JP2001165126A - 継 手 - Google Patents
継 手Info
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- JP2001165126A JP2001165126A JP34523299A JP34523299A JP2001165126A JP 2001165126 A JP2001165126 A JP 2001165126A JP 34523299 A JP34523299 A JP 34523299A JP 34523299 A JP34523299 A JP 34523299A JP 2001165126 A JP2001165126 A JP 2001165126A
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- JP
- Japan
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- fitting
- pair
- resin
- joint
- coated steel
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 隔壁体を使用したパイプ構造物を組み立てる
ことができると共に、そのパイプ構造物全体について分
解でき、かつ、保守を容易にする継手に関し、二次加工
を不要とし、外観上の不自然さを解消し得る継手を提供
する。 【解決手段】 挟持リブ4を有する樹脂被覆鋼管5を継
ぎ合わせるため、樹脂被覆鋼管5の筒部が挿着される複
数の嵌合筒1a,1bを、隣接する2本の嵌合筒同士毎
に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒1c
を介して交差接合し、かつ1対のセグメント6,7に分
割して、1対の挟持リブから外れる部分でボルト11と
ナット12とで締結することにより組み立てられる継手
1であって、隣接する2本の嵌合筒同士の間に及ぶ入隅
側の分割縁を全長に亘って前記1対の挟持リブが突出可
能な幅に拡開する一方、拡開部の全長の両側に沿って1
対の挟持リブの外側面を覆う被覆部6e,7eを各セグ
メントと一体に形成した。
ことができると共に、そのパイプ構造物全体について分
解でき、かつ、保守を容易にする継手に関し、二次加工
を不要とし、外観上の不自然さを解消し得る継手を提供
する。 【解決手段】 挟持リブ4を有する樹脂被覆鋼管5を継
ぎ合わせるため、樹脂被覆鋼管5の筒部が挿着される複
数の嵌合筒1a,1bを、隣接する2本の嵌合筒同士毎
に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒1c
を介して交差接合し、かつ1対のセグメント6,7に分
割して、1対の挟持リブから外れる部分でボルト11と
ナット12とで締結することにより組み立てられる継手
1であって、隣接する2本の嵌合筒同士の間に及ぶ入隅
側の分割縁を全長に亘って前記1対の挟持リブが突出可
能な幅に拡開する一方、拡開部の全長の両側に沿って1
対の挟持リブの外側面を覆う被覆部6e,7eを各セグ
メントと一体に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルやワイヤネ
ット等の隔壁体と、薄肉鋼管の表面を被覆する被覆樹脂
に前記隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1対の
挟持リブを一体成形した複数の樹脂被覆鋼管とを使用し
て組み立てたパイプ構造物の全体を分解できる継手に関
する。
ット等の隔壁体と、薄肉鋼管の表面を被覆する被覆樹脂
に前記隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1対の
挟持リブを一体成形した複数の樹脂被覆鋼管とを使用し
て組み立てたパイプ構造物の全体を分解できる継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の継手としては、鋼板(S
PCC)のプレス成形、アルミニウム等のダイカスト、
合成樹脂の射出成形等によって作られ、例えばT形継手
60を示す図39のように、円形のパイプや棒等の複数
の構造材61が挿通される単一の通し嵌合筒60aと、
これに対して一端に連設した接合筒60cを介して直角
に交差接合され、上記構造材61の端部が挿入される1
本の止まり嵌合筒60bとが、両者の軸線が一平面内に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト62を有するものが知られている。このT形継手60
は、両セグメント62を、前記通し嵌合筒60aを形成
する通し嵌合部62aの前記接合筒60cを形成する接
合部62sとの接合側でない分割縁に設けた蟻差し型の
連結部62cを介して連結し、かつ、接合部62sに接
合筒60cの軸線を通って前記一平面を垂直に貫通する
ようにボルト孔63を設け、該ボルト孔63に挿入され
るボルト64とナット65とを介して締結して組み立て
られるものである。図39においては62dはボルト6
4の頭部及びナット65をT形継手60の外面から沈み
込ませるため、接合部62sにおいてボルト孔63の周
辺を凹設した凹部であり、その内面の段部の一部が止ま
り嵌合部62bとの境界位置とされている。62eは前
記構造材61の外面への食い込みを可能とするため、止
まり嵌合部62bの内面に凸設した周方向の突条であ
る。
PCC)のプレス成形、アルミニウム等のダイカスト、
合成樹脂の射出成形等によって作られ、例えばT形継手
60を示す図39のように、円形のパイプや棒等の複数
の構造材61が挿通される単一の通し嵌合筒60aと、
これに対して一端に連設した接合筒60cを介して直角
に交差接合され、上記構造材61の端部が挿入される1
本の止まり嵌合筒60bとが、両者の軸線が一平面内に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト62を有するものが知られている。このT形継手60
は、両セグメント62を、前記通し嵌合筒60aを形成
する通し嵌合部62aの前記接合筒60cを形成する接
合部62sとの接合側でない分割縁に設けた蟻差し型の
連結部62cを介して連結し、かつ、接合部62sに接
合筒60cの軸線を通って前記一平面を垂直に貫通する
ようにボルト孔63を設け、該ボルト孔63に挿入され
るボルト64とナット65とを介して締結して組み立て
られるものである。図39においては62dはボルト6
4の頭部及びナット65をT形継手60の外面から沈み
込ませるため、接合部62sにおいてボルト孔63の周
辺を凹設した凹部であり、その内面の段部の一部が止ま
り嵌合部62bとの境界位置とされている。62eは前
記構造材61の外面への食い込みを可能とするため、止
まり嵌合部62bの内面に凸設した周方向の突条であ
る。
【0003】なお、継手としては、上述した形態の他、
2本の止まり嵌合筒が少なくとも一方の一端に連設した
接合筒を介してL字状に交差接合されたものを、両者の
軸線が一平面内に位置するように2分割された線対称形
状の2つのセグメントを有するもの、あるいは単一の通
し嵌合筒に対して2〜4本の止まり嵌合筒のそれぞれが
一端に連設した接合筒を介してT字状若しくはL字状を
なすように交差接合され、かつ、隣り合う止まり嵌合筒
が直角をなすものを、通し嵌合筒と接合筒それぞれ及び
止まり嵌合筒それぞれとの軸線が一平面内に位置するよ
うに分割された2〜4つのセグメントを有するもの等が
ある。
2本の止まり嵌合筒が少なくとも一方の一端に連設した
接合筒を介してL字状に交差接合されたものを、両者の
軸線が一平面内に位置するように2分割された線対称形
状の2つのセグメントを有するもの、あるいは単一の通
し嵌合筒に対して2〜4本の止まり嵌合筒のそれぞれが
一端に連設した接合筒を介してT字状若しくはL字状を
なすように交差接合され、かつ、隣り合う止まり嵌合筒
が直角をなすものを、通し嵌合筒と接合筒それぞれ及び
止まり嵌合筒それぞれとの軸線が一平面内に位置するよ
うに分割された2〜4つのセグメントを有するもの等が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
継手60により、回収台車やジャンプルカート、衝立等
のパイプ構造物を作るため、図40に示すように、薄肉
鋼管66の表面(外周面)を被覆する被覆樹脂67に、
パネルやワイヤーネット等の隔壁体68の縁を挟持する
軸方向の少なくとも1対の挟持リブ69を全長に亘って
一体成形した複数の樹脂被覆鋼管70を継ぎ合わせる
際、通し嵌合筒60aに樹脂被覆鋼管70を挿通するた
め、接合筒60cの分割縁に1対の挟持リブ69と係合
する切欠き部62fを設けると共に、止まり嵌合筒60
bに樹脂被覆鋼管70の筒部を挿入するため、樹脂被覆
鋼管70の端部の挟持リブ69を切除する必要がある。
このため、継手60及び樹脂被覆鋼管70を二次加工す
るのに多大の手間が掛かり、かつ、図40において接合
筒60cと止まり嵌合筒60bの上側に、挟持リブ69
の切除に伴って、隔壁体68の角部の縁が露出する外観
上の不自然さが残る不具合がある。
継手60により、回収台車やジャンプルカート、衝立等
のパイプ構造物を作るため、図40に示すように、薄肉
鋼管66の表面(外周面)を被覆する被覆樹脂67に、
パネルやワイヤーネット等の隔壁体68の縁を挟持する
軸方向の少なくとも1対の挟持リブ69を全長に亘って
一体成形した複数の樹脂被覆鋼管70を継ぎ合わせる
際、通し嵌合筒60aに樹脂被覆鋼管70を挿通するた
め、接合筒60cの分割縁に1対の挟持リブ69と係合
する切欠き部62fを設けると共に、止まり嵌合筒60
bに樹脂被覆鋼管70の筒部を挿入するため、樹脂被覆
鋼管70の端部の挟持リブ69を切除する必要がある。
このため、継手60及び樹脂被覆鋼管70を二次加工す
るのに多大の手間が掛かり、かつ、図40において接合
筒60cと止まり嵌合筒60bの上側に、挟持リブ69
の切除に伴って、隔壁体68の角部の縁が露出する外観
上の不自然さが残る不具合がある。
【0005】上述した止まり嵌合筒60bに挿入する樹
脂被覆鋼管70の二次加工を省略するため、図41に示
すように、通し嵌合筒60aに樹脂被覆鋼管70を挿通
するため、接合筒60cの分割縁に1対の挟持リブ69
と係合する切欠き部62fを設けると共に、止まり嵌合
筒60bの全長に亘って分割縁を樹脂被覆鋼管70の1
対の挟持リブ69が突出可能な幅に拡開することも考え
られるが、やはり隔壁体68の角部の縁が露出する外観
上の不自然さが残る不具合がある。又、外観上の不自然
さを解消するため、図42に示すように、通し嵌合筒6
0aに樹脂被覆鋼管70を挿通するため、接合筒60c
の分割縁に1対の挟持リブ69と係合する切欠き部62
fを設けると共に、接合筒60cの残りの分割縁及び止
まり嵌合筒60bの全長に亘る分割縁を樹脂被覆鋼管7
0の1対の挟持リブ69が突出可能な幅に拡開する一
方、止まり嵌合筒60bに挿入する樹脂被覆鋼管70に
おいて、1対の挟持リブ69の端部が通し嵌合筒60a
に挿通される樹脂被覆鋼管70の挟持リブ69と当接す
るように、筒部を切除して被覆樹脂67の一部と1対の
挟持リブ69とを一体に残すことも考えられるが、被覆
樹脂67の一部と1対の挟持リブ69とを一体に残すよ
うにする樹脂被覆鋼管70の二次加工が極めて困難とな
る不具合がある。そこで、本発明は、隔壁体を使用した
パイプ構造物を組み立てることができると共に、そのパ
イプ構造物全体について分解でき、かつ、保守を容易に
する継手に関して、二次加工を不要とし、かつ、外観上
の不自然さを解消し得る継手を提供することを主目的と
する。
脂被覆鋼管70の二次加工を省略するため、図41に示
すように、通し嵌合筒60aに樹脂被覆鋼管70を挿通
するため、接合筒60cの分割縁に1対の挟持リブ69
と係合する切欠き部62fを設けると共に、止まり嵌合
筒60bの全長に亘って分割縁を樹脂被覆鋼管70の1
対の挟持リブ69が突出可能な幅に拡開することも考え
られるが、やはり隔壁体68の角部の縁が露出する外観
上の不自然さが残る不具合がある。又、外観上の不自然
さを解消するため、図42に示すように、通し嵌合筒6
0aに樹脂被覆鋼管70を挿通するため、接合筒60c
の分割縁に1対の挟持リブ69と係合する切欠き部62
fを設けると共に、接合筒60cの残りの分割縁及び止
まり嵌合筒60bの全長に亘る分割縁を樹脂被覆鋼管7
0の1対の挟持リブ69が突出可能な幅に拡開する一
方、止まり嵌合筒60bに挿入する樹脂被覆鋼管70に
おいて、1対の挟持リブ69の端部が通し嵌合筒60a
に挿通される樹脂被覆鋼管70の挟持リブ69と当接す
るように、筒部を切除して被覆樹脂67の一部と1対の
挟持リブ69とを一体に残すことも考えられるが、被覆
樹脂67の一部と1対の挟持リブ69とを一体に残すよ
うにする樹脂被覆鋼管70の二次加工が極めて困難とな
る不具合がある。そこで、本発明は、隔壁体を使用した
パイプ構造物を組み立てることができると共に、そのパ
イプ構造物全体について分解でき、かつ、保守を容易に
する継手に関して、二次加工を不要とし、かつ、外観上
の不自然さを解消し得る継手を提供することを主目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の継手は、薄肉鋼管の表面を被覆する
被覆樹脂に隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1
対の挟持リブを全長に亘って一体成形した複数の樹脂被
覆鋼管を継ぎ合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部が
挿着される複数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同士
毎に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒を
介して交差接合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士に
亘って該嵌合筒同士の軸線が一平面内に位置するように
1対のセグメントに分割し、前記接合筒において他方の
嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる部分で前記一平面を貫通するように、各1対のセ
グメント同士を各1対のセグメント同士間に通したボル
トとナットとで締結することにより分解可能に組み立て
られる継手であって、前記隣接する2本の嵌合筒同士の
間に及ぶ入隅側の分割縁を全長に亘って前記1対の挟持
リブが突出可能な幅に拡開する一方、拡開部の全長の両
側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部を各セ
グメントと一体に形成したことを特徴とする。第2の継
手は、第1の継手において、前記被覆部の頂部に前記挟
持リブの頂面を包み込む包込み部が形成されていること
を特徴とする。第3の継手は、薄肉鋼管の表面を被覆す
る被覆樹脂に隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも
1対の挟持リブを全長に亘って一体成形した複数の樹脂
被覆鋼管を継ぎ合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部
が挿着される複数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同
士毎に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒
を介して交差接合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士
に亘って該嵌合筒同士の軸線が一平面内に位置するよう
に1対のセグメントに分割し、前記接合筒において他方
の嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブか
ら外れる部分で前記一平面を貫通するように、各1対の
セグメント同士を各1対のセグメント同士間に通したボ
ルトとナットとで締結することにより分解可能に組み立
てられる継手であって、前記隣接する2本の嵌合筒同士
の間に及ぶ入隅側の分割縁における他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒
の部分を1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、
かつ残りの部分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開
する一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1
