JP2001165220A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2001165220A
JP2001165220A JP34610099A JP34610099A JP2001165220A JP 2001165220 A JP2001165220 A JP 2001165220A JP 34610099 A JP34610099 A JP 34610099A JP 34610099 A JP34610099 A JP 34610099A JP 2001165220 A JP2001165220 A JP 2001165220A
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JP
Japan
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elastic body
rubber
restraining member
embedded
vibration isolator
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JP34610099A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kamifuku
茂 上福
Rui Saito
塁 斉藤
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性主軸バネの比を従来の形状を保ちながら
大きくして操縦安定性と耐久性を向上させる。 【解決手段】 内筒1と外筒2との間にゴム状弾性体3
Aを設けた防振装置において、ゴム状弾性体3A中の一
部にこの弾性体3Aの変形を拘束するように板状の拘束
部材4を埋設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内筒と外筒との
間にゴム状弾性体を設けたトーコレクトブッシュなどの
防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトーコレクトブッシュと呼ばれる
防振装置は、中間ビームサスペンションに使用され、図
5に示すように、ビーム(図示せず)に圧入される外筒
2とボディ側に締結される内筒1とを有し、この内筒1
と外筒2との間にゴム状弾性体3を設けてある。そし
て、内筒1の一部と外筒2の一部とは斜め外側に延出さ
れ、これら傾斜部1A,2Aの間にもゴム状弾性体3A
が設けられ、トーコレクト部を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
トーコレクトブッシュは、その弾性主軸方向として図6
に示す矢印A,Bの2方向を有し、A方向のバネよりも
B方向のバネが柔らかく、そのバネの比は2倍弱となっ
ていて、この硬いバネ(A方向)と柔らかいバネ(B方
向)の比が大きいほど自動車の操縦安定性が向上する。
そのため、ゴム状弾性体3Aの厚さを薄くすることが考
えられるが、トーコレクト部(傾斜部1A,2Aとゴム
状弾性体3A)の剪断バネも硬くなるために大きな効果
は期待することができなかったのみならず、ゴム状弾性
体3Aを薄くするため耐久性も悪くなるおそれもあっ
た。
【0004】そこで、この発明は、弾性主軸方向のバネ
の比を従来の形状を保ちながら大きくして操縦安定性と
耐久性も向上させることのできる防振装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設
けた防振装置において、ゴム状弾性体中の一部にこの弾
性体の変形を拘束するように板状の拘束部材を埋設した
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1において、従来と同様に内筒1と外筒
2との間にゴム状弾性体3(加硫成形されるゴムが好ま
しい)を設け、内筒1と外筒2の一部は斜め外側に延出
され、これらの傾斜部1A,2Aの間にもゴム状弾性体
3Aが設けられてトーコレクト部を構成してある。この
傾斜部1A,2Aの間のゴム状弾性体3A中に傾斜に沿
って拘束部材4を埋設してある。この実施例では、図6
に示す弾性主軸方向Aの硬さがより一層硬くなる。A方
向はトーコレクト部における圧縮バネとなり、B方向は
剪断バネとなる。これらのバネの比は従来に比べてより
大きくなり、操縦安定性が向上する。傾斜部1A,2A
に平行に鉄板の拘束部材4を設け、この拘束部材4の厚
さは1.0mm〜3.0mm程度とした。また、ゴム状
弾性体3Aの厚みの真ん中に位置させて拘束部材4を埋
め込んだ。
【0008】図2は、拘束部材4の埋入角度を変えた例
を示すものであり、傾斜部1A,2Aとは平行に埋め込
んでいない例を示す。このように傾斜部1A,2Aの傾
斜角度はトーコレクト角度となり、このトーコレクト角
度とは異なる角度で拘束部材4を埋め込むことにより、
弾性主軸角を変化させることができる。同じく図3の実
施例でも拘束部材4をトーコレクト角度に平行ではなく
さらに傾斜させた例を示すものである。
【0009】さらにまた、ゴム状弾性体3Aの個所に1
枚の拘束部材4を設けるのみならず、2枚の拘束部材4
を設けることもできる。あるいは3枚以上の拘束部材4
を埋め込むことも可能である。拘束部材4を複数設ける
ことで弾性主軸比をさらに大きくすることが可能とな
る。
【0010】この発明においてゴム状弾性体3Aに設け
る拘束部材4は板状の剛性を有する部材であり、先に述
べた鉄板やその他の金属材料以外に合成樹脂材料のもの
であってもよい。また、ゴム状弾性体3A内への埋入深
さは半分以上とする。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設けた防振装置
において、ゴム状弾性体中の一部にこの弾性体の変形を
拘束するように板状の拘束部材を埋設したので、この拘
束部材に交わる方向の弾性主軸方向(A方向)における
バネは拘束部材を設けない場合に比べてより硬くなり、
その結果、拘束部材に沿った弾性主軸方向(B方向)の
バネは相対的に柔らかくなり、そのバネ比は大きくな
り、その結果操縦安定性が向上する。また、内筒と外筒
の一部は斜め外側に延出され、この傾斜部間にもゴム状
弾性体が設けられてトーコレクトブッシュを構成し、こ
の傾斜部間のゴム状弾性体中に拘束部材が埋設されたも
のにあっては、トーコレクト部のゴム状弾性体の厚さを
薄くすることなく、2つの方向のバネ比を大きくするこ
とができる。そのために、耐久性を悪化させることもな
い。さらにまた、トーコレクト部のゴム状弾性体に埋設
される拘束部材を傾斜部の傾斜と平行ではなく埋め込ん
だ場合には、このバネ比を調整することができる。さら
に、拘束部材を2枚以上埋設したものでは、2つの弾性
主軸方向のバネ比をさらに大きくすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】他の実施例を示す断面図。
【図3】さらに別の実施例を示す断面図。
【図4】拘束部材を2枚用いた実施例を示す断面図。
【図5】従来例を示す断面図。
【図6】トーコレクトブッシュにおけるA,B2方向の
弾性主軸方向を示す図。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 1A,2A 傾斜部 3A ゴム状弾性体 4 拘束部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設け
    た防振装置において、 ゴム状弾性体中の一部にこの弾性体の変形を拘束するよ
    うに板状の拘束部材を埋設したことを特徴とする防振装
    置。
  2. 【請求項2】 前記拘束部材が金属製ないし樹脂製であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 内筒と外筒の一部は斜め外側に延出さ
    れ、この傾斜部間にもゴム状弾性体が設けられてトーコ
    レクトブッシュを構成し、この傾斜部間のゴム状弾性体
    中に拘束部材が埋設されたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 拘束部材は傾斜部間のゴム状弾性体の厚
    さの半分の位置に1枚埋設されたことを特徴とする請求
    項3に記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 拘束部材は傾斜部間のゴム状弾性体に複
    数枚埋設されたことを特徴とする請求項3に記載の防振
    装置。
  6. 【請求項6】 拘束部材は傾斜部に平行にゴム状弾性体
    に埋設されたことを特徴とする請求項3ないし5のいず
    れか1項に記載の防振装置。
  7. 【請求項7】 拘束部材は傾斜部に対し平行ではなくゴ
    ム状弾性体に埋設されたことを特徴とする請求項3ない
    し5のいずれか1項に記載の防振装置。
  8. 【請求項8】 拘束部材のゴム状弾性体への埋設深さは
    傾斜部間のゴム状弾性体の半分以上であることを特徴と
    する請求項3ないし7のいずれか1項に記載の防振装
    置。
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