JP2001154907A - 遅延調整回路及び情報処理装置 - Google Patents

遅延調整回路及び情報処理装置

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JP2001154907A
JP2001154907A JP33809699A JP33809699A JP2001154907A JP 2001154907 A JP2001154907 A JP 2001154907A JP 33809699 A JP33809699 A JP 33809699A JP 33809699 A JP33809699 A JP 33809699A JP 2001154907 A JP2001154907 A JP 2001154907A
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delay
circuit
semiconductor memory
delay time
signal
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JP33809699A
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English (en)
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Kenji Iino
賢司 飯野
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック同期式の半導体メモリへ供給する信
号の遅延調整手段は、人手介入が必要であったり、自動
調整であってもクロックの調整しかできなかったり、ま
た、運用中の環境変化に対して再調整する手段がなかっ
た。 【解決手段】 半導体メモリ30へ供給するクロック、
アドレス、データの各信号の遅延回路12〜14と、予
め設定した条件を検出すると遅延調整を起動するタイマ
16と、テストデータを半導体メモリ30に書き込んだ
後に読み出したデータと前記テストデータとを比較する
比較回路22と、遅延回路12〜14のそれぞれの遅延
時間の組み合わせに応じてテストした際の比較回路22
の出力を保持する比較結果レジスタ23とを備え、立ち
上げの際あるいはタイマ16の起動の際に、上記テスト
を実行して最適な遅延時間を設定する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遅延調整回路及び情
報処理装置に関し、特に高速なクロック同期式メモリチ
ップを使用した主メモリや、キャッシュメモリに供給す
る信号の遅延調整の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遅延調整回路は、一般的に
プリント基板上に遅延を調整するためのディレイライン
と、このディレイラインから最適な遅延値を人手で選択
するための回路とを設けて、人手により遅延調整をして
きていた。ところが、近年LSIの動作クロックの急激
な高速化や半導体メモリの高速化により、クロック信号
等のタイミング信号や、アドレス信号、データ信号等の
信号間の遅延をきめ細かく調節しないと、動作条件を満
足することが困難になってきている。
【0003】図9、図10は、遅延調整の必要性を説明
した図である。図9、図10において、セットアップ時
間とはクロックのタイミング(T0)より前に入力値を
確定させておく必要のある最小時間であり、ホールド時
間とはクロックのタイミング(T0)の後に入力値を確
定させておく必要のある最小時間である。これらのセッ
トアップ時間、ホールド時間を満足するように遅延設定
ができない場合は、動作が保証できなくなり誤動作を誘
発することになる。図9はクロックがデータに比べて早
過ぎてセットアップ時間を満足できない場合であり、図
10は逆にクロックがデータに対して遅過ぎてホールド
時間を満足できない場合である。正しく遅延設定するた
めには、図9と図10の中間に遅延調整して、セットア
ップ時間と、ホールド時間を満足するようにクロックと
データとの遅延を調整する必要がある。
【0004】セットアップ時間とホールド時間の和に対
してデータの確定時間が十分大きければ調整は容易であ
るが、高速化に伴って確定時間が十分大きく確保できな
くなる傾向がある。このため、高速化に伴って遅延調整
にはより高い精度が求められるようになっている。
【0005】特開平8−102729では、メモリアク
セスではなく、クロック同期式のデータ転送において、
クロック信号を遅らせる回路を有して、最適な遅延時間
を探し出す技術が開示されている。調整はクロック信号
の遅延時間を変えて、データ転送を実行して結果を判定
して、最も誤りの少ないポイントを検出するものである
が、遅延調整はクロック信号のみ可能な構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、クロックを遅らせる手段しか有していな
いため、データ側が早過ぎて、クロックを早めるか又は
データを遅らせる必要がある場合には遅延調整ができな
いという課題があった。
【0007】また、動作中の温度条件の変化等により各
信号の遅延時間が変化した場合に、遅延設定の条件を十
分に満足できなくなった場合の対応手段がなく、運用中
の安定性が十分でないという課題があった。
【0008】本発明の主な目的は、クロック信号、アド
レス/制御信号、及びデータ信号のそれぞれに遅延調整
回路を設けて、きめ細かな遅延調整ができるようにする
ことと、さらに、動作中でも遅延調整を実行することに
より、より安定性の高いシステム運用を実現することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の遅延調整
回路は、半導体メモリへ供給する信号の遅延時間を調整
する遅延回路と、予め設定した時間条件を検出すると遅
延調整を起動するタイマと、立ち上げの際あるいは前記
タイマから起動された際に、前記半導体メモリの動作を
テストして、前記テスト結果から最適の遅延時間を求め
て前記遅延回路に前記最適の遅延時間を設定する手段と
を有する。
【0010】本発明の第2の遅延調整回路は、前記第1
の遅延調整回路において、前記遅延回路にクロック信号
の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信号
と制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、書
込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路を有
する。
【0011】本発明の第3の遅延調整回路は、クロック
信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレス
信号及び制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路
と、書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回
路と、前記第1ないし第3の遅延回路の遅延時間をそれ
ぞれ独立して設定可能な手段を有する。
【0012】本発明の第4の遅延調整回路は、半導体メ
モリへ供給する信号に対して、クロック信号の遅延時間
を調整する第1の遅延回路と、アドレス信号と制御信号
の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、書込データ信
号の遅延時間を調整する第3の遅延回路とを有するとと
もに、予め設定した条件を検出すると遅延調整を起動す
るタイマと、テストデータを前記半導体メモリに書き込
んだ後に読み出したデータと前記テストデータとを比較
する比較回路と、立ち上げの際あるいは前記タイマから
起動された際に、前記半導体メモリの動作をテストし
て、テストした結果得られた前記比較結果レジスタの内
容を判定して第1ないし第3の遅延回路のそれぞれに最
適な遅延時間を設定する手段とを有する。
【0013】本発明の第5の遅延調整回路は、半導体メ
モリへ供給する信号に対して、クロック信号の遅延時間
を調整する第1の遅延回路と、アドレス信号と制御信号
の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、書込データ信
号の遅延時間を調整する第3の遅延回路とを有するとと
もに、予め設定した条件を検出すると遅延調整を起動す
るタイマと、テストデータを前記半導体メモリに書き込
んだ後に読み出したデータと前記テストデータとを比較
する比較回路と、前記第1ないし第3の遅延回路のそれ
ぞれの遅延時間の組み合わせに応じて前記比較回路の比
較結果を保持する比較結果レジスタと、前記比較結果レ
ジスタの内容を判定して最適値を検出する最適値検出回
路と、前記最適値又は前記遅延時間の組み合わせの指示
を受けて前記第1ないし第3の遅延回路の遅延時間を制
御する遅延設定回路と、立ち上げの際あるいは前記タイ
マから起動された際に、前記半導体メモリの動作をテス
トして、テストした結果得られた前記最適値に従って前
記第1ないし第3の遅延回路の遅延時間を設定する手段
を有する。
【0014】本発明の第1の情報処理装置は、クロック
同期式の半導体メモリと、前記半導体メモリへのアクセ
スを制御するメモリ制御部を有し、前記メモリ制御部
は、前記半導体メモリへ供給する信号の遅延時間を調整
する遅延回路と、予め設定した時間条件を検出すると遅
延調整を起動するタイマと、立ち上げの際あるいは前記
タイマから起動された際に、前記半導体メモリの動作を
テストして、前記テスト結果から最適の遅延時間を求め
て前記遅延回路に前記最適の遅延時間を設定する手段を
有する。
【0015】本発明の第2の情報処理装置は、本発明の
第1の情報処理装置において、前記遅延回路に、クロッ
ク信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレ
ス信号及び制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回
路と、書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延
回路とを含み、加えて前記第1ないし第3の遅延回路の
遅延時間をそれぞれ独立して設定可能な手段を有する。
【0016】本発明の第3の情報処理装置は、クロック
同期式の半導体メモリと、前記半導体メモリへのアクセ
スを制御するメモリ制御部を有し、前記メモリ制御部
は、前記半導体メモリへ供給する信号に対して、クロッ
ク信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレ
ス信号と制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路
と、書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回
路とを有するとともに、予め設定した条件を検出すると
遅延調整を起動するタイマと、テストデータを前記半導
体メモリに書き込んだ後に読み出したデータと前記テス
トデータとを比較する比較回路と、前記第1ないし第3
の遅延回路のそれぞれの遅延時間の組み合わせに応じて
前記比較回路の比較結果を保持する比較結果レジスタ
と、立ち上げの際あるいは前記タイマから起動された際
に、前記半導体メモリの動作をテストして、テストした
結果得られた前記比較結果レジスタの内容を判定して前
記第1ないし第3の遅延回路のそれぞれに最適な遅延時
間を設定する手段とを有する。
【0017】本発明の第4の情報処理装置は、クロック
同期式の半導体メモリと、前記半導体メモリへのアクセ
スを制御するメモリ制御部と、プロセッサ部とを有し、
前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
に対して、クロック信号の遅延時間を調整する第1の遅
延回路と、アドレス信号と制御信号の遅延時間を調整す
る第2の遅延回路と、書込データ信号の遅延時間を調整
する第3の遅延回路とを有し、前記プロセッサ部は、前
記半導体メモリの動作をテストして、テストした結果を
判定して第1ないし第3の遅延回路のそれぞれに最適な
遅延時間を設定する手段を有する。
【0018】本発明の第5の情報処理装置は、クロック
同期式の半導体メモリと、前記半導体メモリへのアクセ
スを制御するメモリ制御部と、プロセッサ部とを有し、
前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
に対して、クロック信号の遅延時間を調整する第1の遅
延回路と、アドレス信号と制御信号の遅延時間を調整す
る第2の遅延回路と、書込データ信号の遅延時間を調整
する第3の遅延回路とを有するとともに、前記プロセッ
サ部からの遅延設定コマンドを受けると前記第1ないし
第3の遅延回路の遅延時間を前記コマンドで指定された
値に設定する手段を有し、前記プロセッサ部は、予め設
定した条件を検出すると遅延調整を起動するタイマと、
前記第1ないし第3の遅延回路のそれぞれの遅延時間の
組み合わせに応じて前記半導体メモリの動作をテストし
た結果を保持する比較結果保持手段と、立ち上げの際あ
るいは前記タイマから起動された際に、前記半導体メモ
リの動作をテストして、テストした結果得られた前記比
較結果保持手段の内容を判定して第1ないし第3の遅延
回路のそれぞれに最適な遅延時間を前記遅延設定コマン
ドで設定する手段を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態の情報処理装置のブロック図であ
る。遅延調整回路はメモリ制御部10に含まれており、
メモリ制御機能を共用している。
【0020】半導体メモリ30はCPU40からアクセ
スされるキャッシュメモリであり、SSRAM(Syn
cronous Static RAM)等のクロック
信号を用いた高速アクセス対応のチップから構成され
る。本発明は、半導体メモリ30としてSDRAM(S
yncronous Dynamic RAM)等のク
ロック信号を用いたチップで構成される主記憶の場合も
適用することができ、キャッシュメモリに限定するもの
ではない。
【0021】信号X43はプロセッサ部40から送られ
るコマンド信号とアドレス信号で、メモリ制御部10で
受けられて、半導体メモリ30に対するクロック信号X
34と、制御信号及びアドレス信号X33(以降制御信
号とアドレス信号をアドレス信号で代表して記述する)
として生成されて半導体メモリ30へ送られる。信号X
42とX32は半導体メモリ30への書き込みデータ信
号で、信号X41とX31は半導体メモリ30からの読
出信号である。
【0022】なお、図1では分かりやすくするためアド
レスと書込データと読出データを別の信号線で示してい
るが、信号X41〜43はデータ信号を双方向のバスと
したり、アドレス信号も合わせたバスとしてもよい。ま
た、メモリ制御部10が主記憶とのインターフェイスを
有する場合は、信号X41〜43には主記憶へのアドレ
スやデータも含まれることになる。
【0023】メモリ制御部10は、半導体メモリ30へ
出力するクロック信号X34の遅延時間を切り換えて出
力する遅延回路14と、アドレス信号X33の遅延時間
を切り換えて出力する遅延回路13と、書き込みデータ
信号X32の遅延時間を切り換えて出力する遅延回路1
2と、バッファ15と、タイマ16と、メモリ制御回路
20とを有している。
【0024】図2は遅延回路12の回路図である。遅延
回路12は3ビットの選択信号X55により5通りの遅
延時間を選択できる。さらに選択の幅を増やせばよりき
め細かな調整が可能となるが、回路量も増加するので状
況に応じて選択幅は決めるべきである。選択信号X55
が“000”の場合、X52、切換回路118、X32
の順に信号が通過するようにパスを選択して遅延を最小
となる。選択信号X55が“001”、“010”、
“011”、“100”となる順に遅延時間は大きくな
り、選択信号X55が“100”の場合、X52、遅延
ゲート112、遅延ゲート113、遅延ゲート114、
