JP2001153111A - 部品取着用板状体 - Google Patents
部品取着用板状体Info
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Abstract
取着用板状体に関し、開口側端から係嵌すれば離脱を完
全に阻止でき、一部を欠除すれば、正面から挿入回転さ
せて係嵌用溝に抜け止め状態で係嵌可能として使い勝手
を向上させる。 【解決手段】 長辺2aと短辺2bとによる矩形状の取
着用板状本体2fの対角配置のコーナ部に、切欠角部2
gの少なくとも一方にあって欠落用突起2hを突設し
て、被取着材1の係嵌用溝1fに矢印A1の如く回り止
め状態に係嵌し、その取着用螺部2eを利用して部品を
被取着材1の所要位置に固定可能とする。欠落用突起2
hをペンチ等で切除してしまえば、取着用板状本体2f
を横倒し状態として矢印A2の如く係嵌用溝1fの正面
側から挿入回動操作が許容されて、前同抜け止め状態に
保持され、部品の被取着材1に対する固定が簡易迅速に
行い得る。
Description
にあって、出入口の上壁に取着したベースにおける前面
側にあって、コントロールボックスとかプーリなどの部
品を取着しようとする際、上記のベースに予め設けられ
ている端面C字状の係嵌用溝に対して係嵌することで所
望位置に配装し、その取着用螺部を利用することで当該
部品をビス止めとかナット締めによる手段により、所定
の位置に固定するのに用いられる部品取着用板状体に関
する。
クスなどの部品Pを所定位置に取着するための手段とし
ては、既知の如く壁面bに図4の通り取着したベースc
に対し、直接タップ加工にて螺孔c1を刻設し、これを
利用して所望の部品Pをビスc2により螺着することが
汎用されている。これによるときはベースcに対し部品
Pを直接押当することができることから、当該部品Pの
ベースcから頭出する突出長c3を小さくできる利点を
有するものの、部品Pを正しい所定位置に取着しようと
すれば、どうしても上記の螺孔c1の刻設位置に対する
所要数の螺孔ピッチに、高い精度が要求されることにな
る。このため当該螺孔c1の位置が適正でないときは、
再度の作業が必要となり、さらには当該再度の螺孔位置
が既螺孔位置に近接するときには、適正な螺孔のあけ直
しが不能となるといった欠陥も指摘されている。
に図5(A)に明示の如き部品取着用板体aが提案され
ている。これによるときは同図(A)に示されている通
り、壁面bに取着されているアルミニウム材等によるベ
ースcの基板dには、C字状の係嵌用溝eを形成してお
き、一方上記した部品取着用板状体aとしては、長方形
状等の板状体a1と図5(A)の如き螺杆a2とか、同
図5(B)に示したような螺孔a3が具備されている。
体a1を係嵌用溝eの開口側端から抜け止め状態にて係
嵌し、所定のスライド位置で停止させた後、部品Pの取
着用孔fに部品取着用板状体aの螺杆a2を貫通突設さ
せるようにし、当該螺杆a2に締着ナットgを螺着する
ことで、部品Pをベースcの抜け止め板部hと締着ナッ
トgとの間に挟着し、これにより部品Pをベースcに固
定するようにしている。
によるときは、これを使用する際予めベースcの開口側
端から係嵌用溝e内へ係嵌しておき、その後にベースc
を壁面bに取着しなければならず、従って当該取着後に
あって、新規部品の取着が必要となったような場合に
は、ベースcを壁面から取り外して部品取着用板状体a
を係嵌用溝eに係嵌し、再びベースcを壁面bに取着し
なければならないといった不具合が生じ得る。
6に示す如き改善部品取着用板状体iが提案されてお
り、これによるときは図5に開示のものに比し、長方形
状の板状体a1、螺杆a2や螺孔a3を具備しているこ
とは同じであるが、板状体a1の長辺a4と短辺a5と
により形成されている対角線上に形成されたコーナ部
に、一対の図示例では円弧状に形成された切欠角部j
1、j2が欠設されている点で相違している。上記の改
善部品取着用板状体iによるときは、図6(A)と図7
を参照して理解できるように、短辺a5と長辺a4の寸
法を、前記図5につき説示したベースcにおける係嵌用
溝eの寸法に整合させておくことで、ベースcを壁面b
に取着した後にあっても、抜け止め板部h間の挿入間隔
L1から、改善部品取着用板状体iを横長状態に倒して
挿入することができ、当該挿入後に矢印R方向へ90°
回動操作すれば、前記した切欠角部j1、j2が形成さ
れていることで、当該操作が支障なく許容され、これに
より両短辺a5における非切欠の各フラット部a6が係
嵌間隔L2に内装されると共に、前記したベースcの抜
け止め板部hによって、当該改善部品取着用板状体iが
抜け止めの状態にて係止されることとなる。従って、図
