JP3434364B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3434364B2
JP3434364B2 JP25546694A JP25546694A JP3434364B2 JP 3434364 B2 JP3434364 B2 JP 3434364B2 JP 25546694 A JP25546694 A JP 25546694A JP 25546694 A JP25546694 A JP 25546694A JP 3434364 B2 JP3434364 B2 JP 3434364B2
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稔 藤田
康弘 石塚
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスクカ
ートリッジや光ディスクカートリッジなどのように、デ
ィスクの記録媒体を内部に回転可能に収納するととも
に、カートリッジケースにシャッタをスライド可能に支
持したディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来のディスクカートリッジ
の一例の概略を示す一部を切除した平面図である。
【0003】このディスクカートリッジは、磁気ヘッド
挿入口101を開閉する側面形状がコ字形のシャッタ1
02をカートリッジケース103にスライド可能に取り
付ける。このシャッタ102は、それの一端に形成され
た突起部104とカートリッジケース103の内側に設
けられた凹状の抜止係止部105との間に介挿された捩
じりコイルバネなどからなる弾性部材106によって磁
気ヘッド挿入口101を閉塞する方向に弾性付勢されて
いる。
【0004】カートリッジケース103の前面には、図
示しないディスク駆動装置に設けられた回動部材107
の先端部に立設したピン108が挿入される切り欠き部
109が設けてある。
【0005】このディスクカートリッジが矢印110で
示すようにディスク駆動装置内に挿入されると、回動部
材107のピン108が切り欠き部109と係合し、デ
ィスクカートリッジに付与される押し込み力に応じて回
動部材107が矢印111方向に回動する。これに伴っ
てピン108による押圧力がシャッタ102に与えら
れ、このシャッタ102が矢印112方向に移動し、シ
ャッタ102の開口113が磁気ヘッド挿入口101に
適合する状態、即ち開状態となる。その後、図示しない
磁気ヘッドが磁気ヘッド挿入口101を介してカートリ
ッジケース103内に進入し、磁気ディスクと接触して
所望の記録再生が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種のディスクカートリッジは、その組み立て時に弾性部
材106の一端をシャッタ102の突起部104内に、
他端をカートリッジケース103の内側に設けられた抜
止係止部105内にそれぞれ挿入するように、弾性部材
106をシャッタ102とカートリッジケース103の
間に正しくセットしなければその機能を発揮しなかった
り、あるいは弾性部材106の挿入が不十分な場合には
それがカートリッジケース103から飛び出すことがあ
る。そのため弾性部材106の挿入に十分な注意を払う
必要があり、挿入作業が煩雑で、組み立て性に問題があ
る。
【0007】これとは別に、特開昭64−1177号公
報に記載されたようなディスクカートリッジが知られて
いる。
【0008】このディスクカートリッジは図13に示す
ように、カートリッジケース121の前部付近とシャッ
タ122の間には捩じりコイルバネなどからなる弾性部
材123が介挿されており、弾性部材123の一端12
3aはカートリッジケース121の内側に設けられた凹
状の抜止係止部124に、他端123bはシャッタ12
2に形成された突起部125に、それぞれ挿入されてい
る。
【0009】カートリッジケース121の内面には、戻
しリブ126と落ち込み防止リブ127とがそれぞれ所
定の位置に設けられている。前記戻しリブ126は弾性
部材123が過度に挿入されようとした時にそれの一方
の腕128が当接して、弾性部材123を所定の位置ま
で戻す働きをしている。
【0010】前記落ち込み防止リブ127は、シャッタ
122を開く途中から弾性部材123のコイル状中間部
129が当接する位置に設けられている。すなわち弾性
部材123の実線の位置はシャッタ122によってカー
トリッジケース121のヘッド挿入口(図示せず)が閉
じた状態を示しており、このとき弾性部材123の中間
部129は落ち込み防止リブ127から離れている。そ
してシャッタ122を開く方向に移動すると、それに伴
って弾性部材123の腕128と腕130の間隔が徐々
に狭まるとともに、中間部129が落ち込み防止リブ1
27側に変位する。そして一点鎖線で示すように腕12
8の端部123bがX1の位置に到達すると中間部12
9が落ち込み防止リブ127に当接し、引続きシャッタ
