JP2001158480A - 氷菓用包装体及び氷菓入り包装体 - Google Patents

氷菓用包装体及び氷菓入り包装体

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JP2001158480A JP2000259983A JP2000259983A JP2001158480A JP 2001158480 A JP2001158480 A JP 2001158480A JP 2000259983 A JP2000259983 A JP 2000259983A JP 2000259983 A JP2000259983 A JP 2000259983A JP 2001158480 A JP2001158480 A JP 2001158480A
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Hitoshi Mitsui
仁 三井
Masanori Shibazaki
雅教 柴崎
Akihiko Hino
暁彦 飛野
Keiichiro Takenobu
圭一郎 竹延
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷菓を、棒を用いなくても、包装体を介して
手で持って食べることのできる氷菓用包装体を提供す
る。 【解決手段】 氷菓用包装体は、氷菓を包装するための
包装体であって、該包装体が、少なくとも片面に印刷が
施された基材フィルムと発泡樹脂層との積層体で形成さ
れている。前記発泡樹脂層は、例えばオレフィン系樹脂
の発泡体で形成できる。発泡樹脂層の外側に熱融着性樹
脂層が設けられていてもよい。また、基材フィルムと発
泡樹脂層との間に蒸着フィルム層を有していてもよい。
さらに、基材フィルム側表面にエンボス加工が施されて
いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームや
アイスキャンデーなどの氷菓を包装するための包装体
と、該包装体によって氷菓を包装した氷菓入り包装体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アイスクリームやアイスキャンデ
ーなどの氷菓の包装は、手で持って食べられるように予
め棒(アイス棒)を差し込んだ氷菓を外装フィルムで包
むことにより行われていた。しかし、この方式では、氷
菓の製造工程で棒と氷菓とを一体化する工程が必要であ
るとともに、消費者が氷菓を食した後には前記棒がゴミ
となる。また、氷菓を包装する際、氷菓だけでなく氷菓
から突き出た棒の部分をも包装できる大きさの外装フィ
ルムが必要であり、保管や輸送にも場所をとるという問
題がある。一方、上記の棒がなければ、外装フィルムを
介してでさえ冷たく、しかも体温により氷菓が融けるた
め、手で持って氷菓を食べることは困難である。また、
従来の包装方式では、購入して持ち帰るときに氷菓が融
けたり、外装フィルムの外表面に霜が付きやすいため手
が濡れるという問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、氷菓を、棒を用いなくても、包装体を介して手で持
って食べることのできる氷菓用包装体、及び氷菓入り包
装体を提供することにある。本発明の他の目的は、保管
や輸送に場所をとらず、氷菓が融けにくく、しかも表面
に霜の付きにくい氷菓用包装体、及び氷菓入り包装体を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、カー
ルしにくく、しかも熱遮断性及び持ち易さをより向上さ
せた氷菓用包装体、及び氷菓入り包装体を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、氷菓を包装する包装体
を特定構造の積層体で形成すると、棒がなくても、氷菓
を包装体を介することにより手で持って食することがで
きることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、氷菓を包装するため
の包装体であって、該包装体が、少なくとも片面に印刷
が施された基材フィルムと発泡樹脂層との積層体で構成
されている氷菓用包装体を提供する。前記発泡樹脂層は
オレフィン系樹脂の発泡体で構成してもよい。また、発
泡樹脂層の外側に熱融着性樹脂層を設けてもよい。さら
に、基材フィルムと発泡樹脂層との間に蒸着フィルム層
を有していてもよい。また、基材フィルム側表面にエン
ボス加工が施されていてもよい。本発明は、また、氷菓
を上記の氷菓用包装体によって包装した氷菓入り包装体
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の氷菓用包
装体並びに氷菓入り包装体の一例を示す概略図であり、
