JP2001162404A - 旋盤用治具、円筒状基体の製造方法、および、円筒状基体 - Google Patents

旋盤用治具、円筒状基体の製造方法、および、円筒状基体

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JP2001162404A
JP2001162404A JP35264299A JP35264299A JP2001162404A JP 2001162404 A JP2001162404 A JP 2001162404A JP 35264299 A JP35264299 A JP 35264299A JP 35264299 A JP35264299 A JP 35264299A JP 2001162404 A JP2001162404 A JP 2001162404A
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lathe
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cylindrical workpiece
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Junichi Shibata
順一 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インロー加工を施さずに、また、従来の旋盤
をそのまま用いて精度の高い円筒状基体を安価に製造し
得る、旋盤用治具並びに円筒状基体の製造方法、およ
び、円筒状基体を提供すること。 【解決手段】 円筒状被加工物表面の旋削加工を行い、
円筒状基体を製造するための旋盤に、前記円筒状被加工
物を保持させる旋盤用治具であって、シャフト116
と、シャフト116の端部が嵌挿し得る凹部122,1
24を有する円柱状の一対の押さえ部材112,114
と、シャフト116を円筒状被加工物120に挿通させ
た際のシャフト116と円筒状被加工物120との空隙
を充填し得る充填部材118と、から構成され、シャフ
ト116の少なくとも一方の端部周辺、および/また
は、少なくとも一方の押さえ部材112,114の凹部
122,124内壁、にテーパを設けてなることを特徴
とする旋盤用治具、これを用いた円筒状基体の製造方
法、および円筒状基体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状被加工物を
旋削加工して円筒状基体を製造する旋盤に供される旋盤
用治具、当該治具を用い精度の高い円筒状基体を製造し
得る円筒状基体の製造方法、および、当該製造方法によ
り製造される円筒状基体に関し、特に電子写真感光体の
基体として適用し得る、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金製の円筒状基体の製造に適した旋盤用治具、円
筒状基体の製造方法、および、円筒状基体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真感光体の基体や、電
子写真用現像スリーブとしては、アルミニウム、アルミ
ニウム合金あるいはステンレスからなる薄肉管(円筒状
被加工物)の表面を、旋盤にて旋削加工して得たものが
多く用いられている。ここで供される旋盤の多くは、図
6に示すような構造をしている。図6に示す旋盤600
において、602は主軸、604はテール、608は刃
物台606に載置された旋削刃、610は制御盤であ
る。また、主軸602には主軸側押さえ部材612が、
テール604にはテール側押さえ部材614が、それぞ
れ配されている。
【0003】前記薄肉管は、主軸602−テール604
間に挟持される状態で保持された上で、管の軸を中心と
して主軸駆動で高速回転させ、該薄肉管表面に当接した
単結晶あるいは多結晶のダイヤモンドバイトを用いた旋
削刃608が、薄肉管長手方向(矢印A方向)に移動す
ることで、その表面が旋削される。
【0004】前記薄肉管の主軸602−テール604間
への一般的な保持方法について説明する。図7は、防振
材618に金属等からなるシャフト616を挿通させた
部材を示す断面図であり、図8は旋盤600に前記薄肉
管が保持される状態を説明するための、主軸側押さえ部
材612およびテール側押さえ部材614を含む薄肉管
たる円筒状被加工物620周辺を示す断面図であり、図
9は前記薄肉管が保持された状態の同周辺を示す断面図
である。
【0005】図7に示すような防振材618に金属等か
らなるシャフト616を挿通させた部材を、円筒状被加
工物620に挿通させた上で、図8に示すように、その
