JP2001214425A - 建造物出入口の流入水遮断用フローゲート及びそのロック装置 - Google Patents
建造物出入口の流入水遮断用フローゲート及びそのロック装置Info
- Publication number
- JP2001214425A JP2001214425A JP2000024578A JP2000024578A JP2001214425A JP 2001214425 A JP2001214425 A JP 2001214425A JP 2000024578 A JP2000024578 A JP 2000024578A JP 2000024578 A JP2000024578 A JP 2000024578A JP 2001214425 A JP2001214425 A JP 2001214425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- gate
- float gate
- water
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
フロートゲートを取付け、流入しようとする水の浮力を
利用してフロートゲートを起立させて建造物出入口を自
動的に遮断することにある。 【解決手段】 水位の上昇につれて起立し起立時に建造
物出入口1を遮断して流入水の侵入を防ぐフロートゲー
ト4を、建造物出入口1の床面3に回動起伏自在に取付
けた。
Description
量の雨水、排水の増加などにより、その水が低位置の建
造物内、例えばビル地下室内、地下街、地下駐車場、地
下鉄構内等に流れ込まないように、建造物出入口例えば
地下に通じる階段上部に設置されて、流入しようとする
水の浮力を利用してフロートゲートを起立させて建造物
出入口を自動的に遮断する建造物出入口の流入水遮断用
フローゲート及びそのロック装置に関するものである。
位置に設けられる建造物の出入口も水位が高ければ水の
流入が予想される。道路面より低い位置に構築される建
造物は、排水溝及び地下室内ポンプ装置により、雨水に
よる流入水を排出している。
気象の変化により一時的に多量に増加する傾向にあり、
又、道路等の整備により、雨水が地中に吸収されずに排
水溝に流れ、排水溝を流れる雨水の量が次第に増加し
て、少量の雨でも局地的に洪水をもたらしている。その
多量の雨水が地下に構築されている建造物、例えば地下
駐車場、地下飲食街、地下事務所などに流れ込む。ま
た、道路より高い位置に出入口を有する例えば地下鉄出
入口、一般建築物、住居なども、水位が高ければ出入口
より内部に大量に水が流れ込む。
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、建造物出入口に水位の上昇につれて起
立するフロートゲートを取付け、流入しようとする水の
浮力を利用してフロートゲートを起立させて建造物出入
口を自動的に遮断することのできる建造物出入口の流入
水遮断用フローゲートを提供することにある。
入口の床面に取付けた起伏型のフロートゲートを建造物
内部に流入水時には起立させる一方で、流入のおそれの
ない少量の水位ではフロートゲートが起伏するのを防い
で、建造物に出入りする者の往来を妨げることのない建
造物出入口の流入水遮断用フローゲートのロック装置を
提供することにある。
めに、請求項1の発明に係る建造物出入口の流入水遮断
用フローゲートは、水位の上昇につれて起立し起立時に
建造物出入口を遮断して流入水の侵入を防ぐフロートゲ
ートを、建造物出入口の床面に回動起伏自在に取付けた
手段よりなる。
端からの流入水を遮断する止水ゴム板が取付けられ、建
造物出入口の両側壁面にはフロートゲートの両側端の止
水ゴム板が摺動する摺動板が取付けられていてもよい。
また、フロートゲートの材質はFRP材からなるのがよ
い。
の流入水遮断用フローゲートのロック装置は、水位の上
昇につれて起立し起立時に建造物出入口を遮断して流入
水の侵入を防ぐ回動起伏型のフロートゲートが床面に取
付けられた建造物出入口の側壁面内部にフロート室を設
け、側壁面の所定水位の高さにフロート室に連通する通
水孔を形成し、通水孔からの流入水の水位の変動に追従
して昇降するフロートをフロート室内に配し、フロート
の昇降に連動し所定水位以下でフロートゲートを係止し
所定水位以上で係止解除するロック装置を設けた手段よ
りなる。
フロートゲートを収容する凹所が形成され、凹所に収容
された倒伏時のフロートゲートの表面は床面と同一高さ
になっていてもよい。また、フロートゲートの材質はF
RP材からなるのがよい。
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
トゲート起立時の概略側面図、図2はフロートゲート倒
伏時の概略側面図、図3はフロートゲート倒伏時の概略
平面図、図4はフロートゲート倒伏時の概略正面図、図
5(A)は他例のフロートゲート倒伏時の概略側面図、
図5(B)は他例のフロートゲート起立時の概略側面図
である。
に構築される地下建造物の建造物出入口1、例えばの地
下階段2の最上段となる建造物出入口1の床面3には、
水位の上昇につれて起立し起立時に建造物出入口1を遮
断して流入水の侵入を防ぐフロートゲート4が回動起伏
自在に取付けられている。
する横長の長方形の箱型形状からなる。フロートゲート
4は一定の厚みを有するために、倒伏時には建造物出入
口1の地下階段2の最上段の一部として兼用される。
くて浮力によって水に浮く軽さからなり、建造物出入口
1に流入する流入水による浮力によって起立して建造物
出入口1を自動的に遮断する構造になっている。
を有する例えばFRP(繊維強化プラスチック)材が使
用されている。フロートゲート4の材質としてFRP材
を使用する場合には比重が小さいので、鋼製ゲートのよ
うに内部に空洞のフロート室を形成する必要がなく、中
実構造にすることができ、シンプルな構造設計にするこ
とができる。
頂面の中央には凹型把手4aが形成されている。この凹
型把手4aは、事前に水の流入が予想される場合にこれ
を掴んでフロートゲート4を強制的に起立させて建造物
出入口1を遮断する場合に使用される。
の縁部が床面3に固定されている支承5に連結されてい
る。フロートゲート4は支承5を介して床面3に対して
回動起伏自在に連結されている。フロートゲート4は建
造物出入口1に向けて起立するように、起伏時に下端と
なる下面前縁部4bが支承5に連結されている。
側端からの流入水を遮断する止水ゴム板6が取付けられ
ている。また、建造物出入口1の両側壁面にはフロート
ゲート4の両側端の止水ゴム板6が摺動する摺動板7が
取付けられている。
水ゴム板6が摺動板7と摺動して密接することによっ
て、フロートゲート4の両側端の止水ゴム板6と摺動板
7との間から流入水が侵入するのを防ぐことができる。
を有するコンクリート面から形成されていて、フロート
ゲート4の両側端の止水ゴム板6がコンクリート面と摺
動して流入水の侵入を防ぐことができる場合には、建造
物出入口1の両側壁面に取付けられる摺動板7は省略さ
れる。
の地下階段2の最上段に階段の一部を兼ねる例えばFR
P材からなるステップ8が設けられる場合には、支承5
はステップ8の外側縁部となる前面上端に固設され、又
倒伏時にフロートゲート4の下面の上端となる下面後縁
部4cが支承5に連結される。
出入口1の左右両側に袖壁1aが形成されており、袖壁
1aの垂直前面1bはステップ8の前面8aと同一平面
内にあって、起立時にはフロートゲート4の両側端の止
水ゴム板6が建造物出入口1の左右の袖壁1aの垂直前
面1bに当接して、起立したフロートゲート4の両側端
から流入水の侵入を防ぐようになっている。なお、この
場合にも、摺動板7は省略される。
く作用について以下説明する。図1〜図4において、雨
水などが増してくると、倒伏しているフロートゲート4
には増加する水によって浮力が作用して、フロートゲー
ト4の下面前縁部4bが連結された支承5を回転中心と
して建造物出入口1に向けて回動上昇して起立し始め
る。この起立し始めたフロートゲート4によって、流入
水が建造物出入口1に侵入するのを防ぐことができる。
る浮力によってフロートゲート4は下面前縁部4bが連
結された支承5を回動中心として更に建造物出入口1に
向けて回動上昇して下面後縁部4cが床面3に当接する
ことにより垂直状態に起立して、流入水が建造物出入口
1に侵入するのを防ぐ。
側端の止水ゴム板6は建造物出入口1の両側壁面に取付
けられた摺動板7と摺動して密接しているために、フロ
ートゲート4の両側端からの流入水の侵入は防がれる。
以前に水位が下がると、フロートゲート4は自重によっ
て下面前縁部4bが連結された支承5を回動中心として
床面3側に回動下降して倒伏し始め、雨水などが排水さ
れて水位が殆どなくなると、フロートゲート4に作用す
る浮力も消失して自重によって、フロートゲート4は通
常の倒伏状態に戻る。
る水圧は、フロートゲート4の下面が連結された支承5
を介して床面3に伝えられ、また垂直に起立したフロー
トゲート4の下面の全面が当接する部分から床面3に伝
えられる。
くると、倒伏しているフロートゲート4には増加する水
によって浮力が作用して、フロートゲート4の下面後縁
部4cが連結された支承5を回転中心として建造物出入
口1に向けて回動上昇して起立し始める。この起立し始
めたフロートゲート4によって、流入水が建造物出入口
1に侵入するのを防ぐことができる。
る浮力によってフロートゲート4は更に建造物出入口1
に向けて回動上昇して、フロートゲート4の両側端側が
建造物出入口1の両側の袖壁1aの垂直前面1bに当接
して垂直状態に起立して、流入水が建造物出入口1に侵
入するのを防ぐ。
側端の止水ゴム板6は建造物出入口1の両側の袖壁1a
の垂直前面1bに当接して密接しているために、フロー
トゲート4の両側端からの流入水の侵入は防がれる。
以前に水位が下がると、フロートゲート4は自重によっ
て下面後縁部4cが連結された支承5を回動中心として
床面3側に回動下降して倒伏し始め、雨水などが排水さ
れて水位が殆どなくなると、フロートゲート4に作用す
る浮力も消失して自重によって、フロートゲート4は通
常の倒伏状態に戻る。
る水圧は、フロートゲート4の下面後縁部4cが連結さ
れた支承5及びステップ8を介して床面3に伝えられ、
また垂直に起立したフロートゲート4の両側端側が当接
した建造物出入口1の両側の袖壁1aの垂直前面1bか
ら建造物側に伝えられる。
トゲート起立時の概略側断面図、図7はフロートゲート
倒伏時の概略側断面図、図8はフロートゲート倒伏時の
概略平面図、図9はフロートゲート起立時の概略正面
