JP2001162284A - 無菌温水の供給方法及びその装置 - Google Patents

無菌温水の供給方法及びその装置

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JP2001162284A
JP2001162284A JP2000295254A JP2000295254A JP2001162284A JP 2001162284 A JP2001162284 A JP 2001162284A JP 2000295254 A JP2000295254 A JP 2000295254A JP 2000295254 A JP2000295254 A JP 2000295254A JP 2001162284 A JP2001162284 A JP 2001162284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給配管中の滅菌力がなくならないように
し、完全な無菌温水を安定して低コストで供給できる供
給方法及び供給装置を提供すること。 【解決手段】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
する状態に浄化(ろ過)された水道水と、滅菌力が失わ
れない程度の塩素量が残存する状態に浄化(ろ過)され
た水道水を加熱したものとを混合器3で混合して適温の
温水を得る工程と、前記温水を、滅菌力が失われない程
度の塩素量が残存する状態でさらに浄化処理する工程
と、浄化処理された温水を蛇口に供給する工程と、を含
み、全部の蛇口からの出水が停止したときに前記水道水
の加熱を停止すべく制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には無菌温
水の供給方法及びその供給装置に関するものであり、さ
らに具体的には、主として病院で使用される無菌温水の
供給方法及びその供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院内では、衛生上の見地からあるいは
院内感染防止の見地から、多くの場所で無菌温水が使用
されている。例えば手術準備室,分娩室,新生児室,未
熟児室,救急蘇生室その他で関係者が手や腕などを洗浄
したり、術後その他の患者ために流動食を調製したり、
乳児用のミルクを調製したり、カテーテルを供給したり
するために無菌温水が使用される。
【0003】図6を参照しながら、従来の無菌温水の供
給方法及び供給装置を説明する。給湯管2iを通じて院
内のセントラル給湯配管から混合器3へ給湯するととも
に、水道配管1aから水道水を混合器3へ供給し、混合
器3で湯と水道水とを混合して35〜40℃程度の温水
とする。混合器3で混合調製された温水は、精密ろ過器
9,90へ順に送られてろ過され、ろ過後配管91を通
じてシャワーノズル等の蛇口5へ供給される。給湯配管
から混合器3へ供給される湯は水道水をボイラによって
加熱したものであるが、長時間の加熱により残留塩素量
はほとんどなくなっている。また、精密ろ過器9,90
は、内部に例えばポリエチレン製の多孔質中空糸膜その
他の精密なろ過膜を使用しており、このようなろ過膜で
ろ過された温水は、イオン化されているカルシュウーム
化合物や有機物などが除去されて、水質的には良好であ
るが、精密ろ過膜によるろ過の際、滅菌のために水道水
に添加されている次亜塩素酸ソーダも除去される。した
がって、精密ろ過器9〜蛇口5までの配管内は滅菌力な
いし殺菌力がなくなり、この配管内は有害な細菌が繁殖
し易くなって細菌群が発生する。以上のような事情によ
り、精密ろ過器9〜蛇口5までの配管91内での細菌の
発生繁殖を防止するため、配管91に紫外線殺菌装置9
2を設置したり、次亜塩素酸ソーダの添加装置を設置し
たりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管9
1に紫外線殺菌装置92を設置するのは設備が高価にな
るほか、汚染を完全に防止することは困難であった。ま
た、配管91に次亜塩素酸ソーダの添加装置を設置する
のも、温水の流量に見合う添加量を調製する機構を必要
とするので設備が極めて高価になる。さらに、紫外線殺
菌装置92や次亜塩素酸ソーダの添加装置を設置した場
合には、これらの装置の定期的な保守整備が必要であ
り、保守整備費用の増加によりランニングコストが増大
する。本発明の目的は、供給配管中の滅菌力がなくなら
ないように工夫することにより、完全な無菌温水をより
低コストで供給することができる無菌温水の供給方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、前述のよう
な無菌温水の供給方法を円滑に実施することができる供
給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無菌温水の
供給方法は、前述の課題を解決するため以下のように構
成したものである。すなわち、請求項1に記載の無菌温
水の供給方法は、滅菌力が失われない程度の塩素量が残
存する状態に浄化された水道水と、滅菌力が失われない
程度の塩素量が残存する状態に浄化された水道水を加熱
したものとを混合して適温の温水を得る工程と、前記温
水を蛇口に供給する工程とを含み、蛇口からの出水が停
止したときに前記水道水の加熱を停止すべく制御するこ
とを特徴としている。本発明において、滅菌力が失われ
ない程度の塩素量が残存する状態は、遊離塩素の残留濃
度が少なくとも0.3ppm以上、好ましくは0.4p
pm以上である場合である。
【0006】請求項2に記載の無菌温水の供給方法は、
滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する状態に浄化
された水道水と、滅菌力が失われない程度の塩素量が残
存する状態に浄化された水道水を加熱したものとを混合
して適温の温水を得る工程と、前記温水を滅菌力が失わ
れない程度の塩素量が残存する状態にさらに浄化する工
程と、除菌処理された温水を蛇口に供給する工程とを含
み、蛇口からの出水が停止したときに前記水道水の加熱
を停止すべく制御することを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の無菌温水の供給方法は、
請求項1又は2に記載の無菌温水の供給方法において、
混合前において加熱されない水道水の浄化と加熱される
水道水の浄化は同じろ過工程により行われることを特徴
としている。
【0008】請求項4に記載の無菌温水の供給方法は、
請求項3に記載の無菌温水の供給方法において、前記ろ
