JPH07261535A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07261535A
JPH07261535A JP5341994A JP5341994A JPH07261535A JP H07261535 A JPH07261535 A JP H07261535A JP 5341994 A JP5341994 A JP 5341994A JP 5341994 A JP5341994 A JP 5341994A JP H07261535 A JPH07261535 A JP H07261535A
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JP
Japan
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toner
image forming
image carrier
image
unit
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JP5341994A
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English (en)
Inventor
Katsuya Nagamochi
克也 永持
Rintaro Nakane
林太郎 中根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、簡単な構成により、飛散し
た現像剤の影響を受けることなく現像剤付着量を長期に
亘って高精度で測定可能な画像形成装置を提供すること
にある。 【構成】 感光体ドラム12に対向して、感光体ドラム
上のトナー量を測定する測定器52が設けられている。
測定器52は、感光体ドラムに光を照射する光源と感光
体ドラムより反射された光を受光する光電変換部とを有
している。感光体ドラムと測定器との間に導電性を有す
る用紙ガイド50が設けられ、用紙ガイドには、感光体
ドラムに付着したトナーの極性と逆極性のバイアスを印
加する高圧電源63が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タや複写機などの画像形成装置、特に、像担持体に付着
した現像剤の量を測定する測定器を備えた画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機などの電子写真方式の
画像形成装置においては、環境変化や経時変化による形
成画像の濃度変動を補正制御するため、像担持体に付着
したトナー量を測定するための測定装置を備えたものが
知られている。
【0003】測定装置としては、光源より像担持体に対
して光を照射し、像担持体からの反射光を受光手段によ
り受光して、像担持体上に付着したトナー量を測定する
ものが知られている。
【0004】このような測定装置を備えた画像形成装置
においては、像担持体上のトナー付着量を測定するため
に、像担持体のトナー付着部を再度露光するため、像担
持体上に付着したトナーを飛散させる結果となる。この
飛散したトナーは測定装置の光源や受光部に付着し、正
確な測定を妨げるという問題がある。
【0005】そこで、この種の画像形成装置において、
測定装置のトナー付着量検出面または検出面と像担持体
の間にカバーガラスやレンズ等の光学部材を設け、光源
や受光部へのトナーの付着を防止する方法が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された測定装置においても、光源およい受光
部の光路内に設けられた光学部材に、像担持体から飛散
したトナ−が付着し、正確な測定が困難となる。
【0007】そこで、本発明の目的は、簡単な構成によ
り、飛散した現像剤の影響を受けることなくトナー付着
量を長期に亘って高精度で測定可能な画像形成装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像形成装置によれば、像担持体と測
定器との間に設けられた媒体ガイドに、像担持体に付着
した現像剤の極性と逆極性のバイアスを印加し、像担持
体から飛散した現像剤を媒体ガイドに付着させている。
【0009】つまり、本発明に係る画像形成装置は、像
担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、上記像担持
体上に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段と、
上記像担持体に光を照射する光源および像担持体より反
射される光を受光する受光手段を有し、像担持体からの
