JP2001158854A - 透水性舗装材用樹脂組成物 - Google Patents
透水性舗装材用樹脂組成物Info
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Abstract
初期引張強さおよび引張破断伸びが高く、かつ耐薬品性
に優れ、さらに、骨材粒子との接着性に優れる透水性舗
装材用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂(A)、アミン系硬化剤
(B)、接着性付与剤(C)およびキシレンホルムアル
デヒド樹脂(D)からなる透水性舗装材用樹脂組成物を
使用する。
Description
物に関する。
ポキシ樹脂にタールを混合したもの(特開昭55−36
223号公報)、エポキシ樹脂をウレタン変性したもの
(特開昭61−157521)、エポキシ樹脂にキシレ
ンホルムアルデヒド樹脂を添加したもの(特開平07−
011106号公報)が知られている。
性舗装材用樹脂を使用した透水性舗装材は、降雨等の
際、水との接触により劣化を起こし、骨材粒子の欠け落
ちを生じる場合が多かった。特にプールサイド等の水と
の接触の機会が多い場所に施工された場合、この現象が
顕著に現れていた。
を重ねた結果、通常のエポキシ樹脂とアミン系硬化剤に
加え、接着性付与剤とキシレンホルムアルデヒド樹脂を
加えることによって水との接触による樹脂の劣化を飛躍
的に低減せしめることを見いだし本発明に到達した。即
ち本発明は、エポキシ樹脂(A)、アミン系硬化剤
(B)、接着性付与剤(C)およびキシレンホルムアル
デヒド樹脂(D)からなる透水性舗装材用樹脂組成物で
ある。
(A)としては、分子中に2〜10個のエポキシ基を有
していれば特に限定されず、用途、目的に応じて適宜選
択することができる。好ましいのは、分子中にエポキシ
基を2〜6個有するものであり、エポキシ樹脂のエポキ
シ当量(エポキシ基1個当たりの分子量)は、通常65
〜1,000であり、好ましいのは90〜500であ
る。エポキシ当量が1,000以下であると、架橋構造
がルーズにならず硬化物の耐水性、耐薬品性、機械的強
度等の物性が良好となり、一方、エポキシ当量が65以
上であると、硬化物の伸度が良好である。エポキシ樹脂
の例としては、下記1)〜7)などが挙げられる。 1)グリシジルエーテル型 (i)2価フェノール類のジグリシジルエーテル 炭素数6〜30の2価フェノール類のジグリシジルエー
テル例えば、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、
ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスハロゲン
化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラクロ
ロビスフェノールAジグリシジルエーテル、カテキンジ
グリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエー
テル、テトラメチルビフェニルジグリシジルエーテル、
ビスフェノールA2モルとエピクロロヒドリン3モルの
反応から得られるジグリシジルエーテル等;
多価フェノール類のポリグリシジルエーテル 炭素数6〜50又はそれ以上で分子量250〜5000
の3〜6価又はそれ以上の多価フェノール類のポリグリ
シジルエーテル例えば、ピロガロールトリグリシジルエ
ーテル、ジヒドロキシナフチルクレゾールトリグリシジ
ルエーテル、トリス(ヒドロキシフェニル)メタントリ
グリシジルエーテル、ジナフチルトリオールトリグリシ
ジルエーテル、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)
エタンテトラグリシジルエーテル、p−グリシジルフェ
ニルジメチルトリールビスフェノールAグリシジルエー
テル、トリスメチル−tert−ブチル−ブチルヒドロ
キシメタントリグリシジルエーテル、フェノール又はク
レゾールノボラック樹脂のグリシジルエーテル、リモネ
ンフェノールノボラック樹脂のグリシジルエーテル、レ
ゾルシンとアセトンの縮合反応によって得られる分子量
400〜5000のポリフェノールのポリグリシジルエ
ーテル等が挙げられる。 (iii)脂肪族アルコールのジグリシジルエーテル 炭素数2〜100、分子量150〜5000のジオール
のジグリシジルエーテル例えば、エチレングリコールジ
グリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、テトラメチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコール(分子量150〜400
0)ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
(分子量180〜5000)ジグリシジルエーテル、ポ
リテトラメチレングリコール(分子量200〜500
0)ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、ビスフェノールAのアルキレンオ
キシド〔エチレンオキシド又はプロピレンオキシド(1
〜20モル)〕付加物のジグリシジルエーテル等; (vi)3官能〜6官能又はそれ以上の脂肪族アルコー