過工程が、粗いフィルタによる一次ろ過工程と密なフィ
ルタによる二次ろ過工程とからなることを特徴としてい
る。
【0009】本発明に係る無菌温水の供給装置は、前述
の課題を解決するため以下のように構成したものであ
る。すなわち、請求項5に記載の無菌温水の供給装置
は、滅菌力が失われない程度の塩素量が残存するように
ろ過された水道水と、滅菌力が失われない程度の塩素量
が残存するようにろ過されさらに熱交換器2で加熱され
た水道水とを混合して適温の温水を得る混合器3と、前
記混合器3の出水口へ連通された蛇口5とを備え、前記
熱交換器2は、蛇口5からの出水が停止したときに作動
が停止されるべく制御されることを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の無菌温水の供給装置は、
滅菌力が失われない程度の塩素量が残存するようにろ過
された水道水と、滅菌力が失われない程度の塩素量が残
存するようにろ過されさらに熱交換器2で加熱された水
道水とを混合して適温の温水を得る混合器3と、前記混
合器3の出水側へ連通され、当該混合器3で得られた温
水を滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する状態に
さらにろ過する温水ろ過器4と、前記温水ろ過器4の出
水口と連通された蛇口5とを備え、前記熱交換器2は、
蛇口5からの出水が停止したときに作動が停止されるべ
く制御されることを特徴としている。
【0011】請求項7に記載の無菌温水の供給装置は、
滅菌力が失われない程度の塩素量が残存するようにろ過
された水道水と、滅菌力が失われない程度の塩素量が残
存するようにろ過されさらに熱交換器2で加熱された水
道水とを混合して適温の温水を得る混合器3と、前記混
合器3の出水側へ連通され、当該混合器3で得られた温
水を滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する状態に
さらにろ過する温水ろ過器4と、前記温水ろ過器4の出
水口と連通された蛇口5と、前記温水ろ過器4の出水口
と蛇口5とを連通する配管40の途中と前記混合器3の
出水口を連通するバイパス配管31とを備え、前記混合
器3から温水ろ過器4を経て蛇口5へ流れる温水の流路
と、前記混合器3からバイパス配管31を経て蛇口へ流
れる温水の流路とを切り替え可能に構成し、前記熱交換
器2は、蛇口5からの出水が停止したときに作動が停止
されるべく制御されることを特徴としている。
【0012】請求項8に記載の無菌温水の供給装置は、
請求項5〜7のいずれかに記載の無菌温水の供給装置に
おいて、滅菌力が失われない程度の塩素量が残存するよ
うに水道水をろ過するろ過器1の出水口を、前記混合器
3の一方の入水口と前記熱交換器2の入水口とに連通さ
せ、前記熱交換器2の出水口を前記混合器3の他方の入
水口と連通させたことを特徴としている。
【0013】請求項9に記載の無菌温水の供給装置は、
請求項5〜7のいずれかに記載の無菌温水の供給装置に
おいて、滅菌力が失われない程度の塩素量が残存するよ
うに水道水をろ過するろ過器1の出水口を前記熱交換器
2の入水口と連通させ、滅菌力が失われない程度の塩素
量が残存するように水道水をろ過する他のろ過器10の
出水口を前記混合器3の一方の入水口と連通させ、前記
熱交換器2の出水口を前記混合器3の他方の入水口と連
通させたことを特徴としている。
【0014】請求項10に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項8に記載の無菌温水の供給装置において、ろ
過器1が粗いフィルタを有する一次ろ過器11と密なフ
ィルタを有する二次ろ過器12とから構成されているこ
とを特徴としている。
【0015】請求項11に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項9に記載の無菌温水の供給装置において、ろ
過器1が粗いフィルタを有する一次ろ過器11と密なフ
ィルタを有する二次ろ過器12とから構成され、他のろ
過器10が粗いフィルタを有する一次ろ過器10aと密
なフィルタを有する二次ろ過器10bとから構成されて
いることを特徴としている。
【0016】請求項12に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項5又は6に記載の無菌温水の供給装置におい
て、蛇口5の近傍に近接センサ50を設置し、前記温水
ろ過器4と蛇口5とを連通する配管40には、前記近接
センサ50の作動に応じて開閉する自動弁6が設置した
ことを特徴としている。
【0017】請求項13に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項7に記載の無菌温水の供給装置において、蛇
口5の近傍に近接センサ50が設置し、前記温水ろ過器
4と蛇口5とを連通する配管40には、前記バイパス配
管31との接続部よりも下流側に前記近接センサ50の
作動に応じて開閉する自動弁6が設置したことを特徴と
している。
【0018】請求項14に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項12又は13に記載の無菌温水の供給装置に
おいて、温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配管40の
前記自動弁6よりも下流側の端末配管部40aには、当
該端末配管部40aへ外気を加熱して熱風を供給する熱
風供給配管61が弁63を介して接続されていることを
特徴としている。
【0019】請求項15に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項14に記載の無菌温水の供給装置において、
熱風供給配管61へフィルタ64により浄化された外気
が導入されるように構成したことを特徴としている。
【0020】請求項16に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項6又は7に記載の無菌温水の供給装置におい
て、温水ろ過器4の入水口の近傍と出水口の近傍とを連
通する迂回配管35を設置し、前記混合器3の出水口又
は前記熱交換器2の出水口から前記迂回配管35を経て
蛇口5に通じる流路と、前記混合器3の出水口から温水
ろ過器4を経て前記蛇口に通じる流路とを形成し、前記
混合器3の出水口又は前記熱交換器2の出水口から前記
迂回配管35を経て蛇口5に通じる流路と、前記混合器
3の出水口から温水ろ過器4を経て前記蛇口5に通じる
流路とを切替え可能に構成したことを特徴としている。
