JP2001154701A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JP2001154701A
JP2001154701A JP33999399A JP33999399A JP2001154701A JP 2001154701 A JP2001154701 A JP 2001154701A JP 33999399 A JP33999399 A JP 33999399A JP 33999399 A JP33999399 A JP 33999399A JP 2001154701 A JP2001154701 A JP 2001154701A
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/263Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the program execution being modifiable by physical parameters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】周期的にプログラムを起動することにより制御
対象物を制御する電子制御装置において、制御対象物を
制御する通常モード以外の動作モードを有する場合であ
っても、処理効率が低下することを抑制する。 【解決手段】 所定の起動タイミングとなっても、各プ
ログラム部品の呼び出しを行う前にモード判断を行い、
その動作モード(通常モード、検査モード或いは書換モ
ード)において不要なプログラム部品の呼び出しを禁止
する(S60,S90,S120など)。従って、各プ
ログラム部品に従う処理の中でモード判断を行う必要が
なくなるため、通常モードにおいては、制御対象物に対
する制御処理を効率的に行うことができる。また、通常
モードのみならず、通常モードでない動作モードにおい
ても、その動作モードに不要なプログラム部品の呼び出
しを行わないことから、処理効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周期的なプログ
ラムの起動により制御対象物を制御する電子制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御対象物(例えばエンジ
ン)を制御するための電子制御装置においては、一定時
間毎、或いは制御対象の動作に同期したタイミング毎に
(例えば、クランクの回転に同期したタイミングで)、
各種の処理(例えば演算処理やアクチュエータの駆動処
理など)を実行することにより、所定の制御対象物に対
する制御処理が実現されている。即ち、制御対象を制御
するための制御プログラムは、処理内容に応じて分けら
れた複数のプログラム(以下、「個別処理プログラム」
という。)で構成され、これら個別処理プログラムの呼
び出し(即ち、個別処理プログラムに従う処理の起動)
を行うタイミングをコントロールするための起動プログ
ラムに従って、各個別処理プログラムに従う処理を夫々
予め定められたタイミングで起動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子制御装
置には、制御対象物を普通に駆動制御するモード(以下
「通常モード」という。)だけでなく、電子制御装置を
構成する電子部品や配線パターンなどに不具合がないか
どうかを検査するモード(検査モード)、電子制御装置
のプログラムを書き換えるモード(書換モード)など、
通常モードとは異なる動作モード(以下、解決課題の欄
では「特殊モード」という。)で動作可能に構成された
ものがある。
【0004】こうした特殊モードにおいては、通常モー
ドにて使用される個別処理プログラムの全てを呼び出す
ことは必ずしも必要でなく、通常モードと同様の全個別
処理プログラム(即ち、通常モードで必要な個別処理プ
ログラムの全て)に従う処理を実行したのでは無駄な動
作を行うこととなるし、また却って、特殊モードで実現
されるべき本来の機能が損なわれる可能性もある。
【0005】そのため従来は、各個別処理プログラムに
従う処理において、起動されるとまず現在の動作モード
が通常モードであるかどうかを判断し、通常モードであ
れば通常の処理を行うが、特殊モードの場合には以降の
処理の実行を中止することにより、そうした不具合の発
生を防止していた。図6は、個別処理プログラムに従う
処理として、内燃機関型エンジンに設けられたインジェ
クタ(燃料噴射弁)を駆動するための処理(インジェク
タ駆動処理)を例示したものである。図6に示す様に、
インジェクタ駆動処理が所定のタイミングで起動される
と、まずその時点での(即ち、現在の)動作モードを判
