JP2001162845A - 改良型感熱式記録法 - Google Patents

改良型感熱式記録法

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JP2001162845A
JP2001162845A JP2000362609A JP2000362609A JP2001162845A JP 2001162845 A JP2001162845 A JP 2001162845A JP 2000362609 A JP2000362609 A JP 2000362609A JP 2000362609 A JP2000362609 A JP 2000362609A JP 2001162845 A JP2001162845 A JP 2001162845A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱式画像作成要素上に画像を記録する。 【解決手段】 サーモグラフイ用材料(m)上に画像を
記録するための方法が感熱式画像作成要素を有するサー
モグラフイ用材料と、エネルギーを与え得る加熱要素
(Hi)を有する透明感熱ヘッド(TH)と、そして放
射ビーム(L)とを提供する過程と、該感熱ヘッドの加
熱要素を賦活しそして該放射ビームにより該画像作成要
素を画像式にそして走査式に露光する過程とを具備して
いる。この場合、該感熱ヘッドから及び該放射ビームか
ら成る全エネルギーは該画像作成要素上に記録されるべ
き画像の階調に対応するレベルを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエネルギーを与え得る加
熱要素を有する感熱ヘッドにより感熱式に記録する(th
ermal recording)ための方法と装置に関する。なお、
特に、本発明は、この様な感熱ヘッドと放射ビーム、な
お好ましくは透明感熱ヘッドとレーザービームにより感
熱式に記録することに関する。
【0002】
【従来の技術】感熱式画像作成すなわちサーモグラフイ
(thermography)は画像式に変調された熱エネルギーの
使用により画像が発生される記録プロセスである。サー
モグラフイは、感光性ではないが熱に敏感なすなわち感
熱性の材料に関しており、そしてそこでは画像式に印加
された熱は、光学的不透明度を変える化学的又は物理的
プロセスにより、感熱性画像作成材料内に可視的変化を
充分にもたらしてくれる。
【0003】大抵の直接型のサーモグラフイ用記録材料
は化学型である。或る変換温度まで加熱すると、不可逆
化学反応が起こりカラー化された画像が作られる。
【0004】直接型感熱式印刷では、サーモグラフイ用
記録材料の加熱は画像信号から発せられ、該信号は電気
パルスに変換され、次いでドライバー回路を通して感熱
プリントヘッドへ選択的に転送される。該感熱プリント
ヘッドは顕微鏡的熱抵抗器要素から成り、該要素は該電
気エネルギーをジュール効果(Joule effect)を介して
熱に変換する。かくして感熱信号に変換された該電気パ
ルスは、サーモグラフイ用材料、例えばペーパーの表面
に転送された熱として現れるが、該材料ではカラーの現
像となる化学反応が起こる。この原理は”画像作成材料
ハンドブック(Handbook of Imaging Materials)”
{カリフオルニア州ベンチューラ市、ダイアモンド研究
社のアーサー エス.ダイアモンドにより編集され、ニ
ューヨーク市、マジソンアベニュー270、マーセルデ
ッカー社により印刷された、1991年版、498−4
99頁(edited by Arthur S. Diamond - Diamond Rese
archCorporation - Ventura, California, printed by
Marcel Dekker, Inc. 270 Madison Avenue, New York,
ed. 1991, p. 498-499)}に説明されている。
【0005】特に興味深い直接型感熱式画像作成要素は
還元剤と組み合わせた有機銀塩を使用している。この様
な材料で画像が得られるのは熱の影響下で該銀塩が金属
銀に展開されるからである。
【0006】図2(ノットスケールだが)は本発明の適
用に好適なサーモグラフイ用材料mの構成の断面図を示
す。該サーモグラフイ用画像作成要素3の材料は、約
0.1から1μm(例えば、0.2μm)厚さのサビン
グ層(subbing layer)又は基盤66と、7から25μ
m(例えば、20μm)の厚さのエマルジョン層67
と、そして約2から6μm(例えば、4μm)の厚さの
保護層68(時にはトップ層TLと呼ばれる)とを担
う、約65から180μm(例えば、175μm)のポ
リエチレンテレフタレート(polyethylene terephthala
te){ピーイーテー(PET)}支持部65を含んでい
る。オプションとして、該ピーイーテー支持部65の他
の側上に付着を防止するために静電気防止剤及び/又は
マッテイング剤(matting)(又は、同義語として屡々
使用される用語であるが、粗面化剤、又はスペース空け
剤、)を含む背張り層(backing layer)69が提供さ
れる。この様なサーモグラフイ用材料mの組成に関する
更に進んだ詳細は{アグフアゲバルト(Agfa-Gevaert)
の名前での}欧州特許第0692733号内で読むこと
が出来る。又該サーモグラフイ用材料は1つ以上の光−
熱変換剤(light-to-heat converting agents)を、好
ましくは層66、67又は68内に含むことが出来る。
この光−熱変換剤は屡々赤外線吸収成分であり、何等か
の形で、例えば固体粒子分散液又は赤外線吸収染料溶液
として多分該サーモグラフイ用材料に追加される。
【0007】図1を参照すると、本発明に使用され得る
(例えば、アグフアゲバルトの名前の、欧州特許第07
24964号から知られる)感熱式印刷装置10の全体
の原理計画が示されている。この装置は、文字Ieで屡
々シンボル化される感熱式画像作成要素又は(簡潔に
は)画像作成要素を含むサーモグラフイ式記録材料m上
に画素(又はピクチャー要素)Piの線を印刷すること
が出来る。画像作成要素Ieはサーモグラフイ用記録材
料mの1部分であるので、両者は本明細書では共通の参
照番号3で示される。該サーモグラフイ用記録材料mは
支持部上に感熱性層を含むが、該層は一般にはシートの
形をしている。画像作成要素3は回転可能なドラム15
上に設置されており、該ドラムは、該ドラム15と該画
像作成要素3とを静止した感熱プリントヘッド16を過
ぎるよう連続的に進める{いわゆる低速走査(slow sca
n)方向を表す矢印Y参照}駆動機構(図示せず)によ
り駆動される。このヘッド16は該画像作成要素3を該
ドラム15に対して加圧しそしてドライバー回路(大い
に明確のため示されてない)の出力を受ける。通常、該
感熱プリントヘッド16はラインメモリー(line menor
y)内にある画像データ内の画素数と数が等しい複数の
加熱要素を含んでいる。該加熱要素の画像式の加熱はラ
イン毎ベースで行われ、該”ライン”は該プリンタの構
成によって水平でも垂直でもよく、該加熱抵抗器は各々
他に沿って幾何学的に並置され出力不透明度(output d
ensity)の漸進的構造を有する。これらの抵抗器の各々
は加熱パルスによりエネルギーを与えられ得て、該パル
スのエネルギーは対応する画素の必要不透明度(requir
ed density)により制御される。画像入力データが高い
値を持つと、出力エネルギーは増加し、画像作成要素3
上のハードコピー17の光学的不透明度(optical dens
ity)もそうなる。反対に、より低い不透明度(lower d
ensity)の画像データは該加熱エネルギーを減少させ、
より薄い(lighter)ピクチャー17を与える。
【0008】入力データブロック22では、最初にデジ
タルの信号表現が得られ、次いで該画像信号はデジタル
インターフエースを経由して該感熱式プリンター10の
記憶手段(図示せず)に印加される。
【0009】処理ユニット24では、デジタル画像信号
が処理される。次ぎに記録ヘッド16は、該処理された
デジタル画像信号値に対応する不透明度値を各画素内に
発生するように制御される。処理後電流が付随加熱要素
