JP2001156483A - 電子機器の冷却構造及びその冷却方式 - Google Patents

電子機器の冷却構造及びその冷却方式

Info

Publication number
JP2001156483A
JP2001156483A JP33291299A JP33291299A JP2001156483A JP 2001156483 A JP2001156483 A JP 2001156483A JP 33291299 A JP33291299 A JP 33291299A JP 33291299 A JP33291299 A JP 33291299A JP 2001156483 A JP2001156483 A JP 2001156483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
module
flat
heat pipe
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33291299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Furuta
重樹 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Network and Sensor Systems Ltd
Original Assignee
NEC Network and Sensor Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Network and Sensor Systems Ltd filed Critical NEC Network and Sensor Systems Ltd
Priority to JP33291299A priority Critical patent/JP2001156483A/ja
Publication of JP2001156483A publication Critical patent/JP2001156483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器の冷却構造及び冷却方式において、モ
ジュールの発熱体からの熱を低熱抵抗で効率的に一括冷
却し、またプラグイン式に着脱自在とする。 【解決手段】電子機器1にて、面状の平板型ヒ−トパイ
プ化モジュ−ル2内の発熱体6で発生した熱は、平板型
ヒ−トパイプから平面部位7を介して着脱部3にプラグ
イン式に装着されることにより、吸熱板4に伝熱する。
平面部位7は着脱部3の接点及び弾性体により厚み方向
に押圧され、平面部位7と放熱器5側の吸熱板4との接
触面が圧力により面接触される。平面部位7と吸熱板4
との接触面積が大きく取れるため、接触熱抵抗が低減さ
れる。吸熱板4に伝熱した熱は放熱器5に輸送され、放
熱器5を介して自然空冷、強制空冷、液体冷却など用途
に応じた外気との熱交換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に高発熱体を具
備したモジュ−ル等の電子機器においてヒ−トパイプ化
モジュ−ルを用いた冷却構造及びその冷却方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高発熱体を具備した電子機器の冷
却構造は、一般的に冷却効率を上げるため、発熱体自身
もしくはモジュ−ルを介した裏面に放熱器を実装した冷
却方式をとっており、電子機器内部には冷却用の通風空
間が必要であった。
【0003】近年、電子機器の小型化に対する市場要求
が増してきており、新しい冷却技術を応用した実装効率
の向上が不可欠となってきている。
【0004】この要請に応えるために、例えば、特許番
号第2874684号公報に開示されているように、モ
ジュ−ルの発熱体から発生した熱はヒ−トパイプを介し
て、装置外で一括冷却することが提案されている。
【0005】この先行技術文献に開示された内容を図5
(a),(b),(c)に示す。即ち、吸熱端が発熱体
44の放熱板45に取付けられたヒ−トパイプ46と、
ユニット41のプリント板43のバックボード42側に
設けられヒ−トパイプ46の放熱端が挿入保持される熱
伝導用の接栓47と、ヒ−トパイプ49の吸熱端が挿入
保持されるものであってバックボード42に設けられた
熱伝導用の接栓座48と、通信機器Eのシェルフ51に
搭載されヒ−トパイプ49の放熱端が取付けられた放熱
板50とを備えて構成され、接栓47と接栓座48を接
続することによりヒ−トパイプ46とヒ−トパイプ49
が接続し、発熱体44からの熱をヒ−トパイプ46,4
9を介して装置外に輸送して冷却するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術にお
いては、ヒ−トパイプ46,49は単管の円筒状に形成
されているため、ヒ−トシンクの接続部位の接触抵抗を
低減しようとすると、加圧する必要がある。しかし、ヒ
−トパイプ46,49は薄肉であり強度確保のために
は、十分な加圧ができないため、接触面に隙間ができ接
触熱抵抗を低減することができない。
【0007】また、ヒ−トパイプ接続周囲のはめあいを
高精度に仕上げることは、加工精度及び嵌合を考慮する
と困難であり、多少の隙間をつくって、熱拡散コンパウ
ンド等により密着する必要が生じ、結果的に接触抵抗を
低減することはできない。
【0008】さらに、モジュ−ル内の発熱体44とヒ−
トパイプ46が一対一という関係にあり、その結果、発
熱体が数カ所に分散されると構造が複雑となって冷却器
との嵌合が困難となり、またモジュ−ル内をヒ−トパイ
プがはしるため、実装設計の自由度とスペ−スが制限さ
れる等の欠点がある。
