JP2001165387A - 断熱箱状体のパネル構造 - Google Patents
断熱箱状体のパネル構造Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B80/00—Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
- Y02B80/10—Insulation, e.g. vacuum or aerogel insulation
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1に、肉厚が薄く全体をコンパクト化で
き、第2に、リベットやネジを使用して部品を取付け固
定でき、第3に、無駄の少ない優れた保温性や保冷性を
発揮する、断熱箱状体のパネル構造を提案する。 【解決手段】 このパネル14構造は、外部との断熱性
を備え庫内Aに対象物が収納される断熱箱状体にて使用
され、空隙部に空気が充填されたままの第1発泡材17
と、空隙部が真空化された第2発泡材18との複合構造
よりなり、第1発泡材17側に、リベットやネジ等の取
付材7にて、部品が取付け固定される。例えばこのパネ
ル14構造は、外箱本体とドアとキャスターを備え食材
がトレー上に載せられて庫内Aに収納されるサービスカ
ートにて使用され、内側に第1発泡材17が位置し外側
に第2発泡材18が位置し、第1発泡材17側にトレー
受け6が、取付材7にて取付け固定される。
き、第2に、リベットやネジを使用して部品を取付け固
定でき、第3に、無駄の少ない優れた保温性や保冷性を
発揮する、断熱箱状体のパネル構造を提案する。 【解決手段】 このパネル14構造は、外部との断熱性
を備え庫内Aに対象物が収納される断熱箱状体にて使用
され、空隙部に空気が充填されたままの第1発泡材17
と、空隙部が真空化された第2発泡材18との複合構造
よりなり、第1発泡材17側に、リベットやネジ等の取
付材7にて、部品が取付け固定される。例えばこのパネ
ル14構造は、外箱本体とドアとキャスターを備え食材
がトレー上に載せられて庫内Aに収納されるサービスカ
ートにて使用され、内側に第1発泡材17が位置し外側
に第2発泡材18が位置し、第1発泡材17側にトレー
受け6が、取付材7にて取付け固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱状体のパネ
ル構造に関する。例えば、病院,航空機,新幹線内にお
いて食事の提供サービスに供される、サービスカートの
パネル構造に関するものである。
ル構造に関する。例えば、病院,航空機,新幹線内にお
いて食事の提供サービスに供される、サービスカートの
パネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のサービスカートは、庫内に食材
を収納し、これを保温や保冷しつつ保管,移動され、も
って食事の提供サービスに供される。そこで、庫内の温
度が外部の温度の影響をなるべく受けないように、外部
との断熱性が要求される。そして、この種のサービスカ
ートは、縦横に配された骨組たる各コーナー型材に、そ
れぞれパネルが組み付けられた構成よりなるので、特
に、大きな面積を占めるパネルの断熱性が重要となる。
を収納し、これを保温や保冷しつつ保管,移動され、も
って食事の提供サービスに供される。そこで、庫内の温
度が外部の温度の影響をなるべく受けないように、外部
との断熱性が要求される。そして、この種のサービスカ
ートは、縦横に配された骨組たる各コーナー型材に、そ
れぞれパネルが組み付けられた構成よりなるので、特
に、大きな面積を占めるパネルの断熱性が重要となる。
【0003】そこで、この種のサービスカートにあって
は、従来、図1の(2)図の要部の縦断面図に示したパ
ネル構造が、一般的に採用されていた。すなわち、この
種のパネル1としては、ウレタン樹脂等の発泡材2を芯
材とし、その外表面にアルミ製の表面板3を接着した構
造のものが、広く使用されていた。ところで、図1の
(3)図の要部の縦断面図に示したパネル構造も、最近
採用が検討されている。このパネル4は、真空発泡材5
を芯材とし表面板3を接着した構造よりなり、真空発泡
材5は、前述した一般的な発泡材2の空隙部から、空気
を抜いて真空化した構成よりなっていた。なお、図1の
(2)図において、6は、庫内に食材を載せて収納され
るトレーのトレー受けであり、7は、リベットやネジ等
の取付材である。この種のサービスカートでは、トレー
受け6等の部品が、リベットやネジ等の取付材7を用
い、側板を構成するパネル1の内面に取付け固定される
(図1の(3)図では、パネル4と共にトレー受け6や
取付材7が示されているに過ぎない)。
は、従来、図1の(2)図の要部の縦断面図に示したパ
ネル構造が、一般的に採用されていた。すなわち、この
種のパネル1としては、ウレタン樹脂等の発泡材2を芯
材とし、その外表面にアルミ製の表面板3を接着した構
造のものが、広く使用されていた。ところで、図1の
(3)図の要部の縦断面図に示したパネル構造も、最近
