JP2001154072A - スロット型光ケーブルおよびその接続方法と接続構造 - Google Patents

スロット型光ケーブルおよびその接続方法と接続構造

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JP2001154072A
JP2001154072A JP34143399A JP34143399A JP2001154072A JP 2001154072 A JP2001154072 A JP 2001154072A JP 34143399 A JP34143399 A JP 34143399A JP 34143399 A JP34143399 A JP 34143399A JP 2001154072 A JP2001154072 A JP 2001154072A
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Japan
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core
slot
optical cable
type optical
cable
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JP34143399A
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English (en)
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Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Masahiro Kusakari
雅広 草刈
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MTRJコネクタ等の2心コネクタとの接続
が簡便であり、LAN用ケーブルに最適なスロット型光
ケーブルを提供する。 【解決手段】 スロットロッド1の外周面に形成された
溝内に、光ファイバテープ心線が収められた構造を有
し、光ファイバテープ心線が、2本の光ファイバ素線が
テープ材で一体化された2心テープ心線2であることを
特徴とするスロット型光ケーブル10である。2心テー
プ心線2がスロットロッド1の溝内に収められた構造を
有しているので、LAN用ケーブルとして使用して分岐
させる場合や、最終的に光ファイバ素線の末端をMTR
Jコネクタ等と接続させる場合に、変換用ジャンパコー
ド等の部品を必要とせず、また、これらの部品と融着接
続を行う必要がない、分岐や接続等の作業性に優れたス
ロット型光ケーブル10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットロッドの
溝内に2心テープ心線が収められた構造を有するスロッ
ト型光ケーブルに関し、特にコネクタと接続する際の作
業性に優れるものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビル構内、学校構内や企業の建
物内などの光LAN用ケーブルのうち、バックボーン配
線に用いられるケーブルとしては、図6に示すような、
スロットロッド32の溝内に4心テープ心線31が積層
された構造のスロット型光ケーブル30が使用されるこ
とが多い。このスロット型光ケーブル30は、4本の光
ファイバ素線が縦添えされてテープ材で一体化されてな
る4心テープ心線31が、スロットロッド32の溝内に
収納され、スロットロッド32の周上に押え巻き層33
および被覆層34が順次形成されたものとなっている。
また、スロットロッド32の中心部には、テンションメ
ンバ35が設けられている。建物内におけるLAN用の
バックボーンケーブルは、通常、下階から上階に縦貫し
て敷設されるとともに、必要に応じて各階で分岐され
て、各階ごとで光ファイバコード等と接続される。この
接続の際には、通常、2心コネクタであるMTRJコネ
クタが使用されることが多い。
【0003】図6に示した従来のスロット型光ケーブル
30を、LAN用ケーブルとして使用して、その末端を
上記のようにMTRJコネクタと接続する場合には、従
来、次のような工程が必要となっていた。まず、各階を
縦貫するように光ケーブル30を敷設した後、各階にお
いて、図7に示すように光ケーブル30の押え巻き層お
よび被覆層34を剥ぎ、そして、スロットロッド32の
溝内に収められた4心テープ心線31を露出させ、4心
テープ心線31をスロットロッド32の溝から引き出
す。引き出された4心テープ心線31には、図8に示す
ように、4心テープ心線を2本の0.75ピッチ2心テ
ープ心線に分岐させるための、変換用ジャンパコード4
0を融着接続させ、融着部41にはテープ等を巻いて補
強する。ついで、変換用ジャンパコード40の2心テー
プ心線42の先端から光ファイバ素線43を口出しす
る。そして、図9に示すように、口出しされた素線にM
TRJコネクタ50を装着する。このMTRJコネクタ
50を、建物の各階等に設置されているパッチパネル5
1等に接続することによって、各階での配線用光ファイ