対の挟持リブの外側面を覆う被覆部を各セグメントと一
体に形成し、かつこの被覆部を連結するように、他方の
嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる接合筒の部分の拡開部の両側に沿って前記隔壁体
の縁を覆う被覆部を各セグメントと一体に形成したこと
を特徴とする。又、第4の継手は、第1、第2又は第3
の継手において、前記隣接する2本の嵌合筒を形成する
1対のセグメントにおける少なくとも一方の嵌合筒の嵌
合部の内面側に、前記樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする
仮止め手段が設けられていることを特徴とする。
め、本発明の第1の継手は、薄肉鋼管の表面を被覆する
被覆樹脂に隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1
対の挟持リブを全長に亘って一体成形した複数の樹脂被
覆鋼管を継ぎ合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部が
挿着される複数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同士
毎に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒を
介して交差接合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士に
亘って該嵌合筒同士の軸線が一平面内に位置するように
1対のセグメントに分割し、前記接合筒において他方の
嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる部分で前記一平面を貫通するように、各1対のセ
グメント同士を各1対のセグメント同士間に通したボル
トとナットとで締結することにより分解可能に組み立て
られる継手であって、前記隣接する2本の嵌合筒同士の
間に及ぶ入隅側の分割縁を全長に亘って前記1対の挟持
リブが突出可能な幅に拡開する一方、拡開部の全長の両
側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部を各セ
グメントと一体に形成したことを特徴とする。第2の継
手は、第1の継手において、前記被覆部の頂部に前記挟
持リブの頂面を包み込む包込み部が形成されていること
を特徴とする。第3の継手は、薄肉鋼管の表面を被覆す
る被覆樹脂に隔壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも
1対の挟持リブを全長に亘って一体成形した複数の樹脂
被覆鋼管を継ぎ合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部
が挿着される複数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同
士毎に少なくとも一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒
を介して交差接合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士
に亘って該嵌合筒同士の軸線が一平面内に位置するよう
に1対のセグメントに分割し、前記接合筒において他方
の嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブか
ら外れる部分で前記一平面を貫通するように、各1対の
セグメント同士を各1対のセグメント同士間に通したボ
ルトとナットとで締結することにより分解可能に組み立
てられる継手であって、前記隣接する2本の嵌合筒同士
の間に及ぶ入隅側の分割縁における他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒
の部分を1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、
かつ残りの部分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開
する一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1
対の挟持リブの外側面を覆う被覆部を各セグメントと一
体に形成し、かつこの被覆部を連結するように、他方の
嵌合筒に挿着される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる接合筒の部分の拡開部の両側に沿って前記隔壁体
の縁を覆う被覆部を各セグメントと一体に形成したこと
を特徴とする。又、第4の継手は、第1、第2又は第3
の継手において、前記隣接する2本の嵌合筒を形成する
1対のセグメントにおける少なくとも一方の嵌合筒の嵌
合部の内面側に、前記樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする
仮止め手段が設けられていることを特徴とする。
【0007】1対のセグメントにおける嵌合部の内面の
仮止め手段は、止まり嵌合筒の嵌合部の内面側において
接合部との境界位置に位置する奥側端部に設けられ、止
まり嵌合筒の嵌合部の内面と協働して樹脂被覆鋼管の端
部の筒部を挟持する挟持突起であることが好ましい。
又、仮止め手段は、止まり嵌合筒の嵌合部の内面に貼着
され、樹脂被覆鋼管の外周面と接着可能な接着テープで
あってもよい。
仮止め手段は、止まり嵌合筒の嵌合部の内面側において
接合部との境界位置に位置する奥側端部に設けられ、止
まり嵌合筒の嵌合部の内面と協働して樹脂被覆鋼管の端
部の筒部を挟持する挟持突起であることが好ましい。
又、仮止め手段は、止まり嵌合筒の嵌合部の内面に貼着
され、樹脂被覆鋼管の外周面と接着可能な接着テープで
あってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2、図3及び図4
は本発明に係る継手の第1の実施の形態を示す斜視図、
正面図、底面図及び右側面図である。この継手1は、直
径26〜32mm程度の薄肉鋼管2の表面(外周面)を
被覆する被覆樹脂3にパネルやワイヤーネット等の隔壁
体Pの縁を挟持する軸方向の1対の挟持リブ4を全長に
亘って一体成形した2本の樹脂被覆鋼管5をL字状に継
ぎ合わせるためのもので、鋼板(SPCC)のプレス成
形、アルミニウム等のダイカスト、合成樹脂の射出成形
等によって作られ、一方の樹脂被覆鋼管5の筒部が挿通
される通し嵌合筒1aと、これに対して一端に連設した
接合筒1cを介してL字状をなすように交差接合され、
他方の樹脂被覆鋼管5の端部の筒部が挿入される止まり
嵌合筒1bとが、両者の軸線が一平面内に位置するよう
に2分割された対称形状の2つのセグメント6,7を有
している。なお、パイプ構造物において支柱となる樹脂
被覆鋼管5は、通常は通し嵌合筒1aを挿通する構成に
設計される。又、継手1は、図1において2点鎖線で示
すように、T字状の継手1Lとして構成されてもよい。
て図面を参照して説明する。図1、図2、図3及び図4
は本発明に係る継手の第1の実施の形態を示す斜視図、
正面図、底面図及び右側面図である。この継手1は、直
径26〜32mm程度の薄肉鋼管2の表面(外周面)を
被覆する被覆樹脂3にパネルやワイヤーネット等の隔壁
体Pの縁を挟持する軸方向の1対の挟持リブ4を全長に
亘って一体成形した2本の樹脂被覆鋼管5をL字状に継
ぎ合わせるためのもので、鋼板(SPCC)のプレス成
形、アルミニウム等のダイカスト、合成樹脂の射出成形
等によって作られ、一方の樹脂被覆鋼管5の筒部が挿通
される通し嵌合筒1aと、これに対して一端に連設した
接合筒1cを介してL字状をなすように交差接合され、
他方の樹脂被覆鋼管5の端部の筒部が挿入される止まり
嵌合筒1bとが、両者の軸線が一平面内に位置するよう
に2分割された対称形状の2つのセグメント6,7を有
している。なお、パイプ構造物において支柱となる樹脂
被覆鋼管5は、通常は通し嵌合筒1aを挿通する構成に
設計される。又、継手1は、図1において2点鎖線で示
すように、T字状の継手1Lとして構成されてもよい。
【0009】両セグメント6,7における上記通し嵌合
筒1aを形成する通し嵌合部6a,7aの上記接合筒1
cを形成する接合部6s,7sとの接合側でない分割縁
には、蟻差し型の連結部6c,7cが設けられている一
方、両セグメント6,7の接合部6s,7sには、内方
へ凹設した凹部6d,7dがそれぞれ設けられており、
両凹部6d,7dの底部には、通し嵌合筒1aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管5の1対の挟持リブ4から外れる部分
で、ボルト孔8(図5、図7参照)が接合筒1cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部6d,7dの内面側段部の基部の一
部が、接合部6s,7sと止まり嵌合部6b,7bとの
境界位置とされており、樹脂被覆鋼管5の端部は、凹部
6d,7dの上記基部の一部に当接して位置決めされる
(図3参照)。
筒1aを形成する通し嵌合部6a,7aの上記接合筒1
cを形成する接合部6s,7sとの接合側でない分割縁
には、蟻差し型の連結部6c,7cが設けられている一
方、両セグメント6,7の接合部6s,7sには、内方
へ凹設した凹部6d,7dがそれぞれ設けられており、
両凹部6d,7dの底部には、通し嵌合筒1aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管5の1対の挟持リブ4から外れる部分
で、ボルト孔8(図5、図7参照)が接合筒1cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部6d,7dの内面側段部の基部の一
部が、接合部6s,7sと止まり嵌合部6b,7bとの
境界位置とされており、樹脂被覆鋼管5の端部は、凹部
6d,7dの上記基部の一部に当接して位置決めされる
(図3参照)。
【0010】又、両セグメント6,7のなす通し嵌合筒
1aと止まり嵌合筒1bとの間に及ぶ入隅側の分割縁
は、全長に亘って前記樹脂被覆鋼管5の1対の挟持リブ
4が突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リ
ブ4の外側面を覆う被覆部6e,7eが拡開部の全長の
両側に沿って両セグメント6,7と一体に形成されてお
り、かつ、両セグメント6,7の被覆部6e,7eの頂
部には、挟持リブ4の頂面を包み込む包込み部6f,7
fが形成されている。
1aと止まり嵌合筒1bとの間に及ぶ入隅側の分割縁
は、全長に亘って前記樹脂被覆鋼管5の1対の挟持リブ
4が突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リ
ブ4の外側面を覆う被覆部6e,7eが拡開部の全長の
両側に沿って両セグメント6,7と一体に形成されてお
り、かつ、両セグメント6,7の被覆部6e,7eの頂
部には、挟持リブ4の頂面を包み込む包込み部6f,7
fが形成されている。
【0011】更に、両セグメント6,7における止まり
嵌合部6b,7bの内面には、図5に示すように、この
止まり嵌合部6b,7bに係合される樹脂被覆鋼管5の
端部を仮止めするため、止まり嵌合部6b,7bの内面
と協働して樹脂被覆鋼管5の端部の筒部を挟持する挟持
突起9が、凹部6d,7dの内面側段部の基部に位置し
て止まり嵌合筒1bの軸方向沿いに突出して設けられて
いる。なお、止まり嵌合部6b,7bに対する樹脂被覆
鋼管5の仮止め手段は、挟持突起9に限らず、図7に示
すように、止まり嵌合部6b,7bの内面に貼着され、
樹脂被覆鋼管5の外周面と接着可能な両面テープ等の接
着テープ10であってもよい。
嵌合部6b,7bの内面には、図5に示すように、この
止まり嵌合部6b,7bに係合される樹脂被覆鋼管5の
端部を仮止めするため、止まり嵌合部6b,7bの内面
と協働して樹脂被覆鋼管5の端部の筒部を挟持する挟持
突起9が、凹部6d,7dの内面側段部の基部に位置し
て止まり嵌合筒1bの軸方向沿いに突出して設けられて
いる。なお、止まり嵌合部6b,7bに対する樹脂被覆
鋼管5の仮止め手段は、挟持突起9に限らず、図7に示
すように、止まり嵌合部6b,7bの内面に貼着され、
樹脂被覆鋼管5の外周面と接着可能な両面テープ等の接
着テープ10であってもよい。
【0012】そして、両セグメント6,7は、連結部6
c,7cを介して連結され、かつ、それぞれのボルト孔
8に挿入したボルト11とナット12を介して締結さ
れ、分解可能な継手1として組み立てられるものであ
る。図1、図4、図5及び図7において13は樹脂被覆
鋼管5の被覆樹脂3に食い込み、止まり嵌合筒1bから
の樹脂被覆鋼管5の抜け出しを防止するため、両セグメ
ント6,7の止まり嵌合部6b,7bの内面に形成した
周方向の突条であり、又、図3において6g,7gは通
し嵌合筒1aに対する樹脂被覆鋼管5の挿通を可能にす
るため、両セグメント6,7のなす通し嵌合筒1aと接
合筒1cの出隅側の分割縁に形成した切欠き部である。
c,7cを介して連結され、かつ、それぞれのボルト孔
8に挿入したボルト11とナット12を介して締結さ
れ、分解可能な継手1として組み立てられるものであ
る。図1、図4、図5及び図7において13は樹脂被覆
鋼管5の被覆樹脂3に食い込み、止まり嵌合筒1bから
の樹脂被覆鋼管5の抜け出しを防止するため、両セグメ
ント6,7の止まり嵌合部6b,7bの内面に形成した
周方向の突条であり、又、図3において6g,7gは通
し嵌合筒1aに対する樹脂被覆鋼管5の挿通を可能にす
るため、両セグメント6,7のなす通し嵌合筒1aと接
合筒1cの出隅側の分割縁に形成した切欠き部である。
【0013】上記継手1によって樹脂被覆鋼管5を継ぎ
合わせるには、図1に示すように、両セグメント6,7
を連結部6c,7cを介して連結し、かつ、それぞれの
ボルト孔8に挿入したボルト11をナット12と緩く螺
合した後、通し嵌合筒1aに一方の樹脂被覆鋼管5を挿
通し、かつ、止まり嵌合筒1bに他方の樹脂被覆鋼管5
の端部を挿入し凹部6d,7dの内面側段部の基部に当
接させると共に、その端部の筒部を挟持突起9、接着テ
ープ10によって仮止めし、しかる後に、ボルト11、
ナット12を緊締する。そして、適宜のパイプ構造物を
作るため、樹脂被覆鋼管5の挟持リブ4に隔壁体Pの縁
を挿入する。
合わせるには、図1に示すように、両セグメント6,7
を連結部6c,7cを介して連結し、かつ、それぞれの
ボルト孔8に挿入したボルト11をナット12と緩く螺
合した後、通し嵌合筒1aに一方の樹脂被覆鋼管5を挿
通し、かつ、止まり嵌合筒1bに他方の樹脂被覆鋼管5
の端部を挿入し凹部6d,7dの内面側段部の基部に当
接させると共に、その端部の筒部を挟持突起9、接着テ
ープ10によって仮止めし、しかる後に、ボルト11、
ナット12を緊締する。そして、適宜のパイプ構造物を
作るため、樹脂被覆鋼管5の挟持リブ4に隔壁体Pの縁
を挿入する。
【0014】上記構成の継手1によれば、通し嵌合筒1
aと止まり嵌合筒1bとの間に及ぶ入隅側の分割縁が全
長に亘って1対の挟持リブ4が突出可能な幅に拡開され
る一方、拡開部の全長の両側に沿って被覆部6e,7e
が形成されているので、二次加工を不要とすることがで
きると共に、隔壁体Pの角部の縁が露出する外観上の不
自然さを解消することができる。又、止まり嵌合筒1b
に挿入される樹脂被覆鋼管5の仮止めが可能となるの
で、パイプ構造物の組み立てを容易に行うことができ
る。更に、挟持リブ4の頂面が包込み部6f,7fによ
って包み込まれるので、外観を一層良好にすることがで
きる。
aと止まり嵌合筒1bとの間に及ぶ入隅側の分割縁が全
長に亘って1対の挟持リブ4が突出可能な幅に拡開され
る一方、拡開部の全長の両側に沿って被覆部6e,7e
が形成されているので、二次加工を不要とすることがで
きると共に、隔壁体Pの角部の縁が露出する外観上の不
自然さを解消することができる。又、止まり嵌合筒1b
に挿入される樹脂被覆鋼管5の仮止めが可能となるの
で、パイプ構造物の組み立てを容易に行うことができ
る。更に、挟持リブ4の頂面が包込み部6f,7fによ
って包み込まれるので、外観を一層良好にすることがで
きる。
【0015】図8、図9、図10及び図11は本発明に
係る継手の第2の実施の形態を示す斜視図、正面図、右
側面図及び底面図である。この継手14は、2対の挟持
リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管(図
示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)とを、前者を中間に置いて後者それぞれが
前者と直角をなし、かつ、後者同士が直角をなすと共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第1