採用が検討されている。このパネル4は、真空発泡材5
を芯材とし表面板3を接着した構造よりなり、真空発泡
材5は、前述した一般的な発泡材2の空隙部から、空気
を抜いて真空化した構成よりなっていた。なお、図1の
(2)図において、6は、庫内に食材を載せて収納され
るトレーのトレー受けであり、7は、リベットやネジ等
の取付材である。この種のサービスカートでは、トレー
受け6等の部品が、リベットやネジ等の取付材7を用
い、側板を構成するパネル1の内面に取付け固定される
(図1の(3)図では、パネル4と共にトレー受け6や
取付材7が示されているに過ぎない)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、まず図1の(2)図に示した従来例については、パ
ネル1の肉厚が厚く、その分、サービスカートの外形寸
法が大きくなる、という問題が指摘されていた。すなわ
ち、ウレタン樹脂等の発泡材2の熱伝導率は、0.02
W/mKから0.04W/mK程度である。そこで、こ
の種のサービスカートにおいて要求される断熱性を満た
し、熱伝導を必要値以下に抑えるためには、どうしても
発泡材2そしてパネル1の肉厚が厚くなり、その分、サ
ービスカートの外形寸法が大きくなり大型化してしま
い、移動等に不便であるという難点が指摘されていた。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、まず図1の(2)図に示した従来例については、パ
ネル1の肉厚が厚く、その分、サービスカートの外形寸
法が大きくなる、という問題が指摘されていた。すなわ
ち、ウレタン樹脂等の発泡材2の熱伝導率は、0.02
W/mKから0.04W/mK程度である。そこで、こ
の種のサービスカートにおいて要求される断熱性を満た
し、熱伝導を必要値以下に抑えるためには、どうしても
発泡材2そしてパネル1の肉厚が厚くなり、その分、サ
ービスカートの外形寸法が大きくなり大型化してしま
い、移動等に不便であるという難点が指摘されていた。
【0005】第2に、そこで図1の(3)図に示した従
来例の採用も検討されたが、リベットやネジ等の取付材
7が使用できず、トレー受け6等の部品を取付け固定で
きない、という問題が指摘されていた。すなわち、真空
発泡材5の熱伝導率は、0.004W/mK程度であ
り、この種のサービスカートにおいて要求される断熱性
を満たしつつ、肉厚を大幅に薄くすることが可能であ
る。つまり、図1の(3)図に示した真空発泡材5を芯
材としたパネル4は、図1の(2)図に示した一般的な
発泡材2を芯材としたパネル1に比し、1/5から1/
10程度の肉厚で、断熱性を満たすことが可能となり、
サービスカートのコンパクト化への道が開ける。しかし
ながら真空発泡材5は、真空状態の維持のため真空維持
シート8で覆われており、リベットやネジ等の取付材7
用の取付穴9(図1の(2)図を参照)を、設けること
ができなかった。このように真空発泡材5を芯材とした
パネル4は、真空状態維持のため取付穴9が設けられ
ず、もってリベットやネジ等の取付材7が使用できず、
結局、トレー受け6等の部品をサービスカートに取付け
固定することが困難化する。もって従来、図1の(3)
図の真空発泡材5を芯材としたパネル4の採用は、見送
られていた。
来例の採用も検討されたが、リベットやネジ等の取付材
7が使用できず、トレー受け6等の部品を取付け固定で
きない、という問題が指摘されていた。すなわち、真空
発泡材5の熱伝導率は、0.004W/mK程度であ
り、この種のサービスカートにおいて要求される断熱性
を満たしつつ、肉厚を大幅に薄くすることが可能であ
る。つまり、図1の(3)図に示した真空発泡材5を芯
材としたパネル4は、図1の(2)図に示した一般的な
発泡材2を芯材としたパネル1に比し、1/5から1/
10程度の肉厚で、断熱性を満たすことが可能となり、
サービスカートのコンパクト化への道が開ける。しかし
ながら真空発泡材5は、真空状態の維持のため真空維持
シート8で覆われており、リベットやネジ等の取付材7
用の取付穴9(図1の(2)図を参照)を、設けること
ができなかった。このように真空発泡材5を芯材とした
パネル4は、真空状態維持のため取付穴9が設けられ
ず、もってリベットやネジ等の取付材7が使用できず、
結局、トレー受け6等の部品をサービスカートに取付け
固定することが困難化する。もって従来、図1の(3)
図の真空発泡材5を芯材としたパネル4の採用は、見送
られていた。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、空気が
充填されたままの第1発泡材と真空化された第2発泡材
との複合構造よりなり、第1発泡材側に部品が取付け固
定されることにより、第1に、肉厚が薄く、第2に、リ
ベットやネジ等を使用でき、第3に、しかも無駄の少な
い優れた保温性や保冷性も発揮する、断熱箱状体のパネ
ル構造を提案することを目的とする。
来例の課題を解決すべくなされたものであって、空気が
充填されたままの第1発泡材と真空化された第2発泡材
との複合構造よりなり、第1発泡材側に部品が取付け固