反射光より像担持体上に付着した現像剤付着量を測定す
る測定器と、上記像担持体と測定器との間に配設されて
いるとともに導電性を有し、転写媒体を像担持体にガイ
ドする媒体ガイドと、上記像担持体に付着した現像剤の
極性と逆極性のバイアスを上記媒体ガイドに印加するバ
イアス印加手段と、を備えている。媒体ガイドは、上記
光源からの出射光および像担持体からの反射光が通る透
光部を有している。
【0010】
【作用】上記構成の画像形成装置によれば、測定器によ
る測定の際、媒体ガイドに現像剤と逆極性のバイアスを
印加すると、像担持体から飛散した現像剤は媒体ガイド
に引き付けられて媒体ガイドに付着する。そのため、飛
散した現像剤が測定器の光源、受光手段等に付着するこ
とが防止され、測定器の測定精度の劣化が防止される。
【0011】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明を電子写
真式の複写機に適用した実施例について詳細に説明す
る。図1に示すように、複写機は筐体10を備え、この
筐体内のほぼ中央部に、像担持体としての感光体ドラム
12が回転自在に設けられている。感光体ドラム12の
周囲には、帯電チャージャ11、現像手段としの現像器
13、転写チャージャ14、清掃装置16、および除電
器17が順に配置され、画像形成部20を構成してい
る。
【0012】画像形成部20の上方には潜像形成手段と
しての露光光学系22が配設されている。この露光光学
系22は、第1のキャリッジ24に載置されリフレクタ
25によって背部が囲繞された露光ランプ26および第
1の反射ミラー27と、第2のキャリッジ28に載置さ
れて一体的に移動可能な第2,第3の反射ミラー30、
31と、レンズ32と、固定の第4の反射ミラー33
と、を有している。
【0013】筐体10の上面部には透明ガラスからなる
原稿載置台34および原稿載置台を覆うカバー35が設
けられている。そして、原稿載置台34上に載置された
原稿Dを露光光学系22の露光ランプ24により走査
し、原稿からの反射光を第1ないし第4の反射ミラーお
よびレンズ32により感光体ドラム12に導いて感光体
ドラム表面を露光する。それにより、帯電チャージャ1
1によって一様に帯電された感光体ドラム12の表面に
原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。そして、
静電潜像は、現像装置13により現像剤としてのトナー
を用いて現像されトナー像を形成する。
【0014】一方、筐体10の側面下部には、転写媒体
としての用紙Pをそれぞれ多数枚収容した第1および第
2の給紙カセット36、37が脱着自在に装着されてい
る。また、筐体10内には、第1および第2の給紙カセ
ット36、37から取り出された用紙Pを、感光体ドラ
ム12と転写チャージャ14との間に位置した転写部を
通して搬送する搬送路38が形成され、搬送路38の終
端には定着装置40が設けられている。定着装置40に
対向した筐体10の側壁には排出口42が形成され、こ
の排出口には排紙トレイ43が装着されている。
【0015】第1および第2の給紙カセット36、37
の近傍には、それぞれ給紙カセットから用紙Pを取り出
すピックアップローラ44が設けられているとともに、
搬送路38において感光体ドラム12の上流側には、取
り出された用紙Pを整位するレジストローラ対46が設
けられている。また、レジストローラ対46と各給紙カ
セット36、37との間には、それぞれ給紙ローラ対4
7が設けられている。
【0016】レジストローラ対46と転写部との間に
は、後述する媒体ガイドとしての用紙ガイド50が配設
され、更に、用紙ガイドの下方には感光体ドラム12の
表面に付着したトナーの量を測定する測定器52が設け
られている。
【0017】ピックアップローラ44により第1あるい
は第2の給紙カセット36、37から1枚づつ取り出さ
れた用紙Pは、レジストローラ46により整位された
後、用紙ガイド50にガイドされて転写部に送られる。
そして、転写部において、感光体ドラム12上のトナー
像が、転写チャージャ14により用紙P上に転写され
る。
【0018】トナー像の転写された用紙Pは、剥離チャ
ージャ、剥離爪等の図示しない剥離装置により感光体ド
ラム12から剥離され、搬送路38の一部を構成する搬
送ベルト53を介して定着装置40に搬送される。そし
て、定着装置40によってトナー像が溶融定着された用
紙Pは、排紙ローラ54により排紙トレイ43上に排出
される。
【0019】なお、複写機は搬送路38を境として、下
部ユニット10aと上部ユニット10bとに分割され、
上部ユニット10bは下部ユニット10bに対して支軸
