JP4132557B2 - タッチパネル装置 - Google Patents
タッチパネル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4132557B2 JP4132557B2 JP2000083060A JP2000083060A JP4132557B2 JP 4132557 B2 JP4132557 B2 JP 4132557B2 JP 2000083060 A JP2000083060 A JP 2000083060A JP 2000083060 A JP2000083060 A JP 2000083060A JP 4132557 B2 JP4132557 B2 JP 4132557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- touch panel
- resistor
- resistance
- voltage
- output terminals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Position Input By Displaying (AREA)
- Keying Circuit Devices (AREA)
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー、FAXなどのオフィス機器、コンピュータ機器、自動販売機などにおいて、利用者からの情報を入力するためのタッチパネル装置に関し、特にタッチパネル装置と電子回路基板を接続する接続ケーブル、タッチパネル抵抗体、およびA/D変換器の故障の検出機能を有する抵抗膜式のタッチパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィス機器、コンピュータ機器、自動販売機などに広く用いられているタッチパネル装置は、従来、液晶表示装置やブラウン管表示装置の前面に設置し、それら表示装置の表示する映像を透過させながら、操作者が画面を押下した位置の座標を検知し、機器の操作入力に用いられている。タッチパネル装置には抵抗膜式、超音波式、および光遮断式など様々な方式が用いられている。
【0003】
図4に、従来技術による抵抗膜式タッチパネル素子TPを構成する加工された透明基板401を示す。透明基板401の上には透明電極402および透明抵抗素子403が蒸着などの方法により形成されている。さらに、図5に示されているように、抵抗膜式タッチパネル素子TPは2枚の透明かつ可撓性の透明基板401A、401Bを有する。また、上部の透明基板401Aには出力端子X1、X2が取り付けられており、上部の透明基板401A上の透明抵抗素子403Aに含まれる抵抗素子の1つの例として、透明電極402Aと垂直に、出力端子X1−X2間の抵抗素子RXが形成されている。同様に、下部の透明基板401Bには出力端子Y1、Y2が取り付けられており、下部の透明基板401B上の透明抵抗素子403Bに含まれる抵抗素子の1つの例として、透明電極402Bと垂直に、出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYが形成されている。出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYが互いに直交するように、2枚の透明基板401A、401Bは重ね合わされている。
【0004】
抵抗膜式タッチパネル装置を用いた座標入力装置の例を図6に示す。座標入力装置はタッチパネル素子TPと、スイッチ素子SW1〜4と、抵抗R1と、A/D変換器101と、を有して構成される。
【0005】
タッチパネル素子TPと、その他の回路素子の間は接続ケーブル104で接続されている。抵抗R1の抵抗値は、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXとタッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの抵抗値よりも充分に大きい。また、A/D変換器101のアナログ入力102側から見たA/D変換器101の入力インピーダンスも同様に充分に大きいものとする。スイッチ素子SW1〜4は通常トランジスタ、電界効果トランジスタ(FET) やリレーなどで構成され、制御電圧によって高速切り替えが可能となる。またA/D変換器101のディジタル出力103は、マイクロプロセッサなどで構成される図示しない制御装置に接続される。前記制御装置の制御出力によって、スイッチ素子SW1〜4を図6におけるa、b、cのいずれかの端子に切り替えることができ、操作者が押下したことを検知するタッチ検出(図6のa)と操作者が押下した位置のX座標検出(図6のb)とY座標検出(図6のc)の3つの動作が可能である。
【0006】
図7を用いて、タッチ検出動作を説明する。図7は、図6においてスイッチ素子SW1〜4がすべてaの位置にセットされている状態に相当する。タッチパネル素子TPの出力端子X1、X2は接地されており、タッチパネル素子TPの出力端子Y1は開放されている。また、タッチパネル素子TPの出力端子Y2は、A/D変換器101のアナログ入力102に接続されている。操作者が押下していない状態では、2枚の透明基板401A、401Bはわずかな間隔を置いて隔たっている。したがって、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXとタッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子は互いに触れない状態である。この状態では、A/D変換器101のアナログ入力102は抵抗R1を介して電源Vccに接続されているので、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧はほぼVccと等しい状態にある。
