JP2001151792A - カルバミン酸塩ケトリド抗生物質の製造方法 - Google Patents
カルバミン酸塩ケトリド抗生物質の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 各種の細菌性及び原虫性感染に対して活性を
有するマクロライド化合物を提供する。 【解決手段】 マクロライド系抗生物質は以下の式に示
す化合物を含む。 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で
置換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アル
キル、アルケニル、アルキニル、等であり、R2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそ
れぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜1
0員の複素環等であり、R5は、H又はC1〜C10アル
キルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換さ
れていてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O
(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、
C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5
〜10員複素環、C6〜C10アリール、C1〜C10
アルキル、等である]
有するマクロライド化合物を提供する。 【解決手段】 マクロライド系抗生物質は以下の式に示
す化合物を含む。 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で
置換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アル
キル、アルケニル、アルキニル、等であり、R2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそ
れぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜1
0員の複素環等であり、R5は、H又はC1〜C10アル
キルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換さ
れていてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O
(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、
C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5
〜10員複素環、C6〜C10アリール、C1〜C10
アルキル、等である]
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトを含む哺乳動
物並びに魚類及び鳥類の抗細菌剤及び抗原虫剤として有
用であるマクロライド系抗生物質の製造に関する。
物並びに魚類及び鳥類の抗細菌剤及び抗原虫剤として有
用であるマクロライド系抗生物質の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】マクロライド系抗生物質は、哺乳動物、
魚類及び鳥類の広範囲な細菌性及び原虫性感染の治療に
おいて有用であることは公知である。このような抗生物
質は、商業的に入手可能な、そして両者とも引用される
ことにより全体が本明細書中に援用される、米国特許第
4,474,768号及び4,517,359号で言及されているアジ
スロマイシン(azithromycin)のような、エリスロマイ
シンAの各種の誘導体を含んでいる。他のマクロライド
系抗生物質は、これらの全てが引用されることによりそ
の全体が本明細書中に援用される、米国を指定して1998
年12月17日に公開されたPCT出願公開WO98/56800、並び
に米国特許仮出願60/111,728及び60/101,263で開示
され、そして権利が請求されている。
魚類及び鳥類の広範囲な細菌性及び原虫性感染の治療に
おいて有用であることは公知である。このような抗生物
質は、商業的に入手可能な、そして両者とも引用される
ことにより全体が本明細書中に援用される、米国特許第
4,474,768号及び4,517,359号で言及されているアジ
スロマイシン(azithromycin)のような、エリスロマイ
シンAの各種の誘導体を含んでいる。他のマクロライド
系抗生物質は、これらの全てが引用されることによりそ
の全体が本明細書中に援用される、米国を指定して1998
年12月17日に公開されたPCT出願公開WO98/56800、並び
に米国特許仮出願60/111,728及び60/101,263で開示
され、そして権利が請求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以下に記載される新規
な方法は、各種の細菌性及び原虫性感染に対して活性を
有するマクロライド化合物を提供する。
な方法は、各種の細菌性及び原虫性感染に対して活性を
有するマクロライド化合物を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の式:
【0005】
【化86】
【0006】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、ハロ、ヒドロキシ
ル、トリフルオロメチル及びシアノから独立に選択され
る1〜3個の基で所望により置換されていてもよいフェニ
ルであるか;又はR1は、以下に示す式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、ハロ、ヒドロキシ
ル、トリフルオロメチル及びシアノから独立に選択され
る1〜3個の基で所望により置換されていてもよいフェニ
ルであるか;又はR1は、以下に示す式(a):
【0007】
【化87】
【0008】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あり;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8アル
ケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、アル
キルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を含
むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル若しくはハロ
ゲン原子によって置換されていてもよく、又はそのいず
れもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル基若しくはハ
ロゲン原子で所望により置換されていてもよいC3−C8シ
クロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル;又は飽和又
は全て若しくは一部が不飽和あってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素
環;又はR2 3がC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2
−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C5−C8シクロ
アルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4アルキル、C1
−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又は全て若しく
は一部不飽和であってもよく、そして1〜3個のC1−C4ア
ルキル基又はハロゲン原子で所望により置換されていて
もよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環である置換さ
れたフェニルである式SR23の基であるCH2R24であり;そ
してそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキ
ルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリ
ール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複
素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10ア
ルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、及びnが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、並びにSO2NR2R3からなる基から
独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換され
ており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであり、前
記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択さ
れるヘテロ原子で所望により置換されており、そして前
記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
いる;]の化合物を製造する方法に関し、以下の式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あり;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8アル
ケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、アル
キルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を含
むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル若しくはハロ
ゲン原子によって置換されていてもよく、又はそのいず
れもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル基若しくはハ
ロゲン原子で所望により置換されていてもよいC3−C8シ
クロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル;又は飽和又
は全て若しくは一部が不飽和あってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素
環;又はR2 3がC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2
−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、C5−C8シクロ
アルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4アルキル、C1
−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又は全て若しく
は一部不飽和であってもよく、そして1〜3個のC1−C4ア
ルキル基又はハロゲン原子で所望により置換されていて
もよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環である置換さ
れたフェニルである式SR23の基であるCH2R24であり;そ
してそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキ
ルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリ
ール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複
素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10ア
ルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、及びnが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、並びにSO2NR2R3からなる基から
独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換され
ており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであり、前
記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択さ
れるヘテロ原子で所望により置換されており、そして前
記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
いる;]の化合物を製造する方法に関し、以下の式:
【0009】
【化88】
【0010】[R1〜R5は、上記に定義した通りであり;
そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノイル
であり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の
炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所
望により置換されていてもよい;]の化合物を、求核試
薬により処理し、又は加溶媒分解(solvolysis)によ
り、R6保護基を切断することを含む。
そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノイル
であり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の
炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所
望により置換されていてもよい;]の化合物を、求核試
薬により処理し、又は加溶媒分解(solvolysis)によ
り、R6保護基を切断することを含む。
【0011】一つの態様において、R6保護基は、アルコ
ール性又は水性の溶液中で、反応を促進するための所望
による塩基の添加を伴なう加溶媒分解によって除去する
ことができる。式15の化合物を製造する方法において、
適当なアルコール性溶媒の例は、制約されるものではな
いが、メタノール、エタノール、イソプロパノール及び
tert−ブタノールを含む。塩基の例は、制約されるもの
ではないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化
カリウム及び水酸化バリウムを含む。
ール性又は水性の溶液中で、反応を促進するための所望
による塩基の添加を伴なう加溶媒分解によって除去する
ことができる。式15の化合物を製造する方法において、
適当なアルコール性溶媒の例は、制約されるものではな
いが、メタノール、エタノール、イソプロパノール及び
tert−ブタノールを含む。塩基の例は、制約されるもの
ではないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化
カリウム及び水酸化バリウムを含む。
【0012】更にR6保護基は、制約されるものではない
が、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミン、ジアル
キルアミン、アルカンチオール又は水酸化物を含む求核
試薬によって除去することができる。使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。好ましくは脱保護は、炭
酸カリウムを加えたメタノール中で、室温で行われる。
が、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミン、ジアル
キルアミン、アルカンチオール又は水酸化物を含む求核
試薬によって除去することができる。使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。好ましくは脱保護は、炭
酸カリウムを加えたメタノール中で、室温で行われる。
【0013】本発明によれば、化合物14は、以下の式:
【0014】
【化89】
【0015】[式中:R1〜R6は上記で定義したとおりで
ある;]の化合物のSwern条件下での酸化によって製造
してもよい。
ある;]の化合物のSwern条件下での酸化によって製造
してもよい。
【0016】好ましくはSwern条件は、以下から選択さ
れる: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒の一つ中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるも
のではないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢
酸、塩化スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤
で予備活性化し;引き続き化合物13を加える。約5分〜2
4時間の時間経過後、約−80℃〜50℃の温度範囲でトリ
アルキルアミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約−5℃〜5℃の塩化メチレン
中で行われる。これに続き、約2時間後にトリエチルア
ミンを加える。反応物は次いで室温まで温められる。
れる: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒の一つ中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるも
のではないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢
酸、塩化スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤
で予備活性化し;引き続き化合物13を加える。約5分〜2
4時間の時間経過後、約−80℃〜50℃の温度範囲でトリ
アルキルアミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約−5℃〜5℃の塩化メチレン
中で行われる。これに続き、約2時間後にトリエチルア
ミンを加える。反応物は次いで室温まで温められる。
【0017】本発明によれば、以下の式:
【0018】
【化90】
【0019】[式中:R1〜R6は、上記で定義した通りで
ある;]の化合物の、制約されるものではないが、ナト
リウムトリアセトキシボロヒドリド又はナトリウムシア
ノボロヒドリドを含む金属水素化物還元剤による、酸性
の条件下での還元によって製造してもよい。
ある;]の化合物の、制約されるものではないが、ナト
リウムトリアセトキシボロヒドリド又はナトリウムシア
ノボロヒドリドを含む金属水素化物還元剤による、酸性
の条件下での還元によって製造してもよい。
【0020】溶媒は、制約されるものではないが、酢
酸、アセトニトリル、又は酢酸のような酸添加物を加え
たアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒は、制約
されるものではないが、エタノール、メタノール、イソ
プロパノール、又はtertブタノールを含む。好ましくは
反応は、室温で過剰のナトリウムトリアセトキシボロヒ
ドリドを加えた酢酸中で行われる。
酸、アセトニトリル、又は酢酸のような酸添加物を加え
たアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒は、制約
されるものではないが、エタノール、メタノール、イソ
プロパノール、又はtertブタノールを含む。好ましくは
反応は、室温で過剰のナトリウムトリアセトキシボロヒ
ドリドを加えた酢酸中で行われる。
【0021】本発明によれば、化合物12は、以下の式:
【0022】
【化91】
【0023】[式中:R2〜R4は、上記で定義されてお
り;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ、又
はC1−C10アシルオキシである;]の化合物の以下の
式:
り;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ、又
はC1−C10アシルオキシである;]の化合物の以下の
式:
【0024】
【化92】
【0025】[式中:R1、R5、及びR6は、上記で定義さ
れている;]の化合物との中性又は酸性の条件下での反
応によって製造してもよい。
れている;]の化合物との中性又は酸性の条件下での反
応によって製造してもよい。
【0026】酸性の条件の例は、制約されるものではな
いが、酢酸及びギ酸を含む酸添加物の使用を含み、そし
て溶媒は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロ
エタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。反応は更に中
性の条件下で、酸添加物を加えない上記溶媒の一つの中
で反応物を約80℃〜110℃間に加熱することによって行
うこともできる。好ましくは反応は、酢酸中又は酢酸を
加えたエタノール中で概略室温で行われる。
いが、酢酸及びギ酸を含む酸添加物の使用を含み、そし
て溶媒は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロ
エタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。反応は更に中
性の条件下で、酸添加物を加えない上記溶媒の一つの中
で反応物を約80℃〜110℃間に加熱することによって行
うこともできる。好ましくは反応は、酢酸中又は酢酸を
加えたエタノール中で概略室温で行われる。
【0027】本発明によれば、化合物10は、以下の式:
【0028】
【化93】
【0029】[式中:R1及びR6は、上記で定義されてい
る;]の化合物の、式: H2NOR5 の試薬の遊離の塩基又は酸付加塩との、塩基を加えた又
は加えない、反応によって製造してもよい。塩基は、制
約されるものではないが、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド及びジメチルスルホキシドを含む極性
溶媒中の、制約されるものではないが、ピリジン、2,6
−ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、又はジメチル
アミノピリジンを含む。反応は、約40℃〜150℃間の高
い温度で行われる。好ましくは、反応はイソプロパノー
ル中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩と共に、約80℃〜
85℃で行われる。
る;]の化合物の、式: H2NOR5 の試薬の遊離の塩基又は酸付加塩との、塩基を加えた又
は加えない、反応によって製造してもよい。塩基は、制
約されるものではないが、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド及びジメチルスルホキシドを含む極性
溶媒中の、制約されるものではないが、ピリジン、2,6
−ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、又はジメチル
アミノピリジンを含む。反応は、約40℃〜150℃間の高
い温度で行われる。好ましくは、反応はイソプロパノー
ル中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩と共に、約80℃〜
85℃で行われる。
【0030】本発明によれば、化合物9は以下の式:
【0031】
【化94】
【0032】[式中:R1及びR6は、上記で定義されてお
り;そしてR7は、以下の式:
り;そしてR7は、以下の式:
【0033】
【化95】
【0034】(ここにおいて:それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0035】
【化96】
【0036】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0037】
【化97】
【0038】を形成することができ、そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルア
セトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、酢酸及びギ酸を含む極性溶媒中で、水を加えた又は
加えない反応によって製造してもよい。酸は、制約され
るものではないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、
硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ(tosic)酸、
トリフル(triflic)酸、又はトリフルオロ酢酸を含
み、そして温度は、約−25℃〜100℃である。好ましく
は、反応は12NのHCLを加えたメタノール中で、約30〜40
℃で行われる。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルア
セトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、酢酸及びギ酸を含む極性溶媒中で、水を加えた又は
加えない反応によって製造してもよい。酸は、制約され
るものではないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、
硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ(tosic)酸、
トリフル(triflic)酸、又はトリフルオロ酢酸を含
み、そして温度は、約−25℃〜100℃である。好ましく
は、反応は12NのHCLを加えたメタノール中で、約30〜40
℃で行われる。
【0039】本発明によれば、化合物2は、以下の式:
【0040】
【化98】
【0041】[式中:R1及びR6は、上記に定義したとお
りであり;そしてR7は、以下の式:
りであり;そしてR7は、以下の式:
【0042】
【化99】
【0043】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0044】
【化100】
【0045】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0046】
【化101】
【0047】を形成することができ、そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホ
スゲン、トリホスゲン、カルボニルビス−ベンゾトリア
ゾール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール
又はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを含むカ
ルボキシル供給源、及び制約されるものではないが、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ
ピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リチ
ウムジイソプロピルアミド、又は引き続きヒドラジンに
よって処理される各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメ
チルジシラザンを含む塩基との反応によって製造しても
よい。不活性溶媒は、制約されるものではないが、イソ
プロピルエーテル、ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオ
キサン、ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラク
ロロエタン、又はジクロロエタンを含む。反応は、以下
の式:
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホ
スゲン、トリホスゲン、カルボニルビス−ベンゾトリア
ゾール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール
又はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを含むカ
ルボキシル供給源、及び制約されるものではないが、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロ
ピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リチ
ウムジイソプロピルアミド、又は引き続きヒドラジンに
よって処理される各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメ
チルジシラザンを含む塩基との反応によって製造しても
よい。不活性溶媒は、制約されるものではないが、イソ
プロピルエーテル、ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオ
キサン、ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラク
ロロエタン、又はジクロロエタンを含む。反応は、以下
の式:
【0048】
【化102】
【0049】[式中:R1及びR6は、上記に定義したとお
りであり;そしてR7は、以下の式:
りであり;そしてR7は、以下の式:
【0050】
【化103】
【0051】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0052】
【化104】
【0053】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0054】
【化105】
【0055】を形成することができ、そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリアゾー
ル、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾトリア
ゾールである)のラジカルである;]の中間体の形成に
ついてモニターされる。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリアゾー
ル、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾトリア
ゾールである)のラジカルである;]の中間体の形成に
ついてモニターされる。
【0056】好ましくは、反応はCDI及びDBUを加えたエ
ーテル溶媒中で、そして最も好ましくは、イソプロピル
エーテルを加えた又は加えないテトラヒドロフラン中で
行われる。
ーテル溶媒中で、そして最も好ましくは、イソプロピル
エーテルを加えた又は加えないテトラヒドロフラン中で
行われる。
【0057】一旦中間体5への転換が完結した時点で、
反応物にヒドラジン又はヒドラジン水和物を、約−78℃
〜50℃間で加える。好ましくはヒドラジンを約10℃〜20
℃で加える。
反応物にヒドラジン又はヒドラジン水和物を、約−78℃
〜50℃間で加える。好ましくはヒドラジンを約10℃〜20
℃で加える。
【0058】本発明の更なる側面において、以下の式:
【0059】
【化106】
【0060】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0061】
【化107】
【0062】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)を
有し;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8アル
ケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、アル
キルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を含
むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若しくは1
〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよく;
又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル
基若しくはハロゲン原子で所望により置換されていても
よいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニ
ル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あってもよ
く、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子
で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫
黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、
C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4
アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又
は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環
である置換されたフェニルである式SR23の基であるCH2R
24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC
1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC
6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリ
ール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、
C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニト
ロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C
10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
されており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであ
り、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から
選択されるヘテロ原子で所望により置換されており、そ
して前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されている;]の化合物は、以下の式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)を
有し;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8アル
ケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、アル
キルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を含
むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若しくは1
〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよく;
又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル
基若しくはハロゲン原子で所望により置換されていても
よいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニ
ル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あってもよ
く、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子
で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫
黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、
C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4
アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又
は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環
である置換されたフェニルである式SR23の基であるCH2R
24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC
1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC
6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリ
ール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、
C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニト
ロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C
10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
されており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであ
り、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から
選択されるヘテロ原子で所望により置換されており、そ
して前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されている;]の化合物は、以下の式:
【0063】
【化108】
【0064】[式中:R1〜R5は、上記で定義されてお
り;そしてR6は、水素である;]の化合物のSwern条件
下での酸化によって製造してもよい。
り;そしてR6は、水素である;]の化合物のSwern条件
下での酸化によって製造してもよい。
【0065】好ましくはSwern条件は、以下から選択さ
れる: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒の一つ中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるも
のではないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢
酸、塩化スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤
で予備活性化し;引き続き式13の化合物を加える。約5
分〜24時間の時間経過後、約−80℃〜50℃の温度範囲で
トリアルキルアミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約−5℃〜5℃の塩化メチレン
中で行われる。これに続き、約2時間後にトリエチルア
ミンを加える。反応物は次いで室温まで温められる。
れる: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒の一つ中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるも
のではないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢
酸、塩化スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤
で予備活性化し;引き続き式13の化合物を加える。約5
分〜24時間の時間経過後、約−80℃〜50℃の温度範囲で
トリアルキルアミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約−5℃〜5℃の塩化メチレン
中で行われる。これに続き、約2時間後にトリエチルア
ミンを加える。反応物は次いで室温まで温められる。
【0066】本発明の更なる側面において、以下の式:
【0067】
【化109】
【0068】[式中:R1及びR5は、上記に定義されてお
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されている;]の化合物は、以下の
式:
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されている;]の化合物は、以下の
式:
【0069】
【化110】
【0070】[式中:R1及びR6は、上記に定義されてお
り;そしてR7は、以下の式:
り;そしてR7は、以下の式:
【0071】
【化111】
【0072】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0073】
【化112】
【0074】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0075】
【化113】
【0076】を形成することができ、そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の式: H2NOR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の酸付
加塩との、塩基を加えた又は加えない反応によって製造
される。塩基は、制約されるものではないが、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド及びジメチルス
ルホキシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではな
いが、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミ
ン塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は約
40℃〜150℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反
応はtert−ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸
塩及び1当量の2,6−ルチジンにより約75℃〜85℃で行
われる。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の式: H2NOR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の酸付
加塩との、塩基を加えた又は加えない反応によって製造
される。塩基は、制約されるものではないが、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド及びジメチルス
ルホキシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではな
いが、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミ
ン塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は約
40℃〜150℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反
応はtert−ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸
塩及び1当量の2,6−ルチジンにより約75℃〜85℃で行
われる。
【0077】本発明の更なる側面において、式13の化合
物は以下の式10:
物は以下の式10:
【0078】
【化114】
【0079】[式中:R1、R5及びR6は、上記で定義され
ている;]の化合物の以下の式:
ている;]の化合物の以下の式:
【0080】
【化115】
【0081】[式中:R2及びR4は、上記で定義されてい
る;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ又はC
1−C10アシルオキシである;]の化合物との、酸性の条
件下の各種の溶媒中での反応によって製造してもよい。
る;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ又はC
1−C10アシルオキシである;]の化合物との、酸性の条
件下の各種の溶媒中での反応によって製造してもよい。
【0082】溶媒は、制約されるものではないが、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノ
ール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、
テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含む。酢酸
は、添加物、溶媒又は補助溶媒として使用することがで
きる。好ましくは、反応は酢酸中又は酢酸を加えたエタ
ノール中で室温で行われる。反応は式12の中間体への転
換についてモニターされる。式12の中間体は、制約され
るものではないが、ナトリウムトリアセトキシボロヒド
リド又はナトリウムシアノボロヒドリドを含む金属水素
化物還元剤で処理される。好ましくは中間体12は、過剰
のナトリウムトリアセトキシボロヒドリドにより室温で
処理されて、式13の化合物を製造する。
ノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノ
ール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタン、
テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含む。酢酸
は、添加物、溶媒又は補助溶媒として使用することがで
きる。好ましくは、反応は酢酸中又は酢酸を加えたエタ
ノール中で室温で行われる。反応は式12の中間体への転
換についてモニターされる。式12の中間体は、制約され
るものではないが、ナトリウムトリアセトキシボロヒド
リド又はナトリウムシアノボロヒドリドを含む金属水素
化物還元剤で処理される。好ましくは中間体12は、過剰
のナトリウムトリアセトキシボロヒドリドにより室温で
処理されて、式13の化合物を製造する。
【0083】本発明の更なる側面において、以下の式1
2:
2:
【0084】
【化116】
【0085】[式中:R1〜R6は、上記で定義されてい
る;]の化合物は、以下の式:
る;]の化合物は、以下の式:
【0086】
【化117】
【0087】[式中:それぞれのR11は、H、−C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員の複素
環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C1 0アルキ
ル)、及びSO2NR2R3から独立に選択され;前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員の複素環、C6−C10アリール、C1−C10
アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO 2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
され;そして前記アルキル、アルコキシ、又はアルカノ
イル基のアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい;]の化合物の以下の式:
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員の複素
環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C1 0アルキ
ル)、及びSO2NR2R3から独立に選択され;前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員の複素環、C6−C10アリール、C1−C10
アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO 2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
され;そして前記アルキル、アルコキシ、又はアルカノ
イル基のアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい;]の化合物の以下の式:
【0088】
【化118】
【0089】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物との、酸性の条件下のアルコール性溶媒
中の反応によって製造してもよい。
る;]の化合物との、酸性の条件下のアルコール性溶媒
中の反応によって製造してもよい。
【0090】アルコール溶媒は、制約されるものではな
いが、メタノール、エタノール、イソプロパノール又は
tert−ブタノールを含み、そして酸は、制約されるもの
ではないが、酢酸又はギ酸を含む。反応は式11の中間体
の形成についてモニターされ、その時点で上記の式10の
化合物を加える。好ましくは、反応は酢酸を加えたエタ
ノール中で室温で行われる。
いが、メタノール、エタノール、イソプロパノール又は
tert−ブタノールを含み、そして酸は、制約されるもの
ではないが、酢酸又はギ酸を含む。反応は式11の中間体
の形成についてモニターされ、その時点で上記の式10の
化合物を加える。好ましくは、反応は酢酸を加えたエタ
ノール中で室温で行われる。
【0091】本発明のもう一つの側面において、以下の
式:
式:
【0092】
【化119】
【0093】[式中:R1〜R5は、上記に定義されてお
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子に
よって所望により置換されていてもよい;]の化合物
は、以下の式:
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子に
よって所望により置換されていてもよい;]の化合物
は、以下の式:
【0094】
【化120】
【0095】[式中:R11は、上記で定義されてい
る;]の化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、以下の
式:
る;]の化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、以下の
式:
【0096】
【化121】
【0097】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物及び以下の式:
る;]の化合物及び以下の式:
【0098】
【化122】
【0099】[式中:R1、R5及びR6は、上記で定義され
ている;]の化合物との、酸性条件下の反応によって製
造してもよい。添加物又は補助溶媒として使用される酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして溶媒は、制約されるも
のではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、テトラクロロエタン、又はテトラヒドロフラン
を含む。反応は上記式12の中間体の形成についてモニタ
ーされ、その時点でナトリウムトリアセトキシボロヒド
リド又はナトリウムシアノボロヒドリドのような金属水
素化物還元剤で処理される。好ましくは、反応は室温の
酢酸中で、補助溶媒としてのジクロロメタンを加えて又
は加えないで、過剰の式20の化合物を二塩酸塩として使
用し、そして式12の化合物の形成後、引き続き過剰のナ
トリウムトリアセトキシボロヒドリドを加える。
ている;]の化合物との、酸性条件下の反応によって製
造してもよい。添加物又は補助溶媒として使用される酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして溶媒は、制約されるも
のではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、テトラクロロエタン、又はテトラヒドロフラン
を含む。反応は上記式12の中間体の形成についてモニタ
ーされ、その時点でナトリウムトリアセトキシボロヒド
リド又はナトリウムシアノボロヒドリドのような金属水
素化物還元剤で処理される。好ましくは、反応は室温の
酢酸中で、補助溶媒としてのジクロロメタンを加えて又
は加えないで、過剰の式20の化合物を二塩酸塩として使
用し、そして式12の化合物の形成後、引き続き過剰のナ
トリウムトリアセトキシボロヒドリドを加える。
【0100】本発明のもう一つの側面において、以下の
式:
式:
【0101】
【化123】
【0102】[式中:R1〜R6は、上記で定義されてい
る;]の化合物は、以下の式:
る;]の化合物は、以下の式:
【0103】
【化124】
【0104】[式中:R11は、上記で定義されてい
る;]の化合物の遊離塩基又は酸付加塩と以下の式:
る;]の化合物の遊離塩基又は酸付加塩と以下の式:
【0105】
【化125】
【0106】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物及び以下の式:
る;]の化合物及び以下の式:
【0107】
【化126】
【0108】[式中:R1、R5及びR6は、上記で定義され
ている;]の化合物との酸性の条件下の反応によって製
造してもよい。添加物又は補助溶媒として使用される酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして溶媒は、制約されるも
のではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、テトラクロロエタン、又はテトラヒドロフラン
を含む。
ている;]の化合物との酸性の条件下の反応によって製
造してもよい。添加物又は補助溶媒として使用される酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして溶媒は、制約されるも
のではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、テトラクロロエタン、又はテトラヒドロフラン
を含む。
【0109】本発明のもう一つの側面において、以下の
式:
式:
【0110】
【化127】
【0111】[式中:R2〜R4は、上記で定義されてお
り;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ又はC
1−C10アシルオキシである;]の化合物は、以下の式:
り;そしてC及びDは、一緒にオキソを形成するか、又は
C及びDは、独立にヒドロキシ、C1−C10アルコキシ又はC
1−C10アシルオキシである;]の化合物は、以下の式:
【0112】
【化128】
【0113】[式中:R11は、上記で定義されてい
る;]の化合物の以下の式:
る;]の化合物の以下の式:
【0114】
【化129】
【0115】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物との、酸性条件下の各種のアルコール性
溶媒中の反応によって製造してもよい。溶媒は、制約さ
れるものではないが、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、又はtert−ブタノールを含む。添加物又は
補助溶媒として使用することのできる酸は、制約される
ものではないが、酢酸及びギ酸を含む。好ましくは、反
応は酢酸を加えたエタノール中で室温で行われる。
る;]の化合物との、酸性条件下の各種のアルコール性
溶媒中の反応によって製造してもよい。溶媒は、制約さ
れるものではないが、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、又はtert−ブタノールを含む。添加物又は
補助溶媒として使用することのできる酸は、制約される
ものではないが、酢酸及びギ酸を含む。好ましくは、反
応は酢酸を加えたエタノール中で室温で行われる。
【0116】本発明のもう一つの側面において、式20の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0117】
【化130】
【0118】[式中:それぞれのYは、N又はCR12から独
立に選択され;そしてそれぞれのR12は、水素、C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員の複素
環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキ
ル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に選択され;そ
してZは、塩素、臭素、又はヨウ素である;]の化合物
の以下の式:
立に選択され;そしてそれぞれのR12は、水素、C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員の複素
環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキ
ル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に選択され;そ
してZは、塩素、臭素、又はヨウ素である;]の化合物
の以下の式:
【0119】
【化131】
【0120】[式中:R11は、上記に定義されており;
そしてR13は、H、−C(O)R4、−Si(R10)3、C1−C10
アルキル又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルキ
ル又はアルカノイルのアルキル部分の1若しくは2個の炭
素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子によって
所望により置換されていてもよい;]の化合物との反応
によって製造してもよい。
そしてR13は、H、−C(O)R4、−Si(R10)3、C1−C10
アルキル又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルキ
ル又はアルカノイルのアルキル部分の1若しくは2個の炭
素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子によって
所望により置換されていてもよい;]の化合物との反応
によって製造してもよい。
【0121】反応は、制約されるものではないが、酢酸
パラジウム(II)を含むパラジウム触媒、及び、制約さ
れるものではないが、トリフェニルホスフィン、トリ−
t−ブチルホスフィン、若しくはトリ−o−トリルホスフ
ィンを含むトリアルキルホスフィン又はトリアリールホ
スフィンの存在中で行われる。反応において、塩基は、
制約されるものではないが、炭酸セシウム、又は炭酸カ
リウムを含み、そして溶媒は、制約されるものではない
が、約25℃〜200℃のジメチルホルムアミド又はN−メチ
ルピロリジノンを含む。好ましくは反応は、還流のジメ
チルホルムアミド中のベンジルイミダゾール及び3−ブ
ロモピリジンにより、酢酸パラジウム(II)、トリフェ
ニルホスフィン及び炭酸セシウムにより行われる。
パラジウム(II)を含むパラジウム触媒、及び、制約さ
れるものではないが、トリフェニルホスフィン、トリ−
t−ブチルホスフィン、若しくはトリ−o−トリルホスフ
ィンを含むトリアルキルホスフィン又はトリアリールホ
スフィンの存在中で行われる。反応において、塩基は、
制約されるものではないが、炭酸セシウム、又は炭酸カ
リウムを含み、そして溶媒は、制約されるものではない
が、約25℃〜200℃のジメチルホルムアミド又はN−メチ
ルピロリジノンを含む。好ましくは反応は、還流のジメ
チルホルムアミド中のベンジルイミダゾール及び3−ブ
ロモピリジンにより、酢酸パラジウム(II)、トリフェ
ニルホスフィン及び炭酸セシウムにより行われる。
【0122】本発明のもう一つの側面において、式20の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0123】
【化132】
【0124】[式中:R14は、ヒドロキシ、C1−C10アル
コキシ、及びC1−C10アルキルから選択され、アルキル
又はアルコキシのアルキル部分の1又は2個の炭素は、
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により
置換されていてもよく;そしてYは、上記で定義されて
いる;]の化合物の、以下の式:
コキシ、及びC1−C10アルキルから選択され、アルキル
又はアルコキシのアルキル部分の1又は2個の炭素は、
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により
置換されていてもよく;そしてYは、上記で定義されて
いる;]の化合物の、以下の式:
【0125】
【化133】
【0126】
【化134】
【0127】[両方の式中:R11及びR13は、上記で定義
されており;そしてR15は、塩素、臭素又はヨウ素から
選択される;]の化合物との反応によって製造してもよ
い。
されており;そしてR15は、塩素、臭素又はヨウ素から
選択される;]の化合物との反応によって製造してもよ
い。
【0128】反応は、不活性溶媒、塩基及びパラジウム
触媒の存在中で、約25℃〜125℃の温度で約30分〜48時
間行われる。塩基は、制約されるものではないが、炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリウム、及び水
酸化バリウムを含む。適当なパラジウム触媒は、制約さ
れるものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含む。所望により反
応媒体は、更にトリアリールホスフィン又はトリアルキ
ルホスフィンを含むことができ、その例は制約されるも
のではないが、トリフェニルホスフィン、トリ(o−ト
リル)ホスフィン及びトリt−ブチルホスフィンを含
み、そして更にヨウ化テトラブチルアンモニウムを含む
こともできる。不活性溶媒は、制約されるものではない
が、テトラヒドロフラン、ジオキサン、及びジメトキシ
エタンを含む。好ましくは、反応は水酸化カリウム、te
trakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、
及びヨウ化テトラブチルアンモニウムを加えた還流のジ
メチルホルムアミド中で行われる。
触媒の存在中で、約25℃〜125℃の温度で約30分〜48時
間行われる。塩基は、制約されるものではないが、炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリウム、及び水
酸化バリウムを含む。適当なパラジウム触媒は、制約さ
れるものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含む。所望により反
応媒体は、更にトリアリールホスフィン又はトリアルキ
ルホスフィンを含むことができ、その例は制約されるも
のではないが、トリフェニルホスフィン、トリ(o−ト
リル)ホスフィン及びトリt−ブチルホスフィンを含
み、そして更にヨウ化テトラブチルアンモニウムを含む
こともできる。不活性溶媒は、制約されるものではない
が、テトラヒドロフラン、ジオキサン、及びジメトキシ
エタンを含む。好ましくは、反応は水酸化カリウム、te
trakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、
及びヨウ化テトラブチルアンモニウムを加えた還流のジ
メチルホルムアミド中で行われる。
【0129】もう一つの側面において、式20の化合物
は、以下の式:
は、以下の式:
【0130】
【化135】
【0131】
【化136】
【0132】[両方の式中:R11、R13及びR15は、上記
で定義されている;]の化合物の、制約されるものでは
ないが、以下の試薬: (a)アルキルが、制約されるものではないが、メチ
ル、エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含む
アルキルマグネシウムの塩化物、臭化物又はヨウ化物、
又は引き続き塩化亜鉛、臭化亜鉛、又はヨウ化亜鉛で処
理されるマグネシウム(0)、又は(b)アルキルが、制
約されるものではないが、メチル、エチル、イソプロピ
ル、若しくはt−ブチルを含む塩化アルキル亜鉛、臭化
アルキル亜鉛又はヨウ化アルキル亜鉛のような試薬、又
は亜鉛(0)及び塩化亜鉛、臭化亜鉛又はヨウ化亜鉛;
との反応、それに続く、制約されるものではないが、te
trakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)、酢酸パラジウム(II)、塩化アリルパラジウム
二量体、及びtris(ジベンジリデンアセトン)ジパラジ
ウム(0)を含むパラジウム触媒の存在中での以下の
式:
で定義されている;]の化合物の、制約されるものでは
ないが、以下の試薬: (a)アルキルが、制約されるものではないが、メチ
ル、エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含む
アルキルマグネシウムの塩化物、臭化物又はヨウ化物、
又は引き続き塩化亜鉛、臭化亜鉛、又はヨウ化亜鉛で処
理されるマグネシウム(0)、又は(b)アルキルが、制
約されるものではないが、メチル、エチル、イソプロピ
ル、若しくはt−ブチルを含む塩化アルキル亜鉛、臭化
アルキル亜鉛又はヨウ化アルキル亜鉛のような試薬、又
は亜鉛(0)及び塩化亜鉛、臭化亜鉛又はヨウ化亜鉛;
との反応、それに続く、制約されるものではないが、te
trakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、
ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)、酢酸パラジウム(II)、塩化アリルパラジウム
二量体、及びtris(ジベンジリデンアセトン)ジパラジ
ウム(0)を含むパラジウム触媒の存在中での以下の
式:
【0133】
【化137】
【0134】[式中:Y及びZは、上記で定義されてい
る;]の化合物との反応によって製造してもよい。反応
媒体は、更に所望により、制約されるものではないが、
トリフェニルホスフィン、トリ(o−トリル)ホスフィ
ン及びトリt−ブチルホスフィンを含むトリアリールホ
スフィン又はトリアルキルホスフィンを含んでいてもよ
い。不活性溶媒は、制約されるものではないが、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、及びジメトキシエタンを含
む。好ましくは、反応は臭化エチルマグネシウムを加え
たテトラヒドロフラン中で、引き続き塩化亜鉛を加え、
引き続いて式21の化合物及びtetrakis(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)を加え、そして反応物を概
略室温〜70℃に加熱して行われる。
る;]の化合物との反応によって製造してもよい。反応
媒体は、更に所望により、制約されるものではないが、
トリフェニルホスフィン、トリ(o−トリル)ホスフィ
ン及びトリt−ブチルホスフィンを含むトリアリールホ
スフィン又はトリアルキルホスフィンを含んでいてもよ
い。不活性溶媒は、制約されるものではないが、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、及びジメトキシエタンを含
む。好ましくは、反応は臭化エチルマグネシウムを加え
たテトラヒドロフラン中で、引き続き塩化亜鉛を加え、
引き続いて式21の化合物及びtetrakis(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)を加え、そして反応物を概
略室温〜70℃に加熱して行われる。
【0135】本発明のもう一つの側面において、式20の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0136】
【化138】
【0137】[式中:Yは、上記で定義されている;]
の化合物の遊離塩基又は酸付加塩の、ホルムアミドと
の、約120℃〜220℃の高い温度での反応によって製造し
てもよい。好ましくは反応は約150℃〜170℃のホルムア
ミド中で行われる。
の化合物の遊離塩基又は酸付加塩の、ホルムアミドと
の、約120℃〜220℃の高い温度での反応によって製造し
てもよい。好ましくは反応は約150℃〜170℃のホルムア
ミド中で行われる。
【0138】本発明のもう一つの側面において、式20の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0139】
【化139】
【0140】[式中:Yは、上記で定義されている;]
の化合物の遊離塩基又は酸付加塩の、極性溶媒中の酢酸
ホルムアミジンとの、塩基を加えた又は加えない、約25
℃〜200℃間の温度の反応によって製造してもよい。極
性溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、
ホルムアミド、及びジメチルスルホキシドを含む。塩基
の例は、制約されるものではないが、酢酸カリウム及び
酢酸ナトリウムを含む。好ましくは、反応は酢酸カリウ
ムを加えたジメチルホルムアミド中で、約60℃〜70℃で
行われる。
の化合物の遊離塩基又は酸付加塩の、極性溶媒中の酢酸
ホルムアミジンとの、塩基を加えた又は加えない、約25
℃〜200℃間の温度の反応によって製造してもよい。極
性溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、
ホルムアミド、及びジメチルスルホキシドを含む。塩基
の例は、制約されるものではないが、酢酸カリウム及び
酢酸ナトリウムを含む。好ましくは、反応は酢酸カリウ
ムを加えたジメチルホルムアミド中で、約60℃〜70℃で
行われる。
【0141】本発明のもう一つの側面において、式13の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0142】
【化140】
【0143】[式中:R1〜R4及びR6は、上記に定義され
ている;]の化合物の式: H2NR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の遊離
塩基又は酸付加塩との、塩基を加えた又は加えない反応
によって製造してもよい。この反応は、制約されるもの
ではないが、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミ
ド及びジメチルスルホキシドを含む極性溶媒中の、制約
されるものではないが、ピリジン、2,6−ルチジン、イ
ミダゾール、アミン塩基、又はジメチルアミノピリジン
を含む塩基との反応を含む。反応は一般的に約40℃〜15
0℃の高い温度で行われる。好ましくは、反応はイソプ
ロパノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩により約
75℃〜85℃で行われる。
ている;]の化合物の式: H2NR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の遊離
塩基又は酸付加塩との、塩基を加えた又は加えない反応
によって製造してもよい。この反応は、制約されるもの
ではないが、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミ
ド及びジメチルスルホキシドを含む極性溶媒中の、制約
されるものではないが、ピリジン、2,6−ルチジン、イ
ミダゾール、アミン塩基、又はジメチルアミノピリジン
を含む塩基との反応を含む。反応は一般的に約40℃〜15
0℃の高い温度で行われる。好ましくは、反応はイソプ
ロパノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩により約
75℃〜85℃で行われる。
【0144】本発明によれば、化合物19は以下の式:
【0145】
【化141】
【0146】[式中:R1〜R4及びR6は、上記で定義した
通りであり;そしてR7は、以下の式:
通りであり;そしてR7は、以下の式:
【0147】
【化142】
【0148】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OSi(R10)3、−OC(O)X又はC1−C18O−ア
ルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の
1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ
原子で所望により置換されていてもよく;そしてR8及び
R9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OSi(R10)3、−OC(O)X又はC1−C18O−ア
ルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の
1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ
原子で所望により置換されていてもよく;そしてR8及び
R9は、一緒に以下の式:
【0149】
【化143】
【0150】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0151】
【化144】
【0152】を形成することができ、そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセ
トアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、酢酸、又はギ酸を含む極性溶媒中の、塩酸、臭化水
素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン
酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のよう
な酸との、水を加えた又は加えない反応によって、約−
25℃〜100℃にわたる温度範囲で製造してもよい。好ま
しくは、反応は12NのHClを加えたメタノール中で約30℃
〜40℃で行われる。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物の、制約されるも
のではないが、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセ
トアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、酢酸、又はギ酸を含む極性溶媒中の、塩酸、臭化水
素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン
酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のよう
な酸との、水を加えた又は加えない反応によって、約−
25℃〜100℃にわたる温度範囲で製造してもよい。好ま
しくは、反応は12NのHClを加えたメタノール中で約30℃
〜40℃で行われる。
【0153】本発明によれば、式17の化合物は以下の
式:
式:
【0154】
【化145】
【0155】[式中:R2、R3、及びR4は、上記で定義さ
れている;]の化合物の以下の式:
れている;]の化合物の以下の式:
【0156】
【化146】
【0157】[式中:R1、R6及びR7は、上記で定義した
通りであり;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリ
アゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾ
トリアゾールである;]の化合物との、制約されるもの
ではないが、イソプロピルエーテル、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメ
タン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含む
不活性溶媒中の反応によって製造してもよい。反応は0
℃〜150℃間の温度で行われる。好ましくは、反応は還
流のアセトニトリルで行われる。
通りであり;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリ
アゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾ
トリアゾールである;]の化合物との、制約されるもの
ではないが、イソプロピルエーテル、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメ
タン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含む
不活性溶媒中の反応によって製造してもよい。反応は0
℃〜150℃間の温度で行われる。好ましくは、反応は還
流のアセトニトリルで行われる。
【0158】本発明によれば、式(5)の化合物は、以
下の式:
下の式:
【0159】
【化147】
【0160】[R1、R6及びR7は、前記で定義されてい
る;]の化合物を、制約されるものではないが、カルボ
ニルジイミダゾール(CDI)、ホスゲン、トリホスゲ
ン、カルボニルビス−ベンゾトリアゾール、カルボニル
ビスヒドロキシベンゾトリアゾール又はカルボニルビス
1,2,4−トリアゾールを含むカルボキシル供給源、及
び制約されるものではないが、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジメチ
ル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、ナトリウム
ヘキサメチルジシラザン、リチウムジイソプロピルアミ
ド、又は各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメチルジシ
ラザンを含む塩基と反応させて製造してもよい。不活性
溶媒は、制約されるものではないが、イソプロピルエー
テル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、
又はジクロロエタンを含む。好ましくは、反応はエーテ
ル溶媒中、そして最も好ましくはイソプロピルエーテル
を加えた又は加えないテトラヒドロフラン中のCDI及びD
BUにより行われる。
る;]の化合物を、制約されるものではないが、カルボ
ニルジイミダゾール(CDI)、ホスゲン、トリホスゲ
ン、カルボニルビス−ベンゾトリアゾール、カルボニル
ビスヒドロキシベンゾトリアゾール又はカルボニルビス
1,2,4−トリアゾールを含むカルボキシル供給源、及
び制約されるものではないが、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジメチ
ル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、ナトリウム
ヘキサメチルジシラザン、リチウムジイソプロピルアミ
ド、又は各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメチルジシ
ラザンを含む塩基と反応させて製造してもよい。不活性
溶媒は、制約されるものではないが、イソプロピルエー
テル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、
又はジクロロエタンを含む。好ましくは、反応はエーテ
ル溶媒中、そして最も好ましくはイソプロピルエーテル
を加えた又は加えないテトラヒドロフラン中のCDI及びD
BUにより行われる。
【0161】本発明のもう一つの側面において、式(1
3)の化合物は、以下の式:
3)の化合物は、以下の式:
【0162】
【化148】
【0163】[式中:R1〜R4、R6及びR7は、上記で定義
したとおりである;]の化合物の式: H2NOR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の酸付
加塩との、制約されるものではないが、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニト
リル、及びジメチルアセトアミド、又はジメチルスルホ
キシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミ
ン、又はジメチルアミノピリジンを含む塩基を加えた、
又は塩基を加えない反応によって製造してもよい。好ま
しくは反応はt−ブタノール中の過剰のメトキシルアミ
ン塩酸塩及び約1当量の2,6−ルチジンにより、約70℃
〜90℃で行われる。
したとおりである;]の化合物の式: H2NOR5 [式中:R5は、上記で定義されている;]の試薬の酸付
加塩との、制約されるものではないが、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニト
リル、及びジメチルアセトアミド、又はジメチルスルホ
キシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミ
ン、又はジメチルアミノピリジンを含む塩基を加えた、
又は塩基を加えない反応によって製造してもよい。好ま
しくは反応はt−ブタノール中の過剰のメトキシルアミ
ン塩酸塩及び約1当量の2,6−ルチジンにより、約70℃
〜90℃で行われる。
【0164】本発明のもう一つの側面において、式17の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0165】
【化149】
【0166】[式中:R1、R6及びR7は、上記に定義した
とおりである;]の化合物の、制約されるものではない
が、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホスゲン、ト
リホスゲン、カルボニルビス−ベンゾトリアゾール、カ
ルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール又はカルボ
ニルビス1,2,4−トリアゾールを含むカルボキシ供給
源、及び制約されるものではないが、1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジ
メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、ナトリ
ウムヘキサメチルジシラザン、リチウムジイソプロピル
アミド、又は各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメチル
ジシラザンを含む塩基との反応、それに続く式(16)の
化合物との反応によって製造してもよい。不活性溶媒
は、制約されるものではないが、イソプロピルエーテ
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、又は
ジクロロエタンを含む。好ましくは、反応はアセトニト
リル中のCDI及びDBUにより行われる。反応は以下の式:
とおりである;]の化合物の、制約されるものではない
が、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホスゲン、ト
リホスゲン、カルボニルビス−ベンゾトリアゾール、カ
ルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール又はカルボ
ニルビス1,2,4−トリアゾールを含むカルボキシ供給
源、及び制約されるものではないが、1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジ
メチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、ナトリ
ウムヘキサメチルジシラザン、リチウムジイソプロピル
アミド、又は各種不活性溶媒中のカリウムヘキサメチル
ジシラザンを含む塩基との反応、それに続く式(16)の
化合物との反応によって製造してもよい。不活性溶媒
は、制約されるものではないが、イソプロピルエーテ
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、又は
ジクロロエタンを含む。好ましくは、反応はアセトニト
リル中のCDI及びDBUにより行われる。反応は以下の式:
【0167】
【化150】
【0168】[式中:R1、R6、X、及びR7は、上記で定
義したとおりである;]の中間体の形成にについてモニ
ターされる。
義したとおりである;]の中間体の形成にについてモニ
ターされる。
【0169】一旦式5への転換が完結した時点で、式16
の化合物を反応物に約0℃〜150℃間の温度で加える。好
ましくは、添加は約25℃〜75℃で行われる。本発明によ
れば、式16の化合物は、以下の式:
の化合物を反応物に約0℃〜150℃間の温度で加える。好
ましくは、添加は約25℃〜75℃で行われる。本発明によ
れば、式16の化合物は、以下の式:
【0170】
【化151】
【0171】[式中:R2、R3、及びR4は、上記で定義さ
れており;そしてR16は、−C(O)OR5である;]の化合
物の、R16保護基を除去するために適した条件下の反応
によって製造してもよい。R16がカルバミン酸tert−ブ
チル(BOC)の場合、反応は、制約されるものではない
が、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、
テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、酢酸、ギ
酸、トルエン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、
ジオキサン、及びジクロロメタンを含む各種の極性又は
非極性溶媒中の、水を加えた又は加えない、塩酸、臭化
水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン
酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のよう
な酸との、約25℃〜200℃にわたる温度範囲の反応であ
る。好ましくは、反応は6NのHClを加えたメタノール中
で、約40℃〜60℃で行われる。
れており;そしてR16は、−C(O)OR5である;]の化合
物の、R16保護基を除去するために適した条件下の反応
によって製造してもよい。R16がカルバミン酸tert−ブ
チル(BOC)の場合、反応は、制約されるものではない
が、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、
tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、
テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、酢酸、ギ
酸、トルエン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、
ジオキサン、及びジクロロメタンを含む各種の極性又は
非極性溶媒中の、水を加えた又は加えない、塩酸、臭化
水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン
酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のよう
な酸との、約25℃〜200℃にわたる温度範囲の反応であ
る。好ましくは、反応は6NのHClを加えたメタノール中
で、約40℃〜60℃で行われる。
【0172】本発明によれば、式32の化合物は、以下の
式:
式:
【0173】
【化152】
【0174】[式中:R2、R3及びR4は、上記で定義され
ている;]の化合物の、不活性溶媒中のトリアルキル又
はトリアリールホスフィン及び以下の式:
ている;]の化合物の、不活性溶媒中のトリアルキル又
はトリアリールホスフィン及び以下の式:
【0175】
【化153】
【0176】[式中:R5は、上記で定義されている;]
の試薬との反応によって製造してもよい。
の試薬との反応によって製造してもよい。
【0177】ホスフィンの例は、制約されるものではな
いが、トリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィ
ン、トリt−ブチルホスフィン、又はトリブチルホスフ
ィンを含む。不活性溶媒の例は、制約されるものではな
いが、ジクロロメタン、ジクロロエタン、テトラクロロ
エタン、ジオキサン、アセトニトリル、又はテトラヒド
ロフランを含む。好ましくは、反応はテトラヒドロフラ
ン中のトリフェニルホスフィン及びアザジカルボン酸ジ
tert−ブチルにより、約0℃〜室温で行われる。
いが、トリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィ
ン、トリt−ブチルホスフィン、又はトリブチルホスフ
ィンを含む。不活性溶媒の例は、制約されるものではな
いが、ジクロロメタン、ジクロロエタン、テトラクロロ
エタン、ジオキサン、アセトニトリル、又はテトラヒド
ロフランを含む。好ましくは、反応はテトラヒドロフラ
ン中のトリフェニルホスフィン及びアザジカルボン酸ジ
tert−ブチルにより、約0℃〜室温で行われる。
【0178】本発明によれば、式31の化合物は、以下の
式:
式:
【0179】
【化154】
【0180】[式中:R2、R3及びR4は、上記で定義され
ており;そしてR17は、Si(R10)3、R5、R6、又はC
(O)OR5である;]の化合物の、アルコール保護基R17
を除去するために適当な条件下における脱保護によって
製造してもよい。
ており;そしてR17は、Si(R10)3、R5、R6、又はC
(O)OR5である;]の化合物の、アルコール保護基R17
を除去するために適当な条件下における脱保護によって
製造してもよい。
【0181】a)R17が三置換シリル、二置換ケタール、
又は一置換アセタールの場合、反応は、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、
トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸
との反応であり;又は b)R17が三置換シリルの場合、反応は、制約されるもの
ではないが、フッ化テトラブチルアンモニウム、フッ化
水素酸、HF−ピリジン、フッ化カリウム、フッ化セシウ
ム、及びフッ化ナトリウムを含むフッ素供給源との反応
であり、反応は、水を加えた又は加えない、制約される
ものではないが、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチ
ルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホ
キシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含
む極性又は非極性溶媒中の、約25℃〜200℃にわたる温
度範囲で行われる。好ましくは、R17は、tert−ブチル
ジメチルシリルであり、そして反応はフッ化テトラブチ
ルアンモニウムを加えたテトラヒドロフラン中で行われ
る。
又は一置換アセタールの場合、反応は、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、
トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸
との反応であり;又は b)R17が三置換シリルの場合、反応は、制約されるもの
ではないが、フッ化テトラブチルアンモニウム、フッ化
水素酸、HF−ピリジン、フッ化カリウム、フッ化セシウ
ム、及びフッ化ナトリウムを含むフッ素供給源との反応
であり、反応は、水を加えた又は加えない、制約される
ものではないが、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチ
ルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホ
キシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含
む極性又は非極性溶媒中の、約25℃〜200℃にわたる温
度範囲で行われる。好ましくは、R17は、tert−ブチル
ジメチルシリルであり、そして反応はフッ化テトラブチ
ルアンモニウムを加えたテトラヒドロフラン中で行われ
る。
【0182】R17が、−C(O)OR5又はR6の場合、保護基
は求核試薬による切断を含む。 a)反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う、アルコール性又は水性溶媒中の加溶媒分解。アルコ
ール性溶媒の例は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、及びtert−ブタ
ノールを含む。使用可能な塩基は、制約されるものでは
ないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、及び水酸化バリウムを含み、又は b)制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、
酢酸エチル及びトルエンを含む溶媒中の、制約されるも
のではないが、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、アルカンチオール、又は水酸化
物を含む求核試薬による。
は求核試薬による切断を含む。 a)反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う、アルコール性又は水性溶媒中の加溶媒分解。アルコ
ール性溶媒の例は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、及びtert−ブタ
ノールを含む。使用可能な塩基は、制約されるものでは
ないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、及び水酸化バリウムを含み、又は b)制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、
酢酸エチル及びトルエンを含む溶媒中の、制約されるも
のではないが、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、アルカンチオール、又は水酸化
物を含む求核試薬による。
【0183】好ましくは、この脱保護は、炭酸カリウム
を加えたメタノール中で室温で行われる。本発明によれ
ば、式30の化合物は、以下の式:
を加えたメタノール中で室温で行われる。本発明によれ
ば、式30の化合物は、以下の式:
【0184】
【化155】
【0185】[式中:R2、R3、及びR17は、上記で定義
されている;]の化合物の極性溶媒中の式20の化合物及
び塩基との反応によって製造してもよい。塩基の例は、
制約されるものではないが、水素化ナトリウム、カリウ
ムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カ
リウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチ
ルジシラジド、及びリチウムジイソプロピルアミドを含
む。溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、及び
ジメチルスルホキシドを含む。好ましくは、反応はジメ
チルホルムアミド中の水素化ナトリウムによって行われ
る。
されている;]の化合物の極性溶媒中の式20の化合物及
び塩基との反応によって製造してもよい。塩基の例は、
制約されるものではないが、水素化ナトリウム、カリウ
ムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カ
リウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチ
ルジシラジド、及びリチウムジイソプロピルアミドを含
む。溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、及び
ジメチルスルホキシドを含む。好ましくは、反応はジメ
チルホルムアミド中の水素化ナトリウムによって行われ
る。
【0186】本発明によれば、式29の化合物は、以下の
式:
式:
【0187】
【化156】
【0188】[式中:R2、R3、及びR17は、上記で定義
されている;]の化合物の、不活性溶媒中のメシル化試
薬及び塩基との反応によって製造してもよい。メシル化
剤は、制約されるものではないが、無水メシル酸(mesi
c anhydride)、塩化メシル、及び臭化メシルを含む。
使用可能な塩基は、制約されるものではないが、トリエ
チルアミン又はジイソプロピルエチルアミンのようなト
リアルキルアミン、ピリジン、ルチジン、及びジメチル
アミノピリジンを含む。不活性溶媒の例は、制約される
ものではないが、テトラヒドロフラン、ジクロロエタ
ン、テトラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメ
タンを含む。好ましくは、反応はジクロロメタン中の塩
化メシル及びトリエチルアミンによって行われる。
されている;]の化合物の、不活性溶媒中のメシル化試
薬及び塩基との反応によって製造してもよい。メシル化
剤は、制約されるものではないが、無水メシル酸(mesi
c anhydride)、塩化メシル、及び臭化メシルを含む。
使用可能な塩基は、制約されるものではないが、トリエ
チルアミン又はジイソプロピルエチルアミンのようなト
リアルキルアミン、ピリジン、ルチジン、及びジメチル
アミノピリジンを含む。不活性溶媒の例は、制約される
ものではないが、テトラヒドロフラン、ジクロロエタ
ン、テトラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメ
タンを含む。好ましくは、反応はジクロロメタン中の塩
化メシル及びトリエチルアミンによって行われる。
【0189】本発明によれば、式28の化合物は、以下の
式:
式:
【0190】
【化157】
【0191】[式中:R2、及びR3は、上記で定義されて
いる;]の化合物の、制約されるものではないが、ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニ
トリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、
ジメチルスルホキシド、トルエン、ジクロロエタン、テ
トラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを
含む非プロトン性溶媒中の、制約されるものではない
が、三置換シリル塩化物、三置換シリルイミダゾール、
三置換シリルトリフラート、酸塩化物、酸無水物、クロ
ロギ酸塩、炭酸塩無水物、混合無水物、及びイソシアナ
ートを含む試薬、及び制約されるものではないが、イミ
ダゾール、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチル
アミンのようなトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジ
ン、及びジメチルアミノピリジンを含む塩基とによる、
選択的保護によって製造されてもよい。好ましくは、反
応はジクロロメタン中の塩化tert−ブチルジメチルシリ
ル及びイミダゾールによって、約−5℃〜5℃の範囲で行
われる。
いる;]の化合物の、制約されるものではないが、ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニ
トリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、
ジメチルスルホキシド、トルエン、ジクロロエタン、テ
トラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを
含む非プロトン性溶媒中の、制約されるものではない
が、三置換シリル塩化物、三置換シリルイミダゾール、
三置換シリルトリフラート、酸塩化物、酸無水物、クロ
ロギ酸塩、炭酸塩無水物、混合無水物、及びイソシアナ
ートを含む試薬、及び制約されるものではないが、イミ
ダゾール、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチル
アミンのようなトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジ
ン、及びジメチルアミノピリジンを含む塩基とによる、
選択的保護によって製造されてもよい。好ましくは、反
応はジクロロメタン中の塩化tert−ブチルジメチルシリ
ル及びイミダゾールによって、約−5℃〜5℃の範囲で行
われる。
【0192】本発明のもう一つの側面において、式(1
6)の化合物は、以下の式:
6)の化合物は、以下の式:
【0193】
【化158】
【0194】[式中:R2、R3、R4、及びR16は、上記で
定義されている;]の化合物の、酸性条件下で、ナトリ
ウムアセトキシボロヒドリド又はナトリウムシアノボロ
ヒドリドのような金属水素化物還元剤による還元によっ
て製造してもよい。溶媒は、制約されるものではない
が、酢酸、アセトニトリル、酢酸のような酸添加物を加
えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒は、制
約されるものではないが、エタノール、メタノール、イ
ソプロパノール、及びtert−ブタノールを含む。好まし
くは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
定義されている;]の化合物の、酸性条件下で、ナトリ
ウムアセトキシボロヒドリド又はナトリウムシアノボロ
ヒドリドのような金属水素化物還元剤による還元によっ
て製造してもよい。溶媒は、制約されるものではない
が、酢酸、アセトニトリル、酢酸のような酸添加物を加
えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒は、制
約されるものではないが、エタノール、メタノール、イ
ソプロパノール、及びtert−ブタノールを含む。好まし
くは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
【0195】本発明によれば、式(33)の化合物は、以
下の式:
下の式:
【0196】
【化159】
【0197】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物の、式: R16NHNH2 [式中:R16は、上記で定義されている;]の試薬との
中性又は酸性条の件下の反応による製造を含んでもよ
い。
る;]の化合物の、式: R16NHNH2 [式中:R16は、上記で定義されている;]の試薬との
中性又は酸性条の件下の反応による製造を含んでもよ
い。
【0198】添加物、溶媒、又は補助溶媒として含まれ
るいくつかの代表的な酸は、酢酸及びギ酸であり、使用
可能な溶媒は、制約されるものではないが、水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、tertブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、ジク
ロロエタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。中性の条
件の例は、酸を加えない溶媒中の反応物を、約80℃〜11
0℃間に加熱することである。好ましくは、反応は酢酸
又は酢酸を加えたエタノール中で、概略室温で行われ
る。
るいくつかの代表的な酸は、酢酸及びギ酸であり、使用
可能な溶媒は、制約されるものではないが、水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、tertブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、ジク
ロロエタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。中性の条
件の例は、酸を加えない溶媒中の反応物を、約80℃〜11
0℃間に加熱することである。好ましくは、反応は酢酸
又は酢酸を加えたエタノール中で、概略室温で行われ
る。
【0199】本発明のもう一つの側面において、式16の
化合物は、以下の式:
化合物は、以下の式:
【0200】
【化160】
【0201】[式中:R2及びR3は、上記で定義されてい
る;]の化合物の式: R16NHNH2 [R16は、上記で定義されている;]の試薬との、酸性
の条件下での種々の溶媒中での反応、それに続く酸性条
件下での、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド又は
ナトリウムシアノボロヒドリドを含む金属水素化物還元
剤による還元によって製造してもよい。添加物、溶媒又
は補助溶媒として使用してもよい代表的な酸のいくつか
は、制約されるものではないが、酢酸及びギ酸を含み、
そして溶媒は、制約されるものではないが、アセトニト
リル、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、及びジク
ロロエタンを含む。好ましくは、反応は酢酸中で概略室
温で行われ、引き続いてナトリウムトリアセトキシボロ
ヒドリドによる還元によって行われる。
る;]の化合物の式: R16NHNH2 [R16は、上記で定義されている;]の試薬との、酸性
の条件下での種々の溶媒中での反応、それに続く酸性条
件下での、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド又は
ナトリウムシアノボロヒドリドを含む金属水素化物還元
剤による還元によって製造してもよい。添加物、溶媒又
は補助溶媒として使用してもよい代表的な酸のいくつか
は、制約されるものではないが、酢酸及びギ酸を含み、
そして溶媒は、制約されるものではないが、アセトニト
リル、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、及びジク
ロロエタンを含む。好ましくは、反応は酢酸中で概略室
温で行われ、引き続いてナトリウムトリアセトキシボロ
ヒドリドによる還元によって行われる。
【0202】本発明は、更に以下の式:
【0203】
【化161】
【0204】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0205】
【化162】
【0206】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3のいずれもがHであることができず;そしてそ
れぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複
素環であり、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及
びSO2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置
換基で所望により置換されており;そしてR5は、H又はC
1−C10アルキルであり、前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により
置換されており、そして前記アルキル基は、−C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及
びSO2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置
換基で所望により置換されており;そしてR6は、H、−C
(O)R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカ
ノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい;]の化合物を含む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3のいずれもがHであることができず;そしてそ
れぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複
素環であり、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及
びSO2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置
換基で所望により置換されており;そしてR5は、H又はC
1−C10アルキルであり、前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により
置換されており、そして前記アルキル基は、−C(O)O
(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及
びSO2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置
