JP3275267B2 - 着信応答可変端末 - Google Patents

着信応答可変端末

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JP3275267B2
JP3275267B2 JP09168092A JP9168092A JP3275267B2 JP 3275267 B2 JP3275267 B2 JP 3275267B2 JP 09168092 A JP09168092 A JP 09168092A JP 9168092 A JP9168092 A JP 9168092A JP 3275267 B2 JP3275267 B2 JP 3275267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電話機やFAX
(ファクシミリ)などに用いて好適な着信応答可変端末
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話機においては、例えば3.4
kHzの周波数帯域を有するアナログ回線(アナログ回
線網)に接続され、インチャネル方式で、通話情報(例
えば「もしもし」など)と、制御情報(例えば呼設定な
どを行うための相手方電話番号など)(以下、呼制御情
報と記載する)とが伝送されるようになされている。即
ち、図6に示すように、通話情報と呼制御情報とが、物
理的にも、また論理的にも区別されることなく伝送され
る。
【0003】ところで、情報処理技術の進歩による、例
えばビデオテックスシステムやボイスメールシステムな
どの出現に伴い、これらのシステムに電話機やファクシ
ミリなどの通信システムを統合化するためのディジタル
通信(回線)網として、例えばISDN網が普及しつつ
ある。ISDN網は、アウトチャネル方式で、通話情報
と呼制御情報とを伝送する。即ち、ISDN網において
は、図7に示すように、通話情報を伝送する情報チャネ
ル(以下、Bチャネルと記載する)と、呼制御情報を伝
送する信号チャネル(以下、Dチャネルと記載する)と
が論理的に分離されている。
【0004】さらに、ISDN網においては、1回線が
例えば伝送速度64kb/sの、2つのBチャネルおよ
び例えば伝送速度16kb/sの、1つのDチャネルよ
り構成されており、従って呼制御情報を伝送するDチャ
ネルの容量が充分大きいので、アナログ回線網における
相手方電話番号などの必要最小限の制御情報に加えて、
例えば発信者の加入者(電話)番号(発呼者番号)や、
所定長の任意の情報(以下、ユーザ・ユーザ間情報と記
載する)なども呼制御情報として伝送することができる
ようになされている。
【0005】なお、呼制御情報は着信者(電話をかけら
れた相手)が応答する前に伝送される。
【0006】このようなISDN網に接続することがで
きる電話機においては、内蔵するメモリにあらかじめ記
憶させた相手発信者の電話番号と、着信者が応答する前
にDチャネルで伝送される発呼者番号とが一致するとき
のみ応答する機能を有し、例えば勧誘員などからの電話
やいたずら電話、またはまちがい電話などを防止するこ
とができるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発呼者
番号は発信者個人と必ずしも1対1に対応していないの
で、呼び出し時において、発信者は本人自身であること
を証明することができず、従って着信者は、発信者の発
呼者番号(加入者番号)は判るが、真には誰からの電話
であるかを判別することができない課題があった。
【0008】また、従来の電話機においては、この電話
機に対して、発信者が外出先で別の電話機から電話をか
けた場合、発呼者番号(別の電話機の電話番号)があら
かじめ記憶されている発信者の電話番号と一般的には一
致しないため、着信に対して応答しない課題があった。
【0009】そこで、発信者個人を識別するための、例
えば名前やIDなどの個人認証情報を、前述したユーザ
・ユーザ間情報にのせて発信者側の電話機から送信する
ようにして、着信側で、この個人認証情報を基に応答す
るか否かを決定する方法が考えられる。しかしながら、
この方法では、呼び出しの度に、使用者が個人認証情報
を確認しなければならず、不便であった。
【0010】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、発信者に対応した応答を自動的にするこ
とができるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の着信応
答可変端末は、着信した呼制御情報から発呼者番号と、
個人を識別するための個人認証情報を検出する検出手段
としての発呼者番号検出部12または個人認証情報抽出
部14と、発信者の電話番号および発信者の個人認証情
報をあらかじめ記憶する記憶手段としての着信用個人認
証情報蓄積部16と、発呼者番号検出部12または個人
認証情報抽出部14により検出された発呼者番号または
個人認証情報と、着信用個人認証情報蓄積部16に記憶
されている発信者の電話番号または発信者の個人認証情
報とをそれぞれ比較判定する比較手段としての比較判断
部18と、着信に対して応答する応答手段としての情報
送受信部3、信号送信部4、または着信応答制御処理部
17と、比較判断部18の比較結果に対応して情報送受
信部3、信号送信部4、または着信応答制御処理部17
を制御する制御手段としての判断結果振り分け部19と
を備えることを特徴とする。
【0012】この着信応答可変端末は、比較判断部18
に、発呼者番号と発信者の電話番号が一致し且つ個人認
証情報と発信者の個人認証情報が一致する場合と、発呼
者番号と発信者の電話番号が一致し且つ個人認証情報と
発信者の個人認証情報が一致しない場合と、発呼者番号
と発信者の電話番号が一致せず且つ個人認証情報と発信
者の個人認証情報が一致する場合と、発呼者番号と発信
者の電話番号が一致せず且つ個人認証情報と発信者の個
人認証情報が一致しない場合とを比較判定させることが
できる。
【0013】
【作用】請求項1に記載の着信応答可変端末において
は、着信した呼制御情報から発呼者番号と、個人認証情
報を検出し、着信用個人認証情報蓄積部16に記憶され
ている発信者の電話番号または発信者の個人認証情報と
それぞれ比較判定する。そして、その比較判定結果に対
応して、着信に対して応答する情報送受信部3、信号送
信部4、または着信応答制御処理部17を制御する。従
って、例えばまちがい電話やいたずら電話などにより使
用者にわずらわしさを感じさせることが防止されるだけ
でなく、発信者に対応した適切な応答を自動的に行うこ
とができる。
【0014】比較判断部18に、発呼者番号と発信者の
電話番号が一致し且つ個人認証情報と発信者の個人認証
情報が一致する場合と、発呼者番号と発信者の電話番号
が一致し且つ個人認証情報と発信者の個人認証情報が一
致しない場合と、発呼者番号と発信者の電話番号が一致
せず且つ個人認証情報と発信者の個人認証情報が一致す
る場合と、発呼者番号と発信者の電話番号が一致せず且
つ個人認証情報と発信者の個人認証情報が一致しない場
合とを比較判定させることができる場合においては、さ
らに発信者に対応した適切な応答を自動的に行うことが
できる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の着信応答可変端末を応用し
た電話機の一実施例の構成を示すブロック図である。こ
の電話機は、網インタフェース部2、情報送受信部3、
信号送信部4、および信号受信部10より構成されてお
り、網インターフェース部2とISDNネットワーク1
とが接続されている。ISDNネットワーク(ISDN
網)1は、ディジタル回線および交換機(いずれも図示
せず)などからなり、前述したようにアウトチャネル方
式で、即ち論理的に分離された1つのDチャネルまたは
2つのBチャネル(B1チャネルおよびB2チャネル)
により呼制御情報または通話情報をそれぞれ伝送する。
【0016】網インターフェース部2は、ISDNネッ
トワーク1の論理的に分離されたB1チャネルまたはB
2チャネルの信号(通話情報)を情報送受信部3に供給
するとともに、Dチャネルの信号(呼制御情報)を信号
受信部10に供給する。また、網インターフェース部2