バコード52等とスロット型光ケーブル30とを接続す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにスロットロッドの溝内に4心テープ心線が収められ
た構造の、従来のスロット型光ケーブルをLAN用ケー
ブルとして使用するためには、図8に示したように、4
心テープ心線を2本の0.75ピッチ2心テープ心線に
分岐させるための変換用ジャンパコードが必要であっ
た。また、この変換用ジャンパコードの接続時には融着
接続を行う必要があり、工程数が多く作業性に問題があ
った。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、MTRJコネクタ等の2心コネクタとの接続が簡便
であり、LAN用ケーブルに最適なスロット型光ケーブ
ルを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスロット型光ケ
ーブルは、スロットロッドの外周面に形成された溝内
に、光ファイバテープ心線が収められた構造を有するス
ロット型光ケーブルにおいて、光ファイバテープ心線
が、2本の光ファイバ素線がテープ材で一体化された2
心テープ心線であることを特徴とする。本発明のスロッ
ト型光ケーブルと2心コネクタとの接続方法は、スロッ
トロッドの外周面に形成された溝内に、2本の光ファイ
バ素線がテープ材で一体化された2心テープ心線が収め
られたスロット型光ケーブルと、2心コネクタとの接続
方法であって、前記2心テープ心線をスロットロッドの
溝内から引き出し、ついで、引き出された2心テープ心
線の先端から光ファイバ素線を口出しし、口出しされた
光ファイバ素線に2心コネクタを接続することを特徴と
する。本発明のスロット型光ケーブルと2心コネクタと
の接続構造は、スロットロッドの外周面に形成された溝
内に、2本の光ファイバ素線がテープ材で一体化された
2心テープ心線が収められたスロット型光ケーブルと、
2心コネクタとの接続構造であって、スロットロッドの
溝内から2心テープ心線が引き出され、この2心テープ
心線の先端から口出しされた光ファイバ素線に、2心コ
ネクタが接続されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明のスロット型光ケーブル10の一形態を
示す断面図である。このスロット型光ケーブル10は、
外周面上に溝が形成されたスロットロッド1を有し、溝
内には2心テープ心線2が積層され収められている。2
心テープ心線2は図2に示すように、2本の光ファイバ
素線3がテープ材4で一体化されてなる。スロットロッ
ド1の周上には押え巻き層5、被覆層6が順次形成され
ていて、スロットロッド1の中心部には、テンションメ
ンバ7が設けられている。
【0008】このスロット型光ケーブル10に用いられ
る2心テープ心線2は、外径125μmの光ファイバ裸
線に1次被覆および2次被覆が設けられ、外径250μ
mとされた光ファイバ素線3が2本縦添えされ、熱可塑
性樹脂、紫外線硬化型樹脂等からなるテープ材4で一体
化されたものである。このような2心テープ心線2とし
ては、2本の光ファイバ素線3の中心間距離が0.75
mmである0.75ピッチ2心テープ心線が好ましく使
用される。0.75ピッチ2心テープ心線は、4心テー
プ心線と外寸が同じであるため、従来、4心テープ心線
を収納するために使用していたスロットロッドをそのま
ま使用でき好ましい。押え巻き層5には、通常ポリエス
テル、ポリプロピレン等のテープ等が使用される。ま
た、被覆層6には、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹
脂、紫外線硬化型樹脂等が使用される。
【0009】このようなスロット型光ケーブル10は、
例えば、次の方法で製造できる。まず、光ファイバ素線
3を、その中心間距離が0.75mmとなるようにして
2本縦添えし、溶融した紫外線硬化型樹脂が供給された
ポットに通して、光ファイバ素線3にこの溶融樹脂を塗
布する。塗布された溶融樹脂は、架橋筒で紫外線照射に
より硬化され、2心テープ心線2が得られる。ついで、
得られた2心テープ心線2をスロットロッド1の溝に収
納する。この際、2心テープ心線2は必要に応じた本数
が積層され、収められる。そして、スロットロッド1の
周上に押え巻き層5、被覆層6を順次設けることによっ
て、スロット型光ケーブル10が得られる。
【0010】スロット型光ケーブル10は、例えば、L
AN用ケーブルとして使用され、建物内においては次の
ようにして各階に分岐され、末端はMTRJコネクタと
接続される。まず、スロット型光ケーブル10を建物の
各階を縦貫するように敷設する。図3は、1つの階にお
けるスロット型光ケーブル10の様子を示す概略図であ
り、各階において、光ケーブル10の押え巻き層および
被覆層6の少なくとも一部を剥ぎ、スロットロッド1の
溝内に収められた2心テープ心線2を露出させ、2心テ
ープ心線2をスロットロッド1の溝から引き出す。つい
で、図4のように、引き出された2心テープ心線2の先
端から、ホットストリッパー等を使用して光ファイバ素
線3を口出しする。そして、図5に示すように、口出し
された光ファイバ素線3にMTRJコネクタ20を接続
