JP2001165169A - 転動体鎖、転動体鎖装置 - Google Patents

転動体鎖、転動体鎖装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドベルトの空所に固定しないで収容され
ている転動体を備える転動体鎖をより長い耐用期間ない
しより長いトータル動作期間を考慮して改善する。 【解決手段】 スペーサ(820)の、ガイドベルト
(812)の縦方向(L)に取られた寸法(d)が、そ
れらのわきの縁部分(S)にて転動体(814)の半径
(r)よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密に相前後して続
いて配置された多数の転動体と、多数のスペーサ及び当
該スペーサのわきの縁部分に結合させられている少なく
とも一つの縦長のフレキシブルな(自由に曲がる)結合
エレメント、くわしく言うと当該結合エレメントから横
方向に張り出しているスペーサの間に前記転動体の固定
しない収容のための多数の空所が形成されているような
配置で前記スペーサのわきの縁部分に結合させられてい
る少なくとも一つの縦長のフレキシブルな結合エレメン
トを備えている縦長のガイドベルトとをもっている転動
体鎖(ローリングエレメントチェーン)に関する。この
ような転動体鎖は、例えば、ボールレールガイドあるい
はロールレールガイド(Kugel- oder Rollen-Schienenfu
ehrungen)のようなリニアガイドに、及びボールスクリ
ュードライブ(Kugelgewindetrieben)のようなリニアド
ライブ(リニア駆動装置)に使用される。
【0002】
【従来の技術】このような転動体鎖は、例えば優先権よ
り古いが後に公開された本出願人のドイツ特許出願DE 1
98 24 250.6明細書により知られている。さらに、別の
従来技術については、DE 198 24 250.6明細書の導入部
分におけるこれに関する詳細な議論を参照のこと。それ
の開示内容はここで本願の開示内容の補足のために内容
全体について引用される。
【0003】DE 198 24 250.6明細書は、両方とも転動
体鎖の耐荷力(負荷に耐え得る能力、Belastbarkeit)
及びスムーズな動きを高めるために用いられる二つの解
決の試みを開示している。その際、高い耐荷力は、両方
の場合に、転動体を密に相前後して続いて配置すること
によって保障される。その際、転動体の密に相前後して
続いた配置(密な連続)は、DE 198 24 250.6明細書に
おいてだけでなく、本願においても、転動体直径対相前
後して並んで位置する転動体の中心点の間隔の比が1:
1.5よりも小さい、好ましくは1:1.25よりも小
さい、最も有利にはほぼ1:1であるような相前後して
続いた配置と理解される。
【0004】所望のスムーズな動きの達成のために、DE
198 24 250.6は、一方では、ガイドベルトが当該ガイ
ドベルトから転動体が転がり出るのを阻止する保持エレ
メントをもっているときに転動体のそれぞれに別々の保
持エレメントを付設することを提案している。この措置
によって、ガイドベルトを曲げることを可能にする箇所
の数が倍増させられる。これによって獲得されるガイド
ベルトのフレキシブル化は、ガイドベルトが転動体の運
動(回転、進行)にノイズを生じるように影響を及ぼし
得ないことをもたらす。他方では、転動体をガイドベル
トの空所にてもはや保持せず、固定しないで収容するこ
と、すなわちせいぜいのところガイドすることが提案さ
れている。これと平行して現れるランニングチャネルに
おけるガイドベルトと転動体との相対運動の可能性は、
すなわちそれによって達成される少なくともガイドベル
トの縦方向に対しても横方向に対しても直交して延びて
いる高さ方向におけるガイドベルトと転動体との十分な
デカップリング(分離)は、ノイズ発生に有利な影響を
もたらす。しかし、実際には、特にDE 198 24 250.6の
最後に述べた実施形態が比較的に大きい磨損を被ること
がわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の課
題は、ガイドベルトの空所に固定しないで収容されてい
る転動体を備える転動体鎖をより長い耐用期間ないしよ
り長いトータル動作期間を考慮して改善することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明の第
一の観点では、ガイドベルトの縦方向において選ばれた
スペーサの寸法がそれのわきの(側方の、横の)縁部分
において転動体の半径よりも小さいはじめに述べた種類
の転動体鎖によって解決される。