定されることにより、第1に、肉厚が薄く、第2に、リ
ベットやネジ等を使用でき、第3に、しかも無駄の少な
い優れた保温性や保冷性も発揮する、断熱箱状体のパネ
ル構造を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
の断熱箱状体のパネル構造は、外部との断熱性を備え、
庫内に対象物が収納される断熱箱状体のパネル構造に関
する。そして該パネルは、空隙部に空気が充填されたま
まの第1発泡材と、空隙部が真空化された第2発泡材と
の複合構造よりなり、該第1発泡材側に、リベットやネ
ジ等の取付材にて、部品が取付け固定されていること、
を特徴とする。
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
の断熱箱状体のパネル構造は、外部との断熱性を備え、
庫内に対象物が収納される断熱箱状体のパネル構造に関
する。そして該パネルは、空隙部に空気が充填されたま
まの第1発泡材と、空隙部が真空化された第2発泡材と
の複合構造よりなり、該第1発泡材側に、リベットやネ
ジ等の取付材にて、部品が取付け固定されていること、
を特徴とする。
【0008】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2の断熱箱状体のパネル構造は、請
求項1に記載した断熱箱状体のパネル構造において、該
断熱箱状体は、外箱本体とドアとキャスターとを備え、
食材が該対象物として該庫内に収納され、その保温用や
保冷用のサービスカートとして用いられる。該外箱本体
は、縦横に配された骨組たる各コーナー型材に、それぞ
れ該パネルが組み付けられており、該パネルは、内側に
該第1発泡材が、外側に該第2発泡材が位置している。
そして該第1発泡材側に、該庫内の左右に対をなし上下
多段に配されるトレー受けが、取付け固定されており、
該トレー受けに、該食材を載せたトレーが棚として保持
されること、を特徴とする。
なわち、この請求項2の断熱箱状体のパネル構造は、請
求項1に記載した断熱箱状体のパネル構造において、該
断熱箱状体は、外箱本体とドアとキャスターとを備え、
食材が該対象物として該庫内に収納され、その保温用や
保冷用のサービスカートとして用いられる。該外箱本体
は、縦横に配された骨組たる各コーナー型材に、それぞ
れ該パネルが組み付けられており、該パネルは、内側に
該第1発泡材が、外側に該第2発泡材が位置している。
そして該第1発泡材側に、該庫内の左右に対をなし上下
多段に配されるトレー受けが、取付け固定されており、
該トレー受けに、該食材を載せたトレーが棚として保持
されること、を特徴とする。
【0009】本発明は、このようになっているので、次
のようになる。このパネル構造は、サービスカート等の
断熱箱状体にて用いられ、第1発泡材と第2発泡材が、
例えば内外に位置した複合構造よりなる。そして、真空
化された第2発泡材を用いたので、要求される断熱性を
満たしつつ肉厚を大幅に薄くでき、かつ、空気が充填さ
れたままの第1発泡材を用いたので、リベットやネジ等
の取付材を使用して、トレー受け等の部品が取付け固定
される。更に、温度を緩やかに遮断する第1発泡材と、
温度を厳しく遮断する第2発泡材との相乗作用により、
無駄の少ない優れた保温性や保冷性を発揮し、もって、
庫内に収納された対象物例えばトレー受けにて保持され
たトレー上の食材が、効率よく保温や保冷される。
のようになる。このパネル構造は、サービスカート等の
断熱箱状体にて用いられ、第1発泡材と第2発泡材が、
例えば内外に位置した複合構造よりなる。そして、真空
化された第2発泡材を用いたので、要求される断熱性を
満たしつつ肉厚を大幅に薄くでき、かつ、空気が充填さ
れたままの第1発泡材を用いたので、リベットやネジ等
の取付材を使用して、トレー受け等の部品が取付け固定
される。更に、温度を緩やかに遮断する第1発泡材と、
温度を厳しく遮断する第2発泡材との相乗作用により、
無駄の少ない優れた保温性や保冷性を発揮し、もって、
庫内に収納された対象物例えばトレー受けにて保持され
たトレー上の食材が、効率よく保温や保冷される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1の(1)
図は、本発明の実施の形態を示す要部の縦断面図であ
る。図2は、サービスカートの斜視図であり、(1)図
は1例を、(2)図は他の例を示す。図3は、サービス
カートの庫内の1例を示す正断面図である。
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1の(1)
図は、本発明の実施の形態を示す要部の縦断面図であ
る。図2は、サービスカートの斜視図であり、(1)図
は1例を、(2)図は他の例を示す。図3は、サービス
カートの庫内の1例を示す正断面図である。
【0011】まず図2,図3により、断熱箱状体の1例
たるサービスカート10について説明する。このサービ
スカート10は、病院内,航空機内,新幹線内等におい
て、患者や乗客に対し、食事の提供サービスを行う際に
使用され、外箱本体11とドア12とキャスター13
