JP2001164749A - 仮設足場用踏み板 - Google Patents

仮設足場用踏み板

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JP2001164749A
JP2001164749A JP34623599A JP34623599A JP2001164749A JP 2001164749 A JP2001164749 A JP 2001164749A JP 34623599 A JP34623599 A JP 34623599A JP 34623599 A JP34623599 A JP 34623599A JP 2001164749 A JP2001164749 A JP 2001164749A
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sliding
hook
tread
arm
tread plate
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JP34623599A
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English (en)
Inventor
Michinari Yoshimi
道成 吉見
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DAISAN CHUBU KK
Original Assignee
DAISAN CHUBU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支柱を挟んだ躯体側と反躯体側の各支持ブラ
ケットのアーム部に亘って、支柱に接触することなく容
易に水平移動させることができる仮設足場用踏み板を提
供する。 【解決手段】 踏み板本体21を構成する一対の長辺部
21bの側面には、各側面に2ずつ摺動掛止爪22が設
けられている。前記各摺動掛止爪22は長辺部21bに
沿って、同長辺部21bの端部より突出しアーム部17
に対して掛止可能な使用位置と、長辺部21bの端部よ
りも突出しない収納位置との間でスライド移動可能にな
っている。従って、支柱13間において踏み板11を通
過させる際に、摺動掛止爪22が支柱13に接触するこ
となく、容易に同踏み板11を水平移動させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場等で用い
られる仮設足場用踏み板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築現場で使用される仮設足場
は、躯体の周りに複数の支柱が並設され、その支柱に対
して片持ち状態で支持ブラケットが躯体側に向けて設け
られている。そして、前記支持ブラケットにて踏み板を
略水平状態に支持することにより、作業用の足場が確保
され、作業者は当該足場上にて作業をする。
【0003】従来、このように支持される踏み板の一つ
として、略長方形状の踏み板本体の短辺部に一対ずつの
掛止爪が突出固定されているものが知られている。この
ような踏み板においては、前記各掛止爪を前記支持ブラ
ケットのアーム部に掛止めすることにより、同踏み板を
支持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建築現
場においては、都合により、支柱に対して躯体側の支持
ブラケットに加えて、反躯体側に他の支持ブラケットを
設け、これら二対の支持ブラケットにまたがって前記踏
み板を支持するときがある。このような場合において
は、例えば躯体側の支持ブラケットに支持されている踏
み板を、その水平状態を維持したままで反躯体側へ横移
動させると掛止爪が支柱に接触してしまう。そのため、
踏み板の掛止爪を前記躯体側の支持ブラケットにおける
アーム部から外した後、一旦、その踏み板の角度又は方
向等を変えて、掛止爪が支柱に接触しないように当該踏
み板を持ち上げて反躯体側へ移動させ、その後に反躯体
側の支持部ブラケットにおけるアーム部へ対応するよう
に掛止爪を掛け直さなくてはならなかった。従って、従
来、その移動作業が非常に煩雑であるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、支柱を挟んだ躯体側
と反躯体側の各支持ブラケットのアーム部に亘って、支