を通って流れる。この方法で、該電気画像データの感熱
式ハードコピー17が記録される。各加熱要素により該
キャリヤに印加される熱を変えることにより、可変不透
明度画像画素が形成される。
【0010】感熱プリントヘッドの使用により白黒及び
カラー中間調(coloured half-tone)の両画像を用意す
ることは公知であるが、改良された記録方法にニーヅが
なお存在する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はエネル
ギーを与え得る加熱要素を有する感熱ヘッドにより感熱
式画像作成要素上に画像を記録するための改良された方
法を提供することである。
【0012】本発明の他の目的と利点は更に進んだ説明
と例から明らかになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記で述べた目的は、独
立請求項でそれぞれ規定され、例えば、図3(更に進ん
で説明されるが)で図解される特定の特徴を有する熱モ
ード画像作成要素(heat mode imaging element)上に
画像を発生するための方法とシステムにより実現され
る。本発明の好ましい実施例の特定の特徴は従属請求項
で開示される。
【0014】本発明の更に進んだ利点と実施例は次の説
明と図面から明らかになる。
【0015】
【実施例】この後に来る説明は主に6つの節、すなわち
(i)本出願で使用される用語と定義、(ii)透明な
感熱ヘッド(transparent thermal head)の好ましい実
施例、(iii)レーザービームと組み合わせた透明感
熱ヘッドを使用する方法の好ましい実施例、(iv)本
発明のフオトサーモグラフイ的応用(photothermograph
ic application)、(v)本発明のレーザーサーモグラ
フイ的応用(laserthermographic application)、(v
i)本発明の更に進んだ応用、を含んでいる。
【0016】本発明の透明感熱ヘッドについての更に多
くの情報は、同じ日付で出願され、引用によりここに組
み入れられる”感熱ヘッド(THERMAL HEAD)”の名称の
同時係属中の出願で見ることが出来る。
【0017】(i)本明細書で使用される用語の説明 より明確にするために、明細書と請求項に適用する幾つ
かの特定の用語の意味を使用前に説明する。
【0018】用語”サーモグラフイ用材料(thermograp
hic material)”(サーモグラフイ用の記録材料であ
り、この後シンボルmで示す)は感熱性画像作成材料
(thermosensitive imaging material)とフオトサーモ
グラフイ用画像作成材料(photothermographic imaging
material)(感光性で感熱式に現像可能な写真材料で
ある)との両者を含む。
【0019】本明細書の目的では、サーモグラフイ用画
像作成要素Ieはサーモグラフイ用材料mの1部分であ
る(両者は参照番号3により示される)。
【0020】従って、シンボル的には:m∋Ieとな
る。
【0021】類似して、サーモグラフイ用画像作成要素
Ie、は(直接的又は間接的)感熱式画像作成要素とフ
オトサーモグラフイ用画像作成要素との両者を含む。本
出願では用語のサーモグラフイ用画像作成要素Ieは大
抵は用語の画像作成要素と短縮される。
【0022】用語”加熱材料(heating material)”
(以下シンボルhmで示す)は電源により賦活されると
熱を発生するように電気的に伝導性の材料層を意味す
る。
【0023】本明細書では、加熱要素Hiは加熱材料h
mの1部分である。
【0024】従って、シンボル的には:hm∋Hiとな
る。
【0025】該加熱材料hmの1部分である加熱要素H
i(例えば、H1,H2,H3...)は従来は適当な
電極の形状により規定された長方形又は正方形の部分で
ある。
【0026】本明細書によれば、加熱要素は又加熱シス
テムの1部分であるが、該システムは更に電源、データ
取り込みユニット(data capture unit)、プロセサ
ー、スイッチングマトリックス(switching matirx)、
リード線他を含んでいる。
【0027】”オリジナル(original)”は、光学的不
透明度(optical density)、透過率(transmissio
n)、又は不透明度(opacity)の変動(variations)の
形の画像としての情報を含むハードコピー又はソフトコ
ピーである。各オリジナルは多数のピクチャ素子(pict
ure element)、いわゆる”画素(pixel)”から成る。
更に、本出願では、該用語の画素とドット(dot)は等
価と見なされる。
【0028】更に、本発明によると、該用語の画素とド
ットとは出力画像(ソフトコピー又はハードコピーで、
例えばプリントとして知られる)のみならず入力画像
(オリジナルとして知られる)に関してもよい。
【0029】感熱プリントヘッドと、感熱性レシービン
グ材料(heat-sensitive receivingmaterial)(いわゆ
る1枚シート感熱式印刷の場合)か感熱性ドナー材料及
びレシービング(receiving){又はアクセプター(acc
eptor)}材料の組み合わせ品(いわゆる2枚シート感
熱式印刷の場合)かと、そして該感熱プリントヘッドに
対して該レシービング材料か該ドナーアクセプター組み
合わせ品かを移動させる輸送装置との使用により白黒及
びカラー中間調の両画像を用意することは公知であり、
大いに商業的に{例えばアグフアーゲバルト エヌ.ブ
イ.のドライスターテーエム(DrystarTM, of Agfa-gev
aert N.V.)}使用されている。該感熱ヘッドは通常
は、熱放散ベース素子又はヒートシンクhs上にそれ自
身が設置されるセラミック基盤上に配置された加熱要素
の1次元配列から成る。次の節で、本発明の感熱ヘッド
と作業方法は徹底して説明される。用語使用法”レーザ
ーサーモグラフイ”は何等レーザーによらない均一予熱
過程とレーザーにより画像式に露光する過程とを含む直
接サーモグラフイの技術を意味する。
【0030】感熱印刷ヘッドと、感熱性レシービング材
料(heat-sensitive receiving material)か感熱性ド
ナー材料(heat-sensitive donor material)及び受像
(又はアクセプター)材料の組み合わせ品かと、そして
該感熱印刷ヘッドに対して該レシービング材料か該ドナ
ーアクセプター組み合わせ品かを移動させる輸送装置
と、の使用により白黒及びカラー中間調の両画像を用意
することは公知であり、大いに商業的に{例えばアグフ
アーゲバルト エヌ.ブイ.のドライスターテーエム
(DrystarTM)}使用されている。該感熱ヘッドは通常
は、熱放散ベース素子上にそれ自身が設置されるセラミ
ック基盤上に配置された加熱要素の1次元配列から成
る。次の節で、この様な感熱式プリンター、部品そして
作業方法が徹底して説明される。
【0031】(ii)本発明の透明感熱ヘッドの好まし
い実施例 既に本明細書の背景部分で述べた様に、例えば直接型感
熱式印刷の{アグフアーゲバルト エヌ.ブイ.(Agfa
-Gevaert N.V.)の名前の}欧州特許第0622217
号、他用に、感熱式印刷用の方法と装置は多年前から公
知である。これらの技術では、画像作成要素の画像式の
露出はエネルギーを与え得る加熱要素を有する感熱ヘッ
ドにより行われる。
【0032】今本発明の第1の実施例によると、エネル
ギーを与え得る加熱要素を有する感熱ヘッドは光学的に
透明な材料である。この様な透明な感熱ヘッドの完全な
説明用には、同じ特許譲り受け人により同じ日付で出願
された”感熱ヘッド(THERMAL HEAD)”の名称の同時係
属中の特許出願を参照されればよく、該出願は本出願中
に明確に含まれる。
【0033】該同時係属中の出願には、幾つかの利点が
説明されている。簡潔にするために、本明細書では冗長
な説明の繰り返しはしない。
【0034】なお、透明感熱ヘッドの重要な利点には、
例えば、不透明度が該サーモグラフイ用材料上で形成さ
れる時に不透明度を制御するために、例えば該感熱ヘッ
ドにより不透明度制御を指令する可能性を含んでいる。
【0035】図9は、本発明の使用法に好適な、測定波