一方を主軸側押さえ部材612に嵌合させ、制御盤61
0のボタン操作によりテール604を主軸602側(矢
印B側)に移動させて、その圧力で円筒状被加工物62
0を挟み込むことにより他の一方をテール側押さえ部材
614にしっかりと嵌合させて、図9に示すように円筒
状被加工物620を主軸602−テール604間に保持
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この保持方法では、円
筒状被加工物620の内径によって、主軸側押さえ部材
612やテール側押さえ部材614との嵌合の程度が異
なるため、主軸側押さえ部材612やテール側押さえ部
材614の外径は、若干のしまり嵌めとすることが一般
的であった。しかしながら、このようにしまり嵌めとす
ることは、以下のような問題点がある。
【0007】 旋削前の円筒状被加工物620の内径
真円度が悪い場合、ほぼ真円に出来ている主軸側押さえ
部材612やテール側押さえ部材614に強制的に嵌合
させることにより、旋削直後の円筒状基体が真円に旋削
出来たとしても、主軸側押さえ部材612およびテール
側押さえ部材614から取り外した後に、しまりばめに
よる弾性変形分が戻ってしまう。すなわち真円度が旋削
前の状態になり、旋削による真円度向上効果が望めな
い。
【0008】 旋削前の円筒状被加工物620のばら
つきは、その製造方法や管理方法によっても異なるもの
の、一般にはさほどの精度は期待できない。したがっ
て、かかるばらつきの範囲内におけるあらゆる内径の円
筒状被加工物620についてしまり嵌めを可能とするた
めには、主軸側押さえ部材612およびテール側押さえ
部材614の外径をそれなりに大きくする必要がある。
このとき円筒状被加工物620の内径が小さい場合、円
筒状被加工物620に主軸側押さえ部材612およびテ
ール側押さえ部材614を強制的に押し込み、両端部の
外径が膨らんだ状態で保持し旋削加工するため、旋削後
の円筒状基体は、主軸側押さえ部材612およびテール
側押さえ部材614から取り外した後に弾性変形分が戻
り、両端部分だけ外径が局部的に小さくなってしまう。
【0009】 旋盤600のテール604の押圧によ
り円筒状被加工物620を保持することから、円筒状被
加工物620には座屈応力が作用し、該座屈応力がかか
った状態にて旋削加工するため、曲がった状態で旋削さ
れてしまい、肉厚が部分的に異なることによる座屈強度
の部分的な偏りが発生し、さらに変形を大きくしてしま
う。特に肉厚2mm以下の薄肉管を円筒状被加工物62
0とする場合に、この傾向が顕著である。
【0010】これらの問題を解決するために、これまで
は旋削加工する前に、円筒状被加工物620の両端にイ
ンロー加工(中ぐり加工)と称される内径加工を施すこ
とが一般的であった。しかしながらインロー加工のみで
は、上記問題を小さくすることはできても、以下に示す
ような問題点があった。
【0011】 インロー加工は、それ専用の中ぐり旋
盤を準備する必要があること。 製造後の円筒状基体から次の旋削加工を行う円筒状
被加工物620への交換について、その自動化が非常に
困難であり、当該交換の作業者が必要になること。
【0012】 最終的には不必要な形状を円筒状被加
工物620に敢えて持たせる必要があること等より、最
終的に得られる円筒状基体が、非常に高価なものになっ
てしまうこと。 インロー加工を施した部分のみ薄肉となるため、当
該部分がさらに座屈に弱くなり、主軸側押さえ部材61
2およびテール側押さえ部材614へのしまり嵌めによ
る変形が生じやすいこと。これに対応するためには、全
長に渡る肉厚化が必要であること。
【0013】このように、インロー加工を採用すること
は、旋削前の円筒状被加工物620のコストを押し上げ
ることになり、精度を求めるためには多大なコストペナ
ルティを負う結果となってしまうという大きな欠点を有
していた。
【0014】近年、これらの問題点を解決すべく、以下
に示すような旋盤が開発され、上市されている。 テールからの押圧力が若干低くても、円筒状被加工
物のスリップ現象が生じにくい両側(主軸側およびテー
ル側)駆動の旋盤。 円筒状被加工物の保持を、円筒状被加工物の両端内
径部分から拡径すること(いわゆるコレットチャック)
により行い、テール部からの押圧力をかけない旋盤。
【0015】しかしながらこれらの旋盤は、従来の旋盤
よりも機構が複雑となり高価になるため、結果的に最終
製品たる円筒状基体の価格を押し上げることとなる。な
お、従来の旋盤を有している場合には、かかる新規の旋
盤を購入するための新たな投資を行わないと、この恩恵
を受けることは出来ない。
【0016】したがって本発明の目的は、前記の従来技