柱に接触することなく容易に水平移動させることができ
る仮設足場用踏み板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、仮設足場用支持ブラケ
ットのアーム部に掛止め支持される仮設足場用踏み板に
おいて、踏み板本体に前記アーム部に対する掛止部を複
数備え、同掛止部のうち少なくとも1つは、その先端部
が踏み板本体の端部より突出しない収納位置と踏み板本
体の端部から突出して前記アーム部に対して掛止可能な
使用位置との間で出没可能な可動掛止部であることを要
旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の仮設足場用踏み板において、前記可動掛止部は、前記
アーム部と直交する方向において出没するものであるこ
とを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の仮設足場用踏み板において、前記可動掛
止部は、踏み板本体の側面に沿って進退移動することに
より、踏み板本体の端部から出没するものであることを
要旨とする。
【0009】(作用)請求項1の発明によれば、踏み板
を水平移動させるときは可動掛止部が収納位置に配置さ
れ、踏み板を支持ブラケットに支持させるときには前記
可動掛止部が使用位置に配置される。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の作用に加えて、前記可動掛止部が使用されるときに
は、アーム部と直交する方向から同アーム部に向かって
移動されて掛止めされる。
【0011】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の作用に加えて、可動掛止部は側面に沿っ
て進退移動され、同可動掛止部は容易に使用位置及び収
納位置に配置される。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を建築現場に用いられる仮設足場用踏み板に具体化した
一実施形態を図1〜図4に従って説明する。なお、以下
の説明において、「右」又は「左」は特に断らない限り
支柱13側から躯体14側を見た場合の「右」又は
「左」を示すものとし、「前」又は「後」は特に断らな
い限り躯体14側を「前」とし支柱13側を「後」とす
る。
【0013】図1及び図2(a)に示すように、本実施
形態における仮設足場は主として、仮設足場用踏み板と
しての踏み板11、及びそれを支持する仮設足場用支持
ブラケットとしての支持ブラケット12並びにその支持
ブラケット12を固定保持する支柱13とにより構成さ
れている。
【0014】躯体14の周りに立設されている支柱13
はパイプ状の柱体であり、同支柱13の外周上には、4
つの連結枠15が約90度の角度間隔をおいて四方向に
設けられている。躯体14側の連結枠15には、支持ブ
ラケット12の基端部から鉛直下方に延設されたくさび
16が嵌入されており、前記支持ブラケット12は支柱
13に対して、片持ち状態で支持されるようになってい
る。支持ブラケット12における支柱13と直交する方
向にはくさび16と一体形成されたパイプ状のアーム部
17が延設されている。前記アーム部17は上下方向に
延びる連結棒18及びアーム部17の先端部から斜設さ
れた筋交19並びに同連結棒18及び筋交19の下方に
設けられた支持板20等により支持されている。
【0015】一方、踏み板11は、踏み板本体21及び
複数の掛止部及び可動掛止部としての摺動掛止爪22と
から構成されている。踏み板本体21は、枠体である左
右一対の短辺部21a及び前後一対の長辺部21bとに
よって長方形状に構成されており、前記長辺部21b及
び短辺部21aの内部には網23が張設されている。
【0016】踏み板本体21における両長辺部21bの
側面には、摺動掛止爪22がそれぞれ2ずつ設けられて
いる。前記各摺動掛止爪22は、図3に示すようにスラ
イド部24と同スライド部24に連なるように形成され
た爪部25、及び爪部25に対して摺動可能な係止片2
6とから構成されており、支持ブラケット12のアーム
部17に対して出没可能な状態で前記爪部25及び係止
片26が前記アーム部17に対して掛止めされている。
【0017】前記スライド部24は略長矩形板状に形成
されており、その短手方向の長さは前記長辺部21bか
ら上下両方向に突出しないように形成されている。ま