【0021】請求項17に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項5〜16のいずれかに記載の無菌温水の供給
装置において、熱交換器2へ熱源配管2dから熱源が供
給される熱源供給管2aを連通するとともに、供給され
た熱源が前記熱源配管2dに戻されるように熱源戻り管
2bを連通し、蛇口5からの出水が停止した時に前記熱
交換器2への熱源の供給が停止されるように制御される
ことを特徴としている。
【0022】請求項18に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項17に記載の無菌温水の供給装置において、
前記熱源配管2dは給湯配管であって、熱交換器2には
熱源供給管2a又は熱源戻り管2bに設置されたポンプ
21により給湯されるように構成され、熱源供給管2a
と熱源戻り管2bは切替え弁22を介してバイパス管2
cにより連結され、蛇口からの出水が停止したときは、
前記切替え弁22がバイパス管2cを介して熱源供給管
2aと熱源戻り管2bとを連通させるように制御される
ことを特徴としている。
【0023】請求項19に記載の無菌温水の供給装置
は、請求項17に記載の無菌温水の供給装置において、
前記熱源配管2dは蒸気配管であって、熱源供給管2a
と熱源戻り管2bはドレン管2eにより連通され、熱交
換器2へ供給されなかった蒸気がドレン管2eを通じて
熱源戻り管2bへ流れるように構成されていることを特
徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照しながら、本発
明に係る無菌温水の供給装置及びその装置を使用した無
菌温水の供給方法の実施形態を説明する。 第1実施形態 図1は、本発明に係る無菌温水の供給方法及び供給装置
の第1実施形態を説明するための概略配管図である。
【0025】aはこの実施形態の装置の主要部分が収容
されたケースであり、このケースaの上部a1は計器類
の収納ケースになっている。1は水道水を浄化するろ過
器であり、このろ過器1は、例えば3ミクロンフィルタ
のような粗いフィルタを有する一次ろ過器11と、例え
ば1ミクロンフィルタのようにより密なフィルタを有す
る二次ろ過器12とから構成されている。一次ろ過器1
1の入水口には減圧調整弁13及びバルブ14を有する
ステンレス製の水道配管1aが連通され、一次ろ過器1
1の出水口と二次ろ過器12の入水口はステンレス製の
配管1bで連通されている。
【0026】二次ろ過器12の出水口は、ステンレス製
の配管1cにより熱交換器2の入水口と連通されるとと
もに、配管1cから分岐された分岐配管1dにより混合
器3の一方の入水口へ連通されている。熱交換器2の出
水口はステンレス製の配管20により混合器3の他方の
入水口へ連通されている。混合器3は20〜100℃の
範囲で温度設定できる構造になっており、一方の入水口
から流入する水と他方の入水口から流入する熱湯とを混
合し、設定温度に合わせた温水を調製することができ
る。
【0027】混合器3の出水口は、ステンレス製の配管
30により0.3〜0.5ミクロンフィルタ(この実施
形態では0.5ミクロンフィルタ)を有する耐熱性の温
水ろ過器4の入水口へ連通され、温水ろ過器4の出水口
にはサニタリー(ステンレス製)管からなる配管40に
よりシャワーノズルその他の複数の蛇口5が連通されて
いる。配管40の途中には圧力スイッチ7が設置されて
いる。
【0028】この実施形態の無菌温水の供給装置は、病
院等において例えば手術室で作業する複数の関係者が一
斉に手や腕を洗浄するのに適するように、配管40中の
圧力スイッチ7よりも下流側位置に自動弁6が設置さ
れ、蛇口5の近傍には近接センサ(近接スイッチ)50
が設置され、いずれかの蛇口5に例えば手が接近すると
自動弁6が開き、各蛇口5から一斉に出水するように構
成されている。温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配管
40の前記自動弁6よりも下流側の端末配管部40aに
は、自動弁6寄り位置に当該端末配管部40aへ外気を
加熱して熱風を供給する熱風供給配管61が弁63を介
して接続されている。この実施形態では、熱風供給配管
61に設置されたヒータ付きファン(ドライヤ)62に
より、配管61の端部の外気取り入れ口より除菌フィル
タ64を介して取り込まれた外気を加熱し、その熱風
(40〜50℃)を端末配管部40aへ送り込むように
構成されている。弁63には、熱風供給配管61への流
入を防止する逆止弁、又はヒータ付きファン62のモー
タ(図示しない)と連動して開閉する(ファン62のモ
ータの作動により開き、当該モータの作動停止により閉
じる)モータバルブが使用されている。
【0029】ろ過器1における二次ろ過器12の出水口
側と、温水ろ過器4の出水口側の配管40にはそれぞれ
ステンレス製のサニタリー配管により一次圧力計15,
二次圧力計41が連通され、温水ろ過器4の出水口側の
配管40にはステンレス製のサニタリー配管により温度
計42が接続されている。
【0030】熱交換器2には、熱源配管2dから熱源が
供給される熱源供給管2aが連通されるとともに、熱交
換器2に供給された熱源が熱源配管2dへ戻されるよう
に熱源戻り管2bが連通され、熱源供給管2a及び熱源
戻り管2bにはそれぞれバルブ23,24が取り付けら
れている。この実施形態において、熱交換器2の熱源に
は病院等で設備されているセントラル給湯配管を流れる
熱湯が使用されており、熱交換器2には、熱源供給管2
a又は熱源戻り管2bに設置されたポンプ21により給
湯配管から熱湯が供給されるように構成されている。熱
源供給管2aと熱源戻り管2bとは、熱交換器2の手前
において、三方弁からなる切替え弁22を介してバイパ
ス管2cにより直接連通し得るように構成されている。
【0031】8は制御装置が設置された制御ボックスで
あり、この制御盤8の制御装置には、蛇口5の近傍に設
置された近接センサ50の検出出力や、配管40の途中
に設置された圧力スイッチ7の出力が入力されるように
構成されている。なお、符号80は電源である。
【0032】第1実施形態に係る無菌温水の供給装置の
作用を、本発明に係る供給方法の実施例とともに説明す
る。図1は、複数の関係者が手や腕を洗浄していて、全
部の蛇口5から無菌温水が供給されている状態が示され
ており、したがって、ポンプ21と配管中の切替え弁2
2により、熱源配管2dを流れる熱湯は熱源供給管2a
から熱交換器2を通り、熱源戻り管2bを経て熱源配管
2dに戻るように流れている。水道配管1aから供給さ