術の諸問題を一挙に解決し、インロー加工を施さずに、
また、従来の旋盤をそのまま用いて精度の高い円筒状基
体を安価に製造し得る、旋盤用治具並びに円筒状基体の
製造方法、および、円筒状基体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。すなわち本発明の旋盤用治具は、
円筒状被加工物表面の旋削加工を行い、円筒状基体を製
造するための旋盤に、前記円筒状被加工物を保持させる
旋盤用治具であって、シャフトと、該シャフトの端部が
嵌挿し得る凹部を有する円柱状の一対の押さえ部材と、
前記シャフトを前記円筒状被加工物に挿通させた際の該
シャフトと円筒状被加工物との空隙を充填し得る充填部
材と、から構成され、前記シャフトの少なくとも一方の
端部周辺、および/または、少なくとも一方の押さえ部
材の凹部内壁、にテーパを設けてなることを特徴とす
る。
【0018】また、前記シャフトが前記押さえ部材の凹
部に嵌挿された際、前記シャフトのテーパが設けられた
端部が凹部に嵌挿される押さえ部材の外周、および/ま
たは、凹部内壁にテーパが設けられた押さえ部材の外周
が、拡径する構成とすることが望ましい。
【0019】上記本発明の旋盤用治具を、対向する主軸
およびテールにより挟持する状態で円筒状被加工物を保
持し、かつ該円筒状被加工物を、その軸を中心として回
転させ得る保持回転手段と、前記円筒状被加工物表面を
旋削加工し得る旋削刃と、からなる旋盤に保持させるに
は、まず、前記一対の押さえ部材を、前記旋盤の主軸お
よびテールに装着し、前記シャフトを前記円筒状被加工
物に、該シャフトと円筒状被加工物との空隙を前記充填
部材にて充填しつつ挿通させる。
【0020】次いで、前記シャフトの両端が前記旋盤の
主軸およびテールに装着された一対の押さえ部材の凹部
に嵌挿されるように、該一対の押さえ部材の外径の一部
を前記円筒状被加工物の両端開口部に嵌合させ、さらに
前記旋盤の主軸およびテールで挟みこむように押圧し、
前記押さえ部材の外径を拡径することで、前記旋盤の保
持回転手段に前記円筒状被加工物を保持する。
【0021】このとき、本発明の旋盤用治具において、
前記シャフトの少なくとも一方の端部周辺、および/ま
たは、少なくとも一方の押さえ部材の凹部内壁、にテー
パが設けられているため、前記シャフトが前記押さえ部
材の凹部に進行するにしたがって、前記テールによる押
圧力は押さえ部材の凹部内壁を押し広げる方向に作用
し、押さえ部材の外径が押し広げられる(拡径する)。
そして結果として、円筒状被加工物との嵌合が面で与え
られつつ極めて強固なものとなり、インロー加工を施し
た場合と同等もしくはそれ以上の円筒状被加工物の安定
した保持が可能となる。したがって、精度の高い円筒状
基体を製造することができる。
【0022】また、前記押さえ部材は、拡径して初めて
強固な保持力を有するようにすればよいため、その外径
を円筒状被加工物の内径よりも小さく設計することがで
き、いわゆるチャックミスや、強制的嵌合による旋削後
の局部的な薄肉化・小径化を抑えることができる。
【0023】さらに、円筒状被加工物の両端を挟持して
押圧する押圧力を、そのまま全て円筒状被加工物に作用
させるのではなく、円筒状被加工物に嵌合した押さえ部
材の拡径作用に変換されるため、円筒状被加工物の座屈
応力を大幅に低減することができる。また、この拡径作
用により、円筒状被加工物を回転させる際に、主軸と円
筒状被加工物との間で生じるスリップを低減することが
できる。以上のように、本発明の旋盤用治具によれば、
円筒状被加工物に特別な処理を施す必要がなく、簡単な
部材を装着するだけで従来の旋盤を用いて簡便かつ低コ
ストで、精度の高い円筒状基体を製造することができ
る。
【0024】本発明の旋盤用治具においては、少なくと
も一方の押さえ部材において、凹部と外周面との間に少
なくとも3つの切り込みが設けられていることが望まし
い。かかる切り込みを設けることで、凹部と周面との間
の部材がブロック毎に分かれ、柔軟性が増し、前記シャ
フトが前記押さえ部材の凹部に進行したときの該押さえ
部材の拡径が効率良く為される。
【0025】また、本発明の旋盤用治具においては、前
記シャフトの少なくとも一方の端部が、面取りされてい
ることが望ましい。当該面取りを前記シャフトに施すこ
とで、チャックミスをさらに低減することができるとと
もに、作業時、前記シャフトの端部を円筒状被加工物、
旋削後の円筒状基体、あるいは旋盤に接触した際のこれ
らに与える傷を緩和することができる。
【0026】一方、本発明の円筒状基体の製造方法は、
対向する主軸およびテールにより挟持する状態で円筒状