【0007】
ここで操作者がタッチパネルを押下すると、透明基板401がたわみ、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子が触れる。タッチパネル素子TPの出力端子X1、X2は接地されているので、これにより、タッチパネル素子TPの出力端子Y2は、タッチパネル素子TPの出力端子X1、X2を介して接地される。ここで、抵抗R1の抵抗値は、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子それぞれの抵抗値より充分に大きいので、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧はほぼ0になる。したがって、A/D変換器101のディジタル出力103の値がほぼ0になったことを検知することで、操作者の指が触れたこと(タッチ)が判断できる。このタッチが検出されると、制御装置はスイッチ素子SW1〜4を切り替え、以降のX座標検出およびY座標検出動作を行う。
【0008】
図8を用いて、X座標検出動作を説明する。図8は、図6において、スイッチ素子SW1〜4がすべてbの位置にセットされている状態に相当する。タッチパネル素子TPの出力端子X2はVccに接続され、タッチパネル素子TPの出力端子X1は接地されており、タッチパネル素子TPの出力端子Y1は開放されている。また、タッチパネル素子TPの出力端子Y2は、A/D変換器101のアナログ入力102に接続されている。
【0009】
操作者がタッチパネルを押下すると、その位置でタッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子は接触する。タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子が、それぞれ均一に構成されているとすると、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RX上では、タッチパネル素子TPの出力端子X1に0、タッチパネル素子TPの出力端子X2にVccが印加されているため、オームの法則により、そのX座標に対応した電圧が、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RX上の各点で発生している。このため、タッチパネル素子TPの出力端子Y2には操作者が指を触れている位置のX座標に対応した電圧が現れる。ここで、上述したように、抵抗R1はタッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子の抵抗値より充分に大きく、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧に与える影響は無視できるから、A/D変換器101のディジタル出力103には操作者が指を触れている位置のX座標に対応したディジタル値が出力される。
【0010】
図9を用いて、Y座標検出動作を説明する。図9は、図6においてスイッチ素子SW1〜4がすべてcの位置にセットされている状態に相当する。この接続はX座標検出動作におけるタッチパネル素子TPの出力端子X1、X2をそれぞれタッチパネル素子TPの出力端子Y1、Y2と交換したものである。タッチパネル素子TPの出力端子Y2はVccに接続され、タッチパネル素子TPの出力端子Y1は接地されている。タッチパネル素子TPの出力端子X2は、A/D変換器101のアナログ入力102に接続されている。
【0011】
操作者がタッチパネルを押下しているとすると、その位置でタッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子は接触する。タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子が、それぞれ均一に構成されているとすると、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RY上では、タッチパネル素子TPの出力端子Y1に0、タッチパネル素子TPの出力端子Y2にVccが印加されているため、オームの法則により、そのY座標に対応した電圧がタッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RY上の各点で発生している。このため、タッチパネル素子TPの出力端子X2には操作者が指を触れている位置のY座標に対応した電圧が現れる。ここで、上述したように抵抗R1は、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子の抵抗値より充分に大きく、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧に与える影響は無視できるから、A/D変換器101のディジタル出力103には操作者が指を触れている位置のY座標に対応したディジタル値が出力される。
【0012】
このような構成を有する従来技術としては、例えば、特開平6−19622号公報が開示するところの透明タッチパネルスイッチ、特開平7−253841号公報が開示するところの操作パネル、および特開平11−65764号公報が開示するところのタッチパネル付き液晶表示素子がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例においては、機器稼働中や組立工程におけるタッチパネル装置と電子回路基板を接続する接続ケーブル、タッチパネル素子、およびA/D変換器の故障が検出できないという問題があった。
【0014】
