JP2001160274A - 光ピックアップの移送機構 - Google Patents
光ピックアップの移送機構Info
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- JP2001160274A JP2001160274A JP34249499A JP34249499A JP2001160274A JP 2001160274 A JP2001160274 A JP 2001160274A JP 34249499 A JP34249499 A JP 34249499A JP 34249499 A JP34249499 A JP 34249499A JP 2001160274 A JP2001160274 A JP 2001160274A
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- Japan
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- female screw
- leaf spring
- screw shaft
- optical pickup
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリューシャフトの回転をめねじ部材で直
線運動に変換して光ピックアップを移送する移送機構に
おいて、スクリューシャフトとめねじ部材の噛み合い不
良や送り負荷の上昇を解消すると共に、コストの低減化
を図ること。 【解決手段】 光ピックアップを搭載したキャリッジ1
に板ばね5を片持ち梁状に固定し、この板ばね5に、固
定端から自由端側に向かって斜め上方へ折り曲げられた
傾斜部5aと、この傾斜部5aの先端から下方へ略直角
に折り曲げられた一対の腕部5bとを形成する。傾斜部
5aの裏面に半周以内の歯部7aを有する合成樹脂製の
第1のめねじ部材7を固定し、傾斜部5aからの弾性付
勢力により歯部7aをスクリューシャフト4のねじ部4
aに噛合させる。また、両腕部5bの先端に約1/4周
の歯部8aを有する合成樹脂製の第2のめねじ部材8を
それぞれ固定し、腕部5bからの弾性付勢力により歯部
8aをスクリューシャフト4のねじ部4aに噛合させ
る。
線運動に変換して光ピックアップを移送する移送機構に
おいて、スクリューシャフトとめねじ部材の噛み合い不
良や送り負荷の上昇を解消すると共に、コストの低減化
を図ること。 【解決手段】 光ピックアップを搭載したキャリッジ1
に板ばね5を片持ち梁状に固定し、この板ばね5に、固
定端から自由端側に向かって斜め上方へ折り曲げられた
傾斜部5aと、この傾斜部5aの先端から下方へ略直角
に折り曲げられた一対の腕部5bとを形成する。傾斜部
5aの裏面に半周以内の歯部7aを有する合成樹脂製の
第1のめねじ部材7を固定し、傾斜部5aからの弾性付
勢力により歯部7aをスクリューシャフト4のねじ部4
aに噛合させる。また、両腕部5bの先端に約1/4周
の歯部8aを有する合成樹脂製の第2のめねじ部材8を
それぞれ固定し、腕部5bからの弾性付勢力により歯部
8aをスクリューシャフト4のねじ部4aに噛合させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに搭載
された光ピックアップをスクリューシャフトの回転に伴
ってディスクの径方向へ移送するための移送機構に係
り、特に、スクリューシャフトの回転を直線運動に変換
してキャリッジに伝達する動力変換部材の改良に関す
る。
された光ピックアップをスクリューシャフトの回転に伴
ってディスクの径方向へ移送するための移送機構に係
り、特に、スクリューシャフトの回転を直線運動に変換
してキャリッジに伝達する動力変換部材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップを用いてCD(コンパク
トディスク)やMD(ミニディスク)等のディスクに対
して情報を記録および/または再生する場合、該光ピッ
クアップをディスクの径方向へ移送する必要があり、従
来より、かかる移送機構として図4に示すものが知られ
ている。
トディスク)やMD(ミニディスク)等のディスクに対
して情報を記録および/または再生する場合、該光ピッ
クアップをディスクの径方向へ移送する必要があり、従
来より、かかる移送機構として図4に示すものが知られ
ている。
【0003】図4において、符号1は光ピックアップ2
を搭載したキャリッジであり、このキャリッジ1はガイ
ドシャフト3とスクリューシャフト4との間に配置され
