JP3447112B2 - 作業台の伸縮脚 - Google Patents

作業台の伸縮脚

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JP3447112B2 JP10828994A JP10828994A JP3447112B2 JP 3447112 B2 JP3447112 B2 JP 3447112B2 JP 10828994 A JP10828994 A JP 10828994A JP 10828994 A JP10828994 A JP 10828994A JP 3447112 B2 JP3447112 B2 JP 3447112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建物の建設現場等にお
ける天井の内装仕上げや天井内の配線、配管作業などの
比較的高所で作業を行うときに使用する作業台の伸縮脚
に関する。 【0002】 【従来の技術】建物を建設する場合において、躯体を構
築した後に内装仕上げや配線作業等が行われるが、その
場合に天井等の比較的高い場所での仕上げ作業には作業
台が用いられる。 【0003】この種作業台の最新の従来装置としては、
特開平3−13662号公報に提案されているものがあ
る。 【0004】それは、作業を行うステージ部と、これに
対し折り畳み可能な脚体とが設けられ、使用時には脚体
を拡開して使用位置に直立させるとともに、使用しない
ときには折り畳んで収納状態にすることができるように
し、また作業台の脚体を作業高さに合わせて伸縮できる
ようになっている。このような構造によれば、以前の足
場部材と足場板とが別体のものに比べて使用勝手がよ
い。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
作業台にあっては、使用時に作業高さが高い場合には脚
体を伸張することができ、かつ不使用時には脚体を収縮
させて折り畳むことによりコンパクトに収容できるが、
そのコンパクト化を追求するあまり、使用時に脚体の伸
縮調整部の剛性が不十分であり、従って不安定さを有す
るという致命的な欠点があった。 【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、脚の
伸縮調整部における剛性が高く、安定性のよい作業台を
提供できる作業台の伸縮脚を提案することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、ステ
ージ部1に取付けられた角筒状の第1脚部材14と、該
第1脚部材14の内壁に沿って伸縮可能に該部材14に
嵌合された断面略矩形状の第2脚部材15とから成る脚
体2を備え、第1脚部材14の下端近傍に、第2脚部材
15に適当間隔置きに設けたピン受け段部33に係合可
能な調整ピン38と第2脚部材15を押圧するがたつき
防止ピン39とを備えた脚長調整装置16を配設し、
1脚部材14の一方の内壁14a側から前記がたつき防
止ピン39によって第2脚部材15が第1脚部材14の
他方の内壁14bに向けて押圧された際に第2脚部材1
5の両側縁が係合する外広がりの傾斜係合面55が第1
脚部材14の他方の内壁14bの両側に形成されてなる
構成を採用するものである。 【0008】 【作用】本発明にあっては、第1脚部材14に対して第
2脚部材15を伸縮移動させて脚体2の長さを任意に調
整し、その調整状態で調整ピン38をピン受け段部33
に係合させることによって脚体2の長さを任意に設定で
きる。また、がたつき防止ピン39にて第2脚部材15
を第1脚部材14の内壁面に向けて押し付けることよっ
て、第1脚部材14における第2脚部材15が押し付け
られる側の壁面の両側に形成された外広がりの傾斜係合
面55に第2脚部材の両側縁が係合することにより、押
し付け方向だけでなくそれと直交する方向のがたつきも
確実に防止され、第1脚部材14と第2脚部材15の間
でのあらゆる方向のがたつきが完全に防止される。 【0009】 【実施例】以下、本発明の作業台の伸縮脚を適用した作
業台の一実施例について、図1〜図10を参照しながら
説明する。 【0010】図1〜図3において、1は作業者が乗って
天井等における作業を行うステージ部で、矩形状の周枠
10にアルミ板あるいはエキスパンションメタル等の金
属製の踏み板9を溶接やビス止め等によって一体的に張
