JP3298830B2 - 再加熱配膳車および再加熱システム - Google Patents

再加熱配膳車および再加熱システム

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JP3298830B2 JP20897798A JP20897798A JP3298830B2 JP 3298830 B2 JP3298830 B2 JP 3298830B2 JP 20897798 A JP20897798 A JP 20897798A JP 20897798 A JP20897798 A JP 20897798A JP 3298830 B2 JP3298830 B2 JP 3298830B2
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ダブリュー・バーク・ワイアット
ゲイリー・ヤーブロー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレー上に置かれ
た、前もって調理された1人前の食品が移動可能な配膳
車中のラックあるいはそれに類似する構造に順番に並べ
られる食品配膳システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品配膳システムにおいて配膳車は、冷
蔵状態で食品を保管するために冷たい環境に置かれる。
トレー上における他の食品が冷蔵状態のままにある一方
で、ヒーターは、暖かい温度で配膳するために食品を加
熱する目的で設けられている。食品サービス産業におい
ては、のちに配膳するために、前もって大量の料理を準
備可能である必要がある。この目的を果たすための1つ
のシステムは、再加熱システムとして知られている。当
該システムはデグローら(DeGrow,etal.)
による米国特許第5,285,051号に述べられてい
る。当該再加熱システムにおいて、食事は個々の配膳皿
上に準備されて、置かれている。それから、その皿は、
実質的に1人前分を収容するトレー上に置かれる。例え
ば、前記のトレーは、肉や野菜の皿およびスープのボウ
ルを含むかもしれない。これらの品物は、暖かく配膳さ
れるべきものである。前記のトレーは、例えばサラダお
よびデザートといった冷たく配膳されるべき食品の皿も
含んでいるかもしれない。それから、それらの積み込ま
れたトレーは、すべての食品内容物を新鮮に保つために
冷やされた再加熱配膳車に置かれる。冷たく配膳される
べき食品には加熱せずに、暖かく配膳されるべき食品容
器を選択的に暖める電気的接続およびヒーティングポッ
ドが、前記再加熱配膳車に装備されている。いくつかの
システムにおいて、ディッシュウェアの底面がヒーティ
ングポッドと熱的接触できるように1つあるいは複数の
スルーホールがトレーに設けられている。
【0003】のちに、料理をより効率的に配達するため
に、配膳車は一般的に多数のトレー、例えば24トレー
を収容する。このため、再加熱配膳車は大きくなる。あ
る市場において、再加熱配膳車をもっと小さくすること
に対する需要がある。
【0004】1つの食品配膳トレーには、2皿の暖かく
配膳されるべき料理例えば、主料理のために1皿、スー
プのために1皿あるのが典型的である。したがって、ト
レーを置くための食品配膳車内におけるトレー置き場に
は、トレー上で暖められる皿に対応して、2つのヒーテ
ィングポッドが設けられることが望ましい。2つあるい
はもっと多くの食品容器を暖めるために、スルーホール
でそれぞれの容器はそれぞれのヒーティングポッドによ
って暖められることが望ましい。この方法では、もし1
つのヒーティングポッドを供給することが必要ならば、
ただ1つのヒーティングポッドだけを取り外すことが必
要である。これによって、維持費も安くなる。1つのヒ
ーティングポッドを取り替えることが必要ならば、故障
した1つのユニットだけ購入する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】配膳車を小さくする限
界を制限する1つの要素は、ヒーティングポッドの場所
である。それぞれのヒーティングポッドは自由に移動可
能であり、役立つべきであるが、このことはヒーティン
グポッドが互いに接近して取り付けられるにつれて、徐
々に困難になる。それぞれの食品配膳トレーに対して、
2つあるいはそれ以上のヒーティングポッドを有し、前
記ヒーティングポッドのそれぞれは、互いに接近して取