図、図10はフロート室の周辺の部分拡大平断面図、図
11はフロート室の周辺の部分拡大正断面図、図12
(A)はロック装置の係止解除時の説明図、図12
(B)はロック装置の係止時の説明図、図13は他例の
フロートゲート起立時の概略側断面図である。
置に構築される地下建造物の建造物出入口11の床面1
2には凹所13が形成され、この凹所13には倒伏時の
フロートゲート14が収容されると共に、水位の上昇に
つれて起立し起立時に建造物出入口11を遮断して流入
水の侵入を防ぐフロートゲート14が回動起伏自在に取
付けられている。
倒伏時のフロートゲート14の表面が床面12と同一高
さになる深さである。この凹所13の底面には衝撃緩衝
ゴム板13aが取付けられていて、倒伏時のフロートゲ
ート14の凹所13底面への衝撃が緩衝されている。
有する横長の長方形の箱型形状からなる。フロートゲー
ト14は一定の厚みを有していて、倒伏時にはフロート
ゲート14の表面は建造物出入口11の往来用の床面と
して利用される。
さくて浮力によって水に浮く軽さからなり、建造物出入
口11に流入する流入水による浮力によって起立して建
造物出入口11を自動的に遮断する構造になっている。
度を有する例えばFRP(繊維強化プラスチック)材が
使用されている。フロートゲート14の材質としてFR
P材を使用する場合には比重が小さいので、鋼製ゲート
のように内部に空洞のフロート室を形成する必要がな
く、中実構造にすることができ、シンプルな構造設計に
することができる。
面が凹所13の建造物出入口11側の凹所底面後縁13
bに固定されている支承15に連結されている。フロー
トゲート14は支承15を介して凹所底面後縁13bに
対して回動起伏自在に連結されている。フロートゲート
14は建造物出入口11に向けて起立するように下面が
支承15に連結されている。
ゲート14の両側端が摺動する止水ゴム摺動板16が取
付けられている。フロートゲート14の起立時に、フロ
ートゲート14の両側端が止水ゴム摺動板16と摺動し
て密接することによって、フロートゲート14の両側端
と止水ゴム摺動板16との間から流入水が侵入するのを
防ぐことができる。
出入口11の左右の側壁面内部には空洞のフロート室1
7が設けられている。また、止水ゴム摺動板16が取付
けられた側壁面の所定水位hの高さにはフロート室17
に連通する通水孔18が形成されている。水位が所定水
位hの高さ以上になると、この通水孔18からフロート
室17内に雨水等の一部が流入するようになっている。
従して昇降するフロート19がフロート室17内に配置
されている。フロート19は比重が水よりも小さくで、
通水孔18からの流入水によって浮き上がるようになっ
ている。
連動して、所定水位h以下でフロートゲート14を係止
し所定水位h以上で係止解除するロック装置20が設け
られている。ロック装置20はフロート19に連動連結
されている。
の外側にそれぞれ配置された作動杆21と、起立時にフ
ロートゲート14の上端となる頂面の左右両端側にそれ
ぞれ突出して取付けられた係止ピン22とから構成され
ている。
端に係止ピン22に引っ掛かるフック21aが形成さ
れ、後端側の連結杆21bはフロート19に貫通して連
結され、又、フック21aが形成された先端側は上下方
向に回動自在に回転軸21cに枢支されている。
て上下方向に回動して、後端側の連結杆21bが貫通し
て連結されているフロート19が回動上昇すると先端の
フック21aは回動下降し、逆に、後端側の連結杆21
bが貫通して連結されているフロート19が回動下降す
ると先端のフック21aは回動上昇する構造になってい
る。
杆21の先端のフック21aがフロートゲート14の係
止ピン22に引っ掛かってフロートゲート14を係止
し、又所定水位h以上で作動杆21の先端のフック21
aが下向きに回動してフロートゲート14の係止ピン2
2から外れることによってフロートゲート14の係止を
解除する機構になっている。
置のフロートゲート14に作用する水圧に耐えてフロー
トゲート14を支持すると共にフロートゲート14に作
用する水圧を支承15を介して床面12に伝えるための
支持ピン15aが支承15の上部側面に突出して形成さ
れている。
示する支持ピン15aに代えて、最大起立位置のフロー
トゲート14に作用する水圧に耐えてフロートゲート1
4を支持すると共にフロートゲート14に作用する水圧
を床面12に伝えるフレキシブルなワイヤーロープ23
を使用してもよい。
は起立時にフロートゲート14の上端となる頂面の近く
に連結され、ワイヤーロープ23の他端は凹所底面後縁
13bの反対側の凹所底面前縁13cに連結される。ま
た、ワイヤーロープ23の途中には長さを調節するター
ンバックル23aが取付けられる。
く作用について以下説明する。図6〜図13において、
雨水などが増してくると、倒伏しているフロートゲート
14には増加する水によって浮力が作用する。しかし、
フロートゲート14は係止ピン22が作動杆21のフッ
ク21aに引っ掛けられているため、上向きに回動して
起立するのが阻止される。
と、フロート室17には通水孔18を通じて流入水が入
りフロート室17内の水位が上昇する。フロート室17
内の水位が上昇するとフロート19には浮力が作用して
フロート19は上昇する。