【0009】本発明の目的は、電子機器、特に集積回路
等の高発熱体を具備したモジュ−ルから発生した熱を、
接触熱抵抗を低減しつつ効率よく一括冷却でき、且つ電
子装置として小型化がはかれる電子機器の冷却構造及び
その冷却方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器の冷却
構造は、搭載した発熱体からの熱を受熱し輸送するため
の平板型ヒ−トパイプを含んでなる面状の平板型ヒ−ト
パイプ化モジュ−ルと、この平板型ヒ−トパイプ化モジ
ュ−ルに面接触して前記熱を伝熱するための吸熱板と、
この吸熱板からの前記熱を外部へ輸送して放熱するため
の放熱器と、前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルと前
記吸熱板との面接触を維持し且つ着脱自在とする着脱部
とを備えている。
【0011】また本発明の電子機器の冷却方式は、搭載
した発熱体を含むモジュ−ルで発生した熱を、前記モジ
ュ−ルと一体化した平板型ヒ−トパイプを含む面状の平
板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルで受熱し、受熱した前記
熱を前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルに面接触し且
つ前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルを着脱自在とす
る着脱部を介してなる吸熱板に伝熱し、さらに伝熱した
前記熱を前記吸熱板から放熱器へ輸送し、輸送した前記
熱を前記放熱器から外部へ放熱することを特徴とするも
のである。
【0012】これらの電子機器の冷却構造及びその冷却
方式において、前記着脱部が、前記平板型ヒ−トパイプ
化モジュ−ルと前記吸熱板とを密着して面接触させるた
めの押圧部材と、この押圧部材を前記平板型ヒ−トパイ
プ化モジュ−ルの厚み方向に付勢するための弾性体と、
前記押圧部材と前記弾性体を保持するためのフレ−ムと
により構成されていてもよい。また、前記平板型ヒ−ト
パイプ化モジュ−ルが電気的接栓を有し、前記着脱部に
取り付けられた接栓座と前記電気的接栓との嵌合によ
り、電気信号をプラグイン構造で前記平板型ヒ−トパイ
プ化モジュ−ルから前記放熱器を含む電子機器側に伝達
できるべくしてもよい。さらに、前記平板型ヒ−トパイ
プ化モジュ−ルは、その一端が前記吸熱板と面接触すべ
く外部に延長されていてもよい。
【0013】またこれらの電子機器の冷却構造及びその
冷却方式において、前記放熱器が空気または液体による
冷却手段を備えるのがよい。
【0014】このような本発明の電子機器の冷却構造及
びその冷却方式によれば、平板型ヒ−トパイプ化モジュ
−ル内で発生した熱を放熱器へ効率的に伝熱させるた
め、面接触による低熱抵抗となる着脱部を設けたことを
特徴とし、またモジュ−ル本体はプラグイン方式で容易
に着脱できる構造を特徴としている。さらに、上述した
ような冷却方式により、小型化できる電子機器の冷却構
造を特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1(a),(b)は本発明の第1の実施
の形態の要部を示す分解斜視図、図2(a)ないし
(h)は図1における着脱部の構造を詳細に示す図であ
る。
【0017】本発明の第1の実施の形態の冷却構造は、
図1(a),(b)に示すように、電子機器1、平板型
ヒ−トパイプ化モジュ−ル2、着脱部3、吸熱板4、放
熱器5という基本構成を有してなり、さらに詳しくは、
搭載した発熱体6からの熱を受熱し輸送するための平板
型ヒ−トパイプを含んでなる面状の平板型ヒ−トパイプ
化モジュ−ル2と、この平板型ヒ−トパイプ化モジュ−
ル2に面接触して前記熱を放熱器5へ輸送するための吸
熱板4と、吸熱板4からの前記熱を装置外部へ輸送して
放熱するための放熱器5と、平板型ヒ−トパイプ化モジ
ュ−ル2と吸熱板4との面接触を維持しつつ前記熱を前
記吸熱板4に伝熱するための着脱自在な着脱部3とを設
けている。さらに、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2
には接栓12が、また着脱部3には接栓座13がそれぞ
れ取付けられている。
【0018】電子機器1は、平板型ヒ−トパイプ化モジ
ュ−ル2を極力隙間をなくしてカ−ド式にプラグイン実
装するための取付構造を有した筐体である。
【0019】平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2は、ト
ランジスタ−等の発熱体6を収容し、発熱体6からの熱
を受熱輸送する平板型ヒ−トパイプを含んで面状に形成
され、その一端は外部に延長されて吸熱板4に伝熱する
ための平面部位7となっている。
【0020】着脱部3は、吸熱板4とともに電子機器1
に実装されており、図2(a)ないし(e)に詳細に示
すように、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の平面部
位7と吸熱板4とを面接触にて密着させるための押圧部
材としてのボール状の接点8と、この接点8に対し平板
型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の厚み方向へ圧力をかけ
るための弾性体9、及び接点8と弾性体9を保持するた
めのフレ−ム10とにより構成されており、接点8は平
板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の平面部位7に対し2
個以上が当接するようになっていてもよい。なお、平板
