JP4577569B2 - 引き戸 - Google Patents

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Description

本発明は、浸水等の緊急時に避難口を確保することができる扉を有する緊急脱出ドアに関する。
集中豪雨が発生した場合、都心では短時間で地下室に雨水が流入し、郊外でも河川が氾濫し、住宅街を浸水させることがしばしば起こる。このとき人は屋内から脱出しなければならい。ところが、水圧によってドアが開かなく、逃げ遅れて死亡することもある。
そのため、緊急時の脱出用扉を有するドアとして、多くの発明が公開されている。特許文献1には、地下室に設けられる外開きのドアであって、ドア本体4の一部を開講して、該開口部に内開きの補助扉6設けたことを特徴とし、異常出水によって地下室のドアを開けることが不可能となる緊急時に、脱出を可能とする脱出用補助扉付き地下室のドアが公開されている。
特開平2001−234676号公報
また、特許文献2には、蝶番(11)、カギ(13)把手等(12)を備えるドア(1)の上半分に、縦60センチ以上、横40センチ以上の大きさで、かつ蝶番(21)、カギ手段(23)、把手等(22)を有するドア(2)があることを特徴とし、水害の水圧でドアが開かない場合及び地震でドアが開かなくとも人が脱出できる簡単な構成のドア付きドアが公開されている。
特開2001−090450号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、上から下に開く補助扉6であり、通路側12が浸水しても開口部5を確保できる確率が高い。しかし、補助扉6は、補助扉6の上端部側の開口部5周縁に設けられた止め金具8によって、通常閉鎖状態に保たれており、緊急時には、ドア本体4に設けられた踏口9を足掛かりとして、止め金具8を外し、補助扉6を開放する構成である。踏口9があるものの子供、老人、ケガ人等には、高い位置にある止め金具8を外すことができないことが想定される。
また、泥棒に一見して補助扉6が存在していることを把握され、また防犯対策が講じられていないことから補助扉6を簡単に破壊、開放されてしまう危険性が高く、セキュリティー上問題である。玄関ドアとして使用することは実用性がない。
一方、特許文献2に記載の発明は、カギ手段23が取り付けられており、防犯対策がなされている。しかし、カギ手段は具体的には説明されていないが、キーによって解除するカギ手段23である場合、緊急時にキーが見つからないことにより逃げ遅れることが十分考えられる。
そこで、本発明は、水圧によってドアが開かなくなった場合でも、災害弱者といわれるような人であっても、容易かつ確実に緊急脱出用の避難口を確保し、さらに防犯対策も講じた簡易な構成の緊急脱出ドアを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、第1に、枠体2と、前記枠体2に回動する留具5で連結された上扉3と、前記枠体2に回動する留具6で連結された下扉4と、前記上扉3と下扉4を連結する係止部材9bからなり、前記係止部材9bは前記上扉3の背板3c側に取り付けられた解除ノブ9の回動に連動して動作し、前記上扉3及び下扉4が前記係止部材9bで連結されているときは一体の扉22として開け閉めでき、前記係止部材9bによる連結を解除することで、前記上扉3のみを外側に開けることができることを特徴とする緊急脱出ドアの構成とした。
第2に、枠体10と、前記枠体10に嵌め込むみ横にスライドする上スライド扉11及び下スライド扉12からなり、前記上スライド扉11と下スライド扉12が係止部材11mで連結しているときは、前記上スライド扉11及び下スライド扉12が一体の扉23として開け閉めでき、前記係止部材11mの連結を解除することで、前記上スライド扉11のみをスライドすることができることを特著とする緊急脱出ドアの構成とした。