り付けられている再加熱配膳車が求められている。本発
明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもの
であって、上記の再加熱配膳車を利用する再加熱システ
ムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、再加熱配膳車
を設けることによって、先の再加熱システムを改良する
ものである。その再加熱配膳車は、後部および前部を有
する複数のトレー置き場を含んでいる。さらに、それぞ
れのトレー置き場は、前据え付けヒーティングポッド、
後据え付けヒーティングポッド、クロスバー、第1留め
具および第2留め具を含む。クロスバーの前面は前部に
向いていて、後面は前面のほぼ反対方向に向いている。
前据え付けヒーティングポッドは、前部を通して差し込
まれた少なくとも1つの第1留め具で前面に固定されて
いる。後据え付けヒーティングポッドは、後面を通して
差し込まれた少なくとも1つの第2留め具で前記前面に
固定されている。トレー置き場は、食品配膳トレーを受
け取るように調整されている。
【0007】望ましい実施態様では、さらに以下の配置
を含むであろう。 (a)前据え付けヒーティングポッドは、第1固定部分
を含み、第1固定部分を通してクロスメンバーに差し込
まれた、少なくとも1つの第1コネクターでクロスバー
に固定されている。 (b)後据え付けヒーティングポッドは、第2固定部分
を含み、クロスバーを通して第2固定部分に差し込まれ
た、少なくとも1つの第2コネクターでクロスバーに固
定されている。
【0008】前据え付けヒーティングポッドは、第1ヒ
ーティング部分および第1中心線を持つことが望まし
く、前記第1中心線は第1ヒーティング部分の中心と一
致し、ほぼ前面に垂直である。後据え付けヒーティング
ポッドは、第2ヒーティング部分および第2中心線を持
ち、前記第2中心線は第2ヒーティング部分の中心と一
致し、ほぼ前面に垂直である。第1および第2中心線間
の距離は約130mmから約220mmの範囲にある。
【0009】第1および第2留め具として、ナットおよ
びボルト、ボルト、ネジ並びにそれらを組み合わせたも
のが選ばれることが望ましい。クロスバーは、金属ある
いはプラスチックを含むことが望ましい。クロスバーは
アルミニウムを含む金属を含むことが望ましい。また、
クロスバーは、熱可塑性材料、熱硬化性樹脂あるいは両
方を含むプラスチックを含むことが望ましい。
【0010】本発明による再加熱システムの望ましい実
施態様は、上記に記載されたような再加熱配膳車を含む
ことが望ましい。本発明による望ましい実施態様は、複
数の食品配膳トレーおよび、1台の再加熱配膳車を含
む。 (a)再加熱配膳車は、前部および後部を有する複数の
トレー置き場を含む。それぞれのトレー置き場には、前
据え付けヒーティングポッド、後据え付けヒーティング
ポッド、クロスバー、第1留め具および第2留め具が含
まれる。クロスバーの前面は前部に向いていて、後面は
前面のほぼ反対方向に向いている。前据え付けヒーティ
ングポッドは、前部を通して差し込まれた少なくとも1
つの第1留め具で前面に固定されている。後据え付けヒ
ーティングポッドは、後面を通して差し込まれた少なく
とも1つの第2留め具で前記前面に固定されている。ト
レー置き場は、食品配膳トレーを受け取るように調整さ
れている。 (b)それぞれの食品配膳トレーは、少なくとも2つの
スルーホールを含むことが望ましい。それぞれのスルー
ホールは容器を受け取るように調整されている。それぞ
れの食品配膳トレーはトレー置き場に置くことができる
ことが望ましい。その結果、スルーホールの1つに置か
れたそれぞれの容器は、ヒーティングポッドの1つと熱
的接触する。
【0011】本発明の再加熱システムの他の望ましい実
施態様において、それぞれの容器が深皿、浅皿、受け
皿、ボウルおよびカップからなるグループから自由に選
択されることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によるトレー置き場は、少
なくとも2つのヒーティングポッドを含む。以下、本発
明の実施の形態を具体的に説明する。なお本発明は、こ
の実施の形態に限定されるものではないが、この実施の
形態は、本発明の最適な適用例を示している。本発明に
おいて、それぞれのトレー置き場にはちょうど2つのヒ
ーティングポッドがある。図1には、包括的に1と付番