122を閉じ方向に移動することにより、今度は腕12
8のみが点線で示すように中間部129を支点にして回
動し、端部123bがX2の位置に到達したときシャツ
タ122が開位置にあってヘッド挿入口が完全に開いて
いる。
【0011】前述のように腕128の端部123bがX
1の位置からX2の位置に至る間だけ中間部129が落
ち込み防止リブ127に弾接して、弾性部材123がカ
ートリッジケース121の内側に過度に落ち込んで、シ
ャツタ122から弾性部材123の端部123bが外れ
るのを防止している。
【0012】ところがこの構造においても、その組み立
て時に弾性部材123の一端123aをカートリッジケ
ース121の内側に抜止係止部124内に、他端123
bをシャッタ122の突起部125内にそれぞれ挿入す
るように、弾性部材123を正しくセットしなければな
らず、例えば弾性部材123の一端123aが抜止係止
部124の開口近くで引っ掛かっていると、弾性部材1
23の弾性力によってカートリッジケース121から飛
び出すことがある。そのためこのディスクカートリッジ
においても弾性部材123の挿入に十分な注意を払う必
要があり、挿入作業が煩雑で、組み立て性に問題があ
る。
【0013】本発明は、このような従来技術の欠点を解
消し、弾性部材の挿入が容易で組立性に優れたディスク
カートリッジを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、上ケースと下ケースからなり、所定の位
置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、その
カートリッジケースの内部に回転可能に収納されるディ
スク状記録媒体と、前記ヘッド挿入口を開閉するように
前記カートリッジケースにスライド可能に支持されたシ
ャッタと、前記シャッタを閉じる方向に弾性付勢し、中
間部とその中間部からそれぞれ延びた2つの腕を有す
る、例えば捩じりコイルバネなどからなる弾性部材とを
備えたディスクカートリッジを対象とするものである。
【0015】そして前記弾性部材の一方の腕が係止する
第1の係止部を前記シャッタまたはシャッタと一体に移
動するスライダに設け、前記弾性部材の他方の腕が係止
する第2の係止部と、前記弾性部材の中間部の周面がそ
れの側面に弾接する中間部移動ガイドとを前記カートリ
ッジケースの内面に設けて、前記弾性部材をシャッタと
カートリッジケースの間に装着した状態で、弾性部材の
一方の腕が第1の係止部に係止され、弾性部材の中間部
が中間部移動ガイドに弾接して、弾性部材が第1の係止
部と中間部移動ガイドの間で弾性的に保持され、前記シ
ャッタが移動して前記ヘッド挿入口を開閉する際、弾性
部材の中間部は中間部移動ガイドの側面に弾接した状態
でその中間部移動ガイドの側面に沿って移動することを
特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は前述のような構成になっているため、
弾性部材を挿入するとき、一方の腕は第1の係止部に係
合させる必要があるが、中間部は中間部移動ガイドの側
面に、また第2の端部は第2の係止部に弾接させるだけ
でよく、弾性部材の挿入に十分な注意を払う必要が少な
くなり、そのために挿入作業が簡便となる。
【0017】また弾性部材の中間部は中間部移動ガイド
の側面に安定した状態で弾接し、中間部と中間部移動ガ
イドの摩擦力によって弾性部材がカートリッジケースか
ら飛び出ることがなく、作業能率の改善を図ることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1ないし図9は本発明の一実施例に係るディスク
カートリッジを説明するための図であり、図1および図
2はディスクカートリッジの平面図および底面図、図3
は図1のシャッタを開いた状態の平面図、図4および図
5はそのディスクカートリッジの上ケースおよび下ケー
スの内側の平面図、図6はシャッタ部の機構を説明する
一部を切り欠いた拡大平面図、図7および図8は弾性部
材の正面図および平面図、図9はこのディスクカートリ
ッジの寸法関係を説明するための図である。
【0019】1はカートリッジケースで上ケース1aと
下ケース1bとからなり、図2に示すように下ケース1
b側の中央部にスピンドル口2が設けられ、それの外側
に長方形のヘッド挿入口3が形成され、上ケース1a側
にも対向位置にヘッド挿入口3が形成されている。ヘッ
ド挿入口3が形成されている側の端縁と反対側の端縁付
近には、書き込み禁止孔31と品種識別孔32が両側に
それぞれ設けられている。
【0020】このカートリッジケース1の内部には、図
1ならびに図2に示すように、円盤状の記録媒体である
フレキシブルな磁気ディスク5が回転可能に収納され、
磁気ディスク5の中央部にハブ6が固着されている(図
2参照)。
【0021】7は側面形状がコ字形をした金属あるいは
合成樹脂からなるシャッタで、上ケース1aと下ケース
1bに設けられたヘッド挿入口3がそれぞれ閉塞できる
