JPH0624298Y2 - 航空機搭載用の食品サービスカート - Google Patents
航空機搭載用の食品サービスカートInfo
- Publication number
- JPH0624298Y2 JPH0624298Y2 JP1988052628U JP5262888U JPH0624298Y2 JP H0624298 Y2 JPH0624298 Y2 JP H0624298Y2 JP 1988052628 U JP1988052628 U JP 1988052628U JP 5262888 U JP5262888 U JP 5262888U JP H0624298 Y2 JPH0624298 Y2 JP H0624298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- food service
- food
- service cart
- lightweight metal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、航空機搭載用の食品サービスカートに関す
る。
る。
すなわち、食品トレイを棚状に収納するとともに氷,ド
ライアイス等を適宜収納し、航空機内において搭乗客に
飲食物のサービスを行う食品サービスカートに関するも
のである。
ライアイス等を適宜収納し、航空機内において搭乗客に
飲食物のサービスを行う食品サービスカートに関するも
のである。
「従来の技術」 このような食品サービスカートは、航空機内での飲食物
のサービスに適するよう、軽量であるとともに断熱保冷
性に富むことが要求される。そこで従来よりこの食品サ
ービスカートは、軽量金属性のフレーム枠に断熱性に優
れたサンドイッチパネルを組み付け、箱状をなし扉を備
えてなっている。
のサービスに適するよう、軽量であるとともに断熱保冷
性に富むことが要求される。そこで従来よりこの食品サ
ービスカートは、軽量金属性のフレーム枠に断熱性に優
れたサンドイッチパネルを組み付け、箱状をなし扉を備
えてなっている。
その両側壁の内面には、左右対をなしたガイドレールが
上下に多数固設され、各々食品トレイを支承する。第3
図はその従来例の要部の縦断面図であるが、同図にも示
すごとく係るガイドレール1の固設には従来、インサー
ト部材2が必須的に用いられていた。
上下に多数固設され、各々食品トレイを支承する。第3
図はその従来例の要部の縦断面図であるが、同図にも示
すごとく係るガイドレール1の固設には従来、インサー
ト部材2が必須的に用いられていた。
すなわち側壁3等を形成するサンドイッチパネルPにあ
っては、芯材P1としてFRP(強化プラスチック)ハ
ニカムコア又は発泡プラスチック等が用いられ、表面板
P2としてFRP板等が用いられている。そしてこれら
は面圧に弱く、したがってガイドレール1を固設するス
クリューSのねじ込み等に耐える強度を備えていない。
っては、芯材P1としてFRP(強化プラスチック)ハ
ニカムコア又は発泡プラスチック等が用いられ、表面板
P2としてFRP板等が用いられている。そしてこれら
は面圧に弱く、したがってガイドレール1を固設するス
クリューSのねじ込み等に耐える強度を備えていない。
そこで従来はその製作に際し、側壁3つまりサンドイッ
チパネルPの所定箇所に必要な強度を備えたインサート
部材2を埋設した後、ガイドレール1が係るインサート
部材2に対するスクリューSのねじ込み等により、各々
固設されていた。
チパネルPの所定箇所に必要な強度を備えたインサート
部材2を埋設した後、ガイドレール1が係るインサート
部材2に対するスクリューSのねじ込み等により、各々
固設されていた。
「考案が解決しようとする課題」 ところでこのような従来の航空機搭載用の食品サービス
カートにあっては、次の問題が指摘されていた。
カートにあっては、次の問題が指摘されていた。
まず第1に、冷却効率の悪さが指摘されていた。すなわ
ち側壁3は断熱性に優れたサンドイッチパネルPにより
形成され、又上下は棚状に収納された食品トレイにより
遮断されている。そこで、このような側壁のサンドイッ
チパネルPの断熱性、および上下で棚状をなす食品トレ
イの存在等により、庫内内部の温度循環が悪く、庫内上
部の氷,ドライアイス等の収納箇所からの遠近により、
上下等で温度むらが生じ、各食品トレイ毎の温度差が大
