JP3640510B2 - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円盤状の磁気ディスクメディアをケース内に収容した磁気ディスクカートリッジに関し、特に磁気ヘッド挿入用開口を開閉するシャッター部材を付勢するシャッターばね及びその組み込み構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、フレキシブルなポリエステルシート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形成され、回転駆動されながら磁気ヘッドにより上記磁性体層に磁気記録がなされる磁気ディスクメディア(いわゆるフロッピー・ディスク)を扁平ケース内に収容した磁気ディスクカートリッジが提供され、その取扱いの容易性、低コストといった利点から、主としてコンピュータ用の記録媒体として用いられている。
【0003】
また、上記磁気ディスクカートリッジには、磁気記録再生のための磁気ヘッドが磁気ディスクメディアの両面に外部から接触もしくは近接するため出し入れされる磁気ヘッド挿入用開口が設けられ、さらにこの開口には不使用時における塵埃等の侵入を防止するための開閉シャッター部材が設けられている。
【0004】
一方、上記磁気ディスクカートリッジにおける磁気ディスクメディアの記録容量は、記録方式の変更、磁性体層の改良等によって線記録密度の向上、トラック密度の向上が図られて増加している。このため、記録容量が増大した磁気ディスクカートリッジにおいては、従来の記録容量が下位の磁気ディスクカートリッジより防塵性を高めて、磁気ディスクメディアへの異物の付着を極力回避して信頼性を高める必要がある。
【0005】
また、上記のように、記録容量が従来品よりも高められた磁気ディスクカートリッジが提供されると、その大容量タイプの磁気ディスクカートリッジを駆動するためのドライブ装置が新たに提供される。この新たなドライブ装置は、新規の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジを駆動できることは勿論、多くの場合は、ユーザーの便宜を図っていわゆる「下位互換」の機能、つまり記録容量の点で下位となる従来の磁気ディスクカートリッジも駆動できる機能を備えるようになる。
【0006】
この下位互換の機能を実現しようとすると、新規の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジは、そのケースの主要寸法および構造が従来の磁気ディスクカートリッジとほぼ一致するように形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、磁気ディスクカートリッジの主要寸法および構造を共通化するについて、従来の記録容量が低い磁気ディスクカートリッジでは、防塵性がそれほど高められた構造でなく、前述の下位互換機能を得つつ記録容量の増大に対応して防塵性を高める必要が生じる。
【0008】
上記点の解決手段の一つとして、従来の磁気ディスクカートリッジではケース下面のスピンドル孔は磁気ディスクメディアのセンタコア部材が露出するように開放しているが、この部分からの異物の侵入を防止して防塵性を高めるために、磁気ヘッド挿入用開口を開閉するシャッター部材によって上記スピンドル孔についても保存時に閉止することが考えられる(本願と同一出願人による特願平9−90620号の図2参照)。
【0009】
この場合に、前記スピンドル孔の開口径は磁気ヘッド挿入用開口の幅より大きいことで、これを開閉するシャッター部材の開閉作動の摺動範囲が大きくなり、それに伴ってシャッターばねのストローク量を大きくする必要があるが、従来の磁気ディスクカートリッジにおいてはJISB0103に規定するねじりコイルばねが用いられているが、係るばねを用いたシャッターばねでは、必要なストローク量を確保するためにはばねの全体形状が大きくなると共に、その変形を許容するための空間をケース内に確保することが困難となる問題を有する。
【0010】
具体的には、従来のねじりコイルばねによるシャッターばねは、中心部に数ターンのコイル部を有しこれから2方向に線ばねが延びるものであり、その一端をケースに他端をシャッター部材に係止して閉方向に付勢するについて、シャッター部材の開閉作動に伴って、ねじりコイルばねのシャッター部材に取り付けられた端部は直線運動で、中央コイル部はケース側の端部を中心とする円運動を行うものであり、このねじりコイルばねのストローク量を大きくするためには両側の線ばねの長さを大きくする必要があり、これに伴い中央コイル部の円運動の軌跡や線ばね部の軌跡が磁気ディスクメディアの回転中心側に延びて、この磁気ディスクメディアの回転領域に干渉することになる。