第3に、枠体19と、前記枠体19に嵌め込むみ横にスライドする上スライド扉11及び下スライド扉12からなる2組の引き違い扉23であって、前記上スライド扉11と下スライド扉12が係止部材11mで連結しているときは、前記上スライド扉11及び下スライド扉12が一体の扉23として開け閉めでき、前記係止部材11mの連結を解除することで、前記上スライド扉11のみをスライドすることができることを特著とする緊急脱出ドアの構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、水圧によってドアが開かなくなった場合でも、災害弱者といわれるような人であっても、容易かつ確実に緊急脱出用の避難口を確保することができる。補助扉が一見して把握することができないため、本発明を玄関ドアとして使用しても防犯上問題がない。
第2に、スライド式を採用することで流木、人工物等で外側に開くことが不可能の場合でも避難口を確保することが十分可能である。
水圧によってドアが開かなくなった場合でも、災害弱者といわれるような人であっても、容易かつ確実に緊急脱出用の避難口を確保し、さらに防犯対策も講じた簡易な構成の緊急脱出ドアを提供する目的を、上扉及び下扉を枠の内部に回動するよう連結し、屋内に取り付けられている解除ノブを回転させることで、前記解除ノブの回転に連動して動作し、一体の扉となっている上扉を容易に下扉から開放できる係止部材を採用することで実現した。
以下、添付図面に基づき、本発明である緊急脱出ドアについて詳細に説明する。図1は、本発明である緊急脱出ドアの正面斜視図である。図2は、本発明である緊急脱出ドアの背面斜視図である。
本発明である緊急脱出ドア1は、枠体2と、前記枠体2に回動する留具5で連結された上扉3と、前記枠体2に回動する留具6で連結された下扉4と、前記上扉3と下扉4を連結する係止部材9bからなり、前記係止部材9bは前記背板3c側に取り付けられた解除ノブ9の回動に連動して動作し、前記上扉3及び下扉4が前記係止部材9bで連結されているときは一体の扉22として開け閉めでき、前記係止部材9bによる連結を解除することで、前記上扉3のみを外側に開けることができることを特徴とする。
緊急脱出ドア1は、通常は玄関ドア、勝手口、屋内の各部屋、トイレ等設置される場所は限定されない。さらに、一戸建て、マンション、アパート、店舗等建物の種類、木造、鉄筋製などの建物の構造にも限定されることなく使用できる。加えて、ドアの素材も木製、金属性等限定されることなく、通常流通しているドアの素材を使用することができる。
なお、ここでは、片開きのドアについて説明したが両開きドアに対しても、使用できることは勿論である。ドアのサイズは一般に人が出入りする大きさのものである。
枠体2は、壁に埋め込み又は壁面に固定され、上扉3、下扉4を留具5、6を支点に回動するように嵌め込む空間を有する。なお、玄関等外部との仕切りとしてのドアである場合には、枠体2底部を地面に埋設することもできる。また、枠体2の底部を除いた、下向きのコの字形状とし、枠体2の底部に該当する部分を地面とすることもできる。
上扉3は、浸水の圧力によって開かなくなった緊急時に避難口を開放する扉であり、上枠板3d、下枠板3e、左枠板3f、右枠板3gによってできる略四角形の枠の開口部に、正面板3b、背板3cを貼り付けた構造が簡易である。
下扉4は、ドアの下部に位置し、上枠板4d、下枠板4e、左枠板4f、右枠板4gによってできる略四角形の枠の開口部に、正面板4b、背板4cを貼り付けた構造が簡易である。
これら上扉3、下扉4は、枠体2に留具5、6によって連結され、嵌る。留具5、6蝶番等ドアを回動可能に取り付けることができる通常ドアに使用されているものであれば特に限定しない。
上扉3、下扉4との隙間、上扉3及び下扉4と枠体2の隙間を覆うように、上扉3の正面板3bには内枠3aを、下扉4の正面板4bには内枠4aを取り付けることが望ましい。
