JP2001154805A - タッチパネル入力装置とその座標取り込み方法 - Google Patents

タッチパネル入力装置とその座標取り込み方法

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JP2001154805A
JP2001154805A JP33504199A JP33504199A JP2001154805A JP 2001154805 A JP2001154805 A JP 2001154805A JP 33504199 A JP33504199 A JP 33504199A JP 33504199 A JP33504199 A JP 33504199A JP 2001154805 A JP2001154805 A JP 2001154805A
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voltage
touch panel
switch
terminal
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JP33504199A
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English (en)
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Kazunori Morishita
和典 森下
Kazuyoshi Akaike
和佳 赤池
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがタッチパネルを押下する力が弱いと
きに取り込んだ誤座標データと、押下する力が強いとき
に取り込んだ正確なデータとを識別できるハードウェア
及びソフトウェア構成を有するタッチパネル入力装置と
その座標取り込み方法を提供すること。 【解決手段】 電源23−X1端子間にはスイッチSW
1が、電源23−Y1端子間にはスイッチSW2が設け
られており、電源23−X0端子間にはスイッチSW3
が、電源23−Y0端子間にはスイッチSW4が設けら
れている。さらに、接地点−X1端子間にはスイッチS
W5が、接地点−Y1端子間にはスイッチSW6が設け
られており、接地点−X0端子間にはスイッチSW7
が、接地点−Y0端子間にはスイッチSW8が設けられ
ている。スイッチSW1〜SW8を切換えて、接触抵抗
による抵抗分圧の読み取りをおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタッチパネルに関す
るものであり、より具体的にはタッチパネルの座標取り
込み手段及び取り込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている抵抗膜方式のタ
ッチパネルを図6〜10に示す。図6はタッチパネルを
側面からみたときの図であり、図7はタッチパネルの等
価回路図である。図8はソフトウェアの動作タイミング
チャートであり、図9〜10はADコンバータで変換さ
れた電圧波形である。図6では、X方向の上側抵抗膜フ
ィルム61、Y方向の下側抵抗膜フィルム63にそれぞ
れ電極65,電極67がつけられ、両面61,63の抵
抗膜フィルムが張り合わされている。上側抵抗膜フィル
ム61と下側抵抗膜フィルム63との間にはわずかな隙
間があり、タッチペン等でタッチした部分が接触する構
造である。
【0003】タッチパネルの等価回路を図7に示す。点
線部75はX0−X1端子間にある抵抗を表し、76はY
0−Y1端子間にある抵抗を表している。タッチした位置
を検出するには上面抵抗膜フィルム61及び下側抵抗膜
フィルム63に電圧を加え、抵抗分75と抵抗分76と
が接触した位置70に比例する電圧値を他方の抵抗膜フ
ィルムの電極から取り出す。これを上面抵抗膜フィルム
61(X座標)、下側抵抗膜フィルム63(Y座標)交
互に繰り返すことによって入力座標を取り込む。例えば
X座標を取り込むにはスイッチSW71及びスイッチS
W74をONにしてX0−X1端子間に電圧を加え、Y0
(またはY1)端子から電圧値を読み取る。読み取られ
た電圧値によって、X軸上のどの点が押されたか検出す
ることが出来る。また、Y座標を取り込むにはスイッチ
SW72及びスイッチSW73をONにしてY0−Y1
子間に電圧を加え、X0(またはX1)端子から電圧値を
読み取る。読み取られた電圧値によってY軸上のどの点