【0007】本発明の第二の観点では、結合エレメント
が、相前後して並んで位置するスペーサとの結合部分の
間にそれぞれ自由な長さ部分(縦方向部分)をもってお
り、且つ当該自由な長さ部分の長さが前記結合部分の長
さよりも大きい、はじめに述べた種類の転動体鎖によっ
てこの課題が解決される。
【0008】これらの両方の措置のそれぞれによって、
ガイドベルトのフレキシブル化が達成される。ただし、
最初に議論したDE 198 24 250.6の解決策とは異なっ
て、曲げ箇所の数の増大によってではなく、結合エレメ
ントを硬くする(補強する)スペーサの長さの削減によ
ってである。この措置が耐用期間の増大を導くことは、
はじめから難なく期待され得たものではない。すなわ
ち、転動体とガイドベルトとの間の可能性のある接触面
の減少は、なお残っている接触面に摩擦の結果として必
然的により大きな磨損を結果としてもたらす。しかしな
がら、驚くべきことに、結合エレメントへの転動体の特
別な応力にさらされたわきの接触面におけるこの効果が
結合エレメントのより高いフレキシブルさ及びそれに平
行して現れる曲げ応力の低下によって過剰補償されるこ
とがわかった。
【0009】ガイドベルトのさらに強いフレキシブル化
は、スペーサのわきの縁部分におけるスペーサの縦方向
寸法が転動体の半径の50%よりも小さい、好ましくは
20%よりも小さいことによって、あるいは前記自由な
長さ部分の長さが結合部分の長さの二倍、好ましくは十
倍に達することによって達成され得る。
【0010】転動体を収容する空所の本質的に不変の大
きさ及び形状は、ガイドベルトが本質的にはしご状に形
成されていることによって、すなわち例えばガイドベル
トが横方向に互いから間隔をあけられていてスペーサを
それらの間に受け入れている少なくとも二つの縦長のフ
レキシブルな結合エレメントをもっていることによって
保障され得る。
【0011】本発明の別の構成では、前記空所を画成す
るスペーサの面がガイドベルトの縦方向に対して本質的
に直交して延びていることが提案される。このことがガ
イドベルトのとりわけフレキシブルな構成を可能にす
る。なぜならば、これによって、ガイドベルトを硬くす
る結合部分の長さが、単に、転動体を互いから隔てるス
ペーサの中心部分におけるスペーサの厚さに相当するか
らである。すなわち、この厚さの値は、小さいほうへ向
かっては、好ましくは一体の合成物質部材(プラスチッ
ク部材)として有利には射出成形法で製造されているガ
イドベルトの所望の安定性によってだけ限定されてい
る。さらに、この実施形態は、同一のガイドベルトが異
なるタイプの転動体、例えば球及びころと組み合わされ
得るという利点をもつ。
【0012】相前後して並んで位置しているスペーサの
前記空所を画成する面が、スペーサのわきの縁部分の近
傍において、当該縁部分の間に配置された中心部分の領
域における互いからの間隔よりも小さい互いからの間隔
を有するならば、このことは、転動体としての球の使用
の際にも転動体としてのころの使用の際にも利点をも
つ。ころの使用の際には、これは、せいぜいのところよ
りわずかな縦方向間隔をもつ面部分においてスペーサと
接触するにすぎない。その結果また、よりわずかな縦方
向間隔をもつこれらの面部分においてしか転動体表面か
らの潤滑剤の取り去り(削り取り、ぬぐい取り)の危険
がない。反対に、より大きい縦方向間隔をもつ面部分で
は、転動体の表面が、スペーサのかたわらを通りすぎる
運動の際にも確実に潤滑剤でぬれたままである。その結
果、転動体鎖が動く(移動していく)ランニングチャネ
ル(運動路)の潤滑が保証されている。
【0013】球の使用の際には、潤滑剤削り取りの問題
がスペーサとのよりわずかな接触面に基づいて問題のな
い程度にしか生じない。より大きな縦方向間隔をもつ面
部分の利点は、このケースでは、球の相前後する並びの
密度が高められ且つそれとともに転動体鎖の負荷能力
(支持力)が高められ得ることに見ることができる。よ
り大きい縦方向間隔をもつ面部分は単にスペーサの中心
部分を架橋しなければならないだけなので、スペーサは
その中心部分で、両方の縦長のフレキシブルな結合エレ
メントの間の全距離にわたって一定の厚さで広がってい
るスペーサの場合にそれが可能であっただろうよりも相
応に薄く設計されていてよい。
【0014】転動体としての球の使用のケースでは、さ
らに、より大きい縦方向間隔をもつ面部分が少なくとも
部分的にシリンダ面の一部として形成されていることが
考えられる。その際、シリンダ軸が有利にはガイドベル
トの縦方向に対しても横方向に対しても直交して延びて
いる方向に延在する。
【0015】ランニングチャネル(その内部で転動体鎖
が動く)のランニング面(走行面)からも潤滑剤の削り