56の回りで回動可能に構成されている。上部ユニット
10b内には、転写チャージャ14を除く画像形成部2
0、露光光学系22等が配設され、下部ユニット10a
内には、給紙ローラ対47、レジストローラ対46、用
紙ガイド50、搬送ベルト53等の給紙系、並びに、転
写チャージャ14、測定器52等が配設されている。そ
して、上部ユニット10aを上方に回動させることによ
り、搬送路38を露出することができる。
【0020】次に、画像形成部20および測定器52に
ついて更に詳述する。図2に示すように、帯電チャージ
ャ11は主に帯電ワイヤ11a、導電性ケース11bお
よびグリッド電極11cを備えている。帯電ワイヤ11
aはコロナ放電用の高圧電源58に接続されており、感
光体ドラム12表面をコロナ放電して一様に帯電させ
る。グリッド電極11cはグリッドバイアス用の高圧電
源59に接続されており、グリッドバイアス電圧により
感光体ドラム12の表面に対する帯電量が決定される。
また、高圧電源58、59は制御回路60によって制御
されている。帯電チャージャ11により一様に帯電され
た感光体ドラム12の表面は、露光光学系22より出射
された光で露光され静電潜像を形成する。
【0021】感光体ドラム12上に形成された静電潜像
は、現像器13によって現像されトナー像を形成する。
現像器13は導電性部材で形成された現像スリーブ13
aを有している。現像スリーブ13aは、現像バイアス
用の高圧電源61に接続され、現像バイアスを印加され
た状態で回転する。それにより、現像スリーブ13aは
感光体ドラム12上の静電潜像に応じた像にトナーを付
着させトナー像を形成する。また、高圧電源61は制御
回路60によって制御されている。
【0022】感光体ドラム12上のトナー像は、転写部
において、転写チャージャ14により用紙Pに転写され
る。この転写チャージャ14の帯電ワイヤ14aは、ト
ナー像を用紙に転写するために、転写用の高圧電源62
と接続され制御回路61によって制御されている。
【0023】そして、トナー像を転写さた用紙Pは搬送
ベルト53により搬送され、定着器40でトナーを定着
後に排出される。また、感光体ドラム12表面では、用
紙に転写にしきれなかったトナーが清掃装置16により
回収され、除電器17により除電された後、再度、帯電
器チャージャ11により一様に帯電される。以上の工程
を繰り返し行うことにより、複数枚の用紙に所望の画像
が形成される。
【0024】用紙ガイド50は、レジストローラ対46
から転写部近傍まで延びている。用紙ガイド50は導電
性を有する部材により形成されている。用紙ガイド50
には、後述する光源67からの照射光および感光体ドラ
ム12からの反射光が通過する透光部としての開口73
が形成されている。また、用紙ガイド50は転写効率を
高めるために高圧電源63を接続されバイアスが印加さ
れている。この高圧電源63は制御回路60により制御
されている。
【0025】一方、図2ないし図4に示すように、感光
体ドラム12の表面に付着したトナーの量を測定する測
定器52は用紙ガイド50の下方に配設され、用紙ガイ
ドを間に挟んで感光体ドラム12に対向している。測定
器52は絶縁材で形成された箱状の本体64を有し、こ
の本体内には絶縁材で形成された一対の支持スリーブ6
5、66が固定されている。本体64は感光体ドラム1
2と所定の間隔を置いて対向した底壁を有し、この底壁
には、一対の透孔が形成されている。本体64の底壁の
下面には透明板69が固定され、底壁に形成された透孔
を閉塞している。
【0026】支持スリーブ65、66の各々は下端が閉
塞され、下端が本体底壁の透孔にそれぞれ嵌合され感光
体ドラム12に向かって開口している。支持スリーブ6
5内にはLED等の光源67が配設され、この光源は光
源駆動回路68に接続されている。光源駆動回路68は
制御部60により制御される。また、支持スリーブ66
内には受光手段としての光源変換部70が配設され、こ
の光電変換部は伝送回路71に接続されている。伝送回
路71はA/D変換器72を介して制御回路60に接続
されている。
【0027】そして、支持スリーブ65、66は、光源
67から照射された光が透孔を通して感光体ドラム12
表面に入射し、感光体ドラム表面で反射した後、透孔を
通して光電変換部70に入射するように、適当な角度で
配置されている。なお、光源67からの照射光および感
光体ドラム12からの反射光は、用紙ガイド50に形成
された開口73を通過する。
【0028】光源67から発せられた光は、感光体ドラ
ム12の表面に照射され、感光体ドラムの表面自体ある
いは感光体ドラム表面上に現像されて付着したトナーに