本発明はA/D変換器のアナログ入力と電源を接続する抵抗の電圧降下を計測することによって、タッチパネル素子とスイッチ素子を接続する接続ケーブル、タッチパネル素子、およびA/D変換器の故障を検知する機能を備えた抵抗膜式のタッチパネル装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、並行して配列された抵抗素子で構成される抵抗膜式タッチパネル手段と、抵抗膜式タッチパネル手段の出力端子を切り替えるスイッチ手段と、抵抗膜式タッチパネル手段の出力端子とスイッチ手段を接続する接続ケーブルと、入力端子に入力されるアナログ電圧をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、一方の端を該A/D変換手段の入力端子に、他方の端を電源電圧に接続する第1の抵抗と、スイッチ手段を用いて、第1の抵抗の前記一方の端に生じる電圧降下を、A/D変換手段の前記入力端子において測定する電圧降下測定手段と、第1の抵抗と直列に挿入し、抵抗膜式タッチパネル手段の出力端子の中の1つの端子を接続ケーブルおよびスイッチ手段を介して接地する第2の抵抗と、電源電圧と、電圧降下測定手段によって測定されたA/D変換手段の入力端子の電圧とを比較することによって、抵抗膜式タッチパネル手段、接続ケーブル、およびA/D変換手段に発生した故障や不備を検知する故障検知手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、第1の抵抗と、第2の抵抗との抵抗値が等しく、電圧降下測定手段によって測定されたA/D変換手段の入力端子の電圧が、電源電圧の2分の1の値と異なることにより、接続ケーブル、抵抗膜式タッチパネル手段、およびA/D変換手段に故障や不備の発生を示すことを特徴とする。
【0017】
請求項1または2記載の発明によれば、直列抵抗の挿入により、本発明の第1の実施形態の効果である接続ケーブルやタッチパネル手段の故障の検出に加え、A/D変換手段の異常を検出することができ、このため、より信頼性が高く、また修理時に故障原因の特定を行いやすいタッチパネル装置を提供することができるという効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるタッチパネル装置の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
(第1の実施形態の構成)
図1は本発明によるタッチパネル装置の第1の実施形態を示す構成図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態は、タッチパネル素子TPと、スイッチ素子SW1〜5と、抵抗R1と、A/D変換器101と、を有して構成される。
【0023】
タッチパネル素子TPと、その他の回路素子の間は接続ケーブル104で接続されている。抵抗R1の抵抗値は、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子それぞれの抵抗値よりも充分に大きい。また、A/D変換器101のアナログ入力102側から見たA/D変換器101の入力インピーダンスも同様に充分に大きいものとする。スイッチ素子SW1〜5は通常トランジスタ、電界効果トランジスタ(FET) やリレーなどで構成されている。またA/D変換器101のディジタル出力103は、マイクロプロセッサなどで構成される図示しない制御装置に接続され、制御装置の制御出力によってスイッチ素子SW1〜5は高速切り替えが可能となる。図1では、図6に示した従来技術による回路に対し、スイッチ素子SW5が追加されている。
【0024】
(第1の実施形態の動作)
また、図面を用いて、第1の実施形態の動作を詳細に説明する。図2は、第1の実施形態である接続ケーブル104の断線検知動作を示す回路図である。図2は、図1においてスイッチ素子SW1〜4がaの位置にセットされている状態に相当する。接続ケーブル104が断線しておらず(図2中の×印部分が左右接続)、スイッチ素子SW5が開いている状態では、図2の回路は図7のタッチ検出動作の回路と同一である。操作者がタッチパネルを押下していない場合、抵抗R1に電流は流れないので抵抗R1での電圧降下はなく、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧は電源Vccの値とほぼ等しくなる。
【0025】
接続ケーブル104の断線検知動作は、スイッチ素子SW1〜4すべてを図1におけるaの位置にセットし、スイッチ素子SW5を閉じて行う。電源にVccを印加すると、抵抗R1、タッチパネル素子TPの出力端子Y2、Y1、スイッチ素子SW5と電流が流れ、またタッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの抵抗値は抵抗R1の抵抗値より充分に小さいことから、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧は抵抗R1により電圧降下の影響を受け、ほぼ0となり、A/D変換器101のディジタル出力103は0に対応したディジタル値となる。
【0026】
ここでタッチパネル素子TPの出力端子Y1あるいはY2と回路とを結ぶ接続ケーブル104が断線(図2中の×印部分が断線)した場合、A/D変換器101のアナログ入力102は抵抗R1を介して電源Vccに接続されているから、その電圧は抵抗R1による電圧降下の影響をほとんど受けず、電源Vccの値とほぼ等しくなり、正常な状態の値(ほぼ0)と大きく異なる。したがって、スイッチ素子SW5を開いた場合と閉じた場合とのA/D変換器101のディジタル出力103のディジタル値を検査および比較することにより、接続ケーブル104やタッチパネル素子TPの故障を検知することができるのである。
【0027】
(第2の実施形態の構成)
図3は本発明によるタッチパネル装置の第2の実施形態を示す構成図である。図3を参照すると、タッチパネル素子TPと、スイッチ素子SW1〜5と、抵抗R1、R2と、A/D変換器101と、を有して構成される。
【0028】
タッチパネル素子TPと、その他の回路素子との間は接続ケーブル104で接続されている。抵抗R1、R2の抵抗値は、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子それぞれの抵抗値よりも充分に大きく構成する。また、A/D変換器101のアナログ入力102側から見たA/D変換器101の入力インピーダンスも同様に、タッチパネル素子TPの出力端子X1−X2間の抵抗素子RXと、タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの2つの抵抗素子それぞれの抵抗値よりも充分に大きく構成する。スイッチ素子SW1〜5は通常トランジスタ、電界効果トランジスタ(FET) やリレーなどで構成される。またA/D変換器101のディジタル出力103は、マイクロプロセッサなどで構成される図示しない制御装置に接続される。したがって、制御装置の制御出力によってスイッチ素子SW1〜5は高速切り替えが可能となる。図6に示した従来技術による回路に対して、図3では抵抗R2とスイッチ素子SW5が追加されている。
【0029】
(第2の実施形態の動作)
また、図3を用いて、第2の実施形態であるケーブルの断線検知動作を詳細に説明する。接続ケーブル104の断線検知動作は、スイッチ素子SW1〜4すべてを図3におけるaの位置にセットし、スイッチ素子SW5を閉じて行う。抵抗R2を抵抗R1に対して直列に挿入すると、回路全体の抵抗が増大するので、オームの法則により、抵抗R1を流れる電流は、図1の第1の実施形態における抵抗R1に流れる電流よりも小さくなり、このため、抵抗R1での電圧降下も小さくなる。
【0030】
特に、抵抗R1と抵抗R2とを等しい抵抗値にした場合、抵抗R1と抵抗R2との電圧降下の値も等しくなるので、A/D変換器101のアナログ入力102の電圧はほぼVcc/2となる。タッチパネル素子TPの出力端子Y1−Y2間の抵抗素子RYの抵抗素子の抵抗値は、抵抗R1、R2より充分に小さいので、その電圧降下は無視することができる。すなわち、スイッチ素子SW5を閉じた状態でA/D変換器101のディジタル出力103の電圧がVcc/2に相当する値より大きく外れている場合、接続ケーブル104やタッチパネル素子TPの故障に加え、A/D変換器101の異常を疑うことができ、修理を必要とする状態であることを検知することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、直列抵抗の挿入により、本発明の第1の実施形態の効果である接続ケーブルやタッチパネル抵抗素子の故障の検出に加え、A/D変換器の異常を検出することができる。このため、より信頼性が高く、また修理時に故障原因の特定を行いやすいタッチパネル装置を提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接続ケーブルやタッチパネル素子の故障検知機能を備えたタッチパネル装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明による接続ケーブルやタッチパネル素子の故障検知機能を備えた接続ケーブル断線状態にある抵抗膜式のタッチパネル装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明による接続ケーブルやタッチパネル素子の故障検知機能に加えA/D変換器の異常検知機能を備えたタッチパネル装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【図4】従来技術による抵抗膜式のタッチパネル素子を構成する加工した透明基板の斜視図である。
【図5】従来技術による抵抗膜式のタッチパネル素子の斜視図である。
【図6】従来技術による抵抗膜式のタッチパネル装置の回路図である。
【図7】従来技術によるタッチ検出を説明するための抵抗膜式のタッチパネル装置の回路図である。
【図8】従来技術によるX座標検出を説明するための抵抗膜式のタッチパネル装置の回路図である。
【図9】従来技術によるY座標検出を説明するための抵抗膜式のタッチパネル装置の回路図である。
【符号の説明】
TP タッチパネル素子
X1、X2、Y1、Y2 タッチパネル素子の出力端子
RX タッチパネル素子の出力端子X1−X2間の抵抗素子
RY タッチパネル素子の出力端子Y1−Y2間の抵抗素子
SW1〜5 スイッチ素子
R1、R2 抵抗
101 A/D変換器
102 A/D変換器のアナログ入力
103 A/D変換器のディジタル出力
104 接続ケーブル
401 透明基板
402 透明電極
403 透明抵抗素子
401A 上部の透明基板
402A 上部の透明電極
403A 上部の透明抵抗素子
401B 下部の透明基板
402B 下部の透明電極
403B 下部の透明抵抗素子
Claims (2)
- 並行して配列された抵抗素子で構成される抵抗膜式タッチパネル手段と、
該抵抗膜式タッチパネル手段の出力端子を切り替えるスイッチ手段と、
前記抵抗膜式タッチパネル手段の前記出力端子と前記スイッチ手段を接続する接続ケーブルと、
入力端子に入力されるアナログ電圧をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
一方の端を該A/D変換手段の前記入力端子に、他方の端を電源電圧に接続する第1の抵抗と、
前記スイッチ手段を用いて、前記第1の抵抗の前記一方の端に生じる電圧降下を、前記A/D変換手段の前記入力端子において測定する電圧降下測定手段と、
前記第1の抵抗と直列に挿入し、前記抵抗膜式タッチパネル手段の前記出力端子の中の1つの端子を前記接続ケーブルおよび前記スイッチ手段を介して接地する第2の抵抗と、
前記電源電圧と、前記電圧降下測定手段によって測定された前記A/D変換手段の前記入力端子の電圧とを比較することによって、前記抵抗膜式タッチパネル手段、前記接続ケーブル、および前記A/D変換手段に発生した故障や不備を検知する故障検知手段と、