大きさの板状部を有している。このシャッタ7は、前記
カートリッジケース1の外側にスライド可能に支持され
ており、記録再生装置に装着した際に自動的にスライド
して、ヘッド挿入口3が開くようになっている。
【0022】図6に示すように、シャッタ7の両面板部
41,41を連結する連結部42の内側でカートリッジ
ケース1の一辺15と対向する側に、先端部が槍状にな
ったガイド突部43,44が所定の間隔をおいて設けら
れている。ガイド突部43は、シャッタ7が閉じた位置
でカートリッジケース1に設けられたシャッタ停止突部
16に当接することにより、シャッタ7の摺動範囲を規
制する機能も果たしている。
【0023】一方、ガイド突部44は、その側面に弾性
部材11の一方の腕12aに設けられた第1の端部12
の弾性復元力を受け止める第1の係止部21を一体に有
している。
【0024】このように、各ガイド突部43,44に複
数の機能を持たせることで、形状が簡単となりシャッタ
7の製作が容易になるという効果がある。
【0025】カートリッジケース1は、図4ないし図6
に示すように、シャッタ7が取り付けられるカートリッ
ジケース1の一辺15に沿って、上ケース1aならびに
下ケース1bの内側にシャッタ7のガイドおよび外れ止
めのための溝状の案内部17が形成されている。
【0026】図4ならびに図6に示すように磁気ディス
ク5の回転領域18と、シャッタ7を案内する側のカー
トリッジケース1の一辺15と、その一辺15と直交す
る側辺19によって囲まれた隅部領域20で、上下ケー
ス1a,1bのどちらか一方(本実施例では上ケース1
aの方)に、前記側辺19と平行またはほぼ平行に直線
状に延びた突条の中間部移動ガイド22が設けられてい
る。
【0027】このように中間部移動ガイド22を平行ま
たはほぼ平行にした場合、金型が製作しやすいし、弾性
部材11を挿入する場合に中間部14と干渉しにくいた
め挿入作業が容易である。
【0028】中間部移動ガイド22は一方のケース内壁
から他方のケース内壁に向かって突設(本実施例の場合
は上ケース1aの内壁から下ケース1bの内壁に向かっ
て突設)されるが、その高さは弾性部材11の中間部1
4から延びる線状の腕13aが中間部移動ガイド22と
下ケース1bの内面との間で移動可能な高さに規制さ
れ、弾性部材11の移動は中間部移動ガイド22によっ
て拘束されないようになっている。
【0029】図9に示すように、シャッタ7の閉成位置
におけるそれの一端46と中間部移動ガイド22との距
離L1は、弾性部材11の中間部14の外形寸法D(図
8参照)より広く設計されている(L1>D)。またシ
ャッタ7の閉成位置におけるそれの第1の係止部21と
中間部移動ガイド22の先端部との間隔L2は、図8に
示す押圧力を加えない自然の状態での第1の端部12か
ら中間部14の外側までの距離L3よりも若干狭くなっ
ている(L2<L3)。
【0030】中間部移動ガイド22のカートリッジ前縁
側の先端部を曲面にしたりあるいは面取り(テーパ面)
を形成することにより、それの案内機能により弾性部材
11の挿入がよりスムースになる。
【0031】一方、弾性部材11の腕13aの第2の端
部13が位置する部分には、弾性部材11の弾性復元力
を受ける第2の係止部23が、どちらか一方のケースま
たは両方のケース内面(本実施例の場合は下ケース2
3)から突設されている。第2の係止部23の平面形状
は、図6に示すような直線状、あるいは後述の変形例で
示されているような曲面状、円筒状、ピン状あるいは他
の形状でも構わず、要は弾性部材11の第2の端部13
が当接する形状であればよい。
【0032】弾性部材11は捩じりコイルバネ、線状バ
ネ、板バネなどが使用でき、本実施例では捩じりコイル
バネを使用している。材質は例えばバネ用のステンレス
鋼線あるいはステンレス鋼薄板からなり、図7および図
8に示すようにほぼ中央にコイル状に巻かれた中間部1
4を有し、その両側から腕12a,13aが延び、腕1
2aの先端に第1の端部12を、腕13aの先端に第2
の端部13を有している。
【0033】図7に示すように、前記第1の端部12は
中間部14の厚み方向にほぼ直角に曲げられた折曲部分
を有し、シャッタ7またはシャッタ7と一体に連結した
スライダに設けられた第1の係止部21と係合される。
前記第2の端部13は、線材の切り口が腕13aの最大
厚み部に位置しないように折り曲げられている。
【0034】弾性部材11の装着は、まずシャッタ7を
閉位置の状態に置き、弾性部材11の腕12aと腕13
aの間隔を狭めた状態で、それの中間部14を先にして
シャツタ7の一端46と中間部移動ガイド22の間から
挿入して、腕12aと腕13aの狭めた状態を開放す
る。そうすると腕12aと腕13aの復元力により図6
に示すように、第1の端部12が第1の係止部21と係
合し、中間部14が中間部移動ガイド22の第1の係止
部21と対向する側面に弾接し、第2の端部13が第2
の係止部23と軽く係合して、弾性部材11の装着が完
了する。