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒1
4aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
14cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、それぞれ同士が互いに直角をなし、後者の樹脂被覆
鋼管の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒14
bとが、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割
された2つのセグメント15,16を有している。
係る継手の第2の実施の形態を示す斜視図、正面図、右
側面図及び底面図である。この継手14は、2対の挟持
リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管(図
示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)とを、前者を中間に置いて後者それぞれが
前者と直角をなし、かつ、後者同士が直角をなすと共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第1
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒1
4aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
14cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、それぞれ同士が互いに直角をなし、後者の樹脂被覆
鋼管の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒14
bとが、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割
された2つのセグメント15,16を有している。
【0016】両セグメント15,16における上記接合
筒14cを形成する接合部15s,16sには、内方へ
凹設した凹部15c,16cがそれぞれ設けられてお
り、各凹部15c,16cの底部には、通し嵌合筒14
aに挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れ
る部分で、ボルト孔(図示せず)が接合筒14cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部15c,16cの内面側段部の基部
の一部が、接合部15s,16sと止まり嵌合部15
b,16bとの境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の
端部は、凹部15c,16cの上記基部の一部に当接し
て位置決めされる。
筒14cを形成する接合部15s,16sには、内方へ
凹設した凹部15c,16cがそれぞれ設けられてお
り、各凹部15c,16cの底部には、通し嵌合筒14
aに挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れ
る部分で、ボルト孔(図示せず)が接合筒14cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部15c,16cの内面側段部の基部
の一部が、接合部15s,16sと止まり嵌合部15
b,16bとの境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の
端部は、凹部15c,16cの上記基部の一部に当接し
て位置決めされる。
【0017】又、両セグメント15,16のなす通し嵌
合筒14aと各止まり嵌合筒14bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁は、全長に亘って前記1対の挟持リブが
突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リブの
外側面を覆う被覆部15d,16dが拡開部の全長の両
側に沿って両セグメント15,16と一体に形成されて
おり、かつ、両セグメント15,16の被覆部15d,
16dの頂部には、挟持リブの頂面を包み込む包込み部
15e,16eが形成されている。
合筒14aと各止まり嵌合筒14bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁は、全長に亘って前記1対の挟持リブが
突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リブの
外側面を覆う被覆部15d,16dが拡開部の全長の両
側に沿って両セグメント15,16と一体に形成されて
おり、かつ、両セグメント15,16の被覆部15d,
16dの頂部には、挟持リブの頂面を包み込む包込み部
15e,16eが形成されている。
【0018】そして、両セグメント15,16は、それ
ぞれのボルト孔に挿入したボルト17とナット18を介
して締結され、分解可能な継手14として組み立てられ
るものである。図8〜図10において19は樹脂被覆鋼
管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒14bからの樹
脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント1
5,16の止まり嵌合部15b,16bの内面に形成し
た周方向の突条であり、又、図11において15f,1
6fは通し嵌合筒14aに対する樹脂被覆鋼管の挿通を
可能にするため、両セグメント15,16のなす通し嵌
合筒14aと接合筒14cとの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント15,16にお
ける各止まり嵌合部15b,16bの内面には、第1の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部15b,16
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
ぞれのボルト孔に挿入したボルト17とナット18を介
して締結され、分解可能な継手14として組み立てられ
るものである。図8〜図10において19は樹脂被覆鋼
管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒14bからの樹
脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント1
5,16の止まり嵌合部15b,16bの内面に形成し
た周方向の突条であり、又、図11において15f,1
6fは通し嵌合筒14aに対する樹脂被覆鋼管の挿通を
可能にするため、両セグメント15,16のなす通し嵌
合筒14aと接合筒14cとの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント15,16にお
ける各止まり嵌合部15b,16bの内面には、第1の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部15b,16
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
【0019】上記継手14によって2対の挟持リブを有
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を継ぎ合わせるには、図8に示すよう
に、両セグメント15,16の各ボルト孔に挿入したボ
ルト17をナット18と緩く螺合した後、通し嵌合筒1
4aに2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管を挿通し、
かつ、両止まり嵌合筒14bに1対の挟持リブを有する
樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部15c,16cの内面
側段部の基部に当接させると共に、それぞれの端部の筒
部を仮止め手段によって仮止めし、しかる後に、ボルト
17、ナット18を緊締するものであり、この構成の継
手14によれば、第1の実施の形態のものとほぼ同様の
作用効果が得られる。
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を継ぎ合わせるには、図8に示すよう
に、両セグメント15,16の各ボルト孔に挿入したボ
ルト17をナット18と緩く螺合した後、通し嵌合筒1
4aに2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管を挿通し、
かつ、両止まり嵌合筒14bに1対の挟持リブを有する
樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部15c,16cの内面
側段部の基部に当接させると共に、それぞれの端部の筒
部を仮止め手段によって仮止めし、しかる後に、ボルト
17、ナット18を緊締するものであり、この構成の継
手14によれば、第1の実施の形態のものとほぼ同様の
作用効果が得られる。
【0020】図12、図13、図14及び図15は本発
明に係る継手の第3の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手20は、2対
の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを、十字状をなすように、すなわ
ち、前者を中間に置いて後者それぞれが前者と直角をな
し、かつ、後者それぞれの軸線が一直線上にあると共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第1
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒2
0aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
20cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、互いの軸線が一直線上にあり、後者の樹脂被覆鋼管
の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒20bと
が、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割され
た同一形状の2つのセグメント21,22を有してい
る。
明に係る継手の第3の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手20は、2対
の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを、十字状をなすように、すなわ
ち、前者を中間に置いて後者それぞれが前者と直角をな
し、かつ、後者それぞれの軸線が一直線上にあると共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第1
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒2
0aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
20cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、互いの軸線が一直線上にあり、後者の樹脂被覆鋼管
の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒20bと
が、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割され
た同一形状の2つのセグメント21,22を有してい
る。
【0021】両セグメント21,22における上記接合
筒20cを形成する接合部21s,22sには、内方へ
凹設した凹部21c,22cが設けられており、各凹部
21c,22cの底部には、通し嵌合筒20aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で、
ボルト孔(図示せず)が接合筒20cの軸線を通って前
記一平面を垂直に貫通するように設けられている。そし
て、凹部21c,22cの内面側段部の基部の一部が、
接合部21s,22sと止まり嵌合部21b,22bと
の境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の端部は、凹部
21c,22cの上記基部の一部に当接して位置決めさ
れる。
筒20cを形成する接合部21s,22sには、内方へ
凹設した凹部21c,22cが設けられており、各凹部
21c,22cの底部には、通し嵌合筒20aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で、
ボルト孔(図示せず)が接合筒20cの軸線を通って前
記一平面を垂直に貫通するように設けられている。そし
て、凹部21c,22cの内面側段部の基部の一部が、
接合部21s,22sと止まり嵌合部21b,22bと
の境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の端部は、凹部
21c,22cの上記基部の一部に当接して位置決めさ
れる。
【0022】又、両セグメント21,22のなす通し嵌
合筒20aと各止まり嵌合筒20bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁は、全長に亘って前記1対の挟持リブが
突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リブの
外側面を覆う被覆部21d,22dが拡開部の全長の両
側に沿って両セグメント21,22と一体に形成されて
おり、かつ、両セグメント21,22の被覆部21d,
22dの頂部には、挟持リブの頂面を包み込む包込み部
21e,22eが形成されている。
合筒20aと各止まり嵌合筒20bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁は、全長に亘って前記1対の挟持リブが
突出可能な幅に拡開されている一方、1対の挟持リブの
外側面を覆う被覆部21d,22dが拡開部の全長の両
側に沿って両セグメント21,22と一体に形成されて
おり、かつ、両セグメント21,22の被覆部21d,
22dの頂部には、挟持リブの頂面を包み込む包込み部
21e,22eが形成されている。
【0023】そして、両セグメント21,22は、それ
ぞれのボルト孔に挿入したボルト23とナット24を介
して締結され、分解可能な継手20として組み立てられ
るものである。図12、図15において25は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒20bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
21,22の止まり嵌合部21b,22bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図14において21f,
22fは通し嵌合筒20aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント21,22のなす通し
嵌合筒20aと接合筒20cの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント21,22にお
ける各止まり嵌合部21b,22bの内面には、第1の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部21b,22
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
ぞれのボルト孔に挿入したボルト23とナット24を介
して締結され、分解可能な継手20として組み立てられ
るものである。図12、図15において25は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒20bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
21,22の止まり嵌合部21b,22bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図14において21f,
22fは通し嵌合筒20aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント21,22のなす通し