は、情報送受信部3より出力される信号(通話情報)を
ISDNネットワーク1の論理的に分離されたB1チャ
ネルまたはB2チャネルに供給するとともに、信号送信
部4より出力される信号(呼制御情報)をISDNネッ
トワーク1の論理的に分離されたDチャネルに供給す
る。
【0017】情報送受信部3は、内蔵する送話器(図示
せず)より供給される音声信号を符号化し、網インター
フェース部2を介してISDNネットワーク1のB1チ
ャネルまたはB2チャネルに供給するとともに、網イン
ターフェース部2を介してISDNネットワーク1のB
1チャネルまたはB2チャネルより供給される通話情報
としてのディジタル信号を音声信号に復号して、内蔵す
る受話器(図示せず)に供給する。さらに、情報送受信
部3は、判断結果振り分け部19に制御され、留守番電
話としての音声メッセージ(例えば「ただ今留守にして
おります。」など)を網インターフェース部2を介して
ISDNネットワーク1のB1チャネルまたはB2チャ
ネルに出力する。
【0018】信号送信部4は、判断結果振り分け部4に
制御され、ISDNネットワーク1で回線交換され、図
1の電話機(網インターフェース部2)に接続された回
線を切断したり、または後述するメッセージを送信した
りする他、図1に示す電話機にかかってきた電話を、内
蔵するメモリ(図示せず)にあらかじめ記憶された転送
先の電話番号に転送する。さらに、信号送信部4は、I
SDNネットワーク1に接続された他の電話機(図示せ
ず)からの呼び出し時に、着信応答制御処理部17より
出力される制御信号に対応して、網インターフェース部
2を介してISDNネットワーク1のDチャネルに呼び
出しに対する応答信号を返す。
【0019】信号受信部10は、受信制御部11、発呼
者番号検出部12、ユーザ・ユーザ間情報検出部13、
個人認証情報抽出部14、着信用個人認証情報入力部1
5、着信用個人認証情報蓄積部16、着信応答制御処理
部17、比較判断部18、判断結果振り分け部19、お
よび判断結果振り分け設定部20から構成される。受信
制御部11は、網インターフェース部2を介してISD
Nネットワーク1のDチャネルより出力される呼制御信
号を受信し、発呼者番号検出部12、ユーザ・ユーザ間
情報検出部13および着信応答制御処理部17に供給す
る。
【0020】発呼者番号検出部12は、受信制御部11
より供給される呼制御信号から発呼者番号(発信者が電
話をかけてきたときの電話番号)を検出し、比較判断部
18に出力する。ユーザ・ユーザ間情報検出部13は、
受信制御部11より供給される呼制御信号からユーザ・
ユーザ間情報を検出し、個人認証情報抽出部14に出力
する。個人認証情報抽出部14は、ユーザ・ユーザ間情
報検出部13より出力されるユーザ・ユーザ間情報に、
発信者側の電話機(図示せず)においてのせられた個人
認証情報を抽出し、比較判断部18に供給する。
【0021】着信用個人認証情報入力部15は、着信者
側であらかじめ判っている発信者個人(例えば友人や親
戚など)など、着信を受け付ける発信者個人を証明す
る、例えば名前やID番号などの個人認証情報と、発信
者の電話番号を入力するためのものである。着信用個人
認証情報蓄積部16は、着信用個人認証情報入力部11
より出力される発信者の個人認証情報と電話番号を記憶
する。
【0022】比較判断部18は、着信用個人認証情報蓄
積部16に記憶されている発信者の電話番号を読み出
し、発呼者番号検出部12より出力される発呼者番号と
比較して、発信者の電話番号と発呼者番号とが一致する
か否かを判定するとともに、その判定結果を判断結果振
り分け部19に出力する。また、比較判断部18は、着
信用個人認証情報蓄積部16に記憶されている発信者の
個人認証情報を読み出し、個人認証情報抽出部14より
出力される個人認証情報と比較して、発信者の個人認証
情報と個人認証情報抽出部14より出力される個人認証
情報とが一致するか否かを判定するとともに、その判定
結果を判断結果振り分け部19に出力する。
【0023】判断結果振り分け部19は、比較判断部1
8より出力される判定結果に対応して、情報送受信部
