JP2001157789A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001157789A
JP2001157789A JP34306899A JP34306899A JP2001157789A JP 2001157789 A JP2001157789 A JP 2001157789A JP 34306899 A JP34306899 A JP 34306899A JP 34306899 A JP34306899 A JP 34306899A JP 2001157789 A JP2001157789 A JP 2001157789A
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dewatering tub
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JP34306899A
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Yoshitoyo Kenjo
好豊 見城
Fumihiko Sasahara
文彦 笹原
Shunji Imai
俊次 今井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽を回転させながら洗濯液を洗濯
物に散水することによって洗濯する洗濯機において、洗
濯物の汚れに作用させる洗濯液を必要最低量まで低減
し、超節水と節洗剤を図る。 【解決手段】 内部に洗濯兼脱水槽2を配設した水受け
槽1内の洗濯液を循環ポンプ9、第1循環路10、第2
循環路11、散水ノズル12で構成した循環手段により
洗濯兼脱水槽2に循環散水し、洗濯兼脱水槽2を回転さ
せるモータ5、ブレーキ機構6等を制御手段により制御
する。洗濯兼脱水槽2を中速回転数と低速回転数とで交
互に繰り返し駆動させながら、循環手段により洗濯兼脱
水槽2内の洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯するよう
に構成し、洗濯液の量を洗濯物が吸水し得る最大量に略
等しい量で洗濯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽を回
転させながら洗濯液を洗濯物に散水することによって洗
濯する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯物は、汚れたから洗うから、
健康・衛生志向等から着たら洗うようになってきてお
り、汚れが軽くなるとともに洗濯回数が増加してきた。
また、デリケートな繊維や装飾材料が、衣類に使われる
ようになってきたため、傷まず、形くずれしない洗い方
が望まれている。また、環境保護のために節水も望まれ
ている。
【0003】発明者らは、こうした時代の要請に応え
て、洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯液を汚れに作用
させ、その後、遠心力で汚れを除去する方式の洗濯機を
提案してきた。この種の洗濯機は図6に示すように構成
しており、以下、その構成について説明する。
【0004】図6に示すように、洗濯機外枠28は、4
本の吊り棒29により水受け槽30を吊り下げている。
補助タンク31は、水受け槽30の周りに、水受け槽3
0を内壁として略同心円状に配設している。洗濯兼脱水
槽32は、水受け槽30内に回転自在に配設し、洗濯兼
脱水槽32の底部に撹拌翼33を回転自在に配設してい
る。モータ34は、Vベルト35および減速機構36を
介して撹拌翼33または洗濯兼脱水槽32を駆動する。
【0005】給水手段37は洗濯兼脱水槽32内に給水
するもので、排水手段38は、水受け槽30内の洗濯液
を排水するものである。制御装置39は洗濯機外枠28
の上面に設けている。第1ポンプ40は、水受け槽30
内の洗濯水を第1循環水路41を介して上部より補助タ
ンク31に供給する。第2ポンプ42は、補助タンク3
1内の洗濯水を第2循環水路43を介して散水ノズル4
4より、洗濯兼脱水槽32内の洗濯物に供給するように
している。
【0006】上記構成において動作を説明する。洗濯兼
脱水槽32内に洗濯物と洗剤を投入し、スタートボタン
を押して運転を開始すると、制御手段39は給水手段3
7を作動し、洗濯に必要な水量を給水する。
【0007】給水が完了すると、第1の行程に移行す
る。この第1の行程は、第1ポンプ40を作動し、水受
け槽30内の洗濯液を第1循環水路41を介して補助タ
ンク31に移動させ、これと連動して第2ポンプ42を
作動させ、第2循環水路43を介して散水ノズル44よ
り、洗濯物に洗濯液をかけるとともに、モータ34を作
動し、洗濯兼脱水槽32を低回転数の第1の回転数で所
定時間回転させる。この第1の行程の間に洗濯液が洗濯
物に染み込んでゆき界面活性剤が汚れに作用する。
【0008】第1の行程後、第2の行程に移行する。モ
ータ34を作動させて洗濯兼脱水槽32の回転を速めて