【0035】このように弾性部材11を挿入するとき、
第1の端部12は第1の係止部21に係合させる必要が
あるが、中間部14は中間部移動ガイド22の側面に単
に弾接させるだけでよいし、第2の端部13は第2の係
止部23と接触させればよいから、弾性部材11の挿入
が簡便である。
【0036】また弾性部材11の中間部14は中間部移
動ガイド22の平面状の側面に安定した状態に弾接する
から、中間部14と中間部移動ガイド22の摩擦力によ
って係止されるから弾性部材11がカートリッジケース
1から飛び出ることはない。本実施例のように捩じりコ
イルバネを使用して、コイル状に巻かれた中間部14の
周面を中間部移動ガイド22の側面に弾接すれば、弾性
部材11の姿勢が特に安定している。
【0037】そして主に第1の係止部21と中間部移動
ガイド22の間における弾性部材11の弾性力により、
シャッタ7は閉位置方向に常に弾性付勢される。
【0038】次にシャッタ7の開閉動作について説明す
る。ディスクカートリッジが駆動装置(図示せず)に挿
入された時、駆動装置側に設けられたシャッタ開閉ピン
がシャッタ7の端部に設けられている開閉ピン当接部4
5に当接し、シャッタ開閉ピンの押圧力により弾性部材
11の弾性に抗してシャッタ7がヘッド挿入口3を開放
する方向に移動する。
【0039】この時、第1の係止部21に係止された第
1の端部12の位置がカートリッジケース1の一辺15
に沿って移動するため、中間部14は弾接した状態で中
間部位置ガイド22に沿って点線で示すようにカートリ
ッジケース1の内側方向に移動する。弾性部材11の第
2の端部13は、中間部14の移動に伴い第2の係止部
23を滑りながら点線で示す位置まで移動して、ヘッド
挿入口3が完全に開口する。
【0040】ディスクカートリッジを駆動装置から取り
出す際には、シャッタ7を開くときと全く反対の動作が
行われ、弾性部材11は点線の状態から実線の状態に移
動しながら、シャッタ7はヘッド挿入口3を閉じる位置
まで移動する。
【0041】図10は、シャッタ機構部の第1変形例を
示す図である。この例では中間部移動ガイド22の先端
部が第1の係止部21側を向くように、すなわち回転領
域18を区画形成する円弧リブ26とほぼ同じ方向に傾
斜して設けられている。このようにすれば、隅部領域2
0をより有効に利用することが可能であり、同一のシャ
ッタ開閉ストロークに対して、弾性部材11に加わる曲
げ応力を小さくできるため、弾性部材11の設計の自由
度が高くなるという効果がある。
【0042】またこの例では円筒状の第2の係止部23
が設けられており、シャツタ7の開閉に伴って弾性
11の第2の端部13が第2の係止部23の周面に沿っ
て移動する。この例では円筒状の第2の係止部23を使
用したが、円形、楕円形あるいは三角形以上の多角形
(例えば四角形)のピン状の第2の係止部23を用いる
ことも可能である。
【0043】図11は、シャッタ機構部の第2変形例を
示す図である。この例では側辺19に設けられるディス
クカートリッジ位置決め用凹部27を構成するほぼ樋状
の周壁28の一部を第2の係止部23として利用してい
る。
【0044】この第2の係止部23の近傍を中心とした
円弧状の中間部移動ガイド22が形成されており、従っ
て中間部移動ガイド22はシャッタ7側に向けて凸に湾
曲している。
【0045】この例の場合、シャツタ7の開閉にともな
って弾性部材11の中間部14が円弧状をした中間部移
動ガイド22の外周面に沿って移動するが、腕13aは
第2の端部13を中心にして回動する。
【0046】
【0047】
【0048】図11のようにすれば、第2の端部13と
第2の係止部23の接する点がほぼ一定点になり、シャ
ッタ7が開閉しても第2の端部13と第2の係止部23
が摺動しないため、第2の係止部23が削られて削れ粉
が発生するなどの問題がない。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になっている
ため、弾性部材を挿入するとき、一方の腕は第1の係止
部に係合させる必要があるが、中間部は中間部移動ガイ
ドの側面に単に弾接させるだけでよいし、第2の端部は
第2の係止部と接触しておればよいから、弾性部材の挿
入に十分な注意を払う必要が少なくなり、そのために挿
入作業が簡便となる。
【0053】また弾性部材の中間部は中間部移動ガイド
の側面に安定した状態で弾接し、中間部と中間部移動ガ
イドの摩擦力によって弾性部材がカートリッジケースか
ら飛び出ることがなく、作業能率の改善を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る磁気ディスクカートリッ
ジの平面図である。
【図2】その磁気ディスクカートリッジの底面図であ
る。
【図3】その磁気ディスクカートリッジのシャッタを開
いた状態の平面図である。
【図4】その磁気ディスクカートリッジにおける上ケー
スの内側の平面図である。
【図5】その磁気ディスクカートリッジにおける下ケー
スの内側の平面図である。
