JP2001160865A - 遠隔操作システム及びこれに用いるボタン電話装置 - Google Patents

遠隔操作システム及びこれに用いるボタン電話装置

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JP2001160865A
JP2001160865A JP34391499A JP34391499A JP2001160865A JP 2001160865 A JP2001160865 A JP 2001160865A JP 34391499 A JP34391499 A JP 34391499A JP 34391499 A JP34391499 A JP 34391499A JP 2001160865 A JP2001160865 A JP 2001160865A
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Tsukasa Okamoto
司 岡本
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、通話路を形成させるために、通信コ
ストが発生したり、遠隔操作できる着サブアドレスを知
っている誰でも操作可能であり、安全性の点で問題があ
り、また、着サブアドレスを有効に活用することができ
ない。 【解決手段】 発信者番号解析部14は、発信者登録番
号メモリ13に登録されている発信者番号と、遠隔操作
端末装置2からの呼設定情報内の発信者番号と一致する
かどうか判定する。両者が一致した場合は、中央制御部
10は、同じ呼設定情報内の着サブアドレスをサブアド
レス解析部15に送出する。サブアドレス解析部15
は、着サブアドレスが制御情報変更サブアドレスである
かどうかを判断する。着サブアドレスが制御情報変更サ
ブアドレスである場合は、中央制御部10は制御情報変
更サブアドレスに基づいて制御情報メモリ16を変更す
る。変更後、中央制御部10は、ISDN網3に対し、
切断情報を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔操作システム及
びこれに用いるボタン電話装置に係り、特に遠隔操作に
よりボタン電話装置を操作制御する遠隔操作システム及
びこれに用いるボタン電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発信者番号を用いた従来の遠
隔操作システムとして、遠隔保守を可能とする保守者の
発信者番号を予め構内交換装置に登録しておき、着信が
あると、呼設定情報内の発信者番号が遠隔保守用に登録
されている番号と一致するか否かをチェックし、一致し
た場合のみ着信を受け付け、保守のためにモデム等に接
続することにより、遠隔保守を行う遠隔操作システムが
知られている(特開平6‐133030号公報)。
【0003】また、着サブアドレスによる従来の遠隔操
作システムとして、予めメンテナンス情報の内容を定め
た着サブアドレスを記憶する記憶手段を設け、着信があ
ると呼設定情報内の着サブアドレスと前記記憶手段の記
憶着サブアドレスとを比較し、両者が一致した場合、着
サブアドレスに対応するメンテナンスを行うシステムも
知られている(特開平4‐183047号公報)。
【0004】更に、予め被制御対象装置及び制御内容を
指定したサブアドレスを付加してISDN網を介して端
末装置を呼び出し、端末装置は受信したサブアドレスを
判定し、判定結果に応じてサブアドレスで指定された制
御を行うようにした遠隔操作システムも従来より知られ
ている(特開平7‐15537号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、特開平6‐
133030号公報記載の遠隔操作システムでは、通話
路を形成させるために、通信コストが発生するという問
題がある。また、特開平4‐183047号公報記載の
遠隔操作システムは、遠隔操作できる着サブアドレスを
知っている誰でも操作可能であり、安全性の点で問題が
あり、また、遠隔操作情報の内容を定めた着サブアドレ
スと、着信のための着サブアドレスとが重複できないた
め、着サブアドレスを有効に活用することができない。
【0006】更に、特開平7‐15537号公報記載の
遠隔操作システムは、課金されずに遠隔制御ができる
が、特開平4‐183047号公報記載の遠隔操作シス
テムと同様の問題がある。
【0007】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
発信者番号と着サブアドレスを通知する着信において、
ボタン電話装置や構内交換機が発信者番号と着サブアド
レスの両方の情報を解析することにより、遠隔操作の安
全性を高め得る遠隔操作システム及びこれに用いるボタ
ン電話装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、遠隔操作に要
するコストを軽減し得、また、発信者番号を比較するこ
とにより、着サブアドレスを有効に活用し得る遠隔操作
システム及びこれに用いるボタン電話装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の遠隔操作システムは、遠隔操作端末装置に
よりISDN回線を介してボタン電話装置の機能を遠隔
操作する遠隔操作システムにおいて、遠隔操作端末装置
は、ボタン電話装置の遠隔操作対象の制御情報を変更す
る制御情報変更アドレスをサブアドレスに含む呼設定情
報を発信する手段を有し、ボタン電話装置は、着信時に
ISDN網から呼設定情報内の発信者番号及び着サブア
ドレスを受け、発信者番号が予め登録されている発信者
番号と一致するかどうか判定する第1の判定手段と、第
1の判定手段により一致判定結果が得られたときに、呼
設定情報内の着サブアドレスが制御情報変更アドレスで
あるかどうか判定する第2の判定手段と、第2の判定手
段により制御情報変更アドレスであるとの判定結果が得
られたときに、制御情報が予め記憶されているメモリの
制御情報を制御情報変更アドレスに応じた値に変更する
変更手段と、変更手段による変更動作後に切断情報をI
SDN網へ送出する切断手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】本発明では、発信者番号が予め登録されて
いる発信者番号と一致し、かつ、呼設定情報内の着サブ
アドレスが制御情報変更アドレスであるときに、制御情
報が予め記憶されているメモリの制御情報を制御情報変
更アドレスに応じた値に変更することができる。また、
本発明は、制御情報変更アドレスに応じた値に変更した
後に、切断情報を自動的に送出するようにしているた
め、通話を行う必要がない。更に、本発明では、発信者
番号を比較することにより、着信のための着サブアドレ
スと情報変更アドレスとを重複して利用できる。
【0011】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、第1の判定手段により不一致の判定結果が得られた
とき、又は第2の判定手段により制御情報変更アドレス
ではないとの判定結果が得られたときに、通常着信及び
通話処理を行う処理手段と、通話処理による通話が終了
した後に、切断手段により切断情報をISDN網へ送出
することを特徴とする。
【0012】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、発信者番号は複数の発信者番号又は一部が発信者番
号登録メモリに予め登録されており、第1の判定手段は
ISDN網からの呼設定情報内の発信者番号が、発信者
番号登録メモリに記憶されている複数の発信者番号又は
一部のいずれかと一致したときに一致判定結果を得るこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明のボタン電話装置は、上記の
目的を達成するため、遠隔操作端末装置の発信者番号を
予め登録している発信者番号登録メモリと、発信者番号
登録メモリに発信者番号を登録できると共に着サブアド
レスを設定可能な収容端末と、装置を制御するための制
御情報を蓄積している制御情報メモリと、ISDN網を
収容するためのISDNインタフェース部と、収容端末
を収容するための収容端末インタフェース部と、着信時
にISDN網及びISDNインタフェース部を通して入
力された遠隔操作端末装置からの呼設定情報内の発信者
番号を受け、発信者番号登録メモリに登録されている発
信者番号とを比較して一致するかどうか解析する発信者
番号解析部と、呼設定情報内の着サブアドレスが制御情
報変更アドレスであるかどうか解析するサブアドレス解
析部と、制御情報メモリの蓄積制御情報に基づいて装置
全体を制御すると共に、発信者番号解析部から一致判定
結果を受け、かつ、サブアドレス解析部から制御情報変
更アドレスであるとの解析結果を受けたときに、制御情
報変更アドレスに基づいて制御情報メモリの蓄積制御情
報を変更した後、切断情報をISDN網へ送出する中央
制御部とを有する構成としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になる遠隔操作
システム及びボタン電話装置の一実施の形態のブロック
図を示す。同図において、この実施の形態の遠隔操作シ
ステムは、ボタン電話装置1と遠隔操作端末装置2と
が、ISDN(サービス統合ディジタル網:Integrated
Services Digital Network)網3とを介して接続され
た構成である。
【0015】ボタン電話装置1は、本発明のボタン電話
装置の一実施の形態で、ボタン電話装置1に収容された
遠隔操作端末装置2の発信者番号を発信者番号登録メモ
リ13に登録でき、着サブアドレスが設定可能な収容端
末4と、ボタン電話装置1全体を制御情報メモリ16に
基づいて制御する中央制御部10と、ISDN網3を収
容するためのISDNインタフェース部11と、収容端
末4を収容するための収容端末インタフェース部12
と、遠隔操作端末装置2の発信者番号を登録することが
できる発信者番号登録メモリ13と、ISDN網3から
の呼設定情報内の発信者番号と発信者番号登録メモリ1
3とを比較及び解析することができる発信者番号解析部
14と、ISDN網3からの呼設定情報内の着サブアド
レスが制御情報変更サブアドレスかどうか解析すること
ができるサブアドレス解析部15と、ISDN網3から
のボタン電話装置1を制御するための制御情報を蓄積す
るための制御情報メモリ16とからなる。
【0016】また、遠隔操作端末装置2は、ISDN網
3からボタン電話装置1を遠隔操作可能な構成である。
ISDN網3は、呼設定情報内に発信者番号及び着サブ
アドレスを通知可能な回線網である。
【0017】次に、この実施の形態の動作について、図
2の着信時の動作説明用フローチャートを併せ参照して
説明する。ここでは、予めボタン電話装置1の発信者番
号登録メモリ13には、収容端末4から遠隔操作端末装
置2の発信者番号を登録してあるものとする。
【0018】遠隔操作端末装置2からの着信時、ボタン
電話装置1の中央制御部10は、ISDN網3及びIS
DNインタフェース部11を通して遠隔操作端末装置2
からの呼設定情報を検出する(ステップ201)。中央
制御部10は、続いて、その呼設定情報内の発信者番号
を検出し、発信者番号解析部14に送出する。発信者番
号解析部14は、発信者登録番号メモリ13に登録され
ている遠隔操作端末装置2の発信者番号が、中央制御部
10から入力された発信者番号と一致するかどうか判定
する(ステップ202)。
【0019】両者が一致した場合は、中央制御部10
は、同じ呼設定情報内の着サブアドレスをサブアドレス
解析部15に送出する。サブアドレス解析部15は、着
サブアドレスが制御情報変更サブアドレスであるかどう
かを判断する(ステップ203)。着サブアドレスが制
御情報変更サブアドレスである場合は、中央制御部10
は制御情報変更サブアドレスに基づいて制御情報メモリ
16を変更する(ステップ204)。変更後、中央制御
部10は、ISDN網3に対し、切断情報を送出する
(ステップ206)。
【0020】一方、ステップ203で着サブアドレスが
制御情報変更サブアドレスでないと判定された場合は、
中央制御部10は収容端末インタフェース部12を通し
て収容端末4に通常着信及び通話を行い(ステップ20
5)、通話終了後、ISDN網3に対し、切断情報を送
出し呼を切断する(ステップ206)。
【0021】なお、ステップ202において、発信者登
録番号メモリ13に登録されている遠隔操作端末装置2
の発信者番号が、中央制御部10から入力された発信者
番号と一致しないと判定された場合も、中央制御部10
は収容端末インタフェース部12を通して収容端末4に
通常着信及び通話を行い(ステップ205)、通話終了
後、ISDN網3に対し、切断情報を送出し呼を切断す
る(ステップ206)。
【0022】図3は制御情報メモリ16の具体例を示
す。制御情報メモリ16には、ボタン電話装置1を制御
する様々な情報が格納されており、収容端末4の内線番
号や着信音色設定等の情報が格納されている。図3の例
では、収容端末4の着信音色設定が“0”のとき、着信
時に収容端末4はAという着信音色で鳴動し、収容端末
4の着信音色設定が“1”のとき、着信時に収容端末4
はBという着信音色で鳴動する。
【0023】次に、遠隔操作端末装置2により、収容端
末4の着信音色をAからBに変更するときのボタン電話
装置1の動作について、図2を詳細にした図4に示すフ
ローチャートを併せ参照して詳細に説明する。制御情報
変更サブアドレス111のとき、収容端末4の着信音色
設定をAからBに変更する(制御情報メモリ16内の着
信音色設定を“0”から“1”に変更する)命令であ
り、遠隔操作端末装置2の発信者番号が発信者番号登録
メモリ13に登録されているものとする。まず、制御情
報メモリ16内の着信音色設定が着信音色A(0)に設
定されており、発信者番号登録メモリ13に登録されて
いない端末(遠隔操作端末装置2以外の端末)からの着
信時の動作について説明する。
【0024】遠隔操作端末装置2以外の端末からISD
N網3を通してボタン電話装置1に着信があると、中央
制御部10は、ISDNインタフェース部11を通して
呼設定情報を検出する(ステップ401:図2のステッ
プ201に相当)。中央制御部10は、呼設定情報内の
発信者番号を検出し、発信者番号解析部14に送出す
る。発信者番号解析部14は、発信者番号登録メモリ1
3を参照し、登録されている発信者番号が遠隔操作端末
装置2の発信者番号と一致するかどうかの判断を行う
(ステップ402:図2のステップ202に相当)。
【0025】ここでは、両者は一致しないので、中央制
御部10は、制御情報メモリ16内の着信音色設定を参
照する(ステップ404:図2のステップ205に相
当)。すると、制御情報メモリ16内の着信音色設定が
“0”なので、収容端末4に着信音色Aにて鳴動する情
報を送出する(ステップ405:図2のステップ205
に相当)。その後、通話を行い(ステップ408:図2
のステップ205に相当)、通話終了後、中央制御部1
0は、ISDN網3に対して切断情報を送出する(ステ
ップ409:図2のステップ206に相当)。
【0026】次に、制御情報メモリ16内の着信音色設
定が着信音色A(0)に設定されており、発信者番号登
録メモリ13に登録されている端末(遠隔操作端末装置
2)からの着信であるが、着サブアドレスが制御情報変
更サブアドレス(111)でないときの動作について説
明する。
【0027】遠隔操作端末装置2からISDN網3を通
してボタン電話装置1に着信があると、中央制御部10
は、ISDNインタフェース部11を通して呼設定情報
を検出する(ステップ401:図2のステップ201に
相当)。中央制御部10は、呼設定情報内の発信者番号
を検出し、発信者番号解析部14に送出する。発信者番
号解析部14は、発信者番号登録メモリ13を参照し、
登録されている発信者番号が遠隔操作端末装置2の発信
者番号と一致するかどうかの判断を行う(ステップ40
2:図2のステップ202に相当)。
【0028】ここでは、両者は一致するので、中央制御
部10は、同じ呼設定情報内の着サブアドレス情報をサ
ブアドレス解析部15に送出する。サブアドレス解析部
15は入力された着サブアドレス情報が「111」であ
るかどうか判断し(ステップ403:図2のステップ2
03に相当)、ここでは「111」ではないことを中央
制御部10に通知する。これにより、中央制御部10
は、制御情報メモリ16内の着信音色設定を参照する
(ステップ404:図2のステップ205に相当)。
【0029】すると、制御情報メモリ16内の着信音色
設定が“0”なので、収容端末4に着信音色Aにて鳴動
する情報を送出する(ステップ405:図2のステップ
205に相当)。その後、通話を行い(ステップ40
8:図2のステップ205に相当)、通話終了後、中央
制御部10は、ISDN網3に対して切断情報を送出す
る(ステップ409:図2のステップ206に相当)。
【0030】次に、制御情報メモリ16内の着信音色設
定が着信音色A(0)に設定されており、発信者番号登
録メモリ13に登録されている端末(遠隔操作端末装置
2)からの着信であり、かつ、着サブアドレスが制御情
報変更サブアドレス(111)であるときの動作につい
て説明する。
【0031】遠隔操作端末装置2からISDN網3を通
してボタン電話装置1に着信があると、中央制御部10
は、ISDNインタフェース部11を通して呼設定情報
を検出する(ステップ401:図2のステップ201に
相当)。中央制御部10は、呼設定情報内の発信者番号
を検出し、発信者番号解析部14に送出する。発信者番
号解析部14は、発信者番号登録メモリ13を参照し、
登録されている発信者番号が遠隔操作端末装置2の発信
者番号と一致するかどうかの判断を行う(ステップ40
2:図2のステップ202に相当)。
【0032】ここでは、両者は一致するので、中央制御
部10は、同じ呼設定情報内の着サブアドレス情報をサ
ブアドレス解析部15に送出する。サブアドレス解析部
15は入力された着サブアドレス情報が「111」であ
るかどうか判断し(ステップ403:図2のステップ2
03に相当)、ここでは「111」であることを中央制
御部10に通知する。これにより、中央制御部10は、
制御情報メモリ16内の着信音色設定を“0”から
“1”に変更する(ステップ407:図2のステップ2
04に相当)。その後、中央制御部10は、ISDN網
3に対して切断情報を送出する(ステップ409:図2
のステップ206に相当)。
【0033】従って、この実施の形態では、呼設定情報
発信後、切断情報を送出するようにしているので、通話
を行う必要がなく、別途回線を設ける必要がないため、
遠隔操作に要するコストを低減することができる。
【0034】次に、制御情報メモリ16内の着信音色設
定が着信音色B(1)に設定されており、発信者番号登
録メモリ13に登録されていない端末(遠隔操作端末装
置2以外の端末)からの着信時の動作について説明す
る。遠隔操作端末装置2以外の端末からISDN網3を
通してボタン電話装置1に着信があると、中央制御部1
0は、ISDNインタフェース部11を通して呼設定情
報を検出する(ステップ401:図2のステップ201
に相当)。中央制御部10は、呼設定情報内の発信者番
号を検出し、発信者番号解析部14に送出する。発信者
番号解析部14は、発信者番号登録メモリ13を参照
し、登録されている発信者番号が遠隔操作端末装置2の
発信者番号と一致するかどうかの判断を行う(ステップ
402:図2のステップ202に相当)。
【0035】ここでは、両者は一致しないので、中央制
御部10は、制御情報メモリ16内の着信音色設定を参
照する(ステップ404:図2のステップ205に相
当)。すると、制御情報メモリ16内の着信音色設定が
“1”なので、収容端末4に着信音色Bにて鳴動する情
報を送出する(ステップ406:図2のステップ205
に相当)。その後、通話を行い(ステップ408:図2
のステップ205に相当)、通話終了後、中央制御部1
0は、ISDN網3に対して切断情報を送出する(ステ
ップ409:図2のステップ206に相当)。
【0036】このように、上記の実施の形態では、発信
者番号と着サブアドレスを比較することにより、遠隔操
作の安全性を高めることができ、また、発信者番号を比
較することにより、着信のための着サブアドレスと情報
変更サブアドレスとを重複して利用できるために、有効
に着サブアドレスを活用することができる。
【0037】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図5は本発明になる遠隔操作システム及びボタ
ン電話装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を適宜省略する。この実施の形態の遠隔操作システム
は、ボタン電話装置5と遠隔操作端末装置2とが、IS
DN網3とを介して接続された構成である。
【0038】ボタン電話装置5は、本発明のボタン電話
装置の他の実施の形態で、ボタン電話装置5に収容され
た遠隔操作端末装置2の発信者番号を発信者番号登録メ
モリ18に登録できる収容端末4と、ボタン電話装置5
全体を制御情報メモリ16に基づいて制御する中央制御
部10と、ISDN網3を収容するためのISDNイン
タフェース部11と、収容端末4を収容するための収容
端末インタフェース部12と、発信者番号を複数または
発信者番号の一部(例えば、市外局番のみ)を登録する
ことができる発信者番号登録メモリ18と、ISDN網
3からの呼設定情報内の発信者番号と発信者番号登録メ
モリ18とを比較及び解析することができる発信者番号
解析部14と、ISDN網3からの呼設定情報内の着サ
ブアドレスが制御情報変更サブアドレスかどうか解析す
ることができるサブアドレス解析部15と、ISDN網
3からのボタン電話装置5を制御するための制御情報を
蓄積するための制御情報メモリ16とからなる。
【0039】次に、この実施の形態の動作について、図
6のフローチャートを併せ参照して説明する。ここで
は、予めボタン電話装置5の発信者番号登録メモリ18
には、収容端末4から発信者番号を複数または一部を登
録してあるものとする。
【0040】遠隔操作端末装置2からの着信時、ボタン
電話装置5の中央制御部10は、ISDN網3及びIS
DNインタフェース部11を通して遠隔操作端末装置2
からの呼設定情報を検出する(ステップ601)。中央
制御部10は、続いて、その呼設定情報内の発信者番号
を検出し、発信者番号解析部14に送出する。発信者番