図2は図1の氷菓入り包装体の内部の氷菓を食べるとき
の状態を示す概略図である。
【0007】この氷菓入り包装体1は、氷菓3と、該氷
菓3を包装する袋状の氷菓用包装体2とからなる。氷菓
3としては、例えば、アイスクリーム、アイスキャンデ
ー、モナカアイス、チューペット型アイス(ポリエチレ
ン等の軟質製筒状透明袋に密封された棒状の味付き氷;
チューチューアイス)などが挙げられる。氷菓3の形状
は特に限定されず、直方体状、立方体状、三角柱状など
の角柱状、角錐状、円柱状、円錐状、球状、星形等の何
れであってもよい。氷菓用包装体2の形状は氷菓3の形
状に合わせて設定できる。
【0008】包装される氷菓3の数は、複数個であって
もよいが、本発明の氷菓用包装体2は断熱性に優れてい
るため、図2に示すように、大きな氷菓1個であって
も、氷菓3の一部分を包装体2から外に出し、残りの部
分を包装体2を介して手4で持つことにより、冷たさを
さほど感じることなく最後まで食することができる。
【0009】図3は本発明の氷菓用包装体を形成する包
装フィルムの一例を示す断面図である。この包装フィル
ムは、片面に印刷6が施された基材フィルム5と、発泡
樹脂層7と、熱接合性フィルム層8とが、この順に積層
された積層体で構成されている。
【0010】基材フィルム5としては、自己支持性を有
するものであればよく、例えば、ポリエステルフィルム
(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレートなどのフィルム)、ポリオレフィン系フ
ィルム(例えば、ポリプロピレン、プロピレン−エチレ
ン共重合体等のポリプロピレン系樹脂などのフィル
ム)、ポリスチレン系フィルム、ポリアミドフィルムな
どのプラスチックフィルム;紙;合成紙;これらの積層
体などが挙げられる。前記プラスチックフィルムは、無
延伸フィルム、一軸若しくは二軸延伸フィルムの何れで
あってもよいが、延伸フィルム、特に二軸延伸フィルム
を用いる場合が多い。上記の基材フィルムの中でも、耐
水性に優れる点でプラスチックフィルムが好ましく、特
に、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどのポリエ
ステルフィルムが、印刷適性、シートシール時の熱に耐
えられる耐熱性を有する点で好ましい。
【0011】また、開封しやすくするため、基材フィル
ム5として引き裂き性の良好なフィルムを用いるのも好
ましい。このような引き裂き性の良好なフィルムは、例
えば、延伸処理により一方の方向(横方向又は縦方向)
に配向性を持たせたりして作製できる。なお、開封しや
すくするため、基材フィルム5のうち氷菓用包装体2を
形成した際に周方向となる部位に開封用のテープを取り
付けることもできる。
【0012】基材フィルム5の厚みは、基材としての強
度等を損なわない範囲で適宜選択でき、例えば6〜70
μm、好ましくは6〜30μm程度である。基材フィル
ム5のうち印刷を施す面には、印刷性を向上させるた
め、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理
などの慣用の表面処理が施されていてもよい。
【0013】印刷6は、慣用の印刷インキを用いて慣用
の印刷法(例えば、グラビア印刷、凸版印刷、平板印
刷、スクリーン印刷、転写印刷など)により、例えば厚
さ0.5〜8μm程度に施すことができる。なお、印刷
6は基材フィルム5のうち発泡樹脂層7とは反対側に施
してもよい。
【0014】発泡樹脂層7を構成する樹脂としては、発
泡可能な樹脂であれば特に限定されず、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、メタクリル樹脂などが挙げられる
が、冷凍下で脆化しにくく低温でもしなやかさを保持で
きるポリエチレン等のオレフィン系樹脂が特に好まし
い。発泡方法としては、物理的発泡法、化学的発泡法等
の何れであってもよい。発泡倍率は、断熱性、強度等を
損なわない範囲で適宜選択でき、例えば10〜40倍程
度、好ましくは30〜35倍程度である。発泡樹脂層7
は、押出発泡成形などの慣用の発泡成形法により形成で
きる。
【0015】発泡樹脂層7の厚みは、断熱性、開封性等
を損なわない範囲で適当に設定できるが、一般には20
0〜1500μm程度、好ましくは250〜1000μ
m程度である。発泡樹脂層7と基材フィルム5との積層
は、慣用のラミネート法、例えば、接着剤によるドライ
ラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させ
る熱ラミネーションなどにより行うことができる。
【0016】本発明では、氷菓用包装体2を形成する包
装フィルムが発泡樹脂層7を有しているため、断熱性が
高く、包装体を介して中身の氷菓を手で持っても冷たさ
をさほど感じないとともに、手の熱が氷菓に伝わりにく