被加工物を保持し、かつ該円筒状被加工物を、その軸を
中心として回転させ得る保持回転手段と、前記円筒状被
加工物表面を旋削加工し得る旋削刃と、からなる旋盤を
用いて、前記円筒状被加工物表面の旋削加工を行い、円
筒状基体を製造する円筒状基体の製造方法であって、上
記本発明の旋盤用治具における一対の押さえ部材を、前
記旋盤の主軸およびテールに装着し、上記本発明の旋盤
用治具におけるシャフトを前記円筒状被加工物に、該シ
ャフトと円筒状被加工物との空隙を充填部材にて充填し
つつ挿通させ、次いで、前記シャフトの両端が前記旋盤
の主軸およびテールに装着された一対の押さえ部材の凹
部に嵌挿されるように、該一対の押さえ部材の外径の一
部を前記円筒状被加工物の両端開口部に嵌合させ、さら
に前記旋盤の主軸およびテールで挟みこむように押圧
し、前記押さえ部材の外径を拡径することで、前記旋盤
の保持回転手段に前記円筒状被加工物を保持し、前記保
持回転手段によって前記円筒状被加工物を回転させるこ
とで、前記旋削刃により円筒状被加工物表面の旋削加工
を行い、円筒状基体を製造することを特徴とする。
【0027】本発明の円筒状基体の製造方法によれば、
インロー加工を施した場合と同等もしくはそれ以上の円
筒状被加工物の安定した保持が可能となるため、精度の
高い円筒状基体を製造することができる。また、いわゆ
るチャックミスや、強制的嵌合による旋削後の局部的な
薄肉化・小径化を抑えることができる。さらに、本発明
の円筒状基体の製造方法によれば、円筒状被加工物の座
屈応力を低減することができ、バナナ状の変形を抑制す
ることができる。
【0028】以上のように、本発明の円筒状基体の製造
方法によれば、円筒状被加工物に特別な処理を施す必要
がなく、簡単な部材を装着するだけで従来の旋盤を用い
て簡便かつ低コストで、精度の高い円筒状基体を製造す
ることができる。さらに、簡単な部材を装着するだけな
ので、円筒状基体の製造の自動化を容易に図ることがで
きる。
【0029】このように優れた効果を発揮する本発明の
円筒状基体の製造方法により製造されたことを特徴とす
る本発明の円筒状基体は、極めて精度が高く、かつ安価
なものとなる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の旋盤用治具と、円
筒状基体の製造方法と、を併せて、好ましい実施形態を
挙げて説明する。図1は、本発明の一実施形態である旋
盤用治具を円筒状被加工物に装着する状態を説明するた
めの断面図であり、本実施形態の旋盤用治具は、シャフ
ト116と、一対の押さえ部材112,114と、充填
部材118と、から構成される。
【0031】シャフト116は、円筒状被加工物120
よりも長く、かつ、その両端周辺にテーパが設けられて
いる。図2にシャフト116の端部周辺の拡大図を示
す。当該テーパは、シャフト116の先端に向かうほど
シャフト116の径が小さくなるように形成されてい
る。シャフト116両端周辺にテーパが設けられている
ことで、シャフト116が押さえ部材112,114の
凹部122,124に進行したときの押さえ部材11
2,114の拡径がスムーズに為される。当該テーパ
は、シャフト116の嵌挿、および、押さえ部材11
2,114の拡径がスムーズに為される程度のものであ
れば、いかなる程度のものでも構わない。
【0032】シャフト116の端部は、面取りされてい
る(面取り126が設けられている)。面取り126が
設けらることで、チャックミスをさらに低減することが
できるとともに、作業時、シャフト116の端部を円筒
状被加工物120、旋削後の円筒状基体、あるいは旋盤
に接触した際のこれらに与える傷を緩和することができ
る。面取り126の程度としては、特に制限はなく、従
来の知見の範囲内で選択することができる。勿論、本発
明においてシャフト116の端部を面取りすることは、
必須ではない。
【0033】シャフト116の径としては、使用する材
料や円筒状被加工物の種類の他、押さえ部材112の凹
部の内径によって、適宜選択すればよい。シャフト11
6の材料としては、特に限定されるものではないが、高
強度等が要求されるため、ステンレス、チタン、その他
の金属、およびそれらの合金を用いることが望ましい。
【0034】一対の押さえ部材112,114は、双方
とも同一形状であるため、押さえ部材112を例に挙げ
て、図3を用いてその形状を説明する。図3において
(A)は、押さえ部材112の凹部開口部側から見た正
面図であり、(B)は、そのC−C断面図である。
【0035】押さえ部材112には、凹部122が形成
され、凹部122と外周面との間には、凹部122の底
面から開口部にわたり、8つの切り込み128が設けら