換基で所望により置換されており;そしてR6は、H、−C
(O)R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカ
ノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい;]の化合物を含む。
【0207】本発明は、更に以下の式:
【0208】
【化163】
【0209】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0210】
【化164】
【0211】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3ではなく;そしてそ
れぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキルであ
り、但しR1が−CH2CH 3の場合、R2又はR3のいずれもがH
であることができず;そしてそれぞれのR4は、独立にC6
−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリー
ル及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1
−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニト
ロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C
10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
されており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであ
り、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から
選択されるヘテロ原子で所望により置換されており、そ
して前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されており;そしてR6は、H、−C(O)R4、又
はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子で所望により置換されていてもよ
い;]の化合物を含む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3ではなく;そしてそ
れぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキルであ
り、但しR1が−CH2CH 3の場合、R2又はR3のいずれもがH
であることができず;そしてそれぞれのR4は、独立にC6
−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリー
ル及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1
−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニト
ロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C
10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基
から独立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換
されており;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであ
り、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から
選択されるヘテロ原子で所望により置換されており、そ
して前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されており;そしてR6は、H、−C(O)R4、又
はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子で所望により置換されていてもよ
い;]の化合物を含む。
【0212】本発明は、更に以下の式
【0213】
【化165】
【0214】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0215】
【化166】
【0216】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3であることができ
ず;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、R2又はR3の
いずれもがHであることができず;そしてそれぞれのR4
は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR5は、H又はC1−C10ア
ルキルであり、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及
びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換され
ており、そして前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよい;]の化合物に関する。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3であることができ
ず;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、R2又はR3の
いずれもがHであることができず;そしてそれぞれのR4
は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR5は、H又はC1−C10ア
ルキルであり、前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及
びNR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換され
ており、そして前記アルキル基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよい;]の化合物に関する。
【0217】本発明は、又以下の式:
【0218】
【化167】
【0219】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0220】
【化168】
【0221】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3でなく;そしてそれ
ぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキルであ
り;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又
は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキ
シ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10ア
ルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に選択され
る1〜3個の置換基で所望により置換されており;そして
R5は、H又はC1−C10アルキルであり、前記アルキルの1
〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されていてもよく、そして前記アルキ
ル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10アル
コキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C
1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に
選択される1〜3個の置換基で所望により置換されていて
もよく;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アル
カノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1
又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ
原子で所望により置換されていてもよい;]の化合物を
含む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3でなく;そしてそれ
ぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6アルキルであ
り;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又
は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10アルコキ
シ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1−C10ア
ルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に選択され
る1〜3個の置換基で所望により置換されており;そして
R5は、H又はC1−C10アルキルであり、前記アルキルの1
〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されていてもよく、そして前記アルキ
ル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10アル
コキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C
1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に
選択される1〜3個の置換基で所望により置換されていて
もよく;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アル
カノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1
又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ
原子で所望により置換されていてもよい;]の化合物を
含む。
【0222】本発明は、更に以下の式:
【0223】
【化169】
【0224】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0225】
【化170】
【0226】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3であることはでき
ず;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよい;]の化合物を含
む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、但しR1は、−CH2CH3であることはでき
ず;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよい;]の化合物を含
む。
【0227】本発明は、更に以下の式:
【0228】
【化171】
【0229】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0230】
【化172】
【0231】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり、;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
【0232】
【化173】
【0233】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0234】
【化174】
【0235】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0236】
【化175】
【0237】を形成することができ、但しR1が−CH2CH3
の場合、R7は以下の式:
の場合、R7は以下の式:
【0238】
【化176】
【0239】{ここで、R13は水素、C(O)R4、−Si(R
10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C1 8アルカノイルで
あり、前記アルカノイルのアルキル部分の1〜2個の炭素
は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望に
より置換されていてもよい}のラジカルであることはで
きず;そしてそれぞれのR10は、独立にC1−C10アルキル
又はC6−C10アリールである)のラジカルである;]の
化合物を含む。
10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C1 8アルカノイルで
あり、前記アルカノイルのアルキル部分の1〜2個の炭素
は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望に
より置換されていてもよい}のラジカルであることはで
きず;そしてそれぞれのR10は、独立にC1−C10アルキル
又はC6−C10アリールである)のラジカルである;]の
化合物を含む。
【0240】本発明は、更に以下の式:
【0241】
【化177】
【0242】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0243】
【化178】
【0244】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
【0245】
【化179】
【0246】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;但し
R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;但し
R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
【0247】
【化180】
【0248】{ここで、R13は水素、C(O)R4、−Si(R
10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C1 8アルカノイルで
あり、前記アルカノイルのアルキル部分の1〜2個の炭素
は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望に
より置換されていてもよい}のラジカルであることはで
きず;そしてR8及びR9は、一緒に以下の式:
10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C1 8アルカノイルで
あり、前記アルカノイルのアルキル部分の1〜2個の炭素
は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で所望に
より置換されていてもよい}のラジカルであることはで
きず;そしてR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0249】
【化181】
【0250】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0251】
【化182】
【0252】を形成することができ;そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物を含む。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物を含む。
【0253】本発明は、更に以下の式:
【0254】
【化183】
【0255】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0256】
【化184】
【0257】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;但しR1は、−CH2CH3であることはでき
ず、そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであり、前記
アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されており、そして前記
アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよい]の化合物を含
む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;但しR1は、−CH2CH3であることはでき
ず、そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1−C6
アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C
10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール
及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−
C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR5は、H又はC1−C10アルキルであり、前記
アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されており、そして前記
アルキル基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよい]の化合物を含
む。
【0258】本発明は、更に以下の式:
【0259】
【化185】
【0260】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0261】
【化186】
【0262】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2及びR3は両者ともHであることができず;そしてそれ
ぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素
環であり、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C
1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカ
ノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C
10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範
囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO
2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基
で所望により置換されており;そしてR6は、H、−C
(O)R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカ
ノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい]の化合物を含む。
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2及びR3は両者ともHであることができず;そしてそれ
ぞれのR4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素
環であり、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C
1−C10アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカ
ノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C
10アリール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範
囲の整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO
2NR2R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基
で所望により置換されており;そしてR6は、H、−C
(O)R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカ
ノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及び
NR2から選択されるヘテロ原子で所望により置換されて
いてもよい]の化合物を含む。
【0263】本発明は、更に以下の式:
【0264】
【化187】
【0265】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0266】
【化188】
【0267】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3もHであることができず;そしてそれぞれのR4
は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよく;R7は、以下の式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3もHであることができず;そしてそれぞれのR4
は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよく;R7は、以下の式:
【0268】
【化189】
【0269】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0270】
【化190】
【0271】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0272】
【化191】
【0273】を形成することができ;そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物を含む。
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
ある)のラジカルである;]の化合物を含む。
【0274】本発明は、更に以下の式:
【0275】
【化192】
【0276】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0277】
【化193】
【0278】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3もにHであることができず;そしてそれぞれのR
4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよく;R7は、以下の式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり、但しR1が−CH2CH 3の場合、
R2又はR3もにHであることができず;そしてそれぞれのR
4は、独立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であ
り、前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10
アルキル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10ア
リール、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2
R3からなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所
望により置換されており;そしてR6は、H、−C(O)
R4、又はC1−C18アルカノイルであり、前記アルカノイ
ルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2
から選択されるヘテロ原子で所望により置換されていて
もよく;R7は、以下の式:
【0279】
【化194】
【0280】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0281】
【化195】
【0282】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0283】
【化196】
【0284】を形成することができ;そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
【0285】
【化197】
【0286】{ここにおいて、R13は、水素、−OC(O)
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよく、同時にR2及びR3の一方はH以外でなければなら
ない}のラジカルであることを条件とする)のラジカル
である;]の化合物を含む。
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよく、同時にR2及びR3の一方はH以外でなければなら
ない}のラジカルであることを条件とする)のラジカル
である;]の化合物を含む。
【0287】本発明は、更に以下の式:
【0288】
【化198】
【0289】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0290】
【化199】
【0291】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あるか;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、ア
ルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を
含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若しくは1
〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよく;
又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル
基若しくはハロゲン原子で所望により置換されていても
よいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニ
ル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あってもよ
く、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子
で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫
黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、
C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4
アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又
は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環
である置換されたフェニルである式SR23の基であるCH2R
24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリ
ール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複
素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10ア
ルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C
1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に
選択される1〜3個の置換基で所望により置換されてお
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あるか;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキル、ア
ルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素原子を
含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルであ
り、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又はアルキ
ニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若しくは1
〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよく;
又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アルキル
基若しくはハロゲン原子で所望により置換されていても
よいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニ
ル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あってもよ
く、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子
で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫
黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8ア
ルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキル、
C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1−C4
アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽和又
は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして1〜3
個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望により置
換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複素環
である置換されたフェニルである式SR23の基であるCH2R
24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10アリ
ール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及び複
素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C10ア
ルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10アルキ
ル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C
1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独立に
選択される1〜3個の置換基で所望により置換されてお
り;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカノ
イルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の式:
【0292】
【化200】
【0293】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0294】
【化201】
【0295】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0296】
【化202】
【0297】を形成することができ;そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3であり、そしてR2及びR3がそ
れぞれ独立にHである場合、R 7は以下の式:
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3であり、そしてR2及びR3がそ
れぞれ独立にHである場合、R 7は以下の式:
【0298】
【化203】
【0299】{ここにおいて、R13は、水素、−OC(O)
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
【0300】本発明は、更に以下の式:
【0301】
【化204】
【0302】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0303】
【化205】
【0304】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あることができ;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、
C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアル
キル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭
素原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアル
キルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又
はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若
しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていても
よく;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4ア
ルキル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されて
いてもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアル
ケニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あって
もよく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン
原子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又
は硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C
8アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
【0305】
【化206】
【0306】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0307】
【化207】
【0308】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0309】
【化208】
【0310】を形成することができ;そしてそれぞれの
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
R10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールで
あり;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
【0311】
【化209】
【0312】{ここにおいて、R13は、水素、−OC(O)
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
【0313】本発明は、更に以下の式:
【0314】
【化210】
【0315】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0316】
【化211】
【0317】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
【0318】
【化212】
【0319】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0320】
【化213】
【0321】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、R8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、R8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0322】
【化214】
【0323】を形成することができ;それぞれのR
10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールであ
り;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリアゾー
ル、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾトリア
ゾールであり;但し、R1が−CH2CH3であり、そしてR7が
以下の式:
10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールであ
り;そしてXは、イミダゾール、1,2,4−トリアゾー
ル、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又はベンゾトリア
ゾールであり;但し、R1が−CH2CH3であり、そしてR7が
以下の式:
【0324】
【化215】
【0325】{ここにおいて、R13は、水素、−OC(O)
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルの場合、Xは、イミダゾール以外で
なければならないことを条件とする)のラジカルであ
る;]の化合物を含む。
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルの場合、Xは、イミダゾール以外で
なければならないことを条件とする)のラジカルであ
る;]の化合物を含む。
【0326】本発明は、更に以下の式:
【0327】
【化216】
【0328】[式中:R1は、そのいずれもが1〜3個のヒ
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
ドロキシル基で所望により置換されていてもよいアルフ
ァ位分枝C3−C8アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシアルキル又はアルキルチオアルキル基;アルキ
ル基がアルファ位分枝C2−C5アルキル基であるC5−C8シ
クロアルキルアルキル基;そのいずれもがメチル若しく
はヒドロキシ、C1−C4アルキル、及びハロから独立に選
択される1〜3個の基で所望により置換されていてもよい
C3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケニル基;
又は飽和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、
そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所
望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を
含む複素環であるか;又はR1は、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ及びC1−C4アルキルチオ基、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル並びにシアノ
から独立に選択される1〜3個の基で所望により置換され
ていてもよいフェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a):
【0329】
【化217】
【0330】(ここにおいて、X1は、O、S又は−CH2−
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
であり、a、b、c、及びdはそれぞれ独立に0〜2の範囲の
整数から選択され、そしてa+b+c+d≦5である;)で
あってもよく;又はR1は、R24がH、C1−C8アルキル、C2
−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ若しくはアルコキシ基が1〜6個の炭素
原子を含むアルコキシアルキル又はアルキルチオアルキ
ルであり、前記アルキル、アルコキシ、アルケニル又は
アルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル基若し
くは1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよ
く;又はそのいずれもがメチル又は1〜3個のC1−C4アル
キル基若しくはハロゲン原子で所望により置換されてい
てもよいC3−C8シクロアルキル又はC5−C8シクロアルケ
ニル;又は飽和又は全て若しくは一部が不飽和あっても
よく、そして1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原
子で所望により置換されていてもよい3〜6員の酸素又は
硫黄を含む複素環;又はR23がC1−C8アルキル、C2−C8
アルケニル、C2−C8アルキニル、C3−C8シクロアルキ
ル、C5−C8シクロアルケニル、フェニル又は置換基がC1
−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロ、又は飽
和又は全て若しくは一部不飽和であってもよく、そして
1〜3個のC1−C4アルキル基又はハロゲン原子で所望によ
り置換されていてもよい3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環である置換されたフェニルである式SR23の基である
CH2R24であり;そしてそれぞれのR4は、独立にC6−C10
アリール又は5〜10員の複素環であり、前記アリール及
び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキル)、C1−C
10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリール、C1−C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3からなる基から独
立に選択される1〜3個の置換基で所望により置換されて
おり;そしてR6は、H、−C(O)R4、又はC1−C18アルカ
ノイルであり、前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で所望により置換されていてもよく;R7は、以下の
式:
【0331】
【化218】
【0332】(ここにおいて、それぞれのR8及びR9は、
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
独立に水素、ヒドロキシ,C1−C6アルコキシ、−OC
(O)R4、−OC(O)NHNH2、−OSi(R10)3、又はC1−C
18O−アルカノイルであり、前記アルカノイルのアルキ
ル部分の1又は2個の炭素はO、S、及びNR2から選択され
るヘテロ原子で所望により置換されていてもよく;そし
てR8及びR9は、一緒に以下の式:
【0333】
【化219】
【0334】{ここで、Xは、O又はSであり;Yは、O又
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
はSであり;R30及びR31は、H、C1−C6アルキル、C6−C
10アリールであるか、又はR30及びR 31は、一緒に=O若
しくは=Sを形成する}を形成してもよく、又はR8及びR
9は、一緒に以下の式:
【0335】
【化220】
【0336】を形成することができ;それぞれのR
10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールであ
り;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
10は、独立にC1−C10アルキル又はC6−C10アリールであ
り;但し、R1が−CH2CH3の場合、R7は以下の式:
【0337】
【化221】
【0338】{ここにおいて、R13は、水素、−OC(O)
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
R4、−OSi(R10)3、C1−C10アルキル、又はC1−C18ア
ルカノイルであり、前記アルキル又はアルカノイルのア
ルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子によって所望により置換されていて
もよい}のラジカルであることができないことを条件と
する)のラジカルである;]の化合物を含む。
【0339】本発明は、更に以下の式:
【0340】
【化222】
【0341】[式中:それぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独
立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記
アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されている;]の化合物を含む。
又はC1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独
立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記
アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されている;]の化合物を含む。
【0342】本発明は、更に以下の式:
【0343】
【化223】
【0344】[式中:それぞれのR2及びR3は、独立にH
又はC1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独
立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記
アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されており;そしてそれぞれのR16は、独立にH
又は−C(O)OR5である;]の化合物を含む。
又はC1−C6アルキルであり;そしてそれぞれのR4は、独
立にC6−C10アリール又は5〜10員の複素環であり、前記
アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1−C10アルキ
ル)、C1−C10アルコキシ、C 1−C10アルカノイル、ハ
ロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6−C10アリー
ル、C1−C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1−C10アルキル)、及びSO2NR2R3か
らなる基から独立に選択される1〜3個の置換基で所望に
より置換されており;そしてそれぞれのR16は、独立にH
又は−C(O)OR5である;]の化合物を含む。
【0345】式15の化合物のあるものは、不斉中心を有
していることができ、従って各種の鏡像異性体として存
在する。本発明は、式15の化合物の全ての光学異性体及
び立体異性体並びにその混合物の使用に関する。特に、
本発明は、式15のマクロライド環のC−10位のメチル基
のR及びS配置の両者、並びに式15のマクロライド環のC
−9位のオキシム部分の窒素に結合している−OR1基のE
及びZ異性体の両者を含む。
していることができ、従って各種の鏡像異性体として存
在する。本発明は、式15の化合物の全ての光学異性体及
び立体異性体並びにその混合物の使用に関する。特に、
本発明は、式15のマクロライド環のC−10位のメチル基
のR及びS配置の両者、並びに式15のマクロライド環のC
−9位のオキシム部分の窒素に結合している−OR1基のE
及びZ異性体の両者を含む。
【0346】本発明は、更に式15に引用したものと同一
であるが、しかし一つ又はそれ以上の原子が、通常天然
に見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又
は質量数を有する原子によって、置換されているという
ことによる、同位体標識化合物及び医薬的に受容可能な
その塩を含む。本発明の化合物に組み込むことができる
同位体の例は、それぞれ2H、3H、13C、14C、15N、18O、
17O、35S、18F、及び36Clのような、水素、炭素、窒
素、酸素、燐、フッ素及び塩素の同位体を含む。上記の
同位体及び/又は別の原子の別の同位体を含む、本発明
の化合物、そのプロドラッグ、及び前記化合物又は前記
プロドラッグの医薬的に受容可能な塩は、本発明の範囲
に含まれる。本発明の同位体標識化合物のあるもの、例
えば3H及び14Cのような放射性同位体を組み込んだもの
は、薬剤及び/又は基質組織分布アッセイにおいて有用
である。トリチウム即ち、3H、及び炭素−14即ち、14C
同位体は、その製造の容易さ及び検出性から特に好まれ
る。更に、ジュウテリウム即ち、2Hのようなより重い同
位体による置換は、大きな代謝安定性、例えばin vivo
での半減期の増加、又は必要投与量の減少から得られる
ある種の治療の利益を与えることができ、従って、ある
状況下では好まれるかもしれない。本発明の式15の同位
体標識化合物及びそのプロドラッグは、一般的に以下の
スキーム及び/又は実施例及び調整例中で開示される方
法を、非放射性標識試薬を、容易に入手可能な放射性標
識試薬に置き換えて行うことによって製造することがで
きる。
であるが、しかし一つ又はそれ以上の原子が、通常天然
に見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又
は質量数を有する原子によって、置換されているという
ことによる、同位体標識化合物及び医薬的に受容可能な
その塩を含む。本発明の化合物に組み込むことができる
同位体の例は、それぞれ2H、3H、13C、14C、15N、18O、
17O、35S、18F、及び36Clのような、水素、炭素、窒
素、酸素、燐、フッ素及び塩素の同位体を含む。上記の
同位体及び/又は別の原子の別の同位体を含む、本発明
の化合物、そのプロドラッグ、及び前記化合物又は前記
プロドラッグの医薬的に受容可能な塩は、本発明の範囲
に含まれる。本発明の同位体標識化合物のあるもの、例
えば3H及び14Cのような放射性同位体を組み込んだもの
は、薬剤及び/又は基質組織分布アッセイにおいて有用
である。トリチウム即ち、3H、及び炭素−14即ち、14C
同位体は、その製造の容易さ及び検出性から特に好まれ
る。更に、ジュウテリウム即ち、2Hのようなより重い同
位体による置換は、大きな代謝安定性、例えばin vivo
での半減期の増加、又は必要投与量の減少から得られる
ある種の治療の利益を与えることができ、従って、ある
状況下では好まれるかもしれない。本発明の式15の同位
体標識化合物及びそのプロドラッグは、一般的に以下の
スキーム及び/又は実施例及び調整例中で開示される方
法を、非放射性標識試薬を、容易に入手可能な放射性標
識試薬に置き換えて行うことによって製造することがで
きる。
【0347】本発明は、更に式15の化合物のプロドラッ
グを含む医薬組成物、及びそれを投与することによって
細菌性感染を治療する方法を含む。遊離のアミノ、アミ
ド、ヒドロキシ又はカルボキシル基を有する式15の化合
物は、プロドラッグに転換することができる。プロドラ
ッグは、アミノ酸残基、又は二つ又はそれ以上(例え
ば、2、3又は4個)のアミノ酸残基が、アミド若しくは
エステル結合を経由して式15の化合物の遊離アミノ、ヒ
ドロキシ又はカルボン酸基に共有結合したポリペプチド
鎖化合物を含む。アミノ酸残基は、制約されるものでは
ないが、通常3文字記号で表記される天然に存在する20
種のアミノ酸を含み、そして更に、4−ヒドロキシプロ
リン、ヒドロキシリシン、デモシン(demosine)、イソ
デモシン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、ベータ
−アラニン、ガンマ−アミノ酪酸、シトルリンホモシス
テイン、ホモセリン、オルニチン及びメチオニンスルホ
ンを含む。
グを含む医薬組成物、及びそれを投与することによって
細菌性感染を治療する方法を含む。遊離のアミノ、アミ
ド、ヒドロキシ又はカルボキシル基を有する式15の化合
物は、プロドラッグに転換することができる。プロドラ
ッグは、アミノ酸残基、又は二つ又はそれ以上(例え
ば、2、3又は4個)のアミノ酸残基が、アミド若しくは
エステル結合を経由して式15の化合物の遊離アミノ、ヒ
ドロキシ又はカルボン酸基に共有結合したポリペプチド
鎖化合物を含む。アミノ酸残基は、制約されるものでは
ないが、通常3文字記号で表記される天然に存在する20
種のアミノ酸を含み、そして更に、4−ヒドロキシプロ
リン、ヒドロキシリシン、デモシン(demosine)、イソ
デモシン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、ベータ
−アラニン、ガンマ−アミノ酪酸、シトルリンホモシス
テイン、ホモセリン、オルニチン及びメチオニンスルホ
ンを含む。
【0348】更なる形のプロドラッグもまた含まれる。
例えば、遊離のカルボキシル基は、アミド又はアルキル
エステルとして誘導することができる。アミド及びエス
テル部分は、制約されるものではないが、エーテル、ア
ミン及びカルボン酸官能基を含む基を組み込んでもよ
い。遊離のヒドロキシ基は、制約されるものではない
が、ヘミコハク酸エステル、リン酸エステル、ジメチル
アミノ酢酸エステル、及びAdvanced Drug Delivery
Reviews(1996)19,115にD.Fleisher,R.Bong,B.