ている。これらガイドシャフト3とスクリューシャフト
4は互いに並行に対向設置されており、スクリューシャ
フト4は図示せぬスレッドモータによって正逆両方向へ
回転駆動されるようになっている。キャリッジ1の両側
面には受部1a,1bが突設されており、一方の受部1
aはガイドシャフト3の周面に当接し、他方の受部1b
はスクリューシャフト4に十分なクリアランスを介して
挿通されている。また、キャリッジ1には板ばね5が片
持ち梁状にねじ止めされており、この板ばね5の自由端
側にはハーフナットと呼ばれる合成樹脂製のめねじ部材
6が固定されている。図5に示すように、めねじ部材6
には約半周の範囲に亘って歯部6aが刻設されており、
この歯部6aは板ばね5からの弾性力を受けてスクリュ
ーシャフト4のねじ部4aに噛合している。
を搭載したキャリッジであり、このキャリッジ1はガイ
ドシャフト3とスクリューシャフト4との間に配置され
ている。これらガイドシャフト3とスクリューシャフト
4は互いに並行に対向設置されており、スクリューシャ
フト4は図示せぬスレッドモータによって正逆両方向へ
回転駆動されるようになっている。キャリッジ1の両側
面には受部1a,1bが突設されており、一方の受部1
aはガイドシャフト3の周面に当接し、他方の受部1b
はスクリューシャフト4に十分なクリアランスを介して
挿通されている。また、キャリッジ1には板ばね5が片
持ち梁状にねじ止めされており、この板ばね5の自由端
側にはハーフナットと呼ばれる合成樹脂製のめねじ部材
6が固定されている。図5に示すように、めねじ部材6
には約半周の範囲に亘って歯部6aが刻設されており、
この歯部6aは板ばね5からの弾性力を受けてスクリュ
ーシャフト4のねじ部4aに噛合している。
【0004】このように概略構成された光ピックアップ
の移送機構において、スクリューシャフト4が正逆いず
れかの方向へ回転すると、この回転力がめねじ部材6の
歯部6aで直線運動に変換されてキャリッジ1に伝達さ
れるため、キャリッジ1がガイドシャフト3とスクリュ
ーシャフト4の軸線方向(図4の矢印方向)に移動す
る。これにより、キャリッジ1に搭載された光ピックア
ップ2が図示せぬディスクの径方向へ移送され、ディス
クに対する情報の記録および/または再生動作が行われ
る。
の移送機構において、スクリューシャフト4が正逆いず
れかの方向へ回転すると、この回転力がめねじ部材6の
歯部6aで直線運動に変換されてキャリッジ1に伝達さ
れるため、キャリッジ1がガイドシャフト3とスクリュ
ーシャフト4の軸線方向(図4の矢印方向)に移動す
る。これにより、キャリッジ1に搭載された光ピックア
ップ2が図示せぬディスクの径方向へ移送され、ディス
クに対する情報の記録および/または再生動作が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く構成された
光ピックアップの移送機構は、外部から作用する振動に
対して板ばね5が板厚方向へ撓むことにより、光ピック
アップ2に加わる衝撃力を抑制することができ、特に車
載用のCDプレーヤやMDプレーヤに広く採用されてい
る。しかしながら、各部の寸法誤差や取付誤差等に起因
してスクリューシャフト4とめねじ部材6が図5の左右
方向へ位置ずれした場合、スクリューシャフト4のねじ
部4aに対する歯部6aの噛み合いが浅くなり、スクリ
ューシャフト4の回転力をめねじ部材6に確実に伝達で
きなくなる。
光ピックアップの移送機構は、外部から作用する振動に
対して板ばね5が板厚方向へ撓むことにより、光ピック
アップ2に加わる衝撃力を抑制することができ、特に車
載用のCDプレーヤやMDプレーヤに広く採用されてい
る。しかしながら、各部の寸法誤差や取付誤差等に起因
してスクリューシャフト4とめねじ部材6が図5の左右
方向へ位置ずれした場合、スクリューシャフト4のねじ
部4aに対する歯部6aの噛み合いが浅くなり、スクリ
ューシャフト4の回転力をめねじ部材6に確実に伝達で
きなくなる。
【0006】そこで、従来より、歯部6aの両端を水平
方向へ延ばしてストレート部となし、このストレート部
によってスクリューシャフト4との噛み合いを確保する
ようにした技術が提案されているが、このような形状の
歯部6aをめねじ部材6に刻設するには、ねじ部材6を
成形するための金型構造が複雑になり、コストアップを
招来するという問題があった。また、めねじ部材6がス
クリューシャフト4に対してガタの無い方向で取り付け
られと、スクリューシャフト4のねじ部4aとめねじ部