ルのポリグリシジルエーテル 炭素数6〜50又はそれ以上で分子量290〜1000
0の3価〜6価又はそれ以上の多価アルコール類のグリ
シジルエーテル例えば、トリメチロールプロパントリグ
リシジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテ
ル、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル、
ソルビトールヘキサグリシジルエーテル、ポリ(n=2
〜5)グリセロールポリグリシジルエーテル等が挙げら
れる。
上の官能基数をもつ芳香族モノ又はポリカルボン酸のグ
リシジルエステルおよび炭素数6〜20又はそれ以上
で、1価〜6価又はそれ以上の官能基数をもつ脂肪族も
しくは脂環式モノ又はポリカルボン酸のグリシジルエス
テル、例えば脂肪酸のグリシジルエステル等が挙げられ
る。 (i)フタル酸類のグリシジルエステルとしては、フタ
ル酸ジグリシジルエステル、イソフタル酸ジグリシジル
エステル、テレフタル酸ジグリシジルエステル等; (ii)脂肪族もしくは脂環式モノ又はポリカルボン酸
のグリシジルエステルとしては、上記フェノール系のグ
リシジルエステルの芳香核水添加物、ダイマー酸ジグリ
シジルエステル、ジグリシジルオキサレート、ジグリシ
ジルマレート、ジグリシジルスクシネート、ジグリシジ
ルグルタレート、ジグリシジルアジペート、ジグリシジ
ルピメレート、グリシジル(メタ)アクリレートの
(共)重合体等が挙げられる。
以上の官能基数をもつ芳香族アミン類のグリシジルアミ
ンおよび脂肪族アミンのグリシジルアミン等が挙げられ
る。芳香族アミン類のグリシジルアミンとしては、N,
N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジルトル
イジン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミ
ノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラグリ
シジルジアミノジフェニルスルホン、N,N,N’,
N’−テトラグリシジルジエチルジフェニルメタン、
N,N,O−トリグリシジルアミノフェノール等が挙げ
られる。脂肪族アミンのグリシジルアミンとしてはN,
N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレンジアミン
およびその芳香核の水添化合物、N,N,N’,N’−
テトラグリシジルヘキサメチレンジアミン、トリスグリ
シジルメラミン等が挙げられる。
られる。 5)脂環式エポキサイド 炭素数6〜50又はそれ以上で、分子量90〜250
0、エポキシ基の数1〜4又はそれ以上の脂環式エポキ
サイド例えば、ビニルシクロヘキセンジオキシド、リモ
ネンジオキシド、ジシクロペンタジエンジオキシド、ビ
ス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、エチ
レングリコールビスエポキシジシクロペンチルエーテ
ル、3,4エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル
3’、4’−エポキシ−6’−メチルシクロヘキサンカ
ルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキシルメチル)アジペート、およびビス(3,
4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)ブチ
ルアミン等が挙げられる。また、前記フェノール類のエ
ポキシ化合物の核水添化物も含む。 6)構造中にウレタン結合を持つウレタン変性エポキシ
樹脂 ポリエーテルウレタンオリゴマーとグリシドールの反応
物等があげられる。7)樹脂マトリクス中にアクリロニ
トリル−ブタジエンゴム(NBR)、カルボキシル基末
端ブタジエン−アクリロニトリル共重合体(CTB
N)、アミノ基末端ブタジエン−アクリロニトリル共重
合体(ATBN)、シリコーンゴム等を分散されたエポ
キシ樹脂。 1)〜7)以外のものでも、アミンの活性水素と反応可
能なグリシジル基を2個以上もつエポキシ樹脂であれば
使用できる。好ましくはグリシジルエーテルであり、特
に好ましくは2価フェノール類のジグリシジルエーテ
ル、脂肪族アルコールのジグリシジルエーテルである。
又、これらのエポキシ樹脂は、二種以上併用できる。
しては、1級または2級アミノ基を2個以上有する化合
物であれば特に限定されず、用途、目的に応じて適宜選
択することができる。このようなアミン系硬化剤として
は、次の(i)〜(vi)が挙げられる。 (i)炭素数2〜18の脂肪族ポリアミン類:脂肪族ポ
リアミン〔炭素数2〜6の アルキレンジアミン(エチ
レンジアミン,プロピレンジアミン,トリメチレンジア
ミン,テトラメチレンジアミン,ヘキサメチレンジアミ
ンなど)など〕,ポリアルキレン(炭素数2〜6)ポリ
アミン〔ジエチレントリアミン,イミノビスプロピルア
ミン,ビス(ヘキサメチレン)トリアミン,トリエチレ
ンテトラミン,テトラエチレンペンタミン,ペンタエチ
レンヘキサミンなど〕,これらのアルキル(炭素数1〜
4)またはヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)置換体