長に対するアイテーオーの光学的透過率を示す図表であ
る。参照番号81は加熱材料hmアイテーオーの透過率
曲線を与える。
【0036】本発明によれば、感熱ヘッドで適用された
加熱材料hmは、350から1200nmの波長範囲
で、70%より高い透明度を有することにより光学的に
透明である。より好ましくは、該加熱材料hmは700
から1100nmの波長範囲で80%より高い透明度を
有することにより光学的に透明である。
【0037】本発明の更に好ましい実施例では、該加熱
材料hmは少なくともレーザービームの波長(例えば8
30,870,1054又は1064nm)で80%よ
り高い透明度を有する。
【0038】図13は、露光波長に対する加熱材料hm
(アイテーオーの様な)の光学的透過率を測定するため
の器械160である。
【0039】加熱材料36(例えば、アイテーオー製
の)とサーモグラフイ用画像作成要素3は2つの透明だ
が分離する手段(例えばガラスプレート)163−16
4により位置的に保たれる。
【0040】光源(例えば、ハロゲンランプ)161は
第1ガラスプレート163を通りそして該透明加熱材料
36を通り該第2ガラス板164により保持されるサー
モグラフイ用画像作成要素3上へ光ビーム162を送
る。
【0041】電源168は加熱材料36上へ1つの方形
波パルス169をもたらし、かくして熱を発生させ、そ
の結果該サーモグラフイ用画像作成要素3は測定される
べき光学的不透明度を現像する。該パルスの振幅は、該
サーモグラフイプロセスをトリガーするに充分な熱量を
発生させるように選ばれそして該透明加熱材料の導電率
と関係している。
【0042】測定器械160が或る波長範囲(wave-ran
ge)(例えば200−2500nm)を有し、与えられ
たタイムスパン(time-span)内で充分な数のスペクト
ル(例えば36msで18のスペクトル)を指し示すス
ペクトロフオトメーター(spectrophotometer)166
を含むのが有利である。
【0043】明らかに、コンピユータ167は実験パラ
メータのプログラム用にそして関連計算の実行用に便利
である。
【0044】更に好ましい実施例では、単一方形波パル
ス169は一定振幅(例えば46ボルトの)であるが増
加するパルス幅(例えば、6ms、8ms、10m
s...の)を有する。もう1つの更に好ましい実施例
では、該単一方形波パルス169は増加する振幅(例え
ば、40V、45V、又は50ボルトの)を有するが一
定のパルス幅(例えば、10msの)を有する。
【0045】該スペクトロフオトメーター166によ
り、該方形波パルス169の電力(例えば5と10W/
mm2の間で)が増加すると如何にそしてどの割合で該
サーモグラフイ用画像作成要素3の不透明度が増加する
かが容易に検出出来る。同じことは該加熱材料36の種
々の厚さ、例えば0,1及び30μmの間、又は0,2
μm及び5μmの間で検査出来る。
【0046】図10は、本発明の使用に好適なレーザー
サーモグラフイ用材料{”エムイーデー1(Med.1)”
として示される}の光学的透過率(参照番号85参照)
を示す図表である。
【0047】図11は、本発明の使用に好適なもう1つ
のレーザーサーモグラフイ用材料{”エムイーデー2
(Med.2)”として示される}の測定波長に対する光学
的透過率(参照番号86参照)、吸収率(参照番号87
参照)及び反射率(参照番号88参照)曲線を示す図表
である。
【0048】例えば図9及び10の比較から、830と
870nmの間の波長を有するレーザーが有利に適用出
来ることが容易に分かる。実際、この様なレーザービー
ムは加熱材料hm(例えば、図9に図解されるアイテー
オー)を通して効率良く透過されサーモグラフイ用材料
(例えば、図10に図解されるエムイーデー1)により
効率良く吸収される。
【0049】図9と11の類似の比較から、例えば、1
054又は1064nmの波長を有するレーザーは有利
に適用出来ることは容易に分かる。実際、この様なレー
ザービームは加熱材料hm(例えば、図9に図解される
アイテーオー)を通して効率よく透過されサーモグラフ
イ用材料(例えば、図11に図解されるエムイーデー
2)により効率よく吸収される。
【0050】赤外線及び/又は近赤外線で放射する、す
なわち波長範囲700−1500nmで放射するレーザ
ーを使用することが本発明に関連して非常に好ましい。
好適なレーザーはネオジムヤグレーザー(Nd-YAG-lase
r)(ネオジム−イットリウム−アルミニウム−ガーネ
ット;1064nm)又はネオジムワイエルエフレーザ
ー(Nd-YLF laser)(ネオジウム−イットリウム−ラン
タン−フッ化物;1053nm)を含んでいる。典型的
で適当な半導体レーザーダイオードは例えば、830n
m又は860−870nmで放射する。
【0051】必要なレーザー電力は該レーザービームの
画素ドエル時間(pixel dwell time)に左右され、それ
は走査速度(例えば0.1から20m/sの間、好まし
くは0.5から5m/sの間)と該レーザービームのス
ポット直径(最大インテンシテイの1/e2で規定さ
れ、例えば1と100μmの間、好ましくは10と25
μmの間)とに依存する。
【0052】本発明に使用出来る透明加熱材料について
の情報は”感熱ヘッド(THERMAL HEAD)”の名称の上記
の同時係属中の出願に見出される。例えば、該加熱材料
hmはIn2O3、オプションではドープされたもの;SnO/O
2、オプションではドープされたもの;ZnO、オプション
ではドプされたもの;Cd2SnO4又はCdSnO3;Bi2O3;Mo
O3;TiO2;WO2;RhO2;ReO2;NaXWO3;Zn2SnO4及びV2O5
から成るグループから選択されてもよい。もう1つの例
は、(アグフアゲバルトの登録商標の)、例えば、種類
オルガコン−イーエル(ORGACON-EL)として公知の、商
業的な導電性で透明なポリマーを含んでいる。
【0053】最初に、種々の不透明度の画像を記録する
ための感熱式印刷システムは該プリントの可変パラメー
タ(例えば実際の不透明度又はドット寸法)を検出する
ために幾つかの種類のセンサーを使用することはサーモ
グラフイの当業者には公知である。電子的閉ループシス
テムは該印刷プロセス内の必要な調節を行う。今や、も
し該電子制御部と該器械がコンパクトであるならば、詳
細な説明で完全に説明される多くの側面でそれは有利で
ある。
【0054】(iii)レーザービームと組み合わされ
た本発明の透明感熱ヘッドを使用する方法の好ましい実
施例 図3はレーザーと組み合わされた透明感熱ヘッドを使用
する、本発明の方法の好ましい実施例を示す。
【0055】感熱式画像作成要素Ie上の画像を記録す
るためのこの様な方法は、感熱式画像作成要素Ieを有
するサーモグラフイ用材料m(参照番号3)と、エネル
ギーを与え得る加熱要素(Hi、参照番号39)を有す
る透明感熱ヘッドTH(参照番号16)と、そして放射
ビームL(参照番号41)とを提供する(例えば回転可
能なドラム15により)過程と、入力データ(入力デー
タブロック22参照)を取り込む過程と、該デジタル画
像信号を処理する(処理ユニット24内で)過程と、該
感熱ヘッドの加熱要素を賦活する過程とそして該放射ビ
ームにより画像作成要素を画像式にそして走査式に露光
する過程とを具備しており、該画像式のそして走査式の
露光は該感熱ヘッドの透明部分を通って該放射ビームを
通過させることにより行われる。
【0056】本発明によりサーモグラフイ用材料m上に
画像を記録する方法の好ましい実施例は、 −感熱式画像作成要素を有するサーモグラフイ用材料
と、エネルギーを与え得る加熱要素Hi(参照番号3
9)を有する透明感熱ヘッドTHと、そして放射ビーム
Lとを提供する過程と(図12の参照番号131参
照)、 −該感熱ヘッドからと該放射ビームから成る全エネルギ
ーが該画像作成要素上に記録されるべき画像の階調(gr
adation)(オプションでは又例えば、不透明度、カラ
ー他も表す)に対応するレベルを有するように、該感熱
ヘッドの加熱要素を賦活しそして該放射ビームにより該
画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する過程と
(参照番号132参照)を具備しており、該画像式のそ
して走査式の露光は該感熱ヘッドの透明部分を通して該
放射ビームを通過させることにより行われる。
【0057】本発明によりサーモグラフイ用材料m上に
画像を記録する方法のもう1つの好ましい実施例は、 −感熱式画像作成要素を含むサーモグラフイ用材料と、
エネルギーを与え得る加熱要素Hi(参照番号39)を
有する透明感熱ヘッドTHと、そして放射ビームLとを
提供する過程(参照番号131参照)と、 −該画像作成要素の変換温度Tc(図4.3のしきい値
レベル参照番号55参照)の下にある該画像作成要素内
余熱温度T0が達成されるように加熱要素を賦活する過
程と(参照番号133参照)、 −該画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に対
応するエネルギーのレベルを有する該放射ビームにより
該画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する過程
と、 −該画像作成要素の変換温度(Tc)より高くそして前
記サーモグラフイ用材料を現像するに適している該画像
作成要素内の温度(Tm)が到達されるように加熱手段
(HM)により前記感熱式画像作成要素を加熱する過程
とを具備しており、前記画像式のそして走査式の露光は
前記感熱ヘッドの透明部分を通して前記放射ビームを通
過させることにより行われる。
【0058】本発明による方法の更に好ましい実施例で
は、該加熱手段は感熱ヘッドを含んでいる。
【0059】本発明によりサーモグラフイ用材料m上に
画像を記録する方法の更に好ましい実施例は −感熱式画像作成要素を含むサーモグラフイ用材料と、
エネルギーを与え得る加熱要素Hiを有する少なくとも
2つの感熱ヘッドTH1、TH2と、そして放射ビーム
Lとを提供する過程と(参照番号134参照)、 −該画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に対
応するエネルギーのレベルを有する該放射ビームにより
該画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する過程
と、 −該画像作成要素内の第1温度Tm1が到達されるよう
に該感熱ヘッドの1つの加熱要素を第1加熱時間t1の
間賦活する過程と(参照番号135参照)、 −該画像作成要素内の第2温度Tm2が到達されるよう
に該感熱ヘッドの相手方の1つの加熱要素を第2加熱時
間t2の間賦活する過程とを具備しており、該画像式の
そして走査式の露光は該感熱ヘッドの1つの透明部分を
通して該放射ビームを通過させることにより行われる。
【0060】更に好ましい実施例では、該方法は、該画
像式のそして走査式の露光の前に、該画像作成要素の該
変換温度Tc(参照番号55)の下にある該画像作成要
素内予熱(preheat)温度T0が到達されるように該加熱
要素を賦活する追加的過程を具備している(参照番号1
36参照)。
【0061】本発明の方法の、更に好ましい実施例で
は、該加熱過程と該露光過程とは少なくとも部分的には
同時に行われる。
【0062】本発明の方法の、更に好ましい実施例で
は、該感熱ヘッドの加熱要素(参照番号39)の賦活は
画像式に行われる。
【0063】本発明の方法の更に好ましい実施例では、
放射ビームによる該画像式のそして走査式の露光は該画
像式のそして走査式の露光がレーザーダイオードアレー
(laserdiodearray)により行われる点で変型されてい
る(参照番号137参照)。
【0064】本発明による方法の更に好ましい実施例で
は、該サーモグラフイ用材料は画像式露光過程と該加熱
過程の両過程中は全く同一の保持用又はガイド用手段
(例えば、ドラム15)上にある。
【0065】本発明の方法は又、該透明感熱ヘッドを通
るようモニター用ビームを通過させることにより該感熱
式画像作成要素を現像する間、該階調(又は不透明度、
又はカラー)をモニターすることにより透明感熱ヘッド
の賦活用加熱要素を制御する追加の過程を具備している
(参照番号138参照)。
【0066】図12は本発明の幾つかの方法の過程(me
thod-steps)の通覧流れ図(surveyflow-chart)を与え
る。本発明の多くの好ましい実施例を開示した後なの
で、図12の完全に徹底した別の開示は冗長に見える。
なお幾つかの注意は関係があり、(i)破線は明確な時
間の長さは述べられてないことを示す、(2)矢印の破
線はシーケンスの拘束された順序(restrictive order
of sequence)は述べられてないことを示す、(3)多
くの実施例では予熱が適用されてもよい、(4)多くの
実施例では画像にモニター作業(例えば階調、又は不透
明度又はカラー)が適用された、(5)幾つかの実施例
では1つより多くの感熱ヘッド(例えば、TH1,TH
2)が適用された、(6)幾つかの実施例ではレーザー
ダイオードアレーLDAが適用された。
【0067】図6は本発明の方法の幾つかの好ましいハ
ードウエア実施例を示す。全てのこれらの実施例を解析
する前に、この特定の図面で、透明感熱ヘッドは1つの
大文字Hで示されるが、非透明感熱ヘッドは図6で”ア
ッパースコア(upperscore)”付きの1つの大文字Hで
示される。更に、この図面の頂部には、完全性のため
に、従来技術で公知の非透明感熱ヘッドH(左側の)と
上記同時係属中の出願の透明ヘッドH(右側の)が示さ
れている。
【0068】図には、透明感熱ヘッドの使用は非透明ヘ
ッドよりも感熱式記録ユニットの設計用により多くのオ
プションを提供することが図解されている(w,r,
t,後出の図7で、画像作成及び処理ユニット125と
しても参照される)。該図解は略図形でなされており、
そこではシンボルmは感熱式画像作成材料を示し、シン
ボルY(図1,3,7,及び8も参照のこと)は低速走
査の方向を示す。左側では少なくとも1つの非透明感熱
ヘッドを有する少なくとも2つの装置を備える幾つかの
実施例がグループ分けされており、これらの装置はサー
モグラフイ用材料mと同じ側、又はmの反対側に位置し
ていてもよい。右側では少なくとも2つの装置、特に少
なくとも1つの透明感熱ヘッドを有する装置を備える幾
つかの実施例がグループ分けされており、これらの装置
は該サーモグラフイ用材料mと同じ側、又は反対側に位
置するか、又は1つの単一のコンパクトな装置内に一体
化さえされてもよい。
【0069】参照番号71はmの同じ側に位置し(方向
Yに沿って)順番に動作する2つの非透明感熱ヘッド
H1H2)を有する感熱式記録ユニットを略図的に
図解している。ここで、H1はサーモグラフイ用材料を
均一に予熱するが、H2は該サーモグラフイ用材料mを
画像式に加熱する。
【0070】参照番号72はmの同じ側に位置し(方向
Yに沿って)順番に動作する非透明感熱ヘッド(H1
とレーザー(L1)とを有する感熱式記録ユニットを略
図的に図解している。ここで、H1は該サーモグラフイ
用材料mを均一に予熱してもよいが、L1は該サーモグ
ラフイ用材料mを画像式に露光する。
【0071】参照番号73はmの同じ側に位置し(方向
Yに沿って)順番に動作するレーザー(L1)と非透明
感熱ヘッド(H1)とを有する感熱式記録ユニットに関
している。ここで、L1は該サーモグラフイ用材料mを
均一に予熱してもよいが、H1は該サーモグラフイ用材
料mを画像式に賦活する。
【0072】参照番号74はmの相対する側に位置し
(方向Yに沿って)順番に又は順番に従わず動作する少
なくとも2つの非透明感熱ヘッド(H1H2)を有す
る感熱式記録ユニットに関する。ここで、例えばH1
該サーモグラフイ用材料mを均一に予熱してもよいが、
H2は該サーモグラフイ用材料mを画像式に賦活する。
【0073】参照番号75はmの相対する側に位置し
(方向Yに沿って)順番に又は順番に従わず動作する少
なくとも1つの非透明感熱ヘッド(H1)と少なくとも
1つのレーザー(L1)を有する感熱式記録ユニットを
に関する。ここで、例えばH1は該サーモグラフイ用材
料mを均一に予熱してもよいが、L1は該サーモグラフ
イ用材料mを画像式に露光する。
【0074】参照番号91はmの同じ側に位置し(方向
Yに沿って)順番に動作する2つの透明感熱ヘッド(H
1とH2)を有する感熱式記録ユニットを略図的に図解
している。ここで、H1は該サーモグラフイ用材料mを
均一に予熱してもよいが、H2は該サーモグラフイ用材
料mを画像式に加熱する。
【0075】参照番号96はmの同じ側に位置し(方向
Yに沿って)順番に動作する2つの感熱ヘッド(H1
H2)、特に1つの非透明ヘッド(H1)と1つの透明
ヘッド(H2)とを有する感熱式記録ユニットを略図的
に図解している。ここで、例えばH1は該サーモグラフ
イ用材料mを均一に予熱してもよいが、H2は該サーモ
グラフイ用材料mを画像式に賦活する。
【0076】参照番号92は、両者共mの同じ側に位置
し(方向Yに沿って)順番に動作する、透明感熱ヘッド
(H1)とレーザー(L1)とを有する感熱式記録ユニ
ットを略図的に図解している。ここで、例えばH1は該
サーモグラフイ用材料mを均一に予熱してもよいが、L
1は該サーモグラフイ用材料mを画像式に露光する。参
照番号93は類似のシステムを図解しているが、L1と
H1は逆の位置と、そして対応する機能を有しており、
例えばL1は該サーモグラフイ用材料mを画像式に露光
しそしてH1はフオトサーモグラフイの場合に於ける様
に該サーモグラフイ用材料mを(均一に又は画像式に)
加熱する。
【0077】参照番号97は、両者共mの同じ側にそし
て方向Yに沿っては同じローカリテイ(locality)に位
置する、透明感熱ヘッド(H1)とレーザー(L1)と
を有する感熱記録ユニットを略図的に図解している。こ
こで、例えば、H1は該サーモグラフイ用材料mを均一
に予熱してもよいが、L1はレーザーサーモグラフイの
場合は該サーモグラフイ用材料mを画像式に露光するか
又は、例えばL1は該サーモグラフイ用材料mを画像式
に露光し、H1はフオトサーモグラフイの場合は該サー
モグラフイ用材料mを(均一に又は画像式に)加熱す
る。
【0078】参照番号94は参照番号74に幾分類似す
るが、少なくとも2つの透明感熱ヘッド(H1,H2)
と対応する機能とを有する。
【0079】参照番号95は参照番号75に幾分類似す
るが、少なくとも1つの透明感熱ヘッド(H1)と対応
する機能とを有する。
【0080】参照番号98は参照番号92に幾分類似す
るが、しかし今は両装置(H1,L1)は同じ側でそし
てYに沿っては同じ位置にある。
【0081】参照番号99は参照番号97及び98に幾
分類似するが、しかし今両装置(H1,L1)は同じ側
でそしてYに沿っては同じ位置にあり、1つの単一でコ
ンパクトな装置、例えば、上記係属中の特許出願内に開
示された透明感熱ヘッド内に一体化されている。
【0082】透明感熱ヘッドの第2の重要な利点は、例
えば該感熱ヘッドを通るよう記録用放射ビームを指し向
ける可能性を含んでいることである。例えば、透明感熱
ヘッドと放射ビームとの組み合わせが、該組み合わせは
感熱式に動作する印刷装置用に好適であるが、図8に図
解されている(後の節で説明されるが)。
【0083】該ヘッドが透明なので、該サーモグラフイ
用材料に対して感熱ヘッドを用いた加熱と(i)同じ側
からかつ(ii)同じ位置で、レーザー記録を適用出来
る。
【0084】該サーモグラフイ用材料に対して該感熱ヘ
ッドを用いた加熱と同じ側から適用されるレーザー記録
の可能性は重要な利点を与える。事実、公知の感熱式プ
リンター(例えば、図1参照)では、第1の加熱(例え
ば、加熱ドラム15、又はプラテン、又はロールによ
る)は後ろ側から与えられることが多いが、第2の加熱
(例えば、加熱要素Hiによる)は該サーモグラフイ用
材料mの前側から与えられる。この従来の技術は後ろ側
から該画像作成要素3を加熱することに欠点を含んでい
る。実際、プラスチック{ピーイーテー(PET)の様
な}で形成される、支持層65は特に良好な熱伝導体で
はない。従って、エマルジョン層67内の温度がしきい
値まで立ち上がるには、もしエマルジョン層67に熱エ
ネルギーが直接印加される場合より僅かながらより長く
かかる。勿論これは記録プロセスを遅くさせる。
【0085】サーモグラフイ用材料mの同じ側にある非
透明又は透明である感熱ヘッドと放射ビームとを使用す
る実施例は丁度上記した問題を解決する。しかし、非透
明感熱ヘッドの場合、該感熱ヘッドと該放射ビーム間に
或る距離が必要であり(構造的な寸法の理由で)、それ
はもう1つの欠点を招く。事実、加熱要素の第1のエネ
ルギーを受けた後、サーモグラフイ用材料m上の温度
は、該レーザービームのインパクト領域(impact regio
n)に入る前に低下する。
【0086】もし透明感熱ヘッドとレーザービームが該
サーモグラフイ用材料mの同じ側でかつ同じ場所で組み
合わされるならば、両方の既述の欠点は解決する。
【0087】レーザーダイオードはエマルジョン層67
とのインパクト時(upon impact)に熱に変換される様
な光を放射するので、それは抵抗型加熱要素39が行う
様にエマルジョン層67に接触する必要はない。従っ
て、該レーザー118と該感熱ヘッド16は同じ側でか
つ同じ場所に配置されてもよい(図6の参照番号99参
照)。感熱プリントヘッドTHが該レーザービームLの
視野を阻止したりも、見えなくしたりもしないのでこれ
は可能である。かくして、感熱式記録システムのこの構
成では、後ろ側から支持部65を通してエマルジョン層
67に熱を印加する必要はない。
【0088】更に結果として、熱源と感熱性のサーモグ
ラフイ用材料との間の非常に短い距離しかないのでより
向上したシャープさを得ることが本発明により可能にも
なる。{レーザーが支持部65を通過する必要がなく
(図2参照)そして該感熱性層と光源間に配置された感
熱式画像作成材料の種々の層の屈折率の差により引き起
こされる光の回折によりぼやけ(unsharpness)が創生
されない}。
【0089】加えて、透明感熱ヘッドと化学線作用の
(actinique)放射ビームとの組み合わせにより熱が非
常に局部的に印加出来るので、曇り(fog)は低下し得
て、かくして情報の弁別手段(discriminance)の質
(Dminに対するDmaxの比を比較)が向上する。
【0090】本発明のもう1つの利点は該組み合わせ透
明感熱ヘッドによる非常に局部的で短い加熱により寸法
安定性が改善されることである。寸法安定性向上用への
感熱ヘッドの使用はコニカ(Konica)の欧州特許第09
33672号に説明されている。該引用特許にはカラー
印刷用に使用されるグラフイック技術画像作成材料では
良好な複写寸法精度(good size repetition accurac
y)が必要であると説明されている。しかしながら高品
質カラー印刷用のもう1つの要求は少なくとも約472
ドット/cm(1200dpi)、好ましくは約945
ドット/cm(2400dpi)の解像度である。
【0091】本発明の更に好ましい実施例では、該感熱
ヘッドを通してレーザービームを印加することにより高
解像度の画像を得ることが出来るが、そこでは該レーザ
ースポットは該感熱ヘッドの加熱要素よりも寸法が小さ
い。更に、該レーザーと感熱ヘッドは1つのコンパクト
な装置として感熱式記録ユニット内に据え付けることが
出来る。これは該感熱式記録ユニット自身が高解像度画
像を与えるコンパクトな装置であることを可能にする。
【0092】図4.1から4.3はそれぞれ加熱要素H
i(参照番号39)の賦活(VHi参照)と、放射ビー
ムLの賦活(VLi参照)とそして該サーモグラフイ用
材料m内の最終温度(Tm参照)を示す。明確化のた
め、そして図4.1を参照して、時刻t0からt1まで
に予め決められた電圧VHi(共通して12と18ボル
トの間、例えば15V)が透明感熱ヘッドTHの加熱要
素Hiに供給されると仮定する。このパルスは参照番号
51で示されそしてオフ状態に対する論理レベル0とオ
ン状態に対する論理レベル1によりシンボル化された振
幅を有する。又その後、時刻t1からt2までもう1つ
の2進パルス(binary pulse)52が例えば適当なレ−
ザーL(図4.2参照)に与えられたと仮定する。今、
本発明の好ましい実施例によりかつ図4.3に図解され
ている様に、該サーモグラフイ用材料mの温度(Tm)
は第1には時刻t0からt1まで第1加熱曲線53に沿
って増加し、次いでオプション的に望ましい不透明度レ
ベルに対応する安定レベルまで第2加熱曲線54に沿っ
て増加し、そしてその後例えば第3加熱(又は冷却)曲
線56に沿って減少する。シンボルTc(参照番号5