断し(S500)、通常モードである場合(S500:
YES)には、インジェクタを駆動するための処理(駆
動電流を流す動作など)を行うが(S510)、通常モ
ードでない場合(S500:NO)には、以降の処理を
行わず(この例では、S510の処理)速やかに当該イ
ンジェクタ駆動処理を終了するという具合である。
【0006】ところが、この様な構成では、電子制御装
置の動作モードが何であろうとも各個別処理プログラム
に従う処理が夫々所定のタイミングで起動される。そし
て、通常モードであっても、その各個別処理プログラム
に従う処理中で当該電子制御装置の動作モードの判断が
行われることから、制御対象物の制御処理の効率が悪く
なるという問題が発生してしまう。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑み為されたも
のであり、周期的なプログラムの起動により制御対象物
を制御する電子制御装置において、制御対象物を制御す
る通常モード以外の動作モードを有する場合であって
も、処理効率が低下することを抑制することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)の電
子制御装置においては、複数の処理手段が、所定のタイ
ミングで個々の処理を行うことにより制御対象物を制御
するものとして構成されている。これらの処理手段は、
制御対象物を制御するための制御プログラムを処理内容
毎に分割して構成された個別処理プログラムに従って、
電子制御装置のCPUが処理を行うことにより実現され
る機能手段である。
【0009】個別処理プログラムに従う処理は所定のタ
イミングで周期的に起動されるものであって、その周期
的な起動タイミングは各個別処理プログラム毎に予め定
められている。そして、これら個別処理プログラムに従
う処理は、起動制御手段から各処理手段に対して起動指
令が送られることにより開始される。この起動制御手段
は、個別処理プログラムに従う処理を周期的に起動させ
るための起動プログラムに従って、電子制御装置のCP
Uが処理を行うことによって実現される機能手段であ
る。なお、ここで「周期的に起動する」とは、時間に同
期して周期的に起動する場合、および制御対象物の動作
に同期して周期的に起動する場合を含む。
【0010】ここで本発明の電子制御装置は、制御対象
物を制御するための通常モードと異なる動作モードで動
作可能に構成されたものであるが、こうした構成におい
ても処理効率の低下を抑制するため、起動制御手段に
は、次の様に作用する起動禁止手段が特に設けられてい
る。
【0011】起動禁止手段は、起動制御手段と同じく、
上記起動プログラムに従って電子制御装置のCPUが動
作することによって実現される機能手段である。起動禁
止手段は、起動制御手段から所定の起動タイミングで起
動指令が出力される前に、まず当該電子制御装置の動作
モードを判断(以下、単に「モード判断」ともいう。)
する。そして起動禁止手段は、その判断の結果、当該電
子制御装置の動作モードが通常モードでないときには、
その動作モード(即ち、通常モード以外の動作モード)
において不要な個別処理プログラムに対応する処理手段
への起動指令の出力を禁止する。
【0012】顧みるに、従来の電子制御装置において
は、通常モードであっても、或いは通常モード以外の動
作モード(例えば、上述の書換モードや検査モードな
ど)であっても、全ての処理手段に対して常に起動指令
を出力していたことから、各処理手段は自己が起動され
る都度、モード判断を毎回行う必要があった。即ち、起
動プログラムに従う処理では単に、所定の起動タイミン
グで各個別処理プログラムの呼び出しを行うだけであ
り、呼び出された各個別処理プログラムに従う処理で夫
々モード判断を行い、動作モードに応じて、処理を続行
するか中止するかを決定していた。
【0013】しかし、本発明の電子制御装置における起
動プログラムに従う処理では、各個別処理プログラムの
呼び出しを行う前にモード判断を行い、通常モードでな
ければ、その動作モード(即ち、通常モード以外の動作
モード)において不要な個別処理プログラムの呼び出し
を禁止するのである。
【0014】従って、本発明の電子制御装置において
は、各個別処理プログラムに従う処理の中でモード判断
を行う必要がなくなるため、制御対象物に対する制御処
理を効率的に行うことができる。また、通常モードでな
い動作モードにおいても、その動作モードに不要な個別
処理プログラムの呼び出しを行わないことから、処理効
率が向上する。即ち、一のプログラムに従う処理を行っ
ているときに、他のプログラムに従う処理を呼び出す場
合は、現在実行中の当該処理の実行を一時中断し、他の
処理の実行を終了した後に、中断していた処理の実行を