設して構成されている。 【0011】ステージ部1の下面側の前後左右の四隅に
は、横断面形状コ字状でその開口部11aが左右対向方
向内側を向くとともに、下方にも開口部11bを有する
取付ブラケット11が溶接等によって固着されている。 【0012】前後左右の取付ブラケット11のうち、そ
れぞれ前後の取付ブラケット11、11間に脚取付軸1
2が取付けられており、この左右の脚取付軸12のそれ
ぞれの前後に脚体2(2a、2c及び2b、2d)が取
付けられている。各脚体2は、取付ブラケット11の下
方に開口する開口部11bに向く直立状態と横方向に開
口する開口部11aに向く収納状態との間で回転可能に
脚取付軸12に取付けられている。このように取付ブラ
ケット11に各脚体2がその直立状態から収納状態に回
転可能に取付けるため、各脚体2の基部13を脚取付軸
12に回転可能に連結するか、あるいは各脚体2の基部
13を脚取付軸12に一体的に取付け、脚取付軸12が
取付ブラケット11に回転可能に取付けられている。 【0013】各脚体2は、その基部13が脚取付軸12
に取付けられた略角筒状の第1脚部材14と、この第1
脚部材14に嵌合する第2脚部材15とから成り、後述
のように脚長調整装置16によって第2脚部材15を第
1脚部材14に対して伸縮調整することができるように
なっている。左右の脚体2a〜2dにおいて、前後の脚
体2a、2c及び2b、2dの第1脚部材14、14の
下端部間にそれぞれ横桟3、4が取付けられて左右のそ
れぞれの第1脚部材14、14の前後方向の補強を行っ
ている。また、左右の第2脚部材15、15において
も、それぞれの脚部材15、15間が横桟54によって
適宜連結されている。 【0014】ステージ部1の踏み板9の中央部裏面側に
は、前後にずらした位置で、図2又は図3に一点鎖線で
示すように互いにコ字状開口部17a、18aが左右反
対方向に向く断面コ字状の取付ブラケット17、18が
固着され、これに桟取付軸19、20が取付けられ、そ
れぞれの桟取付軸19、20と左右の横桟3、4との間
に補強桟5、6が枢支連結されている。補強桟5、6は
回転可能に上記両者間に取付けられるが、その構造とし
て補強桟5、6の両端部が桟取付軸19、20と横桟
3、4との間に回転可能に連結されても、補強桟5、6
の両端部が、回転可能に設けられた桟取付軸19、20
と横桟3、4とに一体的に連結されても、何れでもよ
い。 【0015】補強桟5、6の長手方向中途部には、図1
に示すように、補強桟5、6を二つ折りするための関節
装置8が設けられており、二点鎖線で示すようにこの関
節装置8を中心に補強桟5、6を二つ折りすることによ
って、これに連動して脚体2a〜2dをステージ部1の
裏面側に収納することができるようになっている。 【0016】関節装置8は、図5に示すように、筒状の
上部側ロック本体21と下部側のロック本体22とを有
し、それぞれ補強桟5、6の上部側桟部材23と下部側
桟部材24とに溶接などによって固着されるとともに、
両ロック本体21、22は関節軸25によって枢支連結
され、関節軸25を中心に補強桟5、6の下部側桟部材
24が上部側桟部材23に対して図中矢印A方向に二つ
折りできるようになっている。そして、下部側ロック本
体22にロック軸26によって回動可能に軸支されたロ
ックブロック27が上下両ロック本体21、22にわた
って設けられている。 【0017】ロックブロック27にはその先端部にロッ
ク片28が突設され、このロック片28が上部側のロッ
ク本体21に設けた係合突起29に係合するようになっ
ている。またロックブロック27には中空部30が設け
られ、これに圧縮スプリングからなるロックばね31が
収容されてその一端部が関節軸25に受け止められ、他
端部が中空部30の内壁に受け止められ、このロックば
ね31に付勢されてロック片28のロック面28aが上
部側ロック本体21の係合突起29の係合面29aに強
く押圧係合するようになっている。 【0018】またロックブロック27の後端部にはロッ
クブロック27のロック状態を開放するための開放レバ
ー32が突設されるとともに、ロックブロック27の先
端部外周面には、後述のように上部側桟部材23に対す
る下部側桟部材24の二つ折り状態から伸展する際に、
ロックブロック27が係合突起29のコーナー部29b
(図6)に沿って摺動するためのガイド面27aが形成
