JPH1151727A - ガスメータ - Google Patents
ガスメータInfo
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- JPH1151727A JPH1151727A JP9212305A JP21230597A JPH1151727A JP H1151727 A JPH1151727 A JP H1151727A JP 9212305 A JP9212305 A JP 9212305A JP 21230597 A JP21230597 A JP 21230597A JP H1151727 A JPH1151727 A JP H1151727A
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- gas
- data
- type
- gas flow
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Abstract
造で多種類の要求性能に適合可能なガスメータを実現す
る。 【解決手段】 停止中のガスに超音波を伝搬させてその
超音波の伝搬時間tのデータを計測し、この計測された
データ(t)に基づいてガス種類判別手段102で判別
されたガスの種類Gxに適合するように関数補正手段1
03が前記の関数Fxを補正する。つまりガスの種類G
xに適合するテーブルFxを選択する。こうして補正さ
れた関数Fxに基づいて、前記の伝搬時間Tのデータか
ら前記ガス流のガス流量ΔV=Fx(T)を演算する。
Description
特にガス種別を自動的に判別可能であり、またメータご
とに異なる計測誤差をも自動的に補正可能であるガスメ
ータに関する。
メータとして膜方式のガスメータがある。この膜方式の
ガスメータは、その筐体内部にガス流の圧力によって振
動を繰り返す膜を有しており、この膜の振動による容積
変化に対応してガスの流量を計測するという、いわば機
械的な動作を用いてそのガスの体積量を直接計測する方
式のメータである。その簡易で実用的な構造と高い耐久
性を備えているといった特質から、従来から広く盛んに
利用されて来た。しかしその一方で、このような従来の
膜方式のガスメータでは、前記の如く機械式であるとい
う特質もあって、近年のマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略称)のような超小型電子回路を用いたガス
メータのデジタル化に対しては馴染み難いという不都合
がある。
方式ガスメータのような機械的に直接にガス量を計測す
る方式のものの他に、ガスの流速などガス流の流体とし
ての物理的数値を計測し、その計測値に対応してガス流
量の数値をマイコンのCPUなどの演算回路で演算する
という、いわゆる推量式のガスメータが案出されてい
る。
数値をその計測段階から電気信号として取り扱っている
ので、ガス流量の値をその計測後もデータ信号として伝
送〜処理〜記憶することができる。従って、そのような
データ管理を行うシステム等にも極めて良好に馴染むと
いう特質を備えているので、近年のデジタル化が進むガ
スメータにおいては特に好適な技術として注目されてい
る。
波の伝搬時間差を用いた超音波計測方式をはじめとし
て、ガス流によるタービンの回転数をロータリエンコー
ダのような機器で計数し、これに基づいてガス流量の値
を演算するといったタービン計測方式や、ガス流によっ
て生じる2地点での圧力差を用いた差圧計測方式など、
幾種類かの方式が提案されているが、いずれもガスの流
量を連続値で精確に測定できるものとして注目されてい
る。
で簡易な構造でありながら精確な流量を計測できる技術
として知られている。超音波計測方式のガスメータは、
図7にその構造の概要の一例を示すように、気密構造に
形成された気密室を2つの室つまり第1室501および
第2室502に分割する隔壁503と、上流側のガス配
管504に接続されて前記第1室501にガス505を
導入する導入口506と、下流側のガス配管507に接
続されて前記第2室502からガス505を送出する送
出口508と、前記隔壁503を貫通するように配置さ
れ、前記第1室501から前記第2室502へとガス5
05を通過させる筒状のガス導通路509と、前記ガス