5によって説示したと同様にして図6の如く部品Pを、
螺杆a2や螺孔a3の利用によって、締着ナットgまた
は図示しないビスにより、ベースcの所定位置に高精度
にして簡易迅速に取着でき、固定位置の変更も極めて容
易に実施し得ることとなる。
るときは、もちろん上記の如き特筆すべき利点を有して
いるものの、切欠角部j1、j2が欠設されていること
から、螺杆a2に締着ナットgを螺着しようとする際、
位置決めのため締着ナットgを緩めたりすることで、図
7(B)の如き状態から、板状体a1が反時計方向へ回
動してしまい、その状態で締着ナットgの締め込みが行
われるといったことが生じ得るため、使用中に板状体a
1が抜け止め板部hから外れてしまうといったことが起
こり得ることとなる。そしてこのようなことをなくすた
め図6、図7に示す如く螺杆a2の先端などに長辺a4
に沿った目印kなどを刻設することも実施されている
が、当該目印kも部品Pや締着ナットgによって確視困
難となってしまうことが多く、また細い螺杆a2などで
は目印kの形成も難事となる。また図7により理解され
る如く挿入間隔L1に対して係嵌間隔L2が大きくなれ
ばなる程、短辺a5におけるフラット部a6の係嵌用溝
eに対する接触寸法L3が小さくなることから、それだ
け当該板状体a1のベースcに対する固定が不安定化す
ることになる。
品取着用板状体iは、前記の部品取着用板状体aの欠陥
を充分に改善することができるが、逆に当該部品取着用
板状体aの取着安定性に係る利点が失われる難点のある
ことに鑑み、本発明では上記の部品取着用板状体aの優
れた点を有効に生かすことができ、しかも簡易な操作だ
けで改善部品取着用板状体iの利点をも発揮可能にしよ
うとするものである。すなわち請求項1によるときは、
上記改善部品取着用板状体iにおける板状体の一対だけ
設けられた切欠角部にあって、少なくともその一方に欠
落用突起を設けておき、このことによって前記した部品
取着用板状体aと同様にベースの係嵌用溝に対して、そ
の開口側端から予め係嵌しておき、部品の取着に際して
も取着用板状本体が不本意に回動してしまって係嵌用溝
から離脱してしまうといった欠陥を完全に解消しようと
するのが第1の目的である。そしてベースを壁面に取着
してしまった後に、部品をベースの所定位置に固定した
いときには、ベースを壁面から取り外すことなく、前記
の欠落用突起の欠落除去を可能となし、かくして改善部
品取着用板状体iと同様に、ベースの係嵌用溝に対する
挿入と回動操作とにより、取着用板状本体を抜け止め状
態とすることができるようにし、これにより使い勝手の
よい部品取着用板状体を提供しようとするのが、第2の
目的である。
起を切欠角度における長辺側のコーナ端部にあって突設
することで、取着用板状本体の不本意な回動を高い信頼
性をもって阻止することで、係嵌用溝内における安定性
を強化すると共に、当該欠落用突起をペンチ、鋸、鑢等
の手動操作だけで手軽に切除できるようにするのが、そ
の目的である。
達成するため奥板部から奥溝の幅長だけ離間して突設さ
れた一対の突出板部と、当該各突出板部の先端部から内
側へ曲設して、挿入溝の幅長だけ離間して対向された各
抜け止め板部とによってC字状に形成された係嵌用溝を
形成してなる被取着材に対応して、上記奥溝にその開口
側端から係入可能な寸法の長辺と、前記抜け止め板部間
の挿入溝から挿入自在な寸法とにより長方形状に形成さ
れていると共に、螺孔とか螺杆による取着用螺部を備え
てなる取着板状本体において、その上記両短辺の対角線
配置である各コーナには、当該各短辺が長辺に向けて切
欠角部を形成すると共に、当該切欠角部の一方または双
方にあって、欠落用突起を突設することにより、前記被
取着材の奥溝に開口側端から係入した取着用板状本体の
回動が、上記欠落突起を備えた短辺と被取着材の突出板
部との押当により阻止され、当該欠落用突起の欠落除去
によって、前記挿入溝から短辺を直交状にして挿入され
た取着用板状本体の回動操作が許容されることで、被取
着材の抜け止め板部に当該取着用を提供しようとするも
のである。
1において取着板状本体の切欠角部における欠落用突起
が、当該切欠角部における長辺側のコーナ端部に突設さ
れ、当該欠落用突起の基根部をペンチ等の手動操作によ
り切欠可能なるよう形成するか、鋸または鑢により削除
可能なるよう形成したことを、その内容としている。
いて以下詳記すると、請求項1に係る部品取着用板状体
は、前記従来例のベースcと同様の構成を具備した被取
着材1に対して採択されることになる。この被取着材1
は所定の壁面bなどに固着されるが、その奥板部1aか
ら奥溝1bの幅長Wだけ離間して突設された一対の突出
板部1c、1cと、当該各突出板部1c、1cの手前側
である先端部から図面では夫々上下側、すなわち内側へ
向けて曲設して、挿入溝1dの幅長wだけ離間して対向
されている抜け止め板部1e、1eとによって、C字状
に形成された係嵌用溝1fが形成されている。
体は、図1ないし図3に例示されている通り、上記した
奥溝1bに対して、その開口側端1gから図1の矢印A
1にて示されているように係入可能な寸法にて形成され
た一対の長辺2aと、前説の抜け止め板部1e、1e間
の挿入溝1dから、図1の矢印A2のように挿入自在な
寸法とした一対の短辺2bとにより、長方形状の板体に
形成されていると共に、当該板体には図1、図2の
(A)(B)(C)に開示されているような螺孔2cと
か、図2(D)のような螺杆2dなどにより形成された
取着用螺部2eを具備させることで、取着用板状本体2
fが構成されている。そして、さらに上記両短辺2bの
対角線配置である各コーナーには、各短辺2bから長辺
2aへ向けて切欠角部2gが対設されているのであり、
図示されている切欠角部2gとしては、円弧状に曲成さ
れたものを開示しており、これまで説示の上記構成は、
既に従来例として開示した改善部品取着用板状体iと実
質的に同様の内容となっている。
した一対の切欠角部2gにあって、図1、図2に例示の
如くその一方か、図3(A)に開示の通りその双方にあ
って欠落用突起2hが突設されていることである。すな
わち、前記の被取着材1における奥溝1bに対して、そ
の開口側端1gから図1のように取着用板状本体2fを
縦長状態で係入することにより、当該取着用板状本体2
fの回動が、上記の欠落用突起2hを備えている短辺2
bと、被取着材1の突出板部1cとの押当により阻止さ
れることになり、さらに当該欠落用突起2hを予め作業
者が所望の用具を用いて欠落除去してしまえば、前記し
た挿入溝1dから図1のように取着用板状本体2fを横
倒しの状態として短辺2bを挿入溝1dに対し直交状に
して挿入することで、当該挿入状態にあって取着用板状
本体2fは、前記の改善部品取着用板状体iと同様に
て、その回動操作が許容されることとなり、この結果被
取着材1の抜け止め板部1eに対して、この取着用板状
本体2fの両短辺2b側が係当自在となり、抜け止め状
態とすることが可能となるよう、各種構成部の寸法が整
合されている。
落用突起2hは、その基根部2iが切欠角部2gから突
設していると共に、その先当部2jは丁度短辺2bにお
けるフラット部2kと同等面に配置されるのが望まし
く、請求項2にあっては図2と図3(A)に示されてい
る欠落用突起2hが、請求項2にあって明示の如くその
外側面2mを長辺2a側のコーナ端部に突設しており、
さらに当該請求項2では欠落用突起2hの上記した基根
部2iを、ペンチ等の手動操作により切欠可能なるよう
形成するか、鋸または鑢により削除可能なるよう形成す
るようにしている。従って本発明の実施に際しては、上
記請求項2により開示された欠落用突起2hの如く、長
辺2aに沿って突出させることなく、図3(B)に例示
したように切欠角部2gにあって、その全長中央箇所等
任意の箇所に突設することが可能である。なお、図1な
いし図3にあって2nは前記従来例にあって設けられて
いる目印kと同等のものである。
1における構成にあって、欠落用突起2hの位置を長辺
側のコーナ端部に突設させることで、欠落用突起2hに
よる当該部品取着用板状体の回動阻止効果につき、充分
な信頼性を保有し得ると共に、欠落用突起2hの欠落除
去の作業も簡易迅速に行い易くなり、その切除作業も行
い易くなる。
のであるから、請求項1によるときは従来の前記改善部
品取着用板状体における適所に、欠落用突起を形成して
おくことにより、前記した部品取着用板状体と同等の被
取着材に対する取着状態の安定性を確保できる。しかも
当該欠落用突起の欠落除去という作業員にとって極めて
簡易に実施できる作業により、これまた上記した改善部
品取着用板状体と同等に、被取着材の係嵌用溝に対し
て、正面側からの挿入回動操作により抜け止め状態に係
嵌させることが可能となり、被取着材の壁面に対する取
着後であっても、これに所要部品を所望位置にあって簡
易迅速な作業により固定することができる。
における欠落用突起を切欠角部にあって長辺側のコーナ
端部に突設することで、取着用板状体の不本意な回り止
めに対する信頼性を、より向上させることができ、また
欠落用突起の基根部をペンチ、鋸、鑢等により簡易かつ
迅速に欠除することができるようにしたので、高所にお
ける足場の悪い作業下にあっても支障のない手作業で目
的を達することができる。
する係嵌操作状態を示す矢視説明図である。
状体の各種実施態様を示す斜視図である。
