JP2001160343A - 衝撃センサ - Google Patents
衝撃センサInfo
- Publication number
- JP2001160343A JP2001160343A JP34271299A JP34271299A JP2001160343A JP 2001160343 A JP2001160343 A JP 2001160343A JP 34271299 A JP34271299 A JP 34271299A JP 34271299 A JP34271299 A JP 34271299A JP 2001160343 A JP2001160343 A JP 2001160343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- tube
- front stopper
- case
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/14—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
- H01H35/147—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度により移動するマグネットからリード
スイッチの接点部を閉状態とするための磁力を充分に与
え得る加速度検知時の作動が安定した構造の衝撃センサ
を提供すること。 【解決手段】 この衝撃センサでは、フロントストッパ
７が異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面によるマグネッ
ト４の端面を係止するための衝突面を有するため、マグ
ネット４がフロントストッパ７側の移動範囲の限界まで
移動して突起７ａ，７ｂの頂面に衝突したときに衝突面
で段階別に生じるマグネット４０を回転させる方向にお
ける相反する方向の反発力がマグネット４０を揺動さ
せ、これによりフロントストッパ７近傍でのマグネット
４の滞留を起こしてマグネット４が他方側に押し戻され
る時間を遅くすることができ、結果としてリードスイッ
チ１の接点部を閉状態（オン状態）とするための磁力を
与える時間を長くできる。
スイッチの接点部を閉状態とするための磁力を充分に与
え得る加速度検知時の作動が安定した構造の衝撃センサ
を提供すること。 【解決手段】 この衝撃センサでは、フロントストッパ
７が異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面によるマグネッ
ト４の端面を係止するための衝突面を有するため、マグ
ネット４がフロントストッパ７側の移動範囲の限界まで
移動して突起７ａ，７ｂの頂面に衝突したときに衝突面
で段階別に生じるマグネット４０を回転させる方向にお
ける相反する方向の反発力がマグネット４０を揺動さ
せ、これによりフロントストッパ７近傍でのマグネット
４の滞留を起こしてマグネット４が他方側に押し戻され
る時間を遅くすることができ、結果としてリードスイッ
チ１の接点部を閉状態（オン状態）とするための磁力を
与える時間を長くできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車等
の車両に搭載される乗員保護装置であるエアバッグ，或
いはシートベルト等の人体に対する防護具を作動させる
スイッチとして用いられると共に、物同士の衝突等のよ
うに瞬時に大きな加速度が生じることで作動する構造の
衝撃センサに関する。
の車両に搭載される乗員保護装置であるエアバッグ，或
いはシートベルト等の人体に対する防護具を作動させる
スイッチとして用いられると共に、物同士の衝突等のよ
うに瞬時に大きな加速度が生じることで作動する構造の
衝撃センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の衝撃センサは、衝突や
急ブレーキ等で負荷が与えられることにより生じる大き
な加速度を検知するもので、こうした加速度の検知に際
して、エアバッグとして用いる場合には接点部が接触す
る構造になっており、防護具を作動させるスイッチとし
て用いる場合には防護具を作動させる電気回路を付勢す
る構造になっている。
急ブレーキ等で負荷が与えられることにより生じる大き
な加速度を検知するもので、こうした加速度の検知に際
して、エアバッグとして用いる場合には接点部が接触す
る構造になっており、防護具を作動させるスイッチとし
て用いる場合には防護具を作動させる電気回路を付勢す
る構造になっている。
【０００３】従来の汎用的な衝撃センサとしては、例え
ば図３に示すような構成のものが挙げられる。この衝撃
センサは、磁力の有無に応じて開閉する強磁性材料で製
作された接点部（図示せず）をガラス管内に内蔵して成
るリードスイッチ１と、このリードスイッチ１の外周囲
を包む非磁性材の円筒状のチューブ３と、このチューブ
３に嵌め込まれて接点部に磁力を与える円環状のマグネ
ット４と、このマグネット４の一面側に一方の端部が当
接されて衝撃の発生により所定値以上の加速度を受けた
ときにマグネット４をチューブ３の外周面に沿って可動