と、を備えてなり、手で押して移動,運搬されると共
に、適宜保管される。外箱本体11は、天板,床板,左
右の側板,リア板等を備えた箱状をなし、ドア12は、
外箱本体11の前面に取付けられ、キャスター13は、
外箱本体11の床板の四隅下に付設されている。外箱本
体11の天板,床板,側板,リア板やドア12は、それ
ぞれパネル14構造よりなり、縦横つまり上下,左右,
前後等に骨組として配されたアルミその他の軽金属製の
各コーナー型材15に、パネル14が組み付けられてい
る(図2の(1)図の例では、コーナー型材15の図示
は省略)。なお、図2の(2)図の例は、外箱本体11
のリア板に代えてドア12が配されており、前後にドア
12を備えたタイプよりなる。
たるサービスカート10について説明する。このサービ
スカート10は、病院内,航空機内,新幹線内等におい
て、患者や乗客に対し、食事の提供サービスを行う際に
使用され、外箱本体11とドア12とキャスター13
と、を備えてなり、手で押して移動,運搬されると共
に、適宜保管される。外箱本体11は、天板,床板,左
右の側板,リア板等を備えた箱状をなし、ドア12は、
外箱本体11の前面に取付けられ、キャスター13は、
外箱本体11の床板の四隅下に付設されている。外箱本
体11の天板,床板,側板,リア板やドア12は、それ
ぞれパネル14構造よりなり、縦横つまり上下,左右,
前後等に骨組として配されたアルミその他の軽金属製の
各コーナー型材15に、パネル14が組み付けられてい
る(図2の(1)図の例では、コーナー型材15の図示
は省略)。なお、図2の(2)図の例は、外箱本体11
のリア板に代えてドア12が配されており、前後にドア
12を備えたタイプよりなる。
【0012】外箱本体11の左右の側板(パネル14)
内面には、部品たるトレー受け6が、左右で高さレベル
を揃えて対向しつつ、多段に取付け固定されている。つ
まりトレー受け6は、庫内Aの左右に対をなし上下多段
に配されており、ガイドレールとして機能する。そし
て、この左右のトレー受け6間に、板状のトレー16が
前後に出し入れ自在な棚として保持され、トレー16上
には、主食,副食,飲料等の食材Bを入れた食器Cが、
載せられている。サービスカート10は、このように庫
内Aに食材Bが収納され、その保温や保冷を行う。正確
には、保温や保冷の一方又は双方を行う。サービスカー
ト10によっては、更に、庫内Aを全体的に冷却・保冷
し食材Bを冷やす冷却装置や氷,ドライアイス等の冷却
材が、搭載されたり、食材Bを集中的に暖め加熱調理,
保温するヒーターが、トレー16に組み込まれている。
サービスカート10は、このようになっている。
内面には、部品たるトレー受け6が、左右で高さレベル
を揃えて対向しつつ、多段に取付け固定されている。つ
まりトレー受け6は、庫内Aの左右に対をなし上下多段
に配されており、ガイドレールとして機能する。そし
て、この左右のトレー受け6間に、板状のトレー16が
前後に出し入れ自在な棚として保持され、トレー16上
には、主食,副食,飲料等の食材Bを入れた食器Cが、
載せられている。サービスカート10は、このように庫
内Aに食材Bが収納され、その保温や保冷を行う。正確
には、保温や保冷の一方又は双方を行う。サービスカー
ト10によっては、更に、庫内Aを全体的に冷却・保冷
し食材Bを冷やす冷却装置や氷,ドライアイス等の冷却
材が、搭載されたり、食材Bを集中的に暖め加熱調理,
保温するヒーターが、トレー16に組み込まれている。
サービスカート10は、このようになっている。
【0013】ところで、本発明のパネル14構造は、こ
のようなサービスカート10に限定されず、外部との断
熱性が要求されるその他各種の断熱箱状体にも、勿論適
用可能である。例えばキャスター13を備えず、固定タ
イプの断熱箱状体にも適用される。又、食材B以外の対
象物を収納して、保温や保冷するタイプの断熱箱状体に
も適用可能である。
のようなサービスカート10に限定されず、外部との断
熱性が要求されるその他各種の断熱箱状体にも、勿論適
用可能である。例えばキャスター13を備えず、固定タ
イプの断熱箱状体にも適用される。又、食材B以外の対
象物を収納して、保温や保冷するタイプの断熱箱状体に
も適用可能である。
【0014】以下、図1の(1)図をも参照しつつ、本
発明のパネル14構造について説明する。このパネル1
4は、空隙部に空気が充填されたままの第1発泡材17
と、空隙部が真空化された第2発泡材18との複合構造
よりなる。サービスカート10の外箱本体11の天板,
床板,側板,リア板等を構成するパネル14は、庫内A
側・内側に第1発泡材17が位置し、外部D側・外側に
第2発泡材18が位置している。そして、左右の側板を
構成するパネル14について、その庫内A側・内側に位
置する第1発泡材17側に、リベットやネジ等の取付材
7にて、部品たるトレー受け6が取付け固定されてい
る。これに対し、ドア12を構成するパネル14にあっ
ては、上述した外箱本体11とは逆に、庫内A側・内側
に第2発泡材18が位置し、外部D側・外側に第1発泡
材17が位置し、この第1発泡材17側にラッチ等の部
品が、取付材7にて取付け固定されている。
発明のパネル14構造について説明する。このパネル1
4は、空隙部に空気が充填されたままの第1発泡材17
と、空隙部が真空化された第2発泡材18との複合構造
よりなる。サービスカート10の外箱本体11の天板,
床板,側板,リア板等を構成するパネル14は、庫内A
側・内側に第1発泡材17が位置し、外部D側・外側に
第2発泡材18が位置している。そして、左右の側板を
構成するパネル14について、その庫内A側・内側に位
置する第1発泡材17側に、リベットやネジ等の取付材
7にて、部品たるトレー受け6が取付け固定されてい
る。これに対し、ドア12を構成するパネル14にあっ
ては、上述した外箱本体11とは逆に、庫内A側・内側
に第2発泡材18が位置し、外部D側・外側に第1発泡
材17が位置し、この第1発泡材17側にラッチ等の部
品が、取付材7にて取付け固定されている。
【0015】このようなパネル14構造について、更に
詳述する。第1発泡材17は、ウレタン樹脂,スチレン
樹脂,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,その他の樹脂
を、加熱処理することにより発泡させてなり、前述した
発泡材2と同様の公知の一般的な発泡体よりなる。内部
の多数の空隙部には、空気が充填されたままとなってお
り、熱伝導率は、0.02W/mKから0.04W/m
K程度である。第2発泡材18は、このような第1発泡
材17を、袋状の真空維持シート8で密封状態にてくる
み・覆った後、内部の多数の空隙部の空気を外に抜き、
各空隙部を含む内部空間を、すべて真空化したものより
なり、前述した真空発泡材5と同様の構成よりなる。な
お前提として、第2発泡材18の各空隙部間は、連通,
連続した状態よりなる。この第2発泡材18の熱伝導率
は、真空化により分子の活動が抑えられ、0.004W
/mK程度(第1発泡材17の1/10から1/20程
度)に抑えられている。真空維持シート8は、例えば樹
脂にアルミを含有せしめた構成よりなり、第2発泡材1
8の外表面を密封して覆い、第2発泡材18と一体化し
て真空状態を維持している
詳述する。第1発泡材17は、ウレタン樹脂,スチレン
樹脂,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,その他の樹脂
を、加熱処理することにより発泡させてなり、前述した
発泡材2と同様の公知の一般的な発泡体よりなる。内部
の多数の空隙部には、空気が充填されたままとなってお
り、熱伝導率は、0.02W/mKから0.04W/m
K程度である。第2発泡材18は、このような第1発泡
材17を、袋状の真空維持シート8で密封状態にてくる
み・覆った後、内部の多数の空隙部の空気を外に抜き、
各空隙部を含む内部空間を、すべて真空化したものより
なり、前述した真空発泡材5と同様の構成よりなる。な
お前提として、第2発泡材18の各空隙部間は、連通,
連続した状態よりなる。この第2発泡材18の熱伝導率
は、真空化により分子の活動が抑えられ、0.004W
/mK程度(第1発泡材17の1/10から1/20程
度)に抑えられている。真空維持シート8は、例えば樹
脂にアルミを含有せしめた構成よりなり、第2発泡材1
8の外表面を密封して覆い、第2発泡材18と一体化し
て真空状態を維持している
【0016】このパネル14構造は、内外のアルミ等の
軽金属製の両表面板3間に、このような第1発泡材17
と第2発泡材18を、芯材として介装,接着した構造よ
りなる。図示例のパネル14構造では、外部D側から庫
内A側に向け、外側の表面板3、この表面板3に接着さ
れた外側の真空維持シート8、この外側の真空維持シー
ト8に一体化された内部の第2発泡材18、この第2発
泡材18に一体化された内側の真空維持シート8、この
内側の真空維持シート8に接着された第1発泡材17、
第1発泡材17の庫内A側に接着された内側の表面板
3、等が順に位置している。
軽金属製の両表面板3間に、このような第1発泡材17
と第2発泡材18を、芯材として介装,接着した構造よ
りなる。図示例のパネル14構造では、外部D側から庫
内A側に向け、外側の表面板3、この表面板3に接着さ
れた外側の真空維持シート8、この外側の真空維持シー
ト8に一体化された内部の第2発泡材18、この第2発
泡材18に一体化された内側の真空維持シート8、この
内側の真空維持シート8に接着された第1発泡材17、
第1発泡材17の庫内A側に接着された内側の表面板
3、等が順に位置している。
【0017】更に、図示例のパネル14構造は、サービ
スカート10の左右の側板を構成しており、第1発泡材
17側の庫内A側に、部品たるトレー受け6が取付け固
定されている。すなわち、内側の表面板3の各所には、
貫通穴状の取付穴19が予め穿設されており、この各取
付穴19と、この各取付穴9に対応して第1発泡材17
に形成される浅いめくら穴状の各取付穴9(取付材7の
先端にて押圧形成されることが多い)と、トレー受け6
側に予め穿設されていた貫通穴状の各取付穴20と、を