導通路509を通過するガス505の流体的物理量であ
る流速を計測し、この流速の値に基づいてガス505の
流量を算出するために、ガス流に対して平行方向に所定
の長さを取って対向配置される超音波発振器510およ
び受振器511とから、その主要部が形成されている。
超音波計測方式のガスメータは、このように比較的簡易
な構造によって、精確なガス流量を計測することが可能
である。
ような従来の超音波計測方式のガスメータに用いられる
ガス流量を計測するための主要部である、ガス導通路5
09および超音波発振器510、受振器511を中心と
したいわゆる超音波方式のガス流速計測チューブは、そ
のガス流速を精確に計測可能である特質から、一般にガ
スメータとしてガス流量を計測するための最適な性能あ
るいは仕様が、予め特定の範囲に決定されており、これ
に合致しないあるいは誤差の大きなガス流速計測チュー
ブは、使い物にならない。
類ごとに定められた最適値に合致しない、あるいはそれ
に対して誤差が大きい場合には、計測性能の検定の際に
不良品と検定されることは言うまでもないが、例えばガ
スメータとしての号数などの性能(仕様)上、1種類に
合致するような仕様に製造されたガス流速計測チューブ
を備えたガスメータは、その種類のガスメータのみにし
か用いることができない。従って、多様化するガスメー
タの仕様の要請に対してそれぞれ適合するように、多種
類のガス流速計測チューブを用意しなければならない。
ガスメータの仕様を合致させるためには、ガスメータに
用いられる超音波発振器510や受振器511など電子
部品や機械的な部品のようなハードウェアを、そのガス
の種類ごとに最適な仕様のものに取換える、あるいは前
記の超音波発振器510や受振器511などのハードウ
ェアで計測されたデータを演算処理回路系でデータ処理
する際に、そのデータ処理に用いられる演算手法をソフ
トウェア上で最適なものに補正するという、2通りの変
更手法が考えられるが、いずれにせよガスメータが製品
として完成した後に、そのような性能の重要な部分での
仕様変更を、しかも外部から行うことは容易ではない。
ウェアの変更よりも簡単であるように考えられるが、実
際には、計量器であるガスメータの機能の主要部に関す
る仕様が外部から容易に変更できるということは、例え
ばその仕様を故意に変更することでガスを不正な計量方
法等で使用されるといった不都合も生じる可能性がある
など、実用上不都合なことも多く、解決困難な問題を抱
えている。
1種類のガスに対してそれに最適に合致するような仕様
とせざるを得ず、その他の種類のガスには実際上用いる
ことができない。従って、多様化するガスメータの仕様
の要請に対して、そのそれぞれに適合するような多種類
のガス流速計測チューブを用意しなければならず、ガス
メータは性能あるいは仕様の点で極めて煩雑な多品種化
を招くという問題があった。
成されたものである。本発明は、1種類のハードウェア
およびソフトウェア構造で多種類の要求性能に適合可能
なガスメータを実現することを課題としている。
ータは、ガスの流れの流体的な物理量のデータを計測す
るガス流体データ計測手段と、前記物理量のデータとガ
ス流量とを対応付ける関数に基づいて、前記計測された
ガスの流れの流体的な物理量のデータから前記ガスのガ
ス流量を演算するガス流量演算手段とを有する推量方式
のガスメータにおいて、前記ガスの流れが停止している
ときに該停止中のガスに超音波を伝搬させて、該超音波
の伝搬時間のデータを計測し、該計測されたデータに基
づいて前記ガスの種類を判別するガス種類判別手段と、
前記判別したガスの種類に適合するように、前記関数を
補正する関数補正手段と、前記補正された関数に基づい
て、前記計測されたガス流の流体的な物理量のデータか
ら前記ガス流のガス流量を演算するガス流量演算手段と
を備えたことを特徴としている。
せて、そのときの伝搬時間、あるいは伝搬速度の逆数で
あるシングアラウンド周波数のような超音波の伝搬時間
に関する物理量をディメンジョン中に含むデータを計測
し、このような伝搬時間に係るデータに基づいて、ガス
の種類を判別することができる。そしてこの判別された
ガス種類に最適なガス流量の演算が出来るように、前記
の物理量のデータとガス流量とを対応付ける関数を補正
する。