となるように付勢するスプリング５とがセンサ用のケー
ス２内に収納されて成っている。ここで、マグネット４
の他面側は、ケース２の他方側の端面に配備されてマグ
ネット４の初期位置を設定するバックストッパ６を付勢
し、スプリング５の他方の端部は、ケース２の一方側の
端面に配備されてマグネット４の移動を衝突係止させる
ための平坦面（或いは同じ高さの複数の突起の頂面）に
よる衝突面をざぐり構造により持たせてマグネット４の
移動範囲を定めるフロントストッパ７に当接されるよう
になっている。
ば図３に示すような構成のものが挙げられる。この衝撃
センサは、磁力の有無に応じて開閉する強磁性材料で製
作された接点部（図示せず）をガラス管内に内蔵して成
るリードスイッチ１と、このリードスイッチ１の外周囲
を包む非磁性材の円筒状のチューブ３と、このチューブ
３に嵌め込まれて接点部に磁力を与える円環状のマグネ
ット４と、このマグネット４の一面側に一方の端部が当
接されて衝撃の発生により所定値以上の加速度を受けた
ときにマグネット４をチューブ３の外周面に沿って可動
となるように付勢するスプリング５とがセンサ用のケー
ス２内に収納されて成っている。ここで、マグネット４
の他面側は、ケース２の他方側の端面に配備されてマグ
ネット４の初期位置を設定するバックストッパ６を付勢
し、スプリング５の他方の端部は、ケース２の一方側の
端面に配備されてマグネット４の移動を衝突係止させる
ための平坦面（或いは同じ高さの複数の突起の頂面）に
よる衝突面をざぐり構造により持たせてマグネット４の
移動範囲を定めるフロントストッパ７に当接されるよう
になっている。
【０００４】この衝撃センサにおいて、衝撃等で大きな
加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に生
じると、質量の大きなマグネット４がチューブ３の外周
面上を一方側であるフロントストッパ７側に移動してそ
の磁力が作用してリードスイッチ１の接点部を閉状態
（オン状態）にするが、衝撃が吸収されて加速度がなく
なると、マグネット４はフロントストッパ７の衝突面で
の反発並びにスプリング５の反発力で他方側に押し戻さ
れて退き、その磁力が作用しなくなるため、リードスイ
ッチ１の接点部は復元して開状態（オフ状態）になる。
加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に生
じると、質量の大きなマグネット４がチューブ３の外周
面上を一方側であるフロントストッパ７側に移動してそ
の磁力が作用してリードスイッチ１の接点部を閉状態
（オン状態）にするが、衝撃が吸収されて加速度がなく
なると、マグネット４はフロントストッパ７の衝突面で
の反発並びにスプリング５の反発力で他方側に押し戻さ
れて退き、その磁力が作用しなくなるため、リードスイ
ッチ１の接点部は復元して開状態（オフ状態）になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した衝撃センサの
場合、衝撃等で生じた加速度により移動するマグネット
の端面を係止するための衝突面をざぐり構造によるフロ
ントストッパの平坦面か、或いは同じ高さの複数の突起
の頂面としているため、マグネットが移動したときにフ
ロントストッパ側の近傍で余り滞留せず、直ちにバック
ストッパに押し戻されてリードスイッチの接点部を閉状
態（オン状態）とするための磁力を与える時間が短くな
り、結果として加速度検知時の作動が不安定になり易い
という問題がある。
場合、衝撃等で生じた加速度により移動するマグネット
の端面を係止するための衝突面をざぐり構造によるフロ
ントストッパの平坦面か、或いは同じ高さの複数の突起
の頂面としているため、マグネットが移動したときにフ
ロントストッパ側の近傍で余り滞留せず、直ちにバック
ストッパに押し戻されてリードスイッチの接点部を閉状
態（オン状態）とするための磁力を与える時間が短くな
り、結果として加速度検知時の作動が不安定になり易い
という問題がある。
【０００６】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、加速度により移動
するマグネットからリードスイッチの接点部を閉状態と
するための磁力を充分に与え得る加速度検知時の作動が
安定した構造の衝撃センサを提供することにある。
なされたもので、その技術的課題は、加速度により移動
するマグネットからリードスイッチの接点部を閉状態と
するための磁力を充分に与え得る加速度検知時の作動が
安定した構造の衝撃センサを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁力の
有無に応じて開閉する接点部を含むリードスイッチと、
リードスイッチの外周囲を包むチューブと、チューブに
嵌め込まれて接点部に磁力を与えるマグネットと、マグ
ネットの一面側に一方の端部が当接されて衝撃の発生に
より所定値以上の加速度を受けたときに該マグネットを
チューブの外周面に沿って可動となるように付勢するス
プリングとがセンサ用のケース内に収納されて成り、更