た、スライド部24の側面略中央部には左右方向に亘っ
て移動許容部としての第1長孔27が形成されており、
同第1長孔27には長辺部21b側面に並設された突起
としての第1及び第2摺動ピン28,29が係入されて
いる。従って、スライド部24は第1長孔27が第1及
び第2摺動ピン28,29にて許容される範囲内でスラ
イド移動(進退移動)が可能になっている。
【0018】爪部25は略4分の1円弧状に形成され、
前記長辺部21bに沿うようにしてスライド部24の外
側方に一体形成されている。前記爪部25の略先端部側
面には、係止片26が摺動可能に設けられている。同係
止片26は三日月状に形成されており、その側面略中央
部には、第2長孔30が係止片26の形状に沿って弓形
に形成されている。爪部25には第3及び第4摺動ピン
31,32が第2長孔30の形状に沿うように所定の間
隔をもって突設されており、係止片26の第2長孔30
に係入されている。そして、係止片26の第2長孔30
における踏み板11側の端部には係合凹部30aが上方
に向かって形成されており、同係合凹部30aには踏み
板11側の第3摺動ピン31が係合可能になっている。
従って、係止片26は第2長孔30が第3及び第4摺動
ピン31,32にて許容される範囲内でスライド移動可
能になっている。
【0019】この結果、前記第1及び第2摺動ピン2
8,29と第1長孔27にて、摺動掛止爪22は、図3
に示すように、同摺動掛止爪22の爪部25及び係止片
26が長辺部21bの端部よりも突出して支持ブラケッ
ト12のアーム部17と掛止可能な位置(使用位置)及
び図4に示すように、摺動掛止爪22の爪部25及び係
止片26が長辺部21bの端部よりも突出しない位置
(収納位置)に配置されるようになっている。
【0020】尚、前記摺動掛止爪22が使用位置にある
ときは、前記係合凹部30aには踏み板11側に突設さ
れた第3摺動ピン31が係合され、係止片26が爪部2
5の先端部よりも突出した状態でアーム部17に掛止支
持されるようになっている。また、前記摺動掛止爪22
が収納位置にあるときは、支持ブラケット12側の第2
摺動ピン29にて第1長孔27の端部が係止されると共
に、係止片26の先端部は爪部25の先端部よりも突出
しないようになっている。
【0021】次に、上記のように構成された仮設足場用
踏み板の作用を説明する。まず、踏み板11が支持ブラ
ケット12に支持される場合、即ち摺動掛止爪22を使
用位置に設定する場合について説明する。摺動掛止爪2
2については、図3に示すように第1長孔27を踏み板
本体21の第1及び第2摺動ピン28,29に沿わせて
摺動させる。即ち、各摺動掛止爪22を踏み板11の長
辺部21bに沿って支持ブラケット12側へスライド移
動させ、爪部25を外側方へ突出させる。そして、その
突出した爪部25を支持ブラケット12のアーム部17
に上方から係止させる。
【0022】次いで、係止片26を第2長孔30を介し
て爪部25の第3及び第4摺動ピン31,32に沿って
摺動させる。即ち、各摺動掛止爪22の係止片26をア
ーム部17の外周に沿って摺動させながら反踏み板側へ
回動させ、踏み板11側の第3摺動ピン31に係合凹部
30aを係合させる。この結果、図2(a)に示すよう
に、摺動掛止爪22がアーム部17に掛止めされる。こ
のとき、各摺動掛止爪22の爪部25は略4分の1円弧
状に形成されているため、前記摺動掛止爪22を上方か
らアーム部17に掛止めするときに各摺動掛止爪22の
突出された位置が多少ずれていても容易に爪部25はア
ーム部17に係止される。それに加えて、前記係合凹部
30aに第3摺動ピン31が係合されることにより、係
止片26は確実にアーム部17に対して掛止保持された
状態となる。
【0023】次に、図2(b)に示すように、例えば、
躯体14に支柱13側に対して突出物が設けられた等の
都合により、踏み板11を反躯体14側へ移動させる場
合について説明する。
【0024】まず、支柱13における反躯体14側の連
結枠15に一対の補助ブラケット46(図2(b)にお
いては1つのみ図示。)を支持させる。そして、図4に
示すように、係合凹部30aを第3摺動ピン31から外
し、係止片26を第2長孔30を介して第3及び第4摺
動ピン31,32に沿って摺動させる。即ち、各摺動掛
止爪22の係止片26をアーム部17の外周に沿って摺
動させながら踏み板11側へ回動させ、第2長孔30の
端部を第4摺動ピン32に係止させる。その後、第1長