となり問題となっていた。
ち側壁3は断熱性に優れたサンドイッチパネルPにより
形成され、又上下は棚状に収納された食品トレイにより
遮断されている。そこで、このような側壁のサンドイッ
チパネルPの断熱性、および上下で棚状をなす食品トレ
イの存在等により、庫内内部の温度循環が悪く、庫内上
部の氷,ドライアイス等の収納箇所からの遠近により、
上下等で温度むらが生じ、各食品トレイ毎の温度差が大
となり問題となっていた。
第2に、作業性の悪さも指摘されていた。すなわちその
製作に際し、側壁3各所へのインサート部材2の埋設を
要し、手間がかかる等その作業性に問題があった。
製作に際し、側壁3各所へのインサート部材2の埋設を
要し、手間がかかる等その作業性に問題があった。
第3に、側壁3を形成するサンドイッチパネルPについ
ては、強度面に不安がある、食品トレイ上のナイフ・フ
ォーク等と接触して傷つきやすい、洗浄しにくい等の問
題も指摘されていた。
ては、強度面に不安がある、食品トレイ上のナイフ・フ
ォーク等と接触して傷つきやすい、洗浄しにくい等の問
題も指摘されていた。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本考案は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、両側壁のサンドイッ
チパネルの内面を、熱伝導性に優れると共にガイドレー
ルが直接固設された軽量金属板にて、フレーム枠とは接
触しない大きさで被うことにより、庫内内部の温度むら
が解消されて均一化し、インサート部材の埋設も不要
で、強度・耐傷性・洗浄性にも優れた、航空機搭載用の
食品サービスカートを提案することを目的とする。
解決すべくなされたものであって、両側壁のサンドイッ
チパネルの内面を、熱伝導性に優れると共にガイドレー
ルが直接固設された軽量金属板にて、フレーム枠とは接
触しない大きさで被うことにより、庫内内部の温度むら
が解消されて均一化し、インサート部材の埋設も不要
で、強度・耐傷性・洗浄性にも優れた、航空機搭載用の
食品サービスカートを提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおり
である。
である。
この航空機搭載用の食品サービスカートは、軽量金属製
のフレーム枠に断熱性に優れたサンドイッチパネルを組
み付け、箱状をなし扉を備えている。そして、該食品サ
ービスカート内の上部に収納され、食品サービスカート
内を冷却する、氷,ドライアイス等の冷却材と、熱伝導
性に優れた軽量金属製の上記フレーム枠と、断熱性に優
れハニカムコアや発泡プラスチック等が芯材に用いら
れ、両側壁,頂壁,底壁,扉等を形成する上記サンドイ
ッチパネルと、上記両側壁のサンドイッチパネルの内面
を添設されて被い、かつその周縁が上記フレーム枠とは
接触しない大きさに設定され周縁と上記フレーム枠間に
間隔が存し、被われない上記サンドイッチパネルの表面
板が露出すべく配されてなる、熱伝導性に優れた軽量金
属板と、該軽量金属板に左右対称をなし上下に多数直接
的に固設され、各々食品トレイを支承するガイドレール
と、を有してなる。
のフレーム枠に断熱性に優れたサンドイッチパネルを組
み付け、箱状をなし扉を備えている。そして、該食品サ
ービスカート内の上部に収納され、食品サービスカート
内を冷却する、氷,ドライアイス等の冷却材と、熱伝導
性に優れた軽量金属製の上記フレーム枠と、断熱性に優
れハニカムコアや発泡プラスチック等が芯材に用いら
れ、両側壁,頂壁,底壁,扉等を形成する上記サンドイ
ッチパネルと、上記両側壁のサンドイッチパネルの内面
を添設されて被い、かつその周縁が上記フレーム枠とは
接触しない大きさに設定され周縁と上記フレーム枠間に
間隔が存し、被われない上記サンドイッチパネルの表面
板が露出すべく配されてなる、熱伝導性に優れた軽量金
属板と、該軽量金属板に左右対称をなし上下に多数直接
的に固設され、各々食品トレイを支承するガイドレール
と、を有してなる。
「作用」 本考案は、このような手段よりなるので次のごとく作用
する。
する。
両側壁は、断熱性に優れたサンドイッチパネルにより形
成されているが、その内面は、熱伝導性に優れた軽量金
属板により被われている。そして軽量金属板に固設され
た各ガイドレール上に、それぞれ食品トレイが支承され