よって反射される。反射された光は光電変換部70に達
し、光電変換部によって反射光の光量に応じた電流に変
換され、電流電圧変換される。電圧値に変換された感光
体ドラムからの反射光は伝送回路71によりA/D変換
器72に伝送され、デジタル信号に変換後、制御部60
に伝送される。また、光源67を駆動する光源駆動回路
68は制御回路60によってON/OFF制御あるいは
光源への駆動電流の電流量を調整する信号によって制御
されている。
【0029】そして、制御回路60は、測定器52の測
定結果に応じて、露光光学系22または現像装置13の
像形成条件を変更し、最適の画像濃度を設定する。次に
以上のように構成された複写機における現像方法につい
て説明する。図5に示すように、通常、帯電チャージャ
11により帯電された感光体ドラム12の表面電位は、
未露光部で電位V0であり、露光光学系22により露光
された露光部位では電位VLに変化する。現像器13の
現像スリーブ13aに印加する現像バイアス電位VDは
V0とVLの間の大きさとなるように設定されている。
【0030】図5は反転現像を行う場合の感光体ドラム
12とトナーとの電位関係を示している。反転現像にお
いて、トナーは現像バイアス電位VDを基準として負に
帯電されるそのため、トナーはVLのようにVDよりも
正側の電位を有する部位に移動し、V0のようにVDよ
りも負側の電位を有する部位には移動しないという傾向
にある。したがって、現像器13において、感光体ドラ
ム12表面の電位が現像バイアス電位VDと露光部電位
VLとの間となる部位に対してトナーが付着され、感光
体ドラム上にトナー像が形成される。
【0031】図6は正規現像を行う場合の感光体ドラム
12とトナーとの電位関係を示している。正規現像にお
いて、トナーは現像バイアス電位VDを基準として正に
帯電されるそのため、トナーはV0のようにVDよりも
負側の電位を有する部位に移動し、VLのようにVDよ
りも正側の電位を有する部位には移動しないという傾向
にある。したがって、現像器13において、感光体ドラ
ム12表面の電位が現像バイアス電位VDと未露光部電
位V0との間となる部位に対してトナーが付着され、感
光体ドラム上に現像される。
【0032】ここで、感光体ドラム12からのトナーの
飛散および測定器52へのトナーへの付着について図7
ないし図9を用いて説明する。図6は反転現像における
トナー付着量測定時における測定器52へのトナーの付
着現象を示している。つまり、図6Aに示すように、反
転現像において、表面がV0に帯電された感光体ドラム
12を露光すると、露光部位の電位はVLに変化する。
そして、図6Bに示すように、負に帯電されたトナーが
VLの部分に付着して現像される。
【0033】この状態で、測定器52の光源から感光体
ドラム12上のトナー付着部位に光を照射し、その反射
光量を測定する場合、感光体ドラム12上のトナー付着
部位は測定器により再度露光されることになる。図7C
に示すように、再露光によりトナー付着部位の感光体ド
ラム表面電位がVL−VS分変化し、感光体ドラム表面
の電位が不安定となってトナーの飛散が生じやすくな
る。そして、このときに飛散したトナーが測定器52の
検出面に付着してしまう。
【0034】正規現像におけるトナー付着量測定時にお
いては、図8Aに示すように、表面がV0に帯電された
感光体ドラム12を露光すると、露光部の電位はVLに
変化する。そして、図8Bに示すように、正に帯電され
たトナーがV0の部分に付着して現像される。
【0035】この状態で、測定器52の光源から感光体
ドラム12上のトナー付着部位に光を照射し、その反射
光量を測定する場合、感光体ドラム12上のトナー付着
部位は測定器により再度露光されることになる。図8C
に示すように、再露光によりトナー付着部位の感光体ド
ラム表面電位がV0−VS分変化し、感光体ドラム表面
の電位が不安定となってトナーの飛散が生じやすくな
る。そして、このときに飛散したトナーが測定器52の
検出面に付着してしまう。
【0036】次に、通常印字時におけるトナー付着につ
いて図9を用いて説明する。通常印字時においても例え
ば転写前に用紙詰まりが生じた場合、既に感光体ドラム
にトナー像が形成されていると、このトナー像は用紙に
転写されず一部はドラム表面から落下する。そして、落
下したトナーが測定器52の検出面に付着してしまう恐
れがある。
【0037】ここで、前述したように、感光体ドラム1
2から飛散あるいは落下したトナーは、現像器13によ
り、反転現像の場合VDを基準にして負に、正規現像の
場合VDを基準にして正に帯電されている。そして、こ
れらのトナーは、反転現像ではVDより正の電位または
