JP2001152432A - ゴム蝶番を用いた転倒型防水扉 - Google Patents

ゴム蝶番を用いた転倒型防水扉

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JP2001152432A
JP2001152432A JP33426699A JP33426699A JP2001152432A JP 2001152432 A JP2001152432 A JP 2001152432A JP 33426699 A JP33426699 A JP 33426699A JP 33426699 A JP33426699 A JP 33426699A JP 2001152432 A JP2001152432 A JP 2001152432A
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door body
door
rubber
pit
passage
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JP33426699A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamashita
英俊 山下
Masafune Tanie
正舟 谷江
Hirokatsu Uchida
浩勝 内田
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Hokoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構造で、収納スペースを大きく必要と
せず、確実に作動し、安価で、維持管理を軽減させるよ
うにした転倒型防水扉を提供する。 【解決手段】 構築物の通用口1の全幅に凹状の鋼製ピ
ット2を埋め込み、鋼製ピット2の上方開口を塞ぐよう
に扉体4を設け、鋼製ピット2内の構築物外側に板状の
ゴム蝶番22を設け、ゴム蝶番22に扉体4を回動自在
に取付け、扉体4の側面に水密ゴム25を装着すると共
に、通用口1の側壁にストッパ25を傾斜して取り付
け、また、扉体4にゴム製袋体16を装着し、気体圧縮
ボンベ20を操作バルブ21を介して外部から接続す
る。溢水時、操作バルブ21を開き、気体圧縮ボンベ2
0内の気体を袋体16に流入させる。袋体16の膨張に
より扉体4が持ち上がり、扉体4がストッパ25に制止
され所定高さに堰上げされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下駐車場、地下
街、地下鉄駅、ビル等の路上出入口に取り付けて、豪雨
等による構築物への雨水の浸入を防止し、あるいは、河
川に取り付けて堰として利用される、ゴム蝶番を用いた
転倒型防水扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下駐車場や地下街には地表に通じる出
入口が設けられており、出入口が構築物の外に面してい
る場合、雨天の時に出入口から雨水が吹き込むことがあ
る。豪雨等により地表の水かさが増すと、出入口に対し
構築物の内部が低い場合に内部に水が浸入する虞がある
ので、水の浸入を防ぐために防水扉を設置するようにし
ている。
【0003】図5に示す防水扉は、構築物の外に面する
通路口1に、通路口1と同じ幅の凹状箱型の鋼製ピット
2を床面3に埋め込み、蓋及び通路を兼用する扉体4を
設けたものである。扉体4は鋼製ピット2の上面開口に
蓋をした状態において、下部にブラケット5が固着さ
れ、ブラケット5に通路口幅方向にピン6を突出させて
いる。一方、鋼製ピット2の底面7に設けた支持台8の
上部にプレート部8aが形成され、プレート部8aに刻
まれた弧状溝8bに前述のピン6が摺動自在に嵌入され
ている。また、ブラケット5はプレート部8aに回動自
在に連結したアーム9に軸支されている。
【0004】これによって、扉体4はアーム9に軸支さ
れ、かつ、弧状溝8bに嵌入したピン6の軌道とによ
り、回動して起立可能に構成されている。また、鋼製ピ
ット2の底面7には油圧装置10及び長尺の駆動シリン
ダー11が設けられ、駆動シリンダー11の先端は扉体
4と回動自在に連結されている。なお、符号12は停止
部材、符号13は水密ゴムである。
【0005】そして、このような構築物においては、豪
雨等により、雨水が道路に氾濫して溢水状態になると、
構築物の通路口1から内部の低い方へ雨水が浸入するよ
うになるので、該構築物の管理人等が近くのスイッチを
押して防水扉を働かせて雨水の浸入を防ぐようにしてい
る。スイッチは油圧装置10を作動させ駆動シリンダー
11を横臥した状態から回動させて傾斜状態に起こし、
同時に扉体4が傾斜状態で持ち上がり、シリンダロッド
11aを伸長させることによって扉体4を起立させ、雨
水を堰止めるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記防水扉
の構造は、扉体4の撓みを防ぎ、雨水による静水圧や自
重に対処して扉体4の剛性を高めたり、駆動シリンダー
11を複数並設したりする。しかしながら、扉体重量が
大きくなると駆動シリンダー11も出力容量の大きいも
のを使用しなければならず、製作費を安価にすることが
できない。
【0007】また、その機能上、鋼製ピット2内に扉体
4と長尺の駆動シリンダー11を収納するため、ピット
深さも大きくしなければならず、また、鋼製ピット2内
に水が浸入することは避けられないので、駆動シリンダ
ー11等に対して完全防水しなければならない。その結
果、構造が複雑となり高価となる。また、メンテナンス
時、駆動シリンダー11、シリンダロッド11a等に付
着した砂、泥等を清掃するのに手間がかかる。特に、扉
体の回転中心部はプレート部8aに刻まれた弧状溝8b
にピン6が摺動自在に嵌入し、ブラケット5は回動自在
なアーム9に軸支されているので、水分中の砂、泥等が
弧状溝8b等に侵入すると防水扉の作動がぎこちなくな
る。
【0008】本発明は、簡素な構造で、大きな収納スペ
ースを必要とせず、確実に作動し、安価で、維持管理を
軽減できるようにしたゴム蝶番を用いた転倒型防水扉を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、構築物の通路口の床面に、通路全幅と通路
の通行方向に延長して凹状の鋼製ピットを形成し、鋼製
ピット内の構築物外側に通路幅方向に板状のゴム蝶番を
装着し、該ゴム蝶番に前記鋼製ピットの蓋を兼ねる扉体
を取り付け、かつ、該扉体の側面に通路側壁に接触する
水密ゴムを取り付け、前記扉体と前記鋼製ピットとの間
の前記ゴム蝶番側に、通路幅方向に延長するゴム製袋体
を設け、該袋体に流体を圧入する流体供給装置を前記鋼
製ピットの近傍に設置し、前記袋体の流体圧入による膨
張力により前記扉体を回動させるようにしたことを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1に示す防水扉は、構築物
の通路口1に設けたものであり、通路口1の通路全幅と
通路の通行方向に延長して凹状の鋼製ピット2をコンク
リート等の床面3に埋め込んでいる。鋼製ピット2内の
通路外側を軸として回動する扉体4は、倒伏時に鋼製ピ
ット2の上部開口を塞ぐ大きさにされている。また、扉
体4が回動する構造により、通路口1の両側壁には略扇
状の戸当り14を配設している。なお、構築物の通路口
1とは地下駐車場出入口等の車路または地下街出入口等
の通路(斜面を含む)の地表口を主に指し示す。
【0011】鋼製ピット2内の底面7には、通路外側に
台座15が設けられ、通路幅方向に延設されている。台
座15近傍に、扉体4を起立させるためのゴム製の袋体
16を載置する支持台17が設けられ、通路幅方向に延
設されている。袋体16には支持台17を貫通する連結
口18が備えられ、連結口18に供給管19が接続さ
れ、供給管19は鋼製ピット2の外部に設けた気体圧縮
ボンベ(流体供給装置)20に接続され、操作バルブ2
1が備えられている。また、気体圧縮ボンベ20の代わ
りに上水道を利用して、袋体16に水を圧入して膨張さ
せ、扉体4を起立させても良い。
【0012】図2及び図4に示すように、鋼製ピット2
内の台座15上には、通路全幅に亙ってゴム蝶番(ゴム
板)22が配設され、ゴム蝶番22の一端は保持板23
aに挟持されて鋼製ピット2の開口縁側壁に固着されて
いる。扉体4にはゴム製袋体16を当接させる支持枠4
aと、回動先端部を強固にする補強枠4bとが固着さ
れ、支持枠4aの側面にゴム蝶番22の他端が保持板2
3bに挟持されて固着されている。ゴム製袋体16はゴ
ム板をU字状に曲げ、端部を合掌するように当接させて
中空形状にしたもので、重ねた端部は台座15の側壁に
沿わせ固定金具24により固着されている。また、ゴム
製袋体16は支持台17と支持枠4aとに接触し、この
間で膨張収縮するようになる。
【0013】図1ないし図3に示すように、通路口1の
両側壁には、扉体4の略回動中心から垂直よりも鋼製ピ
ット2側に傾いてストッパ25が固定され、扉体4が堰
上げたときの状態を保持するようになっている。この扉
体4の両側には水密ゴム13が設けられて漏水を防ぐよ
うになっている。また、扉体4が倒伏して鋼製ピット2
の開口を閉じたときは、扉体4の回動先端部が鋼製ピッ
ト2の開口縁の停止部材12に支持される。
【0014】次に、このように構成した防水扉を構築物
に装着した状態における作用を説明する。豪雨等により
構築物の外部が溢水状態になると、構築物の内部に雨水
が浸入する虞が発生する。このような非常時になると、
その構築物の管理者等が、気体圧縮ボンベ20の操作バ
ルブ21を開き、供給管19を通じて袋体16内部に空
気を供給する。袋体16がその流体圧により膨らむと、
その膨張力で扉体4を回動させる。そして、扉体4は、
ストッパ25に圧接し所定の高さに堰上げられる。これ
により、扉体4側面の水密ゴム13と、ゴム蝶番22と
によって構築物側への漏水をなくし、袋体16の膨張力
が扉体4の幅方向全体に亙って作用し、扉体4を確実に
堰上げして防水扉として効果を発揮する。
【0015】その後、雨水の浸入の虞がなくなり、水位
が低下し、扉体4を元位置に戻すとき、操作バルブ21
を閉じて供給管19を外気に開放させ袋体16の内部の
空気を外気と通じさせる。扉体4は傾斜状態であるので
支持枠4aが袋体16を押圧し、袋体16の内部の空気
が抜け出ると共に扉体4が自重で倒伏動作を始める。そ
して、扉体4の支持枠4aと支持台17との間に袋体1
6が畳み込まれる。なお、気体圧縮ボンベ20の残量が
不足していれば交換する。
【0016】なお、鋼製ピット2内で可動するものは、
扉体4を回動させるためのゴム蝶番22とゴム製の袋体
16のみであり、浸水にほとんど影響されない簡易な駆
動構造のため、メンテナンスは簡単である。なお、前述
の転倒型防水扉を河川、水路に取り付ける堰として利用
することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上述べた通りであり、構築物
の通路口の床面に設けた鋼製ピットに、ゴム蝶番に支持
された扉体とゴム製袋体を取り付け、また、袋体に流体
を圧入する流体供給装置を前記鋼製ピットの近傍に設置
し、さらに、扉体の側面に通路側壁に接触する水密ゴム
を取り付けた。これにより、ゴム製袋体が扉体のほぼ全
幅に作用して扉体を堰上げるので、幅方向に対する扉体
の剛性が従来技術ほど必要でない。その結果、扉体構造
が簡単になり、安価となる。また、袋体は収納時に小さ
く扉体の起立時に大きくなるだけなので、袋体の収納ス
ペースが小さくて済む。また、鋼製ピット内の可動部が
簡易な構造のため、雨水が鋼製ピットの中に浸入しても
何ら支障がなく、したがって倒伏時における鋼製ピット
内部の水密性を必要とせず、構造が簡単となり製作費を
安価にできる。また、メンテナンスが簡単である。さら
に、鋼製ピットに固着したゴム蝶番を介して扉体を回動
させるので、砂、泥等による故障がなく、また、下部の
水密ゴムを兼ねるので、構造が簡単で安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の転倒型防水扉の鋼製
ピットと駆動装置の構成図である。
【図2】図1の鋼製ピット内の断面図である。
【図3】図1の鋼製ピットの部分上面図である。
【図4】図2の鋼製ピットの部分断面図である。
【図5】従来の転倒型防水扉の断面図である。
【符号の説明】
1 通路口 2 鋼製ピット 3 床面 4 扉体 13 水密ゴム 16 ゴム製袋体 20 流体供給装置 22 ゴム蝶番 25 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の通路口の床面に、通路全幅と通
    路の通行方向に延長して凹状の鋼製ピットを形成し、鋼
    製ピット内の構築物外側に通路幅方向に板状のゴム蝶番
    を装着し、該ゴム蝶番に前記鋼製ピットの蓋を兼ねる扉
    体を取り付け、かつ、該扉体の側面に通路側壁に接触す
    る水密ゴムを取り付け、 前記扉体と前記鋼製ピットとの間の前記ゴム蝶番側に、
    通路幅方向に延長するゴム製袋体を設け、該袋体に流体
    を圧入する流体供給装置を前記鋼製ピットの近傍に設置
    し、前記袋体の流体圧入による膨張力により前記扉体を
    回動させるようにしたことを特徴とするゴム蝶番を用い
    た転倒型防水扉。
JP33426699A 1999-11-25 1999-11-25 ゴム蝶番を用いた転倒型防水扉 Pending JP2001152432A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011032736A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Marsima Aqua System Corp ゲート装置
KR101213563B1 (ko) * 2010-08-26 2012-12-18 충북대학교 산학협력단 하천 제방용 월류 방지장치
KR101252186B1 (ko) * 2012-10-23 2013-04-05 주식회사 삼안 방조제에서 이용할 수 있는 동기식 인양 방수문
KR101867945B1 (ko) * 2017-11-08 2018-07-23 (주)대도엔텍 직립형 기능성 고무보

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