H.Stewartにより概説されている、ホスホリルオキシメ
チルオキシカルボニルを含む基を使用して誘導されても
よい。ヒドロキシ及びアミノ基のカルバミン酸塩プロド
ラッグも、ヒドロキシ基の炭酸塩プロドラッグ及び硫酸
エステルのように、また含まれる。アシル基が、制約さ
れるものではないが、エーテル、アミン及びカルボン酸
官能基を含む基で所望により置換されたアルキルエステ
ルであってもよく、又はアシル基が先に記載したアミノ
酸エステルである、(アシルオキシ)メチル、及び(ア
シルオキシ)エチルエーテルとしてのヒドロキシ基の誘
導もまた含まれる。この形のプロドラッグは、J.Medic
inal Chemistry(1996)39,10にR.P.Robinson等に
よって記載されている。
例えば、遊離のカルボキシル基は、アミド又はアルキル
エステルとして誘導することができる。アミド及びエス
テル部分は、制約されるものではないが、エーテル、ア
ミン及びカルボン酸官能基を含む基を組み込んでもよ
い。遊離のヒドロキシ基は、制約されるものではない
が、ヘミコハク酸エステル、リン酸エステル、ジメチル
アミノ酢酸エステル、及びAdvanced Drug Delivery
Reviews(1996)19,115にD.Fleisher,R.Bong,B.
H.Stewartにより概説されている、ホスホリルオキシメ
チルオキシカルボニルを含む基を使用して誘導されても
よい。ヒドロキシ及びアミノ基のカルバミン酸塩プロド
ラッグも、ヒドロキシ基の炭酸塩プロドラッグ及び硫酸
エステルのように、また含まれる。アシル基が、制約さ
れるものではないが、エーテル、アミン及びカルボン酸
官能基を含む基で所望により置換されたアルキルエステ
ルであってもよく、又はアシル基が先に記載したアミノ
酸エステルである、(アシルオキシ)メチル、及び(ア
シルオキシ)エチルエーテルとしてのヒドロキシ基の誘
導もまた含まれる。この形のプロドラッグは、J.Medic
inal Chemistry(1996)39,10にR.P.Robinson等に
よって記載されている。
【0349】プロドラッグの側鎖の選択的誘導は、ハイ
グロマイシンAの中核分子のヒドロキシ基について行う
ことができる。例えば、ハイグロマイシンAの6個のヒド
ロキシ基の徹底的シリル化は、例えば塩化tert−ブチル
ジメチルシリルによって行うことができる。ヘキサシリ
ル誘導体を、室温のメタノール中の炭酸カリウムの作用
下に置くことによって、フェノール化シリル基を選択的
に除去して、その位置での更なる選択的な修飾を可能に
する。別の例において、ハイグロマイシンAの不完全な
シリル化(PC10186、R.Lindeにより1998年5月4日に出
願された米国特許仮出願60/084,058、2”−deoxy hy
gromycin A derivativesを参照されたい)は、C−2”
位ヒドロキシ基が遊離であるペンタシリル誘導体が得ら
れる。選択的なアシル化、アルキル化、等を、この誘導
体に行うことができて、C−2”位に結合されたプロドラ
ッグが得られる。
グロマイシンAの中核分子のヒドロキシ基について行う
ことができる。例えば、ハイグロマイシンAの6個のヒド
ロキシ基の徹底的シリル化は、例えば塩化tert−ブチル
ジメチルシリルによって行うことができる。ヘキサシリ
ル誘導体を、室温のメタノール中の炭酸カリウムの作用
下に置くことによって、フェノール化シリル基を選択的
に除去して、その位置での更なる選択的な修飾を可能に
する。別の例において、ハイグロマイシンAの不完全な
シリル化(PC10186、R.Lindeにより1998年5月4日に出
願された米国特許仮出願60/084,058、2”−deoxy hy
gromycin A derivativesを参照されたい)は、C−2”
位ヒドロキシ基が遊離であるペンタシリル誘導体が得ら
れる。選択的なアシル化、アルキル化、等を、この誘導
体に行うことができて、C−2”位に結合されたプロドラ
ッグが得られる。
【0350】
【発明の実施の形態】本発明の方法及び本発明の化合物
の製造は、以下のスキーム(scheme)1−4に例示されて
いる。以下のスキーム及びそれに続く考察において、別
に明示されない限り、R1〜R17、R24、X、X1、C、D、Y、
Zは、上記で定義された通りである。引き続く以下のス
キーム及び考察は、式1−26の化合物の製造について記
載する。
の製造は、以下のスキーム(scheme)1−4に例示されて
いる。以下のスキーム及びそれに続く考察において、別
に明示されない限り、R1〜R17、R24、X、X1、C、D、Y、
Zは、上記で定義された通りである。引き続く以下のス
キーム及び考察は、式1−26の化合物の製造について記
載する。
【0351】
【化224】
【0352】
【化225】
【0353】スキーム1の工程1において、化合物1は、
制約されるものではないが、イソプロピルエーテル、ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセト
ニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、及びジク
ロロエタンを含む各種の不活性溶媒中の、制約されるも
のではないが、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホ
スゲン、トリホスゲン、カルボニルビスベンゾトリアゾ
ール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール又
はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを含むカル
ボニル供給源、及び制約されるものではないが、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DB
U)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリ
ミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リチウム
ジイソプロピルアミド、カリウムヘキサメチルシラザ
ン、又はテトラメチルグアニジンを含む塩基によって処
理される。反応は、式5の中間体の形成についてモニタ
ーされる。好ましくは、反応はエーテル溶媒中、好まし
くはイソプロピルエーテルを加えた又は加えないテトラ
ヒドロフラン中のCDI及びDBUによって行われる。一旦化
合物5への転換が完結した時点で、反応物に−78℃〜50
℃間で、ヒドラジン又はヒドラジン水和物を加える。好
ましくは、ヒドラジン水和物を−10℃〜10℃間で加え
る。反応は、中間体(3)及び(4)を経由して進み、そ
してヒドラジンを加える前に中間体(5)で停止する
(スキーム2に示す)。この反応の第2段階(ヒドラジン
の添加後)は、式(6)の中間体を伴なう。炭素10位で
最初に形成された立体中心での異性化は、ヒドラジン添
加が行われる温度では起こることができず、従ってC10
位の立体化学は、エノール(エノラート)中間体の最初
のクエンチの結果である。
制約されるものではないが、イソプロピルエーテル、ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセト
ニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、及びジク
ロロエタンを含む各種の不活性溶媒中の、制約されるも
のではないが、カルボニルジイミダゾール(CDI)、ホ
スゲン、トリホスゲン、カルボニルビスベンゾトリアゾ
ール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリアゾール又
はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを含むカル
ボニル供給源、及び制約されるものではないが、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DB
U)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリ
ミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リチウム
ジイソプロピルアミド、カリウムヘキサメチルシラザ
ン、又はテトラメチルグアニジンを含む塩基によって処
理される。反応は、式5の中間体の形成についてモニタ
ーされる。好ましくは、反応はエーテル溶媒中、好まし
くはイソプロピルエーテルを加えた又は加えないテトラ
ヒドロフラン中のCDI及びDBUによって行われる。一旦化
合物5への転換が完結した時点で、反応物に−78℃〜50
℃間で、ヒドラジン又はヒドラジン水和物を加える。好
ましくは、ヒドラジン水和物を−10℃〜10℃間で加え
る。反応は、中間体(3)及び(4)を経由して進み、そ
してヒドラジンを加える前に中間体(5)で停止する
(スキーム2に示す)。この反応の第2段階(ヒドラジン
の添加後)は、式(6)の中間体を伴なう。炭素10位で
最初に形成された立体中心での異性化は、ヒドラジン添
加が行われる温度では起こることができず、従ってC10
位の立体化学は、エノール(エノラート)中間体の最初
のクエンチの結果である。
【0354】スキーム1の工程2において、化合物2は、
制約されるものではないが、水を加えた又は加えない、
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキ
ルスルホン酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ
酢酸を含む酸によって、化合物9に転換することができ
る。反応は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、酢酸、及びギ酸を含む各種
の極性溶媒中で、−25℃〜100℃にわたる温度範囲で行
うことができる。好ましくは、反応は12Nの塩酸を加え
たメタノール中で、35℃で行われる。
制約されるものではないが、水を加えた又は加えない、
塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、アルキ
ルスルホン酸、トシ酸、トリフル酸、又はトリフルオロ
酢酸を含む酸によって、化合物9に転換することができ
る。反応は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、酢酸、及びギ酸を含む各種
の極性溶媒中で、−25℃〜100℃にわたる温度範囲で行
うことができる。好ましくは、反応は12Nの塩酸を加え
たメタノール中で、35℃で行われる。
【0355】スキーム1の工程3において、化合物9は、
式H2NOR5の化合物の遊離の塩基又はR 5ONH3Clのような酸
付加塩型により処理することによって、化合物10に転換
することができる。反応は、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン
塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む塩基を加えて
又は加えずに行うことができる。反応は、制約されるも
のではないが、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトア
ミド、及びジメチルスルホキシドを含む各種の極性溶媒
中で、40℃〜150℃間の高い温度で行うことができる。
好ましくは、反応はイソプロパノール中の過剰のメトキ
シルアミン塩酸塩により83℃で行われる。
式H2NOR5の化合物の遊離の塩基又はR 5ONH3Clのような酸
付加塩型により処理することによって、化合物10に転換
することができる。反応は、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン
塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む塩基を加えて
又は加えずに行うことができる。反応は、制約されるも
のではないが、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、tertブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトア
ミド、及びジメチルスルホキシドを含む各種の極性溶媒
中で、40℃〜150℃間の高い温度で行うことができる。
好ましくは、反応はイソプロパノール中の過剰のメトキ
シルアミン塩酸塩により83℃で行われる。
【0356】スキーム1の工程4において、化合物10は、
中性又は酸性の条件下で、各種の溶媒中の化合物11と反
応させることによって、化合物12に転換することができ
る。添加物、溶媒、又は補助溶媒として使用することが
できる代表的な酸のいくつかは、制約されるものではな
いが、酢酸及びギ酸を含み、そして使用可能な溶媒は、
制約されるものではないが、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、
ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチル
スルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロ
ロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。中性の条件の例は、酸を
加えない上記溶媒の一つの中の反応物を、50℃〜150℃
間に加熱することである。好ましくは、反応は酢酸中又
は酢酸を加えたエタノール中で、室温で行われる。
中性又は酸性の条件下で、各種の溶媒中の化合物11と反
応させることによって、化合物12に転換することができ
る。添加物、溶媒、又は補助溶媒として使用することが
できる代表的な酸のいくつかは、制約されるものではな
いが、酢酸及びギ酸を含み、そして使用可能な溶媒は、
制約されるものではないが、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、
ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチル
スルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロ
ロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。中性の条件の例は、酸を
加えない上記溶媒の一つの中の反応物を、50℃〜150℃
間に加熱することである。好ましくは、反応は酢酸中又
は酢酸を加えたエタノール中で、室温で行われる。
【0357】スキーム1の工程5において、化合物12は、
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド又はナトリウム
シアノボロヒドリドのような金属水素化物還元剤により
酸性の条件下で処理することによって、化合物13に転換
することができる。溶媒は、酢酸、又は酢酸のような酸
添加物を加えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性
溶媒は、制約されるものではないが、エタノール、メタ
ノール、イソプロパノール、及びtert−ブタノールを含
む。好ましくは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリ
アセトキシボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド又はナトリウム
シアノボロヒドリドのような金属水素化物還元剤により
酸性の条件下で処理することによって、化合物13に転換
することができる。溶媒は、酢酸、又は酢酸のような酸
添加物を加えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性
溶媒は、制約されるものではないが、エタノール、メタ
ノール、イソプロパノール、及びtert−ブタノールを含
む。好ましくは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリ
アセトキシボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
【0358】スキーム1の工程6において、化合物13は、
Swern条件下で処理することによって、化合物14に転換
することができる。好ましくは、Swern条件は以下から
選択される: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるものでは
ないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢酸、塩化
スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤で予備活
性化し;引き続いて化合物13を加える。約5分〜24時間
の時間経過後、−80℃〜50℃の温度範囲でトリアルキル
アミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、次いで約5分〜24時間後にトリアルキルアミン
塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲で行わ
れる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメチルス
ルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフルオロ
酢酸で活性化して、約0℃の塩化メチレン中で行われ
る。これに続き、2時間後にトリエチルアミンを加え
る。反応物は次いで室温まで温められる。
Swern条件下で処理することによって、化合物14に転換
することができる。好ましくは、Swern条件は以下から
選択される: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるものでは
ないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢酸、塩化
スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤で予備活
性化し;引き続いて化合物13を加える。約5分〜24時間
の時間経過後、−80℃〜50℃の温度範囲でトリアルキル
アミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、次いで約5分〜24時間後にトリアルキルアミン
塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲で行わ
れる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメチルス
ルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフルオロ
酢酸で活性化して、約0℃の塩化メチレン中で行われ
る。これに続き、2時間後にトリエチルアミンを加え
る。反応物は次いで室温まで温められる。
【0359】スキーム1の工程7において、化合物14は、
求核性試薬により処理して、R6保護基を切断することに
よって、化合物15に転換することができる。一つの態様
において、R6保護基は、アルコール性又は水性の溶液中
で、反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う加溶媒分解によって除去される。式15の化合物を製造
する方法において、適当なアルコール性溶媒の例は、制
約されるものではないが、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール及びtert−ブタノールを含む。塩基の例
は、制約されるものではないが、炭酸ナトリウム、重炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、フッ化カリウム及び水酸化バリウムを含
む。
求核性試薬により処理して、R6保護基を切断することに
よって、化合物15に転換することができる。一つの態様
において、R6保護基は、アルコール性又は水性の溶液中
で、反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う加溶媒分解によって除去される。式15の化合物を製造
する方法において、適当なアルコール性溶媒の例は、制
約されるものではないが、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール及びtert−ブタノールを含む。塩基の例
は、制約されるものではないが、炭酸ナトリウム、重炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、フッ化カリウム及び水酸化バリウムを含
む。
【0360】更にR6保護基は、制約されるものではない
が、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミン、ジアル
キルアミン、アルカンチオール又は水酸化物を含む求核
試薬によって除去することができる。使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。好ましくは脱保護は、炭
酸カリウムを加えたメタノール中で、室温で行われる。
が、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミン、ジアル
キルアミン、アルカンチオール又は水酸化物を含む求核
試薬によって除去することができる。使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、酢酸
エチル、及びトルエンを含む。好ましくは脱保護は、炭
酸カリウムを加えたメタノール中で、室温で行われる。
【0361】もう一つの態様において、R6がHである化
合物13は、Swern条件下で処理することによって、化合
物15に転換することができる。好ましくは、Swern条件
は以下から選択される: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるものでは
ないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢酸、塩化
スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤で予備活
性化し;引き続いて化合物13を加える。約5分〜24時間
の時間経過後、−80℃〜50℃の温度範囲でトリアルキル
アミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約0℃の塩化メチレン中で行
われる。これに続き、2時間後にトリエチルアミンを加
える。反応物は次いで室温まで温められる。
合物13は、Swern条件下で処理することによって、化合
物15に転換することができる。好ましくは、Swern条件
は以下から選択される: (a)制約されるものではないが、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、及びテトラクロロエタンを含む不活性溶
媒中で;ジメチルスルホキシドを、制約されるものでは
ないが、塩化オキサリル、無水トリフルオロ酢酸、塩化
スルフリル、及び塩化チオニルを含む活性化剤で予備活
性化し;引き続いて化合物13を加える。約5分〜24時間
の時間経過後、−80℃〜50℃の温度範囲でトリアルキル
アミン塩基を加える; (b)化合物13及びジメチルスルホキシドを、前記不活
性溶媒の一つと前もって混合し、引き続き前記活性化剤
を加え、そして続いて約5分〜24時間後にトリアルキル
アミン塩基を加える。これは約−80℃〜50℃の温度範囲
で行われる。好ましくは、反応は式13の化合物及びジメ
チルスルホキシドを前もって混合し、そして無水トリフ
ルオロ酢酸で活性化して、約0℃の塩化メチレン中で行
われる。これに続き、2時間後にトリエチルアミンを加
える。反応物は次いで室温まで温められる。
【0362】別の方法として、単離された化合物2は、
式H2NOR5の試薬の酸付加塩による、塩基を加えた又は加
えない処理によって、化合物10に転換することができ
る。塩基は、制約されるものではないが、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセト
ニトリル、ジメチルアセトアミド、及びジメチルスルホ
キシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン
塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は、40
℃〜150℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反応
はtert−ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩
及び1当量の2,6−ルチジンにより約80℃で行われる。
式H2NOR5の試薬の酸付加塩による、塩基を加えた又は加
えない処理によって、化合物10に転換することができ
る。塩基は、制約されるものではないが、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセト
ニトリル、ジメチルアセトアミド、及びジメチルスルホ
キシドを含む極性溶媒中の、制約されるものではない
が、ピリジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン
塩基、又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は、40
℃〜150℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反応
はtert−ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩
及び1当量の2,6−ルチジンにより約80℃で行われる。
【0363】別の方法として、式13の化合物は、酸性の
条件下の各種溶媒中の、式10の化合物の式11の化合物と
の反応によって製造される。酢酸は、添加物、溶媒、又
は補助溶媒として使用され、そして使用可能な溶媒は、
制約されるものではないが、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメ
タン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含
む。好ましくは、反応は酢酸中、又は酢酸を加えたエタ
ノール中で、室温で行われる。反応は式12の中間体への
転換についてモニターされ、その時点でナトリウムトリ
アセトキシボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒド
リドのような金属水素化物還元剤により処理される。好
ましくは、反応は室温で過剰のナトリウムトリアセトキ
シボロヒドリドにより行われる。
条件下の各種溶媒中の、式10の化合物の式11の化合物と
の反応によって製造される。酢酸は、添加物、溶媒、又
は補助溶媒として使用され、そして使用可能な溶媒は、
制約されるものではないが、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメ
タン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタンを含
む。好ましくは、反応は酢酸中、又は酢酸を加えたエタ
ノール中で、室温で行われる。反応は式12の中間体への
転換についてモニターされ、その時点でナトリウムトリ
アセトキシボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒド
リドのような金属水素化物還元剤により処理される。好
ましくは、反応は室温で過剰のナトリウムトリアセトキ
シボロヒドリドにより行われる。
【0364】別の方法として、式12の化合物は、式20の
化合物の以下の式:
化合物の以下の式:
【0365】
【化226】
【0366】の化合物との、酸性の条件下の各種のアル
コール性溶媒中の反応によって製造してもよい。添加
物、又は補助溶媒として使用することができるいくつか
の代表的な酸は、酢酸及びギ酸であり、使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、又はtert−ブタノールを含むア
ルコールである。反応は式11の中間体の形成についてモ
ニターされ、その時点で式10の化合物が加えられる。好
ましくは、反応は酢酸を加えたエタノール中で、室温で
行われる。
コール性溶媒中の反応によって製造してもよい。添加
物、又は補助溶媒として使用することができるいくつか
の代表的な酸は、酢酸及びギ酸であり、使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、又はtert−ブタノールを含むア
ルコールである。反応は式11の中間体の形成についてモ
ニターされ、その時点で式10の化合物が加えられる。好
ましくは、反応は酢酸を加えたエタノール中で、室温で
行われる。
【0367】別の方法として、式13の化合物は、式20の
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩と以下の式:
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩と以下の式:
【0368】
【化227】
【0369】の化合物及び式10の化合物との、酸性の条
件下の反応によって製造してもよい。添加物、又は補助
溶媒として使用することができるいくつかの代表的な酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒は、制
約されるものではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、又はテトラ
ヒドロフランを含む。この反応は、式34の化合物の中間
体を伴なうかもしれない。反応は中間体12の形成につい
てモニターされ、その時点でナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのよう
な金属水素化物還元剤により処理される。好ましくは、
反応は室温で、補助溶媒としてジクロロメタンを加えた
又は加えない酢酸中の、過剰の式20の化合物の二塩酸塩
を使用して行われ、そして引き続き式12の化合物の形成
後、過剰のナトリウムトリアセトキシボロヒドリドによ
り行われる。
件下の反応によって製造してもよい。添加物、又は補助
溶媒として使用することができるいくつかの代表的な酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒は、制
約されるものではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、又はテトラ
ヒドロフランを含む。この反応は、式34の化合物の中間
体を伴なうかもしれない。反応は中間体12の形成につい
てモニターされ、その時点でナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのよう
な金属水素化物還元剤により処理される。好ましくは、
反応は室温で、補助溶媒としてジクロロメタンを加えた
又は加えない酢酸中の、過剰の式20の化合物の二塩酸塩
を使用して行われ、そして引き続き式12の化合物の形成
後、過剰のナトリウムトリアセトキシボロヒドリドによ
り行われる。
【0370】別の方法として、式12の化合物は、式20の
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩と、以下の式:
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩と、以下の式:
【0371】
【化228】
【0372】の化合物及び式10の化合物との、酸性の条
件下の反応によって製造してもよい。添加物、又は補助
溶媒として使用することができるいくつかの代表的な酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒は、制
約されるものではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、又はテトラ
ヒドロフランを含む。この反応は、式34の中間体化合物
を伴なう。好ましくは、反応は室温で、補助溶媒として
ジクロロメタンを加えた又は加えない酢酸中の、過剰の
式20の化合物の二塩酸塩を使用して行われる。
件下の反応によって製造してもよい。添加物、又は補助
溶媒として使用することができるいくつかの代表的な酸
は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒は、制
約されるものではないが、酢酸、ギ酸、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、又はテトラ
ヒドロフランを含む。この反応は、式34の中間体化合物
を伴なう。好ましくは、反応は室温で、補助溶媒として
ジクロロメタンを加えた又は加えない酢酸中の、過剰の
式20の化合物の二塩酸塩を使用して行われる。
【0373】別の方法として、式12の化合物は、式20の
化合物と以下の式:
化合物と以下の式:
【0374】
【化229】
【0375】の化合物との、酸性の条件下の各種のアル
コール性溶媒中の反応によって製造される。添加物、又
は補助溶媒として使用することができるいくつかの代表
的な酸は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、又はtert−ブタノールを含むア
ルコールである。反応は式11の中間体の形成についてモ
ニターされ、その時点で式10の化合物が加えられる。好
ましくは、反応は酢酸を加えたエタノール中で、室温で
行われる。
コール性溶媒中の反応によって製造される。添加物、又
は補助溶媒として使用することができるいくつかの代表
的な酸は、酢酸及びギ酸であり、そして使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、又はtert−ブタノールを含むア
ルコールである。反応は式11の中間体の形成についてモ
ニターされ、その時点で式10の化合物が加えられる。好
ましくは、反応は酢酸を加えたエタノール中で、室温で
行われる。
【0376】
【化230】
【0377】
【化231】
【0378】スキーム3の工程1において、式(5)の化
合物は、式2の化合物の、制約されるものではないが、
イソプロピルエーテル、ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトア
ミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラ
クロロエタン、及びジクロロエタンを含む各種の不活性
溶媒中の、制約されるものではないが、カルボニルジイ
ミダゾール(CDI)、ホスゲン、トリホスゲン、カルボ
ニルビスベンゾトリアゾール、カルボニルビスヒドロキ
シベンゾトリアゾール又はカルボニルビス−1,2,4−
トリアゾールを含むカルボニル供給源、及び制約される
ものではないが、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6
−テトラヒドロピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジ
シラザン、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムヘ
キサメチルシラザン、又はテトラメチルグアニジンを含
む塩基との反応によって製造される。この反応は、式
(3)及び(4)の化合物の中間体を伴なう[スキーム4
参照]。
合物は、式2の化合物の、制約されるものではないが、
イソプロピルエーテル、ジメチルホルムアミド、N−メ
チルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトア
ミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラ
クロロエタン、及びジクロロエタンを含む各種の不活性
溶媒中の、制約されるものではないが、カルボニルジイ
ミダゾール(CDI)、ホスゲン、トリホスゲン、カルボ
ニルビスベンゾトリアゾール、カルボニルビスヒドロキ
シベンゾトリアゾール又はカルボニルビス−1,2,4−
トリアゾールを含むカルボニル供給源、及び制約される
ものではないが、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデカ−7−エン(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6
−テトラヒドロピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジ
シラザン、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムヘ
キサメチルシラザン、又はテトラメチルグアニジンを含
む塩基との反応によって製造される。この反応は、式
(3)及び(4)の化合物の中間体を伴なう[スキーム4
参照]。
【0379】スキーム3の工程2において、式17の化合物
は、式(16)の化合物の、式5の化合物との、制約され
るものではないが、イソプロピルエーテル、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタ
ンを含む各種不活性溶媒中の反応によって製造される。
反応は0℃〜150℃間の温度で行われる。好ましくは、反
応は還流のアセトニトリル中で行われる。この反応は、
式(18)の化合物の中間体を伴なう[スキーム4参
照]。
は、式(16)の化合物の、式5の化合物との、制約され
るものではないが、イソプロピルエーテル、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタ
ンを含む各種不活性溶媒中の反応によって製造される。
反応は0℃〜150℃間の温度で行われる。好ましくは、反
応は還流のアセトニトリル中で行われる。この反応は、
式(18)の化合物の中間体を伴なう[スキーム4参
照]。
【0380】スキーム3の工程3において、式19の化合物
は、式(17)の化合物の、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水
素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、トリ
フル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸との、水を加
えた又は加えない反応によって製造される。反応は、制
約されるものではないが、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、
ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチル
スルホキシド、酢酸及びギ酸を含む各種の極性溶媒中
で、−25℃〜100℃にわたる温度範囲で行われる。好ま
しくは、反応は12NのHClを加えたメタノール中で、35℃
で行われる。
は、式(17)の化合物の、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水
素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、トリ
フル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸との、水を加
えた又は加えない反応によって製造される。反応は、制
約されるものではないが、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、
ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチル
スルホキシド、酢酸及びギ酸を含む各種の極性溶媒中
で、−25℃〜100℃にわたる温度範囲で行われる。好ま
しくは、反応は12NのHClを加えたメタノール中で、35℃
で行われる。
【0381】スキーム3の工程4において、式13の化合物
は、式H2NOR5の化合物の遊離の塩基又はR5ONH3Clのよう
な酸付加塩型での反応によって製造することができる。
反応は、制約されるものではないが、ピリジン、2,6−
ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、又はジメチルア
ミノピリジンを含む塩基を加えて又は加えずに行うこと
ができる。反応は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、tertブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、及びジメチル
スルホキシドを含む各種の極性溶媒中で、40℃〜150℃
間の高い温度で行うことができる。好ましくは、反応は
イソプロパノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩に
より83℃で行われる。
は、式H2NOR5の化合物の遊離の塩基又はR5ONH3Clのよう
な酸付加塩型での反応によって製造することができる。
反応は、制約されるものではないが、ピリジン、2,6−
ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、又はジメチルア
ミノピリジンを含む塩基を加えて又は加えずに行うこと
ができる。反応は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、tertブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、及びジメチル
スルホキシドを含む各種の極性溶媒中で、40℃〜150℃
間の高い温度で行うことができる。好ましくは、反応は
イソプロパノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩に
より83℃で行われる。
【0382】別の方法として、化合物17は、式H2NOR5の
試薬の酸付加塩により、塩基を加えて又は加えずに処理
することによって、化合物13に転換することができる。
塩基は、制約されるものではないが、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニト
リル、ジメチルアセトアミド、及びジメチルスルホキシ
ドを含む極性溶媒中の、制約されるものではないが、ピ
リジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、
又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は40℃〜150
℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反応はtert−
ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩及び1当
量の2,6−ルチジンにより約80℃で行われる。
試薬の酸付加塩により、塩基を加えて又は加えずに処理
することによって、化合物13に転換することができる。
塩基は、制約されるものではないが、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニト
リル、ジメチルアセトアミド、及びジメチルスルホキシ
ドを含む極性溶媒中の、制約されるものではないが、ピ
リジン、2,6−ルチジン、イミダゾール、アミン塩基、
又はジメチルアミノピリジンを含む。反応は40℃〜150
℃間の高い温度で行われる。好ましくは、反応はtert−
ブタノール中の過剰のメトキシルアミン塩酸塩及び1当
量の2,6−ルチジンにより約80℃で行われる。
【0383】別の方法として、式17の化合物は、式1の
化合物の、制約されるものではないが、イソプロピルエ
ーテル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、
及びジクロロエタンを含む各種の不活性溶媒中の、制約
されるものではないが、カルボニルジイミダゾール(CD
I)、ホスゲン、トリホスゲン、カルボニルビスベンゾ
トリアゾール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリア
ゾール又はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを
含むカルボニル供給源、及び制約されるものではない
が、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エ
ン(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒド
ロピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リ
チウムジイソプロピルアミド、カリウムヘキサメチルシ
ラザン、又はテトラメチルグアニジンを含む塩基との反
応によって製造することができる。反応は式5の中間体
の形成についてモニターされる。好ましくは、反応はア
セトニトリル中のCDI及びDBUにより行われる。一旦式5
への転換が完結した時点で、式16の化合物を、反応物中
に0℃〜150℃間で加える。好ましくは、添加は25℃〜75
℃で行われる。
化合物の、制約されるものではないが、イソプロピルエ
ーテル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノ
ン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタン、
及びジクロロエタンを含む各種の不活性溶媒中の、制約
されるものではないが、カルボニルジイミダゾール(CD
I)、ホスゲン、トリホスゲン、カルボニルビスベンゾ
トリアゾール、カルボニルビスヒドロキシベンゾトリア
ゾール又はカルボニルビス−1,2,4−トリアゾールを
含むカルボニル供給源、及び制約されるものではない
が、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エ
ン(DBU)、1,2−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒド
ロピリミジン、ナトリウムヘキサメチルジシラザン、リ
チウムジイソプロピルアミド、カリウムヘキサメチルシ
ラザン、又はテトラメチルグアニジンを含む塩基との反
応によって製造することができる。反応は式5の中間体
の形成についてモニターされる。好ましくは、反応はア
セトニトリル中のCDI及びDBUにより行われる。一旦式5
への転換が完結した時点で、式16の化合物を、反応物中
に0℃〜150℃間で加える。好ましくは、添加は25℃〜75
℃で行われる。
【0384】
【化232】
【0385】本発明によれば、式11の化合物は、式20の
化合物の以下の式:
化合物の以下の式:
【0386】
【化233】
【0387】の化合物との、酸性の条件下の各種のアル
コール性溶媒中の反応によって製造される。添加物又は
補助溶媒として使用することができる代表的な酸のいく
つかは、酢酸及びギ酸であり、そしてアルコールのよう
な使用可能な溶媒は、制約されるものではないが、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、又はtert−ブ
タノールを含む。好ましくは、反応は酢酸を加えたエタ
ノール中で、室温で行われる。
コール性溶媒中の反応によって製造される。添加物又は
補助溶媒として使用することができる代表的な酸のいく
つかは、酢酸及びギ酸であり、そしてアルコールのよう
な使用可能な溶媒は、制約されるものではないが、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、又はtert−ブ
タノールを含む。好ましくは、反応は酢酸を加えたエタ
ノール中で、室温で行われる。
【0388】
【化234】
【0389】本発明によれば、式20の化合物は、式21の
化合物の式22の化合物との反応によって製造することが
できる。反応は、制約されるものではないが、酢酸パラ
ジウム(II)を含むパラジウム触媒、及び制約されるも
のではないが、トリフェニルホスフィン、トリ−t−ブ
チルホスフィン、又はトリ−o−トリルホスフィンを含
むトリアルキル又はトリアリールホスフィンの存在中で
行われる。反応において、塩基は、制約されるものでは
ないが、炭酸セシウム又は炭酸カリウムを含み、そして
溶媒は、制約されるものではないが、ジメチルホルムア
ミド又はN−メチルピロリジノンを含み、約25℃〜200℃
の温度である。好ましくは、反応は、酢酸パラジウム
(II)、トリフェニルホスフィン及び炭酸セシウムを加
えた、還流のジメチルホルムアミド中のベンジルイミダ
ゾール及び3−ブロモピリジンによって行われる。
化合物の式22の化合物との反応によって製造することが
できる。反応は、制約されるものではないが、酢酸パラ
ジウム(II)を含むパラジウム触媒、及び制約されるも
のではないが、トリフェニルホスフィン、トリ−t−ブ
チルホスフィン、又はトリ−o−トリルホスフィンを含
むトリアルキル又はトリアリールホスフィンの存在中で
行われる。反応において、塩基は、制約されるものでは
ないが、炭酸セシウム又は炭酸カリウムを含み、そして
溶媒は、制約されるものではないが、ジメチルホルムア
ミド又はN−メチルピロリジノンを含み、約25℃〜200℃
の温度である。好ましくは、反応は、酢酸パラジウム
(II)、トリフェニルホスフィン及び炭酸セシウムを加
えた、還流のジメチルホルムアミド中のベンジルイミダ
ゾール及び3−ブロモピリジンによって行われる。
【0390】
【化235】
【0391】別の方法として、式20の化合物は、式23の
化合物の式24又は25の化合物との反応によって製造する
ことができる。反応は、不活性溶媒、塩基及びパラジウ
ム触媒の存在中、約25℃〜125℃の温度で約30分〜48時
間行われる。塩基は、制約されるものではないが、炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリウム、及び水
酸化バリウムを含む。適当なパラジウム触媒は、制約さ
れるものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含む。所望により、
反応媒体は更にトリアリールホスフィン又はトリアルキ
ルホスフィンを含んでいてもよく、その例は、制約され
るものではないが、トリフェニルホスフィン、トリ(o
−トリル)ホスフィン及びトリt−ブチルホスフィンを
含んでもよく、そして更にヨウ化テトラブチルアンモニ
ウムを含んでいてもよい。不活性溶媒は、制約されるも
のではないが、テトラヒドロフラン、ジオキサン、及び
ジメトキシエタンを含む。好ましくは、反応は、水酸化
カリウム、tetrakis(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0)、及びヨウ化テトラブチルアンモニウムを加
えた、還流のジメチルホルムアミド中で行われる。
化合物の式24又は25の化合物との反応によって製造する
ことができる。反応は、不活性溶媒、塩基及びパラジウ
ム触媒の存在中、約25℃〜125℃の温度で約30分〜48時
間行われる。塩基は、制約されるものではないが、炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化カリウム、及び水
酸化バリウムを含む。適当なパラジウム触媒は、制約さ
れるものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含む。所望により、
反応媒体は更にトリアリールホスフィン又はトリアルキ
ルホスフィンを含んでいてもよく、その例は、制約され
るものではないが、トリフェニルホスフィン、トリ(o
−トリル)ホスフィン及びトリt−ブチルホスフィンを
含んでもよく、そして更にヨウ化テトラブチルアンモニ
ウムを含んでいてもよい。不活性溶媒は、制約されるも
のではないが、テトラヒドロフラン、ジオキサン、及び
ジメトキシエタンを含む。好ましくは、反応は、水酸化
カリウム、tetrakis(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0)、及びヨウ化テトラブチルアンモニウムを加
えた、還流のジメチルホルムアミド中で行われる。
【0392】
【化236】
【0393】別の方法として、式20の化合物は、式24又
は25の化合物の、制約されるものではないが、以下の試
薬: a)アルキルが、制約されるものではないが、メチル、
エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含むアル
キルマグネシウムの塩化物、臭化物又はヨウ化物、又は
引き続き塩化亜鉛、臭化亜鉛、又はヨウ化亜鉛で処理さ
れるマグネシウム(0)、又は b)アルキルが、制約されるものではないが、メチル、
エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含む塩化
アルキル亜鉛、臭化アルキル亜鉛又はヨウ化アルキル亜
鉛のような試薬、又は亜鉛(0)及び塩化亜鉛、臭化亜
鉛若しくはヨウ化亜鉛、との反応、それに続く制約され
るものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含むパラジウム触媒
の存在中の式21の化合物との反応によって製造すること
ができる。反応媒体は、更に所望により、トリアリール
ホスフィン又はトリアルキルホスフィンを含んでいても
よく、その例は、制約されるものではないが、トリフェ
ニルホスフィン、トリ(o−トリル)ホスフィン及びト
リt−ブチルホスフィンを含む。不活性溶媒は、制約さ
れるものではないが、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、及びジメトキシエタンを含む。好ましくは、反応は
臭化エチルマグネシウムを加えたテトラヒドロフラン中
に、続いて塩化亜鉛を加え、引き続いて式21の化合物及
びtetrakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)を加え、そして反応物を室温〜70℃に加熱して行
われる。
は25の化合物の、制約されるものではないが、以下の試
薬: a)アルキルが、制約されるものではないが、メチル、
エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含むアル
キルマグネシウムの塩化物、臭化物又はヨウ化物、又は
引き続き塩化亜鉛、臭化亜鉛、又はヨウ化亜鉛で処理さ
れるマグネシウム(0)、又は b)アルキルが、制約されるものではないが、メチル、
エチル、イソプロピル、若しくはt−ブチルを含む塩化
アルキル亜鉛、臭化アルキル亜鉛又はヨウ化アルキル亜
鉛のような試薬、又は亜鉛(0)及び塩化亜鉛、臭化亜
鉛若しくはヨウ化亜鉛、との反応、それに続く制約され
るものではないが、tetrakis(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、
塩化アリルパラジウム二量体、及びtris(ジベンジリデ
ンアセトン)ジパラジウム(0)を含むパラジウム触媒
の存在中の式21の化合物との反応によって製造すること
ができる。反応媒体は、更に所望により、トリアリール
ホスフィン又はトリアルキルホスフィンを含んでいても
よく、その例は、制約されるものではないが、トリフェ
ニルホスフィン、トリ(o−トリル)ホスフィン及びト
リt−ブチルホスフィンを含む。不活性溶媒は、制約さ
れるものではないが、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、及びジメトキシエタンを含む。好ましくは、反応は
臭化エチルマグネシウムを加えたテトラヒドロフラン中
に、続いて塩化亜鉛を加え、引き続いて式21の化合物及
びtetrakis(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)を加え、そして反応物を室温〜70℃に加熱して行
われる。
【0394】
【化237】
【0395】別の方法として、式20の化合物は、式26の
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、ホルムアミドとの
反応によって、約120℃〜220℃の高い温度で製造するこ
とができる。好ましくは反応は、ホルムアミド中で160
℃で行われる。
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、ホルムアミドとの
反応によって、約120℃〜220℃の高い温度で製造するこ
とができる。好ましくは反応は、ホルムアミド中で160
℃で行われる。
【0396】別の方法として、式20の化合物は、式26の
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、塩基を加えた又は
加えない極性溶媒中の酢酸ホルムアミジンとの、25℃〜
200℃間の温度での反応によって製造することができ
る。極性溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメ
チルホルミアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニト
リル、ホルムアミド、及びジメチルスルホキシドを含
む。塩基の例は、制約されるものではないが、酢酸カリ
ウム及び酢酸ナトリウムを含む。好ましくは、反応は酢
酸カリウムを加えたジメチルホルムアミド中で、65℃で
行われる。
化合物の遊離の塩基又は酸付加塩の、塩基を加えた又は
加えない極性溶媒中の酢酸ホルムアミジンとの、25℃〜
200℃間の温度での反応によって製造することができ
る。極性溶媒の例は、制約されるものではないが、ジメ
チルホルミアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニト
リル、ホルムアミド、及びジメチルスルホキシドを含
む。塩基の例は、制約されるものではないが、酢酸カリ
ウム及び酢酸ナトリウムを含む。好ましくは、反応は酢
酸カリウムを加えたジメチルホルムアミド中で、65℃で
行われる。
【0397】
【化238】
【0398】本発明によれば、式16の化合物は、式32の
化合物を、R16保護基を除去するために適当な条件下で
反応させることによって製造することができる。R16が
カルバミン酸tert−ブチル(BOC)の場合、反応は、水
を加えた又は加えない、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素
酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、トリフ
ル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸により行われ
る。反応は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジ
クロロエタン、テトラクロロエタン、ジオキサン、及び
ジクロロメタンを含む各種の極性又は非極性溶媒中で、
25℃〜200℃にわたる温度範囲で行うことができる。好
ましくは、反応は6NのHClを加えたメタノール中で50℃
で行われる。
化合物を、R16保護基を除去するために適当な条件下で
反応させることによって製造することができる。R16が
カルバミン酸tert−ブチル(BOC)の場合、反応は、水
を加えた又は加えない、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素
酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、トリフ
ル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸により行われ
る。反応は、制約されるものではないが、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、tertブタノール、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセ
トニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジ
クロロエタン、テトラクロロエタン、ジオキサン、及び
ジクロロメタンを含む各種の極性又は非極性溶媒中で、
25℃〜200℃にわたる温度範囲で行うことができる。好
ましくは、反応は6NのHClを加えたメタノール中で50℃
で行われる。
【0399】本発明によれば、式32の化合物は、式31の
化合物の不活性溶媒中のトリアルキル又はトリアリール
ホスフィン及び式R5OC(O)N=N(O)OR5の試薬との反
応によって製造される。ホスフィンの例は、制約される
ものではないが、トリフェニルホスフィン、トリメチル
ホスフィン、トリt−ブチルホスフィン、又はトリブチ
ルホスフィンを含む。不活性溶媒の例は、制約されるも
のではないが、ジクロロメタン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、アセトニトリル又はテト
ラヒドロフランを含む。好ましくは、反応はテトラヒド
ロフラン中のトリフェニルホスフィン及びアザジカルボ
ン酸ジtert−ブチルによって、0℃〜室温で行われる。
化合物の不活性溶媒中のトリアルキル又はトリアリール
ホスフィン及び式R5OC(O)N=N(O)OR5の試薬との反
応によって製造される。ホスフィンの例は、制約される
ものではないが、トリフェニルホスフィン、トリメチル
ホスフィン、トリt−ブチルホスフィン、又はトリブチ
ルホスフィンを含む。不活性溶媒の例は、制約されるも
のではないが、ジクロロメタン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、アセトニトリル又はテト
ラヒドロフランを含む。好ましくは、反応はテトラヒド
ロフラン中のトリフェニルホスフィン及びアザジカルボ
ン酸ジtert−ブチルによって、0℃〜室温で行われる。
【0400】本発明によれば、式31の化合物は、式30の
化合物の、アルコール保護基R17を除去するために適当
な条件下での脱保護によって製造することができる。 a)R17が、三置換シリル、二置換ケタール、又は一置換
アセタールの場合、反応は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化
水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、ト
リフル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸との反応で
あり;又は、 b)R17が三置換シリルの場合、反応は、制約されるもの
ではないが、フッ化テトラブチルアンモニウム、フッ化
水素酸、HF−ピリジン、フッ化カリウム、フッ化セシウ
ム、及びフッ化ナトリウムを含むフッ素供給源との反応
であり、反応は、水を加えた又は加えない、制約される
ものではないが、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチ
ルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホ
キシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含
む極性又は非極性溶媒中の、約25℃〜200℃にわたるの
温度範囲で行われる。これはR17の除去に充分なはずで
ある。好ましくは、R17がtert−ブチルジメチルシリル
の場合、反応はフッ化テトラブチルアンモニウムを加え
たテトラヒドロフラン中で行われる。
化合物の、アルコール保護基R17を除去するために適当
な条件下での脱保護によって製造することができる。 a)R17が、三置換シリル、二置換ケタール、又は一置換
アセタールの場合、反応は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化
水素酸、硫酸、硝酸、アルキルスルホン酸、トシ酸、ト
リフル酸、又はトリフルオロ酢酸のような酸との反応で
あり;又は、 b)R17が三置換シリルの場合、反応は、制約されるもの
ではないが、フッ化テトラブチルアンモニウム、フッ化
水素酸、HF−ピリジン、フッ化カリウム、フッ化セシウ
ム、及びフッ化ナトリウムを含むフッ素供給源との反応
であり、反応は、水を加えた又は加えない、制約される
ものではないが、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、tert−ブタノール、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチ
ルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホ
キシド、酢酸、ギ酸、トルエン、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含
む極性又は非極性溶媒中の、約25℃〜200℃にわたるの
温度範囲で行われる。これはR17の除去に充分なはずで
ある。好ましくは、R17がtert−ブチルジメチルシリル
の場合、反応はフッ化テトラブチルアンモニウムを加え
たテトラヒドロフラン中で行われる。
【0401】R17が、−C(O)OR5又はR6の場合、保護基
は求核試薬によって切断することができる。これは以下
を含む: a)反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う、アルコール性又は水性溶媒中の加溶媒分解。アルコ
ール性溶媒の例は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、及びtert−ブタ
ノールを含む。使用可能な塩基の例は、制約されるもの
ではないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化
カリウム、及び水酸化バリウムを含み;又は、 b)制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、
酢酸エチル及びトルエンを含む溶媒中の、制約されるも
のではないが、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、アルカンチオール、又は水酸化
物を含む求核試薬による。
は求核試薬によって切断することができる。これは以下
を含む: a)反応を促進するための所望による塩基の添加を伴な
う、アルコール性又は水性溶媒中の加溶媒分解。アルコ
ール性溶媒の例は、制約されるものではないが、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、及びtert−ブタ
ノールを含む。使用可能な塩基の例は、制約されるもの
ではないが、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、フッ化
カリウム、及び水酸化バリウムを含み;又は、 b)制約されるものではないが、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、tertブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリ
ル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
クロロメタン、テトラクロロエタン、ジクロロエタン、
酢酸エチル及びトルエンを含む溶媒中の、制約されるも
のではないが、水酸化アンモニウム、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、アルカンチオール、又は水酸化
物を含む求核試薬による。
【0402】好ましくは、この脱保護は、炭酸カリウム
を加えたメタノール中で、室温で行われる。本発明によ
れば、式30の化合物は、式29の化合物の、極性溶媒中の
式20の化合物及び塩基との反応によって製造することが
できる。使用することができる塩基の例は、制約される
ものではないが、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブ
トキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムヘキ
サメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジ
ド、及びリチウムジイソプロピルアミドを含む。使用す
ることができる溶媒の例は、制約されるものではない
が、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、及びジメチルスルホキシドを含む。好ましく
は、反応はジメチルホルムアミド中の水素化ナトリウム
によって行われる。
を加えたメタノール中で、室温で行われる。本発明によ
れば、式30の化合物は、式29の化合物の、極性溶媒中の
式20の化合物及び塩基との反応によって製造することが
できる。使用することができる塩基の例は、制約される
ものではないが、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブ
トキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムヘキ
サメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジ
ド、及びリチウムジイソプロピルアミドを含む。使用す
ることができる溶媒の例は、制約されるものではない
が、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、
アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロ
フラン、及びジメチルスルホキシドを含む。好ましく
は、反応はジメチルホルムアミド中の水素化ナトリウム
によって行われる。
【0403】本発明によれば、式29の化合物は、式28の
化合物の不活性溶媒中のメシル化剤及び塩基との反応に
よって製造することができる。メシル化剤は、制約され
るものではないが、無水メシル酸、塩化メシル、及び臭
化メシルを含む。使用可能な塩基は、制約されるもので
はないが、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチル
アミンのようなトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジ
ン、及びジメチルアミノピリジンを含む。不活性溶媒の
例は、制約されるものではないが、テトラヒドロフラ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、ジオキサ
ン、及びジクロロメタンを含む。好ましくは、反応はジ
クロロメタン中の塩化メシル及びトリエチルアミンによ
って行われる。
化合物の不活性溶媒中のメシル化剤及び塩基との反応に
よって製造することができる。メシル化剤は、制約され
るものではないが、無水メシル酸、塩化メシル、及び臭
化メシルを含む。使用可能な塩基は、制約されるもので
はないが、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチル
アミンのようなトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジ
ン、及びジメチルアミノピリジンを含む。不活性溶媒の
例は、制約されるものではないが、テトラヒドロフラ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、ジオキサ
ン、及びジクロロメタンを含む。好ましくは、反応はジ
クロロメタン中の塩化メシル及びトリエチルアミンによ
って行われる。
【0404】本発明によれば、式28の化合物は、式27の
化合物の、制約されるものではないが、ジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジ
メチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルス
ルホキシド、トルエン、ジクロロエタン、テトラクロロ
エタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含む非プロ
トン性溶媒中の、制約されるものではないが、三置換シ
リル塩化物、三置換シリルイミダゾール、三置換シリル
トリフラート、酸塩化物、酸無水物、クロロギ酸塩、炭
酸塩無水物、混合無水物、及びイソシアナートを含む試
薬、及び制約されるものではないが、イミダゾール、ト
リアルキルアミン、トリエチルアミン又はジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン、ルチジン、及びジメチルア
ミノピリジンを含む塩基とによる、選択的保護によって
製造することができる。好ましくは、反応はジクロロメ
タン中の塩化tert−ブチルジメチルシリル及びイミダゾ
ールによって、0℃で行われる。
化合物の、制約されるものではないが、ジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジ
メチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルス
ルホキシド、トルエン、ジクロロエタン、テトラクロロ
エタン、ジオキサン、及びジクロロメタンを含む非プロ
トン性溶媒中の、制約されるものではないが、三置換シ
リル塩化物、三置換シリルイミダゾール、三置換シリル
トリフラート、酸塩化物、酸無水物、クロロギ酸塩、炭
酸塩無水物、混合無水物、及びイソシアナートを含む試
薬、及び制約されるものではないが、イミダゾール、ト
リアルキルアミン、トリエチルアミン又はジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン、ルチジン、及びジメチルア
ミノピリジンを含む塩基とによる、選択的保護によって
製造することができる。好ましくは、反応はジクロロメ
タン中の塩化tert−ブチルジメチルシリル及びイミダゾ
ールによって、0℃で行われる。
【0405】
【化239】
【0406】もう一つの態様において、式16の化合物
は、式33の化合物の、ナトリウムトリアセトキシボロヒ
ドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのような金属
水素化物還元剤による酸性の条件下の還元によって製造
することができる。溶媒は、制約されるものではない
が、酢酸、アセトニトリル、又は酢酸のような酸添加物
を加えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒
は、制約されるものではないが、エタノール、メタノー
ル、イソプロパノール、及びtert−ブタノールを含む。
好ましくは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリアセ
トキシボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
は、式33の化合物の、ナトリウムトリアセトキシボロヒ
ドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのような金属
水素化物還元剤による酸性の条件下の還元によって製造
することができる。溶媒は、制約されるものではない
が、酢酸、アセトニトリル、又は酢酸のような酸添加物
を加えたアルコール性溶媒を含む。アルコール性溶媒
は、制約されるものではないが、エタノール、メタノー
ル、イソプロパノール、及びtert−ブタノールを含む。
好ましくは、反応は室温で、過剰のナトリウムトリアセ
トキシボロヒドリドを加えた酢酸中で行われる。
【0407】本発明によれば、式(33)の化合物は、以
下の式:
下の式:
【0408】
【化240】
【0409】の化合物の式: R16NHNH2 の試薬との、中性又は酸性の条件下の反応によって製造
することができる。添加物、溶媒、又は補助溶媒として
含まれるいくつかの代表的な酸は、酢酸及びギ酸であ
り、使用可能な溶媒は、制約されるものではないが、
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert
ブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テト
ラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタ
ン、ジクロロエタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。
中性の条件の例は、酸を加えない溶媒中の反応物を、80
℃〜110℃間に加熱することである。好ましくは、反応
は酢酸中又は酢酸を加えたエタノール中で、室温で行わ
れる。
することができる。添加物、溶媒、又は補助溶媒として
含まれるいくつかの代表的な酸は、酢酸及びギ酸であ
り、使用可能な溶媒は、制約されるものではないが、
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert
ブタノール、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ジノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミド、テト
ラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエタ
ン、ジクロロエタン、酢酸エチル及びトルエンを含む。
中性の条件の例は、酸を加えない溶媒中の反応物を、80
℃〜110℃間に加熱することである。好ましくは、反応