嵌合筒20aと接合筒20cの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント21,22にお
ける各止まり嵌合部21b,22bの内面には、第1の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部21b,22
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
【0024】上記継手20によって2対の挟持リブを有
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を十字状をなすように継ぎ合わせるに
は、図12に示すように、両セグメント21,22の各
ボルト孔に挿入したボルト23をナット24と緩く螺合
した後、通し嵌合筒20aに2対の挟持リブを有する樹
脂被覆鋼管を挿通し、かつ、両止まり嵌合筒20bに1
対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部
21c,22cの内面側段部の基部に当接させると共
に、それぞれの端部の筒部を仮止め手段によって仮止め
し、しかる後に、ボルト23、ナット24を緊締するも
のであり、この構成の継手20によれば、第1の実施の
形態のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を十字状をなすように継ぎ合わせるに
は、図12に示すように、両セグメント21,22の各
ボルト孔に挿入したボルト23をナット24と緩く螺合
した後、通し嵌合筒20aに2対の挟持リブを有する樹
脂被覆鋼管を挿通し、かつ、両止まり嵌合筒20bに1
対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部
21c,22cの内面側段部の基部に当接させると共
に、それぞれの端部の筒部を仮止め手段によって仮止め
し、しかる後に、ボルト23、ナット24を緊締するも
のであり、この構成の継手20によれば、第1の実施の
形態のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
【0025】図16は本発明に係る継手の第4の実施の
形態を示す斜視図である。この継手1′は、1対の挟持
リブを設けた1本の樹脂被覆鋼管(図示せず)と2対の
挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)とをT字状に継ぎ合わせるためのもので、
1対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の筒部が挿通され
る通し嵌合筒1a′と、これに対して一端に連設した接
合筒1c′を介してT字状をなすように交差接合され、
2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿
入される止まり嵌合筒1b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された同一形状の2つのセグ
メント6′,7′を有していると共に、両セグメント
6′,7′のなす通し嵌合筒1a′と止まり嵌合筒1
b′との間に及ぶ2つの入隅側の分割縁を、全長に亘っ
て1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、1対
の挟持リブの外側面を覆う被覆部6e,7eを拡開部の
全長の両側に沿って両セグメント6′,7′と一体に形
成し、かつ、両セグメント6′,7′の被覆部6e,7
eの頂部に挟持リブの頂面を包込む包込み部6f,7f
を形成しているものである。他の構成及び作用効果は、
第1の実施の形態のものとほぼ同様であるので、同一の
構成部材等には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
形態を示す斜視図である。この継手1′は、1対の挟持
リブを設けた1本の樹脂被覆鋼管(図示せず)と2対の
挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)とをT字状に継ぎ合わせるためのもので、
1対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の筒部が挿通され
る通し嵌合筒1a′と、これに対して一端に連設した接
合筒1c′を介してT字状をなすように交差接合され、
2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿
入される止まり嵌合筒1b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された同一形状の2つのセグ
メント6′,7′を有していると共に、両セグメント
6′,7′のなす通し嵌合筒1a′と止まり嵌合筒1
b′との間に及ぶ2つの入隅側の分割縁を、全長に亘っ
て1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、1対
の挟持リブの外側面を覆う被覆部6e,7eを拡開部の
全長の両側に沿って両セグメント6′,7′と一体に形
成し、かつ、両セグメント6′,7′の被覆部6e,7
eの頂部に挟持リブの頂面を包込む包込み部6f,7f
を形成しているものである。他の構成及び作用効果は、
第1の実施の形態のものとほぼ同様であるので、同一の
構成部材等には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0026】図17は本発明は係る継手の第5の実施の
形態を示す斜視図である。この継手14′は、2対の挟
持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と2対の挟持リブを1/2周ずらして設け
た2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に
置いて後者それぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同
士が直角をなすと共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒14a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒14c′を介してT字状をなすよ
うに交差接合されると共に、それぞれ同士が互いに直角
をなし、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される
2本の止まり嵌合筒14b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された2つのセグメント1
5′,16′を有していると共に、両セグメント1
5′,16′のなす通し嵌合筒14a′と各止まり嵌合
筒14b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁を、全長
に亘って1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一
方、1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部15d,16
dを拡開部の全長の両側に沿って両セグメント15′,
16′と一体に形成し、かつ、両セグメント15′,1
6′の被覆部15d,16dの頂部に挟持リブの頂面を
包み込む包込み部15e,16eを形成しているもので
ある。他の構成及び作用効果は、第2の実施の形態のも
のとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には同一の
符号を付してその説明を省略する。
形態を示す斜視図である。この継手14′は、2対の挟
持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と2対の挟持リブを1/2周ずらして設け
た2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に
置いて後者それぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同
士が直角をなすと共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒14a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒14c′を介してT字状をなすよ
うに交差接合されると共に、それぞれ同士が互いに直角
をなし、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される
2本の止まり嵌合筒14b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された2つのセグメント1
5′,16′を有していると共に、両セグメント1
5′,16′のなす通し嵌合筒14a′と各止まり嵌合
筒14b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁を、全長
に亘って1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一
方、1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部15d,16
dを拡開部の全長の両側に沿って両セグメント15′,
16′と一体に形成し、かつ、両セグメント15′,1
6′の被覆部15d,16dの頂部に挟持リブの頂面を
包み込む包込み部15e,16eを形成しているもので
ある。他の構成及び作用効果は、第2の実施の形態のも
のとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0027】図18は本発明に係る継手の第6の実施の
形態を示す斜視図である。この継手20′は、2対の挟
持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と同様に2対の挟持リブを1/2周ずらし
て設けた2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、十字状
をなすように、すなわち、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者それぞれの軸線が
一直線上にあると共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒20a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒20′を介してT字状をなすよう
に交差接合されると共に、それぞれの軸線が一直線上に
あり、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2
本の止まり嵌合筒20b′とが、両者の軸線が一平面に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト21′,22′を有していると共に、両セグメント2
1′,22′のなす通し嵌合筒20a′と各止まり嵌合
筒20b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁を、全長
に亘って1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一
方、1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部21d,22
dを拡開部の全長の両側に沿って両セグメント21′,
22′と一体に形成し、かつ、両セグメント21′,2
2′の被覆部21d,22dの頂部に挟持リブの頂面を
包み込む包込み部21e,22eを形成しているもので
ある。他の構成及び作用効果は、第3の実施の形態のも
のとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には同一の
符号を付してその説明を省略する。
形態を示す斜視図である。この継手20′は、2対の挟
持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と同様に2対の挟持リブを1/2周ずらし
て設けた2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、十字状
をなすように、すなわち、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者それぞれの軸線が
一直線上にあると共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒20a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒20′を介してT字状をなすよう
に交差接合されると共に、それぞれの軸線が一直線上に
あり、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2
本の止まり嵌合筒20b′とが、両者の軸線が一平面に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト21′,22′を有していると共に、両セグメント2
1′,22′のなす通し嵌合筒20a′と各止まり嵌合
筒20b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁を、全長
に亘って1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一
方、1対の挟持リブの外側面を覆う被覆部21d,22
dを拡開部の全長の両側に沿って両セグメント21′,
22′と一体に形成し、かつ、両セグメント21′,2
2′の被覆部21d,22dの頂部に挟持リブの頂面を
包み込む包込み部21e,22eを形成しているもので
ある。他の構成及び作用効果は、第3の実施の形態のも
のとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0028】図19、図20、図21及び図22は本発
明に係る継手の第7の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手26は、前述
したものと同様に、直径26〜32mm程度の薄肉鋼管
27の表面(外周面)を被覆する被覆樹脂28にパネル
やワイヤーネット等の隔壁体Qの縁を挟持する軸方向の
1対の挟持リブ29を全長に亘って一体成形した2本の
樹脂被覆鋼管30をT字状に継ぎ合わせるためのもの
で、鋼板(SPCC)のプレス成形、アルミニウム等の
ダイカスト、合成樹脂の射出成形等によって作られ、一
方の樹脂被覆鋼管30の筒部が挿通される通し嵌合筒2
6aと、これに対して一端に連設した接合筒26cを介
してL字状をなすように交差接合され、他方の樹脂被覆
鋼管30の端部の筒部が挿入される止まり嵌合筒26b
とが、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割さ
れた対称形状の2つのセグメント31,32を有してい
る。なお、継手26は、図19において2点鎖線で示す
ように、T字状の継手26Lとして構成されてもよい。
明に係る継手の第7の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手26は、前述
したものと同様に、直径26〜32mm程度の薄肉鋼管
27の表面(外周面)を被覆する被覆樹脂28にパネル
やワイヤーネット等の隔壁体Qの縁を挟持する軸方向の
1対の挟持リブ29を全長に亘って一体成形した2本の
樹脂被覆鋼管30をT字状に継ぎ合わせるためのもの
で、鋼板(SPCC)のプレス成形、アルミニウム等の
ダイカスト、合成樹脂の射出成形等によって作られ、一
方の樹脂被覆鋼管30の筒部が挿通される通し嵌合筒2
6aと、これに対して一端に連設した接合筒26cを介
してL字状をなすように交差接合され、他方の樹脂被覆
鋼管30の端部の筒部が挿入される止まり嵌合筒26b
とが、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割さ
れた対称形状の2つのセグメント31,32を有してい
る。なお、継手26は、図19において2点鎖線で示す
ように、T字状の継手26Lとして構成されてもよい。
【0029】両セグメント31,32における上記通し
嵌合筒26aを形成する通し嵌合部31a,32aの上
記接合筒26cを形成する接合部31s,32sとの接
合側でない分割縁には、蟻差し型の連結部31c,32
cが設けられている一方、両セグメント31,32の接