内枠3aは、上扉3の正面板3bの外周部と、枠体2を覆うよう枠状構造にし、内枠4aは、下扉4の正面板4bの外周部と、枠体2を覆うよう上向きのコの字状構造である。
これによりドアの気密性が増し、冷暖房効率を低下させず、風雨の屋内への侵入を防止する効果が得られる。また、浸水時のときも水の屋内への進入を防止・遅延する効果が期待でき、屋内の家具、電気性品を保護し、緊急時の避難時間をより長く確保することができる。
さらに、一見しただけでは扉22が上扉3と下扉4に別れる構造であること分らないため、上扉3を壊され屋内に侵入されることがなく、防犯上の効果も得られる。
外ノブ7、内ノブ8は、ドアの開閉をするため手で握る部材である。レバータイプ、玉タイプ等何れでもよい。さらに、玄関等屋内と屋外を仕切るドアとして使用する場合は、施錠機構をもつ、一般に流通している円筒錠、インテグラル錠、ケースロック、面付箱錠を使用する。これにより通常の防犯機能を付与することができる。
また、上扉3、下扉4が屋内に過剰に回動しないよう枠体2の屋内側に、枠体2と上扉3、及び下扉4の隙間を覆うように、上扉3から下扉4の縦の長さに対応する止板2aを設置するとよい。なお、枠体2と扉22が嵌合する構造をとってもよい。
図3は、図1の一点破線A−A’位置における縦断面図である。解除ノブ9は、上扉3と下扉4を連結し、普段は一体の扉22として使用できるように、上下に動作する係止部材9bに連結する連結部材9aに連結する。
係止部材9bは、屋内20側にある解除ノブ9を左右に回動させると、連動してここでは上下に動作する所謂ラッチボルト等である。係止部材9bは、普段は下扉4の上枠板4dに穿設した孔、下扉4の上部に取り付けたフロント9cの孔を貫通し、前記孔に対応した上扉3の下枠板3eの穴3hとその穴3hに対応した下枠板3eに取り付けられた受け9d孔に嵌合し、上扉3、下扉4を一体の扉22として連結する。
係止部材9bを解除するには、背板4cに穿設された孔を貫通する連結部材9aに接続され、解除ノブ9を回動し、連結部材9aを介して、下に下ろす。これにより上扉3は、下扉4と連結が解除され、上扉3のみを屋外21に開くことができ、そこが緊急時の避難口となる。
なお、下扉4は概ね30センチ以上1メートル以下程度の高さがよい。水圧でドアが開かなくなる水位は約40センチと言われており、30センチ以下の水圧では、わざわざ上扉3を開放し、避難口を設ける必要がないからである。また1メートル以上の高さであれば、下扉4を超えて容易に避難口から逃げることができなくなる恐れがあるからである。
ただし、緊急脱出ドア1の近傍に踏台を普段から準備し、緊急時に使用できるのであれば、1メートル以上あっても構わないのは勿論である。水圧だけでなく流木、人工物が緊急脱出ドア1の屋外21に流れ込むことも想定できることから、上扉3は、地上かあらなるべく高い位置に設けること、つまり下扉4の高さが高い方がよいこともある。
また、普段一枚扉22として、上扉3、下扉4を使用する場合、扉22が閉じている状態を保つ必要がある。そのため、枠体2の側面と対応する上扉3の側面に仮締め機構を付加する。具体的には、枠体2にラッチボルト2bを、上扉3にはストライク2cを取り付ければよい。
ラッチボルト2bは、先端が三角形状のボルトであり、通常はスプリングの力で取り付け面から常に突出するように付けられている。扉を閉めたときに、扉側の対応する位置に取り付けられたストライクの縁に当たって、ボルトが押し込められ、扉が完全に閉じられるとストライクの穴にボルトが滑り込んで自動的に扉が固定される。扉を開けるときはノブを回動させること、或いは開放のとき自動的にボルトが押し込められる。錠と一体となった仮締め機構を用いてもよい。
図4は、本発明である緊急脱出ドアの上下扉の見開き正面図斜視図である。図4にあるように、普段の使用に際しては、外ノブ7を外側に引くこと、内ノブ8を外側に押すことによって、上扉3と下扉4が連結した一体の扉22を開きくことができる。