て収納され、又冷却材も適宜箇所に収納される。
成されているが、その内面は、熱伝導性に優れた軽量金
属板により被われている。そして軽量金属板に固設され
た各ガイドレール上に、それぞれ食品トレイが支承され
て収納され、又冷却材も適宜箇所に収納される。
そこで第1に、このような軽量金属板の優れた熱伝導性
により、庫内内部の温度循環がスムーズに実現される。
そこで、上部の冷却材の収納箇所からの遠近により、特
に上下での温度むらが発生することはなく、庫内温度は
均一化される。
により、庫内内部の温度循環がスムーズに実現される。
そこで、上部の冷却材の収納箇所からの遠近により、特
に上下での温度むらが発生することはなく、庫内温度は
均一化される。
他方この軽量金属板は、同じく熱伝導性に優れた軽量金
属製のフレーム枠とは、間隔を存し接触していない。そ
こで温度がフレーム枠を介し外部に伝わって逃げること
もない。
属製のフレーム枠とは、間隔を存し接触していない。そ
こで温度がフレーム枠を介し外部に伝わって逃げること
もない。
又第2に、軽量金属板はガイドレールの固設に耐えうる
十分な強度を備えている。そこで製作に際しインサート
部材は用いられず、軽量金属板に直接ガイドレールが固
設される。
十分な強度を備えている。そこで製作に際しインサート
部材は用いられず、軽量金属板に直接ガイドレールが固
設される。
第3に、軽量金属板により側壁のサンドイッチパネルは
その内面を被われている。そこで強度面に優れ、食品ト
レイ上のナイフ・フォーク等と接触しても傷つきにく
く、又その洗浄も容易化する。
その内面を被われている。そこで強度面に優れ、食品ト
レイ上のナイフ・フォーク等と接触しても傷つきにく
く、又その洗浄も容易化する。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
に説明する。
まずその構成等について、食品サービスカートの概略、
その軽量金属板とガイドレールの順に説明する。
その軽量金属板とガイドレールの順に説明する。
第1図は、本考案に係る食品サービスカートの実施例を
示す斜視図である。第2図は同要部の平断面図である。
又第4図は食品サービスカートの外観斜視図である。第
5図は食品トレイの平面図である。
示す斜視図である。第2図は同要部の平断面図である。
又第4図は食品サービスカートの外観斜視図である。第
5図は食品トレイの平面図である。
食品サービスカートの概略は次のとおり。
この食品サービスカートは、軽量金属製例えばアルミ型
材製のフレーム枠4に、断熱性に優れたサンドイッチパ
ネルPを組み付けてなり、扉Dを備えている。カート本
体は箱状をなし、上下・左右・前後の端縁の骨組たるフ
レーム枠4に、両側壁3と頂壁5と底壁6が固定的に組
み付けられてなっている。
材製のフレーム枠4に、断熱性に優れたサンドイッチパ
ネルPを組み付けてなり、扉Dを備えている。カート本
体は箱状をなし、上下・左右・前後の端縁の骨組たるフ
レーム枠4に、両側壁3と頂壁5と底壁6が固定的に組
み付けられてなっている。
扉Dは、ヒンジHにより開閉自在にフレーム枠4に取り
付けられているが、狭い機内通路で使用されるので側壁
3の外面に当接するまで、つまり270度開けるようヒ
ンジHには例えばダブルヒンジが用いられている。
付けられているが、狭い機内通路で使用されるので側壁
3の外面に当接するまで、つまり270度開けるようヒ
ンジHには例えばダブルヒンジが用いられている。
そして第1図に示したタイプにあっては、食品トレイT
が前後に2個並びかつ上下に棚状に収納され、前後から
出し入れされるので、前後に扉Dが設けられている。又
第4図に示したタイプにあっては、食品トレイTは前後
には並ばず上下にのみ棚状に収納されるので、前にのみ
扉Dが設けられかつ奥側には奥壁7が設けられ、その奥
行き長さは第1図のタイプの半分となっている。
が前後に2個並びかつ上下に棚状に収納され、前後から
出し入れされるので、前後に扉Dが設けられている。又
第4図に示したタイプにあっては、食品トレイTは前後
には並ばず上下にのみ棚状に収納されるので、前にのみ
扉Dが設けられかつ奥側には奥壁7が設けられ、その奥
行き長さは第1図のタイプの半分となっている。
これらの両側壁3,頂壁5,底壁6,更には扉D,奥壁
7等は、サンドイッチパネルPにより形成されている。