に、マグネットの他面側は、ケースの他方側の端面に配
備されて該マグネットの初期位置を設定するバックスト
ッパを付勢し、スプリングの他方の端部は、ケースの一
方側の端面に配備されてマグネットの移動を衝突係止さ
せて該マグネットの移動範囲を定めるフロントストッパ
に当接される衝撃センサにおいて、フロントストッパ
は、マグネットの端面を係止するための衝突面を異なる
高さの面として有する衝撃センサが得られる。
有無に応じて開閉する接点部を含むリードスイッチと、
リードスイッチの外周囲を包むチューブと、チューブに
嵌め込まれて接点部に磁力を与えるマグネットと、マグ
ネットの一面側に一方の端部が当接されて衝撃の発生に
より所定値以上の加速度を受けたときに該マグネットを
チューブの外周面に沿って可動となるように付勢するス
プリングとがセンサ用のケース内に収納されて成り、更
に、マグネットの他面側は、ケースの他方側の端面に配
備されて該マグネットの初期位置を設定するバックスト
ッパを付勢し、スプリングの他方の端部は、ケースの一
方側の端面に配備されてマグネットの移動を衝突係止さ
せて該マグネットの移動範囲を定めるフロントストッパ
に当接される衝撃センサにおいて、フロントストッパ
は、マグネットの端面を係止するための衝突面を異なる
高さの面として有する衝撃センサが得られる。
【０００８】又、本発明によれば、上記衝撃センサにお
いて、マグネットは、内周面がチューブの外周面から隔
てられ、且つ外周面が移動に際してケースの内壁にガイ
ドされる環状形であり、スプリングは、マグネットの一
面側に一方の端部が当接されて非変形時にチューブの外
周面から隔てられる内径を有する衝撃センサが得られ
る。
いて、マグネットは、内周面がチューブの外周面から隔
てられ、且つ外周面が移動に際してケースの内壁にガイ
ドされる環状形であり、スプリングは、マグネットの一
面側に一方の端部が当接されて非変形時にチューブの外
周面から隔てられる内径を有する衝撃センサが得られ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の衝
撃センサについて、図面を参照して詳細に説明する。
撃センサについて、図面を参照して詳細に説明する。
【００１０】図１は、本発明の一実施例に係る衝撃セン
サの基本構成を一部透視して示した側面断面図である。
この衝撃センサも、図３に示した従来のものと比べ、磁
力の有無に応じて開閉する強磁性材料で製作された接点
部（図示せず）をガラス管内に内蔵して成るリードスイ
ッチ１と、このリードスイッチ１の外周囲を包む非磁性
材の円筒状のチューブ３と、このチューブ３に嵌め込ま
れて接点部に磁力を与える円環状のマグネット４と、こ
のマグネット４の一面側に一方の端部が当接されて衝撃
の発生により所定値以上の加速度を受けたときにマグネ
ット４をチューブ３の外周面に沿って可動となるように
付勢するスプリング５とがセンサ用のケース２内に収納
されて成り、更に、マグネット４の他面側がケース２の
他方側の端面に配備されてマグネット４の初期位置を設
定するバックストッパ６を付勢し、スプリング５の他方
の端部がケース２の一方側の端面に配備されてマグネッ
ト４の移動を衝突係止させてマグネット４の移動範囲を
定めるざぐり構造によるフロントストッパ７に当接され
る構造である点は同じであるが、ここではフロントスト
ッパ７のマグネット４の端面を係止するための衝突面を
異なる高さの複数の突起７ａ，７ｂの頂面として持たせ
ている。
サの基本構成を一部透視して示した側面断面図である。
この衝撃センサも、図３に示した従来のものと比べ、磁
力の有無に応じて開閉する強磁性材料で製作された接点
部（図示せず）をガラス管内に内蔵して成るリードスイ
ッチ１と、このリードスイッチ１の外周囲を包む非磁性
材の円筒状のチューブ３と、このチューブ３に嵌め込ま
れて接点部に磁力を与える円環状のマグネット４と、こ
のマグネット４の一面側に一方の端部が当接されて衝撃
の発生により所定値以上の加速度を受けたときにマグネ
ット４をチューブ３の外周面に沿って可動となるように
付勢するスプリング５とがセンサ用のケース２内に収納
されて成り、更に、マグネット４の他面側がケース２の
他方側の端面に配備されてマグネット４の初期位置を設
定するバックストッパ６を付勢し、スプリング５の他方
の端部がケース２の一方側の端面に配備されてマグネッ
ト４の移動を衝突係止させてマグネット４の移動範囲を
定めるざぐり構造によるフロントストッパ７に当接され
る構造である点は同じであるが、ここではフロントスト
ッパ７のマグネット４の端面を係止するための衝突面を
異なる高さの複数の突起７ａ，７ｂの頂面として持たせ
ている。
【００１１】この衝撃センサにおいても、衝撃等で大き
な加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に
生じると、質量の大きなマグネット４がチューブ３の外
周面上を一方側であるフロントストッパ７側に移動して
その磁力が作用してリードスイッチ１の接点部を閉状態
（オン状態）にするが、衝撃が吸収されて加速度がなく
なると、マグネット４はフロントストッパ７の衝突面