れ、8つのブロックに分割されている。このように切り
込み128を設けることで、シャフト116が押さえ部
材112の凹部122に進行したときの押さえ部材11
4の拡径が効率良く為される。切り込み128の数は、
本実施の形態では8個としたが、3つ以上であれば、そ
の数は特に制限されるものではなく、当該押さえ部材1
12の大きさ、強度等により任意に選択することができ
る。
【0036】また、切り込み128は本実施形態では一
定の空隙が生ずるように設けてあるが、空隙が狭くて
も、さらには隣り合うブロック同士が接し合う状態であ
っても一向に差し支えない。
【0037】押さえ部材112の凹部122内壁には、
開口部から底部に向けて内径が徐々に小さくなるように
テーパが設けられている。当該テーパの大きさ(2d/
c)としては、シャフト116の端部に設けられるテー
パの大きさ(2b/a)と同じであっても、異なってい
ても構わない。
【0038】押さえ部材112は、開口部端部が面取り
されている(面取り130が設けられている)。面取り
130が設けらることで、チャックミスをさらに低減す
ることができる。勿論、本発明において押さえ部材11
2開口部端部を面取りすることは、必須ではない。
【0039】押さえ部材112の凹部の内径としては、
全体としてシャフト116の端部の径よりも若干小さい
ことが、シャフト116が押さえ部材112の凹部12
2に進行したときに、押さえ部材114が拡径される構
成とするために必要となる。ここで「全体としてシャフ
ト116の端部の径よりも若干小さい」とは、シャフト
116が押さえ部材112の凹部122に完全に嵌挿さ
れた際に、押さえ部材112が拡径し得る構成、すなわ
ち、シャフト116の嵌挿されるいずれかの部位が、シ
ャフト116に当接する、押さえ部材112の凹部12
2の径(ただし、シャフト116が嵌挿されない自由状
態における径)の方が小さい構成であることを指す。
【0040】押さえ部材112の材料としては、特に限
定されるものではないが、高強度等が要求されるため、
鉄、ステンレス、その他の金属、およびそれらの合金を
用いることが望ましい。
【0041】充填部材118は、シャフト116を円筒
状被加工物120に挿通させた際のシャフト116と円
筒状被加工物120との空隙を充填し得るものであれ
ば、その具体的構成は制限されず、従来公知の弾性体
(例えば、防振材)が好ましいものとして挙げられる。
【0042】充填部材118に適用し得る防振材として
は、種々のゴム、エラストマー等(例えば、硬質ウレタ
ン)を挙げることができる。
【0043】本実施形態の旋盤用治具を円筒状被加工物
120に装着するには、まず、シャフト116を円筒状
被加工物120に、シャフト116と円筒状被加工物1
20との空隙を充填部材118にて充填しつつ挿通させ
る。このとき、例えば、軸に貫通する穴の開いた円筒状
の充填部材118を用い、前記穴にシャフト116を挿
通させたり、シャフト116に充填部材118の層を直
接成型しておいたり、あるいは、シャフト116に膜状
の充填部材118を貼り付ける等により、予めシャフト
116と充填部材118とを一体化させておき、これを
円筒状被加工物120に挿通させれば、容易にシャフト
116と円筒状被加工物120との空隙を充填部材11
8にて充填することができる。
【0044】そして、一対の押さえ部材112,114
の凹部122,124に、シャフト116の両端が嵌挿
するように、一対の押さえ部材112,114の外径の
一部が円筒状被加工物120の両端開口部に嵌合するこ
とで、円筒状被加工物120に旋盤用治具(シャフト1
16、押さえ部材112,114、および充填部材11
8)を装着する。
【0045】次に、上記本実施形態の旋盤用治具を用い
た円筒状基体の製造方法の一例である実施形態を説明す
る。本実施形態において、旋盤としては図5に示す構成
の旋盤100を用いる。図5に示す旋盤100におい
て、102は主軸、104はテール、108は刃物台1
06に載置された旋削刃、110は制御盤である。
【0046】前記円筒状被加工物120を、図5に示す
旋盤100に保持させる当該保持方法について説明す
る。まず、旋盤100の主軸102およびテール104
に、予め押さえ部材112,114を装着しておく。一
方、円筒状被加工物120に旋盤用治具の内、シャフト
116および充填部材118を装着する(シャフト11
6を円筒状被加工物120に、シャフト116と円筒状
被加工物120との空隙を充填部材118にて充填しつ
つ挿通させる)。
【0047】シャフト116および充填部材118が装
着された円筒状被加工物120を、主軸102に装着さ
れた押さえ部材112の凹部122と、テール104に