のソフトウェア上の変更をガス種類に合わせて自動的に
行なうことができるので、ガスメータとしての多種類の
要求性能に対して、そのいずれにも1種類のガスメータ
で適合することができる。なお、上記のガスの流れの流
体的な物理量の計測方式、つまり本発明に適用可能なガ
ス流体データ計測手段の計測方式としては、超音波計測
方式をはじめとしてその他にも、ガス流中に渦を生成さ
せてその渦の生成速度からガス流量を算定する渦計測方
式、ガス流中に置かれたタービン翼の回転速度を計測し
てガス流量を算定するタービン方式、ピトー管などを用
いて静圧に対するガス流差圧を計測してガス流量を算定
する差圧計測方式、ガス流中に置かれた加熱線などのガ
ス流による冷却度を計測してガス流量を算定する熱線計
測方式や、ガス流の差圧を一定に保ちそのガス流中に置
かれた絞りの面積を変えてガス流量を計測する面積方式
などの、推量方式のものが適用可能である。
に記載のガスメータにおいて、前記ガス流体データ計測
手段が、ガス流が筒内を通過するように形成されたガス
導通路と、互いに対向するように配置されて前記筒内の
ガス流中に超音波を伝搬させ該伝搬した超音波の物理量
を検知する超音波発振器および超音波受振器とを備え
て、前記伝搬した超音波の物理量のデータに基づいて前
記ガスの流体的な物理量のデータを計測し、該データに
基づいて前記ガス流量を演算するガス流体データ計測手
段であり、前記ガス種類判別手段は、前記停止中のガス
に超音波を伝搬させるために前記超音波発振器および超
音波受振器を用いるガス種類判別手段であることを特徴
とするガスメータである。
ガスに超音波を伝搬させてその伝搬時間を計測するもの
であるが、一方、この第2記載のガスメータにおいて
は、ガス流体データ計測手段もガスに超音波を伝搬させ
てその伝搬時間などの物理量を計測する、いわゆる超音
波計測方式のガス流体データ計測手段である。従って、
ガスに超音波を伝搬させるという機能の点でこれらは共
通していることから、これを巧妙に利用して、ガス流体
データ計測手段の超音波発振器および超音波受振器を、
ガス種類判別手段にも兼用することができる。
はガス流量を計測する手段としてガスが流れているとき
に機能し、ガス種類判別手段はガスが停止しているとき
に機能するのであるから、これら両者に前記の超音波発
振器および超音波受振器が兼用されても、同時に両者の
機能が要求されるという不都合は全く起こり得ない。従
って、本発明の技術によれば、超音波発振器および超音
波受振器を好適に兼用することができるのである。
器をガス種類判別手段にも兼用することができるので、
所定の機能を十分に満たしながら、さらにその構造の簡
易化を効果的に実現することができる。第3に本発明の
ガスメータは、上記第1又は第2記載のガスメータにお
いて、前記ガス種類判別手段は、外部から切り替え動作
可能なON/OFFスイッチを具備して、該スイッチが
ONとされたときにのみ前記ガスの種類の判別を実行す
るガス種類判別手段であることを特徴としている。
タの場合、そのガスメータを設置してガス配管に接続し
た際などには通常、ガスは停止状態にある。あるいは異
常時停止型のガスメータの場合などでも、そのガスメー
タを設置して使用を開始する時点では、異常検知システ
ムがガスの流れを停止させているはずである。従って、
このようなガスメータの設置時など、ガス種類判別手段
を機能させることが必要なときに、そのガスメータ内で
ガスの流れが停止していることを例えばガス流体データ
計測手段によって検知し、マイコンによって自動的にガ
ス種類判別手段を動作させる、あるいは前記の異常検知
システムのガス停止動作ONと連動してガス種類判別手
段も動作ONに切り替わるようにすることで、ガス種類
判別手段を動作させて、これから使用されるガスの種類
を判別するようにしても良いが、このようにガス種類判
別手段を自動的にON/OFFさせる場合には、ガス種
類の判別が必要ではない時にもガス種類判別手段が作動
することになり、その分の動作電流が無駄となることも
考えられる。特に、近年は1つのガスメータの寿命が7
〜15年と長期化しているので、この間の継続使用に電
池など電源系が耐え得るようにすることは容易ではな
い。従ってガスメータ内部での動作電流の無駄等は極力
低く抑えたいことが要請される。
の技術のように外部から切り替え動作可能なON/OF