材6の歯部6aとの噛み合い力が過度に増大し、送り負
荷が上昇してしまうという問題があった。
方向へ延ばしてストレート部となし、このストレート部
によってスクリューシャフト4との噛み合いを確保する
ようにした技術が提案されているが、このような形状の
歯部6aをめねじ部材6に刻設するには、ねじ部材6を
成形するための金型構造が複雑になり、コストアップを
招来するという問題があった。また、めねじ部材6がス
クリューシャフト4に対してガタの無い方向で取り付け
られと、スクリューシャフト4のねじ部4aとめねじ部
材6の歯部6aとの噛み合い力が過度に増大し、送り負
荷が上昇してしまうという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、分割された2
種類のめねじ部材にそれぞれ半周以内の歯部を刻設し、
これら2種類のめねじ部材をスクリューシャフトに対し
て互いに略直交する方向へ弾性付勢することとする。こ
のように構成すると、互いに略直交する方向へ変位可能
な2種類のめねじ部材によって、各部の寸法誤差や取付
誤差等に起因するスクリューシャフトとめねじ部材の位
置ずれを確実に吸収することができ、しかも、単純構造
の金型で各めねじ部材を成形できるため、コストの低減
化を図ることができる。
種類のめねじ部材にそれぞれ半周以内の歯部を刻設し、
これら2種類のめねじ部材をスクリューシャフトに対し
て互いに略直交する方向へ弾性付勢することとする。こ
のように構成すると、互いに略直交する方向へ変位可能
な2種類のめねじ部材によって、各部の寸法誤差や取付
誤差等に起因するスクリューシャフトとめねじ部材の位
置ずれを確実に吸収することができ、しかも、単純構造
の金型で各めねじ部材を成形できるため、コストの低減
化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による光ピックアップの移
送機構では、光ピックアップを搭載したキャリッジと、
モータを駆動源として回転するスクリューシャフトと、
前記キャリッジに片持ち梁状に支持された板ばねと、こ
の板ばねの自由端側に固定されためねじ部材とを備え、
前記めねじ部材の歯部が前記板ばねの弾性力を受けて前
記スクリューシャフトに噛合するようになっている光ピ
ックアップの移送機構おいて、前記めねじ部材が少なく
とも2つ以上に分割された第1および第2のめねじ部材
からなり、これら第1および第2のめねじ部材の歯部を
それぞれ半周以内の範囲に設定すると共に、前記板ばね
によって前記第1および第2のめねじ部材を前記スクリ
ューシャフトに対して互いに略直交する方向へ弾性付勢
した。
送機構では、光ピックアップを搭載したキャリッジと、
モータを駆動源として回転するスクリューシャフトと、
前記キャリッジに片持ち梁状に支持された板ばねと、こ
の板ばねの自由端側に固定されためねじ部材とを備え、
前記めねじ部材の歯部が前記板ばねの弾性力を受けて前
記スクリューシャフトに噛合するようになっている光ピ
ックアップの移送機構おいて、前記めねじ部材が少なく
とも2つ以上に分割された第1および第2のめねじ部材
からなり、これら第1および第2のめねじ部材の歯部を
それぞれ半周以内の範囲に設定すると共に、前記板ばね
によって前記第1および第2のめねじ部材を前記スクリ
ューシャフトに対して互いに略直交する方向へ弾性付勢
した。
【0009】このように構成すると、第1および第2の
めねじ部材が板ばねの弾性力に抗して互いに略直交する
方向へ変位可能であるため、各部の寸法誤差や取付誤差
等に起因するスクリューシャフトと各めねじ部材の位置
ずれが確実に吸収され、スクリューシャフトと各めねじ
部材の噛み合い不良や送り負荷の上昇を解消することが
でき、しかも、各めねじ部材を成形するための金型構造
が単純化されるため、コストの低減化を図ることができ
る。
めねじ部材が板ばねの弾性力に抗して互いに略直交する
方向へ変位可能であるため、各部の寸法誤差や取付誤差
等に起因するスクリューシャフトと各めねじ部材の位置
ずれが確実に吸収され、スクリューシャフトと各めねじ
部材の噛み合い不良や送り負荷の上昇を解消することが
でき、しかも、各めねじ部材を成形するための金型構造
が単純化されるため、コストの低減化を図ることができ
る。
【0010】上記の構成において、第1および第2のめ
ねじ部材はスクリューシャフトのスラスト方向に位置ず
れした状態で板ばねに固定されていることが好ましく、
このようにすると、第1のめねじ部材に対する板ばねの
弾性付勢力と第2のめねじ部材に対する板ばねの弾性付