切換回路115、切換回路116、切換回路117、切
換回路118、X32の順に信号が通過するようにパス
を選択して遅延時間が最大となる。
【0025】遅延回路13、14は遅延回路12と同一
の構成であり、接続される信号がそれぞれ図1に示すよ
うにアドレス関連の信号X53、X56、X33とクロ
ック関連の信号X54、X57、X34となる。
【0026】メモリ制御回路20は、半導体メモリ30
のアクセスの制御を実行するとともに、遅延回路12〜
14の遅延時間を切り換えながら半導体メモリ30へ供
給するクロック信号、アドレス信号、データ信号の遅延
調整を実行する回路である。バッファ15は上記遅延調
整の際にテストされる半導体メモリ30の領域のデータ
を待避するために設けられ、タイマ16は運用中に遅延
時間の再調整を実行する時間を検出するために設けられ
ている。
【0027】次にメモリ制御回路20について図3で詳
細に説明する。図3は本発明の第1の実施の形態のメモ
リ制御回路20のブロック図である。読出レジスタ21
は半導体メモリ30から読出データを一旦格納するレジ
スタで、出力は信号X41として送られるが、遅延調整
のためのテストの際は比較回路22へ送られる。比較回
路22は遅延調整の際のテストにおいて読み出したデー
タと書き込んだデータとを比較して結果を判定する回路
であり、出力は比較結果レジスタ23へ送られる。比較
結果レジスタ23は、遅延調整の結果を保持するレジス
タで、第1の実施の形態では9ビット有り、図4に示す
ように選択信号X57と選択信号X56及び選択信号X
55とを9通りに組み合わせた設定ポイントを各ビット
に割り当てている。ビット0は選択信号X57が“10
0”で選択信号X56及び選択信号X55が“000”
の場合であり、クロック信号がアドレス信号・書込デー
タ信号に対して最も遅れる状態である。ビット4は選択
信号X57、選択信号X56、及び選択信号X55が全
て“000”の場合であり、クロック信号とアドレス信
号・書込データ信号とはともに遅延が最小の状態であ
る。ビット8は選択信号X57が“000”で選択信号
X56及び選択信号X55が“100”の場合であり、
クロック信号に対してアドレス信号と書込データ信号が
最も遅れる状態である。
【0028】第1の実施の形態ではアドレス信号と書込
データ信号については同一の遅延時間を選択し、遅延時
間の選択はそれぞれ5通りとしているため、比較結果レ
ジスタ23は9ビットとなっている。選択幅が異なった
り、アドレス信号と書込データ信号とを別々に調整する
場合は、その組み合わせの数に応じて結果を保持できる
ように比較結果レジスタ23の構成を変えればよい。
【0029】最適値検出回路24は、比較結果レジスタ
23の内容を受け取り、この値を解析して正常動作した
設定ポイント(比較結果レジスタ23のビットに対応)
の中から最もマージンを確保できる設定ポイント、すな
わち、正常な設定ポイントの中の中央の設定ポイントを
最適値と決定する。遅延設定回路25は決定された最適
値(比較結果レジスタ23のビット位置)を、最適値検
出回路24から受けてこれを保持し、図4に従って比較
結果レジスタ23のビット位置情報から選択信号X55
〜57を生成して遅延回路12〜14へ送出する。な
お、遅延設定回路25は、遅延調整のテスト中に制御回
路29からテストする設定ポイントを受けて保持し、選
択信号X55〜57を生成して遅延回路12〜14へ送
出する。
【0030】アドレスレジスタ27はプロセッサ部40
から送られるアドレス信号やコマンド信号等を受けるレ
ジスタで、出力は制御回路29へ送られて、制御回路2
9で半導体メモリ30用のアドレス信号や書込許可信号
等の制御信号X33として出力される。書込レジスタ2
8はプロセッサ部40から送られるデータを受けるレジ
スタで、出力は切換回路26へ送られる。切換回路26
ではプロセッサ部40から送られた書込データと制御回
路29から送られるテストデータを制御回路29に従っ
て切り換えて半導体メモリ30の書込データ信号X52
として出力する。
【0031】次に本発明の第1の実施の形態の動作を図
5を用いて説明する。遅延調整の動作は、装置の立ち上
げ時に実行され、それ以降の運用中の遅延調整は予め指
定された時間に実行される。運用時の遅延調整は、立ち
上げ時と温度等の環境条件が変化することによる影響に
対して、最適値を再調整するために実行されるので、環
境があまり変動しないような状況では、頻繁に実行する
必要はない。従って、運用環境に応じて、実行時間を決
めればよいが、ここでは一定時間経過するとタイマ16
から遅延調整を起動するものとする。なお、遅延調整中
は半導体メモリ30へのアクセスは禁止状態となり、遅
延調整終了後に禁止状態が解除される。
【0032】運用中に遅延調整が起動された場合は、制
御回路29はテストが実行される半導体メモリ30の領
域のデータを読み出してバッファ15に待避しておく
(S901)。また、テストの実行に先立って比較結果
レジスタ23を“0”にリセットしておく(S90
2)。
【0033】テストは比較結果レジスタ23のビット0
に対応する設定ポイントから開始する。制御回路29は
遅延設定回路25に指示して、比較結果レジスタ23の
ビット0に対応する設定ポイントとなるように遅延回路
12〜14の選択信号を設定する(S903)。すなわ
ち、選択信号X57は“100”、選択信号X56とX