孔27を第1及び第2摺動ピン28,29に沿って摺動
させる。即ち、各摺動掛止爪22を踏み板11の長辺部
21bに沿って内側方へ摺動させ、第2長孔30の端部
を第2摺動ピン29に係止させる。この状態で摺動掛止
爪22は収納位置に設定されたことになる。
【0025】そして、踏み板本体21を補助ブラケット
46側に水平移動させて、踏み板本体21の後端部を支
柱13間に通過させると共に、踏み板11の後側側面に
おける摺動掛止爪22を補助ブラケット46に対応する
位置に設定する。次いで、摺動掛止爪22を使用位置に
し、同摺動掛止爪22を補助ブラケット46のアーム部
46aに掛止めする。ここで、爪部25及び係止片26
の先端部は長辺部21bの端部より突出していないた
め、踏み板11の後端部が支柱13間を通過するときに
摺動掛止爪22が支柱13と接触するおそれはない。
【0026】また、建築作業が終了して、踏み板11を
運搬保管する場合は、全ての摺動掛止爪22を収納位置
に設定する。このとき、踏み板11は、踏み板本体21
の形状である略長方形状にされるため、摺動掛止爪22
が突出して邪魔になったりすることもない。
【0027】従って、上記実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では、踏み板11を都合により、支
柱13を挟んで躯体14側と反躯体14側に位置する二
対のブラケット12,46にて掛止めしなくてはならな
い場合でも、摺動掛止爪22の先端部が長辺部21bの
端部よりも突出しない状態(収納位置)に配置可能なた
め、踏み板11を支柱13間に通過させる際に、摺動掛
止爪22が支柱13に接触することなく容易に踏み板1
1を水平移動をさせることができる。
【0028】(2)上記実施形態では、踏み板11が支
持ブラケット12のアーム部17に支持されないとき
は、各摺動掛止爪22の先端部が長辺部21bの端部よ
りも突出しない状態に配置されるため、踏み板11は略
長方形状となり、突出した部分がなくなる。従って、運
搬保管時に摺動掛止爪22が邪魔になることはない。
【0029】(3)上記実施形態では、第1長孔27が
第1及び第2摺動ピン28,29に沿って摺動すること
により、摺動掛止爪22はスライド移動されるため、容
易に且つ確実に収納位置から使用位置へ又はその逆への
移動ができる。
【0030】(4)上記実施形態では、摺動掛止爪22
の爪部25は略4分の1円弧状であり、同爪部25には
係止片26が設けられているため、前記摺動掛止爪22
をアーム部17に掛止めするときに摺動掛止爪22の位
置が多少ずれていても容易に爪部25を同アーム部17
に係止できると共に、前記係止片26にて確実にアーム
部17に掛止めすることができる。
【0031】(5)上記実施形態では、第1及び第2長
孔27,30に係入される第1〜第4摺動ピン28,2
9,31,32はそれぞれ2本ずつ設けられているた
め、前記第1〜第4摺動ピン28,29,31,32と
第1及び第2長孔27,30の間に隙間があっても安定
してスライド部24及び係止片26を摺動させることが
できる。 (第2の実施形態)本発明の第2の実施形態を図5〜図
8に基づいて説明する。
【0032】尚、以下の実施形態においては、既に説明
した実施形態の構成と同一構成又は相当する構成につい
ては、同一番号を付しその重複説明を省略する。本実施
形態においては、図5に示すように、踏み板本体21の
両短辺部21a(図5においては1つのみ図示。)に
は、同短辺部21aに沿って前後方向にスライド移動す
る可動掛止爪33が備えられている。図7に示すよう
に、前記両短辺部21aの側面には、ガイド溝34がそ
れぞれ設けられている。前記両ガイド溝34は短辺部2
1aの後端部から躯体14側の摺動掛止爪22の付近に
至るまで切欠き溝状に形成されており、ガイド溝34の
後端部は後方に開口形成されている。又、前記ガイド溝
34は図8に示すように、支持ブラケット12に向かっ
て開口する開口部34aと同開口部34aよりも内側方
に形成され、開口部34aの溝幅よりも大きい溝幅であ
る収容部34bとから形成されている。そして、前記両
ガイド溝34に沿って支持ブラケット12と平行な方向
にスライド移動するように可動掛止爪33が取付けられ
ている。
【0033】前記可動掛止爪33は摺動部35と掛止爪
本体36とから構成されている。前記摺動部35は、短
辺部21aの上面から下面に亘って覆うように正断面コ