型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の平面部位7には、接点
8の圧力に対する補強がなされているものとする。
【0021】接栓座13は平板型ヒ−トパイプ化モジュ
−ル2の接栓12からの電気信号を伝達させるために着
脱部3に実装されており、接栓12との嵌合性を考慮し
たフロ−ティング構造を有したものである。
【0022】吸熱板4は、平板型ヒ−トパイプもしくは
熱伝導性の良いアルミニウム合金等の金属からなってお
り、着脱部3により平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2
の平面部位7と吸熱板4のオ−バ−ラップ面を圧力にて
面接触させることにより、平板型ヒ−トパイプ化モジュ
−ル2からの熱を放熱器5に伝熱させる。
【0023】放熱器5は、発熱体6で発生した熱を冷却
するものであり、低熱抵抗の観点から吸熱板4と一体化
した構造を基本とするのが好ましい。なお放熱器5は、
用途に応じ、自然空冷、強制空冷、冷媒を用いた液体冷
却など、周知慣用の種々の冷却手法による放熱構造のい
ずれを用いてもよい。
【0024】次に、この第1の実施の形態の動作につい
て図1及び図2を用いて説明する。
【0025】発熱体6で発生した熱は、平板型ヒ−トパ
イプを介して面状の平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2
の平面部位7に至り、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル
2は平面部位7で着脱部3に装着される。平面部位7は
着脱部3の接点8及び弾性体9により押圧され、平板型
ヒ−トパイプ化モジュ−ル2と吸熱板4との接触面に平
板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の厚み方向、即ち矢印
A方向の圧力が働き、平面部位7と吸熱板4の接触面が
圧力により面接触される。なお、平面部位7と吸熱板4
との接触面積が大きく取れるため、接触熱抵抗が低減さ
れる。そして、吸熱板4に伝熱した熱は放熱器5に輸送
され、放熱器5を介して自然空冷、強制空冷、液体冷却
など用途に応じた外気との熱交換を行う。
【0026】同時に、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル
2の着脱部3への装着により、接栓12と接栓座13が
プラグイン式に接続し、接栓12からの電気信号が放熱
器5を含む電子機器1側に伝達される。
【0027】また、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2
の電子機器1への挿抜について図1を参照して説明す
る。平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2を実装するとき
は、電子機器1のレ−ル11に沿って挿入し、着脱部3
及び接栓座13に押し当てることにより、平面部位7が
着脱部3内に押圧保持されて電子機器1側に固定され
る。また、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2を取り外
すときは、上述したのと逆手順であり、着脱部3内にお
ける平面部位7への接点8及び弾性体9の押圧圧力に抗
して平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2を引き抜くこと
によって取り外しが行われる。
【0028】なお、上述した着脱部3の変形例として、
図2(f),(g),(h)に示すような構成としても
よい。即ち、ボール状の接点8の代わりに長手角状の接
点18をフレーム10に設け、これに応じた形状の弾性
体19とともに平面部位7に対する押圧圧力を作用させ
る。
【0029】上述した本発明の第1の実施の形態におい
ては、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2と放熱器5と
を分離し、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の厚さ方
向に放熱器5を搭載する代わりにモジュ−ルと平板型ヒ
−トパイプを一体化して、平板型ヒ−トパイプ化モジュ
−ル2の長手方向に放熱器5を実装する構成としたた
め、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル2の厚み方向を削
除することができ、電子機器1の実装効率を向上するこ
とができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3(a),(b)はこの第2の実施の形態
の斜視図及び要部を示す断面図である。第2の実施の形
態においては、その基本的構成は上述した第1の実施の
形態と同様であるが、着脱部及びそれに関連する部位の
構成についてさらに工夫を施している。
【0031】図3に示すように、この着脱部位は、平板
型ヒ−トパイプ化モジュ−ル20の一端の平面部位に設
けられ長手方向にスライドするテ−パ−状のテ−パ−ブ
ロック25と、テ−パ−ブロック25とは逆テ−パ−が
内部にきられた着脱部21が吸熱板22に設けられて構
成されており、ほかにテ−パ−ブロック25のモジュ−
ル側に弾性体27及び接栓24が、また着脱部21に接
栓座23がそれぞれ取り付けられている。
【0032】この第2の実施の形態の動作としては、ま
ず、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル20を着脱部21
に挿入・実装すると、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル
20の先端部に設けられたテ−パ−ブロック25のテ−
パ−ブロック本体26が弾性体27に抗して矢印B方向
にいったんスライドし、次いで弾性体27の反力が作用
することにより、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル20
の厚み方向、即ち矢印C方向の圧力が働き、平板型ヒ−
トパイプ化モジュ−ル20と吸熱板22の接触面が圧力
により面接触する。これにより、平板型ヒ−トパイプ化
モジュ−ル20の発熱体からの発熱が、テ−パ−ブロッ
ク25と着脱部21を介した面接触により吸熱板22に
伝熱される。
【0033】同時に、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル
20の着脱部21への装着により、接栓24と接栓座2
3がプラグイン式に接続し、接栓24からの電気信号が
吸熱板22を含む電子機器側に伝達される。
【0034】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図4(a),(b),(c)はこの第3の実
施の形態の平面図、側面図、正面図である。第3の実施
の形態においても、その基本的構成は上述した第1の実
施の形態と同様であるが、着脱部及びそれに関連する部
位の構成についてさらに工夫を施している。
【0035】図4に示すように、この着脱部位は、発熱
体を含むモジュ−ル30と平板型ヒ−トパイプとを分離
し、平板型ヒ−トパイプを受熱板と一体化して平板型ヒ
−トパイプ受熱板31として放熱器36側に取り付け、
機器側にブロック35を追加し、さらに分離したモジュ
−ル30の上下両端にカ−ドロックリテ−ナ−32を設
けて着脱部は削除した如き構成としたものであり、ほか
にモジュ−ル30に接栓33が、また放熱器36側に接
栓座34がそれぞれ取り付けられている。
【0036】この第3の実施の形態の動作としては、ま
ず、モジュ−ル30を着脱部の代わりとなる平板型ヒ−
トパイプ受熱板31に実装し、モジュ−ル30の上下両
端のカ−ドロックリテ−ナ−32のねじ部を回転する
と、カ−ドロックリテ−ナ−32の各ユニットが平板型
ヒ−トパイプ受熱板31の面に対し直角方向に突出す
る。これにより、突出したカ−ドロックリテ−ナ−32
とブロック35との間の反力が作用することにより、モ
ジュ−ル30の厚み方向、即ち矢印D方向に圧力が働
き、モジュ−ル30と平板型ヒ−トパイプ受熱板31の
接触面が圧力により面接触する。これにより、モジュ−
ル30における発熱体からの発熱が、平板型ヒ−トパイ
プ受熱板31を介して放熱器36側に伝熱される。また
同時に、接栓33と接栓座34がプラグイン式に接続
し、接栓33からの電気信号が放熱器36を含む電子機
器側に伝達される。
【0037】なお、この第3の実施の形態における接触
面積はモジュ−ル30の全面に亘るため、接触面積が大
であり、接触熱抵抗を大幅に低減することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の電子機器の冷却構造及びその冷
却方式によれば、モジュ−ルと放熱器を分離し、ユニッ
トの厚さ方向に放熱器を搭載する代わりに、モジュ−ル
に平板型ヒ−トパイプを追加して、一端に平板型ヒ−ト
パイプを搭載し他端にユニットを搭載する平板型ヒ−ト
パイプ化モジュ−ルを設けることにより、ユニットの長
手方向にヒ−トシンクを搭載できるためユニットの厚み
方向を削除できるので、電子機器の実装効率が向上でき
るという効果が得られる。
【0039】また、平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルは
プラグイン構造をとっており、着脱部位の接触面が十分
に取れ、また面接触であるため接触熱抵抗を低減するこ
とができる効果がある。なお、電気的な信号伝達ができ
るプラグイン構造もとっており、モジュ−ルの交換の
際、非常に互換性に優れた構造が得られる。
【0040】しかも、平板型ヒ−トパイプとモジュ−ル
を一体化しており、モジュ−ル内の発熱体が2箇所以上
となったとしても、着脱部位は変わることがなく、シン
プルな構造が得られる。
【0041】さらには、モジュ−ル内の電気部品取付面
にヒ−トパイプが布線されることがなく、実装設計の自
由度が増すという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は要
部の分解斜視図、(b)は全体を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1における着脱部の構造を詳細に示し、
(a)及び(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は
側面図、(e)は同図(c)のZ−Z線による断面図、
(f),(g),(h)は着脱部の変形例を示すそれぞ
れ正面図、側面図、Z−Z線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は分
解斜視図、(b)は同図(a)のY−Yによる断面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示し、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図5】従来の電子機器の冷却構造の一例を示し、
(a)は要部の分解斜視図、(b)は全体を示す分解斜
視図、(c)は要部の断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器 2,20 平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル 3,21 着脱部 4,22 吸熱板 5,36 放熱器 6 発熱体 7 平面部位 8,18 接点 9,19 弾性体 10 フレーム 11 レール 12,24,33 接栓 13,23,34 接栓座 25 テーパーブロック 26 テーパーブロック本体 27 弾性体 30 モジュール 31 平板型ヒ−トパイプ受熱板 32 カードロックリテーナー 35 ブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載した発熱体からの熱を受熱し輸送す
    るための平板型ヒ−トパイプを含んでなる面状の平板型
    ヒ−トパイプ化モジュ−ルと、この平板型ヒ−トパイプ
    化モジュ−ルに面接触して前記熱を伝熱するための吸熱
    板と、この吸熱板からの前記熱を外部へ輸送して放熱す
    るための放熱器と、前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−
    ルと前記吸熱板との面接触を維持し且つ着脱自在とする
    着脱部とを備えることを特徴とする電子機器の冷却構
    造。
  2. 【請求項2】 搭載した発熱体を含むモジュ−ルで発生
    した熱を、前記モジュ−ルと一体化した平板型ヒ−トパ
    イプを含む面状の平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルで受
    熱し、受熱した前記熱を前記平板型ヒ−トパイプ化モジ
    ュ−ルに面接触し且つ前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ
    −ルを着脱自在とする着脱部を介してなる吸熱板に伝熱
    し、さらに伝熱した前記熱を前記吸熱板から放熱器へ輸
    送し、輸送した前記熱を前記放熱器から外部へ放熱する
    ことを特徴とする電子機器の冷却方式。
  3. 【請求項3】 前記着脱部が、前記平板型ヒ−トパイプ
    化モジュ−ルと前記吸熱板とを密着して面接触させるた
    めの押圧部材と、この押圧部材を前記平板型ヒ−トパイ
    プ化モジュ−ルの厚み方向に付勢するための弾性体と、
    前記押圧部材と前記弾性体を保持するためのフレ−ムと
    により構成されることを特徴とする請求項1及び2記載
    の電子機器の冷却構造及びその冷却方式。
  4. 【請求項4】 前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルが
    電気的接栓を有し、前記着脱部に取り付けられた接栓座
    と前記電気的接栓との嵌合により、電気信号をプラグイ
    ン構造で前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ルから前記
    放熱器を含む電子機器側に伝達できるべくしたことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子機器
    の冷却構造及びその冷却方式。
  5. 【請求項5】 前記平板型ヒ−トパイプ化モジュ−ル
    は、その一端が前記吸熱板と面接触すべく外部に延長さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の電子機器の冷却構造及びその冷却方式。
  6. 【請求項6】 前記着脱部が、前記平板型ヒ−トパイプ
    化モジュ−ルの受熱板と、前記発熱体を含むモジュ−ル
    と、このモジュ−ルを前記受熱板に面接触すべく付勢す
    るカードロックリテーナとからなることを特徴とする請
    求項1及び2または4に記載の電子機器の冷却構造及び
    その冷却方式。
  7. 【請求項7】 前記放熱器が空気または液体による冷却
    手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の電子機器の冷却構造及びその冷却方式。
JP33291299A 1999-11-24 1999-11-24 電子機器の冷却構造及びその冷却方式 Pending JP2001156483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33291299A JP2001156483A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 電子機器の冷却構造及びその冷却方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33291299A JP2001156483A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 電子機器の冷却構造及びその冷却方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001156483A true JP2001156483A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18260201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33291299A Pending JP2001156483A (ja) 1999-11-24 1999-11-24 電子機器の冷却構造及びその冷却方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001156483A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6927980B2 (en) 2003-06-27 2005-08-09 Hitachi, Ltd. Cooling structure for disk storage device