合部31s,32sには、内方へ凹設した凹部31d,
32dがそれぞれ設けられており、両凹部31d,32
dの底部には、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆
鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる部分で、ボル
ト孔33(図23、図25参照)が接合筒26cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部31d,32dの内面側段部の基部
の一部が、接合部31s,32sと止まり嵌合部31
b,32bとの境界位置とされており、樹脂被服鋼管3
0の端部は、凹部31d,32dの上記基部の一部に当
接して位置決めされる(図21参照)。
嵌合筒26aを形成する通し嵌合部31a,32aの上
記接合筒26cを形成する接合部31s,32sとの接
合側でない分割縁には、蟻差し型の連結部31c,32
cが設けられている一方、両セグメント31,32の接
合部31s,32sには、内方へ凹設した凹部31d,
32dがそれぞれ設けられており、両凹部31d,32
dの底部には、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆
鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる部分で、ボル
ト孔33(図23、図25参照)が接合筒26cの軸線
を通って前記一平面を垂直に貫通するように設けられて
いる。そして、凹部31d,32dの内面側段部の基部
の一部が、接合部31s,32sと止まり嵌合部31
b,32bとの境界位置とされており、樹脂被服鋼管3
0の端部は、凹部31d,32dの上記基部の一部に当
接して位置決めされる(図21参照)。
【0030】又、両セグメント31,32のなす通し嵌
合筒26aと止まり嵌合筒26bとの間に及ぶ入隅側の
分割縁において、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被
覆鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる接合筒26
cの部分は、前記1対の挟持リブ29の間隔、換言すれ
ば、隔壁体Qの厚みと略同等の幅に拡開され、かつ、残
りの部分は、1対の挟持リブ29が突出可能な幅に拡開
されている一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿
って1対の挟持リブ29の外側面を覆う被覆部31e,
32eが各セグメント31,32と一体に形成され、か
つ、この被覆部31e,32eを連結するようにして、
通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆鋼管30の1対
の挟持リブ29から外れる接合筒26cの部分の拡開部
の両側に沿って隔壁体Qの縁を覆う被覆部31f,32
fが各セグメント31,32と一体に形成されている。
合筒26aと止まり嵌合筒26bとの間に及ぶ入隅側の
分割縁において、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被
覆鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる接合筒26
cの部分は、前記1対の挟持リブ29の間隔、換言すれ
ば、隔壁体Qの厚みと略同等の幅に拡開され、かつ、残
りの部分は、1対の挟持リブ29が突出可能な幅に拡開
されている一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿
って1対の挟持リブ29の外側面を覆う被覆部31e,
32eが各セグメント31,32と一体に形成され、か
つ、この被覆部31e,32eを連結するようにして、
通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆鋼管30の1対
の挟持リブ29から外れる接合筒26cの部分の拡開部
の両側に沿って隔壁体Qの縁を覆う被覆部31f,32
fが各セグメント31,32と一体に形成されている。
【0031】更に、両セグメント31,32における止
まり嵌合部31b,32bの内面には、図23に示すよ
うに、この止まり嵌合部31b,32bに係合される樹
脂被覆鋼管30の端部を仮止めするため、止まり嵌合部
31b,32bの内面と協働して樹脂被覆鋼管30の端
部の筒部を挟持する挟持突起34が、凹部31d,32
dの内面側段部の基部に位置して止まり嵌合筒26bの
軸方向沿いに突出して設けられている。なお、止まり嵌
合部31b,32bに対する樹脂被覆鋼管30の仮止め
手段は、挟持突起34に限らず、図25に示すように、
止まり嵌合部31b,32bの内面に貼着され、樹脂被
覆鋼管30の外周面と接着可能な両面テープ等の接着テ
ープ35であってもよい。
まり嵌合部31b,32bの内面には、図23に示すよ
うに、この止まり嵌合部31b,32bに係合される樹
脂被覆鋼管30の端部を仮止めするため、止まり嵌合部
31b,32bの内面と協働して樹脂被覆鋼管30の端
部の筒部を挟持する挟持突起34が、凹部31d,32
dの内面側段部の基部に位置して止まり嵌合筒26bの
軸方向沿いに突出して設けられている。なお、止まり嵌
合部31b,32bに対する樹脂被覆鋼管30の仮止め
手段は、挟持突起34に限らず、図25に示すように、
止まり嵌合部31b,32bの内面に貼着され、樹脂被
覆鋼管30の外周面と接着可能な両面テープ等の接着テ
ープ35であってもよい。
【0032】そして、両セグメント31,32は、連結
部31c,32cを介して連結され、かつ、それぞれの
ボルト孔33に挿入したボルト36とナット37を介し
て締結され、分解可能な継手26として組み立てられる
ものである。図19、図22、図23及び図25におい
て38は樹脂被覆鋼管30の被覆樹脂28に食い込み、
止まり嵌合筒26bからの樹脂被覆鋼管30の抜け出し
を防止するため、両セグメント31,32の内面に形成
した周方向の突条であり、又、図21において31g,
32gは通し嵌合筒26aに対する樹脂被覆鋼管30の
挿通を可能とするため、両セグメント31,32のなす
通し嵌合筒26aと接合筒26cの出隅側の分割縁に形
成した切欠き部である。
部31c,32cを介して連結され、かつ、それぞれの
ボルト孔33に挿入したボルト36とナット37を介し
て締結され、分解可能な継手26として組み立てられる
ものである。図19、図22、図23及び図25におい
て38は樹脂被覆鋼管30の被覆樹脂28に食い込み、
止まり嵌合筒26bからの樹脂被覆鋼管30の抜け出し
を防止するため、両セグメント31,32の内面に形成
した周方向の突条であり、又、図21において31g,
32gは通し嵌合筒26aに対する樹脂被覆鋼管30の
挿通を可能とするため、両セグメント31,32のなす
通し嵌合筒26aと接合筒26cの出隅側の分割縁に形
成した切欠き部である。
【0033】上記継手26によって樹脂被覆鋼管30を
継ぎ合わせるには、図19に示すように、両セグメント
31,32を連結部31c,32cを介して連結し、か
つ、それぞれのボルト孔33に挿入したボルト36をナ
ット37と緩く螺合した後、通し嵌合筒26aに一方の
樹脂被覆鋼管30を挿通し、かつ、止まり嵌合筒26b
に他方の樹脂被覆鋼管30の端部を挿入し凹部31d,
32dの内面側段部の基部に当接させると共に、その端
部の筒部を挟持突起34、接着テープ35によって仮止
めし、しかる後に、ボルト36、ナット37を緊締す
る。そして、適宜のパイプ構造物を作るため、樹脂被覆
鋼管30の挟持リブ29に隔壁体Qの縁を挿入する。
継ぎ合わせるには、図19に示すように、両セグメント
31,32を連結部31c,32cを介して連結し、か
つ、それぞれのボルト孔33に挿入したボルト36をナ
ット37と緩く螺合した後、通し嵌合筒26aに一方の
樹脂被覆鋼管30を挿通し、かつ、止まり嵌合筒26b
に他方の樹脂被覆鋼管30の端部を挿入し凹部31d,
32dの内面側段部の基部に当接させると共に、その端
部の筒部を挟持突起34、接着テープ35によって仮止
めし、しかる後に、ボルト36、ナット37を緊締す
る。そして、適宜のパイプ構造物を作るため、樹脂被覆
鋼管30の挟持リブ29に隔壁体Qの縁を挿入する。
【0034】上記構成の継手26によれば、通し嵌合筒
26aと止まり嵌合筒26との間に及ぶ入隅側の分割縁
において、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆鋼管
30の1対の挟持リブ29から外れる接合筒26cの部
分が1対の挟持リブ29の間隔と略同等の幅に拡開さ
れ、かつ、残りの部分が1対の挟持リブ29が突出可能
な幅に拡開される一方、残りの部分の拡開部の全長の両
側に沿って1対の挟持リブ29の外側面を覆う被覆部3
1e,32eが形成され、かつ、この被覆部31e,3
2eを連結するようにして、通し嵌合筒26aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる
接合筒26cの部分の拡開部の両側に沿って隔壁体Qの
縁を覆う被覆部が31f,32fが形成されているの
で、二次加工を解消することができると共に、隔壁体Q
の角部の縁が露出したり、樹脂被覆鋼管30が存在しな
い接合部31s,32sの被覆部31f,32fと隔壁
体Qの縁の側面との間に隙間が生じたりする外観上の不
自然さを解消することができる。又、止まり嵌合筒26
bに挿入される樹脂被覆鋼管30の仮止めが可能となる
ので、パイプ構造物の組み立てを容易に行うことができ
る。
26aと止まり嵌合筒26との間に及ぶ入隅側の分割縁
において、通し嵌合筒26aに挿通される樹脂被覆鋼管
30の1対の挟持リブ29から外れる接合筒26cの部
分が1対の挟持リブ29の間隔と略同等の幅に拡開さ
れ、かつ、残りの部分が1対の挟持リブ29が突出可能
な幅に拡開される一方、残りの部分の拡開部の全長の両
側に沿って1対の挟持リブ29の外側面を覆う被覆部3
1e,32eが形成され、かつ、この被覆部31e,3
2eを連結するようにして、通し嵌合筒26aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管30の1対の挟持リブ29から外れる
接合筒26cの部分の拡開部の両側に沿って隔壁体Qの
縁を覆う被覆部が31f,32fが形成されているの
で、二次加工を解消することができると共に、隔壁体Q
の角部の縁が露出したり、樹脂被覆鋼管30が存在しな
い接合部31s,32sの被覆部31f,32fと隔壁
体Qの縁の側面との間に隙間が生じたりする外観上の不
自然さを解消することができる。又、止まり嵌合筒26
bに挿入される樹脂被覆鋼管30の仮止めが可能となる
ので、パイプ構造物の組み立てを容易に行うことができ
る。
【0035】図26、図27、図28及び図29は本発
明に係る継手の第8の実施の形態を示す斜視図、正面
図、右側面図及び底面図である。この継手39は、2対
の挟持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同士が直角をなす
と共に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが
一平面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、
第7の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、
前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合
筒39aと、これに対してそれぞれが一端が連設した接
合筒39cを介してL字状をなすように交差接合される
と共に、それぞれ同士が互いに直角をなし、後者の樹脂
被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒
39bとが、両者の軸線が一平面内に位置するように2
分割された2つのセグメント40,41を有している。
明に係る継手の第8の実施の形態を示す斜視図、正面
図、右側面図及び底面図である。この継手39は、2対
の挟持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同士が直角をなす
と共に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが
一平面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、
第7の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、
前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合
筒39aと、これに対してそれぞれが一端が連設した接
合筒39cを介してL字状をなすように交差接合される
と共に、それぞれ同士が互いに直角をなし、後者の樹脂
被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合筒
39bとが、両者の軸線が一平面内に位置するように2
分割された2つのセグメント40,41を有している。
【0036】両セグメント40,41における上記接合
筒39cを形成する接合部40s,41sには、内方へ
凹設した凹部40c,41cがそれぞれ設けられ、か
つ、各凹部40c,41cの底部には、通し嵌合筒39
aに挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れ
る部分で、ボルト孔(図示せず)が接合筒39cの軸線
を通って前記それぞれの一平面を垂直に貫通するように
設けられている。そして、凹部40c,41cの内面側
段部の基部の一部が、接合部40s,41sと止まり嵌
合部40b,41bとの境界位置とされており、樹脂被
覆鋼管の端部は、凹部40c,41cの上記基部の一部
に当接して位置決めされる。
筒39cを形成する接合部40s,41sには、内方へ
凹設した凹部40c,41cがそれぞれ設けられ、か
つ、各凹部40c,41cの底部には、通し嵌合筒39
aに挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れ
る部分で、ボルト孔(図示せず)が接合筒39cの軸線
を通って前記それぞれの一平面を垂直に貫通するように
設けられている。そして、凹部40c,41cの内面側
段部の基部の一部が、接合部40s,41sと止まり嵌
合部40b,41bとの境界位置とされており、樹脂被
覆鋼管の端部は、凹部40c,41cの上記基部の一部
に当接して位置決めされる。
【0037】又、両セグメント40,41のなす通し嵌
合筒39aと各止まり嵌合筒39bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁において、通し嵌合筒39aに挿通され
る樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒39
cの部分は、前記1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に
拡開され、かつ、残りの部分は、1対の挟持リブが突出
可能な幅に拡開されている一方、残りの部分の拡開部の
全長の両側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆
部40d,41dが各セグメント40,41と一体に形
成され、かつ、この被覆部40d,41dを連結するよ
うにして、通し嵌合筒39aに挿通される樹脂被覆鋼管
の1対の挟持リブから外れる接合筒39cの部分の拡開
部の両側に沿って隔壁体の縁を覆う被覆部40e,41
eが各セグメント40,41と一体に形成されている。
合筒39aと各止まり嵌合筒39bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁において、通し嵌合筒39aに挿通され
る樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒39
cの部分は、前記1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に
拡開され、かつ、残りの部分は、1対の挟持リブが突出
可能な幅に拡開されている一方、残りの部分の拡開部の
全長の両側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆
部40d,41dが各セグメント40,41と一体に形
成され、かつ、この被覆部40d,41dを連結するよ
うにして、通し嵌合筒39aに挿通される樹脂被覆鋼管
の1対の挟持リブから外れる接合筒39cの部分の拡開