字状に形成されている。掛止爪本体36は前記摺動部3
5の後端部に一体形成されており、支持ブラケット12
に向かって突設されている。前記摺動部35における支
持ブラケット12側の側面には2本の摺動ボルト37が
ガイド溝34に向かって装着されており、両摺動ボルト
37はガイド溝34の収容部34bにてナット38によ
り螺合されている。ここで、前記摺動ボルト37の軸径
はガイド溝34の開口部34aの溝幅よりも小さく形成
されており、ナット38の外径は前記開口部34aの溝
幅よりは大きく、収容部34bの溝幅よりは小さく形成
されている。この結果、摺動ボルト37がガイド溝34
から外れることなく、即ち、可動掛止爪33が短辺部2
1aから外れることなくスライド移動されるようになっ
ている。
【0034】次に、本実施形態の仮設足場用踏み板の作
用を説明する。まず、支持ブラケット12のアーム部1
7に踏み板本体21が支持される場合、即ち、摺動掛止
爪22を使用位置に設定する場合においては、摺動掛止
爪22を長辺部21bに沿って支持ブラケット12側に
突出させる。そして、摺動掛止爪22を支持ブラケット
12のアーム部17に掛止めすると共に、可動掛止爪3
3を短辺部21aに沿って前後方向に摺動させることに
より適当な位置に設定した後、前記アーム部17に掛止
めする。この結果、踏み板本体21は1つのアーム部1
7につき両長辺部21bの側面に設けられた摺動掛止爪
22及び短辺部21aに沿ってスライド移動する可動掛
止爪33の3点にて支持されることになる。
【0035】しかし、図5に示すように、支柱13と躯
体14との間隔が狭くアーム部17が短く設定されて、
一方の摺動掛止爪22が支柱13に接触してしまうとき
等には、長辺部21bの後側側面に設けられた摺動掛止
爪22が収納位置に配置され、可動掛止爪33が短辺部
21aに沿って摺動され、アーム部17の基端部よりの
位置にて掛止めされる。このとき、摺動掛止爪22は前
後方向にスライド移動可能であるため、アーム部17の
長さにより1つの摺動掛止爪22が使用されない場合で
も、踏み板本体21は1つのアーム部17につき長辺部
21bの前側側面に設けられた摺動掛止爪22及び可動
掛止爪33の2点で支持されているため踏み板11は安
定して支持される。
【0036】また、さらに支柱13と躯体14との間隔
が狭くアーム部17が短く設定されたり、躯体14に突
出物が設けられたりした際には、図6に示すように、支
柱13の反躯体14側に補助ブラケット46が設けられ
る。そして、後側側面の摺動掛止爪22を収納位置のま
まで、踏み板11を水平移動させて支柱13間を通過さ
せる。そして、後側側面の摺動掛止爪22を使用位置に
設定することにより、補助ブラケット46のアーム部4
6aに摺動掛止爪22を掛止めさせる。このとき、可動
掛止爪33は支柱13と接触しないように短辺部21a
に沿って躯体14側にスライド移動される。この結果、
踏み板は再び3点で支持されるようになる。
【0037】また、建築作業が終了し、踏み板11が支
持ブラケット12から取り外され持ち運ばれる場合にお
いては、摺動掛止爪22は踏み板本体21の長辺部21
bに沿って収納位置に配置されると共に、可動掛止爪3
3については、可動掛止爪33を踏み板本体21の後端
部に向かって摺動される。そして、摺動ボルト37をガ
イド溝34の開口形成された後端部から抜き外すことに
より前記可動掛止爪33は短辺部21aから取り外され
て、踏み板11は突出した部分がなくなり、可動掛止爪
33が邪魔になることなく略長方形状の板として持ち運
ばれる。
【0038】従って、本実施形態によれば、前記第1の
実施形態における(1)〜(5)に記載の効果に加え
て、可動掛止爪33が短辺部21aに沿ってスライド移
動することにより、どのようなアーム部17の長さに対
しても容易に対応することができ、1つのアーム部に対
して3点で踏み板本体21を支持するため安定もする。
そして、前記可動掛止爪33は踏み板本体21の後端部
から取り外し可能なため、持ち運びに邪魔になることは
ない。
【0039】なお、上記各実施形態は以下のような別例
に変更して具体化してもよい。 ・上記第1及び第2実施形態では、長辺部21bに沿っ
て設けられた全ての掛止爪を摺動掛止爪22としたが、
踏み板11の後側側面に設けられる掛止爪のみを摺動掛
止爪22としてもよい。このようにしても、支柱13を
挟んで躯体側と反躯体側に位置する二対のブラケット1
