JP2001154451A - 帯電装置 - Google Patents
帯電装置Info
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- JP2001154451A JP2001154451A JP33424199A JP33424199A JP2001154451A JP 2001154451 A JP2001154451 A JP 2001154451A JP 33424199 A JP33424199 A JP 33424199A JP 33424199 A JP33424199 A JP 33424199A JP 2001154451 A JP2001154451 A JP 2001154451A
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- Japan
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- grid
- photoconductor
- photosensitive drum
- charging
- charging device
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多大な手間や工数を要することなく、グリッ
ド汚れによる画像不具合を防止する。 【解決手段】グリッド322にはグリッド面322a〜
322dが4面設けられ、一のグリッド面322aが汚
れた場合に、グリッド322全体を回転させて新しい別
のグリッド面322bを感光体ドラム31側に対向させ
るだけで、メッシュタイプのグリッド汚れに対しても、
従来のように、サービスマンが帯電器32を複写装置か
ら取外してグリッド322をスポンジ部材などで清掃し
たり帯電器32自体を交換する手間と工数が必要なくな
って、より簡単に奇麗なグリッド面322bに切り換え
ることができる。
ド汚れによる画像不具合を防止する。 【解決手段】グリッド322にはグリッド面322a〜
322dが4面設けられ、一のグリッド面322aが汚
れた場合に、グリッド322全体を回転させて新しい別
のグリッド面322bを感光体ドラム31側に対向させ
るだけで、メッシュタイプのグリッド汚れに対しても、
従来のように、サービスマンが帯電器32を複写装置か
ら取外してグリッド322をスポンジ部材などで清掃し
たり帯電器32自体を交換する手間と工数が必要なくな
って、より簡単に奇麗なグリッド面322bに切り換え
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、感光体上を所定電位に帯電させる
帯電装置に関する。
を用いた複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、感光体上を所定電位に帯電させる
帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としての複写機1
00は、図9に示すように、光導電性を有する感光体ド
ラム101の周囲に、この感光体ドラム101の回転方
向に沿って順に、コロナ放電によって感光体ドラム10
1の表面に所定電位を与える帯電器102、所望の画像
に対応する光を照射することにより感光体ドラム101
の表面電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成する露
光器103、感光体ドラム101の表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像
器104、感光体ドラム101上に形成されたトナー像
を転写用紙上に転写する転写ローラ105、感光体ドラ
ム101の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グブレード106および、感光体ドラム101の表面電
荷をランプ光によって除電する除電器107が配置され
ている。この転写ローラ105でトナー像が転写された
用紙は、熱ローラ108と加圧ローラ109(定着部)
で熱と圧力が加えられてトナー像が定着された後に、排
紙ローラ110によって排紙トレー111上に胴内排出
されるようになっている。
00は、図9に示すように、光導電性を有する感光体ド
ラム101の周囲に、この感光体ドラム101の回転方
向に沿って順に、コロナ放電によって感光体ドラム10
1の表面に所定電位を与える帯電器102、所望の画像
に対応する光を照射することにより感光体ドラム101
の表面電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成する露
光器103、感光体ドラム101の表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像
器104、感光体ドラム101上に形成されたトナー像
を転写用紙上に転写する転写ローラ105、感光体ドラ
ム101の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グブレード106および、感光体ドラム101の表面電
荷をランプ光によって除電する除電器107が配置され
ている。この転写ローラ105でトナー像が転写された
用紙は、熱ローラ108と加圧ローラ109(定着部)
で熱と圧力が加えられてトナー像が定着された後に、排
紙ローラ110によって排紙トレー111上に胴内排出
されるようになっている。
【0003】このような画像形成装置の帯電器102
は、感光体ドラム101の幅方向に亘って配設され、図
10に示すように、高電圧が印加される帯電ワイヤ11
2と、感光体ドラム101の表面側に開放する箱体で構
成されると共に箱体内に帯電ワイヤ112を収容するシ
ールド部材113と、シールド部材113の開放部に設
けられたグリッド114とを有しており、帯電ワイヤ1
12からのプラスコロナ放電によってグリッド114を
介して感光体ドラム31の表面層を所定の+電位に帯電
させるようになっている。
は、感光体ドラム101の幅方向に亘って配設され、図
10に示すように、高電圧が印加される帯電ワイヤ11
2と、感光体ドラム101の表面側に開放する箱体で構
成されると共に箱体内に帯電ワイヤ112を収容するシ
ールド部材113と、シールド部材113の開放部に設
けられたグリッド114とを有しており、帯電ワイヤ1
12からのプラスコロナ放電によってグリッド114を
介して感光体ドラム31の表面層を所定の+電位に帯電
させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような帯
電器102では、グリッド114がトナーなどによって
汚れると、帯電が不安定になって画像形成時に濃度むら
などの画像不具合が発生してしまう。このため、定期的
に、または画像不具合が発生したときに、ユーザやサー
ビスマンなどによってグリッドの清掃作業を行うかある
いは、グリッドまたはグリッドを含む帯電器102を交
換しなければならず、多大な手間と工数を要していた。
電器102では、グリッド114がトナーなどによって
汚れると、帯電が不安定になって画像形成時に濃度むら
などの画像不具合が発生してしまう。このため、定期的
に、または画像不具合が発生したときに、ユーザやサー
ビスマンなどによってグリッドの清掃作業を行うかある
いは、グリッドまたはグリッドを含む帯電器102を交
換しなければならず、多大な手間と工数を要していた。
【0005】特に、メッシュタイプのグリッドでは、グ
リッド全体の長手方向にグリッド清掃具を往復移動させ
ると、スポンジ状の清掃具が多数の線部にひっかかって
損傷しやすいため、帯電器102を画像形成装置から取
外してグリッド114を多数の線部の方向に沿って一々
丁寧に清掃しなければならず、グリッドの清掃作業に大
変な手間と工数がかかっていた。
リッド全体の長手方向にグリッド清掃具を往復移動させ
ると、スポンジ状の清掃具が多数の線部にひっかかって
損傷しやすいため、帯電器102を画像形成装置から取
外してグリッド114を多数の線部の方向に沿って一々
丁寧に清掃しなければならず、グリッドの清掃作業に大
変な手間と工数がかかっていた。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、多大な手間や工数を要することなく、グリッド汚れ
による画像不具合を防止することができる帯電装置を提
供することを目的とする。
で、多大な手間や工数を要することなく、グリッド汚れ
による画像不具合を防止することができる帯電装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電装置は、感
光体の幅方向に配設された帯電ワイヤに高電圧が印加さ