されている。 【0019】図5の状態は、下部側ロック本体22のロ
ック軸26に枢着しているロックブロック27のロック
片28が上部側ロック本体21の係合突起29にロック
ばね31の付勢力によって強く押圧係合して上部側桟部
材23と下部側桟部材24とが直線状にロックされてい
る状態を示す。このロック状態から、図6に示すように
上部側桟部材23に対して下部側桟部材24が二つ折り
した状態に開放操作するには、開放レバー32を矢印B
のようにロックばね31の付勢力に抗して下方に回動操
作すればよい。この操作によってロック片28が係合突
起29から離れて両者の係合状態が開放されるから、そ
の状態で下部側桟部材24を矢印Aに示すように関節軸
25を中心に上方に回動させることによって、図6に示
すように下部側桟部材24を上部側桟部材23に折り重
なるように二つ折りすることができる。 【0020】この二つ折りの状態から再び下部側桟部材
24を伸展して直線状態とするためには、下部側桟部材
24を関節軸25を中心に下方に回動することによって
ロックブロック27のガイド面27aが上部側桟部材2
3の係合突起29のコーナー部29bに当接し、この係
合突起29に押されてロックブロック27はロックばね
31の付勢力に抗して若干関節軸25側に没入する。そ
して、更に強く下部側桟部材24を回動することによっ
てガイド面27aが係合突起29のコーナー部29bを
摺動し、このコーナー部29bを通過することによっ
て、ロックブロック27は係合突起29の押圧力から開
放されるため、その没入状態からロックばね31に付勢
されて突出し、ロックブロック27のロック片28が係
合突起29に係合して、両桟部材23、24の直線状態
を強力に維持することになる。 【0021】このように関節装置8によって両補強桟
5、6を直線状態にロックしてその状態を維持し、両補
強桟5、6にて補強される各脚体2の直立状態、即ち使
用状態を保持するため、この関節装置8は各脚体2の使
用位置の保持手段7をも兼ねることになる。 【0022】図7〜図9に脚長調整装置16の詳細を示
す。各脚体2の第1脚部材14は横断形状略矩形状の角
筒状部材にて構成され、前後方向に対向する側壁の内一
方の側壁14aの外面両側に係合突条56が突設され、
他方の側壁14bの内面両側には外広がりの傾斜係合面
55が形成されている。この第1脚部材14に嵌合され
る第2脚部材15は、その横断面の全体形状が略矩形状
で、前後方向に対向する側壁の中央部に断面コ字状に窪
ませた窪み部15aが長手方向に沿って形成され、第1
脚部材14の一方の側壁14aに対向する一方の窪み部
15aの底面に、ピン受け段部33と平坦部34を交互
に有する部材35が適当間隔置きにビス36などによっ
て一体的に設けられている。そのピン受け段部33は、
上面側が水平な段面33aを形成しているのに対してそ
の下面側は傾斜面33bに形成されている。なお、最も
上部の部材35aには、上向きの段面33aに対向して
調整ピン38が嵌入できる間隔をあけて下向きの段面3
3cが形成され、調整ピン38を操作しないと、第2脚
部材15をそれ以上下方に伸長移動できないように構成
されている。 【0023】また、第1脚部材14の一側壁14aには
両側の係合突条56に係合させて取付ブラケット37が
装着され、第1脚部材14の下端近傍位置に固着されて
いる。この取付ブラケット37に下部側の調整ピン38
と上部側のがたつき防止ピン39とが貫通して設けられ
ている。これら調整ピン38とがたつき防止ピン39
は、取付ブラケット37の天井壁37aと底壁37b及
び第1脚部材14の一側壁14aを貫通してピン受け段
部33と平坦部34に向けて突出可能に構成されてい
る。 【0024】調整ピン38は、取付ブラケット37の天
井壁37aとばね受け40との間に介装した圧縮ばね4
1によって矢印aで示すようにピン受け段部33側に付
勢されており、かつ調整ピン38にはこれに直交して開
放位置維持小片42が突設され、調整ピン38をそのつ
まみ43を持って圧縮ばね41の付勢力に抗して矢印b
で示すように後退開放させかつ矢印cで示すように90
°回動させることによって、小片42を取付ブラケット
37の天井壁37aに突設した小片係合部44に係合さ
せ、調整ピン38を開放位置に維持できるように構成さ
れている。 【0025】また、がたつき防止ピン39は、ねじ軸の
中間部が小径に切削され、基端部側と先端部側とにねじ