【0011】
一方、上記のようなねじりコイルばねの代替として、特開平9−73749号に示されるようなシャッターばねが知られている。図12に示すように、このシャッターばねaは、コイル部bとそのコイル部bの両端から延長された腕部cを有する構造であって、その中心部のコイル部bが、前述のねじりコイルばねのようないわゆるねじり変形をする構造ではなく、曲げ変形をする構造であるため、ねじりコイルばねに比べて繰り返し耐久性は改善される。
【0012】
しかし係る構造のばねは、ねじり変形をするコイル部bを、単純に曲げ変形するコイルに置き換えただけであるから、ばねのストローク量を大きくするためには、上記の腕部cの長さを大きくしなければならず、この点において、ねじりコイルばねと同様な問題を有している。
【0013】
そこで本発明は上記事情に鑑み、シャッター部材の摺動範囲の拡大に対応する大きなストローク量を磁気ディスクメディアの回転領域に干渉することなく得られるようにしたシャッターばねを備えた磁気ディスクカートリッジを提供せんとするものである。
【0014】
また上記新規なシャッターばねの採用に伴う、組み付け性、外れ防止、ばね特性の変更等を改善する構造を備えた磁気ディスクカートリッジを提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の磁気ディスクカートリッジは、円盤状の磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を保存時に閉止し記録再生時に開放するシャッター部材とが設けられてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、
前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿入用開口を閉止する方向に付勢されるシャッターばねを有し、シャッターばねは、その一端前記ケースに、他端前記シャッター部材の一部に係止さた、一端より他端までの変形部分金属コイルばねにより構成され、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢するものであり、
前記ケースには外周壁と前記磁気ディスクメディアの外周に沿う内壁とが形成され、該外周壁と内壁との間に前記金属コイルばねによるシャッターばねを収容するばね収納部が設けられ、前記シャッター部材に前記シャッターばねの一端部を係止する係止突起が設けられ、前記ケースのばね収納部における前記内壁から、シャッター部材が閉状態にあるときの前記係止突起の位置に向けて延出形成された凸状壁部が設置されたことを特徴とするものである。
【0016】
上記のようなシャッターばねは、金属コイルばねが密着巻きされ、引っ張り初張力が強く設けられ、シャッター部材の開動作に伴ってばね全体が連続的にほぼU字状に変形して直線状態に戻ろうとする弾性力によってシャッター部材を閉方向に付勢するものであり、ケースの磁気ディスクメディアの回転領域外に収納される。
【0017】
なお、前記ケースの内部には、シャッター部材の開放動作に伴う変形状態のシャッターばねの収納スペースに沿ってその変形形状を規定する壁部を設けるのが好適である。
【0019】
上記の本発明の磁気ディスクカートリッジでは、凸状壁部を形成する構成としているので、両端部にフックを形成していないシャッターばねの端部を、それぞれケースの係止突起とシャッター部材の係止突起とに当接係止可能であり、シャッターばねを略U字状に撓ませた状態でケースのばね収納部に挿入して両端部を解放すると、シャッター部材側の端部がシャッター部材の係止突部にうまく係止しない状態でも上記凸状壁部との接触により、シャッター部材の係止突部に係止してシャッターばねの端部が係止突部を越えて伸長して組み付け不良が発生するのを阻止する。
【0020】
なお、上記凸状壁部の先端位置はシャッター部材に設けられた係止突起の開閉移動を妨げない距離だけ該係止突起先端から離間する一方、その間隙はシャッターばねのコイル径より小さく形成するのが好ましい。また、上記凸状壁部のシャッターばね側の側面は、前記シャッター部材の係止突起の側面位置よりシャッターばね側に偏位するか同等位置に設けるのが好ましい。さらに、前記凸状壁部は前記内壁に連結して設けられ、そのシャッターばね側の側面は、シャッター部材の開閉移動方向に対して直交する方向、または、シャッター部材の係止突起の方向に傾斜して設けるのが好適である。上記シャッターばねの端部が当接係止するケース側の係止突起のシャッターばね側の側面形状を、ケースの前端部がシャッター部材側の係止突起から離れるように傾斜形成するのが好ましい。
