JP2001152898A - 航走特性制御装置 - Google Patents

航走特性制御装置

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JP2001152898A
JP2001152898A JP34233199A JP34233199A JP2001152898A JP 2001152898 A JP2001152898 A JP 2001152898A JP 34233199 A JP34233199 A JP 34233199A JP 34233199 A JP34233199 A JP 34233199A JP 2001152898 A JP2001152898 A JP 2001152898A
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Hiroshi Harada
博 原田
Yukio Matsushita
行男 松下
Hirotaka Kaji
洋隆 梶
Masashi Yamaguchi
昌志 山口
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Yamaha Marine Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
Sanshin Kogyo KK
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0265Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の問題点を解決し、使用者の好みや使用
環境等に応じて最適な航走を可能にする航走特性制御装
置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る航走特性制御装置は、航走
特性に影響を及ぼす装置を備えた船舶において、所定の
入力情報に基づいて前記航走特性に影響を及ぼす装置の
操作量に関する出力を決定する制御モジュールを備えた
航走特性制御装置を設け、前記航走特性制御装置に、船
舶としての特性を評価対象として、実時間で、前記制御
モジュールを最適化する最適化処理部を設けたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の好みや使
用環境等に応じて最適な航走を可能にする航走特性制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、艇体の後部に取り付けられて
使用される船外機は、出荷前に艇体に取り付けた状態で
試走して、そのエンジンやトリム装置の特性のセッティ
ングが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、船舶
は、天候や季節の変化により使用環境が著しく変動し、
また、使用者の好みも著しく変動するものなので、全て
の使用者があらゆる使用環境下において満足できる航走
特性が得られるように船外機のエンジン及びトリム装置
をセッティングするのは困難である。このため、船舶を
実際に使用するときには、セッティングの時と積載状態
が異なり、また、波などの外乱も受けるので、セッティ
ング時と使用環境が著しく異なることが多いため試走の
段階でセッティングされた特性が必ずしも最適なもので
あるとは限らず、場合によっては、使用者に乗り心地が
悪いと感じられることもある。このような問題点は、船
外機を搭載するタイプの船舶に限らず、艇内に原動機を
搭載した船舶や、可動式フラップ装置を取り付けた船舶
にも共通している。本発明は、上記した従来の問題点を
解決し、使用者の好みや使用環境等に応じて最適な航走
を可能にする航走特性制御装置を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る航走特性制御装置は、航走特性に
影響を及ぼす装置を備えた船舶において、所定の入力情
報に基づいて前記航走特性に影響を及ぼす装置の操作量
に関する出力を決定する制御モジュールを備えた航走特
性制御装置を設け、前記航走特性制御装置に、船舶とし
ての特性を評価対象として、実時間で、前記制御モジュ
ールを最適化する最適化処理部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示した幾つかの
実施例を参照しながら本発明に係る航走特性制御装置の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る航
走制御装置の一実施例を示す概略ブロック図である。図
面に示すように、この航走制御装置は、適当な外界情報
を入力情報とし、その入力情報に基づいて、航走特性に
影響を及ぼす装置の操作量に関する情報を決定し、出力
する制御モジュールを備えている。この制御モジュール
は、好ましくは、ファジィ推論システムを採用している
制御モジュール、例えば、ファジィ制御器、ファジィ意
志決定システム又はファジィニューロ制御器であり得る
が、これに限定されるものではない。また、この航走制
御装置は、最適化処理部を備え、この最適化処理部は、
対話型進化処理部及び/又は自律型進化処理部を有し、
これらの進化処理部により船舶としての特性を評価対象
として、実時間で、前記制御モジュールのパラメータを