一方、一体の扉22を閉じる場合は、外ノブ7を屋内20側に押すこと、内ノブ8を屋内20側に引くことよって、上扉3と下扉4が連結した一体の扉22を閉じることができる。このとき、枠体2に取り付けたラッチボルト2bが、上扉3に取り付けられたストライク2cに嵌り込み、一体の扉22の閉鎖状態を保持することができる。
図5は、本発明である緊急脱出ドアの上扉の見開き正面斜視図である。図5にあるように、緊急時には、下扉4の背板4cに突出した解除ノブ9を回動させ、一端係止部材9bを下方に下げつつ、上扉3を正面板3b方向に押しやることで、下扉4と分離して開くことができる。
これにより、避難口18が確保される。なお、係止部材9bは、普段は常に下扉4の上枠板4dから突出した状態にある。先端は三角形状で外側が斜めに傾斜しており、屋内20側は垂直に形成されている。従って、解除ノブ9を回動させなければ外ノブ7を外側に引いただけでは、上扉3を開くことはできない。つまり上扉3を開くことは屋内20からでしかできない。
図6は、本発明である緊急脱出ドアの第2の実施例の正面斜視図である。本発明の第2の実施形態である緊急脱出ドア1aは、枠体10と、前記枠体10に嵌め込むみ横にスライドする上スライド扉11及び下スライド扉12からなり、前記上スライド扉11と下スライド扉12が係止部材11mで連結しているときは、前記上スライド扉11及び下スライド扉12が一体の扉23として開け閉めでき、前記係止部材11mの連結を解除することで、前記上スライド扉11のみをスライドすることができることを特著とする。
緊急脱出ドア1aの設置される場所、建物の種流、建物の構造、及びドアの素材等は実施例1と同様である。また、円筒錠、インテグラル錠、ケースロック、面付箱錠を取り付けてもよい。これにより通常の防犯機能を付与することができる。
枠体10は、開口部でない部分を壁に埋め込み又は、壁17面に取り付ける。枠体10には、下部内面にレール10aを設け、上部内面には溝を設けることで、上スライド扉11及び下スライド扉12からなる一体の扉23を嵌め込むことができる。下スライド扉12の下部に戸車15を取り付け、レール10aの上を転がすことで、扉の左右のスライドが容易になる。
なお、レール10aと溝によらない、枠体10上部内面から吊す方法、レール10aに代えて、枠体10の下部内面に溝を設けスライドする方法等、横にスライドする扉を枠に嵌める通常の嵌め込み方法を採用できるのは勿論である。
図7は、第2の実施例の上下スライド扉12を一体としてスライドしたときの正面斜視図である。緊急脱出ドア1aの上スライド扉11及び下スライド扉12は、実施例1で説明したように、係止部材11mで普段は連結し、一体の扉23として、左右にスライドさせて使用することができる。
図8は、第2の実施例の上スライド扉のみをスライドしたときの正面斜視図である。図8にあるように、緊急時には、上スライド扉11の正面板11cに突出した解除ノブ11aを回動させ、係止部材11mを上に引き上げ、下スライド扉12の上部に設けられた受け16の穴16aから解除され、同時に上スライド扉11を横にスライドすることで、下スライド扉12と分離して開くことができる。
これにより、避難口18が確保さる。なお、係止部材11mは、普段は常に上スライド扉11から下に突出した状態にある。
図9は、上スライド扉の斜視図である。上スライド扉11は、浸水の圧力によって開かなくなった緊急時に避難口18を開放する扉であり、上枠板11e、下枠板11f、左枠板11g、右枠板3gによってできる略四角形の枠の開口部に、正面板11c、背板11dを貼り付けた構造が簡易である。
なお、このとき左枠板11gの下端を短く、右枠板11hの下端を長くし、下スライド扉12と嵌合する形状にすることが望ましい。これにより上スライド扉11と下スライド扉12の連結強度が増す。