Fスイッチを付設して、ガス種類判別手段を必要なとき
だけに作動させるようにすれば良い。
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 (実施形態1)図1は、本発明に係る第1の実施形態の
ガスメータの構成の概要を示す図である。本実施形態の
ガスメータ1は、ガスの流れの流体的な物理量としてガ
ス流の流速を、そのガス流中を伝搬する超音波の伝搬時
間Tを計測することで計測する、ガス流体データ計測手
段101と、前記の計測された伝搬時間Tのデータとガ
ス流量ΔVとを対応付ける関数Fxに基づいて、前記の
伝搬時間Tのデータから特定単位時間ごとのガスの流量
ΔV=Fx(T)を演算し、さらにこれを時間的に積算
してガスの積算流量Vを演算するガス流量演算手段10
4とを有する、推量方式のガスメータである。そしてさ
らに、このガスメータ1は、ガスの流れが停止している
ことがガス流量演算手段101によって計測されると、
停止中のガスに超音波を伝搬させてその超音波の伝搬時
間tのデータを計測し、この計測されたデータ(t)に
基づいて前記のガスの種類Gxを判別するガス種類判別
手段102と、こうして判別されたガスの種類Gxに適
合するように前記の関数Fxを補正する関数補正手段1
03と、こうして補正された関数Fxに基づいて、前記
の伝搬時間Tのデータから前記ガス流のガス流量ΔV=
Fx(T)を演算し、さらにそれを積算して、ガス積算
流量Vを算出するガス流量演算手段104とを、その主
要部に備えている。また、上記のガス流量演算手段10
4によって演算されたガス積算流量Vの値を表示する表
示手段105と、さらにそのガス積算流量Vの値を電話
回線のような伝送経路106を介して外部のガス会社な
どに設置されたガス流量データ管理システム(図示省
略)等に送受する送受信手段107とを備えている。
図2に示すようにガス302がその筒内を通過するよう
に形成された円筒状のガス導通路301と、互いに対向
するように配置されて前記ガス導通路301のガス30
2中に超音波を伝搬させる超音波発/受振器303,3
04とを備えて、前記の伝搬時間Tを計測する。
発/受振器303,304をここでも兼用で用いて、停
止中のガス302に超音波を伝搬させる。またその他に
は、ガス流が異常事態となった際などにそれを検知して
ガス流を停止させる異常検知システム201も備えてい
る。
各手段を、CPU100を中心として構築した場合の一
例を模式的に示す図である。この図2に示すように、気
密室200は、上流側の取入口202から流入するガス
302が気密室200内に設置されたガス導通路301
を通って、下流側のガス送出口203を経てガスメータ
外部のガス機器類(図示省略)へと送出されるように形
成されている。
ゆるZ法と呼ばれる配置法つまりガス導通路301の中
心線に対して斜交配置法で配置された超音波発/受振器
303,304を備えており、この両者の間を超音波が
伝搬する伝搬時間tは、超音波発/受振器303,30
4で検知された電気信号をI/F(インターフェイス)
回路400を介してCPU100が受け、これを演算処
理してデータ化する。
100が異常事態を検知すると、このCPU100に制
御されてガスの流入を強制停止させる遮断弁204を備
えた異常検知システム201が設置されている。本実施
形態のガスメータの主要部は、この図2の実態図で示す
ようなハードウェア構成となっている。上記のガス流体
データ計測手段101で超音波の発振〜受振をハードウ
ェア上実行するのは超音波発/受振器303,304で
あるが、それらによって検知された電気的信号をデータ
化し、またこれ基づいて伝搬時間Tをデータ的に処理す
る回路系等については、実際にはCPU100内部に構
築することができる。
様に、その超音波の発振〜受振をハードウェア上実行す
るのは超音波発/受振器303,304であるが、それ
らによって検知された信号に基づいて伝搬時間tをデー
タ的に演算処理する手段はCPU100内部に構築する
ことができる。
量演算手段104、送受信手段107についても、それ
らに要求される機能はデータ処理機能であるからCPU
100内部に構築することができる。また、伝送経路1
06は、本実施形態では電話回線を用いた。そして表示