れる水道水は、減圧調整弁13によりほぼ2kg/cm2程度
の水圧に調整され、3ミクロンフィルタを有する一次ろ
過器11により一次ろ過され、次いで1ミクロンフィル
タを有する二次ろ過器12によりろ過される。水道水は
この一次ろ過器11と二次ろ過器12で順次ろ過される
ことにより、塩素の含有量が滅菌力を失うほどに減ぜら
れることなく、その中の浮遊物や有機物が除去され、浄
化される。水道水や温水は、減圧調整弁13で調整され
た水道の一定の水圧によって流れる。
【0033】一次ろ過器11及び二次ろ過器12で順に
ろ過された水道水は、一部が混合器3の一方の入水口へ
供給されるとともに、他の一部が熱交換器2へ供給さ
れ、熱交換器2で加熱されて混合器3の他の入水口へ供
給される。加熱された水道水と冷水状態の水道水は、混
合器3内で所定の比率で混合されることにより設定され
た温度の温水となるように調製される。混合器3で混合
・調製された温水は、配管30を通じて耐熱性を有する
温水ろ過器4に送られ、温水ろ過器4内の0.5ミクロ
ンフィルタでろ過されることにより微細な浮遊物や有機
物が捕捉される。0.5ミクロン程度のフィルタでろ過
された温水は、その残留塩素(遊離塩素)濃度が殺菌力
を保持する程度に、例えば少なくとも0.5ppm程度
に維持される。浄化処理された温水は配管40を経て蛇
口5へ供給される。
【0034】洗浄していた関係者が各蛇口5から遠ざか
ると、近接センサ50がこれを検出し、この検出に伴い
制御ボックス8内の制御装置により自動弁6が閉じら
れ、各蛇口5からの出水が停止する。自動弁6が閉じら
れると、配管40内の圧力の変化(水圧がなくなる)を
圧力スイッチ7が検出し、この検出に伴い制御装置によ
り切替え弁22がバイパス管2cと連通するように作動
し、バイパス管2cを介して熱源供給管2aと熱源戻り
管2bが直接連通して、熱交換器2への給湯が停止する
ので当該熱交換器2の作動が停止し、同時にポンプ21
の作動も停止される。前述のように、自動弁6が閉じて
蛇口5からの出水が停止している状態では、各蛇口5を
通じて自動弁6よりも下流側の端末配管部40a内に外
気が入り込み、時間の経過により端末配管部40aが細
菌により汚染(逆汚染)されるおそれがあるので、ヒー
タ付きファン62を作動させ、熱風供給配管61から除
菌済熱風を端末配管部40a内へ連続供給し、端末配管
部40a内の細菌汚染を防止する。ヒータ付きファン6
2は、例えば制御ボックス8内の制御装置の制御又はそ
の他の制御により、自動弁6が閉じると作動を開始し、
自動弁6が開くと作動を停止するように構成することが
できる。
【0035】ヒータ付きファン62の作動を停止させ、
いずれかの蛇口5を使用するため手を近づけると、近接
センサ50がこれを検出し、自動弁6が開いて当該蛇口
5から温水が供給される。自動弁6が開くと配管40内
の圧力変化を圧力スイッチ7が検出するので、この検出
に伴い、制御装置の制御により、ポンプ21と減圧調整
弁13が作動を開始するとともに、切替え弁22がバイ
パス管2c側から熱交換器2と連通し、当該熱交換器2
が作動を開始する。
【0036】ろ過器1(この実施形態では一次ろ過器1
1と二次ろ過器12)のフィルタの目詰まり状態は一次
圧力計15により、温水ろ過器4のフィルタの目詰まり
状態は二次圧力計41によりそれぞれチェックされてい
る。そして、圧力計15の検出圧力が所定の設定値を下
回ったときは、一次ろ過器11及び二次ろ過器12のフ
ィルタを取り替え、圧力計41の検出圧力が所定の設定
値を下回ったときは、温水ろ過器4のフィルタを取り替
える。圧力計15や圧力計41の検出圧力が所定の設定
値を下回ったときは、それらの圧力計15,41のみで
なく、他の場所にそれを警告表示するように構成するこ
とができる。
【0037】前記実施形態による無菌温水の供給方法に
よれば、第1に、水道水の浄化処理、及び温水の浄化処
理は滅菌力が失われない程度に塩素量が残存するように
行われ、かつ、蛇口からの出水が停止したときに水道水
の加熱を停止すべく制御される(長時間にわたる加熱状
態が継続せず、加熱された水道水から塩素がなくなるこ
とはない)ので、蛇口5から供給される温水はなお滅菌
力を保有している。このように、浄化処理後の無菌温水
が滅菌力を保持していることにより、配管40及び蛇口
5含む通水路で細菌の発生や繁殖を防止することができ
る。
【0038】第2に、除菌処理後の配管の途中で滅菌処
理する構成ではないので、従来の方法に比べて設備費用
が大幅に低廉になるとともに、除菌処理後の滅菌手段の
設置に伴う保守整備の必要がなく、ランイングコストが
大幅に軽減される。第3に、混合される前の水道水の浄
化と加熱前の水道水の浄化は同じろ過工程により行われ
るので、配管構成がシンプルになり装置の小型化を図る
ことができる。第4に、水道水のろ過工程は、粗いフィ
ルタによる一次ろ過工程と密なフィルタによる二次ろ過
工程とからなるので、フィルタの目詰まりを緩慢にして
その長寿命化を図ることができる。第5に、混合調製さ
れた温水はさらに浄化されるので、蛇口5から出水する
温水は、関係者が手や腕を洗浄する場合のみでなく、患
者ために流動食を調製したり、乳児用のミルクを調製し
たり、あるいはカテーテルを供給したりするのにも適す
る。
【0039】前記実施形態に係る無菌温水の供給装置に
よれば、第1に前述のような効果を奏する供給方向を円
滑に実施することができる。第2に、蛇口5の近傍には
近接センサ50を設置し、前記温水ろ過器4と蛇口5と
を連通する配管40には、前記近接センサ50の検出に
より開閉する自動弁6を設置したので、人が蛇口に手を
触れることなく自動的な運転が可能であるとともに、人
が蛇口5に触れることがなく極めて衛生的である。第3
に、自動弁6が閉じて蛇口5からの出水が停止した状態
では、各蛇口5を通じて自動弁6よりも下流側の端末配
管部40a内に外気が入り込み、時間の経過により端末
配管部40aが細菌により汚染(逆汚染)されるおそれ
がある。しかしながら、配管40中の自動弁6よりも下
流側の端末配管部40aには、弁63を介して熱風供給
配管61が接続されているので、この熱風供給配管61
から熱風を端末配管部40a内へ連続供給することによ
り、端末配管部40a内の細菌汚染を防止することがで
きる。第4に、熱交換器2の熱源として病院等で必ず設
備されている給湯配管を利用しているので、熱交換器2
への熱源供給のための新たな設備を必要とないし。ま
た、各蛇口5からの出水が停止すると、切替え弁22の
作動によって熱源供給管2aと熱源戻り管2bが直接連
通するように構成されているので、熱交換器2の作動の
制御が的確かつ簡単である。