いので、氷菓が融けにくい。そのため、氷菓の一部分を
外に出し残りの部分を該包装体を介して手で持つことに
より、ゆっくり賞味することができる。また、上記のよ
うに保冷機能を有するため、購入後、すぐに消費せずそ
のまま持ち帰ることも可能である。さらに、外表面に霜
が付きにくいため、手が濡れないという利点もある。ま
た、アイス棒を使用する必要がないので、包装体の大き
さを縮小でき、保管等に場所をとらず、ゴミの発生量を
も低減できる。
【0017】熱融着性樹脂層8を構成する熱融着性樹脂
としては、熱融着可能な樹脂であれば特に限定されな
い。なお、熱融着方式は、ヒートシール及びインパルス
シールの外部加熱方式、超音波接合及び高周波接合の内
部加熱方式の何れであってもよい。熱融着可能な樹脂の
代表的な例として、ポリエチレン(高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレンなど)、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
【0018】熱融着性樹脂層8の厚みは、熱融着性や開
封性を損なわない範囲で選択でき、例えば5〜200μ
m程度、好ましくは7〜50μm程度である。熱融着性
樹脂層8は、押出しラミネーション、ドライラミネーシ
ョンなどの慣用のラミネート法により積層できる。な
お、発泡樹脂層7が熱融着性を有する場合には、必ずし
も熱融着性樹脂層8を設ける必要はないが、包装機械適
性等の点を考慮すると、熱融着性樹脂層8を設けた方が
好ましい。
【0019】図4は本発明の氷菓用包装体を形成する包
装フィルムの他の例を示す断面図である。この包装フィ
ルムは、印刷6の施された基材フィルム5と発泡樹脂層
7との間に蒸着フィルム層9を有する点のみが、図3の
包装フィルムと異なる。
【0020】蒸着フィルム層9を構成する蒸着フィルム
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレン、ポリアミドなどからなるプラスチックフィ
ルムの表面にアルミニウムを真空蒸着などの慣用の蒸着
法により300〜1000オングストローム程度の厚さ
に蒸着したものを使用できる。
【0021】蒸着フィルム層9の厚みは、例えば6〜4
0μm、好ましくは9〜25μm程度である。蒸着フィ
ルム層9は、例えば、ドライラミネーション、熱ラミネ
ーションなどの慣用のラミネート法により積層できる。
【0022】蒸着フィルム層9を有する包装フィルムで
形成された氷菓用包装体では、熱遮断性が著しく高いた
め、保冷機能がより向上して氷菓が融けにくくなる。な
お、蒸着フィルム層9を設ける代わりに、印刷6の施さ
れた基材フィルム5の表面に直接アルミニウムを蒸着さ
せて蒸着層を形成してもよい。このような方法によって
も熱遮断性をより向上させることができる。
【0023】また、本発明において、印刷6の施された
基材フィルム5と発泡樹脂層7との間、又は発泡樹脂層
7のうち基材フィルム5とは反対側に、二軸延伸ポリア
ミド層を設けてもよい。二軸延伸ポリアミド層を設ける
ことにより、耐ピンホール性を向上させることができ
る。該二軸延伸ポリアミド層の厚みは、例えば10〜4
0μm、好ましくは10〜20μm程度である。
【0024】氷菓用包装体2は、上記包装フィルムを適
宜の大きさに裁断し、周縁部を熱接合することにより作
製できる。氷菓用包装体2の包装形態は、特に限定され
ず、背貼りシールと両端シールにより形成されるピロー
包装、包装フィルムを2枚重ね合わせて全周をシールし
た包装形態、1枚の包装フィルムを半分に折り三方をシ
ールした包装形態等の何れの形態であってもよい。ま
た、氷菓入り包装体1は、前記包装フィルムの熱接合の
適宜の過程で、氷菓3を氷菓用包装体2内に封入するこ
とにより製造できる。
【0025】上記のようにして得られる氷菓用包装体
は、場合によって発泡樹脂層が図5に示されるように幅
方向にカールしてしまい、製袋や包装(特にピロー包
装)作業に支障を来すことがある。この際、氷菓用包装
体の基材フィルム側表面にエンボス加工を施すことによ
り該包装体のカールを防止することができる。また、エ
ンボスの形状を適宜選択することにより、熱遮断性や持
ち易さをより向上させることができ、例えばモナカアイ
スに使用した際のモナカ部分の湿潤や、温度の特に低い
チューペット型アイス等に使用した際の冷感や表面の結
露を防止することが可能となる。
【0026】なお、エンボス加工は、氷菓用包装体又は
その製造工程の適宜の段階(例えばラミネート工程)
で、基材フィルム側表面に、例えば80〜150℃に加
熱された任意の形状のエンボスロールを押しつけたり、
エンボス模様を施した金属板(エンボス型)等を用いて
プレス成形するなど公知の方法で行うことができる。図
6及び図7は、このようにエンボス加工が施された氷菓