最適化する。最適化されるべきパラメータは、制御モジ
ュールに関するパラメータであれば任意のパラメータで
よく、例えば、ファジィ推論システムを採用している場
合には、メンバシップ関数の数、形状、位置及び広がり
を決めるためのパラメータ、ファジィルール、又は入出
力値の規格化係数等が挙げられる。また、最適化のため
の評価については、対話型進化処理部に対しては使用者
が直接行い、また、自律型評価処理部に対しては予め所
定の評価基準に基づいて設計された評価部によって行わ
れる。このように、船舶としての特性を評価対象とし
て、実時間で、航走特性に影響を及ぼす装置の動作特性
を最適化できるように構成することで、船舶の特性を使
用者の好みや使用環境に実時間で適合させることが可能
になる。
【0006】次に、本発明に係る航走特性制御装置の適
用例を制御対象を特定した実施例を挙げて説明してい
く。図2〜図17は、本発明に係る最適化方法を滑走艇
の船外機及びトリム装置に適用した実施例を示してい
る。図2は、船外機及びトリム装置と制御装置との関係
を示す概略図である。図中、符号10は制御装置を示し
ており、この制御装置10は、艇体の変化や外乱に応じ
た定速航送制御及び加速最適化制御を実現する最適な操
船特性及び加速特性を獲得し、また、使用者の好み、即
ち、使用者が異なる場合は勿論のこと、同一の使用者の
好みの時間的変化、例えば、春と秋で操船の好みが変化
するような場合に応じても最適な操船特性及び加速特性
を獲得するように構成されている。なお、本実施例にお
いて、「操船特性」とは、電子スロットル弁操作とトリ
ム操作による船速制御特性のことを意味する。制御装置
10は、エンジン回転数、速度、加速度、ステアリング
角度、スロットル開度等の情報を入力し、これらの入力
情報に基づいて電子スロットル弁と、油圧シリンダ及び
油圧ポンプを備えたトリム装置とを操作することによ
り、吸入空気量及び船体の姿勢を制御し、定速航走制御
及び加速最適化制御を行う。
【0007】図3及び図4は、制御装置10の内部構成
を示す概略ブロック図である。図面に示すように、この
制御装置10は定速航走制御部及び加速最適化制御部を
有する。定速航走制御部は、図3に示すように、所定の
入力情報に基づいて電子スロットル弁の開度とトリム角
度を決定する操船ファジィ制御モジュールと、前記操船
ファジィ制御モジュールの規格化係数を最適化する自律
型進化処理部と、自律型進化処理部の評価を行う操船性
評価部と、前記操船ファジィ制御モジュールのファジィ
ルールを最適化する対話型進化部とを有する。また、加
速最適化制御部は、図4に示すように、所定の入力情報
に基づいてトリム角度を決定するトリム制御モジュール
と、前記トリム制御モジュールの制御パラメータを最適
化する自律型進化処理部と、自律型進化処理部の評価を
行う加速性評価部と、前記トリム制御モジュールの制御
パラメータを最適化する対話型進化処理部とを有する。
尚、前記「規格化係数」とは、入出力情報の大きさを調
整する係数を意味する。
【0008】1.定速航走制御部における制御:操船フ
ァジィ制御モジュールは、ファジィ推論システムとし
て、例えば、簡略推論法を採用しており、エンジン回転
数、速度、加速度、ステアリング角度に対する電子スロ
ットル弁開度変化量とトリム角度変化量とを出力する。
前記ファジィルールテーブルは、熟練者の操船知識を基
に設計され得、簡略推論法におけるファジィルールは実
数値で表される。定速航走制御部における自律型進化処
理部は、例えば、遺伝的アルゴリズムを採用しており、
図5に示すように前記操船ファジィ制御モジュールの規
格化係数をコード化して個体を生成し、遺伝的アルゴリ
ズムを用いて、これらの規格化係数の最適化を行う。自
律型進化処理中の各個体の評価は、目標となる操船特
性、例えば、使用者が定めた速度に対する実速度の偏差
が目標値以下に近づくほど評価値が高くなるように設定
された評価部が行うように構成されており、その結果、
操船ファジィ制御モジュールの規格化係数は目標となる
操船特性に向けて自動的に最適化され、使用環境や艇体
が変化した場合においても、最適な操船特性が得られる
ようになる。このように、進化処理における評価を、予
め設計された評価部により行い、最適化を自動的に行え
るようにする方法を本明細書では自律型評価を称する。
また、操船制御部における対話型進化処理部は、例え
ば、遺伝的アルゴリズムを採用しており、図6に示すよ
うに前記操船ファジィ制御モジュールのファジィルール
テーブルの一部をコード化して個体を生成し、遺伝的ア
ルゴリズムを用いて、これらのファジィルールテーブル
の一部の最適化を行う。対話型最適化処理中の各個体の
評価は、使用者が実際に体感する乗り心地に基づいて行
うように構成されており、その結果、操船ファジィ制御
モジュールのファジィルールテーブルの一部は使用者の
評価に従って最適化され、使用者の評価に合った最適な
操船特性が得られるようになる。このように、進化処理
における評価を使用者が行う方法を本明細書では対話型
評価と称する。次に、上記した定速航走制御部における
進化処理について説明していく。図7は、定速航走制御
部の進化処理の流れを示すフローチャートである。上述
のように、この制御装置では、進化処理を行う際に、定
速航走制御部の自律型進化処理部については自律型評価
を行い、対話型進化処理部については対話型評価を用い
ている。評価方法が異なると最適化処理の流れが異なる
ので、以下の説明では自律型評価方法を採用した進化処
理と対話型評価方法を採用した進化処理とを分けて説明
する。 a.自律型進化処理部における進化処理 図7に示すように、始めに規格化係数の初期値を予め決
めた範囲内でランダムに決定し、複数の初期個体からな
る第1世代を生成する(ステップ1−1)。そして、第
1世代の全ての個体に対する定速航走制御評価を行う
(ステップ1−2)。ここで、定速航走制御評価につい
て簡単に説明すると、時分割により複数の個体を擬似的
に並行に動作させ、その期間の合計での評価値を比較す
る。具体的には、エンジン回転数の使用域に応じて評価
を変更し、例えば、エンジンの低回転域を用いるトロー
リングの場合には、図8に示すように、10個の個体に
ついて、1分ずつ制御を行い、目標速度に対する実速度
の差の絶対値をサンプリングタイム毎に合計し、これを
1サイクルとして20サイクル繰り返し、評価期間内の
総合計を評価値として算出する。こうすることで、気象
や海象(具体的には、例えば、風や波)等の外乱による
影響を、各個体でトータルとして揃えられるため、各個
体の特性を公平に評価することができる。また、エンジ
ンの高回転域を用いるクルージングの場合、前記した評
価方法に加えて、高速時に発生する不安定な挙動、即
ち、艇体が上下に揺れるピッチングや、左右に振られる
ダッチロールを抑制するために、ピッチング、又はダッ
チロールを検出した場合には、個体の評価値として0を
与え、トリム角をピッチング、又はダッチロールが発生
しない角度まで減少させることで艇体を安定させ、以降
その角度を最大トリム角として各個体の評価を行う。こ
うすることで、高速時に不安定な挙動が発生することを
防止することができる。上記した評価値計算処理(ステ
ップ1−2)で得られた各個体の評価値に基づいて、そ
れが最適な操船特性か否かを評価し(ステップ1−
3)、評価の結果、最適な操船特性が獲得できたか否か
を判断する(ステップ1−4)。そして、最適な操船特
性が得られていた場合には進化処理を終了し、得られて
いない場合には、進化型計算モジュールに入り、次世代
の個体群を生成する(ステップ1−5)。 b.対話型進化処理部における進化処理 図7に示すように、対話型進化処理部には通常制御モー
ドと進化モードとがある。通常制御モードと進化モード
の切り換え(ステップ2−1)は、予め決められた条
件、例えば、時間に基づいて行ってもよく、また、図9
に示すようなインターフェイスを介して使用者の意志に
基づいて行ってもよい。通常制御モードでは、その時点
で確定しているファジィルールテーブルを用いてファジ
ィ制御を行い、同時に進化モードに切り替わるまでの各
ファジィルールの適合度の累計を求める(ステップ2−
2)。具体的には、図10に示すように、ある時刻にお
ける各ファジィルールの適合度を演算する適合度テーブ
ルの演算結果を、進化モードに切り替わるまでの適合度
の累計を演算する累計テーブルに加算し(ステップ2−
3)、これを進化モードに切り替わった時点で終了す
る。進化モードに切り替わると、図7に示すように、累
計テーブルを参照して、対応する任意の数のファジィル
ールを、累計の大きいものから順に染色体にコード化し
(ステップ2−4)、これを初期値として正規分布に従
った摂動を加え、複数の初期個体から成る第1世代を生
成する(ステップ2−5)。そして、第1世代のいずれ
かの個体のパラメータを用いて試乗を行い(ステップ2
−6)、その個体に対する評価値を使用者が入力する
(ステップ2−7)。前記評価値に基づいて、好みの操
船特性が得られたか否かを判断し(ステップ2−8)、
得られたと判断した場合には、その個体を最優良個体と
して進化処理を終了し、得られていない場合には、1世
代の全ての個体に対して試乗及び評価が終了しかた否か
を判断する(ステップ2−9)。全ての個体及び評価が
終了していない場合には、ファジィ制御モジュールのフ
ァジィルールを別の個体のものに変更し(ステップ2−
10)、再び試乗を行わせる(ステップ2−6)。ま
た、全ての個体に対する試乗及び評価が終了した場合に
は、規定世代数に達したか否かを判断し(ステップ2−
11)、達したと判断した場合には、その世代で最も評
価値の高い個体を最優良個体として進化処理を終了し、
達していないと判断した場合には進化型計算モジュール
に入り(ステップ2−12)、次世代の個体郡を生成
し、再び、それらの個体のファジィルールを用いた試乗
及び評価を行う。以上の処理は、好みの操船特性が得ら
れるか、規定世代数に達するまで繰り返し行われ、その
結果、操船ファジィ制御モジュールのファジィルールテ
ーブルの一部は得られた個体のファジィルールに置き換
えられ、累計テーブルは0に初期化される(ステップ2
−13)。その後、再び、通常制御モードに切り替わる
と、置き換えられたファジィルールテーブルを用いてフ
ァジィ制御を行い、進化モードに切り替わるまで、この
時の各ファジィルールの適合度の累計を求める。上記し
た処理を繰り返すことによって、適合度の累計の高い、
即ち、現在の環境においてよく使用される領域のファジ
ィルールについて、集中して最適化を行うことが可能と
なり、また、あまり使用されていない領域のファジィル
ールを変更することがないため、環境が急変し、あまり
使用されていない領域のファジィルールが使用された場
合でも、安定した制御を行うことが可能になる。
【0009】2.加速最適化制御部における制御 トリム制御モジュールは、速度に対するトリム変化量を
出力する。図11は、船舶の速度―抵抗曲線とトリム位
置との関係を示すグラフである。図11に示すように、
船舶の速度―抵抗曲線はトリム位置によって大きく異な
る。艇体と水面との間に発生する抵抗は、大きく造波抵
抗と摩擦抵抗とに分けることができる。造波抵抗とは、
船舶の推進時に自らが発生する波による抵抗であり、摩
擦抵抗とは艇体と水面との摩擦によって発生する抵抗で
ある。低速域では、増速するに従って造波抵抗が増加
し、ある速度において極限となる。この状態はハンプと
呼ばれ、ハンプは、トリム角が最も小さな状態であるフ
ルトリムイン」の時に最も小さく、トリム角が最も大き
な状態であるフルトリムアウトに近づくにつれて次第に
大きくなる。ハンプを超えると、造波抵抗は次第に小さ
くなり、やがてプレーニング状態となる。プレーニング
時における摩擦抵抗は、フルトリムインの時に最も大き
く、フルトリムアウト付近で最も小さくなる。通常、手
動で停船時から最高速度まで加速を行う場合、フルトリ
ムインの状態からスロットルを全開にし、ハンプを超え
た時点から、次第に、トリムをピッチング及びダッチロ
ールの発生しないトリム角まで、アウト側に操作する。
こうすることで、造波抵抗と摩擦抵抗とを押さえること
が可能になり、結果として、停船時あら最高速度に達す
るまでの時間が短縮される。しかしながら、トリムを操
作するタイミング、操作する速度並びに最終的なトリム
角は、艇体の種類が外乱によって大きく異なり、また、
高度な操作技術を要求する。加速最適化制御部における
自律型進化処理部は、例えば、遺伝的アルゴリズムを採
用しており、図12に示すようにトリム制御モジュール
の制御パラメータ(トリムアウト開始速度T1、トリム
作動速度T2、最終トリム角度T3)をコード化して個
体を生成し、遺伝的アルゴリズムを用いて、これらの制
御パラメータの最適化を行う。自律型進化処理中の各個
体の評価は、目標となる加速特性、例えば、停船時から
定められた速度に達するまでの時間が短いほど、評価値
が高くなるように設定された評価部が行うように構成さ
れており、その結果、トリム制御モジュールの制御パラ
メータは目標となる加速特性に向けて自動的に最適化さ
れ、使用環境や艇体が変化した場合においても、最適な
加速特性が得られるようになる。また、加速最適化制御
部における対話型進化処理部は、例えば、遺伝的アルゴ
リズムを採用しており、トリム制御モジュールの制御パ
ラメータをコード化して個体を生成し、遺伝的アルゴリ
ズムを用いて、これらの制御パラメータの最適化を行
う。対話型最適化処理中の各個体の評価は、使用者が、
実際に体感する乗り心地に基づいて行うように構成され
ており、その結果、トリム制御モジュールの制御パラメ
ータは使用者の評価に従って最適化され、使用者の評価
に合った最適な加速特性が得られるようになる。自律型
進化処理部と対話型進化処理部の切り替えは予め定めら
れた条件、例えば、時間に基づいて行っても良く、ま
た、図7に示すようなインターフェイスを介して、使用
者の意思に基づいて行ってもよい。具体的には、まず自
律型進化処理部で進化処理を行い、そこで得られた最適
な加速特性を基に、対話型進化処理部で進化処理を行
い、使用者の好みに合うように微調整を行うように構成
しても良く、また、自律型進化処理中に、使用者の気に
入らないような個体が発生した場合は、使用者がその場
で評価値0を与え、次個体に切り替えるように構成して
もよい。次に、上記した加速最適化制御部における進化
処理について説明していく。図13は、加速最適化制御
部の進化処理の流れを示すフローチャートである。 a.自律型進化処理部における進化処理 図13に示すように、始めに制御パラメータの初期値を
予め決められた範囲でランダムに決定し、複数の初期個
体からある第1世代を生成する(ステップ1−1)。そ
して、第1世代の全ての個体に対する加速最適化制御評
価を行う(ステップ1−2)。ここで、加速最適化制御
評価について簡単に説明すると、1個体につき1回、停
船状態から定められた速度までスロットル全開で加速
し、定められた速度に達するまでの時間を評価値として
算出する。上記した評価値計算処理(ステップ1−2)
で得られた各個体の評価血に基づいて、それが最適な加
速特性か否かを評価し(ステップ1−3)、評価の結
果、最適な加速特性が獲得できたか否かを判断する(ス
テップ1−4)。そして、最適な操船特性が得られてい
た場合には進化処理を終了し、得られていない場合に
は、進化型計算モジュールに入り、次世代の個体郡を生
成する(ステップ1−5)。 b.対話型進化処理部における進化処理 図13に示すように、始めに制御パラメータの初期値を
予め決められた範囲でランダムに決定し、複数の初期個
体からなる第1世代を生成する(ステップ1−2)。そ
して、第1世代の何れかの個体のパラメータを用いて試
乗を行い(ステップ2−2)、その個体に対する評価値
を使用者が入力する(ステップ2−3)。前記評価値に
基づいて、好みの加速特性が得られたか否かを判断し
(ステップ2−4)、得られたと判断した場合には進化
処理を終了し、得られていない場合には、1世代の全て
の個体に対して試乗及び評価が終了したか否かを判断す
る(ステップ2−5)。全ての個体に対する試乗及び評
価が終了していない場合には、トリム制御モジュールの
パラメータを別の個体のものに変更し(ステップ2−
6)、再び試乗を行わせる(ステップ2−2)。また、
全ての個体に対する試乗及び評価が終了した場合には、
進化型計算モジュールに入り(ステップ2−7)、次世
代の個体郡を生成し、再び、それあの個体のパラメータ
を用いた試乗及び評価を行う。これらの処理は好みの加
速特性が得られるまで繰り返し行われ、その結果、トリ
ム制御モジュールのパラメータは最適化される。ここ
で、対話型を採用した加速特性の評価について説明する
と、1個体につき1回、停船状態から定められた速度ま
でスロットル全開で加速し、使用者が体感した加速感及
び乗り心地に基づいて評価値を入力する。
【0010】ここで、進化型計算モジュールの幾つかの
例について説明する。 a.遺伝的アルゴリズム(GA) 図14は、進化型計算法として遺伝的アルゴリズムを用
いた場合の進化型計算モジュールの概略フローチャート
である。このモジュールでは、1世代の個体全ての評価
の終了後、好みの特性が得られたかった場合に、次世代
の個体郡を生成する。スケーリング(ステップ1)につ
いては、個体郡内の最大適応度と平均適応度との比率が
一定となるように適応度の線形変換を行う。選択(ステ
ップ2)については、使用者の評価値(適応度)に比例
して確率的に選択するルーレット選択方式が採用され得
る。また、ランダムに選んだn個の個体の中で最良の評
価値を持つものを選択するトーナメント選択方式を用い
ることもできる。交叉(ステップ3)には、1点交叉、
2点交叉、又は正規分布交叉等の手法がある。尚、交叉
のために選択された親が同一の個体であることもおこり
得るが、これを放置すると個体郡としての多様性が失わ
れることになるので、交叉に選択された親が同一の個体
の場合には、他の選択された個体と入れ換えて、可能な
限り、同じ個体の交叉を避ける。突然変異(ステップ
4)については、個体の各遺伝子座について一定の確率
で、ランダムに値を変更する。そのほかにも正規分布に
従う摂動を加える方法も考えられる。異なる個体を交叉
の親として選択したにもかかわらず、それらが遺伝的に
みて全く同一である場合には、交叉する親の両方につい
て、通常より高い確率で突然変異を生じさせる。また、
上記の他に、一度に一世代の全ての個体を置き換える
「再生」と呼ばれる世代交代の手法を用いてもよい。さ
らに、厳密に世代交代を適用した場合、評価の高い個体
を破壊してしまう恐れがあるため、エリート(高い評価
を獲得した任意の数の個体)を無条件に次世代に残すエ
リート保存戦略を合わせて用いてもよい。 b.進化戦略(ES) 図15は、進化型計算法として進化戦略を用いた場合の
進化型計算モジュールの概略フローチャートである。こ
のモジュールでは、1世代の個体全ての評価の終了後、
好みの特性が得られなかった場合に、次世代の個体郡を
生成する。選択(ステップ1)については、進化戦略の
種類により選択の仕方が異なるので、ここでは、代表的
な2種類の手法について説明する。(μ,λ)−ESと
呼ばれる進化戦略の場合、μ個の親個体から生成された
λ個の子個体の中から、適応度の良いものから順にμ個
を確定的に選択する。(μ+λ)−ESと呼ばれる進化
戦略の場合、μ個の親個体とλ個の子個体とを合わせた
個体郡の中から、適応度の良いものから順にμ個を確定
的に選択する。進化戦略には、上記の他に下記のような
手法があり、これらを用いる場合には、これらの手法に
合わせた選択の仕方を行う。 ・(1,1)−ES:ランダムウォーク(RW) ・(1+1)−ES:ヒルクライミング(HC) ・(1,λ)−ES,(1+λ)−ES:近傍探索法 ・(μ+1)−ES:連続世代型多点探索法 交叉(ステップ2)については、正規分布交叉を用いる
が、パラメータごとに親の値を継承したり、中点、内分
点又は外分点を子の値としてもよい。突然変異(ステッ
プ3)については、各パラメータに対して正規分布に従
う摂動を加える。このとき、正規分布の分散はパラメー
タごとに調整を行っても良いし、パラメータ間の相関を
持たせてもよい。以上説明したように進化戦略(ES)
は、各パラメータを実数値のまま使用するため、遺伝的
アルゴリズムのような表現型から遺伝子型への変換が不
要になるという利点がある。また、正規分布交叉などの
実数の連続性を考慮した交叉方法を用いることで、遺伝
的アルゴリズムにおいてよく用いられるバイナリコード
やグレイコードを1点交叉や多点交叉させるものより
も、親の形質を強く子の形質に反映させることができ
る。 c.進化的プログラミング(EP) 図16は、進化型計算手法として進化的プログラミング
を用いた場合の進化型計算モジュールの概略フローチャ
ートである。スケーリング(ステップ1)については、
個体数がμ個の場合、摂動を加える前の個体と摂動を加
えた後の個体を合わせた2μ個の個体について、それぞ
れランダムに選んだq個の個体と比較し、勝っている数
をその個体の適合度とする。選択(ステップ2)は、生
成された個体郡の中から適応度のよいものから順にμ個
を選択する。選択は確定的であるが、スケーリングが確
率的であるので、実質的には選択は確率的となる。以上