【0040】第2実施形態 図2は、本発明に係る無菌温水の供給方法と供給装置の
第2実施形態を説明するための概略配管図である。この
実施形態は、手術前などで関係者が手や腕を一斉に洗浄
する場合にのみ適する構成であって、混合器3によって
浄化後の水道水と浄化後の水道水を加熱した熱水とを混
合して適温の温水を調製した後、当該温水を再度ろ過処
理することなく蛇口5へ供給するように構成している。
したがって、この実施形態の無菌温水の供給装置では、
第1実施形態の装置における温水ろ過器4と、当該温水
ろ過器4の出側の水圧を検出する二次圧力計41は設置
されていず、混合器3の出水口は配管40によって蛇口
5と連通されている。第2実施形態の無菌温水の供給方
法及び供給装置のその他の構成や作用,効果は、第1実
施形態の無菌温水の供給方法及び供給装置とほぼ同様で
あるので、それらの説明は省略する。
【0041】第3実施形態 図3は、本発明に係る無菌温水の供給装置の第3実施形
態を説明するための概略配管図である。この実施形態で
は、配管30により混合器3の出水口を温水ろ過器4の
入水口へ連通させ、配管40により温水ろ過器4の出水
口を複数の蛇口5へ連通させるとともに、バイパス配管
31により混合器3の出水口と配管40とを連通させて
いる。そして、温水ろ過器4の入水口側又は出水口に取
り付けられたバルブ43とバイパス配管31に設置され
たバルブ32とにより、混合器3から温水ろ過器4を経
て蛇口5へ流れる温水の流路と、混合器3からバイパス
配管31を経て蛇口へ流れる温水の流路とを切り替える
ことができるように構成している。この実施形態では、
前記のバルブ43やバルブ32を取り付ける代わりに、
バイパス配管31と配管30との接続部、又はバイパス
配管31と配管40との接続部に、三方弁からなる切替
え弁を設置することができる。温水ろ過器4と各蛇口5
とを連通する配管40の途中には、当該配管40のバイ
パス配管31との接続部よりも下流位置に圧力スイッチ
7と自動弁6を順に設置し、配管40の自動弁6よりも
下流側の端末配管部40aには、自動弁6寄り位置に当
該端末配管部40aへ外気を加熱して熱風を供給する熱
風供給配管61が弁63を介して接続されている。
【0042】第3実施形態によれば、例えば手術前に関
係者が手や腕を一斉に洗浄する場合には、バルブ43を
閉じてバルブ32を開き、混合器3で調製された温水を
温水ろ過器4を経ないで蛇口5から出水させる。他方、
流動食を調製したり、乳児用のミルクを調製したり、あ
るいはカテーテルを供給する場合には、混合器3で調製
された温水を温水ろ過器4でろ過して蛇口5から出水さ
せる。このように、バルブ43,32の操作により、混
合器3で調製された温水を用途に応じて使用することが
できるので、温水ろ過器4のフィルタ寿命を長期に保た
せることができる。第3実施形態の装置の他の構成や作
用,効果は、第1実施形態の無菌温水の供給装置と同様
であるのでそれらの説明は省略する。
【0043】第4実施形態 図4は、本発明に係る無菌温水の供給装置の第4実施形
態を説明するための概略配管図である。この実施形態の
無菌温水の供給装置は、例えば数十個に及ぶ多数の蛇口
5を一斉に開いて温水を供給するのに適しており、蒸気
が流通している熱源配管2dから熱源供給管2aにより
熱交換器2へ蒸気を供給し、その蒸気を熱源戻り管2b
により熱源配管2dへ戻すように構成されている。この
無菌温水の供給装置の大半の構成は、第1実施形態の装
置とほぼ同様であるので、主として第1実施形態の装置
とは異なる構成についてのみ説明する。
【0044】熱源供給管2aの途中には、蒸気圧力計2
5と圧力調整配管2fが順に設けられている。圧力調整
配管2fには、第1のスチームバルブ26,制御用の電
磁弁26a,減圧調整弁26b及び第2のスチームバル
ブ26cが順に設けられており、配管40の自動弁6が
開くとスチームバルブ26と26bが開き、制御用の電
磁弁26aの制御により減圧調整弁26bが蒸気圧力を
1kg/cm2 程度に減圧調整して蒸気を熱交換器2へ供
給するようになっている。圧力調整配管2fは、減圧調
整弁26bと第2のスチームバルブ26cとの間におい
て、蒸気バイパス管2hにより熱源戻り管2bと連通し
ており、この蒸気バイパス管2hの途中には、安全圧力
計28と安全弁28aが順に設置されている。前記減圧
調整弁26bにより適切に減圧されず、安全圧力計28
が1kg/cm2 以上(例えば1.2kg/cm2 )を検出
した場合は、安全弁28aが開き、余剰の蒸気を熱源戻
り管2bへ戻すようになっている。熱源戻り管2bに
は、バイパス管2hとの連結部よりも上流側には、蒸気
の逆流を防止する逆止弁29が設置されている。
【0045】熱源供給管2aの途中には、第1のスチー
ムバルブ26よりも上流位置と第2のスチームバルブ2
6cよりも下流側位置とを連通する代替え配管2gが設
けられており、この代替え配管2gにはスチームバルブ
27が設置されている。このような構成により、前述の
制御用の電磁弁26a又は減圧調整弁26bが故障した
場合には、圧力調整配管2fのスチームバルブ26,2
6cを閉じてスチームバルブ27を開くことにより、代
替え配管2gを通じて蒸気を熱交換器2へ供給すること
ができる。また、熱源供給管2aのスチームバルブ2
6,27よりも上流位置は、ドレン管2eにより熱源戻
り管2bと連通されており、熱交換器2へ供給されない
余剰の蒸気が、前記ドレン管2eを通じて熱源戻り管2
bへ流れるように構成されている。符号29はドレンバ
ルブである。
【0046】この実施形態では、それぞれバルブ36,
37を介して、温水ろ過器4の入水口の近傍と出水口の
近傍とを連通する迂回配管35が設置されており、迂回
配管35にはバルブ38が設置されている。混合器3と
温水ろ過器4とを連通する配管30には、混合器3の出
水口の近傍にバルブ34を設け、熱交換器2の出水口と
混合器3の入水口とを連通する配管20の途中は、迂回
配管20aにより、前記配管30のバルブ34よりも下
流側位置と連通しており、迂回配管20aにはバルブ3
3が設けられている。このような構成により、装置を使
用するに当たり、バルブ34,36及び37を閉じ、自
動弁6を手動で開くとともにバルブ33,38を開い
て、熱交換器2で加熱された熱水を配管20,迂回配管
20a,35及び配管40を通じて各蛇口5から流すこ
とにより、端末配管部40aを含む配管40の中を加熱
滅菌処理することができる。
【0047】第4実施形態では、迂回配管20a,バル
ブ33及び34を設けない場合でも、装置の使用に当た
り、バルブ36,37を閉じ、自動弁6及びバルブ38