ゆくと、洗濯物に含まれていた洗濯液が遠心力で絞り出
され、このときに汚れが洗濯液とともに衣類から除去さ
れる。このとき、洗濯物から絞り出された洗濯液が水受
け槽30の底部に溜まり、洗濯兼脱水槽32の回転を阻
害することになるので、第2ポンプ42を停止し、第1
ポンプ40のみ駆動することにより、水受け槽30の底
部に溜まった洗濯液を補助タンク31に移しかえて、回
転阻害の問題を解決している。
【0009】そして、洗濯兼脱水槽32の回転数が第2
の回転数に達した時点で第2の行程が終了する。この時
点でモータ34の通電を一旦停止して回転数を下げ、第
1の回転数まで低下した時点で、回転数をほぼ一定に制
御し、第1の行程に戻る。
【0010】このようにして第1の行程と第2の行程を
所定回数繰り返して、洗浄行程を終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の発
明者らの提案では、従来型の洗濯機に比べて布傷みがな
く、節水にもなっているが、洗濯液を十分に循環させて
洗濯するので、節水がまだ不十分であり、また、補助タ
ンクを必要とするため、洗濯機全体が大きくなるという
問題やポンプを2つ使用するため材料費がかかるという
問題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、洗濯
物の汚れに作用させる洗濯液を必要最低量まで低減し、
超節水と節洗剤を図ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内部に洗濯兼脱水槽を配設した水受け槽内
の洗濯液を循環手段により洗濯兼脱水槽に循環散水し、
洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段等を制御手段により
制御するよう構成し、洗濯兼脱水槽を中速回転数と低速
回転数とで交互に繰り返し駆動させながら、循環手段に
より洗濯兼脱水槽内の洗濯物に洗濯液を循環散水して洗
濯するように構成し、洗濯液の量を洗濯物が吸水し得る
最大量に略等しい量で洗濯するようにしたものである。
【0014】これにより、洗濯物の汚れに作用させる洗
濯液を必要最低量まで低減して洗浄することができ、超
節水と節洗剤を図ることができる。
【0015】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、内部に洗濯兼脱水槽を配設した水受け槽と、前記水
受け槽内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環散水する循
環手段と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、
前記駆動手段等を制御する制御手段とを備え、前記洗濯
兼脱水槽を中速回転数と低速回転数とで交互に繰り返し
駆動させながら、前記循環手段により前記洗濯兼脱水槽
内の洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯するように構成
し、洗濯液の量を前記洗濯物が吸水し得る最大量に略等
しい量で洗濯するようにしたものであり、洗濯物の汚れ
に作用させる洗濯液の最低量は、洗濯物が吸水(保持)
し得る最大量あればよいことが実験的に確かめられたの
で、洗濯物が吸水し得る最大量に略等しい量の洗濯液を
循環手段により洗濯兼脱水槽内の洗濯物に循環散水し
て、洗濯物に均一に洗濯液を散水して汚れに作用させる
ことにより、必要最低量の洗濯液で洗浄することがで
き、超節水が可能となり、それに伴って節洗剤を図るこ
とができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、循環手段により循環できる洗濯液
の量を、洗濯兼脱水槽を中速回転数で回転させたときの
前記洗濯兼脱水槽からの排水量と略同等以上の量とした
ものであり、水受け槽に溜まった洗濯液を循環手段によ
り即時に排出し循環することができるので、補助タンク
が不要か、または極く小さなものでよくなり、洗濯機全
体をコンパクトにできる。また、循環用のポンプも1個
で構成できるので、コストを低減することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、洗濯兼脱水槽からの
排水量が循環手段により循環できる量と略同等以下にな
るように洗濯兼脱水槽の中速回転数を制御するようにし
たものであり、循環手段の循環量がそれ程大きくなくて
も、洗濯兼脱水槽からの排水量を循環手段により循環で
きる量に合わせることができ、補助タンクが不要か、ま
たは極く小さなものでよくなり、洗濯機全体をコンパク
トにできる。また、循環用のポンプも1個で構成できる
ので、コストを低減することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0019】(実施例1)図1に示すように、水受け槽
1は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊
り棒3により洗濯機外枠4に吊り下げている。モータ5
とブレーキ機構6で駆動手段を構成し、モータ5は、ブ
レーキ機構6を介して、洗濯兼脱水槽2を駆動する。モ
ータ5のオン、オフや回転数は、制御装置7によって制
御されている。
【0020】制御装置7への入力やその表示は、洗濯機
外枠4の上部に設けた操作表示手段8で行う。循環ポン
プ9は、第1循環路10を通して水受け槽1の洗濯液を
取り込み、第2循環路11および散水ノズル12を介し
て、洗濯液を縦面の膜状滝13にして洗濯物14に散水
する。なお、循環ポンプ9と第1循環路10と第2循環
路11と散水ノズル12で循環手段を構成している。
【0021】給水弁15は、洗濯液用の水やすすぎ水を
水量検知手段16と散水ノズル12を介して洗濯兼脱水
槽2に供給する。排水弁17は、水受け槽1の洗濯液や
すすぎ水を外部に排水する。また、散水ノズル12の上
部に液体洗剤自動投入器18を設けている。
【0022】制御装置7は、図2に示すように構成して
おり、制御手段19は、操作表示手段8により入力され
た設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水の各行程を
逐次制御するもので、モータ駆動手段20、パワースイ
ッチング手段21を介してモータ5、循環ポンプ9、給
水弁15、排水弁17、液体洗剤自動投入器18などを
逐次制御する。
【0023】記憶手段22は、制御手段19による逐次
制御に必要なデータ等を記憶している。回転検知手段2
3は、モータ5からの信号に基づいてローター位置や回
転数を検知する。布量判定手段24は、回転検知手段2
3のデータに基づいて布量を判定し、制御手段19に入
力する。水量検知手段16は、給水弁15からの流量を
検知し、制御手段19に入力する。
【0024】電源回路25は、商用電源26を直流に変
換して、モータ駆動手段20等に直流電力を供給する。
27は電源スイッチである。
【0025】上記構成において動作を説明する。まず、
洗濯すなわち洗濯物から汚れを取り去るためには、洗濯
物を洗濯液(界面活性剤の溶液)に浸けて洗濯液を汚れ
に十分作用させて汚れを浮かし、機械力を加えて取り去
ることが必要である。
【0026】従来は、洗濯兼脱水槽に洗濯物と洗濯物が
埋没する量の洗濯液を入れて、汚れに洗濯液を作用さ
せ、撹拌翼を駆動して機械力を与えて洗濯してきた。し
かしこの方法は、前にも述べたように洗濯物が傷み、か
つ洗濯液を沢山使用するという問題があった。発明者等
が提案した洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯液を汚れ
に作用させ、その後遠心力で汚れを除去する洗濯方法に
ついても、十分な洗濯液を循環させて洗浄してきた。
【0027】しかし、実験を重ねてきた結果、洗濯物の
汚れに洗濯液を十分作用させるに必要な洗濯液の量は、
洗濯物を浸漬するだけの量は必要ではなく、洗濯物が吸
収(保持)できる最大量あればよいことがわかった。
【0028】図3は、綿製の洗濯物の場合に、洗濯物の
量と洗濯物の吸水量(保水量)の関係を示している。こ
れからわかるように、6kgの洗濯物が吸収できる洗濯
液の量は、約18リットルである。すなわち、18リッ
トルの洗濯液を上手に使用すれば、6kgの洗濯物を洗
濯できるのである。
【0029】本実施例では、6kgの洗濯物を洗濯兼脱
水槽2に入れて、18リットルの洗濯液を供給した上
で、図4に示すように、洗濯兼脱水槽2を時刻t0から
時刻t2まで低速回転数(40r/min)で回転させ
ながら、循環ポンプ9を駆動させて洗濯液を洗濯物にほ
ぼすべて吸収させ、時刻t2から回転数を中速回転数
(350r/min)まで上昇させ、遠心力で洗濯液を
絞り出して同時に汚れを除去することを時刻t3まで行
う。
【0030】この間に、水受け槽1に溜まった洗濯液
は、洗濯兼脱水槽2を中速回転数(350r/min)
で回転させたときの洗濯兼脱水槽2からの排水量と略同
等以上の循環能力を持つ循環ポンプ9で循環させる。循
環ポンプ9を駆動したまま、時刻t3から回転数を落と
し、時刻t4まで低速回転数(40r/min)で回転
させ、洗濯物に十分洗濯液を吸収させる。このサイクル
を繰り返して洗浄する。
【0031】以下、具体的な動作を説明する。まず、洗
濯兼脱水槽2内に衣類を投入し、操作表示手段8のスタ
ートボタン(図示せず)を押すと、制御手段19の指令
によりモータ5が回転し、洗濯兼脱水槽2を回転させて
布量検知に入る。
【0032】布量は、布量によって洗濯兼脱水槽2の慣
性が変わることを利用して検知する。すなわち、制御手
段19の指令でモータ駆動手段20を介してモータ5を
駆動し、ブレーキ機構6を介して洗濯兼脱水槽2が回転
し始めるときの回転数の変化を回転検知手段23で検知
し、その結果から布量判定手段24で布量を判定し、制
御手段19に入力する。
【0033】この布量に基づいて制御手段19は、所定
量の洗剤を液体洗剤自動投入器18から散水ノズル12
を介して洗濯兼脱水槽2に投入すると同時に、給水弁1
5を開いて散水ノズル12を介して洗濯兼脱水槽2内に
給水を開始する。また給水開始と同時に洗濯兼脱水槽2
を低速回転数(40r/min)で駆動し、循環ポンプ
9も合わせて駆動する。制御手段19は、水量検知手段
16が先ほどの布量検知手段24の判定結果に基づいた
所定の水量を検知した時点で給水弁15を停止する。
【0034】図4で、時刻t0から時刻t1までの期間
が給水期間となる。給水を停止した時刻t1以降も洗濯
兼脱水槽2を低速回転数(40r/min)で回転させ
ながら循環ポンプ9を駆動し続けると、洗濯液は散水ノ
ズル12から洗濯物14に均一に散水され、洗濯液はす
べて洗濯物に吸収されて、循環する洗濯液はゼロとな
る。その時間が図4で時刻t2になる。
【0035】すなわち、洗濯兼脱水槽2内のすべての洗
濯物に洗濯液が行きわたり、洗濯物の汚れに洗濯液が作
用し、汚れが洗濯物から離れ易い状態となる。こうした
状態になった時刻t2から洗濯兼脱水槽2の回転数を上
昇させ、遠心力により洗濯液とともに汚れを洗濯物から
絞り出す。このとき、洗濯物14に含まれた洗濯液が絞
り出されて水受け槽1に溜まり出すが、循環ポンプ9の
循環量を、洗濯液が絞り出される速度を上回るように設
定しているので、水受け槽1には、ほとんど洗濯液が溜
まらず、洗濯兼脱水槽2の回転を阻害することはない。
【0036】洗濯兼脱水槽2の回転数を中速回転数(3
50r/min)に達する時刻t3の時間まで上昇させ
た後、回転数を低下させ、時刻t4まで低速回転数(4
0r/min)に制御する。この間に第1循環路10、
循環ポンプ9、第2循環路11、散水ノズル12を経由
して洗濯液が洗濯物14に均一に散布されることによ
り、洗濯液はすべて洗濯物14に吸収されて、時刻t2
と同様な状態となる。
【0037】この状態で、時刻t4から洗濯兼脱水槽2
の回転数を上げて行く。これを複数回繰り返すことによ
り洗濯行程が終了する。
【0038】このように本実施例によれば、洗濯兼脱水
槽2を中速回転数(350r/min)と低速回転数
(40r/min)とで交互に繰り返し駆動させなが
ら、第1循環路10、循環ポンプ9、第2循環路11、
散水ノズル12を経由して洗濯兼脱水槽2内の洗濯物に
洗濯液を循環散水して洗濯するように構成し、洗濯液の
量を洗濯物が吸水し得る最大量に略等しい量で洗濯する
ようにしているので、洗濯物を傷めることなく、超節水
で洗濯することができ、また、補助タンクは極く小さな
ものか、または必要としないので、コンパクトボディの
洗濯機を実現できる。
【0039】(実施例2)図2に示す制御手段19は、
洗濯兼脱水槽2からの排水量が、循環手段、すなわち循
環ポンプ9、第1循環路10、第2循環路11、散水ノ
ズル12により循環できる量と略同等以下になるよう
に、洗濯兼脱水槽2の回転数を制御するようにしてい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0040】上記構成において動作を説明する。まず、
図4において、洗濯物に十分洗濯液が作用した時刻t2
から時刻t3に向けて回転数を上昇させて遠心力により
洗濯液とともに汚れを洗濯物から絞り出すとき、洗濯物
14に含まれた洗濯液が絞り出されて水受け槽1に溜ま
り出す。
【0041】このとき、上記実施例1では、循環ポンプ
9の能力を十分大きくし、洗濯液が絞り出される速度を
上回るように循環できる量を設定したので、水受け槽1
には、ほとんど洗濯液が溜まらず、洗濯兼脱水槽2の回
転を阻害することはない。しかし、循環ポンプ9や循環
路を十分大きくすることは、材料費がかかるとともに大
きな設置スペースも必要になる。
【0042】本実施例では、時刻t2から時刻t3にか
けて、洗濯兼脱水槽2の回転数を制御して洗濯物からの
排水量を制御することにより、循環手段、すなわち循環
ポンプ9、第1循環路10、第2循環路11、散水ノズ
ル12を経済的な大きさにしようとするものである。
【0043】図5は一定回転数で一定時間脱水した場合
の、回転数と洗濯物14からの排水量の関係を示す。当
然のことながら、回転数を上げれば洗濯物14に保持で
きる洗濯液の量は少なくなるので、排水量は大きくな
る。また、図5からは直接説明できないが、同じ回転数
N1であれば、回転数ゼロからN1に立ち上がる時間を
長くすれば、単位時間当たりの排水量は少なくなる。
【0044】この2つのことから、図4に示す時刻t3
における回転数と、時刻t2から時刻t3までの立ち上
げ時間の2つを制御して、洗濯物14から排水される洗
濯液の単位時間当たりの量を、循環手段、すなわち循環
ポンプ9、第1循環路10、第2循環路11、散水ノズ
ル12により循環できる量と略同等以下になるように、
洗濯兼脱水槽2の回転数を制御することにより、循環手
段の循環量がそれ程大きくなくても、洗濯兼脱水槽から
の排水量を循環手段により循環できる量に合わせること
ができ、補助タンクは極く小さなものか、または不要に
なり、洗濯機全体をコンパクトにできる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、内部に洗濯兼脱水槽を配設した水受け槽
と、前記水受け槽内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環
散水する循環手段と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆
動手段と、前記駆動手段等を制御する制御手段とを備
え、前記洗濯兼脱水槽を中速回転数と低速回転数とで交
互に繰り返し駆動させながら、前記循環手段により前記
洗濯兼脱水槽内の洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯す
るように構成し、洗濯液の量を前記洗濯物が吸水し得る
最大量に略等しい量で洗濯するようにしたから、必要最
低量の洗濯液で洗浄することができ、超節水が可能とな
り、それに伴って節洗剤を図ることができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、循
環手段により循環できる洗濯液の量を、洗濯兼脱水槽を
中速回転数で回転させたときの前記洗濯兼脱水槽からの
排水量と略同等以上の量としたから、水受け槽に溜まっ
た洗濯液を循環手段により即時に排出し循環することが
できるので、洗濯機全体をコンパクトにでき、コストを
低減することができる。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯兼脱水槽からの排水量が循環手段により
循環できる量と略同等以下になるように洗濯兼脱水槽の
中速回転数を制御するようにしたから、循環手段の循環
量がそれ程大きくなくても、洗濯兼脱水槽からの排水量
を循環手段により循環できる量に合わせることができ、
洗濯機全体をコンパクトにでき、コストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機のブロック回路図
【図3】同洗濯機の洗濯物の量と吸水量の関係を示す図
【図4】同洗濯機の要部タイムチャート
【図5】本発明の第2の実施例の洗濯機の洗濯物からの
排水量を示す図
【図6】従来例の洗濯機の断面図
【符号の説明】
1 水受け槽 2 洗濯兼脱水槽 5 モータ(駆動手段) 6 ブレーキ機構(駆動手段) 9 循環ポンプ(循環手段) 10 第1循環路(循環手段) 11 第2循環路(循環手段) 12 散水ノズル(循環手段) 19 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 俊次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA17 AB09 BA08 BB14 CB06 FA03 FA07 FA18 KA33 LA02 LA12 LB18 MA01 MA05 MA06 MA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に洗濯兼脱水槽を配設した水受け槽
    と、前記水受け槽内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環
    散水する循環手段と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆
    動手段と、前記駆動手段等を制御する制御手段とを備
    え、前記洗濯兼脱水槽を中速回転数と低速回転数とで交
    互に繰り返し駆動させながら、前記循環手段により前記
    洗濯兼脱水槽内の洗濯物に洗濯液を循環散水して洗濯す
    るように構成し、洗濯液の量を前記洗濯物が吸水し得る
    最大量に略等しい量で洗濯するようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 循環手段により循環できる洗濯液の量
    を、洗濯兼脱水槽を中速回転数で回転させたときの前記
    洗濯兼脱水槽からの排水量と略同等以上の量とした請求
    項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、洗濯兼脱水槽からの排水量
    が循環手段により循環できる量と略同等以下になるよう
    に洗濯兼脱水槽の中速回転数を制御するようにした請求
    項1記載の洗濯機。
JP34306899A 1999-12-02 1999-12-02 洗濯機 Pending JP2001157789A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217168A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社東芝 洗濯機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217168A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社東芝 洗濯機

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