【0024】
本発明の他の磁気ディスクカートリッジは、円盤状の磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を保存時に閉止し記録再生時に開放するシャッター部材とが設けられてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、
前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿入用開口を閉止する方向に付勢されるシャッターばねを有し、該シャッターばねは、その一端が前記ケースに、他端が前記シャッター部材の一部に係止された、一端より他端までの変形部分が金属コイルばねにより構成され、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢するものであり、
シャッター部材にシャッターばねの一端部を係止する係止突起を設け、該係止突起に対して前記シャッターばねの一端部を、係止突起の近傍部分においてシャッター部材の開閉移動方向に略平行または傾斜した固定状態に保持したことを特徴とするものである。
【0025】
上記シャッターばねの一端部を固定保持すると、曲げ位置が比較的固定され、通常のねじりコイルばねと同様のばね特性を生じ、ばね形状差によるばね圧特性の近似が行える。
【0026】
なお、磁気ディスクカートリッジの組立時にはシャッター部材にシャッターばねの一端部を固着した状態で行うのが好適である。また、上記シャッター部材の係止突起へのシャッターばねの一端部は、挿入、圧入、かしめ等によって固着するのが好ましい。上記シャッター部材の係止突起は、該シャッター部材の一部を切り起こして設けるか、シャッター部材とは別部材で形成しシャッター部材に取り付けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、シャッターばねを金属コイルばねにより構成し、この金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢するようにしたことにより、この金属コイルばねは撓み変形時の形態の自由度が高く、ケース内の狭い空間に対してもそのスペースの形状に対応した形態で収納可能となり、その直線状態に戻ろうとする弾性力によって両端部を係止したケースとシャッター部材とを離間させるような付勢力が作用し、シャッター部材を閉方向に付勢することができ、シャッター部材の摺動範囲の拡大に対してストロークの大きいシャッターばねを構成することができ、例えば、防塵性を高めた記録容量の大きい磁気ディスクカートリッジを下位互換性を確保しつつ得ることが可能となる。
【0028】
特に、ケース内にシャッターばねの変形形状を規定する壁部を設けたものでは、前記シャッターばねの変形自由度の増大と共に、シャッターばねの収納スペースの確保が容易となる。
【0029】
また、ケースのばね収納部における内壁から閉位置のシャッター部材の係止突起に向けて延出した凸状壁部を設置したものでは、シャッターばねを略U字状に撓ませた状態でケースのばね収納部に挿入して両端部を解放した際に、上記凸状壁部の存在により、両端部がそれぞれケースおよびシャッター部材の係止突部に確実且つ良好に係止して組み付け性を確保できる。
【0031】
さらにまた、シャッターばねの一端部をシャッター部材の係止突起に固定保持するようにしたものでは、金属コイルばねによるシャッターばねのばね特性を従来のねじりコイルばねによるものと近似させることができ、同様のシャッター部材開閉特性が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0033】
<第1の実施の形態>
図1は本例の磁気ディスクカートリッジの底面図、図2は下シェルの内面図、図3はその要部拡大図である。
【0034】
磁気ディスクカートリッジ1は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のような合成樹脂から形成されたケース2(ハードケース)内に、センターコア5が回転自在に保持され、このセンターコア5に、中央円孔を有する磁気ディスクメディア6が貼着されている。この磁気ディスクメディア6は、フレキシブルなポリエステルシート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形成されたものである。
【0035】