装着された押さえ部材114の凹部124と、の間に位
置させ、制御盤110のボタン操作によりテール104
を主軸102側方向(矢印B方向)に移動させる。そし
て、円筒状被加工物120に装着されたシャフト116
の両端部を、押さえ部材112,114の凹部122,
124に嵌挿し、かつ、押さえ部材112,114の外
径の一部を円筒状被加工物120の両端開口部に嵌合さ
せ、さらに旋盤100の主軸102およびテール104
で挟みこむように押圧し、押さえ部材112,114の
外径を拡径することで、旋盤100の保持回転手段であ
る主軸102およびテール104に円筒状被加工物12
0を保持する。図4に、当該保持された状態における旋
盤用治具(シャフト116、押さえ部材112,11
4、および充填部材118)および円筒状被加工物12
0の断面図を示す。
【0048】このとき、シャフト116の両端部周辺、
および、押さえ部材112,114の凹部122,12
4内壁、にテーパが設けられているため、シャフト11
6が押さえ部材112,114の凹部122,124に
進行するにしたがって、テール104による押圧力は押
さえ部材112,114の凹部122,124内壁を押
し広げる方向に作用し、押さえ部材112,114の外
径が押し広げられる(拡径する)。そして結果として、
円筒状被加工物120との嵌合が面で与えられつつ極め
て強固なものとなり、インロー加工を施した場合と同等
もしくはそれ以上の円筒状被加工物120の安定した保
持が可能となる。
【0049】このように安定した保持が為された円筒状
被加工物120を、主軸102駆動で高速回転させ、円
筒状被加工物120に当接した単結晶あるいは多結晶の
ダイヤモンドバイトを用いた旋削刃108が、円筒状被
加工物120長手方向(矢印A方向)に移動すること
で、その表面が旋削され円筒状基体が製造される。この
ようにして、精度の高い円筒状基体を製造することがで
きる。
【0050】さらに、円筒状被加工物120の両端を挟
持して押圧する押圧力を、そのまま全て円筒状被加工物
120に作用させるのではなく、円筒状被加工物120
に嵌合した押さえ部材112,114の拡径作用に変換
されるため、円筒状被加工物120の座屈応力を軽減す
ることができる。
【0051】以上のように、本実施形態の旋盤用治具お
よび円筒状基体の製造方法によれば、円筒状被加工物1
20に特別な処理を施す必要がなく、簡単な部材を装着
するだけで従来と同様の旋盤100を用いて簡便かつ低
コストで、精度の高い円筒状基体を製造することができ
る。
【0052】以上、本実施形態では、シャフト116の
両端、および、双方の押さえ部材112,114の凹部
122,124内壁にテーパを設け、相互の干渉により
双方の押さえ部材112,114が拡径して、主軸10
2側およびテール104側双方とも強固かつ確実に保持
される状態を例に挙げて説明したが、本発明において
は、シャフト116の少なくとも一方の端部周辺、およ
び/または、少なくとも一方の押さえ部材112,11
4の凹部122,124内壁、にテーパが設けられてい
れば、本発明の効果を発揮する。すなわち、これらいず
れかの箇所にテーパが設けられていれば、当該テーパが
設けられた箇所に対応する押さえ部材が拡径し、その箇
所における保持が強固かつ確実となる。
【0053】ただし、主軸102側およびテール104
側双方とも強固かつ確実に保持される状態とするには、
シャフト116の主軸102側と、押さえ部材112の
凹部122と、の少なくともどちらか一方、および、シ
ャフト116のテール104側と、押さえ部材114の
凹部124と、の少なくともどちらか一方、にテーパが
設けられていることが望ましく、本実施形態のようにシ
ャフト116の両端、および、双方の押さえ部材11
2,114の凹部122,124内壁すべてにテーパを
設けることが、最も好ましい。
【0054】このように優れた効果を発揮する本発明の
円筒状基体の製造方法により、極めて精度が高く、かつ
安価な本発明の円筒状基体を製造することができる。
【0055】
【実施例】以下本発明を、実施例を以って具体的に説明
する。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 <実施例>旋盤として、図5に示す構造の株式会社昌運
工作所社製SPA5を準備した。また、円筒状被加工物
120として、外径φ30.3mm、内径φ28.5m
m、長さ340mmのA6063製アルミニウム管を準
備した。
【0056】旋盤用治具としては、図1に示される形状
のものを準備した。具体的には以下の通りである。シャ
フト116は、外径がφ18mmのSUS304製金属