3、信号送信部4、または着信応答制御処理部17を制
御する。判断結果振り分け設定部20は、判断結果振り
分け部19が、比較判断部18より出力される判定結果
に対応して、情報送受信部3、信号送信部4、または着
信応答制御処理部17を制御するための制御条件を設定
する。
【0024】着信応答制御処理部17は、受信制御部1
1より供給される呼制御信号から呼び出し信号を検出
し、呼び出しに対する応答をするように信号送信部4に
対して制御信号を出力する。さらに、着信応答制御処理
部17は、判断結果振り分け部19に制御され、内蔵す
るスピーカ(図示せず)から出力する、着信に対する呼
び出し音のパターンを変化させる。
【0025】次に、その動作について説明する。図1に
示す電話機に電話がかかってくると、即ち、ISDNネ
ットワーク1のDチャネルから網インターフェース部2
に呼制御信号が供給(送信)されると、網インターフェ
ース部2において、この呼制御情報が信号受信部10の
受信制御部11に出力される。受信制御部11におい
て、網インターフェース部2より出力された呼制御信号
が受信され、発呼者番号検出部12、ユーザ・ユーザ間
情報検出部13および着信応答制御処理部17に供給さ
れる。
【0026】発呼者番号検出部12において、受信制御
部11より供給された呼制御信号から発呼者番号(発信
者が電話をかけてきたときの電話番号)が検出され、比
較判断部18に出力される。同時に、ユーザ・ユーザ間
情報検出部13において、受信制御部11より供給され
た呼制御信号からユーザ・ユーザ間情報が検出され、個
人認証情報抽出部14に出力される。個人認証情報抽出
部14において、ユーザ・ユーザ間情報検出部13より
出力されたユーザ・ユーザ間情報にのせられた個人認証
情報が抽出され、比較判断部18に供給される。
【0027】比較判断部18において、着信用個人認証
情報蓄積部16にあらかじめ記憶されている電話番号
と、個人認証情報がそれぞれ読み出され、発呼者番号検
出部12より出力された発呼者番号、または個人認証情
報抽出部14より出力された個人認証情報とそれぞれ比
較される。そして、比較判断部18において、着信用個
人認証情報蓄積部16に記憶されている電話番号と、発
呼者番号検出部12より出力された発呼者番号とが一致
するか否かが判定され、その判定結果が判断結果振り分
け部19に出力されるとともに、着信用個人認証情報蓄
積部16に記憶されている個人認証情報と個人認証情報
抽出部14より出力された個人認証情報とが一致するか
否かが判定され、その判定結果が判断結果振り分け部1
9に出力される。
【0028】判断結果振り分け部19において、比較判
断部18より出力される判定結果に対応して、情報送受
信部3、信号送信部4、または着信応答制御処理部17
が制御される。
【0029】ここで、判断結果振り分け設定部20にお
いて、判断結果振り分け部19が、情報送受信部3、信
号送信部4、または着信応答制御処理部17を制御する
ための制御条件が、標準モードに設定されている場合、
比較判断部18より出力される判定結果に対応して、判
断結果振り分け部19は次のように動作する。
【0030】即ち、比較判断部18において、着信用個
人認証情報蓄積部16に記憶されている電話番号と、発
呼者番号検出部12より出力された発呼者番号とが一致
したと判定され、且つ着信用個人認証情報蓄積部16に
記憶されている個人認証情報と個人認証情報抽出部14
より出力された個人認証情報とが一致したと判定された
場合、判断結果振り分け部19において、着信応答制御
処理部17の内蔵するスピーカから出力される、着信に
対する呼び出し音のパターンを、例えば「リーン、リー
ン、・・・」(以下Aパターンと記載する)とするよう
に、着信応答制御処理部17に対して制御信号が出力さ
れる。着信応答制御処理部17において、判断結果振り
分け部19より出力された制御信号が検出されると、着
信に対する呼び出し音のパターンがAパターンに設定さ
れ、内蔵するスピーカから出力される。
【0031】比較判断部18において、着信用個人認証
情報蓄積部16に記憶されている電話番号と、発呼者番