また、上枠板11eの上部は、凸部11iを設ける。これにより、枠体10の上部内面に設けた溝と咬み合う。従って、上スライド扉11及び下スライド扉12の枠体10への嵌め込み方法が異なれば、当然凸部11iである必要がない。
さらに、正面板11cには、扉を開くときに手を掛ける取手11bを設ける。下枠板11fには、滑車11kを設けるとよい。この上スライド扉11の左右へのスライドが滑らかになる。滑車11kは、横回転する回転体11oを軸に嵌め込み抜け防止した構造がよい。
加えて、下枠板11fには、2つのガイド11jを取り付けることが望ましい。これにより、上スライド扉11が前後にぐらつくことを防止することができる。
上スライド扉11と下スライド扉12とを連結するには、実施例1で説明したと同様の係止部材11mと、係止部材11mに連結し、正面板11cに穿設した孔を貫通した連結部材11nと、連結部材11nに接続した正面板11c側に設けられる回動(両矢印)する解除ノブ11aによる。
係止部材11mは、普段は上スライド扉11の下枠板11fに穿設した孔、下枠板11fの底面に取り付けたフロント11lの孔を貫通し、前記孔に対応した下スライド扉12の上枠板12cに取り付けた受け16の穴16aに嵌合し、上スライド扉11、下スライド扉12を一体の扉23として連結する。
図10は、下スライド扉の斜視図である。下スライド扉12は、扉23の下部に位置し、上枠板12c、下枠板12d、左枠板12e、右枠板12fによってできる略四角形の枠の開口部に、正面板12a、背板12bを貼り付けた構造が簡易である。
なお、このとき左枠板12e上部には板状のストッパー14を取り付ける、正面板12a、背板12bよりやや突出させ、一方右枠板12fは、正面板12a、背板12bよりやや凹ませるとよい。これにより前記上スライド扉11の底面と嵌合することができる。
また、上枠板12cは、上にコの字状の部材で、上部の凹部12gに上スライド扉11のガイド11jが挟み込まれる。また、上スライド扉11の底部に滑車11kを取り付けた場合は、上にコの字状で、内側に突出したカギ部12hを有するガイド13を取り付ける。
これにより、滑車11kがカギ部12hによって形成される隙間12iに挟まれ、上スライド扉11が前後にぐらつくことなく、滑らかに左右に動く。
加えて、隙間12iの末端近傍のカギ部12hに係止部材11mが嵌るような形状である止溝12jを設けるとよい。上スライド扉11がスライドするとき係止部材11mは、カギ部12hがあるため、上スライド扉11内部に押し込められている。
係止部材11mが止溝12jの位置に到達すると、スプリングによって係止部材11mが止溝12jに突き刺さり、それ以上に上スライド扉11がスライドすることがない。これにより、上スライド扉11が全開せず、脱落することがなくなる。
下枠板12dの底面には、戸車15を設けるが、上に凹む凹部12kに取り付けても良い。なお、下スライド扉12は概ね30センチ以上1メートル以下程度の高さがよい。実施例1の下扉4と同様の理由である。
図11は、本発明である緊急脱出ドアの第3の実施例の正面斜視図である。本発明である第3の実施形態である緊急脱出ドア1bは、枠体19と、前記枠体19に嵌め込むみ横にスライドする上スライド扉11及び下スライド扉12からなる2組の引き違い扉23であって、前記上スライド扉11と下スライド扉12が係止部材11mで連結しているときは、前記上スライド扉11及び下スライド扉12が一体の扉23として開け閉めでき、前記係止部材11mの連結を解除することで、前記上スライド扉11のみをスライドすることができることを特著とする。
緊急脱出ドア1bは、実施例2の上スライド扉11、下スライド扉12からなる扉23を2組、引き違い扉23として使用したものである。従って、枠体19に2組の扉23をそれぞれ滑らすレール19a、レール19bを設置し、2組の扉23を嵌め込む枠体19の上部内面に溝を設けたこと以外変わらない。