〔ジアルキル(炭素数数1〜3)アミノプロピルアミ
ン,トリメチルヘキサメチレンジアミン,アミノエチル
エタノールアミン,メチルイミノビスプロピルアミンな
ど〕、脂環または複素環含有脂肪族ポリアミン〔3,9
−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなど〕;芳香環
含有脂肪族ポリアミン類(炭素数数8〜15)〔キシリ
レンジアミン,テトラクロル−p−キシリレンジアミン
など〕;
15)、〔たとえば1,3−ジアミノシクロヘキサン,
イソホロンジアミン,メンタンジアミン,4,4´−メ
チレンジシクロヘキサンジアミン(水添メチレンジアニ
リン)など〕; (iii)ポリアミドポリアミン〔たとえばジカルボン
酸(ダイマー酸など)と過剰の(酸1モル当り2モル以
上の)ポリアミン類(上記アルキレンジアミン,ポリア
ルキレンポリアミンなど)との縮合により得られる分子
量80〜2000のポリアミドポリアミン〕; (iv)ポリエーテルポリアミン〔ポリエーテルポリオ
ール(ポリアルキレングリコールなど)のシアノエチル
化物の水素化物〕; (v)エポキシ付加ポリアミン〔エポキシ化合物(ポリ
エポキサイド、並びにエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、フェニルグリシジルエーテル等のモノエポ
キサイド)をポリアミン類(上記アルキレンジアミン、
ポリアルキレンポリアミン等)に1〜30モル付加させ
ることによって得られる分子量100〜1,000のエ
ポキシ付加ポリアミン等〕;
リロニトリルとポリアミン類(上記アルキレンジアミ
ン、ポリアルキレンポリアミン等)との付加反応により
得られる分子量100〜500のシアノエチル化ポリア
ミン(ビスシアノエチルジエチレントリアミン、芳香環
含有脂肪族ポリアミン類(炭素数数8〜15)1モルに
対してアクリロニトリル0.3〜1.6モルの付加物
等)等;芳香脂肪族ジアミンのシアノエチル化物は、例
えば窒素雰囲気下で芳香族ジアミンを撹拌しながら、所
定量のアクリロニトリルを液温が60℃以下になるよう
にコントロールしながら滴下したのち、さらに60℃で
90分間反応させて得ることが出来る。〕;等が挙げら
れ、これらは1種以上混合して使用できる。好ましいも
のはシアノエチル化ポリアミンであり、さらに好ましい
ものは芳香環含有脂肪族ポリアミン類(炭素数数8〜1
5)1モルに対してアクリロニトリル0.3〜1.6モ
ルの付加物である。
(C)としては、例えばシランカップリング剤、チタン
カップリング剤、アルミカップリング剤等が挙げられ
る。このようなシランカップリング剤としては、ビニル
アルキル(炭素数1〜4)アルコキシ(炭素数1〜4)
シラン[例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン等]、(メタ)アクリロキシアルキル
(炭素数1〜4)アルコキシ(炭素数1〜4)シラン
[例えばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン等]、アルキル(炭素数1〜4)アルコキシ(炭素数
1〜4)シラン[例えばメチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン等]、アミノ基含有シランカッ
プリング剤例えばアミノ(分子中に1〜4個)アルキル
(炭素数1〜15)トリアルコキシ(炭素数1〜4)シ
ラン[例えばγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、アミノメチル
トリエトキシシラン等]、N−(アミノアルキル(炭素
数1〜15))アミノ(分子中に1〜4個)アルキル
(炭素数1〜15)トリアルコキシ(炭素数1〜4)シ
ラン[例えばN−(β−アミノエチル)アミノメチルト
リメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)アミノメ
チルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等]、アミノ
(分子中に1〜4個)アルキル(炭素数1〜15)アル
キル(炭素数1〜15)ジアルコキシ(炭素数1〜4)
シラン[例えばアミノメチルメチルジエトキシシラン、
γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン等]、N−
(アミノアルキル(炭素数1〜15))アミノ(分子中
に1〜4個)アルキル(炭素数1〜15)アルキル(炭
素数1〜15)ジアルコキシ(炭素数1〜4)シラン
[例えばN−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン等]、アミノ基含有シランカ
ップリング剤と加水分解性シリル基を含有する化合物の
部分加水分解物[例えば上記アミノ基含有シランカップ
リング剤と加水分解性シリル基を含む化合物(エチルシ
リケート、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン等)とに水及び必要であれば酸性またはアル
カリ性触媒を加え、部分加水分解することにより得られ
る反応物など]、グリシドキシ(分子中に1〜4個)ア
ルキル(炭素数1〜4)アルコキシ(炭素数1〜4)シ