5)は該サーモグラフイ用材料mのしきい値温度を示
す。
【0093】図5.1は走査時間に対する該サーモグラ
フイ用材料m上の不透明度の進展(evolution)(Dm
参照)を示す。曲線57に沿った不透明度の進展は初期
不透明度D1からスタートする{一般には出来るだけ低
くするが、もし該サーモグラフイ用材料内に漂白の要素
又は層がないならば未処理の感熱式画像作成材料の光学
的不透明度により制約されそして又あり得るフオグ(fo
g)(Df)により影響される}。時刻t1でしきい値
温度又は変換温度Tcは越えられ、サーモグラフイ用材
料mの不透明度は望ましいレベルD2まで増加する。
【0094】図5.2は走査時間の完了後の該サーモグ
ラフイ用材料m上の最終不透明度を示し、走査距離と関
係付けられている。最終結果は望ましいレベルの不透明
度D2での画素58を描く。
【0095】(iv)本発明のフオトサーモグラフイ的
応用 本発明はいわゆるフオトサーモグラフイ(photothermog
raphy)で有利に応用され得る。均一な加熱へ続く画像
式の露光により画像を作るための感熱式に処理可能な銀
含有材料は一般に公知である。この様なサーモグラフイ
用画像作成要素の典型的組成は、例えば有機銀塩(orga
nic silver salt)とその還元剤(reducing agent)の
酸化還元組み合わせ(oxidation-reduction combinatio
n)と組み合わされた感光性ハロゲン化銀(photosensit
ive silver halide)を含んでいる。
【0096】これらの組み合わせは、例えば、米国特許
第3、457、075号{モルガン(Morgan)}及びデ
ー.エイ.モルガン(D. A. Morgan)により著作され、
エイ.アール.ダイアモンド(A.R. Diamond)により編
集され、マーセルデッカー(Marcel Dekker)により1
991年に発行された”画像作成科学ハンドブック(Ha
ndbook of Imaging Science)”の第2章、43−60
ページで”乾式銀写真材料(Dry Silver Photographic
Materials)”の名称で説明されている。
【0097】サーモグラフイ的システムの展望は、カー
ト アイ.ジャコブソンとラルフイー.ジャコブソン
(Kurt I. Jacobson and Ralph E. Jacobson)著で19
76年ロンドン及びニューヨークのフオーカルプレス
(The Focal Press)発行の本”画像作成システム(Ima
ging Systems)”の”独創的処理をベースとするシステ
ム(Systems based on unconventional processing)”
と言う名称の第5章に、”サーモグラフイ的システム
(thermographic systems)”の名称の、特に”7.1
サーモグラフイ(Thermography)”と”7.2フオトサ
ーモグラフイ(Photothermography)”のある第7章に
見られる。
【0098】フオトサーモグラフイ用画像作成要素は画
像式露光、例えば、オリジナルと接触して又はレーザー
の助けを得た電子的画像処理の後に典型的に処理され、
その結果潜像(latent image)がハロゲン化銀上に形成
される。
【0099】次の加熱過程で該形成された潜像は還元剤
と非感光性有機銀塩、通常はベヘン酸銀(silver behen
ate)の間の酸化還元反応に触媒効果を発揮し、その結
果として該露光箇所に可視的な不透明度が形成される。
該処理条件は非感光性有機銀塩とその還元剤の選択によ
り規定される。例えば、処理温度は5秒間摂氏120度
(又は絶対温度393度)付近である。サーモグラフイ
用材料及びこの様な画像式の露光に関する更に進んだ情
報は、例えば、アグフアゲバルト(Agfa-Gevaert)の欧
州出願第EPA96.201.530.1.に見出すこ
とが出来る。今、本発明の1つの好ましい実施例では、
該画像式の露光は放射ビームにより行われる、一方後の
均一な加熱は感熱ヘッドにより行われる。こうすること
により、感光性の感熱式に現像可能な写真材料の感度の
向上さえも得られるので、より低電力の熱源で充分とす
ることが出来る。
【0100】(v)本発明のレーザーサーモグラフイ的
な応用 前記からレーザーサーモグラフイ(laserthermograph
y)では処理器具の著しい簡略化が得られることは当業
者には明らかである。本発明のレーザーサーモグラフイ
装置を示す図7では、前記説明に於けると同じ参照番号
が使用される。従って、例えば、参照番号3はサーモグ
ラフイ用画像作成要素、16は感熱プリントヘッド、4
1はレーザービーム、102は供給マガジン、104は
ベルト、105はテンションローラー、107はサーモ
グラフイ用材料のシート、108はローラー、109は
ローラー、110は制御器、113はベンチレーター、
116は画像作成され処理されたシート、117はキー
ボード、118はレーザー源、119は変調器、120
は第1対物レンズ、121はポリゴンミラー、122は
第2対物レンズ、123は画像作成されるべきブランク
シート、124はシートフイーダー、125は画像作成
及び処理ユニット、126は圧力ローラーである。より
良く理解するために、レーザーサーモグラフイプリンタ
ー(決定的に感熱プリントヘッドを有さず、代わりに加
熱ドラムを有するが)の完全な説明はアグフアゲバルト
(Agfa-Gevaert)のドイツ出願第DE−A196362
53.0.で見られる。
【0101】図8はレーザーダイオードアレーと本発明
の感熱ヘッドとを有するレーザーサーモグラフイ装置の
好ましい実施例を示す。同様な参照番号は同様な機能を
構成するので簡潔さのために冗長な説明は繰り返さな
い。追加的参照番号の40はレーザーダイオードアレー
を、101は透明感熱ヘッド16を通しての露光にイン
パクト線(impact line)を、そして18は該ドラム1
5を回転させるためのモーターを表す。
【0102】要するに、前記実施例の何れに依る方法の
使用も、少なくともフオトサーモグラフイ及びレーザー
サーモグラフイでは本発明により明確に取り囲まれてい
る。
【0103】(vi)本発明の更に進んだ応用 感熱式画像作成は透明シート(transparencies)及び反
射型プリントの両者の製作に使用出来る。ハードコピー
の分野では、不透明な、通常は白のベースに基づいたサ
ーモグラフイ用記録材料が使用されるが、医療診断分野
では、透明なベース上の、モノクロの、通常は黒の、画
像が広く適用されているが、それはこの様なプリントは
光箱(light box)により見るのが便利であるからであ
る。
【0104】本発明では不透明ベース上の反射型プリン
トは1点(図6の実施例98と99)に配置された透明
感熱ヘッドとレーザーとを具備する感熱式記録ユニット
を用いてより容易に作られ得ることは明らかとすべきで
ある。実施例75で、感熱性層の同じ側に非透明ヘッド
を有する好ましい状況は、もし不透明なベースが該レー
ザー光源の波長で高い透明度を有する場合のみ可能であ
る。非透明感熱ヘッドが感熱式画像作成材料の後側(す
なわち、該感光性層の反対側)に配置されねばならない
場合、上記の様に記録プロセスのスローダウン(slow d
own)が起こる。
【0105】”直接感熱式印刷”は医療用画像作成中に
得られる人体の画像を、最も特定して医療用画像作成装
置から受信した医療用画像ピクチャデータのプリント用
として意図されたプリンターに、表す方法に向けられて
もよい。特に、該画像データは医療画像カメラから受信
された医療用画像ピクチャデータであってもよい。
【0106】しかしながら、本発明のもう1つの好まし
い実施例では、該画像データは計算機化された発行シス
テムから受信されたグラフイック画像ピクチャデータで
あってもよい。
【0107】例えば、画像データは印刷アートで使用す
るためのグラフイック画像を表すスクリーンの形であっ
てもよい。これらのスクリーンは、例えばベンチュラパ
ブリッシャテーエム(Ventura Publisher TM)の様な、
コンピユータデスクトップ発行システム(computor Des
k-Top Publishing systems)により得られてもよい。こ
れらのシステムは、ワードプロセサー、光学式文字読み