勢力とが干渉しにくくなり、スクリューシャフトと各め
ねじ部材の位置ずれをより確実に吸収することができ
る。この場合、スクリューシャフトのスラスト方向に沿
って一方のめねじ部材を介し他方のめねじ部材を一対設
けると、各めねじ部材からスクリューシャフトに対して
バランス良く付勢力が作用し、円滑な移送動作を行うの
に効果的である。
ねじ部材はスクリューシャフトのスラスト方向に位置ず
れした状態で板ばねに固定されていることが好ましく、
このようにすると、第1のめねじ部材に対する板ばねの
弾性付勢力と第2のめねじ部材に対する板ばねの弾性付
勢力とが干渉しにくくなり、スクリューシャフトと各め
ねじ部材の位置ずれをより確実に吸収することができ
る。この場合、スクリューシャフトのスラスト方向に沿
って一方のめねじ部材を介し他方のめねじ部材を一対設
けると、各めねじ部材からスクリューシャフトに対して
バランス良く付勢力が作用し、円滑な移送動作を行うの
に効果的である。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は光ピックアップの移送機構の要部説明図、図2は
該移送機構に備えられる板ばねとめねじ部材の斜視図で
あり、前述した図4,5に対応する部分には同一符号を
付してある。
図1は光ピックアップの移送機構の要部説明図、図2は
該移送機構に備えられる板ばねとめねじ部材の斜視図で
あり、前述した図4,5に対応する部分には同一符号を
付してある。
【0012】図1,2に示すように、キャリッジ1に片
持ち梁状にねじ止めされた板ばね5には、固定端から自
由端側に向かって斜め上方へ折り曲げられた傾斜部5a
と、この傾斜部5aの先端から下方へ略直角に折り曲げ
られた一対の腕部5bとが形成されている。傾斜部5a
の裏面には合成樹脂製の第1のめねじ部材7が固定され
ており、この第1のめねじ部材7には約半周(ただし、
180°以内)の範囲に亘って歯部7aが刻設されてい
る。第1のめねじ部材7は両腕部5bの間に位置してお
り、歯部7aは傾斜部5aからの弾性力を受けてスクリ
ューシャフト4のねじ部4aに噛合している。また、両
腕部5bの先端には合成樹脂製の第2のめねじ部材8が
それぞれ固定されており、これら第2のめねじ部材8に
は約1/4周(ほぼ90°)の範囲に亘って歯部8aが
刻設されている。両第2のめねじ部材8は第1のめねじ
部材7と対向する空隙9を介してスクリューシャフト4
の軸線方向へ位置ずれして配置されており、それぞれの
歯部8aは腕部5bからの弾性力を受けてスクリューシ
ャフト4のねじ部4aに噛合している。ねじ部4aに歯
部7aおよび8aを噛合させる時は、両腕部5bを図1
の矢印B2方向へ撓ませて開口を広げてから行うように
なっている。また、各めねじ部材7,8は、個別部品と
して成形した後に熱がしめや接着等の手段を用いて板ば
ね5に固定しても良いが、アウトサート成形技術を用い
て板ばね5に同時に成形すると、組立工程を簡略化する
ことができる。その場合、両腕部5bを折り曲げる前の
板ばね5に対して各めねじ部材7,8をアウトサート成
形した後、両腕部5bを傾斜部5aに対して略直角に折
り曲げれば良い。なお、第1のめねじ部材7に約1/4
周の範囲に亘って歯部7aを刻設し、第2のめねじ部材
8に約半周の範囲に亘って歯部8aを刻設する構成にし
ても良い。
持ち梁状にねじ止めされた板ばね5には、固定端から自
由端側に向かって斜め上方へ折り曲げられた傾斜部5a
と、この傾斜部5aの先端から下方へ略直角に折り曲げ
られた一対の腕部5bとが形成されている。傾斜部5a
の裏面には合成樹脂製の第1のめねじ部材7が固定され
ており、この第1のめねじ部材7には約半周(ただし、
180°以内)の範囲に亘って歯部7aが刻設されてい
る。第1のめねじ部材7は両腕部5bの間に位置してお
り、歯部7aは傾斜部5aからの弾性力を受けてスクリ
ューシャフト4のねじ部4aに噛合している。また、両
腕部5bの先端には合成樹脂製の第2のめねじ部材8が
それぞれ固定されており、これら第2のめねじ部材8に
は約1/4周(ほぼ90°)の範囲に亘って歯部8aが
刻設されている。両第2のめねじ部材8は第1のめねじ
部材7と対向する空隙9を介してスクリューシャフト4
の軸線方向へ位置ずれして配置されており、それぞれの
歯部8aは腕部5bからの弾性力を受けてスクリューシ
ャフト4のねじ部4aに噛合している。ねじ部4aに歯
部7aおよび8aを噛合させる時は、両腕部5bを図1
の矢印B2方向へ撓ませて開口を広げてから行うように
なっている。また、各めねじ部材7,8は、個別部品と
して成形した後に熱がしめや接着等の手段を用いて板ば
ね5に固定しても良いが、アウトサート成形技術を用い
て板ばね5に同時に成形すると、組立工程を簡略化する
ことができる。その場合、両腕部5bを折り曲げる前の
板ばね5に対して各めねじ部材7,8をアウトサート成
形した後、両腕部5bを傾斜部5aに対して略直角に折
り曲げれば良い。なお、第1のめねじ部材7に約1/4
周の範囲に亘って歯部7aを刻設し、第2のめねじ部材
8に約半周の範囲に亘って歯部8aを刻設する構成にし
ても良い。
【0013】このように構成された実施例にあっては、
外部から作用する振動に対して、板ばね5の傾斜部5a
が図1の矢印A1−A2方向へ撓み、板ばね5の両腕部
5bが図1の矢印B1−B2方向へ撓むため、キャリッ
ジ1に搭載された光ピックアップ2に加わる衝撃力を抑
制することができる。また、各部の寸法誤差や取付誤差
等に起因する上下方向のばらつきが第1のめねじ部材7
の矢印A1−A2方向への変位によって吸収され、同じ
く左右方向のばらつきが第2のめねじ部材8の矢印B1
−B2方向への変位によって吸収されるため、スクリュ
ーシャフト4と各めねじ部材7,8の噛み合い不良を確
実に防止することができると共に、送り負荷の上昇を抑
制することができる。さらに、各めねじ部材7,8の歯
部7a,8aはいずれも半周(180°)以内の範囲に
設定されているため、各めねじ部材7,8を成形するた
めの金型構造が単純化され、コストの低減化を図ること
ができる。
外部から作用する振動に対して、板ばね5の傾斜部5a
が図1の矢印A1−A2方向へ撓み、板ばね5の両腕部
5bが図1の矢印B1−B2方向へ撓むため、キャリッ
ジ1に搭載された光ピックアップ2に加わる衝撃力を抑
制することができる。また、各部の寸法誤差や取付誤差
等に起因する上下方向のばらつきが第1のめねじ部材7
の矢印A1−A2方向への変位によって吸収され、同じ
く左右方向のばらつきが第2のめねじ部材8の矢印B1
−B2方向への変位によって吸収されるため、スクリュ
ーシャフト4と各めねじ部材7,8の噛み合い不良を確
実に防止することができると共に、送り負荷の上昇を抑
制することができる。さらに、各めねじ部材7,8の歯
部7a,8aはいずれも半周(180°)以内の範囲に
設定されているため、各めねじ部材7,8を成形するた
めの金型構造が単純化され、コストの低減化を図ること
ができる。
【0014】図3に示す実施例では、各めねじ部材7,
8の数が異なり、2つの第1のめねじ部材7と1つの第
2のめねじ部材8を用いている。この場合、傾斜部5a
の裏面の両端側にそれぞれ第1のめねじ部材7が固定さ
れ、傾斜部5aの先端中央部から下方へ略直角に折り曲
げられた1つの腕部5bに第2のめねじ部材8が固定さ
れており、前述した実施例と同様の効果を奏することが
できる。
8の数が異なり、2つの第1のめねじ部材7と1つの第
2のめねじ部材8を用いている。この場合、傾斜部5a
の裏面の両端側にそれぞれ第1のめねじ部材7が固定さ
れ、傾斜部5aの先端中央部から下方へ略直角に折り曲
げられた1つの腕部5bに第2のめねじ部材8が固定さ
れており、前述した実施例と同様の効果を奏することが
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】少なくとも2つ以上に分割された第1およ
び第2のめねじ部材にそれぞれ半周以内の歯部を刻設
し、これら2種類のめねじ部材を板ばねの弾性力により
スクリューシャフトに対して互いに略直交する方向へ付
勢するように構成すると、2種類のめねじ部材が板ばね
の弾性力に抗して互いに略直交する方向へ変位可能であ
るため、各部の寸法誤差や取付誤差等に起因するスクリ
ューシャフトと各めねじ部材の位置ずれが確実に吸収さ
れ、スクリューシャフトと各めねじ部材の噛み合い不良
や送り負荷の上昇を解消することができ、しかも、各め
ねじ部材を成形するための金型構造が単純化されるた
め、コストの低減化を図ることができる。
び第2のめねじ部材にそれぞれ半周以内の歯部を刻設
し、これら2種類のめねじ部材を板ばねの弾性力により
スクリューシャフトに対して互いに略直交する方向へ付
勢するように構成すると、2種類のめねじ部材が板ばね
の弾性力に抗して互いに略直交する方向へ変位可能であ
るため、各部の寸法誤差や取付誤差等に起因するスクリ
ューシャフトと各めねじ部材の位置ずれが確実に吸収さ
れ、スクリューシャフトと各めねじ部材の噛み合い不良
や送り負荷の上昇を解消することができ、しかも、各め
ねじ部材を成形するための金型構造が単純化されるた