ラン[例えばγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
等]、メルカプト(分子中に1〜4個)アルキル(炭素
数1〜4)アルコキシ(炭素数1〜4)シラン[例えば
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等]等が挙
げられる。チタンカップリング剤としては、Ti(O−
C17H35)4、Ti(O−i−C3H7)2[OC(C
H3)HCOCH3]2Ti(O−n−C4H9)2[OC2
H4N(C2H4OH)2]2、チタニウム−i−プロポキ
シオクチレングリコレート、i−プロポキシチタントリ
−i−ステアレート、(エチレングリコラト)チタンビ
ス(ジオクチルフォスフェート)等があげられる。アル
ミカップリング剤としては、トリブトキシアルミ、トリ
ステアロキシアルミ等があげられる。これらのカップリ
ング剤は、2種以上併用して使用しても差し支えない。
また、いずれのカップリング剤も使用できるが、取り扱
い、コスト面からシランカップリング剤が好ましい。こ
のうち、好ましくはビニルアルキルアルコキシシラン、
(メタ)アクリロキシアルキルアルコキシシラン、アミ
ノ基含有シランカップリング剤、グリシドキシアルキル
アルコキシシランであり、特に好ましくはビニルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシランである。
ルデヒド樹脂(D)は、キシレンのホルムアルデヒドに
よる縮合物であり、市販のものが使用できる。例えば、
ニカノールY−50、ニカノールY−51、ニカノール
Y−100、ニカノールY−101、ニカノールY−1
000、ニカノールY−1001、ニカノールN−K1
00、ニカノールLLL、ニカノールLL、ニカノール
L、ニカノールH、ニカノールHH、ニカノールG、ニ
カノールM、ニカノールH−80[以上商品名:三菱瓦
斯化学(株)製]等が挙げられ、2種以上併用して使用
しても差し支えがない。好ましいものは数平均分子量2
00〜750、25℃における粘度が5〜1,000m
Pa・sのものであり、例えばニカノールY50が挙げ
られる。
ヘテロ環含有化合物(E)は、下記一般式(1)で示さ
れる。
〜8の整数、X1、Y1及びZ1は、それぞれ酸素又は硫
黄原子である。好ましくはX1が硫黄原子(S)で、
Y1、Z 1の一方が硫黄原子(S)で他方が酸素原子
(O)である。R2 は炭素数2〜10の炭化水素基であ
り、3価の炭化水素基>CH(CH2)m−(mは1〜9
の整数)で示される基であり、例えば>CHCH2−、
>CHCH2CH2−、>CHCH2CH2CH2−、>C
HCH2CH2CH2CH2CH2−等;4価の炭化水素基
>CH(CH2)mCH<(mは0〜8の整数)で示され
る基であり、例えば>CHCH<、>CHCH2CH
<、>CHCH2CH2CH<、>CHCH2CH2CH2
CH2CH<等が挙げられ、好ましくは、3価の炭化水
素基であり、特に好ましくは>CHCH2−、>CHC
H2CH2−である。R1 は水素原子又は環状エーテル基
含有化合物(F)の残基であり、R2 は、環状エーテル
基中の酸素原子以外の環を構成する残基である。
を1個以上有するものならば特に限定されず、例えば分
子内に環状エーテル基を1〜10個有する化合物があげ
られる。環状エーテル基含有化合物(F)の例として
は、エポキシ基含有化合物(F1)、及びオキセタン化
合物(F2)等が挙げられ、好ましくは、エポキシ基含
有化合物(F1)である。エポキシ基含有化合物(F
1)には、モノエポキサイド(f1)と分子中にエポキ
シ基を2個以上有するポリエポキサイド(f2)とがあ
る。
個のエポキシ基を有していれば特に限定されず、適宜選
択することができる。その例としては以下のものが挙げ
られる。例えば、炭素数2〜24の炭化水素系オキシド
(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1−ブテン
オキシド、2−ブテンオキシド、炭素数5〜24のα−
オレフィンオキシド、スチレンオキシド等)、炭素数3
〜10の炭化水素のグリシジルエーテル(n−ブチルグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エ
チル−ヘキシルグリシジルエーテル、2−メチルオクチ
ルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、
クレジルグリシジルエーテル、p−sec−ブチルフェ
ニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニ
ルグリシジルエーテル等)、炭素数3〜30のモノカル
ボン酸のグリシジルエステル(グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等)、エピクロルヒドリ
ン、エピブロモヒドリン等のエピハロヒドリン及びグリ
シドール等の水酸基含有オキシド等が挙げられる。好ま
しいのは炭素数2〜24の炭化水素系オキシド、炭素数
3〜10の炭化水素のグリシジルエーテルである。
個以上のエポキシ基を有していれば、特に限定されず、
適宜選択することができる。(F1)の例としては、前
述のエポキシ樹脂(A)で示したものが挙げられ、好ま
しいものについても同様である。