取り装置(OCR)、ピクチャスキャナー(picture scann
er)及び画像操作に使用するソフトウエア{例えば、ア
ドビーフオトショップテーエム(Adobe Photosho
pTM)}内で例えば手動入力から検索されたテキストと
ピクチャを組み合わせる。この様なシステムは、例えば
ポストスクリプトテーエム(Postscript TM)の様な、
ユーザーにより規定出来る種々のフアイルフオーマット
で英数字データを出力する。これらの出力フアイルは該
感熱式プリンタが理解出来るフオーマットに変換出来
る。もし必要なら、該プリンタの設定を制御するために
追加のデータを該フアイルに添付することが出来る。
【0108】上記で、”直接感熱式印刷”は主にいわゆ
る単シート画像作成要素を含んでいる(図1で参照番号
3により示す)。
【0109】しかしながら、”直接感熱式印刷”は又、
−”保護リボン”であってもよく、或いは、”還元リボ
ン(reduction ribbon)”であってもよいが−いわゆ
る”ドナーリボン(donor ribbon)又はドナー要素(do
nor element)”といわゆる”レシービング要素(recei
ving element)”とを含んでいる。これに関するより多
くの情報は”感熱ヘッド(THERMAL HEAD)”の名称で上
記同時係属中の出願で見出すことが出来る。
【0110】直接感熱式単シート画像作成要素は例えば
欧州出願第EPA−94.201.717.9号及び欧
州出願第EPA−94.201.954.8号{両者共
アグフアゲバルト(Agfa-Gevaert)の名前の}に、そし
て第WO94/16361号{米国、ラベロン社(Labe
lon Corp. USA)の名前の}説明されている。いわゆる
保護リボンを用いた直接感熱式印刷は例えば欧州出願第
EPA−92.204.008.4号{アグフアゲバル
ト(Agfa-Gevaert)の名前の}で説明されている。いわ
ゆる還元リボンを用いた直接感熱式印刷は例えば欧州出
願第EPA−92.200.612.3号{アグフアゲ
バルト(Agfa-Gevaert)の名前の}に説明されている。
【0111】本発明の方法がこれらの印刷技術の各々に
適用可能であることを知るのは非常に有利である。これ
らの印刷技術は丁度述べた欧州出願に既に説明されてい
るので、冗長な詳細を繰り返すことはしない。
【0112】本発明がその好ましい実施例と結びつけて
説明されたが、それは本発明をこれらの実施例に限定す
ることを意図したものでないことは理解されるところで
ある。更に、本発明の好ましい実施例を詳細に説明した
が、数多くの変型がそこでなされ得てもそれは付属する
請求項で規定する本発明の範囲から離れるものでないこ
とは当業者には今や明らかである。
【0113】前記方法の何れか1つと組み合わされたサ
ーモグラフイ用材料(m)上に画像を記録する装置は又
本発明の中に含まれる。
【0114】本発明の特徴及び態様を示せば以下の通り
である。
【0115】1.サーモグラフイ用材料(m)上に画像
を記録するための方法に於いて、−感熱式画像作成要素
(Ie)を有するサーモグラフイ用材料と、エネルギー
を与え得る加熱要素(Hi)を有する透明感熱ヘッド
(TH)と、そして放射ビーム(L)とを提供する過程
と、 −前記感熱ヘッドからと前記放射ビームから成る全エネ
ルギーが前記画像作成要素上に記録されるべき画像の階
調に対応するレベルを有するように前記感熱ヘッドの加
熱要素を賦活しそして前記画像作成要素を前記放射ビー
ムにより画像式にそして走査式に露光する過程とを具備
しており、前記画像式のそして走査式の露光は前記放射
ビームを前記感熱ヘッドの透明部分を通して通過させる
ことに依り行われることを特徴とするサーモグラフイ用
材料(m)上に画像を記録するための方法。
【0116】2.サーモグラフイ用材料(m)上に画像
を記録するための方法に於いて、−感熱式画像作成要素
(Ie)を含むサーモグラフイ用材料と、エネルギーを
与え得る加熱要素(Hi)を有する透明感熱ヘッド(T
H)と、そして放射ビーム(L)とを提供する過程と、 −該画像作成要素の変換温度(Tc)の下にある該画像
作成要素内予熱温度(T0)が到達されるように加熱要
素を賦活する過程と、 −前記画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に
対応するエネルギーレベルを有する前記放射ビームによ
り前記画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する
過程と、 −該画像作成要素の該変換温度(Tc)より高いそして
前記サーモグラフイ用材料の現像に適した該画像作成要
素内温度(Tm)が到達されるように前記感熱式画像作
成要素を加熱手段(HM)により加熱する過程とを具備
しており、前記画像式のそして走査式の露光は前記放射
ビームを前記感熱ヘッドの透明部分を通して通過させる
ことに依り行われることを特徴とするサーモグラフイ用
材料(m)上に画像を記録するための方法。
【0117】3.上記2の方法に於いて、前記加熱手段
が感熱ヘッドを含むことを特徴とする方法。
【0118】4.サーモグラフイ用材料(m)上に画像
を記録するための方法に於いて、 −感熱式画像作成要素(Ie)を含むサーモグラフイ用
材料と、エネルギーを与え得る加熱要素(Hi)を有す
る少なくとも2つの感熱ヘッド(TH1,TH2)と、
そして放射ビーム(L)とを提供する過程と、 −前記画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に
対応するエネルギーレベルを有する前記放射ビームによ
り前記画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する
過程と、 −該画像作成要素内の第1温度(Tm1)が到達される
ように第1加熱時間(t1)の間前記感熱ヘッドの1つ
の加熱要素を賦活する過程と、 −該画像作成要素内の第2温度(Tm2)が到達される
ように第2加熱時間(t2)の間前記感熱ヘッドの相手
方の1つの加熱要素を賦活する過程とを具備しており、
前記画像式のそして走査式の露光は前記放射ビームを前
記感熱ヘッドの1つの透明部分を通して通過させること
に依り行われることを特徴とするサーモグラフイ用材料
(m)上に画像を記録するための方法。
【0119】5.上記4の方法が、前記画像式のそして
走査式の露光の前に、該画像作成要素の変換温度(T
c)の下の該画像作成要素内予熱温度(T0)が到達さ
れるように加熱要素を賦活する追加過程を具備すること
を特徴とする方法。
【0120】6.上記1−5の何れか1つの方法に於い
て、前記加熱過程と前記露光過程とが少なくとも部分的
には同時に行われることを特徴とする方法。
【0121】7.上記1−5の何れか1つの方法に於い
て、前記感熱ヘッドの加熱要素の前記賦活が画像式に行
われることを特徴とする方法。
【0122】8.上記1−5の何れか1つの方法に於い
て、放射ビームによる前記画像式のそして走査式の露光
が、前記画像式のそして走査式の露光がレーザーダイオ
ードアレーにより行われる点で変型されていることを特
徴とする方法。
【0123】9.上記1−8の何れか1の方法に於い
て、該画像式露光過程と加熱過程との両者中、該サーモ
グラフイ用材料が全く同一の保持用又はガイド用手段
(15)上にあることを特徴とする方法。
【0124】10.上記1−9の何れか1つの方法が、
前記透明感熱ヘッドを通してモニター用ビームを通過さ
せることにより前記感熱式画像作成要素(Ie)を現像
する間に、該階調をモニターすることにより透明感熱ヘ
ッドの加熱要素(Hi)の前記賦活を制御する追加過程
を具備することを特徴とする方法。
【0125】11.フオトサーモグラフイ又はレーザー
サーモグラフイに於ける上記1−10の何れか1つの方
法の使用法。
【0126】12.上記1−11の何れか1つに依りサ
ーモグラフイ用材料(m)上に画像を記録するための装
置。
【図面の簡単な説明】
本発明はここで付属する図面(必ずしも一定縮尺でな
い)を参照して説明されるが、該図面は本発明の範囲を
限定するよう意図されたものではない。
【図1】直接型感熱式プリンターの基本機能を示す。
【図2】本発明での応用に好適なサーモグラフイ用材料
の構成を示す。