示した正面図で、(B)はさらに異種の他実施態様によ
る部分正面図である。
分縦断側面図である。
取着状態を示す部分縦断側面図で、(B)はその斜視図
を示す。
示した斜視説明図で、(B)は当該改善部品取着用板体
自体の斜視図である。
入、回転係嵌状態を示し、(A)はその挿入状態を示す
正面図、(B)は回転係嵌状態の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 奥板部から奥溝の幅長だけ離間して突設
された一対の突出板部と、当該各突出板部の先端部から
内側へ曲設して、挿入溝の幅長だけ離間して対向された
各抜け止め板部とによってC字状に形成された係嵌用溝
を形成してなる被取着材に対応して、上記奥溝にその開
口側端から係入可能な寸法の長辺と、前記抜け止め板部
間の挿入溝から挿入自在な寸法とにより長方形状に形成
されていると共に、螺孔とか螺杆による取着用螺部を備
えてなる取着板状本体において、その上記両短辺の対角
線配置である各コーナには、当該各短辺が長辺に向けて
切欠角部を形成すると共に、当該切欠角部の一方または
双方にあって、欠落用突起を突設することにより、前記
被取着材の奥溝に開口側端から係入した取着用板状本体
の回動が、上記欠落突起を備えた短辺と被取着材の突出
板部との押当により阻止され、当該欠落用突起の欠落除
去によって、前記挿入溝から短辺を直交状にして挿入さ
れた取着用板状本体の回動操作が許容されることで、被
取着材の抜け止め板部に当該取着用板状体の両短辺が係
当自在となるようにしたことを特徴とする部品取着用板
状体。 - 【請求項2】 取着板状本体の切欠角部における欠落用
突起が、当該切欠角部における長辺側のコーナ端部に突
設され、当該欠落用突起の基根部をペンチ等の手動操作
により切欠可能なるよう形成するか、鋸または鑢により
削除可能なるよう形成した請求項1記載の部品取着用板
状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33776899A JP3442017B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 部品取着用板状体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33776899A JP3442017B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 部品取着用板状体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001153111A true JP2001153111A (ja) | 2001-06-08 |
JP3442017B2 JP3442017B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=18311790
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007330579A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
JP2010171111A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Ntt Facilities Inc | ラック間通路遮へい構造 |
JP2016118230A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 積水樹脂株式会社 | ナット部材 |
JP2017197200A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 株式会社三共 | 載置台 |
JP2018185009A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 積水樹脂株式会社 | 取付ボルトとそれを用いた部材の取付構造 |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33776899A patent/JP3442017B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018185009A (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 積水樹脂株式会社 | 取付ボルトとそれを用いた部材の取付構造 |
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