手段105としては、本実施形態ではガス積算流量の数
字を表示するセグメント方式の小型液晶表示装置を用い
た。
る第1の実施形態のガスメータの動作の概要を、図3の
概要フローチャートに基づいて述べる。まず、このガス
メータが新たに設置された際には、それまで内部の気密
室200には空気が充満していたのであるから、まずそ
の空気をガスと置換しなければならない。従ってガスメ
ータをガス配管に接続した後に、その内部の空気をガス
と置換し、完全にガスと置換した後に、このガスメータ
の電源スイッチがONにされて、CPU100を中心と
して動作を開始する。
ータ計測手段101およびガス流量演算手段104は超
音波のガス中の伝搬時間Tの計測を開始する(s1)。
そしてこの伝搬時間Tに基づいて、ガス302の流れが
停止しているか否かをガス種類判別手段102が検知す
る(s2)。
ば超音波発/受振器303,304の両方に受振器と発
振器との両方の機能を付加して、超音波発/受振器30
3から超音波発/受振器304への超音波の伝搬時間と
超音波発/受振器304から超音波発/受振器303へ
の超音波の伝搬時間との差ΔTを計測する。
は、超音波発/受振器303と超音波発/受振器304
との間で超音波の媒質であるガスは停止していたことに
なる。このようにしてΔT=0を計測することにより、
ガス302の流れの停止を検知することができる。
スが流れている場合にはそのガスを媒質として伝搬する
超音波は、ドップラー効果の影響を受けてその周波数等
が変化して観測されるはずである。従って、このような
現象を利用してガスが停止しているか否かを検知しても
良い。
合、つまりガス302の流れが停止中である場合には
(s2のY)、ガス種類判別手段102によって超音波
発振器303から超音波受振器304への超音波の伝搬
時間tを計測する(s3)。続いて、前記の計測された
伝搬時間tに基づいて、ガスの種類Gxをガス種類判別
手段102が判別する(s4)。
質に対応して変化する。完全気体の音速vについて考え
ると、音速vは(κp/ρ)の平方根に比例する。ここ
に、κは気体の比熱比、pは気体の圧力、ρは気体の密
度である。即ち、一般に音速vはその媒質である気体
(本発明ではガス302)の比熱比や、圧力、密度とい
う物理的特質に対応して変化するから、これらの物理的
特質がガス302の種類ごとに異なったものであれば、
それに対応してガス302の種類Gxごとに音速vも異
なるはずである。
器304との間の距離(L)や超音波の周波数などを固
定しておけば、その距離間の停止中のガス302中を伝
搬する伝搬時間tを計測することにより、これに基づい
て音速v=L/tを求めることができる。そして求めら
れた音速vに基づいてガスの種類Gxを特定(判別)す
ることができる。
ガス密度(上記のρ)はρ=1.280であり、プロパ
ンガスの主成分であるプロパンのガス密度はρ=1.8
95である。このρの一例でも明らかなように、上記の
音速vを左右する物理量はガス種類ごとでかなり異なっ
た値となっているので、音速vあるいはそれを算出した
元データである伝搬時間tに対応してガスの種類Gxを
正確に特定することができる。あるいは、本発明の技術
の適用は、上記の都市ガスとプロパンガスのような熱エ
ネルギー用途のガスの種類の判別のみには限定されな
い。この他にも例えば、セキュリティ面での正確さが要
求される医療用ガスの判別を自動的に正確に行なった上
でそれを計量するガス流量計などに適用することもでき
る。即ち、医療用ガスとして用いられるガスには主に麻
酔用ガス、酸素そしてその他のガスがあるが、これらの
ガスの種類を判別した上でそのガス流量の精確な値を測
定し表示するためのガスメータにおいても本発明は適用
することができる。
して、本件発明者の実験によれば、超音波発/受振器3
03,304の間の距離L=150mmである場合、超
音波の伝搬時間tは、空気中で約650μs,メタンで
約500μsとなった。このように、静止中のガスにお
ける超音波の伝搬時間tはガスの種類によって明らかに
異なっているので、この伝搬時間tを計測し、このtに
対応してガスの種類Gxを特定することができる。
スの種類Gxをガス種類判別手段102が判別すると
(s4)、このガスの種類Gxごとに予め設定された補