55は“000”となるように指示する。
【0034】次に半導体メモリ30の構成に応じて予め
決められているテスト領域に対して、テストを実行す
る。テスト領域としては半導体メモリ30の構成により
遅延が最大と予測される設定ポイントと遅延が最小と予
測される設定ポイントを含むように選択すべきで、各テ
スト領域に対してテストが実行される。半導体メモリ3
0のテスト領域に対してテストデータを書き込む(S9
04)。書き込んだデータを読出レジスタ21に読み出
して、比較回路22で読み出したデータとテストデータ
を比較する(S905)。
【0035】S905の比較結果が不一致ならば、結果
は異常であり、比較結果レジスタ23のビット0を
“1”として(S906)、次の設定ポイント(比較結
果レジスタ23のビット1)のテストを開始し、全設定
ポイント(比較結果レジスタ23のビット1からビット
8まで)が終了するまでテストを実行する(S90
7)。
【0036】S905の比較結果が一致していれば正常
であり、比較結果レジスタ23はそのままの値を保持す
るので、比較結果レジスタ23のビット0は“0”のま
まとなり結果が正常であったことを示す。次に比較結果
レジスタ23のビット1の設定ポイントのテストを開始
し、全設定ポイントについてテストを実行する(S90
7)。
【0037】全設定ポイントのテストが終了すると最適
値検出回路24で、正常終了した設定ポイントの中の中
央の設定ポイントを検出してこれを最適な遅延設定値と
決定する(S908)。例えば、比較結果レジスタ23
が“111000001”という値だった場合について
説明すると、最適値検出回路24は比較結果レジスタ2
3の値が“1”から“0”に切り替わるポイントと、
“0”から“1”に切り替わるポイントを探し出し、そ
のポイント同士の中点を検出する。この場合は中点は比
較結果レジスタ23のビット5となるので、最適値検出
回路24からこの値“5”を遅延設定回路25に送出す
る。
【0038】最後に、遅延回路12〜14を上記の最適
値に設定する(S909)。タイマ16から起動された
場合は、この後バッファ15に待避してあったデータを
半導体メモリ30へ書き戻して半導体メモリ30の値を
復旧する。遅延設定回路25では最適値検出回路24か
ら指示された比較結果レジスタ23のビット位置の情報
(設定ポイント)を図4のように各選択信号X55〜5
7の値に変換して遅延回路12〜14へ送出する。上記
のように例えば、“5”を受けた場合は、選択信号X5
7を“000”、選択信号X55、57を“001”と
して出力する。
【0039】以上のように、遅延調整が実行されて、最
適な遅延状態に設定される。このように、本発明の第1
の実施の形態によれば、実際にテストデータを書き込ん
で正常に読めるかテストして遅延調整するため、人手の
介入無しに自動的に遅延調整でき、また、最もマージン
が確保できる設定ポイントに設定が可能である。さら
に、立ち上げ時に遅延調整をした後も、遅延調整を繰り
返し実行するため、温度等の環境変化に対しても常に最
適な遅延状態を保持することができるので、より安定し
た状態でシステムを運用できる。
【0040】なお、第1の実施の形態では比較回路2
2、比較結果レジスタ23、最適値検出回路24、及び
遅延調整の手順を制御する制御回路29はハードウェア
回路で構成しているが、安価なプロセッサを搭載しバッ
ファ15に作業領域を追加して、これらの任意の構成の
機能を上記プロセッサ上で実行されるプログラムとバッ
ファ15の作業領域にて容易に代行できる。この場合の
動作や構成は次に示す本発明の第2の実施の形態から容
易に推測できる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図6は本発明の第2の実施の形態の構成を示
したブロック図である。図6では、第1の実施の形態の
ブロック図の図1と同じ構成のものについては同じ番号
を付してある。第1の実施の形態との特徴の差分は、メ
モリ制御回路20内の比較回路22、比較結果レジスタ
23、最適値検出回路24、及び制御回路29のうち遅
延調整の手順を制御する部分をプロセッサ部80で動作
するプログラムとバッファ85で実現する点である。従
って第2の実施の形態ではメモリ制御部60の回路量が
削減できる一方で、実行時間が増大することになるが、
どちらの実施の形態を選択するかは装置又はシステムの
運用条件に応じて選択すべき問題である。
【0042】信号X41はプロセッサ部80から送られ
るコマンド信号やアドレス信号で、信号X42は書込デ
ータ信号で、信号X41読出データ信号であり、図1と
同じであるが、コマンドとして遅延回路12〜14の遅
延値を設定するコマンド等が追加されている。なお、図
6では図1と同様に分かりやすくするためアドレスと書
込データと読出データを別の信号線で示しているが、信
号X41〜43はデータ信号を双方向のバスとしたり、
アドレスも合わせたバスとしてもよい。また、メモリ制
御部60が主記憶とのインターフェイスを有する場合
は、信号X41〜43は主記憶へのアドレスやデータも
含まれることになる。
【0043】プロセッサ部80は、バッファ85とタイ
マ86を有している。タイマ86は図1のタイマ16に
相当し、バッファ85は図1のバッファ15と同様にテ
スト領域のデータを待避する他に、比較結果レジスタ2
3に相当する比較結果領域83を含んでいる。比較結果
領域83は比較結果レジスタ23と同じ形式で9ビット
からなる。ただし、プロセッサ部80又はプロセッサ部
80の制御下に代行できるバッファ機能やタイマ機能が
ある場合はバッファ85とタイマ86は代行機能を使用
すればよく、特に独立して設ける必要はない。
【0044】メモリ制御部60は、遅延回路12〜14
と、メモリ制御回路70とを有している。遅延回路12
〜14は第1の実施の形態の遅延回路12〜14と同じ
である。
【0045】図7はメモリ制御回路70の詳細なブロッ
ク図である。メモリ制御回路70は、読出レジスタ2
1、書込レジスタ28、アドレスレジスタ27、遅延設
定回路75、及び制御回路79を有し、制御回路79は
半導体メモリ30へのアクセスを制御するとともに、プ
ロセッサ部80からの遅延設定コマンドを受けて遅延設
定回路75へ遅延設定値を送って遅延回路12〜14の
遅延をプロセッサ部80から制御できるようにしてい
る。プロセッサ部80から送られる遅延設定値は、第1
の実施の形態の比較結果レジスタ23のビット位置に対
応した設定ポイントであるが、プロセッサ部80が選択
信号X55〜57を作成して遅延設定コマンドに添付し
て送る形態とすれば、遅延設定回路75は選択信号X5
5〜57を保持する回路だけ持てばよい。
【0046】次に本発明の第2の実施の形態の動作を図
8のフローチャートを用いて説明する。遅延調整の動作
は、第1の実施の形態と同様に、装置の立ち上げ時に実
行され、それ以降の運用中の遅延調整は予め指定された
時間に実行される。
【0047】運用中に遅延調整が起動された場合は、プ
ロセッサ部80はテストが実行される半導体メモリ30
の領域のデータを読み出してバッファ85に待避する
(S921)。次に比較結果領域83を“0”にリセッ
トしておく(S922)。テストは比較結果領域83の
ビット0に対応する設定ポイントから開始し、遅延設定
コマンドにより遅延回路12〜14の遅延時間を設定す
る(S923)。
【0048】次に半導体メモリ30のテスト領域に対し
て、テストデータを書き込む(S924)。書き込んだ
データをプロセッサ部80に読み出して、読み出したデ
ータをテストデータと比較する(S925)。
【0049】S925の比較結果が不一致ならば、結果
は異常であり、比較結果領域83のビット0を“1”と
して(S926)、次の設定ポイント(比較結果領域8
3のビット1)のテストを開始し、全設定ポイント(比
較結果領域83のビット1からビット8まで)が終了す
るまでテストを実行する(S927)。
【0050】S925の比較結果が一致していれば正常
であり、比較結果領域83はそのままの値を保持するの
で、比較結果領域83のビット0は“0”のままであり
結果が正常であったことを示す。次に比較結果領域83
のビット1の設定ポイントのテストを開始し、全設定ポ
イントについてテストを実行する(S927)。
【0051】全設定ポイントのテストが終了するとプロ
セッサ部80は、比較結果領域83を読み出して、正常
終了した設定ポイントの中から中央の設定ポイントを検
出してこれを最適な遅延設定値と決定する(S92
8)。決定する方法は第1の実施例の最適値検出回路2
4及びS908と同じであるが、プログラムで実行する
点が異なるだけである。最後に、上記で決定した最適な
遅延設定値を遅延設定コマンドにより設定する(S92
9)。この後、タイマ86から起動された場合はバッフ
ァ85に待避してあったデータを半導体メモリ30へ書
き戻して半導体メモリ30の値を復旧する。
【0052】以上のようにして、遅延調整が実行され
て、最適な遅延状態に設定される。このように、本発明
の第2の実施の形態によれば、メモリ制御部60の回路
量を少なくして本発明の第1の実施の形態と同様の遅延
調整が可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体メモリへテストデータを書き込んでテストしてそ
の結果を判定して遅延調整することにより、人手の介入
無しに自動的に最適な遅延調整でき、しかも、半導体メ
モリへ供給するクロック信号、アドレス信号、及び書込
データ信号のそれぞれに遅延回路を設けて独立して遅延
時間を設定できるため、きめ細かな調整が可能であるの
で、一層の信頼性、安定性を向上できる効果がある。さ
らに、立ち上げの際に遅延調整するだけでなく、タイマ
を設けて運用中も遅延調整を実行することにより、温度
等の環境変化に対しても常に最適な遅延状態に調整でき
るので、さらに信頼性、安定性を向上できる効果があ
る。
【0054】また、本発明の第2の形態によれば、プロ
セッサ部80により、比較回路22、比較結果レジスタ
23等の機能を代行できるので、回路量を節約すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態の遅延回路12の詳
細なブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のメモリ制御部10
のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の比較結果レジスタ
23のビット位置と選択信号X55〜57との対応関係
を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作を示したフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態のメモリ制御回路7
0のブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作を示したフロ
ーチャートである。
【図9】一般的な遅延調整を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図10】一般的な遅延調整を説明するためのタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
10 メモリ制御部 12 遅延回路 13 遅延回路 14 遅延回路 15 バッファ 16 タイマ 20 メモリ制御回路 21 読出レジスタ 22 比較回路 23 比較結果レジスタ 24 最適値検出回路 25 遅延設定回路 29 制御回路 30 半導体メモリ 40 プロセッサ部 60 メモリ制御部 70 メモリ制御回路 75 遅延設定回路 79 制御回路 80 プロセッサ部 83 比較結果領域 85 バッファ 86 タイマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック同期式の半導体メモリへ供給す
    る信号の遅延時間を調整する遅延調整回路において、 前記半導体メモリへ供給する信号の遅延時間を調整する
    遅延回路と、予め設定した時間条件を検出すると遅延調
    整を起動するタイマを備え、 立ち上げの際あるいは前記タイマから起動された際に、
    前記半導体メモリの動作をテストして、前記テスト結果
    から最適の遅延時間を求めて前記遅延回路に前記最適の
    遅延時間を設定することを特徴とする遅延調整回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は、クロック信号の遅延時
    間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信号及び制御
    信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、書込デー
    タ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路とからなる
    請求項1の遅延調整回路。
  3. 【請求項3】 クロック同期式の半導体メモリへ供給す
    る信号の遅延時間を調整する遅延調整回路において、 前記半導体メモリへ供給する信号に対して、クロック信
    号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信
    号及び制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路
    と、書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回
    路とを備え、 前記第1ないし第3の遅延回路はそれぞれ独立して遅延
    時間を設定可能な遅延調整回路。
  4. 【請求項4】 クロック同期式の半導体メモリへ供給す
    る信号の遅延時間を調整する遅延調整回路において、 前記半導体メモリへ供給する信号に対して、クロック信
    号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信
    号及び制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路
    と、書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回
    路とを備えるとともに、予め設定した条件を検出すると
    遅延調整を起動するタイマと、テストデータを前記半導
    体メモリに書き込んだ後に読み出したデータと前記テス
    トデータとを比較する比較回路と、前記第1ないし第3
    の遅延回路のそれぞれの遅延時間の組み合わせに応じて
    前記比較回路の比較結果を保持する比較結果レジスタと
    を備え、 立ち上げの際あるいは前記タイマから起動された際に、
    前記半導体メモリの動作をテストして、テストした結果
    得られた前記比較結果レジスタの内容を判定して第1な
    いし第3の遅延回路のそれぞれに最適な遅延時間を設定
    することを特徴とする遅延調整回路。
  5. 【請求項5】 クロック同期式の半導体メモリへ供給す
    る信号の遅延時間を調整する遅延調整回路において、 前記半導体メモリへ供給する信号に対して、クロック信
    号の遅延時間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信
    号と制御信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、
    書込データ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路と
    を備えるとともに、予め設定した条件を検出すると遅延
    調整を起動するタイマと、テストデータを前記半導体メ
    モリに書き込んだ後に読み出したデータと前記テストデ
    ータとを比較する比較回路と、前記第1ないし第3の遅
    延回路のそれぞれの遅延時間の組み合わせに応じて前記
    比較回路の比較結果を保持する比較結果レジスタと、前
    記比較結果レジスタの内容を判定して最適値を検出する
    最適値検出回路とを備え、 立ち上げの際あるいは前記タイマから起動された際に、
    前記半導体メモリの動作をテストして、テストした結果
    得られた前記最適値に従って前記第1ないし第3の遅延
    回路の遅延時間を設定することを特徴とする遅延調整回
    路。
  6. 【請求項6】 クロック同期式の半導体メモリと、前記
    半導体メモリへのアクセスを制御するメモリ制御部を備
    える情報処理装置において、 前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
    の遅延時間を調整する遅延回路と、予め設定した時間条
    件を検出すると遅延調整を起動するタイマを備え、 立ち上げの際と前記タイマから起動された際に、前記半
    導体メモリの動作をテストして、前記テスト結果から最
    適の遅延時間を求めて前記遅延回路に前記最適の遅延時
    間を設定することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記遅延回路は、クロック信号の遅延時
    間を調整する第1の遅延回路と、アドレス信号及び制御
    信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路と、書込デー
    タ信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路とからな
    り、それぞれ独立して遅延時間を設定可能な請求項6の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 クロック同期式の半導体メモリと、前記
    半導体メモリへのアクセスを制御するメモリ制御部を備
    える情報処理装置において、 前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
    に対して、クロック信号の遅延時間を調整する第1の遅
    延回路と、アドレス信号及び制御信号の遅延時間を調整
    する第2の遅延回路と、書込データ信号の遅延時間を調
    整する第3の遅延回路とを備えるとともに、予め設定し
    た条件を検出すると遅延調整を起動するタイマと、テス
    トデータを前記半導体メモリに書き込んだ後に読み出し
    たデータと前記テストデータとを比較する比較回路と、
    前記第1ないし第3の遅延回路のそれぞれの遅延時間の
    組み合わせに応じて前記比較回路の比較結果を保持する
    比較結果レジスタとを備え、 立ち上げの際あるいは前記タイマから起動された際に、
    前記半導体メモリの動作をテストして、テストした結果
    得られた前記比較結果レジスタの内容を判定して第1な
    いし第3の遅延回路のそれぞれに最適な遅延時間を設定
    することを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 クロック同期式の半導体メモリと、前記
    半導体メモリへのアクセスを制御するメモリ制御部と、
    プロセッサ部とを備える情報処理装置において、 前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
    に対して、クロック信号の遅延時間を調整する第1の遅
    延回路と、アドレス信号及び制御信号の遅延時間を調整
    する第2の遅延回路と、書込データ信号の遅延時間を調
    整する第3の遅延回路とを備え、 前記プロセッサ部は、前記半導体メモリの動作をテスト
    して、テストした結果を判定して第1ないし第3の遅延
    回路のそれぞれに最適な遅延時間を設定することを特徴
    とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 クロック同期式の半導体メモリと、前
    記半導体メモリへのアクセスを制御するメモリ制御部
    と、プロセッサ部とを備える情報処理装置において、 前記メモリ制御部は、前記半導体メモリへ供給する信号
    に対して、クロック信号の遅延時間を調整する第1の遅
    延回路と、アドレス信号及び制御信号の遅延時間を調整
    する第2の遅延回路と、書込データ信号の遅延時間を調
    整する第3の遅延回路とを備えるとともに、前記プロセ
    ッサ部からの遅延設定コマンドを受けると前記第1ない
    し第3の遅延回路の遅延時間を前記コマンドで指定され
    た値に設定する手段を備え、 前記プロセッサ部は、予め設定した条件を検出すると遅
    延調整を起動するタイマと、前記第1ないし第3の遅延
    回路のそれぞれの遅延時間の組み合わせに応じて前記半
    導体メモリの動作をテストした結果を保持する比較結果
    保持手段を備え、立ち上げの際あるいは前記タイマから
    起動された際に、前記半導体メモリの動作をテストし
    て、テストした結果得られた前記比較結果保持手段の内
    容を判定して第1ないし第3の遅延回路のそれぞれに最
    適な遅延時間を設定することを特徴とする情報処理装
    置。
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