JP2001154555A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001154555A
JP2001154555A JP34058999A JP34058999A JP2001154555A JP 2001154555 A JP2001154555 A JP 2001154555A JP 34058999 A JP34058999 A JP 34058999A JP 34058999 A JP34058999 A JP 34058999A JP 2001154555 A JP2001154555 A JP 2001154555A
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Takashi Kawabata
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Minoru Niwa
稔 丹羽
Masao Okubo
雅夫 大久保
Naoto Yoshino
直人 吉野
Hideji Izeki
秀二 井関
Tatsuya Soga
達也 曽我
Yukio Hayashi
幸男 林
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政明 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 搬送部材にある程度のブレを持たせたま
まの状態で、当該搬送部材を駆動するギアのブレを無く
し、搬送部材を確実に回転駆動して、円滑な回収トナー
の搬送を行うことが可能な画像形成装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 用紙搬送ベルト又は中間転写ベルト、ク
リーナ部材及び第一の搬送部材は、前記クリーナ部材の
第一の排出口が第一の流入口に対して近接した動作位置
と、上方に離間したメンテナス位置との間で移動可能に
構成され、前記第一及び第二の搬送部材のうち少なくと
も駆動源を持たず駆動力伝達手段を備えた搬送部材を、
前記駆動力伝達手段側を少なくとも2点以上で支持する
ように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やレーザ
ープリンタ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関
し、特に上下移動部材に支持された中間転写ベルトまた
は用紙搬送ベルト等の回転移動するトナー付着部材やク
リーナ装置を有する画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記複写機やレーザープリンタ等
の電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般に、感光
体ドラムの表面に画像露光を施すことにより静電潜像を
形成し、この感光体ドラムの表面に形成された静電潜像
を現像装置で現像することによって、所定の色のトナー
像を形成し、このトナー像を記録用紙上に直接転写・定
着するか、又は中間転写体上に一旦転写した後に、記録
用紙上に一括して転写・定着することにより、画像を形
成するように構成されている。
【0003】その際、上記画像形成装置としては、各々
所定の色に対応した複数(例えば、4つ)の感光体ドラ
ムを備え、各感光体ドラムの表面に順次形成される所定
の色のトナー像を、用紙搬送ベルト上に保持された記録
用紙に多重に一括して転写するか、あるいは中間転写ベ
ルト上に多重に一次転写した後、当該中間転写ベルト上
から記録用紙上に一括して二次転写することによって、
カラー画像を形成するように構成された所謂タンデム型
の画像形成装置がある。
【0004】上記タンデム型の画像形成装置は、例え
ば、図9に示すように、黒(K)色の画像を形成する黒
色画像形成ユニット100Kと、イエロー(Y)色の画
像を形成するイエロー色画像形成ユニット100Yと、
マゼンタ(M)色の画像を形成するマゼンタ色画像形成
ユニット100Mと、シアン(C)色の画像を形成する
シアン色画像形成ユニット100Cの4つの画像形成ユ
ニットを備えている。これら4つの画像形成ユニット1
00K、100Y、100M、100Cは、互いに一定
の間隔をおいて水平に配置されている。また、上記黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各画像形成ユニット100K、100Y、10
0M、100Cで順次形成されたトナー像は、用紙搬送
ベルト101によって搬送される記録用紙102上に、
互いに重ね合わせた状態で転写されるようになってい
る。上記用紙搬送ベルト101は、駆動ロール103と
従動ロール104等からなる複数本のロールによって、
矢印方向に沿って回転駆動されるように配置されてい
る。
【0005】上記黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各画像形成ユニット100K、
100Y、100M、100Cは、すべて同様に構成さ
れており、これら4つの画像形成ユニット100K、1
00Y、100M、100Cでは、上述したように、そ
れぞれ黒色、イエロー色、マゼンタ色及びシアン色のト
ナー像が順次形成されるようになっている。上記各色の
画像形成ユニット100K、100Y、100M、10
0Cは、感光体ドラム105を備えており、この感光体
ドラム105の表面は、一次帯電用のスコロトロン10
6によって一様に帯電された後、画像露光装置107に
よって像形成用のレーザ光が画像情報に応じて走査露光
され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム105