【図3】本発明の方法の好ましい実施例を示す。
【図4】加熱要素の賦活、放射ビームの賦活そしてサー
モグラフイ用材料m内の最終温度をそれぞれ示す。
【図5】走査時間に対する該サーモグラフイ用材料m上
の不透明度の進展を示す図、及び走査完了後の走査距離
に対する該サーモグラフイ用材料m上の最終不透明度を
示す図。
【図6】本発明の方法の幾つかの好ましいハードウエア
の実施例を示す。
【図7】フライイングスポットレーザー(flying spot
laser)と本発明の感熱ヘッドとを有するレーザーサー
モグラフイ装置の好ましい実施例を示す。
【図8】レーザーダイオードアレーと本発明の感熱ヘッ
ドとを有するレーザーサーモグラフイ装置の好ましい実
施例を示す。
【図9】本発明の使用法に好適な、測定波長に対するア
イテーオー(ITO)の光学的透過率を示す図表である。
【図10】本発明の使用法に好適な、レーザーサーモグ
ラフイ用材料の光学的透過率を示す図表である。
【図11】本発明の使用に好適な、もう1つのサーモグ
ラフイ用材料の測定波長に対する光学的透過率、吸収率
及び反射率の曲線を示す図表である。
【図12】本発明の幾つかの方法の過程の通覧流れ図を
示す。
【図13】露光の波長に関するアイテーオーの光学的透
過率を測定するための器具である。
【符号の説明】
3 サーモグラフイ用材料m/画像作成要素Hi 10 感熱式プリンター 15 ドラム 16 感熱プリントヘッド 17 ハードコピー画像 18 ドラム用モータ 20 記録のスタート 22 入力データ 24 処理ユニット 36 加熱材料 hm 39 加熱要素 Hi 40 レーザーダイオードアレー 41 放射ビーム L 51 加熱要素用賦活パルス 52 放射ビーム用賦活パルス 53 第1加熱曲線 54 第2加熱曲線 55 変換温度 Tc 56 第3加熱曲線 57 不透明度進展超過時間 58 終端不透明度超過距離 65 支持部 66 基盤 67 エマルジョン層 68 保護層 69 背張り層 71−75 少なくとも1つの非透明感熱ヘッドの5つ
の使用法 91−99 少なくとも1つの透明感熱ヘッドの9つの
使用法 81 加熱材料アイテーオーの透過率曲線 85 レーザーサーモグラフイ用材料エムイーデー1の
透過率曲線 86 レーザーサーモグラフイ用材料エムイーデー2の
透過率曲線 87 レーザーサーモグラフイ用材料エムイーデー2の
吸収率曲線 88 レーザーサーモグラフイ用材料エムイーデー2の
反射率曲線 101 インパクト線 102 供給マガジン 104 ベルト 105 テンションローラー 107 サーモグラフイ用画像作成要素のシート 108 ローラー 109 ローラー 110 制御器 113 ベンチレーター 116 画像作成された(及び処理された)シート/シ
ート出口 117 キーボード 118 レーザー源 119 変調器 120 第1対物レンズ 121 ポリゴンミラー 122 第2対物レンズ 123 画像作成されるべきシート/シート入り口 124 シートフイーダー 125 画像作成及び処理ユニット/記録ユニット 126 ローラー 130 方法−過程の流れ図 131 提供過程 132 加熱及び露光過程 133 予熱、露光及び加熱過程 134 提供過程 135 2重加熱過程 136 予熱過程 137 提供過程 138 モニター用ブロック 141 不定持続時間 142 不定シーケンス順序 160 測定器具 161 光源 162 第1光ビーム 163 第1ガラスプレート 164 第2ガラスプレート 165 第2光ビーム 166 スペクトロフオトメーター 167 コンピユータ 168 電源 169 方形波パルス X 高速走査方向 Y 低速走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルステン・デイールクセン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ロベルト・オーベルメーア ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 パトリク・バン・デン・ベルゲン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーモグラフイ用材料(m)上に画像を
    記録するための方法に於いて、 −感熱式画像作成要素(Ie)を有するサーモグラフイ
    用材料と、エネルギーを与え得る加熱要素(Hi)を有
    する透明感熱ヘッド(TH)と、そして放射ビーム
    (L)とを提供する過程と、 −前記感熱ヘッドからと前記放射ビームから成る全エネ
    ルギーが前記画像作成要素上に記録されるべき該画像の
    階調に対応するレベルを有するように前記感熱ヘッドの
    加熱要素を賦活しそして前記画像作成要素を前記放射ビ
    ームにより画像式にそして走査式に露光する過程とを具
    備しており、前記画像式のそして走査式の露光は前記放
    射ビームを前記感熱ヘッドの透明部分を通して通過させ
    ることに依り行われることを特徴とするサーモグラフイ
    用材料(m)上に画像を記録するための方法。
  2. 【請求項2】 サーモグラフイ用材料(m)上に画像を
    記録するための方法に於いて、 −感熱式画像作成要素(Ie)を含むサーモグラフイ用
    材料と、エネルギーを与え得る加熱要素(Hi)を有す
    る透明感熱ヘッド(TH)と、そして放射ビーム(L)
    とを提供する過程と、 −該画像作成要素の変換温度(Tc)の下にある該画像
    作成要素内予熱温度(T0)が到達されるように加熱要
    素を賦活する過程と、 −前記画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に
    対応するエネルギーレベルを有する前記放射ビームによ
    り前記画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する
    過程と、 −該画像作成要素の該変換温度(Tc)より高いそして
    前記サーモグラフイ用材料の現像に適した該画像作成要
    素内温度(Tm)が到達されるように前記感熱式画像作
    成要素を加熱手段(HM)により加熱する過程とを具備
    しており、前記画像式のそして走査式の露光は前記放射
    ビームを前記感熱ヘッドの透明部分を通して通過させる
    ことに依り行われることを特徴とするサーモグラフイ用
    材料(m)上に画像を記録するための方法。
  3. 【請求項3】 サーモグラフイ用材料(m)上に画像を
    記録するための方法に於いて、 −感熱式画像作成要素(Ie)を含むサーモグラフイ用
    材料と、エネルギーを与え得る加熱要素(Hi)を有す
    る少なくとも2つの感熱ヘッド(TH1,TH2)と、
    そして放射ビーム(L)とを提供する過程と、 −前記画像作成要素上に記録されるべき該画像の階調に
    対応するエネルギーレベルを有する前記放射ビームによ
    り前記画像作成要素を画像式にそして走査式に露光する
    過程と、 −該画像作成要素内の第1温度(Tm1)が到達される
    ように第1加熱時間(t1)の間前記感熱ヘッドの1つ
    の加熱要素を賦活する過程と、 −該画像作成要素内の第2温度(Tm2)が到達される
    ように第2加熱時間(t2)の間前記感熱ヘッドの相手
    方の1つの加熱要素を賦活する過程とを具備しており、
    前記画像式のそして走査式の露光は前記放射ビームを前
    記感熱ヘッドの1つの透明部分を通して通過させること
    に依り行われることを特徴とするサーモグラフイ用材料
    (m)上に画像を記録するための方法。
  4. 【請求項4】 フオトサーモグラフイ又はレーザーサー
    モグラフイに於ける前記請求項の何れか1つの方法の使
    用法。
  5. 【請求項5】 前記請求項の何れか1つに依りサーモグ
    ラフイ用材料(m)上に画像を記録するための装置。
JP2000362609A 1999-12-01 2000-11-29 改良型感熱式記録法 Pending JP2001162845A (ja)

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