正方法に基づいて、関数補正手段103が関数Fxを補
正する(s5)。この関数Fxの補正方法について述べ
る。ガスメータ1の計量器としての検定時などに用いら
れる標準原器における基準値、つまり正しく計測された
場合のガス流量の基準値を横軸に取り、それに対する誤
差(%)を縦軸に取って、グラフをプロットすると、図
4(a)に示すように、それらのグラフはガス種類G
a,Gb,Gc…のように異なる種類のガスごとに、い
ずれも基準値(横軸)からずれたものとなる。
がガス種類Gaに適合することを要請されている場合に
は、このガス種類Gaのグラフが基準値(横軸)に重な
るように、関数Fx(T)を補正しなければならない。
ここで、前記の補正方法について、さらに詳細に説明す
る。ガス流量演算手段104は、計測された超音波の伝
搬時間Tに対応して、関数Fx(T);ΔV=Fx
(T)に基づいてガス流量ΔVを演算する。この演算
は、実際上は図2に示すCPU100内部で実行される
が、このときTからΔVへの対応;T→ΔVはCPU1
00内の記憶素子、あるいはそれに付設されたEEPR
OMのような記憶素子(いずれも図示省略)に予め記憶
されている、例えば図4(b)にそのデータ内容を模式
的に示すようなテーブルに基づいて実行される。
U100あるいはそれに付設された記憶素子内に記録さ
れているテーブルFxに基づいて、変数Tに対してΔV
を対応付ける演算を行うことと同義である。即ち、関数
Fx(T)を補正するということは、換言すれば対応;
T→ΔVのテーブルを補正することと同義である。
(T)のさらに具体的な手法として、予めガス種類G
a,Gb,Gc…ごとに最適な対応;T→ΔVが演算で
きるテーブルをそれぞれ用意しておき、前記のガス種類
判別手段102によってガスの種類Gxが判別すると
(s4)、これに基づいて前記のガス種類Ga,Gb,
Gc…ごとのテーブルFa,Fb,Fc…のうちからそ
のガス種類Gxに適合したテーブルFxを関数補正手段
103が選択して読み出す。例えば、ガス種類がGaの
場合には、これに対応したテーブルFaが選択されて読
み出される。このような動作が実際には関数Fx(T)
の補正に該当する(s5)。
確に対応したテーブルFxに基づいて、それ以後のガス
流量ΔV=Fx(T)の演算〜ガス積算流量の算出を、
ガス流量演算手段104が実行する(s6〜8)。即
ち、まず所定の時間間隔ごとに計測される時間Tに対応
するガス流量ΔV=Fx(T)を、テーブルFxに基づ
いて演算する(s6)。続いて、このガス流量ΔVを積
算し、ガス積算流量Vを算出する(s7)。こうして得
られたガス積算流量Vの値を表示手段105に表示する
(s8)。あるいはさらに、ガス積算流量Vの値のデー
タは送受信手段107によって伝送経路106等を介し
て外部のガス会社などに設置されたデータ管理システム
(図示省略)等に送信される(s9)。
b,Gc…のような多種類のガスのうちの、どのガスに
用いられる場合でも、本発明に係るガスメータはそのガ
ス種類Gxを自動的に判別し、そのガス種類Gxに最適
に対応した精確な計測を行うことが出来るように、ガス
流量の演算テーブルFxを自動的に変更(補正)するこ
とができる。
ータ計測手段101およびガス流量演算手段104は、
超音波のガス中の伝搬時間Tを計測し、これに基づいて
ΔVを演算する場合について述べたが、この伝搬時間T
の他にも例えば上記のΔTと同様にガスが流れていると
きの上流向きでの伝搬時間と下流向きでの伝搬時間との
差;ΔTを計測し、このΔTに基づいてガス流量ΔVを
演算する方式でガス流量演算を行うようにしてもよい。
まりガス流が停止するごとにガス種類判別手段102が
伝搬時間tを計測する場合について述べたが、伝搬時間
tの計測はガスメータが設置された初期の一度だけにし
ても良い。即ち、ガス種類判別手段102を外部から動
作ONにするON/OFFスイッチ(図示省略)を付加
するとともに、上記のs2に係る手段は省略しその代り
に前記のON/OFFスイッチをONにするステップを
設けて、ガスメータ1が新たな設置場所に設置された場
合にのみ、前記のON/OFFスイッチをONにしてガ
ス種類判別手段102で伝搬時間tを計測するようにし
ても良い。
過ぎるまで取り替えること無く継続使用し、使用寿命期
間が過ぎると取り外されて使用終了とするといった使い