利用しつつ、取付材7にてトレー受け6が取付け固定さ
れている。つまり、各取付穴9,19,20に、リベッ
トやネジ等の取付材7を通して固定することにより、各
トレー受け6が、パネル14の第1発泡材17側に、取
付け固定される。このパネル14構造は、このようにな
っている。
スカート10の左右の側板を構成しており、第1発泡材
17側の庫内A側に、部品たるトレー受け6が取付け固
定されている。すなわち、内側の表面板3の各所には、
貫通穴状の取付穴19が予め穿設されており、この各取
付穴19と、この各取付穴9に対応して第1発泡材17
に形成される浅いめくら穴状の各取付穴9(取付材7の
先端にて押圧形成されることが多い)と、トレー受け6
側に予め穿設されていた貫通穴状の各取付穴20と、を
利用しつつ、取付材7にてトレー受け6が取付け固定さ
れている。つまり、各取付穴9,19,20に、リベッ
トやネジ等の取付材7を通して固定することにより、各
トレー受け6が、パネル14の第1発泡材17側に、取
付け固定される。このパネル14構造は、このようにな
っている。
【0018】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで、以下のようになる。このパネル構造14
は、断熱箱状体にて用いられる。例えば、外箱本体1
1,ドア12,キャスター13等を備えたサービスカー
ト10にて、用いられる(図2を参照)。そして、空気
が充填されたままの第1発泡材17と、真空化された第
2発泡材18とが、例えば内外に位置した複合構造より
なる(図1の(1)図を参照)。そこで、このパネル1
4構造にあっては、次の第1,第2,第3のようにな
る。
いる。そこで、以下のようになる。このパネル構造14
は、断熱箱状体にて用いられる。例えば、外箱本体1
1,ドア12,キャスター13等を備えたサービスカー
ト10にて、用いられる(図2を参照)。そして、空気
が充填されたままの第1発泡材17と、真空化された第
2発泡材18とが、例えば内外に位置した複合構造より
なる(図1の(1)図を参照)。そこで、このパネル1
4構造にあっては、次の第1,第2,第3のようにな
る。
【0019】第1に、このパネル14構造では、まず芯
材として、空隙部が真空化された第2発泡材18を用い
たことにより、要求される断熱性を満たし熱伝導を必要
値以下に抑えつつ、肉厚を大幅に薄くすることができ
る。すなわち、第2発泡材18の熱伝導率は、真空化に
より0.004W/mK程度と極めて低く抑えられてお
り、厳しい断熱特性を発揮する。そこで芯材として、第
1発泡材17と共に、このような第2発泡材18を併用
したことにより、このパネル14は、全体の肉厚を大幅
に薄くすることができる。例えば、同一の断熱性を備え
た前述した図1の(2)図のこの種従来例のパネル1に
比し、その肉厚は1/5程度となる。
材として、空隙部が真空化された第2発泡材18を用い
たことにより、要求される断熱性を満たし熱伝導を必要
値以下に抑えつつ、肉厚を大幅に薄くすることができ
る。すなわち、第2発泡材18の熱伝導率は、真空化に
より0.004W/mK程度と極めて低く抑えられてお
り、厳しい断熱特性を発揮する。そこで芯材として、第
1発泡材17と共に、このような第2発泡材18を併用
したことにより、このパネル14は、全体の肉厚を大幅
に薄くすることができる。例えば、同一の断熱性を備え
た前述した図1の(2)図のこの種従来例のパネル1に
比し、その肉厚は1/5程度となる。
【0020】第2に、このパネル14構造では、芯材と
してこのような第2発泡材18と共に、空隙部に空気が
充填されたままの第1発泡材17を併用したことによ
り、取付穴9を設けることができ、リベットやネジ等の
取付材7を使用して、トレー受け6等の部品が取付け固
定される。すなわち、サービスカート10等の断熱箱状
体にあっては、そのパネル14(パネル1)に、トレー
受け6その他の部品を取付けすることが、必須的に必要
である。そこで、このパネル14構造にあっては、この
ような部品を取付ける側に、一般的な第1発泡材17が
位置しているので、何らの支障なく、各所に多数の取付
穴9を形成可能であり、この取付穴9の形成により、リ
ベットやネジ等の取付材7を使用して、トレー受け6等
の部品が確実に取付け固定される。つまり、前述した図
1の(3)図のこの種従来例のように、取付穴9の形成
が不可能で、取付材7が使用できず、部品の取付け固定
が困難化する事態は回避される。
してこのような第2発泡材18と共に、空隙部に空気が
充填されたままの第1発泡材17を併用したことによ
り、取付穴9を設けることができ、リベットやネジ等の
取付材7を使用して、トレー受け6等の部品が取付け固
定される。すなわち、サービスカート10等の断熱箱状
体にあっては、そのパネル14(パネル1)に、トレー
受け6その他の部品を取付けすることが、必須的に必要
である。そこで、このパネル14構造にあっては、この
ような部品を取付ける側に、一般的な第1発泡材17が
位置しているので、何らの支障なく、各所に多数の取付
穴9を形成可能であり、この取付穴9の形成により、リ