部45、46が設けられ、基端部側ねじ部45を取付ブ
ラケット37の天井壁37aに設けた雌ねじ部47に螺
合させることにより、がたつき防止ピン39の先端部を
ピン受け段部33、33間の平坦部34に圧接させ、逆
に基端部側ねじ部45を雌ねじ部47から外すことによ
って、取付ブラケット37の外面とがたつき防止ピン3
9のつまみ48との間に設けた圧縮ばね49に付勢され
て、がたつき防止ピン39を開放状態に維持できるよう
に構成されている。 【0026】従って、脚長調整装置16を操作する場合
には、上述のように開放位置維持小片42を小片係合部
44に係合して調整ピン38をピン受け段部33から開
放状態に維持するとともに、がたつき防止ピン39をも
開放状態に維持しておき、この操作によって第2脚部材
15は第1脚部材14に対して自由に伸縮移動できるか
ら、第2脚部材15を第1脚部材14に対して所要の伸
縮位置に移動させ、その所要の位置で調整ピン38を矢
印cで示すように90°回動させて、それに突設してあ
る開放位置維持小片42を小片係合部44から離脱させ
る。これにより調整ピン38は圧縮ばね41に付勢され
てピン受け段部33に係合し、第1脚部材14が受ける
荷重を調整ピン38とこれが係合するピン受け段部33
で受け止めて第2脚部材15の収縮動作を阻止すること
ができる。 【0027】なお、この場合には第2脚部材15を第1
脚部材14に対して下方に伸長移動させる際には、調整
ピン38を開放位置に維持させておく必要がなく、単に
第2脚部材15を下方に伸長移動させることによって調
整ピン38がピン受け段部33の傾斜面33bに接触
し、この傾斜面33bに沿って調整ピン38が圧縮ばね
41の付勢力に抗して後退移動し、傾斜面33bを乗り
越えることによって調整ピン38は自動的に圧縮ばね4
1に付勢されてピン受け段部33の段面33aに係合さ
せることができる。 【0028】そして、第1脚部材14と第2脚部材15
との間のがたつきを防止するために、図8の状態から図
7に示すように、圧縮ばね49の付勢力に抗してがたつ
き防止ピン39の基端部側ボルト部45を雌ねじ部47
にねじ込み、その先端部を平坦部34に強く押し付け
る。すると、図9(a)に示すように、第2脚部材15
がその押し付け力Fにて第1脚部材14における他方の
側壁14bに向けて押圧され、この側壁14bの両側に
形成された外広がりの傾斜係合面55に第2脚部材15
の両側縁が係合することにより、図9(b)に示すよう
に、押し付け方向だけでなくそれと直交する方向の押圧
反力P1 、P2 がこの第2脚部材15に作用してそれら
両方向のがたつきが確実に防止され、第1脚部材14と
第2脚部材15の間でのあらゆる方向のがたつきが完全
に防止される。以上の操作によって各脚体2の脚長を伸
縮自在に調整することができる。 【0029】なお、図1において、各脚体2a〜2dの
第2脚部材15の下端部にはストッパー付きのキャスタ
ー50が取付けられている。また、図2及び図3におい
て、ステージ部1の前後方向の一端側には補助輪51が
出没可能に設けられている。この補助輪51の出没機構
は、図7に示す脚長調整装置16とほぼ同じ構造から成
り、脚取付軸12の中空部を利用して、これに補助輪5
1を枢支した出没軸を嵌合し、図7に示すような出没調
整ピン52とがたつき防止ピン53とによって補助輪5
1の没入位置と突出位置との間を出没させ、その出没位
置で上記両ピン52、53によって係止するようになっ
ている。そして、各脚体2の収納状態のときに、ステー
ジ部1を横向きにし、これより突出させた補助輪51に
よって運搬できるようになっている。 【0030】しかして、図10に示すように、天井の内
装仕上げや天井内の配線、配管作業などの高い場所の作
業を行う時には、図1に示すように、脚体2a〜2dを
脚取付軸12を中心に直立状態に回動させると同時に補
強桟5、6を関節装置8で二つ折りされている状態から
伸展して直線状態とする。このように補強桟5、6を直
線状態に伸展させることによって、補強桟5、6に設け
ている関節装置8兼用の保持手段7が補強桟5、6を直
線状態に強力に維持し、これによって補強桟5、6に連
結されている脚体2a〜2dを使用状態に堅固に維持す
ることができる。また、上記のように脚長調整装置16
を操作することにより各脚体2の脚長を伸縮自在に調整
することができるとともに、両脚部材14、15間のが