方が為されるガスメータの場合などにも、伝搬時間tの
計測はガスメータが設置された初期の一度だけにしても
良い。従ってこのような場合には、工場出荷時にガスメ
ータ1のCPU100に初期フラグ(F=1など)をセ
ットしておき、このガスメータ1が設置されて電源ON
となった際にそのフラグ(F=1)を認識させる(s1
0)。そして上記図3で示したような伝搬時間tの計測
〜ガス種類Gxの判別〜関数Fx(T)の補正(つまり
テーブルFxの選択)を行なう。そしてフラグF=0の
ように前記の初期フラグ(F=1)とは異なるフラグを
セットするなどして(s11)、一旦ガス種類Gxを判
別した後は、固定的にそのガス種類Gxに対応したテー
ブルFxのみを使用するようにしても良い。即ち、ガス
メータ1を設置してガス置換等の処理が済んで使用準備
が整った後、設置作業者がこのガスメータの電源をON
にすると、このときのガスメータ1にはF=1が記録さ
れているので、これに基づいてGxの判別が前記のよう
に実行され(s2〜s11)、その後は固定的にそのG
x対応のガス流量を継続する(s6〜9)。このような
場合の概要フローチャートを図5に示す。なお図5にお
いては、図3と同様のステップには図3と同じ符号を付
して示している。
ては、いわゆる超音波計測方式の場合について述べた
が、ガス流体データ計測手段101の計測方式としては
これのみには限定されない。この他にも、この第2の実
施形態に一例を述べるようなタービン流量計などを用い
ることもできる。この第2の実施形態のガスメータの概
要構成を図6に示す。
とは異なり、ガス流体データ計測手段101であるター
ビン流量計は超音波発/受振器303,304を備えて
いないのであるから、ガス種類判別手段102に専用の
超音波発/受振器303,304を備えている。そして
ガス流の停止の検出はタービン流量計で検知する。即
ち、タービン流量計のタービン311が停止していれ
ば、それに機械的に接続されているロータリエンコーダ
312も停止状態となってガス流の停止を検知すること
ができる。そして、この第2の実施形態のガスメータ2
で用いられる関数は、ΔV=Fx(ω)のように、ター
ビン311に機械的に接続されたロータリエンコーダ3
12の回転速度ωに対応してガス流量ΔVが定まるよう
な関数、つまりテーブルである。
数補正手段103は、上記第1の実施形態と同様の構造
および動作を用いることができるが、関数補正手段10
3によって選択されるそのテーブル自体の中身は、上記
第1の実施形態とは異なっており、その中身とは前記の
如くΔV=Fx(ω)なる関係を定めた内容(データ)
が記録されているテーブルであることは言うまでもな
い。そしてその他の構造および動作は、第1の実施形態
のガスメータ1と同様である。
においても、第1の実施形態のガスメータ1と同様に、
Ga,Gb,Gc…のような他種類のガスのうちの、ど
のガスに用いられる場合でも、本発明に係るガスメータ
はそのガス種類Gxを自動的に判別し、そのガス種類G
xに最適に対応した精確な計測を行うことが出来るよう
にガス流量の演算テーブルFxを自動的に変更(補正)
することができる。
発明によれば、1種類のハードウェアおよびソフトウェ
ア構造で多種類の要求性能に適合可能なガスメータを実
現することができる。
成の概要を示す図である。
を中心として制御するように構築した場合の一例を模式
的に示す図である。
すフローチャートである。
みガス種類Gxを判別する場合の動作の概要を示すフロ
ーチャートである。
U100を中心として制御するように構築した場合を模
式的に示す図である。
を示す図である。
のガスメータ、101…ガス流量演算手段、102…ガ
ス種類判別手段、103…関数補正手段、104…ガス
流量演算手段、105…表示手段、303,304…超
音波発/受振器
Claims (3)
- 【請求項1】 ガスの流れの流体的な物理量のデータを
計測するガス流体データ計測手段と、前記物理量のデー
タとガス流量とを対応付ける関数に基づいて、前記計測
されたガスの流れの流体的な物理量のデータから前記ガ
スのガス流量を演算するガス流量演算手段とを有する推
量方式のガスメータにおいて、 前記ガスの流れが停止しているときに該停止中のガスに
超音波を伝搬させて、該超音波の伝搬時間のデータを計