れてコロナ放電を発生させることにより、グリッドを介
して感光体上を所定電位に帯電させる帯電装置におい
て、グリッドは複数のグリッド面を有する長尺構造体に
構成され、各グリッド面を順に、感光体表面に対向させ
るように回転可能に構成されていることを特徴とするも
のである。グリッドの回転は、帯電ワイヤを回転中心軸
として回転させるようにしてもよいが、帯電ワイヤ以外
を回転中心軸として回転させるようにしてもよく、要
は、感光体表面への対向位置で、グリッド面の切換がで
きればよい。
光体の幅方向に配設された帯電ワイヤに高電圧が印加さ
れてコロナ放電を発生させることにより、グリッドを介
して感光体上を所定電位に帯電させる帯電装置におい
て、グリッドは複数のグリッド面を有する長尺構造体に
構成され、各グリッド面を順に、感光体表面に対向させ
るように回転可能に構成されていることを特徴とするも
のである。グリッドの回転は、帯電ワイヤを回転中心軸
として回転させるようにしてもよいが、帯電ワイヤ以外
を回転中心軸として回転させるようにしてもよく、要
は、感光体表面への対向位置で、グリッド面の切換がで
きればよい。
【0008】この構成により、グリッド面は少なくとも
2面設けられ、感光体に対向した一方のグリッド面が汚
れた場合に、感光体に対向していない新しい他方のグリ
ッド面を感光体に対向させるようにグリッド全体を回転
させるので、特にメッシュタイプのグリッド汚れに対し
て、従来のように、サービスマンなどが帯電器を画像形
成装置から一々取外してグリッドを清掃したり帯電器自
体を交換する多大な手間と工数が必要なく、簡単に奇麗
なグリッド面に切り換えて帯電器の寿命を延ばすことが
可能で、グリッド汚れによる画像不具合を防止すること
が可能となる。
2面設けられ、感光体に対向した一方のグリッド面が汚
れた場合に、感光体に対向していない新しい他方のグリ
ッド面を感光体に対向させるようにグリッド全体を回転
させるので、特にメッシュタイプのグリッド汚れに対し
て、従来のように、サービスマンなどが帯電器を画像形
成装置から一々取外してグリッドを清掃したり帯電器自
体を交換する多大な手間と工数が必要なく、簡単に奇麗
なグリッド面に切り換えて帯電器の寿命を延ばすことが
可能で、グリッド汚れによる画像不具合を防止すること
が可能となる。
【0009】また、好ましくは、本発明の帯電装置にお
けるグリッドは、帯電ワイヤの長手方向に直交する方向
の断面形状が帯電ワイヤを内側に収容する略正多角形の
長尺構造体に構成され、正多角形の各辺のうち少なくと
も2辺に対応する面にそれぞれグリッド面が設けられて
いる。
けるグリッドは、帯電ワイヤの長手方向に直交する方向
の断面形状が帯電ワイヤを内側に収容する略正多角形の
長尺構造体に構成され、正多角形の各辺のうち少なくと
も2辺に対応する面にそれぞれグリッド面が設けられて
いる。
【0010】この構成により、グリッドを断面が略正多
角形の長尺構造体にすれば、グリッド回転によるグリッ
ド面の切換構造を、より簡単に構成することが可能とな
る。
角形の長尺構造体にすれば、グリッド回転によるグリッ
ド面の切換構造を、より簡単に構成することが可能とな
る。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おける感光体は感光体ドラムで構成され、グリッド面
は、感光体ドラムの表面に対向したときにその表面に沿
う曲面に構成されている。
おける感光体は感光体ドラムで構成され、グリッド面
は、感光体ドラムの表面に対向したときにその表面に沿
う曲面に構成されている。
【0012】この構成により、グリッド面を感光体ドラ
ムの表面に対向させたときにグリッド面がその表面に沿
う曲面状に構成すれば、グリッド面がより広い面全面に
亘って均一な強い電界を感光体側に与えることが可能と
なって、帯電がより安定して正確な帯電電位となる。
ムの表面に対向させたときにグリッド面がその表面に沿
う曲面状に構成すれば、グリッド面がより広い面全面に
亘って均一な強い電界を感光体側に与えることが可能と
なって、帯電がより安定して正確な帯電電位となる。
【0013】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、グリッドを回動させるための把持部材を有して
いる。
おいて、グリッドを回動させるための把持部材を有して
いる。
【0014】この構成により、グリッド面が汚れている
場合に、ユーザなどが把持部材を手動で回転させれば、
別の新しいグリッド面に簡単に切り換えることが可能と
なる。この場合には、モータなどのグリッド回転駆動手
段は必要なくなる。
場合に、ユーザなどが把持部材を手動で回転させれば、
別の新しいグリッド面に簡単に切り換えることが可能と
なる。この場合には、モータなどのグリッド回転駆動手
段は必要なくなる。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、グリッドを回転させるグリッド回転駆動手段
と、グリッド切換指令信号を発生させる指令信号発生手
段と、グリッド切換指令信号を受けて感光体表面に対向
するグリッド面を切り換えるようにグリッド回転駆動手
段を制御するグリッド面切換制御手段とを備えている。
おいて、グリッドを回転させるグリッド回転駆動手段
と、グリッド切換指令信号を発生させる指令信号発生手
段と、グリッド切換指令信号を受けて感光体表面に対向
するグリッド面を切り換えるようにグリッド回転駆動手
段を制御するグリッド面切換制御手段とを備えている。
【0016】この構成により、例えばユーザやサービス
マンが、グリッド面が汚れていることを知った場合に、
指令信号発生手段としてのスイッチ手段などをオンする
ことで自動的にグリッドを回転させたり、例えば複写機
において複写枚数が、グリッド面が汚れると予測される
所定枚数に達した場合に、これを指令信号発生手段が検
知して自動的にグリッドを回転させるように構成するこ
とができる。このようにして、グリッド面が汚れている
場合に、自動的にグリッドを回転させて別の新しいグリ
ッド面に切り換えることが可能となる。
マンが、グリッド面が汚れていることを知った場合に、
指令信号発生手段としてのスイッチ手段などをオンする
ことで自動的にグリッドを回転させたり、例えば複写機
において複写枚数が、グリッド面が汚れると予測される
所定枚数に達した場合に、これを指令信号発生手段が検
知して自動的にグリッドを回転させるように構成するこ
とができる。このようにして、グリッド面が汚れている
場合に、自動的にグリッドを回転させて別の新しいグリ
ッド面に切り換えることが可能となる。
【0017】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、グリッドを前記感光体に対する近接位置と離間
位置との間で移動させるグリッド移動手段を備え、グリ
ッド面切換制御手段は、グリッド切換指令信号を受けて
グリッドを離間位置に移動させ、さらに感光体表面に対
向するグリッド面を切り換えた後に、グリッドを近接位
置に移動させるようにグリッド移動手段およびグリッド
回転駆動手段を制御するように構成している。グリッド
移動手段の移動機構は、外周が円形の偏心カムや外周が
楕円形などのカムなどを用いたカム機構、ボールねじ機
構およびソレノイドなどがある。
おいて、グリッドを前記感光体に対する近接位置と離間
位置との間で移動させるグリッド移動手段を備え、グリ
ッド面切換制御手段は、グリッド切換指令信号を受けて
グリッドを離間位置に移動させ、さらに感光体表面に対
向するグリッド面を切り換えた後に、グリッドを近接位
置に移動させるようにグリッド移動手段およびグリッド
回転駆動手段を制御するように構成している。グリッド
移動手段の移動機構は、外周が円形の偏心カムや外周が
楕円形などのカムなどを用いたカム機構、ボールねじ機
構およびソレノイドなどがある。
【0018】この構成により、グリッドの断面形状や感
光体との距離によっては、グリッドの回転時に感光体に
当たる場合も有り得るので、このような場合には、グリ
ッド自体を所定量だけ持ち上げるなど離間させて、グリ
ッドが感光体に当たらないようにした後にグリッドを回
転させ、その回転完了後にグリッド自体を所定量だけ接
近させて元の帯電位置に戻すようにすることができる。
光体との距離によっては、グリッドの回転時に感光体に
当たる場合も有り得るので、このような場合には、グリ
ッド自体を所定量だけ持ち上げるなど離間させて、グリ
ッドが感光体に当たらないようにした後にグリッドを回
転させ、その回転完了後にグリッド自体を所定量だけ接
近させて元の帯電位置に戻すようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下においては、まず、本発明に
かかる画像形成装置を複写機に適用した一実施形態の全