棒であって、その両端には、図2に示すような、長さ5
0mmにわたる1/100のテーパが設けられ、かつ、
その先端部には、C3の面取りを有している。シャフト
116には、防振材としての硬質ウレタンゴムが、テー
パ部分を残して被覆され、これが充填部材118とな
り、その外径はφ28.4mmとなっている。
【0057】一対の押さえ部材112,114は、シャ
フト116が嵌挿されることにより僅かに拡径する、図
3に示す形状(切り込みが8つあり、8分割になってい
るもの)であり、圧力を加えない状態(自由状態)で、
その内径はφ17.95mm、外径はφ28.45mm
である。一対の押さえ部材112,114の凹部12
2,124内壁には、図3に示すような、1/100の
テーパが設けられ、かつ、その開口部端部には、C3の
面取りを有している。
【0058】まず、旋盤100の主軸102およびテー
ル104に、予め押さえ部材112,114を装着して
おく。一方、シャフト116を円筒状被加工物120
に、シャフト116と円筒状被加工物120との空隙を
充填部材118にて充填しつつ挿通させる。
【0059】シャフト116および充填部材118が装
着された円筒状被加工物120を、主軸102に装着さ
れた押さえ部材112の凹部122と、テール104に
装着された押さえ部材114の凹部124と、の間に位
置させ、制御盤110のボタン操作によりテール104
を主軸102側方向(矢印B方向)に移動させた。この
テール104の移動により、円筒状被加工物120に装
着されたシャフト116の両端部を、押さえ部材11
2,114の凹部122,124に嵌挿し、かつ、押さ
え部材112,114の外径の一部を円筒状被加工物1
20の両端開口部に嵌合させ、さらに旋盤100の主軸
102およびテール104で挟みこむように押圧し、押
さえ部材112,114の外径を拡径することで、図4
に示すように、旋盤100の保持回転手段である主軸1
02およびテール104に円筒状被加工物120を保持
した。
【0060】そして、円筒状被加工物120を回転数3
000rpmで回転させ、ダイヤモンドバイト(東京ダ
イヤ製)を用いた旋削刃108にて、0.3mm/re
vにて荒引き加工を、0.1mm/revにて仕上げ加
工を施し、旋削加工を行い円筒状基体を得た。このと
き、旋削の外径狙い値は、φ30mmとした。
【0061】上記操作を50本のワーク(円筒状被加工
物120)について連続的に行った。50本ともチャッ
クミス等を起こすことなく、良好に旋削加工を行うこと
ができた。得られた50本の円筒状基体のうち任意の5
本に関して、両端部分および中央部分の外径・真円度を
評価した。このとき、外径の評価には、レーザーマイク
ロ(キーエンス社製 LS−2030)を、真円度の評
価には、真円度計(東京精密社製 ロンコム52B/5
50)を、それぞれ用いて行った。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】以上のように、本発明の旋盤用治具を用い
た本発明の円筒状基体の製造方法による本実施例では、
外径の振れが小さく、極めて真円度の良い、精密な円筒
状基体を製造することができたことがわかる。因みに、
上記測定値は、経験上インロー加工を施した厚肉管につ
いて、旋削加工を行った場合と同等である。
【0064】<比較例>シャフトとして、両端にテーパ
の設けられていないものを用い、一対の押さえ部材11
2,114として、切り込みがなく外径がφ28.55
mmのものを用いたことを除いては、実施例と同様にし
て、50本のワーク(円筒状被加工物120)について
連続的な旋削加工を行った。その結果、加工中に50本
のうち1本のチャックミスが発生した。また、旋削加工
を行うことができた49本の円筒状基体のうち、任意の
5本に関して、実施例と同様にして、両端部分および中
央部分の外径・真円度を評価した。結果を表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】表2から明らかなように、比較例では、実
施例と比較して外径値の軸方向ばらつきが大きく、真円
度も全体的に大きい。経験上、比較例で得られた程度の
精度の円筒状基体を用い、この周面に感光層を塗布して
作製した電子写真感光体や、この円筒状基体を使用した
電子写真用現像スリーブを用いると、得られる画像のム
ラが大きいことが明白である。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インロー
加工を施さなくとも、精度がこれまでより数段高く、即
ち、インロー加工品と同等もしくはそれ以上の性能を有