ベットやネジ等の取付材7を使用して、トレー受け6等
の部品が確実に取付け固定される。つまり、前述した図
1の(3)図のこの種従来例のように、取付穴9の形成
が不可能で、取付材7が使用できず、部品の取付け固定
が困難化する事態は回避される。
【0021】第3に、更に、このパネル14構造では、
庫内Aの温度を緩やかに遮断する第1発泡材17と、外
部の温度を厳しく遮断する第2発泡材18との相乗作用
により、無駄の少ない優れた保温性,保冷性を発揮す
る。すなわち図示例では、庫内Aの温度は、内側に位置
する第1発泡材17にて緩やかに遮断されるので、第1
発泡材17自体が、庫内Aの温度に若干同化される面が
あり、この面から、庫内Aの保温性や保冷性がより一層
向上する。これに対し、外部Dの温度は、外側に位置す
る第2発泡材18にて厳しく遮断されると共に、上述し
たように第1発泡材17が庫内A温度と若干同化して
も、第2発泡材18にて厳しく遮断され、外部Dの温度
の影響を受けることはない。このような第1発泡材17
と第2発泡材18の相乗作用により、庫内Aに収納され
た対象物、例えばトレー受け6にて保持されたトレー1
6上の食材B(図3を参照)が、効率よく保温や保冷さ
れるようになる。
庫内Aの温度を緩やかに遮断する第1発泡材17と、外
部の温度を厳しく遮断する第2発泡材18との相乗作用
により、無駄の少ない優れた保温性,保冷性を発揮す
る。すなわち図示例では、庫内Aの温度は、内側に位置
する第1発泡材17にて緩やかに遮断されるので、第1
発泡材17自体が、庫内Aの温度に若干同化される面が
あり、この面から、庫内Aの保温性や保冷性がより一層
向上する。これに対し、外部Dの温度は、外側に位置す
る第2発泡材18にて厳しく遮断されると共に、上述し
たように第1発泡材17が庫内A温度と若干同化して
も、第2発泡材18にて厳しく遮断され、外部Dの温度
の影響を受けることはない。このような第1発泡材17
と第2発泡材18の相乗作用により、庫内Aに収納され
た対象物、例えばトレー受け6にて保持されたトレー1
6上の食材B(図3を参照)が、効率よく保温や保冷さ
れるようになる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る断熱箱状体のパネル構造
は、以上説明したように、空気が充填されたままの第1
発泡材と真空化された第2発泡材との複合構造よりな
り、第1発泡材に部品が取付け固定されることにより、
次の効果を発揮する。
は、以上説明したように、空気が充填されたままの第1
発泡材と真空化された第2発泡材との複合構造よりな
り、第1発泡材に部品が取付け固定されることにより、
次の効果を発揮する。
【0023】第1に、パネルの肉厚が薄くなる。すなわ
ち、このパネル構造にあっては、真空化された第2発泡
材を備えてなることにより、サービスカート等の断熱箱
状体において要求される断熱性を満たし、熱伝導を必要
値以下に抑えつつ、肉厚を大幅に薄くできる。すなわ
ち、広く用いられていた前述したこの種従来例のパネル
に比し、1/5程度の肉厚となり、その分、サービスカ
ートの外形寸法が小さくコンパクト化され、移動等に便
利である。
ち、このパネル構造にあっては、真空化された第2発泡
材を備えてなることにより、サービスカート等の断熱箱
状体において要求される断熱性を満たし、熱伝導を必要
値以下に抑えつつ、肉厚を大幅に薄くできる。すなわ
ち、広く用いられていた前述したこの種従来例のパネル
に比し、1/5程度の肉厚となり、その分、サービスカ
ートの外形寸法が小さくコンパクト化され、移動等に便
利である。
【0024】第2に、リベットやネジ等を使用できる。
すなわち、このパネル構造にあっては、空気が充填され
たままの第1発泡材を併用するので、リベットやネジ等
の取付材が使用でき、トレー受け等の部品が、確実に取
付け固定できる。つまり、前述したこの種従来例では検
討段階に過ぎず、部品の取付け固定が困難であるとして
採用が見送られていた真空発泡材を、第2発泡材として
採用すると共に、第1発泡材を併用したことにより、部
品の取付け固定も可能となる。もって、この断熱箱状体
は、サービスカート等として各種用途に使用可能とな
る。
すなわち、このパネル構造にあっては、空気が充填され
たままの第1発泡材を併用するので、リベットやネジ等
の取付材が使用でき、トレー受け等の部品が、確実に取
付け固定できる。つまり、前述したこの種従来例では検
討段階に過ぎず、部品の取付け固定が困難であるとして
採用が見送られていた真空発泡材を、第2発泡材として
採用すると共に、第1発泡材を併用したことにより、部
品の取付け固定も可能となる。もって、この断熱箱状体
は、サービスカート等として各種用途に使用可能とな
る。
【0025】第3に、無駄の少ない優れた保温性や保冷
性を発揮する。すなわち、請求項2のパネル構造にあっ
ては、内側に第1発泡材が位置して庫内の温度を緩やか
に遮断すると共に、外側に第2発泡材が位置して外部の
温度を厳しく遮断する。このような、第1発泡材と第2
発泡材との相互作用により、このパネルは、無駄の少な
い優れた保温性や保冷性を発揮する。このように、この