正側の電位のものに付着しやすく、また、正規現像では
VDより負の電位のものに付着しやすいという傾向にあ
る。
【0038】この傾向を利用し、感光体ドラム12上の
トナーの極性と逆極性のバイアス、つまり、トナーを引
き付けやすいバイアス、の印加された部材を感光体ドラ
ム12と測定器52との間に設けることにより、飛散あ
るいは落下したトナーをこのような部材に引き付けて測
定器52へのトナー付着を防止することができる。
【0039】そこで、本実施例によれば、図2および図
10に示すように、感光体ドラム12と測定器52との
間に設けられた用紙ガイド10はバイアス印加手段とし
ての高圧電源63に接続されている。また、測定器52
は、絶縁材で形成されたブラケット80を介して用紙ガ
イド50の下面に固定され、用紙ガイドと電気的に絶縁
されている。反転現像を行なう複写機においては、感光
体ドラム12上に現像されたトナーは負に帯電されてい
るため、高圧電源63として、トナーと逆の極性である
正のバイアスを印加する電源を用いる。そして、高圧電
源63によって用紙ガイド50に正のバイアスを印加す
ることにより、負帯電された飛散および落下トナーは用
紙ガイド50に引き付けられて用紙ガイドに付着する。
従って、測定器52へのトナーの付着が防止される。
【0040】また、図11に示すように、反転現像を行
なう複写機においては、感光体ドラム12上に現像され
たトナーは正に帯電されているため、高圧電源63とし
て、トナーと逆の極性である負のバイアスを印加する電
源を用いる。そして、高圧電源63によって用紙ガイド
50に負のバイアスを印加することにより、正帯電され
た飛散および落下トナーは用紙ガイド50に引き付けら
れて用紙ガイドに付着する。従って、測定器52へのト
ナーの付着が防止される。
【0041】なお、図12および図13に示すように、
反転現像および正規現像のいずれの場合においても、測
定器52は絶縁材で形成されたブラケット80を介し
て、複写機の下部ユニット10a(図1参照)のフレー
ム81に固定されていてもよい。
【0042】次に、用紙ガイド52にバイアスを印加す
るタイミングについて説明する。前述したように、測定
器52へのトナーの付着は、通常の印字時における落下
トナーの付着およびトナー量測定時における飛散トナー
の付着が考えられる。
【0043】そこで、通常の印字時においては、図14
Aに示すように、感光体ドラム12上に形成された潜像
の現像開始と同時に、つまり、現像バイアスを印加する
高圧電源61の作動と同時に、制御回路60により高圧
電源63が作動され、用紙ガイド50へのバイアス印加
を開始し、現像終了と同時に用紙ガイドへのバイアス印
加を終了する。それにより、測定器52へのトナー付着
を防止することが可能となる。
【0044】また、用紙への画像形成時において用紙詰
まりなどが発生した場合、感光体ドラム12上に現像さ
れているトナー像が、転写チャージャ14によって帯電
され、転写チャージャ、用紙ガイド50、測定器52に
落下し、測定器52の検出面を汚してしまう場合があ
る。
【0045】そこで、図14Bに示すように、制御回路
60により、転写チャージャ14のON/OFFに同期
して高圧電源63を作動させて用紙ガイド50へのバイ
アス印加を行うことにより、転写チャージャ14の動作
に起因する測定装置52への落下トナーの付着を解消す
ることができる。この場合、転写チャージャ用の高圧電
源62への制御信号を使用して用紙ガイド50へのバイ
アス印加タイミングを制御でき、制御回路60を簡略化
することができる。
【0046】また、図14Cに示すように、現像装置1
3によって現像されたドラム部位が測定器52の上方に
到着したときに、用紙ガイド52へのバイアス印加を開
始し、現像装置によって現像された最終のドラム部位が
測定器52上を通過する際に用紙ガイドへのバイアス印
加を解除するようにしてもよい。つまり、現像装置13
により現像された感光体ドラム12上のトナー像の位置
に合わせて用紙ガイド50にバイアスを印加するように
してもよい。この場合、転写チャージャ14もトナー像
の位置に合わせて作動される。このような印加タイミン
グによっても、上述と同様に測定装置52へのトナー付
着を防止できる。
【0047】一方、測定器52によりトナー付着量を測
定する場合、通常の印字時とは異なり転写チャージャ1
4は動作しない。そして、測定装置52へのトナーの付
着は、感光体ドラム12上の静電潜像を現像する際に生
じてしまう。
【0048】そこで、図15Aに示すように、感光体ド
ラム上の静電潜像への現像開始および終了に同期して、
制御回路60により用紙ガイド50へのバイアス印加の
ON/OFF制御を行う。これにより、現像に起因する