号解析部14は、発信者登録番号メモリ18に登録され
ている発信者番号が、中央制御部10から入力された発
信者番号と一致するかどうか判定する(ステップ60
2)。
【0041】両者が一致しないと判定された場合は、発
信者登録番号メモリ18に登録されている別の発信者番
号を再度参照し、発信者番号が一致するかどうかの判定
を行う(ステップ603)。このような比較参照を繰り
返して、発信者番号解析部14は、発信者登録番号メモ
リ18に登録されているすべての発信者番号が、中央制
御部10から入力された発信者番号と一致しないとき
は、その旨を中央制御部10に通知する。この場合は、
中央制御部10は収容端末インタフェース部12を通し
て収容端末4に通常着信及び通話を行い(ステップ60
6)、通話終了後、ISDN網3に対し切断情報を送出
し、呼を切断する(ステップ607)。
【0042】一方、発信者番号解析部14は、発信者登
録番号メモリ18に登録されている発信者番号のいずれ
かが、中央制御部10から入力された発信者番号と一致
したときは、その旨を中央制御部10に通知する。この
場合は、中央制御部10は、同じ呼設定情報内の着サブ
アドレスをサブアドレス解析部15に送出する。サブア
ドレス解析部15は、着サブアドレスが制御情報変更サ
ブアドレスであるかどうかを判断する(ステップ60
4)。着サブアドレスが制御情報変更サブアドレスであ
る場合は、中央制御部10は制御情報変更サブアドレス
に基づいて制御情報メモリ16を変更する(ステップ6
05)。変更後、中央制御部10は、ISDN網3に対
し、切断情報を送出する(ステップ607)。
【0043】一方、ステップ604で着サブアドレスが
制御情報変更サブアドレスでないと判定された場合は、
中央制御部10は収容端末インタフェース部12を通し
て収容端末4に通常着信及び通話を行い(ステップ60
6)、通話終了後、ISDN網3に対し切断情報を送出
し、呼を切断する(ステップ607)。
【0044】この実施の形態では、発信者番号登録メモ
リ18を複数持つことにより、複数の回線より遠隔操作
が可能になる。また、発信者番号登録メモリ18に発信
者番号の一部のみを登録して比較することができるた
め、発信者番号の一部が合っている回線より自由に遠隔
操作ができる。
【0045】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば遠隔制御は、着信音色に限ら
ず、留守番電話の再生、転送その他種々の制御が可能で
ある。また、収容端末4は一台に限らず、複数台収容さ
れていてもよいことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信者番号が予め登録されている発信者番号と一致し、
かつ、呼設定情報内の着サブアドレスが制御情報変更ア
ドレスであるときに、制御情報が予め記憶されているメ
モリの制御情報を制御情報変更アドレスに応じた値に変
更するようにしたため、制御情報の変更の遠隔操作の安
全性を向上できる。
【0047】また、本発明によれば、制御情報変更アド
レスに応じた値に変更した後に、切断情報を自動的に送
出することにより、通話を行う必要がないため課金され
ることがなく、また別途回線を設ける必要もなく、遠隔
操作に要するコストを軽減することができる。
【0048】更に、本発明によれば、発信者番号を比較
することにより、着信のための着サブアドレスと情報変
更アドレスとを重複して利用できるため、有効に着サブ
アドレスを活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用フローチャートである。
【図3】図1中の制御情報メモリの記憶内容の一例を説
明する図である。
【図4】図1の動作説明用の詳細フローチャートであ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態のブロック図である。
【図6】図5の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
1、5 ボタン電話装置 2 遠隔操作端末装置 3 ISDN網 4 収容端末 10 中央制御部 11 ISDNインタフェース部 12 収容端末インタフェース部 13、18 発信者番号登録メモリ 14 発信者番号解析部 15 サブアドレス解析部 16 制御情報メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作端末装置によりISDN回線を