取りを妨げることができるように、スペーサのうちの少
なくとも一部が転動体の直径よりも小さい高さを有する
ことが提案される。しかし、付加的にあるいはその代わ
りに、スペーサのうちの少なくとも一部が、ガイドベル
トの縦方向及び横方向に対してそれぞれ直交している高
さ方向においてそれぞれのスペーサの境をなす境界縁部
に空所を有し、当該空所がガイドベルトの縦方向におけ
る転動体鎖の運動の際に潤滑剤の貫流を可能にすること
を考慮にいれてもよい。
【0016】別の観点では、本発明は、多数の転動体と
縦長の支持ベルトないしガイドベルトを備えている少な
くとも一つの転動体鎖をもっている転動体鎖装置であっ
て、前記支持ベルトないしガイドベルトが前記転動体の
収容のための多数の空所と当該空所に収容された転動体
のための多数の保持エレメントないしスペーサと当該保
持エレメントないしスペーサの結合のための少なくとも
一つの縦長のフレキシブルなエレメントとを有し、その
際、支持ベルトないしガイドベルトの先頭の(すなわち
進行方向前方側の)縦方向端部と支持ベルトないしガイ
ドベルトの後尾の(進行方向後方側の)端部との間にこ
れらの両方の縦方向端部を間隔をあけた状態に保つ分離
転動体が配置されているような転動体鎖装置に関する。
その際、両方の縦方向端部が一つの同一の転動体鎖に属
していても二つの異なった転動体鎖に属していてもよ
い。
【0017】従来技術では、一方では、先頭の縦方向端
部と後尾の縦方向端部とが互いに固定結合されている、
例えばロック機構(位置決め機構)等によって固定結合
されている転動体鎖装置が知られている。他方では、前
記両方の縦方向端部が互いに相対的に自由に動くように
互いに境を接している転動体鎖装置がある。第一にあげ
た例には、両方の縦方向端部の結合のために相応の空間
が設けられねばならない、また、この空間に転動体が配
置され得ないという不都合がある。このことは、周知の
転動体鎖装置の負荷能力を少なくとも両方の縦方向端部
の結合の領域で害する。第二にあげた例には、縦方向端
部の間に存在する中間空間が転動体鎖のコントロールさ
れない伸び(引きのばし、Dehnen)を許すという不都合
がある。このことは、それの破損までも導く可能性があ
る。
【0018】これとは対照的に、上述した本発明に係る
解決策は、このようなコントロールされない伸びを驚く
ほど簡単な方法で防止する。さらに、本発明に係る解決
策は、転動体が先頭の鎖端部から後尾の鎖端部への移行
の領域においても、転動体鎖のその他の長さ全体にわた
って転動体が配置されている密度と同じ密度で相前後し
て並んで配置され得ることを可能にする。それによって
転動体鎖装置が結合領域においても高い耐荷性を有す
る。
【0019】複数の転動体鎖の相前後して並んでいる縦
方向端部の間に分離転動体を設けるというアイデアが、
転動体がガイドベルトの空所に固定しないで収容されて
いる転動体鎖に限定されておらず、転動体がこれらの空
所に保持されているような転動体鎖の場合にも使用され
得ることをここで指摘しておく。
【0020】前記縦方向端部のうちの少なくとも一つの
縦方向端部の端部面が、有利には少なくとも後尾の縦方
向端部の端部面が、少なくとも部分的に分離転動体の外
周面に適合して形成されているならば、分離転動体がこ
の縦方向端部とガイド係合状態ないし中心合わせ係合状
態になり得る。このことは、ランニングチャネルの曲げ
られた部分におけるガイドベルトの方向転換がこのガイ
ドベルトとランニングチャネルの画成壁との相互作用に
よって行われるのではなく、あるいは少なくともその相
互作用だけによって行われるのではなく、付設された分
離転動体によるこの縦方向端部の連行ないし偏位が行わ
れることを結果として伴う。このことは、本発明に係る
転動体鎖装置ないし本発明に係る転動体鎖のスムーズな
動きに有利な影響をもたらす。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例について添
付の図面をもとにして詳細に説明する。図1は、本発明
に係る球鎖(ボールチェーン)の第一の実施形態の平面
図を示し、図2は、本発明に係る球鎖の別の実施形態の
図1と同様の図を示し、図3は、本発明に係るころ鎖
(ローラチェーン)の斜視図を示す。
【0022】図1では、本発明に係る転動体鎖(転動体
チェーン)が全体をまとめて符号810を付されてい
る。それは、ガイドベルト812と多数の転動体81
4、例えば球、とを含んでいる。ガイドベルト812は
本質的にはしご状に形成されており、転動体鎖810の
縦方向Lに延在する二つのフレキシブルな(自由に曲が
る)支柱(ラダーストラット、はしごの支柱)818と
横方向Qに延在する多数の横木(ラダーラング、はしご