測定器52へのトナー付着を防止することができる。
【0049】また、トナー付着量測定時においては、測
定器52の光源67によってトナー像を再露光した際に
飛散するトナーの付着も問題となる。そこで、図15B
に示すように、制御回路60により、測定器52の光源
67の動作に同期して用紙ガイド50へのバイアス印加
をON/OFF制御することによって、測定器52への
飛散トナーの付着を防止することが可能となる。また、
この場合、測定器52の光源67の制御信号を使用して
用紙ガイド50へのバイアス印加タイミングを制御で
き、制御回路60の簡素化を図ることができる。
【0050】また、図15Cに示すように、現像装置1
3あるいは測定器52の光源67のいずれか一方の動作
が開始された時に、用紙ガイド50へのバイアス印加を
行い、現像装置13と光源67との動作が終了した後
に、用紙ガイドへのバイアス印加をOFFすることによ
っても、測定器52へのトナー付着を防止することが可
能となる。
【0051】用紙ガイド50に引き付けたトナーの量が
多くなると、転写用紙Pが汚れる等の不都合が生じる。
そのため、用紙ガイド50を定期的に清掃してトナーを
除去する必要がある。このような清掃は、図16に示す
ように、複写機の上部ユニット10bを支軸56の回り
で上方へ回動させて用紙ガイド50を露出させることに
より容易に行なうことができる。なお、用紙ガイド50
を本体10に対して脱着自在に構成した場合には、メイ
ンテナス性が一層向上する。
【0052】また、上部ユニットと下部ユニットとに分
離されていない複写機においては、図17に示すよう
に、用紙ガイド50を、感光体ドラム12の軸と平行に
延びる支持手段としての伸縮自在な一対のガイドレール
84、85により支持し、用紙ガイドを複写機本体10
の外方へ引き抜き可能とするようにしてもよい。この場
合においても、用紙ガイド50の清掃を容易に行なうこ
とができ、メインテナス性の向上を図ることができる。
なお、図10、11に示すように測定器52が用紙ガイ
ド50に固定されている構造の場合には、測定器52を
用紙ガイド50と一緒に引き出すことができ、測定器の
メインテナンス性も向上する。
【0053】この発明は上述した実施例に限定されるこ
となく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例え
ば、本発明は複写機に限らず、レーザプリンタ等の他の
画像形成装置にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、像
担持体と現像剤量測定器との間に設けられた用紙ガイド
に像担持体上の現像剤と逆極性のバイアスを印加するだ
けの簡単な構成により、測定装置への現像剤の付着を防
止することができる。それにより、製造コストを上げる
ことなく、測定器を長期に亘って高性能に維持すること
が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子写真式複写機全
体の断面図。
【図2】上記複写機の画像形成部およびトナー量測定器
周辺部の構成を概略的に示す図。
【図3】トナー付着量測定器の断面図。
【図4】トナー付着量測定器の構成を示すブロック図。
【図5】反転現像時における感光体ドラムの表面電位と
トナーの電位との関係を概略的に示す図。
【図6】正規現像時における感光体ドラムの表面電位と
トナーの電位との関係を概略的に示す図。
【図7】反転現像におけるトナー飛散を現す図。
【図8】正規現像におけるトナー飛散を現す図。
【図9】用紙詰まりが発生した場合におけるトナーの落
下状態を示す概略図。
【図10】反転現像時におけるトナーおよび用紙ガイド
の極性を説明するための概略図。
【図11】正規現像時におけるトナーおよび用紙ガイド
の極性を説明するための概略図。
【図12】反転現像時におけるトナーおよび用紙ガイド
の極性を説明するための概略図。
【図13】正規現像時におけるトナーおよび用紙ガイド
の極性を説明するための概略図。
【図14】通常印字時の用紙ガイドへのバイアス印加タ
イミングを示すタイミングチャートであり、図14
(A)は、現像装置の作動と用紙ガイドへのバイアス印
加との関係を示すタイミングチャート、図14(B)
は、転写チャージャの作動と用紙ガイドへのバイアス印
加との関係を示すタイミングチャート、図14(C)
は、現像装置の動作、転写チャージャの作動、および用
紙ガイドへのバイアス印加の関係を示すタイミングチャ
ート。
【図15】トナー量測定時の用紙ガイドへのバイアス印
加タイミングを示すタイミングチャートであり、図15
(A)は、現像装置の作動と用紙ガイドへのバイアス印