ケース2は上下2つのシェルハーフが蓋合わせ状に固着されてなるものであり、このケース2の下面(下シェル)の中心部には前記センターコア5が露出する磁気ディスクメディア駆動用のスピンドル孔21が円形状に開口され、このケース2の上面および下面には磁気ヘッド挿入用開口22(上面については図示せず)が矩形状に設けられている。さらに、上記ケース2には、上記磁気ヘッド挿入用開口22を開閉するために、図中左右方向の開閉方向に滑動自在とされたシャッター部材3が組み付けられ、その摺動範囲のケース2の表面には浅い摺動溝24が形成されている。
【0036】
前記シャッター部材3は金属製で、例えばステンレス鋼板もしくはアルミニウム板から断面略コ字状に形成されたもので、ケース2前方の上下面を覆う上下面板部31が、ケース前端面を覆う連結部33によって連結されている。また該シャッター部材3の上下面板部31には開口34が設けられ、ケース2の磁気ヘッド挿入用開口22を開閉する。
【0037】
上記シャッター部材3の開口34は、シャッター部材3が閉状態にあるとき、前記磁気ヘッド挿入用開口22から外れる位置に設けられている。したがって、常時は各磁気ヘッド挿入用開口22がシャッター部材3によって閉じられ、そこからゴミ等の異物がケース2内に侵入することが防止される。
【0038】
なお、上記シャッター部材3によってケース2のスピンドル孔21についても開閉するように下面板部31を中心側に延長形成するようにしてもよい。
【0039】
前記ケース2の内面には、外周部分に側壁となる外周壁2aが、隅角部分には斜めに内壁2bが設けられ、この内壁2bの中心側に前記磁気ディスクメディア6が収納され、外側の略三角形空間に配置された接合突起2cで上下シェルが接合されると共に、前側の一方の外周壁2aと内壁2bとの間における三角形空間が後述のシャッターばね4を収納するばね収納部2dとなっている。
【0040】
上記シャッター部材3を閉方向に付勢するシャッターばね4は、図4に示すように、密着巻きされ少し湾曲形状とされた金属コイルばね41で構成され、その両端部にはフック42,43が設けられ、その一端のフック42が前記ケース2の係止突起25(図3参照)に、他端のフック43が前記シャッター部材3の連結部3に形成された係止突起35(図3参照)に係止され、金属コイルばね41のほぼ中央部の撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材3を付勢するように設けられている。
【0041】
上記のようなシャッターばね4は、金属コイルばね41が密着巻きされていることで引っ張り初張力が強く設けられ、このシャッターばね4が図4に鎖線で示すように中央部から略全体を連続的に撓み変形させると、実線で示す初期状態に戻ろうとする矢印のような弾性力が発生する。そして、前記シャッター部材3が磁気ヘッド挿入用開口22を閉止している図2の状態では、シャッターばね4は内側の角度が広いU字状に設置され、シャッター部材3の開動作に伴って内側の角度が小さくなるように変形して、前述の直線状態に戻ろうとする弾性力によってシャッター部材3を閉方向に付勢する。
【0042】
また、前記ケース2のシャッターばね収納部2dには、シャッター部材3の開放動作に伴う変形状態のシャッターばね4の収納スペースに沿ってその変形形状を規定する規制壁部11が外周壁2aに沿ってやや斜めに形成されている。
【0043】
上記のような磁気ディスクカートリッジ1では、金属コイルばねによるシャッターばね4を使用したことで、撓み変形時の形態の自由度が高く狭いばね収納部2dに対してもそのスペースの形状に対応した形態で収納可能となり、その直線状態に戻ろうとする弾性力によってシャッター部材3を閉方向に付勢する力が作用する。
【0044】
次に、図5には他の実施の形態によるシャッターばね4を示し、図4におけるものではフック42,43はコイルばね41の軸線上に設けているが、この例では、フック42,43をコイルばね41の軸線からオフセットして設けている。この構造によればシャッター部材3の移動に対するフック42,43の変位によるコイルばね41の変形が容易となる。上記フック42,43のオフセット位置は、具体的には設計あるいは使用条件により適宜選択すればよい。
【0045】
上記のような実施の形態では、シャッターばね4を、シャッター部材3が閉状態にあるときには若干の曲げ状態、開状態になるにつれて、その全体が連続的に曲げ変形する形態として説明したが、本願発明になるシャッターばね4は、前述したねじりコイルばねの線ばね部や、図12に示すようなシャッターばねaにおける腕部cを有さない構造であるから、その変形は連続的である必要はなく、上述のごとく、磁気ディスクメディア6を収納するケース2に設けた、シャッターばね4の変形を規定する規制壁部11の形状、位置等に応じて、自在に変形できるものであることは言うまでもなく、また、シャッター部材3が閉状態にあるときは、コイルばね41は直線状態であってもよい。