の横桟)820とを備えている。支柱818及び横木8
20は、それらの間に球814の収容のための空所81
6を形成する。その際、支柱818は、球814の横の
ガイドのために用いられる。一方、横木820は、二つ
の相前後して続く(連続して位置する)球814の直接
の接触及びそれによるこれらの球814の過度の磨損を
防止するスペーサ(間隔エレメント)として用いられ
る。
【0023】球814が空所816に固定しないで収容
されていることを覚えておく必要がある。すなわち、ガ
イドベルト812ないしスペーサ820は球814に保
持作用を決して及ぼし得ない。もっと正確にいうと、球
鎖810がリニアガイド、例えばボールレールガイド、
あるいはボールねじドライブのようなリニアドライブ
(リニア駆動装置)のランニングチャネル(走行路、運
転路)から取り出されると、球814が空所816から
転がり出る。さらに、ガイドベルト812は、縦方向L
に対しても横方向Qに対しても直交して延びる高さ方向
Hにおいても球814へ力を及ぼし得ない。その結果、
球814が特に軌道(ローラパス)の方向転換部におい
て妨害されずに動き得る。このことは、特にノイズの発
生に有利な影響をもたらす。
【0024】優先権に関してより古いがしかしながら後
から公開されるドイツ特許出願DE 198 24 250.6(それ
の開示内容が引用されることをここでもう一度明文をも
って示す)の図6に示された実施形態とは異なって、ス
ペーサ820が接触面822及び822′を有する。こ
れらの接触面は、本質的に完全に縦方向Lに対して直交
して延びている。これによって、球814は、スペーサ
820とせいぜいそれの中心部分Mで接触係合状態にな
り得るが、それの両方のわき部分(側方部分)Sでは接
触係合状態になり得ない。それらのわき部分によってス
ペーサ820が支柱818の結合部分818bと結合し
ている。重要なことは、縦方向Lにおけるスペーサ82
0の厚さdが、一方では転動体814の半径rよりも他
方では二つの相前後して並んでいるスペーサ820の間
の支柱818の自由な広がり部分(区間部分)818a
の長さlよりも小さく、好ましくは著しく小さく量定さ
れているということである。
【0025】自由な広がり部分818aの比較的に大き
い長さlに基づいて、ガイドベルト812が一方では比
較的に高いフレキシブルさ(柔軟さ)をもっている。他
方では、ガイドベルト812がそれの全長の相対的に大
きな部分にわたって横方向Qに平行に延びる軸線のまわ
りで変形し得る。このことは、変形のために利用できる
自由な広がり部分818aの長さ単位あたりのガイドベ
ルト812の比曲げ負荷(固有曲げ負荷、spezifische
Biegebeanspruchung)を減少させる。特に後者は、ガイ
ドベルト812の耐用期間ないしトータル動作寿命に有
利な影響をもたらし、それによって全体の転動体鎖81
0の耐用期間ないし動作寿命に有利な影響をもたらす。
【0026】さらに、高さ方向Hにおいて測定されたス
ペーサ820の高さhが球814の直径2rよりも小さ
く量定されていることが好ましいことを覚えておく必要
がある。これによって、スペーサ820がランニングチ
ャネルの画成壁から潤滑剤を取り去ることを十分に防止
することができる。ただし、常にガイドベルト812と
転動体814との間の確実な連行係合を保証することが
できるように、高さhは転動体814の半径rよりも大
きく量定されている必要があるだろう。
【0027】図2には、本発明に係る転動体鎖の別の実
施形態が示されている。それの構造は、本質的に、図1
に示された転動体鎖810に対応する。従って、図2に
おいて、類似の部分は、図1における符号と同一の符号
を与えられている。ただし、100だけ増やされてい
る。さらに、図2に示す実施形態を、以下に、図1に示
す実施形態と異なる点についてだけ説明する。そのほか
については図1に示す実施形態の説明を参照のこと。
【0028】図2に示す転動体鎖910も、多数の転動
体914と、支柱918及び横木ないしスペーサ920
を備えてはしご状に組み立てられたガイドベルト912
を含んでいる。球914の収容のための空所916を画
成する面922及び922′は、ガイドベルト912の
縦方向Lに対して本質的に直交して延びている。その
際、「本質的に」という言葉は、単に以下の範囲で限定
されている。すなわち、接触面922及び922′がス
ペーサ920の中心部分Mに軽度の凹面状の湾曲部92
2bを有し、当該湾曲部が高さ方向Hに延びているシリ
ンダ軸線を備えるシリンダ面の一部分に相当するという
範囲で限定されている。
【0029】この軽度の湾曲部922bは、ガイドベル
ト912の安定性を危うくすることなしに球914の連