加との関係を示すタイミングチャート、図15(B)
は、光源の作動と用紙ガイドへのバイアス印加との関係
を示すタイミングチャート、図15(C)は、現像装置
の動作、光源の作動、および用紙ガイドへのバイアス印
加の関係を示すタイミングチャート。
【図16】上記複写機の上部ユニットを開いた状態を示
す側面図。
【図17】引出し可能な用紙ガイドを備えた複写機を概
略的に示す斜視図。
【符号の説明】
10…筐体、11…帯電チャージャ、12…感光体ドラ
ム、13…現像装置、13a…現像スリーブ、14…転
写チャージャ、20…画像形成部、22…露光光学系、
50…用紙ガイド、52…測定器、60…制御回路、6
7…光源、70…光電変換部、58、59、61、6
2、63…高圧電源。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に潜像を形成する潜像形成手
    段と、 上記像担持体上に形成された潜像を現像剤で現像する現
    像手段と、 上記像担持体に光を照射する光源と像担持体より反射さ
    れた光を受光する受光手段と有し、像担持体からの反射
    光より像担持体上に付着した現像剤付着量を測定する測
    定器と、 導電性を有し上記像担持体と測定器との間に配設されて
    いるとともに、上記光源からの出射光および像担持体か
    らの反射光が通る透光部を備え、転写媒体を上記像担持
    体にガイドする媒体ガイドと、 上記像担持体に付着した現像剤の極性と逆極性のバイア
    スを上記媒体ガイドに印加するバイアス印加手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記測定器は絶縁部材を介して上記媒体
    ガイドに固定されていることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記現像手段の現像動作に同期して上記
    バイアス供給手段を作動させる制御手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記現像手段により像担持体上に現像さ
    れた現像剤の位置に応じて上記バイアス供給手段を作動
    させる制御手段を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記現像手段により現像された像を上記
    転写媒体に転写する転写手段と、上記転写手段の転写動
    作に同期して上記バイアス供給手段を作動させる制御手
    段と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記測定器の光源の動作に同期して上記
    バイアス供給手段を作動させる制御手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記測定器、媒体ガイドおよびバイアス
    印加手段を有する下部ユニットと、 上記像担持体、潜像形成手段および現像手段を有する上
    部ユニットと、を備え、上記上部ユニットは、上記媒体
    ガイドを露出する位置へ回動可能に上記下部ユニットに
    取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記潜像形成手段、現像手段、像担持
    体、媒体ガイド、測定器、およびバイアス印加手段を収
    容した筐体と、上記媒体ガイドを、上記像担持体と測定
    器との間の位置と上記筐体の外方の位置との間を移動自
    在に支持した支持手段と、を備えていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP5341994A 1994-03-24 1994-03-24 画像形成装置 Pending JPH07261535A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126623A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kyocera Mita Corp 現像装置およびこれを備えた画像形成装置

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JP2006126623A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kyocera Mita Corp 現像装置およびこれを備えた画像形成装置

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