号検出部12より出力された発呼者番号とが一致したと
判定され、且つ着信用個人認証情報蓄積部16に記憶さ
れている個人認証情報と個人認証情報抽出部14より出
力された個人認証情報とが一致しないと判定された場
合、判断結果振り分け部19において、着信応答制御処
理部17の内蔵するスピーカから出力される、着信に対
する呼び出し音のパターンをAパターンと異なる、例え
ば「リン、リン、・・・」(以下Bパターンと記載す
る)とするように、着信応答制御処理部17に対して制
御信号が出力されるとともに、発信側から送信された個
人認証情報が、着信用個人認証蓄積部16に記憶されて
いる個人認証情報と一致しなかったことを示す、例えば
「個人認証情報が確認できません」などの個人認証情報
不一致メッセージを、ISDNネットワーク1のDチャ
ネルを介して発信者側の電話機に送信するように、信号
送信部4に対して制御信号が出力される。
【0032】着信応答制御処理部17において、判断結
果振り分け部19より出力された制御信号が検出される
と、着信に対する呼び出し音のパターンがBパターンに
設定され、内蔵するスピーカから出力される。そして、
信号送信部4において、個人認証情報不一致メッセージ
が、ISDNネットワーク1のDチャネルを介して発信
者側の電話機に送信される。
【0033】比較判断部18において、着信用個人認証
情報蓄積部16に記憶されている電話番号と、発呼者番
号検出部12より出力された発呼者番号とが一致しない
と判定され、且つ着信用個人認証情報蓄積部16に記憶
されている個人認証情報と個人認証情報抽出部14より
出力された個人認証情報とが一致したと判定された場
合、判断結果振り分け部19において、着信応答制御処
理部17の内蔵するスピーカから出力される、着信に対
する呼び出し音のパターンをAパターンおよびBパター
ンと異なる、例えば「リリリリリ・・・」(以下Cパタ
ーンと記載する)とするように、着信応答制御処理部1
7に対して制御信号が出力されるとともに、発呼者番号
が、着信用個人認証蓄積部16に記憶されている電話番
号と一致しなかったことを示す、例えば「電話番号が確
認できません」などの電話番号不一致メッセージを、I
SDNネットワーク1のDチャネルを介して発信者側の
電話機に送信するように、信号送信部4に対して制御信
号が出力される。
【0034】着信応答制御処理部17において、判断結
果振り分け部19より出力された制御信号が検出される
と、着信に対する呼び出し音のパターンがCパターンに
設定され、内蔵するスピーカから出力される。そして、
信号送信部4において、電話番号不一致メッセージが、
ISDNネットワーク1のDチャネルを介して発信者側
の電話機に送信される。
【0035】また、比較判断部18において、着信用個
人認証情報蓄積部16に記憶されている電話番号と、発
呼者番号検出部12より出力された発呼者番号とが一致
しないと判定され、且つ着信用個人認証情報蓄積部16
に記憶されている個人認証情報と個人認証情報抽出部1
4より出力された個人認証情報とが一致しないと判定さ
れた場合、判断結果振り分け部19において、発呼者番
号が、着信用個人認証蓄積部16に記憶されている電話
番号と一致せず、且つ発信側から送信された個人認証情
報が、着信用個人認証蓄積部16に記憶されている個人
認証情報と一致しなかったことを示す、例えば「電話番
号と個人認証情報が確認できないので、応答を拒否しま
す」などの応答拒否メッセージを、ISDNネットワー
ク1のDチャネルを介して発信者側の電話機に送信する
ように、信号送信部4に対して制御信号が出力される。
信号送信部4において、判断結果振り分け部19より出
力された制御信号が検出されると、応答拒否メッセージ
が、ISDNネットワーク1のDチャネルを介して発信
者側の電話機に送信される。さらに、信号送信部4にお
いて、ISDNネットワーク1で回線交換され、図1の
電話機(網インターフェース部2)に接続された回線が
切断される(電話が切られる)。
【0036】次に、図2のフローチャートを参照して、
制御条件が標準モードに設定されている場合の動作につ
いて、さらに説明する。まず最初にステップS1におい
て、着信用個人認証情報蓄積部16に記憶されている電
話番号(登録済電話番号)と、発呼者番号検出部12よ
り出力された発呼者番号(実際の発呼者番号)とが一致
しているか否か判定される。ステップS1において、登
録済電話番号と実際の発呼者番号とが一致していると判
定された場合、ステップS2に進み、着信用個人認証情
報蓄積部16に記憶されている個人認証情報(登録済個
人認証情報)と、個人認証情報抽出部14より出力され
た個人認証情報(実際の個人認証情報)とが一致してい
るか否か判定される。
【0037】ステップS2において、登録済個人認証情
報と実際の個人認証情報とが一致していると判定された
場合、ステップS3に進み、Aパターンの呼び出し音
(ベル音)が発生(出力)され、処理を終了する。ステ
ップS2において、登録済個人認証情報と実際の個人認
証情報とが一致していないと判定された場合、ステップ
S4に進み、個人認証情報不一致メッセージが発信側の
電話機に送出(送信)されるとともに、Bパターンの呼
び出し音(ベル音)が発生され、処理を終了する。
【0038】一方、ステップS1において、登録済電話
番号と実際の発呼者番号とが一致していないと判定され
た場合、ステップS5に進み、ステップS2における処
理と同様に、登録済個人認証情報と実際の個人認証情報
とが一致しているか否かが判定される。ステップS5に
おいて、登録済個人認証情報と実際の個人認証情報とが
一致していると判定された場合、ステップS6に進み、
電話番号不一致メッセージが発信側の電話機に送出(送
信)されるとともに、Cパターンの呼び出し音(ベル
音)が発生され、処理を終了する。ステップS5におい
て、登録済個人認証情報と実際の個人認証情報とが一致
していないと判定された場合、ステップS7に進み、応
答拒否メッセージが発信側の電話機に送出(送信)され
るとともに、回線が切断され(電話が切られ)、処理を
終了する。
【0039】さらに、図1の電話機においては、判断結
果振り分け設定部20により、判断結果振り分け部19
が、情報送受信部3、信号送信部4、または着信応答制
御処理部17を制御するための制御条件を変えることに
より、例えば図3乃至図6に示すフローチャートにした
がった動作を行わせることができる。
【0040】図3のフローチャートにしたがった動作
は、例えば図1に示す電話機の使用者(所有者)が外出
する場合などに、判断結果振り分け設定部20により設
定される制御条件によるものである。即ち、ステップS
11において、登録済個人認証情報と実際の個人認証情
報とが一致しているか否かが判定され、登録済個人認証
情報と実際の個人認証情報とが一致していると判定され
た場合、ステップS12に進み、信号送信部4の内蔵す
るメモリにあらかじめ記憶された外出先の電話番号に、
かかってきた電話が転送され、処理を終了する。
【0041】ステップS11において、登録済個人認証
情報と実際の個人認証情報とが一致していないと判定さ
れた場合、ステップS13に進み、登録済電話番号と実
際の発呼者番号とが一致しているか否かが判定される。
ステップS13において、登録済電話番号と実際の発呼
者番号とが一致していると判定された場合、ステップS
14に進み、留守番電話としての音声メッセージ(例え
ば「ただ今留守にしております。」など)が発信側の電
話機に送出(送信)され、処理を終了する。ステップS
13において、登録済電話番号と実際の発呼者番号とが
一致していないと判定された場合、ステップS15に進
み、応答拒否メッセージが発信側の電話機に送出(送
信)されるとともに、回線が切断され(電話が切ら
れ)、処理を終了する。
【0042】次に、図4のフローチャートにしたがった
動作について説明する。まず、ステップS21におい
て、登録済個人認証情報と実際の個人認証情報とが一致
しているか否かが判定され、登録済個人認証情報と実際
の個人認証情報とが一致していると判定された場合、ス
テップS22に進み、着信用個人認証情報蓄積部16に
記憶されている個人認証情報としての、例えば発信者の
名前が音声合成され、誰からの電話かを使用者に知らせ
る音声(例えば「[発信者の名前]さんから電話です」
など)が、着信応答制御処理部17の内蔵するスピーカ
から出力され、処理を終了する。
【0043】なお、この場合、着信応答制御処理部17
に音声合成器(図示せず)が内蔵されており、これによ
り音声合成がなされる。
【0044】ステップS21において、登録済個人認証
情報と実際の個人認証情報とが一致していないと判定さ
れた場合、ステップS23に進み、登録済電話番号と実
際の発呼者番号とが一致しているか否かが判定される。
ステップS23において、登録済電話番号と実際の発呼
者番号とが一致していると判定された場合、ステップS
24に進み、通常の呼び出し音としての例えばAパター
ンの呼び出し音が出力され、処理を終了する。ステップ
S23において、登録済電話番号と実際の発呼者番号と
が一致していると判定された場合、ステップS25に進
み、応答拒否メッセージが発信側の電話機に送出(送
信)されるとともに、回線が切断され(電話が切ら
れ)、処理を終了する。
【0045】さらに、すぐに電話にでる必要がある人
(例えば取引先の担当者など)の電話番号および個人認
証情報を第1グループの電話番号および個人認証情報と
して着信用個人認証情報蓄積部16に登録しておく(記
憶させておく)とともに、すぐに電話にでる必要がない
人(例えば学生時代の友人など)の電話番号および個人
認証情報を第2グループの電話番号および個人認証情報
として着信用個人認証情報蓄積部16に登録しておく
(記憶させておく)ことにより、図5のフローチャート
にしたがった動作が行われるように、判断結果振り分け
設定部20により、制御条件を設定することができる。
【0046】この場合、ステップS31において、第1
グループの電話番号(第1グループ登録の電話番号)と
実際の発呼者番号とが一致しているか否かが判定される
とともに、第1グループの個人認証情報(第1グループ
登録の個人認証情報)と実際の個人認証情報とが一致し
ているか否かが判定される。ステップS31において、
第1グループ登録の電話番号と実際の発呼者番号とが一
致していると判定され、且つ第1グループ登録の個人認
証情報と実際の個人認証情報とが一致していると判定さ
れた場合、ステップS32に進み、通常の呼び出し音と
しての例えばAパターンの呼び出し音が出力され、処理
を終了する。
【0047】ステップS31において、第1グループ登
録の電話番号と実際の発呼者番号とが一致していないと
判定されるか、または第1グループ登録の個人認証情報
と実際の個人認証情報とが一致していないと判定された
場合、ステップS33に進み、第2グループ登録の電話
番号と実際の発呼者番号とが一致しているか否かが判定
されるとともに、第2グループ登録の個人認証情報と実
際の個人認証情報とが一致しているか否かが判定され
る。ステップS33において、第2グループ登録の電話
番号と実際の発呼者番号とが一致していると判定され、
且つ第2グループ登録の個人認証情報と実際の個人認証
情報とが一致していると判定された場合、ステップS3
4に進み、留守番電話としての音声メッセージ(例えば
「ただ今留守にしております。」など)が発信側の電話
機に送出(送信)され、処理を終了する。
【0048】ステップS33において、第2グループ登
録の電話番号と実際の発呼者番号とが一致していないと
判定されるか、または第2グループ登録の個人認証情報
と実際の個人認証情報とが一致していないと判定された
場合、ステップS35に進み、応答拒否メッセージが発
信側の電話機に送出(送信)されるとともに、回線が切
断され(電話が切られ)、処理を終了する。
【0049】以上本発明の着信応答可変端末を電話機に
応用した場合について説明したが、本発明は、電話機以
外にも、例えばFAX(ファクシミリ)やモデムなど、
通信回線に接続することのできる装置に応用することが
できる。
【0050】なお、本実施例においては、図2乃至図6
に示すフローチャートにしたがった動作について説明し
たが、判断結果振り分け設定部20により、判断結果振
り分け部19が、情報送受信部3、信号送信部4、また
は着信応答制御処理部17を制御するための制御条件を
変えることにより、図2乃至図6に示すフローチャート
にしたがった動作以外の動作を行わせることができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の着信応答可変端末によ
れば、着信した呼制御情報から発呼者番号と、個人認証
情報を検出し、記憶手段に記憶された発信者の電話番号
または発信者の個人認証情報とそれぞれ比較判定する。
そして、その比較判定結果に対応して、着信に対して応
答する応答手段を制御する。従って、例えばまちがい電
話やいたずら電話などにより使用者にわずらわしさを感
じさせることが防止されるだけでなく、発信者に対応し
た適切な応答を自動的に選択するようにすることができ
る。
【0052】請求項2に記載の着信応答可変端末によれ
ば、比較手段に、発呼者番号と発信者の電話番号が一致
し且つ個人認証情報と発信者の個人認証情報が一致する
場合と、発呼者番号と発信者の電話番号が一致し且つ個
人認証情報と発信者の個人認証情報が一致しない場合
と、発呼者番号と発信者の電話番号が一致せず且つ個人
認証情報と発信者の個人認証情報が一致する場合と、発
呼者番号と発信者の電話番号が一致せず且つ個人認証情
報と発信者の個人認証情報が一致しない場合とを比較判
定させるので、さらに発信者に対応した適切な応答を自
動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着信応答可変端末を応用した電話機の
一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】アナログ回線網における伝送方式(インチャネ
ル方式)を説明するための図である。
【図7】ISDN網における伝送方式(アウトチャネル
方式)を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ISDNネットワーク 2 網インターフェース部 3 情報送受信部 4 信号送信部 10 信号受信部 11 受信制御部 12 発呼者番号検出部 13 ユーザ・ユーザ間情報検出部 14 個人認証情報抽出部 15 着信用個人認証情報入力部 16 着信用個人認証情報蓄積部 17 着信応答制御処理部 18 比較判断部 19 判断結果振り分け部 20 判断結果振り分け設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/82 H04M 3/42 - 3/58 H04M 11/00 - 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信した呼制御情報から発呼者番号と、
    個人を識別するための個人認証情報を検出する検出手段
    と、 発信者の電話番号および前記発信者の個人認証情報をあ
    らかじめ記憶する記憶手段と、 前記検出手段により検出された発呼者番号または個人認
    証情報と、前記記憶手段に記憶されている発信者の電話
    番号または前記発信者の個人認証情報とをそれぞれ比較
    判定する比較手段と、 着信に対して応答する応答手段と、 前記比較手段の比較結果に対応して前記応答手段を制御
    する制御手段とを備えることを特徴とする着信応答可変
    端末。
  2. 【請求項2】 前記比較手段は、 前記発呼者番号と前記発信者の電話番号が一致し且つ前
    記個人認証情報と前記発信者の個人認証情報が一致する
    場合と、 前記発呼者番号と前記発信者の電話番号が一致し且つ前
    記個人認証情報と前記発信者の個人認証情報が一致しな
    い場合と、 前記発呼者番号と前記発信者の電話番号が一致せず且つ
    前記個人認証情報と前記発信者の個人認証情報が一致す
    る場合と、 前記発呼者番号と前記発信者の電話番号が一致せず且つ
    前記個人認証情報と前記発信者の個人認証情報が一致し
    ない場合とを比較判定することを特徴とする請求項1に
    記載の着信応答可変端末。
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