部の両側に沿って隔壁体の縁を覆う被覆部40e,41
eが各セグメント40,41と一体に形成されている。
【0038】そして、両セグメント40,41は、それ
ぞれのボルト孔に挿入したボルト42とナット43を介
して締結され、分解可能な継手39として組み立てられ
るものである。図26〜図28において44は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒39bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
40,41の止まり嵌合部40b,41bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図29において40f,
41fは通し嵌合筒39aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント40,41のなす通し
嵌合筒39aと接合筒39cとの出隅側の分割縁に形成
した切欠き部である。なお、両セグメント40,41に
おける各止まり嵌合部40b,41bの内面には、第7
の実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部40b,4
1bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止
め手段が設けられているものである。
ぞれのボルト孔に挿入したボルト42とナット43を介
して締結され、分解可能な継手39として組み立てられ
るものである。図26〜図28において44は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒39bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
40,41の止まり嵌合部40b,41bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図29において40f,
41fは通し嵌合筒39aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント40,41のなす通し
嵌合筒39aと接合筒39cとの出隅側の分割縁に形成
した切欠き部である。なお、両セグメント40,41に
おける各止まり嵌合部40b,41bの内面には、第7
の実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部40b,4
1bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止
め手段が設けられているものである。
【0039】上記継手39によって2対の挟持リブを有
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管とを継ぎ合わせるには、図26に示すよ
うに、両セグメント40,41の各ボルト孔に挿入した
ボルト42をナット43と緩く螺合した後、通し嵌合筒
39aに2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管を挿通
し、かつ、両止まり嵌合筒39bに1対の挟持リブを有
する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部40c,41cの
内面側段部の基部に当接させると共に、それぞれの端部
の筒部を仮止め手段によって仮止めし、しかる後に、ボ
ルト42、ナット43を緊締するものであり、この構成
の継手39によれば、第7の実施の形態のものとほぼ同
様の作用効果が得られる。
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管とを継ぎ合わせるには、図26に示すよ
うに、両セグメント40,41の各ボルト孔に挿入した
ボルト42をナット43と緩く螺合した後、通し嵌合筒
39aに2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管を挿通
し、かつ、両止まり嵌合筒39bに1対の挟持リブを有
する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部40c,41cの
内面側段部の基部に当接させると共に、それぞれの端部
の筒部を仮止め手段によって仮止めし、しかる後に、ボ
ルト42、ナット43を緊締するものであり、この構成
の継手39によれば、第7の実施の形態のものとほぼ同
様の作用効果が得られる。
【0040】図30、図31、図32及び図33は本発
明に係る継手の第9の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手45は、2対
の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを十字状をなすように、すなわ
ち、前者を中間に置いて後者それぞれが前者と直角をな
し、かつ、後者それぞれの軸線が一直線上にあると共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第7
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒4
5aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
45cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、互いの軸線が一直線上にあり、後者の樹脂被覆鋼管
の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合部45bと
が、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割され
た同一形状の2つのセグメント46,47を有してい
る。
明に係る継手の第9の実施の形態を示す斜視図、正面
図、底面図及び右側面図である。この継手45は、2対
の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼
管(図示せず)と1対の挟持リブを設けた2本の樹脂被
覆鋼管(図示せず)とを十字状をなすように、すなわ
ち、前者を中間に置いて後者それぞれが前者と直角をな
し、かつ、後者それぞれの軸線が一直線上にあると共
に、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持リブとが一平
面内に位置するように継ぎ合わせるためのもので、第7
の実施の形態のものと同様の方法によって作られ、前者
の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の通し嵌合筒4
5aと、これに対してそれぞれが一端に連設した接合筒
45cを介してL字状をなすように交差接合されると共
に、互いの軸線が一直線上にあり、後者の樹脂被覆鋼管
の端部の筒部が挿入される2本の止まり嵌合部45bと
が、両者の軸線が一平面内に位置するように2分割され
た同一形状の2つのセグメント46,47を有してい
る。
【0041】両セグメント46,47における上記接合
筒45cを形成する接合部46s,47sには、内方へ
凹設した凹部46c,47cが設けられており、各凹部
46c,47cの底部には、通し嵌合筒45aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で、
ボルト孔(図示せず)が接合筒45cの軸線を通って前
記一平面を垂直に貫通するように設けられている。そし
て、凹部46c,47cの内面側段部の基部の一部が、
接合部46s,47sと止まり嵌合部46b,47bと
の境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の端部は、凹部
46c,47cの上記基部の一部に当接して位置決めさ
れる。
筒45cを形成する接合部46s,47sには、内方へ
凹設した凹部46c,47cが設けられており、各凹部
46c,47cの底部には、通し嵌合筒45aに挿通さ
れる樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で、
ボルト孔(図示せず)が接合筒45cの軸線を通って前
記一平面を垂直に貫通するように設けられている。そし
て、凹部46c,47cの内面側段部の基部の一部が、
接合部46s,47sと止まり嵌合部46b,47bと
の境界位置とされており、樹脂被覆鋼管の端部は、凹部
46c,47cの上記基部の一部に当接して位置決めさ
れる。
【0042】又、両セグメント46,47のなす通し嵌
合筒45aと各止まり嵌合筒45bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁において、通し嵌合筒45aに挿通され
る樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒45
cの部分は、前記1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に
拡開され、かつ、残りの部分は、1対の挟持リブが突出
可能な幅に拡開されている一方、残りの部分の拡開部の
全長の両側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆
部46d,47dが各セグメント46,47と一体に形
成され、かつ、この被覆部46d,47dを連結するよ
うにして、通し嵌合筒45aに挿通される樹脂被覆鋼管
の1対の挟持リブから外れる接合筒45cの部分の拡開
部の両側に沿って隔壁体の縁を覆う被覆部46e,47
eが各セグメント46,47と一体に形成されている。
合筒45aと各止まり嵌合筒45bとの間に及ぶ2つの
入隅側の分割縁において、通し嵌合筒45aに挿通され
る樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒45
cの部分は、前記1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に
拡開され、かつ、残りの部分は、1対の挟持リブが突出
可能な幅に拡開されている一方、残りの部分の拡開部の
全長の両側に沿って1対の挟持リブの外側面を覆う被覆
部46d,47dが各セグメント46,47と一体に形
成され、かつ、この被覆部46d,47dを連結するよ
うにして、通し嵌合筒45aに挿通される樹脂被覆鋼管
の1対の挟持リブから外れる接合筒45cの部分の拡開
部の両側に沿って隔壁体の縁を覆う被覆部46e,47
eが各セグメント46,47と一体に形成されている。
【0043】そして、両セグメント46,47は、それ
ぞれのボルト孔に挿入したボルト48とナット49を介
して締結され、分解可能な継手45として組み立てられ
るものである。図30,図33において50は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒45bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
46,47の止まり嵌合部46b,47bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図32において46f,
47fは通し嵌合筒45aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント46,47のなす通し
嵌合筒45aと接合筒45cの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント46,47にお
ける各止まり嵌合部46b,47bの内面には、第7の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部46b,47
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
ぞれのボルト孔に挿入したボルト48とナット49を介
して締結され、分解可能な継手45として組み立てられ
るものである。図30,図33において50は樹脂被覆
鋼管の被覆樹脂に食い込み、止まり嵌合筒45bからの
樹脂被覆鋼管の抜け出しを防止するため、両セグメント
46,47の止まり嵌合部46b,47bの内面に形成
した周方向の突条であり、又、図32において46f,
47fは通し嵌合筒45aに対する樹脂被覆鋼管の挿通
を可能にするため、両セグメント46,47のなす通し
嵌合筒45aと接合筒45cの出隅側の分割縁に形成し
た切欠き部である。なお、両セグメント46,47にお
ける各止まり嵌合部46b,47bの内面には、第7の
実施の形態のものと同様に、止まり嵌合部46b,47
bに係合される樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮止め
手段が設けられているものである。
【0044】上記継手45によって2対の挟持リブを有
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を十字状をなすように継ぎ合わせるに
は、図30に示すように、両セグメント46,47の各
ボルト孔に挿入したボルト48をナット49と緩く螺合
した後、通し嵌合筒45aに2対の挟持リブを有する樹
脂被覆鋼管を挿通し、かつ、両止まり嵌合筒45bに1
対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部
46c,47cの内面側段部の基部に当接させると共
に、それぞれの端部の筒部を仮止め手段によって仮止め
し、しかる後にボルト48,ナット49を緊締するもの
であり、この構成の継手45によれば、第7の実施の形
態のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
する1本の樹脂被覆鋼管と1対の挟持リブを有する2本
の樹脂被覆鋼管を十字状をなすように継ぎ合わせるに
は、図30に示すように、両セグメント46,47の各
ボルト孔に挿入したボルト48をナット49と緩く螺合
した後、通し嵌合筒45aに2対の挟持リブを有する樹
脂被覆鋼管を挿通し、かつ、両止まり嵌合筒45bに1
対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部を挿入し凹部
46c,47cの内面側段部の基部に当接させると共
に、それぞれの端部の筒部を仮止め手段によって仮止め
し、しかる後にボルト48,ナット49を緊締するもの
であり、この構成の継手45によれば、第7の実施の形
態のものとほぼ同様の作用効果が得られる。
【0045】図34は本発明に係る継手の第10の実施
の形態を示す斜視図である。この継手26′は、1対の
挟持リブを設けた1本の樹脂被覆鋼管(図示せず)と2
対の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆
鋼管(図示せず)とをT字状に継ぎ合わせるためのもの
で、1対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の筒部が挿通
される通し嵌合筒26a′と、これに対して一端に連設
した接合筒26c′を介してT字状をなすように交差接
合され、2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部の
筒部が挿入される止まり嵌合筒26b′とが、両者の軸
線が一平面に位置するように2分割された同一形状の2
つのセグメント31′,32′を有していると共に、両
セグメント31′,32′のなす通し嵌合筒26a′と
止まり嵌合筒26b′との間に及ぶ2つの入隅側の分割
縁において、通し嵌合筒26a′に挿通される樹脂被覆
鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒26c′の部分
を1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、
残りの部分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する
一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の
挟持リブの外側面を覆う被覆部31e,32eを各セグ
メント31′,32′と一体に形成し、かつ、この被覆
部31e,32eを連結するようにして、通し嵌合筒2
6a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる接合筒26c′の部分の拡開部の両側に沿って隔
壁体の縁を覆う被覆部31f,32fを各セグメント3
1′,32′と一体に形成したものである。他の構成及
び作用効果は、第7の実施の形態のものとほぼ同様であ
るので、同一の構成部材には同一の符号を付してその説
明を省略する。
の形態を示す斜視図である。この継手26′は、1対の
挟持リブを設けた1本の樹脂被覆鋼管(図示せず)と2
対の挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆
鋼管(図示せず)とをT字状に継ぎ合わせるためのもの
で、1対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の筒部が挿通
される通し嵌合筒26a′と、これに対して一端に連設
した接合筒26c′を介してT字状をなすように交差接
合され、2対の挟持リブを有する樹脂被覆鋼管の端部の
筒部が挿入される止まり嵌合筒26b′とが、両者の軸
線が一平面に位置するように2分割された同一形状の2
つのセグメント31′,32′を有していると共に、両
セグメント31′,32′のなす通し嵌合筒26a′と
止まり嵌合筒26b′との間に及ぶ2つの入隅側の分割
縁において、通し嵌合筒26a′に挿通される樹脂被覆
鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒26c′の部分
を1対の挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、
残りの部分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する
一方、残りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の
挟持リブの外側面を覆う被覆部31e,32eを各セグ
メント31′,32′と一体に形成し、かつ、この被覆
部31e,32eを連結するようにして、通し嵌合筒2
6a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから
外れる接合筒26c′の部分の拡開部の両側に沿って隔
壁体の縁を覆う被覆部31f,32fを各セグメント3
1′,32′と一体に形成したものである。他の構成及
び作用効果は、第7の実施の形態のものとほぼ同様であ
るので、同一の構成部材には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0046】図35は本発明に係る継手の第11の実施
の形態を示す斜視図である。この継手39′は、2対の
挟持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と2対の挟持リブを1/2周ずらして設け
た2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に
置いて後者それぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同
士が直角をなすと共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒39a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒39c′を介してT字状をなすよ
うに交差接合されると共に、それぞれ同士が互いに直角
をなし、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される
2本の止まり嵌合筒39b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された2つのセグメント4
0′,41′を有していると共に、両セグメント4
0′,41′のなす通し嵌合筒39a′と各止まり嵌合
筒39b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁におい
て、通し嵌合筒39a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1
対の挟持リブから外れる接合筒39c′の部分を1対の
挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、残りの部
分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、残
りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の挟持リブ
の外側面を覆う被覆部40d,41dを各セグメント4
0′,41′と一体に形成し、かつ、この被覆部40
d,41dを連結するようにして、通し嵌合筒39a′
に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる
接合筒39c′の部分の拡開部の両側に沿って隔壁体の
縁を覆う被覆部40e,41eを各セグメント40′,
41′と一体に形成したものである。他の構成及び作用
効果は、第8の実施の形態のものとほぼ同様であるの
で、同一の構成部材等には同一の符号を付してその説明
を省略する。
の形態を示す斜視図である。この継手39′は、2対の
挟持リブを1/4周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と2対の挟持リブを1/2周ずらして設け
た2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、前者を中間に
置いて後者それぞれが前者と直角をなし、かつ、後者同
士が直角をなすと共に、後者それぞれの挟持リブと前者
の挟持リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせる
ためのもので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される
1本の通し嵌合筒39a′と、これに対してそれぞれが
一端に連設した接合筒39c′を介してT字状をなすよ
うに交差接合されると共に、それぞれ同士が互いに直角
をなし、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される
2本の止まり嵌合筒39b′とが、両者の軸線が一平面
内に位置するように2分割された2つのセグメント4
0′,41′を有していると共に、両セグメント4
0′,41′のなす通し嵌合筒39a′と各止まり嵌合
筒39b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁におい
て、通し嵌合筒39a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1
対の挟持リブから外れる接合筒39c′の部分を1対の
挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、残りの部
分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、残
りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の挟持リブ
の外側面を覆う被覆部40d,41dを各セグメント4
0′,41′と一体に形成し、かつ、この被覆部40
d,41dを連結するようにして、通し嵌合筒39a′
に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる
接合筒39c′の部分の拡開部の両側に沿って隔壁体の
縁を覆う被覆部40e,41eを各セグメント40′,
41′と一体に形成したものである。他の構成及び作用
効果は、第8の実施の形態のものとほぼ同様であるの
で、同一の構成部材等には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0047】図36は本発明に係る継手の第12の実施
の形態を示す斜視図である。この継手45′は、2対の
挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と同様に2対の挟持リブを1/2周ずらし
て設けた2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、十字状
をなすように、すなわち、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者それぞれの軸線が
一直線上にあり、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持
リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせるための
もので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の
通し嵌合筒45a′と、これに対してそれぞれが一端に
連設した接合筒45c′を介してT字状をなすように交
差接合されると共に、それぞれの軸線が一直線上にあ
り、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2本
の止まり嵌合筒45b′とが、両者の軸線が一平面内に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト46′,47′を有していると共に、両セグメント4
6′,47′のなす通し嵌合筒45a′と各止まり嵌合
筒45b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁におい
て、通し嵌合筒45a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1
対の挟持リブから外れる接合筒45c′の部分を1対の
挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、残りの部
分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、残
りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の挟持リブ
の外側面を覆う被覆部46d,47dを各セグメント4
6′,47′と一体に形成し、かつ、この被覆部46
d,47dを連結するようにして、通し嵌合筒45a′
に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる
接合筒45c′の部分の拡開部の両側に沿って隔壁体の
縁を覆う被覆部46e,47eを各セグメント46′,
47′と一体に形成したものである。他の構成及び作用
効果は、第9の実施の形態のものとほぼ同様であるの
で、同一の構成部材等には同一の符号を付してその説明
を省略する。
の形態を示す斜視図である。この継手45′は、2対の
挟持リブを1/2周ずらして設けた1本の樹脂被覆鋼管
(図示せず)と同様に2対の挟持リブを1/2周ずらし
て設けた2本の樹脂被覆鋼管(図示せず)とを、十字状
をなすように、すなわち、前者を中間に置いて後者それ
ぞれが前者と直角をなし、かつ、後者それぞれの軸線が
一直線上にあり、後者それぞれの挟持リブと前者の挟持
リブとが一平面内に位置するように継ぎ合わせるための
もので、前者の樹脂被覆鋼管の筒部が挿通される1本の
通し嵌合筒45a′と、これに対してそれぞれが一端に
連設した接合筒45c′を介してT字状をなすように交
差接合されると共に、それぞれの軸線が一直線上にあ
り、後者の樹脂被覆鋼管の端部の筒部が挿入される2本
の止まり嵌合筒45b′とが、両者の軸線が一平面内に
位置するように2分割された同一形状の2つのセグメン
ト46′,47′を有していると共に、両セグメント4
6′,47′のなす通し嵌合筒45a′と各止まり嵌合
筒45b′との間に及ぶ4つの入隅側の分割縁におい
て、通し嵌合筒45a′に挿通される樹脂被覆鋼管の1
対の挟持リブから外れる接合筒45c′の部分を1対の
挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ、残りの部
分を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、残
りの部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の挟持リブ
の外側面を覆う被覆部46d,47dを各セグメント4
6′,47′と一体に形成し、かつ、この被覆部46
d,47dを連結するようにして、通し嵌合筒45a′
に挿通される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる
接合筒45c′の部分の拡開部の両側に沿って隔壁体の
縁を覆う被覆部46e,47eを各セグメント46′,
47′と一体に形成したものである。他の構成及び作用
効果は、第9の実施の形態のものとほぼ同様であるの
で、同一の構成部材等には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0048】なお、上述した各実施の形態においては、
単一の通し嵌合筒と、これに対して一端に連設した接合
筒を介してL字状若しくはT字状をなすように交差接合
される1本の止まり嵌合筒とが又は2本の止まり嵌合筒
のそれぞれとが、両者の軸線が一平面内に位置するよう
に分割される2つのセグメントを有する継手について説
明したが、これに限定されるものではなく、単一の通し
嵌合筒と、これに対して一端に連設した接合筒を介して
L字状若しくはT字状をなすように交差接合される3本
又は4本の止まり嵌合筒とが、両者の軸線が一平面内に
位置するように分割された3つ又は4つのセグメントを
有する継手であってもよい。
単一の通し嵌合筒と、これに対して一端に連設した接合
筒を介してL字状若しくはT字状をなすように交差接合
される1本の止まり嵌合筒とが又は2本の止まり嵌合筒
のそれぞれとが、両者の軸線が一平面内に位置するよう
に分割される2つのセグメントを有する継手について説
明したが、これに限定されるものではなく、単一の通し
嵌合筒と、これに対して一端に連設した接合筒を介して
L字状若しくはT字状をなすように交差接合される3本
又は4本の止まり嵌合筒とが、両者の軸線が一平面内に
位置するように分割された3つ又は4つのセグメントを
有する継手であってもよい。
【0049】又、交差接合される複数の嵌合筒は、図3
7に示すように止まり嵌合筒同士の場合もある。すなわ
ち、継手1Mは、中央位置で線対称に2本の止まり嵌合
筒1Mbがそれぞれの一端に連設した接合筒1Mcを介
して直角に接合されていて、2本の止まり嵌合筒1Mb
を形成する1対のセグメント6M,7M同士間に2本の
樹脂被覆鋼管5を挟んだ後に、接合部6Ms,7Ms
(7Msは図示せず)で、1対のセグメント6M,7M
同士間に通したボルト11とナットとで締結される。そ
して、ナットは、複数の樹脂被覆鋼管を継ぎ合わせる前
に予め、1対のセグメントのうちのいずれか一方のセグ
メントに、該一方のセグメントの接合部において凹部内
のボルト穴と軸心を一致されて、溶接されていてもよい
(図示せず)。
7に示すように止まり嵌合筒同士の場合もある。すなわ
ち、継手1Mは、中央位置で線対称に2本の止まり嵌合
筒1Mbがそれぞれの一端に連設した接合筒1Mcを介
して直角に接合されていて、2本の止まり嵌合筒1Mb
を形成する1対のセグメント6M,7M同士間に2本の
樹脂被覆鋼管5を挟んだ後に、接合部6Ms,7Ms
(7Msは図示せず)で、1対のセグメント6M,7M
同士間に通したボルト11とナットとで締結される。そ
して、ナットは、複数の樹脂被覆鋼管を継ぎ合わせる前
に予め、1対のセグメントのうちのいずれか一方のセグ
メントに、該一方のセグメントの接合部において凹部内
のボルト穴と軸心を一致されて、溶接されていてもよい
(図示せず)。
【0050】あるいは、ナットは、図38に図示するよ
うに、継手1Nにおける1対のセグメントのうちのいず
れか一方のセグメント例えば7Nにおける凹部7Ndの
ボルト穴位置に、該ボルト穴位置に予め穿設された小穴
に穴広げ加工(バーリング:burring )を施し、穴周囲
にフランジ12Naを付与して筒穴部を形成し、該筒穴
部に対して雌ねじ加工を施すことにより形成される筒穴
状雌ねじ部12Nを設置して、該筒穴状雌ねじ部12N
をナット代りとしてもよい。この場合、筒穴状雌ねじ部
12Nは、本発明におけるナットに含まれる。
うに、継手1Nにおける1対のセグメントのうちのいず
れか一方のセグメント例えば7Nにおける凹部7Ndの
ボルト穴位置に、該ボルト穴位置に予め穿設された小穴
に穴広げ加工(バーリング:burring )を施し、穴周囲
にフランジ12Naを付与して筒穴部を形成し、該筒穴
部に対して雌ねじ加工を施すことにより形成される筒穴
状雌ねじ部12Nを設置して、該筒穴状雌ねじ部12N
をナット代りとしてもよい。この場合、筒穴状雌ねじ部