測し、該計測されたデータに基づいて前記ガスの種類を
判別するガス種類判別手段と、 前記判別したガスの種類に適合するように前記関数を補
正する関数補正手段と、 前記補正された関数に基づい
て、前記計測されたガスの流体的な物理量のデータから
前記ガスのガス流量を演算するガス流量演算手段とを備
えたことを特徴とするガスメータ。 - 【請求項2】 請求項1記載のガスメータにおいて、 前記ガス流体データ計測手段は、ガス流が筒内を通過す
るように形成されたガス導通路と、互いに対向するよう
に配置されて前記筒内のガス流中に超音波を伝搬させ該
伝搬した超音波の物理量を検知する超音波発振器および
超音波受振器とを備えて、前記伝搬した超音波の物理量
のデータに基づいて前記ガスの流体的な物理量のデータ
を計測し、該データに基づいて前記ガス流量を演算する
ガス流体データ計測手段であり、 前記ガス種類判別手段は、前記超音波発振器および超音
波受振器を用いて、前記停止中のガスに超音波を伝搬さ
せて、該超音波の伝搬時間のデータを計測し、該計測さ
れたデータに基づいて前記ガスの種類を判別するガス種
類判別手段であることを特徴とするガスメータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のガスメータにおい
て、 前記ガス種類判別手段は、外部から切り替え動作可能な
ON/OFFスイッチを具備して、該スイッチがONと
されたときにのみ前記ガスの種類の判別を実行するガス
種類判別手段であることを特徴とするガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21230597A JP3374362B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | ガスメータ |
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JPH1151727A true JPH1151727A (ja) | 1999-02-26 |
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Family
ID=16620374
Family Applications (1)
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JP21230597A Expired - Lifetime JP3374362B2 (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | ガスメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374362B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001165728A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-22 | Yazaki Corp | ガスメータ |
JP2001235455A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス保安装置 |
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JP2012233771A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Osaka Gas Co Ltd | 敷設鋳鉄管の材質判定方法及び敷設鋳鉄管材質判定システム |
JP2013113791A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Yazaki Energy System Corp | ガスメータ |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21230597A patent/JP3374362B2/ja not_active Expired - Lifetime
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