数6〜20の脂肪族系オキセタン化合物(3−エチル−
3−ヒドロキシメチルオキセタン等)、炭素数7〜30
の芳香族系オキセタン化合物(ベンジルオキセタン、キ
シリレンビスオキセタン等)、炭素数6〜30の脂肪族
カルボン酸系オキセタン化合物(アジペートビスオキセ
タン等)、炭素数8〜30の芳香族カルボン酸系オキセ
タン化合物(テレフタレートビスオキセタン等)、炭素
数8〜30の脂環式カルボン酸系オキセタン化合物(シ
クロヘキサンジカルボン酸ビスオキセタン等)、芳香族
イソシアネート系オキセタン化合物(MDIビスオキセ
タン等)等が挙げられる。
含有化合物(E)の製造方法は特に限定されないが、例
えば、環状エーテル基含有化合物(F)とその環状エー
テル基に対し0.5〜10倍当量の二硫化炭素とを溶剤
中触媒存在下で反応させることにより得られる。溶剤と
しては、反応を阻害せず原料及び生成物を溶解するもの
なら特に制限はなく、通常、非プロトン性溶剤が使用さ
れる。例えば、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジエチルセロソルブ、ジオキソラン、トリオキ
サン、ジブチルセロソルブ、ジエチルカービトール、ジ
ブチルカービトール等)、ケトン類(アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケト
ン等)、エステル類(酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n
−ブチル等)、その他極性溶剤(アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルス
ルホキシド等)等が挙げられ、好ましくはテトラヒドロ
フラン、アセトン、酢酸エチル等である。触媒は、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物であり、
例えば塩化リチウム、臭化リチウム、沃化リチウム、塩
化カリウム、臭化カルシウム等が挙げられ、好ましくは
臭化リチウムである。触媒の量は、(F)の環状エーテ
ル基に対し0.001〜1.0倍当量である。好ましく
は0.01〜0.1倍当量である。
くは20〜70℃である。ヘテロ環含有化合物(E)の
重量平均分子量は120〜12,000であり、好まし
くは200〜8,000である。ヘテロ環当量は通常1
20〜1,200であり、好ましくは200〜800で
ある。25℃での粘度は、通常5〜20,000mPa
・sであり、好ましくは10〜10,000mPa・
s、より好ましくは10〜5,000mPa・sであ
り、特に好ましくは10〜1,000mPa・sであ
る。上記の様にして得られるヘテロ環含有化合物(E)
は具体的には表1に記載したものが挙げられる。
シ基1当量に対して(B)の活性水素基が通常0.7〜
1.8であり、好ましくは0.8〜1.3当量である。
0.7以上1.8以下であると、硬化不良または未反応
化合物による耐水性や耐薬品性の低下がない。(C)の
量は、(A)、(B)、及び(D)に対して0.05〜
20質量部、好ましくは0.1〜10質量部である。
0.05質量部以上であると各種骨材との接着性が向上
し、20質量部以下であると配合物と分離して硬化不良
を起こしたり、樹脂硬化物の物性を著しく低下させるこ
とがない。(D)の量は、(A)、(B)の合計100
質量部に対して、通常3〜50質量部である。この範囲
内であると、著しい樹脂強度の低下なしに樹脂伸度が向
上するため、クラックの発生を抑制できるとともに粒ど
れの発生も押さえることができる。(E)の量は、
(A)中のエポキシ基1個に対し、(E)中のヘテロ環
基が、0.01〜1.0であり、好ましくは0.05〜
0.8である。この比率が0.01以上1.0以下であ
ると硬化性の低下がなく硬化物の耐水性、機械的強度の
低下もなく好ましい。
めに硬化促進剤が加えられてもよい。これらの例として
は、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノー
ル、アルキルフェノール、カテコール、レゾルシン、ハ
イドロキノン、キシレノールなどがあげられる。これら
を加える場合、組成物中の含有率は組成物全体を100
質量部として、通常5〜40質量部、好ましくは、5〜
20質量部である。また、本発明の組成物中には他にも
各種の添加剤が加えられても良く、例えば酸化防止剤、
紫外線吸収剤、チクソ化剤等を添加してもよい。これら
を加える場合、組成物中の含有率は組成物全体を100
質量部として、通常0〜3質量部である。
(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト、トリエチレングリコール−ビス[3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、1、6−ヘキサンジオール−ビ
ス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]、2、4−ビス−(n−オク
チルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3、5−ジ−t−
ブチルアニリノ)−1、3、5−トリアジン、ペンタエ
リスチリル−テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2、