JP2010079404A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Hitachi Ltd 電子機器
JP2011029338A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Toshiba Tec Corp 電子機器
JP2011243734A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toshiba Corp 電子装置
JP2013183146A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Toshiba Corp 電子機器の放熱構造
KR101541498B1 (ko) * 2014-04-16 2015-08-03 주식회사 크래비스 필드버스용 입출력 장치
US9363886B2 (en) 2011-08-25 2016-06-07 Nec Corporation Electronic substrate and an electronic apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6927980B2 (en) 2003-06-27 2005-08-09 Hitachi, Ltd. Cooling structure for disk storage device
JP2010079404A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Hitachi Ltd 電子機器
JP2011029338A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Toshiba Tec Corp 電子機器
US8218311B2 (en) 2009-07-23 2012-07-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Electronic apparatus
US8792235B2 (en) 2009-07-23 2014-07-29 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Electronic apparatus
JP2011243734A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toshiba Corp 電子装置
US9363886B2 (en) 2011-08-25 2016-06-07 Nec Corporation Electronic substrate and an electronic apparatus
JP2013183146A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Toshiba Corp 電子機器の放熱構造
KR101541498B1 (ko) * 2014-04-16 2015-08-03 주식회사 크래비스 필드버스용 입출력 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2874684B2 (ja) プラグインユニットの放熱構造
US5343358A (en) Apparatus for cooling electronic devices
US6721182B1 (en) Circuit card module including mezzanine card heat sink and related methods
JP4152467B2 (ja) Pcカードアレイからの熱除去装置
JPH0621290A (ja) コンパクト3次元電子装置の冷却装置
US6560104B2 (en) Portable computer and docking station cooling
US6229704B1 (en) Thermal connection system for modular computer system components
US20130291368A1 (en) Cooled Part for Expansion Circuit Board Cooling
JP2001156483A (ja) 電子機器の冷却構造及びその冷却方式
JP2005183676A (ja) 電子冷却ユニット
JP2008299628A (ja) 電子機器、および冷却ユニット
JPH10107192A (ja) ヒートシンク
JPS59119899A (ja) プリント配線基板モジユ−ルホルダ
JP2790044B2 (ja) 電力増幅器の放熱実装構造
JP2005019792A (ja) 電子冷却装置とそれを備えた機器
JPH10321779A (ja) ヒートパイプ式冷却装置
TW201931969A (zh) 擴充卡模組及其散熱外殼
JPH11243288A (ja) ヒートパイプ化モジュール冷却構造及びその冷却方法
JP2006245114A (ja) 冷却部材
JP2002318084A (ja) ヒートパイプ接続装置および電子機器の放熱装置
JP3711032B2 (ja) 発熱性の電子部品の冷却構造
CN117270644A (zh) 散热装置及服务器
JP2723332B2 (ja) 集積回路用放熱板
JPH0710950U (ja) 電子部品の放熱器
JP2636791B2 (ja) 電子装置の筐体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030708