体的な構成について説明した後、本発明の特徴部分にか
かる構成、すなわち帯電装置について説明する。
かかる画像形成装置を複写機に適用した一実施形態の全
体的な構成について説明した後、本発明の特徴部分にか
かる構成、すなわち帯電装置について説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる画像形成装置を複
写機に適用した一実施形態の全体断面図である。図1に
おいて、複写機1は、装置本体2と、装置本体2の上部
に開閉自在に装着された原稿押え3とを有している。こ
の装置本体2には、下部に配設された給紙部10と、こ
の給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、こ
の用紙搬送部20の上方に配設された画像形成部30
と、この画像形成部30よりも用紙搬送下流側に配設さ
れた定着部40と、これらの画像形成部30および定着
部40の上方に配設された光学系部材などからなる画像
読取部50とを備えている。
写機に適用した一実施形態の全体断面図である。図1に
おいて、複写機1は、装置本体2と、装置本体2の上部
に開閉自在に装着された原稿押え3とを有している。こ
の装置本体2には、下部に配設された給紙部10と、こ
の給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、こ
の用紙搬送部20の上方に配設された画像形成部30
と、この画像形成部30よりも用紙搬送下流側に配設さ
れた定着部40と、これらの画像形成部30および定着
部40の上方に配設された光学系部材などからなる画像
読取部50とを備えている。
【0021】給紙部10は、給紙カセット11または1
2に積層載置された転写用紙13を、円弧外周部(略半
円形状)を有する給紙ローラ14の回転動作によって給
紙カセット11または12の出口側(図1の左側)に送
り出すとともに、給紙カセット11,12の幅方向両端
上部にそれぞれ設けられたさばき爪(図示せず)によっ
てさばくことにより、最上位置の転写用紙13を1枚ず
つ用紙搬送部20側に給紙するようになっている。
2に積層載置された転写用紙13を、円弧外周部(略半
円形状)を有する給紙ローラ14の回転動作によって給
紙カセット11または12の出口側(図1の左側)に送
り出すとともに、給紙カセット11,12の幅方向両端
上部にそれぞれ設けられたさばき爪(図示せず)によっ
てさばくことにより、最上位置の転写用紙13を1枚ず
つ用紙搬送部20側に給紙するようになっている。
【0022】用紙搬送部20は、給紙部10から給紙さ
れた転写用紙13を搬送ローラ対21およびレジストロ
ーラ対22などによって画像形成部30に向けて搬送す
るようになっている。また、用紙搬送部20は、画像形
成部30で画像形成がなされた転写用紙13を定着部4
0から分岐爪23によって排出ローラ対24側に案内
し、さらに、転写用紙13を排出ローラ対24によって
排出トレイ25上に排出するようになっている。なお、
分岐爪23によって分岐爪26(排出ローラ対27側に
分岐)または分岐爪28(スイッチバック搬送路29側
に分岐)に案内する場合については、ここでは、本発明
と直接関係がないので、その詳細な説明を省略する。
れた転写用紙13を搬送ローラ対21およびレジストロ
ーラ対22などによって画像形成部30に向けて搬送す
るようになっている。また、用紙搬送部20は、画像形
成部30で画像形成がなされた転写用紙13を定着部4
0から分岐爪23によって排出ローラ対24側に案内
し、さらに、転写用紙13を排出ローラ対24によって
排出トレイ25上に排出するようになっている。なお、
分岐爪23によって分岐爪26(排出ローラ対27側に
分岐)または分岐爪28(スイッチバック搬送路29側
に分岐)に案内する場合については、ここでは、本発明
と直接関係がないので、その詳細な説明を省略する。
【0023】画像形成部30は、電子写真プロセスによ
って感光体ドラム31上に所定のトナー像を形成し、そ
れを転写用紙13上に転写するものである。画像形成部
30の構成は、回転可能に軸支された光導電性を有する
感光体ドラム31と、この感光体ドラム31の周囲にそ
の回転方向に沿って、帯電器32、露光器33、現像器
34、転写器35、クリニングブレード36および除電
ランプ37とを備えている。
って感光体ドラム31上に所定のトナー像を形成し、そ
れを転写用紙13上に転写するものである。画像形成部
30の構成は、回転可能に軸支された光導電性を有する
感光体ドラム31と、この感光体ドラム31の周囲にそ
の回転方向に沿って、帯電器32、露光器33、現像器
34、転写器35、クリニングブレード36および除電
ランプ37とを備えている。
【0024】露光器33は、後述する画像読取部50に
よって読み取られた原稿の画像データに応じて強弱が付
けられたレーザ光Rを、レーザ発光器331から出力し
てポリゴンミラー332および反射鏡333を介して感
光体ドラム31上に照射するようになっている。この照
射されたレーザ光Rにより、感光体ドラム31の表面電
位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム31の表面
に、原稿画像データに応じた静電潜像を形成させるもの
である。この光照射は、ポリゴンミラー332によっ
て、帯電器32と現像器34の間の、回転する感光体ド
ラム31の幅方向に繰り返して走査される。
よって読み取られた原稿の画像データに応じて強弱が付
けられたレーザ光Rを、レーザ発光器331から出力し
てポリゴンミラー332および反射鏡333を介して感
光体ドラム31上に照射するようになっている。この照
射されたレーザ光Rにより、感光体ドラム31の表面電
位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム31の表面
に、原稿画像データに応じた静電潜像を形成させるもの
である。この光照射は、ポリゴンミラー332によっ
て、帯電器32と現像器34の間の、回転する感光体ド
ラム31の幅方向に繰り返して走査される。
【0025】現像器34は、レーザ光Rにより感光体ド
ラム31上の+電荷の失われた静電潜像の部分に、プラ
ス帯電したトナーを静電気的に付着させるようになって
いる。これによって、感光体ドラム31上に形成されて
いた静電潜像がトナーにより現像されて、感光体ドラム
31の表面に可視像としてトナー像が形成されるもので
ある。
ラム31上の+電荷の失われた静電潜像の部分に、プラ
ス帯電したトナーを静電気的に付着させるようになって
いる。これによって、感光体ドラム31上に形成されて
いた静電潜像がトナーにより現像されて、感光体ドラム
31の表面に可視像としてトナー像が形成されるもので
ある。
【0026】転写部35は、感光体ドラム31に非接触
状態にて対向配置された転写ローラ351によって、転
写用紙13の裏面からマイナスコロナ放電を行って、感
光体ドラム31上に形成されているトナー像を静電的に
転写用紙13上に転写させるようになっている。
状態にて対向配置された転写ローラ351によって、転
写用紙13の裏面からマイナスコロナ放電を行って、感
光体ドラム31上に形成されているトナー像を静電的に
転写用紙13上に転写させるようになっている。
【0027】クリーニングブレード36は、転写後の感
光体ドラム31の表面に付着している残留トナーをその
先端部で掻き落とすものである。
光体ドラム31の表面に付着している残留トナーをその
先端部で掻き落とすものである。
【0028】除電ランプ37は、感光体ドラム31の長
手方向(幅方向)に亘って複数個のLEDランプが1列
または複数列に並んだアレイ状に構成されている。この
除電ランプ37は、ランプ光を感光体ドラム31の表面
上に照射して、感光体ドラム31の表面の残留電荷を除
去するものである。
手方向(幅方向)に亘って複数個のLEDランプが1列
または複数列に並んだアレイ状に構成されている。この
除電ランプ37は、ランプ光を感光体ドラム31の表面
上に照射して、感光体ドラム31の表面の残留電荷を除
去するものである。
【0029】定着部40は、この画像形成部30の用紙
搬送方向の下流側に配置され、画像形成部30において
トナー像が転写された転写用紙13を、加熱ローラ41
と、この加熱ローラ41に押し付けられる加圧ローラ4
2とで挟んで熱加圧し、転写用紙13上にトナー像を溶
着させて定着させるものである。
搬送方向の下流側に配置され、画像形成部30において
トナー像が転写された転写用紙13を、加熱ローラ41
と、この加熱ローラ41に押し付けられる加圧ローラ4
2とで挟んで熱加圧し、転写用紙13上にトナー像を溶
着させて定着させるものである。
【0030】画像読取部50は、コンタクトガラス51