（異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面）での反発並びに
スプリング５の反発力で他方側に押し戻されて退き、そ
の磁力が作用しなくなるため、リードスイッチ１の接点
部は復元して開状態（オフ状態）になる。従って、加速
度を検知するための基本的な機能は図３に示した従来の
ものと同様になる。
な加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に
生じると、質量の大きなマグネット４がチューブ３の外
周面上を一方側であるフロントストッパ７側に移動して
その磁力が作用してリードスイッチ１の接点部を閉状態
（オン状態）にするが、衝撃が吸収されて加速度がなく
なると、マグネット４はフロントストッパ７の衝突面
（異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面）での反発並びに
スプリング５の反発力で他方側に押し戻されて退き、そ
の磁力が作用しなくなるため、リードスイッチ１の接点
部は復元して開状態（オフ状態）になる。従って、加速
度を検知するための基本的な機能は図３に示した従来の
ものと同様になる。
【００１２】但し、この衝撃センサの場合、フロントス
トッパ７が異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面によるマ
グネット４の端面を係止するための衝突面を有するた
め、マグネット４の一面側がフロントストッパ７側の移
動範囲の限界まで移動して突起７ａ，７ｂの頂面に衝突
する際、衝突面の高さが高い方の突起７ａの頂面に衝突
してから衝突面の高さが低い方の突起７ｂの頂面に衝突
し、これらの衝突面で段階別に生じるマグネット４を回
転させる方向における相反する方向の反発力がマグネッ
ト４を揺動させ、これによりフロントストッパ７近傍で
のマグネット４の滞留を起こしてマグネット４が他方側
に押し戻される時間を遅くすることができる。この結
果、リードスイッチ１の接点部を閉状態（オン状態）と
するための磁力を与える時間が長くなり、図３に示した
従来のものよりも加速度検知時の作動が安定する構造と
なる。
トッパ７が異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面によるマ
グネット４の端面を係止するための衝突面を有するた
め、マグネット４の一面側がフロントストッパ７側の移
動範囲の限界まで移動して突起７ａ，７ｂの頂面に衝突
する際、衝突面の高さが高い方の突起７ａの頂面に衝突
してから衝突面の高さが低い方の突起７ｂの頂面に衝突
し、これらの衝突面で段階別に生じるマグネット４を回
転させる方向における相反する方向の反発力がマグネッ
ト４を揺動させ、これによりフロントストッパ７近傍で
のマグネット４の滞留を起こしてマグネット４が他方側
に押し戻される時間を遅くすることができる。この結
果、リードスイッチ１の接点部を閉状態（オン状態）と
するための磁力を与える時間が長くなり、図３に示した
従来のものよりも加速度検知時の作動が安定する構造と
なる。
【００１３】尚、一実施例の衝撃センサでは、フロント
ストッパ７のマグネット４の端面を係止するための衝突
面を異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面として持たせた
場合を説明したが、衝突面を異なる高さの面として形成
する他の形態（例えば凹凸の曲面構造における凸面で異
なる高さの衝突面を形成する場合、所定の曲率を有する
凹状又は凸状の曲面の局部で異なる高さの衝突面を形成
する場合、テーパ面を含む傾斜面の局部で異なる高さの
衝突面を形成する場合等が挙げられる）として変形して
も同等な効果が得られる。
ストッパ７のマグネット４の端面を係止するための衝突
面を異なる高さの突起７ａ，７ｂの頂面として持たせた
場合を説明したが、衝突面を異なる高さの面として形成
する他の形態（例えば凹凸の曲面構造における凸面で異
なる高さの衝突面を形成する場合、所定の曲率を有する
凹状又は凸状の曲面の局部で異なる高さの衝突面を形成
する場合、テーパ面を含む傾斜面の局部で異なる高さの
衝突面を形成する場合等が挙げられる）として変形して
も同等な効果が得られる。
【００１４】図２は、本発明の他の実施例に係る衝撃セ
ンサの基本構成を一部透視して示した側面断面図であ
る。この衝撃センサの場合、一実施例のものと比べ、マ
グネット４０を内周面がチューブ３の外周面から隔てら
れ、且つ外周面が移動に際してケース２の内壁にガイド
される環状形（即ち、マグネット４０の外径とケース２
の内壁とのクリアランスよりもマグネット４０の内径と
チューブ３の外径のクリアランスの方が大きい構造）と
し、スプリング５０をマグネット４０の一面側に一方の
端部が当接されて非変形時にチューブ３の外周面から隔
てられる内径を有するように変更した以外は一実施例の
ものと同じ構成になっている。
ンサの基本構成を一部透視して示した側面断面図であ
る。この衝撃センサの場合、一実施例のものと比べ、マ
グネット４０を内周面がチューブ３の外周面から隔てら