の表面に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット1
00K、100Y、100M、100Cの現像器108
によってそれぞれ黒色、イエロー色、マゼンタ色及びシ
アン色の各色のトナーで現像されて可視トナー像とな
り、これらの可視トナー像は、図示しない転写手段によ
って、用紙搬送ベルト101上に保持された記録用紙1
02に、互いに重ね合わせた状態で転写される。上記黒
色、イエロー色、マゼンタ色及びシアン色の各色のトナ
ー像が多重に転写された記録用紙102は、定着装置1
09によって定着処理を受けて、排出トレイ110上に
排出され、カラー画像の形成が行なわれる。
【0006】また、上記画像形成装置においては、各画
像形成ユニット100K、100Y、100M、100
Cによって形成される画像の位置を、互いに位置合わせ
するため、用紙搬送ベルト101上に各画像形成ユニッ
ト100K、100Y、100M、100Cによって複
数の位置合わせ用のマークを形成し、これらの複数の位
置合わせ用のマークを検出手段によって検出するように
構成されている。
【0007】そして、上記用紙搬送ベルト101上に形
成された複数の位置合わせ用のマークは、用紙搬送ベル
トクリーナ111によって除去され、清掃されるように
なっている。
【0008】上記回転移動する用紙搬送ベルト101を
クリーニングするベルトクリーナ110は、用紙搬送ベ
ルト101に対して所定の位置関係で固定する必要があ
るため、用紙搬送ベルト101を支持する支持フレーム
に取り付けられることが多い。この場合、特開平8−1
71248号公報に開示されているように、用紙搬送ベ
ルト101が支持された支持フレームを上下移動部材に
取り付け、この上下移動部材によって用紙搬送ベルト1
01を上下に移動可能とした画像形成装置においても、
ベルトクリーナ111は、用紙搬送ベルト101を支持
する支持フレームに取り付けられる。
【0009】ところで、上記の如く上下移動部材に支持
された支持フレームに、用紙搬送ベルトだけでなく、ク
リーナ装置をも取り付けた装置では、これらが構成する
モジュールが、重く且つ大型となりがちである。これを
回避するためには、クリーナ装置を構成するクリーナ部
材や回収トナーを収容するトナー収容装置等を小型にす
ることが望まれる。
【0010】しかしながら、上記トナー収容装置を小型
に構成した場合は、トナー収容装置がすぐに回収トナー
で充満してしまうため、当該トナー収容装置から回収ト
ナーを取り出して処分する等、頻繁なメンテナスが必要
となり面倒である。しかも、上記トナー収容装置は、用
紙搬送ベルト101が支持された支持フレームに取り付
けられているため、トナー収容装置を取り出す作業も煩
雑となる。
【0011】この問題を解決するために、クリーナ部材
と回収トナー収容装置を分離する技術が、本出願人によ
って、特開平11−219081号公報(特願平10−
19974号)に開示されているように、既に提案され
ている。この特開平11−219081号公報に開示さ
れた技術は、クリーナ部材のみを上下移動部材に支持さ
れた支持フレームに固定することにより、小型のクリー
ナ装置でありながら、回収トナー取り出し作業を頻繁に
行わなくてもよいようにしたものである。
【0012】そして、用紙搬送ベルトのクリーニング自
体は、従来通り、用紙搬送ベルトの支持フレームに固定
されたクリーナ部材によって安定して行い、その一方、
回収されたトナーは、クリーナ部材側の排出口から上下
動しないトナー収容装置側の流入口へと受け渡される。
したがって、上下移動部材が支持するモジュール自体に
は、クリーナ部材のみを取り付ければよいので、軽量
化、小型化が可能である。しかも、回収トナー収容装置
は、画像形成装置本体の任意の個所設ければよいので、
大容量のものを採用することも可能であり、頻繁なメン
テナンスも必要なくなる。
【0013】上記技術を画像形成装置に適用するにあた
っては、クリーナ部材側からトナー収容装置側へ回収ト
ナーを漏れなく移行させることと、回収トナーを排出口
または流入口からトナー収容装置へスムーズに搬送する
ことが重要になる。前記特開平11−219081号公
報に開示された技術の場合には、用紙搬送ベルトからク
リーナ部材により掻き取られたトナーを、排出口へと集
めながら搬送する第一の搬送部材と、流入口から回収ト
ナー収容装置へと回収トナーを搬送する第二の搬送部材
という構成をとっている。クリーナ部材側からトナー収
容装置側への回収トナーの受け渡し部には、回収トナー
流入口を排出口に押し当てる方向に付勢する弾性部材が
あり、受け渡し部でのトナーこぼれを防いでいる。ま
た、第一の搬送部材と第二の搬送部材は、第一の搬送部
材を駆動しているモータがギヤを介して第二の搬送部材
も回転させるという方法で、完全に連動され、回収トナ
ーをスムーズに搬送するように構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記特開平11−219081号公報に開示された
技術の場合には、図10に示すように、図示しない上下
移動部材に支持されたモジュールに取り付けられたクリ
ーナ部材側と密着が保証されているのは、弾性部材に支
持された回収トナー排出口と密着している回収トナー流
入口120のみである。一方、上記回収トナー流入口1
20から回収トナーをトナー収容装置へ搬送するオーガ
ー等からなる第二の搬送部材121は、図11に示すよ
うに、回収トナー流入口120よりも回収トナーの搬送
方向逆側、つまり回収トナーがギア122側へ流出しな
いように仕切っているベアリング等の仕切り部材123
よりも外側に取り付けられたギア122によって駆動さ
れる。したがって、第二の搬送部材121は、軸方向の
端部付近であるが、決して端部ではない部分1点、正確