12Nは、本発明におけるナットに含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の継
手によれば、パネルやワイヤーネット等の隔壁体を使用
したパイプ構造物を組み立てることができると共に、そ
のパイプ構造物全体について分解でき、かつ、保守を容
易にすることができる。又、隣接する2本の嵌合筒同士
の間に及ぶ入隅側の分割縁が全長に亘って1対の挟持リ
ブが突出可能な幅に拡開される一方、拡開部の全長の両
側に沿って被覆部が形成されているので、二次加工を不
要とすることができると共に、隔壁体の角部の縁が露出
する外観上の不自然さを解消することができる。第2の
継手によれば、第1のものと同様の作用効果が得られる
他、挟持リブの頂面が包込み部によって包み込まれるの
で、外観を一層良好にすることができる。第3の継手に
よれば、第1のものと略同様の作用効果が得られる他、
接合筒おけるにおける他方の嵌合筒に挿着される樹脂被
覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分の拡開部の幅及
び両被覆部の間隔が1対の挟持リブの間隔と略同等に設
けられているので、接合筒における他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分の
被覆部と隔壁体の縁の側面との間に隙間が生じたりする
外観上の不自然さを解消することができる。又、第4の
継手によれば、第1、第2又は第3のものと同様の作用
効果が得られる他、嵌合筒に挿入される樹脂被覆鋼管の
仮止めが可能となるので、パイプ構造物の組み立てを容
易に行うことができる。
手によれば、パネルやワイヤーネット等の隔壁体を使用
したパイプ構造物を組み立てることができると共に、そ
のパイプ構造物全体について分解でき、かつ、保守を容
易にすることができる。又、隣接する2本の嵌合筒同士
の間に及ぶ入隅側の分割縁が全長に亘って1対の挟持リ
ブが突出可能な幅に拡開される一方、拡開部の全長の両
側に沿って被覆部が形成されているので、二次加工を不
要とすることができると共に、隔壁体の角部の縁が露出
する外観上の不自然さを解消することができる。第2の
継手によれば、第1のものと同様の作用効果が得られる
他、挟持リブの頂面が包込み部によって包み込まれるの
で、外観を一層良好にすることができる。第3の継手に
よれば、第1のものと略同様の作用効果が得られる他、
接合筒おけるにおける他方の嵌合筒に挿着される樹脂被
覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分の拡開部の幅及
び両被覆部の間隔が1対の挟持リブの間隔と略同等に設
けられているので、接合筒における他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分の
被覆部と隔壁体の縁の側面との間に隙間が生じたりする
外観上の不自然さを解消することができる。又、第4の
継手によれば、第1、第2又は第3のものと同様の作用
効果が得られる他、嵌合筒に挿入される樹脂被覆鋼管の
仮止めが可能となるので、パイプ構造物の組み立てを容
易に行うことができる。
【図1】本発明に係る継手の第1の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の継手の正面図である。
【図3】図1の継手の底面図である。
【図4】図1の継手の右側面図である。
【図5】図1の継手に仮止め手段を付加した継手のセグ
メントの斜視図である。
メントの斜視図である。
【図6】図5の継手の断面図である。
【図7】図1の継手に他の態様の仮止め手段を付加した
継手のセグメントの斜視図である。
継手のセグメントの斜視図である。
【図8】本発明に係る継手の第2の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図9】図8の継手の正面図である。
【図10】図8の継手の右側面図である。
【図11】図8の継手の底面図である。
【図12】本発明に係る継手の第3の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】図12の継手の正面図である。
【図14】図12の継手の底面図である。
【図15】図12の継手の右側面図である。
【図16】本発明に係る継手の第4の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図17】本発明に係る継手の第5の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図18】本発明に係る継手の第6の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図19】本発明に係る継手の第7の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図20】図19の継手の正面図である。
【図21】図19の継手の底面図である。
【図22】図19の継手の右側面図である。
【図23】図19の継手に仮止め手段を付加した継手の
セグメントの斜視図である。
セグメントの斜視図である。
【図24】図23の継手の断面図である。
【図25】図19の継手に他の態様の仮止め手段を付加
した継手のセグメントの斜視図である。
した継手のセグメントの斜視図である。
【図26】本発明に係る継手の第8の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図27】図26の継手の正面図である。
【図28】図26の継手の右側面図である。
【図29】図26の継手の底面図である。
【図30】本発明に係る継手の第9の実施の形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図31】図30の継手の正面図である。
【図32】図30の継手の底面図である。
【図33】図30の継手の右側面図である。
【図34】本発明に係る継手の第10の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図35】本発明に係る継手の第11の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図36】本発明に係る継手の第12の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図37】本発明に係る継手の第13の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図38】本発明に係る継手の第14の実施の形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図39】従来の継手の分解斜視図である。
【図40】従来の継手によるパイプ構造物の一例の斜視
図である。
図である。
【図41】従来の継手によるパイプ構造物の他の例の斜
視図である。
視図である。
【図42】従来の継手によるパイプ構造物の更に他の例
の斜視図である。
の斜視図である。
1 継手 1L 継手 1′ 継手 1a 通し嵌合筒 1a′ 通し嵌合筒 1b 止まり嵌合筒 1b′ 止まり嵌合筒 1c 接合筒 1c′ 接合筒 2 薄肉鋼管 3 被覆樹脂 4 挟持リブ 5 樹脂被覆鋼管 P 隔壁体 6 セグメント 6′ セグメント 6a 通し嵌合部 6b 止まり嵌合部 6e 被覆部 6f 包込み部 6s 接合部 7 セグメント 7′ セグメント 7a 通し嵌合部 7b 止まり嵌合部 7e 被覆部 7f 包込み部 7s 接合部 8 ボルト孔 9 挟持突起 10 接着テープ 11 ボルト 12 ナット 14 継手 14′ 継手 14a 通し嵌合筒 14a′ 通し嵌合筒 14b 止まり嵌合筒 14b′ 止まり嵌合筒 14c 接合筒 14c′ 接合筒 15 セグメント 15′ セグメント 15a 通し嵌合部 15b 止まり嵌合部 15d 被覆部 15e 包込み部 15s 接合部 16 セグメント 16′ セグメント 16a 通し嵌合部 16b 止まり嵌合部 16d 被覆部 16e 包込み部 16s 接合部 17 ボルト 18 ナット 20 継手 20′ 継手 20a 通し嵌合筒 20a′ 通し嵌合筒 20b 止まり嵌合筒 20b′ 止まり嵌合筒 21 セグメント 21′ セグメント 21a 通し嵌合部 21b 止まり嵌合部 21d 被覆部 21e 包込み部 21s 接合部 22 セグメント 22′ セグメント 22a 通し嵌合部 22b 止まり嵌合部 22d 被覆部 22e 包込み部 22s 接合部 23 ボルト 24 ナット 26 継手 26L 継手 26′ 継手 26a 通し嵌合筒 26a′ 通し嵌合筒 26b 止まり嵌合筒 26b′ 止まり嵌合筒 26c 接合筒 26c′ 接合筒 27 薄肉鋼管 28 被覆樹脂 29 挟持リブ 30 樹脂被覆鋼管 Q 隔壁体 31 セグメント 31′ セグメント 31a 通し嵌合部 31b 止まり嵌合部 31e 被覆部 31f 被覆部 31s 接合部 32 セグメント 32′ セグメント 32a 通し嵌合部 32b 止まり嵌合部 32e 被覆部 32f 被覆部 32s 接合部 33 ボルト孔 34 挟持突起 35 接着テープ 36 ボルト 37 ナット 39 継手 39′ 継手 39a 通し嵌合筒 39a′ 通し嵌合筒 39b 止まり嵌合筒 39b′ 止まり嵌合筒 39c 接合筒 39c′ 接合筒 40 セグメント 40′ セグメント 40a 通し嵌合部 40b 止まり嵌合部 40d 被覆部 40e 被覆部 40s 接合部 41 セグメント 41′ セグメント 41a 通し嵌合部 41b 止まり嵌合部 41d 被覆部 41e 被覆部 41s 接合部 42 ボルト 43 ナット 45 継手 45′ 継手 45a 通し嵌合筒 45a′ 通し嵌合筒 45b 止まり嵌合筒 45b′ 止まり嵌合筒 45c 接合筒 45c′ 接合筒 46 セグメント 46′ セグメント 46a 通し嵌合部 46b 止まり嵌合部 46d 被覆部 46e 被覆部 46s 接合部 47 セグメント 47′ セグメント 47a 通し嵌合部 47b 止まり嵌合部 47d 被覆部 47e 被覆部 47s 接合部 48 ボルト 49 ナット 1M 継手 1Mb 止まり嵌合筒 6M セグメント 6Mb 止まり嵌合部 7M セグメント 7Mb 止まり嵌合部 1N 継手 7N セグメント 7Nd 凹部 12N 筒穴状雌ねじ部 12Na フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 清司 静岡県静岡市小鹿2丁目24番1号 矢崎化 工株式会社内 (72)発明者 吉野 昌宏 静岡県静岡市登呂一丁目18番5号 株式会 社吉野工作所内 (72)発明者 吉野 洋和 静岡県焼津市浜当目980−1 株式会社吉 野工作所焼津工場内 Fターム(参考) 2E125 AA02 AA12 AB17 AC17 AG03 AG12 BC00 BC01 BD01 BD02 BD03 BE05 BF04 CA05 3J024 AA41 AA47 BB06 CA06 CA11 3J039 AA08 BB01 CA02
Claims (4)
- 【請求項1】 薄肉鋼管の表面を被覆する被覆樹脂に隔
壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1対の挟持リブ
を全長に亘って一体成形した複数の樹脂被覆鋼管を継ぎ
合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部が挿着される複
数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同士毎に少なくと
も一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒を介して交差接
合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士に亘って該嵌合
筒同士の軸線が一平面内に位置するように1対のセグメ
ントに分割し、前記接合筒において他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で
前記一平面を貫通するように、各1対のセグメント同士
を各1対のセグメント同士間に通したボルトとナットと
で締結することにより分解可能に組み立てられる継手で
あって、前記隣接する2本の嵌合筒同士の間に及ぶ入隅
側の分割縁を全長に亘って前記1対の挟持リブが突出可
能な幅に拡開する一方、拡開部の全長の両側に沿って1
対の挟持リブの外側面を覆う被覆部を各セグメントと一
体に形成したことを特徴とする継手。 - 【請求項2】 前記被覆部の頂部に前記挟持リブの頂面
を包み込む包込み部が形成されていることを特徴とする
請求項1記載の継手。 - 【請求項3】 薄肉鋼管の表面を被覆する被覆樹脂に隔
壁体の縁を挟持する軸方向の少なくとも1対の挟持リブ
を全長に亘って一体成形した複数の樹脂被覆鋼管を継ぎ
合わせるため、この樹脂被覆鋼管の筒部が挿着される複
数の嵌合筒を、隣接する2本の嵌合筒同士毎に少なくと
も一方の嵌合筒の一端に連設した接合筒を介して交差接
合し、かつ該隣接する2本の嵌合筒同士に亘って該嵌合
筒同士の軸線が一平面内に位置するように1対のセグメ
ントに分割し、前記接合筒において他方の嵌合筒に挿着
される樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる部分で
前記一平面を貫通するように、各1対のセグメント同士
を各1対のセグメント同士間に通したボルトとナットと
で締結することにより分解可能に組み立てられる継手で
あって、前記隣接する2本の嵌合筒同士の間に及ぶ入隅
側の分割縁における他方の嵌合筒に挿着される樹脂被覆
鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒の部分を1対の
挟持リブの間隔と略同等の幅に拡開し、かつ残りの部分
を1対の挟持リブが突出可能な幅に拡開する一方、残り
の部分の拡開部の全長の両側に沿って1対の挟持リブの
外側面を覆う被覆部を各セグメントと一体に形成し、か
つこの被覆部を連結するように、他方の嵌合筒に挿着さ
れる樹脂被覆鋼管の1対の挟持リブから外れる接合筒の
部分の拡開部の両側に沿って前記隔壁体の縁を覆う被覆
部を各セグメントと一体に形成したことを特徴とする継
手。 - 【請求項4】 前記隣接する2本の嵌合筒を形成する1
対のセグメントにおける少なくとも一方の嵌合筒の嵌合
部の内面側に、前記樹脂被覆鋼管の端部を仮止めする仮
止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1、
2又は3記載の継手。
Priority Applications (1)
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JP34523299A JP3326558B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 継 手 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34523299A JP3326558B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 継 手 |
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Family
ID=18375202
Family Applications (1)
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JP34523299A Expired - Fee Related JP3326558B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 継 手 |
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JP2016061374A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 株式会社吉野工作所 | メタルジョイント |
JP7124244B1 (ja) * | 2022-06-17 | 2022-08-23 | 一十 星野 | パイプ用ジョイント部材 |
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-03 JP JP34523299A patent/JP3326558B2/ja not_active Expired - Fee Related
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