上に載置された原稿に、露光ランプ52から光を照射
し、その反射光を反射鏡53,54,55、さらにレン
ズ56を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換
部57に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ52および反射鏡53は走
査動作部を構成しており、この走査動作部が、所定の速
度で図1の左右方向に移動することにより、コンタクト
ガラス51上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全
面の画像情報を読み取ることができるようになってい
る。
上に載置された原稿に、露光ランプ52から光を照射
し、その反射光を反射鏡53,54,55、さらにレン
ズ56を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換
部57に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ52および反射鏡53は走
査動作部を構成しており、この走査動作部が、所定の速
度で図1の左右方向に移動することにより、コンタクト
ガラス51上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全
面の画像情報を読み取ることができるようになってい
る。
【0031】ここで、本発明の特徴部分にかかる帯電器
32の構成について説明する。帯電器32は、図2に示
すように、コロナ放電用の帯電ワイヤ321と、帯電ワ
イヤ321を内部に収容し、断面形状が正四角形に形成
されたグリッド322と、感光体ドラム31の表面側に
のみ開口し、グリッド322を覆うシールド部材323
とを備え、帯電ワイヤ321からのプラスコロナ放電に
よって、感光体ドラム31の表面に対向したグリッド面
322aを介して感光体ドラム31の表面層(OPC
層)を所定の+電位に帯電させるものである。
32の構成について説明する。帯電器32は、図2に示
すように、コロナ放電用の帯電ワイヤ321と、帯電ワ
イヤ321を内部に収容し、断面形状が正四角形に形成
されたグリッド322と、感光体ドラム31の表面側に
のみ開口し、グリッド322を覆うシールド部材323
とを備え、帯電ワイヤ321からのプラスコロナ放電に
よって、感光体ドラム31の表面に対向したグリッド面
322aを介して感光体ドラム31の表面層(OPC
層)を所定の+電位に帯電させるものである。
【0032】帯電ワイヤ321は、感光体ドラム31の
長手方向(幅方向)に亘って配設され、高電圧(例えば
4〜5KV)が印加されてプラスコロナ放電を発生させ
るものである。
長手方向(幅方向)に亘って配設され、高電圧(例えば
4〜5KV)が印加されてプラスコロナ放電を発生させ
るものである。
【0033】グリッド322は、図3に示すように、断
面正四角形の4辺に対応する面がメッシュタイプの4つ
のグリッド面322a〜322dとして構成されてい
る。グリッド322の長手方向両端に設けられたフラン
ジ322eによってグリッド面322a〜322dが断
面正四角形状に保持されている。両フランジ322eは
絶縁材料で構成されており、フランジ322eの内側中
央部に帯電ワイヤ321が固定されている。グリッド3
22は所定電位(例えば800V)に為され、後述する
シールド部材323と同電位になっている。また、帯電
ワイヤ321への給電は、両フランジ322eの外側中
央部にグリッド回転支持用の中心軸324aがそれぞれ
設けられ、一方の中心軸324aに貫通孔を形成して帯
電ワイヤ321を外部に取出してそれに給電するように
なっている。この中心軸324aは絶縁体で構成されて
いる。
面正四角形の4辺に対応する面がメッシュタイプの4つ
のグリッド面322a〜322dとして構成されてい
る。グリッド322の長手方向両端に設けられたフラン
ジ322eによってグリッド面322a〜322dが断
面正四角形状に保持されている。両フランジ322eは
絶縁材料で構成されており、フランジ322eの内側中
央部に帯電ワイヤ321が固定されている。グリッド3
22は所定電位(例えば800V)に為され、後述する
シールド部材323と同電位になっている。また、帯電
ワイヤ321への給電は、両フランジ322eの外側中
央部にグリッド回転支持用の中心軸324aがそれぞれ
設けられ、一方の中心軸324aに貫通孔を形成して帯
電ワイヤ321を外部に取出してそれに給電するように
なっている。この中心軸324aは絶縁体で構成されて
いる。
【0034】シールド部材323は、感光体ドラム31
の表面側のみが開放された箱型にシールド構成され、内
部にグリッド322が回転可能に収容されている。ま
た、シールド部材323の内面は金属材料で構成され、
その外面は絶縁材料の樹脂材料で構成されている。
の表面側のみが開放された箱型にシールド構成され、内
部にグリッド322が回転可能に収容されている。ま
た、シールド部材323の内面は金属材料で構成され、
その外面は絶縁材料の樹脂材料で構成されている。
【0035】また、帯電器32は、図4および図5に示
すように、グリッド322を帯電ワイヤ321の周りに
90度の角度毎に順次回転させるグリッド回転手段32
4と、グリッド322をグリッド回転位置(離間位置)
と帯電位置(近接位置)の間で移動させるグリッドピッ
クアップ手段325とを有している。
すように、グリッド322を帯電ワイヤ321の周りに
90度の角度毎に順次回転させるグリッド回転手段32
4と、グリッド322をグリッド回転位置(離間位置)
と帯電位置(近接位置)の間で移動させるグリッドピッ
クアップ手段325とを有している。
【0036】この帯電位置とは、感光体ドラム31の表
面に近接し、感光体ドラム31への帯電を行うためのグ
リッド位置であり、グリッド回転位置とは、感光体ドラ
ム31の表面から離間し、グリッド322の断面正四角
形状の角部が感光体ドラム31の表面に当たることな
く、グリッド322を回転させることができるグリッド
位置である。
面に近接し、感光体ドラム31への帯電を行うためのグ
リッド位置であり、グリッド回転位置とは、感光体ドラ
ム31の表面から離間し、グリッド322の断面正四角
形状の角部が感光体ドラム31の表面に当たることな
く、グリッド322を回転させることができるグリッド
位置である。
【0037】グリッド回転手段324は、グリッド32
2におけるフランジ322eの外側中央部に固定された
中心軸324aと、中心軸324aに貫通して固定され
たギアー324bと、ギアー324bと噛合可能なギア
ー324cと、ギアー324cを回転駆動するステップ
モータからなるグリッド回転モータ324dと、回転指
令信号P1によりグリッド回転モータ324dを回転制
御するグリッド回転モータ駆動制御手段324eとを備
えている。これらの中心軸324a、ギアー324b,
324cおよびグリッド回転モータ324dによりグリ
ッド回転駆動手段329aが構成されている。グリッド
回転モータ駆動制御手段324eは、回転指令信号P1
を受けて、グリッド322を所定角度(90度)だけ回
転させるようにグリッド回転モータ324dを回転制御
し、この回転停止後に回転停止信号P4を発するように
なっている。
2におけるフランジ322eの外側中央部に固定された
中心軸324aと、中心軸324aに貫通して固定され
たギアー324bと、ギアー324bと噛合可能なギア
ー324cと、ギアー324cを回転駆動するステップ
モータからなるグリッド回転モータ324dと、回転指
令信号P1によりグリッド回転モータ324dを回転制
御するグリッド回転モータ駆動制御手段324eとを備
えている。これらの中心軸324a、ギアー324b,
324cおよびグリッド回転モータ324dによりグリ
ッド回転駆動手段329aが構成されている。グリッド
回転モータ駆動制御手段324eは、回転指令信号P1
を受けて、グリッド322を所定角度(90度)だけ回
転させるようにグリッド回転モータ324dを回転制御
し、この回転停止後に回転停止信号P4を発するように
なっている。
【0038】グリッドピックアップ手段325は、中心
軸324aの外周部に下方から当接する円形偏心カム3
25aと、円形偏心カム325aを回転駆動する回転駆
動手段としてのステップモータからなるピックアップモ
ータ325bと、ピックアップモータ325bを回転制
御するピックアップモータ駆動制御手段325eとを備
え、グリッド回転手段324によってグリッド322を
回転駆動させる前にグリッド322を所定量だけ上昇さ
せ、グリッド回転手段324によるグリッド322の回
転駆動の後にグリッド322を元の帯電位置まで所定量