用包装体の例を示す部分平面図である。A(斜線で示
す)は凸部を示し、Bは凹部を示す。図6の例では、所
定間隔をおいて縦方向に平行に延びる直線状の凹部が形
成されているとともに、隣接する該溝状凹部間に楕円状
の凹部が縦方向に所定間隔毎に形成されている。また、
図7の例では、縦横方向に延びる格子状の凹部が形成さ
れている。図8は図7に示される氷菓用包装体の断面斜
視図であり、図9は図7の氷菓用包装体の部分拡大断面
図である。このようなエンボス加工が施された氷菓用包
装体において、エンボスの凸部A(肉厚部分)と凹部B
(肉薄部分)とを合わせた1ピッチの寸法Lは、例えば
1〜10mm程度である。凸部Aや凹部Bの平面形状
は、特に限定されず、上記のような直線状、方形状(一
辺1〜10mm程度)、楕円状のほか、円形状(直径1
〜15mm程度)、多角形状、星形など任意の形状を採
りうる。これらの形状は適宜組み合わせることもでき
る。凹部Bの深さは、例えば0.01〜1mm程度であ
る。さらに、エンボスの断面形状も特に限定されず、種
々の形状を採りうる。図10及び図11は、エンボスの
断面形状の異なる氷菓用包装体の例を示す断面図であ
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は実施例により何ら限定されるもので
はない。
【0028】実施例1 一方の表面に印刷を施した二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルム(厚さ12μm)の印刷面に、厚さ1
2μmの蒸着フィルム(ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの表面にアルミニウムを真空蒸着したもの)、及
び厚さ300μmの発泡ポリエチレン(発泡倍率:35
倍)をこの順序で、接着剤により積層し、包装フィルム
を得た。なお、発泡ポリエチレン層の外側には、予め厚
さ10μmの高密度ポリエチレン層が積層されている。
この包装フィルムを適宜の大きさ(幅)に裁断し、ピロ
ー包装(背貼りシール+両端シール)により氷菓用包装
体(約100mm×約180mm)を作製した。また、
シール工程の前に棒無しアイスクリーム(約50mm×
約130mm×約12mm)1個を包装体内に充填し、
封入した。こうして得られた氷菓入り包装体の封を切
り、中身のアイスクリームの一部を包装体の外に出し、
包装体の中に入っている部分を包装体を介して手で持
ち、食べたところ、ゆっくり最後まで賞味することがで
きた。また、その間にアイスクリームが融けて食べにく
くなるということもなかった。
【0029】実施例2 一方の表面に印刷を施した二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルム(厚さ12μm)の印刷面に、厚さ5
00μmの発泡ポリエチレン(発泡倍率:35倍)を、
ポリエチレン層(熱接着性層;厚さ15μm)を挟んで
積層し、包装フィルムを得た。なお、発泡ポリエチレン
層の外側には、予め厚み10μmの高密度ポリエチレン
層が積層されている。該包装フィルムに対し、90℃に
加熱されたエンボスロールで加圧押し当てを行うことに
より図6に示す模様を有するエンボス加工を施した。こ
の模様の寸法は、1ピッチ当たり縦横約6mm、凹部の
深さは約0.1mmであった。この時、該包装フィルム
にカールは見られなかった。該包装フィルムを適宜の大
きさに裁断し、ピロー包装することにより氷菓用包装体
(約100mm×約140mm)を作製し、モナカアイ
ス(約50mm×約100mm×約25mm)1個を該
氷菓用包装体内に充填し、封をした。こうして得られた
氷菓入り包装体の封を切り、中身のモナカアイスの一部
を包装体の外に出し、包装体の中に入っている部分を包
装体を介して手で持ち、食べたところ、中身のモナカア
イスは湿潤することなく、途中で融けて食べにくくなる
ということもなかった。
【0030】実施例3 発泡ポリエチレン層の外側に高密度ポリエチレン層が積
層されていないことを除いて実施例2で得られた包装フ
ィルムと同様のフィルムを適宜の大きさに裁断し、ピロ
ー包装することにより氷菓用包装体(約40mm×約2
00mm)を作製し、筒状ポリエチレン袋に味付き氷を
入れたチューペット型アイス(直径約25mm×長さ約
170mm)1個を該氷菓用包装体に充填し、封をし
た。こうして得られた氷菓入り包装体の封を切り、中身
のチューペット型アイスの一部を包装体の外に出し、筒
状ポリエチレン袋の一部を開封し、包装体の中に入って
いる部分を包装体を介して手で持ち、食べたところ、包
装体を使用しない場合に比べて手に受ける冷感が小さ
く、包装体表面が結露することもなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明の氷菓用包装体及び氷菓入り包装
体によれば、氷菓を、棒を用いなくても、包装体を介し
て手で持って食べることができる。また、保管や輸送に
場所をとらず、氷菓が融けにくく、しかも表面に霜が付
きにくい。また、基材フィルム側表面にエンボス加工が
施された氷菓用包装体では、カールしにくいため包装作
業に支障を来すことが無く、しかも熱遮断性及び持ち易
さがより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の氷菓用包装体並びに氷菓入り包装体の
一例を示す概略図である。
【図2】図1の氷菓入り包装体の内部の氷菓を食べると
きの状態を示す概略図である。
【図3】本発明の氷菓用包装体を形成する包装フィルム
の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の氷菓用包装体を形成する包装フィルム
の他の例を示す断面図である。
【図5】氷菓用包装体がカールした状態を示す概略図で
ある。
【図6】基材フィルム側表面にエンボス加工が施された
本発明の氷菓用包装体の一例を示す部分平面図である。
【図7】基材フィルム側表面にエンボス加工が施された
本発明の氷菓用包装体の他の例を示す部分平面図であ
る。
【図8】図7の氷菓用包装体を示す断面斜視図である。
【図9】図7の氷菓用包装体を示す部分拡大断面図であ
る。
【図10】基材フィルム側表面にエンボス加工が施され
た本発明の氷菓用包装体のさらに他の例を示す断面図で
ある。
【図11】基材フィルム側表面にエンボス加工が施され
た本発明の氷菓用包装体のさらに別の例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 氷菓入り包装体 2 氷菓用包装体 3 氷菓 4 手 5 基材フィルム 6 印刷 7 発泡樹脂層 8 熱融着性樹脂層 9 蒸着フィルム層 A 凸部 B 凹部 L ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛野 暁彦 東京都中央区日本橋本町3丁目11番11号 株式会社フジシール内 (72)発明者 竹延 圭一郎 東京都中央区日本橋本町3丁目11番11号 株式会社フジシール内 Fターム(参考) 3E035 AA17 BA08 BC02 BD04 BD05 CA04 DA10 3E067 AA04 AB20 BA12A BA19A BB14A BB15A BB17A BB25A BC06A CA18 CA24 EA06 EB07 EE02 FA01 FB07 FC01 GA11 4F100 AB10 AK01B AK01C AK01D AK03B AK04 AK05 AK42 AT00A BA04 BA07 BA10A BA10C DD01A DJ01B EH66D EJ39A GB23 HB31A JJ02 JL12C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷菓を包装するための包装体であって、
    該包装体が、少なくとも片面に印刷が施された基材フィ
    ルムと発泡樹脂層との積層体で形成されている氷菓用包
    装体。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂層がオレフィン系樹脂の発泡体
    からなる請求項1記載の氷菓用包装体。
  3. 【請求項3】 発泡樹脂層の外側に熱融着性樹脂層が設
    けられている請求項1又は2記載の氷菓用包装体。
  4. 【請求項4】 基材フィルムと発泡樹脂層との間に蒸着
    フィルム層を有する請求項1〜3の何れかの項に記載の
    氷菓用包装体。
  5. 【請求項5】 基材フィルム側表面にエンボス加工が施
    されている請求項1〜4の何れかの項に記載の氷菓用包
    装体。
  6. 【請求項6】 氷菓を請求項1〜5の何れかの項に記載
    の氷菓用包装体によって包装した氷菓入り包装体。
JP2000259983A 1999-09-22 2000-08-29 氷菓用包装体及び氷菓入り包装体 Pending JP2001158480A (ja)

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Cited By (4)

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WO2003039865A1 (en) * 2001-11-09 2003-05-15 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging laminate and packaging container
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