これにより、左右に避難口18を確保することが可能であり、一方が開かなくなった場合でも避難口18を確保することができ、実施例2よりより安全が増す。
本発明である緊急脱出ドアの正面斜視図である。 本発明である緊急脱出ドアの背面斜視図である。 図1の一点破線A−A’位置における縦断面図である。 本発明である緊急脱出ドアの上下扉の見開き正面図斜視図である。 本発明である緊急脱出ドアの上扉の見開き正面斜視図である。 本発明である緊急脱出ドアの第2の実施例の正面斜視図である。 第2の実施例の上下スライド扉を一体としてスライドしたときの正面斜視図である。 第2の実施例の上スライド扉のみをスライドしたときの正面斜視図である。 上スライド扉の斜視図である。 下スライド扉の斜視図である。 本発明である緊急脱出ドアの第3の実施例の正面斜視図である。
1 緊急脱出ドア
1a 緊急脱出ドア
1b 緊急脱出ドア
2 枠体
2a 止板
2b ラッチボルト
2c ストライク
3 上扉
3a 内枠
3b 正面板
3c 背板
3d 上枠板
3e 下枠板
3f 左枠板
3g 右枠板
3h 穴
4 下扉
4a 内枠
4b 正面板
4c 背板
4d 上枠板
4e 下枠板
4f 左枠板
4g 右枠板
5 留具
6 留具
7 外ノブ
8 内ノブ
9 解除ノブ
9a 連結部材
9b 係止部材
9c フロント
9d 受け
10 枠体
10a レール
11 上スライド扉
11a 解除ノブ
11b 取手
11c 正面板
11d 背板
11e 上枠板
11f 下枠板
11g 左枠板
11h 右枠板
11i 凸部
11j ガイド
11k 滑車
11l フロント
11m 係止部材
11n 連結部材
11o 回転体
12 下スライド扉
12a 正面板
12b 背板
12c 上枠板
12d 下枠板
12e 左枠板
12f 右枠板
12g 凹部
12h カギ部
12i 隙間
12j 止溝
12k 凹部
13 ガイド
14 ストッパー
15 戸車
16 受け
16a 穴
17 壁
18 避難口
19 枠体
19a レール
19b レール
20 屋内
21 屋外
22 扉
23 扉

Claims (2)

  1. 上下左右枠を連結した枠体と、前記下枠に載せ横にスライドする下スライド扉と、前記下スライド扉に載せるとともに前記上枠に嵌めて横にスライドする上スライド扉とからなり、
    さらに前記下スライド扉の上部に穴を有する受けを設けるとともに、前記上スライド扉に回動する解除ノブ及び前記解除ノブの回動に連動し上下動し、スプリングで常に下に押され、前記穴に嵌合する係止部材を設け
    前記下スライド扉の上部の凹部に前記係止部材を嵌める止溝を設けた隙間を有するガイドを取り付けるとともに、前記上スライド扉の底部には前記凹部に嵌る左右ガイド及び前記左右ガイドの内側に、前記隙間に嵌り横回転する回転体を有する滑車とを設けてなる引き戸であって、
    前記穴に前記係止部材が嵌り前記上下スライド扉が連結し、前記解除ノブを回動させ前記係止部材を上に引き上げることで連結が解除され、前記上スライド扉と下スライド扉が前記係止部材で連結しているときは、前記上スライド扉及び下スライド扉が一体の扉として開け閉めでき、前記係止部材の連結を解除することで、前記上スライド扉のみをスライドすることができ
    前記上スライド扉をスライドさせ前記係止部材が前記止溝の位置に到達すると前記止溝に前記係止部材が前記スプリングによって突き刺さり、前記上スライド扉のスライドを止め、前記上スライド扉の脱落を防止したことを特徴とする引き戸。
  2. 前記下スライド扉の上部一端にストッパー、他端に凹部を設けるとともに、前記上スライド扉の底部一端に前記ストッパーと嵌合する窪み、他端に前記下スライド扉の上部の凹部に嵌合する突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の引き戸。
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