JP2000284911A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2000284911A
JP2000284911A JP8731499A JP8731499A JP2000284911A JP 2000284911 A JP2000284911 A JP 2000284911A JP 8731499 A JP8731499 A JP 8731499A JP 8731499 A JP8731499 A JP 8731499A JP 2000284911 A JP2000284911 A JP 2000284911A
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Tomoaki Yano
友章 矢野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルに用いられた配線が露出状態且
つ長期間通電状態に置かれてもマイグレーションを発生
させないタッチパネルを提供する。 【解決手段】 供給するバイアス電圧を切替制御するタ
ッチパネル13であって、表示装置17の下部に、操作
者によりタッチパネル13が押し下げられたことを検出
する押下検出スイッチ20を有し、押下検出スイッチ2
0がタッチパネル13の押し下げを検出した時にタッチ
パネル13にバイアス電圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種表示装置に用
いられるタッチパネルに関し、特に、従来バイアス電圧
を常時印加した状態にして用いられていたタッチパネル
が有する欠点を解明したタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】操作者の指示内容等を電子機器に入力す
る一般的な入力装置の一つとして、タッチパネルが知ら
れている。タッチパネルは、例えば、液晶表示装置(L
CD)等の表示面に設けられており、透明な電極を備え
た2枚の絶縁フィルムを電極同士が対向するように且つ
通常状態では電極同士が接触しないように設置し、表面
側の絶縁フィルムが操作者に押されることにより電極同
士が接触して絶縁フィルムの特定位置が押されたことを
示す信号を発生するものである。また、LCDの表示面
上を複数に区画して複数の選択ボタンを表示し、表面側
の絶縁フィルムが押された位置により、どの選択ボタン
が押されたかを検出するタッチパネルも知られている。
そのようなタッチパネルの種類としては、まず、絶縁フ
ィルム上に各選択ボタンに対応する電極を設け、ある選
択ボタンが押し下げられたときに対応する電極から特定
のXY座標を示す信号が出力されるように構成し、この
信号にもとづいてデジタル方式により位置を特定するデ
ジタイザ等が知られている。また、絶縁フィルム上の2
つの電極間に所定の抵抗率の抵抗膜を形成して両電極間
に常時所定電圧を印加しておき、絶縁フィルム上のある
選択ボタンが押し下げられた時に絶縁フィルム上のXY
座標位置を絶縁フィルム上に形成された抵抗膜が押され
た位置(出力電圧値は押圧位置によって異なる)にもと
づいてアナログ方式により特定するアナログタッチパネ
ルとがある。なお、このアナログタッチパネルについて
は後述する。なお、機械製図や、プリント基板を設計す
る場合のようにXY座標位置の特定に関する精度や解像
度について高いレベルが要求される場合、または、パー
ソナルコンピュータ等のグラフィックインターフェース
を備えた機器の入力装置としてタッチパネルが用いられ
る場合等には、一般的にデジタル方式のデジタイザ等が
用いられる。しかし、デジタル方式のデジタイザ等は高
価であるため、使用する場面が限られている。例えば、
複写機やファクシミリ装置の操作部に用いるメニュー画
面のように、タッチ式の選択ボタンに対応する絶縁フィ
ルム上のXY座標位置に精度が要求されない場合や、グ
ラフィックインターフェースを備えていない機器にタッ
チパネルを用いる場合には、安価なアナログ方式のアナ
ログタッチパネルが用いられる。
【0003】以下、図面を用いて、従来のアナログタッ
チパネルについて説明する。図5は、タッチパネルを備
えた機器の一例としての複写機の斜視図であり、図6
は、タッチパネルを備えた表示装置の表示画面の一例を
示す図である。図5の複写機1は、スキャナにより原稿
を読み取って、読み取った原稿内容をプロッタにより印