は酢酸中又は酢酸を加えたエタノール中で、室温で行わ
れる。
【0410】もう一つの態様において、式16の化合物
は、以下の式:
は、以下の式:
【0411】
【化241】
【0412】の化合物の式: R16NHNH2 の試薬との、酸性の条件下での種々の溶媒中での反応、
それに続く酸性条件下での、ナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのよう
な金属水素化物還元剤による還元によって製造されるも
のを含む。添加物、溶媒又は補助溶媒として使用するこ
とができる代表的な酸のいくつかは、制約されるもので
はないが、酢酸及びギ酸を含み、そして使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、アセトニトリル、ジク
ロロメタン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタン
を含む。好ましくは、反応は室温の酢酸中で行われ、引
き続いてナトリウムトリアセトキシボロヒドリドによる
還元によって行われる。
それに続く酸性条件下での、ナトリウムトリアセトキシ
ボロヒドリド又はナトリウムシアノボロヒドリドのよう
な金属水素化物還元剤による還元によって製造されるも
のを含む。添加物、溶媒又は補助溶媒として使用するこ
とができる代表的な酸のいくつかは、制約されるもので
はないが、酢酸及びギ酸を含み、そして使用可能な溶媒
は、制約されるものではないが、アセトニトリル、ジク
ロロメタン、テトラクロロエタン、及びジクロロエタン
を含む。好ましくは、反応は室温の酢酸中で行われ、引
き続いてナトリウムトリアセトキシボロヒドリドによる
還元によって行われる。
【0413】本発明は、以下の実施例によって例示され
るが、しかしその詳細に限定されるものではない。
るが、しかしその詳細に限定されるものではない。
【0414】
【実施例】実施例1 2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11−ヒ
ドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12−カ
ルバミン酸塩(2) 窒素雰囲気下の200Lの乾燥した容器に、26ガロンのIPE
及び11ガロンのTHFを入れた。11.92kgの2’,4”−ビ
ス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシンA
(1)(14.33mol)を加え、続いて11.62kgのCDI(7
1.65mol)及び6.54kgのDBU(43mol)を加えた。白色
のスラリーを45−50℃で2.5時間加熱した。反応物を、
10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O−アセチル−1
2−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチルエリスロ
マイシンA(5)への完全な転換について分析した。完結
した時点で、反応物を0℃に冷却し、そして5.6Lのヒド
ラジン水和物(114.64mol)をゆっくり加えた。反応物
を1時間撹拌し、そして完結について分析した。IPE及び
THFを真空中で除去し、そして23Lの水を加えた。固体を
15℃で2.5時間粒状化し、次いで濾過し、そして10Lの
水で洗浄した。固体を55℃の空気で乾燥した。合計10.
8kgの2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11
−ヒドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12
−カルバミン酸塩(2)を得た(12.4mol、83%)。
ドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12−カ
ルバミン酸塩(2) 窒素雰囲気下の200Lの乾燥した容器に、26ガロンのIPE
及び11ガロンのTHFを入れた。11.92kgの2’,4”−ビ
ス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシンA
(1)(14.33mol)を加え、続いて11.62kgのCDI(7
1.65mol)及び6.54kgのDBU(43mol)を加えた。白色
のスラリーを45−50℃で2.5時間加熱した。反応物を、
10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O−アセチル−1
2−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチルエリスロ
マイシンA(5)への完全な転換について分析した。完結
した時点で、反応物を0℃に冷却し、そして5.6Lのヒド
ラジン水和物(114.64mol)をゆっくり加えた。反応物
を1時間撹拌し、そして完結について分析した。IPE及び
THFを真空中で除去し、そして23Lの水を加えた。固体を
15℃で2.5時間粒状化し、次いで濾過し、そして10Lの
水で洗浄した。固体を55℃の空気で乾燥した。合計10.
8kgの2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11
−ヒドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12
−カルバミン酸塩(2)を得た(12.4mol、83%)。
【0415】実施例2: 2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11−ヒ
ドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエリスロノ
リドA,11,12−カルバミン酸塩(9) 200Lの反応器に、24Lのメタノール及び0.94Lの12NのHC
l(10.6mol)を入れた。溶液を30℃に調節し、そして
4.7kgの2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ
−11−ヒドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,1
1,12−カルバミン酸塩(2)(5.3mol)を加えた。反
応物を10分間撹拌して、固体を溶解し、次いで45℃で5
時間加熱した。一旦反応が完結した時点で、メタノール
を真空中で除去し、そして内部温度を20℃に調節した。
反応物を24Lの水中の炭酸ナトリウム(1.7kg、16mol)
及び47LのEtOAc間で抽出した。水層を分離し、そして有
機層を少ない体積まで濃縮した。3.5LのIPEを加え、そ
して固体を20℃で12時間粒状化した。固体を濾過し、3L
のIPEで洗浄し、そして真空中で乾燥して、2.55kg
(3.80mol、67%)の2’,4”−ビス−O−アセチル−1
1−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−
O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩
(9)を得た。
ドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエリスロノ
リドA,11,12−カルバミン酸塩(9) 200Lの反応器に、24Lのメタノール及び0.94Lの12NのHC
l(10.6mol)を入れた。溶液を30℃に調節し、そして
4.7kgの2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ
−11−ヒドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,1
1,12−カルバミン酸塩(2)(5.3mol)を加えた。反
応物を10分間撹拌して、固体を溶解し、次いで45℃で5
時間加熱した。一旦反応が完結した時点で、メタノール
を真空中で除去し、そして内部温度を20℃に調節した。
反応物を24Lの水中の炭酸ナトリウム(1.7kg、16mol)
及び47LのEtOAc間で抽出した。水層を分離し、そして有
機層を少ない体積まで濃縮した。3.5LのIPEを加え、そ
して固体を20℃で12時間粒状化した。固体を濾過し、3L
のIPEで洗浄し、そして真空中で乾燥して、2.55kg
(3.80mol、67%)の2’,4”−ビス−O−アセチル−1
1−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−
O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩
(9)を得た。
【0416】実施例3: 2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10) 窒素雰囲気下の乾燥した反応器に、32Lのイソプロパノ
ール(IPO)、6.83kgの2’,4”−ビス−O−アセチル
−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−
6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸
塩(9)(10.2mol)、及び13.6kgのMeONH3Cl(162.6
mol)を室温で入れた。反応物を83℃で32時間加熱し
た。一旦反応が完結した時点で(HPLC分析により)、反
応物を25℃に冷却し、そして65LのEtOAcを加えた。54L
の水中の17kgのNa2CO3(162.6mol)をゆっくり加え
た。水層のpHは、添加の完了後9より大であった。各層
を30分間静置し、次いで分離した。ジャケット温度を45
℃に調節し、そして有機物を真空中で除去して、撹拌可
能な最低の体積にした。ジャケットを15℃まで冷却し、
そして30LのEtOAcをスラリーに加えた。固体を2.5時間
粒状化し、次いで濾過し、6LのEtOAcで洗浄し、そして
真空中で乾燥して、4.55kgの2’,4”−ビス−O−アセ
チル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−11−デオキシ
−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエ
リスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩(10)を得た
(6.49mol、64%)。
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10) 窒素雰囲気下の乾燥した反応器に、32Lのイソプロパノ
ール(IPO)、6.83kgの2’,4”−ビス−O−アセチル
−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−
6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸
塩(9)(10.2mol)、及び13.6kgのMeONH3Cl(162.6
mol)を室温で入れた。反応物を83℃で32時間加熱し
た。一旦反応が完結した時点で(HPLC分析により)、反
応物を25℃に冷却し、そして65LのEtOAcを加えた。54L
の水中の17kgのNa2CO3(162.6mol)をゆっくり加え
た。水層のpHは、添加の完了後9より大であった。各層
を30分間静置し、次いで分離した。ジャケット温度を45
℃に調節し、そして有機物を真空中で除去して、撹拌可
能な最低の体積にした。ジャケットを15℃まで冷却し、
そして30LのEtOAcをスラリーに加えた。固体を2.5時間
粒状化し、次いで濾過し、6LのEtOAcで洗浄し、そして
真空中で乾燥して、4.55kgの2’,4”−ビス−O−アセ
チル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−11−デオキシ
−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエ
リスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩(10)を得た
(6.49mol、64%)。
【0417】実施例4: 2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10) 2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11−ヒ
ドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12−カ
ルバミン酸塩(2)(0.936g、1.07mmol)を、10mLのI
POに懸濁し、そして0.45gのMeONH3Cl(5.4mmol)を加
えた。反応物を80℃で18時間加熱した。反応物を25℃に
冷却し、そして0.27gのMeONH3Cl(3.2mmol)を加え
た。反応物を90℃で18時間加熱した。EtOAcを加え、そ
して混合物を水で2回、そして食塩水で1回抽出した。有
機物をNa2SO4で乾燥し、そして濃縮して、1.01gの
2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10)を得た。産物は、EtOAcから再結晶
化して精製してもよい。
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10) 2’,4”−ビス−O−アセチル−11−デオキシ−11−ヒ
ドラゾ−6−O−メチルエリスロマイシンA,11,12−カ
ルバミン酸塩(2)(0.936g、1.07mmol)を、10mLのI
POに懸濁し、そして0.45gのMeONH3Cl(5.4mmol)を加
えた。反応物を80℃で18時間加熱した。反応物を25℃に
冷却し、そして0.27gのMeONH3Cl(3.2mmol)を加え
た。反応物を90℃で18時間加熱した。EtOAcを加え、そ
して混合物を水で2回、そして食塩水で1回抽出した。有
機物をNa2SO4で乾燥し、そして濃縮して、1.01gの
2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10)を得た。産物は、EtOAcから再結晶
化して精製してもよい。
【0418】実施例5: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11 −メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチリジン]アミノ]−14−O−メチルオキシム(1
2) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(8.1g、24.4
mmol)を、120mLのHOAcに溶解し、そして2’,4”−ビ
ス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−1
1−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−
O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩
(10)(11.3g、16.1mmol)を加えた。全ての固体は1
5分後溶解した。1時間後、反応物を1.25Lの水中の250g
の炭酸ナトリウム及び400mLのEtOAc中に注いだ。水層を
除去し、有機物を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を真空中で除去して、15.1gの(1
2)を得た。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11 −メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチリジン]アミノ]−14−O−メチルオキシム(1
2) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(8.1g、24.4
mmol)を、120mLのHOAcに溶解し、そして2’,4”−ビ
ス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−1
1−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−
O−メチルエリスロノリドA,11,12−カルバミン酸塩
(10)(11.3g、16.1mmol)を加えた。全ての固体は1
5分後溶解した。1時間後、反応物を1.25Lの水中の250g
の炭酸ナトリウム及び400mLのEtOAc中に注いだ。水層を
除去し、有機物を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を真空中で除去して、15.1gの(1
2)を得た。
【0419】実施例6: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチリジン]アミノ]−14−O−メチルオキシム(1
2) エタノール中のクロトンアルデヒド(2mmol)の撹拌さ
れた溶液に、酢酸(6mmol)及び3−(1(3)H−イミダ
ゾール−4−イル)−ピリジン(6mmol)を加える。反応
物を48時間撹拌し、そして(R/S)−3−(4−ピリジン
−3−イル−イミダゾール−1−イル)−ブタン−1−ア
ール(11)の形成について分析する。(11)が完全に形
成した後、式10の化合物を加え、そして混合物を1時間
撹拌する。反応物を炭酸ナトリウム中に注ぎ、そして酢
酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして真空中で濃縮して、(12)を得る。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチリジン]アミノ]−14−O−メチルオキシム(1
2) エタノール中のクロトンアルデヒド(2mmol)の撹拌さ
れた溶液に、酢酸(6mmol)及び3−(1(3)H−イミダ
ゾール−4−イル)−ピリジン(6mmol)を加える。反応
物を48時間撹拌し、そして(R/S)−3−(4−ピリジン
−3−イル−イミダゾール−1−イル)−ブタン−1−ア
ール(11)の形成について分析する。(11)が完全に形
成した後、式10の化合物を加え、そして混合物を1時間
撹拌する。反応物を炭酸ナトリウム中に注ぎ、そして酢
酸エチルで抽出する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして真空中で濃縮して、(12)を得る。
【0420】実施例7: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 60mLのHOAc中の13.5gの(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,
11R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキ
シ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチ
ル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−
イミダゾール−1−イル]ブチリジン]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(12)(15mmol)に、NaHB(OAc)
3(11.1g、52.5mmol)を25℃で加えた。2時間後、反
応物を700mLの水中の130gの炭酸ナトリウム及び400mLの
EtOAc中に注いだ。水層を除去し、有機物を食塩水で洗
浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空中
で除去して、13.3gの(13)を得た。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 60mLのHOAc中の13.5gの(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,
11R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキ
シ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチ
ル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−
イミダゾール−1−イル]ブチリジン]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(12)(15mmol)に、NaHB(OAc)
3(11.1g、52.5mmol)を25℃で加えた。2時間後、反
応物を700mLの水中の130gの炭酸ナトリウム及び400mLの
EtOAc中に注いだ。水層を除去し、有機物を食塩水で洗
浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空中
で除去して、13.3gの(13)を得た。
【0421】実施例8: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(1.5mmol)を、15mL
のHOAc中に溶解し、そして2’,4”−ビス−O−アセチ
ル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−11−デオキシ−
11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエリ
スロノリドA,11,12−カルバミン酸塩(10)(1mmol)
を加える。1時間後、NaHB(OAc)3(10mmol)を25℃で
加える。2時間後、反応物を水中の炭酸ナトリウム及びE
tOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物を食塩水で洗浄
し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を真空中で
除去して、(13)を得る。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(1.5mmol)を、15mL
のHOAc中に溶解し、そして2’,4”−ビス−O−アセチ
ル−9−デオキソ−9−メトキシイミノ−11−デオキシ−
11−ヒドラゾ−5−O−デソサミニル−6−O−メチルエリ
スロノリドA,11,12−カルバミン酸塩(10)(1mmol)
を加える。1時間後、NaHB(OAc)3(10mmol)を25℃で
加える。2時間後、反応物を水中の炭酸ナトリウム及びE
tOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物を食塩水で洗浄
し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を真空中で
除去して、(13)を得る。
【0422】実施例9: (3aS,4R,7R,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10
−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−
(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−
d]オキサゾール−2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラ
オン4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3a、7,9,1
1,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4−
(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチ
ル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(14) −7℃の、40mLの塩化メチレン及び8mLのDMSO中の(3a
S,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10
−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−
(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−
d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−エ
チルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3a、
7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−
[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13)
(3.65g、4.06mmol)に、TFAA(1.13mL、8.11mmo
l)を加えた。反応物を45分間撹拌し、そしてトリエチ
ルアミン(2.3mL、16.2mmol)を加えた。反応物を25
℃まで温め、そして1時間撹拌した。200mLのEtOAcを加
え、そして溶液を食塩水で3回、飽和炭酸ナトリウムで1
回、そして食塩水で1回洗浄し、次いで硫酸ナトリウム
で乾燥した。有機物を真空中で濃縮して、3.71gの(1
4)を得た。
−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−
(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−
d]オキサゾール−2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラ
オン4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3a、7,9,1
1,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4−
(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチ
ル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(14) −7℃の、40mLの塩化メチレン及び8mLのDMSO中の(3a
S,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10
−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−
(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−
d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−エ
チルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3a、
7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−
[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13)
(3.65g、4.06mmol)に、TFAA(1.13mL、8.11mmo
l)を加えた。反応物を45分間撹拌し、そしてトリエチ
ルアミン(2.3mL、16.2mmol)を加えた。反応物を25
℃まで温め、そして1時間撹拌した。200mLのEtOAcを加
え、そして溶液を食塩水で3回、飽和炭酸ナトリウムで1
回、そして食塩水で1回洗浄し、次いで硫酸ナトリウム
で乾燥した。有機物を真空中で濃縮して、3.71gの(1
4)を得た。
【0423】実施例10: (3aS,4R,7R,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10
−[[3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)
−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−
オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−
2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラオン4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(15) 1gの(3aS,4R,7R,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,8,14(1H,7H,9H)−テト
ラオン4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3a、7,
9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4
−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブ
チル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(14)を、8mL
のメタノールに溶解し、そして触媒としての炭酸カリウ
ムを加えた。反応物を18時間撹拌し、次いで濃縮して、
0.97gの物質を得た。
−[[3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)
−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−
オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−
2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラオン4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(15) 1gの(3aS,4R,7R,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,8,14(1H,7H,9H)−テト
ラオン4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3a、7,
9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4
−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブ
チル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(14)を、8mL
のメタノールに溶解し、そして触媒としての炭酸カリウ
ムを加えた。反応物を18時間撹拌し、次いで濃縮して、
0.97gの物質を得た。
【0424】実施例11: (3aS,4R,7R,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10
−[[3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)
−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−
オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−
2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラオン4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(15) −7℃の、塩化メチレン及びDMSO中の(3aS,4R,7R,8
S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−
アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミ
ノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2
H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール
−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ
−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,1
5−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリ
ジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミ
ノ]−14−O−メチルオキシム(13)(1mmol)にTFAA
(4mmol)が加えられるであろう。反応物は45分間撹拌
され、そしてトリエチルアミン(8mmol)が加えられる
であろう。反応物は25℃に加熱され、そして1時間撹拌
されるであろう。EtOAcが加えられ、そして溶液は食塩
水で3回、飽和炭酸ナトリウムで1回、そして食塩水で1
回洗浄され、次いで硫酸ナトリウムで乾燥されるであろ
う。有機物は真空中で濃縮されて、(15)を得るであろ
う。
−[[3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)
−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−
オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−
2,6,8,14(1H,7H,9H)−テトラオン4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(15) −7℃の、塩化メチレン及びDMSO中の(3aS,4R,7R,8
S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−
アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミ
ノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2
H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール
−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ
−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,1
5−ヘキサメチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリ
ジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミ
ノ]−14−O−メチルオキシム(13)(1mmol)にTFAA
(4mmol)が加えられるであろう。反応物は45分間撹拌
され、そしてトリエチルアミン(8mmol)が加えられる
であろう。反応物は25℃に加熱され、そして1時間撹拌
されるであろう。EtOAcが加えられ、そして溶液は食塩
水で3回、飽和炭酸ナトリウムで1回、そして食塩水で1
回洗浄され、次いで硫酸ナトリウムで乾燥されるであろ
う。有機物は真空中で濃縮されて、(15)を得るであろ
う。
【0425】実施例12: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 4mLの塩化メチレン中の0.555gの(3aS,4R,7R,8S,9
S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10−[[3,4,6−ト
リデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−
ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラ
デシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)
−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−
メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−
[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダ
ゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオ
キシム(13)(0.62mmol)に、0.2mLのAc2O(2.1mmo
l)を加えた。10分後、反応物を飽和炭酸ナトリウム中
に注ぎ、そして塩化メチレンで2回抽出した。有機物を
硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、
0.51gの物質を得た。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 4mLの塩化メチレン中の0.555gの(3aS,4R,7R,8S,9
S,10R,11R,13R,15R,15aR)−10−[[3,4,6−ト
リデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−
ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラ
デシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)
−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−
メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−
[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダ
ゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオ
キシム(13)(0.62mmol)に、0.2mLのAc2O(2.1mmo
l)を加えた。10分後、反応物を飽和炭酸ナトリウム中
に注ぎ、そして塩化メチレンで2回抽出した。有機物を
硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、
0.51gの物質を得た。
【0426】実施例13: 10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O−アセチル−1
2−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチルエリスロ
マイシンA(5) 窒素雰囲気下の乾燥した容器に、THFを入れる。2’,
4”−ビス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシ
ンA(1)(1mol)を加え、続いてCDI(5mol)及びDBU
(3mol)を加える。反応物を45−50℃で2.5時間加熱す
る。反応物を10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O
−アセチル−12−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−
メチルエリスロマイシンA(5)への完全な転換について
分析する。完結した時点で、反応物を25℃に冷却し、そ
して水を加える。水層を分離し、そして有機溶媒を真空
中で除去する。次いで産物5を単離する。
2−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチルエリスロ
マイシンA(5) 窒素雰囲気下の乾燥した容器に、THFを入れる。2’,
4”−ビス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシ
ンA(1)(1mol)を加え、続いてCDI(5mol)及びDBU
(3mol)を加える。反応物を45−50℃で2.5時間加熱す
る。反応物を10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O
−アセチル−12−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−
メチルエリスロマイシンA(5)への完全な転換について
分析する。完結した時点で、反応物を25℃に冷却し、そ
して水を加える。水層を分離し、そして有機溶媒を真空
中で除去する。次いで産物5を単離する。
【0427】実施例14: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17) THF中の10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O−アセ
チル−12−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチル
エリスロマイシンA(5)の溶液に、THF中の1当量の3−
[1−[(1R)−3−ヒドラジノ−1−メチルプロピル]
−1H−イミダゾール−4−イル]ピリジン(16)を加え
る。反応物を室温で撹拌し、そして完結度について分析
する。反応が18を製造しそして17を製造しない場合、KO
tBuのような塩基を加える。完結した時点で、反応物を
水でクエンチし、EtOAcを加え、そして水層を分離す
る。EtOAc及びTHFを真空中で除去し、そして産物(17)
を単離する。
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17) THF中の10,11−アンヒドロ−2’,4”−ビス−O−アセ
チル−12−O−イミダゾイルカルボニル−6−O−メチル
エリスロマイシンA(5)の溶液に、THF中の1当量の3−
[1−[(1R)−3−ヒドラジノ−1−メチルプロピル]
−1H−イミダゾール−4−イル]ピリジン(16)を加え
る。反応物を室温で撹拌し、そして完結度について分析
する。反応が18を製造しそして17を製造しない場合、KO
tBuのような塩基を加える。完結した時点で、反応物を
水でクエンチし、EtOAcを加え、そして水層を分離す
る。EtOAc及びTHFを真空中で除去し、そして産物(17)
を単離する。
【0428】実施例15: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13 ,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17) 窒素雰囲気下の乾燥した容器にTHFを入れる。2’,4”
−ビス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシンA
(1)(1mol)を加え、続いてCDI(5mol)及びDBU(3mo
l)を加える。反応物を45−50℃で2.5時間加熱する。
反応物をアシルイミダゾール5への完全な転換について
分析する。完結した時点で、反応物を25℃に冷却し、そ
して水を加える。反応の終了後、3−[1−[(1R)−3
−ヒドラジノ−1−メチルプロピル]−1H−イミダゾー
ル−4−イル]ピリジン(16)(1mol)を加える。反応
物を撹拌し、そして完結度について分析する。EtOAc及
び水を加え、そして各層を分離し、そして水層を除去す
る。EtOAc及びTHFを真空中で除去しそして産物(17)を
単離する。
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13 ,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17) 窒素雰囲気下の乾燥した容器にTHFを入れる。2’,4”
−ビス−O−アセチル−6−O−メチルエリスロマイシンA
(1)(1mol)を加え、続いてCDI(5mol)及びDBU(3mo
l)を加える。反応物を45−50℃で2.5時間加熱する。
反応物をアシルイミダゾール5への完全な転換について
分析する。完結した時点で、反応物を25℃に冷却し、そ
して水を加える。反応の終了後、3−[1−[(1R)−3
−ヒドラジノ−1−メチルプロピル]−1H−イミダゾー
ル−4−イル]ピリジン(16)(1mol)を加える。反応
物を撹拌し、そして完結度について分析する。EtOAc及
び水を加え、そして各層を分離し、そして水層を除去す
る。EtOAc及びTHFを真空中で除去しそして産物(17)を
単離する。
【0429】実施例16: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ
−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル
−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−2H−オキサ
シクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,1
4(1H,7H)−トリオン(19) 反応器にメタノール及び12NのHCl(5mol)を入れる。温
度を30℃に調節し、そして(3aS,4R,7R,8S,9S,10
R,11R,13R,15R,15aR)−8−[[4−O−アセチル−
2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−
L−リボ−ヘキソピラノシル]オキシ]−4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−10−
[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−(ジ
メチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]
オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]
オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン(17)
(1mol)を加える。反応物を撹拌して、固体を溶解し、
次いで完結するまで45℃に加熱する。一旦反応が完結し
た時点で、メタノールを真空中で除去し、そして内部温
度を20℃に調節する。反応物を水中の炭酸ナトリウム
(6mol)及びEtOAc間で抽出する。水層を分離し、そし
て有機層を少ない体積に濃縮する。次いで産物(19)を
単離する。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ
−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル
−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−2H−オキサ
シクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,1
4(1H,7H)−トリオン(19) 反応器にメタノール及び12NのHCl(5mol)を入れる。温
度を30℃に調節し、そして(3aS,4R,7R,8S,9S,10
R,11R,13R,15R,15aR)−8−[[4−O−アセチル−
2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−
L−リボ−ヘキソピラノシル]オキシ]−4−エチルデカ
ヒドロ−11−メトキシ−3a,7,9,11,13,15−ヘキサ
メチル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−
1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−10−
[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3−(ジ
メチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル]
オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3−d]
オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン(17)
(1mol)を加える。反応物を撹拌して、固体を溶解し、
次いで完結するまで45℃に加熱する。一旦反応が完結し
た時点で、メタノールを真空中で除去し、そして内部温
度を20℃に調節する。反応物を水中の炭酸ナトリウム
(6mol)及びEtOAc間で抽出する。水層を分離し、そし
て有機層を少ない体積に濃縮する。次いで産物(19)を
単離する。
【0430】実施例17: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 窒素雰囲気下の乾燥した反応器に、イソプロパノール、
(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ
−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル
−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−2H−オキサ
シクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,1
4(1H,7H)−トリオン(19)(1mol)、及びMeONH3Cl
(10mol)を室温で入れる。反応物を反応が完結するま
で83℃で加熱する。反応物を25℃に冷却し、そしてEtOA
cを加える。水中のNa2CO3(10mol)溶液をゆっくりと加
える。水層のpHは、添加の完了後9より大である。各層
を30分間静置し、次いで分離する。有機物を真空中で除
去し、そして産物(13)を単離する。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 窒素雰囲気下の乾燥した反応器に、イソプロパノール、
(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ
−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル
−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル]ブチル]アミノ]−2H−オキサ
シクロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,1
4(1H,7H)−トリオン(19)(1mol)、及びMeONH3Cl
(10mol)を室温で入れる。反応物を反応が完結するま
で83℃で加熱する。反応物を25℃に冷却し、そしてEtOA
cを加える。水中のNa2CO3(10mol)溶液をゆっくりと加
える。水層のpHは、添加の完了後9より大である。各層
を30分間静置し、次いで分離する。有機物を真空中で除
去し、そして産物(13)を単離する。
【0431】実施例18: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 窒素雰囲気下の乾燥した容器に、イソプロパノール、
(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17)(1mol)、及びMeONH3Cl(10m
ol)を室温で入れる。反応物を反応が完結するまで83℃
で加熱する。反応物を25℃に冷却し、そしてEtOAcを加
える。水中のNa2CO3(10mol)溶液をゆっくりと加え
る。水層のpHは、添加の完了後9より大である。各層を3
0分間静置し、次いで分離する。有機物を真空中で除去
し、そして産物を単離する。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 窒素雰囲気下の乾燥した容器に、イソプロパノール、
(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−8−[[4−O−アセチル−2,6−ジデオキシ−3−C−
メチル−3−O−メチル−α−L−リボ−ヘキソピラノシ
ル]オキシ]−4−エチルデカヒドロ−11−メトキシ−3
a,7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン(17)(1mol)、及びMeONH3Cl(10m
ol)を室温で入れる。反応物を反応が完結するまで83℃
で加熱する。反応物を25℃に冷却し、そしてEtOAcを加
える。水中のNa2CO3(10mol)溶液をゆっくりと加え
る。水層のpHは、添加の完了後9より大である。各層を3
0分間静置し、次いで分離する。有機物を真空中で除去
し、そして産物を単離する。
【0432】実施例19: (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11) 9mLのエタノール中の1.55mLのクロトンアルデヒド(1
7.1mmol)の撹拌された溶液に、2.1mL(36mmol)の酢
酸及び2.61g(18mmol)の3−(1(3)H−イミダゾール
−4−イル)−ピリジンを加えた。反応物を48時間撹拌
し、次いで酢酸エチル及び1/1の飽和炭酸ナトリウム/
食塩水間で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして真空中で濃縮して、3.49gのアルデヒドを、
アルデヒド及びそのエチルヘミアセタールの混合物、並
びにその半水和物として得た。
−1−イル)−ブタン−1−アール(11) 9mLのエタノール中の1.55mLのクロトンアルデヒド(1
7.1mmol)の撹拌された溶液に、2.1mL(36mmol)の酢
酸及び2.61g(18mmol)の3−(1(3)H−イミダゾール
−4−イル)−ピリジンを加えた。反応物を48時間撹拌
し、次いで酢酸エチル及び1/1の飽和炭酸ナトリウム/
食塩水間で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして真空中で濃縮して、3.49gのアルデヒドを、
アルデヒド及びそのエチルヘミアセタールの混合物、並
びにその半水和物として得た。
【0433】実施例20: 3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピリジン(2
0) 50mLのホルムアミド中の5g(18mmol)の3−(α−ブロ
モアセチル)−ピリジン臭化水素酸塩のスラリーを、18
0℃で8時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、重炭酸
ナトリウムで希釈し、塩化ナトリウムで飽和し、そして
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、真空中で濃縮し、そして産物をアセトン中
に溶解し、そしてジオキサン中の塩酸を加えた。産物20
を濾過し、そしてその二塩酸塩として88%(3.4g)を
単離した。
0) 50mLのホルムアミド中の5g(18mmol)の3−(α−ブロ
モアセチル)−ピリジン臭化水素酸塩のスラリーを、18
0℃で8時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、重炭酸
ナトリウムで希釈し、塩化ナトリウムで飽和し、そして
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、真空中で濃縮し、そして産物をアセトン中
に溶解し、そしてジオキサン中の塩酸を加えた。産物20
を濾過し、そしてその二塩酸塩として88%(3.4g)を
単離した。
【0434】実施例21: 3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピリジン(2
0) 1−トリチル−4−ヨードイミダゾール(7.4kg、17mo
l)を、55Lのテトラヒドロフラン中に溶解し、そして臭
化エチルマグネシウム(20L、メチルt−ブチルエーテル
中の0.95M)を、25℃で20分間にわたって加え、そして
反応物を1.5時間撹拌した。塩化亜鉛(2.75kg、20.3
mol)を加え、そして反応物を再び1.5時間撹拌した。3
−ブロモピリジン(1.7L、17.2mol)を加え、続いてt
etrakisトリフェニルホスフィンパラジウム(0)(84
g)を加えた。反応物を70℃で12時間加熱し、次いで0℃
に冷却し、そして固体を濾過した。固体をジクロロメタ
ン及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA)中に懸濁し、そ
して水中の30%の水酸化ナトリウムを加えて、pHを8に
調節した。各層を分離し、更にEDTAをくわえ、そしてこ
の方法を更に2回繰り返した。次いで有機層を水で洗浄
し、そして5Lに濃縮した。固体を濾過して、3.3kgの1
−トリル−4−(3−ピロリジノ)イミダゾールを得た。
この固体をエタノール(33L)に溶解し、50℃に加熱
し、そして3.5Lの濃塩酸を15分にわたって加えた。反
応物を1.5時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、そして固
体を濾過した。濾過物をメチルt−ブチルエーテル中で
スラリー化し、そして濾過して、1.77kgの産物(20)
をその二塩酸塩として得た(8.2mol、48%)。
0) 1−トリチル−4−ヨードイミダゾール(7.4kg、17mo
l)を、55Lのテトラヒドロフラン中に溶解し、そして臭
化エチルマグネシウム(20L、メチルt−ブチルエーテル
中の0.95M)を、25℃で20分間にわたって加え、そして
反応物を1.5時間撹拌した。塩化亜鉛(2.75kg、20.3
mol)を加え、そして反応物を再び1.5時間撹拌した。3
−ブロモピリジン(1.7L、17.2mol)を加え、続いてt
etrakisトリフェニルホスフィンパラジウム(0)(84
g)を加えた。反応物を70℃で12時間加熱し、次いで0℃
に冷却し、そして固体を濾過した。固体をジクロロメタ
ン及びエチレンジアミン四酢酸(EDTA)中に懸濁し、そ
して水中の30%の水酸化ナトリウムを加えて、pHを8に
調節した。各層を分離し、更にEDTAをくわえ、そしてこ
の方法を更に2回繰り返した。次いで有機層を水で洗浄
し、そして5Lに濃縮した。固体を濾過して、3.3kgの1
−トリル−4−(3−ピロリジノ)イミダゾールを得た。
この固体をエタノール(33L)に溶解し、50℃に加熱
し、そして3.5Lの濃塩酸を15分にわたって加えた。反
応物を1.5時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、そして固
体を濾過した。濾過物をメチルt−ブチルエーテル中で
スラリー化し、そして濾過して、1.77kgの産物(20)
をその二塩酸塩として得た(8.2mol、48%)。
【0435】実施例22: 3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピリジン(2
0) 5mLのジメチルホルムアミド中の酢酸カリウム(370mg)
及び酢酸ホルムアミジン(720mg)に、3−(α−ブロモ
アセチル)−ピリジン臭化水素化物(270mg)を加え、
そして反応物を65℃に加熱した。反応物を24時間撹拌
し、次いで室温に冷却した。
0) 5mLのジメチルホルムアミド中の酢酸カリウム(370mg)
及び酢酸ホルムアミジン(720mg)に、3−(α−ブロモ
アセチル)−ピリジン臭化水素化物(270mg)を加え、
そして反応物を65℃に加熱した。反応物を24時間撹拌
し、次いで室温に冷却した。
【0436】実施例23: 3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピリジン(2
0) DMF中のKOH(4mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニ
ウムの脱ガスされた溶液に、tetrakis(トリフェニルホ
スフィン)パラジウウ(0)(0.05mmol)、1−トリチ
ル−4−ヨードイミダゾール(1.5mmol)、及びジエチ
ル−3−ピリジルボランを加え、そして反応物を24時間
還流する。反応物を濃縮し、そして残渣を水酸化ナトリ
ウムで塩基性化した食塩水及び酢酸エチル間に分配す
る。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮す
る。残渣をエタノールに溶解し、50℃に加熱し、そして
濃塩酸を加える。反応物を1.5時間撹拌し、次いで0℃
に冷却し、そして固体を濾過する。濾過物をメチルt−
ブチルエーテル中でスラリー化し、そして濾過して、産
物(20)をその二塩酸塩として得る。
0) DMF中のKOH(4mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニ
ウムの脱ガスされた溶液に、tetrakis(トリフェニルホ
スフィン)パラジウウ(0)(0.05mmol)、1−トリチ
ル−4−ヨードイミダゾール(1.5mmol)、及びジエチ
ル−3−ピリジルボランを加え、そして反応物を24時間
還流する。反応物を濃縮し、そして残渣を水酸化ナトリ
ウムで塩基性化した食塩水及び酢酸エチル間に分配す
る。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮す
る。残渣をエタノールに溶解し、50℃に加熱し、そして
濃塩酸を加える。反応物を1.5時間撹拌し、次いで0℃
に冷却し、そして固体を濾過する。濾過物をメチルt−
ブチルエーテル中でスラリー化し、そして濾過して、産
物(20)をその二塩酸塩として得る。
【0437】実施例24: 3(R)−1−tertブチルジメチルシロキシ−3−ブタノー
ル(28) 150mLのジクロロメタン中の、3(R)−1,3−ブタンジ
オール(27)(29.3g、325mmol)及びイミダゾール(1
4.4g、211mmol)の溶液に、50mLのジクロロメタン中の
塩化tertブチルジメチルシリル(24.5g、162mmol)の
溶液を0℃で1時間にわたって加えた。反応物を更に15分
間撹拌し、次いで水で3回洗浄し、有機層を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、32.5gの物質
を得た。
ル(28) 150mLのジクロロメタン中の、3(R)−1,3−ブタンジ
オール(27)(29.3g、325mmol)及びイミダゾール(1
4.4g、211mmol)の溶液に、50mLのジクロロメタン中の
塩化tertブチルジメチルシリル(24.5g、162mmol)の
溶液を0℃で1時間にわたって加えた。反応物を更に15分
間撹拌し、次いで水で3回洗浄し、有機層を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、32.5gの物質
を得た。
【0438】実施例25: 3(R)−1−テトラブチルジメチルシロキシ−3−メシル
オキシブタン(29) 200mLのジクロロメタン中の、3(R)−1−tertブチルジ
メチルシロキシ−3−ブタノール(28)(20.5g、100mm
ol)及びトリエチルアミン(16.7mL、120mmol)の溶液
に、塩化メシル(8.5mL、110mmol)を0℃で加えた。反
応物を25℃に温め、そして1時間撹拌した。反応物を水
で3回洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、そして
真空中で濃縮して、27.7gの物質を得た。
オキシブタン(29) 200mLのジクロロメタン中の、3(R)−1−tertブチルジ
メチルシロキシ−3−ブタノール(28)(20.5g、100mm
ol)及びトリエチルアミン(16.7mL、120mmol)の溶液
に、塩化メシル(8.5mL、110mmol)を0℃で加えた。反
応物を25℃に温め、そして1時間撹拌した。反応物を水
で3回洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、そして
真空中で濃縮して、27.7gの物質を得た。
【0439】実施例26: 3−[1−[(1R)−3−tertブチルジメチルシロキシ−1
−メチルプロピル]−1H−イミダゾール−4−イル]−
ピリジン(30) 40mLのジメチルホルムアミド中の、3(R)−1−テトラ
ブチルジメチルシロキシ−3−メシルオキシブタン(2
9)(4.14g、14.7mmol)及び3−(1(3)H−イミダゾ
ール−4−イル)−ピリジン二塩酸塩(20)(3.52g、1
6mmol)の溶液に、2.0gの水素化ナトリウム(51mmol)
を加えた。反応物を80℃で18時間加熱した。反応物に塩
化tertブチルジメチルシリル(4.0g、26.4mmol)及び
イミダゾール(1.9g、27.9mmol)を加えた。反応物を
更に1時間撹拌し、次いで水でクエンチし、そして酢酸
エチル及び食塩水間に分配した。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、2.39gの物質を
得た。
−メチルプロピル]−1H−イミダゾール−4−イル]−
ピリジン(30) 40mLのジメチルホルムアミド中の、3(R)−1−テトラ
ブチルジメチルシロキシ−3−メシルオキシブタン(2
9)(4.14g、14.7mmol)及び3−(1(3)H−イミダゾ
ール−4−イル)−ピリジン二塩酸塩(20)(3.52g、1
6mmol)の溶液に、2.0gの水素化ナトリウム(51mmol)
を加えた。反応物を80℃で18時間加熱した。反応物に塩
化tertブチルジメチルシリル(4.0g、26.4mmol)及び
イミダゾール(1.9g、27.9mmol)を加えた。反応物を
更に1時間撹拌し、次いで水でクエンチし、そして酢酸
エチル及び食塩水間に分配した。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして真空中で濃縮して、2.39gの物質を
得た。
【0440】実施例27: 3−[1−[(1R)−3−ヒドロキシ−1−メチルプロピ
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(31) 4mLのテトラヒドロフラン中の、3−[1−[(1R)−3−
tertブチルジメチルシロキシ−1−メチルプロピル]−1
H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(30)(1.12
g、3.24mmol)の溶液に、4mLの1Mのフッ化テトラブチ
ルアンモニウムを加え、そして反応物を10分間撹拌し
た。エタノール中の塩酸を加え、続いてイソプロピルエ
ーテルを加えた。固体を濾過により収集し、そしてアセ
トニトリルから再結晶化して、0.51gの産物を得た。
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(31) 4mLのテトラヒドロフラン中の、3−[1−[(1R)−3−
tertブチルジメチルシロキシ−1−メチルプロピル]−1
H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(30)(1.12
g、3.24mmol)の溶液に、4mLの1Mのフッ化テトラブチ
ルアンモニウムを加え、そして反応物を10分間撹拌し
た。エタノール中の塩酸を加え、続いてイソプロピルエ
ーテルを加えた。固体を濾過により収集し、そしてアセ
トニトリルから再結晶化して、0.51gの産物を得た。
【0441】実施例28: ビス(1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−
(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチ
ル]−1,2−ヒドラジンジカルボン酸塩(32) 6mLのテトラヒドロフラン中の、3−[1−[(1R)−3−
tertブチルジメチルシロキシ−1−メチルプロピル]−1
H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(31)(0.42
g、1.7mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.
49g、1.9mmol)を加えた。溶液を0℃に冷却し、そして
アザジカルボン酸ジt−ブチル(0.43g、1.9mmol)を
加えた。反応物を25℃に温め、そして18時間撹拌した。
反応物を酢酸エチル及び水間に分配し、有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして溶媒を真空中で蒸発して、
1.89gの物質を得た。
(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチ
ル]−1,2−ヒドラジンジカルボン酸塩(32) 6mLのテトラヒドロフラン中の、3−[1−[(1R)−3−
tertブチルジメチルシロキシ−1−メチルプロピル]−1
H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(31)(0.42
g、1.7mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.
49g、1.9mmol)を加えた。溶液を0℃に冷却し、そして
アザジカルボン酸ジt−ブチル(0.43g、1.9mmol)を
加えた。反応物を25℃に温め、そして18時間撹拌した。
反応物を酢酸エチル及び水間に分配し、有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして溶媒を真空中で蒸発して、
1.89gの物質を得た。
【0442】実施例29: 3−[1−[(1R)−3−ヒドラジノ−1−メチルプロピ
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(16) メタノール中の、ビス(1,1−ジメチルエチル)1−
[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾ
ール−1−イル]ブチル]−1,2−ヒドラジンジカルボ
ン酸塩(32)の溶液に、6Nの塩酸を加えた。反応物を50
℃に加熱し、そして18時間撹拌した。
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(16) メタノール中の、ビス(1,1−ジメチルエチル)1−
[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾ
ール−1−イル]ブチル]−1,2−ヒドラジンジカルボ
ン酸塩(32)の溶液に、6Nの塩酸を加えた。反応物を50
℃に加熱し、そして18時間撹拌した。
【0443】実施例30: (1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−(3−
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
ヒドラゾン−2−カルボン酸塩(33) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(1mmol)を、1
0mLのHOAcに溶解し、そしてヒドラジンカルボン酸t−ブ
チル(1.1mmol)を加える。1時間後、反応物を25mLの
水中の25gの炭酸ナトリウム及び30mLのEtOAc中に注ぐ。
水層を除去し、有機物を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒を真空中で除去して、産物
(33)を得る。
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
ヒドラゾン−2−カルボン酸塩(33) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(1mmol)を、1
0mLのHOAcに溶解し、そしてヒドラジンカルボン酸t−ブ
チル(1.1mmol)を加える。1時間後、反応物を25mLの
水中の25gの炭酸ナトリウム及び30mLのEtOAc中に注ぐ。
水層を除去し、有機物を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒を真空中で除去して、産物
(33)を得る。
【0444】実施例31: (1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−(3−
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
−2−ヒドラジンカルボン酸塩(32) (1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−(3−
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
ヒドラゾン−2−カルボン酸塩(33)(1mmol)を、10mL
のHOAc中に溶解し、そしてNaHB(OAc)3(5mmol)を25
℃で加える。2時間後、反応物を水中の炭酸ナトリウム
及びEtOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物を食塩水で
洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を真空
中で除去して、産物(32)を得る。
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
−2−ヒドラジンカルボン酸塩(32) (1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−(3−
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
ヒドラゾン−2−カルボン酸塩(33)(1mmol)を、10mL
のHOAc中に溶解し、そしてNaHB(OAc)3(5mmol)を25
℃で加える。2時間後、反応物を水中の炭酸ナトリウム
及びEtOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物を食塩水で
洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を真空
中で除去して、産物(32)を得る。
【0445】実施例32: 3−[1−[(1R)−3−ヒドラジノ−1−メチルプロピ
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(16) メタノール中の(1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)
−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−
イル]ブチル]−2−ヒドラジンジカルボン酸塩(32)
の溶液に、6Nの塩酸を加える。反応物を50℃に加熱し、
そして18時間撹拌する。
ル]−1H−イミダゾール−4−イル]−ピリジン(16) メタノール中の(1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)
−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−
イル]ブチル]−2−ヒドラジンジカルボン酸塩(32)
の溶液に、6Nの塩酸を加える。反応物を50℃に加熱し、
そして18時間撹拌する。
【0446】実施例33: (1,1−ジメチルエチル)1−[(3R)−3−[4−(3−
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
−2−ヒドラジンカルボン酸塩(32) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(1mmol)を、1
0mLのHOAcに溶解し、そしてヒドラジンカルボン酸t−ブ
チル(1.1mmol)を加える。1時間後、NaHB(OAc)3(5
mmol)を25℃で加える。2時間後、反応物を水中の炭酸
ナトリウム及びEtOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物
を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を真空中で除去して、産物(32)を得る。
ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イル]ブチル]
−2−ヒドラジンカルボン酸塩(32) (R/S)−3−(4−ピリジン−3−イル−イミダゾール
−1−イル)−ブタン−1−アール(11)(1mmol)を、1
0mLのHOAcに溶解し、そしてヒドラジンカルボン酸t−ブ
チル(1.1mmol)を加える。1時間後、NaHB(OAc)3(5
mmol)を25℃で加える。2時間後、反応物を水中の炭酸
ナトリウム及びEtOAc中に注ぐ。水層を除去し、有機物
を食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を真空中で除去して、産物(32)を得る。
【0447】実施例34: (3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11R,13R,15R,15aR)
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 頭部撹拌機、温度検出器、及び窒素の入り口を備えた、
12Lの三つ首丸底フラスコに、314g(0.447mol)の
2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10)及び2.5Lの塩化メチレン、0.628L
の酢酸を入れた。透明な溶液に、292g(1.342mol、3.
0当量)の3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピ
リジン二塩酸塩を加えた。この黄色の懸濁物を室温で5
−10分間撹拌し、次いで42mL(0.505mol、1.13当量)
のクロトンアルデヒド(99%)を一度に入れた。この反
応物のスラリーを一晩中又は25時間を超える時間室温で
撹拌した。反応物を、(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11
R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキ
シ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチ
ル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−
イミダゾール−1−イル]ブチリジン]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(12)への転換について分析した。反
応物に758g(3.58mol、8.0当量)のナトリウムトリア
セトキシボロヒドリドを加え、温度を20−25℃に維持し
た。反応物を2−2.5時間撹拌した。反応物を10℃より
低く冷却し、そして2500mLの水道水でクエンチし、軽い
泡立ち及び温度上昇が起こった。内部温度を5−10℃に
冷却し、そして溶液を600gの水酸化ナトリウム粒を使用
して8.5−9.0に塩基性化し、内部温度は発熱により28
℃に上昇した。各層を分離し、そして有機層を食塩水で
洗浄した。有機層をコハク色の泡状固体になるまで真空
中で濃縮した。標題化合物の重量回収率は91%(367.3
g)であった。
−10−[[2−O−アセチル−3,4,6−トリデオキシ−3
−(ジメチルアミノ)−β−D−キシロ−ヘキソピラノ
シル]オキシ]−2H−オキサシクロテトラデシノ[4,3
−d]オキサゾール−2,6,14(1H,7H)−トリオン4−
エチルデカヒドロ−8−ヒドロキシ−11−メトキシ−3
a、7,9,11,13,15−ヘキサメチル−1−[[(3R)−
3−[4−(3−ピリジニル)−1H−イミダゾール−1−イ
ル]ブチル]アミノ]−14−O−メチルオキシム(13) 頭部撹拌機、温度検出器、及び窒素の入り口を備えた、
12Lの三つ首丸底フラスコに、314g(0.447mol)の
2’,4”−ビス−O−アセチル−9−デオキソ−9−メト
キシイミノ−11−デオキシ−11−ヒドラゾ−5−O−デソ
サミニル−6−O−メチルエリスロノリドA,11,12−カ
ルバミン酸塩(10)及び2.5Lの塩化メチレン、0.628L
の酢酸を入れた。透明な溶液に、292g(1.342mol、3.
0当量)の3−(1(3)H−イミダゾール−4−イル)−ピ
リジン二塩酸塩を加えた。この黄色の懸濁物を室温で5
−10分間撹拌し、次いで42mL(0.505mol、1.13当量)
のクロトンアルデヒド(99%)を一度に入れた。この反
応物のスラリーを一晩中又は25時間を超える時間室温で
撹拌した。反応物を、(3aS,4R,7R,8S,9S,10R,11
R,13R,15R,15aR)−10−[[2−O−アセチル−3,
4,6−トリデオキシ−3−(ジメチルアミノ)−β−D−
キシロ−ヘキソピラノシル]オキシ]−2H−オキサシク
ロテトラデシノ[4,3−d]オキサゾール−2,6,14(1
H,7H)−トリオン4−エチルデカヒドロ−8−ヒドロキ
シ−11−メトキシ−3a、7,9,11,13,15−ヘキサメチ
ル−1−[[(3R)−3−[4−(3−ピリジニル)−1H−
イミダゾール−1−イル]ブチリジン]アミノ]−14−O
−メチルオキシム(12)への転換について分析した。反
応物に758g(3.58mol、8.0当量)のナトリウムトリア
セトキシボロヒドリドを加え、温度を20−25℃に維持し
た。反応物を2−2.5時間撹拌した。反応物を10℃より
低く冷却し、そして2500mLの水道水でクエンチし、軽い
泡立ち及び温度上昇が起こった。内部温度を5−10℃に
冷却し、そして溶液を600gの水酸化ナトリウム粒を使用
して8.5−9.0に塩基性化し、内部温度は発熱により28
℃に上昇した。各層を分離し、そして有機層を食塩水で
洗浄した。有機層をコハク色の泡状固体になるまで真空
中で濃縮した。標題化合物の重量回収率は91%(367.3
g)であった。
【0448】実施例35:
【0449】
【化242】
【0450】14mLの酢酸の入った50mLのフラスコに、
1.24gの(26)及び2gの(25)の固体の混合物を加え
た。混合物を全ての固体が溶解するまで15分間撹拌し
た。次いで260mLのクロトンアルデヒドを一度に加え
た。添加時又は縮合反応中温度の上昇は観察されなかっ
た。3時間後の試験で、クロトンアルデヒドイミンがな
いことが示され、そして反応物に4.8gのナトリウムト
リアセトキシボロヒドリドを加えた。次いで混合物を室
温で2.5時間撹拌した。混合物を50mLの水で希釈し、そ
して30分間撹拌した。pHは約2と測定された。pHを約19m
Lの40%NaOH水溶液で9に調節した(内部温度は、最初の
NaOH添加の直後35℃まで上昇した。混合物を氷水浴で冷
却し、そして温度は、残りのpH調節中30℃未満に維持さ
れた)。
1.24gの(26)及び2gの(25)の固体の混合物を加え
た。混合物を全ての固体が溶解するまで15分間撹拌し
た。次いで260mLのクロトンアルデヒドを一度に加え
た。添加時又は縮合反応中温度の上昇は観察されなかっ
た。3時間後の試験で、クロトンアルデヒドイミンがな
いことが示され、そして反応物に4.8gのナトリウムト
リアセトキシボロヒドリドを加えた。次いで混合物を室
温で2.5時間撹拌した。混合物を50mLの水で希釈し、そ
して30分間撹拌した。pHは約2と測定された。pHを約19m
Lの40%NaOH水溶液で9に調節した(内部温度は、最初の
NaOH添加の直後35℃まで上昇した。混合物を氷水浴で冷
却し、そして温度は、残りのpH調節中30℃未満に維持さ
れた)。
【0451】次いで水層を塩化メチレンで2回抽出し
た。次いで塩化メチレンによる更なる抽出を行ったが、
しかし有機層は別に集められた。最初の2回の抽出物のT
LC分析に対する3回目は、3回目の抽出に産物が抽出され
ていないことを示した。最初の2回の抽出物を食塩水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発
して、2.53gの37及び38の粗混合物を淡黄色の固体とし
て得た。
た。次いで塩化メチレンによる更なる抽出を行ったが、
しかし有機層は別に集められた。最初の2回の抽出物のT
LC分析に対する3回目は、3回目の抽出に産物が抽出され
ていないことを示した。最初の2回の抽出物を食塩水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして蒸発
して、2.53gの37及び38の粗混合物を淡黄色の固体とし
て得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ウィリアム・マクローリン アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・セントラル・リサーチ (72)発明者 ウィリアム・トーマス・マクミレン アメリカ合衆国インディアナ州46032,フ ィッシャーズ,タイドウォーター・ドライ ブ 11665 (72)発明者 デーヴィッド・ハロルド・ブラウン・リピ ン アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・セントラル・リサーチ (72)発明者 ブライアン・クレメント・ヴァンダープラ ス アメリカ合衆国コネチカット州06340,グ ロトン,イースタン・ポイント・ロード, ファイザー・セントラル・リサーチ
Claims (29)
- 【請求項1】 下式の化合物の製造方法であって 【化1】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化2】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR5は、H又はC1〜C10ア
ルキルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O(C1〜C
10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10ア
リール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3
よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換
されていてもよい。]、 下式の化合物を求核試薬で処理してR6保護基を切断する
ことを含む、前記製造方法 【化3】 [式中:R1〜R5は、上で定義した通りであり;かつR
6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で置換されていてもよい。]。 - 【請求項2】 R6の切断が、炭酸ナトリウム、重炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、フッ化カリウム及び水酸化バリウムから選択さ
れる反応を促進するための塩基の添加を伴なう、水、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール及びtert−ブ
タノールから選択されるアルコール性溶媒中の加溶媒分
解の間に起こる、請求項1に記載された製造方法。 - 【請求項3】 式(14)の化合物が、Swern条件下での
下式の化合物の酸化によって製造される、請求項1に記
載された製造方法 【化4】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化5】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR5は、H又はC1〜C10ア
ルキルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O(C1〜C
10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10ア
リール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3
よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換
されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1
〜C18アルカノイルであり、このとき前記アルカノイル
のアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2か
ら選択されるヘテロ原子で置換されていてもよい。]。 - 【請求項4】 式(13)の化合物が、酸性の条件下での
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド及びナトリウム
シアノボロヒドリドから選択される金属水素化物還元剤
を用いる下式の化合物の還元によって製造される、請求
項3に記載された製造方法 【化6】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化7】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR5は、H又はC1〜C10ア
ルキルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O(C1〜C
10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10ア
リール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3
よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換
されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1
〜C18アルカノイルであり、このとき前記アルカノイル
のアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2か
ら選択されるヘテロ原子で置換されていてもよい。]。 - 【請求項5】 式(12)の化合物が、下式の化合物 【化8】 [式中:R2〜R4は、上記で定義された通りであり;かつ
C及びDは、一緒にオキソを形成するか、又はC及びDは、
独立にヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ又はC1〜C10アシ
ルオキシである。]の、 中性又は酸性の条件下での溶媒中の下式の化合物との反
応によって製造される、請求項4に記載された製造方法 【化9】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化10】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR5は、H又はC1〜C10ア
ルキルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O(C1〜C
10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10ア
リール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3
よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換
されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1
〜C18アルカノイルであり、このとき前記アルカノイル
のアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2か
ら選択されるヘテロ原子で置換されていてもよい。]。 - 【請求項6】 式(10)の化合物が、下式の化合物 【化11】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化12】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよい。]の、 約40℃〜150℃の温度における塩基を添加し又は添加し
ない条件下での極性溶媒中の遊離塩基又は酸付加塩とし
ての式 H2NOR5 [式中、R5は上記に定義した通りである。]の試薬との
反応によって製造される、請求項5に記載された製造方
法。 - 【請求項7】 式H2NOR5の化合物が、メトキシルアミン
塩酸塩である、請求項6に記載された製造方法。 - 【請求項8】 式(9)の化合物が、下式の化合物の、
約−25℃〜100℃の温度における極性溶媒中の酸との反
応によって製造される、請求項6に記載された製造方法 【化13】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化14】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化15】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化16】 (式中Xは、O又はSであり;Yは、O又はSであり;R30及
びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである
か、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを形成す
る。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成してもよく 【化17】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項9】 式(2)の化合物が、下式の化合物の、
不活性溶媒中のカルボニル供給源及び塩基との反応、そ
れに続くヒドラジンによる処理によって製造される、請
求項8に記載された製造方法 【化18】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化19】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化20】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化21】 (式中Xは、O又はSであり;かつYは、O又はSであり;か
つR30及びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリール
であるか、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを
形成する。);又はR8及びR9は、一緒にを形成してもよ
く 【化22】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項10】 カルボニル供給源が、カルボニルジイ
ミダゾール(CDI)、ホスゲン、トリホスゲン、カルボ
ニルビスベンゾトリアゾール、カルボニルビスヒドロキ
シベンゾトリアゾール及びカルボニルビス−1,2,4−
トリアゾールから選択される、請求項9に記載された製
造方法。 - 【請求項11】 反応が、下式の中間体の形成について
モニターされる、請求項9に記載された製造方法 【化23】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化24】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化25】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化26】 (式中Xは、O又はSであり;かつYは、O又はSであり;か
つR30及びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリール
であるか、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを
形成する。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成して
もよく 【化27】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールであり;かつXは、イミダゾール、1,2,
4−トリアゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール又は
ベンゾトリアゾールである。}。]。 - 【請求項12】 式(5)の中間体化合物が形成された
とき、約−78℃〜50℃の温度において反応物にヒドラジ
ン又はヒドラジン水和物を加える、請求項11に記載され
た製造方法。 - 【請求項13】 式(13)の化合物が、下式の化合物 【化28】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化29】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)
R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前記ア
ルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、
及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されていても
よい。]の、 約40℃〜150℃の温度における塩基を添加し又は添加し
ない条件下での極性溶媒中の遊離塩基又は酸付加塩とし
ての式 H2NOR5 [式中、R5は上記に定義した通りである。]の試薬との
反応によって製造される、請求項3に記載された製造方
法。 - 【請求項14】 式(19)の化合物を、メトキシルアミ
ン塩酸塩と反応させる、請求項13に記載された製造方
法。 - 【請求項15】 式(19)の化合物が、下式の化合物
の、約−25℃〜100℃の温度における極性溶媒中での酸
との反応によって製造される、請求項13に記載された製
造方法 【化30】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化31】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)
R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前記ア
ルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、
及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されていても
よく;かつR7は、下式のラジカルである 【化32】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化33】 (式中Xは、O又はSであり;Yは、O又はSであり;R30及
びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである
か、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを形成す
る。);又はR8及びR9は、一緒にを形成してもよく 【化34】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項16】 式(17)の化合物が、約0℃〜150℃の
温度における不活性溶媒中の下式の化合物 【化35】 の、約0℃〜150℃の温度における不活性溶媒中での下式
の化合物との反応によって製造される、請求項15に記載
された製造方法 【化36】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化37】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)
R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前記ア
ルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、
及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されていても
よく;かつR7は、下式のラジカルである 【化38】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化39】 (式中Xは、O又はSであり;かつYは、O又はSであり;か
つR30及びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリール
であるか、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを
形成する。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成して
もよく 【化40】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールであり;かつXは、イミダゾール、1,2,
4−トリアゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール、又
はベンゾトリアゾールである。}。]。 - 【請求項17】 下式の化合物の製造方法であって 【化41】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化42】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR5は、H又はC1〜C10ア
ルキルであり、このとき前記アルキルの1〜3個の炭素は
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよく、かつ前記アルキル基は、−C(O)O(C1〜C
10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイ
ル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10ア
リール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の
整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3
よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換
されていてもよい。]、下式の化合物をSwern条件下で
酸化することを含む、前記製造方法 【化43】 [式中:R1〜R5は、上記に定義した通りであり;かつR6
は、Hである。]。 - 【請求項18】 (a)ジメチルスルホキシドを、塩化
オキサリル、無水トリフルオロ酢酸、塩化スルフリル及
び塩化チオニルから選択される活性化剤で活性化し、引
き続きジクロロメタン、ジクロロエタン及びテトラクロ
ロエタンから選択される不活性溶媒中、式(13)の化合
物を加え;そして(b)約5分〜24時間経過後に約−80℃
〜50℃の温度においてトリアルキルアミン塩基を加え
る、請求項17に記載された製造方法。 - 【請求項19】 下式の化合物 【化44】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化45】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであるが、但しR1が−
CH2CH3であるとき、R2及びR3の双方ともにはHでなく;
かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10
員の複素環であり、このとき前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキ
シ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10ア
ルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される
1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつR5は、H
又はC1〜C10アルキルであり、このとき前記アルキルの1
〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で置換されていてもよく、かつ前記アルキル基は、−C
(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜
C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素
環、C6〜C10アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)
及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の
置換基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C
(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前
記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよい。]。 - 【請求項20】 下式の化合物 【化46】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化47】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであるが、但しR1が−
CH2CH3であるとき、R2及びR3の双方ともにはHでなく;
かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10
員の複素環であり、このとき前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキ
シ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10ア
ルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される
1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつR5は、H
又はC1〜C10アルキルであり、このとき前記アルキルの1
〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で置換されていてもよく、かつ前記アルキル基は、−C
(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜
C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素
環、C6〜C10アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)
及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の
置換基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C
(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前
記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよい。]。 - 【請求項21】 下式の化合物 【化48】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化49】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであるが、但しR1が−
CH2CH3であるとき、R2及びR3の双方ともにはHでなく;
かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10
員の複素環であり、このとき前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキ
シ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10ア
ルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される
1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつR5は、H
又はC1〜C10アルキルであり、このとき前記アルキルの1
〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で置換されていてもよく、かつ前記アルキル基は、−C
(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜
C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素
環、C6〜C10アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが
0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)
及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の
置換基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C
(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前
記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、
O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されて
いてもよい。]。 - 【請求項22】 下式の化合物 【化50】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化51】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であるが、但しR1は−CH2CH3ではな
く;かつそれぞれのR2及びR3は、独立にH又はC1〜C6ア
ルキルであり;かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10ア
リール又は5〜10員の複素環であり、このとき前記アリ
ール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、
C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニト
ロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C
10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S
(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3よりなる群か
ら独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていても
よく;かつR5は、H又はC1〜C10アルキルであり、このと
き前記アルキルの1〜3個の炭素はO、S、及びNR2から選
択されるヘテロ原子で置換されていてもよく、かつ前記
アルキル基は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C
10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、
シアノ、5〜10員複素環、C6〜C10アリール、C1〜C10ア
ルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)
n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立
に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルで
あり、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又
は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原
子で置換されていてもよい。]。 - 【請求項23】 下式の化合物 【化52】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化53】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であるが、但しR1は−CH2CH3ではな
く;かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5
〜10員の複素環であり、このとき前記アリール及び複素
環基は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アル
コキシ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シア
ノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキ
ル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C
1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選
択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
R6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子
で置換されていてもよい。]。 - 【請求項24】 下式の化合物 【化54】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化55】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化56】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよいが、但しR1が−CH2CH3であるとき、
R7は下式のラジカルではなく 【化57】 (式中、R13は水素、C(O)R4、−OSi(R10)3、C1〜C
10アルキル又はC1〜C18アルカノイルであり、前記アル
キル又はアルカノイルのアルキル部分の1若しくは2個の
炭素は、O、S及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換
されていてもよい。);又はR8及びR9は、一緒に下式を
形成してもよく 【化58】 (式中Xは、O又はSであり;かつYは、O又はSであり;か
つR30及びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリール
であるか、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを
形成する。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成して
もよく 【化59】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項25】 下式の化合物 【化60】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化61】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化62】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよいが、但しR1が−CH2CH3であるとき、
R7は下式のラジカルではなく 【化63】 (式中、R13は水素、C(O)R4、−OSi(R10)3、C1〜C
10アルキル又はC1〜C18アルカノイルであり、前記アル
キル又はアルカノイルのアルキル部分の1若しくは2個の
炭素は、O、S及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換
されていてもよい。);又はR8及びR9は、一緒に下式を
形成してもよく 【化64】 (式中Xは、O又はSであり;Yは、O又はSであり;R30及
びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである
か、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを形成す
る。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成してもよく 【化65】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項26】 下式の化合物 【化66】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化67】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであるが、但しR1が−
CH2CH3であるとき、R2及びR3の双方ともにはHでなく;
かつそれぞれのR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10
員の複素環であり、このとき前記アリール及び複素環基
は、−C(O)O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキ
シ、C1〜C10アルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜
10員複素環、C6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR
2R3、nが0〜2の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10ア
ルキル)及びSO2NR2R3よりなる群から独立に選択される
1〜3個の置換基で置換されていてもよく;かつR6は、
H、−C(O)R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、この
とき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素
は、O、S、及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換さ
れていてもよい。]。 - 【請求項27】 下式の化合物 【化68】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化69】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR2及びR
3は、独立にH又はC1〜C6アルキルであり;かつそれぞれ
のR4は、独立にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環で
あり、このとき前記アリール及び複素環基は、−C(O)
O(C1〜C10アルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ア
ルカノイル、ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C
6〜C1 0アリール、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2
の範囲の整数である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及び
SO2NR2R3よりなる群から独立に選択される1〜3個の置換
基で置換されていてもよく;かつR6は、H、−C(O)
R4、又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき前記ア
ルカノイルのアルキル部分の1又は2個の炭素は、O、S、
及びNR2から選択されるヘテロ原子で置換されていても
よく;かつR7は、下式のラジカルであるが 【化70】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化71】 (式中Xは、O又はSであり;Yは、O又はSであり;R30及
びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである
か、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを形成す
る。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成してもよく 【化72】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}、但しR1が−CH2CH3であると
き、並びにR1及びR2がそれぞれ独立にHであるとき、R7
は、下式のラジカルではない 【化73】 {式中、R13は水素、C(O)R4、−OSi(R10)3、C1〜C
10アルキル又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき
前記アルキル又はアルカノイルのアルキル部分の1若し
くは2個の炭素は、O、S及びNR2から選択されるヘテロ原
子で置換されていてもよい。}。]。 - 【請求項28】 下式の化合物 【化74】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化75】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルである 【化76】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよいが、但しR1が−CH2CH3のとき、R7は
下式のラジカルではなく 【化77】 {式中、R13は、水素、C(O)R4、−OSi(R10)3、C1〜
C10アルキル又はC1〜C 18アルカノイルであり、このとき
前記アルキル又はアルカノイルのアルキル部分の1若し
くは2個の炭素は、O、S及びNR2から選択されるヘテロ原
子で置換されていてもよい。};又はR8及びR9は、一緒
に下式を形成してもよく 【化78】 (式中Xは、O又はSであり;かつYは、O又はSであり;か
つR30及びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリール
であるか、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを
形成する。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成して
もよく 【化79】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールである。}。]。 - 【請求項29】 下式の化合物 【化80】 [式中:R1は、いずれもが1〜3個のヒドロキシル基で置
換されていてもよい、アルファ位分枝C3〜C8アルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル又はアル
キルチオアルキル基;アルキル基がアルファ位分枝C2〜
C5アルキル基である、C5〜C8シクロアルキルアルキル
基;いずれもがメチルで若しくはヒドロキシ、C1〜C4ア
ルキル及びハロから独立に選択される1〜3個の基で置換
されていてもよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シ
クロアルケニル基;又は、飽和又は完全若しくは一部不
飽和であってもよく、かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基又
はハロゲン原子で置換されていてもよい、3〜6員の酸素
又は硫黄を含む複素環であるか;又はR1は、C1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基、C1〜C4アルキルチオ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、トリフルオロメチル及
びシアノから独立に選択される1〜3個の基で置換されて
いてもよい、フェニルであるか;又はR1は、以下に示す
式(a) 【化81】 {式中、X1は、O、S又は−CH2−であり、a、b、c、及び
dはそれぞれ独立に0〜2の範囲の整数から選択され、か
つa+b+c+d≦5である。}であってもよく;又はR
1は、CH2R24{式中、R24は、H、C1〜C8アルキル、C2〜C
8アルケニル、C2〜C8アルキニル、アルコキシアルキル
又はアルキルチオアルキルであって、それぞれのアルキ
ル、アルキルチオ又はアルコキシ基は1〜6個の炭素原子
を含み、このとき前記アルキル、アルコキシ、アルケニ
ル又はアルキニル基のいずれもが1〜3個のヒドロキシル
基若しくは1〜3個のハロゲン原子によって置換されてい
てもよいもの;いずれもがメチルで若しくは1〜3個のC1
〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよい、C3〜C8シクロアルキル又はC5〜C8シクロアルケ
ニル;飽和又は完全若しくは一部不飽和あってもよく、
かつ1〜3個のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよい、3〜6員の酸素又は硫黄を含む複
素環;又は、式SR23の基(式中、R23は、C1〜C8アルキ
ル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シク
ロアルキル、C5〜C8シクロアルケニル、フェニル又は置
換されたフェニルであって、このとき該置換基は、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ、又は飽和若しく
は完全若しくは一部不飽和であってもよく、かつ1〜3個
のC1〜C4アルキル基若しくはハロゲン原子で置換されて
いてもよい、3〜6員の酸素若しくは硫黄を含む複素環で
ある。)である。}であり;かつそれぞれのR4は、独立
にC6〜C10アリール又は5〜10員の複素環であり、このと
き前記アリール及び複素環基は、−C(O)O(C1〜C10ア
ルキル)、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルカノイル、
ハロ、ニトロ、シアノ、5〜10員複素環、C6〜C1 0アリー
ル、C1〜C10アルキル、−NR2R3、nが0〜2の範囲の整数
である−S(O)n(C1〜C10アルキル)及びSO2NR2R3より
なる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換され
ていてもよく;かつR6は、H、−C(O)R4、又はC1〜C18
アルカノイルであり、このとき前記アルカノイルのアル
キル部分の1又は2個の炭素は、O、S、及びNR2から選択
されるヘテロ原子で置換されていてもよく;かつR7は、
下式のラジカルであるが 【化82】 {式中、それぞれのR8及びR9は、独立に水素、ヒドロキ
シ,C1〜C6アルコキシ、−OC(O)R4、−OC(O)NHN
H2、−OSi(R10)3又はC1〜C18O−アルカノイルであ
り、このとき前記アルカノイルのアルキル部分の1又は2
個の炭素はO、S及びNR 2から選択されるヘテロ原子で置
換されていてもよく;又はR8及びR9は、一緒に下式を形
成してもよく 【化83】 (式中Xは、O又はSであり;Yは、O又はSであり;R30及
びR31は、H、C1〜C6アルキル、C6〜C10アリールである
か、又はR30及びR31は、一緒に=O若しくは=Sを形成す
る。);又はR8及びR9は、一緒に下式を形成してもよく 【化84】 ;かつそれぞれのR10は、独立にC1〜C10アルキル又はC6
〜C10アリールであり;かつXは、イミダゾール、1,2,
4−トリアゾール、ヒドロキシベンゾトリアゾール又は
ベンゾトリアゾールである。}、但し、R1が−CH2CH3で
あり、かつR7が下式のラジカルであるとき 【化85】 {式中、R13は水素、C(O)R4、−OSi(R10)3、C1〜C
10アルキル又はC1〜C18アルカノイルであり、このとき
前記アルキル又はアルカノイルのアルキル部分の1若し
くは2個の炭素は、O、S及びNR2から選択されるヘテロ原
子で置換されていてもよい。}、Xはイミダゾールでは
ない。]。
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