れ、且つ外周面が移動に際してケース２の内壁にガイド
される環状形（即ち、マグネット４０の外径とケース２
の内壁とのクリアランスよりもマグネット４０の内径と
チューブ３の外径のクリアランスの方が大きい構造）と
し、スプリング５０をマグネット４０の一面側に一方の
端部が当接されて非変形時にチューブ３の外周面から隔
てられる内径を有するように変更した以外は一実施例の
ものと同じ構成になっている。
【００１５】この衝撃センサにおいて、衝撃等で大きな
加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に生
じると、質量の大きなマグネット４０がチューブ３の外
周面に触れずにケース２の内壁にガイドされて一方側で
あるフロントストッパ７側に移動してその磁力が作用し
てリードスイッチ１の接点部を閉状態（オン状態）にす
るが、衝撃が吸収されて加速度がなくなると、マグネッ
ト４０はフロントストッパ７の衝突面（異なる高さの突
起７ａ，７ｂの頂面）での反発並びにスプリング５０の
反発力で他方側に押し戻されて退き、その磁力が作用し
なくなるため、リードスイッチ１の接点部は復元して開
状態（オフ状態）になる。
加速力ａ（所定値以上の加速力）が図示の矢印方向に生
じると、質量の大きなマグネット４０がチューブ３の外
周面に触れずにケース２の内壁にガイドされて一方側で
あるフロントストッパ７側に移動してその磁力が作用し
てリードスイッチ１の接点部を閉状態（オン状態）にす
るが、衝撃が吸収されて加速度がなくなると、マグネッ
ト４０はフロントストッパ７の衝突面（異なる高さの突
起７ａ，７ｂの頂面）での反発並びにスプリング５０の
反発力で他方側に押し戻されて退き、その磁力が作用し
なくなるため、リードスイッチ１の接点部は復元して開
状態（オフ状態）になる。
【００１６】即ち、この衝撃センサの場合、加速度を検
知するための基本的な機能は図３に示した従来のものや
一実施例のものと同様になるが、ここでは一実施例の場
合と同様にフロントストッパ７が異なる高さの複数の突
起７ａ，７ｂの頂面によるマグネット４０の端面を係止
するための衝突面を有するため、マグネット４０がフロ
ントストッパ７側の移動範囲の限界まで移動して突起７
ａ，７ｂの頂面に衝突したとき、これらの衝突面で段階
別に生じるマグネット４０を回転させる方向における相
反する方向の反発力がマグネット４０を揺動させ、これ
によりフロントストッパ７近傍でのマグネット４０の滞
留を起こしてマグネット４０が他方側に押し戻される時
間を遅くすることができる他、マグネット４０の内径面
がチューブ３に触れることが無いため、マグネット４０
がフロントストッパ７の異なる高さの突起７ａ，７ｂの
頂面での反発により揺動してもマグネット４０がチュー
ブ３を叩くことが無く、これにより検知しようとする方
向以外の衝撃によるリードスイッチ１の接点部の瞬断
（接点部の開放）に対して強くなって一実施例の場合よ
りも接点部の動作を安定させることができる。
知するための基本的な機能は図３に示した従来のものや
一実施例のものと同様になるが、ここでは一実施例の場
合と同様にフロントストッパ７が異なる高さの複数の突
起７ａ，７ｂの頂面によるマグネット４０の端面を係止
するための衝突面を有するため、マグネット４０がフロ
ントストッパ７側の移動範囲の限界まで移動して突起７
ａ，７ｂの頂面に衝突したとき、これらの衝突面で段階
別に生じるマグネット４０を回転させる方向における相
反する方向の反発力がマグネット４０を揺動させ、これ
によりフロントストッパ７近傍でのマグネット４０の滞
留を起こしてマグネット４０が他方側に押し戻される時
間を遅くすることができる他、マグネット４０の内径面
がチューブ３に触れることが無いため、マグネット４０
がフロントストッパ７の異なる高さの突起７ａ，７ｂの
頂面での反発により揺動してもマグネット４０がチュー
ブ３を叩くことが無く、これにより検知しようとする方
向以外の衝撃によるリードスイッチ１の接点部の瞬断
（接点部の開放）に対して強くなって一実施例の場合よ
りも接点部の動作を安定させることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の衝撃セ
ンサによれば、従来製品のざぐり構造のフロントストッ
パを改良し、フロントストッパのマグネットの端面を係
止するための衝突面を異なる高さの面として持たせてい
るため、マグネットがフロントストッパ側の移動範囲の
限界まで移動して衝突面に衝突したときに衝突面で段階
別に生じるマグネットを回転させる方向における相反す
る方向の反発力がマグネットを揺動させ、フロントスト
ッパ近傍でのマグネットの滞留を起こしてマグネットが
押し戻される時間を遅くすることができ、この結果とし
てリードスイッチの接点部を閉状態（オン状態）とする
ための磁力を与える時間を長して従来のものよりも加速
度検知時の作動を安定させることができるようになる。
更に、マグネットを内周面がチューブの外周面から隔て
られ、且つ外周面が移動に際してケースの内壁にガイド
される環状形とし、スプリングをマグネットの一面側に
一方の端部が当接されて非変形時にチューブの外周面か
ら隔てられる内径を有するように変更した衝撃センサで
は、マグネットがフロントストッパの異なる高さの面で
の反発により揺動してもマグネットがチューブを叩くこ
とが無く、結果として検知しようとする方向以外の衝撃
によるリードスイッチの接点部の瞬断（接点部の開放）
に対して強くなって一層接点部の動作を安定させること
ができ、動作上において信頼性の高い製品を提供できる
ようになる。
ンサによれば、従来製品のざぐり構造のフロントストッ
パを改良し、フロントストッパのマグネットの端面を係
止するための衝突面を異なる高さの面として持たせてい
るため、マグネットがフロントストッパ側の移動範囲の
限界まで移動して衝突面に衝突したときに衝突面で段階
別に生じるマグネットを回転させる方向における相反す
る方向の反発力がマグネットを揺動させ、フロントスト
ッパ近傍でのマグネットの滞留を起こしてマグネットが
押し戻される時間を遅くすることができ、この結果とし
てリードスイッチの接点部を閉状態（オン状態）とする
ための磁力を与える時間を長して従来のものよりも加速
度検知時の作動を安定させることができるようになる。
更に、マグネットを内周面がチューブの外周面から隔て
られ、且つ外周面が移動に際してケースの内壁にガイド
される環状形とし、スプリングをマグネットの一面側に
一方の端部が当接されて非変形時にチューブの外周面か
ら隔てられる内径を有するように変更した衝撃センサで
は、マグネットがフロントストッパの異なる高さの面で
の反発により揺動してもマグネットがチューブを叩くこ
とが無く、結果として検知しようとする方向以外の衝撃
によるリードスイッチの接点部の瞬断（接点部の開放）
に対して強くなって一層接点部の動作を安定させること
ができ、動作上において信頼性の高い製品を提供できる
ようになる。
【図１】本発明の一実施例に係る衝撃センサの基本構成
を一部透視して示した側面断面図である。
を一部透視して示した側面断面図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る衝撃センサの基本構
成を一部透視して示した側面断面図である。
成を一部透視して示した側面断面図である。
【図３】従来の衝撃センサの基本構成を示した側面断面
図である。
図である。
１ リードスイッチ ２ ケース ３ チューブ ４，４０ マグネット ５，５０ スプリング ６ バックストッパ ７ フロントストッパ ７ａ，７ｂ 突起
Claims (2)
- 【請求項１】 磁力の有無に応じて開閉する接点部を含
むリードスイッチと、前記リードスイッチの外周囲を包
むチューブと、前記チューブに嵌め込まれて前記接点部
に前記磁力を与えるマグネットと、前記マグネットの一
面側に一方の端部が当接されて衝撃の発生により所定値
以上の加速度を受けたときに該マグネットを前記チュー
ブの外周面に沿って可動となるように付勢するスプリン
グとがセンサ用のケース内に収納されて成り、更に、前
記マグネットの他面側は、前記ケースの他方側の端面に
配備されて該マグネットの初期位置を設定するバックス
トッパを付勢し、前記スプリングの他方の端部は、前記
ケースの一方側の端面に配備されて前記マグネットの移
動を衝突係止させて該マグネットの移動範囲を定めるフ
ロントストッパに当接される衝撃センサにおいて、前記
フロントストッパは、前記マグネットの端面を係止する
ための衝突面を異なる高さの面として有することを特徴
とする衝撃センサ。 - 【請求項２】 請求項１記載の衝撃センサにおいて、前
記マグネットは、内周面が前記チューブの外周面から隔
てられ、且つ外周面が移動に際して前記ケースの内壁に
ガイドされる環状形であり、前記スプリングは、前記マ
グネットの一面側に一方の端部が当接されて非変形時に
前記チューブの外周面から隔てられる内径を有すること
を特徴とする衝撃センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34271299A JP2001160343A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 衝撃センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34271299A JP2001160343A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 衝撃センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001160343A true JP2001160343A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18355913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34271299A Withdrawn JP2001160343A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | 衝撃センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001160343A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100959652B1 (ko) * | 2007-08-13 | 2010-05-26 | 김도형 | 고무자석 이용 진동충격센서 |
| US20120326833A1 (en) * | 2011-06-27 | 2012-12-27 | Denso Corporation | Control terminal |
| US20130328663A1 (en) * | 2012-06-12 | 2013-12-12 | Jeffrey Ordaz | Garage door system and method |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP34271299A patent/JP2001160343A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100959652B1 (ko) * | 2007-08-13 | 2010-05-26 | 김도형 | 고무자석 이용 진동충격센서 |
| US20120326833A1 (en) * | 2011-06-27 | 2012-12-27 | Denso Corporation | Control terminal |
| US8860547B2 (en) * | 2011-06-27 | 2014-10-14 | Denso Corporation | Control terminal |
| US20130328663A1 (en) * | 2012-06-12 | 2013-12-12 | Jeffrey Ordaz | Garage door system and method |
| US8866583B2 (en) * | 2012-06-12 | 2014-10-21 | Jeffrey Ordaz | Garage door system and method |
| US11361604B1 (en) | 2012-06-12 | 2022-06-14 | Gmi Holdings, Inc. | Garage door system and method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2509363B2 (ja) | 衝撃センサ | |
| US20050218663A1 (en) | Side door latch pawl function augmentation | |
| US2864641A (en) | Inertia safety device for a door latch | |
| US5756948A (en) | Side-impact electro-mechanical accelerometer to actuate a vehicular safety device | |
| US5233141A (en) | Spring mass passenger compartment crash sensors | |
| US5192838A (en) | Frontal impact crush zone crash sensors | |
| US3485973A (en) | Switch mechanism | |
| US20140197909A1 (en) | High security switch device | |
| JP2001160343A (ja) | 衝撃センサ | |
| US20020020039A1 (en) | Handle arrangement | |
| WO1997025624A2 (en) | Mechanical shock sensor | |
| KR100502454B1 (ko) | 가속도 검출장치 | |
| JP2001084879A (ja) | 衝撃センサ | |
| JPS5912495B2 (ja) | 衝突検知装置 | |
| JPH05250969A (ja) | 衝撃センサ | |
| JP2848095B2 (ja) | 衝撃センサ | |
| JPH09292406A (ja) | 衝撃センサ | |
| JP2628515B2 (ja) | 衝突センサ | |
| JP2000121663A (ja) | 衝突センサ | |
| JPH04102065U (ja) | 加速度センサ | |
| JPH0735769A (ja) | 加速度センサ | |
| JPH08293235A (ja) | 衝撃センサ | |
| JP2000353461A (ja) | 衝撃センサ | |
| JPH08211097A (ja) | 加速度検出器 | |
| JP2001167674A (ja) | 衝撃センサ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050214 |