再開することとなる。中断していた処理の実行を再開す
るためには、中断直前のCPUの内部状態(即ち、プロ
グラムカウンタや各種レジスタの値)を、RAMのスタ
ック領域に格納しておくなどの手続きが必要である。し
かし、本発明の電子制御装置においては、その動作モー
ドに不要な個別処理プログラムの呼び出しを行わないこ
とから、こうした手続きも不要となり、処理負担が軽減
されるのである。
【0015】また、従来の電子制御装置においては、各
個別処理プログラム中にモード判断を行うための処理が
記述されていたが、電子制御装置の仕様変更や他機種へ
プログラム移植を行う際、各動作モードにおける当該個
別処理プログラムの要・不要や、動作モードの有無が変
わる場合があるため、そうした場合にモード判断処理を
記述した部分の見直しが各個別処理プログラム毎に必要
となっていた。しかし、本発明の電子制御装置によれ
ば、モード判断処理を各個別処理プログラム中に記述す
る必要はなく、起動プログラム中に記述すればよいこと
から、上の様な場合であっても、起動プログラムについ
てのみ見直せばよい。そのため、電子制御装置に使用さ
れるソフトウェアの生産性を向上できるという効果も得
られる。
【0016】さて、不要な個別処理プログラムを判別す
るには、起動プログラムの中に「その動作モードにおい
て不要な個別処理プログラム」を示す情報(例えば名称
など)を直に記述しておき、それに従って判別を行うこ
とが考えられる。しかし、そうした場合、「その動作モ
ードにおいて不要な個別処理プログラム」が「必要なも
の」に変わるなど、電子制御装置の仕様変更や他機種へ
の移植に伴う仕様変化があったときには、起動プログラ
ム自体を書き換える必要があり面倒である。
【0017】そこで、請求項2に記載のように、通常モ
ードとは異なる動作モードにおいて不要な個別処理プロ
グラムを示す判別情報を記憶した判別情報記憶手段を設
けると共に、起動禁止手段を次のように構成すればよ
い。即ち、モード判断の結果、当該電子制御装置の動作
モードが通常モードでないときには、判別情報を参照し
することにより「その動作モードにおいて不要な個別処
理プログラム」を判別し、判別した個別処理プログラム
に対応する処理手段への起動指令の出力を禁止するよ
う、起動禁止手段を構成するのである。
【0018】この様に構成された請求項2に記載の電子
制御装置によれば、「その動作モードにおいて不要な個
別処理プログラム」が、「その動作モードにおいて必要
なもの」に変わるなどの仕様変更があったときであって
も、判別情報の内容を書き換えるだけで対応できる。つ
まり、電子制御装置の仕様変更等があった場合でも、設
計変更を容易に行うことができるという効果を奏する。
なお、判別情報記憶手段は、電気的に書き換え可能な不
揮発性メモリ(例えば、フラッシュROMなど)により
構成すれば、当該電子制御装置が市場に出荷された後も
容易に設定を変更できるので好ましい。
【0019】さて、請求項2の発明においては、判別情
報を、各個別処理プログラムについて個々に「必要」か
「不要」かを示したものとして構成し、通常モード以外
の動作モードであるときには、1つ1つの個別処理プロ
グラムについて、その動作モードで必要か不要かを判断
してもよい。しかし、請求項3に記載の様にすると、更
に効率的な処理実行を図ることができる。
【0020】即ち、請求項3に記載の電子制御装置にお
いては、個別処理プログラムを、起動タイミングが共通
の個別処理プログラム毎に、通常モードとは異なる動作
モードにおいて必要なものと不要なものとに区分してい
る。例えば、ある共通の起動タイミング(例えば、「1
ms毎」、…)を有する個別処理プログラムが複数あるも
のとし、それらをプログラムA〜Cとすると、「それら
プログラムA〜Cが全て、その動作モードにおいて必
要」か「それらプログラムA〜Cが全て、その動作モー
ドにおいて不要」かのどちらかになるよう、各個別処理
プログラムを区分けするのである。
【0021】そして判別情報を、起動タイミングに基づ
いて「通常モードとは異なる動作モードにおいて不要な
個別処理プログラム」を判別できるような構成とすると
共に、起動禁止手段を、モード判断の結果、通常モード
でないとき、その判断時の起動タイミングに基づいて、
判別情報を参照することにより、その動作モードにおい
て不要な個別処理プログラムを判別するよう構成するの
である。
【0022】この様に構成された請求項3に記載の電子
制御装置によれば、1つ1つの個別処理プログラムにつ
いて「その動作モードにおいて必要か不要か」を判断す
るのではなく、個別処理プログラム毎に予め設定されて
いる「起動タイミング」に基づき、その起動タイミング
を有する個別処理プログラム全体について「その動作モ