サンドイッチパネルPは断熱性に優れ、その芯材P1と
してはFRPハニカムコア,発泡プラスチック等が用い
られ、その表面板P2としてはFRP板等が用いられ
る。
7等は、サンドイッチパネルPにより形成されている。
サンドイッチパネルPは断熱性に優れ、その芯材P1と
してはFRPハニカムコア,発泡プラスチック等が用い
られ、その表面板P2としてはFRP板等が用いられ
る。
食品トレイT上には、第5図に示すごとく、各種食器
8,カップ9,ナイフ・フォーク10等が載せられ、こ
れらに各種飲食物Fが配される。
8,カップ9,ナイフ・フォーク10等が載せられ、こ
れらに各種飲食物Fが配される。
又、カート本体内の最上部には、氷,ドライアイス等の
冷却材が収納されて(図示せず)、カート本体内を所定
温度に冷却し、もって食品トレイT上の飲食物Fを所定
温度で冷却保存するようになっている。
冷却材が収納されて(図示せず)、カート本体内を所定
温度に冷却し、もって食品トレイT上の飲食物Fを所定
温度で冷却保存するようになっている。
なお図中11はキャスター、12はブレーキ用のペダ
ル、13は扉D開閉用のハンドルである。
ル、13は扉D開閉用のハンドルである。
食品サービスカートは、概略このようになっている。
次に軽量金属板とガイドレール1について述べる。
軽量金属板例えばアルミ板Aは、両側壁3の内面を添設
されて被い、かつフレーム枠4とは接触しない様間隔を
存している。
されて被い、かつフレーム枠4とは接触しない様間隔を
存している。
すなわちアルミ板Aは、側壁3の内面つまりそのサンド
イッチパネルPの表面板P2に、例えば接着により貼り
付けられている。そしてこのアルミ板Aは、その周縁が
フレーム枠4とは接触しない大きさに設定され、その周
縁とフレーム枠4間には、被われないサンドイッチパネ
ルPの表面板P2が、例えば幅5mm程度露出している。
イッチパネルPの表面板P2に、例えば接着により貼り
付けられている。そしてこのアルミ板Aは、その周縁が
フレーム枠4とは接触しない大きさに設定され、その周
縁とフレーム枠4間には、被われないサンドイッチパネ
ルPの表面板P2が、例えば幅5mm程度露出している。
ガイドレール1は、このアルミ板A等の軽量金属板に、
左右同じ高さレベルで対をなし上下に多数、リベット,
ねじ等により、図示のごとく直接的に固設されている。
そしてこの左右のガイドレール1上に食品トレイTが支
承され、上下に棚状に収納される。
左右同じ高さレベルで対をなし上下に多数、リベット,
ねじ等により、図示のごとく直接的に固設されている。
そしてこの左右のガイドレール1上に食品トレイTが支
承され、上下に棚状に収納される。
なお第1図中14はガイドレール1の上側に並設された
押え板であり、この押え板14はガイドレール1上に支
承,収納された食品トレイTががたつかない様上から押
さえ、これをガイドレール1との間で保持するものであ
る。
押え板であり、この押え板14はガイドレール1上に支
承,収納された食品トレイTががたつかない様上から押
さえ、これをガイドレール1との間で保持するものであ
る。
軽量金属板とガイドレール1は、このようになってい
る。
る。
以上が構成等の説明である。
以下動作等について説明する。
まず食品トレイT上には、各種食器8,カップ9,ナイ
フ・フォーク10等が載せられ、各種飲食物Fがこれら
に配されて、一人前ずつセットされ配膳できる状態とさ
れる(第5図参照)。
フ・フォーク10等が載せられ、各種飲食物Fがこれら
に配されて、一人前ずつセットされ配膳できる状態とさ
れる(第5図参照)。
この状態の各食品トレイTが、空港において食品サービ
スカート内に棚状に収納され、又氷,ドライアイス等の
冷却材も適宜収納される。
スカート内に棚状に収納され、又氷,ドライアイス等の
冷却材も適宜収納される。
そして係る食品サービスカートが航空機内に積み込ま
れ、事後飛行中の航空機内において搭乗客へのサービス
に用いられる。すなわち食事時において、食品サービス
カート内で所定温度に冷却保存された食品トレイTつま
り飲食物Fが、搭乗客に供される。
れ、事後飛行中の航空機内において搭乗客へのサービス
に用いられる。すなわち食事時において、食品サービス
カート内で所定温度に冷却保存された食品トレイTつま
り飲食物Fが、搭乗客に供される。
さてこのように用いられる食品サービスカートは、次の
ようになっている。
ようになっている。
すなわち、その両側壁3は、断熱性に優れたサンドイッ
チパネルPにより形成されているが、係る両側壁3の内
面は、熱伝導性に優れたアルミ板Aにより被われてい
る。そしてアルミ板Aに固設された各ガイドレール1上
に、それぞれ食品トレイTが支承されて収納される。
チパネルPにより形成されているが、係る両側壁3の内
面は、熱伝導性に優れたアルミ板Aにより被われてい
る。そしてアルミ板Aに固設された各ガイドレール1上
に、それぞれ食品トレイTが支承されて収納される。
そこで次の第1,第2,第3のごとくなる。
第1に、アルミ板Aの優れた熱伝導により、食品サービ
スカートの庫内内部の温度循環がスムーズに実現され
る。そこで、上部の冷却材の収納箇所からの遠近によ
り、特に上下での温度むらが発生することはない。もっ
て庫内温度は均一化され、飲食物F等も均一の温度で冷
却保存される。
スカートの庫内内部の温度循環がスムーズに実現され
る。そこで、上部の冷却材の収納箇所からの遠近によ
り、特に上下での温度むらが発生することはない。もっ
て庫内温度は均一化され、飲食物F等も均一の温度で冷
却保存される。
他方このアルミ板Aは、同じく熱伝導性に優れたアルミ
型材製のフレーム枠4とは、間隔を存し接触していな
い。そこで温度がフレーム枠4を介し外部に伝わり逃げ
ることもなく、冷却保存は支障なく行われる。
型材製のフレーム枠4とは、間隔を存し接触していな
い。そこで温度がフレーム枠4を介し外部に伝わり逃げ
ることもなく、冷却保存は支障なく行われる。
第2に、アルミ板Aはガイドレール1の固設に耐えうる
十分な強度を備えている。そこで製作に際し、インサー
ト部材2(第3図参照)は用いられず、アルミ板Aに直
接ガイドレール1が固設される。
十分な強度を備えている。そこで製作に際し、インサー
ト部材2(第3図参照)は用いられず、アルミ板Aに直
接ガイドレール1が固設される。
第3に、前述のごとくアルミ板Aにより、側壁3のサン
ドイッチパネルPはその内面を被われている。そこで強
度面に優れ、食品トレイT上のナイフ・フォーク10等
と接触しても傷つきにくく、又その洗浄の容易である。
ドイッチパネルPはその内面を被われている。そこで強
度面に優れ、食品トレイT上のナイフ・フォーク10等
と接触しても傷つきにくく、又その洗浄の容易である。
以上が動作等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係る航空機搭載用の食品サービスカートは、以
上説明したごとく、両側壁の内面を、熱伝導性に優れる
と共にガイドレールが直接固設された軽量金属板にて、
フレーム枠とは接触しない大きさで被うことにより、次
の効果を奏する。
上説明したごとく、両側壁の内面を、熱伝導性に優れる
と共にガイドレールが直接固設された軽量金属板にて、
フレーム枠とは接触しない大きさで被うことにより、次
の効果を奏する。
まず第1に、庫内内部の温度むらが解消されて均一化
し、各食品トレイ毎の温度差も著しく小さくなり飲食物
等も均一の温度で保存され、冷却効率に優れることにな
る。又軽量金属板はフレーム枠とは接触していないの
で、温度がフレーム枠を介し外部に伝わって逃げること
もなく、この面からも冷却効率に優れている。又第2
に、インサート部材の埋設も不要で製作上の作業性にも
優れている。更に第3に、側壁の強度も向上し、ナイフ
・フォーク等と接触しても傷つきにくく、洗浄も容易化
する。
し、各食品トレイ毎の温度差も著しく小さくなり飲食物
等も均一の温度で保存され、冷却効率に優れることにな
る。又軽量金属板はフレーム枠とは接触していないの
で、温度がフレーム枠を介し外部に伝わって逃げること
もなく、この面からも冷却効率に優れている。又第2
に、インサート部材の埋設も不要で製作上の作業性にも
優れている。更に第3に、側壁の強度も向上し、ナイフ
・フォーク等と接触しても傷つきにくく、洗浄も容易化
する。
このように従来例に存した問題点が一掃される等、本考
案の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
案の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
第1図は、本考案に係る航空機搭載用の食品サービスカ
ートの実施例を示す、斜視図である。第2図は、同要部
の平断面図である。 第3図は、従来例の要部の縦断面図である。 第4図は、航空機搭載用の食品サービスカートの外観斜
視図である。第5図は、食品トレイの平面図である。 1……ガイドレール 3……側壁 4……フレーム枠 A……アルミ板(軽量金属板) D……扉 P……サンドイッチパネル T……食品トレイ
ートの実施例を示す、斜視図である。第2図は、同要部
の平断面図である。 第3図は、従来例の要部の縦断面図である。 第4図は、航空機搭載用の食品サービスカートの外観斜
視図である。第5図は、食品トレイの平面図である。 1……ガイドレール 3……側壁 4……フレーム枠 A……アルミ板(軽量金属板) D……扉 P……サンドイッチパネル T……食品トレイ
Claims (1)
- 【請求項1】軽量金属製のフレーム枠に断熱性に優れた
サンドイッチパネルを組み付け、箱状をなし扉を備えた
航空機搭載用の食品サービスカートにおいて、 該食品サービスカート内の上部に収納され、食品サービ
スカート内を冷却する、氷,ドライアイス等の冷却材
と、 熱伝導性に優れた軽量金属製の上記フレーム枠と、 断熱性に優れハニカムコアや発泡プラスチック等が芯材
に用いられ、両側壁,頂壁,底壁,扉等を形成する上記
サンドイッチパネルと、 上記両側壁のサンドイッチパネルの内面を添設されて被
い、かつその周縁が上記フレーム枠とは接触しない大き
さに設定され周縁と上記フレーム枠間に間隔が存し、被
われない上記サンドイッチパネルの表面板が露出すべく
配されてなる、熱伝導性に優れた軽量金属板と、 該軽量金属板に左右対をなし上下に多数直接的に固設さ
れ、各々食品トレイを支承するガイドレールと、 を有してなることを特徴とする航空機搭載用の食品サー
ビスカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988052628U JPH0624298Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 航空機搭載用の食品サービスカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988052628U JPH0624298Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 航空機搭載用の食品サービスカート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01158275U JPH01158275U (ja) | 1989-11-01 |
JPH0624298Y2 true JPH0624298Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31278633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988052628U Expired - Lifetime JPH0624298Y2 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | 航空機搭載用の食品サービスカート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624298Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415875U (ja) * | 1977-07-01 | 1979-02-01 | ||
JPS56171372U (ja) * | 1980-05-23 | 1981-12-17 | ||
JPS61133466U (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-20 |
-
1988
- 1988-04-19 JP JP1988052628U patent/JPH0624298Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01158275U (ja) | 1989-11-01 |
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