2−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
2、2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、N、N’−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、
3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフ
ォスフェート−ジエチルエステル、1、3、5−トリメ
チル−2、4、6−トリス(3、5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3、5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌ
レイト等が挙げられ、好ましいものはオクタデシル−3
−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネ−トである。
−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキ
シ−3、5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェニ
ル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3、5−ジ−
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロ
キシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3、5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−エトキシ−2’−エチルオキ
ザリックアシッドビスアニリド、2−エトキシ−5−t
−ブチル−2’−エチルオキザリックアシッドビスアニ
リド等が挙げられ、好ましいものは2−(3、5−ジ−
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾールである。
用いられても良く、最も好ましい組み合わせは、オクタ
デシル−3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネ−トと2−(2H−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチルフ
ェノールである。
と硬化剤の2液で構成される。主剤は(A)、(C)、
(D)及び必要に応じて(E)等の各種添加剤成分から
構成され、硬化剤は、(B)及び必要に応じて硬化促進
剤等の各種添加剤成分から構成され、それぞれ従来法に
従い配合し製造されるが、一般には下記のようにして得
られる。
記成分を所定量、通常高粘度用混合撹拌機等に投入し、
20℃〜150℃、好ましくは50℃〜100℃の温度
で、かつ700〜1mmHg、好ましくは400〜1m
mHgの減圧下で混合撹拌し、混合物を得る。次に、こ
うして得られた混合物の入った高粘度用混合撹拌機内に
(C)を所定量投入し、20℃〜150℃、好ましくは
50℃〜100℃にて撹拌し、目的の主剤を得る。得ら
れた主剤は、25℃での粘度が100〜5,000mP
a・Sの液状混合物である。
量、通常高粘度用混合攪拌機等に投入し、20℃〜15
0℃、好ましくは50℃〜100℃の温度で混合撹拌
し、目的の硬化剤を得る。得られた硬化剤は、25℃で
の粘度が300〜10,000mPa・Sの液状混合物
である。こうして得た主剤と硬化剤を、室温あるいは必
要により加熱して、通常モルタルミキサー等で混合し、
本発明の透水性舗装材用樹脂組成物を得る。この樹脂組
成物は、25℃での粘度が200〜6,000mPa・
Sであり、骨材との混合、及びコテ等での作業性に優れ
る。
らに骨材粒子と混合することにより、透水性舗装材を形
成する。この透水性舗装材の使用方法は、特に限定され
ないが、例えば、(社)日本道路協会発行の「アスファ
ルト舗装要綱」に準じて設計され、透水性舗装表層ある
いは透水性路盤として使用される。このような透水性舗
装は、常法に従って施工されるが、例えば次のようにし
て行われる。
分間空練りした後、あらかじめよく混練した本発明の樹
脂組成物を投入しさらに2分間混練後取り出す。この混
練物を、付着物を除去し充分に乾燥した下地上に、左官
ゴテを用い所定厚みに均一に引き伸ばした後、所定時間
養生し透水性舗装表面を得る。
粒子は、例えば硬質の金属材料、硬質の無機化学物材
料、無機微粉末を含む高分子化合物からなる複合体材料
等があげられ、常温常圧において著しい化学反応、たと
えば発火等をおこしにくい安定な公知の材料である。
コバルト合金、ステンレス合金、真ちゅう、銅、アルミ
ニウム等が例示される。また、硬質の無機化合物材料と
しては、天然に産出する各種鉱物、岩石、砂利、小石、
宝石、ガラス、陶性焼き物、磁性焼き物、焼結体、コン
クリ−ト、モルタル等が例示される。さらに、複合体材
料としては、炭酸カルシウム、アルミナ、タルク、シリ
カ、カオリン、水酸化アルミニウム、珪砂、カ−ボン、