種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の
発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
性を発揮する。すなわち、請求項2のパネル構造にあっ
ては、内側に第1発泡材が位置して庫内の温度を緩やか
に遮断すると共に、外側に第2発泡材が位置して外部の
温度を厳しく遮断する。このような、第1発泡材と第2
発泡材との相互作用により、このパネルは、無駄の少な
い優れた保温性や保冷性を発揮する。このように、この
種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の
発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図1】本発明に係る断熱箱状体のパネル構造の説明に
供する要部の縦断面図であり、(1)図は、本発明の実
施の形態を示し、(2)図は、この種従来例を示し、
(3)図は、他のこの種従来例を示す。
供する要部の縦断面図であり、(1)図は、本発明の実
施の形態を示し、(2)図は、この種従来例を示し、
(3)図は、他のこの種従来例を示す。
【図2】サービスカートの斜視図であり、(1)図は1
例を示し、(2)図は他の例を示す。
例を示し、(2)図は他の例を示す。
【図3】サービスカートの庫内の1例を示す、正断面図
である。
である。
1 パネル(従来例のもの) 2 発泡材(従来例のもの) 3 表面板 4 パネル(従来例のもの) 5 真空発泡材(従来例のもの) 6 トレー受け(部品) 7 取付材 8 真空維持シート 9 取付穴 10 サービスカート(断熱箱状体) 11 外箱本体 12 ドア 13 キャスター 14 パネル(本発明のもの) 15 コーナー型材 16 トレー 17 第1発泡材 18 第2発泡材 19 取付穴 20 取付穴 A 庫内 B 食材(対象物) C 食器 D 外部
Claims (2)
- 【請求項1】 外部との断熱性を備え、庫内に対象物が
収納される断熱箱状体のパネル構造であって、 該パネルは、空隙部に空気が充填されたままの第1発泡
材と、空隙部が真空化された第2発泡材との複合構造よ
りなり、 該第1発泡材側に、リベットやネジ等の取付材にて部品
が取付け固定されていること、を特徴とする断熱箱状体
のパネル構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載した断熱箱状体のパネル
構造であって、該断熱箱状体は、外箱本体とドアとキャ
スターとを備え、食材が該対象物として該庫内に収納さ
れ、その保温用や保冷用のサービスカートとして用いら
れ、 該外箱本体は、縦横に配された骨組たる各コーナー型材
に、それぞれ該パネルが組み付けられており、該パネル
は、内側に該第1発泡材が外側に該第2発泡材が位置し
ており、 該第1発泡材側に、該庫内の左右に対をなし上下多段に
配されるトレー受けが取付け固定されており、該トレー
受けに、該食材を載せたトレーが棚として保持されるこ
と、を特徴とする断熱箱状体のパネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35265199A JP2001165387A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 断熱箱状体のパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35265199A JP2001165387A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 断熱箱状体のパネル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001165387A true JP2001165387A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18425513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35265199A Pending JP2001165387A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 断熱箱状体のパネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001165387A (ja) |
-
1999
- 1999-12-13 JP JP35265199A patent/JP2001165387A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040513 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071220 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080617 |