JP2005047221A - 医療画像記録用フィルム - Google Patents

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Yukie Konoshita
幸栄 此下
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Abstract

【課題】 インクジェット記録フィルムを医療画像記録用フィルムとして使用する際に、黒色インクの消費量を低減させ、ランニングコストを小さくする。
【解決手段】 透明基材1とその上に形成されたインクジェットインク受容層2とからなる医療画像記録用フィルムにおいて、医療画像が形成されるべき領域の周囲の少なくとも一部に着色領域3を形成する。着色領域3は、好ましくは、グラビア印刷法又はオフセット印刷法により形成される印刷層である。印刷層は、透明基材1とインクジェットインク受容層2との間に形成することができる。透明基材1の裏面には、感熱記録層を形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェット記録方式により画像が形成される医療画像記録用フィルムに関する。
X線断層撮像装置や磁気共鳴画診断装置などにより取得された医療診断画像は、一般には銀塩写真フィルムに記録されているが、最近では、透明基材上にロイコ染料と顕色剤とを含有する感熱発色層が形成された感熱記録フィルムも使用されている。
銀塩写真フィルムや感熱記録フィルムに記録された画像を観察する場合、画像が記録された医療画像記録用フィルムをシャーカステン(観察用光源)上で観察することが一般的である。この場合、画像の視認性を向上させるために、図4に示すように、画像41の周囲を黒枠42で囲むようにしている。このような黒枠42は、銀塩写真フィルムの場合には黒枠部分を露光現像することにより形成しており、感熱記録フィルムの場合には、黒枠部分をベタ加熱することにより形成している。
ところで、銀塩写真フィルムは、銀塩を使用するため材料コストが非常に高いため、それよりもコスト的に有利な感熱記録フィルムの消費が増大しつつあるが、今後も新しい画像診断技術の開発が進み、これらのフィルムの消費量が飛躍的に増大することが確実視されている。そのため、感熱記録フィルムよりも更に低コストの医療画像記録用フィルムが求められている。
そこで、画像解像度の向上が著しく、しかもランニングコストが比較的低いインクジェット記録に注目し、透明基材とその上に形成されたインクジェットインク受容層とからなるインクジェット記録フィルム(特許文献1)を、医療画像記録用フィルムとして使用することが試みられている。
特開2003−39814号公報
しかしながら、銀塩写真フィルムや感熱記録フォイルに代えて、インクジェット記録フィルムを医療画像記録用フィルムとして使用する場合、黒枠部分をベタ印字することにより黒枠を形成することになるが、インクジェット記録における画像出力面積及び画像濃度はインク消費量に直接比例するため、銀塩写真フィルムの黒枠と同様の濃度をインクジェット記録で得るためには、画像情報の出力以外に大量の黒色インクを消費しなければならず、ランニングコストを低減し難いという問題点があった。
従って、本発明の目的は、インクジェット記録フィルムを医療画像記録用フィルムとして使用する際に、黒色インクの消費量を低減させ、ランニングコストを小さくすることである。
本発明者は、医療画像記録用フィルムの黒枠部分をインクジェット記録により形成するのではなく、印刷コストが非常に小さいグラビア印刷法等の一般的な印刷法で予め形成しておくことにより、上述の目的が達成できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、透明基材とその上に形成されたインクジェットインク受容層とからなる医療画像記録用フィルムであって、医療画像が形成されるべき領域の周囲の少なくとも一部に着色領域が形成されていることを特徴とする医療画像記録用フィルムを提供する。
本発明の医療画像記録用フィルムによれば、インクジェットプリンターでの出力の際に、黒枠部分の形成を省略できるので、インク消費量を節約でき、プリント時間も短縮できる。
本発明の医療画像記録用フィルムは、図1に示すように、透明基材1と、その上に形成されたインクジェットインク受容層2と、画像形成領域の周囲の少なくとも一部に着色領域3が形成された構成を有する。