説明した進化的プログラミング(EP)は、各パラメー
タを実数値のまま使用するため、遺伝的アルゴリズムの
ような表現型から遺伝子型への変化が不要になるという
利点がある。また、交叉を用いないので、表現型に制約
がない。遺伝的アルゴリズムは進化戦略のようにパラメ
ータをストリング状にする必要があなく、木構造等でも
よい。
【0011】本実施例で説明した滑走艇は、天候や季節
の変化により使用環境が著しく変動し、また、使用者の
好みも著しく変動するものなので、全ての使用者があら
ゆる使用環境下において満足できる船速制御特性を設計
の段階や出荷前のセッティングの段階で獲得することは
実質的に不可能な制御対象であり、また、通常、船外機
と船体とが別個に製造されるため、最適な船速制御を行
うためには、使用環境及び使用者の特性に加えて、船体
に合わせたスロットル制御及びトリム角制御が必要とな
り、制御装置にファジィ制御器を用いている場合、全て
の条件に合わせてファジィ制御器の特性の最適化を行う
のは非常に困難だが、以上説明したように、電子スロッ
トル弁操作及びトリム操作を制御する制御装置10の操
船ファジィ制御モジュールのパラメータを、進化型計算
を用いて実時間で最適化できるように構成することによ
って、これらの全ての条件に合った船速制御を行うこと
が可能になるという顕著な効果を奏する。
【0012】以上説明した実施例では、エンジン回転
数、速度、加速度、ステアリング角度等の情報を入力
し、これらの入力情報に基づいて電子スロットル弁及び
トリム装置を操作することにより、吸入空気量及び艇体
の姿勢を制御することで定速航走制御を行い、定速航走
制御部は、所定の入力情報に基づいて電子スロットル弁
の開度とトリム角度を操船ファジィ制御モジュールによ
って決定し、前記操船ファジィ制御モジュールの規格化
係数を自律型評価を用いて最適化を行い、前記操船ファ
ジィ制御モジュールのファジィルールを対話型評価を用
いて最適化し、また、速度を入力し、入力情報に基づい
てトリム装置を操作することにより、姿勢を制御するこ
とで加速制御を行い、加速最適化制御部は、所定の入力
情報に基づいてトリム角度をトリム制御モジュールによ
って決定し、前記トリム制御モジュールの制御パラメー
タを自律型評価及び対話型評価を用いて最適化した航走
制御装置について説明しているが、本発明に航走制御装
置は、上記した実施例に限定されることなく、例えば、
評価を燃費消費率及び/又は消費電力に基づいて行って
もよく、使用者の乗り心地に基づいて行ってもよく、ま
た、加速最適化制御部が電子スロットル制御モジュール
を備えるように構成してもよい。また、上記した実施例
では、滑走艇の船外機及びトリム装置について最適化を
行うように構成されているが、これは本実施例に限定さ
れることなく、例えば、図17に示すように、エンジン
及びウォータノズルトリム装置と、艇体とを組み合わせ
て組合せ完成品として使用されるパーソナルウォータク
ラフトにおけるエンジン及びウォータノズルトリム装置
を単位装置として、本発明を適用した場合には、エンジ
ンにおける電子スロットル弁装置及びウォータノズルト
リム装置を制御する制御装置をパーソナルウォータクラ
フトとしての特性を評価基準として最適化して、吸入空
気量及び艇体の姿勢の制御の最適化を行うことが可能に
なり、また、図18に示すように、艇体と、ガソリンエ
ンジンを搭載した船外機及びトリム装置とを組み合わせ
て組合せ完成品として使用される滑走艇における船外機
及びトリム装置を単位装置として、本発明を適用した場
合には、エンジンにおける電子スロットル弁装置とトリ
ム装置とを制御する制御装置を滑走艇の特性を評価基準
として最適化して吸入空気量及び艇体の姿勢の制御の最
適化を行うことが可能になり、さらに、図19に示すよ
うに、艇体と、ディーゼルエンジンを搭載した船外機及
びフラップ可動装置とを組み合わせて組合せ完成品とし
て用いられる滑走艇における船外機及びフラップ可動装
置を単位装置として本発明を提供する場合には、エンジ
ンにおける燃料噴射装置とフラップ可動装置とを制御す
る制御装置を滑走艇の特性を評価基準として最適化して
燃料噴射量及び艇体の姿勢の制御の最適化を行うことが
可能になる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、航走特
性に影響を及ぼす装置を備えた船舶において、所定の入
力情報に基づいて前記航走特性に影響を及ぼす装置の操
作量に関する出力を決定する制御モジュールを備えた航
走特性制御装置を設け、前記航走特性制御装置に、船舶
としての特性を評価対象として、実時間で、前記制御モ
ジュールを最適化する最適化処理部を設けているので、
多種多様で変化し易い使用者の好みや使用環境に、その
都度適合した最適な航走特性を得ることが可能になると
いう効果を奏する。船外機は、艇体とは別個の製造さ
れ、取り付けられる艇体の種類も多種多様なので、使用
者の好みや使用環境だけでなく、艇体との適合性も要求
されるので、全てに適合した特性を得るのは非常に困難
だが、請求項2に係る発明によれば、前記航走特性に影
響を及ぼす装置が船外機であるので、上記したような問
題点を解消できるという効果を奏する。また、請求項1
0に係る発明によれば、前記最適化処理部が、予め設定
された評価基準に基づいて最適化処理に関する評価を行
うので、使用者に最適化処理に関する負担をかけること
がないという効果を奏する。さらにまた、請求項11に
係る発明によれば、前記最適化処理部が、最適化処理に
関する使用者意思に基づく評価を入力する手段とを備
え、前記使用者意思に基づく評価に沿って最適化を行う
ので、最適化処理に使用者の好みを反映させることがで
きるので、より使用者の好みに合った特性を得ることが
でき、また、使用者に、自分が最適化に参加していると
いう楽しみを与えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る航走特性制御装置の一実施例
を示す概略ブロック図である。
【図2】 船外機及びトリム装置と制御装置との関係
を示す概略図である。
【図3】 制御装置10の内部構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図4】 制御装置10の内部構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図5】 操船ファジィ制御モジュールの規格化係数
と、それをコード化して生成された個体との関係を概念
的に示す図である。
【図6】 操船ファジィ制御モジュールのファジィル
ールテーブルと、その一部をコード化して生成された個
体との関係を概念的に示す図である。
【図7】 定速航走制御部の進化処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】 複数の個体を時分割で評価する時の時分
割の仕方の一例を示すグラフである。
【図9】 通常制御モードと進化モードの切り換えを
行うインターフェースの一例を示す図である。
【図10】 ファジィルールの適合度の累計を求め方の
一例を示す図である。
【図11】 船舶の速度―抵抗曲線とトリム位置との関
係を示すグラフである。
【図12】 加速最適化制御部における自律型進化処
理部で用いられる個体の一例を示す図である。
【図13】 加速最適化制御部の進化処理の流れを示す
フローチャートである。
【図14】 進化型計算法として遺伝的アルゴリズムを
用いた場合の進化型計算モジュールの概略フローチャー
トである。
【図15】 進化型計算法として進化戦略を用いた場合
の進化型計算モジュールの概略フローチャートである。
【図16】 進化型計算手法として進化的プログラミン
グを用いた場合の進化型計算モジュールの概略フローチ
ャートである。
【図17】 本発明の別の適用例を示す概略図である
【図18】 本発明のさらに別の適用例を示す概略図で
ある。
【図19】 本発明のさらに別の適用例を示す概略図で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/02 F02D 11/10 F 351 41/04 310Z 11/10 330Z 41/04 310 45/00 305A 330 370B 45/00 305 B63H 21/26 B 370 N (72)発明者 松下 行男 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 (72)発明者 梶 洋隆 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 山口 昌志 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 3G065 CA22 DA04 GA11 GA35 GA41 GA46 KA02 3G084 AA01 AA08 BA05 BA13 CA04 DA02 DA04 DA25 EA05 EA07 EB08 EB24 EC04 FA05 FA10 FA33 3G093 AA19 AB01 BA19 BA23 CB06 CB10 CB15 DA01 DA06 DB29 EA05 EA06 EA09 EC01 FA02 FA03 3G301 HA01 HA02 HA26 JA02 KA12 KB02 KB03 KB04 KB07 LA03 MA11 NA07 NA08 NA09 NB02 NB03 NC02 NC08 ND43 ND45 NE23 PA11Z PE01Z PF00Z PF02Z PG00Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航走特性に影響を及ぼす装置を備えた船舶
    において、 所定の入力情報に基づいて前記航走特性に影響を及ぼす
    装置の操作量に関する出力を決定する制御モジュールを
    備えた航走特性制御装置を設け、 前記航走特性制御装置に、船舶としての特性を評価対象
    として、実時間で、前記制御モジュールを最適化する最
    適化処理部を設けたことを特徴とする航走特性制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記航走特性に影響を及ぼす装置が、原動
    機を備えた船外機を含み、 前記航走特性制御装置が、前記原動機の動作特性を制御
    する制御装置であることを特徴とする請求項1に記載の
    航走特性制御装置。
  3. 【請求項3】前記原動機が、電子スロットル装置及び/
    又は電子制御燃料噴射装置を備え、 前記制御装置が、電子スロットル弁開度及び/又は燃料
    噴射量を制御することを特徴とする請求項2に記載の航