続(相前後して並んでいる配置)の密度を高めることを
可能にする。つまり、スペーサ920のわき部分Sが縦
方向Lにおいてより厚く形成されていることが可能であ
り、このことが、ガイドベルト912の安定性を全体で
高め、さらに一体のプラスチック射出成形部材としての
ガイドベルト912の製造の際の生産技術的な利点をも
つ。
【0030】しかしながら、さらに、スペーサ920が
そのわき部分Sにおいて有している厚さであって且つそ
の上硬くされた(補強された)支柱部分918bの長さ
に相当する厚さdと、ガイドベルト912の支柱918
の自由な長さ部分(縦方向部分、広がり部分)918a
の長さlとについて、前に図1の例で説明した量定規則
が当てはまる。対応することがスペーサ920の高さh
についてもあてはまる。
【0031】図3には、本発明に係る転動体鎖の別の実
施形態が示されている。当該転動体鎖は、本質的に、図
1及び図2に示す転動体鎖810及び910に対応す
る。それゆえ、以下では、図3における類似の部材は図
1における付された符号と同一の符号を与えられる。た
だし、200だけふやされている。さらに、以下では図
3に示す実施形態を図1及び図2に示す実施形態と異な
っている点についてだけ説明する。その他についてはこ
こで図1及び図2に示す実施形態についての記載を参照
のこと。
【0032】図3に示す転動体鎖1010と図1及び図
2に示す転動体鎖810及び910との間の主要な相違
点は、球の代わりにはしご状のガイドベルト1012の
空所1016にころ(ロール、円筒体、円柱体)101
4が収容されていることである。当該ころは、図3で転
動体鎖1010の縦方向端部1012bと類似に組み立
てられた別の転動体鎖1010′の縦方向端部1012
a′との間に配置されているころ1014″に合致す
る。はしご状のガイドベルト1012は、同様に支柱1
018とウエブないしスペーサ1020とをもってい
る。その際、ころ1014がこれらの支柱1018及び
スペーサ1020によって形成された空所1016に同
様に固定せずに収容されている。したがって、ガイドベ
ルト1012は、同様にころ1014に保持作用を決し
て及ぼし得ず、相互の摩擦に基づく過度な磨損を防止す
るために、ころをスペーサ1020によって単に互いに
対して相対的に間隔をあけた状態に保ち得るだけであ
る。さらに、ガイドベルト1012は、縦方向Lに対し
ても横方向Qに対しても直交して延びる高さ方向Hにお
いても、転動体1014に力を及ぼし得ない。
【0033】図1及び図2に示す実施形態の場合と類似
に、スペーサ1020の接触面1022及び1022′
は縦方向Lに対して本質的に直交して延びている。その
際、「本質的に」という概念は、図3に示す実施形態の
場合には単に以下のことによって限定されている。すな
わち、スペーサ1020のわき部分Sにて縦方向Lにお
いて得られるこれらの面の間隔xがスペーサ1020の
中心部分Mにおける対応する間隔yよりも小さい値を有
する限りこれらの接触面1022及び1022′の段状
の延在があるということによってだけ限定されている。
この段状構成によって、ころ1014が接触面1022
及び1022′とスペーサ1020のわき部分Sの領域
においてだけ接触状態になり得る。一方、ころは、中心
部分Mの領域においてこれらの面に対して常に最小間隔
(y−x)/2をもつ。それゆえ、少なくともスペーサ
1020の中心間隔Mでは、潤滑剤がころ1014の表
面から取り去られる(削り取られる、ぬぐい取られる)
という危険がない。
【0034】さらに転動体鎖1010が収容されている
ランニングチャネルの画成壁からの潤滑剤の取り去りを
防止できるように、スペーサ1020がそれの中心部分
Mの領域において、それのわき部分Sにおける高さより
もわずかな高さを有する。その結果、中心部分Mにおけ
る上のないし下の境界縁部1020dの領域に空所(凹
所)1020eが生じ、それが縦方向Lにおける潤滑剤
の貫流を可能にする。
【0035】しかしながら、そのうえ、スペーサ102
0がそれのわき部分Sにおいて有する厚さであって且つ
そのうえに硬くされた(補強された)支柱部分1018
bの長さに相当する厚さdと、ガイドベルト1012の
支柱1018の自由な長さ部分(縦方向部分、広がり部
分)1018aの長さlとについて、前に図1の例にお
いて説明した量定規則が当てはまる。対応することがス
ペーサ1020の高さhにも当てはまる。
【0036】図3が二つの転動体鎖1010及び101
0′の連続(相前後して並んだ配置)、すなわち転動体
鎖装置1050、を示すことは前にすでに指摘した。転
動体鎖1010の縦方向端部1012bと転動体鎖10