セメント、フライアッシュ等の無機微粉末と、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂またはエポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノ−ル
樹脂等の熱硬化性樹脂とを常温または加熱下おいて充分
に混練し、これを粒子状に成形したものが例示される。
好ましくは、ガラス、焼結体等の無機化合物材料であ
る。
に存在しない、球面形状(曲面形状)が好ましく、長径
/短径の比が1〜3程度のものがさらに好ましい。な
お、この骨材粒子は、多少の凹凸部位を有していてもよ
く、多少の凹凸部位は、骨材粒子相互の接着性を向上さ
せるのでむしろ好ましい。
m、好ましくは1〜10mm、より好ましくは1.5〜
6mmである。平均粒径が0.5mm未満の場合は、透
水性舗装材が目づまりし易くなり、透水性舗装の透水性
が低下する。逆に、20mmを超える場合は、歩行感、
美観等が低下する。なお、本発明では、骨材粒子が真球
状でない場合の平均の平均粒径は、(長径+短径)/2
の値を粒径とした。
志が付着したままのものを多少含んでいても差し支えな
く、また、2種以上が併用されてもよく、材料、大き
さ、形状または色等が異なる骨材粒子を混合して用いる
と、意匠性の高い透水性舗装が得られる。
計量を100質量部として6〜12質量部が好ましい。
6質量部以上であると骨材どうしの接合が十分であり強
度が強くなり、12質量部以下であると骨材どうしの隙
間を埋めてしまうことがないので、透水性をもたせるこ
とができるからである。このため、エポキシ系樹脂は液
だれが生じない程度に骨材の表面に付着する状態に配合
するのが良い。本発明の組成物の硬化物は、高強度かつ
高伸度であり、硬化収縮が小さく、また耐水性及び耐薬
品性に優れ、更に、各種骨材粒子との接着性に優れるた
め、骨材粒子との混合物を硬化させた透水性舗装材は、
通常の使用条件、さらにはプールサイド等温水と接触す
るような条件においても、骨材粒子の欠け落ちが少な
く、クラックの発生が少ない。従って、本発明の透水性
舗装材用樹脂組成物を用いた透水性舗装材は、透水性イ
ンターブロッキング舗装、透水性コンクリート平板舗
装、透水性熱可塑性樹脂混合物舗装等の景観舗装、クレ
イ系舗装、ゴムチップ・ウレタン系舗装、人工芝系舗装
等のスポーツ施設における舗装、車道、歩道、駐車場等
のアスファルト舗装などに非常に有効に使用できる。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお本文中の部は質量部を表す。
828(油化シェルエポキシ社製;ビスフェノールA型
エポキシ樹脂)、SR−16H(阪本薬品工業社製;
1.6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル)、ニ
カノールY−50(三菱瓦斯化学社製;キシレンホルム
アルデヒド樹脂)、イルガノックス1076(チバガイ
ギー社製;オクタデシル−3−(3、5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、チヌ
ビン328(チバガイギー社製;2−(2H−ベンゾト
リアゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチル
フェノール)を高粘度用混合攪拌機に投入し、80℃、
300mmHgにて1時間撹拌し、均一溶解させた。次
に、KBM−403(信越化学工業社製;γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン)を所定量投入し、8
0℃、常圧にて30分撹拌し、粘度650mPa・s
(25℃)の淡黄色透明液体を得た。これを主剤(1)
とする。
ラヒドロフラン(THF)120部を仕込んで攪拌溶解
し、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル190部
を、反応容器内温度を20℃以下に保ちながら滴下した
後、40℃で5時間熟成した。減圧下で、THF及び過
剰の二硫化炭素を留去した後、ろ過した。得られたヘテ
ロ環含有化合物(E1)は、粘度43mPa・s(25
℃)、ヘテロ環基当量262の黄色液体であった。
ニカノールY−50、イルガノックス1076、チヌビ
ン328、KBM−403、及びヘテロ環含有化合物
(E1)を投入し、製造例1と同様にして、淡黄色透明
液体を得た。これを主剤(2)〜主剤(6)とする。主
剤(2)〜主剤(6)のそれぞれの粘度を表2に示す。
菱瓦斯化学社製;m−キシリレンジアミン)、XDA−
AN(m−キシリレンジアミンのアクリロニトリル1モ
ル変性物)、ノニルフェノール、ビスフェノールAを高
粘度用混合攪拌機に投入し、90℃、常圧にて1時間撹
拌・均一溶解し、粘度3,200mPa・s(25℃)
の淡褐色透明液体を得た。これを硬化剤(1)とする。
F、ニカノールY−50を製造例8と同様にして均一溶
解し、粘度5,300mPa・s(25℃)の淡褐色透
明液体を得た。これを硬化剤(2)とする。
材、平均粒径1.5mm)と主剤(1)および硬化剤
(1)の2:1(重量比)混合物を表3に示す配合比で
加え、モルタルミキサーで充分混練し、透水性舗装材モ
ルタルを調整した。これを用いて、幅4cm×高さ1c
m×長さ20cmの曲げ試験サンプルを作製した。また
別途上記樹脂混合物を用いてJIS K 6301に従