【0046】
なお、前記シャッターばね4のコイルばね41を構成する金属線は、その直径が一定である必要はなく、積極的に曲げ変形させたい部分の直径のみを、他の部分より細く設けてもよい。また、コイルばね自体の外径寸法も一定である必要はなく、積極的に曲げ変形させたい部分のみの外径を、他の部分より小さくしてもよい。これら、金属線の直径、コイルばねの外径寸法等も、設計あるいは使用条件により適宜選択すればよい。
【0047】
<第2の実施の形態>
図6は本例の磁気ディスクカートリッジの下シェルの要部内面図、図7はその一部拡大図である。本例のシャッター部材3を閉方向に付勢するシャッターばね4は、両端部にフックを有していない密着巻きされた金属コイルばねで構成され、シャッター部材3が図示の閉位置に移動している状態においても湾曲した形態でケース2のばね収納部に配置され、シャッター部材3を閉方向に付勢している。
【0048】
上記シャッターばね4の一端部4aはケース2のばね収納部2dの前端隅角部の係止突起25に当接係止する一方、シャッターばね4の他端部4bはシャッター部材3の連結部33の内面に突設された係止突起35に当接係止している。
【0049】
さらに、前記ケース2のばね収納部2dの内部には、内壁2bから、シャッター部材3が閉状態にあるときの該シャッター部材3の係止突起35に向けて延出形成された凸状壁部12が設けられている。
【0050】
上記凸状壁部12の形成により、前記シャッター部材3の係止突起35の周囲にはシャッターばね4の他端部4bが挿入される隙間が形成されないようになっている。つまり、前記凸状壁部12の端面12aの突出量すなわち係止突起35の先端との間隙d(図7参照)は、シャッター部材3の開閉動作を妨げない距離だけ離間して係止突起35の移動と干渉しないようにすると共に、その間隙dはシャッターばね4のコイル外径より小さくなるように設定されている。
【0051】
また、前記凸状壁部12のシャッターばね4側の側面12bは、図7に実線で示すものはシャッター部材3の開閉方向に直交する面で形成され、この側面12bがシャッター部材3の係止突起35の係止面35aよりシャッターばね4側に偏位するか、または同等位置にあって反対側にはずれないように設定されている。
【0052】
なお、上記凸状壁部12のシャッターばね4側の側面12bは、図7に鎖線で示すように、シャッター部材3の係止突起35の方向に向けて傾斜した傾斜面(曲面でもよい)に形成されて、この部分に当接したシャッターばね4の端部4bが係止突起35の方向に移動するように設けてもよい。
【0053】
また、前記シャッター部材3の係止突起35の幅(ケース2の厚み方向の長さ)が小さく、この係止突起35と両側のケース内面との間に、シャッターばね4が挿入可能な間隙が形成される場合には、前記凸状壁部12は係止突起35の先端に対向して突設されると共に、ケース内面から係止突起35の上下面に向けて前記間隙dと同様の間隙で対向するように突設してもよい。
【0054】
また、前記シャッターばね4の一端部4aを係止するケース2側の係止突起25は、ケース2の前端側部分にシャッターばね4の端部4aが係止するよう、係止突起25の係止面を傾斜面(曲面でもよい)に設けるようにしてもよい。
【0055】
本例においては、前記シャッターばね4の組み込みは、このシャッターばね4の両端4a,4bを押圧してU字状に撓ませた状態で、ケース2の前端開口部から前記ばね収納部2d内に挿入し、この状態で両端4a,4bを解放することで、シャッターばね4は両端が広がる方向に移動して、一端4aをケース2の係止突起25に他端4bをシャッター部材3の係止突起35にそれぞれ当接係止させてなり、シャッター部材3を閉方向に付勢するように組み付ける。その際、前記凸状壁部12の形成により、シャッターばね4の端部4bがシャッター部材3の係止突起35より磁気ヘッド挿入用開口22側に入り込むことがなく、この凸状壁部12に当接したものも係止突起35側に移動して係止する。
【0056】
つまり、上記のようにシャッターばね4の両端4a,4bを撓めてU字状として組み付ける場合に、一端4aはケース2の係止突起25に係止するが、他端4bはシャッター部材3の係止突起35に確実に係止されないことがある。これは、シャッターばね4がU字状に撓んだ状態から直線状態に戻るためにばね動作以外に、直線状態に戻ろうとする伸長動作が同一タイミングで生じ、係止突起35に係止する以前に伸長動作によりばね先端部4bが直線的に移動して係止突起35を越えて伸長する場合があり、前記凸状壁部12によりこれが防止でき、組み立てが確実に行える。