だけ下降させるようになっている。これらの円形偏心カ
ム325aおよびピックアップモータ325bによりグ
リッド移動手段329bが構成されている。
軸324aの外周部に下方から当接する円形偏心カム3
25aと、円形偏心カム325aを回転駆動する回転駆
動手段としてのステップモータからなるピックアップモ
ータ325bと、ピックアップモータ325bを回転制
御するピックアップモータ駆動制御手段325eとを備
え、グリッド回転手段324によってグリッド322を
回転駆動させる前にグリッド322を所定量だけ上昇さ
せ、グリッド回転手段324によるグリッド322の回
転駆動の後にグリッド322を元の帯電位置まで所定量
だけ下降させるようになっている。これらの円形偏心カ
ム325aおよびピックアップモータ325bによりグ
リッド移動手段329bが構成されている。
【0039】また、本実施形態では、複写枚数をカウン
トするカウンタ326と、カウンタ326が所定の複写
枚数をカウントしたことを検出してグリッド切換指令信
号P2を発する所定カウント数検知手段325cと、所
定カウント数検知手段325cとは独立して、ユーザな
どからの指示(ボタン押下など)に応じてグリッド切換
指令信号P3を発するスイッチ325dとを備えてい
る。これらのカウンタ326および所定カウント数検知
手段325cまたは、スイッチ325dは、指令信号発
生手段を構成している。
トするカウンタ326と、カウンタ326が所定の複写
枚数をカウントしたことを検出してグリッド切換指令信
号P2を発する所定カウント数検知手段325cと、所
定カウント数検知手段325cとは独立して、ユーザな
どからの指示(ボタン押下など)に応じてグリッド切換
指令信号P3を発するスイッチ325dとを備えてい
る。これらのカウンタ326および所定カウント数検知
手段325cまたは、スイッチ325dは、指令信号発
生手段を構成している。
【0040】ピックアップモータ駆動制御手段325e
は、所定カウント数検知手段325cまたはスイッチ3
25dによるグリッド切換指令信号P2またはP3を受
けてピックアップモータ325bによるカム回転動作を
所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ行って
から、グリッド回転モータ駆動制御手段324eに上記
回転指令信号P1を発生すると共に、グリッド回転モー
タ駆動制御手段324eからの回転停止信号P4を受け
てピックアップモータ325bによるカム回転動作をさ
らに所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ行
わせるうようになっている。これらのグリッド回転モー
タ駆動制御手段324eおよびピックアップモータ駆動
制御手段325eにより、グリッド切換指令信号P2ま
たはP3を受けて感光体ドラム31の表面に対向するグ
リッド面を切り換えるようにグリッド回転モータ324
dを制御するグリッド面切換制御手段329cを構成し
ている。なお、グリッドピックアップ手段325はグリ
ッド322の両側に設けられており、グリッド322の
両側が円形偏心カム325aにおける偏心量の倍の距離
だけ上下動するようになっている。
は、所定カウント数検知手段325cまたはスイッチ3
25dによるグリッド切換指令信号P2またはP3を受
けてピックアップモータ325bによるカム回転動作を
所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ行って
から、グリッド回転モータ駆動制御手段324eに上記
回転指令信号P1を発生すると共に、グリッド回転モー
タ駆動制御手段324eからの回転停止信号P4を受け
てピックアップモータ325bによるカム回転動作をさ
らに所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ行
わせるうようになっている。これらのグリッド回転モー
タ駆動制御手段324eおよびピックアップモータ駆動
制御手段325eにより、グリッド切換指令信号P2ま
たはP3を受けて感光体ドラム31の表面に対向するグ
リッド面を切り換えるようにグリッド回転モータ324
dを制御するグリッド面切換制御手段329cを構成し
ている。なお、グリッドピックアップ手段325はグリ
ッド322の両側に設けられており、グリッド322の
両側が円形偏心カム325aにおける偏心量の倍の距離
だけ上下動するようになっている。
【0041】上記構成により、まず、原稿押え3を開け
てコンタクトガラス51上に原稿面を下にして原稿を載
置する。スタートスイッチ(図示せず)をオンすると、
原稿面に光が照射され、その反射光を光電変換部57に
導いて原稿画像情報を読み取る一方、給紙部10から給
紙された転写用紙13は、レジストローラ対22により
所定のタイミングで転写部35に向けて搬送される。
てコンタクトガラス51上に原稿面を下にして原稿を載
置する。スタートスイッチ(図示せず)をオンすると、
原稿面に光が照射され、その反射光を光電変換部57に
導いて原稿画像情報を読み取る一方、給紙部10から給
紙された転写用紙13は、レジストローラ対22により
所定のタイミングで転写部35に向けて搬送される。
【0042】また、画像形成部30において、帯電器3
2で感光体ドラム31の表面層を所定電位に帯電させ、
画像読取部50によって読み取られた原稿画像データに
応じた強弱のレーザ光Rを、帯電した感光体ドラム31
上に照射して静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナ
ーにより現像したトナー像を、レジストローラ対22に
より所定のタイミングで搬送されてきた転写用紙13上
に転写ローラ351にて転写させる。
2で感光体ドラム31の表面層を所定電位に帯電させ、
画像読取部50によって読み取られた原稿画像データに
応じた強弱のレーザ光Rを、帯電した感光体ドラム31
上に照射して静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナ
ーにより現像したトナー像を、レジストローラ対22に
より所定のタイミングで搬送されてきた転写用紙13上
に転写ローラ351にて転写させる。
【0043】次に、転写用紙13は、加熱ローラ41お
よび加圧ローラ42によって熱加圧されてトナー像を定
着させた後に、分岐爪23から排出ローラ対24によっ
て排出トレイ25上に排出される。
よび加圧ローラ42によって熱加圧されてトナー像を定
着させた後に、分岐爪23から排出ローラ対24によっ
て排出トレイ25上に排出される。
【0044】このトナー像の転写用紙13上への転写後
に、画像形成部30において、感光体ドラム31の表面
に付着している残留トナーをクリーニングブレード36
の先端で掻き落とし、さらに、除電ランプ363からの
ランプ光によって感光体ドラム31の表面上の残留電荷
が除電される。その後、次のサイクルの帯電器32によ
る帯電動作に移行する。
に、画像形成部30において、感光体ドラム31の表面
に付着している残留トナーをクリーニングブレード36
の先端で掻き落とし、さらに、除電ランプ363からの
ランプ光によって感光体ドラム31の表面上の残留電荷
が除電される。その後、次のサイクルの帯電器32によ
る帯電動作に移行する。
【0045】ここで、汚れたグリッド面322aを、グ
リッド322の回転によって奇麗なグリッド面322b
に切り換える場合について説明する。まず、カウンタ3
26が所定の複写枚数をカウントしたことを所定カウン
ト数検知手段325cが検知し、グリッド切換指令信号
P2をピックアップモータ駆動制御手段325eに出力
するかまたは、ユーザなどによってグリッド回転起動用
のスイッチ325dがオン操作され、スイッチ325d
からグリッド切換指令信号P3をピックアップモータ駆
動制御手段325eに出力する。
リッド322の回転によって奇麗なグリッド面322b
に切り換える場合について説明する。まず、カウンタ3
26が所定の複写枚数をカウントしたことを所定カウン
ト数検知手段325cが検知し、グリッド切換指令信号
P2をピックアップモータ駆動制御手段325eに出力
するかまたは、ユーザなどによってグリッド回転起動用
のスイッチ325dがオン操作され、スイッチ325d
からグリッド切換指令信号P3をピックアップモータ駆
動制御手段325eに出力する。
【0046】これによって、ピックアップモータ駆動制
御手段325eが起動してピックアップモータ325b
を駆動制御する。ピックアップモータ325bの駆動に
より、図6のAに斜線で示した円形偏心カム325aが
矢印Xの方向に回転する。円形偏心カム325aが図6
のAからBのように180度の角度だけ回転すると、円
形偏心カム325aの外周部に当接したグリッド322
の中心軸324aは所定量だけ上昇し、グリッド322
はグリッド回転位置に至る。また、中心軸324aが所
定量だけ上昇することによって、ギアー324bも上昇
してギアー324cに噛合する。
御手段325eが起動してピックアップモータ325b
を駆動制御する。ピックアップモータ325bの駆動に
より、図6のAに斜線で示した円形偏心カム325aが
矢印Xの方向に回転する。円形偏心カム325aが図6
のAからBのように180度の角度だけ回転すると、円
形偏心カム325aの外周部に当接したグリッド322
の中心軸324aは所定量だけ上昇し、グリッド322
はグリッド回転位置に至る。また、中心軸324aが所
定量だけ上昇することによって、ギアー324bも上昇
してギアー324cに噛合する。
【0047】このように、円形偏心カム325aが18
0度の角度だけ回転し、グリッド322がグリッド回転
位置に至ると、次に、ピックアップモータ駆動制御手段
325eからグリッド回転モータ駆動制御手段324e
に回転指令信号P1を出力し、これによって、グリッド
回転モータ駆動制御手段324eが起動してグリッド回
転モータ324dを駆動制御する。グリッド回転モータ
324dが駆動し、ギヤー324cさらにギヤー324
bを介して中心軸324aがグリッド322と共に所定
角度(本実施形態では90度)だけ回転すると、汚れた
グリッド面322aから新しいグリッド面322bが感
光体ドラム31の表面に対向する。
0度の角度だけ回転し、グリッド322がグリッド回転
位置に至ると、次に、ピックアップモータ駆動制御手段
325eからグリッド回転モータ駆動制御手段324e
に回転指令信号P1を出力し、これによって、グリッド
回転モータ駆動制御手段324eが起動してグリッド回
転モータ324dを駆動制御する。グリッド回転モータ
324dが駆動し、ギヤー324cさらにギヤー324
bを介して中心軸324aがグリッド322と共に所定
角度(本実施形態では90度)だけ回転すると、汚れた
グリッド面322aから新しいグリッド面322bが感
光体ドラム31の表面に対向する。
【0048】グリッド回転モータ324dが90度の角
度だけ回転すると、ピックアップモータ駆動制御手段3
25eは、グリッド回転モータ駆動制御手段324eか
らの回転停止信号P4を受けてピックアップモータ32
5bを所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ
さらに回転制御する。これによって、グリッド322は
元の帯電位置まで下降することになる。この状態で帯電
動作が可能となる。
度だけ回転すると、ピックアップモータ駆動制御手段3
25eは、グリッド回転モータ駆動制御手段324eか
らの回転停止信号P4を受けてピックアップモータ32
5bを所定角度(本実施形態では角度が180度)だけ
さらに回転制御する。これによって、グリッド322は
元の帯電位置まで下降することになる。この状態で帯電
動作が可能となる。
【0049】以上により、本実施形態によれば、グリッ
ド322にはグリッド面322a〜322dが4面設け
られ、一のグリッド面322aが汚れた場合に、グリッ
ド322全体を回転させて新しい別のグリッド面322
bを感光体ドラム31側に対向させるだけで、メッシュ
タイプのグリッド汚れに対しても、従来のように、サー
ビスマンが帯電器32を複写装置から取外してグリッド
322をスポンジ部材などで清掃したり帯電器32自体
を交換する手間と工数が必要なくなって、簡単に奇麗な
グリッド面322b、さらにグリッド面322c,32
2dに順次切り換えることができて、帯電器32を長寿
命とすることができる。これによって、グリッド汚れに
よる画像不具合を防止することができる。
ド322にはグリッド面322a〜322dが4面設け
られ、一のグリッド面322aが汚れた場合に、グリッ
ド322全体を回転させて新しい別のグリッド面322
bを感光体ドラム31側に対向させるだけで、メッシュ
タイプのグリッド汚れに対しても、従来のように、サー
ビスマンが帯電器32を複写装置から取外してグリッド
322をスポンジ部材などで清掃したり帯電器32自体
を交換する手間と工数が必要なくなって、簡単に奇麗な
グリッド面322b、さらにグリッド面322c,32
2dに順次切り換えることができて、帯電器32を長寿
命とすることができる。これによって、グリッド汚れに
よる画像不具合を防止することができる。
【0050】また、グリッド322を断面正四角形状と
したため、グリッド322の回転によるグリッド面32
2aから他のグリッド面322b〜322dへの順次切
換構造が、簡単に構成できる。
したため、グリッド322の回転によるグリッド面32
2aから他のグリッド面322b〜322dへの順次切
換構造が、簡単に構成できる。
【0051】さらに、グリッド面322aの汚れを複写
枚数に換算して検知することによって、グリッド回動モ
ータ324dを所定角度の90度だけ回転させてグリッ
ド面322aから、自動的に別の新しいグリッド面32
2bに切り換えることができる。
枚数に換算して検知することによって、グリッド回動モ
ータ324dを所定角度の90度だけ回転させてグリッ
ド面322aから、自動的に別の新しいグリッド面32
2bに切り換えることができる。
【0052】なお、本実施形態では、シールド部材32
3は感光体ドラム31の表面側が開放した矩形状の箱型
で構成したが、これに限らず、図7に示すように断面正
四角形のグリッド322が内部で回転可能であってピッ
クアップ分の深さを有した断面円弧状部を有するシール
ド部材327としてもよい。
3は感光体ドラム31の表面側が開放した矩形状の箱型
で構成したが、これに限らず、図7に示すように断面正
四角形のグリッド322が内部で回転可能であってピッ
クアップ分の深さを有した断面円弧状部を有するシール
ド部材327としてもよい。
【0053】また、本実施形態では、断面正四角形のグ
リッド322において、メッシュタイプの4つのグリッ
ド面322a〜322dで構成したが、これに限らず、
図7に示すように隣り合う2面のグリッド面322a,
322bで構成してもよく、また、図8に示すように隣
り合う3面のグリッド面328a,328b,328c
で構成してもよい。さらに、グリッド面が、隣り合う2
面の他、対向する2面であってもよい。この場合には、
グリッドをより頑強な構成とすることができる。また、
帯電ワイヤ321の長手方向に直交する方向の断面形状
が帯電ワイヤ321を中心とする断面正四角形のグリッ
ド322に限らず、断面正三角形などの正多角形または
単に多角形であってもよい。要は、グリッド面は少なく
とも2面あればよく、感光体ドラム31に対向した側の
一方のグリッド面が汚れることから、一方のグリッド面
が汚れた場合に、グリッド全体を回転させて、新たな他
方のグリッド面を感光体ドラム31の表面側に対向させ
てグリッド面を切り換えることができる。
リッド322において、メッシュタイプの4つのグリッ
ド面322a〜322dで構成したが、これに限らず、
図7に示すように隣り合う2面のグリッド面322a,
322bで構成してもよく、また、図8に示すように隣
り合う3面のグリッド面328a,328b,328c
で構成してもよい。さらに、グリッド面が、隣り合う2
面の他、対向する2面であってもよい。この場合には、
グリッドをより頑強な構成とすることができる。また、
帯電ワイヤ321の長手方向に直交する方向の断面形状
が帯電ワイヤ321を中心とする断面正四角形のグリッ
ド322に限らず、断面正三角形などの正多角形または
単に多角形であってもよい。要は、グリッド面は少なく
とも2面あればよく、感光体ドラム31に対向した側の
一方のグリッド面が汚れることから、一方のグリッド面
が汚れた場合に、グリッド全体を回転させて、新たな他
方のグリッド面を感光体ドラム31の表面側に対向させ
てグリッド面を切り換えることができる。
【0054】さらに、本実施形態では、グリッド面32
2a〜322dは全て平面で構成したが、これに限ら
ず、図8に示すように、グリッド面328a〜328c
は全て、感光体ドラム31の表面に対向したときに感光
体ドラム31の表面に沿う曲面状に構成されていてもよ
い。この場合には、例えばグリッド面328bと感光体
ドラム31の表面との距離D1,D2,D3が同一であ
るので、より広いグリッド面全面に亘って強い電界を感
光体ドラム31の表面側に与えることができ、帯電がよ
り安定して正確な帯電電位とすることが可能となる。ま
た、グリッドの断面形状が多角形状に代えて円形状とし
てもよいが、この場合には、グリッド面と感光体ドラム
31の表面との距離が同一なグリッド面部分が線状とな
って面積が極めて小さいことから、より正確な帯電電位
という観点から好ましくないが、断面が円形状であれ
ば、本実施形態の断面四角形状ように角部がないので、
感光体ドラム31の表面にグリッドが当たることはな
く、グリッドピックアップ手段325を設ける必要がな
い。
2a〜322dは全て平面で構成したが、これに限ら
ず、図8に示すように、グリッド面328a〜328c
は全て、感光体ドラム31の表面に対向したときに感光
体ドラム31の表面に沿う曲面状に構成されていてもよ
い。この場合には、例えばグリッド面328bと感光体
ドラム31の表面との距離D1,D2,D3が同一であ
るので、より広いグリッド面全面に亘って強い電界を感
光体ドラム31の表面側に与えることができ、帯電がよ
り安定して正確な帯電電位とすることが可能となる。ま
た、グリッドの断面形状が多角形状に代えて円形状とし
てもよいが、この場合には、グリッド面と感光体ドラム
31の表面との距離が同一なグリッド面部分が線状とな
って面積が極めて小さいことから、より正確な帯電電位
という観点から好ましくないが、断面が円形状であれ
ば、本実施形態の断面四角形状ように角部がないので、
感光体ドラム31の表面にグリッドが当たることはな
く、グリッドピックアップ手段325を設ける必要がな
い。
【0055】さらに、本実施形態では、グリッド322
がメッシュタイプのものについて説明したが、ワイヤー
タイプのグリッドにも本発明は容易に適応することがで
き、従来のようなスポンジ部材によるグリッド清掃の必
要はなくなる。
がメッシュタイプのものについて説明したが、ワイヤー
タイプのグリッドにも本発明は容易に適応することがで
き、従来のようなスポンジ部材によるグリッド清掃の必
要はなくなる。
【0056】さらに、本実施形態では、本発明を複写機
に適応させた場合について説明したが、ファクシミリお
よびプリンタ等の他の画像形成装置にも適応させること
ができる。また、本実施形態では、感光体ドラム31と
したが、これに限らず、平面状の感光体であってもよ
い。
に適応させた場合について説明したが、ファクシミリお
よびプリンタ等の他の画像形成装置にも適応させること
ができる。また、本実施形態では、感光体ドラム31と
したが、これに限らず、平面状の感光体であってもよ
い。
【0057】さらに、本実施形態では、偏心カムによっ
てグリッド322の両側を上下動させるようにしたが、
これに限らず、例えばボールねじ機構やソレノイドなど
の他のグリッド移動手段329b(モータを含む)によ
ってグリッド322を移動させることもできる。この場
合、感光体ドラム31の表面に干渉することなくグリッ
ド322を回転可能であれば、グリッド移動手段329
bは不要である。
てグリッド322の両側を上下動させるようにしたが、
これに限らず、例えばボールねじ機構やソレノイドなど
の他のグリッド移動手段329b(モータを含む)によ
ってグリッド322を移動させることもできる。この場
合、感光体ドラム31の表面に干渉することなくグリッ
ド322を回転可能であれば、グリッド移動手段329
bは不要である。
【0058】さらに、本実施形態では、グリッド面が汚
れている場合に、グリッド回転モータ324dでグリッ
ド322を回転させて別の新しいグリッド面に切り換え
るように構成したが、グリッド回転モータ324dの代
わりに、例えば円形把持部(またはレバーが付いていて
もよい)を、回転自在に軸支されたグリッドのフランジ
中央部に取り付ければ、円形把持部を手動で回転させて
別の新しいグリッド面に切り換えるように構成すること
もでき、この場合には、グリッド回転モータ324dを
省略することができる。また、グリッドピックアップ手
段325を省略して、グリッドピックアップ動作を手動
で行ってもよい。
れている場合に、グリッド回転モータ324dでグリッ
ド322を回転させて別の新しいグリッド面に切り換え
るように構成したが、グリッド回転モータ324dの代
わりに、例えば円形把持部(またはレバーが付いていて
もよい)を、回転自在に軸支されたグリッドのフランジ
中央部に取り付ければ、円形把持部を手動で回転させて
別の新しいグリッド面に切り換えるように構成すること
もでき、この場合には、グリッド回転モータ324dを
省略することができる。また、グリッドピックアップ手
段325を省略して、グリッドピックアップ動作を手動
で行ってもよい。
【0059】さらに、本実施形態では、複写機は縦型搬
送レイアウト構成としたが、これに限らず、複写機は横
型搬送レイアウト構成であってもよい。横型搬送レイア
ウト構成では、転写ローラを感光体ドラムの略真下に配
設すると共に、感光体ドラムの水平方向位置から反対側
の水平方向位置まで感光体ドラムの回転方向に、クリー
ニングブレード、除電器、帯電器、露光器および現像器
を順に配設するものである。
送レイアウト構成としたが、これに限らず、複写機は横
型搬送レイアウト構成であってもよい。横型搬送レイア
ウト構成では、転写ローラを感光体ドラムの略真下に配
設すると共に、感光体ドラムの水平方向位置から反対側
の水平方向位置まで感光体ドラムの回転方向に、クリー
ニングブレード、除電器、帯電器、露光器および現像器
を順に配設するものである。
【0060】さらに、本実施形態では、特に説明しなか
ったが、グリッド322のグリッド回転位置で、円形偏
心カム325の外周面に、中心軸324aが嵌まり込む
程度の凹部を設け、この凹部内に潤滑油を注入すれば、
グリッド322を円形偏心カム325aの外周面で持上
げた状態において凹部内で中心軸324aをスムーズに
回転させることができる。また、円形偏心カム325a
の外周面で中心軸324aを持上げる位置に、円環状の
軸受け部材を中心軸324aに外嵌して設ければ、円形
偏心カム325a上で軸受け部材を介して中心軸324
aをスムーズに回転させることができるものである。
ったが、グリッド322のグリッド回転位置で、円形偏
心カム325の外周面に、中心軸324aが嵌まり込む
程度の凹部を設け、この凹部内に潤滑油を注入すれば、
グリッド322を円形偏心カム325aの外周面で持上
げた状態において凹部内で中心軸324aをスムーズに
回転させることができる。また、円形偏心カム325a
の外周面で中心軸324aを持上げる位置に、円環状の
軸受け部材を中心軸324aに外嵌して設ければ、円形
偏心カム325a上で軸受け部材を介して中心軸324
aをスムーズに回転させることができるものである。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、グリッ
ドは少なくとも2面設けられ、一方のグリッド面が汚れ
た場合に、グリッド全体を回転させて新しい他方のグリ
ッド面を感光体に対向させ得るようにしたため、メッシ
ュタイプのグリッド汚れに対しても、従来のように、サ
ービスマンが帯電器を画像形成装置から取外してグリッ
ドを清掃したり帯電器自体を交換する多大な手間と工数
が必要なくなって、より簡単に奇麗なグリッド面に切り
換えて帯電器の寿命を延ばすことができて、グリッド汚
れによる画像不具合を防止することができるものであ
る。
ドは少なくとも2面設けられ、一方のグリッド面が汚れ
た場合に、グリッド全体を回転させて新しい他方のグリ
ッド面を感光体に対向させ得るようにしたため、メッシ
ュタイプのグリッド汚れに対しても、従来のように、サ
ービスマンが帯電器を画像形成装置から取外してグリッ
ドを清掃したり帯電器自体を交換する多大な手間と工数
が必要なくなって、より簡単に奇麗なグリッド面に切り
換えて帯電器の寿命を延ばすことができて、グリッド汚
れによる画像不具合を防止することができるものであ
る。
【0062】また、請求項2によれば、グリッドを断面
が正多角形の長尺構造体にすれば、グリッド回転による
グリッド面の切換構造を、より簡単に構成することがで
きる。
が正多角形の長尺構造体にすれば、グリッド回転による
グリッド面の切換構造を、より簡単に構成することがで
きる。
【0063】さらに、請求項3によれば、グリッド面を
感光体ドラムの表面に対向させたときにグリッド面が感
光体ドラム表面に沿う曲面とすれば、グリッド面がより
広い面全面に亘って均一で強い電界を感光体側に与える
ことができて、感光体ドラム表面の帯電をより安定化さ
せてより正確な帯電電位とすることができる。
感光体ドラムの表面に対向させたときにグリッド面が感
光体ドラム表面に沿う曲面とすれば、グリッド面がより
広い面全面に亘って均一で強い電界を感光体側に与える
ことができて、感光体ドラム表面の帯電をより安定化さ
せてより正確な帯電電位とすることができる。
【0064】さらに、請求項4によれば、グリッド面が
汚れている場合に、把持部材を手動で回転させて別の新
しいグリッド面に切り換えることができ、グリッド回転
駆動手段などの部材点数を省略することができる。
汚れている場合に、把持部材を手動で回転させて別の新
しいグリッド面に切り換えることができ、グリッド回転
駆動手段などの部材点数を省略することができる。
【0065】さらに、請求項5によれば、グリッド面が
汚れている場合に、グリッドを所定角度だけ自動的に回
動させて複数のグリッド面のうち新たな一つを感光体側
に対向させるようにしたため、別の新しいグリッド面に
自動的に切り換えることができる。
汚れている場合に、グリッドを所定角度だけ自動的に回
動させて複数のグリッド面のうち新たな一つを感光体側
に対向させるようにしたため、別の新しいグリッド面に
自動的に切り換えることができる。
【0066】さらに、請求項6によれば、帯電位置にお
いては、グリッドの回転時にグリッドが感光体に当たる
ような場合にも、グリッド自体を感光体から所定量だけ
離間させることで、グリッドの感光体との干渉がなく奇
麗なグリッド面に切り換えることができる。
いては、グリッドの回転時にグリッドが感光体に当たる
ような場合にも、グリッド自体を感光体から所定量だけ
離間させることで、グリッドの感光体との干渉がなく奇
麗なグリッド面に切り換えることができる。
【図1】本発明にかかる画像形成装置を複写機に適用し
た一実施形態の全体断面図である。
た一実施形態の全体断面図である。
【図2】図1の帯電器の断面構成を模式的に示す拡大図
である。
である。
【図3】図1のグリッドの一部外観構成を模式的に示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1の帯電器のグリッド回転機構およびピック
アップ機構を模式的に示す斜視図である。
アップ機構を模式的に示す斜視図である。
【図5】図1の帯電器におけるグリッド回転機構および
ピックアップ機構の制御構成を示すブロック図である。
ピックアップ機構の制御構成を示すブロック図である。
【図6】図4のピックアップ機構による帯電器の昇降動
作を説明するための図であって、Aは帯電位置を示す
図、Bはピックアップ位置を示す図である。
作を説明するための図であって、Aは帯電位置を示す
図、Bはピックアップ位置を示す図である。
【図7】図1の帯電器とは別の実施形態の断面構成を模
式的に示す拡大図である。
式的に示す拡大図である。
【図8】図1の帯電器とはさらに別の実施形態の断面構
成を模式的に示す拡大図である。
成を模式的に示す拡大図である。
【図9】従来の複写機の要部縦断面構成を示す模式図で
ある。
ある。
【図10】図9の帯電器の断面構成を模式的に示す拡大
図である。
図である。
1 複写機 2 装置本体 13 転写用紙 30 画像形成部 31 感光体ドラム 32 帯電器 321 帯電ワイヤ 322,328 グリッド 322a〜322d,328a〜328c グリッド
面 324 グリッド回転手段 324a 中心軸 324b,324c ギアー 324d グリッド回転モータ 324e グリッド回転モータ駆動制御手段 325 グリッドピックアップ手段 325a 円形偏心カム 325b ピックアップモータ 325c 所定カウント数検知手段 325d スイッチ 325e ピックアップモータ駆動制御手段 329a グリッド回転駆動手段 329b グリッド移動手段 329c グリッド面切換制御手段 33 露光器 34 現像器 35 転写器 P1 回転指令信号 P2,P3 グリッド切換指令信号 P4 回転停止信号
面 324 グリッド回転手段 324a 中心軸 324b,324c ギアー 324d グリッド回転モータ 324e グリッド回転モータ駆動制御手段 325 グリッドピックアップ手段 325a 円形偏心カム 325b ピックアップモータ 325c 所定カウント数検知手段 325d スイッチ 325e ピックアップモータ駆動制御手段 329a グリッド回転駆動手段 329b グリッド移動手段 329c グリッド面切換制御手段 33 露光器 34 現像器 35 転写器 P1 回転指令信号 P2,P3 グリッド切換指令信号 P4 回転停止信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 力 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 亀井 隆輝 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC01 DD01 DD03 DD16 EE03 EE11 EE12
Claims (6)
- 【請求項1】 感光体の幅方向に配設された帯電ワイヤ
に高電圧が印加されてコロナ放電を発生させることによ
り、グリッドを介して感光体上を所定電位に帯電させる
帯電装置において、 前記グリッドは複数のグリッド面を有する長尺構造体に
構成され、各グリッド面を順に、前記感光体表面に対向
させるように回転可能に構成されていることを特徴とす
る帯電装置。 - 【請求項2】 前記グリッドは、前記帯電ワイヤの長手
方向に直交する方向の断面形状が前記帯電ワイヤを内側
に収容する略正多角形の長尺構造体に構成され、前記正
多角形の各辺のうち少なくとも2辺に対応する面にそれ
ぞれグリッド面が設けられていることを特徴とする請求
項1記載の帯電装置。 - 【請求項3】 前記感光体は感光体ドラムで構成され、
前記グリッド面は、前記感光体ドラムの表面に対向した
ときにその表面に沿う曲面に構成されていることを特徴
とする請求項1または2記載の帯電装置。 - 【請求項4】 前記グリッドを回動させるための把持部
材を有したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載の帯電装置。 - 【請求項5】 前記グリッドを回転させるグリッド回転
駆動手段と、グリッド切換指令信号を発生させる指令信
号発生手段と、前記グリッド切換指令信号を受けて前記
感光体表面に対向するグリッド面を切り換えるように前
記グリッド回転駆動手段を制御するグリッド面切換制御
手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
に記載の帯電装置。 - 【請求項6】 前記グリッドを前記感光体に対する近接
位置と離間位置との間で移動させるグリッド移動手段を
備え、前記グリッド面切換制御手段は、前記グリッド切
換指令信号を受けて前記グリッドを前記離間位置に移動
させ、さらに前記感光体表面に対向するグリッド面を切
り換えた後に、前記グリッドを前記近接位置に移動させ
るように前記グリッド移動手段およびグリッド回転駆動
手段を制御するように構成したことを特徴とする請求項
5記載の帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33424199A JP2001154451A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33424199A JP2001154451A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 帯電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001154451A true JP2001154451A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18275133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33424199A Pending JP2001154451A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001154451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013057903A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 帯電器、およびこれを有するイメージングカートリッジおよび画像形成装置 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33424199A patent/JP2001154451A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013057903A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-03-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 帯電器、およびこれを有するイメージングカートリッジおよび画像形成装置 |
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