ードにおいて必要か不要か」を判別するのである。この
ため、こうした判別処理を速やかに行うことができ、更
に電子制御装置の処理効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図面
と共に説明する。図1は、一実施例としての電子制御装
置(以下、ECUという)2の電気的構成を示す説明図
である。このECU2は自動車に搭載され、エンジンの
制御を行うためのエンジン制御装置として構成されてい
る。
【0024】図1に示すように、ECU2は、エンジン
の運転状態に応じた信号を出力する各種センサ(例え
ば、クランク角センサ22など)からの信号を取り込む
ための入力回路8と、入力回路8にて取り込まれた信号
等に基づき、エンジンに対する最適制御量を演算し、そ
の演算結果に基づき制御信号を出力するCPU10と、
CPU10に対して一定周期のクロック信号を入力する
クロック発生器11と、CPU10からの制御信号を受
けて、エンジンに燃料を噴射供給するインジェクタ24
などの各種アクチュエータを駆動する出力回路12と、
CPU10がエンジンを制御するのに必要な制御プログ
ラム及び制御データなどを格納するフラッシュROM1
4と、CPU10が動作するのに必要な他のプログラム
を格納するROM16と、CPU10の演算結果等を一
時的に格納する揮発性のRAM18と、当該ECU2と
外部装置(例えばフラッシュROM14の記憶内容を外
部から書き換えるためのメモリ書換装置や、ECU2の
検査装置など)との間でのデータ送受を図る通信回路2
0とを備えている。
【0025】フラッシュROM14は、電気的にデータ
の消去及び書き込みが可能な不揮発性メモリであり、請
求項の「判別情報記憶手段」に相当するものである。こ
れには、ECU2が制御するエンジンに合ったエンジン
制御用の制御プログラム及び制御データ、制御プログラ
ムを所定のタイミングで周期的に起動させるための起動
プログラムが格納されている。また、ROM16は、デ
ータの書き換えが不能な不揮発性メモリであり、これに
は、当該ECU2のブートプログラムやデータが格納さ
れている。
【0026】このように構成されたECU2に動作電力
が供給されると、CPU10においてブートプログラム
に従う処理が実行され、ECU2の処理動作の基板とな
るオペレーションシステムが起動されるほか、ECU2
を構成する各部が動作可能な状態となる。そしてCPU
10では、オペレーションシステムの付加機能により、
クロック発生器11からのクロック信号を計数すること
により時間を計測し、予め定められた一定時間毎(本実
施例では、1ms毎)に図2に示す時間同期起動制御処理
が起動される。
【0027】この時間同期起動制御処理は、請求項の
「起動制御手段」としてCPU10が行う処理である。
具体的には、時間に同期して(換言すれば、時間を計測
するための計時手段たるクロック発生器11からの信号
に同期して)、「個別処理プログラム」としてのプログ
ラム部品を周期的に起動させるものであって、図3に示
す時間同期起動コントローラ(「起動プログラム」に相
当するもの)に従って、行われる処理である。
【0028】エンジン制御を実現するための制御は、図
3に示す様に、時間に同期した処理を行うべく構成され
たプログラム部品A,B,C,…や、エンジンのクラン
ク軸の回転に同期した処理を行うべく構成されたプログ
ラム部品α,β,γ,…などに従う処理により実現され
る。ただし、本実施例のECU2おいては、これらプロ
グラム部品は、必ずしもエンジン制御を実現するだけの
ものとして構成されている訳ではない。その中には、エ
ンジン制御を行う通常モードのときにのみ必要なプログ
ラム部品もあるし、検査モードや書換モードなどの、通
常モード以外の動作モードの時にのみ必要なプログラム
もあるし、また、各動作モードで必要なもの(RAM1
8に対して所定時間毎に制御データなどを書き込む処理
を行うためのものなど)もある。なお、この内、通常モ
ードにて必要なプログラム部品が、請求項の「個別処理
プログラム」に相当する。
【0029】これらプログラム部品の内、プログラム部
品A,B,Cその他の時間に同期した処理を行うための
プログラム部品は、時間同期起動コントローラからの起
動指令により呼び出される。そして、プログラム部品
α,β,γその他のクランク軸の回転に同期した処理を
行うためのプログラム部品は、クランク同期起動コント
ローラからの起動指令により呼び出される。これら時間
同期起動コントローラおよびクランク同期起動コントロ
ーラは、請求項の「起動プログラム」に相当するもので
あり、この内、時間同期起動コントローラは上述の如く
1ms毎に呼び出され、クランク同期コントローラは、ク
ランク軸が予め定められた所定角度(本実施例では7.
5℃A)回転する毎に呼び出される。
【0030】この様な時間同期コントローラに従って行
われる時間同期起動制御処理の内容について、図2と共
に以下に説明する。この時間同期起動制御処理が開始さ
れると、まずカウント値CNTを「1」増加させる(S
10)。このカウント値CNTは、ECU2への電源投
入後から当該時間同期起動制御処理の起動回数を計数す
るために、RAM18に定義された変数であり、ECU
2の電源投入後にリセット(「0」を設定)される。な
お、カウント値CNTのビット長には制限があるので、
上限値になると再び「0」からの計数が行われることと
なる。
【0031】そしてS10の後、次に、現在におけるE
CU2の動作モードを判断する(S20)。このモード
判断の結果、ECU2の動作モードが「通常モード」で
ある場合には、図4(a)に示す様な通常モード用マス
クデータが読み込まれる(S30)。このマスクデータ
は、共通の起動タイミングを有するプログラム部品毎
に、通常モードにおいて「必要」か「不要」かを示す情
報であり、「必要」なものについては「0」が設定さ
れ、「不要」なものについては「1」が設定された8ビ
ットのビットパターンとして構成されている。
【0032】具体的には、次の如くである。即ち、時間
に同期して呼び出されるプログラム部品A,B,C,…
は、図4(b)に示す如く、「1ms」、「2ms」、「4
ms」、「8ms」、「16ms」、「64ms」、「128m
s」(つまり、時間同期起動コントローラの起動周期の
整数倍。より詳しくは、2n倍(n:整数)。)の何れ
かの起動周期を有するものとして設定されており、その
起動タイミングは、「1ms毎」、「2ms毎」、「4ms
毎」、「8ms毎」、「16ms毎」、「64ms毎」、「1
28ms毎」となる。そして、各起動タイミングには、夫
々複数のプログラム部品が配分されている。この図4
(b)は、起動周期とプログラム部品との対応を規定し
た情報テーブル(フラッシュROM14に格納されてい
る)を示すものであるが、後述の「起動指令の出力」
は、この情報テーブルに従って行われる。
【0033】そして、各起動タイミング毎に、通常モー
ドにおいて「必要(:0)」か「不要(:1)」かを予
め定めているのが、通常モード用マスクデータである。
例えば、このマスクデータの第7ビットbit7は、起動タ
イミングが「1ms毎」であるプログラム部品(例えば図
4(b)では、プログラム部品A、…など)について、
通常モードにおいて「必要」か「不要」かを規定する情
報である。また第6ビットbit6は、起動タイミングが
「2ms毎」であるプログラム部品(プログラム部品B、
…など)について、通常モードにおいて「必要」か「不
要」かを規定する部分である。以下、同様に、第5ビッ
トbit5が「4ms毎」、第4ビットbit4が「8ms毎」、第
3ビットbit3が「16ms毎」、第2ビットbit2が「32
ms毎」、第1ビットbit1が「64ms毎」、第0ビットbi
t0が「128ms毎」というようにして、各桁のビットが
夫々起動タイミングに対応している。
【0034】そして本実施例のECU2においては、通
常モード以外の動作モードとして、検査モードや書換モ
ードなどの動作モードで動作可能に構成されている。検
査モードでは、ECU2を構成するハードウェアを検査
するための動作モードである。例えば、配線パターンが
ショートしていないかどうか、トランジスタなどの電子
部品が正しく動作するかどうかなどの検査である。ま
た、書換モードは、フラッシュROM14に格納された
制御プログラムを、通信回路20を介した外部操作によ
り書き換える際の動作モードである。こうした、通常モ
ード以外の動作モードについても、それぞれの動作モー
ド毎に、通常モードと同様の形式のマスクデータが用意
されている。
【0035】即ち、各起動タイミング別(「1ms毎」、
…、「128ms毎」)に、検査モードにおいて「必
要(:0)」か「不要(:1)」かを予め定めた情報
が、検査モード用マスクデータであり、各起動タイミン
グ別に、検査モードにおいて「必要(:0)」か「不要
(:1)」かを予め定めた情報が、検査モード用マスク
データであり、これら検査モード用および書換モード用
マスクデータが、請求項の「判別情報」に相当するもの
である。そして、上記のモード判断処理(S20)にお
いて、検査モードであると判断された場合には、検査モ
ード用マスクデータが読み込まれ(S40)、また書換
モードであると判断された場合には、書換モード用マス
クデータが読み込まれる(S50)。なお、マスクデー
タ(通常モード用、検査モード用および書換モード用の
マスクデータ)は、「判別情報記憶手段」としてのフラ
ッシュROM14に格納され、通信回路20を介して外
部から書き換えできるようになっている。
【0036】こうして、モード判断(S20)およびそ
の判断結果に応じたマスクデータを読み込んだ(S30
〜S50の何れか)後、次に、「1ms用のビット」(即
ち、第7ビットbit7)が「1」かどうかを判断する(S
60)。なお、「XXms用のビット」とは、「XXms毎」の
起動タイミングに対応するビットを意味する。
【0037】ここで、「1ms用のビット」=「1」であ
れば(S60:YES)、起動タイミングが「1ms毎」
であるプログラム部品(プログラム部品A,…等)に従
う処理は起動させないものと判断し、速やかにS80に
移行するが、「1ms用のビット」=「1」でなければ
(S60:NO)、「1ms起動指令を出力」し(S7
0)、その後、S80に移行する。ここで、「XXms起動
指令を出力」とは、起動タイミングが「XXms毎」である
プログラム部品に従う処理を実行することを意味する。
【0038】次にS80では、カウント値CNTが
「2」の倍数であるかどうかを判断することにより、現
在「2ms毎」の起動タイミングであるかどうかを判断す
る。即ち、この時間同期起動制御処理は1ms毎に起動さ
れるものであり、当該処理が2回起動される毎に、「2
ms毎」の起動タイミングとなるのである。
【0039】そして、カウント値CNTが「2」の倍数
である場合には(S80:YES)、「2ms用のビッ
ト」=「1」かどうかを判断し(S90)、「2ms用の
ビット」=「1」でないとき(S90:NO)、「2ms
起動指令を出力」し(S100)、現在「4ms毎」の起
動タイミングであるかどうかを判断する処理に移行する
(図示せず)。
【0040】一方、カウント値CNTが「2」の倍数で
ないとき(S80:NO)や、「2ms用のビット」=
「1」であるとき(S90:YES)には、「2ms起動
指令の出力」は行わず、そのまま、上記の「現在が「4
ms毎」の起動タイミングかどうかを判断する処理」に移
行する。
【0041】以下同様にして、現在、所定の起動タイミ
ング(「4ms毎」、…、「64ms毎」)であるかどうか
を順次判断し、所定の起動タイミングであり、且つ、そ
の起動タイミングに対応するビットの値が「1」でない
場合には、その起動タイミングに対応するプログラム部
品に従う処理を実行する。そして、所定の起動タイミン
グであっても、その起動タイミングに対応するビットの
値が「1」である場合には、その起動タイミングに対応
するプログラム部品に従う処理を実行を禁止する。
【0042】そして最後に、S110にて、カウント値
CNTが「128」の倍数であるかどうかを判断するこ
とにより、現在「128ms毎」の起動タイミングである
かどうかを判断する。ここでカウント値CNTが「12
8」の倍数である場合には(S110:YES)、「1
28ms用のビット」=「1」かどうかを判断し(S12
0)、「2ms用のビット」=「1」でないとき(S12
0:NO)、「128ms起動指令を出力」した後(S1
30)、当該時間同期起動制御処理を終了する。
【0043】一方、カウント値CNTが「128」の倍
数でないとき(S110:NO)や、「128ms用のビ
ット」=「1」であるとき(S120:YES)には、
「128ms起動指令の出力」は行わず、そのまま当該時
間同期起動制御処理を終了する。
【0044】以上の様に、時間同期起動コントローラに
従って行われる時間同期起動制御処理は、自己の起動周
期である「1ms」を基本周期として、それを分周するこ
とによって、起動タイミングを得ている。即ち、基本周
期を1/2分周することによって、周期「2ms」の起動
タイミングを得ることができ、基本周期を1/4分周す
ることによって、周期「4ms」の起動タイミングを得
る。同様にして基本周期を、所定の割合(1/8,1/
16,1/32,1/64,1/128)で分周するこ
とによって、所定周期(8,16,32,64,12
8)毎の起動タイミングを夫々得ている。
【0045】そして、各起動タイミングで起動指令を出
力する前(即ち、起動タイミング毎)に、モード判断を
行い、通常モード以外の動作モードである場合には、そ
の動作モードには必要がないプログラム部品の呼び出し
を禁止しているのである。即ち、S60、S90,S1
20が請求項の「起動禁止手段」として機能している。
【0046】ところで、本実施例のECU2では、こう
した時間同期起動コントローラに従う処理とは別に、ク
ランク同期コントローラに従うクランク同期起動制御処
理も行われる(図示せず)。クランク角センサ22は、
エンジンのクランク軸の回転に同期した信号(クランク
角信号)を出力しており、CPU10では、オペレーシ
ョンシステムの付加機能により、そのクランク角信号に
基づいて、クランク軸の回転角度が計算される。
【0047】そして、所定のクランク角度毎(例えば
7.5℃A毎)に割込信号が発生される。クランク同期
コントローラに従うクランク同期起動制御処理では、そ
の割込信号の発生周期を基本周期とし、これを所定の割
合で分周することによって起動タイミング(例えば、
「7.5℃A毎」、「15℃A毎」、「30℃A毎」、
…)を設定する。そして、クランク同期起動制御用に予
め用意された、通常モード用、検査モード用および書換
モード用のマスクデータ(図示せず)に基づいて、現在
の動作モードに応じたプログラム部品に従う処理のみを
起動する。つまり、クランク同期コントローラに従う処
理は、制御対象物であるエンジンの動作に同期して起動
され、エンジンの動作に同期して周期的に所定のプログ
ラム部品を呼び出すのである。
【0048】図5は、請求項の「処理手段」としてCP
U10がプログラム部品に従って行う処理の一例を示す
フローチャートであり、この図では、インジェクタの駆
動を行うためのインジェクタ駆動処理を示している。上
述の様に、本実施例のECU2においては、起動コント
ローラにおいてモード判断を行い、その動作モードに応
じたプログラム部品のみが呼び出される。そのため、プ
ログラム部品に従う処理中ではモード判断を行う必要は
ない。例えば、このインジェクタ駆動処理の如く、起動
されると直ちに、インジェクタを駆動するための処理
(駆動電流を流す動作など)を行う(S200)、とい
うように本来行うべき処理のみを行えばよいことにな
る。
【0049】以上の様に構成された本実施例のECU2
によれば、所定の起動タイミングとなっても、各プログ
ラム部品の呼び出しを行う前にモード判断を行い、その
動作モード(通常モード、検査モード或いは書換モー
ド)において不要なプログラム部品の呼び出しを禁止す
る(S60,S90,S120など)。従って、各プロ
グラム部品に従う処理の中でモード判断を行う必要がな
くなるため、通常モードにおいては、制御対象物に対す
る制御処理を効率的に行うことができる。
【0050】また、通常モードのみならず、通常モード
でない動作モードにおいても、その動作モードに不要な
プログラム部品の呼び出しを行わないことから、処理効
率が向上する。即ち、一のプログラムに従う処理を行っ
ているときに、他のプログラムに従う処理を呼び出す場
合は、現在実行中の当該処理の実行を一時中断し、他の
処理の実行を終了した後に、中断していた処理の実行を
再開することとなる。中断していた処理の実行を再開す
るためには、中断直前のCPUの内部状態(即ち、プロ
グラムカウンタや各種レジスタの値)を、RAMのスタ
ック領域に格納しておくなどの待避処理が必要である。
しかし、本発明のECU2においては、その動作モード
に不要なプログラム部品の呼び出しを行わないことか
ら、こうした待避処理も不要となり、処理負担が軽減さ
れるのである。
【0051】また、従来のECU2においては、各プロ
グラム部品中にモード判断を行うための処理が記述され
ていたが、ECU2の仕様変更や他機種へプログラム移
植を行う際、各動作モードにおける当該プログラム部品
の要・不要や、動作モードの有無が変わる場合があるた
め、そうした場合にモード判断処理を記述した部分の見
直しが各プログラム部品毎に必要となっていた。しか
し、本発明のECU2によれば、モード判断処理を各プ
ログラム部品中に記述する必要はなく、起動プログラム
中に記述すればよいことから、上の様な場合であって
も、起動プログラムについてのみ見直せばよい。そのた
め、ECU2に使用されるソフトウェアの生産性を向上
できるという効果も得られる。
【0052】また、本実施例のECU2においては、各
動作モード(通常モード、検査モード、書換モード)に
おいて不要なプログラム部品は、それら各動作モード毎
のマスクデータ(図4(a))に基づいて判別すること
ができる。従って、仕様変更によって、検査モードや書
換モードにおいて不要なプログラム部品であったが、
「必要なもの」に変わることがあっても、そのマスクデ
ータの内容を書き換えるだけで対応できる。また、他機
種にプログラム移植を行う場合でも、容易に変更するこ
とできる。
【0053】また、マスクデータを、電気的に書き換え
可能な不揮発性メモリであるフラッシュROM14に格
納していることから、当該ECU2が市場に出荷された
後で設定変更が容易となり更に好ましい。また、本実施
例のECU2においては、プログラム部品を、起動タイ
ミングが共通のもの毎に(即ち起動タイミングに基づい
て、グループ分けを行い、そのグループに含まれるプロ
グラム部品を一まとめにして)、検査モードや書換モー
ドにおいて必要なものと不要なものとに区分している。
そしてマスクデータを、起動タイミングに基づいて、各
動作モード(通常モード、検査モード、書換モード)に
おいて不要なプログラム部品を判別できるように構成し
ている。そして、起動指令の出力前には、モード判断を
行い、そのモード判断時の起動タイミングおよび動作モ
ードに基づいて、マスクデータを参照することにより、
その動作モードにおいて不要なプログラム部品を判別す
るよう構成するのである。
【0054】つまり、1つ1つのプログラム部品につい
て「その動作モードにおいて必要か不要か」を判断する
のではなく、プログラム部品毎に予め設定されている
「起動タイミング」に基づき、その起動タイミングを有
するプログラム部品全体について「その動作モードにお
いて必要か不要か」を判別するのである。このため、こ
うした判別処理を速やかに行うことができ、更にECU
2の処理効率を向上させることができる。
【0055】また、本実施例のECU2においては、検
査モード用或いは書換モード用の(即ち、通常モード以
外の動作モード用の)マスクデータと同様の形式を有す
るマスクデータを、通常モード用にも備えており、通常
モードには必要のないプログラム部品の呼び出しを禁止
するようにしている。そのため、通常モードでは必要が
なかったプログラム部品が、仕様変更等により必要なも
のとなったり、必要であったものが不要となったりした
場合であっても容易に対応することができる。
【0056】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、種々
の態様を取ることができる。例えば、上記実施例におけ
る電子制御装置では、自動車に搭載するものとして説明
したが、これに限られるものではなく、起動プログラム
(起動コントローラ)により個別制御プログラム(プロ
グラム部品)を起動させることにより、所定の制御対象
物を制御するものであれば、様々な電子制御装置に対し
て本発明を適用することができる。
【0057】また、上記実施例の電子制御装置では、通
常モード以外の動作モードとして、検査モードや書換モ
ードを有するものとして説明したが、これらに限られる
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例としての電子制御装置の電気的構成
を示す説明図である。
【図2】 時間同期起動コントローラに従って、CPU
により実行される時間同期起動制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】 CPUが実行する処理を記述したプログラム
の構成を示す説明図である。
【図4】 時間同期起動制御を図る際に使用される各動
作モード用のマスクデータ、および、起動周期(起動タ
イミング)とプログラム部品との対応を規定したテーブ
ルを示す説明図である。
【図5】 プログラム部品(個別処理プログラム)の一
例としてのインジェクタ駆動処理を示すフローチャート
である。
【図6】 従来のプログラム部品(個別処理プログラ
ム)の一例としてのインジェクタ駆動処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2…電子制御装置、8…入力回路、10…CPU、11
…クロック発生器、12…出力回路、 14…フラッシ
ュROM、16…ROM、18…RAM、20…通信回
路、22…クランク角センサ、24…インジェクタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象物を制御するための制御プログ
    ラムを処理内容毎に分割してなる個別処理プログラムに
    従って、所定のタイミングで個々に処理を行う複数の処
    理手段と、 前記各個別処理プログラムに従う処理を周期的に起動さ
    せるための起動プログラムに従って、該個別処理プログ
    ラム毎に予め定められた所定の起動タイミングにて起動
    指令を出力することにより、前記各処理手段を起動可能
    に構成された起動制御手段と、 を備えた電子制御装置において、 当該電子制御装置は、前記制御対象物を制御するための
    通常モードとは異なる動作モードで動作可能に構成され
    ており、 前記起動制御手段は、前記起動指令を前記起動タイミン
    グで出力する前に、当該電子制御装置の動作モードを判
    断し、該判断の結果、該動作モードが前記通常モードで
    ないとき、該動作モードにおいて不要な個別処理プログ
    ラムに対応する処理手段への起動指令の出力を禁止する
    起動禁止手段を備えたことを特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子制御装置において、 前記通常モードとは異なる動作モードにおいて不要な個
    別処理プログラムを示す判別情報を記憶した判別情報記
    憶手段を備え、 前記起動禁止手段は、前記判断の結果、当該電子制御装
    置の動作モードが前記通常モードでないとき、前記判別
    情報を参照することにより、該動作モードにおいて不要
    な個別処理プログラムを判別し、該判別した個別処理プ
    ログラムに対応する処理手段への起動指令の出力を禁止
    することを特徴とする電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子制御装置において、 前記個別処理プログラムは、起動タイミングが共通の個
    別処理プログラム毎に、前記通常モードとは異なる動作
    モードにおいて必要なものと不要なものとに区分され、 前記判別情報は、前記起動タイミングから、前記通常モ
    ードとは異なる動作モードにおいて不要な個別処理プロ
    グラムを判別可能に構成され、 前記起動禁止手段は、前記判断の結果、当該電子制御装
    置の動作モードが前記通常モードでないとき、該判断時
    の起動タイミングに基づき前記判別情報を参照すること
    により、該動作モードにおいて不要な個別処理プログラ
    ムを判別することを特徴とする電子制御装置。
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