を開くとともに、混合器3の調整温度を100℃に設定
することにより、配管40の中を加熱滅菌処理すること
ができる。また、バルブ36,37及び38を設けるこ
とに代えて、配管30と迂回配管35との連結部又は配
管40と迂回配管35との連結部に三方弁その他の切替
え弁を設置しても実施することができる。この場合に
は、迂回配管20aのバルブ33に代えて、迂回配管2
0aと配管20との連結部又は迂回配管20aと配管3
0との連結部に三方弁その他の切替え弁を設置してもよ
い。第4実施形態の無菌温水の供給装置の他の作用,効
果は、第1実施形態の装置とほぼ同様であるので、それ
らの説明は省略する。
【0048】第5実施形態 図5は、本発明に係る無菌温水の供給装置の第5実施形
態を説明するための部分配管図である。この実施形態で
は、減圧調整弁13及びバルブ14を有する水道配管1
aから供給される水道水を、一方のろ過器1でろ過して
熱交換器2へ供給し、同様に減圧調整弁13及びバルブ
14を有する水道配管1a’から供給される水道水を、
他方の別のろ過器10でろ過して加熱器3へ供給するよ
うに構成されている。ろ過器1及び10は、それぞれ3
ミクロンフィルタの一次ろ過器11,10aと、1ミク
ロンフィルタの二次ろ過器12,10bとによって構成
され、それぞれ滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
するように水道水をろ過する。また、三方弁からなる切
替え弁22は給湯往管2a側に設置されている。その他
の構成は第1実施形態の場合とほぼ同様である。この実
施形態の装置は、構造がやや複雑になるほかは第1実施
形態の場合とほぼ同様な作用・効果を奏する。
【0049】その他の実施形態 熱交換器2の熱源は、前述のように給湯配管の熱湯や蒸
気配管の蒸気を利用するほかに、電力,ガス及びオイル
その他による熱源を使用することができる。配管類には
ステンレスを用いるのが好ましいが、プラスチックチュ
ーブを使用しても実施することがきる。また、使用の現
場の具体的な条件によっては、各蛇口5毎に近接センサ
と自動弁を設置して実施することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明に係る無菌温水の供給方
法によれば、水道水の浄化処理は滅菌力が失われない程
度の塩素量が残存する状態で行われ、かつ、蛇口からの
出水が停止したときに水道水の加熱を停止すべく制御さ
れる(長時間加熱により加熱された水道水から塩素が減
少することはない)ので、蛇口5から供給される温水は
なお滅菌力を保有している。このように、浄化処理後の
無菌温水が滅菌力を保持していることにより、配管40
及び蛇口5含む通水路で細菌の発生や繁殖を完全に防止
することができる。配管の途中で滅菌処理する構造では
ないので、従来の方法に比べて設備費用を大幅に低減で
きるとともに、滅菌手段の設置に伴う保守整備の必要が
なく、ランニングコストを大幅に低減することができ
る。
【0051】請求項2の発明に係る無菌温水の供給方法
によれば、浄化処理後の水道水と浄化処理して加熱した
水道水を混合して適温の温水とした後、さらに浄化処理
するのでより浄化された無菌温水が供給され、手や腕を
洗浄する場合のみでなく、患者のために流動食を調製し
たり、乳児用のミルクを調製したり、あるいはカテーテ
ルを供給したりするのにも好適である。
【0052】請求項3の発明に係る無菌温水の供給方法
によれば、混合される前の水道水の浄化と加熱される水
道水の浄化は同じろ過工程により行われるので、配管構
成がシンプルになり装置の小型化を図ることができる。
【0053】請求項4の発明に係る無菌温水の供給方法
によれば、水道水のろ過工程は、粗いメッシュによる一
次ろ過工程と密なメッシュによる二次ろ過工程とからな
るので、フィルタの目詰まりを緩慢にしてその長寿命化
を図ることができる。
【0054】請求項5の発明に係る無菌温水の供給装置
によれば、請求項1の発明に係る供給方法を確実・円滑
に実施することができる。
【0055】請求項6の発明に係る無菌温水の供給装置
によれば、請求項2の発明に係る供給方法を確実・円滑
に実施することができる。
【0056】請求項7の発明に係る無菌温水の供給装置
によれば、温水ろ過器4の出水口と蛇口5とを連通する
配管40の途中と前記混合器3の出水口を連通するバイ
パス配管31とを備え、混合器3から温水ろ過器4を経
て蛇口5へ流れる温水の流路と、前記混合器3からバイ
パス配管31を経て蛇口へ流れる温水の流路とを切り替
え可能に構成したので、請求項1の発明に係る無菌温水
の供給方法と請求項2の発明に係る無菌温水の供給方法
とを選択的に実施することができる。
【0057】請求項8の発明に係る無菌温水の供給装置
によれば、混合器3に供給される水道水と当該混合器3
へ加熱された後に供給される水道水とを、同じろ過器1
で浄化処理するので、請求項3の発明に係る無菌温水の
供給方法を確実・円滑に実施することができる。
【0058】請求項9の発明に係る無菌温水の供給装置
によれば、混合器3に供給される水道水と当該混合器3
へ加熱された後に供給される水道水とを、別のろ過器
1,10でろ過するので、ろ過器1,10の負担が軽減
され、それらの寿命をより永く維持することができる。
【0059】請求項10及び11の発明に係る無菌温水
の供給装置によれば、ろ過器1又はろ過器10は、粗い
メッシュのフィルタを有する一次ろ過器と密なメッシュ
のフィルタを有する二次ろ過器とから構成されているの
で、それらのろ過器の負担がさらに軽減され、それらの
寿命をより一層永く維持することができる。
【0060】請求項12及び13の発明に係る無菌温水
の供給装置によれば、蛇口5の近傍には近接センサ50
が設置され、温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配管4
0には、近接センサ50の作動に応じて開閉する自動弁
6が設置されているので、人が蛇口5に手を触れること
なく衛生的で自動的な運転が可能である。
【0061】請求項14の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配管4
0の前記自動弁6よりも下流側の端末配管部40aに、
当該端末配管部40aへ外気を加熱して熱風を供給する
熱風供給配管61が弁63を介して接続されているの
で、請求項12及び13の供給装置を使用しない停止中
において、端末配管分40a内の細菌汚染を有効に防止
することができる。
【0062】請求項15の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、当該装置の停止中に熱風供給配管61から
端末配管部40a内に供給される熱風は、フィルタ64
によりあらかじめ浄化されるので、端末配管分40a内
の細菌汚染をさらに有効に防止することができる。
【0063】請求項16の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、混合器3の出水口又は熱交換器2の出水口
から前記迂回配管35を経て蛇口5に通じる流路と、前
記混合器3の出水口から温水ろ過器4を経て前記蛇口5
に通じる流路と設け、両流路を切替え可能に構成したの
で、装置の運転に先立って、温水ろ過器4から蛇口5に
至る配管40内を熱水によって洗浄滅菌することができ
る。
【0064】請求項17の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、熱交換器2の熱源に熱流体を使用すること
ができるので、浄化後の水道水を効率良く加熱すること
ができる。
【0065】請求項18の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、熱源配管2dが給湯配管であって、蛇口5
からの出水が停止したときは、前記切替え弁22によっ
て熱交換器2の作動を停止するように制御されるので、
給湯設備が設置されている場合には、熱交換器2への熱
源供給が容易であり、熱源供給のための設備費が軽減さ
れる。
【0066】請求項19の発明に係る無菌温水の供給装
置によれば、熱源配管2dは蒸気配管であって、熱交換
器2へ供給されない蒸気がドレン管2eを通じて熱源戻
り管2bへ流れるように構成されているので、蒸気配管
設備が設置されている場合には、熱交換器2への熱源供
給のための設備費が軽減され、かつ、多数の蛇口5を一
斉に開いて使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無菌温水の供給装置の第1実施形
態を示す配管図である。
【図2】本発明に係る無菌温水の供給装置の第2実施形
態を示す配管図である。
【図3】本発明に係る無菌温水の供給装置の第3実施形
態を示す配管図である。
【図4】本発明に係る無菌温水の供給装置の第4実施形
態を示す配管図である。
【図5】本発明に係る無菌温水の供給装置の第5実施形
態を示す部分配管図である。
【図6】従来の無菌温水の供給装置を例示した概略配管
図である。
【符号の説明】
1,10 ろ過器 11,10a 一次ろ過器 12,10b 二次ろ過器 13 減圧調整弁 14 バルブ 15 圧力計 1a,1a’ 水道配管 1b,1c,1d,20,30,40 配管 2 熱交換器 20a 迂回配管 2a 熱源供給管 2b 熱源戻り管 2c バイパス管 2d 熱源配管 2e ドレン管 2f 圧力調整配管 2g 代替え配管 2h バイパス管 2i 給湯管 21 ポンプ 22 切替え弁 23,24 バルブ 25 蒸気圧力計 26 第1のスチームバルブ 26c 第2のスチームバルブ 27 スチームバルブ 28 安全圧力計 28a 安全弁 29 逆止弁 29a ドレンバルブ 3 混合器 31 バイパス配管 32,33,34,36,37,38,43 バルブ 35 迂回配管 4 温水ろ過器 40a 端末配管部 41 圧力計 42 温度計 5 蛇口 50 近接センサ 6 自動弁 61 熱風供給配管 62 ヒータ付きファン 63 弁 64 除菌フィルタ 7 圧力スイッチ 8 制御盤 80 電源
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 560 C02F 1/50 560Z A61L 2/04 A61L 2/04 A 2/18 2/18 B01D 35/04 B01D 35/04 36/02 36/02 C02F 1/44 C02F 1/44 B J 1/76 1/76 A

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    する状態に浄化された水道水と、滅菌力が失われない程
    度の塩素量が残存する状態に浄化された水道水を加熱し
    たものとを混合して適温の温水を得る工程と、 前記温水を蛇口に供給する工程と、を含み、 蛇口からの出水が停止したときに前記水道水の加熱を停
    止すべく制御することを特徴とする、 無菌温水の供給方法。
  2. 【請求項2】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    する状態に浄化された水道水と、滅菌力が失われない程
    度の塩素量が残存する状態に浄化された水道水を加熱し
    たものとを混合して適温の温水を得る工程と、 前記温水を滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する
    状態にさらに浄化する工程と、 浄化された前記温水を蛇口に供給する工程と、を含み、 蛇口からの出水が停止したときに前記水道水の加熱を停
    止すべく制御することを特徴とする、 無菌温水の供給方法。
  3. 【請求項3】 混合前において加熱されない水道水の浄
    化と加熱される水道水の浄化は同じろ過工程により行わ
    れることを特徴とする、請求項1又は2に記載の無菌温
    水の供給方法。
  4. 【請求項4】 前記ろ過工程は、粗いフィルタによる一
    次ろ過工程と密なフィルタによる二次ろ過工程とからな
    ることを特徴とする、請求項3に記載の無菌温水の供給
    方法。
  5. 【請求項5】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    するようにろ過された水道水と、滅菌力が失われない程
    度の塩素量が残存するようにろ過されさらに熱交換器2
    で加熱された水道水とを混合して適温の温水を得る混合
    器3と、 前記混合器3の出水口へ連通された蛇口5、とを備え、 前記熱交換器2は蛇口5からの出水が停止したときに作
    動が停止されるべく制御されることを特徴とする、 無菌温水の供給装置。
  6. 【請求項6】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    するようにろ過された水道水と、滅菌力が失われない程
    度の塩素量が残存するようにろ過されさらに熱交換器2
    で加熱された水道水とを混合して適温の温水を得る混合
    器3と、 前記混合器3の出水口へ連通され、当該混合器3で得ら
    れた温水を滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する