する。このMTRJコネクタ20を、建物の各階等に設
置されているパッチパネル21等に接続することによっ
て、各階での配線用光ファイバコード22等とスロット
型光ケーブル10とを接続することができる。
【0011】このようなスロット型光ケーブル10にあ
っては、2心テープ心線2がスロットロッド1の溝内に
収められた構造を有しているので、LAN用ケーブルと
して使用して分岐させる場合や、最終的に光ファイバ素
線3の末端をMTRJコネクタ20等と接続させる場合
に、変換用ジャンパコード等の部品を必要とせず、これ
らの部品と融着接続を行う必要がない。よって、簡単に
分岐作業や接続作業を行うことができる。また、部品と
接続させることによる光損失が発生しない。さらに、ス
ロットロッド1の溝内には、必要に応じて任意の数の2
心テープ心線2を収めることができるため、いろいろな
心数の光ケーブルを容易に設計できる。よって、様々な
心数のバリエーションが必要とされる学校構内、企業の
事業所等におけるシステムへの使用に適している。加え
て、スロット型光ケーブル10には、光ファイバを保護
するためのジェリーが使用されていない。したがって、
コネクタ等と接続する際の作業性に特に優れている。ま
た、2心テープ心線2として、0.75ピッチ2心テー
プ心線を使用すると、0.75ピッチ2心テープ心線は
4心テープ心線と外寸が同じであるため、従来、4心テ
ープ心線を収納するために使用していたスロットロッド
1をそのまま使用でき好ましい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスロット型
光ケーブルは、2心テープ心線がスロットロッドの溝内
に収められているので、分岐、接続等の作業性に優れ、
LAN用ケーブルとしての使用に適している。また、少
ない接続工程でコネクタ等と接続できるため損失特性に
も優れている。よって、LAN用ケーブル等に最適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロット型光ケーブルの一形態を示す断面図
である。
【図2】 図1の光ケーブルに用いられている2心テー
プ心線の一形態を示す断面図である。
【図3】 図1のスロット型光ケーブルとコネクタとを
接続する際において、2心テープ心線をスロットロッド
から引き出した状態を示す概略図である。
【図4】 図1のスロット型光ケーブルとコネクタとを
接続する際において、2心テープ心線から光ファイバ素
線を口出しした状態を示す概略図である。
【図5】 図1のスロット型光ケーブルを、パッチパネ
ルに接続した状態を示す概略図である。
【図6】 従来のスロット型光ケーブルの一形態を示す
断面図である。
【図7】 図6のスロット型光ケーブルとコネクタとを
接続する際において、4心テープ心線をスロットロッド
から引き出した状態を示す概略図である。
【図8】 図6のスロット型光ケーブルとコネクタとを
接続する際において、4心テープ心線に変換用ジャンパ
コードを接続した状態を示す概略図である。
【図9】 図6のスロット型光ケーブルを、パッチパネ
ルに接続した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1…スロットロッド、2…2心テープ心線、10…スロ
ット型光ケーブル
フロントページの続き (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H001 BB07 BB16 DD04 KK17 2H036 JA02 QA22 2H038 CA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットロッドの外周面に形成された溝
    内に、光ファイバテープ心線が収められた構造を有する
    スロット型光ケーブルにおいて、 光ファイバテープ心線が、2本の光ファイバ素線がテー
    プ材で一体化された2心テープ心線であることを特徴と
    するスロット型光ケーブル。
  2. 【請求項2】 スロットロッドの外周面に形成された溝
    内に、2本の光ファイバ素線がテープ材で一体化された
    2心テープ心線が収められたスロット型光ケーブルと、
    2心コネクタとの接続方法であって、 前記2心テープ心線をスロットロッドの溝内から引き出
    し、 ついで、引き出された2心テープ心線の先端から光ファ
    イバ素線を口出しし、口出しされた光ファイバ素線に2
    心コネクタを接続することを特徴とするスロット型光ケ
    ーブルと2心コネクタとの接続方法。
  3. 【請求項3】 スロットロッドの外周面に形成された溝
    内に、2本の光ファイバ素線がテープ材で一体化された
    2心テープ心線が収められたスロット型光ケーブルと、
    2心コネクタとの接続構造であって、 スロットロッドの溝内から2心テープ心線が引き出さ
    れ、 この2心テープ心線の先端から口出しされた光ファイバ
    素線に、2心コネクタが接続されていることを特徴とす
    るスロット型光ケーブルと2心コネクタとの接続構造。
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