端側が連結されているために、フロート19の上昇に追
従して、作動杆21は回転軸21cを回転中心として後
端側が上向きに回動し、回転軸21cを挟んで後端側の
反対側になる先端のフック21aは逆に下向きに回動す
る。
1aが下向きに回動すると、係止ピン22を引っ掛けて
いたフック21aは係止ピン22から外れる。そして、
フック21aが係止ピン22より外れることによって、
ロック装置20はフロートゲート14の係止を解除す
る。
ってフロートゲート14は下面が連結された支承15を
回動中心として建造物出入口11に向けて回動上昇し、
フロートゲート14が最大起立位置に達すると、支持ピ
ン15aに当たってそれ以上の回動は阻止される。そし
て、最大起立位置に達したフロートゲート14によっ
て、流入水が建造物出入口11に侵入するのを防ぐ。
両側端は建造物出入口11の両側壁面に取付けられた止
水ゴム摺動板16と摺動して密接しているために、フロ
ートゲート14の両側端からの流入水の侵入は防がれ
る。
設けられている場合には、最大起立位置に達したフロー
トゲート14に作用する水圧は、フロートゲート14の
下面が連結された支承15に設けられた支持ピン15a
を介して床面12に伝えられることになる。
15aに代えてワイヤーロープ23が使用されている場
合には、最大起立位置に達したフロートゲート14に作
用する水圧は、フロートゲート14の上端側に一端が連
結され他端が凹所底面前縁13cに連結されたワイヤー
ロープ23を介して床面12に伝えられることになる。
が下がると、フロートゲート14は自重によって下面前
が連結された支承15を回動中心として凹所13の底面
側に回動下降して倒伏し始め、雨水などが排水されて水
位が殆どなくなると、フロートゲート14に作用する浮
力も消失して自重によって、フロートゲート14は凹所
13の底面の衝撃緩衝ゴム板13aに密着して倒伏状態
に戻る。
3の底面側に近づくと、作動杆21のフック21aの先
端に回動下降するフロートゲート14の係止ピン22が
当たり、これを下向きに押圧する。
に、作動杆21のフック21a側は回転軸21cを回転
中心として下向きに回動して、回動したフック21a内
に係止ピン22が入る。係止ピン22がフック21a内
に入ると、フック21aは逆に上向きに回動して係止ピ
ン22を引っ掛けて係止する。
を引っ掛けて係止することによって、ロック装置20は
フロートゲート14を係止して、フロートゲート14が
上向きに回動するのを阻止する。
水で、フロートゲートが起伏するのを防いで、建造物に
出入りする者の往来を妨げることはない。
明に係る建造物出入口の流入水遮断用フローゲートによ
れば、多量の雨水などによって水位が上昇して建造物内
部に流入のおそれがある場合には、上昇する水位による
浮力によってフロートゲートを自動的に起立させて建造
物出入口を遮断させ、建造物出入口から水が流入するの
を防止することができる。
の両側端には両側端からの流入水を遮断する止水ゴム板
が取付けられ、建造物出入口の両側壁面にはフロートゲ
ートの両側端の止水ゴム板が摺動する摺動板が取付けら
れているには、フロートゲートの起立時に、両側端の止
水ゴム板が摺動板と摺動して密接することによって、フ
ロートゲートの両側端の止水ゴム板と摺動板との間から
流入水が侵入するのを防ぐことができる。
の材質がFRP材からなる場合には、次のような効果を
奏することができる。 (1) 軽量であるため、現場施工は人力によることが可能
となる。つまり、重機などを必要としないので、据え付
け場所の環境に左右されることなく施工することがで
き、据え付け工費の低減を図ることができる。 (2) 着色化、網目状、タイル状等、外観をバラエティー
に富んだデザインにすることができる。つまり、周囲の
環境にマッチさせることができる。通常表面に出る部分
は、周囲や歩道と同じ様な、例えば、タイル、ブロック
等を扉体に埋め込むことも容易にできる。 (3) 比重が小さいので、鋼製のフロートゲートのよう
に、内部にフロート室を必要とせず、中実構造にでき、
シンプルな構造設計とすることができる。 (4) 耐蝕性に優れるため、再塗装の必要がない。 (5) 型を使用して製作できるため、標準化により、製作
費低減につながる。
の流入水遮断用フローゲートのロック装置によれば、多
量の雨水などによって水位が上昇して建造物内部に流入
のおそれがある場合には、フロートゲートを起伏状態に
係止するロック装置を自動解除させて、上昇する水位に
よる浮力によってフロートゲートを自動的に起立させて
建造物出入口を遮断させ、建造物出入口から水が流入す
るのを防止することができる。このように、建造物出入
口から水が流入するおれがある場合にはフロートゲート
を起立させる一方で、流入のおそれのない少量の水位で
はロック装置がフロートゲートを起伏状態に係止させて
フロートゲートが起伏するのを防いで、建造物に出入り
する者の往来を妨げることがない。
床面には倒伏時のフロートゲートを収容する凹所が形成
され、凹所に収容された倒伏時のフロートゲートの表面
は床面と同一高さになっている場合には、倒伏時のフロ
ートゲートの表面を床面として利用でき、しかも、高さ
が同一であるために、段差に起因する転倒などのおそれ
もなく、安全に歩行することができる。
の材質がFRP材からなる場合には、次のような効果を
奏することができる。 (1) 軽量であるため、現場施工は人力によることが可能
となる。つまり、重機などを必要としないので、据え付
け場所の環境に左右されることなく施工することがで
き、据え付け工費の低減を図ることができる。 (2) 着色化、網目状、タイル状等、外観をバラエティー
に富んだデザインにすることができる。つまり、周囲の
環境にマッチさせることができる。通常表面に出る部分
は、周囲や歩道と同じ様な、例えば、タイル、ブロック
等を扉体に埋め込むことも容易にできる。 (3) 比重が小さいので、鋼製のフロートゲートのよう
に、内部にフロート室を必要とせず、中実構造にでき、
シンプルな構造設計とすることができる。 (4) 耐蝕性に優れるため、再塗装の必要がない。 (5) 型を使用して製作できるため、標準化により、製作
費低減につながる。
て、フロートゲート起立時の概略側面図である。
て、フロートゲート倒伏時の概略側面図である。
て、フロートゲート倒伏時の概略平面図である。
て、フロートゲート倒伏時の概略正面図である。
であって、他例のフロートゲート倒伏時の概略側面図で
ある。(B)はこの発明の実施の形態−1を示すもので
あって、他例のフロートゲート起立時の概略側面図であ
る。
て、フロートゲート起立時の概略側断面図である。
て、フロートゲート倒伏時の概略側断面図である。
て、フロートゲート倒伏時の概略平面図である。
て、フロートゲート起立時の概略正面図である。
て、フロート室の周辺の部分拡大平断面図である。
て、フロート室の周辺の部分拡大正断面図である。
のであって、ロック装置の係止解除時の説明図である。
(B)はこの発明の実施の形態−2を示すものであっ
て、ロック装置の係止時の説明図である。
て、他例のフロートゲート起立時の概略側断面図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 水位の上昇につれて起立し起立時に建造
物出入口を遮断して流入水の侵入を防ぐフロートゲート
を、建造物出入口の床面に回動起伏自在に取付けたこと
を特徴とする建造物出入口の流入水遮断用フローゲー
ト。 - 【請求項2】 フロートゲートの両側端には両側端から
の流入水を遮断する止水ゴム板が取付けられ、建造物出
入口の両側壁面にはフロートゲートの両側端の止水ゴム
板が摺動する摺動板が取付けられている請求項1記載の
建造物出入口の流入水遮断用フローゲート。 - 【請求項3】 フロートゲートの材質はFRP材からな
る請求項1又は請求項2記載の建造物出入口の流入水遮
断用フローゲート。 - 【請求項4】 水位の上昇につれて起立し起立時に建造
物出入口を遮断して流入水の侵入を防ぐ回動起伏型のフ
ロートゲートが床面に取付けられた建造物出入口の側壁
面内部にフロート室を設け、側壁面の所定水位の高さに
フロート室に連通する通水孔を形成し、通水孔からの流
入水の水位の変動に追従して昇降するフロートをフロー
ト室内に配し、フロートの昇降に連動し所定水位以下で
フロートゲートを係止し所定水位以上で係止解除するロ
ック装置を設けたことを特徴とする建造物出入口の流入
水遮断用フローゲートのロック装置。 - 【請求項5】 建造物出入口の床面には倒伏時のフロー
トゲートを収容する凹所が形成され、凹所に収容された
倒伏時のフロートゲートの表面は床面と同一高さになっ
ている請求項4記載の建造物出入口の流入水遮断用フロ
ーゲートのロック装置。 - 【請求項6】 フロートゲートの材質はFRP材からな
る請求項4又は請求項5記載の建造物出入口の流入水遮
断用フローゲートのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024578A JP3542537B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 建造物出入口の流入水遮断用フローゲートのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024578A JP3542537B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 建造物出入口の流入水遮断用フローゲートのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001214425A true JP2001214425A (ja) | 2001-08-07 |
JP3542537B2 JP3542537B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18550538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000024578A Expired - Fee Related JP3542537B2 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 建造物出入口の流入水遮断用フローゲートのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3542537B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006283453A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Bunka Shutter Co Ltd | 止水装置 |
JP2013002250A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Hitachi Zosen Corp | 浮体式フラップゲート |
JP2013534282A (ja) * | 2010-08-05 | 2013-09-02 | フロッドブレイク,エルエルシー | 自動作動洪水ガード |
JP2013238091A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Kaisei Kogyo Kk | 浮体式陸閘ゲート |
KR20130136576A (ko) | 2011-05-20 | 2013-12-12 | 히다치 조센 가부시키가이샤 | 부체식 플랩 게이트 |
JP2014040757A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-06 | Marsima Aqua System Corp | 揺動式高潮用ゲート |
WO2014097712A1 (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | 日立造船株式会社 | 浮体式フラップゲート |
JP2015071961A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 昭和機器工業株式会社 | 機器の水没防止構造 |
US9011042B2 (en) | 2010-01-27 | 2015-04-21 | Hitachi Zosen Corporation | Floating body connection-type flap gate |
US9091033B2 (en) | 2012-01-16 | 2015-07-28 | Hitachi Zosen Corporation | Floating flap gate |
JP2015137513A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 昭和機器工業株式会社 | ポンプエアシェルター |
CN105672212A (zh) * | 2014-10-15 | 2016-06-15 | 曾立宇 | 免电力掀起式防洪闸门 |
US9458588B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-04 | Floodbreak, Llc | Flood guard barrier lifting system |
WO2017077396A1 (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-11 | Waters Louis A Jr | Self-actuating flood guard |
-
2000
- 2000-02-02 JP JP2000024578A patent/JP3542537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006283453A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Bunka Shutter Co Ltd | 止水装置 |
US9011042B2 (en) | 2010-01-27 | 2015-04-21 | Hitachi Zosen Corporation | Floating body connection-type flap gate |
JP2013534282A (ja) * | 2010-08-05 | 2013-09-02 | フロッドブレイク,エルエルシー | 自動作動洪水ガード |
US9279224B2 (en) | 2010-08-05 | 2016-03-08 | Floodbreak, L.L.C. | Self-actuating shoreline flood guard |
US9528239B2 (en) | 2011-05-20 | 2016-12-27 | Hitachi Zosen Corporation | Floating flap gate |
KR20130136576A (ko) | 2011-05-20 | 2013-12-12 | 히다치 조센 가부시키가이샤 | 부체식 플랩 게이트 |
JP2013002250A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Hitachi Zosen Corp | 浮体式フラップゲート |
US9091033B2 (en) | 2012-01-16 | 2015-07-28 | Hitachi Zosen Corporation | Floating flap gate |
JP2013238091A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Kaisei Kogyo Kk | 浮体式陸閘ゲート |
JP2014040757A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-06 | Marsima Aqua System Corp | 揺動式高潮用ゲート |
JP2014118774A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Hitachi Zosen Corp | 浮体式フラップゲート |
WO2014097712A1 (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | 日立造船株式会社 | 浮体式フラップゲート |
US9458588B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-04 | Floodbreak, Llc | Flood guard barrier lifting system |
JP2015071961A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 昭和機器工業株式会社 | 機器の水没防止構造 |
JP2015137513A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 昭和機器工業株式会社 | ポンプエアシェルター |
CN105672212A (zh) * | 2014-10-15 | 2016-06-15 | 曾立宇 | 免电力掀起式防洪闸门 |
WO2017077396A1 (en) * | 2015-11-04 | 2017-05-11 | Waters Louis A Jr | Self-actuating flood guard |
JP2018538467A (ja) * | 2015-11-04 | 2018-12-27 | ウォーターズ,ルイス,エー.,ジュニア | 自己作動型の水防設備 |
US10202772B2 (en) | 2015-11-04 | 2019-02-12 | Floodbreak L.L.C. | Self-actuating flood guard |
EP3371377A4 (en) * | 2015-11-04 | 2019-06-19 | Louis A. Waters, Jr. | SELF-TURNING OVERWASH PROTECTION |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3542537B2 (ja) | 2004-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6623209B1 (en) | Automatic flood gate | |
JP2001214425A (ja) | 建造物出入口の流入水遮断用フローゲート及びそのロック装置 | |
US5460462A (en) | Liquid and flood water barrier wall forming-apparatus | |
JP5767712B2 (ja) | 水門 | |
US6260312B1 (en) | Prefabricated emergency shelter | |
CN108547368B (zh) | 城市地下空间出入口具有阻挡涝水功能的雨水篦子 | |
CN108411848B (zh) | 可升降自动支撑的简易防洪挡板 | |
KR100712604B1 (ko) | 힌지식 수문 및 그 구동방법 | |
EP2875187A1 (en) | A device for protecting buildings against floods and high water | |
JP2003027855A (ja) | フロート形防水装置 | |
JP2000319857A (ja) | 防潮装置 | |
KR101060610B1 (ko) | 무빙 월 | |
KR101332599B1 (ko) | 차수장치 | |
KR100676369B1 (ko) | 건축단지용 맨홀의 역류방지시설 | |
JP3605739B2 (ja) | 防水扉の起立装置 | |
KR102170492B1 (ko) | 침수 차단장치 | |
KR100529737B1 (ko) | 건축물의 수해방지 설비구조 | |
JP4577569B2 (ja) | 引き戸 | |
GB2371584A (en) | Sectioned flood defence barrier | |
GB2371324A (en) | Pivotable flood barrier | |
DE4440959A1 (de) | Kugelhaus | |
CN112523463A (zh) | 一种卫生间用过门石的排水安装结构及施工方法 | |
CN111197297A (zh) | 一种景观挡水防汛墙 | |
JP2001152432A (ja) | ゴム蝶番を用いた転倒型防水扉 | |
GB2299607A (en) | Drainage unit for door sill |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080409 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |