JP2001160275A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Publication number
JP2001160275A
JP2001160275A JP2000060295A JP2000060295A JP2001160275A JP 2001160275 A JP2001160275 A JP 2001160275A JP 2000060295 A JP2000060295 A JP 2000060295A JP 2000060295 A JP2000060295 A JP 2000060295A JP 2001160275 A JP2001160275 A JP 2001160275A
Authority
JP
Japan
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locking
shutter
cartridge case
respect
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000060295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yozo Sawada
陽蔵 澤田
Masahiko Sekiya
昌彦 関谷
Koji Kishida
広史 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
NEC Corp
Teijin Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
NEC Corp
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd, NEC Corp, Teijin Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000060295A priority Critical patent/JP2001160275A/ja
Priority to PCT/JP2000/001599 priority patent/WO2000057419A1/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブピンにより、シャッターの突出係合
部のスライド方向側面にシャッターを開く駆動力が作用
せしめられたときにカートリッジケースに対するシャッ
ターのロックが自動的に解除されてシャッターが開かれ
るようにしたディスクカートリッジを提供する。 【解決手段】 シャッター700の突出係合部702に
対するカートリッジケースのスライド面106に係止穴
124を設ける一方、突出係合部702の内側に係止穴
124に係止/非係止自在であって板バネ状付勢部材7
48により係止穴方向に付勢される係止突起712aを
設ける。この付勢部材は、係止突起方向に断面テーパ状
に形成された傾斜面712dを有しておりこの傾斜面
と、突出係合部のスライド面側構成壁701との間に
は、傾斜面712dにスライド自在な係止解除スライダ
ー730が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや磁気
ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納しヘ
ッドアクセス用開口を閉じる閉位置から該開口を開く開
位置へスライド自在であるシャッターを備えたディスク
カートリッジに関し、詳しくは、ディスクカートリッジ
を駆動するドライブ機構から取り出した時に、シャッタ
ーがカートリッジケース本体に対して閉位置でロックさ
れるようにしたディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジが該カートリッジ
を駆動するドライブ機構から取り出された状態で、たと
えば、使用者等が、シャッターをヘッドアクセス用開口
を閉じる閉位置から該開口を開く開位置へ不用意に移動
させたとき、カートリッジケース内のディスク状記録媒
体が外部に露出してしまい、埃がカートリッジ本体内に
入り込んで上記記録媒体の表面に付着したり、使用者等
の指が該表面に触れたりして、ディスク状記録媒体を汚
染したり損傷したりする虞がある。
【0003】そこで、このような問題を回避するため
に、従来、ディスクカートリッジをドライブ機構から取
り出したときに、シャッターをカートリッジケースに対
して閉位置でロックするためのロック機構を備えたディ
スクカートリッジが知られている。たとえば、このよう
なロック機構付きディスクカートリッジとして、カート
リッジケース内に小型のディスク状記録媒体を回転可能
に収納すると共に、シャッターのスライド方向両側に延
在するカートリッジケース側面の片側にシャッターのロ
ック機構を設けたミニディスクカートリッジが知られて
いる。このミニディスクカートリッジは、ドライブ機構
挿入時に、先ず、ロック機構が解除され、次いで、シャ
ッターが閉位置から開位置へスライド駆動されるように
なっている。
【0004】しかし、このミニディスクカートリッジの
ロック機構は、カートリッジケース片側の狭いスペース
に設けられており、その構成や取り付けは困難である。
【0005】一方、たとえば、DVD(デジタルビデオ
ディスク)等の一般のディスクカートリッジは、カート
リッジケースに対するシャッターのスライド直角方向外
側、つまりシャッターのスライド方向に対して直角な方
向における外側、に凸に形成され内側に空間を有する突
出係合部を備えたシャッターを有している。当該突出係
合部は、最外壁をなす天壁と、シャッターのスライド方
向に位置するスライド方向端面とを有している。このデ
ィスクカートリッジがドライブ機構に挿入されたとき、
ドライブ機構が有するドライブピンがスライド方向端面
に当接して、シャッターは、閉位置から開位置へスライ
ド駆動される。
【0006】ここで、上記の如くカートリッジケースに
対するシャッターのロック機構を上記DVD等の一般の
ディスクカートリッジに設ける場合、カートリッジケー
ス側のスペースと共に、シャッターの突出係合部内側の
スペースを利用できれば、ロック機構の取り付けスペー
スを実質的に大きくすることができ、ロック機構の設計
や取り付けを容易化することができるものと考えられ
る。
【0007】さて、上記DVD等のディスクカートリッ
ジが備えるシャッターとして、たとえば、カートリッジ
ケースの上壁沿いにスライドするスライド壁面を有する
大略平板状の上壁側プレート(上壁側シャッタープレー
ト)と、底壁側プレート(底壁側シャッタープレート)
とを備え、この底壁側プレートは、カートリッジケース
の底壁に沿ってスライドするスライド壁面と、該スライ
ド壁面の上端からL字状に屈曲してカートリッジケース
のスライド面(つまり、カートリッジケースのドライブ
装置挿入側側面)沿いにスライドする接続壁面とからな
るものが提供されている(特開平11−003577号
公報等参照)。この接続壁面の自由端は、上壁側プレー
トの自由端に融着/溶着等の手段により突き合わせ接続
されてシャッター全体がコの字形状に構成されており、
この構成において、上記突出係合部は、底壁側プレート
のスライド壁面上部の一部と接続壁面の一部とから形成
される。これらの各プレートは、たとえば、射出成形に
より作られる。
【0008】ところで、このタイプのシャッターに上記
ロック機構を設けようとする場合、上記スペースの有効
利用を図るべく、たとえば、底壁側プレートの上記スラ
イド方向端面を切り欠いた場合には、上記天壁全体が底
壁側プレートのスライド壁面によって片持ちされた状態
になる。従って、この構成の底壁側プレートは、上記射
出成形により形成された場合、その形成段階で生じるヒ
ケや成形収縮により、天壁の自由端側が理想位置(設計
位置)に対してカートリッジケースの方向に若干位置ズ
レを生じる可能性がある。当該位置ズレを生じた場合に
は、底壁側プレートと上壁側プレートとの固定時に、天
壁の自由端を上壁側プレートの対応する自由端所定位置
に正確に固定することができなくなる。また、底壁側プ
レートの上記天壁以外の接続壁面も、天壁と同様に、上
壁側プレートの対応する自由端所定位置に正確に固定す
ることができなくなる可能性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本願発明の解
決すべき主たる技術的課題は、カートリッジケース側の
スペースと、シャッターの突出係合部内側のスペースと
をシャッターのロック機構の構成スペースとして用いる
ディスクカートリッジを提供することである。
【0010】また、他の一つの技術的課題は、シャッタ
ーの突出係合部のスライド方向側面に当接してシャッタ
ーを閉位置から開位置へスライドさせるドライブ機構の
ドライブピンの駆動力のみを用いて、閉位置に対応して
ロックされるシャッターのロック機構のロックを解除し
た後にシャッターを該閉位置から開位置へスライドさせ
ることができるようにしたディスクカートリッジを提供
することである。
【0011】さらに、また、他の一つの技術的課題は、
プレート(シャッタープレート)の形成段階で生じるヒ
ケや成形収縮の影響に左右されずに底壁側プレートと上
壁側プレートとを互いに正確に固定させることができる
構造を有するシャッターであって、上記ロック機構を備
えたディスクカートリッジに好適に用いられるシャッタ
ーを提供することである。
【0012】さらに、また、他の一つの技術的課題は、
シャッターが閉位置にロックされている状態において、
シャッターにスライド方向の力が不用意に作用しても、
当該ロック状態が容易に解除されないようにしたディス
クカートリッジを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本願発明者
等は、シャッターの突出係合部が内側に有するスペース
をシャッターのロック機構の取り付けスペースとして利
用できる点に着目して本願発明を完成するに至った。
【0014】すなわち、このディスクカートリッジは、
ヘッドアクセス用開口を有し、内側にディスク状記録媒
体を回転可能に収納するカートリッジケースと、該カー
トリッジケースに対してヘッドアクセス用開口を閉じる
閉位置と該開口を開く開位置との間でスライド自在に設
けられたシャッターであってカートリッジケースに対す
るスライド直角方向外側、つまりスライド方向に対して
直角な方向における外側、に突出しドライブ機構に備え
られているシャッター駆動部材と係合し且つ内側に空間
を有する突出係合部を備えたシャッターと、カートリッ
ジケースに設けられた第1係止手段と、上記突出係合部
の内側に設けられ第1係止手段に係止する係止位置と第
1係止手段との係止から解放される非係止位置との間で
移動自在な第2係止手段とを備えた係止機構であって、
シャッターの閉位置に対応して第1係止手段と第2係止
手段とが互いに係止可能である係止機構と、上記突出係
合部の内側に設けられ第2係止手段を係止位置方向に付
勢する第1付勢手段と、上記突出係合部の内側に設けら
れ第1付勢手段の付勢力に抗して第2係止手段を係止位
置から非係止位置に移動させることができる係止解除手
段であって、上記シャッター駆動部材により外部から操
作可能である係止解除手段とを有する。そして、このデ
ィスクカートリッジは、上記係止機構の第1係止手段と
第2係止手段との係止時には、シャッターはカートリッ
ジケースに対して上記閉位置でロックされる一方、第1
係止手段と第2係止手段との非係止時には、シャッター
はカートリッジケースに対して上記閉位置と上記開位置
との間でスライド自在に構成される。
【0015】このディスクカートリッジのシャッター
は、閉位置から開位置へ、そして、開位置から閉位置
へ、たとえば、次のようにして駆動される。
【0016】すなわち、このディスクカートリッジが該
カートリッジを駆動するドライブ機構内にセットされる
と、該ドライブ機構のシャッター駆動部材たとえばドラ
イブピンは、シャッターの突出係合部に接近して、先
ず、係止解除手段を操作(駆動)する。この係止解除手
段に対するシャッター駆動部材の駆動力は、たとえば、
突出係合部に対するカートリッジケースのスライド面
(つまり、ディスクカートリッジがドライブ機構に挿入
されるときに、最初に該ドライブ機構内に挿入されるカ
ートリッジケースの一側面)に垂直な垂直成分、及び/
又は、該スライド面に平行な平行成分を含むことができ
る。このシャッター駆動部材の操作(駆動)時に、係止
機構の第2係止手段は、第1付勢手段の付勢力に抗し、
第1係止手段に対して、係止位置から非係止位置へ移動
せしめられ、カートリッジケースに対するシャッターの
ロックが解除される。さらに、当該ロック解除状態にお
いて、シャッター駆動部材が上記平行成分を含む駆動力
をもって上記スライド面に対して移動すると、シャッタ
ー駆動部材は、シャッターの突出係合部のたとえばスラ
イド方向側面に当接し、該突出係合部したがってシャッ
ターをスライド面に沿って上記閉位置から開位置へ移動
させる。次いで、上記シャッター駆動部材やその他の手
段により、上記シャッターがスライド面に沿って開位置
から閉位置へ移動せしめられたとき、係止機構の第2係
止手段は、第1付勢手段の付勢力により、第1係止手段
に対して、非係止位置から係止位置へ自動的に移動せし
められ、シャッターは、カートリッジケースに対してロ
ックされる。
【0017】この構成によれば、カートリッジケースに
対するシャッターのロック機構をなす、係止機構(第1
係止手段及び第2係止手段)と、第1付勢手段と、係止
解除手段のうち、カートリッジケース側に備えられる係
止機構の第1係止手段を除いて、係止機構の第2係止手
段と、第1付勢手段と、係止解除手段との配置スペース
には、シャッターの突出係合部内側のスペースを用いて
いる。つまり、ロック機構をなす構成要素の設置スペー
スに、カートリッジケース側のスペースのみならず、シ
ャッター側のスペースをも用いたことにより、その設置
スペースは、シャッター側のスペース分、実質的に増大
することになり、従って、ロック機構の設計や構成や取
り付けは容易化される。
【0018】また、この構成によれば、上記の如く、シ
ャッターの突出係合部のたとえばスライド方向側面に当
接してシャッターを閉じ位置から開位置へスライド駆動
するドライブ機構のドライブピンの駆動力により、先
ず、閉位置に対応してロックされているシャッターのロ
ック機構のロックが解除され、次いで、該ロックが解除
された状態で、シャッターは、該閉位置から開位置へス
ライド駆動される。つまり、ドライブ機構のドライブピ
ンの駆動力のみを用いて、シャッターのロック解除とシ
ャッターのスライド駆動動作とが自動的に一連の動作と
して実行される。
【0019】上記構成において、上記カートリッジケー
ス内に、上記シャッターを上記開位置から上記閉位置へ
付勢するための第2付勢手段を設けることができる。
【0020】この構成によれば、シャッターは第2付勢
手段により、常時、開位置から閉位置に自動的に付勢さ
れるので、シャッターに外力が作用していない時には、
たとえば、ディスクカートリッジがドライブ機構から取
り出されている時などには、シャッターは、開位置から
閉位置に自動的に移動し該閉位置においてカートリッジ
ケースにロックされる。つまり、この構成により、シャ
ッターに外力が作用していない場合における、シャッタ
ーの閉位置におけるロック状態が保証される。
【0021】ところで、上記係止解除手段は、上記の如
く、ドライブ機構に備えられているシャッター駆動部材
の駆動力成分が、たとえば、カートリッジケースのスラ
イド面に垂直な垂直成分や、該スライド面に平行な平行
成分を含んでいるときに、操作(駆動)される。ここ
で、上記垂直成分により駆動される係止解除手段を垂直
成分駆動型係止解除手段と称し、一方、上記平行成分に
より駆動される係止解除手段を平行成分駆動型係止解除
手段と称することにする。
【0022】次に、上記係止解除手段を垂直成分駆動型
係止解除手段として構成する場合と、平行成分駆動型係
止解除手段として構成する場合とに分けて説明する。
【0023】先ず、係止解除手段を垂直成分駆動型係止
解除手段として構成する場合について説明する。
【0024】この場合、たとえば、上記係止機構の上記
第1係止手段は、上記カートリッジケースの上記突出係
合部に対するスライド面に形成された係止凹部又は係止
穴から構成し、上記第2係止手段は、上記係止凹部又は
係止穴に係止可能な係止突起を一端部に備え且つ上記ス
ライド面に対するスライド直角方向、つまりスライド面
に対するスライド方向における直角方向、に回動軸を有
する第1回動接続部を他端部に備えた係止部材から構成
し、上記係止解除手段は、上記係止部材の第1回動接続
部に回動自在に接続された第2回動接続部を一端部に備
え中央部に上記回動軸に平行な回動軸を有する回動支持
部を備え上記シャッター駆動部材の被操作部を他端部に
備えた係止解除部材から構成することができる。
【0025】この構成によれば、係止解除部材の他端部
(つまり、被操作部)が、シャッター駆動部材の上記垂
直成分を含む駆動力により、たとえば,上記カートリッ
ジケースのスライド面方向に押圧(付勢)されると、係
止解除部材は、第1付勢手段の付勢力に抗して、回動支
持部を中心として回動する。この結果、係止解除部材の
一端部は、スライド面から離隔する方向に移動せしめら
れ、該移動に伴って、上記一端部が有する第2回動接続
部に回動自在に接続されている係止部材の第1回動接続
部もスライド面から離隔する方向に移動せしめられる。
この結果、係止部材の係止突起は、スライド面に形成さ
れた係止凹部又は係止穴との係合から解放され、シャッ
ターのカートリッジケースに対するロック状態は解除さ
れる。次いで、当該ロック解除状態において、シャッタ
ー駆動部材がシャッターの突出係合部に平行成分を含む
駆動力を作用させると、たとえば、係止部材の係止突起
がスライド面上をスライドし、シャッターは、閉位置か
ら開位置へ移動する。一方、シャッターが開位置から閉
位置へ移動せしめられると、たとえばスライド面上をス
ライドしていた係止部材の係止突起は、第1付勢手段に
よって、自動的に、スライド面の上記係止凹部又は係止
穴に係止せしめられ、この結果、シャッターは、閉位置
にロックされる。
【0026】この垂直成分駆動型係止解除手段を有する
ディスクカートリッジのシャッターは、左右両方向へス
ライド可能に構成することができる。
【0027】すなわち、上記シャッターは、上記ヘッド
アクセス用開口の上記閉位置を中立位置として、左右両
方向へスライド可能に構成され、上記係止解除手段は、
上記係止解除部材を一対備え、各係止解除部材の上記第
2回動接続部は、上記係止部材の上記第1回動接続部に
回動自在に接続されると共に、各係止解除部材の上記被
操作部は、シャッターのスライド方向に対して突出係合
部の両側に位置することができる。
【0028】次に、上記係止解除手段を前記平行成分駆
動型係止解除手段として構成する場合について説明す
る。
【0029】この場合、たとえば、上記係止機構の上記
第1係止手段は、上記カートリッジケースの上記突出係
合部に対するスライド面に形成された係止凹部又は係止
穴から構成し、上記第2係止手段は、係止凹部又は係止
穴に係止可能な係止突起を備えた係止部材であってシャ
ッターのスライド方向において係止突起から離れるにつ
れて上記スライド面から離隔する傾斜面を備えた係止部
材から構成し、上記係止解除手段は、上記傾斜面に当接
可能な当接面を傾斜面に対して一端部に備え上記シャッ
ター駆動部材の上記被操作部を傾斜面に対して他端部に
備えた係止解除スライダーであって上記係止突起が上記
係止凹部又は係止穴に係止する上記係止位置に対応する
第1位置と上記係止突起が上記凹部又は係止穴との係止
から解放される上記非係止位置に対応する第2位置との
間でシャッター本体に対してスライド自在である係止解
除スライダーから構成することができる。
【0030】この構成によれば、係止解除スライダーの
他端部(つまり、被操作部)が、シャッター駆動部材の
上記平行成分を含む駆動力により、上記カートリッジケ
ースのスライド面に略平行に押圧(付勢)されると、係
止解除スライダーは、第1付勢手段の付勢力に抗して、
第1位置から第2位置へ、シャッター本体に対してスラ
イドを始める。係止部材の傾斜面は、シャッターのスラ
イド方向において係止突起から離れるにつれて上記スラ
イド面から離隔するように設けられているから、上記の
如く係止解除スライダーが第1位置から第2位置へスラ
イド面沿いに移動せしめられると、係止部材の係止突起
がスライド面の係止凹部又は係止穴に係止している間
は、係止解除スライダーの当接面が係止部材の傾斜面上
をスライドして、係止部材はスライド面から離れるスラ
イド面直角方向に移動せしめられる。この結果、係止部
材の係止突起は、スライド面に形成された係止凹部又は
係止穴との係合から解放され、シャッターのカートリッ
ジケースに対するロックは解除される。当該ロック解除
状態において、さらにシャッター駆動部材がシャッター
の突出係合部に平行成分を含む駆動力を作用させると、
たとえば、係止部材の係止突起がスライド面上をスライ
ドし、シャッターは、閉位置から開位置へ移動する。一
方、シャッターが開位置から閉位置へ移動せしめられる
と、係止部材の係止突起は、第1付勢手段の付勢力によ
り、該閉位置において、スライド面の係止凹部又は係止
穴方向に移動する。この移動につれて、係止解除スライ
ダーの当接面は、係止部材の傾斜面上をスライドし、係
止解除スライダーは、スライド面と略平行に係止部材の
係止突起から離れる方向に、つまり第2位置から第1位
置へ、移動する。そして、係止部材の係止突起が係止凹
部又は係止穴に係止されると、シャッターは、閉位置に
ロックされる。
【0031】この平行成分駆動型係止解除手段を有する
ディスクカートリッジのシャッターは、左右両方向へス
ライド可能に構成することができる。
【0032】すなわち、上記シャッターは、上記ヘッド
アクセス用開口の上記閉位置を中立位置として、左右両
方向へスライド可能に構成され、上記係止部材は、係止
部材本体に関して、上記傾斜面を上記スライド方向に一
対対称に備え、上記係止解除手段は、上記各傾斜面に対
応して、係止解除スライダーを一対備えることができ
る。
【0033】上記構成において、上記一対の係止解除ス
ライダーは、互いに一体的に形成され、係止解除スライ
ダーの上記当接面は、上記傾斜面に対して相補形状に形
成されることが好ましい。
【0034】この構成によれば、係止解除スライダーを
一対の別部材として準備する必要がなく、組み立て部品
数を減じることができる。つまり、製造工程数を減らし
て、コストダウンが実現される。
【0035】上記各構成において、上記シャッターの上
記突出係合部は、その内面に上記スライド面直角方向に
延在するガイド突起を備え、且つ、上記係止部材は、該
ガイド突起にスライド自在に係合するガイド溝を備え、
係止部材の上記係止突起が、上記スライド面に形成され
た上記凹部又は上記係止穴に対して、上記係止位置と上
記非係止位置との間で案内されるようにすることが好ま
しい。
【0036】この構成によれば、係止部材の係止突起
が、スライド面に形成された係止凹部又は係止穴との係
合から解放されているときにも、つまり非係止位置に位
置しているときにも、係止部材は、ガイド突起とガイド
溝とからなる案内機構に案内されている状態にある。従
って、この係止突起が、付勢手段の付勢力により、上記
非係止位置から係止位置(つまり、係止凹部又は係止穴
に係止する位置)に移動せしめられるとき、この係止突
起は、係止凹部又は係止穴内に確実に案内される。
【0037】上記各構成において、上記第1付勢手段は
板バネであり、板バネの両端部は、上記シャッターの上
記突出係合部の内面により支持され、且つ、板バネの中
央部は、上記係止部材の上記係止突起を上記スライド面
の上記係止凹部又は係止穴の方向に付勢するようにする
ことができる。
【0038】或いは,選択的に、上記第1付勢手段は、
弾発コイルスプリングであり、コイルスプリングの一端
部は、上記シャッターの上記突出係合部の内面により支
持され、且つ、コイルスプリングの他端部は、上記係止
部材の上記係止突起を上記スライド面の上記係止凹部又
は係止穴の方向に付勢するようにすることができる。
【0039】或いは、選択的に、上記係止部材は、上記
第1付勢手段としての弾性部材を含み、弾性部材の一部
は、上記シャッターの上記突出係合部の内面により支持
され、弾性部材の弾性により、上記突出係合部の内面に
対して、係止部材の上記係止突起を上記スライド面の上
記係止凹部又は係止穴の方向に付勢するようにすること
ができる。
【0040】この構成において、弾性部材は、係止部材
と一体的に形成されることが好ましい。この構成によ
り、組み立て部品数を減じることができ、製造工程数を
減らして、コストダウンが実現される。
【0041】或いは、選択的に、上記シャッターの上記
突出係合部は、上記第1付勢手段としての弾性部材を内
側に含み、弾性部材の一部は、上記係止部材に当接し、
弾性部材の弾性により、係止部材の上記係止突起を上記
スライド面の上記係止凹部又は係止穴の方向に付勢する
ようにすることができる。
【0042】この構成において、弾性部材は、突出係合
部と一体的に形成されることが好ましい。この構成によ
り、組み立て部品数を減じることができ、製造工程数を
減らして、コストダウンが実現される。
【0043】前記したように、上記第2係止手段、上記
係止解除手段及び第1付勢手段は、それぞれ別部材で構
成することも、或いは、第2係止手段と第1付勢手段と
を一部材で一体的に構成することもできるが、好ましく
は、部品点数の低減するために、上記第2係止手段、上
記係止解除手段及び第1付勢手段の三者を一部材で、一
体化係脱手段として、一体的に構成するのがよい。この
一体化係脱手段は次のような構成である。
【0044】すなわち、一体化係脱手段は、上記第2係
止手段に対応しかつ中央に位置する係止ブロックと、上
記係止解除手段にそれぞれ対応しかつ係止ブロックの両
側に位置する一対の係止解除ブロックと、上記第1付勢
手段にそれぞれ対応しかつ係止ブロックと各係止解除ブ
ロックとを連結する一対のスプリングアームとを、大略
一直線状に延在すべく、一部材で一体的に構成してな
る。係止ブロックは、係止凹部又は係止穴に係止可能な
上記係止突起を備える。上記各係止解除ブロックは、そ
の大略中央部に、上記シャッターに対して回動する回動
支点部を有するとともに、上記シャッター駆動部材の上
記被操作部を最外端部に備える。そして、上記シャッタ
ー駆動部材が何れか一方の係止解除ブロックの被操作部
に作用してこれを押下するとき、当該係止解除ブロック
がその支点部を支点にして回動し、この回動に伴って、
係止ブロックを各スプリングアームのバネ力を介して非
係止位置の方向に引き上げて、その係止突起の係止凹部
又は係止穴に対する係止を解除するように、構成する。
【0045】上記構成によれば、各スプリングアームの
バネ力は、係止ブロックが係止位置にあるときには、そ
の係止突起をカートリッジケース側の係止凹部又は係止
穴に向けて付勢するように作用し、また、シャッター駆
動部材が係止解除ブロックの被操作部を押下し、それに
伴って、係止解除ブロックが回動したときには、係止ブ
ロックを非係止位置に引き上げるように作用する。この
ようなスプリングアームの作用は、それがスプリング部
材よりなるが故に可能である。すなわち、スプリングア
ームは可撓性(バネ性)を有しているので自在に変形す
ることができ、このため、係止解除ブロックが回動して
係止部材に対する位置関係が変化しても、その相対位置
関係の変化はスプリングアームで吸収され、係止ブロッ
クが無理なく非係止位置に移動できる。
【0046】上記構成において、上記係止ブロックを係
止位置の方向に付勢する第2の第1付勢手段を別部材と
して、さらに、備えてもよい。前記したように、スプリ
ングアーム自体が係止ブロックを係止位置の方向に付勢
するバネ力を有しているが、第2の第1付勢手段を備え
ることで、係止ブロックをより確実に係止位置に保持で
きる。
【0047】上記各構成において、上記シャッターは、
上壁側プレートと底壁側プレートとを備え、各プレート
は、夫々、上記カートリッジケースの上壁と底壁に沿っ
てスライドするスライド壁面と、各スライド壁面の上端
からL字状に屈曲してカートリッジケースのスライド面
(つまり、ドライブ機構挿入側側面)に沿ってスライド
する接続壁面とからなり、各接続壁面同士が突き合わせ
接続されることにより、シャッター全体がコの字状に構
成され、各接続壁面は、略同寸法の突出長さを有し、上
記突出係合部は、両スライド壁面の上部の一部と両接続
壁面の一部とで構成されることが好ましい。この突き合
わせ接続は、たとえば、接着剤を用いての接着や、融着
等によりなされることができる。
【0048】上記各接続壁面同士の上記突き合わせ接続
は、たとえば、上記上壁側プレートと上記底壁側プレー
トとが上記カートリッジケースへ組み付けられた後に、
融着(溶着)によりなされることができる。
【0049】この構成によれば、上壁側プレートが有す
る接続壁面の突出長さ、つまり接続壁面のカートリッジ
ケースの厚さ方向長さと、底壁側プレートが有する接続
壁面の突出長さ、つまり接続壁面のカートリッジケース
の厚さ方向長さとは、相互に略等しくなる。すなわち、
この構成の両プレート(シャッタープレート)が、たと
えば、射出成形で形成される場合、その形成段階で生じ
るヒケや成形収縮により、各接続壁面の各自由端は理想
位置(設計位置)に対してカートリッジケース側に夫
々、若干、位置ズレを生じるが、上記の如く各接続壁面
のカートリッジケースの厚さ方向長さは互いに略等しい
ので、当該位置ズレのズレ量(大きさ)も互いに略等し
くなる。従って、底壁側プレートと上壁側プレートとの
固定時において、各接続壁面の自由端は、相互に対応す
る位置に位置しているため、該各自由端を相互に正確に
固定させることができる。換言すれば、この構成によ
り、両プレートの形成段階で生じるヒケや成形収縮の影
響に実質的に左右されずに、両プレートを互いに正確に
固定することができるシャッターが提供される。
【0050】上記構成において、上記第1係止手段は、
上記スライド面に形成された係止穴からなり、係止穴
は、スライド面の外面側から内面側に内径が大きくなる
テーパ内周面により形成され、上記係止突起は、自由端
側から上記係止部材の本体側に外径が小さくなるテーパ
外周面を有することが好ましい。
【0051】この構成によれば、係止突起が係止穴内に
係止している状態でシャッターつまり係止部材にスライ
ド面に対するスライド方向の力が作用したとき、このス
ライド方向の力は、テーパ内周面とテーパ外周面とを互
いにスライドさせて、係止突起をスライド面直角方向で
あってカートリッジケースの内方面に移動させようとす
る力、つまり係止突起の係止穴に対する抜け方向(外れ
方向)とは逆方向に作用する力、に変換される。従っ
て、シャッターが閉位置にロックされている状態におい
て、シャッターにスライド方向の力が不用意に作用して
も、当該ロック状態は容易に解除されない。
【0052】上記構成において、上記接続壁面の一方
は、突き合わせ自由端面に上記カートリッジケースの厚
さ方向の凸部及び/又は凹部を有し、上記接続壁面の他
方は、突き合わせ自由端面に上記一方の上記凸部に嵌合
する凹部及び/又は上記一方の上記凹部に嵌合する凸部
を有し、上記各接続壁面同士の上記突き合わせ接続は、
上記各突き合わせ自由端面の凸部と凹部とが互いに嵌合
せしめられた状態でなされることが好ましい。
【0053】この構成によれば、各突き合わせ自由端面
が上記凸部と凹部とにより相互に位置決めされた状態
で、各接続壁面同士の突き合わせ接続がなされるため、
底壁側プレートと上壁側プレートとは、互いに、より正
確に接続される。
【0054】また、この構成によれば、上記凸部と凹部
とにより、各接続壁面同士の突き合わせ接続面積が増大
する。つまり、上記各接続壁面同士の接続強度が大きく
なり、誤ってカートリッジケースを落下させたりした場
合等における接続壁面同士の接続部の分離(たとえば剥
れや割れ)が効果的に防止される。
【0055】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の第1及び第2
の実施形態を、図1〜20に従って詳細に説明する。
【0056】先ず、第1の実施形態に係るディスクカー
トリッジを、図1〜8に従って説明する。
【0057】このディスクカートリッジは、該ディスク
カートリッジを駆動するドライブ機構が備えるドライブ
ピンの駆動力成分に、カートリッジケースの突出係合部
に対するスライド面に垂直な垂直成分を含んでいるとき
に係止解除手段が作動するタイプのディスクカートリッ
ジとして構成される。すなわち、このディスクカートリ
ッジは、垂直成分駆動型係止解除手段を備えたディスク
カートリッジとして構成される。
【0058】図1,2は、本実施形態に係るディスクカ
ートリッジを示した平面図である。図に示すように、こ
のディスクカートリッジは、方形薄板形状の中空のカー
トリッジケース100と、該カートリッジケース100
の内側に回転可能に収納されたディスク状記録媒体30
0(図2参照)と、カートリッジケース100に対して
左側面112方向と右側面110方向に、つまり左右側
面112,110方向に、スライド自在に設けられたシ
ャッター200とを備えている。なお、この左右側面1
12,110方向は、以下、左右方向と称する。
【0059】このカートリッジケース100は、夫々プ
ラスチックで成形され互いに略同じ厚さを有する上壁側
ハーフシェル104と底壁側ハーフシェル116(図3
〜5参照)とを重ね合わせた構成になっており、各上壁
側ハーフシェル104と底壁側ハーフシェル116は、
夫々、各ハーフシェル本体の中央部から、ディスクカー
トリッジを駆動するドライブ装置にこのディスクカート
リッジを装填するときに最初に挿入されるディスクカー
トリッジの一側面方向、に向けてヘッドアクセス用開口
102が形成されている。以下、当該一側面をドライブ
装置挿入側側面106(又は,スライド面106)と称
する。図1,2は、この上壁側ハーフシェル104のみ
を示しているが、図3〜5に示す底壁側ハーフシェル1
16も同様に形成されており、上壁側ハーフシェル10
4と底壁側ハーフシェル116の各ヘッドアクセス用開
口102, 102は、互いに対応する位置に設けられて
いる。
【0060】このシャッター200は、プラスチックで
形成されている。このシャッター200は、開口10
2, 102を閉じる位置(閉位置)を中立位置として、
その左右両方向に、スライド自在に構成されている。図
1は、シャッター200がカートリッジケース100の
開口102を閉じている状態を示しており、一方、図2
は、シャッター200がカートリッジケース100の開
口102を開けている状態を示している。なお、図中、
参照符号108は、上壁側ハーフシェル104と底壁側
ハーフシェル116の各外面(表面)における、シャッ
ター200のスライド領域に対応する凹面(凹部)10
8を示しており、参照符号302は、ディスク状記録媒
体300の回転軸部を示している。
【0061】このシャッター200は、カートリッジケ
ース100のドライブ装置挿入側側面106から外側に
突出し不図示のドライブ装置が備えるドライブピン40