には回収トナー流入口120と一体化しているベアリン
グ等の仕切り部材123の部分で、図示しないクリーナ
部材側に押し付けられ支持されることになる。この結
果、第二の搬送部材121は、図11に示すように、前
記仕切り部材123を支点として上下左右にブレ(位置
の変動)を持つ。
【0015】回収トナー搬送部材121は、本来、上記
のようなブレ(位置の変動)を持つ必要がある。その理
由は、回収トナー搬送部材121が搬送筒124内でぶ
れることによって、搬送筒124内のすみずみのトナー
を搬送することが可能となるからである。仮に、回収ト
ナー搬送部材121が搬送軸の両端で支持されてブレを
失うと、搬送部材121と搬送筒124の隙間のトナー
を搬送することができなくとなる。これは、上記第二の
搬送部材にも同じことが言える。
【0016】しかし、上記特開平11−219081号
公報に開示された技術の場合には、図10及び図11に
示すように、第二の搬送部材121の支点が端部にない
ため、第二の搬送部材121だけでなく、支点を挟んで
逆側のギア122までがブレを持つことになる。上記第
二の搬送部材121は、第一の搬送部材からギア122
を介して駆動されているため、この構成では、そのギア
122が上述した上下左右の、特に上下のブレのため
に、第一の搬送部材の駆動源側ギアから離れてしまう虞
れがある。しかも、上記第二の搬送部材121のギア1
22は、駆動源側ギアから上下移動部材に支持されたモ
ジュールの重みを直接受けるため、ますます下方に逃げ
てしまい、第一の搬送部材の図示しない駆動源側ギアか
ら離れてしまう。
【0017】上記の状態において、第二のトナー搬送部
材121は、ギア122の逃げにより駆動されず、トナ
ー流出口から第二の搬送部材121に流入した回収トナ
ーは、流入口120付近の搬送筒124内に溜まり始め
る。やがて搬送筒124の流入口120付近は、回収ト
ナーで充満され、行き場を失った回収トナーは、図示し
ないトナー排出口からクリーナ部材側へ逆流し、ついに
はクリーナ部材から用紙搬送ベルト表面へ溢れ出てしま
うという問題点を有していた。
【0018】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、搬送部材にある程度のブレを持たせたまま
の状態で、当該搬送部材を駆動するギアのブレを無く
し、搬送部材を確実に回転駆動して、円滑な回収トナー
の搬送を行うことが可能な画像形成装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、互いに色の異なるト
ナー像を形成する複数の像担持体と、前記複数の像担持
体によって形成された色の異なるトナー像が、転写され
る記録媒体を保持した用紙搬送ベルト又は直接転写され
る中間転写ベルトと、前記用紙搬送ベルト又は中間転写
ベルトの表面に付着したトナー等を除去するクリーナ部
材と、前記クリーナ部材によって除去された回収トナー
を、前記クリーナ部材の一端部に設けられた第一の排出
口へと搬送する第一の搬送部材と、前記第一の排出口と
離間させることが可能であり、かつ前記第一の排出口か
ら排出される回収トナーを受け取る第一の流入口と、前
記第一の流入口から流入する回収トナーを第二の排出口
へ搬送し、かつ前記第一の搬送部材と同一の駆動源によ
って回転駆動される第二の搬送部材と、前記第二の排出
口から排出される回収トナーを収容する回収トナー収容
容器とを備え、前記用紙搬送ベルト又は中間転写ベル
ト、クリーナ部材及び第一の搬送部材は、前記クリーナ
部材の第一の排出口が第一の流入口に対して近接した動
作位置と、上方に離間したメンテナス位置との間で移動
可能に構成され、前記第一及び第二の搬送部材のうち少
なくとも駆動源を持たず駆動力伝達手段を備えた搬送部
材を、前記駆動力伝達手段側を少なくとも2点以上で支
持するように構成したものである。
【0020】また、請求項2に記載された発明は、前記
第一及び第二の搬送部材のうち少なくとも駆動源を持た
ず駆動力伝達手段を備えた搬送部材を、前記駆動力伝達
手段側を少なくとも2点以上で支持する部材が、固定さ
れた部材に対して弾性的に支持されていることを特徴と
する請求項1記載の画像形成装置である。
【0021】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記第一の排出口と第一の流入口がともに駆動源側に形成
されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
形成装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0023】図2はこの発明の一実施の形態に係る画像
形成装置としてのタンデム型のデジタルカラープリンタ
ーを示すものである。
【0024】このタンデム型のデジタルカラープリンタ
ーは、図2に示すように、画像記録装置本体1と、当該
画像記録装置本体1の一側(図中、左側)に配置され、
画像記録装置本体1に対して所定サイズの記録材として
の記録用紙を給紙する給紙装置2と、当該給紙装置2の
上部に載置された状態で設けられた画像読取装置3(I
mage Input Terminal)と、給紙装
置2と画像記録装置本体1の上部に渡って配置され、画
像形成動作の条件設定等を行なう表示画面を備えたユー
ザーインターフェイス4(User Interfac
e)と、前記画像記録装置本体1の他側(図中、右側)
に配置され、当該画像記録装置本体1において画像が形
成された記録用紙に対して、必要に応じて記録用紙のカ
ールを除去する等の後処理を施した状態で排出する用紙
排出装置5とを備えている。
【0025】図3は上記タンデム型のデジタルカラープ
リンターの画像記録装置本体1を示すものである。