10′の縦方向端部1012a′との間には、これらの
両方の縦方向端部を間隔をあけた状態に保つ転動体10
14が配置されている。このような分離転動体1014
を設けることには、転動体の連続(すなわち相前後して
続いて位置する配置)が両方の転動体鎖1010及び1
010′の接続領域についても、これらの転動体鎖の中
間部分の領域において存在するのと同一の密度で継続さ
れ得るという利点がある。すなわち、多数の転動体鎖を
並べることが、ところどころに転動体鎖装置1050の
耐荷力(負荷に耐える能力)についての損失を伴う必要
がない。図1及び図2に示す実施形態の場合にもこのよ
うな分離転動体814″ないし914″が設けられてい
ることを単に補足的に指摘しておく。ただし、末端にあ
るスペーサが転動体鎖の全体の安定性を考慮して中間の
スペーサよりもほんの少しだけ厚く形成されている。
【0037】最後にさらに覚えておく必要があること
は、図3に示す実施形態の場合には末端にあるスペーサ
1020が接触面1052を備えて形成されており、当
該接触面が分離転動体1014″の外周面に対応して凹
面状に湾曲させられているということである。これによ
って、転動体鎖1010ないし1010′の縦方向端部
1012bないし1012a′がランニングチャネルの
曲げられた領域において、例えばランニングチャネルの
転動体方向転換部分において、分離転動体1014によ
って凹状の面1052との係合に基づいて方向Hに連行
され得ることが達成される。したがって、縦方向端部1
012b及び1012a′はランニングチャネルの画成
壁との相互作用によって向きを変えられる必要がない。
このことは、他方また、転動体鎖装置1050のスムー
ズな動き(静かさ)に有利な影響を及ぼす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る球鎖の第一の実施形態の平面図を
示す。
【図2】本発明に係る球鎖の別の実施形態の図1に対応
する図を示す。
【図3】本発明に係るころ鎖(ローラチェーン)の斜視
図を示す。
【符号の説明】
810 転動体鎖 812 ガイドベルト 814 球(転動体) 816 空所 818 支柱(結合エレメント) 818a 自由な広がり部分(自由な長さ部
分) 818b 結合部分 820 スペーサ 822、822′ 接触面(空所を画成する面) 910 転動体鎖 912 ガイドベルト 914 球(転動体) 916 空所 918 支柱(結合エレメント) 918a 自由な長さ部分 918b 硬くされた支柱部分(結合部分) 920 スペーサ 922、922′ 接触面(空所を画成する面) 922b シリンダ面 1010;1010′ 転動体鎖 1012 ガイドベルト(支持ベルト) 1012a′ 後尾の縦方向端部 1012b 先頭の縦方向端部 1014 ころ(転動体) 1014″ 分離転動体 1016 空所 1018 支柱(結合エレメント) 1018a 自由な長さ部分 1018b 硬くされた支柱部分 1020 スペーサ 1020d 境界縁部 1020e 凹所 1022、1022′ 接触面(空所を画成する面) 1052 端部面 d スペーサの厚さ(縦方向寸法、結合部
分の長さ) l 自由な長さ部分の長さ h スペーサの高さ r 転動体の半径 x わき部分での接触面の間隔 y 中心部分での接触面の間隔 H 高さ方向 L 縦方向 M 中心部分 Q 横方向 S わき部分(わきの縁部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルードルフ シュレレート ドイツ連邦共和国 デー・97705 フラウ エンロート アン デア クロスターマウ アー 12 (72)発明者 ハンス・ゲオルグ・シュテンダー ドイツ連邦共和国 デー・97456 ハムバ ッハ アルミン・クナープ・シュトラーセ 6

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密に相前後して並んで配置されている多
    数の転動体(814;914;1014)、及び多数の
    スペーサ(820;920;1020)と当該スペーサ
    (820;920;1020)のわきの縁部分(S)に
    結合している少なくとも一つの縦長のフレキシブルな結
    合エレメント(818;918;1018)、詳しく言
    えば当該結合エレメント(818;918;1018)
    から横方向(Q)に張り出しているスペーサ(820;
    920;1020)の間に前記転動体(814;91
    4;1014)の固定していない収容のために多数の空
    所(816;916;1016)が形成されているよう
    な配置にて前記スペーサのわきの縁部分に結合している