0と係合する、内側に空間を有する突出係合部202を
備えている。この突出係合部202は、カートリッジケ
ース100に対するスライド両方向に、つまり左右両方
向に、つまり突出係合部202の左右両肩部に、ドライ
ブピン400の挿入空間を形成すると共にドライブピン
400の当接部202bを形成する切り欠き部202a
を備えている。図1は、一例として、ドライブピン40
0がこの突出係合部202の左切り欠き部202a内に
挿入された状態を示しており、一方、図2は、そのドラ
イブピン400が左切り欠き部202aの当接部202
bに当接した状態でシャッターを中立位置(閉位置)に
対して右方向にスライドさせた状態を示している。
【0062】このシャッター200は、上壁側ハーフシ
ェル104の外面上をスライドする上壁側シャッタープ
レート202Aと、底壁側ハーフシェル116の外面上
及びドライブ装置挿入側側面106上をスライドする底
壁側シャッタープレート202Bとが接続されてなる。
上記ドライブ装置挿入側面106上をスライドし内側に
スペースを備えた突出係合部202の本体は、この底壁
側シャッタープレート202Bの本体と一体的に成形さ
れており(従って、この底壁側シャッタープレート20
2Bは、図1における右側面又は左側面方向から見たと
き、突出係合部202の本体と底壁側シャッタープレー
ト202Bの本体とは、互いに略直交する方向に延在す
る)、一方、上壁側シャッタープレート202Aは、図
1に示すシャッター200の平面視輪郭を有しかつ上記
底壁側シャッタープレート202Bに適合する平板状部
材から形成されている。ディスクカートリッジの組み立
て段階において、図7等に示す後述のパーツが底壁側シ
ャッタープレート202Bの突出係合部202の内側の
スペース内に取り付けられた後、底壁側シャッタープレ
ート202Bと上壁側シャッタープレート202Aと
は、突出係合部202において、当該両プレート202
A,202Bがカートリッジケース100の底壁側ハー
フシェル116と上壁側ハーフシェル104とを夫々挟
むように、たとえば、超音波溶接等で、互いに固定され
る。なお、上記説明から明らかなように、上記カートリ
ッジケース100のドライブ装置挿入側側面106は、
上壁側ハーフシェル104の一部と、底壁側ハーフシェ
ルの一部とから構成される。
【0063】さて、このシャッタープレート200の突
出係合部202、及び、当該突出係合部202に対応す
るカートリッジケース100のドライブ装置挿入側側面
106の周辺部等は、具体的には、次のように構成され
る。その構成について、図1のカートリッジケース等の
要部を一部破断させて拡大状態で示した断面図である図
3〜5と、図3のVI−VI線断面図である図6と、突
出係合部202の内側に備えられているパーツを図1の
ドライブ装置挿入側側面106に対して直角方向から示
した組み立て側面図である図7と、図7に示した各パー
ツを図1のカートリッジケースの平面方向から示した平
面図である図8とを参照しながら説明する。
【0064】すなわち、図3において、参照符号114
は、底壁側ハーフシェル116の内部に一体的に形成さ
れたスライダー係止用ストッパーであってヘッドアクセ
ス用開口102に対してドライブ装置挿入側側面106
寄りに形成されかつ左右方向に対して中央位置に設けら
れた該左右方向に細長のストッパー、116a,116
bは、相互に対向する各内面がストッパー114の左右
方向に対応する左右各端面114a,114bに当接す
る一対の左右スライダーであって夫々底壁側ハーフシェ
ル116に対向する側に左右方向に延在する各案内溝1
16c,116dを有する左右スライダー、120は、
該各スライダー116a,116bの案内溝116c,
116d内にスライド自在に係合するガイド突起であっ
て左右方向に延在するガイド突起、そして、118は、
該一対の左右スライダー116a,116bを互いに近
接する方向に付勢するための第2付勢手段としてのコイ
ルスプリングである。シャッター200は、その左右両
側の所定位置に内側に突出する一対のフック部201
a,201bを有している。各左右スライダー116
a,116bは、上記各左右フック部201a,201
bに、夫々、外側から当接している。左右両スライダー
116a,116bがスライダー係止用ストッパー11
4に両側から当接する位置は、シャッターの上記閉位置
(つまり、中立位置)に対応している。
【0065】この構成において、たとえば、ドライブピ
ン400により、シャッター202がカートリッジケー
ス100に対して閉位置から左方向に移動せしめられる
と、シャッター200の左フック部201aは左スライ
ダー116aの内側を左方向に押圧し、この結果、シャ
ッター200は、コイルスプリング118の付勢圧に抗
して、左スライダー116aを左方向に移動させなが
ら、閉位置から開位置へ移動せしめられる。このとき、
右スライダー116bの内面は、ストッパー114の右
面114bに当接した状態に維持されるから、右スライ
ダー116bは、ストッパー114に対して静止状態を
維持する。そして、シャッター200が当該開位置に位
置している状態で外力を解放すると、コイルスプリング
118の付勢圧により、左スライダー116aの内面は
シャッター200の左フック部201aを右方向に付勢
し、この結果、シャッター200は、開位置から閉位置
へ右方向にスライドせしめられる。一方、ドライブピン
400により、シャッター202がカートリッジケース
100に対して閉位置から右方向に移動せしめられて
も、上記同様に、該シャッター200及び右スライダー
116bは右方向に移動し、シャッター200が当該開
位置に位置している状態で外力を解放すると、上記同
様、コイルスプリング118の付勢圧により、シャッタ
ー200は、開位置から閉位置へ左方向にスライドせし
められる。
【0066】上記突出係合部202に対するスライド面
としての上記ドライブ挿入側側面106を備えたドライ
ブ装置挿入側側壁122は、図3〜5に示すように、カ
ートリッジケース100に対してシャッターを200を
上記閉位置(中立位置)でロック(係止)する係止機構
の第1係止手段として、左右方向における中央部に係止
穴124を備えている。当該係止穴124は、側面視円
形状に形成されている。
【0067】一方、シャッター200の突出係合部20
2の左右両側に設けられている切り欠き部202aは、
突出係合部202の内側と連通する中空部として形成さ
れている。そして、この突出係合部202の内側には、
第1付勢手段としての板バネ248と、第2係止手段と
しての係止部材212と、係止解除手段としての一対の
左右係止解除部材230A,230Bとを備えている。
【0068】より具体的には、この突出係合部202の
最も外側に延在する天壁つまり最外壁204の内面に
は、左右方向に相互に所定間隔を置いて固定された板バ
ネ固定用の一対の固定ピン206a,206bが設けら
れている。上記板バネ248は、突出係合部202の内
方向に凸に形成された中央凸部248aを有しており、
その両端は、上記固定ピン206a,206bにより突
出係合部202の最外壁204の内面に対して固定され
ている。この板バネ248に対して、ドライブ装置挿入
側側面106寄りの位置には、上記係止穴124に対し
て係止/非係止自在である側面視円形状の係止突起21
2aを一端部に備えると共にドライブ装置挿入側側面1
06に対してスライドする方向に直交する方向に回動軸
としての貫通穴210を他端部に備えた係止部材212
が配置されている。この係止部材212の他端部は、板
バネ248の上記中央凸部248aにより、ドライブ装
置挿入側側壁122の上記係止穴124方向に、つまり
係止部材212の係止突起212aが係止穴124に係
止する方向に、常時、付勢されている。この係止部材2
12に対して、カートリッジケース100の表裏面側に
は、一対の左右係止解除部材230A,230Bが設け
られている。
【0069】すなわち、各係止解除部材230A,23
0Bは、夫々、係止部材212の貫通穴210に回動自
在である回動ピン232a,232bを一端部に備え中
央部に係止部材212の上記貫通穴210に平行な貫通
穴234a,234bを支持回動軸として備えドライブ
ピン400の被操作部240a,240bを他端部に備
えている。各係止解除部材230A,230Bの各貫通
穴234a,234b内には、係止部材212の上記貫
通穴210に平行な回動ピン236a,236bであっ
て、シャッター200の突出係合部202の表裏面構成
壁238a,238b(図6参照)に接続された回動ピ
ン236a,236bが延在している。つまり、上記一
対の左右係止解除部材230A,230Bは、図3,
7,8に良く示すように、上記各回動ピン232a,2
32bが係止部材212の共通の貫通穴210を介して
互いに連動しており、これらの一対の左右係止解除部材
230A,230Bは、該係止部材212に対して、左
右方向に対称に配置されている。この構成において、各
係止解除部材230A,230Bの被操作部240a,
240bは、突出係合部202の各左右切り欠き部20
2aから外部に露出している。
【0070】係止部材212の係止突起212aがスラ
イド面106の係止穴124に係止する係止位置は、シ
ャッター200のカートリッジケース100に対する閉
位置(中立位置)に対応して設けられており、当該係止
位置において、シャッター200は、カートリッジケー
ス100に対して閉位置でロックされた状態に維持され
る。
【0071】この構成において、たとえば、シャッター
200が閉位置に位置している場合を想定して説明する
と、ドライブピン400が、左係止解除部材230Aの
被操作部240a、又は右係止解除部材230Bの被操
作部240b、にスライド面106に略直交する駆動力
成分を作用させた場合、左右係止解除部材230A,2
30Bは、板バネ248の付勢力に抗して、各回動ピン
236a,236bを中心として回動し、係止部材21
2の係止突起212aは、図3に示す如くスライド面1
06に設けられている係止穴124内に係止している係
止位置から、図4に示す如く当該係止穴124との係止
から解放される非係止位置へ移動せしめられる。つま
り、カートリッジケースに対するシャッターのロックが
解除される。一方、係止突起212aが図4に示す如く
非係止位置にある状態で、ドライブピン400がスライ
ド面から離れる方向に移動すると、係止部材212の係
止突起212aは、板バネ248の付勢圧によって係止
位置方向に移動し、図3に示す如くスライド面106の
係止穴124内に係止する。つまり、カートリッジケー
スに対してシャッターはロックされる。
【0072】上記係止部材212は、図6,7に良く示
すように、突出係合部202のスライド面106に対す
るスライド方向(左右方向)に対して、貫通穴210の
両側に、カートリッジケースの表裏面方向に夫々突出す
る一対の案内溝形成突起242a,242bが形成され
ている。各案内溝形成突起242a,242bには、ス
ライド面106に対して直角方向に案内溝244a,2
44bが夫々形成されている。一方、この係止部材21
2の各案内溝244a,244bに対応する各突出係合
部202の表裏面構成壁238a,238bの内面に
は、スライド面106に対して直交する方向に案内突起
246a,246bが夫々形成されている。この構成に
おいて、係止部材212の各各案内溝244a,244
bは、各表裏面構成壁238a,238bの案内突起2
46a,246bに対してスライド自在になっている。
【0073】なお、本実施形態に係るディスクカートリ
ッジは、各左右係止解除部材230A,230Bの各被
操作部240a,240bに、スライド面106に垂直
な方向に駆動力が作用したときに、係止部材212の係
止突起212aは図3に示す係止位置から図4に示す非
係止位置へ移動せしめられ、これにより、カートリッジ
ケース100に対するシャッター200のロックが解除
されるように構成されている。
【0074】次に、上記構成の本実施形態に係るディス
クカートリッジの動作を説明する。
【0075】先ず、シャッター200が閉位置(図1参
照)に位置しているディスクカートリッジがドライブ機
構内に挿入されると、そのドライブ機構が備えるドライ
ブピン400は、たとえば、図3中、矢印で示すよう
に、左係止解除部材230Aの非操作部240aに接近
して、該非操作部240aをスライド面106に対して
直交する方向に押圧(付勢)する。この結果、スライド
面106の係止穴124内に係止していた、つまり係止
位置に位置していた、係止部材212の係止突起212
aは、図4に示すように、非係止位置に、つまり係止穴
124との係止から解放される位置に、移動せしめられ
る。つまり、カートリッジケース100に対するシャッ
ター200のロックが解除される。
【0076】次いで、ドライブピン400が、この左係
止解除部材230Aの被操作部240aに対する付勢状
態を維持しながら、図4中、矢印で示すように、シャッ
ター200がスライド右方向に移動すると、ドライブピ
ン400は、シャッター200の突出係合部202の最
外壁204の左端、つまり当接部202b、に当接し、
シャッター200は、該ドライブピン400によりカー
トリッジケース100に対して右方向に移動せしめら
れ、図2に示す如くヘッドアクセス用開口102が開口
する。このシャッター200の右方向移動時において、
係止部材212は板バネ248によりスライド面106
方向に付勢されているので、係止部材212の係止突起
212aの先端面252(図8(b)参照)は、スライ
ド面106上をスライドする。
【0077】さらに、図2に示す如くシャッター200
が開位置に位置している状態から、ドライブピン400
がシャッター200の閉位置方向に移動すると、この移
動に伴って、シャッター200は、第2付勢手段である
コイルスプリング118の付勢力の作用を受けて、閉位
置方向である左方向に自動的にスライドする。この左方
向移動時において、係止部材212は板バネ248によ
りスライド面106方向に付勢されているので、係止部
材212の係止突起212aの先端面252(図8
(b)参照)は、スライド面106上をスライドする。
そして、係止部材212の係止突起212aが、図4に
示す如くスライド面106の係止穴124上に位置した
とき、板バネ248の付勢力の作用を受けて、係止突起
212は、係止穴124内に移動せしめられ、シャッタ
ー200は、カートリッジケース100に対してロック
される。
【0078】ドライブピン400により、シャッター2
00がカートリッジケース100に対して右側面110
方向に駆動される場合を説明したが、ドライブピン40
0により、シャッター200がカートリッジケース10
0に対して左側面112方向に駆動される場合は、ドラ
イブピン400及びシャッター200の移動方向が逆に
なるだけで、その動作は、上記同様に行われる。
【0079】この実施形態によれば、カートリッジケー
ス100に対するシャッター200のロック機構をな
す、係止機構(第1係止手段であるスライド面106に
形成した係止穴124と、第2係止手段である係止部材
212)と、第1付勢手段である板バネ248と、係止
解除手段である係止解除部材230A,230Bのう
ち、カートリッジケース側に備えられる係止機構の第1
係止手段である係止穴124を除いて、係止機構の第2
係止手段である係止部材212と、第1付勢手段である
板バネ248と、係止解除手段である係止解除部材23
0A,230Bとは、シャッター200の突出係合部2
02内側のスペースに配置されている。つまり、ロック
機構をなす構成要素の設置スペースに、カートリッジケ
ース100側のスペース(つまり、スライド面106の
係止穴124)のみならず、シャッター側のスペースを
も用いたことにより、その設置スペースは、シャッター
側のスペース分、実質的に増大することになり、ロック
機構の構成や設計や取り付けは容易化できる。
【0080】また、この構成によれば、上記の如く、ド
ライブ機構のドライブピン400の垂直駆動力により、
先ず、シャッター200のロック機構が解除された後、
ドライブピン400の平行駆動力により、シャッター2
00のスライド動作が実現される。つまり、ドライブピ
ン400の駆動力により、シャッター200のロック解
除とスライド駆動動作とが自動的に一連の動作として実
行される。
【0081】また、上記係止部材212が有する案内溝
244a,244bと、突出係合部202の内面が有す
る案内突起246a,246bとからなる案内溝によ
り、係止部材212の係止突起212aが図3に示す係
止位置と図4に示す非係止位置との間で移動するとき、
係止突起212aの貫通穴210を通る軸中心軸250
(図8(b)参照)は、常時、スライド面106に対し
て直角方向に位置し、当該軸中心軸250の傾動が防止
される。つまり、シャッター200が閉位置に位置する
ときには、係止部材212の係止突起212aの先端面
252は、常時、スライド面106の係止穴124に対
して位置決めされていることになり、従って、シャッタ
ー200が閉位置に位置しており且つ係止解除部材23
0A,230Bの被操作部240a,240bに外力が
作用していないときには、係止部材212の係止突起2
12aは、確実に、スライド面106の係止穴124内
に係止せしめられる。
【0082】次に、第2の実施形態に係るディスクカー
トリッジを、図9〜14に従って、説明する。
【0083】このディスクカートリッジは、第1の実施
形態に係るディスクカートリッジとは異なり、該ディス
クカートリッジを駆動するドライブ機構が備えるドライ
ブピンの駆動力成分に、カートリッジケースの突出係合
部に対するスライド面に平行な平行成分を含んでいると