が押されたか検出することが出来る。
【0004】使用者がタッチペン等でイラスト等を描画
する場合、タッチペンでタッチパネルを押下した状態の
まま、タッチパネル押下位置を移動して軌跡を描く。こ
の場合、機器のソフトウェアが連続して、X座標・Y座
標を取り込むことになる。その際の動作タイミングチャ
ートが図8である。タッチパネルを押下する力が強い場
合に、図8の動作タイミングチャートにしたがって検出
された電圧波形を図9に示す。図9からもわかるよう
に、スイッチSW71及びスイッチSW74をONする
と、Y0(Y1)端子からは矩形状の電圧波形をはっきり
と読み取ることができる。同様に、スイッチSW72及
びスイッチSW73をONすると、X0(X1)端子から
も矩形状の電圧波形をはっきりと読み取ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
がタッチペンを押下する力が弱いと、図10に示すよう
に、X0(X1)端子から読み取ることのできる電圧波形
も、Y0(Y1)端子から読み取ることのできる電圧波形
もなまってしまう。これは、上側抵抗膜フィルム61と
下側抵抗膜フィルム63との間に生じる接触抵抗の増加
と、両面61,63の抵抗膜フィルムや配線パターンに
存在する容量成分との関係によって起こる。本発明はこ
のような従来技術の課題に鑑みて、ユーザがタッチパネ
ルを押下する力が弱いときに取り込んだ誤座標データ
と、押下する力が強いときに取り込んだ正確なデータと
を識別できるハードウェア及びソフトウェア構成を有す
るタッチパネル入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、X軸プラス方向に電圧を加えたときに検
出される分圧比から算出されたX座標と、X軸マイナス
方向に電圧を加えたときに検出される分圧比から算出さ
れたX座標とを比較する第1の比較手段と、Y軸プラス
方向に電圧を加えたときに検出される分圧比から算出さ
れたY座標と、Y軸マイナス方向に電圧を加えたときに
検出される分圧比から算出されたY座標とを比較する第
2の比較手段と、第1の比較手段で比較したX座標と、
第2の比較手段で比較したY座標とがいずれも一致した
ときにのみX座標及びY座標を入力座標として取り込む
座標取り込み手段とを有することを特徴とするタッチパ
ネル入力装置を提供する。さらに、本発明は、X軸プラ
ス方向に電圧を加えたときに検出される分圧比から算出
されたX座標と、X軸マイナス方向に電圧を加えたとき
に検出される分圧比から算出されたX座標とを比較し、
Y軸プラス方向に電圧を加えたときに検出される分圧比
から算出されたY座標と、Y軸マイナス方向に電圧を加
えたときに検出される分圧比から算出されたY座標とを
比較し、X座標とY座標とがいずれも一致したときにX
座標及びY座標を入力座標として取り込むことを特徴と
するタッチパネル入力装置の座標取り込み方法を提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図1〜5を参照して本発明
によるタッチパネル入力装置の実施の形態を詳細に説明
する。図1は本発明によるタッチパネル入力装置の回路
図である。図2及び図3は電圧読み取りの動作を説明す
る等価回路である。図4はタッチパネルの表示例、図5
は座標取り込み時の処理フロー図である。図1に示すよ
うに、本発明によるタッチパネル入力装置はタッチパネ
ル21、ペン入力検出部22、電源部23、ADコンバ
ータ24、インタフェース制御回路25、及びスイッチ
SW1〜SW8を有している。ペン入力検出部22はタ
ッチパネル21のX0(X1,Y0,Y1でもよいが、ここ
ではX0に接続されている例を説明する)に接続されて
おり、ペン押下されていない場合、スイッチSW6(又
はSW8)以外のスイッチSWを全てOFFにする。ペ
ン入力検出部22にはpull−up抵抗26を通して
電圧Vccが加わる。ペン押下されるとペン入力検出部
22の電圧は、上側抵抗膜フィルム61と下側抵抗膜フ
ィルム63とが接触し、スイッチSW6(又はSW8)
を通して電圧Vccから接地電位まで下がり、インタフ
ェース制御回路25に割り込みをかける。この動作によ
りインタフェース制御回路25は電源部23の動作を開
始させ、タッチパネル入力装置の回路に電源の供給を行
う。そして、タッチパネル21から検出される電圧をA
Dコンバータ24で取り込みデジタル値に変換する。
【0008】タッチパネル21のX0−X1端子間の抵抗