    状態にさらにろ過する温水ろ過器4と、 前記ろ過器4の出水口と連通された蛇口5、とを備え、 前記熱交換器2は蛇口5からの出水が停止したときに作
    動が停止されるべく制御されることを特徴とする、 無菌温水の供給装置。
  7. 【請求項7】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    するようにろ過された水道水と、滅菌力が失われない程
    度の塩素量が残存するようにろ過されさらに熱交換器2
    で加熱された水道水とを混合して適温の温水を得る混合
    器3と、 前記混合器3の出水口へ連通され、当該混合器3で得ら
    れた温水を滅菌力が失われない程度の塩素量が残存する
    状態にさらにろ過する温水ろ過器4と、 前記ろ過器4の出水口と連通された蛇口5と、 前記ろ過器4の出水口と蛇口5とを連通する配管40の
    途中と前記混合器3の出水口を連通するバイパス配管3
    1と、を備え、 前記混合器3から温水ろ過器4を経て蛇口5へ流れる温
    水の流路と、前記混合器3からバイパス配管31を経て
    蛇口5へ流れる温水の流路とを切り替え可能に構成し、 前記熱交換器2は蛇口5からの出水が停止したときに作
    動が停止されるべく制御されることを特徴とする、 無菌温水の供給装置。
  8. 【請求項8】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    するように水道水をろ過するろ過器1の出水口を、前記
    混合器3の一方の入水口と前記熱交換器2の入水口とに
    連通させ、前記熱交換器2の出水口を前記混合器3の他
    方の入水口と連通させたことを特徴とする、請求項5〜
    7のいずれかに記載の無菌温水の供給装置。
  9. 【請求項9】 滅菌力が失われない程度の塩素量が残存
    するように水道水をろ過するろ過器1の出水口を前記熱
    交換器2の入水口と連通させ、滅菌力が失われない程度
    の塩素量が残存するように水道水をろ過する他のろ過器
    10の出水口を前記混合器3の一方の入水口と連通さ
    せ、前記熱交換器2の出水口を前記混合器3の他方の入
    水口と連通させたことを特徴とする、請求項5〜7のい
    ずれかに記載の無菌温水の供給装置。
  10. 【請求項10】 前記ろ過器1は粗いフィルタを有する
    一次ろ過器11と密なフィルタを有する二次ろ過器12
    とから構成されていることを特徴とする、請求項8に記
    載の無菌温水の供給装置。
  11. 【請求項11】 前記ろ過器1は粗いフィルタを有する
    一次ろ過器11と密なフィルタを有する二次ろ過器12
    とから構成され、前記他のろ過器10は粗いフィルタを
    有する一次ろ過器10aと密なフィルタを有する二次ろ
    過器10bとから構成されていることを特徴とする、請
    求項9に記載の無菌温水の供給装置。
  12. 【請求項12】 前記蛇口5の近傍には近接センサ50
    が設置され、前記温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配
    管40には、前記近接センサ50の作動に応じて開閉す
    る自動弁6が設置されていることを特徴とする、請求項
    5又は6に記載の無菌温水の供給装置。
  13. 【請求項13】 前記蛇口5の近傍には近接センサ50
    が設置され、前記温水ろ過器4と蛇口5とを連通する配
    管40には、前記バイパス配管31との接続部よりも下
    流側に前記近接センサ50の作動に応じて開閉する自動
    弁6が設置されていることを特徴とする、請求項7に記
    載の無菌温水の供給装置。
  14. 【請求項14】 前記温水ろ過器4と蛇口5とを連通す
    る配管40の前記自動弁6よりも下流側の端末配管部4
    0aには、当該端末配管部40aへ外気を加熱して熱風
    を供給する熱風供給配管61が弁63を介して接続され
    ていることを特徴とする、請求項12又は13に記載の
    無菌温水の供給装置。
  15. 【請求項15】 前記熱風供給配管61には、フィルタ
    64により浄化された外気が導入されるように構成され
    ていることを特徴とする、請求項14に記載の無菌温水
    の供給装置。
  16. 【請求項16】 温水ろ過器4の入水口の近傍と出水口
    の近傍とを連通する迂回配管35を設置し、 前記混合器3の出水口又は前記熱交換器2の出水口から
    前記迂回配管35を経て蛇口5に通じる流路と、前記混
    合器3の出水口から温水ろ過器4を経て前記蛇口に通じ
    る流路とを形成し、 前記混合器3の出水口又は前記熱交換器2の出水口から
    前記迂回配管35を経て蛇口5に通じる流路と、前記混
    合器3の出水口から温水ろ過器4を経て前記蛇口5に通
    じる流路とを切替え可能に構成したことを特徴とする、 請求項6又は7に記載の無菌温水の供給装置。
  17. 【請求項17】 前記熱交換器2には、熱源配管2dか
    ら熱源が供給される熱源供給管2aが連通されるととも
    に、供給された熱源が前記熱源配管2dに戻されるよう
    に熱源戻り管2bが連通され、蛇口5からの出水が停止
    した時に熱交換器2への熱源の供給が停止されるように
    構成されていることを特徴とする、請求項5〜16のい
    ずれかに記載の無菌温水の供給装置。
  18. 【請求項18】 前記熱源配管2dは給湯配管であっ
    て、熱交換器2には熱源供給管2a又は熱源戻り管2b
    に設置されたポンプ21により給湯されるように構成さ
    れ、熱源供給管2aと熱源戻り管2bは切替え弁22を
    介してバイパス管2cにより連結され、蛇口5からの出
    水が停止したときは、前記切替え弁22がバイパス管2
    cを介して熱源供給管2aと熱源戻り管2bとを連通さ
    せるように制御されることを特徴とする、請求項17に
    記載の無菌温水の供給装置。
  19. 【請求項19】 前記熱源配管2dは蒸気配管であっ
    て、熱源供給管2aと熱源戻り管2bはドレン管2eに
    より連通され、熱交換器2へ供給されない蒸気がドレン
    管2eを通じて熱源戻り管2bへ流れるように構成され
    ていることを特徴とする、請求項17に記載の無菌温水
    装置。
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