されたトレー置き場が図示されている。点線2は、トレ
ー置き場1において食品配膳トレーを置くことが望まし
い場所を表している。トレー置き場1のそれぞれの側面
には食品配膳トレーを支えるために支持棚3を取り付け
ることが望ましい。トレー置き場の後ろにクロスバー3
0があり、そこに、後据え付けヒーティングポッド5お
よび前据え付けヒーティングポッド15が固定されてい
る。ヒーティングポッドの“後部”は、トレー置き場1
の後部27にほぼ面している、つまり、クロスバー30
に面しているヒーティングポッドの任意の表面とみなさ
れる。ヒーティングポッドの“前部”はトレー置き場1
の前部36にほぼ面しているヒーティングポッドの任意
の表面とみなされる。図1において、ヒーティングポッ
ド5はトレー置き場1の後部37から穴33を通してク
ロスバーに差し込まれまた、ヒーティングポッドの後部
29を通してヒーティングポッド5の固定部分9に差し
込まれた留め具としてのボルト11(あるいはネジ)で
クロスバー30に固定されているので、ヒーティングポ
ッド5は後据え付けとみなされる。固定部分9はボルト
11のために、穴10を設けることが望ましい。ボルト
(あるいはネジ)で固定するとき、ボルト(あるいはネ
ジ)11の頭12は、従来の方法でクロスバーに埋め込
んでも良いが、頭12はトレー置き場1の外側にあり、
クロスバーの外側の面にあるのが、典型的である。それ
に対して、ヒーティングポッド15は、トレー置き場1
に差し込まれた留め具としてのボルト21でクロスバー
30に固定されているので、“前据え付け”ヒーティン
グポッドとみなされる。なぜならば、前記ボルト21
は、トレー置き場の前部36からヒーティングポッド1
5の前部26に入れ、固定部分19の穴20を通してク
ロスバー30に差し込まれたためである。ボルトで固定
されるとき、固定部分19の表面にあるボルト21の頭
22は埋め込んでも良い。前据え付けヒーティングポッ
ド15は、ナット23およびボルト21、あるいは、ボ
ルト(またはネジ)25およびナットなしのいずれかで
固定されているように図示されている。もちろん容易に
認識できるように、2つのボルト(またはネジ)あるい
は2つのナットとボルトの組み立て部品が使用可能であ
る。クロスバー30は、ボルト21を受け入れるために
前もって開けられた穴31を設けることが望ましい。ボ
ルト25がナットなしで使用されたとき、クロスバー3
0における穴32の内部に通すことが望ましいが、クロ
スバー30の厚さを完全に貫く必要はない。これらまた
他の従来の留め具を、前据え付けあるいは後据え付けヒ
ーティングポッドのいずれか一方と任意に組み合わせて
使用してもよい。
【0013】上記記述から明らかなように、“前据え付
け”という用語は、トレー置き場の前部からヒーティン
グポッドを通して、クロスバーに差し込まれた留め具で
クロスバー30に固定されたヒーティングポッドに適用
される。同様に、“後据え付け”という用語は、トレー
置き場の後部、すなわちクロスバーの後面34からクロ
スバーを通して、ヒーティングポッドに差し込まれた留
め具でクロスバー30に固定されたヒーティングポッド
に適用される。もちろん、後面ではなく側面で固定する
ような予想される固定方法の配置変化も、本発明の範囲
内である。
【0014】1つの前据え付けヒーティングポッドおよ
び1つの後据え付けヒーティングポッドを有するトレー
置き場を設けることによって、ヒーティングポッドを互
いに接近して取り付けることが可能になる。その結果、
図1に示されているように、内側の端38および39で
互いに接することが望ましい。本発明によって、ヒーテ
ィングポッドが互いに接していても、トレー置き場にお
いて、他方から独立して一方のヒーティングポッドを容
易に取り付け、また取り外し可能になる。
【0015】両方のヒーティングポッド、前あるいは後
据え付けヒーティングポッドは、それぞれのポッドと電
源間の接続を提供するためにクロスバーにハード的に配
線することが望ましく、並列で配線することが望まし
い。図1において、ヒーティングポッド5および15
は、それぞれ電気的接続部13および24を経由してク
ロスバー30にハード的に配線されている。
【0016】ヒーティングポッド間の距離は、ヒーティ
ングポッドの平行な中心線間の距離として定義される。
それぞれのヒーティングポッドの中心線はヒーティング
ポッドのヒーティング部分の中心に一致する線であり、