い引張試験用サンプルを作製した。養生は25℃、1週
間とした。
して実施例2、3および比較例1〜3の試験用サンプル
を作製した。
した。7日間養生後、透水性舗装材を取り出し、オート
グラフを用いて25℃で水浸漬前後の曲げ強さ及び曲げ
弾性率を測定した。結果を表3に示す。 2.耐薬品性試験 樹脂硬化片サンプルを、10%硫酸水溶液、10%水酸
化ナトリウム水溶液、10%次塩素酸ナトリウム水溶液
に浸漬した。25℃で7日間養生後、樹脂硬化片サンプ
ルを取り出し、オートグラフを用いて、25℃で引張破
断強さ及び引張破断伸びを測定した。結果を表4に示
す。
による透水性舗装材は、従来の透水性舗装材に比べ、水
または温水浸漬による曲げ強度の低下が小さく、また各
薬品に浸漬後の樹脂の破断強さ及び破断伸びにおいても
その低下が少ないことがわかる。
水及び温水との接触による劣化が低減されており、樹脂
の初期引張強さおよび引張破断伸びが高く、かつ耐薬品
性に優れ、さらに、骨材粒子との接着性に優れる。この
ため、プールサイド等の水回りでの使用においても、骨
材粒子の欠け落ちやクラックの生じることのない透水性
舗装を施すことができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂(A)、アミン系硬化剤
(B)、接着性付与剤(C)およびキシレンホルムアル
デヒド樹脂(D)からなる透水性舗装材用樹脂組成物。 - 【請求項2】 該(A)が、下記一般式(1)で表され
るヘテロ環含有化合物(E)を含むものである請求項1
記載の樹脂組成物。 【化1】 [式(1)中、nは1〜10の整数、X1、Y1及びZ1
は、それぞれ独立に酸素又は硫黄原子;R1は環状エー
テル基含有化合物(F)の残基又は水素原子;R2は炭
素数2〜10の炭化水素基である。] - 【請求項3】 該(C)が、シランカップリング剤であ
る請求項1又は2に記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 該(C)が、ビニルアルキルアルコキシ
シラン、(メタ)アクリロキシアルキルアルコキシシラ
ン、アミノ基含有シランカップリング剤、グリシドキシ
アルキルアルコキシシラン、メルカプトアルキルアルコ
キシシランからなる群のいずれかのシランカップリング
剤あるいはその混合物である請求項1〜3のいずれかに
記載の樹脂組成物。 - 【請求項5】 該(C)が、(A)、(B)および
(D)の合計100質量部に対して、0.05〜20質
量部である請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成
物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組
成物に、さらに骨材が含まれてなる透水性舗装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34251799A JP2001158854A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 透水性舗装材用樹脂組成物 |
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Publications (2)
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JP34251799A Pending JP2001158854A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 透水性舗装材用樹脂組成物 |
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JP (1) | JP2001158854A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003064156A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Toto Kasei Co Ltd | アスファルト・エポキシ樹脂組成物 |
KR100994195B1 (ko) | 2008-05-10 | 2010-11-12 | 주식회사 홍서이엔씨 | 아스팔트 포장용 에폭시 조성물, 이를 이용한 아스팔트포장 조성물, 교면 포장 보수공법 및 도로 보수공법 |
-
1999
- 1999-12-01 JP JP34251799A patent/JP2001158854A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003064156A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Toto Kasei Co Ltd | アスファルト・エポキシ樹脂組成物 |
KR100994195B1 (ko) | 2008-05-10 | 2010-11-12 | 주식회사 홍서이엔씨 | 아스팔트 포장용 에폭시 조성물, 이를 이용한 아스팔트포장 조성물, 교면 포장 보수공법 및 도로 보수공법 |
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