刷する一般的な複写機であり、操作部2上に表示画面3
を備えている。また、表示画面3の表面上には、タッチ
パネルが設置されている。図6の表示画面3は複数に区
画され、区画された各領域には、各種のボタン4が表示
されている。表示画面上の特定のボタン4が押されてい
ることにより当該ボタンに対応するタッチパネル上のX
Y座標位置が検出され、各ボタンに割当てられた機能の
選択が行われる。図5の複写機1を使用する際には、操
作者は、図6の表示画面3中の各ボタン4から希望する
モード、複写内容等を選択して複写を実行する。
【0004】図7は、従来のアナログタッチパネルの構
成を示す分解斜視図である。図7のタッチパネル13
は、上下2枚の絶縁フィルム13a、13bを後述する
スペーサ71等を挟んで接合一体化することにより構成
されている。タッチパネルの一つの辺からはフレキシブ
ルケーブル14が引き出されており、制御基板に接続さ
れている。上側絶縁フィルム13aの下面(下側絶縁フ
ィルム13bと対向する面)には上側絶縁フィルム13
aの4辺中の対向する上下2辺に沿って、夫々Y方向電
極42a、42bが設けられている。Y方向電極42
a、42b間には、両電極間の抵抗値が線形に変化する
Y方向抵抗膜40が形成され、両電極と電気的に接続さ
れている。また、各Y方向電極42a、42bの一端部
には、Y方向配線44a、44bが接続されており、4
4a、44bは、夫々フレキシブルケーブル14を構成
する上側絶縁フィルム14aの下面に配線されている。
下側絶縁フィルム13bの上面(上側絶縁フィルム13
aと対向する面)には、下側絶縁フィルム13bの4辺
中の対向する左右2辺に沿って、X方向電極43a、4
3bが設けられている。X方向電極43a、43b間に
は、両電極間の抵抗値が線形に変化するX方向抵抗膜4
1が形成され、両電極と電気的に接続されている。ま
た、X方向電極43a、43bの一端部にはX方向配線
45a、45bが夫々接続されており、43a、43b
は、フレキシブルケーブル14を構成する下側絶縁フィ
ルム14bの上面に配線されている。また、Y方向電極
42a、42bおよびX方向電極43a、43b等の電
極材料、Y方向配線44a、44bおよびX方向配線4
5a、45b等の配線材料としては、一般的に銀が用い
られる。尚、フレキシブルケーブル14を構成するY方
向配線44a、44b及びX方向配線45a、45b
は、図7上では不図示の絶縁性の皮膜(絶縁性カバーフ
ィルム)等により覆われているため、各抵抗膜40、4
1と重なる部分があっても、Y方向配線44aとY方向
抵抗膜40との間との間、および、Y方向配線44bと
Y方向抵抗膜40との間との間には電気的な導通は行わ
れない。また、X方向配線45bとX方向電極43bが
重なる部分についても、X方向配線45bが不図示の絶
縁性の皮膜等により覆われているため、X方向配線45
aとX方向抵抗膜41との間との間、および、X方向配
線45bとX方向抵抗膜41との間には電気的な導通は
行われない。
【0005】図8は、タッチパネルを構成する上下の絶
縁フィルムを積層一体化した場合におけるフレキシブル
ケーブルの接続端部を示す平面図である。図7のように
フレキシブルケーブル14を構成するY方向配線44
a、44b及びX方向配線45a、45bは、後述する
コネクタ16と接続するためにフレキシブルケーブル1
4の接続端部(接点部50)では、絶縁性カバーフィル
ム52が除去されて各配線44a、44b、45a、4
5bが露出している。従って、フレキシブルケーブル1
4をタッチパネルと接続する配線部51では、隣接し合
う44a−45a間、45a−44b間、44b−45
b間の各配線間が絶縁性カバーフィルム52により覆わ
れているため、前記各配線間におけるマイグレーション
は発生しない。しかし、フレキシブルケーブル14の接
点部50では、銀にて形成された各配線44a、45
a、44b、45bが露出して外気に曝されて湿度の影
響を受け、さらに、前記各配線間(44a−45a間、
45a−44b間、44b−45b間)に常時電圧が印
加されていることから、前記各配線間に、例えば図8に
示したようにマイグレーション53が発生しやすくな
る。このマイグレーション53は、前記したように、タ
ッチパネルを備えた表示装置を使用する際に各配線間に
常時電圧が印加されていることにより発生する。
【0006】以下に後述するアナログスイッチ31によ
り前記各配線間(44a−45a間、45a−44b
間、44b−45b間)に常時電圧が印加されている不
具合を説明する。図9は、タッチパネル押下検出時、即
ち、タッチパネルの押し下げを待ち受ける状態にある時
の従来のアナログスイッチの開閉状態を示す図である。
図9のアナログスイッチ31は、配線44aに接続され
るY側スイッチ31aと、配線45aに接続されるX側
スイッチ31cと、配線44bに接続されるY側スイッ
チ31bと、配線45bに接続されるX側スイッチ31
dとを備えている。アナログスイッチ31がタッチパネ
ル13の押し下げを検出する状態にある時には、図示の
ようにY側スイッチ31aとX側スイッチ31dとが閉
じられて導通状態にあり、Y側スイッチ31bとX側ス
イッチ31cとが開かれて非導通状態である。そのた
め、Y方向抵抗膜40を間に挟んだ配線44aと配線4
4bには、電圧レベルオフセット抵抗60を介してバイ
アス電圧(バイアス電圧)が印加される。一方、X方向
抵抗膜41を間に挟んだ配線45aと配線45bは、接
地電圧となっている。従って、配線44aと配線45a
との間、配線44bと配線45aとの間、および、配線
44bと配線45bとの間には、タッチパネル13が入
力待ちの間、ほぼ常時バイアス電圧が印加されることに
なる。また、X方向の座標位置を検出するための端子6
1、および、Y方向の座標位置を検出するための端子6
2には、不図示の電圧測定装置等が接続される。アナロ
グスイッチ31は、図9に示したタッチパネル13の押
し下げを検出するモードと、タッチパネル13上のX座
標位置またはY座標位置を検出するモードとの各モード
を有している。X座標を検出するモードでは、Y側スイ
ッチ31aとY側スイッチ31bとが開放され、X側ス
イッチ31cとX側スイッチ31dとが閉じられる。す
ると、タッチパネル13上の押された位置までのX方向
抵抗膜41の抵抗値に応じた電圧が端子61に接続した
電圧測定装置等により計測される。計測された電圧値と
タッチパネル13上のX座標とは対応しているため、タ
ッチパネル13上のX座標が求められる。同様にして、
Y座標を検出するモードでは、X側スイッチ31cとX
側スイッチ31dとが開放され、Y側スイッチ31aと
Y側スイッチ31bとが閉じられる。すると、タッチパ
ネル13上の押された位置までのY方向抵抗膜40の抵
抗値に応じた電圧が端子62に接続した電圧測定装置等
により計測される。計測された電圧値とタッチパネル上
のY座標とは対応しているため、タッチパネル13上の
Y座標が求められる。尚、タッチパネル13の押し下げ
を検出する状態では、Y側スイッチ31b側に電圧測定
装置を接続して押し下げの検出を行う。図10は、押下
検出時の従来の検出電圧の変化を示す図である。タッチ
パネル13が押し下げられると、接続された電圧測定装
置に現れるバイアス電圧は、押し下げ期間だけ低下す
る。検出されるバイアス電圧は、タッチパネル13上の
押される位置に対応して各抵抗膜40、41の抵抗値が
変動することから、バイアス電圧の低下量も抵抗値に対
応して変動する。いずれにしても、タッチパネル13が
押されていない間は、前記各配線間(44a−45a
間、45a−44b間、44b−45b間)に常時電圧
が印加されていることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機やフ
ァクシミリ装置の製品寿命としては、5年以上であるこ
とが想定されており、一般的に、複写機やファクシミリ
装置は、上記したように一日中(業務時間中)通電状態
のまま使用されている。従って、タッチパネルも通電状
態のまま長時間使用される。しかしながら、タッチパネ
ルに一般的に用いられている銀配線は、露出状態且つ長
期間通電状態に置かれるとマイグレーションが発生しや
すいという問題がある。請求項1の本発明は、上述した
如き従来の問題を解決するためになされたものであっ
て、タッチパネルに用いられた配線が露出状態且つ長期
間通電状態に置かれてもマイグレーションを発生させな
いタッチパネルを提供することを目的とする。また、従
来のタッチパネルの押下げの有無の検出は、アナログス
イッチの切替と各抵抗膜の抵抗値の変化を検出すること
により行っていたため、タッチパネル上の押し下げ位置
により検出電圧が変動する範囲が異なり、検出する変動
幅を狭く設定して、タッチパネルのどの位置が押されて
も検出できるようにする必要があった。そのため、ノイ
ズ等の電圧変動をタッチパネルが押されたことによる検
出電圧とが区別ができずに誤検出するという問題があ
る。請求項2の本発明は、上述した如き従来の問題を解
決するためになされたものであって、タッチパネル上の
押し下げ位置による検出電圧と、ノイズ等とを区別でき
るタッチパネルを提供することを目的とする。また、上
記した問題を避けるために、タッチパネルの押し下げ前
に操作者がこれからタッチパネルの押し下げ操作を行う
ことを予告する別のスイッチを設けることも考えられ
る。しかし、そのような押し下げ操作を予告するスイッ
チを設けると、タッチパネルの押し下げ前にそのスイッ
チを必ず押す必要があり、複写機やファクシミリ装置等
の操作が煩雑になるという問題がある。請求項3の本発
明は、上述した如き従来の問題を解決するためになされ
たものであって、請求項1及び請求項2の目的を達成す
ると共に、タッチパネルの押し下げを煩雑な操作なく検
出可能なタッチパネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の本発明のタッチパネルは、表示装置の表
示面に設置され、且つ供給されるバイアス電圧が切替制
御されるタッチパネルであって、前記表示装置における
表示面の裏側にはタッチパネルが押し下げられたことを
検出する検出スイッチを有し、該検出スイッチがタッチ
パネルの押し下げを検出した時点以降に前記タッチパネ
ルにバイアス電圧を供給することを特徴とする。請求項
2の本発明は、請求項1のタッチパネルにおいて、前記
検出スイッチは、機械的にタッチパネルの押し下げを検
出するメカニカルスイッチであることを特徴とする。請
求項3の本発明は、請求項1または2に記載のタッチパ
ネルにおいて、前記検出スイッチは、タッチパネルが押
し下げられたときに前記表示装置によって押されてオン
し得る位置に設けられることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のタ
ッチパネルの全体構成を示すブロック図である。尚、本
発明の一実施形態のタッチパネルを示す図1〜図4にお
いて、図5〜図9に示した従来のタッチパネルと同じ機
能の部分については同じ符号を付し、重複する説明を省
略する。図1に示す様に、本実施形態のタッチパネル
は、複写機、ファクシミリ装置等の入力手段として操作
部2等に設けられるものであり、開口部12を備えた表
示面外装筐体10と、裏カバー外装筐体11とに挟まれ
て配置され、さらに、図7に示した如き絶縁フィルム1
3a、13bおよび透明電極42a、42b、43a、
43b等により構成されたタッチパネル13と、図7お
よび図8に示した如き配線44a、44b、45a、4
5bを上側と下側の絶縁フィルム14a、14bにより
挟み込んだ構成を備えたフレキシブルケーブル14と、
制御用の部品を有する制御基板15と、制御基板15上
にあってフレキシブルケーブル14を接続するためのコ
ネクタ16と、選択ボタン4等を表示する液晶表示装置
であるLCD17と、LCD17の下面(非表示面)の
4隅に設けられて弾性材料により形成された弾性支持部
材であるバネ18と、裏カバー(外装筐体)11に上記
バネ18と対向して設けられた突起19と、裏カバー1
1上に設置され、LCD17が押し下げられたことを検
出する押下検出スイッチ20と、押下検出スイッチ20
からの検出信号を制御基板15に伝えるためのケーブル
21と、から構成される。
【0010】図2は、図1のタッチパネルの制御系を示
すブロック図である。制御基板15上には、タッチパネ
ルを能動化するために供給するバイアス電圧の切り替え
制御を行うアナログスイッチ31と、アナログ電圧をデ
ジタルデータに変換するA/Dコンバータ32と、マイ
クロプロセッサ等からなり各種演算や装置内各部の制御
等を行うデータ処理部33と、タッチパネル13と制御
基板15との間でやりとりされる信号を伝送するフレキ
シブルケーブル14を接続するコネクタ16とが備えら
れている。アナログスイッチ31には、バイアス電圧が
常時供給されており、接地部、コネクタ16、および、
データ処理部33と接続されている。A/Dコンバータ
32は、コネクタ16、および、データ処理部33と接
続されている。データ処理部33は、押下検出スイッチ
20、アナログスイッチ31、および、A/Dコンバー
タ32と接続されている。コネクタ16は、フレキシブ
ルケーブル14を介してタッチパネル13と接続すると
共に、アナログスイッチ31、および、A/Dコンバー
タ32と接続されている。図3(a)、(b)は、押下
検出スイッチ20の動作を示す断面図である。図3
(a)、(b)に示したように、タッチパネル13とL
CD17とはスペーサ71を挟んで一体となるように接
合されており、LCD17の裏面の四隅にはバネ18が
取り付けられている。バネ18の付勢力は裏カバー外装
筐体11上の突起19に伝えられている。従って、タッ
チパネル13の押下を待ち受ける押下検出時には、表示
面外装筐体10と裏カバー外装筐体11との間における
タッチパネル13およびLCD17の位置は、図3
(a)に示したように上側に上昇した位置に確定され
る。この状態では、押下検出スイッチ20のスイッチボ
タン20aは押されていない。また、タッチパネル13
の表面がペン70により加圧されると、当該加圧力によ
りバネ18が収縮変形して、タッチパネル13およびL
CD17の位置が裏カバー外装筐体11側に下降移動す
る。すると、図3(b)に示したように押下検出スイッ
チ20のスイッチボタン20aがLCD17の下面によ
り押されて、押下検出スイッチ20から検出信号が送出
される。押下検出スイッチ20の検出結果は、ケーブル
21を介してデータ処理部33に入力される。
【0011】図4は、タッチパネル押下検出時の本実施
形態におけるアナログスイッチの開閉状態を示す図であ
る。図4と従来のアナログスイッチの開閉状態を示す図
である図9との相違点は、アナログスイッチ31中の全
てのY側スイッチ31a〜31dが常時において開かれ
ていることである。従って、本実施形態では、タッチパ
ネル押下検出時に銀にて形成された各配線44a、45
a、44b、45bの各配線間(44a−45a間、4
5a−44b間、44b−45b間)に電圧は印加され
なくなる。(図8を参照) 即ち、タッチパネル13の押下を待ち受ける状態にある
タッチパネル13の押下検出時には、データ処理部33
の指示によりアナログスイッチ31の内部の全てのY側
スイッチ31a〜31dを開いておき、押下検出スイッ
チ20によってタッチパネル13の押し下げを検出した
場合には、データ処理部33の指示によりアナログスイ
ッチ31内の各Y側スイッチ31a〜31dを制御し
て、タッチパネル13の押し下げ位置に対応したXY座
標を検出する。具体的には、まずX座標を検出するモー
ドでは、Y側スイッチ31aとY側スイッチ31bとが
開放され、X側スイッチ31cとX側スイッチ31dと
が閉じられる。すると、タッチパネル13上の押された
位置までのX方向抵抗膜41の抵抗値に応じた電圧が端
子61に接続した電圧測定装置等により計測される。計
測された電圧値とタッチパネル13上のX座標とは対応
しているため、タッチパネル13上のX座標が求められ
る。同様にして、Y座標を検出するモードでは、X側ス
イッチ31cとX側スイッチ31dとが開放され、Y側
スイッチ31aとY側スイッチ31bとが閉じられる。
すると、タッチパネル13上の押された位置までのY方
向抵抗膜40の抵抗値に応じた電圧が端子62に接続し
た電圧測定装置等により計測される。計測された電圧値
とタッチパネル上のY座標とは対応しているため、タッ
チパネル13上のY座標が求められる。尚、タッチパネ
ル13の押し下げを検出する状態では、Y側スイッチ3
1b側に電圧測定装置を接続して押し下げの検出を行
う。従って、この状態のフレキシブルケーブル14の接
点部50では、銀にて形成された各配線44a、45
a、44b、45bの各配線間(44a−45a間、4
5a−44b間、44b−45b間)に常時電圧は印加
されないことから、前記各配線間にマイグレーションが
発生しなくなる。
【0012】上記のように、本実施形態のタッチパネル
13では、タッチパネル13の押下検出時にはタッチパ
ネル13にバイアス電圧が印加されないので、タッチパ
ネル13に用いられた各配線44a、45a、44b、
45bが露出状態且つ長期間通電状態に置かれてもマイ
グレーションを発生させないようにできる。また、本実
施形態のタッチパネル13では、アナログスイッチ31
とは別のメカニカルな押下検出スイッチ20によりタッ
チパネル13の押し下げの検出を行うため、バイアス電
圧と接地電圧レベルとの差を有効に活用して、非検出時
の電圧と検出時の検出電圧との差を大きくとることがで
きる。従って、本実施形態のタッチパネルでは、ノイズ
等による電圧の変動と検出電圧とを確実に区別すること
ができるので、ノイズ等による誤検出を無くすことがで
きる。また、本実施形態のタッチパネル13では、押下
検出スイッチ20をタッチパネル13が押し下げられた
ときにLCD17によって押されてオンし得る位置に設
けたので、タッチパネル13を押し下げる操作のみで、
特別な操作を必要とせず、タッチパネル13が押し下げ
られたことを検出することができる。尚、本実施形態で
は、押下検出スイッチ20を裏カバー外装筐体11上に
設けたが、LCD17の非表示面である裏面あるいは側
面に設けるようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】上記のように請求項1の本発明のタッチ
パネルでは、タッチパネルの押下検出時にはタッチパネ
ルにバイアス電圧が印加されないので、タッチパネルに
用いられた配線等が露出状態且つ長期間通電状態に置か
れてもマイグレーションを発生させないようにできる。
また、請求項2の本発明のタッチパネルでは、メカニカ
ルな押下検出スイッチにより検出電圧を大きくできるの
で、タッチパネル上の押し下げ位置による検出電圧と、
ノイズ等とを区別することができる。また、請求項3の
本発明のタッチパネルでは、押下検出スイッチを押下検
出スイッチをタッチパネルが押し下げられたときにLC
Dによって押されてオンし得る位置に設けたので、請求
項1及び請求項2の効果に加え、タッチパネルの押し下
げを煩雑な操作なく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のタッチパネルの全体構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のタッチパネルの制御系を示すブロック図
である。
【図3】(a)、(b)は、押下検出スイッチの動作を
示す断面図である。
【図4】タッチパネル押下検出時の本実施形態における
アナログスイッチの開閉状態を示す図である。
【図5】タッチパネルを備えた機器の一例としての複写
機の斜視図である。
【図6】タッチパネルを備えた表示装置の表示画面の一
例を示す図である。
【図7】アナログタッチパネルの構成を示す分解斜視図
である。
【図8】タッチパネルと制御基板とを接続するフレキシ
ブルケーブルの接続端部を示す図である。
【図9】タッチパネル押下検出時の従来のアナログスイ
ッチの開閉状態を示す図である。
【図10】押下検出時の従来の検出電圧の変化を示す図
である。
【符号の説明】
1:複写機、2:操作部、3:表示画面、4:ボタン、
10:表示面外装筐体、11:裏カバー外装筐体、1
2:開口部、13:タッチパネル、13a、13b、1
4a、14b:絶縁フィルム、14フレキシブルケーブ
ル、15:制御基板、16:コネクタ、17:LCD、
18:バネ、19:突起、20:押下検出スイッチ、2
1:ケーブル、31:アナログスイッチ、32:A/D
コンバータ、33:データ処理部、40:Y方向抵抗
膜、41:X方向抵抗膜、42a、b:Y方向電極、4
3a、b:X方向電極、44a、b:Y方向配線、45
a、b:X方向配線、50:接点部、51:配線部、5
2:絶縁性カバーフィルム、53:マイグレーション、
60:電圧レベルオフセット抵抗、61、62:端子、
71:スペーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の表示面に設置され、且つ供給
    されるバイアス電圧が切替制御されるタッチパネルであ
    って、 前記表示装置における表示面の裏側にはタッチパネルが
    押し下げられたことを検出する検出スイッチを有し、該
    検出スイッチがタッチパネルの押し下げを検出した時点
    以降に前記タッチパネルにバイアス電圧を供給すること
    を特徴とするタッチパネル。
  2. 【請求項2】 前記検出スイッチは、機械的にタッチパ
    ネルの押し下げを検出するメカニカルスイッチであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】 前記検出スイッチは、タッチパネルが押
    し下げられたときに前記表示装置によって押されてオン
    し得る位置に設けられることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のタッチパネル。
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