【0026】この画像記録装置本体1には、例えば、上
述した画像読取装置3で読み取られた原稿の画像データ
が入力される。また、上記画像記録装置本体1は、必要
に応じて、LAN等のネットワークを介して、図示しな
いパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータと接
続され、当該ホストコンピュータなどからも画像データ
が送られてくるようになっている。
【0027】上記画像読取装置3は、図2に示すよう
に、プラテンガラス6上に載置された図示しない原稿を
光源によって照明し、原稿からの反射光像を、複数枚の
ミラー及び結像レンズからなる縮小光学系7を介してC
CD等からなる画像読取素子8上に走査露光して、この
画像読取素子8によって原稿の色材反射光像を所定のド
ット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよう
に構成されている。
【0028】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、
青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとし
て図示しない画像処理装置(Image Proces
sing System)に送られ、この画像処理装置
では、原稿の反射率データに対して、シェーデイング補
正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠
消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0029】そして、上記の如く画像処理装置で所定の
画像処理が施された画像データは、同じ画像処理装置に
よって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の原稿
色材階調データに変換され、次に述べるように、画像記
録装置本体1の内部に配設された画像出力装置10(I
mage Output Terminal)へ出力さ
れる。
【0030】この画像出力装置10は、図3に示すよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)に対応した4つの画像形成ユニット1
1Y、11M、11C、11Kを備えており、これらの
4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11
Kは、画像記録装置本体1の内部に、水平方向に沿って
一定の距離をおいて並列的に配置されている。
【0031】これらの4つの画像形成ユニット11Y、
11M、11C、11Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、矢印方向に沿って所定の速度で回転する
像担持体としての感光体ドラム12と、この感光体ドラ
ム12の表面を一様に帯電する一次帯電手段としてのス
コロトロン13と、当該感光体ドラム12の表面に所定
の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像
露光手段としてのROS14(Raster Outp
ut Scanner)と、感光体ドラム12上に形成
された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器1
5と、感光体ドラム12上に残留した未転写トナーを除
去するクリーニング装置16とから構成されている。
【0032】そして、上記画像出力装置10では、図3
に示すように、画像処理装置から出力されるイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
K)(各8bit)の4色の原稿色材階調データが、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(BK)の各色の画像形成ユニット11Y、11M、
11C、11KのROS14Y、14M、14C、14
Kに送られ、これらのROS14Y、14M、14C、
14Kでは、所定の色の原稿色材階調データに応じてレ
ーザー光LBによる画像露光が行われる。
【0033】上記ROS14Y、14M、14C、14
Kでは、図3に示すように、半導体レーザー17が原稿
色材階調データに応じて変調され、この半導体レーザー
17からは、レーザー光LBが階調データに応じて出射
される。この半導体レーザー17から出射されたレーザ
ー光LBは、反射ミラー18、19を介して回転多面鏡
20によって偏向走査され、再び反射ミラー19及び複
数枚の反射ミラー21、22を介して感光体ドラム12
上に走査露光されるようになっている。
【0034】上記画像処理装置からは、上述したよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各画像形成ユニット11Y、11
M、11C、11KのROS14Y、14M、14C、
14Kに各色の画像データが順次出力され、これらのR
OS14Y、14M、14C、14Kから画像データに
応じて変調されたレーザー光LBが、それぞれの感光体
ドラム12の表面に走査露光されて静電潜像が形成され
る。上記各感光体ドラム12上に形成された静電潜像
は、各々の現像器15Y、15M、15C、15Kによ
って、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(BK)の各色のトナー像として現
像される。なお、図2及び図3中、符号9は、各現像器
15Y、15M、15C、15Kに所定の色のトナーを
供給するトナーカートリッジを収容したトナーカートリ
ッジボックスを示すものである。
【0035】上記各画像形成ユニット11Y、11M、
11C、11Kの感光体ドラム12上に、順次形成され
たイエロ−(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(BK)の各色のトナー像は、各画像形成ユニッ
ト11Y、11M、11C、11Kの下方にわたって配
置されたベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト
25上に、一次転写ロール26Y、26M、26C、2
6Kによって多重に転写される。この中間転写ベルト2
5は、駆動ロール27と、従動ロール28と、テンショ
ンロール29と、二次転写用のバックアップロール30
と、アイドルロール31との間に一定のテンションで張
架されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モ
ーターによって回転駆動される駆動ロール27により、
矢印方向に沿って所定の速度で循環駆動されるようにな
っている。上記中間転写ベルト25としては、例えば、
可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状
に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両
端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベ
ルト状に形成したものが用いられる。
【0036】上記中間転写ベルト25としては、ポリイ
ミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂又は各種のゴムに、カーボンブラック等
の帯電防止剤を適当量含有させたものを帯状に形成し、
この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等
の手段に接続することにより、無端ベルト状に形成した
ものが用いられる。この中間転写ベルト25は、その体
積抵抗率が106 〜1014Ω・cmとなるように形成さ
れ、その厚みは、例えば、0.1mmに設定される。な
お、上記中間転写ベルト25の周長は、感光体ドラム1
2の周長の整数倍(例えば、8倍)に設定されている。
【0037】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各色のトナー像は、バックアップロ
ール30に中間転写ベルト25を介して圧接される二次
転写ロール32によって、圧力及び静電気力で記録材と
しての記録用紙33上に二次転写され、これらの各色の
トナー像が転写された記録用紙33は、2連の用紙吸引
搬送ベルト34、35によって定着器36へと搬送され
る。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙
33は、定着器36によって熱及び圧力で定着処理を受
け、片面プリントの場合には、図2に示すように、その
まま画像記録装置本体1の外部に設けられた用紙排出装
置5を介して、排出トレイ37上に排出される。
【0038】その際、上記記録用紙33は、図2に示す
ように、画像記録装置本体1の一側(図2中、左側)に
配置された給紙装置2の複数の給紙カセット38、3
9、40の何れかから、所定のサイズのものが給紙ロー
ラ41によって給紙され、用紙搬送用のローラ対42を
備えた給紙経路43を介して、画像記録装置本体1の内
部へと搬送される。この画像記録装置本体1の内部へと
搬送された記録用紙33は、複数の用紙搬送用のローラ
対44を備えた用紙搬送経路45 を介して、レジストロ
ーラ46まで一旦搬送されて停止される。そして、この
記録用紙33は、中間転写ベルト25上に転写されたト
ナー像と同期して、所定のタイミングで回転駆動される
レジストローラ46によって、中間転写ベルト25上の
バックアップロール30と二次転写ロール32が圧接す
る二次転写位置へと送出される。
【0039】また、上記画像記録装置本体1において、
記録用紙33の両面にカラー画像を記録する場合には、
片面に画像が記録された記録用紙33を、用紙排出装置
5を介してそのまま排出トレイ37上に排出せずに、当
該画像記録装置本体1の排紙部に設けられた用紙反転搬
送部材47によって、記録用紙33の搬送方向が下方へ
と変更される。そして、上記片面に画像が記録された記
録用紙33は、用紙反転搬送部材47によって用紙排出
装置5内の下端部に設けられた用紙反転経路48へ一旦
搬送されて停止され、当該記録用紙33の搬送方向を反
転した状態で、画像記録装置本体1の内部へと再度搬送
され、当該画像記録装置本体1の底部に設けられた複数
の用紙搬送用のローラ対49を備えた用紙反転搬送経路
50を介して、給紙装置2の内部へと搬送される。その
後、上記片面に画像が形成された記録用紙33は、給紙
装置2の内部に設けられた用紙反転搬送経路51を介し
て、今度は裏面を上にした状態で通常の記録用紙33と
同様に、ふたたび複数の用紙搬送用のローラ対44を備
えた用紙搬送経路45 及びレジストローラ46を介し
て、所定のタイミングで中間転写ベルト25上の二次転
写位置へと搬送され、当該記録用紙33の裏面に画像が
記録されるようになっている。この表裏両面にカラー画
像が記録された記録用紙33は、用紙排出装置5を介し
て排出トレイ37上に排出され、両面カラー画像記録工
程が終了する。
【0040】上記の如く構成されるタンデム型のデジタ
ルカラープリンターにおいて、単色画像を形成する場合
は、中間転写ベルト25上に1次転写された未定着トナ
ー像Tを、直ちに記録用紙26上に2次転写するのであ
るが、複数色のトナー像Tを重ね合わせたカラー画像を
形成する場合には、感光体ドラム12Y、12M、12
C、12K上に所定の色のトナー像Tが順次形成され、
これらのトナー像Tを中間転写ベルト25上に多重に1
次転写する工程が行われる。
【0041】例えば、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のトナ
ー像Tを重ね合わせたフルカラーの画像を形成する場
合、感光体ドラム12Y、12M、12C、12K上に
は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各色のトナー像Tが順次形成され、
これらの4色のトナー像は、順次中間転写ベルト25上
に重ね合わせた状態で1次転写される。
【0042】一方、上記中間転写ベルト25は、最初に
1次転写されたイエロー色の未定着トナー像Tを保持し
たまま、感光体ドラム12と同期した周期で回動し、当
該中間転写ベルト25上には、図示しない位置検知セン
サーによって決められた所定の位置に、順次マゼンタ
色、シアン色及びブラック色の未定着トナー像Tが、イ
エロー色の未定着トナー像Tに順次重ね合わせた状態で
転写される。
【0043】このようにして中間転写ベルト25に一次
転写された未定着トナー像Tは、中間転写ベルト25の
回転に伴って、記録用紙33の搬送経路に面した二次転
写位置へと搬送される。
【0044】そして、この記録用紙33は、前述したよ
うに、所定の給紙カセット38、39、40からフィー
ドロール41によって給紙され、搬送ロール42によっ
てレジストローラ46まで搬送され、レジストローラ4
6によって所定のタイミングで、二次転写ロール32と
中間転写ベルト25とのニップ部間に給送される。
【0045】また、二次転写位置における中間転写ベル
ト25の裏面側には、二次転写ロール32の対向電極を
なすバックアップロール30が配設されている。二次転
写位置では、所定のタイミングで半導電性の二次転写ロ
ール32が中間転写ベルト25に圧接し、当該バックア
ップロール30にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印
加することにより、中間転写ベルト25上に転写された
未定着トナー像Tは、前記二次転写位置において記録用
紙33上に静電的に二次転写される。
【0046】この実施の形態では、二次転写ロール32
にトナーの帯電極性と同極性の電圧を直接印加するので
はなく、当該二次転写ロール32に中間転写ベルト25
を介して圧接するバックアップロール30に、図示しな
いバイアスロールによって転写バイアス電圧印加手段と
しての転写バイアス用高圧電源から、トナーの帯電極性
と同極性の電圧を印加するように構成されている。しか
し、二次転写ロール32にトナーの帯電極性と同極性の
電圧を直接印加するように構成しても勿論よい。
【0047】そして、未定着トナー像が転写された記録
用紙33は、中間転写ベルト25から剥離され、二次転
写部の下流に配置された電極部材55、案内板56およ
び搬送ベルト34、35によって定着器36に送り込ま
れ、未定着トナー像Tの定着処理がなされる。
【0048】一方、未定着トナー像Tの二次転写が終了
した中間転写ベルト25は、図3に示すように、中間転
写ベルト用のクリーナ装置55によって残留トナーが除
去される。
【0049】図2及び図3において、中間転写ベルト2
5及び一次転写ロール26、駆動ロール27、従動ロー
ル28、31、テンションロール29、バックアップロ
ール30、ベルトクリーナ装置55のクリーナ部材56
は、図4に示すように、フロントパネル57とリアパネ
ル58に取り付けられており、ベルトモジュール59を
構成している。このベルトモジュール59は、支持フレ
ーム60に取り付けられており、当該支持フレーム60
は、スライドレール61により画像記録装置本体1から
引出し可能となっている。また、上記ベルトモジュール
59は、図示しない上下移動部材によって上下方向に移
動可能となっているとともに、画像記録装置本体1から
引出した状態で、上方に傾斜したメンテナンス作業位置
に回動可能となっている。このようなベルトモジュール
59を引き出し、上方へ回動させる構成は、特開平8−
171248号公報に開示されているものを採用するこ
とができる。
【0050】図4はベルトモジュール59を引き出し、
上方へ回動させた状態の斜視図である。ただし、説明の
都合上、中間転写ベルト25と駆動ロール27は、図示
が省略されている。
【0051】上記ベルトモジュール59には、中間転写
ベルト用のクリーナ装置55のうち、中間転写ベルト2
5の表面の残留したトナーを除去するクリーナ部材56
のみが取り付けられており、このクリーナ部材56によ
って除去された回収トナーを、トナー回収装置へ搬送す
る第二の搬送部材は、支持フレーム60側に取り付けら
れている。
【0052】上記クリーナ装置55のクリーナ部材56
は、図5に示すように、中間転写ベルト25表面のトナ
ーや紙粉等を除去するブラシ61と、中間転写ベルト2
5表面のトナーや紙粉等を擦り採るブレード62とを備
えており、これらのブラシ61とブレード62によって
除去されたトナーや紙粉等は、第一の搬送部材である第
一のオーガ63によって、当該第一オーガ63の軸方向
の一端部に搬送される。また、上記クリーナ部材56の
長手方向の一端部には、図5及び図6に示すように、そ
の裏面56aに、第一オーガ63によって搬送されたト
ナーや紙粉等を排出するための第一の排出口64が、矩
形状に開口されている。さらに、このトナー排出口64
は、シャッター65によって開閉自在となっており、ク
リーナ部材56が取り付けられたベルトモジュール59
を上方に移動させた際に、シャッター65によって閉じ
られるように構成されている。なお、図6において、6
6はシャッター65を閉じる方向に付勢するコイルスプ
リングを示している。
【0053】また、上記クリーナ部材56の前側板67
には、図6に示すように、ブラシ61や第一オーガ63
などを回転駆動するモータ68が、支持プレート69を
介して取り付けられている。この支持プレート69の内
部には、第一のオーガ63を回転駆動するギア70や、
モータ68の駆動力を後述する第二の搬送部材に伝達す
るための駆動力伝達用のギア71などが配設されてい
る。
【0054】さらに、上記クリーナ部材56の第一の排
出口64から排出された回収トナーは、図4に示すよう
に、第1の流入口72内に流入される。この第1の流入
口72は、図1及び図7に示すように、第一の排出口6
4と第二の搬送部材としての第二のオーガ73とを連結
する連結部材74の上面に矩形状に開口されている。こ
の連結部材74は、合成樹脂等によって一体的に形成さ
れており、取付け用の3つの穴75に挿通される図示し
ないスプリングを外装した3本のネジ76によ−て、支
持フレーム60側に取り付けられた固定プレート77に
弾性的に支持されている。
【0055】また、この連結部材74の上面には、第1
の流入口72の側方に凹部78が形成されており、当該
凹部78の内部には、上述したシャッター65を開閉す
るための作動部材79が、断面三角形状に突設されてい
る。上記作動部材79は、図5及び図6に示すように、
ベルトモジュール59を支持フレーム60の所定の位置
に位置決めした状態で、シャッター65に一体的に取り
付けられたカム部80のカム面80a、80aに当接
し、当該カム部80を介してシャッター65を回動さ
せ、クリーナ部材56の第一の排出口64を開くように
なっている。
【0056】なお、上記連結部材74の上面には、シャ
ッター65が第一の排出口64を開くように回動する
際、シャッター65の退避を容易にするための傾斜面8
1が設けられている。そして、シャッター65が第一の
排出口64を開くように回動した状態では、連結部材7
4の第1の流入口72が開口された上端面74aが、ク
リーナ部材56の裏面56aに密着するようになってい
る。
【0057】さらに、上記連結部材74には、上述した
ように、第1の流入口72内に流入した回収トナーを、
トナー収容装置へ搬送する第二の搬送部材としての第二
のオーガ73が取り付けられている。この第二のオーガ
73は、図8に示すように、第一のオーガ63と同様に
構成されており、回転軸73aと、この回転軸73aの
外周に螺旋状に設けられた搬送羽根73bとから構成さ
れている。また、上記第二のオーガ73は、第一のオー
ガ63を回転駆動するギア70に駆動力伝達ギア71を
介して噛合されるギア82によって、回転駆動されるよ
うになっている。第一のオーガ63を回転駆動するギア
70は、図6に示すように、クリーナ部材56側に取り
付けられており、第二のオーガ73を回転駆動するギア
82は、図1に示すように、支持フレーム60側に取り
付けられている。そのため、クリーナ部材56をベルト
モジュール59とともに、支持フレーム60から離間さ
せた状態では、第一のオーガ63を回転駆動するギア7
0と、第二のオーガ73を回転駆動するギア82が、互
いに離間した状態となる。そして、クリーナ部材56を
ベルトモジュール59とともに支持フレーム60に装着
した状態では、図8に示すように、第一のオーガ63を
回転駆動するギア70と、第二のオーガ73を回転駆動
するギア82が互いに噛み合い、モータ68の駆動力を
第二のオーガ73に伝達し、当該第二のオーガ73を回
転駆動するようになっている。
【0058】上記第二のオーガ73の回転軸73aは、
図1及び図5に示すように、仕切り部材としてのベアリ
ング83によって回転自在に支持されている。このベア
リング83は、第二のオーガ73の外周を覆う搬送筒8
4の端部84aに取り付けられている。
【0059】また、上記ギア82が取り付けられた第二
オーガ73の回転軸73aの端部73a’は、図1及び
図7に示すように、連結部材74の支持部85に回転自
在に支持されている。この支持部85は、連結部材74
から延設された2本の腕部86、87を介して、当該連
結部材74と一体的に形成されている。さらに、上記第
二オーガ73によって搬送筒84内を搬送された回収ト
ナーは、図4に示すように、当該搬送筒84の先端の下
端面に設けれた第二の排出口88、及び図示しない第二
の流入口を経て、画像記録装置本体1に設定された図示
しないトナー収容装置としての回収トナー収容ボトルへ
搬送される。
【0060】以上の構成において、この実施の形態に係
る画像形成装置では、次のようにして、第二の搬送部材
にある程度のブレを持たせたままの状態で、当該第二の
搬送部材を駆動するギアのブレを無くし、第二の搬送部
材を確実に回転駆動して、円滑な回収トナーの搬送を行
うことが可能となっている。
【0061】本実施の形態においては、第二の搬送部材
である第二のオーガ73は、搬送筒84内の回収トナー
がギア82側に漏れれないようにしている仕切り部材と
してのベアリング83と、オーガ軸73aのギア82側
の端部の合計2点で固定されている。すなわち、上記仕
切り部材としてのベアリング83は、搬送筒84の端部
に取り付けられているが、この搬送筒84の端部84a
は、連結部材74に固定されている。この連結部材74
は、図示しないバネによって上方へ付勢されている。同
時に、上記連結部材74は、その支持部85が第二オー
ガ73のオーガ軸73aを直接支持している。その結
果、上記第二の搬送部材である第二のオーガ73は、連
結部材74を介して仕切り部材としてのベアリング83
と支持部85の2点で支持されている。また、上記連結
部材74は、図示しないバネによって上方へ付勢されて
おり、クリーナ部材56の下面56aに当接することに
よって位置が固定されている。
【0062】このように、上記第二のオーガ73は、そ
の第一の流入口72近傍の端部が2点で支持されている
ことになり、ギア82側の端部に関してはブレがなく、
支持フレーム60が下方の通常使用位置に降りてきても
重みでギア82が下方に逃げることが起こらない。その
ため、上記第二のオーガ73を確実に回転駆動して、円
滑な回収トナーの搬送を行うことが可能となっている。
なお、搬送筒84に関しては、第二のオーガ73がギア
82側しか支持されていないことによって、十分なブレ
が残り、搬送筒84内すみずみの回収トナーを搬送する
ことができる。
【0063】前記の実施の形態では、第一の搬送部材側
に駆動源を設けた場合について説明したが、第二の搬送
部材側に駆動源を設けた場合でも、第一の搬送部材側を
少なくとも2点以上で支持することにより、同様に適用
できることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
搬送部材にある程度のブレを持たせたままの状態で、当
該搬送部材を駆動するギアのブレを無くし、搬送部材を
確実に回転駆動して、円滑な回収トナーの搬送を行うこ
とが可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の要部を示す斜視図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターを示す構成図
である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラープリンターの画像記録装
置本体を示す構成図である。
【図4】 図4はベルトモジュールをクリーナ部材と共
に示す斜視図である。
【図5】 図5はクリーナ部材を示す断面構成図であ
る。
【図6】 図6はクリーナ部材を示す下面の部分斜視図
である。
【図7】 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置の要部を示す平面図である。
【図8】 図8はベルトクリーナ装置の駆動系を示す斜
視図である。
【図9】 図9は画像形成装置を示す構成図である。
【図10】 図10はクリーナ装置の回収トナー搬送手
段を示す斜視図である。
【図11】 図11はクリーナ装置の回収トナー搬送手
段を示す説明図である。
【符号説明】 1:画像記録装置本体、25:中間転写
ベルト、56:クリーナ部材、63:第一のオーガ(第
一の搬送部材)、64:第一の排出口、68:モータ、
72:第一の流入口、73:第二のオーガ(第二の搬送
部材)、82:ギア(駆動力伝達手段)、83:ベアリ
ング(支持部材)、85:支持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 稔 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 大久保 雅夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 井関 秀二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 曽我 達也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高橋 政明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD03 BB23 BB42 BB44 BB61 2H034 CA01 CA02 2H071 BA03 BA27 BA35 CA05 DA13 DA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに色の異なるトナー像を形成する複
    数の像担持体と、 前記複数の像担持体によって形成された色の異なるトナ
    ー像が、転写される記録媒体を保持した用紙搬送ベルト
    又は直接転写される中間転写ベルトと、 前記用紙搬送ベルト又は中間転写ベルトの表面に付着し
    たトナー等を除去するクリーナ部材と、 前記クリーナ部材によって除去された回収トナーを、前
    記クリーナ部材の一端部に設けられた第一の排出口へと
    搬送する第一の搬送部材と、 前記第一の排出口と離間させることが可能であり、かつ
    前記第一の排出口から排出される回収トナーを受け取る
    第一の流入口と、 前記第一の流入口から流入する回収トナーを第二の排出
    口へ搬送し、かつ前記第一の搬送部材と同一の駆動源に
    よって回転駆動される第二の搬送部材と、 前記第二の排出口から排出される回収トナーを収容する
    回収トナー収容容器とを備え、 前記用紙搬送ベルト又は中間転写ベルト、クリーナ部材
    及び第一の搬送部材は、前記クリーナ部材の第一の排出
    口が第一の流入口に対して近接した動作位置と、上方に
    離間したメンテナス位置との間で移動可能に構成され、 前記第一及び第二の搬送部材のうち少なくとも駆動源を
    持たず駆動力伝達手段を備えた搬送部材を、前記駆動力
    伝達手段側を少なくとも2点以上で支持したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二の搬送部材のうち少な
    くとも駆動源を持たず駆動力伝達手段を備えた搬送部材
    を、前記駆動力伝達手段側を少なくとも2点以上で支持
    する部材が、固定された部材に対して弾性的に支持され
    ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の排出口と第一の流入口がとも
    に駆動源側に形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の画像形成装置。
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