Rと、Y0−Y1端子間の抵抗Rとに加わる電圧Vcc
は、上側抵抗膜フィルム61と下側抵抗膜フィルム63
との接触抵抗により抵抗分圧される。分圧された電圧は
ADコンバータ24でデジタル信号に変換される。入力
座標を取り込むソフトウェアは、ADコンバータ24の
出力値である電圧値に基づいて、タッチパネル21のど
の位置が入力(押下)されたかを導出する。このときの
具体例を図2の等価回路を用いて説明する。図2ではX
0−X1端子間の抵抗Rが200Ω、Y0−Y1端子間の抵
抗Rが200Ωとして、押された位置がほぼ中央であっ
たとする。このとき抵抗値200Ωは両軸ともに100
Ωずつに分割される。いま、X0端子に5Vの電圧を加
え、X1端子を接地したとする。ADコンバータ24の
入力抵抗は数10kΩであり、100Ωに比べて極めて
大きい。よって、Y0端子には分割地点20での電圧
2.5Vがそのまま現れる。よって、X座標の中央が押
下されたことがわかる。
【0009】ところが、タッチパネルを押下する力が弱
い場合は前述の図10にあるように検出波形がなまって
しまうため、間違った電圧が現れることがある。そこ
で、今度はX1端子に5Vの電圧を加え、X0端子を接地
した状態での電圧値も読み取る。このときもY0端子に
電圧2.5Vが現れば、強い力で押下されたことがわか
る。しかし、このときY0端子に電圧2.5Vとは異な
る電圧値が現れれば、弱い力で押下されたことがわか
る。上記のように、X(Y)座標の取り込みに際して、
0及びX1(Y0及びY1)端子の接続先を電源と接地点
とに切換えて接続し、座標を2度取り込むための等価回
路を図3に示す。
【0010】図3に示すように、電源23−X1端子間
にはスイッチSW1が、電源23−Y1端子間にはスイ
ッチSW2が設けられており、電源23−X0端子間に
はスイッチSW3が、電源23−Y0端子間にはスイッ
チSW4が設けられている。さらに、接地点−X1端子
間にはスイッチSW5が、接地点−Y1端子間にはスイ
ッチSW6が設けられており、接地点−X0端子間には
スイッチSW7が、接地点−Y0端子間にはスイッチS
W8が設けられている。また、点線部35はX0−X1
子間にある抵抗を表し、36はY0−Y1端子間にある抵
抗を表している。
【0011】図3のスイッチSW1〜SW8を以下の手
順1〜4で切換えることにより、入力座標を取り込む。 1.スイッチSW1とスイッチSW7をONし、抵抗分
35と抵抗分36とが接触した位置30に比例する電圧
値をY0(またはY1)端子からADコンバータ24で読
み取り、X座標を取り込む。 2.スイッチSW3とスイッチSW5をONし、抵抗分
35と抵抗分36とが接触した位置30に比例する電圧
値をY0(またはY1)端子からADコンバータ24で読
み取り、X座標を取り込む。 3.スイッチSW2とスイッチSW8をONし、抵抗分
35と抵抗分36とが接触した位置30に比例する電圧
値をX0(またはX1)端子からADコンバータ24で読
み取り、Y座標を取り込む。 4.スイッチSW4とスイッチSW6をONし、抵抗分
35と抵抗分36とが接触した位置30に比例する電圧
値をX0(またはX1)端子からADコンバータ24で読
み取り、Y座標を取り込む。
【0012】ユーザが弱い力でタッチパネルを押下した
場合に手順1〜4で取り込まれる入力座標を図4に示
す。座標40は実際に押下した位置である。この場合、
手順2で取り込んだX座標と、手順4で取り込んだY座
標とを図4のタッチパネル上にポイントすると座標41
の位置となり、手順1で取り込んだX座標と、手順3で
取り込んだY座標とを図4のタッチパネル上にポイント
すると座標43の位置となり、座標41と座標43とが
異なっている。この点に注目し、入力座標を取り込むソ
フトウェアに図5のようなアルゴリズムを設ける。
【0013】まず、手順1〜4で座標を取り込む(ステ
ップ501)。その後、手順1で取り込んだX座標と、
手順2で取り込んだX座標とが同じかどうか確認する
(ステップ503)。異なっていればユーザによるタッ
チパネル21の押下力が弱いとみなし、取り込んだ座標
データを無効にして(ステップ509)次処理へ進む。
手順1で取り込んだX座標と、手順2で取り込んだX座
標とが同じかどうか確認し(ステップ503)、同じな
らば手順3で取り込んだY座標と、手順4で取り込んだ
Y座標とが同じかどうか確認する(ステップ505)。
異なっていればユーザによるタッチパネル21の押下力
が弱いとみなし、取り込んだ座標データを無効にして
(ステップ509)次処理へ進む。同じならばユーザに
よるタッチパネル21の押下力が強いとみなし、取り込
んだ座標データを有効にして(ステップ507)次処理
へ進む。図5のようなアルゴリズムを設けることによっ
て、ユーザがタッチパネル21を押下する力の強弱を判
断し、取り込んだ座標データを有効にするか、または無
効にするかの処理を行うことができる。そしてその結
果、ユーザがタッチパネル21を押下する力が弱い場合
に取り込む誤座標データを回避することができる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、ユーザがタ
ッチパネルを押下する力が弱いときに取り込んだ誤座標
データと、押下する力が強いときに取り込んだ正確なデ
ータとを識別できるハードウェア及びソフトウェア構成
を有するタッチパネル入力装置とその座標取り込み方法
を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタッチパネル入力装置の回路図。
【図2】電圧読み取りの動作を説明する等価回路図。
【図3】電圧読み取りの動作を説明する等価回路図。
【図4】タッチパネルの表示例を示す図。
【図5】座標取り込み時の処理フロー図。
【図6】タッチパネルを側面からみたときの図。
【図7】従来のタッチパネルの等価回路図。
【図8】従来のソフトウェアの動作タイミングチャー
ト。
【図9】ADコンバータで変換された電圧波形を示す
図。
【図10】ADコンバータで変換された電圧波形を示す
図。
【符号の説明】
21 タッチパネル 23 電源 SW1〜8 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向及びY軸方向に加えた電圧の分
    圧比に基づいて入力座標を取り込むタッチパネル入力装
    置であり、 前記X軸プラス方向に電圧を加えたときに検出される分
    圧比から算出されたX座標と、 前記X軸マイナス方向に電圧を加えたときに検出される
    分圧比から算出されたX座標とを比較する第1の比較手
    段と、 前記Y軸プラス方向に電圧を加えたときに検出される分
    圧比から算出されたY座標と、 前記Y軸マイナス方向に電圧を加えたときに検出される
    分圧比から算出されたY座標とを比較する第2の比較手
    段と、 前記第1の比較手段で比較したX座標と、前記第2の比
    較手段で比較したY座標とがいずれも一致したときにの
    み前記X座標及び前記Y座標を入力座標として取り込む
    座標取り込み手段とを有することを特徴とするタッチパ
    ネル入力装置。
  2. 【請求項2】 X軸方向及びY軸方向に加えた電圧の分
    圧比に基づいて入力座標を取り込むタッチパネル入力装
    置の座標取り込み方法であり、 前記X軸プラス方向に電圧を加えたときに検出される分
    圧比から算出されたX座標と、 前記X軸マイナス方向に電圧を加えたときに検出される
    分圧比から算出されたX座標とを比較し、 前記Y軸プラス方向に電圧を加えたときに検出される分
    圧比から算出されたY座標と、 前記Y軸マイナス方向に電圧を加えたときに検出される
    分圧比から算出されたY座標とを比較し、 前記X座標と前記Y座標とがいずれも一致したときに、 前記X座標及び前記Y座標を入力座標として取り込むこ
    とを特徴とするタッチパネル入力装置の座標取り込み方
    法。
JP33504199A 1999-11-25 1999-11-25 タッチパネル入力装置とその座標取り込み方法 Pending JP2001154805A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172984A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Fujitsu Ltd 有機導電膜、透明有機導電フィルム及び座標入力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172984A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Fujitsu Ltd 有機導電膜、透明有機導電フィルム及び座標入力装置

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