たつきの発生を完全に防止することができる。かくし
て、脚体2a、2c及び2b、2dに設けた前後方向の
横桟3、4と補強桟5、6によって前後左右への同様を
阻止するとともに脚長調整装置16にて各脚体2a〜2
dを伸縮調整しながらそのがたつきを防止できるので、
ステージ部1上に乗った作業者等の荷重や振動に対して
強力な耐久性を有することになる。 【0031】そして、脚体2a〜2dの使用状態から、
これらの脚体2a〜2dをステージ部1の裏面側へ収納
する際には、保持手段7の開放レバー32を操作して保
持手段7の保持作用を開放し、しかして関節装置8を中
心に補強桟5、6を二つ折りして折り畳むことによっ
て、これに連動して左右の脚体2a、2c及び2b、2
dはステージ部1の裏面側に折り畳まれ収納されること
になる。 【0032】図4は、この収納状態を示すもので、各脚
体2と補強桟5、6とは、ステージ部1の裏面側に突設
される取付ブラケット11の高さの範囲内にコンパクト
に収納されることになり、各脚体2の先端部のキャスタ
ー50も横向きにして収納することによって取付ブラケ
ット11の高さ位置からはみ出ることはない。こうし
て、作業台の各部材をステージ部1の裏面側にコンパク
トに収納することができるから、運搬や保管に嵩張るこ
とがない。 【0033】なお、上記実施例では、各脚体2a〜2d
をステージ部1の裏面側に折り畳むことができる作業台
の例を示したが、本発明は各脚体2a〜2dをステージ
部1に固定して連結し、各脚体2a〜2dの伸縮調整だ
けを行うようにした作業台にも適用することができる。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、第1脚部材に対して第
2脚部材を伸縮移動させて脚体の長さを任意に調整し、
その調整状態で調整ピンをピン受け段部に係合させるこ
とによって脚体の長さを任意に設定でき、又、がたつき
防止ピンにて第2脚部材を第1脚部材の内壁面に向けて
押し付けることによって、第1脚部材に形成された外広
がりの傾斜係合面に第2脚部材の両側縁が係合して押し
付け方向だけでなくそれと直交する方向のがたつきも確
実に防止され、第1脚部材と第2脚部材の間でのあらゆ
る方向のがたつきを完全に防止でき、従って脚体の伸縮
調整部における剛性を高くでき、安定性のよい作業台を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の作業台の正面図である。 【図2】同実施例の一部を破断して示した平面図であ
る。 【図3】同実施例の側面図である。 【図4】同実施例における作業台の収納状態を示す縦断
正面図である。 【図5】同実施例における関節装置の縦断正面図であ
る。 【図6】同実施例における関節装置の作動状態を示す縦
断正面図である。 【図7】同実施例における脚長調整装置の部分断面側面
図である。 【図8】図7のX−X矢視断面図である。 【図9】図8のY部の拡大作用説明図である。 【図10】同実施例の使用状態を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 ステージ部 2(2a〜2d) 脚体 14 第1脚部材 15 第2脚部材 16 脚長調整装置 33 ピン受け段部 38 調整ピン 39 がたつき防止ピン 55 傾斜係合面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステージ部に取付けられた角筒状の
    1脚部材14と、該第1脚部材14の内壁に沿って伸縮
    可能に該部材14に嵌合された断面略矩形状の第2脚部
    15とから成る脚体を備え、第1脚部材14の下端
    近傍に、第2脚部材15に適当間隔置きに設けたピン受
    け段部33に係合可能な調整ピン38と第2脚部材15
    を押圧するがたつき防止ピン39とを備えた脚長調整装
    16を配設し、第1脚部材14の一方の内壁14a側
    から前記がたつき防止ピン39によって第2脚部材15
    が第1脚部材14の他方の内壁14bに向けて押圧され
    た際に第2脚部材15の両側縁が係合する外広がりの傾
    斜係合面55が第1脚部材14の他方の内壁14bの両
    側に形成されてなる作業台の伸縮脚。
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