    介してボタン電話装置の機能を遠隔操作する遠隔操作シ
    ステムにおいて、 前記遠隔操作端末装置は、前記ボタン電話装置の遠隔操
    作対象の制御情報を変更する制御情報変更アドレスをサ
    ブアドレスに含む呼設定情報を発信する手段を有し、 前記ボタン電話装置は、着信時に前記ISDN網から前
    記呼設定情報内の発信者番号及び着サブアドレスを受
    け、前記発信者番号が予め登録されている発信者番号と
    一致するかどうか判定する第1の判定手段と、前記第1
    の判定手段により一致判定結果が得られたときに、前記
    呼設定情報内の前記着サブアドレスが前記制御情報変更
    アドレスであるかどうか判定する第2の判定手段と、前
    記第2の判定手段により前記制御情報変更アドレスであ
    るとの判定結果が得られたときに、制御情報が予め記憶
    されているメモリの該制御情報を前記制御情報変更アド
    レスに応じた値に変更する変更手段と、該変更手段によ
    る変更動作後に切断情報を前記ISDN網へ送出する切
    断手段とを有することを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の判定手段により不一致の判定
    結果が得られたとき、又は前記第2の判定手段により前
    記制御情報変更アドレスではないとの判定結果が得られ
    たときに、通常着信及び通話処理を行う処理手段と、前
    記通話処理による通話が終了した後に、前記切断手段に
    より切断情報をISDN網へ送出することを特徴とする
    請求項1記載の遠隔操作システム。
  3. 【請求項3】 前記発信者番号は複数の発信者番号又は
    一部が発信者番号登録メモリに予め登録されており、前
    記第1の判定手段は前記ISDN網からの前記呼設定情
    報内の発信者番号が、前記発信者番号登録メモリに記憶
    されている複数の発信者番号又は一部のいずれかと一致
    したときに前記一致判定結果を得ることを特徴とする請
    求項1記載の遠隔操作システム。
  4. 【請求項4】 遠隔操作端末装置の発信者番号を予め登
    録している発信者番号登録メモリと、 前記発信者番号登録メモリに前記発信者番号を登録でき
    ると共に着サブアドレスを設定可能な収容端末と、 装置を制御するための制御情報を蓄積している制御情報
    メモリと、 ISDN網を収容するためのISDNインタフェース部
    と、 前記収容端末を収容するための収容端末インタフェース
    部と、着信時に前記ISDN網及び前記ISDNインタ
    フェース部を通して入力された遠隔操作端末装置からの
    呼設定情報内の発信者番号を受け、前記発信者番号登録
    メモリに登録されている発信者番号とを比較して一致す
    るかどうか解析する発信者番号解析部と、 前記呼設定情報内の着サブアドレスが制御情報変更アド
    レスであるかどうか解析するサブアドレス解析部と、 前記制御情報メモリの蓄積制御情報に基づいて装置全体
    を制御すると共に、前記発信者番号解析部から一致判定
    結果を受け、かつ、前記サブアドレス解析部から制御情
    報変更アドレスであるとの解析結果を受けたときに、該
    制御情報変更アドレスに基づいて前記制御情報メモリの
    蓄積制御情報を変更した後、切断情報を前記ISDN網
    へ送出する中央制御部とを有することを特徴とするボタ
    ン電話装置。
  5. 【請求項5】 前記中央制御部は、前記発信者番号解析
    部から不一致判定結果を受けたとき、又は前記サブアド
    レス解析部から制御情報変更アドレスでないとの解析結
    果を受けたときに、通常着信及び通話処理を行い、前記
    通話処理による通話が終了した後に、切断情報を前記I
    SDN網へ送出することを特徴とする請求項4記載のボ
    タン電話装置。
  6. 【請求項6】 前記発信者番号登録メモリは、複数の発
    信者番号又は一部が予め登録されており、前記発信者番
    号解析部は、前記ISDN網からの前記呼設定情報内の
    発信者番号が、前記発信者番号登録メモリに記憶されて
    いる複数の発信者番号又は一部のいずれかと一致したと
    きに前記一致判定結果を出力することを特徴とする請求
    項4記載のボタン電話装置。
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