め、コストの低減化を図ることができる。
【図1】実施例に係る光ピックアップの移送機構の要部
説明図である。
説明図である。
【図2】図1の移送機構に備えられる板ばねとめねじ部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図3】他の実施例に係る板ばねとめねじ部材の斜視図
である。
である。
【図4】従来例に係る光ピックアップの移送機構を示す
構成図である。
構成図である。
【図5】図5の移送機構の要部説明図である。
1 キャリッジ 2 光ピックアップ 4 スクリューシャフト 4a ねじ部 5 板ばね 5a 傾斜部 5b 腕部 7 第1のめねじ部材 7a 歯部 8 第2のめねじ部材 8a 歯部
Claims (3)
- 【請求項1】 光ピックアップを搭載したキャリッジ
と、モータを駆動源として回転するスクリューシャフト
と、前記キャリッジに片持ち梁状に支持された板ばね
と、この板ばねの自由端側に固定されためねじ部材とを
備え、前記めねじ部材の歯部が前記板ばねの弾性力を受
けて前記スクリューシャフトに噛合するようになってい
る光ピックアップの移送機構おいて、 前記めねじ部材が少なくとも2つ以上に分割された第1
および第2のめねじ部材からなり、これら第1および第
2のめねじ部材の歯部をそれぞれ半周以内の範囲に設定
すると共に、前記板ばねによって前記第1および第2の
めねじ部材を前記スクリューシャフトに対して互いに略
直交する方向へ弾性付勢したことを特徴とする光ピック
アップの移送機構。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記第1およ
び第2のめねじ部材が前記スクリューシャフトのスラス
ト方向に位置ずれした状態で前記板ばねに固定されてい
ることを特徴とする光ピックアップの移送機構。 - 【請求項3】 請求項2の記載において、前記第1およ
び第2のめねじ部材のいずれか一方のめねじ部材を介し
ていずれか他方のめねじ部材が一対設けられていること
を特徴とする光ピックアップの移送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34249499A JP2001160274A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 光ピックアップの移送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34249499A JP2001160274A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 光ピックアップの移送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001160274A true JP2001160274A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18354191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34249499A Withdrawn JP2001160274A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 光ピックアップの移送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001160274A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100389315B1 (ko) * | 2001-07-23 | 2003-06-25 | 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 | 디스크 드라이브의 광픽업 이송장치 |
-
1999
- 1999-12-01 JP JP34249499A patent/JP2001160274A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100389315B1 (ko) * | 2001-07-23 | 2003-06-25 | 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 | 디스크 드라이브의 광픽업 이송장치 |
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