図2に、医療画像記録用フィルムの着色領域3のパターンを示す。図2(a)は、矩形フィルムの全周に着色領域を形成した例であり、図2(b)及び(c)に示すように、更に小さな画像領域が形成されるように着色領域3で区分けしてもよい。また、図2(d)及び(e)に示すように、一組の対向辺だけに着色領域3を設けてもよい。また、図2(f)に示すように、着色領域3の一部に欠損部4を形成しておき、その部分にポジ型文字情報又はネガ型文字情報が形成されるようにインクジェット記録を行うようにしてもよい。この場合には、画像領域に文字情報を記入しなくてもよいため、医療画像の視認性を高めることができる。特に、ネガ型文字情報の場合には、着色領域中に白抜きの文字情報が形成されるため、矩形フィルムの全周に途切れることなく着色領域を形成でき、ポジ型文字情報を形成した場合に比べて医療画像の視認性をより高めることができる。
なお、図2(a)の態様の場合、A4版の医療画像記録用フィルムの周囲に10mmの着色領域3を印刷法で設けておくと、この着色領域3をインクジェット記録により形成した場合に比べて、インクジェットインクの消費量を約20%低減できる。
本発明において、透明基材1としては、透明性に優れた樹脂フィルム、例えばポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリイミドフィルム等を使用することができる。
インクジェットインク受容層2としては、透明な連続皮膜を形成できる高分子材料(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、澱粉、ポリウレタン等)を一種以上含有する樹脂組成物の塗工膜を使用することができる。この樹脂組成物には、ポリイソシアネートなどの架橋剤、紫外線吸収剤、無機充填剤等を、インク吸収性、インク定着性、画像安定性、耐擦過性等を向上させるために、適宜配合することができる。
本発明において、着色領域3としては、印刷コストの小さい一般的な印刷法によりインク(好ましくは黒色インク)で形成した印刷層を採用することできる。好ましい印刷法としては、印刷コストが特に小さいグラビア印刷法、オフセット印刷法が挙げられる。なお、印刷法で着色領域3を形成する際に、医療画像記録用フィルムの表裏の情報を着色領域3に記録しておくことができる。例えば、表面側の着色領域に「インクジェット面」という白抜きの文字情報を記入しておけばよい。
また、着色領域3の形成位置としては、図1に示すように、透明基材1とインクジェットインク受容層2との間でもよいが、インクジェットインク受容層2の表面でもよく、透明基材1の裏面でもよい。
本発明の医療画像記録用フィルムは、図3に示すように、透明基材1の裏面に感熱記録層5を形成していてもよい。これにより超音波診断装置等で広く使用されている感熱記録方式にも対応可能となる。このような感熱記録層5としては、ポリビニルアルコールなどのバインダー樹脂に、ロイコ染料と顕色剤とを分散させたものを使用することができる。
本発明の医療画像記録用フィルムは、インク消費量を節約し且つプリント時間を短縮しつつ、インクジェットプリンターによる医療診断画像の形成を可能とする。
本発明の医療画像記録用フィルムの断面図である。 本発明の医療画像記録用フィルムの着色領域のパターン図である。 本発明の医療画像記録用フィルムの断面図である。 従来の医療画像記録用フィルムの着色領域のパターン図である。
符号の説明
1 透明基材
2 インクジェットインク受容層
3 着色領域
4 欠損部
5 感熱記録層

Claims (4)

  1. 透明基材とその上に形成されたインクジェットインク受容層とからなる医療画像記録用フィルムであって、医療画像が形成されるべき領域の周囲の少なくとも一部に着色領域が形成されていることを特徴とする医療画像記録用フィルム。
  2. 着色領域が、グラビア印刷法又はオフセット印刷法により形成された印刷層である請求項1記載の医療画像記録用フィルム。
  3. 該印刷層が透明基材とインクジェットインク受容層との間に形成されている請求項1又は2記載の医療画像記録用フィルム。
  4. 更に、透明基材の裏面に感熱記録層が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の医療画像記録用フィルム。
JP2003283997A 2003-07-31 2003-07-31 医療画像記録用フィルム Pending JP2005047221A (ja)

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