きに係止解除手段が作動するタイプのディスクカートリ
ッジとして構成される。すなわち、このディスクカート
リッジは、平行成分駆動型係止解除手段を備えたディス
クカートリッジとして構成される。
【0084】この第2の実施形態に係るディスクカート
リッジは、カートリッジケースと、第1係止手段である
係止穴とに関しては、第1の実施形態のものと同一基本
構成を有しており、一方、シャッターと、第2係止手段
と、第1付勢手段と、係止解除手段とに関しては、第1
の実施形態のものとは構成を異にする。以下、主に、当
該構成を異にするシャッターと、第2係止手段と、第1
付勢手段と、係止解除手段とに焦点を合わせて、この第
2の実施形態に係るディスクカートリッジについて説明
する。
【0085】この第2の実施形態に係るディスクカート
リッジのシャッター500は、図1,2に示す第1の実
施形態に係るシャッター200と大略同一の外形を有し
ており、また、第1の実施形態に係るシャッター200
と同様に、プラスチックで形成されている。さらに、ま
た、この第2の実施形態のシャッター500は、第1の
実施形態のディスクカートリッジが有するシャッター2
00と同様に、カートリッジケース100が表面側と裏
面側とに有する一対のヘッドアクセス用開口102, 1
02を閉じる位置(閉位置)を中立位置として、その左
右両方向にスライド自在に構成されている。
【0086】このシャッター500は、カートリッジケ
ース100のドライブ装置挿入側側面(スライド面)1
06から外側に突出し不図示のドライブ装置が備えるド
ライブピン600と係合する、内側に空間を有する突出
係合部502を備えている。この突出係合部502は、
カートリッジケース100に対するスライド両方向に、
つまり左右両方向に、つまり突出係合部502の左右両
肩部に、ドライブピン600の挿入空間を形成すると共
にドライブピン600の当接部502bを形成する切り
欠き部502a,502aを備えている。
【0087】このシャッター500は、上壁側ハーフシ
ェル104の外面上をスライドする上壁側シャッタープ
レート502A(図18参照)と、底壁側ハーフシェル
116の外面上及びドライブ装置挿入側側面(スライド
面)106上をスライドする底壁側シャッタープレート
502Bとから構成されている。上記ドライブ装置挿入
側面106上をスライドし内側にスペースを備えた突出
係合部502の本体は、この底壁側シャッタープレート
502Bの本体と一体的に成形されており(従って、こ
の底壁側シャッタープレート502Bは、図1に対応す
る図面における右側面又は左側面方向から見たとき、突
出係合部502の本体と底壁側シャッタープレート50
2Bの本体とは、互いに略直交する方向に延在する)、
一方、上壁側シャッタープレートは、図1に対応する図
面においてシャッター500の平面視輪郭を有しかつ上
記底壁側シャッタープレート502Bに適合する平板状
部材から形成されている。ディスクカートリッジの組み
立て段階において、図13に示す後述のパーツが底壁側
シャッタープレート502Bの突出係合部502の内側
スペース内に取り付けられた後、底壁側シャッタープレ
ート502Bと上壁側シャッタープレートとは、突出係
合部502において、当該両プレートがカートリッジケ
ース100の底壁側ハーフシェル116と上壁側ハーフ
シェル104とを夫々挟むように、たとえば、超音波溶
接等で、互いに固定される。
【0088】さて、このシャッタープレート500の突
出係合部502、及び、当該突出係合部502に対応す
るカートリッジケース100のドライブ装置挿入側側面
106の周辺部等は、具体的には、次のように構成され
る。その構成について、カートリッジケースの要部を一
部破断させて拡大状態で示した図3〜5に類似する図9
〜11と、図9のXII−XII線断面図である図12
と、突出係合部502内に備えられているパーツをドラ
イブ装置挿入側側面106に対して直角方向から示した
側面図であって図7に類似の側面図である図13と、図
13の各パーツの平面図である図14とを参照しながら
説明する。
【0089】すなわち、図9において、参照符号114
は、底壁側ハーフシェル116の内部に一体的に形成さ
れたスライダー係止用ストッパー、116a,116b
は、該スライダー係止用ストッパー114の左右両側面
に当接する一対の左右スライダー、118は、該一対の
左右スライダー116a,116bを互いに近接する方
向に付勢するための第2付勢手段としてのコイルスプリ
ングであり、左右両スライダー116a,116bがこ
のスライダー係止用ストッパー114に両側から当接し
てシャッターを、常時、カートリッジケース100に対
して閉位置(つまり、中立位置)方向に付勢する構成
は、上記第1の実施形態の構成と同一である。
【0090】上記突出係合部502に対するスライド面
としての上記ドライブ挿入側側面106を備えたドライ
ブ装置挿入側側壁122が、図9〜11に示すように、
カートリッジケース100に対してシャッターを500
を上記閉位置(中立位置)でロック(係止)する係止機
構の第1係止手段として、左右方向における中央部に係
止穴124を備えている構成は、上記の如く、第1の実
施形態に係る構成と同一である。
【0091】一方、シャッター500の突出係合部50
2の左右両側に設けられている各切り欠き部502a,
502aは、突出係合部502の内側と連通する中空部
として形成されている。そして、この突出係合部502
の内側には、第1付勢手段としてのプラスチック製の板
バネ状付勢部材548と、第2係止手段としてのプラス
チック製の係止部材512と、係止解除手段としての一
対の左右係止解除スライダー530A,530Bとを備
えている。
【0092】具体的には、この係止部材512は、図9
や図14(b)に良く示すように、スライド面106側
の中央部に、ドライブ装置挿入側側壁122に設けられ
ている係止穴124に対して係止/非係止自在である側
面視円形状の係止突起512aを備えると共に、該係止
突起512aの左右両側(つまり、カートリッジケース
100に対して上記左右両側面108,109側)に該
係止突起512aに対して対称に該係止突起512aか
ら離れる方向に順次形成されたスライド面当接平坦面5
12cと傾斜面512dとストッパー面512eとを備
えている。各スライド面当接平坦面512cは、図9に
示す如く上記係止部材512の係止突起512aがドラ
イブ装置挿入側壁122の係止穴124に係止するとき
にスライド面106に当接する平坦面として形成されて
おり、左右各傾斜面512dは、図9及び図14(b)
に示すように、シャッター500のスライド方向におい
て係止突起512aから離れるにつれてスライド面10
6から離隔する面として形成されており、そして、左右
各ストッパー面512eは、スライド面106に略直交
する面として形成されている。
【0093】この係止部材512には、係止突起512
aの反対側に、上記板バネ状付勢部材548が、スライ
ド面106と略直交する方向に付勢部材548は、突出
係合部502が有する天壁つまり最外壁504の内面所
定長さ延在する接続部512fを介して、一体的に形成
されている。この板バネ状に左右方向2箇所で当接する
当接脚部512g,512gを備えており、係止部材5
12は、板バネ状付勢部材548が有する弾性により、
突出係合部502が有する最外壁504の内面に対して
カートリッジケース110のスライド面106方向に、
常時、付勢される。この構成において、係止部材512
は、係止突起512aが図9に示す如くスライド面10
6の係止穴124内に係止する係止位置と、係止突起5
12aが図10に示す如くスライド面106の係止穴1
24との係止から解放される非係止位置との間で移動自
在である。
【0094】上記各係止解除スライダー530A,53
0Bは、図9に示す如く、突出係合部502の左右切り
欠き部502a内に、突出係合部502の本体に対して
左右方向にスライド自在に設けられている。各係止解除
スライダー530A,530Bは、夫々、図14(a)
(c)に良く示すように、係止部材512の対応する各
傾斜面512d,512dに当接/スライド可能であり
かつ各傾斜面512d,512dに対して相補形状に形
成されている駆動当接面530Aa,530Baと、係
止部材512の左右各ストッパー面512e,512e
に当接可能なストッパー面530Ab,530Bbと、
各駆動当接面530Aa,530Baの反対側に位置す
る被操作部530Ad,530Bdとを備えている。当
該各係止解除スライダー530A,530Bは、図に示
すように、スライド面106に平行に延在すると共にカ
ートリッジケース100の表裏面に対応する側に形成さ
れた各一対のガイド溝530Ac,530Bcを備えて
いる。一方、スライド面106に対して直交する方向に
延在する突出係合部502の内面には、スライド面10
6に平行に延在しかつ各ガイド溝530Ac,530B
cに対応しかつ当該各ガイド溝530Ac,530Bc
にスライド自在に設けられた不図示のガイド突起が備え
られている。これらのガイド溝530Ac,530Bc
とガイド突起とからなるガイド機構により、各係止解除
スライダー530A,530Bは、突出係合部502の
本体に対して、スライド面106に平行に、係止部材5
12の係止突起512aがスライド面106の係止穴1
24に係止する係止位置に対応する第1位置と、係止部
材512の係止突起512aがスライド面106の係止
穴124との係止から解放される非係止位置に対応する
第2位置との間でスライド自在になっている。
【0095】なお、図9〜11に示すように、この突出
係合部502の左右両端部には、シャッター500が閉
位置に位置するときに、左右各係止解除スライダー53
0A,530Bに当接して該各係止解除スライダー53
0A,530Bの第2位置から第1位置方向に対する移
動を規制するための規制突出部560a,560bが夫
々設けられている。この構成により、シャッター500
が閉位置に位置している状態で、左右各係止解除スライ
ダー530A,530Bが、突出係合部502に対し
て、第2位置から第1位置へ移動する際に、第1位置を
越えて移動することが防止されるようになっている。
【0096】上記係止部材512は、図12,13
(b)に良く示すように、カートリッジケース100の
表裏面に夫々対応する側に、スライド面106に対して
直交する方向に延在する複数の案内溝512j,512
kを備えている。一方、スライド面106に対して直交
する方向に延在する突出係合部502の内面には、スラ
イド面106に対して直交する方向に延在する複数の案
内突起であって上記案内溝512j,512kに対して
相補形状に形成され且つ案内溝512j,512kに対
してスライド自在に構成された案内突起502j,50
2kが備えられている。本実施形態においては、図12
に良く示すように、係止部材512の上記各案内溝51
2j,512kに対して、各一対の案内突起502j,
502kが突出係合部502の内面に設けられている。
これらの案内溝512j,512kと案内突起502
j,502kとからなる案内機構により、係止部材51
2は、突出係合部502の本体に対して、スライド面1
06に直交する方向にスライド自在である。
【0097】上記係止部材512の係止突起512aが
スライド面106の係止穴124に係止する係止位置
は、第1の実施形態と同様、シャッター500のカート
リッジケース100に対する閉位置(中立位置)に対応
して設けられており、当該係止位置において、シャッタ
ー500は、カートリッジケース100に対して閉位置
でロックされた状態に維持される。
【0098】なお、この第2の実施形態に係るディスク
カートリッジは、各係止解除スライダー530A,53
0Bの各被操作部530Ad,530Bdに、スライド
面106に平行な方向に駆動力が作用したときに、係止
部材512の係止突起512aは図9に示す係止位置か
ら図10に示す非係止位置へ移動せしめられ、これによ
り、カートリッジケース100に対するシャッター50
0のロックが解除されるように構成されている。
【0099】次に、上記構成の本実施形態に係るディス
クカートリッジの動作を説明する。
【0100】先ず、シャッター500が閉位置(図1参
照)に位置しているこのディスクカートリッジがドライ
ブ機構内に挿入されると、そのドライブ機構が備えるド
ライブピン600は、たとえば、図9中、矢印で示すよ
うに、左係止解除スライダー530Aの被操作部530
Adに接近する。なお、この閉位置において、左右の各
係止解除部材530A,530Bは、図9に示すよう
に、該各係止解除部材530A,530Bの駆動当接面
530Aa,530Baが係止部材512の各傾斜面5
12d,512dによって左右両方向に付勢された状態
で、夫々、第1位置に位置している。
【0101】次いで、ドライブピン600が、左係止解
除スライダー530Aの被操作部530Adに図10に
示す如くスライド面106に略平行な駆動力成分を右方
向に作用させると、図9に示す如く第1位置に位置して
いた左係止解除スライダー530Aは、図10に示す如
くスライド面106と平行に突出係合部502の内方向
に駆動される。このとき、左係止解除部材530Aの駆
動当接面530Aaは、スライド面106に平行な向き
に突出係合部502の本体に対してスライドしながら、
板バネ状付勢部材548の付勢力に抗して、係止部材5
12の傾斜面512d上をスライドする。上記の如く、
係止部材512の左右の傾斜面512d,512dは、
シャッター500のスライド方向(つまり、左右方向)
において係止突起512aから離れるにつれてスライド
面106から離隔する面として形成されているから、こ
の駆動当接面530Aaが傾斜面512d上をスライド
するにつれて、係止解除スライダー530Aのスライド
面106に対する平行駆動力成分は、係止部材512
を、スライド面106に対して直交する方向であってス
ライド面106から離隔する垂直方向に駆動する。つま
り、駆動当接面530Aaと傾斜面512dとの協動作
用により、係止解除スライダー530Aの平行駆動力成
分は、係止部材512の係止突起512aをスライド面
106の係止穴124から離隔させる方向に作用する垂
直駆動力成分に変換される。上記の如く、係止部材51
2の係止突起512aが、スライド面106の係止穴1
24内に位置している(つまり、係止位置に位置してい
る)ときには、係止部材512にしたがってシャッター
500は閉位置においてカートリッジケース100にロ
ックされた状態になっているが、さらに、ドライブピン
600が、左係止解除スライダー530Aの被操作部5
30Adに、右方向に、スライド面106に略平行な駆
動力成分を作用させると、図10に示す如く、左係止解
除スライダー530Aが第2位置に達した時に、係止部
材512の係止突起512aがスライド面106の係止
穴124との係合から解放されて(つまり、非係止位置
に移動せしめられて)、カートリッジケース100に対
するシャッター500のロックが解除される。このと
き、図10に示すように、係止部材512のスライド面
当接平坦面512cがスライド面106から隔てられる
と共に、係止部材512全体がスライド面106から隔
てられた状態になり、係止部材512の右傾斜面512
dと、右係止解除スライダー530Bの駆動当接面53
0Baとの間にギャップ(スペース)が形成される。そ
して、さらに、ドライブピン600が右方向に移動する
と、左係止解除スライダー530Aのストッパー面53
0Abが係止部材512の対応するストッパー面512
eに当接すると共に、ドライブピン600は突出係合部
502の当接部502bに当接する(図10参照)。そ
して、この当接状態から、さらに、図11の矢印で示す
ように左係止解除スライダー530Aがドライブピン6
00により右方向に移動せしめらると、図に示す如く、
係止部材512の係止突起512aの先端面552がス
ライド面106上を移動しながら、シャッター500は
閉位置から開位置へ移動せしめられる。このとき、図1
1に示す如く、係止部材512の右傾斜面512dは、
右係止解除スライダー530Bの駆動当接面530Ba
に当接し、右係止解除スライダー530Bは、突出係合
部502に対して第2位置に位置せしめられる。つま
り、このように、シャッター500が開位置に位置する
とき、図11に示す如く、左右の各係止解除部材530
A,530B部材は、いずれも、突出係合部502に対
して、第2位置に位置せしめられることになる。
【0102】次いで、図11に示す状態から、ドライブ
ピン600が、図中の矢印とは反対方向に移動すると、
シャッター500は、カートリッジケース100内のコ
イルスプリング118の付勢力により、上記開位置から
閉位置へ移動せしめられる。このとき、係止部材512
の係止突起512aの先端面552は、スライド面10
6上を係止穴124方向に移動し、この移動に伴って、
左係止解除スライダー530Aは、当該左係止解除スラ
イダー530Aのストッパー面530Abが係止部材5
12の対応するストッパー面512eに押圧された状態
で、カートリッジケース100の左側面112の方向へ
スライドせしめられる。
【0103】そして、係止部材512の係止突起512
aが図10に示す如く非係止位置に位置せしめられた状
態で、ドライブピン600が、さらに、図中の矢印が示
す方向とは反対の方向にスライド面106に沿って平行
に移動すると、係止部材512の係止突起512aは、
板バネ状付勢部材548の付勢圧によって自動的に非係
止位置から係止位置方向(つまり、スライド面106に
対して垂直方向)に移動し、図9に示す如くスライド面
106の係止穴124内に係止する。つまり、カートリ
ッジケースに対してシャッターはロックされる。この係