を有することを特徴とする抵抗膜式タッチパネル装置。 - 第1の抵抗と、第2の抵抗との抵抗値が等しく、前記電圧降下測定手段によって測定された前記A/D変換手段の前記入力端子の前記電圧が、前記電源電圧の2分の1の値と異なることにより、前記接続ケーブル、前記抵抗膜式タッチパネル手段、および前記A/D変換手段に故障や不備の発生を示すことを特徴とする請求項1記載の抵抗膜式タッチパネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083060A JP4132557B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | タッチパネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083060A JP4132557B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | タッチパネル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001273082A JP2001273082A (ja) | 2001-10-05 |
JP4132557B2 true JP4132557B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=18599763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000083060A Expired - Fee Related JP4132557B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | タッチパネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4132557B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200540490A (en) | 2004-05-05 | 2005-12-16 | Koninkl Philips Electronics Nv | Lighting device with user interface for light control |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000083060A patent/JP4132557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001273082A (ja) | 2001-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8325143B2 (en) | Touch sensitive display for a portable device | |
JP3539794B2 (ja) | タッチパネル及びディジタイザ機能を兼ね備えた情報入力装置及びその駆動方法 | |
JP5060845B2 (ja) | 画面入力型画像表示装置 | |
CN103543870A (zh) | 触摸屏面板及其驱动方法 | |
JP2007102719A (ja) | 接触点検出装置およびこれを用いたロボット | |
JPH08241161A (ja) | タッチパネル装置 | |
US8144130B2 (en) | Secured touch screen | |
JP2000284911A (ja) | タッチパネル | |
JP4132557B2 (ja) | タッチパネル装置 | |
JPH11232023A (ja) | 抵抗膜式入力装置及びその位置検出方法 | |
JP2006202006A (ja) | 抵抗膜方式タッチパネル | |
US20040085299A1 (en) | Combined touchscreen and membrane switch | |
JP3438245B2 (ja) | タブレット装置、それを用いた装置、及び指示具の位置検出方法 | |
KR20040103562A (ko) | 터치 스크린과 결합된 키패드 | |
JP3351080B2 (ja) | アナログ・タッチスイッチ | |
JP6876153B2 (ja) | 抵抗膜タッチパネルの制御回路、タッチ式入力装置 | |
JP2018073731A (ja) | トグルスイッチ付き電子機器 | |
JP2001043003A (ja) | タッチパネル入力装置 | |
JP7250696B2 (ja) | 複数の手動相互作用の検出 | |
KR20110054405A (ko) | 다른 크기의 전극을 가지는 터치 스크린 패널 | |
KR20050021080A (ko) | 터치 패널의 불량 검출 방법 | |
JPS61294534A (ja) | タツチパネル入力装置 | |
JP3977577B2 (ja) | タッチパネル装置 | |
EP0343808A2 (en) | Pressure sensor device for determining co-ordinates of contact points | |
JPH0695791A (ja) | 座標検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050121 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080520 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |