JP2001154733A - 車両の自動走行制御方法および自動走行制御装置 - Google Patents

車両の自動走行制御方法および自動走行制御装置

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JP2001154733A
JP2001154733A JP33644199A JP33644199A JP2001154733A JP 2001154733 A JP2001154733 A JP 2001154733A JP 33644199 A JP33644199 A JP 33644199A JP 33644199 A JP33644199 A JP 33644199A JP 2001154733 A JP2001154733 A JP 2001154733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両の自動走行制御方法および自
動走行制御装置に関し、走行環境に対応した上限速度パ
ターンに基づいて車両の速度パターンを生成することに
より、車両を、所定位置に目標時刻に到達させる過程で
走行環境に従って走行させることを目的とする。 【解決手段】 自動運転車両は、道路14の複線部20
に到達した際に、管制センタ26から、次の複線部20
に到達すべき目標時刻、および、降雨量や降雪量、風速
の気象情報を供給される。自動運転車両において、次の
複線部20に目標時刻どおりに到達するように、走行環
境に応じて予め設定されている上限速度パターンについ
て、制限最高車速の大きい区間から順に車速を小さくし
たり、あるいは、全区間で一定率で車速を小さくするこ
とにより、複線部20から次の複線部20までの速度パ
ターンを生成する。そして、自動運転車両を、生成され
た速度パターンに従って走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動走行制
御方法および自動走行制御装置に係り、特に、車両が所
定地点に目標時刻に到達するように車両の走行を制御す
るうえで好適な自動走行制御方法および自動走行制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭61−2851
68号に開示される如く、単線軌道区間と複線軌道区間
とが交互に設けられた道路を走行する自動運転車両の運
行を制御する車両運行制御方法が知られている。この車
両運行制御方法において、各車両は、単線軌道区間から
複線軌道区間へ進入した場合、道路上のすべての自動運
転車両が所定の複線軌道区間に到達するまでその複線軌
道区間で待機する。そして、道路上のすべての車両が所
定の複線軌道区間に到達した場合に、複線軌道区間から
単線軌道区間へ向けて同時発車される。
【0003】このため、上記従来のシステムによれば、
複線部において、互いに対向する車両同士をすれ違い走
行させることができる。従って、上記従来のシステムに
よれば、互いに対向する車両同士を円滑に走行させるこ
とが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動運転車
両を所定位置に目標時刻までに到達させる手法として
は、上記従来のシステムと同様に、その所定位置まで車
両を所定速度で走行させ、到達後に目標時刻が到来する
まで車両を待機させることが考えられる。しかしなが
ら、かかる手法では、車両の停止・発進が繰り返される
こととなり、車両をスムーズに走行させることができ
ず、乗客の乗り心地が悪化してしまう。
【0005】そこで、自動運転車両を所定位置に目標時
刻までに到達させる手法としては、車両が所定位置に目
標時刻どおりに到達するように所定位置までの速度パタ
ーンを変更することが考えられる。この場合、所定位置
で車両の停止・発進が繰り返されることが回避され、車
両をスムーズに走行させることが可能となる。従って、
かかる手法によれば、乗客の乗り心地の悪化を防止しつ
つ、車両を所定位置に目標時刻までに到達させることが
可能となる。
【0006】一般に、車両が走行する道路には、直線道
路だけでなく、カーブやトンネル、下り坂、上り坂、バ
ンク等の様々な走行環境が存在するため、車両における
安全な速度は、道路上において一定ではなく異なるもの
となる。従って、所定位置までの速度パターンを変更す
る際には、走行環境を考慮する必要がある。しかしなが
ら、車両を所定位置に目標時刻どおりに到達させる際に
走行環境を考慮して速度変更を行うものはなく、車両が
所定位置に目標時刻どおりに到達する過程で走行環境に
従った走行制御が行われていないという問題があった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、走行環境に対応した上限速度パターンに基づい
て車両の速度パターンを生成することで、車両を、所定
位置に目標時刻に到達させる過程で走行環境に従って走
行させることが可能な車両の自動走行制御方法および自
動走行制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、所定地点に目標時刻に到達するように
走行が制御される車両の自動走行制御方法であって、前
記目標時刻が、車両が前記所定地点に走行環境に応じて
設定されている上限速度パターンに従って最短時間で到
達する際の時刻に比して遅い場合に、前記所定地点まで
の車両の速度パターンを、前記上限速度パターンに基づ
いて生成する速度パターン生成ステップと、前記速度パ
ターン生成ステップにより生成された速度パターンに従
って、車両の走行を制御する走行制御ステップと、を備
えることを特徴とする車両の自動走行制御方法により達
成される。
【0009】上記の目的は、請求項7に記載する如く、
所定地点に目標時刻に到達するように走行が制御される
車両の自動走行制御装置であって、前記目標時刻が、車
両が前記所定地点に走行環境に応じて設定されている上
限速度パターンに従って最短時間で到達する際の時刻に
比して遅い場合に、前記所定地点までの車両の速度パタ
ーンを、前記上限速度パターンに基づいて生成する速度
パターン生成手段と、前記速度パターン生成手段により
生成された速度パターンに従って、車両の走行を制御す
る走行制御手段と、を備えることを特徴とする車両の自
動走行制御装置により達成される。
【0010】請求項1および7記載の発明において、目
標時刻が、車両が所定地点に走行環境に応じて設定され
ている上限速度パターンに従って最短時間で到達する際
の時刻に比して遅い場合、所定地点までの車両の速度パ
ターンは、上限速度パターンに基づいて生成される。そ
して、車両は、生成された速度パターンに従って走行制
御される。従って、本発明によれば、車両を所定地点に
目標時刻に到達させる過程で、車両を走行環境に従って
走行させることが可能となる。
【0011】尚、本発明において、「走行環境」とは、
カーブ、トンネル、下り坂、上り坂、バンク等の道路の
環境、あるいは、道路上での車両の混雑具合い等の、車
両を道路上で安全に走行させるうえで車両に影響を与え
る環境をいう。上記の目的は、請求項2に記載する如
く、請求項1記載の車両の自動走行制御方法において、
前記速度パターン生成ステップは、前記上限速度パター
ンにおける最高車速区間から順に車速を小さくする最高
車速抑制ステップを有することを特徴とする車両の自動
走行制御方法により達成される。
【0012】上記の目的は、請求項8に記載する如く、
請求項7記載の車両の自動走行制御装置において、前記
速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンにおけ
る最高車速区間から順に車速を小さくする最高車速抑制
手段を有することを特徴とする車両の自動走行制御装置
により達成される。
【0013】請求項2および8記載の発明において、速
度パターン生成ステップまたは速度パターン生成手段
は、上限速度パターンにおける最高車速区間から順に車
速を小さくする最高車速抑制ステップまたは最高車速抑
制手段を有している。この場合、生成される速度パター
ンにおいて速度変動が小さく抑制されることで、乗客の
乗り心地や燃費の向上が図られる。従って、本発明によ
れば、車両を所定位置に目標時刻に到達させる過程で乗
客の乗り心地や燃費の向上を図ることが可能となる。
【0014】上記の目的は、請求項3に記載する如く、
請求項1記載の車両の自動走行制御方法において、前記
速度パターン生成ステップは、前記上限速度パターンの
全区間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制
ステップを有することを特徴とする車両の自動走行制御
方法により達成される。
【0015】上記の目的は、請求項9に記載する如く、
請求項7記載の車両の自動走行制御装置において、前記
速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンの全区
間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制手段
を有することを特徴とする車両の自動走行制御装置によ
り達成される。
【0016】請求項3および9記載の発明において、速
度パターン生成ステップまたは速度パターン生成手段
は、上限速度パターンの全区間における車速を一定率で
小さくする車速定率抑制ステップまたは車速定率抑制手
段を有している。このため、本発明によれば、所定位置
までの全区間において安全性の向上が図られる。従っ
て、本発明によれば、車両を所定位置に目標時刻に到達
させる過程で車両の安全性の向上を図ることが可能とな
る。
【0017】上記の目的は、請求項4に記載する如く、
請求項1記載の車両の自動走行制御方法において、前記
速度パターン生成ステップは、前記上限速度パターンの
全区間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制
ステップと、前記上限速度パターンにおける最高車速区
間から順に車速を小さくする最高車速抑制ステップと、
を有することを特徴とする車両の自動走行制御方法によ
り達成される。
【0018】上記の目的は、請求項10に記載する如
く、請求項7記載の車両の自動走行制御装置において、
前記速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンの
全区間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制
手段と、前記上限速度パターンにおける最高車速区間か
ら順に車速を小さくする最高車速抑制手段と、を有する
ことを特徴とする車両の自動走行制御装置により達成さ
れる。
【0019】請求項4および10記載の発明において、
速度パターン生成ステップまたは速度パターン生成手段
は、上限速度パターンの全区間における車速を一定率で
小さくする車速定率抑制ステップまたは車速定率抑制手
段を有していると共に、上限速度パターンにおける最高
車速区間から順に車速を小さくする最高車速抑制ステッ
プまたは最高車速抑制手段を有している。このため、本
発明によれば、速度パターンの生成手法を選択的に切り
換えたり、あるいは、複合的に用いることが可能とな
る。従って、本発明によれば、車両が所定位置に目標時
刻に到達するように速度パターンを生成する際に、速度
パターンの生成を走行状況に対応させて行うことが可能
となる。
【0020】上記の目的は、請求項5に記載する如く、
請求項4記載の車両の自動走行制御方法において、前記
車速定率抑制ステップの作動状態と前記最高車速抑制ス
テップの作動状態とを所定の条件に従って切り換える切
換ステップを備えることを特徴とする車両の自動走行制
御方法により達成される。
【0021】上記の目的は、請求項11に記載する如
く、請求項10記載の車両の自動走行制御装置におい
て、前記車速定率抑制手段の作動状態と前記最高車速抑
制手段の作動状態とを所定の条件に従って切り換える切
換手段を備えることを特徴とする車両の自動走行制御装
置により達成される。
【0022】請求項5および11記載の発明において、
車速定率抑制ステップまたは手段の作動状態と前記最高
車速抑制ステップまたは手段の作動状態とは、所定の条
件に従って切換ステップまたは切換手段により切り換わ
る。このように、本発明によれば、速度パターンの生成
手法を選択的に切り換えることが可能となる。上記の目
的は、請求項6に記載する如く、請求項4記載の車両の
自動走行制御方法において、前記速度パターン生成ステ
ップは、前記車速定率抑制ステップによる速度パターン
と前記最高車速抑制ステップによる速度パターンとを所
定の条件に従って組み合わせることにより、前記所定地
点までの車両の速度パターンを生成することを特徴とす
る車両の自動走行制御方法により達成される。
【0023】また、上記の目的は、請求項12に記載す
る如く、請求項10記載の車両の自動走行制御装置にお
いて、前記速度パターン生成手段は、前記車速定率抑制
手段による速度パターンと前記最高車速抑制手段による
速度パターンとを所定の条件に従って組み合わせること
により、前記所定地点までの車両の速度パターンを生成
することを特徴とする車両の自動走行制御装置により達
成される。
【0024】請求項6および12記載の発明において、
速度パターン生成ステップまたは手段は、車速定率抑制
ステップまたは手段による速度パターンと前記最高車速
抑制ステップまたは手段による速度パターンとを所定の
条件に従って組み合わせることにより、前記所定地点ま
での車両の速度パターンを生成する。従って、本発明に
よれば、速度パターンの生成手法を複合させることが可
能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る自動交通システムを実現するインフラ施設を模式的に
表した図を示す。本実施例において、インフラ施設は、
所定距離空けて設けられた第1駅10および第2駅12
を備えている。第1駅10と第2駅12との間の道路1
4には、磁気ネイル16が所定間隔を空けて複数敷設さ
れている。道路14は、後述の自動運転車両が磁気ネイ
ル16に沿って走行することにより第1駅10または第
2駅12で乗り込んだ乗客を第2駅12または第1駅1
0に輸送するためのレーンである。
【0026】道路14には、1台の自動運転車両のみが
通行可能な単線部18と、2台の自動運転車両が互いに
対向してすれ違うことが可能な複線部20とが交互に設
けられている。複線部20は、第1駅10側から第2駅
12側に向けて走行する自動運転車両が通過する下り車
線部(図1において上側の車線)20aと、第2駅12
側から第1駅10側に向けて走行する自動運転車両が通
過する上り車線部(図1において下側の車線)20b
と、を備えている。下り車線部20a及び上り車線部2
0bは、共にその一区間の全長が自動運転車両の全長に
比して長くなるように設計されている。
【0027】図2は、本実施例の自動交通システムにお
いて用いられるインフラ施設のシステム構成図を示す。
図2に示す如く、複線部20の下り車線部20a及び上
り車線部20bには、それぞれ、路車間通信機22,2
4が埋設されている。路車間通信機22,24は、第1
駅10と第2駅12との間のすべての複線部20に配設
されている。インフラ施設は、管制センタ26を備えて
いる。すべての路車間通信機22,24は、通信線28
を介して管制センタ26の管制用コンピュータに接続さ
れている。路車間通信機22,24は、管制センタ26
と個々の自動運転車両との間で路車間通信を行うための
送受信機である。
【0028】また、複線部20の下り車線部20a及び
上り車線部20bの入口近傍および出口近傍には、それ
ぞれ、進入通過検知コイル30,32、および、進出通
過検知コイル34,36が埋設されている。進入通過検
知コイル30,32、および、進出通過検知コイル3
4,36は、通信線38を介して管制センタ26に接続
されており、それぞれ、自己の上を自動運転車両が通過
した場合に所定の通過信号を管制センタ26の管制用コ
ンピュータに向けて出力する。管制センタ26は、進入
通過検知コイル30,32、および、進出通過検知コイ
ル34,36の出力信号に基づいて各自動運転車両の道
路14上の位置を検出し、車両同士が衝突しないように
路車間通信機22,24を介して自動運転車両に対して
指示を行う。
【0029】管制センタ26には、降雨量を検知するた
めのセンサ40、積雪量を検知するためのセンサ42、
および、風速を検知するためのセンサ44が配設されて
いる。管制センタ26の管制コンピュータは、こららの
各センサ40〜44の出力信号に基づいて降雨量、積雪
量、および風速を検出し、それらの情報を路車間通信機
22,24を介して各自動運転車両に通信する。
【0030】図3は、本実施例の自動交通システムにお
いて用いられる自動運転車両のシステム構成図を示す。
図3に示す如く、自動運転車両は、電子制御ユニット
(以下、ECUと称す)50を備えている。ECU50
には、現在時刻を表すためのクロック、および、第1駅
10と第2駅12との間の地図情報が内蔵されている。
ECU50は、クロック信号に基づいて現在時刻を検出
する。
【0031】ECU50には、各複線部20に埋設され
た路車間通信機22,24と通信を行うための路車間通
信機52、および、道路14に埋設された磁気ネイル1
6の発する磁界を検知するための磁気センサ54が接続
されている。ECU50は、磁気センサ54が磁気ネイ
ル16の磁界を検知した場合に、自動運転車両が該磁気
ネイル16を通過したと判断する。
【0032】ECU50には、自動運転車両の前方に存
在する障害物を検知するためのレーザレーダセンサ5
6、および、自動運転車両のタイヤの空気圧を検出する
ためのタイヤ空気圧センサ58が接続されている。EC
U50は、レーザレーダセンサ56により障害物が検知
されると、その後自動運転車両を停止すべく所定の処理
を実行する。また、タイヤ空気圧センサ58の出力信号
に基づいて自動運転車両のタイヤ空気圧を検出する。
【0033】ECU50には、車速センサ60が接続さ
れている。車速センサ60は、自動運転車両の車輪が所
定の回転角回転する毎にパルス信号をECU50に向け
て出力する。ECU50は、車速センサ60の出力信号
に基づいて自動運転車両の車速を検出する。自動運転車
両の走行する距離は、車輪の外径等の変化により変動す
る。ECU50は、自動運転車両が2つの磁気ネイル1
6の間を通過する間の車速センサ60から発せられたパ
ルス信号の数に基づいて、そのパルス信号の発生間隔と
車両の走行距離との関係を補正し、車両の走行距離を検
出する。
【0034】ECU50には、2つのダイアルスイッチ
62,64が接続されている。ダイアルスイッチ62,
64は、自動運転車両の運行開始前に運行管理者が操作
できるように配置されており、後述する如く速度パター
ンを生成する際の自動運転車両における乗客の乗り心地
の優先度合いに応じた信号、および、燃費の優先度合い
に応じた信号をECU50に向けて出力する。ECU5
0は、ダイアルスイッチ62,64の出力信号に基づい
て、速度パターンを生成する際の乗り心地の優先度合い
および燃費の優先度合いを検出する。
【0035】ECU50には、また、スロットルアクチ
ュエータ70およびブレーキアクチュエータ72が接続
されている。スロットルアクチュエータ70は、自動運
転車両の駆動源として用いられる装置である。スロット
ルアクチュエータ70は、ECU50から駆動信号が供
給されることにより、かかる駆動信号の指示値に応じた
駆動トルクを発生する。また、ブレーキアクチュエータ
72は、自動運転車両に制動力を発生させる装置であ
る。ブレーキアクチュエータ72は、ECU50からブ
レーキ信号が供給されることにより、かかるブレーキ信
号の指示値に応じた制動力を発生する。
【0036】ECU50には、更に、操舵アクチュエー
タ74が接続されている。操舵アクチュエータ74は、
自動運転車両の操舵角を制御するための装置である。操
舵アクチュエータ74は、ECU50から操舵信号が供
給されることにより、かかる操舵信号の指示値に応じた
操舵角に自動運転車両を転舵する。ECU50は、走行
距離に基づいて自動運転車両の現時点における道路14
上の走行位置を検出し、その走行位置に基づいてスロッ
トルアクチュエータ70、ブレーキアクチュエータ7
2、および操舵アクチュエータ74を適当に制御する。
【0037】次に、本実施例の自動交通システムの動作
について説明する。本実施例において、管制センタ26
は、上述の如く、第1駅10と第2駅12との間の道路
14上における各自動運転車両の位置を検出する。そし
て、自動運転車両が複線部20を通過する毎に、次の複
線部20に到達すべき目標時刻、および、センサ40〜
44により検出された気象情報を、路車間通信機22,
24を介して該自動運転車両に供給する。尚、管制セン
タ26は、車両が次の複線部20に上限車速に従って最
短時間で到達する際の到達時刻に比して遅い時刻を目標
時刻として自動運転車両に供給する。
【0038】本実施例において、管制センタ26は、互
いに対向する自動運転車両同士が、複線部20で停止す
ることなくスムーズにすれ違い走行するように、両者の
自動運転車両に同一の目標時刻を供給する。この場合、
自動運転車両が目標時刻に複線部20に到達すること
で、互いに対向する自動運転車両同士を複線部20で待
機させることなくスムーズにすれ違い走行させることが
できる。
【0039】自動運転車両は、複線部20と複線部20
との間ごとに、該区間で許容される制限最高車速の速度
パターン(以下、上限速度パターンと称す)を予めマッ
プとして記憶している。自動運転車両は、目標時刻が供
給された場合に、その目標時刻どおりに次の複線部20
に到達するように、次の複線部20までの速度パターン
を生成する。本実施例において、生成される速度パター
ンは、上限速度パターンを後述の如く生成することによ
り実現される。この場合、車両は、所定地点に目標時刻
どおりに到達する過程で、カーブや上り坂等の走行環境
に対応して設定されている上限速度パターンに従って走
行することができる。
【0040】図4は、自動運転車両に記憶されているあ
る複線部20と複線部20との間における上限速度パタ
ーンを示す。尚、図4において、横軸は、一の複線部2
0から次の複線部20までの距離Xを表している。図4
に示す如く、この複線部20間においては、制限最高車
速が4段階に設定されている。以下、この複線部20に
おける制限最高車速の4つの区間を、距離Xの小さい順
に第1区間、第2区間、第3区間、第4区間と、また、
4つの区間の制限最高車速を、距離Xの小さい順にV
MAX1,VMAX2,VMAX3,VMAX4と、それぞれ称す。ま
た、制限最高車速V MAX1,VMAX2,VMAX3,VMAX4を総
称する場合は単にVMAX と称す。
【0041】ところで、上限速度パターンを変更する場
合には、様々な変更手法が考えられる。具体的には、
制限最高車速の大きい区間から順に車速を小さくする手
法や、全区間において一定率で車速を小さくする手法
が考えられる。図5は、上記の手法を用いて速度パタ
ーンを生成する手順を表した図を示す。また、図6は、
上記の手法を用いて速度パターンを生成する手順を表
した図を示す。尚、図5および図6において、実際に実
現させるべき速度パターンを演算する過程で用いられる
速度パターンを破線で、実際に実現させるべき速度パタ
ーンを実線で、それぞれ示している。尚、本実施例にお
いて、自動運転車両は、複線部20で停止状態から走行
を開始し、次の複線部20で停止する。
【0042】上記の手法においては、まず、上限速度
パターンに基づいて、図5(A)に実線で示す如く、車
両が次の複線部20に上限車速に従って最短時間で到達
する際の速度パターンを生成し、この生成された速度パ
ターンで自動運転車両が走行した場合の走行時間TMIN
を演算する。現在時刻から目標時刻までの時間が上記の
走行時間TMIN に比して長い場合は、上限速度パターン
の中で最高車速となっている第3区間の車速VMAX3を、
図5(B)に示す如く、2番目に大きい車速となってい
る第2区間の車速VMAX2まで小さくし、この際の自動運
転車両の次の複線部20までの走行時間T1 を演算す
る。
【0043】そして、目標時刻までの時間が上記の走行
時間T1 に比して長い場合は、第2および第3区間の車
速を、図5(C)に示す如く、上限速度パターンで3番
目に大きい車速となっている第4区間の車速VMAX4まで
小さくし、この際の自動運転車両の次の複線部20まで
の走行時間T2 を演算する。目標時刻までの時間が走行
時間T2 に比して短い場合は、第2および第3区間の車
速を、図5(D)に示す如く、車速VMAX2とVMAX4との
中間値(VMAX2+VMAX4)/2まで大きくし、この際の
自動運転車両の次の複線部20までの走行時間T3 を演
算する。
【0044】目標時刻までの時間が走行時間T3 に比し
て長い場合は、第2および第3区間の車速を、中間値
(VMAX2+VMAX4)/2と車速VMAX4との中間値(V
MAX2+3VMAX4)/2まで小さくし、一方、目標時刻ま
での時間が走行時間T3 に比して短い場合は、第2およ
び第3区間の車速を、中間値(VMAX2+VMAX4)/2と
車速VMAX2の中間値(3VMAX2+VMAX4)/2まで大き
くする。このような処理は、目標時刻までの時間と、速
度パターンの修正によって得られた走行時間Tとの差が
十分に小さくなるまで繰り返し実行される。そして、目
標時刻までの時間と走行時間Tとがほぼ一致した場合、
その時点における速度パターンを自動運転車両の次の複
線部20までの速度パターンとして記憶する。
【0045】一方、上記の手法においては、まず、上
記の手法と同様に、上限速度パターンに基づいて、図
6(A)に実線で示す如く、車両が次の複線部20に最
短時間で到達する際の速度パターンを生成し、走行時間
MIN を演算する。目標時刻までの時間が走行時間T
MIN に比して長い場合は、全区間の車速を図6(B)に
示す如く上限速度パターンの半分まで小さくし(V=V
MAX /2)、この際の自動運転車両の次の複線部20ま
での走行時間T11を演算する。
【0046】そして、目標時刻までの時間が走行時間T
11に比して長い場合は、全区間の車速を図6(C)に示
す如く更に半分まで小さくし(V=VMAX /4)、この
際の自動運転車両の次の複線部20までの走行時間T12
を演算する。目標時刻までの時間が走行時間T12に比し
て短い場合は、全区間の車速を図6(D)に示す如くV
=3・VMAX /8とし、この際の自動運転車両の次の複
線部20までの走行時間T13を演算する。
【0047】目標時刻までの時間が走行時間T13に比し
て長い場合は、全区間の車速をVMA X /4と3・VMAX
/8との中間値5・VMAX /16まで小さくし、一方、
目標時刻までの時間が走行時間T13に比して短い場合
は、3・VMAX /8とVMAX /2との中間値7・VMAX
/16まで大きくする。このような処理は、目標時刻ま
での時間と、速度パターンの修正によって得られた走行
時間Tとの差が十分に小さくなるまで繰り返し実行され
る。そして、目標時刻までの時間と走行時間Tとがほぼ
一致した場合、その時点における速度パターンを自動運
転車両の次の複線部20までの速度パターンとして記憶
する。
【0048】上記の手法によれば、速度パターンの全
区間の中で制限最高車速の大きい区間から順に車速が小
さくされることで、全区間を通して車速の変動が小さく
抑制される。この場合、車両の加減速が頻繁に行われる
のが回避されることで、乗客の乗り心地の向上が図れる
と共に、車両の燃費の向上が図られる。一方、上記の
手法によれば、速度パターンの全区間における車速が一
定率で小さくされることで、全区間において制限最高車
速に比して小さな車速で自動運転車両が走行できる。こ
の場合、自動運転車両の安全性の向上が図られる。
【0049】このように、車両における安全な速度が道
路上で異なる状態で、車両が所定位置に目標時刻どおり
に到達するように所定位置までの速度パターンが生成さ
れる構成においては、車両の速度変動が小さくなるよう
に上限速度パターンを変更することにより乗客の乗り心
地や燃費の向上を図ることができ、また、所定位置まで
の全区間において一定の割合で車速を小さくすることに
より降雨等が激しい状況下において安全性の向上を図る
ことができる。従って、車両の速度パターンの生成は、
車両が走行する現実の走行状況に合わせて行うことが重
要である。
【0050】降雨量および降雪量が多いほど、風速が大
きいほど、濃霧等に起因してレーザレーダセンサ56の
性能が低下するほど、システム故障の度合いが大きいほ
ど、また、タイヤの空気圧が低下するほど、自動運転車
両の安全性は低下する。従って、かかる状態が実現され
た場合には、上記の手法を用いて上限速度パターンを
変更することにより速度パターンを生成し、安全性の向
上を図ることが適切である。一方、上記の状態が実現さ
れない場合や自動運転車両の運行管理者が積極的に乗客
の乗り心地や燃費の向上を図りたい場合には、上記の
手法を用いて上限速度パターンを変更することにより速
度パターンを生成し、乗客の乗り心地や燃費の向上を図
ることが適切である。
【0051】本実施例のシステムは、車両を所定位置に
目標時刻どおりに到達させる過程で乗客の乗り心地や燃
費の向上を図る場合には上記の手法を用い、一方、自
動運転車両の安全性の向上を図る場合には上記の手法
を用いて上限速度パターンを変更することにより、複線
部20から次の複線部20までの速度パターンを生成す
る点に特徴を有している。
【0052】図7(A)は、本実施例において用いられ
る乗客の乗り心地や燃費についての評価テーブルを示
す。また、図7(B)は、本実施例において用いられる
安全性についての評価テーブルを示す。尚、図7(A)
および(B)において、検出結果Ai ,Bi は、ダイア
ルスイッチ62,64の出力信号に基づいて検出された
乗り心地の優先度合いおよび燃費の優先度合い、管制セ
ンタ26から路車間通信機22,24を介して送信され
た降雨量、降雪量、および風速の度合い、レーザレーダ
センサ56の性能低下度合い、および、タイヤ空気圧の
低下度合いをそれぞれ5段階で表した数値を示す。ま
た、図7(A)および(B)において、重み定数ai
i は各項目それぞれに予め設定された重み度合いを、
それぞれ示している。
【0053】本実施例のシステムにおいては、上記の
手法およびの手法の何れを用いるかを、図7(A)に
示す評価テーブルと図7(B)に示す評価テーブルとの
比較結果に基づいて決定する。具体的には、次式(1)
および(2)の算出により得られた合計点SA とSB
の大小により決定する。
【0054】
【数1】
【0055】
【数2】
【0056】本実施例においては、合計点SA がSB
りも大きい場合、乗客の乗り心地や車両の燃費を向上さ
せるべく、上記の手法を用いて速度パターンが生成さ
れる。また、合計点SA がSB 以下である場合には、車
両の安全性を向上させるべく、上記の手法を用いて速
度パターンが生成される。このため、本実施例によれ
ば、自動運転車両が次の複線部20に目標時刻どおりに
到達するように速度パターンが生成される際に、その速
度パターンの生成を、安全性を優先すべき場合は安全性
が向上するように、また、乗り心地や燃費を優先すべき
場合は乗り心地や燃費が向上するように行うことが可能
となる。すなわち、速度パターンの生成は、実際の走行
状況に対応させて行われる。
【0057】図8は、複線部20間の速度パターンを生
成する手法を決定すべく、本実施例において自動運転車
両に搭載されるECU50が実行する制御ルーチンの一
例のフローチャートを示す。図8に示すルーチンは、所
定時間毎に繰り返し起動される定時割り込みルーチンで
ある。図8に示すルーチンが起動されると、まずステッ
プ100の処理が実行される。
【0058】ステップ100では、次の複線部20に到
達すべき目標時刻、降雨量、積雪量、および風速につい
ての情報が、管制センタ26から路車間通信機22,2
4を介して路車間通信機52に受信されたか否かが判別
される、本ステップ100の処理は、上記の条件が成立
するまで繰り返し実行される。その結果、上記の条件が
成立すると判別された場合は、次にステップ102の処
理が実行される。
【0059】ステップ102では、ダイアルスイッチ6
2,64、タイヤ空気圧センサ58、レーザレーダセン
サ56の性能判定装置、および、システム故障判定装置
の出力信号に基づいて、乗り心地および燃費の優先度合
い、タイヤ空気圧の低下度合い、レーザレーダセンサ5
6の性能低下度合い、および、システム故障の度合いが
検出される。
【0060】ステップ104では、上記(1)式および
(2)式により、上記ステップ102で検出された各種
の度合いに基づいて、合計点SA ,SB が算出される。
ステップ106では、合計点SA がSB に比して大きい
か否かが判別される。その結果、SA >SB が成立する
と判別された場合は、次にステップ108の処理が実行
される。一方、SA >SB が成立しないと判別された場
合は、次にステップ110の処理が実行される。
【0061】ステップ108では、上記の手法を用い
て次の複線部20までの速度パターンを生成する処理が
実行される。ステップ110では、上記の手法を用い
て次の複線部20までの速度パターンを生成する処理が
実行される。ステップ112では、上記ステップ108
または110で生成された速度パターンに従って自動運
転車両を走行させる処理が実行される。具体的には、自
動運転車両が生成された速度パターンに従って走行する
ように、スロットルアクチュエータ70およびブレーキ
アクチュエータ72に対して信号を供給する処理が実行
される。本ステップ112の処理が終了すると、今回の
ルーチンが終了される。
【0062】上記の処理によれば、乗り心地や燃費を優
先すべき場合には上記の手法を用いて生成された速度
パターンに従って、一方、車両の安全性を優先すべき場
合には上記の手法を用いて生成された速度パターンに
従って、自動運転車両を次の複線部20まで走行させる
ことができる。このように、本実施例においては、自動
運転車両を次の複線部20に目標時刻どおりに到達させ
る際の速度パターンの生成手法が、実際に生じている走
行状況に応じて選択的に切り替わる。この場合、自動運
転車両は、実際の走行状況に対応しつつ道路14上を走
行し、次の複線部20に目標時刻どおりに到達すること
ができる。
【0063】本実施例において、次の複線部20までの
速度パターンは、乗り心地や燃費を優先すべき場合には
上記の手法を用いて生成され、車両の安全性を優先す
べき場合には上記の手法を用いて生成される。このた
め、本実施例によれば、自動運転車両を次の複線部20
に目標時刻どおりに到達させる過程で、乗客の乗り心地
や燃費の向上を図ることができ、あるいは、車両の安全
性の向上を図ることができる。
【0064】また、本実施例において、次の複線部20
までの速度パターンが上記の手法を用いて生成される
場合には、制限最高車速の大きい区間から順に車速を小
さくするため、制限最高車速の小さい区間における車速
が小さくなるのが回避される。このため、本実施例によ
れば、速度パターンが上記の手法を用いて生成される
場合には、自動運転車両が車速の極小さい状態で走行す
るのが回避され、乗客に不快感を与えるのを防止するこ
とができる。
【0065】ところで、上記の実施例においては、SA
>SB が成立するか否かに応じて上記の手法との手
法とを選択的に切り換えることとしているが、図7
(B)に示した項目のいずれかの検出結果がしきい値以
上となった場合に上記の手法を用い、それ以外の場合
は上記の手法を用いて速度パターンを生成することと
してもよい。
【0066】次に、上記図1乃至3および図8と共に図
9を参照して、本発明の第2実施例について説明する。
上記第1実施例では、次の複線部20までの速度パター
ンの生成を、上記およびの手法のいずれかを選択的
に用いて行うこととしている。これに対して、本実施例
においては、上記の手法との手法とを複合させるこ
とにより、次の複線部20までの速度パターンを生成す
ることとしている。
【0067】本実施例のシステムは、上記図1乃至3の
構成において、ECU50が上記図8に示すルーチンに
代えて図9に示すルーチンを実行することにより実現さ
れる。図9は、複線部20間の速度パターンを生成する
手法を決定すべく、本実施例において自動運転車両のE
CU50が実行する制御ルーチンの一例のフローチャー
トを示す。図9に示すルーチンは、所定時間毎に繰り返
し起動される定時割り込みルーチンである。尚、図9に
おいて、上記図8に示すステップと同一の処理を実行す
るステップについては、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0068】すなわち、図9に示すルーチンにおいて
は、ステップ104の処理が終了した後、次にステップ
120の処理が実行される。ステップ120では、管制
センタ26から供給された目標時刻と、自動運転車両が
次の複線部20に上限速度パターンに従って最短時間で
到達する際の到達時刻との時間差(以下、調整時間τと
称す)が算出される。
【0069】ステップ122では、上限速度パターンか
ら、上記の手法を用いて、τ・S B /(SA +SB
時間分だけ次の複線部20までの走行時間Tが長くなる
ように速度パターンを生成する処理が実行される。ステ
ップ124では、上記ステップ122で生成された速度
パターンから、上記の手法を用いて、τ・SA /(S
A +SB )時間分だけ更に走行時間Tが長くなるように
速度パターンを生成する処理が実行される。本ステップ
124の処理が実行されると、自動運転車両において実
現すべき複線部20から次の複線部20までの速度パタ
ーンが生成される。本ステップ124の処理が終了する
と、次にステップ112の処理が実行された後、今回の
ルーチンが終了される。
【0070】上記の処理によれば、上記の手法との
手法とを複合させて生成された速度パターンに従って、
自動運転車両を次の複線部20まで走行させることがで
きる。このように、本実施例においては、自動運転車両
を次の複線部20に目標時刻どおりに到達させる際の速
度パターンの生成手法を複合させることができる。この
場合、自動運転車両は、実際の走行状況に応じた速度で
道路14上を走行し、次の複線部20に目標時刻どおり
に到達することができる。
【0071】本実施例において、次の複線部20までの
速度パターンは、上記の手法との手法とを複合させ
て生成される。このため、本実施例によれば、自動運転
車両を次の複線部20に目標時刻どおりに到達させる過
程で、乗客の乗り心地や燃費の向上と共に車両の安全性
の向上も図ることができる。ところで、上記の実施例に
おいては、上記の手法を用いて速度パターンを生成し
た後に上記の手法を用いてその速度パターンを修正す
ることで、最終的な速度パターンを生成することとして
いるが、上記の手法の後に上記の手法を用いて速度
パターンを修正することで、最終的な速度パターンを生
成することとしてもよい。
【0072】尚、上記第1および第2実施例において
は、自動運転車両が到達した複線部20の次の複線部2
0が特許請求の範囲に記載された「所定地点」に相当し
ていると共に、ECU50が、上記ステップ108また
は110の処理を実行することにより特許請求の範囲に
記載された「速度パターン生成ステップ」および「速度
パターン生成手段」が、上記ステップ112の処理を実
行することにより特許請求の範囲に記載された「走行制
御ステップ」および「走行制御手段」が、それぞれ実現
されている。
【0073】また、上記第1および第2実施例において
は、ECU50が、上記の手法を用いて速度パターン
を生成することにより特許請求の範囲に記載された「最
高車速抑制ステップ」および「最高車速抑制手段」が、
上記の手法を用いて速度パターンを生成することによ
り特許請求の範囲に記載された「車速定率抑制ステッ
プ」および「車速定率抑制手段」が、上記ステップ10
6に示す条件に従って速度パターンの生成手法を上記
の手法との手法とで切り換えることにより特許請求の
範囲に記載された「切換ステップ」および「切換手段」
が、それぞれ実現されている。
【0074】ところで、上記第1および第2実施例にお
いては、上記の手法およびの手法のみを用いて速度
パターンを生成することとしているが、自動運転車両が
カーブ等でバンク走行するなど、必要最低限の車速以上
で走行する必要がある場合には、その最低車速以上の速
度が維持されるように速度パターンを生成することが適
切である。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および7記載の発
明によれば、車両を所定地点に目標時刻に到達させる過
程で、車両を走行環境に従って走行させることができ
る。請求項2および8記載の発明によれば、車両を所定
位置に目標時刻に到達させる過程で乗客の乗り心地や燃
費の向上を図ることができる。
【0076】請求項3および9記載の発明によれば、車
両を所定位置に目標時刻に到達させる過程で車両の安全
性の向上を図ることができる。請求項4および10記載
の発明によれば、車両が所定位置に目標時刻に到達する
ように速度パターンを生成する際に、速度パターンの生
成を走行状況に対応させて行うことができる。
【0077】請求項5および11記載の発明によれば、
車両が所定位置に目標時刻に到達するように速度パター
ンを生成する際の生成手法を選択的に切り換えることが
できる。また、請求項6および12記載の発明によれ
ば、車両が所定位置に目標時刻に到達するように速度パ
ターンを生成する際の生成手法を複合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステムを実現するイン
フラ施設を模式的に表した図である。
【図2】本実施例のシステムにおいて用いられるインフ
ラ施設のシステム構成図である。
【図3】本実施例のシステムにおいて用いられる自動運
転車両のシステム構成図である。
【図4】自動運転車両に記憶されているある複線部と複
線部との間における上限速度パターンである。
【図5】上限速度パターンにおける最高速度区間から順
に速度を小さくする手法により速度パターンを生成する
手順を表した図である。
【図6】上限速度パターンにおける全区間において一定
率で速度を小さくする手法により速度パターンを生成す
る手順を表した図である。
【図7】図7(A)は、本実施例において用いられる乗
客の乗り心地や燃費の評価テーブルを示す図である。図
7(B)は、本実施例において用いられる安全性の評価
テーブルを示す図である。
【図8】本実施例において、速度パターンを生成する手
法を決定すべく実行される制御ルーチンの一例のフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2実施例において、速度パターンを
生成する手法を決定すべく実行される制御ルーチンの一
例のフローチャートである。
【符号の説明】
14 道路 20 複線部 22,24,52 路車間通信機 26 管制センタ 40〜44 各種センサ 50 電子制御ユニット(ECU) 56 レーザレーダセンサ 58 タイヤ空気圧センサ 62,64 ダイアルスイッチ 70 スロットルアクチュエータ 72 ブレーキアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB15 BB17 CC03 CC14 CC19 EE13 EE14 FF04 FF13 LL01 LL04 LL09 5H301 AA03 AA09 BB20 CC06 DD07 EE06 EE12 FF02 FF04 FF11 FF23 GG12 GG14 JJ01 KK08 LL01 LL03 LL08 LL12 LL14 MM10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定地点に目標時刻に到達するように走
    行が制御される車両の自動走行制御方法であって、 前記目標時刻が、車両が前記所定地点に走行環境に応じ
    て設定されている上限速度パターンに従って最短時間で
    到達する際の時刻に比して遅い場合に、前記所定地点ま
    での車両の速度パターンを、前記上限速度パターンに基
    づいて生成する速度パターン生成ステップと、 前記速度パターン生成ステップにより生成された速度パ
    ターンに従って、車両の走行を制御する走行制御ステッ
    プと、 を備えることを特徴とする車両の自動走行制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の自動走行制御方法
    において、 前記速度パターン生成ステップは、前記上限速度パター
    ンにおける最高車速区間から順に車速を小さくする最高
    車速抑制ステップを有することを特徴とする車両の自動
    走行制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両の自動走行制御方法
    において、 前記速度パターン生成ステップは、前記上限速度パター
    ンの全区間における車速を一定率で小さくする車速定率
    抑制ステップを有することを特徴とする車両の自動走行
    制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両の自動走行制御方法
    において、 前記速度パターン生成ステップは、前記上限速度パター
    ンの全区間における車速を一定率で小さくする車速定率
    抑制ステップと、 前記上限速度パターンにおける最高車速区間から順に車
    速を小さくする最高車速抑制ステップと、 を有することを特徴とする車両の自動走行制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両の自動走行制御方法
    において、 前記車速定率抑制ステップの作動状態と前記最高車速抑
    制ステップの作動状態とを所定の条件に従って切り換え
    る切換ステップを備えることを特徴とする車両の自動走
    行制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の車両の自動走行制御方法
    において、 前記速度パターン生成ステップは、前記車速定率抑制ス
    テップによる速度パターンと前記最高車速抑制ステップ
    による速度パターンとを所定の条件に従って組み合わせ
    ることにより、前記所定地点までの車両の速度パターン
    を生成することを特徴とする車両の自動走行制御方法。
  7. 【請求項7】 所定地点に目標時刻に到達するように走
    行が制御される車両の自動走行制御装置であって、 前記目標時刻が、車両が前記所定地点に走行環境に応じ
    て設定されている上限速度パターンに従って最短時間で
    到達する際の時刻に比して遅い場合に、前記所定地点ま
    での車両の速度パターンを、前記上限速度パターンに基
    づいて生成する速度パターン生成手段と、 前記速度パターン生成手段により生成された速度パター
    ンに従って、車両の走行を制御する走行制御手段と、 を備えることを特徴とする車両の自動走行制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両の自動走行制御装置
    において、 前記速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンに
    おける最高車速区間から順に車速を小さくする最高車速
    抑制手段を有することを特徴とする車両の自動走行制御
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の車両の自動走行制御装置
    において、 前記速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンの
    全区間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制
    手段を有することを特徴とする車両の自動走行制御装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の車両の自動走行制御装
    置において、 前記速度パターン生成手段は、前記上限速度パターンの
    全区間における車速を一定率で小さくする車速定率抑制
    手段と、 前記上限速度パターンにおける最高車速区間から順に車
    速を小さくする最高車速抑制手段と、 を有することを特徴とする車両の自動走行制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の車両の自動走行制御
    装置において、 前記車速定率抑制手段の作動状態と前記最高車速抑制手
    段の作動状態とを所定の条件に従って切り換える切換手
    段を備えることを特徴とする車両の自動走行制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の車両の自動走行制御
    装置において、 前記速度パターン生成手段は、前記車速定率抑制手段に
    よる速度パターンと前記最高車速抑制手段による速度パ
    ターンとを所定の条件に従って組み合わせることによ
    り、前記所定地点までの車両の速度パターンを生成する
    ことを特徴とする車両の自動走行制御装置。
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