ヒーティングポッドが固定された面にほぼ垂直である。
中心線は“面にほぼ垂直である”ことによって表面を含
む垂直面に関してほぼ直角であるように定義されている
ことを意味する。トレー置き場において、1つの前据え
付けおよび1つの後据え付けヒーティングポッドを使用
することによって、従来可能だったものよりも互いに接
近してヒーティングポッドを固定することが容易に可能
になる。その結果として、食品配膳トレーは、従来可能
だったものより小さくすることが可能になり、そして、
従来可能だったものより再加熱配膳車は小さくなる。
【0017】図1において、ヒーティングポッド5の中
心線8は、ヒーティングポッド6の中心7に一致し、ク
ロスバー30の前面35に垂直である。同様に、ヒーテ
ィングポッド15の中心線18は、ヒーティングポッド
16の中心17に一致し、クロスバー30の前面35に
垂直である。平行な中心線8および18間の水平距離
は、図1においてAと示されている。前および後据え付
けヒーティングポッド間の距離Aは、約130mmから
220mmの範囲にあることが望ましく、約155mm
から約200mmがもっと望ましく、約178mmが最
も望ましい。1つの望ましい実施の形態において、距離
Aは、178.28mmである。
【0018】本発明の再加熱配膳車は、任意の希望する
数の食品配膳トレーを収容するように設計されている。
しかしながら、とても少ない食品配膳トレーを運ぶ配膳
車の場合、非能率的な食品配達になり、とてもたくさん
の食品配膳トレーを運ぶ配膳車の場合、重過ぎて、扱い
にくく、職員が押すあるいは操縦することができない。
本発明者らは、24トレー収容するように設計された配
膳車は容積において、バランスが良いことを発見した。
しかしながら、容量の大きなあるいは小さな再加熱配膳
車も本発明の範囲内である。
【0019】食品配膳車内において数種類の異なる配置
が可能である。例えば24トレーを収容するように設計
された再加熱配膳車はそれぞれ12トレーの2つの塔
で、あるいは塔の高さの差が調味料、飲み物、氷等を保
管する場所を作るために使われる10トレーの塔1つと
14トレーの塔1つで収容することが可能である。いか
なる方法においても発明を制限しないならば、1つの望
ましい再加熱配膳車は、それぞれ6トレーの4つの塔で
24トレーを保管するように設計されている。当該再加
熱配膳車の側面は、図2において図示されている。再加
熱配膳車40は4つのドア41を含み、そのうち2つが
図2に示されている。車輪42および43が設けられた
配膳車を、職員は廊下じゅうあるいはエレベーターの中
等へ押すことが可能である。配膳車に人がいないときあ
るいは、食品配膳トレーを積み込むあるいは降ろすとき
に、制御が失なわれることを避けるために車輪止め機構
44を有する少なくとも1つの車輪が設けられることが
望ましい。車輪42および43のいずれか一方あるいは
両方は、回転台あるいはキャスターがもっと扱いやすく
なるために設計されるであろう。車輪止め機構および回
転台は、当技術において良く知られ、設計選択として当
業者が選択するであろう。
【0020】図2の再加熱配膳車の1つのドアは、配膳
車40内部の食品保管トレー45を明らかにするために
部分的に切り取られている。トレー45は、1組の支持
棚を有するそれぞれのトレー置き場に収容されることが
望ましい。図2のB─B線に沿って見た再加熱配膳車4
0の断面図は、図3に図示されている。図3の2つの左
側の塔の平面図で見られるように、食品配膳トレー45
には、食品容器を受け入れるように設計されたスルーホ
ール55および56が設けられている。食品配膳トレー
を積み込むまた降ろすために、配膳車に容易に接近する
ため、ドア41は位置41′まで約270°回転するよ
うに設計することが望ましい。ドアの開けたおよび/ま
たは閉めた位置で安定させるためにドア止め機構(示さ
れていない)が設けられることが望ましい。
【0021】図3の右側の塔はヒーティングポッド50
〜53の配置を図示するために、食品配膳トレーなしで
示されている。それらのヒーティングポッドはクロスバ
ー57に固定され、平面図で概略的に示されている。ヒ
ーティングポッド50および51のいずれか一方が前据
え付けおよび、他方が後据え付けであることが望まし
い。同様に、ヒーティングポッド52および53のいず
れか一方が前据え付けおよび、他方が後据え付けである
ことが望ましい。特に、望ましい実施の形態において、
ヒーティングポッド50および52が前据え付けであ
り、またヒーティングポッド51および53が後据え付
けである。
【0022】食品配膳トレー45がトレー置き場に置か
れたとき、ヒーティングポッド50〜53およびスルー
ホール55〜56は、測られ置かれる。その結果スルー
ホール55および56上にある容器は、ヒーティングポ
ッド50および51で熱接触することが可能である。
“熱接触”とはヒーティングポッド50および51のヒ
ーティング部分58および59において発生する熱が、
十分効率的にそれぞれの容器に伝わることが可能である
ことを意味している。さらに、熱伝導によってそれぞれ
の容器の中身が希望の配膳温度に高められる。望ましい
実施の形態において、熱接触は物理的接触によって達成
される。特に、望ましい実施の形態において、食品配膳
トレーがトレー置き場に置かれるとき、容器の底面はヒ
ーティングポッドの上面に位置する。
【0023】食品配膳トレーおよび食品配膳容器は任意
の適切な外形で構成されるであろう。食品配膳皿につい
て望ましい外形は、図4a,4b,および4cに図示さ
れている。図4cは、一般に70と付番される皿の側面
である。皿70の右半分は、断面を明らかにするために
切り取られている。皿70は周囲に縁72が設けられ、
縁の上の面71および縁の下の面73を含む。縁72よ
り小さい半径の壁74、壁74の下端で皿の下の面を作
るために皿半径が小さくなっている。皿の底76は、ヒ
ーティングポッドのヒーティング部分で熱接触するよう
に設計され、ほぼ平面である。皿70が食品配膳トレー
80に置かれるとき、スルーホールの持ち上げリム81
が、縁の下の面73を支える。持ち上げリム81は、ス
ルーホールのために食品があふれるあるいは傾くのを、
防ぐあるいは減らすためにも役に立つ。皿は、例えば縁
72の高さを高める、縁を壁にすることによって、皿を
ボウルやカップにすることが可能である。皿70の底か
ら見た図は、図4aの上にある図4cにおいて同じ番号
が付けられている部分を含んで図4aに示されている。
図4bは、縁の上の面71および下の面75によって、
どのように食品配膳容器の便利な積み重ねが提供される
のか図示している。
【0024】この外形の食品配膳容器は、水平断面にお
いて円形である必要はなく、例えば長円形、正方形、長
方形あるいは他の形の断面のものも可能である。断面が
角をもつ場合、使用および洗浄の容易さのために角を丸
めることが望ましい。本発明で使用されることが可能な
食品配膳容器は、食品を収容するために適切で、かつ冷
却および加熱に耐えられる任意の材料で作られるであろ
う。望ましい材料は、陶磁器、磁器、石器、再利用可能
なプラスチックおよび使い捨てプラスチックを含む。
【0025】本発明による再加熱システムは、少なくと
も1台の再加熱配膳車を含む。その再加熱配膳車には、
前据え付けおよび後据え付けヒーティングポッドを有す
る少なくとも1つのトレー置き場があり、前記トレー置
き場に対して、少なくとも1つの食品配膳トレーがあ
る。食品配膳トレーには、2つあるいはそれ以上のスル
ーホールが設けられ、それぞれが容器を受け取るために
調整されている。加熱しないで配膳すべき食品は、包ま
れるかあるいは皿の上のいずれかで食品配膳トレー上に
置かれることが望ましい。暖かく配膳されるべき食品
は、皿やボウルのような適切な容器に置かれる。暖かい
食品のための容器は、食品配膳トレーの適切なスルーホ
ールに置かれる。
【0026】食品配膳トレー上の食品があるとすぐに、
前記トレーは、再加熱配膳車のトレー置き場に置かれ
る。再加熱配膳車に積み込まれると、すぐに食品を保管
するために冷却される。食品が配膳されるべき少し前
に、30分から1時間前が適当であるが、再加熱配膳車
のヒーティングポッドがタイマーのようなものによって
自動であるいは、手動でのいずれかによって、スイッチ
が入れられることが望ましい。ポッドは、抵抗熱によっ
て生じるような熱エネルギーを発生し、前記エネルギー
はヒーティングポッドにおける熱接触でそれぞれの容器
に伝わり、前記容器の中身が暖められることによって、
希望の配膳温度になる。
【0027】食品が希望の配膳温度に達すると、職員は
1箇所あるいは複数の場所まで押すであろう。そして、
そこから食品配膳トレーは再加熱配膳車から降ろされ、
配膳される。本発明による再加熱配膳システムの利点
は、従来可能だったものより、2つあるいはそれ以上の
ヒーティングポッドを互いに接近して配置できることで
ある。それどころかヒーティングポッドは互いに接して
いるかもしれない。これによって、従来可能だったもの
より、食品配膳トレーおよび再加熱配膳車の構造を小さ
くすることが可能になる。
【0028】上記の実施の形態は限定的よりむしろ説明
的な意識で記述されている。上記の記載からこの分野に
おける通常技術の1つによって、本発明の本質的な特徴
を容易に確かめることが可能であり、本発明の精神およ
び範囲から離れることなく、本発明をさまざまな使用お
よび条件に合わせるために、本発明にさまざまな変更や
修正を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるトレー置き場の1つの実施の形
態の平面図である。この実施の形態において、小さい方
のヒーティングポッドが後部に固定されている。
【図2】 本発明による再加熱配膳車の側面図である。
左側のドアは配膳車内部を明らかにするために、部分的
に切り取られている。
【図3】 図2のB─B線に沿って切り取られた図2の
配膳車の断面図である。
【図4】 (a)本発明の再加熱配膳車のための食品配
膳トレーにおいて便利な望ましい食品配膳容器の下から
見た平面図を表すものである。(b)図4(a)による
皿あるいはボウルの積み重ねを図解するものである。
(c)図4(a)のC─C線で切り取られた一部断面で
ある側面図。
【符号の説明】
1 トレー置き場、2 食品配膳トレー、3 支え棚、
5 後据え付けヒーティングポッド、6 ヒーティング
部分、7 ヒーティング部分の中心、8 中心線、9
固定部分、10 穴、11 ボルト、12 ボルトの
頭、13 電気的接続部、15 前据え付けヒーティン
グポッド、16 ヒーティング部分、17ヒーティング
部分の中心、18 中心線、19 固定部分、20
穴、21ボルト、22 ボルトの頭、23 ナット、2
4 電気的接続部、25 ボルト、26 ヒーティング
ポッドの前部、27 トレー置き場の後部、29 ヒー
ティングポッドの後部、30 クロスバー、31〜33
穴、34 クロスバーの後面、35 クロスバーの前
面、36 トレー置き場の前部、37 トレー置き場の
後部、38〜39 ヒーティングポッドの内側の端、4
0 再加熱配膳車、41 ドア、41′ 270°回転
したドアの位置、42〜43 車輪、44車輪止め機
構、45 トレー、46 支え棚、50〜53 ヒーテ
ィングポッド、54 トレー置き場、55〜56 スル
ーホール、57 クロスバー、58〜59 ヒーティン
グ部分、70 皿、71 皿の縁の上の面、72 皿の
縁、73 皿の縁の底面、74 皿の壁、75 皿の下
の面、76 皿の底面、80食品配膳トレー、81 持
ち上げリム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダブリュー・バーク・ワイアット アメリカ合衆国37027テネシー州ブレン トウッド、イナベイル・ドライブ9545番 (72)発明者 ゲイリー・ヤーブロー アメリカ合衆国37027−7812テネシー州 ブレントウッド、ウォルナット・ヒル ズ・ドライブ6733番 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 31/02 A47G 19/00 - 19/34 A47J 39/00 - 41/02 A47J 47/00 - 47/20

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが前据え付けヒーティングポッ
    ド、後据え付けヒーティングポッド、クロスバー、第1
    留め具および第2留め具を含む、後部および前部を有す
    る複数のトレー置き場を含む再加熱配膳車であって、 前記クロスバーは、前面が前記前部に向いており、後面
    がほぼ前記前面の反対方向に向いていて、 前記前据え付けヒーティングポッドは、前記前部を通し
    て差し込まれた少なくとも1つの第1留め具で前記前面
    に固定されていて、 前記後据え付けヒーティングポッドは、前記後面を通し
    て差し込まれた少なくとも1つの第2留め具で前記前面
    に固定されていて、 前記トレー置き場は、食品配膳トレーを受け取るように
    調整されている再加熱配膳車。
  2. 【請求項2】 a)前記前据え付けヒーティングポッド
    は、第1固定部分を含み、前記第1固定部分を通して前