2,46にて踏み板11掛止めする場合において、踏み
板11を支柱13間に通過させる際、摺動掛止爪22が
支柱13に接触することなく、容易に同踏み板11を水
平移動させることができる。
【0040】・上記第1及び第2実施形態では、摺動掛
止爪22の爪部25には係止片26が設けられていた
が、係止片26を設けずに爪部25を可動掛止爪33の
掛止爪本体36のように鍵状に形成してもよい。
【0041】・上記第1及び第2実施形態では、摺動掛
止爪22はスライド移動により出没させたが、図9に示
すように、回動により出没する可動掛止部としての回動
掛止爪39としてもよい。図9によれば、前記回動掛止
爪39の基端部側面には回動軸40が密嵌嵌入されてい
る。また、前記回動軸40を挟んで長辺部21b上部側
面には第1及び第2ストッパ41,42が並設されてい
る。回動掛止爪39は両ストッパ41,42が許容する
回転角度範囲内で回動軸40を支点として下方へ回動可
能になっているとともに、両ストッパ41,42にて規
制された位置では可動掛止爪33は略水平状態に保持さ
れるようになっている。
【0042】このようにしても、踏み板本体21を支持
ブラケット12に支持させたいときは、回動掛止爪39
を回動させて第1ストッパ41に係止させることによ
り、容易に且つ確実に使用位置に配置できると共に、支
柱13を挟んで躯体14側と反躯体14側に位置する二
対のブラケット12,46にて踏み板11掛止めする際
は、再び回動掛止爪39を回動させて第2ストッパ42
に係止させることにより収納位置に配置され、回動掛止
爪39が長辺部21bの端部から突出しない。従って、
踏み板11を支柱13間に通過させるとき、摺動掛止爪
22が支柱13に接触することなく、容易に同踏み板1
1を水平移動させることができる。
【0043】・上記第1及び第2実施形態では、可動掛
止部としての摺動掛止爪22は踏み板本体21の長辺部
21bに沿って配置したが、可動掛止部を踏み板本体2
1の短辺部21aに配置してもよい。この場合、図10
に示すように、短辺部21aに収納凹部43が設けられ
同収納凹部43には可動掛止部としての回転掛止爪44
が設けられている。収納凹部43内における一端側の中
央部には突出部43aが一体形成されており、回転掛止
爪44の基端部における中央部には噛合凹部44aが切
り込み形成されている。そして、同噛合凹部44aに
は、収納凹部43の突出部43aが噛み合い状態で配設
され、噛合凹部44a及び突出部43aを介して上下方
向に回動ピン45が挿設されている。この結果。前記回
転掛止爪44は回動ピン45を支点として、短辺部21
aと直交する方向に配置される使用位置と短辺部21a
に沿って収納凹部43内に配置される収納位置との間で
回動可能になっている。このようにしても、支柱13を
挟んで躯体14側と反躯体14側に位置する2対のブラ
ケット12,46にて踏み板11掛止めする際は、回転
掛止爪44を回動させて短辺部21aに沿って収納凹部
43内に配置することにより、回転掛止爪44が外側方
に突出せずに、踏み板11を支柱13間に通過させると
き、摺動掛止爪22が支柱13に接触することなく、容
易に同踏み板11を水平移動させることができる。
【0044】・上記第1及び第2実施形態では、長辺部
21bの側面に第1及び第2摺動ピン28,29を設
け、スライド部24の側面に第1長孔27を設けて、摺
動掛止爪22がスライド移動されるようにされていた
が、スライド部24の内側面に摺動ピンを突設し、長辺
部21bの側面に長溝を設けて、摺動掛止爪22がスラ
イド移動されるようにしてもよい。また、係止片26及
び爪部25に対しても、係止片26の内側面に摺動ピン
を設け、爪部25の側面に長溝を設けてもよい。この場
合移動許容部は長溝により構成される。
【0045】・上記第1及び第2実施形態では、長辺部
21b及び爪部25にはそれぞれ2本ずつ摺動ピン2
8,29,31,32が設けられていたが、その数は2
本に限定されるものではなく、1本でも3本以上の複数
本にしてもよい。
【0046】・上記第1及び第2実施形態では、スライ
ド部24及び係止片26には第1及び第2長孔27,3
0がそれぞれ設けられていたが、長孔でなくても長溝で
もよい。この場合、移動許容部は長溝により構成され
る。
【0047】・上記第1及び第2実施形態では、建築現
場で用いられる仮設足場に具体化させたが、他の工事現
場又は倉庫内の足場等に具体化させてもよい。次に、上