    少なくとも一つの縦長のフレキシブルな結合エレメント
    とを備えている縦長のガイドベルト(812;912;
    1012)をもっている転動体鎖(810;910;1
    010)において、 前記スペーサ(820;920;1020)の、前記ガ
    イドベルト(812;912;1012)の縦方向
    (L)に取られた寸法(d)が、それらのわきの縁部分
    (S)にて、前記転動体(814;914;1014)
    の半径(r)よりも小さいことを特徴とする転動体鎖。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ(820;920;102
    0)の縦方向寸法(d)が、それらのわきの縁部分
    (S)にて、前記転動体(814;914;1014)
    の半径(r)の50%よりも小さい、好ましくは20%
    よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の転動
    体鎖。
  3. 【請求項3】 密に相前後して並んで配置されている多
    数の転動体(814;914;1014)、及び多数の
    スペーサ(820;920;1020)と当該スペーサ
    (820;920;1020)のわきの縁部分(S)に
    結合している少なくとも一つの縦長のフレキシブルな結
    合エレメント(818;918;1018)、詳しく言
    えば当該結合エレメント(818;918;1018)
    から横方向(Q)に張り出しているスペーサ(820;
    920;1020)の間に前記転動体(814;91
    4;1014)の固定していない収容のために多数の空
    所(816;916;1016)が形成されているよう
    な配置にて前記スペーサのわきの縁部分に結合している
    少なくとも一つの縦長のフレキシブルな結合エレメント
    とを備えている縦長のガイドベルト(812;912;
    1012)をもっている転動体鎖(810;910;1
    010)において、 前記結合エレメント(818;918;1018)が相
    前後して並んで位置しているスペーサ(820;92
    0;1020)との結合部分(818b;918b;1
    018b)の間にそれぞれ自由な長さ部分(818a;
    918a;1018a)をもっていること、及び、当該
    自由な長さ部分(818a;918a;1018a)の
    長さ(l)が前記結合部分(818b;918b;10
    18b)の長さ(d)よりも大きいことを特徴とする転
    動体鎖。
  4. 【請求項4】 前記自由な長さ部分(818a;918
    a;1018a)の長さ(l)が前記結合部分(818
    b;918b;1018b)の長さ(d)の二倍、好ま
    しくは十倍に達することを特徴とする、請求項3に記載
    の転動体鎖。
  5. 【請求項5】 前記ガイドベルト(812;912;1
    012)が、横方向(Q)に互いから間隔をあけられて
    いて前記スペーサ(820;920;1020)を間に
    受け入れる少なくとも二つの縦長のフレキシブルな結合
    エレメント(818;918;1018)をもっている
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の転動体鎖。
  6. 【請求項6】 前記スペーサ(820;920;102
    0)の、前記空所(816;916;1016)を画成
    する面(822、822′;922、922′;102
    2、1022′)が、前記ガイドベルト(812;91
    2;1012)の縦方向(L)に対して本質的に直交し
    て延びていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の転動体鎖。
  7. 【請求項7】 相前後して並んで位置するスペーサ(9
    20;1020)の前記空所(916;1016)を画
    成する面(922、922′;1022、1022′)
    が、当該スペーサ(920;1020)のわきの縁部分
    (S)の近傍で、当該縁部分(S)の間に配置された中
    心部分(M)の領域における互いからの間隔よりも小さ
    い互いからの間隔(x)を有することを特徴とする、請
    求項6に記載の転動体鎖。
  8. 【請求項8】 前記転動体が球(814;914)であ
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記
    載の転動体鎖。
  9. 【請求項9】 前記スペーサ(920)の、前記空所
    (916)を画成する面(922、922′)が、前記
    スペーサ(920)の二つのわきの縁部分(S)の間に
    配置された中心部分(M)にて少なくとも部分的にシリ
    ンダ面(922b)の一部として形成されていることを
    特徴とする、請求項8に記載の転動体鎖。
  10. 【請求項10】 前記転動体がころ(1014)である
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の転動体鎖。
  11. 【請求項11】 前記スペーサ(1020)の、前記空
    所(1016)を画成する面(1022、1022′)
    が、前記スペーサ(1020)のわきの縁部分(S)の
    近傍に前記転動体(1014)のための接触面を形成
    し、一方、当該わきの縁部分(S)の間に配置された中
    心部分(M)にて前記ガイドベルト(1012)の縦方
    向(L)に前記転動体(1014)からの予め決められ
    た最小間隔((y−x)/2)を有することを特徴とす
    る、請求項10に記載の転動体鎖。
  12. 【請求項12】 前記スペーサ(1020)のうちの少
    なくとも一部が、それぞれのスペーサ(1020)を前
    記ガイドベルト(1012)の縦方向(L)に対しても
    横方向(Q)に対してもそれぞれ直交した高さ方向
    (H)にて画成する境界縁部(1020d)に空所(1
    020e)を有し、当該空所が前記ガイドベルト(10
    12)の縦方向(L)における前記転動体鎖(101
    0)の運動の際に潤滑剤の貫流を可能にすることを特徴
    とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の転動体
    鎖。
  13. 【請求項13】 前記スペーサ(820;920;10
    20)のうちの少なくとも一部が前記転動体(814;
    914;1014)の直径(2r)よりも小さい高さ
    (h)を有することを特徴とする、請求項1〜12のい
    ずれか一項に記載の転動体鎖。
  14. 【請求項14】 多数の転動体(1014)と、 当該転動体(1014)の収容のための多数の空所(1
    016)、当該空所(1016)に収容された転動体
    (1014)のための多数の保持エレメントないしスペ
    ーサ(1020)、及び当該保持エレメントないしスペ
    ーサ(1020)の結合のための少なくとも一つの縦長
    のフレキシブルなエレメント(1018)を有する縦長
    の支持ベルトないしガイドベルト(1012)とを備え
    る少なくとも一つの転動体鎖(1010;1010′)
    をもっている転動体鎖装置において、 転動体鎖(1010)の先頭の縦方向端部(1012
    b)と転動体鎖(1010′)の後尾の縦方向端部(1
    012a′)との間にこれらの両方の縦方向端部を間隔
    をあけた状態に保つ分離転動体(1014″)が配置さ
    れていることを特徴とする転動体鎖装置。
  15. 【請求項15】 前記先頭の縦方向端部と前記後尾の縦
    方向端部とが一つの同一の転動体鎖の支持ベルトないし
    ガイドベルトの縦方向端部であることを特徴とする、請
    求項14に記載の転動体鎖装置。
  16. 【請求項16】 前記先頭の縦方向端部(1012b)
    が第一の転動体鎖(1010)に属し、且つ、前記後尾
    の縦方向端部(1012a′)が第二の転動体鎖(10
    10′)に属することを特徴とする、請求項14に記載
    の転動体鎖装置。
  17. 【請求項17】 前記縦方向端部(1012b;101
    2a′)のうちの少なくとも一つの縦方向端部の端部面
    (1052)が少なくとも部分的に前記分離転動体(1
    014″)の外周面に適合して形成されていることを特
    徴とする、請求項14〜16のいずれか一項に記載の転
    動体鎖装置。
  18. 【請求項18】 ガイドベルト(1012)の端部面
    (1052)が、もはやこのガイドベルト(1012)
    の空所(1016)に収容されていない転動体(101
    4″)の外周面に少なくとも部分的に適合して形成され
    ていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一
    項に記載の転動体鎖。
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