【0057】
なお、本例のようにシャッターばね4の両端部4a,4bを拘束しないで自由変形とすると、そのばね特性は、曲げ位置が分散して構成されるため、後述の図11に実線で示すように、シャッター部材3の位置すなわち変形量に対する荷重の変化が少ないコンスタントフォースの特性となる。
【0058】
<第3の実施の形態>
本例は図8に示すように、シャッターばね4の最大変位状態での係止突起25,35からの外れを防止する底部側の位置規制部材13を設置した例である。
【0059】
本例も第2の実施の形態と同様に、金属コイルばねによるシャッターばね4は、両端部が自由状態で一端部4aがケース2の係止突起25に、他端部4bがシャッター部材3の係止突起35にそれぞれ当接係止して、シャッター部材3を閉方向に付勢するものである。
【0060】
そして、ケース2の外周壁2aと内壁2bとの間に形成されたばね収納部2dの内部には、前記シャッター部材3が開作動して、図8に実線で示すように、前記シャッターばね4が最大に撓んだ状態よりさらに該シャッターばね4がU字状に変形した際に、このシャッターばね4の中間部と接触する底部側位置規制部材13が設けられている。この底部側位置規制部材13は、前記内壁2bに連続して略シャッター部材3の開閉方向と平行に設けられ、その設置位置はばね収納部2dの奥部で、これに接触したシャッターばね4の両端部4a,4bがそれぞれの係止突起25,35から外れる方向への移動、すなわちケース2の前端部から後方に離れる方向への移動を阻止するように設けられている。
【0061】
本例においては、シャッターばね4の組み付け時その他の状態で、シャッター部材3が開作動された状態(図8の実線)よりシャッターばね4がさらに大きく変形された際に、その両端部4a,4bは単に係止突起25,35に当接しているだけで、しかも、シャッターばね4の撓みが初期のU字形状より略C字形状に変化すると、係止突起25,35に係止保持できず係止突起25,35より離間し外れてしまうことがあるのを、前記底部側位置規制部材13の形成により、シャッターばね4の端部4a,4bが係止突起25,35から外れる方向への移動を阻止することによってその係止状態を維持して、安定したシャッター部材3の開閉作動を得ることができる。
【0062】
なお、上記底部側位置規制部材13は、前記内壁2bに連続しない壁状またはピン状に形成してもよく、また、前記第2の実施の形態における凸状壁部12と並設してもよい。
【0063】
<第4の実施の形態>
本例は図9,図10に示すように、シャッターばね4の一方の端部4bをシャッター部材3に固定保持するようにして、ばね変形特性を変更した例である。
【0064】
金属コイルばねによるシャッターばね4の一端部4aは前例と同様にケース2に設けられた係止突起25に当接係止される。一方、このシャッターばね4の他端部4bは、シャッター部材3に設けられた鍵状の係止突起36に対して、固定状態に保持されている。そして、この係止突起36による固定保持により、シャッターばね4の他端部4bの近傍部分は、シャッター部材3の開閉移動方向に略平行となるように保持されている。
【0065】
このシャッターばね4の一端部4bの固定保持により、シャッターばね4の形状はU字状部分の変形が大きくなり、シャッター部材3が開方向に移動してシャッターばね4が撓み変形した際には、図10に示すように、S字形状に近似してくる。
【0066】
上記シャッター部材3の係止突起36は、該シャッター部材3の一部を切り起こして設け、この係止突起36へのシャッターばね4の一端部4bの固着は、挿入、圧入、かしめ等によって行う。また、シャッター部材3をケース2に組み付ける場合には、このシャッター部材3にシャッターばね4の一端部4bを固着した状態で行う。これにより組み込み適正を向上できる。
【0067】
なお、上記シャッターばね4の固定保持部分は、シャッター部材3の開閉方向に対して傾斜して保持するようにしてもよい。また、上記シャッター部材3の係止突起36は、シャッター部材3とは別部材で形成し、シャッター部材3に取り付けるようにしてもよい。
【0068】