記実施形態及び各別例から把握できる請求項に記載した
発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以
下に記載する。
【0048】(1)請求項3に記載の仮設足場用踏み板
において、前記可動掛止部は、可動掛止部又は踏み板本
体の一方に設けられた突起と他方に設けられた移動許容
部とが相対的に移動することにより、進退移動するもの
である仮設足場用踏み板。このようにすれば、進退移動
する可動掛止部を容易に構成できる。
【0049】(2) 請求項1〜請求項3のうちいずれ
か1項に記載の仮設足場用踏み板において、前記可動掛
止部は前記アーム部に対して掛止可能な掛止爪を備えて
おり、同掛止爪の先端部には出没可能な係止片が備えら
れている仮設足場用踏み板。このようにすれば、容易に
可動掛止部をアーム部に掛止めできると共に、係止片に
て確実にアーム部に掛止めすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、支柱を挟んだ躯体側と反躯体側の各支持ブラケ
ットのアーム部に亘って、支柱に接触することなく容易
に水平移動させることができる。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、出没可能な可動掛止部を容易に構成で
きる。請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2
の発明の効果に加えて、進退移動により、容易に可動掛
止部を出没させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における支持ブラケットに組付け
た状態の仮設足場用踏み板を示す斜視図。
【図2】(a),(b)は同じく支持ブラケットに組付
けた状態を示す平面図。
【図3】同じく摺動掛止爪の使用位置を示す側面図。
【図4】同じく摺動掛止爪の収納位置を示す側面図。
【図5】第2実施形態における支持ブラケットに組付け
た状態の仮設足場用踏み板を示す平面図。
【図6】同じく支持ブラケットに組付けた状態を示す平
面図。
【図7】同じく可動掛止爪を備えた踏み板を示す側面
図。
【図8】同じく可動掛止爪を示す要部拡大断面図。
【図9】別の実施形態の可動掛止部を示す側面図。
【図10】同じく可動掛止部を示す斜視図。
【符号の説明】
11…踏み板(仮設足場用踏み板)、12…支持ブラケ
ット(仮設足場用支持ブラケット)、17…アーム部、
21…踏み板本体、22…摺動掛止爪(可動掛止部、掛
止部)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮設足場用支持ブラケットのアーム部に
    掛止め支持される仮設足場用踏み板において、踏み板本
    体に前記アーム部に対する掛止部を複数備え、同掛止部
    のうち少なくとも1つは、その先端部が踏み板本体の端
    部より突出しない収納位置と踏み板本体の端部から突出
    して前記アーム部に対して掛止可能な使用位置との間で
    出没可能な可動掛止部である仮設足場用踏み板。
  2. 【請求項2】 前記可動掛止部は、前記アーム部と直交
    する方向において出没するものである請求項1に記載の
    仮設足場用踏み板。
  3. 【請求項3】 前記可動掛止部は、踏み板本体の側面に
    沿って進退移動することにより、踏み板本体の端部から
    出没するものである請求項1又は請求項2に記載の仮設
    足場用踏み板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001166U (ko) * 2021-12-01 2023-06-08 한전케이피에스 주식회사 폭 조절 및 높이 조절이 가능한 작업 발판

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001166U (ko) * 2021-12-01 2023-06-08 한전케이피에스 주식회사 폭 조절 및 높이 조절이 가능한 작업 발판
KR200497985Y1 (ko) * 2021-12-01 2024-05-08 한전케이피에스 주식회사 폭 조절 및 높이 조절이 가능한 작업 발판

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