止突起512aの非係止位置から係止位置への移動に伴
って、左係止解除スライダー530Aの駆動当接面53
0Aaは、係止部材512の傾斜面512dに対してス
ライドする。この結果、係止部材512のスライド面1
06に対する垂直駆動力成分は、左係止解除スライダー
530Aをスライド面106に平行に第2位置(図10
参照)から第1位置(図9参照)へ移動させる平行駆動
力成分に変換される。
【0104】なお、シャッター500が開位置にある図
11の状態から、シャッター500が図10に示す閉位
置に移動するときに、たとえば、右係止解除部材530
Bの駆動当接面530Baが係止部材512の傾斜面5
12dに密着した状態でその移動が行われた場合には、
図10に示すシャッターの閉位置において、左係止解除
スライダー530Aのみならず右係止解除スライダー5
30Bも、突出係合部502に対して第2位置に位置し
ていることになる。しかし、この場合、上記左係止解除
スライダー530Aと同様に、係止部材512のスライ
ド面106に対する垂直駆動力成分は右係止解除スライ
ダー530Bをスライド面106に平行に第2位置から
第1位置へ移動させる平行駆動力成分に変換されるた
め、係止部材512の係止突起512aが図10に示す
非係止位置から図9に示す係止位置に移動するとき、右
係止解除スライダー530Bは、自動的に、図9に示す
如く第1位置に位置決めされる。
【0105】ドライブピン600により、シャッター5
00がカートリッジケース100に対して右方向に駆動
される場合を説明したが、ドライブピン600により、
シャッター500がカートリッジケース100に対して
左方向に駆動される場合は、ドライブピン600及びシ
ャッター500の移動方向が逆になるだけで、その動作
は、上記同様である。
【0106】この実施形態によれば、カートリッジケー
ス100に対するシャッター500のロック機構をな
す、係止機構(第1係止手段であるスライド面106に
形成した係止穴124と、第2係止手段である係止部材
512)と、第1付勢手段である板バネ状付勢部材54
8と、係止解除手段である係止解除スライダー530
A,530Bのうち、カートリッジケース側に備えられ
る係止機構の第1係止手段である係止穴124を除い
て、係止機構の第2係止手段である係止部材512と、
第1付勢手段である板バネ状付勢部材548と、係止解
除手段である係止解除スライダー530A,530Bと
の配置スペースには、シャッター500の突出係合部5
02の内側のスペースに配置される。つまり、ロック機
構をなす構成要素の設置スペースに、カートリッジケー
ス100側のスペース(つまり、スライド面106の係
止穴124)のみならず、シャッター側のスペースをも
用いたことにより、その設置スペースは、シャッター側
のスペース分、実質的に増大することになり、ロック機
構の構成や設計や取り付けは容易化できる。
【0107】また、この構成によれば、上記の如く、ド
ライブ機構のドライブピン600の平行駆動力により、
先ず、シャッター500のロック機構が解除された後、
当該平行駆動力により、シャッター500のスライド動
作が実現される。つまり、ドライブピン600の駆動力
により、シャッター500のロック解除とスライド駆動
動作とが自動的に一連の動作として実行される。
【0108】また、上記係止部材512が有する案内溝
512j,512kと、突出係合部502の内面が有す
る案内突起502j,502kとからなる案内機構によ
り、係止部材512の係止突起512aが図9に示す係
止位置と図10に示す非係止位置との間で移動すると
き、当該移動方向は、常時、スライド面に対して直交す
る方向となる。つまり、シャッター500が閉位置に位
置するときには、係止部材512の係止突起512aの
先端面552は、常時、スライド面106の係止穴12
4に対して位置決めされていることになる。従って、シ
ャッター500が開位置から閉位置にスライドせしめら
れると共に、係止解除スライダー530A,530Bの
被操作部530Ad,530Bdにドライブピン600
による外力が作用しなくなったときには、係止部材51
2の係止突起512aは、確実に、スライド面106の
係止穴124内に案内されて該係止穴に係止する。
【0109】上記第2の実施形態においては、シャッタ
ー500のスライド方向に対する係止部材512の両側
に、一対の係止解除スライダー530A,530Bを、
夫々、別体として配置しているが、係止解除スライダー
をこのように別体で設けることなく、当該係止解除スラ
イダーを1つの単体のスライダーとして設けることもで
きる。
【0110】以下に、このように係止解除スライダーを
1つの単体のスライダーとして設けたディスクカートリ
ッジを上記第2の実施形態に係る変形形態として、図1
5〜17を参照しながら説明する。
【0111】この変形形態に係るディスクカートリッジ
は、カートリッジケースと、第1係止手段である係止穴
とに関しては、第2の実施形態のものと同一基本構成を
有しており、一方、シャッターと、第2係止手段と、第
1付勢手段と、係止解除手段とに関しては、第2の実施
形態のものとは構成を異にする。以下、主に、当該構成
を異にするシャッターと、第2係止手段と、第1付勢手
段と、係止解除手段とに焦点を合わせて、この変形形態
に係るディスクカートリッジについて説明する。
【0112】図15,16,17は、上記第2の実施形態
の説明に用いた図9,10,11に夫々対応する図面であ
る。なお、図15においては、ドライブ装置挿入側側壁
122とストッパー114とを除くカートリッジケース
100側の構成(たとえば、左右スライダー116a,
116b、コイルスプリング118等)を省略してい
る。
【0113】このシャッター700は、カートリッジケ
ース100のドライブ装置挿入側側面(スライド面)1
06から外側に突出し不図示のドライブ装置が備えるド
ライブピン600と係合する、内側に空間を有する突出
係合部702を備えている。この突出係合部702は、
カートリッジケース100に対するスライド両方向に、
つまり突出係合部702の左右両肩部に、ドライブピン
600の挿入空間を形成すると共にドライブピン600
の当接部702b,702bを形成する切り欠き部70
2a,702aを備えている。このシャッター700の
突出係合部702の左右両側に設けられている各切り欠
き部702a,702aは、突出係合部702の内側と
連通する中空部として形成されている。この突出係合部
702のスライド面106側に位置するスライド面側構
成壁701には、係止突起712aをスライド面106
の係止穴124内に突出させるための貫通穴703を有
している。そして、この突出係合部702の内側には、
第2係止手段としてのプラスチック製の係止部材712
と、係止解除手段としての単一の係止解除スライダー7
30とを備えている。
【0114】より具体的には、この係止部材712は、
図15,17に良く示すように、スライド面106側の
中央部に、突出係合部702のスライド面側構成壁70
1に設けられた上記貫通穴703を通して、カートリッ
ジケース100のドライブ装置挿入側側壁122に設け
られている係止穴124に対して係止/非係止自在であ
る側面視円形状の係止突起712aを備えると共に、該
係止突起712aの左右両側(つまり、カートリッジケ
ース100に対して上記左右両側面108,109側)
に該係止突起712aに対して左右対称に該係止突起7
12aから離れる方向に順次形成された平坦面712c
と傾斜面712dと固定部712eとを備えている。シ
ャッター700のスライド方向における係止突起712
aの左右両側面は、ストッパー面712f,712fと
して構成されている。上記平坦面712cは、スライド
面106に対して略平行に形成されており、固定部71
2eは、突出係合部702の天壁つまり最外壁704の
内面に一体的に固定されている。また、係止部材712
の左右の各傾斜面712d,712dは、図15に示す
ように、シャッター700のスライド方向において係止
突起712aから離れるにつれてスライド面106から
離隔するスライド面として形成されている。この係止部
材712の傾斜面712dに対応する部分748は、肉
厚が小さく弾性を備えた板バネ状付勢部材として構成さ
れている。つまり、この変形形態においては、係止部材
712の一部は、第1付勢手段である弾性部材として機
能する。この構成により、係止突起712aは、突出係
合部702の最外壁704の内面に対して、常時、スラ
イド面106の係止穴124の方向へ付勢されるように
なっている。
【0115】なお、この変形形態においては、固定部7
12eは、突出係合部702の最外壁704の内面に一
体的に固定されている。しかし、他の変形形態として、
固定部712eを突出係合部702の最外壁704の内
面に一体的に固定せずに、たとえば、固定部712eと
突出係合部702の最外壁704の内面に互いに係止可
能なスナップ手段やクリック手段等を設け、該固定部7
12eと該内面とが、係止部材712が図15に示す如
く突出係合部702の内面にセットされたときに係止部
材712と突出係合部702との左右方向(つまり、シ
ャッターのスライド方向)における相対移動が防止され
た状態で、相互に支持されるようにしてもよい。
【0116】一方、上記係止解除スライダー730は、
図15に示す如く、スライド面106側にスライド自在
に位置する突出係合部702の構成壁であるスライド面
側構成壁701の平坦面701aに対してスライド自在
に当接する平坦面730bを備えた板状矩形部材であ
る。この係止解除スライダー730は、図16に示すよ
うに、シャッター700のスライド方向に細長に形成さ
れており、その中央部には、当該スライド方向に細長の
矩形状の開口730aが形成されている。カートリッジ
ケース100の表裏面方向(つまり、厚さ方向)におけ
るこの開口730aの幅“d1”(図16参照)は、当
該表裏面方向における係止部材712の係止突起712
aの幅“d3”よりも僅かに大きく形成されており、こ
の開口730aのスライド方向長さ“d2”分、係止解
除スライダー730は、突出係合部702のスライド面
側構成壁701と係止突起係止部材712の板バネ状付
勢部材748との間に挟まれた状態で、係止突起712
aに対してスライド自在になっている。また、この係止
解除スライダー730は、図15,16に示すように、
シャッター700のスライド方向において、開口730
aの左右両側に該開口730aから離れるにつれて平坦
面730bから離隔する方向にテーパ状に形成された左
右スライド傾斜面730c,730dであって上記係止
部材712の傾斜面712dに対して相補形状に形成さ
れた左右スライド傾斜面730c,730dを備えてい
る。該スライド傾斜面730c,730dの開口730
a側の各一端部は、上記係止突起712aの各ストッパ
ー面712f,712fに当接するストッパー端面73
0e,730fとして形成されている。また、シャッタ
ー700の左右方向において、係止解除スライダー73
0は、突出係合部702の左右の切り欠き部702a,
702aから左右方向外側に夫々突出しているが、該各
突出部(つまり、上記各一端部に対する各他端部)は、
ドライピン600の被操作部730g,730hとして
機能する。
【0117】図15は、係止部材712の係止突起71
2aがスライド面106の係止穴124内に係止する係
止位置に位置していると共に、係止解除スライダー73
0が当該係止位置に対応する第1位置に位置して状態を
示しているが、図に示すように、当該係止解除スライダ
ー730が第1位置に位置しているとき、係止部材71
2の係止突起712aは、シャッター700のスライド
方向において係止解除スライダー730の開口730a
の略中央に位置決めされるようになっている。また、係
止解除スライダー730が第1位置から第2位置に移動
せしめられたとき、係止解除スライダー730のいずれ
か一方のストッパー端面730e(又は730f)は係
止部材712の対応するいずれか一方のストッパー面7
12fに当接する共に、係止部材712の係止突起71
2aは係止位置から非係止位置へ移動して係止突起71
2aは係止穴124との係合から解放されるようになっ
ている。
【0118】すなわち、たとえば、図15に示す如く、
参照符号600で示すドライブピンが、係止解除スライ
ダー730の左被操作部730gに接近して該被操作部
730gの左端面をカートリッジケース100の右側面
110方向(つまり、図において右方向)に押圧する
と、先ず、第1位置にある係止解除スライダー730
は、その左ストッパー端面730cが係止部材712の
係止突起712aの左ストッパー面712fに当接する
まで突出係合部702のスライド面側構成壁701の平
坦面701a上を右方向へスライドする。この動きに伴
って、係止解除スライダー730の左傾斜面730c
は、該傾斜面730cに対応する係止部材712の傾斜
面712d上をスライドする。このとき、該傾斜面71
2dを有する板バネ状付勢部材748自体は、該板バネ
状付勢部材748の付勢力に抗して、突出係合部702
の最外壁704の内面の方向へ移動せしめられる。つま
り、第2の実施形態と同様に、係止解除スライダー73
0に作用するスライド面106に平行な平行駆動力は、
係止部材712従って係止突起712aをスライド面に
垂直な方向へ駆動する垂直駆動力に変換される。この結
果、スライド面106の係止穴124内に係止していた
(つまり、係止位置に位置していた)係止部材712の
係止突起712aは、係止穴124との係止が解かれ
て、非係止位置へ移動する。この係止突起712aの非
係止位置は、係止解除スライダー730の左ストッパー
端面730eが係止突起712aの左ストッパー面71
2fに当接する係止解除スライダー730の第2位置に
対応する。この状態から、さらに、左被操作部730g
の左端面がドライブピン600により右方向へ押圧され
ると、ドライブピン600が突出係合部702の左当接
部702bに当接すると共に係止解除スライダー730
の左ストッパー端面730eが係止突起712aの左ス
トッパー面712fに当接した状態となり、シャッター
700は、閉位置から開位置へ移動せしめられる。この
とき、係止突起712aの先端面752は、スライド面
106上を右方向に移動する。
【0119】次いで、シャッター700が当該開位置に
位置している状態で、ドライブピン600が左方向へ移
動すると、この移動に伴い、カートリッジケース100
内に設けられているコイルスプリング118の作用によ
り、係止突起712aの先端面752はスライド面10
6上を左方向にスライドしながらシャッター700も同
時に左方向に移動する。また、このとき、係止解除スラ
イダー730の左ストッパー端面730eは、係止突起
712aの左ストッパー面712fにより左方向に付勢
(押圧)されることになり、従って、係止解除スライダ
ー730全体が左方向に移動する。そして、シャッター
700が閉位置に位置するとき、係止部材748の板バ
ネ状付勢部材748が有する弾性により、係止突起71
2aは、スライド面106に対して直交する垂直方向に
非係止位置から係止位置方向(つまり、スライド面10
6の係止穴124に係止する位置)へ移動せしめられ
る。この移動に伴って、係止解除スライダー730の左
傾斜面730cは、該傾斜面730cに対応する板バネ
状付勢部材748の傾斜面712d上をスライドし、係
止解除スライダー730は、第2位置から左方向へ移動
(駆動)せしめら図15に示す第1位置に位置決めされ
る。つまり、第2の実施形態と同様に、係止部材712
の板バネ状付勢部材748が係止突起712aをスライ
ド面106に対して垂直な方向に移動させる付勢力は、
係止解除スライダー730をスライド面106に平行に
左方向に移動させる平行駆動力に変換される。
【0120】ドライブピン600により、シャッター7
00がカートリッジケース100に対して右側面110
方向に駆動される場合を説明したが、ドライブピン60
0により、シャッター700がカートリッジケース10
0に対して左側面112方向に駆動される場合は、ドラ
イブピン600及びシャッター700の移動方向が逆に
なるだけで、その動作は、上記同様である。
【0121】この変形形態によれば、前記第2の実施形
態の特徴に加えて、係止解除スライダー730は、単一
の部品として準備できるため、係止解除スライダーの準
備/取り付け作業を簡略化でき、より一層のコストダウ
ンが実現される。
【0122】なお、この第2実施形態の変形形態におい
ては、係止解除スライダー730の開口730a、及び
係止部材712の係止突起712aは、夫々、側面視矩
形状に形成されているが、該開口や係止突起は、当該形
状に限定されることなく、たとえば、該開口と該係止突
起は、夫々、側面視、長楕円状形状及び円形状等であっ
ても良い。
【0123】上記各実施形態及び変形形態においては、
シャッター200,500,700は、カートリッジケ
ース100のヘッドアクセス開口102に対して、中立
位置を閉位置とする左右両開きタイプとして構成されて
いるが、本願発明は、これらの実施形態に限定されるこ
となく、たとえば、シャッターをカートリッジケースの
ヘッドアクセス開口に対して、左開きタイプ、又は、右
開きタイプとして、つまり片開きタイプとして、構成す
ることができる。
【0124】また、上記各実施形態及び変形形態におい
ては、カートリッジケース100のドライブ装置挿入側
側壁122に設けられた係止穴124、及び当該係止穴
124に係止/非係止自在に設けられた係止突起212
a,512a,712aは、夫々、側面視円形状に形成
されているが、当該円形状に限定されることなく、たと
えば、側面視楕円形状、又は,側面視三角形状や正方形
状や矩形状等の側面視多角形状等に形成してもよい。
【0125】ところで、上記第1,2の実施形態におい
ては、図21の断面図に示すように、上記係止突起21
2a,512aは、スライド面106の厚さ直角方向に
対応する外径寸法がスライド面106の厚さ方向全体に
亘り均一な寸法D1に構成されており、また、上記係止
穴124は、スライド面106の厚さ直角方向に対応す
る内径寸法D2がスライド面106の厚さ方向全体に亘
ってD1と略等しいか該D1よりもわずかに大きい均一
な寸法に構成されている。この構成において、係止突起
212a,512aが係止穴124に係止している状態
で係止部材212,512にスライド方向(つまり、左
右側面方向)の力が不用意に作用したとき、たとえば、
シャッター200やカートリッジケース100を形成し
ているプラスチック材料が有する撓みや係止突起212
a,512aの係止穴124に対するアソビ等により、
係止突起212a,512aと係止穴124との接面
(接線)を支点として係止突起本体がスライド面106
に対して傾斜し、この結果、係止突起212a,512
aが係止穴124から外れる可能性がある。これは、係
止突起212a,512aの外径D1と係止穴124の
内径D2が、夫々、上記の如く、均一な径に形成されて
おり、係止突起212a,512aと係止穴124との
間で相互に引っ掛りがないためである。
【0126】そこで、このような外れ(抜け)をより効
果的に防止するために、図22に示す如く、スライド面
106’の厚さ直角方向に対応する係止突起12aと係
止穴24の各径寸法を夫々不均一に形成、つまり、係止
突起12aの外周面13と係止穴24の内周面25を、
夫々、テーパ面(傾斜面)として形成することが好まし
い。
【0127】具体的には、この変形形態に係る係止突起
12aの外周面13は、図に示すように、カートリッジ
ケース100の内側に収納されるディスク状記録媒体3
00が位置する方向(以下、記録媒体方向と称する)に
末広がりとなる(つまり、外径が大きくなる)テーパ面
として形成される。図中、係止突起12aの中心線に対
するこのテーパ面13の開き角をθ1で、この係止突起
12aの係止部材本体側の外径をD3で、また、当該係
止突起12aの自由端側(つまり、記録媒体側)の外径
をD4で夫々示している。図に示すように、この係止突
起12aの係止部材本体側に位置する基端側外周面の外
径D3は、自由端側外周面の外径D4より小さい(D3
<D4)。
【0128】一方、この係止突起12aと係合(係止)
するスライド面106’の係止穴24の内周面25は、
図に示すように、記録媒体方向(カートリッジケース1
00の内方向)に末広がりとなる(つまり、内径が大き
くなる)テーパ面として形成される。この係止穴24
は、係止突起12aが挿入可能であるように、スライド
面106’の外面14側の内径D5は、上記係止突起1
2aの自由端側の外径D4と略等しいか、又は該外径D
4よりも僅かに大きく形成される。図中、この係止穴2
4の中心線に対するテーパ面25の開き角をθ2で、ま
た、この係止穴24のスライド面106’の内面15側
(つまり、記録媒体側)の内径をD6で、夫々、示して
いる。図に示すように、この係止穴24の外面14側の
内径D5は、内面15側の内径D6よりも小さい(D5
<D6)。
【0129】この変形形態に係る構成によれば、係止突
起12aが係止穴24内に係止している状態で係止部材
12bにスライド方向の力が不用意に作用したとき、テ
ーパ内周面25とテーパ外周面13とが相互にスライド
して、係止部材12bの係止突起12aが係止穴24内
においてカートリッジケース100の内方向に移動す
る。つまり、テーパ内周面25とテーパ外周面13と
は、上記の如く係止部在12bにスライド方向の力が作
用したときに、互いに協働して、係止突起12aの係止
穴24からの外れ(抜け)を防止する外れ(抜け)防止
機構として機能する。
【0130】なお、本変形形態において、上記開き角θ
1、θ2は、夫々、たとえば約15°であることが好ま
しい。
【0131】上記係止突起12aの先端面は、図22に
示すように、上記記録媒体方向に僅かに凸となる円孤状
先端面52として形成されており、この構成により、係
止突起12aの先端面のスライド面106’に対する摺
動抵抗を小さくすることができる。
【0132】また、上記各実施形態及び変形形態におい
ては、第1係止手段は、カートリッジケース100のド
ライブ装置挿入側側壁122に設けられた係止穴124
であるが、第1係止手段としては、該係止穴に限定され
ることなく、たとえば、カートリッジケース100のド
ライブ装置挿入側側壁122のスライド面106に設け
た係止凹部(非貫通凹部)であってもよい。
【0133】また、第1付勢手段としては、上記各実施
形態及び変形形態の付勢手段に限定されることなく、た
とえば、突出係合部202,502,702の最外壁2
04,504,704の内面に一端部を接すると共に、
係止部材に他端部を接する弾発コイルスプリングを用い
てもよい。
【0134】或いは、第1付勢手段の他の変形形態に係
るものとして、たとえば、突出係合部202,502,
702の最外壁204,504,704の内面側に予め
弾性部材を一体的に形成しておき、パーツの組み立て段
階において該内面側に係止部材212,512,712
を組み込んだときに、係止部材212,512,712
従って係止突起212a,512a,712aが自動的
にスライド面106の係止穴124や係止凹部側に付勢
されるように構成してもよい。
【0135】上記第1及び第2の実施形態においては、
上記の如く、シャッター200,500,700が有す
る突出係合部202,502,702の最外壁つまり天
壁204,504,704は、底壁側シャッタープレー
ト202B,502Bに備えられている。当該天壁20
4,504,704の要部の大略構成は、図1の対応図
面における右側面図として図18に示している。図にお
いて、参照符号202,502,702は突出係合部
を、202A,502Aは上壁側シャッタープレート
を、202B,502Bは底壁側シャッタープレート
を、そして204,504,704は最外壁(天壁)を
夫々示していることは、前述の通りである。
【0136】ところで、前記したように、上記第2係止
手段、上記係止解除手段及び第1付勢手段は、それぞれ
別部材で構成することも、或いは、第2係止手段と第1
付勢手段とを一部材で一体的に構成することもできる
が、部品点数を低減するためには、上記第2係止手段、
上記係止解除手段及び第1付勢手段の三者を一部材で、
一体化係脱手段として、一体的に構成するのが好まし
い。この一体化係脱手段の実施形態(第3実施形態)を
図30(I)、(II)に示している。
【0137】図30の(I)、(II)は、一体化係脱手段
900の底面図及び側面図である。一体化係脱手段90
0は、上記第2係止手段、すなわち、第1実施形態の係
止部材212に対応しかつ中央に位置する係止ブロック
902と、上記係止解除手段、すなわち、第1実施形態
の左右係止解除手段230A、230Bにそれぞれ対応
しかつ係止ブロックの両側に位置する一対の左右係止解
除ブロック904a、904bと、上記第1付勢手段、す
なわち、第1実施形態の板バネ248にそれぞれ対応し
かつ係止ブロックと各係止解除ブロックとを連結する一
対のスプリングアーム903a、903bとを、大略一
直線状にかつ細板状に延在すべく、一部材で一体的に構
成してなり、具体的には、プラスチック一体成形品で構
成している。
【0138】中央の係止ブロック902は、その底面
に、カートリッジケースのドライブ装置挿入側側面10
6に形成した係止穴124に係止可能な係止突起901
を備えている。
【0139】上記各係止解除ブロック904a、904b
は、その大略中央部に、シャッターに対して回動する回
動支点部906a、906bを有するとともに、シャッタ
ー駆動部材としてのドライブピン400が作用する被操
作部905a、905bを最外端部に備えている。回動
支点部は、すり鉢状の軸受穴906a、906bで構成し
ている。一体化係脱手段900が、図26に示すように
ディスクカートリッジに組みつけられたとき、この各軸
受穴には、上壁側と底壁側のシャッタープレートに突設
した矢状突起(不図示)が係合する。すなわち、この各
矢状突起が、これらにそれぞれ対応する軸受穴に嵌まり
込んで、各係止解除ブロック904a、904bを回動自
在に支持する。
【0140】各スプリングアーム903a、903bは一
種の板バネとして構成されていて、バネ性を有してい
る。特に、係止ブロック902や各係止解除ブロック9
04a、904bとの連結部909a,909b:907
a,907bは、弾力的に屈曲可能である。
【0141】図26、27は、ディスクカートリッジ内
での一体化係脱手段900の挙動を示しており、図26
は係止ブロック902が係止位置にある状態を、また、
図27は係止ブロックが非係止位置にある場合を示して
いる。一体化係脱手段900は、図26において、つま
り、ドライブピン400が作用していない状態におい
て、係止突起901がスライド面106の係止穴124
内に嵌合しており、一方、各被操作部905a、905b
は図中上方向に跳ね上がって、シャッターの最外壁20
4に圧接している。各被操作部のこの圧接力や係止突起
の嵌合力は、各スプリングアーム903a、903bのバ
ネ力によるものである。一方、図27に示すように、ド
ライブピン400が片方の係止解除ブロック904aの
被操作部905aを押下すると、当該ブロック904aは
支点部906aを支点として図中左方行に回動する。そ
うすれば、スプリングアーム903aと係止ブロック9
02の両者が上方に引き上げられ、これにより、係止突
起901が係止穴124から外れる。このとき、係止解
除ブロック904aと係止ブロック902との相対的位
置関係は変化するが、これらに対する各スプリングアー
ム903a、903bの連結部907a,907b:90
9a,909bの屈曲角度が、バネ性により、適当に変
化することで位置関係の変化が吸収される。なお、図2
7に明らかなように、ドライブピン400は一方の被操
作部904aにのみ作用しているが、他方の被操作部9
04bの方も下方に下がっている。これは、被操作部9
04aの移動により、係止ブロックが引き上げられた結
果、この引き上げられる係止ブロックの上昇移動に連れ
て、他方の係止係脱ブロック904bが右方向に回動せ
しめられるからである。
【0142】上記実施例では、係止手段、係止解除手段
及び第1付勢手段の三者を1つのプラスチック部材、す
なわち一体化係脱手段900により構成したが、上記構
成において、上記係止ブロックを係止位置の方向に付勢
する第2の第1付勢手段、すなわち、板バネ248、を
別部材として、さらに、備えてもよい。この変形例を図
28、29に示している。スプリングアーム903a、
903b自体が係止ブロック902を係止位置の方向に
付勢するバネ力を有しているが、板バネ248をさらに
備えることで、係止ブロックをより確実に係止位置に保
持できる利点がある。
【0143】ところで、この底壁側シャッタープレート
202B,502Bの天壁204,504,704は、
図に示す如く、カートリッジケース100の底壁側ハー
フシェル116上をスライドする底壁側シャッタープレ
ート202B,502Bの底壁側スライド壁面cの一端
部に接続されており、実質的にカートリッジケース10
0の厚さ方向(図中の矢印d参照)全体に延在する接続
壁面として構成されている。しかも、突出係合部20
2,502,702のスライド方向端面202b,50
2bの一部は、該突出係合部内に設けた左右係止部材2
30A,230Bや左右係止解除スライダー530A,
530Bや係止解除スライダー730を夫々外部に露出
させるために切り欠かれている。つまり、底壁側シャッ
タープレート202B,502Bの底壁側スライド壁面
cに対して片持ち状態になっている天壁204,50
4,704のカートリッジケース100の厚さ方向dに
おける突出長さは比較的長くなっており、しかも、上記
スライド方向端面202b,502bの一部が切り欠か
れているために底壁側スライド壁面cに対する天壁20
4,504,704の腰は弱くなっている。この構成の
底壁側シャッタープレート202B,502Bを射出成
形により形成した場合、製造段階において生じるヒケや
成形収縮により、この天壁204;504;704は、
図中、一点鎖線で示した設計位置(理想位置)から外れ
て、図中、実線で示したカートリッジケース100寄り
の変形位置で凝固することになる。従って、このように
成形された底壁側シャッタープレート202B,502
Bと上壁側シャッタープレート202A,502Aとを
組み合わせ互いに突き合わせた状態で融着させる場合、
底壁側シャッタープレート202B,502Bの天壁2
04,504,704の自由端bは、該自由端bに融着
されるべき上壁側シャッタープレート202A,502
Aの自由端aの所定位置から変形量(ズレ量)L1分ズ
レることになり、両自由端a,b同士を互いに正確に融
着させることが困難になる。
【0144】一方、上記各実施形態のシャッター20
0;500;700の各底壁側シャッタープレート20
2B;502Bは、図4,5,10に示す如く、上記各
天壁204;504;704に対してカートリッジケー
ス100のスライド面106側に位置し且つ該スライド
面106上をスライドするスライド壁103;503を
有している。当該スライド壁103;503は、通常、
上記各天壁204;504;704と同様に、しかも、
各天壁204;504;704に対応して、底壁側シャ
ッタープレート202B,502Bの底壁側スライド壁
面cに接続されている。つまり、これらのスライド壁1
03;503は、上記各天壁204;504;704と
同様に、実質的に、カートリッジケース100の厚さ方
向全体に亘って延在する接続壁面として構成されている
ので、上記の如く底壁側シャッタープレート202B,
502Bと上壁側シャッタープレート202A,502
Aとを組み合わせ互いに突き合わせた状態で融着する場
合、底壁側シャッタープレート202B,502Bのス
ライド壁103;503の自由端は、該自由端に融着さ
れるべき上壁側シャッタープレート202A,502A
の自由端の所定位置に対して位置ズレを生じ、従って、
両自由端同士を互いに正確に融着させることが難かしく
なる。
【0145】そこで、この種の問題を解決するために、
カートリッジケース100の厚さ方向dにおいて大略2
分割してなる上壁側シャッタープレートと底壁側シャッ
タープレートとを相互に固定してなるシャッターが提供
される。この変形形態に係るシャッターを図19及び2
0に示している。
【0146】すなわち、図19は、当該変形形態に係る
シャッターが有する天壁の接続構造を示す図18に類似
の説明図であり、図20は、このシャッターの要部を示
す部分斜視図(カートリッジケース100は、一点鎖線
で図示)である。図に示すように、このシャッターの上
壁側シャッタープレート202A’,502A’と底壁
側シャッタープレート202B’,502B’は、夫
々、カートリッジケース100の上壁側ハーフシェル1
04と底壁側ハーフシェル116の各表面上をスライド
する上壁側スライド壁面e及び底壁側スライド壁面f
と、該各スライド壁面e,fの上端に接続し且つ該上端
からカートリッジケース100のスライド面106方向
にL字形に屈曲する接続壁面としてのスライド壁g,8
03a,803bと、各スライド壁面e,fが有する壁
面突出部e’,f’の上端に接続し且つ該上端からカー
トリッジケース100のスライド面106方向にL字形
に屈曲する接続壁面としての天壁204’,204’;
504’,504’;704’,704’とを有してお
り、この構成において、このシャッターは、上壁側シャ
ッタープレート202A’,502A’と底壁側シャッ
タープレート202B’,502B’とを各天壁20
4’,504’,704’及び各スライド壁g,803
a,803bが有する各自由端(突き合わせ自由端面)
a’,b’;a’’,b’’同士を突き合わせた状態で
溶着することにより、図に示す如く大略コの字形のシャ
ッターとして形成される。
【0147】ところで、この天壁204’,504’,
704’は、図20に示すように、上壁側シャッタープ
レート202A’,502A’の天壁のカートリッジケ
ース100の厚さ方向における突出長さL4と、底壁側
シャッタープレート202B’,502B’の天壁のカ
ートリッジケース100の厚さ方向dにおける突出長さ
L5とは互いに等しい。当該各シャッタープレート20
2A’,502A’,202B’,502B’を射出成
形で成形する場合、図19に示すように、製造段階で生
じるヒケや成形収縮の影響を受けて、各シャッタープレ
ート202A’,502A’,202B’,502B’
は、一点鎖線で示す設計位置(理想位置)から、カート
リッジケース100側にズレた変形位置(実線で図示)
で凝固する。つまり、各シャッタープレート202
A’,502A’, 202B’,502B’の天壁2
04’,504’,704’は、カートリッジケース1
00への組み付け前の状態においては、夫々、設計位置
からズレて変形しているが、その変形量L2,L3は、
図に示しているように、上壁側シャッタープレート20
2A’,502A’側と底壁側シャッタープレート20
2B’,502B’側において実質的に同一である。従
って、両シャッタープレート202A’,502A’,
202B’,502B’をカートリッジケース100に
組み付けて各天壁204’,504’,704’の自由
端a’,b’を互いに突き合わせたとき、該自由端
a’,b’は、相互に対応して位置することになるか
ら、該各自由端a’,b’の相互の位置ズレが防止され
た状態で各自由端a’,b’同士を互いに正確に溶着さ
せることができる。
【0148】一方、上記上壁側シャッタープレート20
2A’,502A’と底壁側シャッタープレート202
B’,502B’の各スライド壁g,803a,803
bも、上記天壁204’,504’,704’と同様
に、カートリッジケース100の厚さ方向dにおける突
出長さは互いに等しく構成されているので、天壁20
4’,504’,704’と同様に、両シャッタープレ
ート202A’,502A’,202B’,502B’
をカートリッジケース100に組み付けて各スライド壁
g,803a,803bの自由端a’’,b’’を互い
に突き合わせたとき、該自由端a’’,b’’は、相互
に対応して位置することになるから、該各自由端
a’’,b’’の相互の位置ズレが防止された状態で各
自由端a’’,b’’同士を互いに正確に溶着させるこ
とができる。
【0149】ところで、図19及び20に示した上記変
形形態に係るシャッターの上壁側シャッタープレート2
02A’,502A’と底壁側シャッタープレート20
2B’,502B’の各接続壁面が有する各自由端(突
き合わせ自由端面)a,b;a’,b’;a’’,
b’’;a’’’,b’’’は、夫々、平らに形成され
ているが、これらの平らな各突き合わせ自由端面に、図
23,24,25に示す如く、凸部p1,p2,p3と
該凸部p1,p2,p3に嵌合する凹部g1,g2,g
3とを設け、該両部p1,g1;p2,g2;p3,g
3を互いに係合させ且つ各突き合わせ自由端面a,b;
a’,b’;a’’,b’’;a’’’,b’’’同士
を突き合わせた状態で、各接続壁面同士を溶着してシャ
ッターを形成することが好ましい。
【0150】より具体的には、この変形形態において、
上記凸部は、底壁側シャッタープレート202B’,5
02Bのスライド方向両端部に位置する各スライド壁g
(図23においては一方のみ図示)の突き合わせ自由端
面に1つ(p1)づつ、また天壁204’,504’,
704’の突き合わせ自由端面に3つ(図中、2つ(p
2,p3)のみ図示)設けられており、一方、上記凹部
は、上壁側シャッタープレート202A’,502A’
の上記凸部p1,p2,p3に夫々対応する突き合わせ
自由端面の箇所に設けられている。
【0151】各突き合わせ自由端面は、これらの凸部p
1,p2,p3と凹部g1,g2,g3とを互いに係合
させた状態で、相互に突き合わされ、たとえば、超音波
溶接等で互いに固定される。
【0152】この変形形態によれば、一対の天壁20
4’,504’,704同士、及び一対のスライド壁
g;803a;803b同士は、夫々、相互に位置決め
された状態で互いに正確に固定される。しかも、突き合
わせ自由端面に凸部と凹部とが設けられていない前記変
形形態のシャッターと比較して、当該凸部と凹部との係
合により、上壁側シャッタープレート202A’,50
2A’と底壁側シャッタープレート202B’,502
B’との接続面積が増すため、該両シャッタープレート
202A’,202B’;502A’,502B’の接
続壁面同士を上記の如く超音波溶着等で固定したとき、
該接続壁面同士の接着強度(固定強度)は増大する。
【0153】ところで、図23に示した底壁側シャッタ
ープレート202B’,502B’の天壁204’,5
04’,704’の突き合わせ自由端面の中央に設けら
れている凸部p3は、その拡大平面図である図24に示
すように、カートリッジケース100の厚さ方向に延在
する山部p3mと谷部p3vを有している。一方、図2
3に示した上壁側シャッタープレート202A’,50
2A’の天壁204’,504’,704’の突き合わ
せ自由端面の中央に設けられている凹部g3は、その拡
大平面図である図25に示すように、カートリッジケー
ス100の厚さ方向に延在し、上記底壁側シャッタープ
レートの上記山部p3mと谷部p3vに嵌合する谷部g
3vと山部g3mを有している。この谷部g3vは、内
側に、スライド面直角方向における両端部に、カートリ
ッジケースの厚さ方向に突出し且つ上記山部p3mの自
由端に当接する突出部を有している。
【0154】すなわち、上記凸部p3を上記凹部g3内
に嵌合させるとき、山部p3mの自由端と、谷部g3v
の上記突出部とは、互いに当接する。
【0155】上記凸部p3と凹部g3に、夫々、上記の
如く互いに対向する、山部p3mの自由端と、谷部g3
vの上記突出部とを形成することにより、超音波溶着等
で接続壁面同士を溶着させたとき、山部p3mと谷部g
3vとは、カートリッジケース100の厚さ方向のみな
らず、上記山部p3mの自由端と、谷部g3vの上記突
出部においても互いに溶融し強固に接着するので、接続
壁面同士の接着強度は一層増大する。
【0156】なお、上記凸部p3と上記凹部g3に設け
られている他の山部p3m,g3mと谷部p3v,g3
vに関してもその基本構成は同一である。
【0157】また、上記変形形態において、凸部と凹部
は5つづつ設けられているが、その数は、5に限定され
ることはなく、凸部と凹部が互いに係合可能である限り
において、その数は任意に設定可能である。
【0158】また、上記変形形態においては、底壁側シ
ャッタープレート202B’,502B’の天壁20
4’,504’,704’には、凸部p1、p2、p3
のみが設けられており、一方、上壁側シャッタープレー
トの天壁204’,504’,704’には、凹部g
1,g2,g3のみが設けられているが、この構成に限
定されることはなく、たとえば、底壁側シャッタープレ
ートの天壁には凹部のみが設けられると共に上壁側シャ
ッタープレートの天壁には凸部のみが設けられるように
しても良く、或は、底壁側プレートと上壁側プレートの
夫々に互いに係合可能な凸部と凹部とが混在した状態で
設けられても良い。
【0159】上記各実施形態及び各変形形態において、
上記上壁側シャッタープレート202A,202A’,
502A,502A’と底壁側シャッタープレート20
2B,202B’,502B,502B’とは、カート
リッジケース100への組み付け後に互いに融着して一
体化されるようになっているが、当該両シャッタープレ
ート202A,202A’,502A,502A’,2
02B,202B’,502B,502B’は、カート
リッジケース100への組み付け前に一体化されるタイ
プのシャッターにも適用可能であることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施形態に係るディスクカートリ
ッジの平面図であり、シャッターがヘッドアクセス用開
口を閉じる閉位置(中立位置)にある状態を示す図であ
る。
【図2】 図1のディスクカートリッジのシャッター
が、ヘッドアクセス用開口を開く開位置にある状態を示
す平面図である。
【図3】 本願発明の第1の実施形態に係るディスクカ
ートリッジのシャッターの突出係合部周辺を断面で示す
一部破断図であり、突出係合部の内側に設けられた係止
機構の係止突起がカートリッジケース側に設けられた係
止機構の係止穴に係止している状態を示す図である。
【図4】 ディスクカートリッジを駆動するドライブ機
構の図3に示すドライブピンにより、図3のに示す係止
突起が係止穴から解放された状態を示す、図3に類似の
一部破断図である。
【図5】 図4のドライブピンにより、図4に示す係止
突起が係止穴から解放された状態で、シャッターがカー
トリッジケースに対して右方向にスライド駆動されてい
る状態を示す、図4に類似の一部破断図である。
【図6】 図3に示したディスクカートリッジのVI−
VI線断面図である。
【図7】 図3に示したディスクカートリッジの係止部
材と左右の係止解除部材とを分解図として側面から示し
た図である。
【図8】 図7に示した係止部材と左右の係止解除部材
とを平面から示した図である。
【図9】 本願発明の第2の実施形態に係るディスクカ
ートリッジのシャッターの突出係合部周辺を断面で示す
一部破断図であり、突出係合部の内側に設けられた係止
機構の係止突起がカートリッジケース側に設けられた係
止機構の係止穴に係止している状態を示す図である。
【図10】 ディスクカートリッジを駆動するドライブ
機構の図9に示すドライブピンにより、図9に示す係止
突起が係止穴から解放された状態を示す、図9に類似の
一部破断図である。
【図11】 図10のドライブピンにより、図10に示
す係止突起が係止穴から解放された状態で、シャッター
がカートリッジケースに対して右方向にスライド駆動さ
れている状態を示す、図10に類似の一部破断図であ
る。
【図12】 図9に示したディスクカートリッジのXI
I−XII線断面図である。
【図13】 図9に示したディスクカートリッジの係止
部材と左右の係止解除スライダーとを分解図として側面
から示した図である。
【図14】 図13に示した係止部材と左右の係止解除
スライダーとを平面から示した図である。
【図15】 第2の実施形態の変形形態に係るディスク
カートリッジのカートリッジケース側の一部と、シャッ
ターの突出係合部とを断面で示す図であり、突出係合部
の内側に設けられた係止機構の係止突起がカートリッジ
ケース側に設けられた係止機構の係止穴に係止している
状態を示す図である。
【図16】 図15に示したディスクカートリッジの係
止解除スライダーを側面から示した図である。
【図17】 図15に示したディスクカートリッジの係
止部材を側面から示した図である。
【図18】 第1及び第2の実施形態に係るディスクカ
ートリッジのシャッターの突出係合部を図1に対応する
図面における右側面方向から示す説明図である。
【図19】 図18に示したシャッターの突出係合部の
変形例を示す、図18に類似する説明図である。
【図20】 図19に示したシャッターの要部を拡大し
て示した斜視図である。
【図21】 図3,9に示したディスクカートリッジの
係止部材とスライド面の要部を夫々拡大して示す一部破
断断面図であって、係止部材が有する係止突起と、スラ
イド面が有する係止穴との相互の寸法構成の関係を示す
図である。
【図22】 図21に示した係止部材とスライド面との
変形形態に係る係止部材とスライド面の要部を夫々拡大
して示す、図21に類似の一部破断断面図である。
【図23】 変形形態に係るシャッターの要部を示す分
解斜視図である。
【図24】 図23に示すシャッターの底壁側シャッタ
ープレートの突き合わせ自由端面に設けられた凸部をカ
ートリッジケースの厚さ方向から示す図である。
【図25】 図23に示すシャッターの上壁側シャッタ
ープレートの突き合わせ自由端面に設けられ図24に示
す凸部と係合する凹部をカートリッジケースの厚さ方向
から示す図である。
【図26】 本願発明の第3の実施形態に係るディスク
カートリッジのシャッターの突出係合部周辺を示す、図
3及び図9と同様の一部破断図である。
【図27】 上記第3の実施形態に係るディスクカート
リッジのシャッターの突出係合部周辺を示す、図4及び
図10と同様の一部破断図である。
【図28】 上記第3の実施形態の変形例に係るディス
クカートリッジのシャッターの突出係合部周辺を示す、
図27と同様の一部破断図である。
【図29】 図28の変形例に係るディスクカートリッ
ジのシャッターの突出係合部周辺を示す、図28と同様
の一部破断図である。
【図30】 図26〜29に示された一体化係脱手段を
示し、 (I)はその底面図、(II)はその側面図であ
る。
【符号の説明】
12a 係止突起 12b 係止部材 13 テーパ面(外周面) 14 外面 15 内面 24 係止穴 25 テーパ面(内周面) 52 円孤状先端面 100 カートリッジケース 102 ヘッドアクセス開口 103 スライド壁 104 上壁側ハーフシェル 106,106’ ドライブ装置挿入側側面(スライド
面) 108 凹面(凹部) 110 右側面 112 左側面 114 ストッパー 114a 左面 114b 右面 116 底壁側ハーフシェル 116a 左スライダー 116b 右スライダー 116c ガイド溝 116d ガイド溝 118 コイルスプリング 120 ガイド突起 122 ドライブ装置挿入側側壁 124 係止穴 200 シャッター 201a 左フック部 201b 右フック部 202,202’ 突出係合部 202A,202A’ 上壁側シャッタープレート 202B,202B’ 底壁側シャッタープレート 202a 切り欠き部 202b,202b’ 当接部 204,204’ 最外壁(天壁) 206a 固定ピン 206b 固定ピン 210 貫通穴 212 係止部材 212a 係止突起 230A 左係止解除部材 230B 右係止解除部材 232 回動ピン 232a 回動ピン 232b 回動ピン 234a 貫通穴 234b 貫通穴 236a 回動ピン 236b 回動ピン 238a 表面構成壁 238b 裏面構成壁 240a 被操作部 240b 被操作部 242a 案内溝形成突起 242b 案内溝形成突起 244a 案内溝 244b 案内溝 246a 案内突起 246b 案内突起 248 板バネ 248a 中央凸部 250 軸線 252 先端面 300 ディスク状記録媒体 302 回転軸部 400 ドライブピン 500 シャッター 502,502’ 突出係合部 502a 切り欠き部 502A,502A’ 上壁側シャッタープレート 502B,502B’ 底壁側シャッタープレート 502b,502b’ 当接部 502j 案内突起 502k 案内突起 503 スライド壁 504,504’ 最外壁(天壁) 512 係止部材 512a 係止突起 512c スライド面当接平坦面 512d 傾斜面 512e ストッパー面 512f 接続部 512g 当接脚部 512j 案内溝 512k 案内溝 530A 左係止解除スライダー 530Aa 駆動当接面 530Ab ストッパー面 530Ac ガイド溝 530Ad 被操作部 530B 右係止解除スライダー 530Ba 駆動当接面 530Bb ストッパー面 530Bd 被操作部 530Bc ガイド溝 548 板バネ状付勢部材 560a 規制突出部 560b 規制突出部 600 ドライブピン 700 シャッター 701 スライド面側構成壁 701a 平坦面 702, 702’ 突出係合部 702a 切り欠き部 702b 当接部 703 貫通穴 704, 704’ 最外壁(天壁) 712 係止部材 712a 係止突起 712c 平坦面 712d 傾斜面 712e 固定部 712f ストッパー面 730 係止解除スライダー 730a 開口 730b 平坦面 730c 左スライド傾斜面 730d 右スライド傾斜面 730e 左ストッパー端面 730f 右ストッパー端面 730g 左被操作部 730h 右被操作部 748 板バネ状付勢部材 752 先端面 803a,803b スライド壁 900 一体化係脱手段 901 係止突起 902 係止ブロック 903a.903b スプリングアーム 904a,904b 被操作部 906a,906b 軸受穴、回動支点 907a,907b 連結部 908a,908b 本体部 909a,909b 連結部 a,a’,a’’,a’’’ 上壁側シャッタープレー
トの自由端 b,b’,b’’,b’’’ 底壁側シャッタープレー
トの自由端 c 底壁側スライド壁面 d カートリッジケースの厚さ方向 D1,D3,D4 係止突起の外径 D2,D5,D6 係止穴の内径 e 上壁側スライド壁面 e’ 壁面突出部 f 底壁側スライド壁面 f’ 壁面突出部 g スライド壁の一部 g1,g2,g3 凹部 g3m 山部 g3v 谷部 L1,L2,L3 ヒケによる変形量 L4,L5 天壁及びスライド壁の突出長さ p1,p2,p3 凸部 p3m 山部 p3v 谷部 θ1,θ2 開き角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 陽蔵 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 関谷 昌彦 大阪府大阪市中央区南本町1丁目6番7号 帝人株式会社内 (72)発明者 岸田 広史 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドアクセス用開口(102)を有し、
    内側にディスク状記録媒体(300)を回転可能に収納
    するカートリッジケース(100)と、 該カートリッジケース(100)に対してヘッドアクセ
    ス用開口(102)を閉じる閉位置と該開口を開く開位
    置との間でスライド自在に設けられたシャッターであっ
    て、カートリッジケース(100)に対するスライド直
    角方向外側に突出しドライブ機構に備えられているシャ
    ッター駆動部材(400;600)と係合し且つ内側に
    空間を有する突出係合部(202;502;702)を
    備えたシャッター(200;500;700)と、 カートリッジケース(100)に設けられた第1係止手
    段(24;124)と、上記突出係合部(202;50
    2;702)の内側に設けられ第1係止手段(24;1
    24)に係止する係止位置と第1係止手段(24;12
    4)との係止から解放される非係止位置との間で移動自
    在な第2係止手段(12b;212;512;712;
    902)とを備えた係止機構であって、シャッター(2
    00;500;700)の閉位置に対応して第1係止手
    段(24;124)と第2係止手段(12b;212;
    512;712;902)とが互いに係止可能である係
    止機構と、 上記突出係合部(202;502;702)の内側に設
    けられ第2係止手段(12b;212;512;71
    2)を係止位置方向に付勢する第1付勢手段(248;
    548;748;903a,903b)と、 上記突出係合部(202;502;702)の内側に設
    けられ第1付勢手段(248;548;748)の付勢
    力に抗して第2係止手段(12b;212;512;7
    12;902)を係止位置から非係止位置に移動させる
    ことができる係止解除手段であって、上記シャッター駆
    動部材(400;600)により外部から操作可能であ
    る係止解除手段(230A,230B;530A,53
    0B;730;904a,904b)とを有し、 上記係止機構の第1係止手段(24;124)と第2係
    止手段(12b;212;512;712;902)と
    の係止時には、シャッター(200;500;700)
    はカートリッジケース(100)に対して上記閉位置で
    ロックされる一方、第1係止手段(24;124)と第
    2係止手段(12b;212;512;712;90
    2)との非係止時には、シャッター(200;500;
    700)はカートリッジケース(100)に対して上記
    閉位置と上記開位置との間でスライド自在であることを
    特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】上記第2係止手段(212)と上記係止解
    除手段(230A,230B)と上記第1付勢手段(2
    48)は、それぞれ別部材で構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】上記第2係止手段(512,712)と上
    記第1付勢手段(548,748)とが一部材により一
    体的に構成されるか、又は、上記第2係止手段(90
    1)と上記係止解除手段(904a,904b)と上記
    第1付勢手段(903a,903b)とが一部材により
    一体的に構成されたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】上記カートリッジケース(100)内に、
    上記シャッター(200;500;700)を上記開位
    置から上記閉位置へ付勢するための第2付勢手段(11
    8)が設けられたことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジ。
  5. 【請求項5】上記係止機構の上記第1係止手段は、上記
    カートリッジケース(100)の上記突出係合部(20
    2)に対するスライド面(106;106’)に形成さ
    れた係止凹部又は係止穴(24;124)からなり、 上記第2係止手段は、上記係止凹部又は係止穴(24;
    124)に係止可能な係止突起(12a;212a)を
    一端部に備え且つ上記スライド面(106;106’)
    に対するスライド直角方向に回動軸を有する第1回動接
    続部(210)を他端部に備えた係止部材(12b;2
    12)からなり、 上記係止解除手段は、上記係止部材(12b;212)
    の第1回動接続部(210)に回動自在に接続された第
    2回動接続部(232a,232b)を一端部に備え中
    央部に上記回動軸に平行な回動軸を有する回動支持部
    (234a,236a,234b,236b)を備え上
    記シャッター駆動部材(400)の被操作部(240
    a,240b)を他端部に備えた係止解除部材(230
    A,230B)からなることを特徴とする請求項1記載
    のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】上記シャッター(200)は、上記ヘッド
    アクセス用開口(102)の上記閉位置を中立位置とし
    て、左右両方向へスライド可能に構成され、 上記係止解除手段は、上記係止解除部材(230A,2
    30B)を一対備え、 各係止解除部材の上記第2回動接続部(232a,23
    2b)は、上記係止部材(12b;212)の上記第1
    回動接続部(210)に回動自在に接続されると共に、
    各係止解除部材(230A,230B)の上記被操作部
    (240a,240b)は、シャッター(200)のス
    ライド方向に対して突出係合部(202)の両側に位置
    することを特徴とする請求項5記載のディスクカートリ
    ッジ。
  7. 【請求項7】上記係止機構の上記第1係止手段は、上記
    カートリッジケース(100)の上記突出係合部(50
    2;702)に対するスライド面(106;106’)
    に形成された係止凹部又は係止穴(24;124)から
    なり、 上記第2係止手段は、係止凹部又は係止穴(24;12
    4)に係止可能な係止突起(12a;512a;712
    a)を備えた係止部材であってシャッター(500;7
    00)のスライド方向において係止突起(12a;51
    2a;712a)から離れるにつれて上記スライド面
    (106;106’)から離隔する傾斜面(512d,
    512d;712d,712d)を備えた係止部材(1
    2b;512;712)からなり、 上記係止解除手段は、上記傾斜面(512d,512
    d;712d,712d)に当接可能な当接面(530
    Aa,530Ba;730c,730d)を傾斜面(5
    12d,512d;712d,712d)に対して一端
    部に備え上記シャッター駆動部材(600)の上記被操
    作部(530Ad,530Bd;730g,730h)
    を傾斜面(512d,512d;712d,712d)
    に対して他端部に備えた係止解除スライダーであって上
    記係止突起(12a;512a;712a)が上記係止
    凹部又は係止穴(24;124)に係止する上記係止位
    置に対応する第1位置と上記係止突起(512a;71
    2a)が上記凹部又は係止穴(24;124)との係止
    から解放される上記非係止位置に対応する第2位置との
    間でシャッター(500;700)本体に対してスライ
    ド自在である係止解除スライダー(530A,530
    B;730)からなることを特徴とする請求項1記載の
    ディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】上記シャッター(500;700)は、上
    記ヘッドアクセス用開口(102)の上記閉位置を中立
    位置として、左右両方向へスライド可能に構成され、 上記係止部材(12b;512;712)は、係止部材
    本体に関して、上記傾斜面(512d,512d;73
    0c,730d)を上記スライド方向に一対対称に備
    え、 上記係止解除手段は、上記各傾斜面(512d,512
    d;730c,730d)に対応して、係止解除スライ
    ダー(530A,530B)を一対備えたことを特徴と
    する請求項7記載のディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】上記一対の係止解除スライダー(530
    A,530B;730)は、互いに一体的に形成され、 係止解除スライダー(530A,530B;730)の
    上記当接面(530Aa,530Ba;730c,73
    0d)は、上記傾斜面(512d,512d;712
    d,712d)に対して相補形状に形成されたことを特
    徴とする請求項8記載のディスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】上記シャッター(200;500)の上
    記突出係合部(202;502)は、その内面に上記ス
    ライド面直角方向に延在するガイド突起(246a,2
    46b;502j,502k)を備え、且つ、上記係止
    部材(212;512)は、該ガイド突起(246a,
    246b;502j,502k)にスライド自在に係合
    するガイド溝(244a,244b;512j,512
    k)を備え、 係止部材(12b;212;512)の上記係止突起
    (12a;212a;512a)が、上記スライド面
    (106;106’)に形成された上記凹部又は上記係
    止穴(24;124)に対して、上記係止位置と上記非
    係止位置との間で案内されるようにしたことを特徴とす
    る請求項5又は7記載のディスクカートリッジ。
  11. 【請求項11】上記第1付勢手段は板バネ(248)で
    あり、 板バネ(248)の両端部は、上記シャッター(20
    0)の上記突出係合部(202)の内面により支持さ
    れ、且つ、板バネ(248)の中央部(248a)は、
    上記係止部材(12b;212)の上記係止突起(12
    a;212a)を上記スライド面(106;106’)
    の上記係止凹部又は係止穴(24;124)の方向に付
    勢することを特徴とする請求項5又は7記載のディスク
    カートリッジ。
  12. 【請求項12】上記第1付勢手段は、弾発コイルスプリ
    ングであり、 コイルスプリングの一端部は、上記シャッター(20
    0;500;700)の上記突出係合部(202;50
    2;702)の内面により支持され、且つ、コイルスプ
    リングの他端部は、上記係止部材(12b;212;5
    12;712)の上記係止突起(12a;212a;5
    12a;712a)を上記スライド面(106;10
    6’)の上記係止凹部又は係止穴(24;124)の方
    向に付勢することを特徴とする請求項5又は7記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  13. 【請求項13】上記係止部材(12b;212;51
    2;712)は、上記第1付勢手段としての弾性部材
    (248;548;748)を含み、 弾性部材の一部は、上記シャッター(200;500;
    700)の上記突出係合部(202;502;702)
    の内面により支持され、 弾性部材の弾性により、上記突出係合部(202;50
    2;702)の内面に対して、係止部材(12b;21
    2;512;712)の上記係止突起(12a;212
    a;512a;712a)を上記スライド面(106;
    106’)の上記係止凹部又は係止穴(24;124)
    の方向に付勢することを特徴とする請求項5又は7記載
    のディスクカートリッジ。
  14. 【請求項14】上記シャッター(200;500;70
    0)の上記突出係合部(202;502;702)は、
    上記第1付勢手段としての弾性部材を内側に含み、 弾性部材の一部は、上記係止部材(12b;212;5
    12;712)に当接し、 弾性部材の弾性により、係止部材(12b;212;5
    12;712)の上記係止突起(12a;212a;5
    12a;712a)を上記スライド面(106;10
    6’)の上記係止凹部又は係止穴(24;124)の方
    向に付勢することを特徴とする請求項5又は7記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  15. 【請求項15】上記係止機構の上記第1係止手段は、上
    記カートリッジケース(100)の上記突出係合部(2
    02)に対するスライド面(106;106’)に形成
    された係止凹部又は係止穴(124)からなり、 上記シャッター(200)は、上記ヘッドアクセス用開
    口(102)の上記閉位置を中立位置として、左右両方
    向へスライド可能に構成され、 上記第2係止手段(902)と上記係止解除手段(90
    4a,904b)と上記第1付勢手段(903a,90
    3b)とは一部材により、一体化係脱手段(900)と
    して、一体的に構成され、 該一体化係脱手段(900)は、上記第2係止手段に対
    応しかつ中央に位置する係止ブロック(902)と、上
    記係止解除手段(904a,904b)にそれぞれ対応
    しかつ係止ブロック(902)の両側に位置する一対の
    係止解除ブロック(904a,904b)と、上記第1
    付勢手段にそれぞれ対応しかつ係止ブロック(902)
    と各係止解除ブロック(904a,904b)とを連結
    する一対のスプリングアーム(903a,903b)と
    を、大略一直線状に延在すべく、一部材で一体的に構成
    してなり、 係止ブロック(902)は、係止凹部又は係止穴(12
    4)に係止可能な係止突起(901)を備え、 上記各係止解除ブロック(904a,904b)は、そ
    の大略中央部に、上記シャッター(500)に対して回
    動する回動支点部(906a,906b)を有するとと
    もに、上記シャッター駆動部材(400)の被操作部
    (905a,905b)を最外端部に備え、 上記シャッター駆動部材(400)が何れか一方の係止
    解除ブロック(904a)の被操作部(905a)に作
    用してこれを押下するとき、両係止解除ブロック(90
    4a,904b)がその支点部(906a,906b)
    を支点にして回動し、この回動に伴って、係止ブロック
    (902)を各スプリングアーム(903a,903
    b)のバネ力を介して上記非係止位置の方向に引き上げ
    て、その係止突起(901)の係止凹部又は係止穴(1
    24)に対する係止を解除することを特徴とする請求項
    1記載のディスクカートリッジ。
  16. 【請求項16】さらに、上記係止ブロック(902)を
    上記係止位置の方向に付勢する第2の第1付勢手段(2
    48)を別部材として備えたことを特徴とする請求項1
    5記載のディスクカートリッジ。
  17. 【請求項17】上記シャッター(200;500;70
    0)は、上壁側プレート(202A;202A’;50
    2A;502A’)と底壁側プレート(202B;20
    2B’;502B;502B’)とを備え、 各プレート(202A;202A’;502A;502
    A’;202B;202B’;502B;502B’)
    は、夫々、上記カートリッジケース(100)の上壁と
    底壁に沿ってスライドするスライド壁面(e,f)と、
    該各スライド壁面(e,f)の上端からL字状に屈曲し
    てカートリッジケース(100)のスライド面(10
    6,106’)に沿ってスライドする接続壁面(g;2
    04’;504’;704’;803a,803b)と
    からなり、各接続壁面同士が突き合わせ接続されること
    により、シャッター(200;500;700)全体が
    コの字状に構成され、 各接続壁面(g;204’;504’;704’;80
    3a,803b)は、略同寸法の突出長さを有し、 上記突出係合部(202;202’;502;50
    2’;702;702’)は、両スライド壁面(e,
    f)の上部の一部と両接続壁面(g;204’;50
    4’;704’;803a,803b)の一部(20
    4’;504’;704’)とで構成されたことを特徴
    とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  18. 【請求項18】上記各接続壁面(g;204’;50
    4’;704’;803a,803b)同士の上記突き
    合わせ接続は、上記上壁側プレート(202A;202
    A’;502A;502A’)と上記底壁側プレート
    (202B;202B’;502B;502B’)とが
    上記カートリッジケース(100)に組み付けられた後
    に、融着によりなされることを特徴とする請求項17記
    載のディスクカートリッジ。
  19. 【請求項19】上記第1係止手段は、上記スライド面
    (106’)に形成された係止穴(24)からなり、 係止穴(24)は、スライド面(106’)の外面(1
    4)側から内面(15)側に内径が大きくなるテーパ内
    周面(25)により形成され、 上記係止突起(12a)は、自由端(52)側から上記
    係止部材(12b)の本体側に外径が小さくなるテーパ
    外周面(13)を有することを特徴とする請求項5又は
    7記載のディスクカートリッジ。
  20. 【請求項20】上記接続壁面(g;204’;50
    4’;704’;803a,803b)の一方は、突き
    合わせ自由端面に上記カートリッジケース(100)の
    厚さ方向の凸部(p1,p2,p3)及び/又は凹部
    (g1,g2,g3)を有し、 上記接続壁面(g;204’;504’;704’;8
    03a,803b)の他方は、突き合わせ自由端面に上
    記一方の上記凸部(p1,p2,p3)に嵌合する凹部
    (g1,g2,g3)及び/又は上記一方の上記凹部
    (g1,g2,g3)に嵌合する凸部(p1,p2,p
    3)を有し、 上記各接続壁面同士の上記突き合わせ接続は、上記各突
    き合わせ自由端面の凸部(p1,p2,p3)と凹部
    (g1,g2,g3)とが互いに嵌合せしめられた状態
    でなされることを特徴とする請求項17記載のディスク
    カートリッジ。
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