【図6】その磁気ディスクカートリッジのシャッタ部の
機構を説明するための一部を切り欠いた拡大平面図であ
る。
【図7】その磁気ディスクカートリッジに使用する弾性
部材の正面図である。
【図8】その弾性部材の平面図である。
【図9】その磁気ディスクカートリッジの寸法関係を説
明するための図である。
【図10】本発明の第1変形例に係る磁気ディスクカー
トリッジのシャッタ部の機構を説明するための一部を切
り欠いた拡大平面図である。
【図11】本発明の第2変形例に係る磁気ディスクカー
トリッジのシャッタ部の機構を説明するための一部を切
り欠いた拡大平面図である。
【図12】従来のディスクカートリッジの概略構成を説
明するための平面図である。
【図13】従来提案された磁気ディスクカートリッジの
一部を切除した平面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジケース 1a 上ケース 1b 下ケース 2 スピンドル口 3 ヘッド挿入口 5 磁気ディスク 7 シャッタ 11 弾性部材 12 第1の端部 12a 腕 13 第2の端部 13a 腕 14 中間部 15 一辺 18 回転領域 19 側辺 20 隅部領域 21 第1の係止部 22 中間部移動ガイド 23 第2の係止部 26 円弧リブ 27 位置決め用凹部 40 スライダ 46 一端 L1 シャッタの一端と中間部移動ガイド22との距離 D 弾性部材の中間部の外形寸法 L2 第1の係止部と中間部移動ガイドの先端部との間
隔 L3 第2の端部から中間部の外側までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 605

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースからなり、所定の位
    置にヘッド挿入口を有するカートリッジケースと、 そのカートリッジケースの内部に回転可能に収納される
    ディスク状記録媒体と、 前記ヘッド挿入口を開閉するように前記カートリッジケ
    ースにスライド可能に支持されたシャッタと、 前記シャッタを閉じる方向に弾性付勢し、中間部とその
    中間部からそれぞれ延びた2つの腕を有する弾性部材と
    を備えたディスクカートリッジにおいて、 前記弾性部材の一方の腕が係止する第1の係止部を前記
    シャッタまたはシャッタと一体に移動するスライダに設
    け、 前記弾性部材の他方の腕が係止する第2の係止部と、前
    記弾性部材の中間部の周面がそれの側面に弾接する中間
    部移動ガイドとを前記カートリッジケースの内面に設け
    て、 前記弾性部材をシャッタとカートリッジケースの間に装
    着した状態で、弾性部材の一方の腕が第1の係止部に係
    止され、弾性部材の中間部が中間部移動ガイドに弾接し
    て、弾性部材が第1の係止部と中間部移動ガイドの間で
    弾性的に保持され、前記シャッタが移動して前記ヘッド
    挿入口を開閉する際、弾性部材の中間部は中間部移動ガ
    イドの側面に弾接した状態でその中間部移動ガイドの側
    面に沿って移動することを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記弾性部材が
    捩じりコイルバネからなり、コイル状に巻かれた中間部
    が前記中間部移動ガイドの側面に弾接していることを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記中間部移動
    ガイドのカートリッジケースの前端縁側に近い先端部に
    前記弾性部材の挿入を案内する傾斜面または曲面が形成
    されていることを特徴とするディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記中間部移動
    ガイドがカートリッジケースの前端縁とほぼ直交する方
    向に延びていることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、前記中間部移動
    ガイドがカートリッジケースのディスク回転領域の外周
    にほぼ同じ方向に傾斜して設けられていることを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載において、前記中間部移動
    ガイドが前記第2の係止部を中心として円弧状に形成さ
    れていることを特徴とするディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、前記カートリッ
    ジケースに設けられたカートリッジ位置決め用凹部の周
    壁が前記第2の係止部を兼ねていることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
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