    走特性制御装置。
  4. 【請求項4】前記航走特性に影響を及ぼす装置が、トリ
    ム装置を備えた船外機を含み、 前記航走特性制御装置が、前記トリム装置のトリム角度
    を制御する制御装置であることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか一項に記載の航走特性制御装置。
  5. 【請求項5】前記航走特性に影響を及ぼす装置が、艇内
    に設けられる原動機を含み、 前記航走特性制御装置が、前記原動機の動作特性を制御
    する制御装置であることを特徴とする請求項1に記載の
    航走特性制御装置。
  6. 【請求項6】前記原動機が、電子スロットル装置及び/
    又は電子制御燃料噴射装置を備え、 前記制御装置が、電子スロットル弁開度及び/又は燃料
    噴射量を制御することを特徴とする請求項5に記載の航
    走特性制御装置。
  7. 【請求項7】前記航走特性に影響を及ぼす装置が、艇体
    に取り付けられる可動式フラップ装置を含み、 前記航走特性制御装置が、少なくとも可動式フラップ装
    置の動作特性を制御する制御装置であることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れか一項に記載の航走特性制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記原動機が、推進力を発生させるための
    水流を発生させるための原動機であり、 前記航走特性に影響を及ぼす装置が、前記水流の向きを
    変更可能なウォータノズルトリム装置を含み、 前記航走特性制御装置が、少なくとも前記ウォータノズ
    ルトリム装置の動作特性を制御する制御装置であること
    を特徴とする請求項5〜8の何れか一項に記載の航走特
    性制御装置。
  9. 【請求項9】前記航走特性制御装置における制御モジュ
    ールが前記航走特性に影響を及ぼす装置の操作量を出力
    し、 最適化処理部が、前記制御モジュールの制御パラメータ
    を最適化するように構成されていることを特徴とする請
    求項1〜7の何れか一項に記載の航走特性制御装置。
  10. 【請求項10】前記航走特性制御装置における制御モジ
    ュールが、所定の入力情報に基づいて前記航走特性に影
    響を及ぼす装置の操作量を出力する基本制御モジュール
    と、 所定の入力情報に基づいて前記操作量に対する補正量又
    は補正率を出力するを備え補正用制御モジュールとを備
    え、 前記最適化処理部が、前記補正用制御モジュールの制御
    パラメータを最適化するように構成されていることを特
    徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の航走特性制
    御装置。
  11. 【請求項11】前記最適化処理部が、 最適化手法に関する演算を行う最適化演算部と、 予め設定された評価基準に基づいて最適化処理に関する
    評価を行う自律型評価部を備えていることを特徴とする
    請求項1〜10の何れか一項に記載の航走特性制御装
    置。
  12. 【請求項12】前記最適化処理部が、 最適化手法に関する演算を行う最適化演算部と、 最適化処理に関する使用者意思に基づく評価を入力する
    手段とを備え、 前記使用者意思に基づく評価に沿って最適化を行うこと
    を特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の航走
    特性制御装置。
  13. 【請求項13】前記所定の入力情報が、少なくとも艇
    速、艇加速、艇角、操舵角、スロットル操作量又はエン
    ジン回転数の何れかを含むことを特徴とする請求項9〜
    12の何れか一項に記載の航走特性制御装置。
  14. 【請求項14】前記評価対象となる船舶としての特性
    が、少なくとも燃料消費率及び/又は消費電力を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の航
    走特性制御装置。
  15. 【請求項15】前記評価対象となる船舶としての特性
    が、少なくとも停船時から最高速度に達するまでの時間
    及び/又は使用者の指定した艇速に対する定速航走制御
    の追従性を含むことを特徴とする請求項1〜14の何れ
    か一項に記載の航走特性制御装置。
  16. 【請求項16】前記評価対象となる船舶としての特性
    が、少なくとも船舶の乗り心地であることを特徴とする
    請求項1〜15の何れか一項に記載の航走特性制御装
    置。
  17. 【請求項17】前記最適化評価部が、ヒューリスティッ
    クを用いて最適化に関する演算を行うように構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記
    載の航走特性制御装置。
  18. 【請求項18】前記ヒューリスティックが進化型計算法
    であることを特徴とする請求項17に記載の航走特性制
    御装置。
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