本例においては、シャッターばね4の一端部4bをシャッター部材3の係止突起36に固定保持していることで、曲げ位置が比較的固定され、図11に鎖線で示すように、通常のねじりコイルばね(破線)と同様のばね特性を生じ、ばね形状差によるばね圧特性を近似することができる。つまり、ねじりコイルばね(破線)は、シャッター部材3が閉位置から開位置に変化する、すなわち変形量が増大するのに対して、荷重が増大するように変化するものであり、前記第2および第3の実施の形態のように両端を自由としたコイルばね(実線)によるものでは変位量に対する荷重の変化が少ないコンスタントフォースの特性となるのに対し、本例のように一端部を固定保持したコイルばね(鎖線)では変形量に対して荷重が変化する特性となり、シャッター部材3が閉状態の時には荷重が小さく、開状態となると荷重が大きくなるという通常のねじりコイルばねの特性に近似し、同一の使用条件で用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による磁気ディスクカートリッジを示す底面図
【図2】図1の磁気ディスクカートリッジの下シェルの内面図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】図1のシャッターばねの詳細図
【図5】他のシャッターばねの詳細図
【図6】本発明の第2の実施の形態による磁気ディスクカートリッジの下シェルの要部内面図
【図7】図6の要部拡大図
【図8】本発明の第3の実施の形態による磁気ディスクカートリッジの下シェルの要部内面図
【図9】本発明の第4の実施の形態による磁気ディスクカートリッジの下シェルの要部内面図
【図10】図9のシャッター部材の開作動状態を示す同内面図
【図11】シャッターばねの形態とばね特性との関係を示す特性図
【図12】従来のシャッターばねの一例を示す正面図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ
2 ケース
2a 外周壁
2b 内壁
2d ばね収納部
3 シャッター部材
4 シャッターばね
6 磁気ディスクメディア
11 規制壁部
12 凸状壁部
13 位置規制部材
21 スピンドル孔
22 磁気ヘッド挿入用開口
25 係止突起
31 面板部
33 連結部
34 開口
35,36 係止突起
41 金属コイルばね

Claims (2)

  1. 円盤状の磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を保存時に閉止し記録再生時に開放するシャッター部材とが設けられてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、
    前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿入用開口を閉止する方向に付勢されるシャッターばねを有し、シャッターばねは、その一端が前記ケースに、他端が前記シャッター部材の一部に係止された、一端より他端までの変形部分が金属コイルばねにより構成され、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢するものであり、
    前記ケースには外周壁と前記磁気ディスクメディアの外周に沿う内壁とが形成され、該外周壁と内壁との間に前記金属コイルばねによるシャッターばねを収容するばね収納部が設けられ、
    前記シャッター部材に前記シャッターばねの一端部を係止する係止突起が設けられ、前記ケースのばね収納部における前記内壁から、シャッター部材が閉状態にあるときの前記係止突起の位置に向けて延出形成された凸状壁部が設置されたことを特徴とする磁気ディスクカートリッジ。
  2. 円盤状の磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を保存時に閉止し記録再生時に開放するシャッター部材とが設けられてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、
    前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿入用開口を閉止する方向に付勢されるシャッターばねを有し、該シャッターばねは、その一端が前記ケースに、他端が前記シャッター部材の一部に係止された、一端より他端までの変形部分が金属コイルばねにより構成され、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢するものであり、
    前記シャッター部材に前記シャッターばねの一端部を係止する係止突起が設けられ、該係止突起に対して前記シャッターばねの一端部が、係止突起の近傍部分においてシャッター部材の開閉移動方向に略平行または傾斜した固定状態に保持されていることを特徴とする磁気ディスクカートリッジ。
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