し、これまでと同等のコストで旋削加工を行うことがで
き、精密な円筒状基体を製造することが可能な旋盤用治
具、円筒状基体の製造方法、さらには円筒状基体を得る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である旋盤用治具を円筒
状被加工物に装着する状態を説明するための断面図であ
る。
【図2】 図1におけるシャフトの端部周辺の拡大図で
ある。
【図3】 図3において、(A)は、押さえ部材の凹部
開口部側から見た正面図であり、(B)は、そのC−C
断面図である。
【図4】 円筒状被加工物を、図1の旋盤用治具を用い
て保持された状態を示す断面図である。
【図5】 本発明の円筒状基体の製造方法に用いる旋盤
の一例を示す側面図である。
【図6】 従来の円筒状基体の製造方法に用いる旋盤の
一例を示す側面図である。
【図7】 図6の旋盤に薄肉管(円筒状被加工物)を保
持させる、防振材にシャフト616を挿通させた部材を
示す断面図である。
【図8】 図6の旋盤に薄肉管(円筒状被加工物)が保
持される状態を説明するための、主軸側押さえ部材およ
びテール側押さえ部材を含む薄肉管周辺を示す断面図で
ある。
【図9】 図6の旋盤に薄肉管(円筒状被加工物)が保
持された状態を説明するための、主軸側押さえ部材およ
びテール側押さえ部材を含む薄肉管周辺を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
100、600 旋盤 102、602 主軸 104、604 テール 106、606 刃物台 108、608 旋削刃 110、610 制御盤 112,114 押さえ部材 116、616 シャフト 118 充填部材 120、620 円筒状被加工物 122,124 凹部 612 主軸側押さえ部材 614 テール側押さえ部材 618 防振材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状被加工物表面の旋削加工を行い、
    円筒状基体を製造するための旋盤に、前記円筒状被加工
    物を保持させる旋盤用治具であって、 シャフトと、該シャフトの端部が嵌挿し得る凹部を有す
    る円柱状の一対の押さえ部材と、前記シャフトを前記円
    筒状被加工物に挿通させた際の該シャフトと円筒状被加
    工物との空隙を充填し得る充填部材と、から構成され、 前記シャフトの少なくとも一方の端部周辺、および/ま
    たは、少なくとも一方の押さえ部材の凹部内壁、にテー
    パを設けてなることを特徴とする旋盤用治具。
  2. 【請求項2】 前記シャフトが前記押さえ部材の凹部に
    嵌挿された際、前記シャフトのテーパが設けられた端部
    が凹部に嵌挿される押さえ部材の外周、および/また
    は、凹部内壁にテーパが設けられた押さえ部材の外周
    が、拡径することを特徴とする請求項1に記載の旋盤用
    治具。
  3. 【請求項3】 対向する主軸およびテールにより挟持す
    る状態で円筒状被加工物を保持し、かつ該円筒状被加工
    物を、その軸を中心として回転させ得る保持回転手段
    と、前記円筒状被加工物表面を旋削加工し得る旋削刃
    と、からなる旋盤を用いて、前記円筒状被加工物表面の
    旋削加工を行い、円筒状基体を製造する円筒状基体の製
    造方法であって、 請求項1または2に記載の旋盤用治具における一対の押
    さえ部材を、前記旋盤の主軸およびテールに装着し、 請求項1または2に記載の旋盤用治具におけるシャフト
    を前記円筒状被加工物に、該シャフトと円筒状被加工物
    との空隙を充填部材にて充填しつつ挿通させ、次いで、
    前記シャフトの両端が前記旋盤の主軸およびテールに装
    着された一対の押さえ部材の凹部に嵌挿されるように、
    該一対の押さえ部材の外径の一部を前記円筒状被加工物
    の両端開口部に嵌合させ、さらに前記旋盤の主軸および
    テールで挟みこむように押圧し、前記押さえ部材の外径
    を拡径することで、前記旋盤の保持回転手段に前記円筒
    状被加工物を保持し、 前記保持回転手段によって前記円筒状被加工物を回転さ
    せることで、前記旋削刃により円筒状被加工物表面の旋
    削加工を行い、円筒状基体を製造することを特徴とする
    円筒状基体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の円筒状基体の製造方法
    により製造されたことを特徴とする円筒状基体。
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