    記クロスバーに差し込まれた少なくとも1つの第1留め
    具で固定され、 b)前記後据え付けヒーティングポッドは、第2固定部
    分を含み、前記クロスバーを通して前記第2固定部分に
    差し込まれた少なくとも1つの第2留め具で前記クロス
    バーに固定された請求項1に記載の再加熱配膳車。
  3. 【請求項3】 前記前据え付けヒーティングポッドが第
    1ヒーティング部分および第1中心線をもち、前記第1
    中心線は前記第1ヒーティング部分の中心と一致し、前
    記前面にほぼ垂直であり、 前記後据え付けヒーティングポッドが第2ヒーティング
    部分および第2中心線をもち、前記第2中心線は前記第
    2ヒーティング部分の中心と一致し、前記前面にほぼ垂
    直であり、 第1および第2中心線間の距離が約130mmから約2
    20mmの範囲にある請求項2に記載の再加熱配膳車。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2留め具の少なくとも
    1つが、ナットおよびボルト、ボルト並びにネジからな
    るグループから自由に選択される請求項2に記載の再加
    熱配膳車。
  5. 【請求項5】 前記クロスバーが金属あるいはプラスチ
    ックを含む請求項2に記載の再加熱配膳車。
  6. 【請求項6】 前記金属がアルミニウムを含む請求項5
    に記載の再加熱配膳車。
  7. 【請求項7】 前記プラスチックが熱可塑性材料、熱硬
    化性樹脂、あるいは両方を含む請求項5に記載の再加熱
    配膳車。
  8. 【請求項8】 複数の食品配膳トレーおよび1台の再加
    熱配膳車を含んでいる再加熱システムであって、 a)それぞれが前据え付けヒーティングポッド、後据え
    付けヒーティングポッド、クロスバー、第1留め具およ
    び第2留め具を含む、後部および前部を有する複数のト
    レー置き場を含む前記再加熱配膳車であって、 前記クロスバーは、前面が前記前部に向いており、後面
    がほぼ前記前面の反対方向に向いていて、 前記前据え付けヒーティングポッドは、前記前部を通し
    て差し込まれた少なくとも1つの第1留め具で前記前面
    に固定されていて、 前記後据え付けヒーティングポッドは、前記後面を通し
    て差し込まれた少なくとも1つの第2留め具で前記前面
    に固定されていて、 前記トレー置き場は、食品配膳トレーを受け取るように
    調整されていて、 b)前記食品配膳トレーのそれぞれは、少なくとも2つ
    のスルーホールを含み、それぞれのスルーホールは食品
    配膳容器を受け取るために調整されており、 前記食品配膳トレーのそれぞれは、トレー置き場に置く
    ことが可能であり、その結果前記スルーホールの1つに
    置かれたそれぞれの容器は、前記ヒーティングポッドの
    1つと熱接触するように置かれることが可能であること
    を特徴とする再加熱システム。
  9. 【請求項9】 a)前記前据え付けヒーティングポッド
    は、第1固定部分を含み、前記第1固定部分を通して前
    記クロスバーに差し込まれた少なくとも1つの第1留め
    具で固定され、 b)前記後据え付けヒーティングポッドは、第2固定部
    分を含み、前記クロスバーを通して前記第2固定部分に
    差し込まれた少なくとも1つの第2留め具で前記クロス
    バーに固定された請求項8に記載の再加熱システム。
  10. 【請求項10】 前記前据え付けヒーティングポッドが
    第1ヒーティング部分および第1中心線をもち、前記第
    1中心線は前記第1ヒーティング部分の中心と一致し、
    前記前面にほぼ垂直であり、 前記後据え付けヒーティングポッドが第2ヒーティング
    部分および第2中心線をもち、前記第2中心線は前記第
    2ヒーティング部分の中心と一致し、前記前面にほぼ垂
    直であり、 第1および第2中心線間の距離が約130mmから約2
    20mmの範囲にある請求項8に記載の再加熱システ
    ム。
  11. 【請求項11】 それぞれの容器が深皿、浅皿、受け
    皿、ボウルおよびカップからなるグループから自由に選
    択される請求項8に記載の再加熱システム。
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